民族や体の特徴など、いかんせんともしがたいハンディを人は抱えている。
そのことを私は否定する必要はないと思っている。私自身が発達障がい当事者だからだ。それを受け入れてからだいぶ居直るようになり、いじめ(ハラスメント)加害者や傍観者どもを追い払った決断が正しかったことを確信できるようになった。
ようやく自分らしい道を徐々につかみ始めているような気がする。
違うことを否定し、同化を求める今の社会の在り方はおかしい。それを人は差別主義、レイシズムというのだ。女性は女性らしく生きろというのではなく、その人の個性を認めるのも一つの生き方である。
これは、過去のエントリーから引用する。そして、考えてほしい。このままでいいのかと。
2011年12月26日
自立論
マザコンという言葉がある。
この言葉、一般的にはウィキペディアによるとこうなのである。
マザーコンプレックスとは、母親に対して子供が強い愛着・執着を持つ状態を指す。なお、これは正確な心理学用語ではなく和製英語の俗語である。俗にマザコンとも略され、この場合、母親に強い愛着・執着を持つ子供のことも指すことがある。
このマザコンで代表的なのは鳩山由紀夫であるのだが、この鳩山を見事に批判したのが旧友で作家の石川好氏である。マザコンをマザーコントロールであると佐高信氏との対論で皮肉たっぷりに鳩山兄弟の母親である安子への依存度を喝破している。しかも、由紀夫をユッキー、邦夫をクーニーと呼ぶ幼児ぶり。
だが、そんな事で驚いていたら心臓がいくらあっても足りない。世の中にゾッとするストーカーまがいの親がいることを教えてくれたブログがある。
以前、アメーバブログで読者になっていただいた占い師のあらたさんという方がいる。その方のブログ｢占い師さんのおたわごと｣のGreed(2008年5月7日-2008年6月1日まで)というコラムで実に戦慄すべき親が出てきた。とにかく落ち着いて聞いて欲しい。
子供連れの女性がある男性に恋をしたのだが、その彼の親が今で言う、モンスターペアレンツで異性交際を不当に切り裂き、勤務先も徹底的に監視する恐ろしさ。年上であることをねちねちといじめたて、しかもGPS付きの携帯電話を無理やり息子に押し付けて電源を切っていたら怒鳴りつける有様。そして二人が別の家に逃げ込んだら様々な手段でストーキングして拉致同然で連れ戻す悪劣ぶり。挙句の果てには会社に乗り込んで怒鳴り込んできて大暴れして、連日続けたために会社に居れなくさせて、彼を辞職に追い込ませた。その結果は彼が引きこもりになってしまうことになった。
注目すべきは、彼の生育環境にある。明らかに親が過剰に介入した結果、年上の女性に何もかも依存する自立できない男になってしまっていたことは問題だ。「辞めさせられるんだったら、家にいたらいいじゃないか。お前一人ぐらいなら、私たちが養ってあげれるのだから」とまで放言する有様にはそれこそ私はぎょっとする。
その女性はひょんなことから彼氏を見つけているそうだ。きっと幸せになっていることだろう。しかし、私は同時にマザーコントロールの恐ろしさを指摘したい。ある程度の時期から親と子供は自立していかねばならない。引きこもりの場合、社会復帰にはかなり時間がかかる。そうなれば、親の意識改革は絶対に回避できない。これは精神医学を知っている者なら常識の範疇である。
更にこの症状が悪化した場合、発達障がいのように犯罪へと発展しかねない。私はこのことで何度も指摘してきたが、社会の動きは鈍感である。昼と夜が逆転した生活ならまだしも、家庭内暴力、それにたまりかねて殺人事件を起こすケースが後を絶たない。それでいいのだろうか。例えば去年愛知県豊川市で起きた一家5人殺傷事件。原因は15年間引き篭っていた30歳の男性がインターネットを巡るトラブルからだった。この種のトラブルは世の中にある。
だが、このことを単に世の中のせいにして自分たちに責任がないと済ませてはいけない。以前から私は正規雇用を増やし、サービス残業も含めて残業を禁止し、それだけユニクロのように地域限定正社員制度を導入すべきだと指摘してきた。
あるサイトではユニクロのこの制度で年収は準社員のころより一～三割上がり、月給制で、ボーナスや病気休暇の際の賃金保障もある。職場でも気持ちに余裕ができ、店全体を見て働けるようになり、同僚と結婚した準社員の話を取り上げている。それだけ、広島電鉄のように契約社員を全員正社員にした結果ベテランの給料が3割削減されたがそれはそれで受け入れなければならない(痛みは全員で共有することが義務だからだ)。
そうして雇用を増やす一方で、平等な税制を実現すべきである。それは消費税ではない、富裕層向けのセレブ税である。法人税が不当に安くなっている現状を我々は放置してはいけない。そのことについては日本共産党が指摘しており、過去にさかのぼり是正すべきなのである。
URL：http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-06-26/2010062601_01_1.html
そうして、ひとりでも経済面での自立を促す一方、精神面での自立支援を図る必要がある。それは個々の自覚が第一なのだが、単にそれだけにとどめてはいけない。某お笑い芸人の｢そんなの関係ねぇ!!｣じゃすまされないのだ。それには、私達がそっと見守るという態度を示すことだ。
無論、そこには厳しい姿勢も同時に欠かせない。どうやって折り合いをつけるかなのだ。
http://ameblo.jp/uranai-arata
2012年03月04日
理念・信条は時代によって変わりうる
今回はアメブロ旧ブログ時代の記事を引用する。
信念を持って語ったのか（小野哲）
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2010-01-13 14:53:02
元光GENJIの赤坂晃がまた違法薬物を服用した容疑で逮捕された。
前回執行猶予付きの判決をもらった際には「介護福祉へと進みたい」と言っていたようだが、その後ホームヘルパー2級の資格を取ったものの生活苦から東京都内にバーを開業していたようだ。
私は執行猶予付きの罪人を「さん」とは呼ばない、保護観察囚という。どんなに酒井法子が「福祉へと進みたい」と言っても、自らの身も心も引き裂くような壮絶な覚悟がない限り彼女は社会から信用を得られない。それに、執行猶予というのはある種の保護観察囚としての監視下にあるのだ。中には口先だけ反省の赤須政夫（水戸パッケージ暴行事件の主犯）のような大愚か者もいるのである。
罪を犯した以上、身を以て自らを厳しく裁くべきで、甘ったれた意識で罪を受け止めている限り、歪んだ過去は絶てない。赤須は執行猶予付きの事実上無罪判決を受けた後は虐待被害者への謝罪の年は全くないことが露わになっているようだ（虐待被害者支援のホームページによると）。ただし、支援者の意見だけでは決められない側面もある。
自らを厳しく律しないのなら、その人は一生そのまま充実したとは言えない生き様を迎えることになる。
合成麻薬にすっかりおぼれている某俳優に亡くなった女性の遺族は「本当のことを話せ」とほざいているようだが、今まで判明した事実から見て私から言わせてもらうと結果として服用した結果死んだのであって、断らなかったのが悪い。警察に通報するなりしてきちんと戦えば良かったのにそれをしなかったのだから、結局は自業自得でしかない。
遺族はきちんと事実を受け止めるべきだ。彼らがもし、違法薬物の撲滅に立ち上がるというのなら私たちはその決心に答えねばならない。私達ははっきり言わせてもらう。元俳優の罪は重い。
無知の大安売り（小野哲）
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2010-07-11 07:29:08
2008年03月22日
【テレビ】「おバカタレント」で視聴率を稼ぐ低俗クイズ番組・・・どこまで視聴者をナメきっているのか 日刊現代
どこまで視聴者をナメきっているのか。
見るに堪えないＴＶ番組が氾濫している。どのチャンネルをつけても似たような番組が並び、同じタレントの使いまわしが横行する。
「ねぇ、おバカ知らない？」
コレ、タレント事務所の最近の合言葉らしい。
フジテレビの人気クイズ番組「クイズ！ヘキサゴンⅠⅠ」で“おバカ”タレントが大ブレーク。スザンヌ、木下優樹菜、里田まいの３人が「恋のヘキサゴン」というＣＤをリリースするなど、おバカの価値が上昇しているのだ。
「昔は、グラビアアイドルが一生懸命知性をアピールしたものだが、今は機転の利くバカが売りになる」（タレント事務所関係者）
この「ヘキサゴン」。知らない読者のために説明すると、バカの度合いを競って嘲笑する番組で、決して知識を競う番組ではない。例えば、「アナウンスクイズ」では、タレントにアナウンサー原稿のような問題文を読ませ、読み間違えを笑う。ある日の放送では、「デジタルの反対はオートマ」とか、「藤原鎌足（かまたり）、定家（さだいえ）、道長（みちなが）」のことを「『かまあし』『ていけ』『どうみち』」とやってのけた。当人らは間違いを恥ずかしがることもなく、むしろ大声でアピールする。その方が注目度が高まるからだ。
別のクイズ番組、これもフジテレビなのだが、「ネプリーグ」では、ＣＭ前に〈キャスター軍団が恥と無知をお伝えします〉という告知スーパーまで出た。こういったクイズ番組の高視聴率に気をよくしたフジは、４月改編で火曜を除く午後７時台をクイズ帯にする。他局もクイズ番組には積極的だ。フジの編成部長は、「テレビの原点に立ち戻り、親子３代で楽しめる番組を作りたい」
と語ったそうだが、「親子３代を無知にする番組」の間違いじゃないか。
立教大学の服部孝章教授（メディア論）はこう話す。
「ＤＳ（任天堂）の漢字検定の方が、よっぽど考えさせる。今のクイズ番組は底が浅い。『知らないことは恥ずかしい』という、子供たちのための反面教師ではなくなってしまった。知の劣化です」
ソース：http://gendai.net/?m=list&g=syakai&c=020&s=263 (ただしすでにリンク切れとなっています)
まずはWikipedia日本語から、おバカタレントについての意味を引用させてもらう。
おバカタレントとは、自らの知識の薄さからテレビのクイズ番組等で珍解答や不規則な発言を披露する一方で、そのことがタレントとしてブレイクしていくきっかけとなっていった芸能人を指す。略称はバカタレ。
2007年、『クイズ!ヘキサゴンII』に出演し、珍回答で有名になったつるの剛士、上地雄輔、野久保直樹、里田まい、木下優樹菜、スザンヌが番組内で「おバカタレント」と婉曲的に呼ばれるようになり、名前そのものも定着するようになった。
男性3名は羞恥心、女性3名はPabo（6人合わせてアラジン）としてCDデビューを果たしヒットした。そして「クイズ!ヘキサゴンII」以外にもレギュラー番組を多数抱える人気タレントとなった。
この前、その「クイズヘキサゴン」を見たが、あまりのひどさに開いた口が塞がらなかった。高校生を含めた出場者のほとんどがボケをしでかし、クイズとは思えない最悪の出来栄えである。これにもし浅田真央が出るなら、もう重症だといわざるを得ない(もっとも浅田もそこまでバカじゃないから出演は考えにくいが)。
そんな無知の大安売りをする連中を相手にするなら、植草一秀氏のブログを見ていたほうが数段いい。テレビに私は不満で、今の大企業はこのままならテレビ離れを起こす可能性が濃厚だ。そんなおバカな連中を食わせるよりは、派遣・請負労働者や非正規雇用労働者を正規雇用労働者に切り替えればニュースを通じてコマーシャルになるからだ。
元木大介なる「元プロ野球選手」など、もはや無惨である。おバカをしてないと売れないタレントでしか彼は存在意義がないのだろう。テレビ業界には、残念ながら「アホの壁」がそびえ立つ。養老孟司という東京大学名誉教授が書いた『バカの壁』（新潮新書、2003年）よりも重症極まりない代物である。視聴率のためなら「AKB48が売れてるぞ」となればすぐ飛びつく、いわば最初から個性や信念がないのでおまぬけな事ばかりする。
しかも放送業界は政治家とも結び付くなどして、重症の場合は内閣官房機密費まで堂々と受け取る始末だから、閉鎖的かつ腐敗した社会である。だから、植草氏の痴漢冤罪が明らかだったのに犯人扱いする報道を垂れ流した。そこには違いを恐れ、個性を否定する社会が広がっている。それで失敗したのがユーゴスラビアだった。チトーの独裁は一時期宗教紛争などを押さえ込んだが、文化の違いを認めないから紛争になった。一元的な価値観を絶対化させても、後で大きな火の粉は避けられない。
テレビは今こそ、異端になるべきだ。ヒントはNHKの「ブラタモリ」やテレビ東京の「空から日本をみてみよう」である。異端故に面白いのだ。おバカしてれば売れると安易に考えているなら、甘い認識だ。例えばmisonoなんか本業は売れていないし、辻希美なんかは杉浦太陽をパクリと自分のものにした。結局、確たる己を知らないから周囲に振り回されているのではないか。
今回参照させていただきましたサイトです。ありがとうございます。
http://www6.plala.or.jp/Djehuti/301.htm
1 ■香田晋
高尚な教養と言われることを「知らなくて何が悪い」と開き直り笑いをとるなら、権威への反抗という意義があると思いますよ。
しかし「ヘキサゴン」は間違えたことを嘲るので品が悪いと言われてますし、それでは権威に媚びて人を見下していると言えますね。
その番組に出演したことがきっかけで、歌手の香田晋が離婚に追い込まれたことを聞いたことあると思います。
彼はたまたま出演したら珍回答が受け人気となったけど、それを維持するため無理して明るく騒ぎ続けたため、帰宅してから一気に疲れが出て、些細なことで怒鳴ったりするようになり、妻からやっていけないと言われてしまった。そして離婚し、子供は妻の母親が面倒を見ることに。
これというのも、音楽業界が不況で、とくに彼のような演歌系の歌手は厳しく、だから不本意でも、収入と宣伝になるからと出演し続けてしまったそうですね。
これは出演者も、製作者も、同じ思いのはずです。
つまり、道徳を無視していると批判をいくらしても、背景には不景気と生活苦があるのだから、個人の良識に期待しても限界がある、ということです。そこが問題です。
井上静 2010-07-11 22:26:53
メディアは信念や理念を金と引き換えに捨て去ったので私は期待していないが、私はこのようにコメントをさせていただいた。
真面目にやることが疎まれる歪み（小野哲）
テーマ：ブログ
2010-07-23 20:36:19
井上静様より「無知の大安売り」でコメントがありました。
この事で今回はそのことも含めてコラム形式でお答えさせていただきます。大分時系列が離れてしまった為に今回コメントで追加させていただきます。遅くなり、申し訳ありません。
香田晋という歌手がボケをやり続けた結果離婚したとは初めて聞きました。信じられませんし、それが本当なら絶句ですね。そもそも、インターネットが発達したわけで検索能力を持てば自ら求める情報をある程度は入手できるわけです。それをいかに自己消化し、自らの知識に変えていくかなんですね。それが出来るか出来ないかの違いは、ビックブラザーに振り回されるか否かの違いに繋がると思います。
テレビの劣化の原因はきちんとした思想による本物の番組が減ったことにあります。本物にはそれなりに時間がかかるわけで、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」も時間をかけてつくった形式で、金もそれだけかかります(この手法はNHKだからこそだと思います)。テレビ局はデジタル化に多額の費用をかけており、例えばテレビ朝日の「報道ステーション」の古舘伊知朗も降板の噂があるほどです(東京スポーツの報道で、現に「ワイド!スクランブル」では大和田貘が降板しています)。局アナウンサーをアイドル化させるのも、目先のコストを抑える狙いがあります。ですが、テレビの必要性を我々は問い掛けねばなりませんね。昔に帰って朝5時半から真夜中の12時までに放送時間を短縮して、それだけ質を向上させるべきです。
私は地方百貨店コラムを書いていますが、狙いは地方の人達にも「俺達の周りにもこんな文化があったんだ」と堂々と語れるようになってくれればということです。テレビ制作者は視聴率とコマーシャルに縛られ、目先のコストを抑えることばかりこだわった結果、視聴者離れをかえって招き、YouTubeなどへの流出に拍車をかけています。芸人は本来、河原コジキ(これは不適切な言い方ですが)だったんです。芸を売ってその日の生計を立てていたわけです。それゆえに「売る芸はあっても身は売らぬ」という誇りがありました。
今は「さあ火事だ 婆さん縛って さあ逃げろ」「犯されて 初めて知った 女の喜び」など悪質な俳句もどきを垂れ流した北野武のような下品な輩が大手を振って歩いている有様で、振り込め詐欺をやらかした小室哲哉に至ってはいつの間にか森高千里さんの「ハエ男」を地で行くように北乃きぃやSMAPにまで取り入ってプロデュースする始末です。普通なら執行猶予中は謹慎すべきなのに、いい加減にしてもらいたいですね。それをテレビ局は売れればよしとするんですから重症ですね。私は口先だけ反省の小室に失望してボイコット運動をしていますので、「復帰後」の作品についてはプロデュースを倉木麻衣さんが受けた場合も問答無用で全面ボイコットさせていただきます。また、近々テレビ朝日及び朝日放送に問い合わせのメールを出して軽率な行為に牽制をかけるように務めます。
ボケにもある意味反骨という信念があるなら許されますが、今やそれが雑になっている印象が否めません(まだしも「嫌々ながらもゴマスリ文化を皮肉った」スーダラ節の植木等さんならわかりますが、今のテレビはそうじゃないんですから)。
結局は真面目にやることが疎まれる歪み。これが今のテレビ局にしみついていますし、ラジオ局では見えていないだけもっとひどいですよ。文化放送でかつて放送されていた「斎藤一美のトンカツワイド」では会社の命令で司会のアナウンサーの髪型が指定されていたほか、放送禁止用語が飛び交うわ、篠原涼子相手に下腹部を見せる特集もしでかすなど、公序良俗に違反しまくっていました。見えていないからなんでもやっていい筈がないと私は思います。こんな下品なコンテンツ、海外に売れますか？
今後、このままならまずYouTubeなどへの視聴者の流出は阻止できないでしょう。クラシックについて言えば、パブリックドメインクラシックというサイトがあります。また青空文庫がipadなどへの対応で今後パワーアップすれば、通常のメディア産業は事業の見直しを迫られる事になります。更にコミックが事実上地下で無断デジタル化され、無料でダウンロードできる有様です。
演歌というジャンルが全体像として売れない一方で、坂本冬美さんの「また君に恋してる」のビックヒットがあるわけです。どんな曲にも言えますが、演歌が受け手にどれだけ共感できる曲を発するかが、今後の生き残りの鍵と言えるでしょう。文化はマニアのものじゃないんですね。
また、愛国心はあくまでも一個人の信条の問題に過ぎない。
コメント回答・不幸を語れるならば（小野哲）
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2010-06-28 05:11:33
まず、最初に井上静様からコメントをいただきました。
三島由紀夫の言葉を確認させていただきました。こういう発言だったそうですね。
実は私は「愛国心」といふ言葉があまり好きではない。
何となく、「愛妻家」といふ言葉に似た、背中のゾッとするやうな感じを覚える。この、好かない、といふ意味は、一部の神経質な人たちが愛国心といふ言葉から感じる政治的アレルギーの症状とは、また少しちがつてゐる。
ただ何となく虫が好かず、さういう言葉には、できることならソッポを向いてゐたいのである。この言葉には官製のにほひがする。また、言葉としての由緒ややさしさがない。どことなく押しつけがましい。
反感を買ふのももつともだと思はれるものが、その底に揺洩してゐる。
1968年1月8日「朝日新聞」より
なるほど、納得するものを感じますね。そのほかに新右翼として知られる鈴木邦男氏もマガジン9条というウェブサイトでこう指摘しています。
そもそも、愛国心なんていうのは精神の問題なんだから、「俺は愛国心がある、おまえはないだろう」とか比べること自体が不毛だと思うんですよ。僕が学生運動をやっていたときも、「俺が一番国のことを愛してる」とか、「天皇のためならいつでも死ねる、おまえにはそんな根性ないだろう」とか、そんな論争があったけど、結局声の大きい奴、しつこい奴が勝っていただけ。しかも、そうやって大きな声をあげていた奴らは、みんなとっくに運動をやめちゃいましたからね。愛国心なんて、誰かが測れるものじゃないんですよ。
なるほど、納得ですね。ネット極右はみんなこの言葉に射ぬかれていますね。最近私に喧嘩を売ってきた荒らし投稿者のブログを見ましたが、味気無い言葉ばかり並び立てていて、信念がないんですね。インターネットホットラインセンターに通報してフィルタリング対象にするようにしっかり制裁を与えておきましたけど、最後はチャールズ・スペンサー・チャップリンの言葉で締めましょう。
私は祖国を愛している。だが、祖国を愛せよと言われたら、私は遠慮なく祖国から出てゆく。
愛国心は大きい声をあげていれば示せるもんじゃないんですよね。あくまでもその態度なんです。日の丸・君が代次官と言われた高石某がリクルートコスモスの未公開株式を賄賂として受け取っていたことが暴かれた際に彼は「妻が受け取った」と嘘をついていました。
ですから、私は愛国心を口にしまくる輩は信用しません。信用すれば、振り込め詐欺を信じるに等しいわけですから。
さて、今回のコラムに入ろう。
・もしある人が自分の不幸な出来事について話したら、そこにはなにか楽しんでいるものがあると思って差し支えない。なぜならば、本当にみじめさだけしかないとしたら、その人はそんなことを口にしないだろうから。
byサミュエル・ジョンソン
本当に不幸ならば口にしないどころか、面会を拒むのがオチではないか。
もし、不幸ならば口にする心の余裕がないから面会を拒み、自分の世界に引きこもるのがオチであって、人前で話す場合はソコソコ自分の中で整理がついた証である。この言葉と悪党のいう愛国心という言葉はある意味、重なっているのではないか。私は今でも、ハラスメント被害はウェブ以外では話しにくい。話したくとも、口にしにくい。それほど複雑で困難な事である。
面と向かって話せればまだしも回復は出来ているが、そうじゃない。現にいじめ被害を受けた人は引きこもり状態に追い込まれているではないか。コミュニケーション能力をハラスメント攻撃によって奪われた被害者はそのまま心の壁に引きこもる。
加害者はハラスメント社会の方が居心地がいい。なぜなら、歪んだ支配関係で被害者を縛り付けて快感だからだ。だが、そんなやり方は批判を浴びせられてしかるべし状況だ。だからこそ、ハラスメント罪を日本に創設しなければならないのだ。
このことを理解しない限り、被害者は心を閉ざすだけだ。加害者をハラスメント罪で裁くことが、被害者の救済の第一歩である。ハラスメントはいわば精神のレイプ、マインドファッカーによるマインドレイプでしかない。傍観者はいわばセカンドレイプをしているのに等しく、彼等にも主犯に次ぐ罰を与えるべきであろう。
さて、警告しておこう。
恥ずべきセックスビジネスであこぎなインターネットでの通販をやっている諸君、そしてそれを宣伝する隙を持て余すお子ちゃま諸君、君達を見つけ次第インターネットホットラインセンターに通報している。
インターネットホットラインセンター経由で児童ポルノの不正な販売が暴かれているのだ。IPドメインやアドレスからも暴かれる。もう、君達のあこぎな商売は通用しない。潔く警察に自首し、ホームページを閉鎖しなさい。警察は新たにおびき出し捜査を取り入れている。君達が悪知恵を働かせてももはや通用はしない。未成年相手のわいせつな行為は摘発されるのだ。
画像を隠しても、中身で警察は摘発する。君達はもはや逃げ場を失い、残るは警察の手錠(ワッパ)が待ち受ける。モザイクでごまかしても、海外にサーバーを移転しても無駄な足掻きである。いい加減に悪あがきをやめて、まな板の上の鯉になりなさい。
愛国心もあくまでも一つの理念であり信条でしかない。
それは一人一人の中にあるものであり、国家が無理やり一つの概念にまとめようと言うならばそれはオウム真理教のやったこととほとんど同じである。信念や理念を一つに束ねた結果失敗したのがファシズムではないのか。
ファシズムの再来を私は恐れている。理念や信条は時代によって変わりうるからこそ、無理やり一つに束ねるべきものではない。
2012年03月20日
自分で自分を追い詰める愚か者
裸の王様（小野哲）
テーマ：人生
近所住民の様子を聞いていると、同世代の人達は結婚しているらしい。
私はするつもりはない。というのは最近とんでもない疑惑が出てきたからだ。その疑惑は私の生き様そのものに大きな影を落としているのだ。それでイジメられた原因となったのかもしれない。それで様々な検討を現在は重ねている。
加害者どもは勝ち組になり、被害者は被害者の中で序列づけられ、苦しめられる。被害者は逸れたくて逸れたのではない、個性がちょっと違うだけでこれだけ苦しいのは何故か、加害者どもには考えてもらいたい。加害者どもには当然、傍観者も含めている。
今や同世代とのコミュニケーションはまともに取れない。当然、職場から理解されずパワハラで苦しめられ、なにもかも失い、かたや加害者は悠々と生活するのだから理不尽さを痛感する。次の処分は小学生・中学生時代の卒業証書だろう。既に私の手元にはほとんどの写真はない。なぜならそれらはシュレッダーにかけたり燃えるゴミに出して処分したからだ。
だから私の記憶は小学生時代も含めてかなりない。それも当然だろう、加害者が罪を償わないでノホホンとしている社会だから、被害者は絶望感しかない。普通は償うべきだ。恐らく、同世代とやらとの面会はなくなり、これから次の一手に向けて動き出すことになる見込みだ。
それでいい。弱さと向き合う者こそが真の強い者であって、傍観者や加害者は真の弱者だ。加害者どもにはこれから本当の地獄が待ち受ける。それは、苦しみである。その場限りの快楽に身を委ねた代償はやがて数倍の取り返しのつかない天罰となってもどってくる。
私は彼らから助けを求められても助けられない。所詮自業自得だからだ。同情するつもりはないし、自助努力だとして突き放すだけであって、それ以上もそれ以下もない。せいぜいもがいて苦しめと言い放つだけだ。同じ道標を歩いているだけなのに、歩き方が違うだけでイジメるやり方はおかしい。
そうした日本の社会は厳しい批判の眼差しにあり、出直しは避けられない。宗教や行動以外の思想は議論になりえるし、批判の対象になるが、宗教(カルトは除外する)やちょっとちがう行動を槍玉にあげて苦しめるやり方は絶対に許すわけにはいかない。
イジメで『幸せ』になった奴のいう『幸せ』は蜃気楼(もしくは幻想のオアシス)と同じ偽物にすぎない。本当の幸せはもがき苦しみ掴んだものであって、加害者や傍観者には永遠に訪れない。むしろ彼等に訪れるのは永遠の悪夢に過ぎない。
このコラムは旧ブログの読者限定版のコラムを再編して載せたものである。
で、なぜこのようなコラムを取り上げたかと言うと私が現在入っているある請負先でこんな呆れたパートがいたので取り上げる。
そのパートは最終の仕事で忙しいのにも関わらずカッターを持っていない、そこで私に商品の入った箱の封をあけるよう頼んできた。普通忙しい部門に頼むなら自分で道具をそろえて自助努力すべきなのは明らかなのだ。それを怠ったことに私は腹が立った。その行為で普通2分で終わる作業が倍近くかかったことにお詫びの一言もなかったのだ。
いや、このパートはそのほかにも作業中の私を押しのけることは平然とやらかしているし、帯状疱疹でひどい状況にあった私の顔を馬鹿にして笑うなど傲慢もはなはだしいことをしている。私は無視することにしているが、このような輩はこうした事件の愚か者のことを笑えない。
2009-07-14 14:20:51
メディア産業の弊害（小野哲）
テーマ：media
今回の東京都議会議員選挙は民主党の躍進につながった。
だが、民主党は手放しでは喜べない。何故なら、今回の躍進がメディアによる呆れたかさ上げ報道によってもたらされたことだと言うことを自覚しているからだ。
憂えるべきは創価学会・公明党が13議席を確保したことだ。これは共産党が警戒するように非常に危険な動きだ。共産党より危険極まりない創価学会が政治のキャスティングボードを握ることは断固として受け入れてはいけない。民主党の政策が後出しジャンケンそのものだから、新銀行東京設立に賛成していたと思っていたらいつの間にか設立に反対するというのだからダッチロールではないか。民主党には大きな課題が課せられた。それは、日本国憲法の理想を徐々に形にすることで、今回アホータローがようやく総選挙を決断したが、時期が創価学会に配慮したことイコール創価学会による選挙違反の準備とも関係してくる。何ともいやな話だ。
創価学会が政治に介入することは国際法でも違反している。いわば、イランのｌファシズムアフネジャネイド自称大統領の独裁を日本で許すことになる。政権交代後、民主党は即座に共産党を連立内閣に引き込まなければならない。これは司法の独立性を回復させるに最低限必要だ。
さて、本題に入ろう。
メディア産業は熱しやすく冷めやすい弊害を持っている。京品ホテル強制接収の国家犯罪に反発し政府やアメリカのハイエナファンドと真っ向から戦った心ある労働者の今をなぜ取り上げないのか。地道な報道が苦手なのは明らかだ。私は今でも疑問に思っている。皇室や人気者ばかりにバカ騒ぎが集まり、本質が伝わらないというのは問題だ。
私はメディア産業のゆがみを思い知っている。合併の話にしてもデカくなることはいいことだという歪んだ神話がまだはびこっている。キリンホールディングスとサントリーホールディングスが経営統合する計画のようだが、元々三菱系と三和（UFJ）系という違うDNAが経営統合した以上、その流れを汲むキリン（三菱）とサントリー（三和）が経営統合するのはあり得ると見ていた。少子化という市場縮小が今回の話を早めたのだろう。現に世界ではバドワイザーの製造元・アンハイザーブッシュがベルギー・ブラジルのインベブに買収されているのだ。以前私はキリンの現場担当の人に話したら「有り得ない」と言っていたが、現実はあり得たのだ。
だが、これで生まれる企業が我々にとって独占的な企業、50％というビールで圧倒的なシェアをもつ企業になることには懸念を感じる。その懸念を報道しているのが少ないのはどういうことか。世界最大級のビールメーカーが生まれることは、イコールメディアの広告費に大きな依存をもたらすことになってしまう。それでいいのか。私には違和感を強く覚えるのだが、それを杞憂というのはある種の無責任な楽観主義としか思えない。キリン・サントリーがもし不正をした場合、莫大な広告費で口封じを図る危険性がある。
また、日常生活でも他人に責任を押しつける悪質なケースが目立っている。「僕にはできっこなーい」というのがだいたいの口癖であるこいつ等はろくなことがない。本人の知らないところで責任を押しつけて逃げるバカが最近目立っている。こういうバカに限って苦しいことから逃げまくるのだ。そういうバカがまともな人をスポイルして、まじめな人を鬱病、挙げ句の果てにはモラハラの世界に引きずり込み、その人の人生をズタズタに引き裂く。
こういう輩ほど、今回の経営統合協議の意味の重大さを知らない。実現した場合、組織は生き残るバラ色だろうが、現場の人や地域の雇用が無視されている印象が強い。京品ホテルの悲劇がこのままでは繰り返されることになる。それに、アメリカを追いかけ追い越すような思想ではこの地球は持たない。現にオバマ大統領はそうしたゆがみに苦しんでいるではないか。これから世界が進むべきは共存・共栄を基本とする経済だろう。
それでも果たして正解と言えるのだろうか（小野哲）
テーマ：ブログ
2011-01-22 07:26:59
尖閣事件の元海上保安官起訴猶予 衝突の中国人船長も
尖閣諸島付近の中国漁船衝突の映像流出事件で、東京地検は２１日、映像を動画サイトに投稿したとして国家公務員法の守秘義務違反容疑で書類送検された一色正春元海上保安官（４４）＝依願退職＝を起訴猶予にした。
発端となった漁船衝突でも那覇地検は同日、海上保安庁の巡視船に故意に衝突したとして公務執行妨害容疑で逮捕後、日中関係を考慮し処分保留で釈放していた中国籍のセン其雄船長（４１）を起訴猶予とした。
東京地検の八木宏幸次席検事は記者会見し「（海保の）映像の管理に不十分な点があったことは否めない。元保安官の入手方法に悪質性はなく、利欲目的でもない」と処分理由を明らかにした。
(これらについては国家に関係した犯罪であるため、制裁として実名を公開させてもらいます。両者には猛省を求めます)
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012101000497.html
尖閣諸島周辺で密漁をしていた中国人船長を那覇地裁は起訴猶予処分にした。
だが、これはおかしな話だ。密入国した韓国人が入国禁止となったケースと比較すべきで、法律がどう考えても認めないのは明快だ。せめて書類送検にした上、日本の領土内での操業をやったら今度は過労死確実の22時間連続労働刑5年にする保護観察処分にすべきだった。それぐらいやらないとおバカどもは目が醒めない。あの海の狂犬どもことシーシェパードが調子に乗ってくること請負だ。
また、この違法操業を取り締まった際の動画を無断でYouTubeにアップロードした男も不起訴なのだから、法律の公平な運用から極めておかしい。逃亡の恐れがないというなら、植草一秀氏の事件と比較しても明らかに違和感がある。断じて見逃すなと言いたい。日本はいつから法治国家ではなくなったのか。
この男を裁判にかけて、国家の情報管理を厳しく国民に問いかけ、考えさせる機会を作るべきだったのにしないのは逆に国民に不幸な結果を招く。また、力一辺倒の外交(日米安保条約)よりは、韓国、インド、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド、台湾、パキスタン、インドネシア、マレーシア、モンゴル、カナダ、ベネズエラ、アルゼンチン、ブラジルを今の日米安保条約に加えて、多国籍安保条約に改定して軍縮した上で、外交力を向上させるべきだ。場合によってはベネズエラ、キューバとアメリカの和解に日本が動くべきだろう。
こうした議論が欠落しているのだから私にはおどろきだ。また、外交は妥協ばかりじゃないのだ。筋も通してなんぼの世界だ。それなしで外交を語るのではおどろきだ。大きく拳を振り上げる事も、外交力の一つである。軍事上の戦力は、あくまでも見せる程度にしておくべきだ。
ただアメリカ一辺倒では国家はうまくいかない。外交はいつも連立方程式のようなものなのだ。だから、アメリカともアジアとも手を結ぶべきだが、菅違い直人は相変わらずアメリカ一辺倒の偏向外交だ。これでは日本の国益は著しく失われる。アホくさとはこのことだろう。
『老害・渡邊恒雄は今すぐビルマに移住しろ』に対してコメントをいただきました。
山田様、コメントありがとうございます。
ブログを見せていただきました。その通りですね。ちなみにウォールストリートジャーナルはニューズ社(SBIの元親会社であるソフトバンクと親密)の子会社なんですね。ついでに、同じニューズ社が運営するイギリスのタイムズ日本語版をソフトバンクにやってほしいと思います(ザ・ミラー及びニュースオブザワールドはパパラッチ新聞のため除外すべきですが)。そうすることで、原爆投下被害者の故山口つよし氏がBBCのバラエティー番組で誹謗中傷された事実が日本にいち早く伝わっていたと思います。
日本の記者クラブはまったく宛てにならない代物です。成宮(皇太子)夫人・雅子さんの婚約スクープを全社一斉にオフレコにして、ワシントンポストにスクープされる有様でしたね。ですが、書く力がないままガセネタばかり流すようになってしまえばもう終わりです。読売新聞なんか、マイカルの倒産の際にスポンサーがイトーヨーカ堂、西友、ユニーとデマを流していた(実際はイオンがスポンサーになった)他、am/pmの買収先にJR東日本が名乗り出るとデマを垂れ流す有様です。検証作業が全くないのですから、唖然とするではないでしょうか。
いっそのこと、堀江貴文氏に海外の有力新聞のネット日本語版の会社を立ち上げてもらい、役立たずの読売・産経・日経・朝日・毎日をコテンパンにやっつけて欲しいと言いたくなりますよ。逆に産経新聞か読売新聞を沖縄タイムズ社が買収したほうがいいんじゃないでしょうかね(皮肉ですけどね)。
ちなみに山田様のブログ:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」の該当記事のアドレスをここに貼付けておきます。
皆様方も自分達のメディアがどうあるべきかを考えるべきだと思います。
http://yutakarlson.blogspot.com/2011/01/blog-post_20.html
コメント
1 ■マスメディアが既得権益擁護の
先頭に立ち、
日本中を扇動し続けています。
ネットの世界は、異を唱える人のほうが支持されています。
早く何とかしないと、日本は
大混乱になりそうですね。
マスが死に物狂いの様相を呈してきたと感じています。
ktnpo 2011-01-22 09:07:37 http://ameblo.jp/ktnpo/
おそらく、Ktnpo氏の格言が省みられることはないのだろう。そしてこうした闇は新たなハラスメント加害者を生み出すことになる。
幻肢痛（ファントム・ペイン）としてのハラスメント（小野哲）
テーマ：モラハラ
2009-09-20 10:14:14
手足を命に関わる病気で切断した場合、患者の中には無くなったはずの手足が痛むような感覚を受ける。
これが幻肢痛、英語で言えばphantom painという。機動戦士ガンダムSEED Destinyのキャラクターが属するチームの名前としてこの言葉はでているのだが、ハラスメント被害者にとっても、このファントム・ペインに等しい心の傷を負わされる宿命である。
ハラスメント被害者の中には記憶がなくなっていく人もいる。無理もなかろう、楽しい思い出よりもトラウマがぎっちり残っているのでは自己防衛として自らの記憶を消し去るか、最悪の場合は自殺もあり得るのだ。辛うじて生き残っても、ハラスメント被害者が親になった場合、子供にハラスメントをする危険性もある。
ただ、傷は人によって異なり、パワハラ被害を受けた私はどちらかというと他人の現状を極力聞かないようにしている。理由は私自身と他人を比較してしまいかねないためで、もし私から見て幸せな話だとしたら嫉妬しかねないからだ。こうして何もかも歪められた結果生み出された怪物のような人物があの秋田の児童連続殺人犯で終身懲役刑を受けて服役中の畠山鈴香受刑囚ではないか。彼女も過去すさまじいいじめを受けた。
これが彼女の何もかを歪ませたことは論を待たない。だが、忘れないでもらいたいのはそれと犯した罪は切り離す必要があるという事だ（それでも人格までは切り離せない）。傷ついた受け止め方も人それぞれ異なるのである。ちなみに私はとりあえず生涯独身を決めている。というのは、ハラスメントの傷が癒えないまま結婚でもしたら、取り返しのつかない悪夢が待っているからだ。結婚というのは対等な関係で交わされなければならない。
最後に広島県三原市の小学校教諭による暴行事件の被害者の心の傷が時間をかけてでも癒されることを祈る。彼女たちは人格形成期に残忍な被害を受けた。加害者への厳罰希望は私も同感だ。だが法的常識からぎりぎりの判決を出さざるを得なかった。私は危惧しているのは彼女たちの中から畠山受刑者のような怪物が出てきかねないことだ。アメリカではこのような話がある。故に法的常識に沿った形を維持しつつ、加害者への制裁と同時に被害者の救済をはからねばならない。
そして、一度も責任を取らなかったこんな愚か者もいる。
倫理的不適切（小野哲）
テーマ：スポーツ
2009-08-27 01:14:50
またしても腹立たしいニュースが飛び込んできた。このニュースを見てほしい。
2009/08/26(水)
http://www.sanspo.com/soccer/news/090826/sca0908261231002-n1.htm
Ｊリーグ１部（Ｊ１）大分は２６日、元Ｊ１磐田のＭＦ菊地直哉（２４）を獲得することが決まったと発表した。
菊地は清水商高（静岡）から２００３年に磐田に入団。０４年アテネ五輪や年代別の世界選手権にも出場経験がある。しかし、０７年に静岡県青少年環境整備条例違反（淫行（いんこう））の疑いで逮捕、起訴猶予となり、磐田を解雇された。
その後はドイツ２部リーグから３部に降格したイエナでプレーしていた。菊地は０５年に期限付き移籍したＪ１新潟時代を含めＪリーグでは９４試合に出場し通算６得点。ドイツでは２０試合に出場。大分は今季リーグ戦で第２３節を終えて３勝１分け１９敗の最下位にいる。
（Ｃ）サンケイスポーツ
以前、私は菊地の犯罪を批判した。その後、菊地はドイツに逃亡して一年出場停止処分を免れた。これはれっきとした悪意そのものではないか。
事件の詳細までは分からないが要約すれば静岡県浜松市内で、学校を早退し自転車で帰宅途中だった15歳の女子高校生を自分の車に連れ込み、路上に止めた車内でみだらな行為をしたとしての逮捕だった。菊地は現金1万円を無理やり手渡し、被害少女の自転車のかごに運転免許証入りの財布を置き忘れたまま帰ったため、少女が警察に現金と運転免許証を持ち込み、容疑が発覚したという。
しかも、本人はありとあらゆる非常識な対応に終始したようだ。ジュビロ磐田関係者との面会を拒み、無断で事を進めた上、被害者への謝罪は一言もないという。チームメイトやユースチームの選手が謝罪したのに本人がホームページ及びブログ以外の場所でないというのはいったいどう言うことか。人間としての良識がない。
私は大分トリニータというチームが県民の手で出来たチームであることを知っている。だが、菊地の獲得はこうした積み重ねを否定したばかりか冒涜することである。よって、大分トリニータはＪリーグ3部があるならそこから事実上の楽天グループであるヴィッセル神戸、アビスパ福岡や東京ベルデーと一緒に出直してもらいたい。
ジェフユナイテッド千葉でも菊地の獲得の話はあった。だが、スポンサーやサポーターの反対でお流れになった。私も彼らの良識に賛同する。菊地がでるなら、大分トリニータをボイコットさせてもらう。それぐらい許し難い。
ちなみにこの菊地は今はアルビレックス新潟に移籍しているそうだが､今でも民事上の責任を果たしていない。口先だけの謝罪に終始している。
私は新居辰基氏を思い出す。コンサドーレ札幌時代に飲酒運転およびひき逃げを起こして解雇され、地方の静岡FC(現藤枝MYFC)に移籍しながら苦労していた彼に｢暴走した罪はサッカーで取り戻せ｣と手を差し伸べたのがあの松本育夫氏だった｡新居氏はサガン鳥栖に移籍して活躍し、ジェフ千葉、湘南ベルマーレを経て去年サガンに戻り、引退して今はチームスタッフになった。それでも、新居氏は飲酒運転に関してこのように述べている。
【サッカー】過去の暴走をサッカーで償う得点王！ 鳥栖・新居「多くの人に迷惑、サッカーで償いを」
2006/09/04(月)
Ｊ１大分から日本代表が２人輩出され、再び九州サッカー界の注目度が高まった。
日刊スポーツではプロアマ問わず九州・山口で活躍するサッカー人の素顔に迫る連載「蹴人（シュート）」をスタートする。初回はＪ２得点王を快走する鳥栖ＦＷ新居辰基（２２）。
鳥栖の新居がＪ２得点ランク首位（２０点）を快走中だ。
昨年１度記録したハットトリックは今季２度。通算３度は日本人ではリーグ史上初のこと。Ｊ２通算得点も日本人歴代３位（４３点）まで浮上し、トップまで６点差とこちらも手が届きそう。
新居「得点は自分だけじゃない。周りがいいボールをくれるので決められる。シュートが枠に入るよう毎日練習して、ゴールに直結する動きを意識しています。」
昨年も日本人最多タイの１７点。強豪でない鳥栖では快挙といえる数字だ。ボールを奪う、ゴールに向かう意欲そして爆発力がある。 ＤＦラインの際で瞬時に静から動へ切り替え、ゴールを陥れる。得点力を支えるのは練習。クラブの公式サイトで好きな言葉には「練習はウソをつかない」とある。
そのスピードスターがたった１度、ピッチ外で「暴走」した。２年前の８月。Ｊ２札幌時代に酒気帯び運転で事故を起こし、逮捕された。暗い拘置所で２日間を過ごした後、解雇された。将来を有望視された２０歳の人生は一変した。街に出るとつらい思いをし、自宅から１歩も出れない日もあった。
約２カ月は解体工事現場で働きながら、夜はジムで汗を流した。 静岡ＦＣでサッカーを再開した後、鳥栖の松本監督が救いの手を差し伸べた。
「刑事処分と社会的な批判も受けた。過ちはだれでも犯すもの。どこでそれを取り返すか。私はこの人間をサッカーで助けたいと思った」。
新居「多くの人に迷惑をかけた。すごく申し訳ない気持ちで…。普通の人と違って、自分にはサッカーしかできないし、サッカーで償いたいと思った。」
札幌時代は先輩と練習中のケンカはしょっちゅう。銀髪の時もあった。歯にピアスを入れ、やんちゃに映るが、別の一面もある。
実家で飼うヨークシャーテリアと散歩するのが好き。「２匹いたんですが、母親は１４、１５年生きて死んで…」。
今は６０リットルの水槽で熱帯魚を育てる。最近、中沢啓治の漫画「はだしのゲン」を読み、「戦争に関するテレビ番組が気になっている」と真顔で語る。
昨年オフには移籍話が浮上したが、「拾ってもらって、１年で出ていくわけにいかない」と自ら封印した。
「若いチームだし、今のだんご状態な順位（５位）から抜け出したい」。
北海道から鳥栖に移り住んで、寒さに少し弱くなったという。再出発の地に染まりつつあるようだ。
◆新居辰基（あらい・たつのり）１９８３年（昭和５８）１２月２２日、北海道当別町生まれ。 小学４年で本格的に野球からサッカーに転向。札幌ユース時代に０１年日本クラブユース選手権でＭＶＰを獲得。 ０２年にトップへ昇格し、同年Ｊ１第１ステージ鹿島戦で初出場初得点。０４年８月の退団後、静岡ＦＣ（東海リーグ）を経て、０５年から鳥栖。Ｊ２通算成績は１３１試合４３得点（Ｊ１は５試合２得点）。 家族は両親と兄。１７２センチ、６５キロ。
（了）
http://kyusyu.nikkansports.com/soccer/jleague/sagan/p-ks-tp0-20060904-85128.html
この心を忘れない限り、新居氏は再び暴走することはないだろう｡
それに引き換え、反省の態度を大分に移籍する段階でようやく示した菊地の無様は我慢がならない｡いい加減にしろと怒鳴りつけたいほどである。先のパートとどう違うのか、聞いてみたいほどあつかましい。
*ちなみに菊地は今鳥栖にいるが、私は決して歓迎する気にはなれない。それは人としての手本とは言えない振る舞いを繰り返してきたものに対する怒り故である。
2012年04月22日
独断と偏見で事を見誤るな
京都・祇園の車暴走：１週間 謎残し、にぎわう街 原因徹底究明を－－現場を歩く ／京都
毎日新聞 4月20日(金)16時2分配信
◇犠牲者友人「悔しくて」
京都市東山区の祇園で歩行者が暴走車にはねられ、１９人が死傷した事故から１９日で丸１週間。現場は観光客でにぎわい、一見落ち着きを取り戻したかに見えるが、大勢を巻き添えにして死亡したA容疑者（30代前半）がどんな状態でハンドルを握っていたのかは依然、謎のままだ。少しでも手がかりをつかもうと、同じ曜日の同じ時間帯に現場を歩いてみた。【村田拓也】
軽ワゴン車は団栗（どんぐり）通を西進し、右折して大和大路通を北上。四条通の交差点で多くの歩行者をなぎ倒した。
最初にタクシーに追突した事故を目撃した駐車場の男性従業員（４９）は「１週間たったが観光客に事故のことをよく聞かれる。チョークで（遺留品を）示した印を写真に撮っている人もいる」と、観光地に残した爪痕の大きさを語った。
亡くなったBさん（６８）＝大阪府内＝の旅行友達だった主婦、Cさん（６７）＝兵庫県内＝が、現場で花を供えていた。友を失ったショックが大きかったが、１週間の区切りで気持ちを奮い立たせて訪れた。「悔しくて」と涙を流した。
四条通交差点から北へ向かった。横断歩道から約２０メートルほどは車２台が通れる道幅があるが、その後はぐっと狭くなる。飲食店の入る雑居ビルも多く、酒や食品を配達する車で混雑する時間帯だ。それをよけるように観光客やタクシーが通る。観光に来ていた東京都港区の男性会社員（３６）は「この道を７０キロも出すなんて、自分が運転していたら怖い」と驚いていた。
平日でも人や車の流れが絶えない祇園。ましてや事故が起きた１週間前は桜が見ごろを迎え、特に観光客が多かった。それを思うと、事故の残虐さと異常さがいっそう胸に迫る。二度と悲劇を起こさないためにも、原因の徹底究明が何より大切だと感じた。
４月２０日朝刊
この交通事故に関しては以前に私からコメントはしているのだがもう一つ釘をさしておく意味でコメントをしなければならない｡
アメーバニュースからいい記事を二本採用する｡
てんかん協会副会長「病隠した容疑者と社会の無理解が問題」
4月19日16時00分
提供：NEWSポストセブン
4月12日午後1時過ぎ、京都・祇園で起きた軽ワゴン車の暴走事故。運転手の故・A容疑者（享年30歳前半）が事件発生時、てんかんの発作を起こした状態であったのか、そうでなかったのかが、現在争点となっている。
A容疑者が運転していたのは勤務先の藍染め店｢藍香房｣(株式会社藍香房運営)の車だった。同店社長･中西良子氏(70)は、
「てんかんを持病に持っていたことを知っていたら、採用しなかったと思います。車に乗れなかったら、会社に必要ないですからね」
と、話しており、彼の病気について、冒頭のとおり知らなかったという。さらに一家と親しい人たちでさえ、A容疑者にてんかんの持病があったことは初耳だったようだ。
しかし取材を進めていくと、そこにはA容疑者のように「てんかん」を隠し続けなければならない差別の深い闇があった。てんかん治療の第一人者である東北大学病院てんかん科の中里信和教授はこう説明する。
「てんかんの発作というと、大きな全身けいれんを連想されるかたが多いですが、突然恐怖感や寂しい感覚におそわれたり、動作が止まって一点を見つめる、あるいは無意識に何かの動作を続けるなどさまざまな症状があります。イライラや興奮などの症状が一過性に出現するかたも、きわめて稀ですがいらっしゃいます」
日本てんかん協会の久保田英幹副会長がこう説明する。
「患者さんたちは子供のころから、無視、殴られる、物を隠される、捨てられる、といった凄絶ないじめを経験しています。その72％の人たちが我慢している。そこには親の姿勢が影響しているケースもある。“人にはいえない恥ずかしい病気”と隠そうとする面もあると思います。成人の場合もそう変わりません。職場に病名を明かして解雇された人は山のようにいます」
それゆえ、特に就職の現場では、てんかんの持病があることを隠す人も少なくないという。さらに久保田副会長はいう。
「てんかんが悪いのではありません。自分の都合で隠したA容疑者とその状況に追いこんだ社会の無理解や制度に問題があるんです」
※女性セブン2012年5月3日号
久保田氏の指摘を中西氏は真摯に受け止めるべきではないか｡
もし､てんかんであることをわかっても自転車を使った配送や､郵便局を使った配送業務などいろいろなアイデアはあったはずだ｡このことについては私は一概に答えはいえないが､発達障がい当事者を一食単にして誹謗中傷するあり方には疑問を感じる｡
『ATARU』で注目サヴァン症候群 電話帳、百科事典も丸暗記
4月22日07時00分
提供：NEWSポストセブン
初回平均視聴率19.9%を記録したSMAP中居正広（39）の主演ドラマ『ATARU』（TBS系）。中居が演じるのはサヴァン症候群の青年の役。刑事と協力しながら、特殊能力により事件を解決していくが、このサヴァン症候群とはいったいどのような症状なのか？
医師で作家の米山公啓氏はこう解説する。
「記憶力が非常に優れている、計算などの数学的な能力が非常に高い、など特定の分野において並はずれた能力を発揮します。一方で、自閉症や知的しょう害により、他人とうまく話せないなど、コミュニケーション障害の人が多いのが特徴です」
第61回アカデミー賞を受賞した映画『レインマン』では、ダスティ・ホフマンがサヴァン症候群の実在の男性を演じた。モデルのアメリカ人・故キム・ピーク氏は、常人では考えられない記憶力を持つ。
生後18か月で本の丸暗記を始め、本を読み聞かせるとすぐに記憶。小説から、電話帳、百科事典まであらゆる本を読破し、あっという間に記憶した。9千冊以上の本の内容をすべて頭の中にインプットしたという。また、全米のありとあらゆる町の地図を頭の中に“コピー”しているため、道に迷うことはなかったそうだ。こうした能力にはNASAも興味を持ち、長期にわたって脳のスキャン検査を実施したほどだ。
「ほかにもカレンダーで、○年後の何月何日が何曜日なのか、ということを瞬時に計算して答えられる人もいます。サヴァン症候群の原因は特定されていませんが、右脳が映像的な処理だとかイメージをとらえるのに対し、左脳が論理や言語を司りますが、サヴァン症候群の人は右脳が発達しているケースが多いです」（米山氏）
その原因には諸説あり、特定には至っていないという。『ATARU』では、中居がいったいどんな特殊能力を見せ、事件を解決に導くのか――
発達障がいは必ずしも不幸ではないのだ｡
一つの個性に過ぎないのだ｡てんかんにしてもだ｡あくまでもその持つ才能にこそ磨きをかけるべきだ｡
何度も繰り返さざるを得ないことに今の状況の深刻さがある｡また､この場で警告をしておきたい｡A容疑者の勤務先や家族に直接抗議することはやめて欲しい｡命を奪ってしまった結果責任に対しては私は怒りを示すが､家族や勤務先にまでは罪はない｡もし､そうするならばそれは私的暴行そのものでしかないのだ｡
勤務先に改善を働きかけるなら､働き方を改善する提案書を用意して改善するといった前向きな方法があるはずだ｡そのことを警告し、今回のコラムを終える｡
2012年06月29日
「さあ火事だ婆さん縛ってさあ逃げろ」(By 北野武)
私は以前から述べているように通称ビートたけしこと北野武を嫌悪している｡
理由は簡単だ､あまりにも人道上許せない暴言ばかりして視聴者に媚びるしか能のないばか者だからだ｡北野は上記の｢俳句｣もどきのほかにもこんなひどい代物まで出している｡
｢犯されて 初めて知った 女の悦び｣
これをもし村野瀬玲奈氏や秋原葉月氏が知ったら卒倒する事請負で私は伏せたのだが､原発に関して北野は悪質度も高い｡佐高信氏が告発しているのでそれをそのまま引用する｡
『原発文化人50人斬り』（佐高信著）より
たけしのトンデモ暴言
三月未の「朝まで生テレビ！」で、震災より原発事故のニュースが多すぎるのではと発言して問題となった勝間和代も中部電力のCMに出ていた。化けの皮が剥がれたという感じだが、こうした最近の原発タレントより罪深いのは、大前研一や堺屋太一、あるいはビートたけし（北野武）といった”フロンティア”だろう。
そういえば、勝間は大前を尊敬して、いわば”おんな大前”をめざしてきたのだし、たけしの場合は兄の北野大（きたのまさる）や弟子の浅草キッドまで原発推進派である。
堺屋は『週刊文春』四月七日号の立花隆との対談では、津波は「想定外」ではなかったはずだと、少し東電に批判的なことも言っているが、かつては「原発反対などと言っているのは日本だけ。たとえばフランスでは、原発反対運動はただのひとつもない」と暴言を吐いていた。
立花センセイも、そんな堺屋の過去の言動を調べて突っ込むべきではなかったか。
大前は日立製作所で高速増殖炉の開発に携わっていたから、単なる宣伝者ではなく実行犯である。
お笑いタレントとは言え、震災による原発爆発後のいま読むと笑えないのがたけしの発言。
『新潮45』 の二〇一〇年六月号で、原子力委員会委員長の近藤駿介（東京大名誉教授）と対談してトンデモ暴言を連発している。
「おいらは大学も工学部ですから、原子力関係の話は大好きなんですよ。今日は新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の中を見学させてもらったのだけど、面白くて仕方がなかった」
こう切り出したたけしは、こんなことを言う。
「原子力発電を批判するような人たちは、すぐに『もし地震が起きて原子炉が壊れたらどうなるんだ』とか言うじやないですか。ということは、逆に原子力発電所としては、地震が起きても大丈夫なように、他の施設以上に気を使っているはず。だから、地震が起きたら、本当はここへ逃げるのが一番安全だったりする（笑）。でも、新しい技術に対しては『危険だ』と叫ぶ、オオカミ少年のほうがマスコミ的にはウケがいい」
本当にその方が「ウケがいい」かどうか、たけしも一度試してみればよかった。
原子力発電所に逃げるのが一番安全なら、たけしはいまこそ、福島の原発に逃げ込んだらいいだろう。専門家であるはずの近藤の応答もひどいが、たけしの暴走には歯止めがない。
次の発言にも絶句するばかりである。
「相変わらず原子力発電に反対する人もいるけど、交通事故の年間の死者の数を考えて、自動車に乗るのを止めましょうとは言わない。やっぱり使ったほうが便利だからね。どうも原子力発電というとリスクばかり言う傾向があるけれど、実際、おいらたちはもっとリスクのある社会に生きている。変質者に刺される確率のほうがよほど高いって（笑い）」
この暴言を秋原氏のブログの常連さんはこのように指摘している｡
芸人は世間に迎合しないと叩かれるから
2012.06.27 ( Wed ) 23:14:33 | 飛び入りの凡人
＞小野様
しばしば読ませてもらっています。これからもお邪魔します。
芸人は世の中の多数派に合わせないと商売に差し障るんです。河本バッシングが世の大勢ならそれに合わせることで商売を続けるんです。
芸人とか政治家とかは、実力３分ツキ７分と言われるように、成功するか否かは多分に運に左右される面が大きいのです。結果論で偉そうなことをほざいていますが･･･。
芸術部門や資格試験などのほうが真に実力の世界なのです。
北野武など「きまぐれ」さんで書きましたが、「自分が“嫌われると言うこと”で人気を取っている」芸人です。暴言を吐けば人気が出ることを知っているから暴言を吐くのです。ある意味非常にあざといと思います。
飛び入りの凡人様の指摘通りなら､北野は完全な確信犯である｡
確信犯＝悪意を計算している事は明らかで､絶対に許しがたい｡さらに過去にはこんな暴言も吐いている｡
大昭和製紙(現日本製紙)の故･斉藤了英名誉会長がバブル絶頂期の時にゴッホの肖像画などを買ったことを北野は絶賛していたが斉藤は地元にゴルフ場を開設させようと反対していた民主派市長を不当に金権選挙で落としたり不倫をしたりとさんざん搾取した上のセレブだった。それを承知でこんな暴言だ｡それで何がジャーナリストと名乗れるのか｡
「金を儲けるのが悪いことだという世の中の風潮ってのがよくわかんねェんだよな。金を儲けるためには、それなりの努力しているわけだし、泥棒したり、不正で儲けたのならともかく、努力して儲けた自分の金をどう遣おうと勝手なんだよな。金の遣い方なんてものは、そいつの価値観の問題なんなんだからさ。他人からいちいちいわれる筋合いはないてんだの」
さらにはこんな暴言だ｡
【芸能】ビートたけし「宮崎駿はアザラシ顔」「何がポニョだ、焼いて食べちまえ。亀のほうがうまいぞ」 2008/09/05(金) 17:37:57
ビートたけし（６１）は４日行われた渡辺真理アナウンサー（４１） の結婚会見に乗じ、ベネチア国際映画祭に参加した監督作「アキレスと亀」をＰＲした。
渡辺アナが報道陣から「プロポーズの言葉は？」と質問されると、 「またの下のポニョをいじってくれ」と口を挟み、ベネチアのライバル、 「崖の上のポニョ」の宮崎駿監督を口撃。その後も「宮崎駿のひげが気に入らない、 アザラシみたいな顔をしやがって。何がポニョだ、焼いて食べちまえ。亀のほうがうまいぞ」と、完全に“会見ジャック”していた。
◆出典
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080905/tnr0809051135007-n1.htm
ふざけるなの一言に尽きるではないか｡
さらには北野を厳しく批判した佐高氏にこんなヘイトコメントだ｡私は激怒した｡
週刊文春 の九一年十一月二十一日号に載ったたけしの場外乱闘にて
｢文章書いて飯食っている連中の中で 経済評論家っていったいなんなのかね｡ 佐高信というのがバブル批判で売り出し中らしいけど ｢ザ・ハウス・オブ・ノムラ｣ を訳したとかい ても 外人の尻馬にのってやる仕事にどれだけの価値があるんだろう｡所詮は評論家で 終わった結果を批判的に検討してばかりでさあの程度の経済評論のどこが 批判的 なんだよ｡映画評論家の力のなさとどう違うっていうの｡ おまけに経済だけじゃなくて 俺についてまであれこれ言ってさ｡このどろどろしたヘドロ世界に生きるムツゴロウみたいなやつだって｡ けなしているつもりのようだけど ヘドロの中で精一杯呼吸している生き物であることをヨシと思 ているのは俺自身なんだから｡硬派ぶった意見を アサヒ芸能 なんかに平気で書けちゃう佐高さんの感覚がわからない｡やくざ記事とソープ記事とおっぱいがデカイとかの記事の間に文章を書いている自分のほうこそ ヘドロの中で溺れている魚なんじゃねえのか｣
ここまで無知な男には我が盟友も真実を知らされて激怒していたが､メディアは北野タブーで支配されている｡
だから､北野の真実が伝わりにくかったのだ｡「オレだって若いころは苦労した、昔は生活保護を受ける事は恥だった」と生活保護バッシングに走る無知ぶりはそうしたメディアの新自由主義的な思想とほとんど重なっている｡
我が盟友は以下のコラムで北野を厳しく批判した｡
本能のままに毒舌を振るう男：ビートたけし（Neutralizer)
テーマ：Neutralizer
2008-09-07 06:12:35
Date: Sun, 07 Sep 2008 00:54:39 +0900
昨日のアメーバニュースでフリーアナウンサーである渡辺真里の結婚会見でビートたけし(北野武)が毒舌を振るいまくっていたことが出ていたがその内容たるものがあまりにひどく、さすがに私も眉をひそめた（あまりの毒舌故、ここでは出しません）。
わが親友が彼を嫌っているのはご存知であろうがこで世界的な映画監督とは呆れ果てて物も言えない。それだけではない、これはわが親友から聞いた話だがＴＢＳ系列の新番組でなんとそのビートたけしがジャーナリストとして出演するというのだ。彼の毒舌があまりにも強すぎるのに一体周りのマスメディアは何を考えているのかと頭を抱えたくなった。
私とわが親友は以前そのＴＢＳのお笑い番組『リンカーン』についてバッサリと切りまくったのだが昔日本テレビでやっていた『元気が出るテレビ』・『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』の方も『リンカーン』に劣らず凄まじいところがあった。放送されていた当時はまだ小学生だったので思わず笑って見ていたのだが今にして思えばあの二番組こそいじめ促進に一役買っていたのだと思うと寒気までしている。あの『お笑い』という名のもとにいじめをやって視聴率を稼ぐ行為こそが『リンカーン』みたいな番組が一向に見直されない原因ではないだろうか。
北野はいじめ番組の延長線で政治バラエティをやっていた事も植草一秀氏に厳しく批判されている｡
北野は恥を知れ!!
この記事へのコメント
佐高 信さんや、久野 収さんなどの“気骨の思想家”が少なくなってきましたね…。 先日、逝った、原発奴隷の“吉本隆明”を“知の巨人”と持ち上げる日本の劣化した思想界隈、論壇をみるたびに、危機感を覚えます。
北野武…、教えて頂きありがとうございました。
Posted by 青い鳥 at 2012年06月30日 20:11
「あのクソババアの顔が怖くて引いたよなー。ああ、メンドクセー。ナっお前。」ってたぐいでしょ。あの石原慎太郎氏と重なります。人を批判するけど、自身に対する批判には寛容なことはない。かなり好き嫌いの分かれる人だと思うんだけどね。ネット見回すと、掲示板に垣間見える一言以外、表立った批判はゼロですね。本当は気が小さい人なんじゃないかな。映画でも絵画でもなんでも一流と一部認める人がいるにかかわらず、本当は自信がない。でも世間？は「大人物」「本質を知ったコメント」と持ち上げるから引っ込みがつかない…。たけしそのものよりも、彼をとりまく半径10メートルくらいが不自然に思えるのは私だけかなぁ
Posted by リルマツリ at 2012年08月22日 12:47
ここで､コメント回答とさせていただきます｡
青い鳥さん､私も住んでいる場所が原発立地県です｡ましてや東日本大震災でホットスポットにかかった地域です｡とてもじゃありませんが原発再稼動には賛同できません｡野田自称首相は福島第一原発事故の反省もない上に再稼動ばかりを叫んでいるのですから話になりません｡
また､原発マネーを受け取ってきた大手メディアはどの会社からどれぐらいの賄賂を受け取っていたのかは情報公開すべきでしょう｡私はニューヨークタイムズの日本参入を熱望しています｡それにはこの理由があります｡
1971年にニューヨーク・タイムズ紙が、ベトナムの「トンキン湾事件」（1964年/「北ベトナムのトンキン湾で、米駆逐艦が北ベトナムの魚雷艇から攻撃を受けた」というねつ造を当時のジョンソン政権がでっちあげ、それを口実に、北ベトナム攻撃（北爆）を開始し、ベトナム侵略戦争の全面化につながった謀略）についてアメリカ軍部のねつ造だったことを示すアメリカ国防総省の秘密報告書―「ペンタゴン・ペーパーズ」を暴露した。ニューヨーク・タイムズ紙は、この報道によって、ジャーナリズムの最高の名誉とされるピュリッツアー賞を受賞した。
このことについては私は以前『メディアの興亡』（杉山隆男著、1986年、文藝春秋）で知った。「ペンタゴン・ペーパーズ」は、米国防総省元職員のエルズバーグ氏が持ち出し、ニューヨーク・タイムズ紙のニール・シーハン記者に渡した。このシーハン記者に、小谷正一氏（毎日新聞退職後、電通顧問などをつとめる）が質問しているやりとりの場面がある。
「……小谷はゆっくりと言葉をついだ。
『シーハンさん、あなたが書いた記事は一つの政府を倒たおすぐらいの力を持っている。いわば権力と対決する記事だ。いくら世界に冠かんたるニューヨーク・タイムズといえども、そうした重大な、ことによったら会社を危機に引きずりこむかもしれない記事をのせようという時は、やはり会議にかけるんでしょうね』
『いや、会議なんて、そんな大げさなものはありません』
シーハンは笑って答えた。
『あの時は、ぼくが副社長のジェームズ・レストンに呼ばれて、ザルズバーガー社長もいるところで例の秘密文書について話を聞かれただけです』
『レストンはどう言ったのですか』
『ひと言、これは本物か。ぼくが、本物です、と言ったら、レストンは、わかった、と言ってGOサインを出しました。そのあとでレストンは部長会を開いて一席ぶちました。これからタイムズは政府と戦う。かなりの圧力が予想される。財政的にもピンチになるかもしれない。しかし、そうなったら輪転機を二階にあげて社屋しや おくの一階を売りに出す。それでも金が足りなければ今度は輪転機を三階にあげて二階を売る。まだ金が必要というなら社屋の各階を売りに出していく。そして最後、最上階の十四階にまで輪転機をあげるような事態になっても、それでもタイムズは戦う……』
小谷はシーハンの話を聞きながら、日本の新聞社とアメリカの新聞社はこうも違うものなのかと愕然とした。タイムズは社屋の一階一階を売りに出し、それこそ身を削りながらもなお言論の自由を守り抜くために政府と戦うという。ところが日本はどうだ。社屋を売って政府と戦うどころか、社屋をたてるために政府から土地を分けてもらっている。読売は大蔵省が持っていた土地に新社屋をたてたばかりだし、毎日の敷地のうち竹橋寄りの部分は皇宮警察の寮、つまりは国有地だったところだ。日経もサンケイも社屋がたっているところは、もとはと言えば大蔵省の土地である。そして朝日だって築地の海上保安庁の跡地に社屋をつくろうとしている。日本の大新聞という大新聞がすべて政府から土地の払い下げを受けて『言論の砦』をたてているのだ。これで政府相手にケンカをやろうというのが、どだい無理な話なのである」
こんな去勢されている連中に北野武はさぞかしお似合いでしょうな｡
まず､アメリカならせいぜいフォックス程度しか取り上げませんよ｡そんな連中に立ち向かうにはイデオロギーの問題は今は横においておく必要があります｡問題を解決した後でどう建設的に接しあうかは話し合えばいいのです｡
＞1971年にﾆｭｰﾖｰｸ･ﾀｲﾑｽﾞ紙が､ﾍﾞﾄﾅﾑの｢ﾄﾝｷﾝ湾事件｣(1964年/｢北ﾍﾞﾄﾅﾑのﾄﾝｷﾝ湾で､米駆逐艦が北ﾍﾞﾄﾅﾑの魚雷艇から攻撃を受けた｣というねつ造を当時のｼﾞｮﾝｿﾝ政権がでっちあげ､それを口実に､北ﾍﾞﾄﾅﾑ攻撃(北爆)を開始し､ﾍﾞﾄﾅﾑ侵略戦争の全面化につながった謀略)についてｱﾒﾘｶ軍部のねつ造だったことを示すｱﾒﾘｶ国防総省の秘密報告書―｢ﾍﾟﾝﾀｺﾞﾝ･ﾍﾟｰﾊﾟｰｽﾞ｣を暴露した｡ﾆｭｰﾖｰｸ･ﾀｲﾑｽﾞ紙は､この報道によって､ｼﾞｬｰﾅﾘｽﾞﾑの最高の名誉とされる………ｲﾃﾞｵﾛｷﾞｰの問題は今は横においておく必要があります｡問題を解決した後でどう建設的に接しあうかは話し合えばいいのです｡
小野哲さん…、またまた勉強になりました…。やはり、日本のマスメディアの劣化は、止まる気配がありませんね…、権力に阿る…、話になりませんね…。北野 武については、わたし自身、騙されてました。小野哲さんに、感謝です…。
やはり、わたし自身、商業メディアの餌食になっているんでしょうね…、気をつけねば…。(笑)
元共同通信記者で作家の辺見庸さん(死刑廃止論者)が、商業メディアを痛烈に批判してます…、「メディアは、あらゆるものを、コーティングし醜い本質を見えなくしている…、“愛”や“地球環境”でさえも、金儲けの道具にして…。」と…。
物事の本質を見抜きたいものですね…。
2012年09月29日
西川貴教氏から学ぶこと
「イナズマロック フェス」3万5000人が琵琶湖畔に集結
関連アーティスト： T.M.Revolution / abingdon boys school / SPYAIR /SCANDAL / 他（すべて見る）
2012年9月18日 19:35 362
西川貴教が主催する野外フェスティバル「イナズマロック フェス 2012」が、9月15、16日に滋賀・草津市烏丸半島芝生広場にて行われた。
今回で4回目となる「イナズマロック フェス」は、2008年10月に地元滋賀県の「滋賀ふるさと観光大使」に就任した西川が「音楽を通じて地元に恩返しがしたい」「地元の皆さんと一緒に滋賀県をアピールしたい」という思いでスタートさせたもの。今年は2日合わせて3万5000人の観客が、幅広いジャンルのアーティストによる個性豊かなステージを楽しんだ。
初日はオープニングアクトのSPYAIRのステージの後、嘉田由紀子滋賀県知事の開会宣言､「フェスを楽しんでいただくだけでなく、滋賀には美しい場所、おいしいものがたくさんありますので、お帰りの際に訪れてみてください。イナズマロック フェス 2012、スタート！」でスタート。U-KISS、SCANDAL、スガシカオ、JUN SKY WALKER(S)らが出演。スガは「今はレコード会社も、事務所にも所属せず、ギリギリの状態（笑）。この歌がこんなに胸に沁みるとは」と、アイドルグループKAT-TUNに提供した、「Real Face」を披露。“ギリギリでいつも生きていたいから”と歌い上げた。トリは西川がボーカルを務めるabingdon boys schoolが担当し9月5日にリリースしたばかりのニューシングル「WE aRE」をライブで初披露した。西川は「おかげさまで無事第4回を迎えることができました。それも地元や実行委員会のおかげ、そして今日お集まりいただいた皆さんのおかげです」と、このイベントに参加した人々に感謝の言葉を述べたほか、大津市のいじめ問題に心を痛めてると告白。「良くないニュースで地元の名前が出てくると本当に心が痛い」と語り、「夢中になることさえあれば、つらい思いをしている人を見て『楽しい』と感じることなんてない。僕の姿を見て『自分も人のために何かできるのでは』と感じてもらえれば」と前日には草津市の小学生を会場設営の現場に招待し、ステージ上からいじめ撲滅を呼びかけた。また、アンコールではL'Arc-en-Cielの「READY STEADY GO」を披露。ここではサプライズゲストとしてTETSUYAが登場し、オーディエンスを驚かせた。
2日目はベッキー♪♯がオープニングアクトを務め、その後清水翔太、きゃりーぱみゅぱみゅ、ゴールデンボンバー、ソナーポケット、SOPHIAが出演。トリのT.M.Revolutionのライブにはミゲルがゲスト出演し、西川とともに「チカラにかえて」「消臭力の歌」を披露した。さらにT.M.RevolutionはHOME MADE 家族とのコラボレーションで「Tomorrow Meets Resistance」もパフォーマンスし、会場を沸かせた。2日目でも大トリのTMR、西川は今年のフェスのテーマカラーでもあるピンクの被衣を被って登場。被衣の下には平安時代の狩衣（かりぎぬ）風の衣装、これを脱ぐとピンクの着物、さらにその下には肌を露にしたセクシーな衣装と、曲に合わせて多彩な顔を見せる。もちろん、トレードマークの「ショートパンツ」も健在。7曲を披露し、アンコールにはエステー「消臭力」のCMで西川と共演した、ポルトガルの少年シンガー・ミゲルが、この日のためだけに来日し、サプライズゲストで登場。「チカラにかえて」を熱唱し、さらにCMでおなじみ「消臭力の歌」も披露した。続いてMICRO（HOME MADE家族）が3年連続となるサプライズ出演し、HOME MADE家族のメンバーも登場。
西川は2日間を振り返り、ファン、行政、スタッフ、出演した全アーティストに感謝の言葉を述べ「地元の人が『がんばってね』『やってくれてありがとう』と言ってくれるのがうれしい｡滋賀の皆さんが『うちの、滋賀県の西川や』と言ってくれるのが嬉しい」と笑顔で話した。そして「自分が夢中になっていること、必死にやっている姿をまっすぐに届けるだけ。来年もこの場所で会いましょう」と、第5回目の開催を高らかに宣言。ステージの上空には大輪の花火が打ち上がり、2日間に渡って繰り広げられた、20組のアーティストによる熱い競演を締めくくった。
一部記事を同業他社から引用しました｡
http://natalie.mu/music/news/76729
http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/oricon_2016869
西川氏の地域おこしに賛同している立場として､西川氏のボランティア活動に賛同している立場としてこの成功を祝福したい｡
それに対して大津市教育委員会の対応のニブさには呆れ返ってくる｡西川氏は純粋な想いでこのイベントを成功させようと動いた｡このイベントはテーマを「琵琶湖の水を守ろう」と掲げており、環境保護をテーマにしたオリジナルグッズやコンサート収益の一部は、毎年琵琶湖保全のための活動資金として寄付している。まさか大津市はいじめ撲滅啓発活動に募金をこのステージで募ってもらおうというのか?
そんな虫のいい話など聞いたことはない｡その場しのぎの市長といい教育委員長といい､おバカの集まりではないか｡西川氏は東日本大震災チャリティープロジェクト「STAND UP JAPAN!」の募金活動もやっている。
http://standupjapan.org/
こうした活動に私は好印象を持つ｡
それに引き換え､己の保身しか考えない日本ユニセフ協会の傲慢さは甚だしい｡私は何度も批判を加えてきたがその傲慢さは改善すらないようだ｡そこで､東日本大震災被災者を支えるため皆さんで以下の口座に振り込んでいただきたい｡
りそな銀行
振込店 ： 東京公務部
預金種類 ： 普通預金
口座番号 ： 0069676
口座名 ： 社会福祉法人 中央共同募金 STAND UP JAPAN共同募金会
※窓口でのお振込に関しては「STAND UP JAPAN共同募金会」のみで大丈夫です。
振込手数料のお取り扱いについて
みずほ銀行
振込店 ： 虎ノ門支店
預金種類 ： 普通預金
口座番号 ： 4130659
口座名 ： 社会福祉法人 中央共同募金 STAND UP JAPAN共同募金会
※窓口でのお振込に関しては「STAND UP JAPAN共同募金会」のみで大丈夫です。
*なお､三井住友銀行もありますが社会的制裁の一環で載せません｡りそな銀行およびみずほ銀行だけにしてください｡
また､三菱東京UFJに関しては以下の口座があります｡
三菱東京UFJ銀行 本店 普通 ００３１２６５
社会福祉法人中央共同募金会
立ち上がろうという気持ちが被災者に湧き上がるまで､見守るしかない｡
いま被災者たちは無力感に苦しんでいる｡頑張ろうという言葉を被災者が心から言えるまで無理をすることは反対したい｡西川氏は時間をかけてイナズマロックフェスを完成させた｡時間をかけた取り組みがあって初めて物事は成功する｡
そのことを西川氏から学ぶと同時に､社会的経済も真摯に考えて欲しい｡社会的投資ができない国は民主主義とは程遠いのだから｡
2012年10月17日
日本テレビよ､ヤラセ登山はマッターホルン登山者への侮辱だ
ヘリ使ったイモトのマッターホルン登頂SPに野口健氏が苦言 「テレビはそこまでやるんだね」
2012年10月1日(月) 18時49分
http://www.rbbtoday.com/article/2012/10/01/95185.html
9月30日放送の「世界の果てまでイッテQ!」で、タレントのイモトアヤコがスイスとイタリアの国境にあるアルプスの名峰マッターホルン登頂を果たした事に関して、アルピニストの野口健氏が自身のTwitter上で言及。下山にヘリコプターを利用した事などについて、「テレビはそこまでやるんだね」と番組に対して苦言を呈している。
イモトのチャレンジが放送されたのは30日、日本テレビ系のバラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!秋のマッターホルン登頂スペシャル」での事。番組内でイモトは、“アルプスのツノ”と呼ばれる標高4478mのマッターホルン登頂を見事に果たし、そのひたむきな努力で視聴者に感動を与えた。
イモト自身も1日に更新した自身のブログでマッターホルン登頂を報告。大きなプレッシャーの中でのチャレンジとなったことや、登山中の苦労話などエピソードをまじえつつ、「たくさんの方のおかげで登る事ができました。今回のマッターホルンでアルピニストとして一皮も二皮もむけたきがします」と、達成の喜びをつづっている。
しかし、野口氏はこのイモトのチャレンジについて、下山時にヘリコプターを利用したことをフォロワーから知らされると、「えっ、ヘリを使っていましたか（笑）。遭難、または体調不良がなければ通常では考えにくい選択肢」と、苦笑まじりにコメント。「個人的な考え方ですが、山登りというものは自力で下山するところまでが山登り」「原則論として自分の足で登った山は自分の足で降りてくる。達成感も含め山とはそういうものだと僕は思っています」との持論を展開するとともに、「自力で下山できる技術、体力を獲得してから挑戦すればいいわけで、重要な事は身の丈にあった山登り。また自らを助ける事にもなる。下山技術がないが為にヘリ下山を大前提とした場合、では急に天候が悪化した場合はどうするの？ヘリはやってこない、自力で下山も出来ない。これこそ遭難です」「エベレストはまだ早いんじゃないかな」と、今回のチャレンジがイモトにとって時期尚早だったとする見解を示した。
なお、こうした厳しい意見の野口氏に対して、一部フォロワーからは、「ねぎらいの一言もなく、小馬鹿にしたような発言に対して、受け取る方には違和感がありました」といった野口氏に対する非難の声も上がったが、これについて野口氏は「言いたい事は分かりますが、山登りって、そういうセンチ的な感情論が実は一番良くないわけです。気を悪くしたらごめんね」と反論。また、「（笑）」で付きで表現したことについては、「彼女の登頂に笑ったのではなく、ヘリを使わなければ下山出来ないような状況でありながらそれでも片道はやるんだねと、デレビはそこまでやるんだね、と苦笑したわけ」と説明している。
《花》
野口氏の指摘が正しい｡
イモトファンには厳しい一言になるが言わせてもらう｡完全なヤラセ登山という他ない｡前回のアコンカグア登山が失敗したから何が何でも成功させたいという目先の欲では他の登山家への侮辱そのものだ｡下山にヘリを使うとの条件でガイドからOKを得たというが､野口氏と対等な立場ではない｡野口氏への侮辱であり､イモトファンはそのことを考えてコメントすべきだったのだ｡
8月1日に初めて1か月後の登山を告げられ､次元の違う「岩登り」を克服すべく日本の研修所や岩山でロッククライミングの技術を磨いた努力は認めよう｡だが､これで喜んでいるのはふざけているとしか思えない｡謙虚さが明らかに欠けている｡野口氏によると、ヘリレスキューには墜落事故の危険があり、急な天候悪化でヘリが近づけなければ下山もできずに遭難の恐れもあるという。野口氏は、自力下山が山登り本来の姿だとして、ヘリを使わなければならない状況では、自分なら登山は中止すると指摘した｡
それなのにもかかわらず日本テレビはえげつない金儲けを企んでいるようだ｡2013年夏はヒマラヤの8000メートル級の山に､その翌年には世界最高峰のエベレストに挑む計画らしいが､素人にそこまでやらせるとは無謀も甚だしい｡まさか､死んだらスタッフも含めて総額2億円の慰謝料を遺族に払うつもりか｡一般人じゃありえないぞと言いたくなる｡
野口氏のツイッターをここに公開し､彼の指摘の正しさを堪能願いたい｡
野口健 @kennoguchi0821
えっ、ヘリを使っていましたか(笑)。遭難、または体調不良がなければ通常では考えにくい選択肢。
T @PENTA20D: いもとさんがマッターホルンに登り、見事山頂まで登りきりました！ が、降りるときガイドも含め、ヘリコプターで降りてましたが、そういうものなんでしょうか？
野口健 @kennoguchi0821
夏のエベレスト？。モンスーン真っ最中。ルートにもよりますが雪崩の巣ですよ。最終的には本人の決断かもしれませんがエベレストはまだ早いんじゃないかな。
RT @chappy2010happy: 来年夏、ヒマラヤ。再来年夏、エベレスト。タレントに無理させすぎだと思うのですが…
野口健 @kennoguchi0821
だとするならば、僕ならば登山は中止します。ガイドの判断だとするならばスイスでの登山はそれが一般的なのかもしれませんが。
RT @sono_RR_KR_MtF: 登山前日に雪が積もっちゃって、あの山は、雪があると登れないんですね！で、登山の条件が、下山はヘリでだったんですよ。
野口健 @kennoguchi0821
僕の考え方はそうです。
RT @IkuoShinohara: 下山出来ない登山なんてやるもんじゃない。って事ですよね！
野口健 @kennoguchi0821
言いたい事は分かりますが、山登りって、そういうセンチ的な感情論が実は一番良くないわけです。気を悪くしたらごめんね。
RT @misojiOL:素人の芸人が、番組企画で恐怖心を乗り越えて登頂した。 それに対して、ねぎらいの一言もなく、(笑)のみで返したところに、疑問を感じました。
野口健 @kennoguchi0821
気を悪くしていませんよ。ただ山に携わっている僕に「ヘリ下山をどう思いますか？」との質問があったので登山家としての意見を述べたまでで、これはあくまでも僕自身の登山に対する考え方。人それぞれの考え方があるわけで。繰り返しそう書いたつもりですが１４０字の制限は難しい。@misojiOL
野口健 @kennoguchi0821
こういう議論もいいね。冒険には決められたルールがないので、色々な意見を聞く、語る、そして冒険とは何だろうと考える。僕はこの世界で生きている人ですから向き合っていますが、皆さんにとっても一つ考えるきっかけになればそれでいいじゃない。このテーマに絶対という答えはないわけでね。
野口健 @kennoguchi0821
僕もこの番組には何度か出演していましたので「テレビ企画」の事情も分かります。ただ山が山なので、我々山屋はディレクターたちと同じ目線で見てはダメ。人は何故ぜ山に登るのか、そして登頂してからが本当の勝負の始まりである事も。生きて下山する。それが一番大切。そこを伝えないと。
https://twitter.com/kennoguchi0821/
日本テレビは過去にも不祥事を繰り返している｡
アイヌ民族を誹謗中傷する見世物を正月に出したり､オウム真理教の麻原彰晃の画像を当時人気だったシティハンターなるアニメの中に組み込んだりした｡電波少年なるクズ番組では悪事三昧そのもので､猿岩石なるタレントのヒッチハイクもどきにヤラセを組み込む犯罪ぶり｡この種の犯罪は腐る程ある｡
こんな連中に信用しろと言われても無理な話で私は無視している｡さらにはいじめ番組の横行だ｡｢ぐるぐるナインティナイン｣における『ゴチになります』など､完全なるヤラセといじめの横行だ｡それで人を楽しませてやるという傲慢さ｡その傲慢さがマッターホルン登山でも顕になった｡これは登山家への侮辱そのものでしかない｡この種の苦言を繰り返さねばならない私はため息を付かざるを得ない｡
こんな程度なら､過去放映された『すばらしい世界旅行』を再放送していろと言いたい｡陸上競技､中東の映画や欧州ドラマ､ハンドボールやラグビーの試合を中継していたほうが数段いい｡実に情けないとはこの事だ｡
2012年10月22日
ネット依存症がヘイトスピーチを生み出す
【こちら特報部】「深刻化するネット依存 利便性落とし穴」2012/10/06（東京新聞）
フェイスブックの利用者が十億人を突破した。わずか六年で世界中の七人に一人が利用するまでに拡大。フェイスブックに限らず、インターネットは短期間に日常に根付いた半面、「負の部分」も大きくなった。ネットを見ないといられないネット依存症だ。スマートフォンなどの浸透は依存症をさらに拡大させる。原因、どう対応すべきかを考えた。（上田千秋・荒井六貴記者）
◆「自覚症状なく深みに 利便性 落とし穴」
「朝、起きることができない。会社に行くことができない」。豊島区西池袋の榎本クリニックを訪れた三十代の男性会社員は精神科の深間内文彦医師にこんな症状を訴えた。話を聞いているうちに深間内氏は患者が典型的なネット依存だと気付いた。
この男性はコンピューター運用やソフト開発などを担当するシステムエンジニア（ＳＥ）で忙しい毎日を送っていたにもかかわらず、毎晩遅くまで、フェイスブックでも文字による「おしゃべり」やネットによる株取引を続けていた。
この男性と同じように過度のネット使用が原因で、不眠などの不調を訴えるネット依存の患者は最近、明らかに増えているという。
一九九〇年代以降、急速に発展・普及したインターネットは情報収集、買い物、ゲームなどに加え、最近はフェイスブック、ツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）サイトの登場によって、人的交流、意見交換の場にもなりつつある。
ネットによって利便性が向上する一方、ネット使用をやめられない依存症が急増している。ネット依存の専門治療部門がある久里浜医療センター（神奈川県横須賀市）によると、二〇〇八年段階で、国内で二百七十万人（推計）に及ぶという。ネット依存は自覚症状が薄いとされ、実際はもっといるだろう。
なぜ、ネット依存になるのか。深間内氏はネット依存の裏側には「ネット上での心地良い体験」があると指摘する。「ネット依存はパチンコなどと同じで、一度、成功した体験を忘れられず、それを追い求めてやがて、心のコントロールが利かなくなる」という。交流サイトで懐かしい人から連絡を貰った、自分のネット上の発言が関心を持たれ、自分のツイッターのフォロワーが急増した・・・。そんな心地良い体験によって、ネットをチェックし続けていくという構図だ。
加えて、ネットによって簡単に現実逃避できる特性も依存症を高める原因だ。特に忙しい人間は「ストレスが溜まりやすいので、ネットへ現実逃避しやすく、依存症になりやすい」（深間内氏）という。
問題なのは、ネット依存が、薬物やアルコール依存とは違って人にそれほど指摘、批判されることもないことだ。治療が必要であるにもかかわらず、自覚がないため、深みに嵌り、「出社不能、家庭崩壊」（深間内氏）など、最悪の結果に繋がる。
しかも、最近のスマホ、タブレット端末などの登場で依存症は拡大。ネット依存の問題に取り組むグループ「エンジェルアイズ」（東京）の遠藤美季代表は「わずかな時間でもネットを利用できるようになり、この結果、依存が広がっている」と指摘する。
◆「居心地いい世界」「政府無策 危機意識なし」
大人ばかりではなく、ネット依存は子どもの間にも確実に広がっている。小学校高学年男児の保護者は息子がチャットなど深夜までネットに熱中する姿を見て「このままでは学校に行かなくなるし、将来、人間関係をうまく築くことができるだろうか」と不安になり、東京都内の男性スクールカウンセラーに相談した。
カウンセラーによれば、「子どものネット依存を心配する相談が増えている」といい、「子どもの方がネット技術の吸収力が高く、ネットに嵌り易い部分がある。放置すれば、引きこもりなどに繋がる恐れもある」と指摘する。
不登校や引きこもりなどの対策に取り組むＮＰＯ法人「教育研究所」（横浜市港南区）の牟田武生所長はネットが普及し出した九八年、「これまでになかった傾向の不登校が出てきた」と感じた。
それまでの不登校といえば、いじめ、勉強ができないなど、具体的な問題を抱えた子どもが中心だった。しかし、それほどの理由もないのに相談にやって来る子どもが出てきた。「『家で何をしているの』と聞いて、返ってきた答えが『ネットゲーム』だった」と振り返る。
それ以降、通信環境の向上、パソコン、携帯電話の普及に伴い、ネット依存の子どもが増加。「ネットの中では『学校に行かなくていいの』とか『勉強しないと大人になってから困るよ』とか嫌なことを言われないから居心地がいい。仲間と助け合いながら敵を倒す仕組みなので連帯感もある。一人でやるテレビゲームはそのうち飽きるけど、ネットゲームはそうじゃない。学校の友達なんかいらない、ということになるんです」。大人以上に、子どもは居心地のいい世界から抜けることができなくなる。
それではどう対応し、依存症を克服するのか。ネット技術は今後、さらに向上。放置しておけば、ネット依存は一層広がる。
第一は自分が依存症であることを認識させることだ。二十年前、国内で初めてコンピューター関係の依存症の外来診療を開いた成城墨岡クリニック（世田谷区）の墨岡孝医師は「とにかく依存症だと気付いてもらうこと」と強調。その上で「ネットをやめるよう説明し、本人に納得してもらう」というやり方で治療を進めている。
ただ、ネットが身の回りにある以上、この方法では「余程、自制心が強くないとやめるのは困難」（牟田氏）でもある。牟田氏は「投薬治療もできない。重症の場合はネットが完全にない環境に置かないと治らない」といい、「完全切断」の必要性を説く。
牟田氏は〇五年、富山県黒部市に「宇奈月自立塾」を設立。ネット環境はない。ニートやネット依存の若者約十五人を集団で生活させて、社会復帰に向かわせている。短い人で三ヶ月、長いと一、二年生活する中で少しずつ立ち直っていくという。「仕事でも遊びでも友人でも、ネットに代わるものを見つけさせて、面白いと思うようになれば自然とネットから離れていく」と語る。
しかし、子どもはともかく、大人にとって携帯電話や、電子メールは、もはや社会生活を営む上での大前提になってしまっており、簡単にはネットを切断することはできない。そこがネット依存対応の難しいところだ。
政府はネット依存に対し有効な手を打てていない。「このままではネット依存者は増えていくのに、政府に危機意識がない。予算を掛けて真剣に取り組むようにならないと状況は変わらないだろう」。牟田氏は強く警告。墨岡氏も「政府はソフト産業などを伸ばしたいのだろうが、ネットの陰の部分にも目を向けるべきだ」と語った。
http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11372901005.html
お隣の韓国では若年層の1割がネット中毒で､ネット中毒診療科まである｡
つまり､立派な精神疾患として認定されているわけだ｡中央日報を引用する｡ちなみにこの新聞は保守系であることを明記させていただく｡
ＩＴ強国・韓国の現実？ 幼児・児童のネット中毒が深刻レベルに
2012年03月06日09時25分
[(C)中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/890/148890.html
ソウルで夫と共稼ぎをしているＡさんは、このところコンピューターゲームにはまっている５歳の息子のために悩みが深い。コンピューターやタブレットＰＣをできなくすると止められないほど駄々をこね、吐くまで泣きやまないためだ。２番目の子どもがコンピューターに接するようになったのは２年前ぐらいだ。当時Ａさん夫妻は保育園生活にうまく適応できない１番目の子ども（６）の面倒をみるために２番目の子を親戚の家にいつも預けていた。そこで小学生のいとこらとコンピューターやタブレットＰＣを一緒にして遊びながらゲームにはまることになったのだ。その後静かに放っておけばインターネットゲームを５～６時間ずつするのが常だった。Ａさんは「子どもをなだめてみたが別に効果はなかった」と話した。幼稚園生活もうまくできず、先月インターネット中毒専門相談機関で検査を受けた結果、注意欠陥・多動性障害（ＡＤＨＤ）の診断が出された。
幼児・児童のインターネット中毒が深刻な水準に達したことがわかった。満５～９歳の幼児・児童のインターネット中毒率は７．９％で、満２０～４９歳の成人の６．８％より高かった。
行政安全部は５日、こうした内容を盛り込んだ「２０１１インターネット中毒実態調査結果」を発表した。今回の調査は昨年１０～１２月に満５～４９歳の１万人を対象に１対１の面接方式で行われた。このうち幼稚園高学年または小学校低学年に該当する幼児・児童の調査は初めてだ。これによるとすべての年齢層のインターネット中毒率平均は前年の８．０％より小幅に下落した７．７％だった。性別では男性が９．１％で女性の６．１％より高かった。満１０～１９歳の青少年の中毒率は１０．４％で、前年の１２．４％に比べ２ポイント下落した。
青少年のインターネット中毒が、低所得層や多文化家庭、片親家庭で多いのに対し、幼児・児童は共稼ぎ夫婦が多い中産層の家庭で高く現れた。世帯所得が月平均３００万～４００万ウォンの家庭の幼児・児童の中毒率が１１．３％で最高だった。韓国情報化振興院のオム・ナレ責任研究員は、「共稼ぎ夫婦が子どもらとともに時間を過ごす代わりにコンピューターやスマートフォンを持って遊ばせるのが主な理由のようだ」と説明した。
専門家らは幼児・児童のインターネット中毒をしっかり管理しなければ、青少年・成人まで続きかねないと警告する。また、幼児・児童段階で過度にＰＣに露出すれば認知・学習能力が落ち、ＡＤＨＤに発展する可能性も提起される。オム研究員は、「まだ幼い年齢でＰＣやスマートフォンにはまることになれば、発達段階に習得しなければならない他の内容を習得しにくくなる。対人関係にも困難が生じかねない」と指摘した。また、「インターネット中毒はＡＤＨＤ発生とも相関関係が高い」と指摘した。実際インターネット中毒判定を受けた青少年の知能指数（ＩＱ）は、そうでない学生より低いという研究結果もある。インターネット中毒が認知能力を司る前頭葉に悪影響を及ぼすためとの説明だ。
このため幼児・児童時期に正しいインターネット使用に対する体系的な教育が必要だという指摘が出ている。韓国青少年政策研究院チャン・グンヨン研究委員は、「両親がインターネットにはまった子どもを訓育しようとしても支援を受けられる体系が不足している。学校と政府機関を網羅した汎政府次元の支援システムを整えなければならない」と話した。
韓国のネット中毒患者数は３４万人、２０代以下９６．９％＝韓国
【社会ニュース】 2011/09/26(月) 16:05
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0926&f=national_0926_169.shtml
韓国ハンナラ党の劉正福（ユ・ジョンボク）議員は26日、2007年から2011年6月までのインターネット中毒関連患者が34万1971人に達し、年々増加していることを明らかにした。うち20代以下の患者は、全体の96．9％を占めた。複数の韓国メディアが報じた。
インターネット中毒関連患者の推移は、07年7万25人、08年6万8484人、09年7万3975人、10年7万4646人で、年々増加していた。11年は上半期だけで5万4841人の患者が新たに発生した。
10年の患者（7万4646人）を年代別でみると、10代が4万3307人（57％）、0―9歳が2万7606人（37％）、20代が1410人（1．9％）で、0歳―20代以下の患者は全体の96．9％に上った。
「インターネット中毒」という明確な病名がないことから、ユ議員は健康保険審査評価院が作成した審査評価資料を分析し、◆習慣および衝動障害、◆活動性および注意力の障害、◆過度の運動性行動障害、◆過度の運動障害、◆うつ性の行動障害などに当てはまる患者の数を集計した。
ユ議員は、「最近はインターネットゲームにはまり、子どもを餓死させる事件が発生するなど、ＩＴ強国という華麗な言葉の裏にはインターネット中毒という暗い面があることが分かった」とし、インターネット中毒患者に対する体系的な治療策が必要だと主張した。（編集担当：新川悠）
「16歳未満を対象に、午前0時から朝6時まではオンラインゲームを遮断する」シンデレラ法が去年11月から適用されるまで韓国はネット中毒が深刻である｡
そこで､このシンデレラ法を日本にも導入すべきだと私は考えている｡未成年(20歳以下)に対して午後11時から朝9時までオンラインゲームやSNS､オンラインストレージサービスへの接続を遮断するべきだ｡携帯電話のメールも類似した規制が必要だ｡そして､その規制の中でほどほとに使うのなら容認すべきだと思う｡
また､精神疾患当事者にも規制はそれなりに必要だと思われる｡例えば接続時間を規制するなどのアイデアはあっていい｡また､この規制はひきこもり対策にもつながる｡私は発達障がい当事者の声を伝えるというもうひとつの目的があるからネットをやっているに過ぎない｡
成人のひきこもり対策に関して言うなら､ネットの時間規制が最適である｡深夜のネットは法人以外は最長2時間とし､4時間たたないと再接続できないツールを接続させるよう義務付ける､シンデレラ法でオンラインゲームなどの運営を禁止するなど､アイデアはある｡
このネット中毒はパチンコ中毒と同じで始末に負えない｡パチンコ代ほしさから借金地獄に陥ったり、仕事や家庭そっちのけでパチンコに夢中になったあげく、会社をクビになったり、家庭崩壊につながったりしているにもかかわらず、パチンコがやめられない状態を「パチンコ依存症」という｡しかも､パチンコ店にはATMまで設置してあるというのだからびっくりだ｡
この国にとってネット中毒にしろ､パチンコ中毒にしろ､ギャンブル中毒にせよ､ろくなことはない｡ギャンブル中毒で言えば元プロレスラーの安田忠夫がいい例だった｡今や風俗店の用心棒にまで成り下がったというのだから皆さんショックだろう｡まず､精神疾患が出ていることを重視し､建設的な議論を経て規制を行うべき段階に来ている｡
ちなみにここで一つ､通称ネウヨ諸君に警告しておきたい｡
私は韓国人や朝鮮人への批判目的でこのコラムを書いたわけではない｡特定の民族を誹謗中傷するようではチャップリンの言う『血の神秘的迷信』そのものであり､馬鹿げているとしか思えない｡諸君が大人になることを心より望む｡
本屋の店頭でも馬鹿げた嫌韓･嫌中華＝日本バンザーイのジャンクブックが幅をきかせる限り日本人が精神的に成熟するとは思えないし､ネットでヘイトブログが人気ならなおさら無理だろう｡
この記事へのコメント
わたしも、2chで、『青い鳥問題の本質について』と題しわざわざ掲示板を設け、ヘタレの輩が、的ハズレな罵詈雑言をタレ流しているみたいですが、奴等もネット依存症の寂しい烏合の衆なのでしょう。更に興味深いのは、『青い鳥』というハンドル-N．だけで、どこかの新左翼(極左)の御仁と間違えておられみたいで、わたくしめは腹を抱えて笑っている次第です。わたしが秋原葉月さんのブログに投稿しているコメントに対し、低俗なヘタレコメントを書いています。(爆)
小野哲さんにつきまとうネット依存症のお気の毒な稚拙な輩が、おみえの様だが、わたしは断言する。お前らは、どうあがいても小野哲さんを超えることは出来ない!!。 小野哲さんからキツイ論破(お灸)をすえられ、泣きベソかきかきスゴスゴと遁走するのが落ちですゾ。^･^ もっと建設的な思考回路の構築に心血を注ぐべきだ。仏の顔も三度までだよ…、君たち!!!
へ(^_^)
Posted by 青い鳥 at 2012年10月22日 21:33
青い鳥さんからのコメントに回答させていただきます。
要するに自信がないから面と向かってコメントしないのでしょう｡
私に変な攻撃を仕掛けている愚か者どもはバラバラになったら烏合の衆で弱虫小虫そのものです｡まあ､私は私より上の人たちがいることを自覚していますのでいいのですが｡2ちゃんねるなんぞ信用できないと私は何度も批判をしているのですが『青い鳥問題うんぬん』ということはそれほど弱虫小虫の象徴なんでしょうね。穏健保守派も嘲笑すること間違いなしですよ。
まあ、S一派の愚か者どもは論破の値もない連中です｡刀のサビにする価値もない､せいぜい馬鹿にされるのがオチですね｡おそらく建設的な思考回路の構築なんぞには頭は回らないんじゃないですか。
2012年11月21日
おれはジャイアン ガキ大将 (｢おれはジャイアンさまだ！｣より)
なんとも嫌な曲である｡
藤子・F・不二雄作品の｢ドラえもん｣の登場人物･ジャイアンの歌から今回のかく語りきをおこなう｡作詞のたてかべ和也氏はジャイアンのキャラを生かしているが､私が今戦っているネウヨどももこんなものである｡
自己肥大の｢天下無敵｣と信じこみ､弱者をいじめてそれで目じゃないとほざくおそまつさ｡自分が街一番の人気者と思い込むジャイアンと自分の主張が全てと思い込むお間抜けなネウヨ共は考えが一致しているというしかない｡
私は言葉を使うことの怖さや恐ろしさをブログやTwitterで知っている｡その言葉は人を励ますこともあれば人を傷つけることもある｡刃物よりも怖いものなのだ｡その言葉を弱者をくじくために使うのなら､私は弱者の盾となって戦う｡それが本来のガキ大将ではないのか｡
日常生活の私はジャイアンでもない｡イケメンでもないし､頭がいいわけじゃない｡三十路の独身男にすぎないのだ｡凡人として今まで歩いてきたしこれからもそうしたい｡ただ､人として筋の通らないことだけは許せないだけだ｡
2012年02月03日
自国民を侮辱する国に愛国心を持てるか
『愛国心とは、ならず者の最後の砦である』
"Patoriotism is the last refuge of a scoundrel"
イギリスの文学者、サミュエル・ジョンソン( 1709年9月18日 - 1784年12月13日)の有名なせりふを冒頭に用意する。
実は、とんでもない判決もどきがまたしても垂れ流されてしまった。恥ずかしい限りである。
＜君が代訴訟＞教職員の敗訴確定へ 最高裁が弁論開かず
毎日新聞 1月26日(木)21時39分配信
学校行事で日の丸に向かって起立し君が代の斉唱を求める東京都教委の通達は違憲として、都立学校の教職員らが義務がないことの確認などを求めた訴訟の上告審で、最高裁第１小法廷（宮川光治裁判長）は判決を２月９日に言い渡すことを決めた。２審判断を見直す場合に行われる弁論が開かれず、教職員が逆転敗訴した東京高裁判決（１１年１月）が確定する見通し。
１審・東京地裁判決（０６年９月）は「教育基本法が禁じる『不当な支配』に当たり、憲法が認める思想・良心の自由を侵害する」として通達を違憲と判断し、賠償も命じた。これに対し２審は「不当な支配に当たらず、憲法にも反しない」と逆転敗訴としていた。【石川淳一】
だが、この判決もどきは国際法違反である。
東京高裁の｢判決｣は無効であると断言する。まず、世界人権宣言第19条の｢すべて人は、意見及び表現の自由に対する権利を有する。この権利は、干渉を受けることなく自己の意見をもつ自由並びにあらゆる手段により、また、国境を越えると否とにかかわりなく、情報及び思想を求め、受け、及び伝える自由を含む｣に完全に違反している。
私は愛国心を押し付ける今回の犯罪は国家もしくは東京都教育委員会の自信のなさを自ら証明していると考えている。当然、私は君が代を歌う気持ちにはなれない。中華大陸における独裁政権の法輪功に対する迫害とどう違うのか、論理を持って説明願いたい。
返す刀で、私が日の丸や君が代を押し付ける国への不信感を強める事件があった。最初に私のコラムを乗せる。その次にさせてもらいたい。
改めて『血の神秘的迷信』を批判する 改訂版（小野哲）
テーマ：ブログ
2011-02-11 09:26:20
サッカーアジア杯で日本代表が優勝を果たした。
決戦でゴールを決めた李忠成選手は自身のブログで「僕にとって祖国は日本・韓国の二つです」と語っている。在日韓国人四世である彼は日本籍を取得したにもかかわらず、韓国名の漢字をそのまま使い、メディアに出演し、自分の出自を堂々と明かしている。
だが日本人は精神的な鎖国状態を相変わらず続けている。それで変なところで『開国だ』と馬鹿みたいに騒ぐのだからおかしな事だ。それなら、国籍取得条件を若干緩め、出生地主義に基づく国籍取得条件に20年かけて切り替えるべきである。それぐらいは受け入れ可能ではないか。
2ちゃんねるなどにてオナニーそのものの独りよがりの暴言を繰り返すネットファシストや在日韓国人を誹謗中傷する『韓国人』には李選手の思いは理解しがたいだろう。彼は悩んでアイデンティティを変更したのであり、韓国への敬意は忘れてはいないのだ。
同じ心境なのだろうが、ソフトバンクの孫正義社長も、在日韓国人(日本籍)だが、決して韓国への敬意は失っていない。生まれた場所や血筋だけで民族を決める今までの概念を我々は捨てないといけない。チャールズ・チャップリンいわく『血の神秘的迷信』そのものであり、単に君が代を歌えば愛国心があるだの日の丸を掲げると愛国心があるだので言うなら、それはもはや愚か者の論理であり、目もあてられない代物である。
李選手については韓国の中央日報が詳しく取り上げている。
日本サッカーの英雄になった李忠成、「私の姓はＬＥＥ」
日本サッカー代表チームが３０日（韓国時間）、カタール・ドーハで行われた豪州とのアジアカップ決勝戦で延長接戦の末に１対０で勝利し、通算４度目の優勝を達成した。延長戦後半４分に左ボレーシュートで決勝ゴールを決めた李忠成（２６、広島）は日本の英雄に上り詰めた。
李忠成。在日同胞4世の彼は、韓国取材陣と会うとすぐ、「韓国語が下手ですみません」と話した。それから日本語で「私は韓国人でも日本人でもなく、サッカー選手としてここにいるだけ」と話した。完全な韓国人にも日本人にもなることができなかった彼に、祖国は サッカー だけということだろうか。決勝ゴールを決めた彼は両手の親指で自身の背に刻まれた Ｌｅｅ を示した。イ・チュンソンは「りただなり」という名前の日本人になったが、韓国の姓の「李氏」を守った。
幼少時に東京地域リーグで頭角を現わした彼の幼い時の夢は、胸に太極マークを付けることだった。2004年に機会が来た。アジアサッカー連盟（AFC）U-19（19才以下）選手権を準備する韓国U-19代表チームが坡州（パジュ）NFC（代表チーム訓練センター）に彼を呼んだ。だが韓国選手らの水準は高かった。当時U-19代表チームの攻撃ラインには朴主永（パク・ジュヨン、モナコ）、金昇竜（キム・スンヨン、ガンバ大阪）、辛泳録（シン・ヨンロク、済州）など有望株が並んでいた。何より韓国選手らの冷たい視線は克服しにくかった。韓国語をまともにできない彼はいじめにあった。彼は昨年韓国の放送局とのインタビューで、「パンチョッパリ（韓国人が在日韓国人をさげすむ言葉）という言葉まで聞いた。ショックだった」と回想した。
まず李選手には差別の視線に置かれ苦しめられた事に対して同じ同胞の日本人として恥ずかしく、率直にお詫び申し上げる。そして、同胞として活躍を祝福したい(上から視線の物の言い方で失礼であるが)。国籍取得のさい、親族の反対にあったそうだがそれでも信念を貫いたのだから立派ではないか。
ちなみに私はフィギュアスケートの報道に対して技よりも周辺の人間関係で煽る番組構成に批判を重ねている。浅田真央選手やキム・ヨナ選手の人間関係よりも、あくまでも技にしか私は興味はない。同じ事は李選手にも言える。元ポルトガル代表のデコのように多くの人達に認められるサッカー選手であってほしいだけである。
彼等が大活躍し、日本に蔓延るファシストどもを黙らせる日々が来るよう、願う。それと同時に、日本が血の神秘的迷信から一日も早く解き放たれ、公平な社会が実現されるよう願う。その最終形態とは、日本の国籍法が血統主義から出生地主義に転換され、日本で生まれ育った外国籍の方々が二重国籍としての日本籍を得られ、普通に生活出来るようになることだ。それすら嫌がる極右の在特会の愚か者どもにはもう、見下すしかない。
今回参考にしたのは以下のサイトからです。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=137098&servcode=600
2012年2月1日(水)
沖縄防衛局が選挙介入
衆院予算委 赤嶺議員が暴露
職員・親族リスト作成 宜野湾市長選
しんぶん赤旗
「新基地を押し付ける国家権力による選挙への不当な介入だ」―。日本共産党の赤嶺政賢議員は３１日の衆院予算委員会で、米軍普天間基地「移設」問題が大争点になっている沖縄県宜野湾市長選挙（２月１２日投票）に関し、防衛省沖縄防衛局が選挙介入していた疑惑を内部告発をもとに明らかにしました。
赤嶺氏が暴露したのは、沖縄防衛局の総務部総務課人事係が局内各部の庶務担当者あてに送った２通の電子メール。メールには、同局が、選挙権のある職員や親族らのリストを作成し、対象者を集めて真部朗（まなべろう）局長が「講話」を行っていたことが明記されています。４日付文書は「宜野湾市在住の職員及び宜野湾市に選挙権を有する親族」の調査を依頼。１８日付ではその対象者に局長「講話」（２３日午後４時、２４日午前１０時）を「必ず聴講する」よう通知を求めています。指定された時刻は職務中です。
赤嶺氏は、「沖縄防衛局が職権を使って有権者リストをつくらせ、局長の『講話』をきくように指示・命令していた」「国家機関の選挙に対する中立・公正の義務、選挙における地位利用の禁止に反することは明らかだ」と追及しました。
赤嶺氏はまた、「政府が昨年の仕事納めにやったことが（新基地建設に向けた）環境影響評価書の提出強行だった。仕事始めにやったことが選挙への介入だ」と指摘。「アメリカの要求に応じて、県民が何を言おうがとにかく基地を押し付けることは許されない」と迫りました。
野田佳彦首相は「とにかく事実確認させてください」と繰り返すだけ。田中直紀防衛相は「至急確認をする。そういう事実があってはいけない｣と答弁｡中井洽（ひろし）予算委員長は「局長『講話』等も含めてきちんと出すように」と求めました。
宜野湾市長選挙は、普天間基地の無条件撤去と新基地建設反対を掲げるイハ洋一・元市長と自公支援候補の一騎打ち。新基地推進勢力は、イハ氏を当選させないことが、新基地反対の県民総意を切り崩せる契機になるとみています。
同委員会後の理事会では、防衛省の鎌田昭良大臣官房長が説明。「講話」が行われたことは認めました。防衛省職員を沖縄に派遣し、事実関係について調査を開始したことを明らかにし、２月１日朝の理事会で報告すると述べました。
2012年2月2日(木)
メール・「講話」は事実
赤嶺議員の指摘 政府が認める
沖縄防衛局 宜野湾市長選介入
しんぶん赤旗
日本共産党の赤嶺政賢議員が衆院予算委員会（１月３１日）で明らかにした防衛省沖縄防衛局による沖縄県宜野湾市長選挙（５日告示）への介入問題で防衛省は１日、赤嶺議員の質問通り、同局が職員・親族の有権者リストを作成し、その対象者に真部朗（まなべろう）局長が「講話」を行ったことを認めました。予算委理事会に渡辺周副大臣が報告しました。
民意への介入浮き彫り
同省は赤嶺氏が示したメールについて「実在が確認された」とし、「講話」については「局長が発意し、１月４日に指示した」と報告。宜野湾市在住の職員や選挙権をもつ親族など８０人をリストアップし、６８人が「講話」を聞いたとしています。
また、棄権防止を呼びかけたもので、「特定の立候補予定者を支持するような内容は確認されなかった」としながら、「講話」の音声や文書記録はないとしました。しかし、真部局長は「普天間飛行場（基地）の所在地であり、宜野湾市民の民意が重要であること」を話したと認めており、新基地反対の「民意」をゆがめるため介入を行ったことが浮き彫りとなりました。
赤嶺氏は同日、穀田恵二党国対委員長とともに記者会見。「民意が重要」との防衛局長発言について、「国策（名護市辺野古への新基地建設）を実行したい立場の沖縄防衛局長のこういう発言は、やはり民意への介入だ」と述べ、「局長ひとりの判断でやったことではない。真実を明らかにすべきだ」と強調しました。
穀田氏は、「『新基地建設のためには何をやってもいい』という野田政権の責任は免れない。国会で局長の証人喚問と集中審議を求めていく」と述べました。
この問題で、田中直紀防衛相ら政務三役は１日夕、省内で対応を協議しました。
これに先立ち、防衛相は記者団に「きょう具体的なことを決めることはない」と述べ、関係者の処分などの対応は２日以降に判断する考えを示しました。
沖縄県は今まで、日米の都合に散々振り回され負担だけを押し付けられてきた。
普天間基地の無条件撤去は当然のことであり、私は日米政府が中華大陸における独裁政権に軍縮を飲ませることと、沖縄周辺の軍関係者の往航の規制を行うことがアジアの安定になると考えてきた。しかし、真部のような役人がやりたい放題とは情けない。
そんな国のどこに愛国心が持てるのか。沖縄県の人々は強く憤っている。
選挙介入「更迭当然」憤る宜野湾・名護市民
社会
2012年2月3日 11時25分 沖縄タイムス
「今思うと、軽率な行為だった」。宜野湾市長選をめぐる沖縄防衛局職員への「講話」を行った真部朗局長は２日、急きょ上京して面談した防衛省政務三役に反省の弁を語った。政治的中立性が求められる公務員の“選挙介入”が国会で問題化し、批判の矢面に。「誤解を招いた。不信感を持たれても仕方ない」。前任者の不適切発言を受けて再登用された「切り札」（防衛省幹部）は沈痛な面持ちを浮かべた。米軍普天間飛行場の県内移設を至上命令とする組織のゆがみに翻弄（ほんろう）される宜野湾、名護の両市民は、「更迭は当然」「トカゲのしっぽ切りで終わらせてはいけない」と憤る。
前日に衆院予算委員会への参考人招致が決まっていた真部局長は２日午前の航空便で上京。委員会出席に備えるため、そのまま国会に向かった。
午前１１時半すぎに到着後、国会内の防衛省控室に向かう際、待ち構えた記者団にもみくちゃに。「選挙への介入の認識はあったか」。記者からの問い掛けに答えず、カメラのフラッシュを浴びながら硬い表情のまま室内へ入った。
田中直紀防衛相らの事情聴取に対し、真部局長は「有権者の親族がいる職員のリストアップは自分の指示ではなかったが、部下から言われ、そうしようとなった」と説明。取りまとめた講話概要について政務三役が「内容はこれで間違いないだろうな」と念押し。講話記録の有無を再三確認されたが、真部局長は「それはない」と否定した。
午後１時すぎに部屋を出た真部局長は、再び記者団に囲まれた。いくつもの質問が飛び交ったが終始無言で、警備員にガードされて身をすくめながら迎えの車に乗り込んだ。
田中防衛相が真部郎局長を更迭する意向を固めたことについて、普天間飛行場の騒音が宜野湾市内で最も激しい上大謝名区に住む垣花辰勇さん（７６）は「はっきり言って（更迭は）当然だ」と言い切った。前局長の「犯す」発言、環境影響評価書の未明搬入にも言及し「これが国の機関のやることか」と憤る。
名護市の飲食店経営の女性（５７）は「選挙は平等であるべきで、職員らを誘導するようなことは許されない。昔から慣習でやっていたのではないか。更迭は当然で防衛省はトカゲのしっぽ切りに終わらず、うみを出すべきだ」と話した。
更迭するしないの問題ではない、どう沖縄県の要求に最大限にこたえるのか。
それに答えないとは情けない。
最後に、愛国心について実にうまい皮肉があったので掲載する。
愛国心（あいこくしん）とは、自らの名声を輝かせたいという野望を持つ者の火種となる燃えやすいゴミ(ホコリとも)。暴虐な支配層が愚民の不満を外に逸らすために発明した宗教である。文字通り国をべた褒めすれば立派な教徒になることが出来るため、にわかなどもいるものの人数は増えつつある。
アンサイクロペディアより
http://ansaikuropedia.org/wiki/%E6%84%9B%E5%9B%BD%E5%BF%83
ああ、お粗末…｡
国際人権宣言全文 http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=908
2012年11月29日
言葉は人を励まし､同時に傷つけるものでもある
【社会】
刈谷の遺族、文科政務官に陳情 私学での長女いじめ自殺
2012年11月26日 20時50分 中日新聞社
私立中在学中のいじめを原因とする自殺で長女を亡くした愛知県内のAさん（５４）が２６日、文部科学省の村井宗明政務官と面会。「私学の自主性を理由に、私学でのいじめ問題に国や県が関わろうとしない現状を早急に変えてほしい」と訴えた。
Aさんは「私学でのいじめで子どもを亡くした遺族は、学校側がいじめを隠蔽（いんぺい）した場合、頼るところがない」と指摘。「授業のカリキュラムなどは行政がみだりに介入すべきではないが、いじめなど人権侵害の場合は、国が積極的に関わり、改善を図ってほしい」と訴えた。
村井政務官は、Aさんの意見に同意した上で「公立でも私立でも安心して子どもが通えるようにするのが使命」と答えた。
長女のBさん＝当時（１６）＝は２００６年８月に自殺した。Aさんは名古屋経済大学市邨中学校（同市千種区）を運営する学校法人市邨（いちむら）学園（名古屋市瑞穂区/末岡 熙章理事長）側を相手に損害賠償訴訟を起こし、名古屋高裁で係争中。控訴審判決の言い渡しは来月２５日。面会後、「必ず裁判に勝ち、娘に良い報告を届けてやりたい」と涙ぐんだ。
（中日新聞）
娘自殺で学校訴えた准教授、給与支払い申し立て
2012年5月11日 00時24分
愛知県岩倉市の高校２年Bさん＝当時（１６）＝の自殺は中学時代のいじめが原因として名古屋高裁で争っている母、Aさん（５４）＝愛知県刈谷市＝が１０日、学校法人「市邨学園」（名古屋市瑞穂区）に給与の支払いを求め、名古屋地裁に仮処分を申し立てた。
市邨学園は、Bさんが通っていた名古屋経済大市邨中と、Aさんが准教授を務める名古屋経済大短期大学部を、ともに運営している。
申立書によると、Aさんは２００４年３月に突然、解雇通知を受けた。不当を訴えて提訴し、勝訴が確定した半年後の０６年、Bさんが自殺した。
職場復帰を話し合おうとしたが、学校側に拒否されたまま、今年４月から月５９万円の給与が支払われなくなったとしている。
名古屋市内で会見したAさんは「Bの裁判での人格攻撃に続き、今度は経済的に遺族を追い詰めようとしている」と述べた。
代理人は「娘の自殺で精神的に不安定となったAさんの職場復帰には精神面の配慮が必要だが、学校側は全く応じない」と語った。
Bさんのいじめ自殺訴訟で、名古屋地裁は昨年５月、いじめを受けた時期から４年近くたっていたが、自殺はいじめの後遺症が 原因だと認め、市邨学園と当時の担任らに１４９０万円の支払いを命じた。
双方が控訴している。
■市邨学園が運営する名古屋経済大総務部の話…学園の規定に基づいているのであり、それ以上はコメントはない。
（中日新聞）
このケースによると2002年4月に入学した被害者は同級生の女子生徒８｢人｣(私はこの連中を獣としか思わないので｢｣つきにしています)からノートや机に「ウザイ」「死ね」と書かれたり、靴に画びょうを入れられたりした。被害者は翌年４月に別の公立中学に転校したが不登校状態に追い込まれ０４年２月に解離性同一性障害（多重人格）と診断され、０６年８月、自宅マンション８階から飛び降り自殺した。
中学在学中、娘の異変に気付いたAさんは、担任らに何度も救いを求めたが、取り合ってもらえなかったという。しかも組織ぐるみで情報の隠蔽も行われていたというのだ｡「Bさんへのいじめは存在しない。仮に生徒同士のささいな衝突を『いじめ』と呼び、自殺との因果関係が認められるとしても、転校後の出来事がBさんの死に影響している」とまでBさんの魂を引き裂く暴言を法定で堂々と行った｡
こういう学校法人こそ容赦なく解散命令を下すべきだと思うのは私だけだろうか｡言葉の怖さを知るべき教師がこんな暴挙を繰り返すというのは恐るべき発想だ｡しかもBさんは元父親(カナダ人男性)とのハーフだった｡Aさんはこの学校法人に務めている｡そこでいじめをやめさせるよう学校関係者に申し出たときこんな恐るべき暴言を吐かれたという｡
「子供が傷つくのはたいしたことではない。頭をピシャッと叩いて、首に縄を付けて学校に引っ張っていけばいい。あんたは娘がハーフで個性があると勘違いしているみたいだが、それはあんたの勝手な勘違い。うちに来るような生徒は凡人ですよ、凡人」
更にフライデーで末岡はこんな放言までしでかしたというのだから救いようがない｡
「(Bさんは)うちの生徒ではなくなっているし、(加害)生徒たちはいじめではないと証言していますから、謝罪と言われてもね。いじめというよりいたずらです。(一審)判決が(いじめを)認め敗訴しても私たちとしては(いじめは)なかったとしか言えない」
言葉というのは人を励まし､同時に傷つけるものでもある｡
その自覚すらない愚か者どもに教育を語る資格はない､彼らの言う｢教育｣は人の運命を狂わせる狂育そのものでしかなく､絶対に許されない犯罪だ｡しかも､痴漢冤罪被害者の植草一秀氏を教授として引っ張ったのも何のことはない､己等の売名行為に過ぎなかった｡理念が欠落した学校法人だと断罪せざるを得ない｡
こんな馬鹿な学校法人の再生にはどうすればいいのか｡学校法人の解散か､回避したいのなら以下の条件をすべて飲んでもらう｡
1.Aさんの主張を全面的に認めて謝罪し､当時の加害者共の民事訴訟をAさんと連名で行うこと｡慰謝料1億円を一払で払うこと｡
2.学園の理事長や学長をすべて入れ替え､以下の体制でやってもらう｡
理事長 Aさん
理事 地元の銀行OB､日本共産党元参議院議員･筆坂秀世氏ら5人(政治信条を脇に置くこと)
評議会 理事会との関係を完全に断絶し､フラットに話し合える関係にすること｡
名古屋経済大学(法学部､経済学部､経営学部､人間生活科学部､短期大学部)については犬山市にあることを考慮に入れ､隣接する春日井市にある中部大学(工学部､応用生物学部､人文学部､国際関係学部､経営情報学部､生命健康科学部､現代教育学部)および名城大学(法学部､経営学部､経済学部､理工学部､農学部､人間学部､薬学部､都市情報学部)を運営する学校法人に学校法人ごと吸収合併してもらう｡そうすることで学校法人の質を向上させることができる｡なお､経済学部が両大学にある場合は両大学のキャンバスに移転した上で跡地については在日コリアンを中心にしたインターナショナルスクール及び大学とする｡
新大学の学長には植草一秀氏を推薦する｡また､重複する学部については中部大学､名城大学を優先して残し､名古屋経済大学については完全になくす｡また高校及び中学校についても6年後をめどに統合を行い､名古屋経済大学については完全廃校とし､跡地は在日コリアンを中心にした中高一貫校に転換すること｡その理事長および経営者には末岡ら市邨学園の無責任極まりない愚かな経営者共にやらせ､キャンバスや学校の土地建物の買取資金及び運営資金は彼らの私財も提供させる｡訴訟被告人(校長、担任、加害生徒8名と保護者15名)にも当然無償で参加を命じる(何も私は連中に死ねとは言わない｡言えば連中と同じであり､連中には生きて罪を償わせるのが人道上正しい成敗である)｡
この提案には日本と韓国･朝鮮との不幸な対立の関係を解消するアイデアがある｡最後にBさんの遺書を引用し､彼女の冥福を祈ると同時に加害者共が己の犯した罪を真摯に受け止め､償うことを強く求め､このコラムを締めにしたい｡
まま、大好きだよ。みんな大好きだよ。愛してる。でもね、もうつかれたの。Bの最後のわがままきいてね。こんなやつと友ダチでいてくれてありがとう。本当にみんな愛してるよ。でも、くるしいよ
なお､被害者の実名に関しましては伏せていますのでご了解ください｡また､これで私を｢在日認定｣するなら､それは名誉毀損罪に相当します｡
そして、ハラスメントを堂々と商売のネタにするこんなとんでもないあほたれどもがいる。
もう、目も当てられない代物ではないか。
今回はGoogle Bloggerの怠慢なサービスにより特別対応で後半に分けます。
