2013年9月1日日曜日

サガン鳥栖と金権野球部

 J1サガン鳥栖と金権野球部。
 この両者を分けているのは地域に対する情熱の差である。これを今回、日々格闘記より引用したい。
2011年11月06日

Jリーグだけに閉じこもっている場合じゃない

 まず最初にコメントを述べておきたい。

 織田信成選手の中国杯2位に祝意を表明する。織田選手は怪我を抱えながらも見事2位と立派である。だが、このことに満足することなく厳しい自己研磨に挑むことを望みたい。苦境の中で這い上がれるだけの力がどれだけあるかが問われている。

 さて、今回はサッカーのJリーグ活性化について提案をさせていただきたい。

 案の定と言うべきなのだろうか、J2降格はモンテディオ山形、アビスパ福岡となってしまった。J2ではJ1昇格争いでFC東京、サガン鳥栖、コンサドーレ札幌、徳島ヴォルティスの4チームにほぼ絞られた。有力なのは東京、鳥栖、札幌だがまだ分からない。

 だが、地方のサッカークラブでもJリーグを目指す動きはある。そこで、Jリーグの各チームで経営危機にあるチームを再生させ、かつ地方のクラブチームに機会を与えるべく以下の提案を行う。

1 Jリーグおよび韓国のKリーグの上部組織として日韓共同リーグ「プレミアステージ(仮称)」を設立し、設立する前年の両リーグで5位までのチームをプレミアステージに昇格させる。最下位のチームは所属する国家のチームに降格させ、9位のチームはプレイオフで勝利を治めたチームとの入れ替え戦に回す。なお、将来的にはアメリカ、ニュージーランド、オーストラリアもこのリーグに参加できるようにすること。

 参加条件は企業名をクラブチームの名前からはずすこと、地域の名前を必ずクラブチームにつけること。また欧州サッカー連盟のファイナンシャル・フェアプレイ制度を導入し、健全経営を義務付けさせる。

2 Jリーグ1部に参加するチーム数を14チームに削減する。クラブライセンス制度を強化して導入。

3 Jリーグ2部に参加するチーム数を22チームにまで抑制する。

4 1部、2部問わず財務上債務超過状況が2年続いた場合、Jリーグ3部へ強制的に降格させる。東西リーグにわけ、各15チームで競い合う一方、年俸を300万円に抑制するなど健全経営に努めること。JFL、地域リーグから参加できるようにすること。

5 反社会的勢力との接触を防ぐため弁護士を必ず代理人としてつけることを義務付ける。選手およびフロントは反社会的勢力およびその関係者と不適切な関係を持つことを禁止する。

6 再生が難しいクラブチームについては解散させ、地域チームから再生させる。東京ヴェルディについては岩手県盛岡市に移転させ、グルージャ盛岡、FCガンジュ岩手、アンソメット岩手・八幡平を吸収合併させ、盛岡ヴェルディとして再生させる。アビスパ福岡については問題のあるウルトラオブリを解散させ、違法行為を厳しく裁くことを条件にJリーグ3部ウェストへの降格で済ませる。

7 選手獲得にドラフト制度を導入する。モデルはMLBのドラフト会議制度をそのまま導入するが、日本の事情に合わせて若干手直しする。

8 特定のパトロンの資産にすがりつくようなクラブ運営を規制する。17億円の債務超過を楽天の三木谷浩史の債権放棄で帳消しにして「健全化」するヴィッセル神戸はもってのほかであり即刻Jリーグ3部ウェストに降格させるべきである。サガン鳥栖やカターレ富山のほうが数段レベルが上である。

9 所属するチームはユースチームの強化を図ること。その際には地域の高校および大学と連携させる。

10 コミッショナー事務局はフロント育成機関の機能も持つ。地域密着とかけ離れた行動を起こすフロントは強制的に入れ替えできる権限を持つこと。

 人気選手ばかり集めていい結果があるわけではない。

 そこには大きなツケが残る。鳥栖フューチャーズ(サガン鳥栖の前身)をみよ、東京ヴェルディをみよ、いずれも無理を重ねた結果経営危機に陥ったではないか。鳥栖はサポーターたちの熱意で身の丈にあったチームに生まれ変わりJ1昇格を果たそうとしている。ヴェルディはFC東京の牙城すら崩せず、練馬区への移転を画策しても東京都の避難公園構想の前に挫折しつつある。

 地域にどれだけ根ざすかが鍵といえる。

やや自戒も込めて(小野哲)

テーマ:スポーツ

2011-07-19 11:05:00

今年もJ1昇格は団子レースである。

 まさか、栃木SCが行くとは思わなかった。そして圧倒的有利と見られていた湘南ベルマーレ、FC東京が苦戦という現実である。私がサポートしているサガン鳥栖は現在やや不調にあるようで、投稿板では凄まじい荒らし投稿があったようだ。

 だが、焦ってはいけない。ユン・ジョンファン監督正式就任で、3年計画の昇格と考えると、今年はどの段階にあるか、に尽きる。鳥栖はクラブハウスも専用グラウンドもない。その環境整備はどうなのかも含め、どう進化していくかにある。

 大学生の特別指定選手も3人いるようで、チームの形が少しだけ見えて来ているのではないだろうか。後は、ベストアメニティがやっているように、派遣選手を増やすことだ(JR九州、西鉄バス、久光製薬には是非、その支援を行って欲しい)。ハマン鳥栖と皮肉られている横浜FCのような節操なき横取り補強はしないことだ。

 サガン鳥栖のチームカラーとは何か。最後まで厳しくあたり、激しくゴールを狙うイメージがある。私はユン監督を甘やかすつもりなどない。だが、新米監督であることを配慮に入れると、そう激しいハードルはあげられないのが現実だろう。今後、鳥栖は残り一人の外国人枠をどう使うかが、J1昇格のキーポイントだろう。

 私は自戒を込めて、それほどユン監督には焦らないと伝えたい。時間をかけて、サガンのスタイルを構築し、松本育夫氏が感動の涙を流せるようなチームにすればいいと思っている。無茶苦茶な背伸びはしないで欲しい。筑後地域のフラッグシップというべき存在であってほしいと思う。

 また、韓国サッカーの八百長騒動で一言。

 韓国サッカーの再建に、日本が出来る事があるとすれば、韓国・日本による国境を越えたプロサッカーリーグの結成が必要だ。J1と韓国の有力チームで構成し、その傘下組織にJリーグとKリーグを位置付けるべきで、最下位チームは所属国家のリーグで優勝したチームに入れ換える。そうすると、火事場泥棒のようなことはないだろう。オーストラリアも加えると更にサッカーは強くなる(日本から参加するチームは5チームとする。現在の成績では横浜Fマリノス、名古屋グランパス、ガンバ大阪、ベガルタ仙台、柏レイソル。それだけJ2からチームを入れるべきだ)。

 私は以前から、Jリーグ3部構想を唱えていた。経営不振の東京ヴェルディ、大分トリニータ、横浜FC、カターレ富山、FC岐阜、アビスパ福岡、水戸ホーリーホック、コンサドーレ札幌、京都サンガと、JFLのVファーレン長崎、町田ゼルビア、長野パルセイロ、松本山雅、FC琉球、滋賀県の佐川急便系列の3チームを統合した新チーム、ツェーゲン金沢、SC相模原、福島ユナイテッド、ブラウブリッツ秋田、アルテ高崎で構成し、経営のリハビリを行うべきだと考える。

 何も赤字だけが経営不振ばかりじゃない。スポンサー集めで失敗した結果、今やサガン鳥栖やギラヴァンツ北九州に追い越されたアビスパ福岡のようなチームだって問題だ。観客数が少ない富山、水戸、ユースチームがお粗末な岐阜とアンバランスも甚だしい。

 同一地域に複数チームがある場合、経営不振を立て直すことを前提にJ空白地域に移転することも考えるべきだろう。宮崎に横浜FCを移転させるのも一つの選択肢だろう(JFLホンダロック、宮崎ブルノスと統合させる)。東京ヴェルディは岩手県の3チーム(グルージャ盛岡、ガンジュ岩手、アンティメット八幡平)と統合し、岩手県民のサッカーチーム『盛岡ヴェルディ』として生きる選択肢もある。大都会にこだわる必要があるとは思えない。

 ファジアーノ岡山、ガイナーレ鳥取は需要がある。よって不安はない。

 また、女子日本代表サッカーチーム(通称なでしこジャパン)がドイツ女子ワールドカップで初優勝を果たした。

 この快挙に拍手を送る。マイナースポーツにもっと光を当てるべきだとおもう。

 このコラムに神戸俊樹(プールサイドの人魚姫でおなじみ)さんからこのようなコメントをいただけた。

 1 ■無題

卓球が以前はマイナーでしたが、今回の優勝で女子サッカーもメジャーの仲間入りを果たすでしょう。

藤枝俊一郎 2011-07-19 16:07:52

2011年11月13日

フーリガンが新聞を作ればこうなる

 またしてもうんざりするフーリガンである。

キム・ヨナ、「日本でのショー開催不許可」報道は事実無根=韓国

Y! 【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】 2011/10/26(水) 11:39

 10月19日発売の『週刊新潮』で、「2年前の『練習妨害』発言を謝罪しないため、金妍兒(キム・ヨナ)選手は日本でアイスショーを開催できない」という趣旨の報道が行われたことについて、金選手サイドが直ちに「事実無根」と否定した。複数の韓国メディアがこれを報じた。

 問題になっているのは10月27日号に掲載された『「キム・ヨナ」を日本から締め出す「スケート連盟」忘れえぬ恨み』と題した記事。記事は「キム・ヨナがバンクーバー五輪後にプロに転向しなかったのはアマチュアの方がスポーツニュースで取り上げられることが多く、スポンサーも付きやすい」とするスポーツ記者の発言が紹介された。

 さらに、金選手がバンクーバー五輪以降「K-POPのブームに便乗して一儲けしようと日本でのアイスショー開催を希望」しており、金選手のマネージメント社が日の大手広告代理店を通じてその旨を連盟に相談したとする日本スケート連盟の関係者の発言を紹介。それによると、「練習妨害」騒動への謝罪がないため、連盟は日本人選手の共演を許可しない方針でおり、結果的にアイスショーは開催できないという。

 『週刊新潮』の報道は25日、韓国でも相次いで取り上げられた。韓国メディアは「日本スケート連盟は2年前の練習妨害発言を謝罪しない限り、アイスショーへの協力はできないとの立場」と伝え、「悪意のある報道」「キム・ヨナを傷つける行為」「荒唐無稽」などと批判を強めた。

 金選手のマネージメント社であるオル・ザッツ・スポーツは「日本でアイスショー開催を計画し、推進した事実はまったくない」「事実無根」と週刊新潮の報道を強く否定した。大韓スケート連盟を通じて日本スケート連盟に関連発言があったのかどうか確認を要請する方針だという。

 「練習妨害」騒動は、09年の四大陸選手権の直前に、韓国のSBS放送のニュース番組が、金選手が日本人選手からの練習妨害があったと発言したと伝え、日韓両国で大きな波紋が広がった。韓国でも結果的に金選手を傷つけたとしてSBS放送への批判が集中した。(編集担当:金志秀)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1026&f=national_1026_095.shtml

 この類の報道に私は前から批判を繰り返してきた。

パンダ少女(小野哲)

テーマ:スポーツ

2009-04-03 15:46:05

 一瞬何のこっちゃか分からないと思うが、これはキム・ヨナと浅田真央のおかれた現状を一言で言い抜くとこうなる。

 上野動物園の来客数が年間30万人を割り込んだ。理由は不景気の他、目玉になっていたジャイアントパンダが不在になったこともあるようだ。いわば浅田やキムはフィギュアスケートで言えばパンダのようにもてはやされているわけだ。

 だが、彼女達がどんな大学に行こうが関係無い。私達はあくまでも彼女達の演技を見てその美しさに惹かれているだけであって、その周辺で破廉恥な金稼ぎを行うのはおかしいではないか。話によると浅田とキムは友人関係にある。それを裏付けるようにツーショット写真も韓国のメディアに掲載されている。それをあえて無視するかのように双方がライバルとあおり立てるやり方は外野席から空き缶を投げつける行為に等しい。

 そんなやり方がキムを、浅田を苦しめているのは明白だ。浅田が新人時代にあのプロレスのハッスルがオファーを出したようだ。当時出ていたインリン・オブジョイトトのM字開脚を浅田にさせようと破廉恥なオファーを出した。私はその破廉恥さにすぐ批判を加えたが、今や不正を告発した心ある社員を違法左遷してパワハラ攻撃で苦しめるオリンパスのような非常識企業が浅田をパンダのように扱っている。ロッテも森永乳業もそうだ。

 だが、そうした金があるならもっと非正規雇用労働者を正社員に採用すれば新聞やメディアの報道という形でのコマーシャルになる。浅田をパンダ少女にする暇があるなら、もっと他にもすべき事があるわけだ。浅田をイメージキャラにするよりは地域にもっと出資するのも一種のイメージアップにつながる。DHCは創業者の故郷佐賀県のJ2の強豪サガン鳥栖のスポンサーになっている。

 パンダ少女を生み出す限り、このままでは第二の浅田やキムが生み出される。その悪循環を誰かが止めない限り止まることはない。

それがどうした(小野哲)

2010/10/23 17:53

 フィギュアスケートでまたしてもうんざりする報道だ。

 スポーツ 村上佳菜子が2位発進

 フィギュアスケートのGPシリーズ第1戦、NHK杯は22日、名古屋市ガイシプラザで行われ、女子SPで浅田真央(中京大)は8位と出遅れ。村上佳菜子(中京大中京高)は2位と好発進。(C)スポニチ2010/10/22 21:33:28

 NHKカップで村上佳菜子選手が2位と快進撃らしい。

 それに対してカスゴミどもは浅田選手の不振を騒いでいるが、私は驚かない。なぜなら、コーチが決まるまで動きが遅かった上、逃走中だの東京フレンドパーク2だのでバラエティにうつつをぬかしているようではたいしたことはないなと思っていた。この事については以前、サミュエル・ジョンソンの警句を用いてバッサリ批判した。ジョンソンの警告が彼女に偶然当て嵌まっただけであり、これから浅田選手がどう立て直すかはあくまでも浅田選手次第である(それはキム・ヨナ選手も同様)。

 織田信成選手ですらも原則としてニュース、スポーツ番組以外は出ていない(雨上がり決死隊や東京フレンドパーク2には出ている)そうだが、浅田選手にはそうした節操はない。そこに、私は浅田選手の脇の甘さを見る。彼女を厳しく諌める事のできる、例えば井上静氏のような人間が必要なのは明らかだ。また、村上選手にも警告したい。

 カスゴミの無節操なメディアラッシュには絶対にNOを突き付けて欲しい。ちらほらされて足元を見落とせばどんな名選手も単なる人になりさがる。五輪で銀メダルをとった以上、私は浅田選手を特別扱いするつもりはない。むしろ自己研鑽にこそつとめてほしい。父いわくジャンプの不安定さは年齢の問題でもあり、これからは年齢との戦いにもなってくる。

 天然ボケとかちやほやされてそれで通用するとは思わないでほしい。せめてゴルフの石川遼選手のようにバラエティには出ないなどきちんとした哲学を持ってほしい。年下の石川選手から突っ込まれる前に自ら正せと言いたい。

 なお、織田選手が不振というなら、それは子育ての関係だと思う。それはそれでしかたがない。だが、それを乗り越えて本物のフィギュアスケート選手になれるかが問われているのだ。それは織田選手が何よりも分かっていることなので、あえていうまい。

歴史に鈍感じゃ憎悪 を招くだけだ(小野哲)

2011/01/30 07:23

<アジア杯>韓日戦、「キム・ヨナ悪魔仮面」「旭日旗」に非難集中中央日報日本語版 1月27日(木)9時0分配信

 サッカー韓日戦に使用された日本側の応援道具に対するネットユーザーの非難が激しい。

 25日に行われたアジアカップ準決勝の韓日戦で、日本側の応援席に「旭日旗」と「キム・ヨナ悪魔仮面」が登場した。

 一部の日本サッカーファンがフィギュアスケート選手キム・ヨナの顔写真を切り取って作った「キム・ヨナ悪魔仮面」をかぶって競技を観戦しているのがテレビに映った。

 また競技場に旭日旗が掲揚されている場面も見えた。旭日旗は日本帝国時代に使われた旧日本軍の軍旗で、過去に韓国をはじめ周辺国を侵略して植民地にした日本帝国主義の象徴だ。

 試合が終わった後、ネットユーザーは各種オンライン掲示板で「あれはちょっと違う」「世界的に非難されている旭日旗をまだ使うのは失礼だ」「キム・ヨナの顔に角とは 」などの反応を見せている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110127-00000001-cnippou-kr

最終更新:1月27日(木)9時0分

 これで、スコットランドリーグのセルティックで活躍しているキ・ソンヨン選手が猿の鳴きまねを日本サポーターに向かってやった。

 これで日本のネットではキ・ソンヨン選手への批判があるが、逆に私は今回の記事にがっかりしている(日本サポーターの鈍感さに)。韓国戦に限らず旧日本軍旗を応援に使う鈍感さもそうだが、韓国の英雄を馬鹿にするようなやり方はとても応援には値しない。キ・ソンヨン選手のやり方には賛同しがたいが、日本サポーターにも応援とは呼べない事はしないでほしいと苦言をていする。こんなことをしてしまえばサッカー嫌いの人が増えるだけだ。

 私がアビスパ福岡のフーリガンであるウルトラオブリを批判している理由を解しているなら、キ・ソンヨン選手の思いは分かる筈だ。過去の戦争から目を反らし、言い逃ればかりするようでは誰も日本を信用しなくなる。ましてや、フィギュアスケートにまで余計な火の粉を飛ばす事で追い詰められるのはキム選手であり、浅田真央選手である。我が盟友から何度も警鐘が鳴らされているのに認識しないのは鈍感である。

 サポーター達はフーリガン紛いの応援を止めるべきだ。これで新たな遺恨ができてしまった。10年前にホームから線路に転落した人を助けようとカメラマンと一緒にホームに降りて電車にはねられて亡くなった韓国人留学生があの世で泣いている。

 歴史に鈍感じゃ、憎悪を招くだけで困るのは我々だということを認識すべきだ。遺恨よりは相手に全力で戦い、相手を讃える者こそが真のスポーツマンシップだということを忘れないでもらいたい。

少しは己を振り返らんか、ネットファシスト! 北野武(小野哲)

2011/05/02 21:09

フィギュア金妍児、世界選手権賞金を日本震災に寄付

聯合ニュース 5月1日(日)10時22分配信 【モスクワ1日聯合ニュース】

 フィギュアスケートの世界選手権女子シングルで準優勝した金妍児(キム・ヨナ)選手が、大会賞金を震災被害を受けた日本に寄付する。

 金選手のマネージメント会社・オールザットスポーツは1日、東日本大震災で被災した子どもたちを支援するため、金選手の大会賞金2万7000ドル(約220万円)を国連児童基金(ユニセフ)に寄付することにしたと明らかにした。 

 ユニセフ広報大使として活動する金選手は昨年1月のハイチ大地震の際にも1億ウォン(約750万円)を伝え、「誇らしい韓国人賞」の賞金1万ドルもユニセフに寄付した。

 一方、金選手は今回の世界選手権大会で準優勝にとどまり、世界ランキングの1位返り咲きはならなかった。

 4月30日に発表された国際スケート連盟(ISU)のランキングによると、金選手はランキングポイント4264点で、3位から2位に浮上した。1位は4341点を記録したイタリアのカロリーナ・コストナーで、3位は4120点の安藤美姫選手。浅田真央選手は6位から7位に順位を落とした。

 バンクーバー五輪の達成感から約1年。五輪後に現役続行を決めた金選手にはこれまで以上のプレッシャーがあった。今回の世界選手権表彰台で流したのは悔し涙ではない。つきまとう不安や迷いを乗り越えた安堵(あんど)の涙だ。金選手は授賞式後の会見で「(涙の)正確な意味はよくわからない。ただ、涙が出た。つらい時間を過ごした後、久しぶりに表彰台に立ったからではないか」と感想を述べた。

最終更新:5月1日(日)10時22分

 金妍児選手の善意にまず、一人の人間として感謝を申し上げる。

 それと同時に、金選手に募金を迫るような言論を行ったネットファシストどもに問い詰める。己らは他人に求めるだけで、実効性はない。在特会の愚か者どもは原発存続を訴える非科学(もしくは科学的迷信)的なマヌケデモをやらかしているようだが、こうした愚か者どもは金選手や浅田選手を外野から苦しめる。

 そんな己らに、スポーツを語る資格はない。求める暇があるなら、自ら動いて与えることが一番、即ち今すぐ、岩手県大槌町にボランティアで瓦礫の撤去活動に勤しめと怒鳴りたい。そうして、町民から感謝されることで己らの歪みを思い知るがいい。

 私は金選手はおそらく寄付をするのではないかと見ていた。現に金選手はジュニア時代、部品調達を日本でしており、試合で浅田選手などとコミュニケーションを取っていたことから、しないことはないだろうとは踏んでいた。だが、しろと迫るやり方は気に入らない。あくまでも金選手の自主性に委ねるべきだ。だから、ネットの風潮に苦々しい思いで見ていた。むしろ、寄付しろと迫る相手を間違えていたのではないか。原発推進派にこそ、寄付するよう迫るべきだったのだ。

 そのほかに今回の震災で大きく男を上げたのは日本共産党の吉井英勝衆議院議員、ソフトバンクの孫正義社長だった。いずれも独断と偏見で誹謗中傷されても、信念を貫いた。孫社長の100億円寄付の決断には度肝を抜かれた。吉井氏や孫氏を誹謗中傷してきた愚か者どもは彼らにどの面下げて出てくるか。せいぜい期待しないで待つが、出てこれないではないか。ちなみにソフトバンクにはUSTREAM(ソフトバンク自身もかつてのTBSニュースコープに匹敵するいい番組を持っている)、共産党にはしんぶん赤旗ときちんとしたメディアがある。

 逆に、北野武などジミントー(もしくはその亜流ども)や財界人とやらと並んでぶざまそのものだった。植草一秀氏や佐高信氏に完膚なきまでコテンパンに論破され、原発に関する知識が無知だったことを露呈した(北野にとっては佐高氏は最悪の天敵である)。しかも、斎藤了英(大昭和製紙の独裁者)がルノワールやゴッホの絵画を買った際に『俺が死んだら棺桶に入れて焼いてくれ』と暴言したことにも賛同した。そんな程度の『臆病な陰獣(佐高氏いわく)』に映画監督自体がナンセンス(しかも、宮崎駿氏を誹謗中傷する暴言まで吐いている!)なのに、美術を語らせるとはせせら笑えるお粗末さだ。NHKの劣化もひどいなと思った。ちなみに北野が出てきたら、私は目を反らすかパソコンをしていたらYouTubeの音楽を聴いて無視する。

 むしろ、新生活日記のコメンテーター的な存在である井上先生に映画論や美術論を語っていただいた方が数段ためになる。もしくは田中真紀子氏かベニシア・スタンレー・スミス女史でもいい。才能を見出だす力すらないのだから、それほどメディア産業は腐敗しているのだ。北野程度を出すくらいなら、植草氏や広瀬隆氏を出せと怒鳴りたい。

 北野はSMAPの中居正広に倣って、今すぐ福島県会津若松市の避難所を訪問し、全私財を今すぐ提供しろ(映画製作のスポンサーにも協力してもらい、ひどい映画を創った罪滅ぼしにそれだけの制作費を寄付してもらうのもいい)!その際に原発を持ち上げた事を心の底から謝罪し、土下座するがいい。それすら出来ないなら、フランコ石原、浪速の毛沢東・橋下と同じ人間失格だ。金選手や吉井氏、孫氏と比較にならないぶざまさを曝す暇があるなら、今すぐ行け!

 ちなみに、私は左右問わず、間違いは間違いだと考えている。

 なので、小室哲哉が執行猶予も明けていないのにテレビドラマの主題歌を作曲した事にははっきり放映元の朝日放送とテレビ朝日にメールで抗議した。返答は返って来なかったが、小室はそれから後干されている。ちなみに我が盟友からは『ファンだけの宝物』とこき下ろされている(その程度の小物にすぎない)。小室こそ、率先して炊き出しボランティアに行くべきだろう。

 100円ショップのキャンドゥやディスカウントストアのジェーソンでも接客で誤りがあれば私はきっちりメールで指摘している。文句を言われる筋合いはない。

 ちなみに金選手には私の個人的な思いではあるが、現役を続けてほしい。

 しかしながら、人生を決めるのは金選手自身である。金選手の決断を尊重する。私は個人的な思いではあるが、浅田選手と友好的なライバル関係を続けて欲しいとは願う。

 しかし、金選手の周辺、浅田選手の周辺で煽る愚か者がひどかった。一度、冷却する時間が金選手に必要だったのだ。浅田選手も、苦しいシーズンだったと思う。そこから、自分に何が足りないのかを見つめ直す機会につなげて欲しい。周囲のくだらない金儲けに振り回されるなと言いたい。

自称愛国者よ、いい加減にしろ(小野哲)

2011/03/23 00:02

 フィギュアスケートの世界選手権が中止になった事について、今まで公式にコメントしてこなかったバンクーバー五輪・女子フィギュア金メダリストのキム・ヨナ選手がインタビューに答えている。

 サーチナより今回引用させていただきたい。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0321&f=national_0321_065.shtml

キム・ヨナ、「地震でこれ以上辛いことが起きないことを」=韓国2011/03/21(月) 11:23

 フィギュアのキム・ヨナ選手が20日に韓国へ帰国し、空港でインタビューに答えた。フィギュアスケート世界選手権大会の延期についての質問に「被災した方々がこれ以上大きな苦痛を受けないことを望む」、との心境を述べた。韓国メディアはキム選手の話題で持ちきりだ。

 米ロスアンゼルスでの訓練生活から帰国したキム選手への質問は当然、世界選手権の延期に関するものが多かった。キム選手は「世界選手権に向けて調整してきた」と述べ、コンディションの調整の難しさなどを理由に大会の延期に残念な気持ちを表明した。

 ただ、「今は大会よりも日本の大震災のほうが大きな問題だ」とし、「このような状況で試合など考えてはならない。被害を受けた人びとがこれ以上大きな苦痛を受けないことを望む」、「これ以上被害が大きくならないように」との心境を明かした。

 キム選手は5月6日から8日までソウルでアイスショーを予定しており、それまでには韓国に滞在する予定だ。2018年平昌冬季オリンピック招致委員会の広報大使であるキム選手は、滞在期間中は泰陵にあるスケート場で調整しながら、招致活動に力を注ぐという。(編集担当:金志秀)

 さて、ネットでアンチキム選手の戯言を吐きまくったオマヌケどもは、この発言をどう受け止めるのか。

 前から私が指摘しているように、浅田真央選手とキム選手は仲がいい(キム選手の通訳を務める韓国人も証言している他、中央日報も伝えている)。そんな二人の関係を知ってか知らずか、仲が悪いと煽ったり、『キモヨナ』とかと馬鹿なカキコミなのだから、幼稚そのものであり、呆れて話にならない。浅田選手やキム選手が迷惑ではないか。

 小塚崇彦選手、織田信成選手を中心にチャリティでアイスショーを開催する構想もあるようで、恐らく浅田選手やキム選手も参加すると思うが、オマヌケどもには改めて二つの選択肢から選んでもらおう。

 排他的暴言を今すぐ撤回して謝罪するか、被災地に今すぐ渡って瓦礫の撤去などに従事してもらうなどのボランティアをするか、どちらかにしてもらおう。それ以外の選択肢は貴様らにはないという事を思い知る。今回の太平洋大震災(我がコラムではこれで統一しています)では、世界各国からの支援がある。

 そこから、日本人はどう意識を変えるかが問われている。普段勇ましい事を言っている奴ほど、無能だと今回の震災は明らかにした。フランコ石原、ヒトラー小泉など、その典型的な例ではないか。『在特会』など、屁の突っ張りにもならなかった。 口よりも実践が問われているのだ。

 また、この場を借り、皆さんに呼び掛けたい。

 読売新聞、報知新聞を買うお金があるなら、それを被災者への募金に使って欲しい(購読されている場合はやめて、読売販売店以外の店にて、地元紙に切り替えていただきたい)。インターネットでも読売・報知は締め出してもらいたい。反社会的な報道を繰り返す両社に対して制裁を与えると同時に、被災者救済と一石二鳥であることは言うまでもない。

 また、セントラルリーグの試合についてもキャンセルしてそれだけ被災者への募金に回して欲しい。是非とも、お願いしたい。そして読売新聞社が沖縄タイムス社の傘下になるまで徹底的に締め出せば、子供達への教育にもなる。則ち、悪は必ず最後に滅するという当然の理を示すことで、子供達は悪に走らずに済むのだ。

 金選手へのヘイトスクラムまがいな報道をやればやるほど、韓国は余計意固地になる。

 私はあくまでも選手の技しか見ていない。金選手がいい演技をすれば拍手すればいいまでのことだし、浅田選手がいい演技をすれば拍手すればいい。その程度に過ぎない。

 週刊新潮は報道機関として、今まで問題を繰り返してきた。もう、その存在意義はない。廃刊して、発行元の新潮社は週刊金曜日の発行元の株式会社金曜日に吸収合併を申し出るべきだろう。また、ネット右翼といわれる方々に言いたい。

 事実をソリッドに見つめ、直視することが浅田選手にとっても、金選手にとっても負担にならずにすむことである。日本は過去、第二次世界大戦以前にアジアで勢力を拡大しようとアジアの民を暴力で押さえつけてきたことは事実である。その事実を認め、反省し、それでもこの国を愛するかどうかを考えて欲しい。鈴木邦男氏でもできていることができないわけがない。

2011年11月29日

チンピラ程度でスポーツを語るな、アビスパ福岡のフーリガンよ!!

☆あ

田舎

虐殺されてすぐ戻るから、心配すんな

(N-04C/docomo)

2011/11/27(日)19:22

☆跳べない田舎

ようやく鳥栖も昇格か。童貞卒業といったところか。

どんだけのもんか来年チェックしとくか。

(CA004/au)

2011/11/27(日)19:12

☆あ

鳥栖昇格おめでとう。これを機会に、佐賀のスポンサーだけで頑張って下さい。福岡のスポンサー頼りなんだから、名前変えればいいのに。久留米から出ていってほしい。できないなら、名前に久留米をつけろ。

(F06B/FOMA)

2011/11/27(日)19:05

☆あ

イヤイヤ

俺らはまだ田舎より強いだろ?

(N-04C/docomo)

2011/11/27(日)18:46

☆あ

男性

鳥栖が昇格? 中国リーグの? よかったね。

(740SC/SB)

2011/11/27(日)18:37

 これらはアビスパ福岡の掲示板で一時期掲載されていたサガン鳥栖への誹謗中傷である。

 これらを社会的制裁としてこの場でさらす。こうした惨めな嫉妬など、アビスパ福岡はしている場合ではない。累積損失2億3400万円の債務をどう処理すべきなのか、既存選手の維持等で問題が山積している。

 しかも、こんな呆れた戯れ歌があった。

☆(^Q^)/^

落ちたかったー!

落ちたかったー!

落ちたかったー!イェス!2部にーー!

落ちたかったー!

(N09A3/FOMA)

2011/10/23(日)18:07

 はっきり言って恥知らずがと思ったが、アビスパ福岡が鳥栖フューチャーズ(サガンの前身)に割り込みしてJリーグ昇格を果たした過去を知っている私には吹き出したくなる内容だった。

 今回のコラムはサガン鳥栖の昇格を祝福する一方で今後の課題を指摘し、アビスパ福岡の再生へのレシピも同時に出す。

*サガン鳥栖

 J1昇格に伴い、DHCとブリヂストンがスポンサー料を増額すると言う。

 それはそれでいいのだが、私は厳しいことも言う。たとえばU-22韓国代表である金民友選手だが、海外移籍のオプションがついている。彼の後継者はどうするのか。U-22韓国代表で補強するのか。その次に課題になっているクラブハウスだが、話が進んでいるか不明だ。

 クラブハウスについては佐賀県の鳥栖市に隣接した工場跡地などの一角を買収して、グラウンドを整備すればいいと思う。極端な話、居抜きでもいいのだ。また、選手のセカンドキャリアの問題も取り上げたい。現役を引退した選手にサガンドリームズはどのような仕事を提供するのか。

 ベストアメニティが新卒選手を社員選手として採用し、引退した後は会社で面倒を見ると言う。これはひとつの知恵である。スポンサーで期待すべきは、久光製薬の獲得である。そのほかにも流通業で言えばコープ、イオン九州だ。集まる金は集まる金で大切なのだが、同時に集める努力も怠ってはいけない。

 また、次世代の指導者の育成も問題である。現在の尹晶煥監督だが、やがて韓国代表監督になりたい夢を持っている。そこで、次世代の指導者込みとして新居辰基選手を獲得したのだろう。幸いにして、サガン鳥栖創設時の選手もコーチとして戻ってきている。彼らの中から新たな指導者を育成しなければならない。

 こうした課題と向き合い、サガン鳥栖がJ1で通用するチームになってほしいと願っている。

*アビスパ福岡

 あまりにも課題が大きすぎる。

1 ユースチームへの投資を再び強化すること。

 アビスパ福岡のユースチームは昔強かった。そこで、再びユースチームを強化する必要がある。都築学園と提携して、福岡第一高等学校のサッカー部を強化することと引き換えにユースチームの生徒を高校に通わせる。

 また、クラブハウスをもっと活用して、学園の専門学校の実習の場所に活用する。そして有力選手はユースから昇格すると同時に学園が所有する大学に通うようにすること。各学年3人、チーム全体で12人とする。そうすることでチームの若返りを果たすこと。卒業後、他のチームに移籍するかそのまま福岡でプロ契約を交わすかは本人の意思にゆだねる。

2 新法人を立ち上げて旧法人は会社更生法によって処理すること。

3 スポンサーはじっくりと時間をかけて集める。

4 有力選手の移籍料でユースチームを育成すること。

5 フーリガン団体・ウルトラオブリに解散勧告すること。勧告に応じなければ入場を禁止し、法的措置をとること。

6 チームのサラリーキャップ制を導入すること。

7 地元市民やその地域に格安でチケットを販売すること。収入と支出のバランスを考えて行動すること。

8 フロントは営業職のみをスポンサーから出向してもらうが、大手の会社を退職した営業職を嘱託社員として採用すること。

 ここで、アビスパは今までの歪んだ仕組みを反省し、再構築する機会を得たことになる。今こそ、アビスパ福岡の真の再生を果たして欲しい。サガン鳥栖は13年かけてJ1に昇格した。アビスパ福岡が目指すべきはJ2でもつぶれないチームである。

2011年12月01日

嗚呼、アイドル狂想曲が止まらない

浅田真央が女子シングル優勝、男子シングルは羽生が制す ロシア杯

2011年11月27日 10:05 発信地:モスクワ/ロシア

http://www.afpbb.com/article/sports/winter/figure-skating/2842656/8132231

【11月27日 AFP】(記事更新)フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、ロシア杯(Cup of Russia 2011)はモスクワ(Moscow)のメガスポルト(Megasport)で行われ、女子シングルはフリースケーティング(FS)で118.96点を記録した日本の浅田真央(Mao Asada)が合計183.25点で優勝を飾った。

 ショートプログラム(SP)で64.29点を記録し首位に立っていた浅田は、フランツ・リスト(Franz Liszt)の『愛の夢(Liebestraum)』で臨んだFSでいくつかミスを犯したものの、GPファイナルの出場権を獲得した。浅田は、「ライバル全員がミスを避けるのに失敗した中で、リスクを回避してFSの演技の質に集中した」と語った。

 合計180.45点を記録して2位入ったロシアのアリーナ・レオノワ(Alena Leonova)も、浅田とともにGPファイナル出場を決めた。3位に合計169.75点を記録した同じくロシアのアデリナ・ソトニコワ(Adelina Sotnikova)が入った。

 また、日本の今井遥(Haruka Imai)は、合計154.76点で6位だった。

 一方、男子シングルでは、FSで158.88点を記録した日本の羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が合計241.66点でGP初優勝を飾った。

 前日のSPで首位に立っていた米国のジェレミー・アボット(Jeremy Abbott)と0.76点差で2位についていた羽生は、アボットがFSで5位と大幅に順位を落としたチャンスを生かし、映画『ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)』のサウンドトラックに合わせた演技を披露した。2011年3月に起きた東北地方太平洋沖地震で、自身の家とスケートリンクを失った宮城県仙台市出身の羽生は、0.03点差の接戦を制し、自身初のシニア大会での栄冠を手にした。

 2位には、FSで自身最高得点の163.13点を記録したスペインのハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez)が合計241.63点で入り、3位には合計229.03点でアボットが入った。フェルナンデス、アボットともにGPファイナル出場権を獲得している。

 ペアでは、ドイツのアリオナ・サフチェンコ(Aliona Savchenko)/ロビン・ショルコウィー(Robin Szolkowy)組が合計208.69点で優勝した。2位にはクロード・アシル・ドビュッシー(Claude Achille Debussy)の『月の光(Claire de Lune)』に合わせてFSに臨み、合計197.84点を記録したロシアの川口悠子(Yuko Kawaguchi)/アレクサンドル・スミルノフ(Alexander Smirnov)組、3位には合計168.02点を記録したイタリアのステファニア・ベルトン(Stefania Berton)/オンドレイ・ホッタレク(Ondrej Hotarek)組が入った。

 アイスダンス・フリーダンス(FD)では合計179.06点を記録した米国メリル・デイビス(Meryl Davis)/チャーリー・ホワイト(Charlie White)組が優勝、合計161.18点でカナダのケイトリン・ウィーバー(Kaitlyn Weaver)/アンドリュー・ポジェ(Andrew Poje)組が2位に、合計156.82点でロシアのエカテリーナ・ボブロワ(Ekaterina Bobrova)/ドミトリ・ソロビエフ(Dmitri Soloviev)組が3位に入った。(c)AFP/Alexander Fedorets

 フィギュアスケート報道だが、毎回思う。

 アイドルを作ってクローズアップすることで、フィギュアスケートへの興味を寄せるのは構わない。しかし、それが過剰すぎてこのような被害を招く。このような指摘を以前私はしている。

嫌韓論こそ嫌われる(小野哲)

テーマ:スポーツ

2011-10-04 11:23:01

金妍兒(キム・ヨナ)「2位だと誰も祝ってくれない」むなしい心境吐露=韓国

Y! 【社会ニュース】 2011/09/06(火) 12:43  バンクーバー五輪フィギュアスケート金メダリストの金妍兒選手が、4日放送された「SBSスペシャル―アイコン、金妍兒、2幕を開ける」で、世界選手権で銀メダルを獲得した後に感じたむなしい心境を語った。複数の韓国メディアが報じた。

 同放送では、金選手がバンクーバー五輪で金メダルに輝くまでの道のりや、五輪後から始まった平昌五輪招致のための活動などを特集した。

 金選手は、五輪後に行われた2010年の世界選手権大会について、「私は子どものころからバンクーバー五輪が自分の最後だと考えてきた。五輪が終わったら死ぬまで永遠に(フィギュアスケートを)やらないんだと歯を食いしばってきたが、またやらなければならないと思うと苦しかった」と告白。同大会では銀メダルを獲得したが、大会への出場自体が苦痛だったことを明かした。

 金選手は11年4月にモスクワで開催された世界選手権大会でも、銀メダルを獲得。表彰台では涙を流した。金は涙を流した理由について、「悔しさや怒りによるものではない」とし、「苦労したためすっきりした気持ちと、再びこの場所に立てなくなるのではないかという思いで涙が出た」と当時の心境について語った。

 試合後の周りの反応については、「普通試合が終わると祝福するメッセージがたくさん届くが、2位になった後はお祝いの電話やメッセージは1つもなかった」と告白。自分は2位を獲得し、試合も終わり気分が良かったが、周囲からは祝福の言葉をかけられることはなく、「お疲れさま、大丈夫だよ」といった言葉しかなかったと述べた。

 その上で、金選手は「スポーツ選手にとって1位と2位は、1位とビリと同じ扱いを受ける」と競技におけるむなしさを吐露した。(編集担当:新川悠)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0906&f=national_0906_082.shtml

(一部、記事に手を入れています)

 我が盟友は『アイドル狂騒曲』『スポーツ報道には「BOSS」が良く似合う』で歪んだメディアを厳しく批判し、選手の取り巻きにも選手を追い詰めるなと警告していたが、それが今回正しかった事を裏付ける事になった。

 「優勝して当然」なんてやられると、円谷幸吉さんのように最後自死に追い詰められる危険性が高い。私は金選手が哀れに思える。本人の知らぬところでプレッシャーが襲い掛かる。燃え尽き症候群なのだと思う。金選手に必要なのは過剰な期待感ではなく、じっくりと時間をかけたカウンセリングである。

 また、歪んだ嫌韓論なるヘイトスピーカーどもに警告する。韓国人とても心のない人はいない。その証拠を示す。

【韓国ブログ】非難されて当然!「日本の大地震をお祝い」横断幕にため息

【社会ニュース】 2011/09/29(木) 14:52  27日にセレッソ大阪と全北現代(韓国)が対戦した韓国・全州でのアジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦で、応援席に東日本大震災を中傷する横断幕が掲げられるハプニングが発生した。試合後、セレッソ大阪はアジア連盟に抗議文を提出し、29日午後には全北現代が謝罪文を公式HP上に掲載した。

 韓国では現在も波紋が広がっており、「横断幕を掲げた全北サポーターは謝罪すべきだ」などの声が集まっている。韓国人ブロガーのスミン(ハンドルネーム)さんは、非常識な横断幕は非難されて当然だと主張した。

 「全北の応援席に『日本の大地震をお祝います』と書かれた横断幕が登場した。このような非常識な横断幕は非難されて当然だ」と発言。「多くの人命被害を出した日本の大地震をお祝いするという横断幕を掲げるなんて。日本は地震で国家的なダメージを受けた。大問題にならない方がおかしい。今回の件で韓国は国際的に恥をさらしたと言える ふぅ」と残念そうに述べた。

 また、韓国人ブロガーのホンバンジャン(ハンドルネーム)さんは今回の件に、憤りをあらわにした。「朝のニュースで出来事を知り、本当にがっかりした。どうしてこういった行動をするのか理解できない」と横断幕を掲げたサポーターを非難した。

 「韓国人なら誰でも反日感情を持っている」としながらも、反日感情を煽っているのは日本の一部の政治家や保守陣営であり、日本人全体でないことはみんな分かっていることだと指摘。日本を無差別的に侮辱する行為は、間違っていると主張した。「早く(横断幕を掲げた)当事者たちを捕まえて、公開謝罪をさせる必要がある」と述べた。(編集担当:新川悠)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0929&f=national_0929_135.shtml

 さあ、フジテレビ本社前で違法なデモをした『市民』もどきさん、どう思いますかな?

 私は韓流ドラマの流入には批判的だ。それは日本の経済振興の効果にならないからだ。だが、『渡る世間は鬼ばかり』やNHKの大河ドラマ程度のホームドラマにうんざりして見たいという人を止める事はできない。ここはむしろ、韓流ドラマを数段上回る本格的かつ重厚な人間ドラマをつくればいい(山田洋次・宮崎駿監督クラスの脚本家の育成は必要(ポルポト石原や北野武、橋田某は論外))。

 今回の全北現代フーリガンの暴挙には韓国人でも憤る始末なのだ。サガン鳥栖のユン・ジョンファン監督はかつて選手としてこのチームにいたがさぞかし恥ずかしい思いをしたことだろう。日本人は自信を持って、動揺するなと言いたい。悪い事には率直にお詫び申し上げる一方で、正しい事には筋を示す事だ。そうすれば韓国人でも納得するのである。

 犯した過ちは訂正できない。それは認めよう。問題は、その後どう改めるかなのである。デモに出るくらいなら、YouTubeに本格的な人間ドラマを自主制作してアップデートしてみろと言いたい。そうして、打たれてそれを発奮材料にまた立ち上がればいい。

 そうすれば、ドラマの質は向上するのだからだ。スポーツも同じだ。鳥栖も今や、J1昇格が現実味を帯びてくるなど、時間をかけて築いたものが芽生えようとしている。

Neutralizer加筆:これではオリンピックができたばかりにスポーツで国力を見ていた戦前と全く変わりがないではないか。かつて陸上競技で名をはせ、24歳という若さで夭折した人見絹枝という女性も金妍兒と同じ経験をした。

 オリンピックにおける名言『オリンピックは勝つことではなく参加することに意義がある』という言葉は各スポーツにも当てはまるがそれさえも人の感情や欲望の前では死語になってしまっている…。

Blog URL:http://ameblo.jp/tetsuono123/

 我が盟友は私のコメントにこう指摘してくれた。

 メダルをつかむことは勝者ではない。成績上の勝者ではあっても人間としての勝者とはいえない。高橋大輔選手がそうした意味でもったいないと思うのは私だけだろうか。高橋選手を成長させたのは一切年下のライバルである織田信成選手ではないのか。もっとも、織田選手も自己管理は甘いのだが…。高橋選手は飛車落ち状態で世界選手権王者になったこともあって勘違いしていたのかもしれない。周辺はもっと厳しくいさめるべきだったのだ。

 さらに浅田選手自身も自己管理の甘さは否めない。去年Vogue日本版に、同じ雑誌の韓国版にキム選手がセミヌードを披露するなど、アイドルなのかフィギュアスケーターなのか分からなくなってしまう。その上にフジテレビの「逃走中」なる番組に四元奈生美(卓球選手)、佐々木主浩、板東英二、フィギュアでは本田武史(解説者)、浅田舞選手(現テレビ朝日キャスター)、小塚崇彦選手と出演していた。

 一体、プロフェッショナルの意味を彼らはどう考えているのか。試合で優れた成績をあげることだけじゃない、日常生活でも一流の振る舞いが求められる。「カエサルの妻は疑われる事が罪である」という言葉すらあるのだ。

 浅田選手は以前オリンパスのコマーシャルに出ていたが、私は聞きたい。オリンパスの軽営陣どもの犯罪や浜田正晴氏のパワハラ被害をどう思うのかと。もっとも、そこまで頭は回らないのかもしれないので思うのだけ無駄だろうが…。高橋選手には日本選手権で織田選手に逆転勝利したときの傲慢な態度があるので期待していないが、いい加減にしてもらいたい。

 それとも、最初から浅田選手や羽生選手たちをAKB48のようにCDデビューさせて競わせるつもりなのだろうか。それでは惨めだ。もし、金だけの人間ならこんな場所にまで出していたのかもしれない。

2006年02月09日

浅田真央にM字ビターン!?…ハッスルが“参戦”をラブコール

 和泉元彌やHGらを登場させたハッスルがフィギュアスケートの浅田真央にラブコールを送った。

今年最初の大会「ハッスルハウス11」(後楽園)がトリノ五輪開幕日に当たり、大会当日の企画として浅田の起用を検討。残念ながら実現には至らなかったが、フィギュアのGPファイナルを制した芸術美にはハッスル関係者も関心を寄せている。引き続き機会があれば“参戦”を要望する考え。

 「真央(MAO)のMはM字のM。浅田さんにM字ビターンをやってもらいたい」などの不届きな要望も飛び出していた。

http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2006/02/09/03.html

 ああ、情けない。

 さすがに周囲も止めて参加することはなかったが、私は不快感を覚える。こうした発想が出てくると言うこと事態がゆがんでいる。

2011年12月08日

有頂天になるな、甲の緒を締めよ、サガン鳥栖

サガン鳥栖、J1昇格 15年目の悲願達成(11年12月4日)

 サッカー・J2サガン鳥栖はリーグ最終戦の3日、鳥栖市のベストアメニティスタジアムでロアッソ熊本と対戦、2-2で引き分け、2位が確定し、悲願のJ1昇格を決めた。1997年のクラブ発足から15年。スタジアムには過去最多の2万2532人のサポーターが集結し“夢実現”の瞬間に立ち会った。

 

 「佐賀新聞デー」として行われた試合は、先制を許したサガン鳥栖が追いかける展開になった。後半は素早い攻守の切り替えからリズムに乗り、MF早坂良太選手のヘディングシュートで同点。再び勝ち越しされた後も、DF木谷公亮選手のシュートで追いつくなど、大歓声に押され、最後まで粘り強く戦った。

 

 最終成績は19勝12分け7敗(勝ち点69)。エースのFW豊田陽平選手は23得点でJ2リーグ得点王に輝いた。

 

 試合終了後のセレモニーでは尹晶煥(ユンジョンファン)監督が「10数年、この時を待っていた人たちに感謝したい。選手は苦しいトレーニングに耐えてよくやってくれた」とあいさつ。胴上げで宙に舞った。チーム運営会社の井川幸広会長や竹原稔社長も整列し、サポーターに感謝した。

 

 尹監督が指揮を執って1年目の今シーズン。前半19試合を7勝6分け6敗の7位で折り返したが、後半は2度の4連勝を含む不敗記録を「16」と伸ばし、10月16日からは昇格圏内の2位をがっちりとキープ。前節(11月27日)に敵地で徳島を3-0で下し、昇格をほぼ手中にしていた。鳥栖のほか、1位FC東京と3位コンサドーレ札幌が昇格する。

 

 サガン鳥栖は1997年、前身の鳥栖フューチャーズ解散を受けて「市民球団」として設立された。99年のJ2発足とともにリーグに参戦してきたが、下位に低迷。2005年に経営を受け継いだ運営会社「サガン・ドリームス」が地道な強化を図り、昇格を狙えるチームに作り上げた。

(C) 佐賀新聞社

 まずはサガン鳥栖のサポーターとして、この快挙を素直に祝いたい。

 だが、これからが本当の勝負である。すでにネットのうわさによると具体的な移籍話も持ち上がっているようで、ここでは触れない。8人の選手が引退もしくは退団する他、レンタル移籍選手の去就も問題になっている。すでに得点王の豊田陽平選手には清水エスパルスがオファーを出しているようだ。できるだけ早く選手の残留を進める必要がある。それも年明けになる前にできるだけ突貫作業で進めるべきだ。

 また、戦力外になった選手もすでに何人かが進路が決まっているようである。今回の昇格で佐賀県はクラブハウスと練習場の整備に乗り出すことになった。だが、それだけではいけない。来年一年無事にJ1で戦えるだけの戦力を整えられるかが一つ目の鍵だが、もうひとつはユースチームの強化が避けられない。久留米市工業大学と提携して学生を高校・大学に通わせながらチームで雇用する形でやっていけばいい。

 また、スポンサーの課題がある。今はブリヂストン、DHCなど大手各社が確保されているがまだまだ甘い。ピッチスポンサーからドリーミュージック、エイチアイ証券が撤退しているのが懸念材料だ。できるだけスポンサーは維持しつつ、拡大していかねばならない。

 豊田選手や金民友選手クラスの選手をどれだけバックアップメンバーで確保できるかも課題になる(それだけ給料がかかるので難儀なのだが)。そうして彼らをベースにユースチームから次期チームの核となる選手を育成していかねばならない。そうでなければヴァンフォーレ甲府や横浜FC、アビスパ福岡、湘南ベルマーレのようにわずか一年でJ2に降格してしまうことになる。それでは嫌なのは当然だろう。

 ちなみにこれは雑談。

 私は個人的に横浜FCについてはSC相模原を吸収合併して相模原市に移転すればいいと思っている。横浜市にはFマリノスがあるわけで、横浜FCはみっともないチーム運営をしている。それならば同じ神奈川県に移るのもひとつの手だろう。

 それと、東京ヴェルディは二つに一つの選択肢を選べば、チームとして生き残れる。FC東京への吸収合併か、岩手県に移転して盛岡ヴェルディになるかである。同じ問いかけはガンバ大阪にも言える。沖縄県に移転してFC琉球と合併してFC琉球ガンバとチーム名を変更すればいいのではないのかと思う。

2011年12月22日

日本相撲協会・この歪んだ実態を正せ

 今回は日本相撲協会批判を取り上げたコラムをここに転載する。

 日本相撲協会・改革私案(小野哲)

テーマ:ブログ

2010-06-30 18:04:11

 日本相撲協会の腐敗はもはや、相撲の存在そのものまで問われるほど凄まじいものである。

 まずは時事通信社の配信ニュースから「処分」が出された関係者をここに公表する。

謹慎などが決まった親方、力士ら=大相撲賭博問題

 謹慎などが決まった親方、力士らは次の通り。力士、床山のかっこ内は部屋。

 【親方】

 ▽除名または解雇 大嶽(関脇貴闘力)

 ▽降格以上 時津風(幕内時津海)

 ▽謹慎 武蔵川(元横綱三重ノ海)、出羽海(元関脇鷲羽山)、九重(元横綱千代の富士)、陸奥(元大関霧島)、八角(元横綱北勝海)、阿武松(元関脇益荒雄)、春日野(元関脇栃乃和歌)、佐渡ケ嶽(元関脇琴ノ若)、境川(元小結両国)、宮城野(元十両金親)、木瀬(元幕内肥後ノ海)

 【力士】

 ▽除名または解雇 大関琴光喜(佐渡ケ嶽)

 ▽休場 豊ノ島(時津風)、雅山(武蔵川)、豊響(境川)、豪栄道(同)、隠岐の海(八角)、若荒雄(阿武松)=以上幕内、千代白鵬(九重)、大道(阿武松)、春日錦(春日野)、清瀬海(北の湖、夏場所まで木瀬)、普天王(出羽海)=以上十両、古市(阿武松)、光法(宮城野)=以上幕下

 ▽床山 床池(阿武松)。(2010/06/28-18:41)

 はっきり言って、甘すぎる処分である。

 私は日本相撲協会には社会の風が全く流れていないのだと考えている。だから闇の勢力からの支援を「ごっつあんです」で受け入れる。さらに、琴光喜の野球賭博問題で元大関・千代大海の佐ノ山親方が野球賭博で負けた古市に琴光喜へ掛け金を払うように説得したことも明らかになった。

 その彼が野球賭博を知っていたから琴光喜に掛け金をわたすように古市に説得したのは明白で、関与していないと判断して追及をしないのはおかしな話である。これについては裏付けのニュースも既にある。佐ノ山親方も謹慎以上の厳罰で対処すべきである。また、朝青龍でことごとく失態を重ねた高砂親方も同罪である。

 そこで、日本相撲協会の改革私案をこの場を借りて公表する。これはあくまでも最低限の提案であって、本来なら相撲そのものが消滅してもおかしくないのだ。私はよって名古屋場所の開催には反対する。これらの改革私案を時期を明示したうえで受け入れるなら賛成はする。だが、強行しても成果はあがらない。

 1 日本相撲協会を株式会社相撲エンターテイメントに改組。

 2 親方株式取得制度を廃止、Jリーグのチーム指導者に求められるS級ライセンス制度を参考に相撲でもライセンス制度を創設、一定の研修と試験を受けて取得した人物が後進の指導にあたる。イメージはフィギュアスケートのコーチ制度(浅田真央選手とタチアナ・タラソワ総監督の関係がわかりやすい)。また、ライセンス取得者は必ず大学で法律を勉強しなければならない。ライセンスは一定の期間のみ有効だが、更新講習を受けて確認試験に合格すれば延長できる。

 3 民法・刑法に基づく契約を各力士は相撲エンターテイメントと交わし、その上でライセンス取得者からの指導を受ける(プロ選手の契約をベースに提案)。新たな親方制度と併せて移行期間は新体制始動から5年後にする。なお、賭博・暴行・八百長などの違法行為は発覚した段階で土俵の上にあげてはならない(処分は別途明記)。

 4 心・体・技の精神を保ちつつ相撲学校を廃止、相撲高校・相撲大学を立ち上げてそこに通うか、面接も含めたオーディションか、学生相撲でそれなりの成績を収めた者が相撲エンターテイメントと契約を取り交わす。

 5 親方・部屋数を半数に削減。チケット販売網はぴあ、イープラス、ローソンチケットなどと提携、競争入札制度を導入する(定期的に販売条件を巡って競わせる)。

 6 相撲エンターテイメント社長などの経営陣は会員・プロ契約を交わした力士、出資者、サポーター準会員を含めた投票及び株主総会で選出する(民主党代表選挙の方法を参考にする)。

 7 対戦相手は当日の2時間前まで伏せること。逆にルーレットで対戦者を決定する方式も一つの提案である。これは相撲界に蔓延る八百長を一掃する切り札である(選抜時を有料で公開するのも一つの資金源になりうる)。

 8 親方はあくまでもチーム指導者であり、チームの資金の流れを透明にするため、会計事務所による会計を義務付ける(会計士の場合、不正もありうるため)。また、不正な経理の責任は親方にも連座して負わせる。

 9 薬物検査を抜き打ちで今後行う。

 10 各部屋の外国人力士の所属制限を5人まで拡大、また日本国籍を取ればその段階で日本人と認めること。なお、親方になれるのは日本国籍を有する男性である(相撲の伝統から女性は難しい)。

 11 関取になった段階で弁護士を必ず選出し、闇の社会との関係を絶つよう義務付ける。

 12 親方制度の発展的解消に伴い、部屋は今後日本各地に分散させる(家庭から相撲部屋を発展させた相撲スクールに通わせ、オーディションで選出した上で場所中はホテル代と勝利給を払う条件でプロ契約する)。

 13 違法行為が発覚した場合、本人の釈明を聞いた上で指導・懲戒・諭旨解雇・懲戒解雇及びプロ格闘家としての永久追放処分に分ける。

 14 親方のシステムを会社組織に置き換え、法律顧問、会計士、栄養士、フィジカルコーチ及びヘッドコーチ制度を新たに立ち上げる。なお、これらは一定の資格がないと就任できない。

 15 体重別・無差別での選手権を開催する。また、鯖折りなど危険な技は反則負けにして、行った力士は不名誉な力士として半面教師のような存在にすること。第一号は元横綱・双羽黒とすること。

16 外部からプロフェッショナルを招いて講習会を開催し、絶えず力士の意識を内向きに閉ざさないこと。

 17 優勝力士の国歌斉唱及び国旗掲揚を、優勝力士の所属する国家のものにすること。

 18 ネーミングライツ(命名権)の売却を認めるが、公開された環境で入札を行う。なお、参加各社については入札日当日までは伏せると同時に、参加各社の情報を探ることを禁止する。

 19 部屋の合併については独占禁止法に沿って厳しく審査を行う。

【大相撲野球賭博】川端文科相「役員総とっかえで再スタートを」

2010.6.29 13:28 産経新聞社

 大相撲の賭博問題で、日本相撲協会の出羽海義和理事(元関脇鷲羽山)らは29日、文部科学省を訪れ、一連の問題の調査について報告を行い、名古屋場所(愛知県体育館)を開催する方針を伝えた。

 これに対し、文科省の鈴木寛副大臣は開催を容認する姿勢を示し、「国民の信頼は完全に崩壊している。開催する以上、改革に向けた具体的な姿勢を速やかに明らかにすることが必要」と述べた。また、謹慎が決まった武蔵川理事長の代行を早急に決定するよう求めた。

 理事長代行選考について、出羽海理事は記者団に対して「真摯(しんし)に受け止めて、選考していきたい」と述べた。

 川端達夫文部科学相は29日の定例会見で、大相撲の賭博問題に触れ、日本相撲協会について「役員態勢もすべて総とっかえをして、新たな態勢で、原点に戻って名古屋場所に臨んでいただきたい」と述べ、役員刷新を求める考えを明らかにした。

 川端文科相は、元力士の親方や部屋を中心とした運営体制や役員選出方法などについて、「部屋の数が適切なのかということも含めて、本当に抜本的に議論をしてほしいと思っている」と述べた。

 今回の我が私案は恐らく力士や親方、相撲ファンから大幅な反発を買う筈だ。

 それでも、私は言う。これはあくまでも最小限の提案だ。ギャンブルの問題はすでに四横綱時代にあった。今はプロレスラーである安田忠夫(四股名は孝乃富士)が力士を廃業したのはギャンブルが一因だった。その後ギャンブル癖は悪化してギャンブル依存症になり、揚げ句の果てには自殺未遂だ。同じ部屋にいた九重親方(横綱千代富士)や八角親方(横綱・北勝海)は明らかに把握していたではないか。

 ギャンブルが原因で力士を引退した人物も安田以外にもいる。だから野球賭博で私はありうると考えていた。だから今回の提案に至ったのであり、これは最小限の提案だ。時津風部屋における殺人事件で本来なら抜本的に改善を自主的に行うべきだったがその場限りの対応でズルズル先送りした結果の今回の事態である。

 また、親方制度をJリーグのチームに当て嵌めると、例えば東京・出羽海部屋であってもいいのだ。地域に根差した相撲部屋に転換することも、一つの提案である。あの世で大鳴戸親方が自らの命を賭けて八百長や大相撲の不正を指摘したことが正しいと今回証明されたことに対して嘆いているだろう。

Neutralizer加筆:今回我が親友が挙げた改革私案の中で女子の相撲は伝統的に難しいとあったが、私としてはそんなことはない。実は女子の相撲は戦前には小さい規模だったと思ったがあったのだ。ならば女子は女子で独立した相撲協会をつくってもいいのではないだろうか。無論、男子のと同じように厳しい規律は必要だが。

相撲協会の将来(小野哲)

テーマ:ブログ

2008-03-23 16:18:39

日本相撲協会の将来は真っ暗極まりない。何故なら、ジャイアン横綱が大手をふりやりたい放題だからだ。

今、相撲はドンドン人気がなくなっている。時太山殺人事件や朝青龍のズル休みで信頼はかなり低下している。その上にだらしない上位陣である。栃東は自らの体力の限界を感じて引退し、親方になった。だが、あまりに角番大関が多すぎる。千代大海なんか、ミスター角番大関ではないか。

このままなら、確実に体重別の相撲になるのは避けられない。情けない。相撲の魅力がドンドン低下していく。

国技ではない!(小野哲)

テーマ:スポーツ

2011-02-18 08:54:34

講談社、損害回復求める 協会に通告書、刑事告訴も視野

産経新聞 2月15日(火)7時57分配信

 大相撲の八百長問題を報じた講談社側に昨年秋、最高裁が計4785万円の損害賠償と記事取り消し広告の掲載を命じた判決に関連し、講談社は14日、日本相撲協会に対し、同社が訴訟で受けた損害の賠償と回復を求める通告書を送付した。1週間以内に誠意ある回答がない場合、詐欺罪での刑事告訴を含めた法的措置を取るとしている。

 講談社が発行する「週刊現代」は、平成19年に大相撲の八百長疑惑を10週連続で報じた。これに対し、協会と当時の北の湖理事長、力士32人が講談社を相手取り、名誉毀損(きそん)による損害賠償計約8億円を求める3件の訴えを起こし、いずれも同社の敗訴が確定した。判決を受け、週刊現代は賠償金を支払い、記事の取り消し広告を掲載している。

 同社は、「八百長など存在しない」とする一連の訴訟での協会側の主張を「訴訟詐欺そのもの」と批判。警視庁への告訴も視野に、北の湖元理事長と、賠償金を得た力士のうち今回関与を認めた竹縄親方、疑惑が持たれている幕内、豊桜に対する告訴状を準備している。

 大相撲の八百長問題をめぐっては、新潮社が貴乃花親方に訴えられた訴訟が東京高裁で係争中。週刊新潮編集部は「裁判中なので本誌の対応はこれまで通りで、新たに何かするということはない。講談社に対する判決は金額も記事取り消し広告命令も異常で、同社の対応は理解できるし、注目している」と話す。

 日本相撲協会広報部の話「通告書の内容を見ていないので、何も申し上げられない」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110215-00000106-san-soci

 今回の講談社の反撃を支持する。

 不当なリーガルハラスメントにははっきり拒否し、加害者を厳しく制裁させねばならない。権利の乱用であり、日本相撲協会は日本国憲法違反である。日本はハラスメントに極めて寛容であるが、犯罪のきっかけであるハラスメントは厳しく裁かないとならない。ハラスメント罪の制定はまったなしである。

 日本相撲協会については私は民営化を勧告し、ジミントー・ミンシュトーオマヌケネオコン・ネオリベ一派を全員残らず民営化された相撲事業運営会社に移籍させる事を提唱した。それで私物化された日本の腐敗した政治を解決し、日本相撲協会の腐敗を断絶し、社会の腐敗を一掃する最低限の手直しでかつ最大限の効果と最小限のダメージがもたらされるのだ。

 その際についでに相撲事業運営会社に移籍させるべき男がいる。無責任首相の鳩山由紀夫だ。沖縄タイムズに『普天間空軍基地のキャンプシュワブへの移転は方便のひとつ』と呆れた放言をしでかした。これにはもう、呆れて話にならない。期待した私が馬鹿だったのだ。

 鳩山兄弟は重症レベルのマザコン体質であり、『ユッキー』『クーニー』と呼び合う変態ぶりだ。こんな鳩山由紀夫の後継者には福島県矢祭町前町長である根本良一氏を推薦する。鳩山と比較しても住基ネットを拒否するなど信念があるし、きちんと腰を据えて政に当たる。もしくは、埼玉県蕨市の頼高市長にお願いしたらいかがかな(この人は『ハヤの頭』事件を起こした弟の邦夫の後継者にも向いている)。

 このように、愚かなネオコン・ネオリベよりは代わりになる護憲の実力者はたくさんいる。ミンシュトーもジミントーも、政治への信頼を取り戻したいと願うならば、ネオリベ・ネオコンどもを一掃して根本氏や植草一秀氏に世代交代してもらえと言いたい。

洗いざらし膿を抜けない(小野哲)

テーマ:ブログ

2010-06-16 06:11:49

相撲協会 木瀬親方を2階級降格 清見潟親方はけん責処分

5月27日15時57分配信 毎日新聞

 日本相撲協会は27日午後、定例の理事会を開いた。昨年7月の大相撲名古屋場所(愛知県体育館)中に山口組系暴力団の複数の幹部が土俵下の溜席(たまりせき)にある「維持員席」で観戦していた問題で、維持員席の入場整理券を手配したとされる木瀬部屋の木瀬親方(40)=元前頭・肥後ノ海=を委員から年寄への2階級降格処分とした。また、木瀬部屋所属力士については、同部屋が所属する出羽海一門預かりとした。同協会の規定では、「降格」は「解雇」に次ぐ重い処分。三保ケ関部屋の清見潟親方(64)=元前頭・大竜川=はけん責処分とした。

 協会は既に2親方から事情を聴いていたが、この日の理事会で弁明の機会を与えた上で、処分を決めた。

 最近の親方の処分では、暴行問題の責任を取って引退した元横綱・朝青龍の師匠、高砂親方(元大関・朝潮)が2月に役員待遇から主任へ2階級降格となった。

 また、協会理事会は同日、一部週刊誌でプロ野球賭博にかかわったと報じられた大関・琴光喜関(34)からも事情を聴いた。

 14日夜に、琴光喜関は野球賭博をしていた事を認めた。

 私は前から日本相撲協会を批判してきたが、NHKは相撲の実況中継から撤退すべきである。今回取り上げた暴力団へのチケット横流しも、木勢親方は明らかに知っていた。それを知らないとすっとぼける厚かましさ。自民党をそっくりそのままコピーしているような印象だ。

 むろん、この事の背景には警察と暴力団の利権争いもある。しかし、暴力団があくどい利益を得る事は容認してはいけない。朝青龍問題にしても、早い段階で解雇すべきだったのをズルズル先送りした結果、取り返しのつかない失態になった。それで本当によかったのだろうか。

 これで、相撲へ人はますます来なくなる。サッカーの場合はFC岐阜、サガン鳥栖、ファジアーノ岡山、カターレ富山など、地域密着のチームがある為、今後も赤字ではあるにせよ栄えるではないか。日本相撲協会は解散し、一から出直せと言いたい。

相撲界に訣別の言葉を(小野哲)

テーマ:スポーツ

2011-02-08 00:06:48

公益法人認可厳しい 財産没収も

 警視庁が昨年7月に野球賭博捜査で力士から押収した携帯電話に、勝ち星を数十万円で売買したと思われるメールがあったことが2日、明らかになった。放駒理事長(62=元大関魁傑)は即座に緊急理事会を開き、疑惑のある親方と力士13人中12人から事情聴取した。

 大相撲の監督官庁である文部科学省が「国技」の看板を剥奪する構えを見せた。スポーツ・青少年局競技スポーツ課の芦立訓課長が、都内の同省で報道陣の取材に応じた。八百長が認められた場合について「大相撲の存続にかかわる問題」と、公益法人として認可されない確率が高いと指摘。日本相撲協会が積み立てた内部留保金の国庫返納、両国国技館の返上を通達する可能性を挙げた。

 文科省が動きだした。この日午前、警察庁から大相撲の八百長を思わせる数々の資料が文科省に届いた。これを受けて同省は日本相撲協会に連絡。昨夏からの野球賭博事件で、何度となく厳しい言葉を相撲協会に投げかけながらも、再生を待ってきた文科省の芦立課長は、今回の八百長疑惑には「大相撲の存続にかかわる問題。調査しても浄化できないというのであれば、法人格を取るのは難しい」とバッサリ切った。

 政府の公益法人制度改革に伴い、相撲協会など現在の公益法人は13年11月末までに審査を受けなければならない。審査によって、最も税制優遇措置のある公益法人に認可されるかどうかが決まる。相撲協会は引き続き、公益法人を目指しているが、芦立課長は「相撲協会は、真摯(しんし)な力と力のぶつかり合いを見せることに公益性を主張している。そこが仮に八百長で汚染されているのであれば、公益法人といえるのか疑問が残る」と訴えた。

 公益法人でなくなった場合について、同課長は(1)内部留保金の国庫返納(2)両国国技館返上の可能性が高まると指摘した。相撲協会は毎年黒字で、利益分は内部留保金として蓄えられている。それも公益事業として挙げた利益のため、国に返す必要があるという。国技館も同様の理由で、芦立課長は「同じような趣旨の団体があれば、そちらに寄付するなど手放さなければならないかもしれない」と、事実上「国技」の看板を剥奪する可能性を挙げた。

 相撲が「国技」でなくなってしまえば、各種プロレス、格闘技団体と同様として扱われ、税制優遇措置もなくなり、相撲協会の運営そのものが厳しい局面に立たされることになる。

 この日発足した特別調査委員会についても、文科省が指示したものだった。芦立課長は「野球賭博の時は捜査状況などの兼ね合いもあって早急にできない面もあったが、今回はすぐに解明に取り組んでもらう。1~2週間ほどでやらなければならない」と、迅速な調査を求めた。この日の特別調査委員会の内容も含め、早ければ今日3日にも相撲協会関係者を文科省に呼び、進行状況を聞くという。

 角界の八百長はこれまでにも「元小結板井」の板井圭介氏が、00年に日本外国特派員協会での講演で、その存在を認める発言をするなど度々問題視された。板井氏の例を挙げて質問された芦立課長は「昔から疑惑のあった案件もあるので、必要があれば『八百長があった』と言っていた人に、意見を聞くべきでは」と明言。特別調査委員会の調査対象が、現役力士以外に広がる可能性も出てきた。

 [2011年2月3日7時48分 紙面から]

http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/p-sp-tp3-20110203-732351.html

相撲賭博に幕内力士関与か 各界また激震

 大相撲の取組を賭けの対象にする「相撲賭博」に、角界の力士が参加していたことが3日、分かった。関係者によると、関与した力士は昨年騒動になった野球賭博にかかわった者が多く、幕内力士も含まれるという。八百長問題と違い、背後で暴力団とのかかわりが認められる可能性もある。八百長問題で揺れる日本相撲協会は、もう1つの賭博問題を抱えることになった。

 昨年の野球賭博をきっかけに、八百長問題が浮上したが、相撲賭博の事実も明らかになってきた。野球賭博事件で、警視庁組織犯罪対策3課に賭博開帳図利ほう助の疑いで逮捕された阿武松部屋の元幕下A容疑者(35)が、大相撲の取組を賭けの対象にしていたことをうかがわせるメールを、野球賭博の客となっていた力士らと送受信していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

 これまでの捜査で、A容疑者は野球賭博が角界にまん延するきっかけを作ったとみられており、組対3課は「相撲賭博」についてもメールの内容などを精査して、立件の可否を検討する。捜査関係者によると、A容疑者は、指定暴力団山口組弘道会系組長(死亡)の勧めで06年に胴元を引き受け、元大関琴光喜関ら10人以上が、野球賭博の客だったとみられている。

 角界関係者によると、相撲賭博も実在し、顧客は一般人だけでなく力士も含まれる。力士の多くは野球賭博の客を兼ねており、昨年解雇された者や、現役の幕内力士も名を連ねているという。野球賭博に関与した力士は、名古屋場所を謹慎するなど協会からの処分を受けたが、相撲賭博は明らかになっていなかった。

 この関係者は「もし背後に暴力団とのかかわりがあったり、八百長につながっているとしたら、大変なことになる」と指摘した。競馬の場合、騎手らは馬券を買えない。勝ち負けにおいて手心が加わってしまう可能性があるためで、力士が相撲賭博にかかわれば、当該の取組に影響を与えるケースもあり得る。同時に、取組の勝敗が不健全に左右されかねない。

 メールをきっかけに八百長問題が騒ぎになっているが、相撲賭博は逮捕者が出る可能性を秘める。八百長問題のように、メールのデータを問題視した警視庁が所管の文部科学省へ提供するようなことがあれば、一気に問題は広がりをみせる。次々に不祥事が表沙汰になる相撲協会による負のスパイラルは、まだ底が見えていない。

 [2011年2月4日9時3分 紙面から]

http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/p-sp-tp3-20110204-732825.html

 やはり思った通りだった。

 私は日本相撲協会に自浄能力はないと見ていたが、その通りになった。八百長があった事が明らかになった以上、徹底的に膿を抜くべきだろうし、相撲協会は民営化し、ミンシュトーやジミントーのネオコン・ネオリベ政治家を全員政界引退させ、正社員や経営者として送り込み、意識改革させるべきだろう(代わりになる政治家には前宮城県知事の浅野史郎氏、正統参議院議員の小池晃氏、正統徳島県知事の太田正氏、正統沖縄県知事の伊波洋一氏、正統足立区長の吉田万三氏、前国立市長の上原優子氏、名護市長の稲嶺洋氏、前福島県矢祭町長の根本氏がいるし、評論家で言えば斎藤貴男氏、植草一秀氏、内橋克人氏もいる)。

 賭博問題で私は問題追及が不十分だと指摘した。プロレスラーを引退する安田忠夫氏から事情を聞くべきだった。安田氏の証言から、明らかに相撲界が賭博によって汚染されていることは明らかだ。板井氏や故・元大鳴戸親方の告発も、もう一度調べ直し、八百長根絶に踏み切るべきだ。

 また、NHKは日本相撲協会を甘やかしてきた。これはとんでもない禍根を残したのは明らかだ。相撲の実況中継は中止すべきだ。そうすればUSTREAMに日本相撲協会はオフィシャルサイトを開設し、自分から放映することになるしNHKも放映権に関わる金銭を浮かし、それだけ放送料金を値下げできる。

 以前、私は対戦相手をオークションで決めるようにして、それを実況中継しているところを有料で見せると面白いと指摘したが、どうも相撲協会はそこまで頭が回らないらしい。それなら、フロントを刷新して前原誠司自称外相などにやらせるといい。そうすると、日本の政界は一気にアメリカ色を一掃した上、浄化されるし、黒船の恐怖故に呆れた規制ばかりで腐敗し、澱んだ日本相撲協会も一気に改革される。一石二鳥である。

 また、いっその事だが相撲協会を株式会社にし、各部屋も企業が買収してJリーグのように地域密着の相撲部屋にすればいいのだ。そうすると、格差改善になる。

 日本相撲協会をここまで批判するのには訳がある。

 国民の税金で保護されている国技故だ。それが八百長とは情けない。いや、八百長は昔からあった。あの板垣退助伯爵も激怒したほどだ。北海道新聞より引用する。最後にこれで締める。

◆卓上四季  八百長(2月4日)

日本相撲協会の放駒理事長は大相撲の八百長疑惑について

「過去には一切なかったことで新たなことだと認識している」と語った。

そのまま信じる人がいるだろうか

▼1910年(明治43年)の1月場所後、大の相撲好きで知られた板垣退助伯爵は

烈火の如(ごと)く怒った。八百長相撲が目に余ったからだ。

自ら相撲部屋に乗り込んで力士を集めさせ、その場で八百長を

禁じる誓約書を書かせた

▼同年1月28日の「報知新聞」が報じている(「新聞資料 明治話題事典」)。

力士は「土俵上の勝負は神聖に決すべく、いやしくも私情にわたり情実に流れ、

見苦しき行動はなさざること」との条文を天地神明に誓い、署名、押印している

▼誓いは遠の昔に忘れ去られたようだ。白星をねだるメールだろう。

<来場所のことなんですがもらえるならくれませんか? ダメなら20万は

返してもらいたいです>との送信に<了解です!>と返信している。

あっけらかんとした軽さ。星の売買の常態化がうかがえる

▼「八百長」は明治初め、八百屋の長兵衛が相撲親方の機嫌を取るために

囲碁でわざと負けたことに由来する。語源に登場するからといって、

伝統のごとく継承する筋合いのものではない

▼長い間治らない病気を「宿痾(しゅくあ)」という。根治を目指すならば、

大相撲にかかわる者全員が体ではなくて心を裸にし、真実を語ることから

始めなくてはならない。

北海道新聞 2011年2月4日

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/

 

2011年12月23日

狂気の宴がまかり通る

 過去、私は金権スポーツを批判してきた。

 徹底的反金権スポーツ宣言(小野哲)

テーマ:スポーツ

2008-09-21 11:49:57

 私は皆さんご存じのように徹底的に金権スポーツを許さない。

 金で勝利を買おうと他球団や選手の頬を現金でひっぱたくやり方は嫌いだ。今の浦和レッドダイヤモンズはあまり好きにはなれない。経営手腕は優れていることは認めるが勝利を現金で買いあさろうとする姿勢は浅ましさすら感じる。

 いや、まだ浦和レッズはましだ。出場機会のない選手をほかの球団に移籍させる手法が確立されているからだ。悲惨なのは全くそうした姿勢のない球団だ。皆さんご存じのセリーグにおけるアマチュアチーム(虚塵)なんかはそれこそ一度奪ったらもう手放さない。そのために悲劇を被った選手がどれだけいたことか。

 イングランドもそうした金権スポーツが問題になっている。皆さんご存じのようにマンチェスターにある二つのチームはもはや大資本が入っている。マンチェスター・シティはアラブからの資本を手にレアル・マドリードからブラジル代表のFWのロビーニョをイングランドサッカー史上最大の金額で獲得した。そのほかにチェルシーはロシア資本を手にすさまじいまでの補強を繰り返す。

 そうしたゆがみを正さないからイングランド代表の選手は育たない。故にこの前のユーロ2008ではイングランド代表は出てこなかった。これを放置していたら大きなゆがみは拡大するばかりだ。なんだかの規制は必要だと思う。イタリア代表でもすでにそのゆがみは深刻だ。

 今、金権スポーツを厳しく正さねばならない。

狂気の宴と健全な取引(小野哲)

テーマ:スポーツ

2009-07-18 20:03:51

 一部報道によるとイタリア一部のインテル・ミラノ所属のスウェーデン代表FW・イブビラモビッチがスペイン一部のFCバルセロナに移籍し、バルセロナからはカメルーン代表FWのエトーが完全移籍で、ベラルーシ代表MFのフレブが一年期限付き移籍で、そして約52億円がインテル・ミラノに支払われるそうだ。

 一見、これはバルセロナにとって厳しいかと思うがそうじゃない。ライバルのレアル・マドリードがクリスティアーノ・ロナウドに130億円、カカに90億円、フランス代表FW・ベンゼマに46億円費やして獲得したが、これは全て銀行からの融資ではないか。返すのはアディダスのユニフォームの販売手数料か。フローレンス・ペレスという会長は3年前の失敗に懲りていないのだろう。それに対してバルセロナはキチンと余剰戦力を整理した上で新戦力を手にした。レアル・マドリードは狂気の宴を奏でるだけで参加者の整理すらできていない。

 しかも、去年補強したオランダ代表のフンテラールなる選手なんか、移籍決定後に前所属先のアヤックス・アムステルダムで怪我を負って移籍してきたのだから「けが人を補強してどうする」とつっこまれて当たり前だ。マネジメントが歪んだ結果、レアル・マドリードは自壊したのではないか。デコ、ロナウジーニョなどの規則違反を繰り返す名選手を追い出してその分若手に切り替えたことがバルセロナの三冠につながった。

 アヤックスの場合、南アフリカ共和国に子会社のチームを持つ。そこで育成しているほかオランダでも育成ばかりだ。名選手を補強する一方で堅実路線を進むプレミアリーグのマンチェスター・シティですらも現金任せの補強は拒んできたではないか。エトーは一時期マンチェスター・シティへの移籍が取りざたされていたが、マンチェスター・シティは撤退した。その後はアルゼンチン代表のティベスなど確実な補強に徹している。中東マネーが入っているチームではあるが、補強の際にはヒューズ監督の意見を重視する堅実路線に徹しているのは評価すべきだろう。彼の意見ではずれたものはないそうだ。ロビーニョ獲得はマンチェスター・シティのブランドを向上させるに必要だった。これは仕方がない。つい最近までチェルシーも同じ手法でやってきたのだからだ。

 レアル・マドリードはこの調子ではまたしても失敗を繰り返す。監督だってこの数年間すげ替えばかりで安定感がない。監督の名前が分からないのではないか。チリ人のペジュグリーニ監督の前はスペイン人のファンデ・ラモス、その前はドイツ人のシュスター、その前はイタリア人のカッペロだ。フロントの一貫性のなさが今回の呆れた狂気の宴を招いている。

 日本でも呆れた補強ばかりする在京の某野球チームがある。そのチームにひっかけてレアル・マドリードは白い巨人軍とこき下ろされている。私なら、レアル・マドリードにFC岐阜の買収をお勧めしたい。カンテラの受け皿になるほか、日本に育成部門を持つことでレアル・マドリードのブランドは向上する。レアル・マドリードは一刻も早く堅実路線になるしか再起のきっかけはつかめない。

狂気の宴がサッカーをだめにする(小野哲)

テーマ:スポーツ

スポーツ:レアル負債441億円

スペインのレアル・マドリードは、ポルトガル代表のC・ロナウドやブラジル代表のカカーらスター選手を獲得した影響で、負債が3億2700万ユーロ(約441億円)になったことを明らかにした。

(C)スポニチ

2009/09/21 14:50:32

 はっきり言わせてもらう。

 レアルマドリードの選手補強は無駄だ。オランダ代表のフンテラールを購入したときの価格より安くイタリアのACミランに売却した。ロナウド一人に日本円で130億円もかけるのは無駄だ。もっと下部組織を重視してそこからの起用を増やすべきだ。

 イングランド一部のマンチェスターシティにとっての石油マネーみたいな裏付けがこのレアルマドリードにはない。カカー購入費だけで90億円などとばかげている。アヤックス・アムステルダムというサッカーチームがオランダにある。そのチームは南アフリカ共和国に子会社のサッカーチームを持っている。そのアヤックスにならいレアルマドリードに以前私はFC岐阜を買収して育成の受け皿を増やすよう勧めた。日本でもアルビレックス新潟がシンガポールに子会社を持っているのだ。レアルマドリードのブランド力を向上させるにうってつけの買収ではないか。

 レアルマドリードは金はあるが、ソフトがない。これは日本がかつて犯した過ちと同じで、金はあってもそれをどうやって増やすかというアイデアがない。ライバルのFCバルセロナが頑固なまでに下部組織からの選手起用を進め、あのロナウジーニョをACミランに売却したほど賢い商売上手だったのに対しレアルマドリードはへたくそだ。その下手くそさはフンテラールの売却に現れた。しかも、今回放出された選手たちはフロントへの不信感を強めていた。

 現場に不信感を与えるのでは、私が以前いた小売業と同じように閉鎖的であることは否定できない。まだしも、マンチェスターシティは補強した分売却もしっかりしている。フローレンス・ロペス会長はチームを強くしたいと言うが、実際はレアルマドリードのユニフォームを毎年変えることで販売してその著作権量でつながった。このビジネスに関わっているのがドイツのアディダスである。この会社と日本の電通、国際オリンピック協会が歪み腐敗した事は広瀬隆氏が翻訳した「黒い輪」が詳しい。

浮かれるものがあるだけ幸せだろう(小野哲)

テーマ:スポーツ

2011-04-25 05:16:37

 4月23日、久々のJリーグが始まった。

 あのベガルタ仙台は川崎フロンターレに2ー1と逆転勝ちをおさめた。仙台のサポーターは歓喜に沸き上がり、涙する者もいた。水戸ホーリーホックも難敵徳島ヴォルティスに勝利し、私が注目しているサガン鳥栖も横浜FCに3ー1と完勝した。

 今回は横浜FCのサポーターに考えて欲しい。横浜FCのそもそもの起源とは、あの横浜フリューゲルスだったのではないか。フリューゲルスが同じ横浜を本拠にする横浜マリノスと合併したが、それがサポーター無視の代物だったのではないか。

 去年から監督に就任している岸野靖之氏は元サガン鳥栖監督で、サガン鳥栖から横浜FCに移る際、スタッフはおろか選手を大量に引き抜いた。その揚句の果てに特別指定選手の森本良選手まで引き抜くとはどういう魂胆か。そこまでして強さを求めたいのか。

 いや、浮かれるものがあるだけ幸せなのだ。サガン鳥栖だって、元はJFLでJリーグ準会員だった鳥栖フューチャーズだった。だが、チーム運営が杜撰だった。夢の為に手段を選ばぬやり方は会社を潰す結果になったが、地域のサポーターがサガン鳥栖を立ち上げた。サポーター達は想いを托す象徴を守ろうとしたのだ。それからお粗末なフロントとの戦いを経て、今の鳥栖があるのだ。

 横浜FCのサポーターは熱くなれるものがあるだけ幸せだと思い出して欲しい。強さはその後じっくり柏レイソルや浦和レッズ、鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島のように地域のユースで育成すればいいのである。

 同じ問い掛けは野球の某金権野球部の親会社の読売新聞東京本社にもしたい。あくまでもスポーツは地域に根差したものでなければならない。それを強さを求めるあまりに金権補強を繰り返せば、セ・リーグの人気は低下して当然だ。今やパ・リーグは阪神戦がセ・リーグの人気試合であることを知っている。いい加減にしろと言いたい。

 また、サガン鳥栖のサポーターにも警鐘を鳴らしたい。

 今回の勝利に浮かれることなく、しっかり兜の緒を締めて次の東京ヴェルディ戦に挑んで欲しい。ヴェルディは今はだいぶまともになったが、読売新聞の系列だったときは劣悪なフロントだらけだった。サッカーが出来る喜びを強く噛み締めている相手に勝つ事は非常に難しい。

 ましてや次回はホーム・ベストアメニティスタジアム(鳥栖市)だ。恥ずかしい試合は出来ない事を選手達は自覚しているはずだ。ならば、熱くサポートしてほしい。期待の金民友選手や豊田洋平選手は横浜FC戦で後半から出場した。チームに光はあるが、甘くないと思って欲しい。

 それと、『跳ばない奴はー』とかとほざく応援は絶対にしないで欲しい。『博多でも田舎でもサガン鳥栖は弱い』とかとほざいたアビスパ福岡のフーリガンどもは今、福岡がJ1で大苦戦しているのが何故か分からないが、それはチームコンセプトが欠落したままJ1に昇格したツケが出ているだけであり、湘南ベルマーレが去年犯した失態と同じである。

 私が苦言をていしたら2ちゃんねるに荒らしを誘発するような卑劣なカキコミを連中はしでかしたが、私は荒らされる筋合いはない。なぜなら、問題点を指摘しただけにすぎないのだからだ。

昔の名前で出ています(小野哲)

テーマ:スポーツ

2010-01-24 09:37:50

 ジェフユナイテッド市原・千葉のJ1復帰に向けた補強が注目されていた。

 だが、中身を見てみると「昔の名前で出ています」のような補強が目立った。京都サンガから佐藤勇人選手を獲得したり、ジュビロ磐田から村井慎二選手と茶野隆行選手を補強したがいずれもジェフのOBである。

 名古屋グランパスから山口慶という選手を獲得したものの、戦力外になった選手たちと比べるとマイナスの印象が大きい。柏レイソルが戦力外を最小限に留めてネルシーニョ監督による育成路線を継続するのと比べて明らかに甘い見通しである。大分トリニータが大幅な戦力低下なのは経営不振というのが大きい。これは如何せんどうにもならない。前の経営者によるどんぶり勘定の無責任経営がもたらした栄華の代償だ。

 ともかく、チームのアイデンティティがジェフにはなかったのではないか。チームの黒字優先のため結局転売ばかりで、魅力を自ら壊してしまっただけだ。その結末は自ら崩壊へと突っ走ることになる。目的だけを達成しても、魅力がないならそのチームは自ら崩壊する。そのいい例がかつてのヴェルディ川崎、経営不振でいずれ売却しか道がない東京ヴェルディである。たとえカズやラモスがいたとしてもチームの方向性が川崎市民に向いていなかったから、川崎フロンターレやFC東京に差を付けられているのが現実だ。こうした懸念を私は横浜FCにも持っている。

 清水エスパルスやサガン鳥栖からジェフは学ぶべきだ。オシムの理念をチームの再生に生かすというなら、オシム氏の推薦する人物をGMに据えてみるのはどうか。かつて鹿島アントラーズがジーコを事実上の総監督にしてきっちりチームカラーを固めたことからも学べることだ。鳥栖が今度GMから復帰した松本監督のもとでJ1昇格を争えるようなチームに育て上げたのは松本監督の理念をフロントが受け止めて確実な手段でチームを確立したのが大きい。ジェフはそこから学ぶべきだ。ファジアーノ岡山、FC岐阜、カターレ富山やギラヴァンツ北九州はアルビレックス新潟のように着実な進歩を選んだ。アビスパ福岡やヴィッセル神戸、一時期の京都サンガのように金任せで長期プラン軽視のチーム作りでは決して成長しない。

 そして、一年でのJ1復帰はやめるべきだ。少なくとも2年の長期プランで考えるべきだ。たとえばサテライトチームによる試合がなくなるのなら、社会人チームに選手を派遣させて実践の機会を確保すべきだろう。これはスポンサー確保にもつながる可能性がある。もしくは戦力外の選手への職の斡旋もおこなうべきだ。これはアビスパのように高卒の選手をわずか一年で解雇した事への教訓にもなる。 

 因みにジェフに復帰した選手がもう一人いる、林丈統選手である。

チームデザインがない(小野哲)

テーマ:スポーツ

2010-01-16 07:59:25

 横浜FCの補強が凄まじい。

 サガン鳥栖から岸野監督を迎え入れ、MF高地、MF武岡、DF渡邊など鳥栖から獲得したほか、JFLガイナーレ鳥取からは元鳥栖のGKシュナイダー潤之助、Kリーグ釜山からはキム・ユジン(鳥栖にレンタル移籍していた過去がある)を獲得した。

 逆に見てしまえば、岸野監督は一年目から結果を出さなければならないのだが、私は横浜FCのチームデザインが分からない印象を受ける。鳥栖のチームデザインが戦力外通告を受けた若手を獲得して鍛え上げ、有力チームに売却して儲けるやり方だった。それを地道に重ねることで鳥栖はJ2屈指の強豪になり、J1を射程圏に入れるようになった。クラブハウスや選手寮もこの数年で建設することになりそうだ。

 横浜FCはその鳥栖より恵まれているのだが、ないのはチームデザインだ。これはどのスポーツでも大切なことだ。チームに魅力がないなら、そのチームは金を積まれても相手にされないままつぶれていく。アビスパ福岡の前身の福岡ブルックスもチームカラーが見えないまま鳥栖の前身である鳥栖フューチャーズから選手の強奪を繰り返した。その結果、Jリーグへの昇格は果たしてもチームの不安定な基盤になっている。

 チームデザインがないチームはファンが定着しない。それでは意味がないのだ。そして、岸野監督が解任されたら鳥栖から引き抜かれた選手達も横浜FCをやめるのだろう。それほど岸野監督が慕われている証拠なのだろうが、逆に言えば岸野監督についていったのだから岸野監督が悪いという考えで行動するのならもってのほかだ。

狂気の宴再び(小野哲)

テーマ:スポーツ

スペインのレアルマドリードによる選手買いあさりが止まらない。

 この前ブラジル代表のカカ(ACミラン)を90億を越えて獲得したのに続いてポルトガル代表のクリスチァーノ・ロナウドをマンチェスター・ユナイテッドから天文学的な金額で買い取る見通しだ。

 こうなると私は「狂気の宴再び」というしかない。建設会社の経営者というペレスが会長に復帰してから単にマーケティング優先の姿勢がレアルマドリードに出ている。だが、あくまでもユースチームの強化こそが復活の鍵なのだ。売れるためならユースチームなんてそっちのけじゃ、おかしな話ではないか。

 ペレス体制が失敗した理由には明らかな選手の乱獲(しかもポジションを考えない)にあった。彼が三年目に取ったイングランド代表のオーウェンは2年もレアルマドリードにはいなかったではないか。若手をじっくり育てていけばいいのに無茶な補強では話にならない。大物選手を購入するのも、ユニフォームを販売する目先のマーケティングではないか。アディダスの影響に振り回されていいのか(カカ、レアルマドリードはアディダスと契約している)。これでは所属先が大笑いするだけだ。ペレスはよほどのお人好しなんだろう。今回の移籍で儲かったのはACミランとマンチェスター・ユナイテッドだろう。選手を高く売ることに成功したからで、両チームともサブプライムローンがきっかけの不況で苦しんでいたため一息ついたというところか。そして、思いっきり抜けた移籍ばかりやらかす。マケレレ(元フランス代表)の移籍で自身のチームの力は低下する、現スペイン代表監督のデル・ボルケが優れた成績を上げていたのにも関わらず解任して主将だったイエロまで解雇する始末。如何にフロントがだらしないかが分かるだろう。解任の理由はベッカム獲得を巡る争いなのはいうまでもない。

 FCバルセロナはロナウジーニョを取ってもユースチームの強化を続けた結果アルゼンチン代表のメッシを自前で育てた。バルセロナにはそんな話がごろごろ転がっている。レアルマドリードにもあることはあるが、若手選手はほとんど他のチームにレンタルされる始末だ。

 レアルマドリードにそんな凄まじい金があればもっと他にまともな使い方が出来るはずだ。そう思うのは私だけだろうか。DHCという健康食品大手の会社がある。創業者が佐賀出身なのでサガン鳥栖のユニフォームスポンサーになった。地域に出資する事もいいことだ。

 一点集中型の出資は地域をつぶし、やがて自身にも大きなつけが回ってくる。顧客不在を招くだけだろう。虚塵の人気が低下しているのも、魅力的なライバルをつぶしにかかった結果だ。レアルマドリードも、同様の失敗を犯すことになるのは明らかだ。

こうなったらチームの解散しか選択肢はない(小野哲)

テーマ:スポーツ

2009-04-06 08:20:43

東京V・萩原前社長が“J批判”

4月4日7時51分配信サンケイスポーツ

 J2東京Vの萩原敏雄前社長(72)は3日、東京都稲城市のクラブハウス内で取材に応じ、“Jリーグ批判”を展開した。前日2日の株主総会で、会長兼社長の退任が決定。選手やスタッフへのあいさつに訪れた後、最後に思いの丈をぶちまけた。

 「チーム名に企業の名前を入れることを認めるべき。そうなれば、うちも売却先が決まるのに」

 経済危機の影響はサッカー界にも押し寄せ、東京Vは経営難からチーム身売りを模索。しかし、売却先として数社の名が挙がったものの、決定には至っていない。「企業名を入れられれば、広告効果は絶大」と萩原氏。なでしこリーグは「日テレベレーザ」のように認められているのに、なぜJリーグは禁止なのか-というわけだ。

 萩原氏は「今のJのやり方を見直すべきじゃないか」と、Jリーグが理念とする地域密着型経営からの転換を力説した。

最終更新:4月4日7時51分

サンケイスポーツ

企業名解禁を!東京V前社長最後の訴えも…

4月4日7時0分配信スポーツニッポン

 2日の株主総会でJ2東京Vの代表取締役会長兼社長を退任した萩原敏雄氏(72=元日本テレビ社長)が、サッカー界を去るにあたって最後の熱い思いをぶちまけた。3日に東京・稲城のクラブハウスを訪れ、関係者にあいさつ。経営悪化でクラブの先行きが不透明な状況とあって、選手には「勝つことが経営にとってもいいこと。全員が経営者のつもりでやってほしい」との言葉を送った。

 一方で、チーム名に企業名を入れることを禁止しているJリーグの方針には「女子は日テレ・ベレーザでいいのに、なぜ男子がダメなのか」と問題提起し、株式譲渡先として交渉していた複数の企業も企業名をチーム名に入れられれば引き受けてくれた可能性が高いと“Jリーグ改革”を訴えた。だが、Jリーグの鬼武チェアマンは「理念に反する。検討することもない」とピシャリ。最後の願いも届かなかった。

最終更新:4月4日7時0分

スポーツニッポン

お飾りもうウンザリ!ラモス常務退任

4月3日7時0分配信スポーツニッポン

 J2の東京Vを運営する(株)日本テレビフットボールクラブは2日、東京・汐留の日本テレビ本社で株主総会を行い、萩原敏雄代表取締役会長兼社長(72)、ラモス瑠偉常務取締役(52)の退任と小湊義房常務取締役(56)の代表取締役社長就任を決めた。

 元日本代表MFで、07年までの2年間トップチームの監督も務めたラモス氏は昨年4月に常務に就任したばかりだが、任期満了で1年での退任。クラブからは肩書を変えて運営に携わることを要請されており「常務取締役と言っても権限がないならやるつもりはなかった。飾り物はもううんざり。やりたいことはいっぱいある」と今後は強化や営業にかかわる仕事に就くことを熱望した。

 また、ラモス氏は日本テレビの氏家斉一郎代表取締役取締役会議長(82)と会談したことも明かし「氏家さんに“日本テレビFCになればまた資金を出す。Jリーグと戦ってほしい”と言われた。世の中は不景気。このままじゃウチだけじゃなくいろいろなチームが倒れる可能性がある」と、チーム名に企業名を入れることを禁止するJリーグの方針に異議を唱えていた。

最終更新:4月3日7時0分

スポーツニッポン

 このニュースはいかに地域を粗末にしたらこのような厳しい天罰が下るかを意味している。

 荻原、ラモスは一度新潟や町田、鳥栖を訪問すべきだろう。この3地域にあるサッカーチームはいずれも優秀な経営状況ではないか。アルビレックス新潟は苦労しながら観客数はもはやJリーグ屈指だし、サガン鳥栖は今年黒字を出すなど経営状態は極めて優れている。町田ゼルビアにしても小田急電鉄がスポンサーになるなど、極めて優れている経営状態ではないか。むしろ野球のように企業名を前面に押し出した方が異常なのは最近の独立リーグへの人気が上がっていることで明らかだ。だから西武ライオンズですらも埼玉西武ライオンズに球団名を改めたではないか。『読売巨人軍』と名乗っているのがおかしいのは明白だ。

 企業名を入れなくても立派に経営できると言う事はこの3チーム以外にも言える。横浜FC、大分トリニータはどうなのか。その他にも鳥栖より人口は少ないが成績が優れているザスパ草津はどうか。ラモスはいわば何もしていないのに「僕にはできっこない」とだだをこねているにしかすぎない。それではJリーグも応えるはずがない。JFLアルテ高崎ですらも無視するていたらくだろう。

 「日本テレビFC」にしたければ、JFLに降格しろと言いたい。そうすればいくらでも名乗って構わない。それにサポーター達もそれほど多いわけでもない。FC東京やFC町田ゼルビアがあるから痛くもなければ痒くもない。ラモスはもう一度、FC琉球に戻るべきだろう。そこでJリーグを目指せと言いたい。

地域を裏切るスポーツ(小野哲)

テーマ:スポーツ

2007-08-25 21:35:49

 オーストリアのレッドブル・ザルツブルクというサッカーチームがある。

 このチームには三都主アレサンドロや宮本恒晴が所属している強豪なのだが、親会社が日本で最近伸びているレッドブルなのである。この会社はF1チームやアメリカのサッカーチームも保有しているのだが、前身のチームSVアウストリア・ザルツブルクの買収の際にレッドブル社がクラブの伝統を尊重せず、クラブ名、クラブカラー、経営陣、スタッフ等を一新、「完全に新しいクラブが誕生した」と宣言し、公式にはクラブカラーは従来の紫と白であると記載されているが、新しいエンブレムには紫は一切使用されず、ユニフォームもレッドブル社が指定した白と赤を基調としたものに変更され、公式サイトにもクラブ設立年が2005年であると記載されたが削除されてある。

 これでは地域のサポーターが反発する。クラブの大きな変化に一部の熱狂的なサポーターが「クラブの伝統を優先するべきだ」と抗議の声を上げ、クラブの伝統を取り戻すための運動を開始、「サッカーの商業主義化に反対する動き」とみた一部のヨーロッパの他クラブのサポータークラブもこの運動を支援したが、5ヶ月間に及ぶ抗議とクラブを買収した経営陣との交渉によっても妥協点は見つからず、「伝統を守るサポーター」は2005年9月15日に抗議活動の終焉を宣言、「古いクラブの道徳的な後継クラブ」として新しくSVアウストリア・ザルツブルクが設立された。この結果ザルツブルクのサッカー・サポーターは2つのグループに分かれ、一方はレッドブル・ザルツブルクをサポートすることとし、他方は新しいクラブであるSVアウストリア・ザルツブルクを設立した。

新しく設立されたSVアウストリア・ザルツブルクはオーストリア7部からのスタートを余儀なくされたが、2006-07年シーズンに圧倒的な強さで優勝を果たし、オーストリア6部への昇格を果たした。

Wikipedia日本語版より参照

 同じことは残念ながら日本にもある。たとえばヴィッセル神戸。ゼブラスタイルのユニフォームが事実上の親会社楽天のクレムリンレッドに変更され、多くのサポーターの反感を買った。まだしもサガン鳥栖のユニフォーム変更はイメージを崩さないように配慮されていたためにサポーターから反感を買わないですんだ。

 また、親会社が変に介入した結果衰退したのがベルデー川崎である。オーナーだった渡辺恒雄の暴言がチームにマイナスに響き、川崎フロンターレの出現で完全撤退に追い込まれた。その後のベルデーの衰退は言うまでもない(当ブログではヴェルディとは言わない。ベルデーである)。

 今回は金権スポーツを批判する。

 この批判に入れなかったが、スペインのマラガ、ACミラン、バイエルン・ミュンヘンもひどい補強をしている。いい加減にして欲しい。

2011年12月23日

たら・れば論では通用しない

 甲府 14 ハーフナー・マイク

監督(三浦)にチームをぶっ壊された

(今季足りなかったのは)GM。柏は昨年と余りチームが変わらずに優勝した。

昨年のことを確実にやっていたことは素晴らしいし、みんなまとまっていたことが優勝した要因だと思う。

逆にうちは何であの監督(三浦)を連れてきたのかわからない。チームをぶっ壊された。

昨年は攻撃的で4敗しかしていないチームをなぜかわからないけど守備的にした。

そして残さないといけない選手を外に出した。

その代わりの選手を連れてこなかったし、「金がない、金がない」と言っていたのに、

シーズン途中でお金が高い選手を連れて来て、結局あまり使えなかった。

その辺の差もある。

せっかく昨年はあれだけまとまって昇格したのに、そのチームをぶっ壊す意味がわからない。

そこが一番悔しい。今年の最初からこれを言ってきた。

それを言っていた選手も多いと思うし、聞き入れられなかったこともおかしいと思う。

選手は変わった環境の中で頑張って、結局この結果だった。

悔しいとしか言いようがないし、「これでまたJ2に堕ちるんだな」と。

ただ、このチームに来て自分も成長したし、自分で決めた道で、

このクラブから本格的に「来い」とは言われていない。

「他の選手が獲れなかったからオマエが残った」みたいな感じで自分は甲府に来た。

その中でこのチームに入って、いろいろ選手に教えてもらったり、技術でもうまくなった。

代表にも入った。選手には本当に感謝したい。

 今回、引用するハーフナー選手は母国のフィテッセへの移籍が決まった。

 サガン鳥栖時代から注目してきたが、ここまで上り詰めたことに祝福したい。過去、彼についてはこのようなコラムを書いてきた。

もう、お腹一杯だよ(小野哲)

テーマ:media

2011-05-22 08:40:15

今回、またしてもネットの悪意が明らかになった。

 ライブドアより引用する。

【Sports Watch】店員女性がハーフナー・マイクにツイッターで悪口雑言、炎上騒ぎに

2011年05月19日10時58分 提供:Sports Watch

 ヴァンフォーレ甲府の長身FW=ハーフナー・マイク。オランダ出身で、94年に家族で日本国籍を取得した父=ディド・ハーフナー(GK/名古屋グランパスエイト、ジュビロ磐田などで活躍)の息子であり、日本初の親子Jリーガーとして複数のクラブを渡り歩いたが、昨シーズンは、J2得点王にも輝き、甲府のJ1昇格に大きく貢献する目覚しい活躍を遂げた。

 今シーズンが楽しみな23歳のマイクは、すでに6試合で3得点。18日には一般女性と入籍を発表したばかり(入籍日は5月16日)と順風満帆だったが、そんなマイクが、入籍したお相手とみられる女性と共にアディダス銀座店を訪れた際、ある問題が起こり、ネット上は大騒ぎとなっている。

 なんと、店員の女性が自身のツイッターでマイクに悪口雑言の限りを尽くしたのだ。掲示板上では、店員の女性も特定され、すでにその女性はツイッターもmixiも退会しているが、該当するツイッターでは、来店したマイクに、「そいえば今日マイクハーフナーが来た。ビッチを具現化したような女と一緒に来てて、何かお腹大っきい気がしたけど結婚してんの(^ω^)??」、「帰化したからハーフナーマイクかwアシュトンカッチャー劣化版みたいな男が沢尻劣化版みたいな女連れてきたよwとりあえずデカイね、ホントにwww」などと、とても店員とは思えないツイートを行っていた。

 現在、マイクはアディダスのスパイクを使っており、掲示板上では「絶対に許さない」「社会をなめてるなぁ・・・こういう子にはちっとばかしお灸が必要じゃないかね?」「やっちまったなw」などの書き込みが見られた。

 サッカー選手とツイッターにまつわる問題といえば、今年のはじめに、都内ホテルの飲食店アルバイトが、稲本潤一と田中美保のデート現場を得意気にツイートし、ホテル側が公式に謝罪をする騒ぎもあった。

http://news.livedoor.com/article/detail/5569059/

 これで笑っているのはビックブラザーである。

 なぜなら、ネットの情報統制を正当化できる事件として使えるからだ。私は何度も警告し、悪質な書き込みは忍者バリアで書き込んだ加害者を弾いた上でIPドメインの強制公開に処す刑罰を導入している。なぜ、この刑罰を導入したのか。

 ネットに関わる我々のモラルを向上するには、我々が厳しいモラルに沿って行動する義務がある。ハーフナー選手夫妻に第一子が生まれるだので騒ぐ暇があるとは、よほど暇を持て余して苦痛だったのであろう(かつてのハッスルの高田総裁(高田延彦氏ふんする悪役)の台詞を借りていうならば)。

 しかも、この事件は単に店員だけの問題では済まない。店員の個人攻撃をネットで行っている動きがある。既にそのデータは入手完了しているが、個人名どころか顔写真から最終学歴までもが暴露される始末である。これは明らかにひどい。

 聖書の言葉で、『剣をもって裁く者は自らも剣によって裁かれる』という言葉がある。店員はいみじくもその言葉を自ら証明することになった。店員のやった行為は同情の余地はないが、店員の個人攻撃を行っているサイト、ブログ、ツイッターは論外だ。やっていることは店員と同じだからだ。

 最終的に被害者とは、ハーフナー選手夫妻である。だが、店員も別の意味で被害者である。私はもし、ハーフナー選手夫妻を誹謗中傷する書き込みを見かけたらすぐヴァンフォーレ甲府に通報し、アディダスジャパンには事実確認を行うよう要請し、しかるべき対処を要請する。その上で管理人に対処するよう要請する。

 それだけで充分であり、もしアディダスジャパンが誠意なき対処ならば、それはそれでボイコットすればいい。蟻のように小さい我々がボイコットすれば、アディダスもひとたまりもなくノックアウトする。電通を使った圧力よりも強烈な圧力になる。アディダスの創業者とプーマの創業者は兄弟だったが、彼らがこの話を聞いたら呆れてしまうではないか。

 それと、もうひとつ警告する。

 日本人という概念は昔と今では異なる。ボビー・オロゴン氏のようなナイジェリア系日本人、C.W.ニコル氏や中華大陸からの事実上の亡命者など、外国出身の日本人の存在は決して侮れない。あのソフトバンクの孫正義氏もコリアンジャパニーズである。

 ハーフナー選手には呆れたエピソードがある。

 その外見から町中で日本人から英語で話しかけられることも多いが「思いっきり日本語で答えます」。流ちょうな日本語に面食らう姿を見て、おもしろがっているのだという。

 私はハーフナー選手に言うが、面食らうつもりはない。あのフィギュアスケートのキム・ヨナ選手の日本語に面食らった内田恭子なるアナウンサーなど、相手にする価値はない。逆に言えば、チャップリンの言う『血の神秘的迷信』など私は信じていないのである。

今回の引用元

http://labola.jp/player/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF

フロントもサポーターもそれに見合ったものになる(小野哲)

2011/05/01 10:51

思い切り、見下すような感想になってしまう。

 しかしながら、柏レイソルには大きな疑問をもたざるを得ない。

差別発言?にハーフナー怒 柏サポ挑発し警告

J1第8節 甲府1―2柏 (4月29日 柏)

 甲府は後味の悪い逆転負けとなった。前半41分、FWハーフナー・マイクが自身J1初ゴールとなるPKを決めて先制。だが、この直後にゴール裏の柏サポーターに向かって挑発するように喜びを表現したことが主審に「反スポーツ的行為」と判断され、警告を受けた。

 三浦監督は試合後の会見で「彼は相手のサポーターから、人種差別的な発言を受けていた。彼のことを擁護したい」と発言。佐久間GMもハーフナー・マイクに事情を聴いた上で、柏サポーターによる発言の内容をマッチコミッショナーに報告した。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2011/04/30/kiji/K20110430000726030.html

 詳細はここではなかったが、ドメサッカーというブログに転載されていたゲキサカ(講談社運営・携帯電話向けサッカー情報)によると、こういうことだ。

 甲府の佐久間悟GMによると、このPK弾までの間に、柏サポーターとみられる人からハーフナー・マイクに向かって、 人種差別的な発言が繰り返されたためだという。

「試合中、コーナーキックのときなどに、マイク(ハーフナー・マイク)に向かって クソ白人 とか、マイクの家族を誹謗中傷するような ことを言われていたそうです。それで、PKが決まった瞬間 よっしゃー とやってしまった」と同GMは説明した。

 試合後には、佐久間GMとハーフナー・マイクが福田寛マッチコミッショナーの元へ出向き、ガッツポーズに至った経緯を説明。柏サポーターとみられる人から、差別的発言があったことを訴えたという。

http://blog.livedoor.jp/domesoccer/archives/51713214.html

 ハーフナー選手はサガン鳥栖でブレイクして、ヴァンフォーレ甲府に移籍してきたオランダ系日本人である。

 父親も優れたサッカー選手だった(一家でオランダから国籍を日本にした)。鳥栖ではサポーターともレンタル移籍だったこともあり、積極的にコミュニケーションを取っていた。そんなハーフナー選手を侮辱するとは、レイソルサポーターの一部にはがっかりした。

 私にとっては、柏レイソルはある意味、準地元のクラブチームである。レイソルはフロントがひどい。親会社の日立製作所の幹部が天下りで入ってくるのだ。一昨年には南雄太選手(ロアッソ熊本)の戦力外で不手際をしでかしている。

 フロントがこのていたらくなら、サポーターもそれだけ劣化する。レイソルのサポーターは問題をかなり起こしてきた。改善の努力は認めるが、ハーフナー選手を侮辱するとは情けない。フロントも、サポーターもそれに見合ったものしか来なくなる。

 ちなみにハーフナー選手のことで思い出した事がある。

 見ての通り、白人(オランダ人)なので、英語で話しかけてきた人にバリバリの日本語で話し返す。そして相手が混乱するのを楽しんでいたという。

 話しかけてきた人は悪意はないのだろうが、私はその人は血の神秘的迷信(チャップリン自伝より)に取り付かれているのだと思った。ちなみに日本国籍を取得しているのはあのムルワカ氏やボビー・オロゴン氏もそうだ。

 同じ肌の色と同じ瞳の色だけで日本人を概念づけるやり方は、もういい加減にやめてもらいたい。竹中平蔵のような売国奴など、私は日本人とは思わない。

 「ああしていれば」「こうだったら」というのを佐久間GMが口にしているのが今のヴァンフォーレ甲府である。「甲府の選手は守備が嫌い」だからとして、巧手の切り替えのすばやさなどを持っていた甲府のサッカーを根底からぶっ壊した。しかも、その責任者だった三浦俊也氏を監督から解任して自身が監督になったのだが週刊サッカーダイジェスト2011年12月20日号でこんなことまで言っている。

 「大宮で監督をやったときは、チームの立ち返る位置があったが今回は甲府のサッカーに戻そうにも、それを知る選手がもう居ない」

 「ゾーンで守るだけでなく、甲府の伝統であるポゼッションと切り替えの速さで守備の時間を短くしたい」

 「GMの立場で見る選手の評価と監督の立場で見る選手の評価は別物」

 こんな男がGMをしていること事態が驚きである。これではハーフナーがぶちきれて当然だろう。しかも、降格の原因に補強した選手の質に問題があったというのは無責任もはなはだしい。「このクラブはしがらみが多すぎてかえって戦力外通告されてせいぜいした」とはき捨てられるようでは、J2中堅を維持するので精一杯だろう。いくら監督を改善してもフロントの意識が良くなければダメである(一時期のサガン鳥栖における独裁者の古賀照子がいい例)。

 

2012年01月03日

サガン鳥栖・J1元年にあたって 過去から学ぶべきこと、そして忘れてはいけないもの

サガン鳥栖が新事業計画

 サッカーJリーグでJ1昇格を果たしたサガン鳥栖は営業収入を昨シーズンより70パーセント近く多い10億円余りと見込んだ今シーズンの事業計画をまとめました。サガン鳥栖の運営会社のサガン・ドリームスがJリーグに提出した今シーズンの事業計画では、営業収入は昨シーズンの計画に比べ70パーセント近く多い10億8000万円と見込んでいます。

 営業収入のうち収入の柱の1つの広告収入は昨シーズンの2倍近いおよそ5億円を見込んでいます。また、入場料収入は、昨シーズンの2倍ほどのおよそ2億8000万円を計上しこれを達成するため、試合の入場料を平均で2倍近くに値上げする方針です。

 J1のチームの予算は平均で30億円ほどですが、サガン鳥栖の計画はこの3分の1ほどで、昇格にあたってサガン鳥栖はJリーグ側から経営基盤を強化するよう求められていました。

 サガン鳥栖の運営会社も、営業収入を上げるためのさらなる努力が必要だとしていて計画より2億から3億円ほど増収を目指して、今後、大口のスポンサーに協力を求めていきたいとしています。

01月02日 12時40分 NHK佐賀放送局

http://www.nhk.or.jp/lnews/saga/5085003431.html

 今回は今年念願のJ1昇格を果たしたサガン鳥栖について取り上げる。

 このサッカーチームを見ることは、日本社会の腐敗に対する処方箋のように感じてくるのだ。また、このチームにはクラブハウスも専用練習場もなかったが、ようやく整備できるめどがつきつつある。

鳥栖 鳥栖市がサガンの練習拠点作り 市北部グラウンド整備へ

 来季のJ1昇格が決まっているサガン鳥栖を支援するため、佐賀県鳥栖市が市北部グラウンド(同市弥生が丘)を練習拠点として整備する方針を固めたことが30日、分かった。年明けにも県を交え、鳥栖の運営会社「サガン・ドリームス」と協議。正式に方針を決定する。

 鳥栖は来季J1で戦う18チームで唯一、専用練習場とクラブハウスを保有しておらず、練習環境の整備を求める声が選手やサポーターから上がっていた。

http://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/280096

西日本新聞 2011年12月30日付

 だが、このチームは昔散々だった。

 経営不振の過去についてはここに乗せる。 

J2鳥栖身売りもNPO化など3案  日刊スポーツ 2003年7月24日付

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-030724-0009.html

 J2鳥栖が経営権の譲渡を検討していることが23日、分かった。22日に 鳥栖市内で行われた株主懇談会で提案されたもので、約7500万円の累積赤字を減資で相殺した上で、責任ある企業へ株式を譲るという内容。

 古賀照子社長(47)は「毎年、秋になると運転資金がなくなり(解散危機の)お祭り騒ぎ。どこかで区切りをつけるため、チームを鳥栖に残すことを考え、今年は早めに議論している」と話した。ほかに、現在の株式会社の維持、NPO(特定非営利団体)化が検討されている。「身売り」を含めた3案は、8月に開催する株主総会に提案される予定。鳥栖は増資を繰り返し経営危機を乗り越えてきた。昨年は単年度黒字だったものの、今年は例年通りに厳しい状況。さらに鳥栖市がユニホーム広告料と鳥栖スタジアムの使用料2年間分を免除する合計5000万円の支援を表明したが、議論が一時凍結という厳しい状況となっている。

 この古賀なる人物、かなりのワルだった。

 去年の日刊スポーツを参照願いたい。

 

[ニッカン]J2鳥栖の元社長を逮捕

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110301-742558.html

 佐賀県警は2月28日、公選法違反(事前運動、供応)の疑いで、2月の鳥栖市長選で落選した牟田秀敏氏陣営の支援者で、人材派遣会社役員古賀照子容疑者(54)を逮捕した。古賀容疑者はサッカーJ2サガン鳥栖をかつて運営していた会社で2002~05年に社長を務めていた。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、立候補届出前の2月6日夜、鳥栖市の飲食店で、有権者ら十数人に牟田氏への投票や、票の取りまとめを依頼し、報酬として1人当たり数千円の接待をした疑い。

 鳥栖市長選は3人が立候補し、牟田氏は約2300票差で落選した。県警捜査2課は、接待を受けた十数人も公選法違反容疑(受供応)で捜査。古賀容疑者と牟田陣営の関係についても調べを進める。(共同)

牟田氏支持の派遣会社社長に略式命令 公選法違反/佐賀のニュース 佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの

http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1853867.article.html

2011年03月18日更新

 2月20日に投開票された鳥栖市長選で、投票と票の取りまとめを依頼し、飲食をもてなしたとして、佐賀区検は18日、公選法違反 (事前運動、供応)の罪で、同市養父町、人材派遣会社の古賀照子社長(54)を略式起訴した。佐賀簡裁は同日、罰金30万円の 略式命令を出し、古賀社長は即日納付して釈放された。

 起訴状によると、古賀社長は告示前の同月6日、鳥栖市内の飲食店で有権者19人に対し、同選挙に立候補し落選した牟田秀敏氏(70)

への投票や票の取りまとめを依頼し、報酬として1人当たり約2千~3千円(計4万8千円相当)の飲食のもてなしをしたとしている。

 古賀社長から接待を受けたとして、公選法違反容疑で書類送検された有権者19人について、佐賀地検は同日、起訴猶予処分とした。

 しかも、株式会社サガン鳥栖時代の経営者として最低な行為を繰り返した。

1、「6186万もの黒字が出たのは私のおかげ」と自画自賛したが実際はリーグからの配分金が6300万円に増加したからにすぎなかった。その時点で詐欺師である。

2、社長に就任した翌年のシーズンには、ユニホームのデザインを公募したが(応募作の9割がピンク色を使ってたらしい)、結局誰のを採用したのか発表無し。

3、経験豊富なクラブスタッフを大量解雇し、改めてクラブ運営の素人を雇用。ファンサービス低下。そのうえボランティア組織まで散々壊した。

 さらにはチームで13得点を挙げたエース・森田浩一郎選手をアルビレックス新潟に無料同然で放出した上、実力のある選手中心のチームを作ると言ったにも関わらず、憑く逃げられる有様である。そして、優秀な選手を何の落ち度もないのにいじめてどんどんと戦力外通告し、チームの弱体化を招いた。

 2002年にはスタートメンバーまで勝手に決める有様だった。監督人事でも不手際をやらかす有様にJリーグも見かねてあの木村和司氏(前横浜Fマリノス監督)を推薦したものの、その木村氏も呆れるようなチーム運営を公表して破断する始末であった。

 スタッフ解雇についてはこのような記事がある。

●経営陣は迷走、社員5人解雇  ニッカン九州版 2003年11月24日付

http://www.nikkan-kyusyu.com/view/to_1101307810.htm

 J2鳥栖の広報、営業ら社員5人が古賀照子社長から今月30日付での解雇通告を受けていたことが23日、分かった。強化担当を兼ねる運営担当者も含まれているという。選手に来季の契約の有無を告げる期限が今月30日と迫っている時期だけに、松本監督も「誰が選手(の査定)を見るんでしょうね」と困惑顔。

 また、古賀社長が開催通知発送に踏み切った来月5日開催予定の臨時株主総会は、水産貿易会社の経営者ら4人の取締役選任が議案。古賀社長が、財務問題などでJリーグから社長就任に反対されている人物を推していることに、チーム関係者は「Jと佐賀県、水産会社と(古賀)社長が対立している」と、チームの方向性に疑問を投げかけていた。

■(株)湘南マリントレード会社概要

 代表者 井上良一

 設立 2003年2月

 資本金 1,000万円

 業務内容 生鮮魚介卸業

 年商 約1億円

 前期(2004年1月期)は赤字を計上したらしい。

●鳥栖激震続く フロント改革進まず“徹底抗戦”も 西日本新聞 2003年11月24日付

http://www.nishinippon.co.jp/nishispo/kyu_j/news/top_sagantosu.html

 “徹底抗戦”の様相を呈してきた。12月5日のJ2鳥栖の臨時株主総会でJリーグ・鈴木昌チェアマンが新社長候補として拒絶した水産貿易会社社長ら4人を取締役に就任させる議案が明らかになったことに、チーム関係者の怒りが爆発した。

 鳥栖の古賀照子社長は20日にJリーグの意を受けた佐賀県が新社長に推す東京都内の人材派遣会社社長らと初めて接触。その一方で、クラブは同じ日の消印で臨時株主総会開催通知を発送した。チーム関係者の一人は「水産会社社長を役員にして、自分も(経営陣に)残るってことでしょう」と吐き捨てた。古賀社長はたびたび辞任の意を明らかにしてきたが、話し合いが決裂したのは間違いなさそうだ。

 サポーターとの関係も険悪になる一方だ。13日にあった意見交換会ではクラブの財務諸表の開示について質問が集中し、「株主でもない人が経営に口を出さないで」と古賀社長が激怒。会は予定より30分以上短縮して打ち切られた。

 この日の福岡戦に逆転負けしたチームはリーグ戦11試合連続白星なし。来季の契約をするかどうかの期限は30日に迫るが、実質的に査定権限を持つ古賀社長は会場に姿を見せなかった。

 “反社長派”とされるスタッフ5人への30日付の解雇通告もされているクラブ内の不協和音に加え、Jリーグとの“仁義なき抗争”。チームを残すという基本路線すら見えない。

4、鳥栖市の商工会とケンカし、地元のお祭り不参加やオフィシャルショップ閉鎖に追い込む。

 商店街内に事務所とショップがあったころはグッズ他の倉庫も近くに借りれていたらしいが契約の継続を断られて元スーパー跡へ移転、さらにそこの持ち主の現社長の意向でまたまた移転。スーパー跡のときはまだ広かっただけにとりあえずダンボールに積み込んだグッズは型崩れだけですんだが現事務所ではおくところがなく放置状態だったらしい。 いざ売るためにだしてみたら型崩れ&濡れたりで売れる状況にない上に1年以上ダンボールに入ったままのグッズもあり去年契約をきった選手のグッズが多量に出てくる有様だった。

 つまり、死に筋管理の基本ができていなかったのである。

5、佐賀県サッカー協会とケンカし、試合運営など一切の協力をえられず。

6、前経営陣の時代のグッズ売上金が使途不明金に、と主張。前経営陣は事実無根と主張。

7、収賄容疑で逮捕された某議員と大の仲良しでその部下の秘書(逮捕された秘書とは別人)がサガンの取締役候補になったこともある。

 週刊誌「週刊文春」で2005年に連載された「創価学会「ニッポン洗脳」 の不気味」シリーズの第三弾として、創価学会に関わりのあるスポーツ選手54人の実名を3月31日号に掲載した際にサッカーJ2・サガン鳥栖を 取り上げた。2002年に就任以降物議を醸していた古賀照子元社長が学会員として、元読売クラブで同じく学会員の 千疋美徳を監督に据えたとしている。また千疋監督の後任でメキシコ五輪銅メダリストでもある松本育夫監督を、 昨夏の参院選の際に公明・弘友和夫議員の激励会に二度連れていき応援演説までさせたとし、同誌によれば松本監督は、三度目の誘いには「スポーツは政治と宗教から切り離すべき」と断ったという。こうしたことが退陣に追い込まれた原因のひとつではないかと指摘している。 古賀元社長は同誌の取材に対し「学会員だが、激励会の件は学会に関係なく思いこみに過ぎない」と答えている。

 古賀は呆れた言い逃れをやめるべきである。

8、反社長派の株主の職場に押しかけ、その上司に「告訴する」等と言う。これは虚偽告訴罪である。

9、商法違反を堂々とやらかした。

 2003年12月05日付 西日本スポーツ

 サガン株主が告訴状提出 決算開示請求「放置」は商法違反

 J2のサガン鳥栖の株主の一人が、クラブに決算書類などの開示を請求したのに十分な対応をせずに放置されたのは商法違反だとして4日、古賀照子社長ら現取締役3人についての告訴状を佐賀県警鳥栖署に郵送で出した。同署は告訴の要件を満たすかどうか確認し、受理するかどうかを判断する。

 経営陣は以下の通り。

古賀照子 3月28日 取締役重任 福寿社長

川口信弘 3月28日 取締役就任 川口スチール工業社長

永家昇  3月28日 取締役就任 永家組社長(破産)

 告訴したのは、同クラブの株主やサポーターで組織する「サガン鳥栖の未来を考える会」のメンバーで、株主の会社員西川司朗さん(55)。

 告訴状などによると、西川さんら株主6人が10月までにクラブに対し、決算書類や会計帳簿の謄写を再三請求したにもかかわらず、正当な理由なしに放置されたとしている。「もらった決算書類は何に何円使ったか、細かなお 金の動きが分からず、印鑑もない。議事録は出席者名が記されておらず、印鑑も押されていない。議事録と呼べる代物ではない」と指摘した。

 古賀社長は「1カ月以上前に決算報告書と議事録を第三者を通じて渡したのに、なぜこのようなことになったのか分からない。本人に直接話を聞きたい」と話している。

 西川さんは「運営状況を知る権利がある」として、今年2月から3度、クラブ側へ会計書類の開示を求めてきたが、要望が聞き入れられなかったとして、10月中旬には取締役会議事録の謄写許可を佐賀地裁に申請していた。

10、ピッチ内をハイヒールで歩き回る。

11、「私が辞めれば市の支援もない。Jリーグも私の体制じゃなければサガンを潰す」と公式に発言。>鳥栖市、Jリーグ事務局ともに完全否定。逆に市議会から「経営努力が足りない」と批判された。

12、2002年は8位の目標で9位だったため自らのホームページ上で副島監督批判を掲載、「結果を出さない監督は要りません」などと誹謗中傷して副島監督の怒りを買い辞職に追い込んだ。

 さらに常識はずれの行為を繰り返した。

【サッカー】J2鳥栖の松本育夫監督、球団事務所に出入り禁止

日刊スポーツ 2004/11/15

 球団の経営再建問題に揺れる鳥栖の松本育夫監督(62)が13日、フロント陣に対し怒りを爆発させた。この日、チームは天皇杯4回戦でG大阪に完敗したが、古賀照子社長(48)らフロント陣が、スタジアムに姿をみせなかったことに、責任感のなさを指摘。また、監督が10日前から球団事務所に「出入り禁止」となっている前代未聞の措置も暴露した。

 松本監督の怒りは収まらなかった。今季限りで退任の意向を示している古賀照子社長の姿が見えず、無責任な姿勢を批判した。「いくら社長を辞めるといっても契約期間中は責任があるんだから。シーズン中だし、社長を引き継ぐといってもすべてを(後任に)伝達して引き継ぐのが筋。おれも来季(監督を)代わるのならチームをつくって渡したい」。来季、続投か否か自らの去就についても決まっていない松本監督だが、来季の戦力補強についても既に有望選手に水面下でアプローチ。契約期限となる11月30日まで全力を傾ける松本監督にとって、フロント陣の態度は、プロの自覚欠如にほかならなかった。

 また、松本監督は、10日前から球団事務所に「出入り禁止」を食らっている事実を明かし、フロントと現場に大きな溝があることを示した。

http://www.nikkan-kyusyu.com/view/to_1100437323.htm

 この事実、村野瀬さんも知ったらびっくり請負だろう。しかも、駅前にあるベストアメニティスタジアム(当時は鳥栖スタジアム)を解体しようと画策しており、見積もりまで出していたと言うのだから驚きだ。

 こうした実態に大きなメスを入れた井川幸広会長(クリーク・アンド・リバー社(映像クリエーターなどを育成、派遣する人材ネットワーク会社)社長)と松本氏には敬意を示したい。松本氏は始めて鳥栖の監督として動いた際をこう回想している。

 それはプロの世界ではないですよ。クラブの体質っていうのがわかっていますから、自分たちはここで終わりというかサッカーで生活するというのはこれで終わりだと。ですから心構えができてないですよね。朝きてユニフォームに着替えている時にパン食べている状況ですから。練習が終わって何を話しているかというと、「おい今から練習いくぞ」って言っているからどこに練習に行くかと思ったら、大型トラックの免許取るために練習に行くって言っているですよ。選手たちはサッカーの生活が終わったらトラックの運転手になろうと免許取りに行っているわけですから、そりゃあどうしようもなかったですよ。

 クラブは営業も何もなかったです。あるのは会社の中を運営する分の経理で、あとは何にもなし。

鳥栖市広報ホームページより

http://www.city.tosu.lg.jp/2451.htm

 こんな実態にみなさん、驚きだろう。

 それが今やブリヂストン、DHCを中心とした企業のスポンサーのおかげで、J1昇格にたどり着いたわけだ。運営会社のサガン・ドリームスは今や佐賀県ばかりか、福岡県久留米市などの筑後地域を代表するクラブチームになった。

 それに引き換え、鳥栖を散々馬鹿にしていたアビスパ福岡は今やJ2、素人監督を招いたが果たしてうまく行くだろうか。このままでは、Jリーグの下部組織JFLへの降格は避けられない。だが、強引な手法で昇格を達成した結果勘違いしたフーリガンどもの傲慢さが、アビスパの謙虚さを失い、今や存続するかどうかの危機に立っているのである。

 

この記事へのコメント

長くなったんで、Afternoon Cafeのコメント欄の続きをこちらに書かせていただきますw。

年に一度の遠方アウェイ遠征、今年は鳥栖におじゃまします。

4年前の鳥栖vsセレッソ戦以来です。

(前の日が大分vsFC東京だったのでハシゴしました。九石では試合直前、溝畑の音頭で「Happy Birhtday マルハン」を歌えとか、大分サポすらもドッチラケなイベントがあったので、佐賀陸での焼酎飲みくらべや地元野菜の直売に癒されました。ということで、ベストアメニティは今回が初、なんです。

ちなみに去年は、開幕戦で鳥栖の昇格を確信したので、年1回の遠方アウェイ遠征は富山に行ってきました。

(毎年年1回の遠方アウェイは、つまりは相棒とのせっかくの旅行なので、町もクラブも「金=力」じゃないところに行きたいんですよね。なので、去年は路面電車復権の町へ。ついでに高岡の朝市と氷見まで足を延ばしました。)

鳥栖のサッカーは守備にしっかりとしたロジックがあって、さらに全体でがんばっているのがわかるので、見てて楽しいです。

選手起用・交代も考え方が伝わってくるし、何より名前優先じゃないのがイイ!

今、仙台を止めるのは鳥栖だと思っています。

民友の出場停止は痛いけれど、水沼・岡田・清武などの2列目の選手がゴール決めそうな気がします。

(豊田・野田にはマークが厳しそう。だけど2人とも、明日点を決めたら今年2ケタはゆうに越えるんじゃないでしょうか。また岡田は東京ユース出身なので特に思い入れがあります。)

今日はこれからわが東京のACLで国立に行きます。

明日は東京から鳥栖を応援します。

Posted by ふなぼりすた at 2012年05月02日 17:37

2012年01月08日

更なる高みを目指して欲しい

 困難は大抵の場合、怠情の娘である(byサミュエル・ジョンソン 小野哲)

テーマ:ブログ

2010-06-23 20:42:38

 以前、我が盟友にコラムとして託したが、情勢がやや変化したようなので、追加してコメントする。

 最近、スポーツアスリートのタレント化が進行している。

 TBSの東京フレンドパークではそれこそ多く出ている。まあ、結果を出しているから突っ込む気持ちにはならないが、そこまでやるんかいとツッコミをかけたくなるのが浅田真央である。東京フレンドパークも含めて3つも出ているというのにはア然とした。

 6月27日(日)にフジテレビ系列で放映される逃走中2010~日本昔話~で、賞金108万円をめぐって姉の舞、小塚崇彦らと出ている。ゲーム内容は19人の逃走者たちが1人ずつ順番にハンターの檻につながった鎖を引いていき、ハズレを引いたらハンター放出=90分のゲームがスタートで、プレイヤーは90分逃げるか、自首するか、捕まるかだ。他には本田武史、元木大介、佐々木主浩、坂東英二、四元奈生美、はるな愛、お笑いのもう中学生、ねづっち、ロック歌手の真琴つばさ、中川家、長友光弘(響)、虻川美穂子(北陽)、椿鬼奴、鳥居みゆき、しずるが出ているそうだ。

 一応、見たいと思うのだが、同時に苦言をていしておかねばならない。 浅田本人は番組に出るのが夢だったそうで「オリンピックが終わったので自分へのご褒美」と話しているようだが、おかしな話だ。織田信成選手が新たなコーチを決め、練習を再開した(その間を縫って新婚生活の準備に追われているのだろう)が、浅田本人は新たな総合的なコーチがまだ見つかっていないのだ。そんな事をしている場合だろうか。安藤美姫選手ですらも動き出しているのだ。銀メダルものの演技を今後も続けて行けるかなのだ。

 銀メダルの価値をこれでは自ら損ねるに等しい。私は浅田がそこまで愚かとは思わないが、周辺も含めて、少し自戒が求められているといわざるをえない。キム・ヨナに勝てなかったのは今回のタイトルに用いたように、困難はたいていの場合、怠惰の娘であるというジョンソンの言葉のような状況があったのではないか。そのキムですらもタレントなのかアスリートなのか分からないほど周囲に振り回されている。このままなら、売れるからと全裸披露もしゃれじゃすまない。

 ジョンソンにはもうひとつ、鋭い言葉がある。

短い人生は、時間の浪費によって、いっそう短くなる。

 フジテレビよ、逃亡中にお前のオマヌケ経営陣を参加させろ!パワハラで不当解雇された従業員株主からの鋭い追及に絶句連発、最後にはヤッターマンのドロンボー一味も顔負けの逃走を披露するていたらくである。彼らこそ、逃走中にこそ相応しい。

 それとも、鬼役に佐高信氏や植草一秀氏を起用したいのか。取り上げるべきニュースを思い切り間違えているフジテレビには阿呆かと言うしかない。まあ、まず佐高氏や植草氏のようなまともな感覚の人達を出演させるのは夢のまた夢でしかない。

 浅田やキムが気の毒である。浅田に必要なのは、佐高氏や植草氏のようなきちんとしたアドバイザーではないか。もう、天然ボケではすまないのだと言っておきたい。

 私はこのような厳しい一言も言う。

 安藤美姫選手についての歪んだ恋愛報道については全く興味がない。小島某の言葉を借りて言うならば「そんなの関係ねぇ!!」である。安藤選手や浅田選手、金選手など多くのアスリートがスポーツ、いや人間として更なる大きな高みを目指せばいいと思っている。

読み方次第では物事は異なる(小野哲)

テーマ:スポーツ

2010-01-18 08:02:40

 サガン鳥栖にU-20韓国代表の金民友選手が加入した。

 このことでYahoo!の聯合ニュースでは歓迎する声が圧倒的だった。だが、非常に残念な誹謗中傷の声が一つあった。韓国人にとって極めて侮辱的な言葉で加入を罵るひどい言動である。こうした言動には憤りを覚える。あくまでもプレーして振るわない成績ならプレーに対して批判は仕方がないが、その前からの誹謗中傷はルール違反でしかない。

 韓国のメディアでもこうした呆れた誹謗中傷があふれかえっている。たとえば去年まで中日ドラゴンズでプレーした韓国人選手が韓国球界に復帰した際の韓国のメディアでは彼に対する卑劣な発言が目立っていた。こうした輩どもにはっきり申し上げておきたい。読み方次第で物事は違ってくるのだと言うことを。韓国人はつい65年前まで日本の植民地とされているのだ。だから最近の世代はそれほど過激なことは言わないがその当時に生きていた人たちにとっては激しく生き抜かねばならない事情があった。

 それを支配してきた層には理解できないのだろう。だが、被支配層にとっては待望の独立なのだ、それで支配層へのライバル意識を強めるのは当然のことなのだ(南米と欧州のライバル関係もそれで見える)。要するに読み方次第で物事は異なってくる。サッカーは欧州にとっても、南米にとっても代理戦争のような存在だった。地域間紛争のあるスペインではFCバルセロナとレアルマドリードのライバル関係が過酷なのも、地域のバスク人とスペイン人との間の歴史的紛争の関係があるからだ。それを知らないで仲良しだと思ったらとんでもない。

 今年は韓国人のプロ選手が多く日本に進出した。福岡ソフトバンクホークスや千葉ロッテマリーンズはWBC韓国代表選手を獲得している。京都サンガFCでも韓国代表DFを、鹿島アントラーズはその京都から韓国代表DFを獲得した。ジュビロ磐田では韓国代表を主に獲得した。J2では徳島ヴォルティス、FC岐阜でも韓国人選手を獲得している他、ファジアーノ岡山でも元U-20韓国代表の選手を獲得した。ちなみに鳥栖は今年J1昇格を目指していることもあって韓国人選手二人を金選手以外に補強している。

 そもそも韓流という言葉に振り回されて、ペ・ヨンジュンだの東方神起だので慌てふためくのではなく、地に足を着けた真の友好こそ、日韓両国の和解に結びつく。その過程で竹島の不法占拠の問題も逃げずにきっちり解決しなければならない。スポーツや芸能はあくまでもその補助にしかすぎないのだ。スポーツ選手に国を重ねてみる見方はいただけない。そうした意味では金妍児(キム・ヨナ、韓国)も哀れなものだと私は思う。私はあくまでもスポーツはスポーツと割り切ってみる。

 私がこの見方を持に至ったきっかけは元中日ドラゴンズの投手だった宣銅烈選手(現在韓国のクラブチームの監督をしている)の一年目の不振と、二年目の活躍についての韓国のメディアのゆがみを感じたことからだった。それと同じゆがみを私はフィギュアスケートでも感じている。金妍児(キム・ヨナ)選手と浅田真央選手のライバル関係にしても、単にフィギュアスケートだけで見ていればいいのを無理に国と結びつける歪んだナショナリズムがはびこっている。このやり方が日韓両国でまかり通っているのだから浅田選手も金選手も精神的につぶれる危険性がある。

 同じような危険性を私達は排除しなければならない。結果が良かったら拍手する潔さを持てばいい。それが私の考えだ。

 ただ、きちんとしたけじめをつけないで逃げまくったこの男は断じて許すわけには行かない。

倫理的不適切(小野哲)

テーマ:スポーツ

2009-08-27 01:14:50

またしても腹立たしいニュースが飛び込んできた。このニュースを見てほしい。

 2009/08/26(水)

http://www.sanspo.com/soccer/news/090826/sca0908261231002-n1.htm

 Jリーグ1部(J1)大分は26日、元J1磐田のMF菊地直哉(24)を獲得することが決まったと発表した。

 菊地は清水商高(静岡)から2003年に磐田に入団。04年アテネ五輪や年代別の世界選手権にも出場経験がある。しかし、07年に静岡県青少年環境整備条例違反(淫行(いんこう))の疑いで逮捕、起訴猶予となり、磐田を解雇された。

 その後はドイツ2部リーグから3部に降格したイエナでプレーしていた。菊地は05年に期限付き移籍したJ1新潟時代を含めJリーグでは94試合に出場し通算6得点。ドイツでは20試合に出場。大分は今季リーグ戦で第23節を終えて3勝1分け19敗の最下位にいる。

(C)サンケイスポーツ

 以前、私は菊地の犯罪を批判した。その後、菊地はドイツに逃亡して一年出場停止処分を免れた。これはれっきとした悪意そのものではないか。

 事件の詳細までは分からないが要約すれば静岡県浜松市内で、学校を早退し自転車で帰宅途中だった15歳の女子高校生を自分の車に連れ込み、路上に止めた車内でみだらな行為をしたとしての逮捕だった。菊地は現金1万円を無理やり手渡し、被害少女の自転車のかごに運転免許証入りの財布を置き忘れたまま帰ったため、少女が警察に現金と運転免許証を持ち込み、容疑が発覚したという。

 しかも、本人はありとあらゆる非常識な対応に終始したようだ。ジュビロ磐田関係者との面会を拒み、無断で事を進めた上、被害者への謝罪は一言もないという。チームメイトやユースチームの選手が謝罪したのに本人がホームページ及びブログ以外の場所でないというのはいったいどう言うことか。人間としての良識がない。

 私は大分トリニータというチームが県民の手で出来たチームであることを知っている。だが、菊地の獲得はこうした積み重ねを否定したばかりか冒涜することである。よって、大分トリニータはJリーグ3部があるならそこから事実上の楽天グループであるヴィッセル神戸、アビスパ福岡や東京ベルデーと一緒に出直してもらいたい。

 ジェフユナイテッド千葉でも菊地の獲得の話はあった。だが、スポンサーやサポーターの反対でお流れになった。私も彼らの良識に賛同する。菊地がでるなら、大分トリニータをボイコットさせてもらう。それぐらい許し難い。

 そのあと菊地はアルビレックス新潟に移籍したが、このチームも今年人材がかなり流出しておりJ1残留争いに巻き込まれるのは時間の問題だ。

 人間としてどのように生きたかを私たちは見ていかなければならないのではないのか。

王子と付ければ何でも売れる!?(小野哲)

テーマ:スポーツ

2009-04-07 19:58:14

早稲田大学の斉藤という投手にはハンカチ王子、ゴルフの石川遼にはハニカミ王子と何でも王子とつけて騒ぎたがるバカどもがいる。

 石川についてはあまりにも周囲がガザツに騒ぎ立てる。彼の家があるという埼玉県松伏町では以前から東京メトロ有楽町線の延伸計画を押し進めようと運動をしている。この計画で陸の孤島と言われている松伏町に鉄道をつなげる事で街の活性化につなげようと言うのだ。そこへハニカミ王子の石川のブレイクだ。

 ガザツな町おこしをこうしたバカどもはまたしても考えているようで、石川にちなんだ駅名を考えているとか。もっとも、報道しているのがいかがわしい東京スポーツだから信頼できないが、これに乗り気な動きがあるというのも確かだろう。

 私は本田技研工業の話を思い出す。三重県鈴鹿市に本田技研工業は工場を有しているほか、鈴鹿サーキットまで備えている。そこで鈴鹿市は本田技研工業にちなんで『本田市』に市名を変更しようとして本田技研工業に申し出でた。

 だが、創業者の本田宗一郎が「地域あっての会社であり、会社あっての地域ではありません」と断った。石川の周囲でぼろ騒ぎをしている人たちは本田技研工業のこの話を念頭において、石川の苦々しい思いを理解してほしい。おかしいのはトヨタ自動車のように愛知県挙母市をむりやり豊田市にするほうである。このことはこの前『パンダ少女』で私が指摘したように浅田真央やキム・ヨナの周辺で本人の知らないぼろ騒ぎをしている人たちにも言いたい。純粋にアスリートとして見ましょうよと。

ある無責任アナウンサーの倫理観のなさ(小野哲)

テーマ:スポーツ

2008-09-19 20:00:03

 今日の夕刊フジで徳光和夫がWBC日本代表監督に長嶋茂雄を推薦しているようだ。

 とんでもない提案に思わず私は呆れた。長嶋は今まで「優勝しなければやめる」と大見得を切りながら一度もやめなかった。その引き替えに多くのコーチの首がはねられた。これは倫理が通じない。そんな男をなぜWBC日本代表監督にするのか。そうであってもなくても、脳梗塞から回復していないのになぜそんな無理な論理を通そうというのか。

 あの星野仙一氏がさんざん苦戦したのだ。その星野氏は先月24日、北京市内で記者団の質問に答え、金メダル獲得を宣言しながら惨敗したことについて、責任を痛感しているとし「期待されながらそれを裏切った。おれは何を言われても甘んじて受けるし、風当たりも受ける」と語った(日刊スポーツより引用)。

 星野氏の功績は闘争心をチームに植え付けたほか、指導者としての責任の取り方を示したことだ。この倫理観はオリックスの無責任会長や楽天の独裁者連中はもちろん、読売新聞の独裁者も見習うべきなのだ。長嶋にはそういうことは全くない。そんな長嶋を平然と持ち上げること自体が論外なのであり、徳光は猛反省してもらいたい。この種の非現実なコメントは福留某にも見られる。もう、彼らのような人たちには時間がON時代ですっかり止まっているのだろう。

 もっと現実的に見るべきなのであって、非現実的な妄想論はもう卒業すべきなのだ。理念と妄想は紙一重ではあるが、それを突き放す視点も必要なのだ。

 人としての高み、それは何か。

 真の勝者というのはチャンピオンになったと言うことではない、競技に対してベストを尽くし、相手をたたえる精神こそではないのか。そうした意味ではダビド・ドゥイエは不誠実極まりないし、石井慧や高橋大輔は論外だった。

 勝者は敗者をたたえ、敗者は勝者から学ぶ。それがスポーツマンシップである。それを忘れてしまえば、もう終わりなのだ。

2012年01月15日

アルテ高崎の解散に思う

サッカー:アルテ高崎、JFL退会 資金難、移管先なく /群馬

 ◇堀越氏が代表

 日本フットボールリーグ(JFL)に加盟する「アルテ高崎」の退会が13日、同リーグ理事会で承認された。アルテの代表は、学校法人堀越学園(高崎市、王豊理事長)に創造学園大学長を解任された堀越哲二氏。

 JFLの発表によると、同チームの運営会社で、堀越氏が社長を務める「J・S」から昨年12月、活動が資金難で困難なためチームの移管先を探したいとの要望が出ていた。しかし移管は成立せず、この日の同リーグ理事会に退会したいとの文書が提出されたという。

 JFLはJ1、J2に次ぐ全国リーグで、昨季は18チームが加盟。アルテは04年から「群馬FCホリコシ」の名称で加盟し、05年に「FCホリコシ」、06年に「アルテ高崎」にチーム名を変更し、昨季は9勝17敗7分けでリーグ16位だった。シーズン終了後、土井良太選手がJ2のザスパ草津に移籍することが発表され、今月10日には10人の選手の退団が発表されている。

 後藤義一監督は「代表などから何の連絡もないが、選手たちには退会を報告した。残念としか言葉がない」と語った。【増田勝彦】

毎日新聞 2012年1月14日 地方版

アルテ高崎がJFL退会 群馬・堀越学園経営悪化が波及

 群馬県高崎市の学校法人堀越学園が実質的に運営するサッカーチーム「アルテ高崎」が13日、日本フットボールリーグ(JFL)から退会した。チームは創設16年で、少年サッカーチームも持つ。学園の経営状態の悪化が、スポーツ界にも波及した形だ。

 JFLによると、アルテの届け出上の運営者は、株式会社「J・S」。堀越学園傘下の創造学園大学長を今月解任された堀越哲二氏が代表だ。だが、実質経営は堀越学園で、JFLは貸借対照表に虚偽記載があるなどとして、経営健全化を指導していたという。

 昨年12月、アルテから「金がないのでチームの運営会社を移したい」とJFLに申し出があった。関係者はスポンサーを探したが、移管は不成立。この日の理事会にJ・Sが退会届を出し、認めたという。

 アルテは集客が伸び悩み、最近はJFLへの年会費の支払いも遅れがちだった。今月10日に10選手の退団を発表し、サポーターから心配する声が出ていた。

 JFLによると、チームは下部リーグにも参加できない規定という。

 チームの前身は1996年創設。学園が経営への関与を始めた00年に県2部リーグで全勝優勝し、その後も昇格を重ね、「群馬FCホリコシ」時代の04年からJFLに所属してきた。同年の天皇杯4回戦で、格上のJ1柏に勝利して話題に。06年からチーム名をアルテに改め、昨季は9勝17敗7分で18チーム中16位だった。

 県内では、アルテやJ2ザスパ草津に刺激を受ける形で、今冬の全国選手権で8強入りした桐生第一や前橋育英など高校の部活動も全国で好成績をあげてきた。

 アルテには15歳以下のチームもあり、高レベルを目指すサッカー少年たちの受け皿になっている。

 県サッカー協会の牛久保勇専務理事は「子どもたちが目指す上のカテゴリー(部門)のクラブがなくなるのは大きな損失」と話す。

 チーム関係者はこの日、高崎市の事務所で対応に追われた。後藤義一監督は「残念。チームの今後は(経営者でないと)分からない」と言葉少なだった。

 創造学園大中山キャンパス(高崎市)では、アルテ主催の小学生向けサッカー教室が普段通り開かれ、80人以上が参加した。小学1年の息子を通わせる30代の母親は「学園の系列なので心配していた。専属コーチがしっかり指導してくれるので、スクールは続けて欲しい」と訴えた。

 アルテも同日夜、JFLからの退会を発表。担当者は取材に「トップチームの選手たちは次の所属先を探すことになるが、15歳以下のチームやサッカー教室は続けていく」と話した。

asahi.com 2012年1月14日14時43分

 私はひそかに高崎のJ2入りを期待していた。

 しかし、今回の退会でその期待は台無しになった。そこで、ザスパ草津にお願いがある。アルテ高崎の選手たちをできるだけ雇用し、ザスパ草津・高崎として活動して欲しい。地域間対立があり、一概に受け入れると言うわけには行かないだろうが選手や監督には罪はない。

 また、この解散で新たなクラブチームを立ち上げる機会にする動きが出てくると思う。その際に関係者が見習ってほしいのはサガン鳥栖であり、TSV1860ミュンヘンである。この二つのチームは時間をかけてチームを作り、トップリーグに昇格したりした。いきなりいい選手をあさるのではなく、時間をかけて育成する形をとって欲しい。

 また、アルテ高崎の商標権は新たなチームに無償で譲渡して欲しい。創造学園大学の経営再建については私は以前、読売新聞社グループを沖縄タイムズ社に譲渡し、編集委員と系列の専門学校が創造学園大学を吸収合併して、地道な経営に踏み出せば創造学園大学にとっても日本にとってもいい選択になると指摘してきた。

 だが、創造学園大学は結果を急ぎすぎた。

これでいいのか(小野哲)

テーマ:企業・市民

2009-11-27 23:35:21

 今回は赤塚不二夫の「天才バカボン」の代表的な台詞からタイトルにした。

 この前、喉風邪をひいた為、マツキヨで買い物をしてきた。私はこのことで今回違和感を覚えたため、その違和感についてコメントする。最初、店頭で症状を説明したところ第一三共ヘルスケアという会社のイブプロフェン配合のルルアタックという薬を勧められた。だが、私は違和感を感じて同じ成分の薬はないのかと聞いた。第一三共の前身である三共は過去、クロマイ薬害事件で被害者に最後まで経営者は謝罪しなかった。そのこともあり私は社会的制裁として三共製品のボイコットをしているのである。

 そこでマツキヨのプライベートブランドの風邪薬であるノスポールα錠(製造元・協和薬品工業(工場は岐阜市にある))を勧められた。同じ成分が含まれているのに価格はルルアタックと比較して1540円より安い999円である。この価格の差はなんだろうか。私は頭の悪い男なのだが、この価格差はどう説明できるのか。従業員を搾取したり商品を買いとってディスカウントを実現している現実もそうだが、価格の信頼を第一三共ヘルスケアは自ら失っているのではないか。それとも、プライベートブランドの薬の方が人件費をディスカウントしているのか。

 もちろん、価格破壊によるデフレはもってのほかだが、適正な水準と言えるのか言えないのか、考えるべきだ。このことは他の大手製薬メーカー、大正製薬や武田薬品工業、田辺三菱製薬、大日本住友製薬やアステラス製薬、ファイザー、ノヴァルティス、グラクソ・ウェルカムにも聞きたい。派遣や期間従業員によるその場しのぎの雇用や海外の安い賃金による労働でそれらは成り立っているのなら、それらの価格は極めて不適切ではないか。この疑問に民主党政権は答えて欲しい。

 「これでいいのか」を赤塚不二夫の天才バカボンのせりふに留めてはいけない。これは日常生活に必要な視点なのだ。今後、インドや中華世界、欧米社会と渡り合うには絶えず理性的かつ論理的な議論が不可欠なのであり、歴史の事実という動かない真実を論じる以前に、もっと他の事を論じるべきだろう。

 因みに喉風邪は昨日治まったが、今回の違和感は収まっていない。みなさんはこのことをどう思うだろうか。我が盟友にも聞いてみたいところである。

 ついでにコメントしておくことがある。

 覚醒剤を服用して逮捕され、芸能界から追放された酒井法子が執行猶予になった事について私は反省の色が伺えないという趣旨の厳しいコメントを突きつけた。それより数段シビアなコメントをタレントのうつみ宮土理は日本テレビのある番組でした。その後、酒井は経営不振に陥っている創造学園大学(群馬県高崎市、JFLアルテ高崎のメインスポンサーであるほか、箱根駅伝で活躍したステファン・マヤカ氏(日本国籍を取得している)が陸上部の監督をしている)の事実上の広告塔になったようだが、私ははっきり言っておく(カナダde日本語の管理人の美邇衣さんにとっては酷な表現である事は承知の上で言わせてもらいたい)。

 「お前は広告塔になる以前に罪をキッチリ償え、ボケ!!」

 夫である高相祐一との離婚を表明しても、そもそも親として自覚も責任もないのは明白であり母親として失格なのは言うまでもない。そんな親には子供のためにも身を引く義務がある(もちろん、覚醒剤を最初に使って誘った高相サイドに子供は育てる資格はないのは言うまでもない)。考えてみればできちゃった婚であることそのものが一種のギャンブルである。日本はギャンブル社会にしてはいけない。テレビでは酒井法子「さん」(植草一秀氏もそう呼んでいる)らしいが、そもそも執行猶予期間が明けない限り罪人であることは変わりがない。よって酒井法子保護観察囚と私は言う。芸能界を引退して福祉への道に進むことが本気なら、子供を身内以外のきちんとした人格者(芸能界は論外だが)の元に養子として送り出し一生会わないと誓った上で、南青山の自宅を引き払って高崎市に移り住みなさいと酒井保護観察囚にはいいたい。これが最低限の罰なのだ。その上で罪を償うというのなら黙って見守ろうではないか。

 世間の同情を買おうと小出し小出しで罪の意識や反省の態度を表明し離婚表明を最後の切り札で出す三流芝居にはもうたくさんだ。私は事件の詳細を知って更に許せない気持ちが強くなった。酒井保護観察囚は自身が演じるへたくそ極まりない三流芝居が私や我が盟友にはばれているのだと言う事を心の底から思い知るがいい。神戸俊樹さんや井上静さんみたいに地道に歩く事は、一見ウサギのように走って巨額の利益を得る人と比べて損のように見えるが、実は確実な成功への道を踏みしめているのは明らかなのだ。ウサギのように絶えず成果ばかりを追い求めた結果、人によっては自滅することだってある。トヨタ自動車、マイカル、ヤオハンジャパンを見ろといいたい。カルトで言えば「最高ですか」の法の華の福永某を見ろといいたい。

 艶やかなスポットライトを現実の世界だと思いこんだ結果の今回の破滅劇に、私は同情しない。

 おそらく、酒井は保身目当てで創造学園大学に入学したのだろう。

 でなければ、子供を手放さないわけがない。自分の事務所を立ち上げて中華大陸に進出していることを見れば反省はしていないのは見えている。塚越と一緒に酒井を追放すべきだった。それとも、マイケル・ムーア氏を大学教授に迎えるつもりだっただろうか。

 私が塚越だったら、読売新聞社からOBを引き抜いて経営陣にした上で地元企業や大手企業の合弁法人に大学の経営権を譲渡する。アルテ高崎については早い段階で引き継ぎ先を探して、運営法人を解散する。大学はきちんとした運営に基づいて再建していかねばならない。

 また、賢い読者の皆さんに呼びかける。絶対に酒井や小室哲哉、アグネス・チャンのような口先人間を信用してはいけない。彼らのような口先人間を相手にしていたらろくなことはない。その結果は難波の毛沢東ハシゲのような独裁者を招く結果になる。我々は悪魔のような狡猾さも磨きながら、理念や正義を持たねばならないのである。

2012年02月02日

ヴィッセル神戸よ、金に任せたスポーツはやめろ

 J1初参戦に向けてサガン鳥栖はU-22日本代表経験のある水沼宏太選手を横浜Fマリノスからレンタルで獲得した。

 それはそれでいいのだが、ブーイングを買うような金権補強をやらかしているチームがある。楽天の三木谷浩史がオーナーである「ヴィッセル神戸」である。

伊野波がJリーグ復帰、神戸加入が決定

 [Goal.com] Jリーグ1部(J1)の神戸は2日、クロアチア1部のハイデュク・スプリトに所属していた日本代表DF伊野波雅彦(26)が完全移籍で加入すると発表した。

 昨季7月に鹿島からハイデュク・スプリトへと加入していた伊野波だが、給料未払い問題が発生し、クラブ側に契約解除を申し出ていた。欧州クラブからもオファーを受けていたが、悩んだ末に神戸入りを決めたという。今季大型補強を進める神戸は、また1人日本代表経験者を獲得することに成功した。

 神戸公式HPで「ヴィッセル神戸には明確な方向性、ビジョン、一体感があり、魅力を感じると共に自分の役割をも見出だすことができました。人生でこれほど悩み、もがき苦しんだ2週間はありませんでしたが、はヴィッセル神戸というチームの歴史を変える1人としてチャレンジできることに大いなる喜びを感じています」とコメントを発表した伊野波は、3日からチームの鹿児島キャンプに合流する予定となっている。

IN

伊野波雅彦(いのは・まさひこ)

◇ポジション:DF

◇生年月日:1985年8月26日

(C)朝日新聞社

 【Jリーグ】

神戸が新体制発表 “アラサー”の即戦力補強で飛躍目指す

2012.1.21 19:28 産経新聞社



 J1の神戸が21日、ホームズスタジアム神戸で2012年の新体制を発表した。鹿島からFW田代有三とMF野沢拓也、G大阪からMF橋本英郎とDF高木和道が移籍し、他に奥井諒、植草裕樹、イ・グァンソンを含めて計7人が加入。ブラジル人選手はゼロとなり、日本代表経験のある30歳前後の即戦力選手を補強した。

 「鹿島にいればタイトルに近いかもしれないが、自分自身も挑戦者としてレベルアップしたい」と野沢。3季目の指揮を執る和田監督は「バランスよく補強できた。結果にこだわるシーズンにしたい」とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得を目標に掲げた。

 だが、この補強は大変な過ちを犯す。

 実はこんなからくりがあったのだ。

ヴィッセル神戸 負債17億7400万円“三木谷マネー”で帳消し

2011/08/28(日)

 18日のJリーグ理事会で債務超過を指摘された神戸が、今オフにも“三木谷マネー”で負債を帳消しにすることが27日、分かった。

 債務超過団体にはJ2降格などの厳罰を科す「クラブライセンス制度」(13年度導入予定)に関するヒアリングが行われるタイミングで、オーナーの楽天・三木谷浩史会長(46)が債権放棄を宣言する。

 昨年度の総負債額は、J最多の17億7400万円。

 うち少なくとも15億円は同会長個人が貸し付けたものだが、関係者は「帳簿上だけ。もともと債権放棄が前提」と説明。4000億円以上の資産を持つ同会長は「出身の神戸に社会貢献したい」とチームを買収した経緯があり、当初からポケットマネーを出すことにためらいはなかった。

 同会長が経営に乗り出す直前の03年は、累積赤字約42億円で経営破綻。

 神戸市の融資約15億円も焦げついた。その“後遺症”もあって、現在も地元企業の支援は少なく、スポンサーの65%が東京資本だ。しかし債権放棄で健全経営を新規スポンサーにアピールすれば、J1で福岡、甲府に次ぐ少ない営業収入も改善され、チーム強化に直結する人件費の大幅増も期待できる。

 神戸は三木谷会長の“太っ腹”で強豪チームへと生まれ変わる。

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20110827-OHT1T00303.html

 こんな馬鹿なと思うだろう。

 また、去年こんな馬鹿なこともあった。

 一部だけ取り上げる危険性(小野哲)

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2010-05-13 10:05:24

 今回取り上げるのは、報道の歪みである。同じ被害を自民党によるでっちあげ犯罪の被害者である植草一秀氏も受けているのだ。そして、私達市民も他人事で済ませてはいけない。

 途中棄権 三塚優子選手に罰金 NHKより

5月11日 19時31分

 日本女子プロゴルフ協会は、国内のメジャー大会で、「プレーが遅い」としてペナルティーを受けたことに抗議し途中棄権した三塚優子選手に対し、「ゴルフファンを失望させ協会の信用を損なった」として、11日、罰金200万円などの処分を下しました。

 三塚選手は、今月6日、茨城県で行われた国内女子ゴルフのメジャー大会の第1ラウンドで、「プレーが遅い」として、協会が定める規定に従って2打のペナルティーを受けました。三塚選手はこの判定に抗議し、前半の9ホールを終えた時点で大会を棄権しました。協会では、三塚選手の行為は協会への信用を著しく損なうものだとして、11日、東京都内で委員会を開き、罰金200万円と、新人がプロとしてのマナーなどを学ぶセミナーの受講を2年間義務づける処分を下しました。一方、三塚選手は協会に謝罪文を提出したうえで、11日から2か月間、ツアーへの出場と、プロゴルファーとしての活動をともに自粛することなどを申し出たということです。

日本女子プロゴルフ協会の樋口久子会長は「プロゴルファーにとって2か月間、大会に出場しないということは深く反省していると受け止め、三塚選手の申し入れを認めた」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100511/t10014371621000.html

 これだけで判断はとんでもない。

 まず、今回の三塚の行為の背景には何があるのか、残念だがどのメディアも取り上げていない。樋口のけしからんばかりが独り歩きしていて、本質が全く見えていない。

 話を調べていくと、三塚にもそれなりの言い分がある。ゴルフダイジェストオンラインによると9番終了時点で棄権を選択し、会場を去る前の三塚からのコメントでは「時間内で回ろうと思っていたけど、1打1打の大切さを考えて慎重になりすぎていた部分もあった」と、時間超過を認める発言もあったが、「前のホールで遅かった人(同伴競技者)にペナルティが行かないのは納得いかない。そのホールでたまたま私が遅かっただけで、なんで私だけにペナルティが来るのか」と、ルールそのものへの不満を示したという。

 観客の証言によると同じ組の馬場ゆかり、ニッキー・キャンベルも同様に遅れていたそうで、何故彼女らにも同様に処分が下されないのか。ここに三塚の怒りの原因があるのであり、公平さや公正さに極めて疑問を感じざるを得ない。勿論、三塚の愚行は決して容認できないし、彼女にはプロゴルファー引退を勧告すべきだが、大きな違和感だけが残る。

 三塚と同組だった馬場のコメントにも、私は呆れている。

「私たちの前の組(服部真夕ら)が良いプレーをしていて、逆に私たちは出だしから皆セカンドがグリーンに載らなかったりして、最初から若干遅れ気味でした。このコンディションなら迷うし、時間が掛かることもあると思う。もちろん、走ったりしていたけど、追いつかなかったです。計測に入っているとは思わなくて、(ペナルティを)取られている事にびっくりしました。でも、それで(競技を)辞めることもないかなと思います。(三塚の)地元なんだし、応援してくれているファンの為にも、せめて最後までやるのがプロだと思います」。

 おい、それはないんじゃないのかと言っておきたい。遅延行為は連帯責任であり、馬場やキャンベルにも三塚が受けたペナルティーが与えられてしかるべき事なのだ。それを自覚しないこの「コメント」には思わず仰天した。まず、自らも遅延行為を行った事を認め謝罪すべきではないか。それが人間としての筋ではないのか。

 更に唖然としたのは翌日の三塚の謝罪を受けて樋口久子LPGA会長が記者会見でとった態度。これはトップとして大きな失点である。

「『昨日の態度は申し訳ありませんでした』と言われました」と樋口会長。その後、「(LPGA)会員である以上、ルールを守ってください。出来ないなら辞めなさい」と、三塚を厳しく諭したという。

「選手がやり易いように環境を作って、試合を増やしたいと思っているし、その中で一人の選手の為に試合が減っていくようではいけない。あなたは大変なことをしているのよ。ファンや、スポンサー、パートナーにどれだけ迷惑を掛けたのか、新聞を見ても分かるでしょ」。三塚は「申し訳ないです」と謝罪を重ねたという。(ゴルフダイジェストオンラインより引用)

 はっきり言って、樋口も取り返しのつかない大変な失態をしでかした。三塚よりもやってはいけない決定的な失敗をトップとしてしでかした。

 それは、一方的なものの見方による独断的な処分を追認した行為だ。やや常習犯みたいな三塚の遅延行為は処分されてしかるべきだが、同時にキャンベル、馬場も遅延行為で処分するよう指示する事で初めてトップとしての責任を示した事にある。なのに三塚だけ処分では公平と公正に反する事ではないか。これで、組織は不透明になってしまった。あの上から視線の鹿児島県阿久根市の暴走市長・竹原某のような呆れたポピュリズムにそのまま突っ走る事請負だ。こんな上から視線じゃ、誰も相手にするわけがない。ふざけるなの一言に尽きる。

 樋口には、韓国人プロゴルファーの宋ボベの爪の垢を煎じて飲んでもらおうではないか。彼女は08年4月に済州島で行われた韓国ツアーで競技委員の判定を巡って不服を申し立て、2日目の9ホール終了後に競技を棄権、その後、2年間の同ツアー出場停止という厳しい処分を受けているそうだ(その後処分は取り消されている)。

 宋によると、「球を(救済の為に)ドロップしようとしていたら、競技委員がやって来た。呼んだわけではないし、何で来たのか分からない。そのうちに、『後ろの組も来ているし、早くその球を打たないとスロープレーを取るぞ』と言われて、その言葉にカチンと来た」。9番でその事が起きたため、宋はそのまま途中棄権をしたという。

 彼女は「選手が怒るときは理由があるんです」と指摘した上で、三塚に苦言をしているが、同時に周囲の選手・関係者が三塚について「常識が無い」等話しているのを聞くと、「そんなことを言う人たちの方がレベルが低い」と怒りを露にしたそうだ(ゴルフダイジェストオンラインより引用)。

 宋の指摘を取り上げたのがごく一部というのが恐ろしい。後は上から視線の樋口の厳罰を期待し、煽っていたではないか。三塚の愚行は容認できないが、処分が一方的で極めて疑問をもたざるを得ない。それに気がつかないのだから、私や我が盟友にマスゴミ呼ばわりされるのだ。同時にキャンベルや馬場も遅延行為で罰されてしかるべきである。

 それが分からないようでは、樋口や馬場が自らゴルフ人口を縮小させているようなものである。私はあまりゴルフには興味はないが、外野から公平さや公正さから考えて今回のコメントとさせていただく。

参考資料

宋ボベは三塚を擁護「選手が怒る時は理由がある」http://www.golfdigest.co.jp/magazine/tournament/hotnews/tne000001958001.html

三塚優子、裁定に納得いかず「私的理由」で棄権

http://www.golfdigest.co.jp/magazine/tournament/hotnews/tne000001955901.html

三塚優子と同組だった馬場ゆかりのコメント

2010/05/06

http://www.golfdigest.co.jp/magazine/tournament/hotnews/tne000001956001.html

樋口久子会長が三塚に説諭「あなたは大変なことをしているのよ」http://news.golfdigest.co.jp/tournament/hotnews/tne000001957401.html

 私の指摘は正しかった。

 その後、女子プロゴルフ界は盛り上がりに欠けるようになってしまった。私はあの時厳しく批判したことを決して後悔はしていないし、正しかったと確信している。スポーツ一つ取っても、公平と公正がなければ意味はない。馬場と樋口は三木谷と同じ狭い世界の人に過ぎない。

 では、どうすれば罪は帳消しになるのか。私は以下の提案を行う。

東京都はスペシャルオリンピックスを誘致せよ(小野哲)

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2010-04-25 07:52:33

20年夏季五輪:東京招致の活動継続求める JC東京協が知事に要望書 /東京

 都内の中小企業経営者らでつくる日本青年会議所(JC)の関東地区東京ブロック協議会(川島敏徳会長)は16日、2020年夏季五輪を東京に招致する活動の継続を求め、石原慎太郎知事あての要望書を提出した。「次代を担う子どもたちにスポーツの夢と喜びを広めたい」などとしている。

 16年招致に失敗し、東京五輪招致委員会は7月に国際スポーツ東京委員会に名称変更。20年招致に再挑戦するかは明確に決まっていない。川島会長は佐藤広副知事に要望書を提出後、取材に「都民が声を上げ、行政が動くのが本来の姿。都としても前向きに検討してくれると感じた」などと話した。【石川隆宣】

(C)毎日新聞社

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100417ddlk13050208000c.html

 日本青年会議所が相も変わらず懲りないというのか、2020年の五輪誘致活動を行うよう声を上げている。

 それに対して東京都もまんざらでもないようで検討しているようだ。だが、私はそんな五輪誘致よりも東京都にとって最小限の費用で最大限の効果を上げるスポーツイベントの開催をお勧めする。それがスペシャルオリンピックス(SOと今後は省略)である。

 このSOは知的発達障がい者(最近ではこのような書き方もされておりますので私も従います。 小野注)向けのスポーツイベントである。1962年6月にジョン・F・ケネディの妹のユーニス・メリー・ケネディ・シュライバーが自宅の庭を開放して35人の知的発達障がいのある人たちを招いてデイキャンプを行ったのが始まりだそうで、それがきっかけで1968年7月20日に第1回の夏季国際大会がアメリカのイリノイ州シカゴのソルジャー競技場で開催され現在では知的発達障がいのある人の自立や社会参加を目的として、日常的なスポーツプログラムや、成果の発表の場としての競技会を提供する国際的なスポーツ組織の事を指している。SOの競技は夏冬合わせて26種類(夏季公式競技では水泳、陸上競技、バドミントン、バスケットボール、Bocce、ボウリング、サイクリング、乗馬、サッカー、ゴルフ、体操、ローラースケート、セーリング、ソフトボール、卓球、テニス、パワーリフティング、バレーボール、柔道(夏季準公式競技にはクリケット、カヤック、ネットボール)、冬季公式競技ではアルペンスキー、クロスカントリースキー、フィギュアスケート、フロアホッケー、スノーボード、スノーシューイング、スピードスケート)あり、約170万人の知的発達障がいのある人と50万人のボランティアが150を超える国と地域で、この活動に参加している。

 これらがもたらす経済効果は既存の施設の改良に留まるが知的発達障がい者の活動範囲を拡大させ、街並みが高齢者など交通弱者にとって優しくなるという経済効果をもたらす。またSOにはディビジョニングと呼ばれる特殊なルールがあり、性別や競技能力によって、競技技能が同程度になるようアスリートは組み分けされる。またSOでは他の人に勝つ事を目標としておらず、アスリートが自己の最善を尽くす事を目的としている。これはアスリート宣誓のLet me win. But if I cannot win, let me be brave in the attempt.(2002年SO日本夏季ナショナルゲームで使用されたアスリート委員長訳:わたくしたちは、精一杯力を出して勝利をめざします。たとえ勝てなくても、がんばる勇気を与えてください)という言葉にも込められている。その他にも正直・努力に基づき予選でわざと手を抜いて決勝では本気で戦う輩は失格にするなど厳しい一面もある。

 このSOは本家本元の五輪と比べて取り上げられ方が少ない。一度国内組織は解散したがNPO法人として現在活動しており理事長はあの有森裕子氏であり、細川元首相の夫人も協力している。そこでこうしたイベントに浅田真央選手や織田信成選手、中田英寿氏などにPR活動に加わって欲しいと思う。おそらく無給でやってもらえると思う。SOは今後、日本が歩むべき道のりである共存・共栄の象徴であり、競争で経済の活性化を求める新自由主義とは対照的である。

 佐高信氏は学生向けの講演会に際しては無給で応じている。チャリティー活動の一種であり、スポーツ選手や大物俳優達にも出来るチャリティー活動として、SOへの支援を呼びかけたり寄付したりする事も一つの方法である。浅田選手と同年代のキム・ヨナ選手もハイチ大地震への寄付を行っているのだ。キム選手や佐高氏が社長を務める週刊金曜日にも誘致活動に協力をしてもらえばいい。

 フランコ石原は喉から手が出るほど五輪誘致にご執着だが肝心のスポーツ予算はさんざんなものである。そんなに五輪が欲しいなら、SO開催に名乗りを上げればすぐになれる。そう私は石原を皮肉っておきたい。しかもヘルシーアスリートプログラム(HAP)といい、アスリートの健康維持や改善のために大会毎に行われるプログラムがある。SOが公式プログラムを提供している国の一部は、先進国ほど医療技術が発達しておらず、知的発達障害のある人を診断できる医師がいない場合が多い。その為、世界大会等でアスリートが集まった際に、競技会場の近くに専門医が集まり眼、歯、耳の診断を行うと共に、必要であればメガネ、サングラス、マウスピース等の作成を行うそうだ。これこそ、自衛隊の海外派兵よりも格安で効果的な国際貢献策である。

 しかも日本は2002年に長野県で冬季SO世界大会を開催しただけあり大会運営ノウハウがある。不足部分はアメリカから聞けばいい。第13回(2011年) はアテネ(ギリシャ)で行われるそうだが、日本は2019年の夏季大会開催を目指せばいい。石原にとって不本意な提案なのかもしれないが、私は本気で提案する。石原が率先してSO誘致に乗り出せば、日本の顔である東京都が変わった印象を与えるからだ。今まで石原は私物化行政で東京都を散々な状況にしてきた。これぐらいやってもらわなければ罪滅ぼしにもなるまい。

 日本青年会議所はSOの誘致活動にこそ力を入れるべきである。五輪の経済効果とやらで儲かるのはゼネコンと土地開発関連だけなのに対してSOでは中小企業が仕事を得られやすい為非常に効果的だ。また、SOでは物足りなくなったアスリート達がパラリンピックに参入するようになっている。そうすることで人々の意識が良くなる効果がある。是非検討してもらいたい。

 アテネ五輪で経済は活性化されたとギリシア国民は思いこんでいた。だが、今のギリシアは国家破産に等しい状況ではないか。五輪による経済活性化は大失敗であることを長野ゼネコン五輪で思い知らされているのにも関わらず性懲りもなくやろうというなら、石原にはふざけるなと言っておきたい。今後、日本が歩むべき道のりは競争による絶対的な強国よりも、共存・共栄による優国である。

今回の参考元

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

 スペシャルオリンピックスに関する記述はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参考にしています。

 また、清水宏保氏、中野友加里氏と元木由記雄氏がそれぞれ現役引退を表明しています。彼らに拍手を贈ると同時に第二の人生に幸あらんことを祈る次第です。

 さあ、愚かな金権補強に狂ったり公平さや公正さに欠けた愚か者たちはSOの日本・東京誘致に手弁当で奔走したらいかがか。何しろ、五輪とパラリンピックではあまりにも報道の差がひどいからだ。

 やはりパラリンピックはソテー程度か(小野哲)

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2010-03-21 07:58:56

パラリンピック>日本勢メダル続々 距離立位で新田が金3月19日4時24分配信 毎日新聞

 【バンクーバー芳賀竜也】バンクーバー・パラリンピック第7日の18日(日本時間19日)、ノルディックスキー距離男子10キロクラシカル立位が行われ、日本選手団主将の新田佳浩(29)=日立システム=が、今大会の日本勢初となる金メダルに輝いた。

 アルペンスキー男子滑降座位では、森井大輝(たいき)(29)=富士通=が銀メダル、狩野亮(かのう・あきら)(24)=マルハン=が銅メダルを獲得。これで今大会の日本の獲得メダルは計6個(金1、銀1、銅4)となった。

 アイススレッジホッケーは準決勝を行い、日本は前回トリノ大会覇者のカナダを3-1で破り、銀メダル以上が確定した。同競技での日本のメダル獲得は史上初めて。

 距離女子5キロクラシカルでは、視覚障害の鹿沼由理恵(DHLジャパン)が8位入賞。

 車いすカーリングで日本はスウェーデンを8-7で降したが、英国には4-10で敗れ、通算3勝6敗で1次リーグ敗退が決まった。

(C)毎日新聞社

 連日、パラリンピック日本代表の活躍が伝えられている。

 このことは日本人として大いに喜ばしいが、実はパラリンピックへの企業支援はオリンピックと比較して非常にお粗末なのである。たとえばフリースタイルスキー・スキークロスの男子日本代表の滝沢宏臣選手(36)=トーヨータイヤ=(現役引退を表明)は経済的に苦しんだ時期もあり年間活動費は200万~300万円という(毎日新聞の報道によると)。

 それで本当にいいのだろうか。我が盟友はパラリンピックはオリンピックのおまけではないと厳しくマスゴミの報道を批判していたがそうだと思う。くだらないバラエティーよりは障がい者スポーツにもっと光を当てるべきだろう。

 民主党政権は自民党国家私物化内閣と比べてその店では若干ましなのだが、まだまだ国民の求める需要に応えられていない(むろん、国民の民主党政権への過剰要求にも問題があるのは確かだが)。トヨタ自動車はこども店長のコマーシャルを流す暇があるなら、パラリンピック日本代表へ支援金を出せばいい。そうすればニュースにもなる。下手なコマーシャルを流すより効率よくトヨタのイメージアップにつながる。

 そもそも、日本の商品は障がい者でも使えるように想定して作られていない。そこが大きな問題だ。マスゴミ報道に至っては全く対応できていない。そこからマスゴミは反省し、改善を施さねばならない。民主党のあら探しばかりしている暇があるなら、そっちが先ではないか。

 フランコ石原はまたしても五輪誘致にご執念を燃やしているようだが、そんな暇があるならスペシャルオリンピックスの夏季大会を東京に誘致するよう提案したい。そうすれば、日本人の意識は確実に変わっていく筈だ。

 要するに、中身を私は求めているに過ぎない。

 たとえばフォーエバー21が韓国人だから気に入らないと言うのは馬鹿な発言だ。以下のように対抗すればいいのである。

嫉妬するぐらいなら頭を倍動かせ!!(小野哲)

テーマ:ブログ

2010-02-08 14:54:01

 Yahoo!のニュースで松坂屋銀座店に韓国系アメリカ人が創業したフォーエバー21という格安衣料品チェーン店が進出というのがある。

 そこで「コメント」として出されていたのは韓国人に対する蔑視というしかない暴言だった。逆に言えば、フォーエバー21がすごいことを自ら認めているに等しく、負け犬の遠吠えレベルのお間抜けぶりを露呈している。だが、そんな暴言を吐いている暇があるなら、嫉妬している暇があるなら自分たちでもフォーエバー21を超えるものを作ればいい。

 そんな見方に立てない人たちにいいたい。気にくわないなら、フォーエバー21を超える価値観を市場分析で見いだすことだ。嫉妬する暇があるならそれだけ頭を倍に動かす絶好の機会を得られているという事だ。広島にメガネ屋21という会社があるがそこはあえて社長以外のトップはおいていない。逆に言えば社長は社員の代表という考え方が徹底されている。この概念はユニクロでもまねできないのだ。

 要するに、相手を超えるには数倍の概念で対抗するしかない。私は本田技研工業のエンジン開発を思い出す。アメリカの排気ガス規制にアメリカのビックスリーは反対し、何一つ対処しなかったのに対して本田技研工業は排気ガス規制をクリアしたエンジン開発に成功した。その過程で社長の意見を押しのけている。この逸話から、私はやればできるといいたいのだ。出来ないと後込みするから、逆に言えば嫉妬するのだ。だから、嫉妬するなら数倍頭を動かして戦って見ろと檄を飛ばしたい。

 フィギュアスケート韓国代表の金妍児(キム・ヨナ)選手に例えば浅田真央選手は嫉妬しているのか。逆にうまくなればいいと思っているだろう。嫉妬に費やすネガティブな意識を、逆に「あいつを乗り越える」という前向きなエネルギーに変えて欲しい。

 もし、この私の概念に不満を覚え荒らし投稿をしても無駄であると言っておきたい。何故ならコメントは事後承認制の上、荒らし投稿をすれば一定の期間での釈明期間を与え正当ではない釈明をしたり釈明に答えなかった場合、IPアドレスはおろか、アクセス元からアクセス地域まで公表され、アクセス禁止処分を受けるだけだ。

 荒らし投稿は無駄なあがきだ。無駄なことに時間を費やすより、フォーエバー21を上回る概念に頭を生かすべきだと思う。

読み方次第では物事は異なる(小野哲)

テーマ:スポーツ

2010-01-18 08:02:40

 サガン鳥栖にU-20韓国代表の金民友選手が加入した。

 このことでYahoo!の聯合ニュースでは歓迎する声が圧倒的だった。だが、非常に残念な誹謗中傷の声が一つあった。韓国人にとって極めて侮辱的な言葉で加入を罵るひどい言動である。こうした言動には憤りを覚える。あくまでもプレーして振るわない成績ならプレーに対して批判は仕方がないが、その前からの誹謗中傷はルール違反でしかない。

 韓国のメディアでもこうした呆れた誹謗中傷があふれかえっている。たとえば去年まで中日ドラゴンズでプレーした韓国人選手が韓国球界に復帰した際の韓国のメディアでは彼に対する卑劣な発言が目立っていた。こうした輩どもにはっきり申し上げておきたい。読み方次第で物事は違ってくるのだと言うことを。韓国人はつい65年前まで日本の植民地とされているのだ。だから最近の世代はそれほど過激なことは言わないがその当時に生きていた人たちにとっては激しく生き抜かねばならない事情があった。

 それを支配してきた層には理解できないのだろう。だが、被支配層にとっては待望の独立なのだ、それで支配層へのライバル意識を強めるのは当然のことなのだ(南米と欧州のライバル関係もそれで見える)。要するに読み方次第で物事は異なってくる。サッカーは欧州にとっても、南米にとっても代理戦争のような存在だった。地域間紛争のあるスペインではFCバルセロナとレアルマドリードのライバル関係が過酷なのも、地域のバスク人とスペイン人との間の歴史的紛争の関係があるからだ。それを知らないで仲良しだと思ったらとんでもない。

 今年は韓国人のプロ選手が多く日本に進出した。福岡ソフトバンクホークスや千葉ロッテマリーンズはWBC韓国代表選手を獲得している。京都サンガFCでも韓国代表DFを、鹿島アントラーズはその京都から韓国代表DFを獲得した。ジュビロ磐田では韓国代表を主に獲得した。J2では徳島ヴォルティス、FC岐阜でも韓国人選手を獲得している他、ファジアーノ岡山でも元U-20韓国代表の選手を獲得した。ちなみに鳥栖は今年J1昇格を目指していることもあって韓国人選手二人を金選手以外に補強している。

 そもそも韓流という言葉に振り回されて、ペ・ヨンジュンだの東方神起だので慌てふためくのではなく、地に足を着けた真の友好こそ、日韓両国の和解に結びつく。その過程で竹島の不法占拠の問題も逃げずにきっちり解決しなければならない。スポーツや芸能はあくまでもその補助にしかすぎないのだ。スポーツ選手に国を重ねてみる見方はいただけない。そうした意味では金妍児(キム・ヨナ、韓国)も哀れなものだと私は思う。私はあくまでもスポーツはスポーツと割り切ってみる。

 私がこの見方を持に至ったきっかけは元中日ドラゴンズの投手だった宣銅烈選手(現在韓国のクラブチームの監督をしている)の一年目の不振と、二年目の活躍についての韓国のメディアのゆがみを感じたことからだった。それと同じゆがみを私はフィギュアスケートでも感じている。金妍児(キム・ヨナ)選手と浅田真央選手のライバル関係にしても、単にフィギュアスケートだけで見ていればいいのを無理に国と結びつける歪んだナショナリズムがはびこっている。このやり方が日韓両国でまかり通っているのだから浅田選手も金選手も精神的につぶれる危険性がある。

 同じような危険性を私達は排除しなければならない。結果が良かったら拍手する潔さを持てばいい。それが私の考えだ。

 ヴィッセル神戸の話に戻そう。

 神戸は何のためにあるのか。あの阪神大震災直前にダイエーの出資を受けて生まれたチームが、震災の被災でダイエーの撤退に遭遇し、そしてミカエル・ラルドルップ選手(前マジョルカ監督)を擁してJリーグ昇格を果たした。神戸は神戸市民やその周辺の人たちの象徴としていた。

 その精神が三木谷マネーで汚されている。強くなるなら手段を選ばぬあこぎさはあまり賛同できない。今の戦力をじっくり維持しつつ、戦力外の選手を補強するやり方でやって欲しかった。

2012年02月11日

逆に真実であることを証明しているぜ、ナベツネ

 今回、思いっきり吹き出すニュースを取り上げる。

読売会長、TBSドラマにブチ切れ!オレは“たかり記者”じゃない

2012.02.07 夕刊フジ

 読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長(85)が週刊誌に怒りの手記を寄せた。沖縄返還密約をめぐり元新聞記者が逮捕された実際の事件を下敷きにしたTBS系ドラマ「運命の人」(日曜午後9時)で、渡辺氏を連想させる登場人物の描写に憤慨、矛先は主人公のモデルとされる元毎日新聞記者、西山太吉氏(80)にも向かう。そこで西山氏の言い分を聞くと、意外な反応が返ってきた。

 《この疑似フィクションドラマで、極めて名誉を傷つけられた》と渡辺氏が怒りのペンをふるったのは7日発売の「サンデー毎日」。「私はTBS『運命の人』に怒っている!」と題し、4ページにわたって猛抗議を展開している。

 原作は1971年の沖縄返還協定の裏に存在した日米間の密約に絡むスキャンダルを舞台にした作家、山崎豊子氏(87)のベストセラー小説。ドラマでは主人公の毎朝新聞記者を本木雅弘(46)、密約の極秘電文を本木に渡す外務省事務官を真木よう子(29)が演じ、第4話まで放映されている。

 「毎朝新聞」は毎日新聞を連想させるほか、登場人物も、首相の「佐橋慶作」は佐藤栄作氏、与党幹事長の「田淵角造」は田中角栄氏-など実在の人物と重なる点も多く、当時の政界模様もリアリティーたっぷりに描写されている。

 渡辺氏らしき人物も、主人公のライバルで読日新聞政治部記者の山部一雄として登場、人気俳優の大森南朋(39)が演じているが、どこが気に障ったのか。

 ドラマで山部は、政治家と仲良くなって情報を取る手法の記者として描かれている。料亭で田淵角造と会食し、頭を下げる場面があるが、渡辺氏は《私は、料亭はもとより私邸であっても、田中角さんに一度もサシで御馳走になったことはない》と全否定する。

 渡辺氏が《さらに許し難い》と怒りをにじませるのは、山部記者が、自民党の旧大平派を連想させる「小平派」のゴルフコンペに参加する場面。

 ここで山部記者は、議員から大金を受け取ったことをにおわせる発言をするが、渡辺氏は《そもそも、私は大野伴睦派担当で(中略)大平派のゴルフコンペなどに招かれるはずもなく》と全くの作り話であると主張、《下等なたかり記者として描かれている》《モデルと実在の人物とが、直ちに多くの視聴者に判別されるような描き方は、全くマスコミ暴力の一種》と不満をあらわにした。

 怒りは本木演じる主人公、弓成亮太記者のモデルである西山氏にも向かった。渡辺氏は西山氏との親交を明らかにしつつ、《小生が悪玉にされていることを知りながら、一回もワビの電話すらない》と憤懣(ふんまん)やるかたない様子。渡辺氏はドラマで田淵から山部がカネをもらったと想像させるシーンを見て、《完全に西山君に対する感情がぶち切れた》とまで言い切った。

 渡辺氏の怒りに戸惑いを隠せないのが当の西山氏だ。夕刊フジの直撃に西山氏はこう語った。

 「僕に言われたってねぇ…。そもそも山崎豊子さんの本であって共同制作したわけでもない。非難する的が違っているんじゃないかな。抗議されるなら、山崎さんにしたらいい」と苦笑い。ただ、渡辺氏の怒りに同調するように、原作へのこんな不満も口にした。「まったく事実と反する所が山と出てくる。怒り心頭に発するのも当たり前ですよ。ナベさんが怒る以上に私が怒っているんだから」

 TBS広報部は「(渡辺氏から)何も言ってきていないので、特にコメントすることはない」と話しているが、話題作りになったことは間違いないだろう。

 まず、渡辺に厳しく反撃させてもらおう。

 今まで私たちは渡辺を厳しく批判してきた。今回の暴言は渡辺の過去の悪事を自ら暴露したことになる。また、去年の東日本大震災の被災地の苦しみの真っ最中に呆れたこのようなことを画策し、猛烈な批判を受けた。

空気も読めないセントラルリーグ(小野哲)

テーマ:スポーツ

2011-03-17 08:57:23

巨人代表ぶ然、阪神本部長は足早

 プロ野球は15日、セ・パ両リーグの理事会後、実行委員会で25日開幕に関して話し合った。労組プロ野球選手会会長の阪神・新井貴浩内野手(34)が実行委員会を中断して始まった年金運営委員会に出席し、セ理事会が決めた25日開幕に対して東日本大震災の影響を考慮して延期を要望した。選手会の意思表示もあって実行委員会での結論は出ず、加藤良三コミッショナー(69)が継続協議とした。

 セ・リーグは巨人、阪神を中心に予定通りの25日開幕を主張した。実行委員会終了後、巨人清武球団代表はぶぜんとした表情で言った。「たくさん、しゃべりたいけど、歩調を合わせて12球団で対応していくということになりました。理解してください」。阪神沼沢球団本部長も「コミッショナーが言うから 」と足早に会場を後にした。

 実行委員会に先立って行われた理事会では早々に意見が一致した。会議では選手会が25日開幕に「待った」をかけたが、その後も巨人、阪神は現行通りの開幕を主張したという。中日西脇球団代表はセの立場について「関東と西の球団の温度差はある。温度差というよりも、やれる、やれないの事情の違い。ただ、球界としてどうするのか。一番事情があるのは楽天さん。その事情を議論の念頭におかざるを得ない」と説明したという。ただ25日開幕をあきらめたわけではない。再び行われる議論の中で同じ主張をする可能性はありそうだ。

 [2011年3月16日8時34分 紙面から]

http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20110316-748962.html

 呆れて話にならない。

 海の狂犬のテロリストであるポール・ワトソンが太平洋大震災に遭遇した日本を侮辱する暴言を吐いたが、セントラルリーグの対応はまさにそのワトソンと同等の空気の読めない対応だ。

 Jリーグは震災直後に3月から4月の試合を延期し、募金活動にいそしんでいる。サガン鳥栖でもユン・ジョンファン監督などが先頭に立って鳥栖、久留米にて募金活動をしているのだ。また、埼玉西武ライオンズの選手たちが所沢市内にて募金活動をしているのに、セントラルリーグの対応はこうした善意に水を差すひどいものだ。

 ますます日本の野球がつまらなくなり、このままでは茨城ゴールデンゴールズ(萩本欽一氏が創設した独立野球部)の足元にも及ばないことになる。かつての新日鉄釜石ラグビー部、今の釜石シーウェーブスというクラブチームでも被災にあっても地域の人を助けようと頑張っているのだ。

 日刊スポーツの記事の次は夕刊フジを引用する。この記事を書いている人は読売寄りで批判されているそうだが、これには賛同する。

巨人、中日あきれた非常識 セ開幕強行でマイナー化に拍車

2011.03.16

 15日の理事会で25日の開幕強行開催を決め、世間から大バッシングにあう危機一髪だったセ・リーグ。労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)と加藤良三コミッショナーに救われ、とりあえずは最悪回避。それにしてもその非常識さは情けない限り。

 15日午後4時から都内ホテルでセ・リーグとパ・リーグの理事会が行われた。東日本大震災の被害が広がる一方の宮城県・仙台を本拠地にする楽天が所属するパ・リーグは、25日の開幕予定を延期することで全会一致。あきれ返ったのはセ・リーグ理事会だ。「セ・リーグは25日の開幕を延期する理由がない」と某球団代表が言い切り、25日の強行開幕を決めたのだ。

 この決定がツイッターで流れると、「何を考えているのか」と、ファンから一斉に非難の嵐が起こった。が、この後に開かれた年金運営員会に出席した新井会長はじめ労組・日本プロ野球選手会関係者が「セ、パ同時開幕延期」を緊急提案。12球団緊急実行委員会で議長を務める加藤コミッショナーが決断。

 「継続審議とする。古今未曽有の出来事だから」ということで、とりあえずセ・リーグの分離開幕に待ったをかけたのだ。労組・選手会と加藤コミッショナーのタッグマッチで、最悪のケースは一時棚上げされた。セ・リーグが暴走したまま25日開幕を強行、パ・リーグと分離開幕を決めていたら一大事だった。

 「球界の常識は世の中の非常識」となり、世間から背を向けられ、プロ野球界は大危機に陥っただろう。何万人単位の死者が予想され、原発の相次ぐ爆発で放射能漏れまで起き、計画停電まで実施されるなど、影響は拡大するばかりの東日本大震災。その現実を直視できない巨人、中日らのセ球団首脳にはあきれ果てるばかりだ。

 「9・11(アメリカ同時多発テロ事件)の4日後にヤンキースは試合をして、アメリカ国民を勇気づけた」と言ったセ某球団首脳がいたそうだが、全くわかっていない。今のセ・リーグは実力、人気面ともにパ・リーグのマイナーリーグ化しているのだ。昨年のセ、パ交流戦では1位・オリックスから6位・日本ハムまでパ・リーグ球団が独占。セ・リーグは7位・巨人から12位・横浜と下位にズラリ名を連ねる不名誉ぶり。

 日の丸を背負う日本代表投手陣も日本ハム・ダルビッシュ、楽天・岩隈、田中、西武・涌井、ソフトバンク・杉内とパ・リーグのエースばかり。こんな現実が見えていないセ球団首脳。まさに貧すれば鈍するだ。現実を見据えた選手会の緊急提案、加藤コミッショナーの「継続審議」の決定に感謝。非を認め、自ら開幕延期をしなければ、ファンから完全に見放され、相手にされなくなるだろう。 (夕刊フジ編集委員・江尻良文)

http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20110316/bbl1103161134000-n1.htm

 では、プロ野球再生案をここに提示する。

 1 球団名から企業名は完全に排除し、地域名を必ず球団名に入れる。横浜ベイスターズ、広島カープは最低限のお手本である。言ってしまえば福岡ホークス、北海道ファイターズ、埼玉ライオンズ、東京スワローズなどと球団名を変更すること。

 2 メディアによる球団保有は禁止し、出資できても全体の5%に抑えること(外資系の出資も同様に規制する)。メディアを保有する持ち株会社が保有する場合でもこの規定を適用する。

 3 野茂英雄氏をコミッショナー事務当局の顧問に据え、野茂氏の提唱しているドラフト制度を導入すること。

 4 新規参入の際不正を行った読売新聞社、オリックス、楽天はプロ野球機構から退会させる。ただし、楽天は三木谷浩史社長が解任された上で保有している楽天株式を優先株も含めて全て無償償却すれば、オリックスは関西経済界に球団株式を無償譲渡すれば退会はしなくていい。

 5 独立リーグに呼び掛け、2部リーグを創設、入替戦を実施する。

 読売新聞社がいなくなっても、心置きなく野球が出来るのだ。

 さあ、衰退がいいのか、活性化がいいのか。どちらか選んでもらおう。

無責任連中書人両断! シャウセスクも顔負けの高慢無知 渡邊恒雄(小野哲)

テーマ:無責任連中書人両断!!

2007-07-24 23:05:30

ルーマニアの独裁者シャウセスクを倒したのは市民の反駁から起きたデモがキッカケだった。結果、シャウセスクは妻と一緒に公開処刑されて死体は公衆の前で晒された。

同じような独裁者が読売新聞の渡邊恒雄である。長谷川慶太郎と同じようにかつての共産党の一員だった渡邊は己自身の安泰を図って読売新聞に入社した。読売新聞は別名警察新聞、つまりは権力ペコペコ新聞なのである。その典型的ケースが東京都足立区長選挙の偏見報道だった。何一つ落ち度のない吉田万三さんを自民党や創価学会に担がれた前助役の鈴木恒年が中傷し、でっち上げリコールをやらかした。吉田さんは鋭く中傷に反撃したが自民党の異常な「赤」攻撃で区長を無理やり追い出された。だから僕は鈴木を自称区長のシロサギとこき下ろした。

その時にやらかした読売新聞の鈴木賛美、吉田さん中傷のデタラメ記事に激怒して、読売新聞の不購読を誓い自立した後にセールスが来たら「渡邊が切腹しない限り取らない」と断った。実際僕は東京新聞で困らないし必要なら日経の拾い読みをしている。かつて強かった読売社会面は渡邊のイビリで絶滅し、今や東京新聞には牛蒡抜きまでやられる。更に渡邊の思想もデタラメと判明したのが佐高信との対談である。

佐高の脇の甘さには思わず唖然としたが何よりビックリしたのが渡邊の発言。靖国神社参拝を強行した小泉純一郎を批判していたのには思わず「お前だろ?」と言いたくなった。渡邊はつまり鈴木宗男や佐藤某も真っ青の佐高の思想的舎弟に成り下がった。読売新聞の社説を僕は以前から斜説とこき下ろしていたがそれを裏付けるだけだった。

ライブドア騒動でデタラメな平松某が社長になったが渡邊は堀江貴文憎しと呆れたエールをニューヨーク支社時代の後輩(結婚式の婚媒人まで勤めた腐敗関係)だったヒラメならぬ平松に送っている。これが公正で権力からの自立を求められる一言論機関の長たらしめるに相応しい態度なのか!完全に激怒した僕は図書館でも読売新聞を読まなくしたし立ち読みでも読売新聞が発行する雑誌もボイコットしている。系列の日本テレビも見ない。宮崎駿作品集の著作権も読売新聞グループは意図的にボイコットしている。

渡邊が何故堀江を嫌いなのか、いわば談合社会の典型的ケースだと草野球並みのプロ野球の正体を堀江の新規参入で暴かれたに他ならないからだ。その証にライブドアを自分の知らない世界やら便所呼ばわりして名誉毀損した。また、九頭竜ダムの建設に極右の児玉誉太人や中曽根康弘との癒着関係に渡邊は何一つ説明していない。読売がやらかした憲法改正案とやらはまさしく財界人が泣いて喜ぶ呆れた内容だった。それを真面目な顔して自民党がホイホイと飲み込む。

渡邊は堀江には平手打ち、ゴマすりのオリックスの宮内某や三井住友銀行のフロント企業に成り下がった楽天の三木谷には呆れた優遇を図る。ちなみに堀江は更に反発し、楽天が事実上保有するヴィッセル神戸に対抗しようと減資を検討していたサガン鳥栖の買収に乗り出した。だがサガンフロントのゴタゴタで話は流れている。

Jリーグに参入した際には渡邊が率先して「読売ベルデー」と当時のベルデー川崎を呼び続け、ホームタウンだった川崎市民の激しい反発を買った。1997年には企業名を入れなければ解散と恐喝したが川淵チェアマン(当時)の拒絶にやられた。そして川崎市民はJFL富士通川崎がプロ化し川崎フロンターレになった際にみんなで乗り換えた。困ったベルデーは2001年に東京に移転したがFC東京の強い基盤に全面屈服し、今やJ2に成り下がった。片や川崎フロンターレはJ1屈指の強豪になった。虚塵の強化にと呆れた金権補強を繰り返し、そのたびに無様な体たらくを披露する始末。渡邊や友人の中曽根の前で敗北を見せつけて金権野球に反発するマトモなファンの溜飲を下げた。更に東京読売虚塵軍から読売虚塵軍にチーム名を変更した際にはファンからの激しい反発を買った。2000年の無責任盟友の長嶋茂雄を取り囲む散々会ならぬ燦々会では「虚塵が優勝できなかったらデフレスパイラル、世界恐慌になっていた」と暴言した。

渡邊如き小物をここまでズタズタにするのはどうかと思うだろう。だが長老支配がまかり通っている日本の経済が日本をメタメタにする。カネボウを見よ、伊藤淳二は何年名誉会長に君臨したのか。真っ向から彼を批判したのが佐高だけだとは救えない。本来なら読売が率先して批判すべきではないか。それができないのは電通を通じて一億以上の広告料に縛られているに他ならない。だから僕はマスコミを情報産業としか見ない。トヨタや松下からいくらもらえばすむのか。トヨタを野村證券やグッドウィルに置き換えて見ても分かる。

渡邊に言いたい。ここまで節操がないのには呆れた。いい加減読売の主筆から辞めて欲しい。本田技研工業創業者の本田宗一郎は自動車参入に際して若手と喧嘩した。そして技術者としての限界を感じて盟友の藤沢武夫と引退したがその好奇心は死ぬまで無くならなかった。渡邊は本田の前には面すら上げられないだろう。

このコラムに際して当ブログは読売新聞グループのボイコットをしている事を明確にしています。企業のボイコット運動は市民として当然の権利を駆使しているのであり、企業そのものを批判しているわけではありません。企業体質を批判しているのであり決して読売新聞グループに関わる全ての人を批判しているわけではありません。あくまでも渡邊を批判していると理解していただければ幸いです。この事で抗議したいなら当ブログにGメールのアドレスを掲載していますのでそこだけに受け付けます。アメブロに抗議はしないように。した場合には初級段階の制裁に加え更なる法的措置の用意があります。無駄な悪あがきは諦めるのが賢明でしょう。

地獄の一丁目にすぎない(小野哲)

テーマ:ブログ

2011-03-25 14:47:57

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/03/19/kiji/K20110319000455830.html

1万人も危ない?巨人開幕チケット、払い戻し続出

 25日からの巨人の開幕カード3連戦(対横浜=東京ドーム)で、チケット払い戻しの問い合わせが相次いでいることが18日、分かった。さらにネットオークションにも多数のチケットが流出。17日に決まったセ・リーグ強行開幕が大きな波紋を呼んでいる。

 通常行われないチケットの払い戻しは、球団の配慮だ。チケット販売を扱う球団の営業企画部は「被災されている方や交通手段のない方など事情をくんでいる。特別に対応させていただいている」と説明。ヤクルトなども行っている特例措置だが、問題はそれだけではなかった。ある大手ネットオークションでは、開幕カード3連戦のチケットが大量出品されている状態。背景には安全面の不安と、計画停電実施中に5万~6万キロワットアワー(kwh)を消費する東京ドームでの開催への違和感がありそうだ。

 この日は、球団事務所の電話が鳴り続けた。球団関係者は「回線がパンク状態。1、2割は肯定の意見もあったけど、それ以外は逆」とし、開幕戦には「1万人来るかどうか…」と頭を抱えた。決断に伴う痛みで済むのか。逆風は強くなるばかりだ。

後略

[ 2011年3月19日 06:00 スポニチ]

 当然であろう。

 圧倒的多数の市民は今回の読売新聞社の暴挙を断じて許さない。私は既に読売新聞社ボイコット宣言をしており、読売旅行、スポーツ報知、中央公論新社と併せてボイコットしている。是非とも、ボイコット運動に加わっていただきたい。

 読売新聞社が世界一の購読者を持つというが、実際は朝日新聞社、毎日新聞社と同様に押し紙も含めた購読者数であり、実際は少ない。つまり、過剰生産であり、実態は購読者数の水増しでしかない。これらはどう考えても環境破壊そのものではないか。そこに悪質なセールスが横行している。

 新聞の質ではニューヨークタイムズはおろか、沖縄タイムズ社、琉球新報社、しんぶん赤旗に負け、論説力では植草一秀氏、井上静氏、村野瀬玲奈女史や広瀬隆氏に、取材力ではPJニュース、JANJAN、サーチナ、週刊金曜日にも負けている。ただ図体が馬鹿デカいだけであり、記者クラブが人工呼吸維持装置にすぎない。つまり、組織は既に脳死同様でしかない。

 強烈な言い方に反発するくらいなら、独裁者の渡邉恒雄を追い出してからにしろと言いたい。今回のキャンセルは地獄の一丁目にすぎない。読売新聞社の幼稚なやり方に市民は激しい怒りをあらわにしているにすぎない。太平洋大震災という、前代未聞の震災で電力不足なのに、一般家庭一ヶ月分の電気をわずか一時間で消費するとはひどい話である。

 震災被災地に自らトラックで支援物資を届けたタレントの江頭2:50以下のど外道そのものであり、せめてJリーグのように4月23日まで延期すべきだ。

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/03/20/kiji/K20110320000462490.html

いまだに巨人依存体質?「1対5」で「1」が通る

 【セ・リーグ開幕29日に延期】

 最終的にはむろん全会一致だが、関係者によると、セ・リーグの決定は巨人の姿勢が色濃く反映されていた。他5球団は程度の差こそあれ、さらに延期を提案していた。

 ヤクルトなどはパ・リーグと同じ4月12日か、それ以降まで遅らせるよう主張したと聞く。阪神も追随した。4月8日の折衷案もあった。結局、他5球団は折れた。「1対5」で「1」が通る。古くからの巨人依存体質が見えるようだ。

 ナイター削減や9回打ち切りなど工夫は評価できるが、延期は3連戦だけで、パとは2週間も差がある。2004年の再編騒動でプロ野球は2リーグ制を維持し、生まれ変わろうとしてきた。日本プロ野球組織(NPB)は「より強固な組織」を目指し、10年にはコミッショナーとセ・パの3事務局を統合。大リーグのように日程編成も含めて一元化すべきだが、セ・パ別個の運営は変わっていない。まだ古い体質のままである。

 国難のいまこそ、連帯である。セ・パも労使も超えたプロ野球全体の姿勢が問われている。(編集委員・内田 雅也)

[ 2011年3月20日 07:47  スポニチ]

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 内田編集委員の危機感は残念だが読売新聞社経営陣には伝わっていない。

 だからこそのボイコット運動を起こすべきだ。そうすれば、キヤノンでもトヨタ自動車でも震え上がる。違法行為には社会からの制裁が待ち受けているのだという事を思い知る。ミドリ十字、川畑、そごう、雪印食品に続いてはオリンパス、読売新聞社、エイベックス、キヤノンをターゲットにして社会の不正を糾すべきだ。

 では、沖縄タイムズ社傘下に入った場合の読売新聞社はどうすればいいのか。論説委員は全員解任し、沖縄タイムズ論説委員が主に行うべきだが、私は論説委員を外部から公募するアイデアもあっていいと考える。そうして、絶えず入れ替えたり、編集委員及び論説委員による実名コラムなど、思考するコラムが欠かせない。

 提言には反論もあっていい。今までの幼稚な『憲法改正案』など、その典型的な反論なき空論そのものだった。読売新聞社にはビルマ同様、民主主義はないのである。

 今回のコラムに神戸俊樹さんはこうコメントしている。

1 ■無題

テレビ局も緊急番組以外は深夜番組を自粛すればいいと思います。

藤枝俊一郎 2011-03-25 16:29:30

 私は新聞も今回の震災をきっかけに縮小すべきであると言う考えが正しいと確信した。

 今までメディア批判を私たちは繰り返してきたが改善の様子がない。このままでは、腐敗するしかないのである。

概存メディアの衰退を自ら証明した(小野哲)

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2010-12-09 06:24:51

ウィキリークス情報で暗闘する米メディア

2010.12.2 18:32

 【ワシントン=犬塚陽介】米メディアは、「ウィキリークス」の情報をめぐり暗闘するとともに、距離感のとり方にも苦慮しているようだ。複数のメディアは、情報の事前提供の申し出をウィキリークス側から受けながら、解禁日時を破った場合の罰金などを要求され、拒否した。一方、ウィキリークスを批判する記事を掲載したニューヨーク・タイムズ紙は今回、情報を提供されず、英紙からの情報に頼った。

 「文書がどのような内容なのか理解することができないまま、(罰金などの)条件に合意することはできなかった」。ウィキリークスに対し、情報の事前提供を断ったウォールストリート・ジャーナル紙の広報担当は2日、 破談 の理由をこう説明した。

 ウィキリークスは同紙と米CNNテレビに、一部機密公電の事前公表を打診。その条件として報道解禁日時を厳守し、違反した場合には10万ドル(約841万円)を支払うことを要求し、訴訟の可能性も示唆したという。CNNも最終的に申し出を拒否した。

 ウィキリークスが両社との連携を模索したのは、それまでのニューヨーク・タイムズ紙との関係が悪化したため、との見方もある。

 ワシントン・ポスト紙によると、ウィキリークスが今回、ニューヨーク・タイムズに情報を事前に提供しなかったのは、同紙が10月、ウィキリークスの創始者で編集長のジュリアン・アサーンジ氏に批判的な記事を掲載したためとみられ、ウィキリークス側の報復との観測もある。

 このため、ニューヨーク・タイムズ紙側は、以前からウィキリークスの機密文書公開に際し協力関係にあった英紙ガーディアンから、公電を入手し掲載に踏み切った。

 一方、ワシントン・ポスト紙もウィキリークスから情報の事前提供を拒否され、ガーディアン紙に 流用 を申し入れていたことを自ら公表している。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/101202/amr1012021833012-n1.htm

 今回、ウィキリークスについてコメントさせていただく。

 この状況を私は半分好意的で見ている。というのは、このメディアがアメリカの悪事をことごとく暴露した事が大きいからだ。アメリカが日本政府にスパイを派遣していた事実(ウィキリークスが米公電を公開、日本政府に米スパイか=中国 2010/11/30(火) 11:31/ http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1130&f=politics_1130_010.shtml)や国連幹部にスパイ活動をしていた事実が明らかになったからだ(ウィキリークス、米外交文書暴露 国連幹部にスパイ活動 2010年11月29日11時50分

  http://www.asahi.com/international/update/1129/TKY201011290142.html)。

 では、この騒動の負の面とは何か。これでインターネットへの信頼度が問われ、場合によっては規制される恐れすらあるのだ。既にウィキリークスにアメリカ政府は巧妙な圧力で閉鎖を迫っているほか、スウェーデン政府に代表者が女性に暴行したと国際手配させるなどしている。

 尖閣諸島の極右中国漁船による国際法違反の違法操業を取り締まった際のビデオがYouTubeに関係者によって流れたり、小沢一郎氏がニコニコ動画に出たりしている事からも、既存メディアは自ら機能不全であることを証明している。まだしも週刊金曜日、日刊ゲンダイ、しんぶん赤旗などきちんとしたメディアはある。しかし、ウィキリークスの大胆さに完全に負けている。

 では、この騒動から我々は何を学べばいいのか。日本人はアメリカ依存から、是々非々の精神を身に纏い、言うべきは言う、受けるときは受けるという姿勢で外交に臨むべきである。むろん、既存メディアには厳しい眼差しで見るべきである。冤罪事件に対して読売新聞にしても、産経新聞にしても、朝日新聞にしても、毎日新聞にしても、日経にしても無反省そのものである。

 メディアから我々は独立すべきだ。例えば、日本人だからこそ、敢えてウォールストリートジャーナルやニューヨークタイムス、ワシントンポストなどを見て、外から見た日本を知ることも一つの知恵である。

商業主義がジャーナリズムを駆逐する(小野哲)

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2010-05-01 08:04:23

 まず、一つ謝罪しておきたいことがある。

 この前のキム・ヨナ選手批判で過激なショットがあると話したが実際確認をさせてもらったところ、目くじらをたてるような内容ではなかった。韓国版VOGUE(日本では日経が発行している)で撮影し、週刊現代が転載したようで実際交渉したわけではない。このことで確認を取り損ねた結果、事実誤認に依ったコラムを書いたことは申し訳ない。キム選手サイドには謝罪を申し上げる。

 しかし、今回のグラビアは大変なリスクを背負うことになってしまった。セミヌードであるのだ、これが暴走してしまえば取り返しのつかない結果を招く。キム選手にはくれぐれも用心を願いたい。こちらもネットの暴走行為には厳罰で対処をしているので、賢明なキム選手サイドがそこまで考えないわけがないと思うが乳母心で申し上げる。

 最近のメディアの報道には違和感が強い。

 スポーツ選手を人間動物園のように見せ物に仕立て上げる。埼玉西武ライオンズの一員になった菊池雄星投手(東北福祉大学通信教育学部所属)、つい最近では早稲田大学のハンカチ王子こと斎藤佑樹投手、ゴルフのハニカミ王子こと石川遼選手など、アイドルを作り上げて煽ってしまう。これがフィギュアスケートでは浅田真央選手、安藤美姫選手、織田信成選手、小塚崇彦選手などになる。韓国でも、宣銅烈投手が日本に移籍した際、フィーバーした(現在は韓国のサムスン・ライオンズ監督)。この流れはキム・ヨナ選手にも繋がっている。

 だが、問題なのは彼ら彼女らの才能をどうやって延ばし育成するか、そして後に続く選手たちなのだ。幸いにして男女フィギュアでは新星が相次いで飛び出した。焦らずに確実に育成しなければならない。こうした積み重ねこそがスポーツをよくする。煽る手法は日本のスポーツにとっては百害あって一利なしである。

 前から私は話しているが、日本のテレビも新聞も多すぎる。特段の特徴もないくせに言論の自由に安住し、むさぼり続ける怠慢さ。堀江貴文が出てきたら金持ちであることを強調して「ホリエモン」と馬鹿騒ぎだ。これで信念を見いだせと言われても困る。堀江を厳しく批判してきたのは佐高信氏であり、元ハイパーネットの板倉雄一郎氏、SBIの北尾吉孝氏、高杉良氏だけだった。ライブドア(現韓国NAVER子会社)の粉飾決算の疑いをこの中で真っ先に指摘したのが板倉氏だった。逃げる姿勢を批判したのが北尾氏、経営者としての素質に疑問を投げかけたのが佐高氏と高杉氏だった。

 彼らのような信念は読売新聞、日経新聞やフジテレビ、日本テレビ、週刊文春や週刊新潮、噂の真相などのメディアにあったのか。全くないと言わざるを得ない。意識が情報産業なのでジャーナリズムとは全く無縁であり、売るためだけに嘘までごちゃごちゃにして商業主義的なセンセーショナルにあおり立て、反省すらしない。こんなやり方が許されると思うだろうか。私には強い違和感を感じざるを得ない。これでとんだ貧乏くじを押しつけられたのが足利事件の菅家利和氏であり、自民党のデマで冤罪を押しつけられた植草一秀氏である。彼らが冤罪である事は明白なのに、マスゴミは一言も反省の色がないのだから重症だ。悪貨が良貨を駆逐するという言葉があるが、これは商業主義がジャーナリズムを駆逐すると言い換えても十分通じる。

 韓国の場合は一度かみつけばもう放さないような鋭さがある。それはそれでかまわないが、信念を携えた建設的な批判精神が必要だ。疑問があればその段階で聞いてただすべきではないか。そのことは正しいことだし、否定してはいけない。

 だが、選手の個人情報を切り売りしたり人に言い難いことを商業化するやり方は国境を越えて決して容認できない。役に立つか立たないかが私の合理主義であり、合理性なきやり方は許してはいけない。だから、最近騒動になっているタイガー・ウッズの不倫騒動には全く興味がない。そして、徹底的に過去のものも含めて見直しを行い続けることだ。

 センセーショナルに煽る経済はもはや成長の限界に達している。こうした現実を直視し、改めねばならない。我が盟友が原発の海外売り込みに疑問を持ちかけた。私も同感で、原発は二酸化炭素を放出する、それだけで「原発はエコロジー」という嘘が見える。嘘ばかり言っているから、日本の市民はマスゴミを相手にしない。

 また、韓国では数年前にパチンコを禁止しているそうだ。このことについては私もつい最近まで知らなかったので近々コメントさせていただく。日本では煽っているが、今のあおりかたはゆがんでいるとしか思えない。街角のゲーム店程度ならまだ目をつぶれるのだが、賭博が絡めばまずい。

眼中にない(小野哲)

テーマ:ブログ

2010-04-25 18:02:35

 キャドバリーのコマーシャルでメントスというキャンディをアピールするものがあった。

「忘れる」篇

 「メントスR」を片手に、路上の柵に並んで座っている若いカップル。

 彼女が、 知ってる?「メントスR」を食べるとイヤなこと忘れちゃうんだって・・・ と彼に話しかけ、「メントスR」を味わう2人。

 彼女には変化が見られませんが、対する彼からは意外なひとことが。

  君、誰? と彼女のことをすっかり忘れてしまいました。

 「メントスR」を食べることによって、 気分のスイッチ が切り替わり、彼はイヤなこと(=彼女)を忘れてしまうほど気分転換をしてしまう、というストーリーです。

 そのコマーシャルを見ていた父が内容を聞いてきたため私は分からないと答えた。「都合が悪ければ忘れる」と言われたのでその場はスルーしたが、私にはこの種のコマーシャルは眼中にはない。

 そもそも、無神経すぎるのだ。最近テレビに横行するハラスメントには私はうんざりしている。今回のコマーシャルなんかある種のラブハラスメントに利用されるだろうし、日本テレビの「グルグルナインティナイン」の企画「ゴチ10」なんかはまさに過酷なハラスメントそのものではないか。イジメで稼ぐのは虚しいと思わないのだろうか。

 それなら、テレビ局は多すぎる。だからつまらない番組で時間枠を埋めているではないか。読売新聞・日経新聞・朝日新聞による談合(地方新聞まで巻き込む)は、毎日新聞つぶしばかりではない、北海道新聞や中日新聞、河北新報、西日本新聞をつぶす目的が見え見えだ。中日新聞や北海道新聞は良心的な報道で信頼を得ているのだ。むしろ、私は読売新聞こそ不要であると言っている。どうでもいい事ばかり騒いでいるではないか。世界日報なんかはなおさらで、良心的な市民の手に託さねばならない。

 例えば、元広島東洋カープの木村拓也氏がくも膜下出血で死去したが、読売新聞はもちろん、どのマスゴミも「木村の死は残念」という事ばかりに終始した。だが、それよりも木村氏の死を過労死・過労自殺問題という観点で再構築すべきだった。それが分からないのだから、私はメディアをマスゴミ呼ばわりせざるを得ないし、眼中にもないのである。

 テレビ東京がフィギュアスケートの浅田真央選手の転倒シーンを意図的に隠していたことも明らかになった。テレビ東京はそこそこ良心的な番組を送り出しているので信頼していたが、これでは意味がない。テレビ東京の社長は居直っているが、とんでもない。堂々とやらせをする事を容認しろとほざいているに等しいのだ(この事については別にコメントをさせていただく)。

報道機関としてありえない(小野哲)

テーマ:企業・市民

2009-12-03 08:13:04

 この前の読売新聞の経済面のニュースはひどかった。

 ソフトバンクが経営不振のウィルコムのスポンサーになるということで報道があった。だが、このことについては両社ともに否定しているのだ。なぜここまでありえないデマを流せるのか。

 読売新聞はこの種のデマを流すことには極めて定評がある。たとえばビクター子会社のビクターエンターテイメントをコナミに売却するという報道も明らかにデマだ。その前にはコンビニ中堅のAMPMジャパンをJR東日本が買収検討というデマを流したが実際はローソンに内定した(その後白紙になってファミリーマートが買収することになった)。これだけデマばかり流されると読者への反省が必要なのだが、この新聞の辞書には反省や恥という言葉はないようだ。

 極めつけはマイカルの民事再生法申請後のスポンサー報道。これについてはイオン番記者というべきジャーナリストの加藤鉱氏が「再生したる」(ビジネス社)で報道しているように最初からイオンが会社更生法を申請するならと言う条件で有力スポンサーだった。読売新聞はウォルマート、イトーヨーカ堂、ユニーが引き継ぐという、ありえないデマをまたしても垂れ流した。結果はイオンしかいなかったのだ。一体どうやってでっち上げ記事ばかり書けるのか。

 オウム真理教事件でTBSの失態をあれほど誹謗中傷した読売新聞が、己の失態を隠すとは何事か。記事を書く際にはきちんとした裏付けが必要だ。それがジャーナリストとしての誇りではないか。これではチンピラでも新聞記者が務まると言っているに等しい。そもそも、元締めの渡邊恒雄が政治ゴロだから親分を見習っての経済ゴロなのか。ふざけるなの一言につきる。

 読売新聞もそうだが、日本の情報産業は信頼できない。なぜなら現場を無視して権力者の情報ばかり鵜呑みにしているからだ。だから、足利事件での致命的な失態になったではないか。権力者を疑わないジャーナリストなんて、チンピラにも等しい。本来のジャーナリストは権力者と喧嘩が出来る人間ではないか。

 これでは植草一秀氏や井上静氏からそっぽを向かれるのも無理はない。

 コメント回答

 左翼右翼の狭い概念で世界は見られるかにコメントを寄せていただきました井上様へ

 以前、佐高信氏は天安門事件(私に言わせると天安門虐殺事件)で日本の企業が撤退してすぐ戻る失態を皮肉っていましたが、松下電器産業(現パナソニック)は天安門事件があっても共産中国から撤退しなかったことを共産中国の軍人が「松下電器産業は我々の友人だ」と絶賛したことを取り上げ、「民主化運動を弾圧した軍部の味方ではあっても、市民の敵である」といった趣旨の発言を筆刀書評という毎日新聞社から出した単行本でしています。

 そうした発言があったかと思えば、日本共産党にも批判的なんですね。そこに佐高氏の思想の掴めなさがあるのではないかと思います(その点では佐高氏ファンブログを運営されています一撃氏も同じ事を指摘しています)。私自身、佐高氏ともかなりの見方で相違点はあります。たとえば社民党ファンの佐高氏に対して私は社民党には厳しい批判の目を持っています。佐高氏は勲章を受け取った田英夫氏とも親しかったのですが勲章を受け取って以来不和になっていたようです(そこに佐高氏の思想的な頑固さがありますね)。田中康夫への視点でも全く異なります。

 ですけど、全て一致するのは自分の影でしかないんですね。ちなみに佐高氏は廃刊となったBART(集英社)の特集で上海へ旅行に行ったことがあり、感想を書いています(そこで中国びいきになったのかもしれませんね)。

 ちなみに私は個人的に保守派のメールマガジンも見ています。彼らの考えを知っておくだけでも、キチンと反論できます(もし出来ればニューヨーク市立大大学院教授のつる見芳広氏の無料のメールマガジンがあれば見ていますね)。私自身、今までの「論争」は単に左翼右翼の狭い概念でしか行われていなかったのだと思っています。ですから、その狭い世界観を脱する事が必要なんですね。

 今回この分に加えた井上さんへのコメント回答を私は一つのものさしとして考えるべきだと思う。

 このコメントは佐高氏への批判に対する私の考えを示しているのだが、全面肯定と部分肯定という、思想を見ないと物事は読めてこない。だが、ネット世論によくありがちなのは全面肯定と全面否定というものだ。私はそうした思想に反発している。

 渡辺もそうした歪んだ思想の延長線に過ぎないのである。

一つの時代が終わり、新たな時代が始まる(小野哲)

テーマ:国家、人権

2008-09-19 10:08:43

河野衆院議長の引退会見 官房長官談話「私の本当の気持ち」

9月19日8時34分配信 産経新聞

 河野洋平衆院議長は18日夜、神奈川県箱根町のホテルで記者会見し、体調問題などを理由に次期衆院選に出馬せず、政界を引退する考えを正式に表明した。また、同席した早稲田大客員講師の牧島かれん氏(31)を後継候補として紹介した。河野氏は平成5年に自民党が野党転落後、第16代自民党総裁に就任したが、歴代総裁では唯一、首相になれなかった。

 河野氏は、宮沢政権下の官房長官時代に、慰安婦募集における日本軍関与の強制性を認めた「河野官房長官談話」を出したことについて、「宮沢内閣としての気持ちを申し上げたものであって、私が個人的に申し上げたものではない」と語った。その一方で、「今も極めて重要な談話であったと思う。私の本当の気持ちだ」とも述べた。

 また、自民党が政権に復帰した後も総裁選に出馬せず、首相の座を狙わなかったことに関し「大変誇りに思っている。『野党・自民党』の総裁として政権党に復帰させた仕事は今も感謝されている」と語った。

                  ◇

 河野氏に関し指摘しておかねばならないのは、宮沢喜一内閣総辞職のわずか5日前の平成5年8月4日、駆け込むように発表した「河野官房長官談話」の影響だ。

 この談話が世界で独り歩きした結果、日本は「性奴隷(セックス・スレイブ)の国」と決めつけられるようになった。日本が、事実と異なると反論しても「談話という形でコメントが出ているではないか」(マイク・ホンダ米下院議員)と言い返されるありさまだ。

 国連人権委員会には河野談話を根拠の一つとして1996(平成8)年にクマラスワミ報告書が、98年にはマクドガル報告書が提出された。それぞれ、慰安婦を軍事的性奴隷とか、奴隷狩り同様の強制連行と指摘したりした内容だ。米下院が昨年7月、慰安婦問題に関する対日非難決議を行ったのも記憶に新しい。

 河野談話は、韓国における元慰安婦女性からの聞き取り調査(内容は非公開)だけを根拠にしたものにすぎない。談話作成にかかわった石原信雄元官房副長官は産経新聞に対し、「いかなる意味でも、日本政府の意を体して日本政府の指揮命令系統のもとに強制したということは認めたわけじゃない」と語っている。

 石原氏は平成19年には、民主党の会合で「事実判断ではなく、政治判断だった」とも証言している。河野氏自身も、9年に自民党の議連会合で行った講演で「『本人の意思にかかわらず連れてこい』というような命令書があったかといえば、そんなものは存在しなかった」と述べていた。

 にもかかわらず河野氏は引退会見で、「今も極めて重要な談話だったと思う」と語り、談話を正当化する姿勢を崩していない。

 安易な政治的妥協と、何が強制の主体なのかあやふやな文章で日本の名誉を傷つけた河野氏には、引退前に潔く非を認めてほしかった。(阿比留瑠比)

最終更新:9月19日8時46分

 かなり辛口なコメントをさせてもらう。

 まず、河野氏は何をしたのかをこの記事は冷静に分析できていない。戦争責任を認め謝罪したことは日本のアジアにおける外交で大きな成果を上げるきっかけになったことをこの記事は故意に見逃し、戦争責任居直り派の妄想的暴言に基づいたあきれた記事である。

 もっとも、確信的悪意の読売新聞と比べると最初から用心してみておけばこの記事の悪意に引っかかることはないので私は引用している。護憲派が衰退しているのではない、政治そのものが衰退しているのであって、一つの時代が終わることは新たな時代の幕開けでしかない。

 拙ブログは事実から論じる立場なのである。事実をねじ曲げて妄言を繰り返す自由主義主観なる戦争責任居直り連中に「左翼だ」「赤だ」とほざかれる覚えはない。そんな攻撃をしている人はドイツのコール元首相の足元にも及ぶまい。彼は確かに多くの失言を繰り返してきたが信念をもって東西ドイツの統一を成し遂げたのだからだ。むしろ記者は河野氏にもっとねぎらいの言葉をかけるべきだった。

 私は河野談話でも不十分だと考えている。もっと踏み込んで昭和天皇の戦争責任を認め、皇室と連名で謝罪すべきだったと思う。事実を認め反省することのどこが自虐主観なのか。きっちり事実を見据えない限り、いつまでたっても日本は戦争被害者から信頼を取り戻すことなんてできない。

警告

 これを自虐的としてネット荒らしをやるアンポンタンに警告します。

 拙ブログの論戦に反する行為には事実を直視しない人による一方的な書き込みも含めています。拙ブログはいかなる荒らし行為に対してもIPプロキシ強制公表、著作権の没収を行います。事実を見据えて論じるべきなのであって、陰で批判するのは私の論の正しさをよけい立証するだけになりますよ。

 それは福島県の大野病院の誤診致死事件での荒らしバカを二度撃墜した際でも明らかです。無駄なことはしないことですよ。それよりも大切なのは事実を見据え、そこから論じる勇気なんです。そのことに立ち返ることを望みます。 

 だが、今回のコラムで分かるように私は事実を重視している。

 事実にしたがって、戦争責任と向き合わない限り日本は信頼されないまま終わってしまう。その代償は海外派兵どころか、ゆすりたかりになる。アメリカの国債を買っているのもゆすりたかりのツケなのだろう。こうしたことは国益を失うことである。

 渡辺はこうした事実から目をそらして逃げていると断罪したい。渡辺はせめての罪滅ぼしとして今まで自分が関わってきた権力犯罪の全てを週刊金曜日に告白し、日本国民に土下座で謝罪しろと怒鳴りつけたい。

チャーチルの回想から(小野哲)

テーマ:国家、人権

2008-09-23 16:00:12

日本人は外交を知らない

 日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。

 しかし、これでは困る。反論する相手をねじ伏せてこそ政治家としての点数があがるのに、それができない。

それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。すると議会は、いままで以上の要求をしろという。

 無理を承知で要求してみると、今度は笑みを浮かべていた日本人がまったく別人の顔になって、「これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことをいうとは、あなたは話のわからない人だ。ここに至っては、刺し違えるしかない」と言って突っかかってくる。

 英国はその後マレー半島沖合いで戦艦プリンスオブウェールズとレパルスを日本軍に撃沈され、シンガポールを失った。日本にこれほどの力があったなら、もっと早く発言して欲しかった。日本人は外交を知らない。

ウィンストン・チャーチル 「対日世界大戦回顧録」

 私がある意味参考にしているのはチャーチルの思想である。

 彼は実は親日家だった。今年3月に元ハンガリー大使の関榮次さんが「チャーチルが愛した日本」(PHP研究所)を出しているそうだ。その本によると幼い頃に日本を訪問したことがそのきっかけであり、第二次世界大戦の終結のきっかけを作ったポツダム宣言の修正も彼が行ったそうだ。

 そのチャーチルにはこのような発言がある。「もしヒットラーが地獄を侵攻することになれば、私は下院において悪魔に多少なりとも好意的な発言をするようになるだろう」(Wikiquote )。ナチスドイツという最悪の独裁者を倒すためならばと彼は毛嫌いしていたソ連のスターリンと組んだのである。

 この姿勢こそ、今の民主党や社民党など野党のメンバーに欠けているのである。日本共産党と今こそ組むことで、自民党という最悪のシステムを崩壊させることができるのだ。今こそ勇気を持って戦うべきなのだ。

コメント

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1 ■とはいうものの

 日本共産党も、西欧のように名前を変えるなり旧来から脱却を図ることが出来ないと、政権を担うなんて事はほど遠いでしょうな。社会党は役割を終えた感じがして、社民党の細々とした政党になってますが、共産党もなにやら先細りではね

只の野球好きの人 2008-09-23 18:58:27

2 ■お久しぶりです

 お久しぶりです。拙ブログの規制で迷惑をかけて申し訳ありません。

 まず私は自民党というファシズムをつぶすためならば小沢一郎がチャーチルになるべきだという考えです。その一方で共産党にも何の変革の必要はないというのはおかしな考えです。

 今、共産党にも「蟹工船」でどんどん若い人たちが入ってきています。共産党の閉鎖的な体質を打ち破るのには彼らの力は必要でしょう。ですけど、政党としての理念を容易に捨てるのは筋が通りませんよ。

 なぜ社民党が衰退したかです。それは村山連立内閣の政策転換でおかしくなったのは明白です。だから容易に政策転換という理念の転換を図るのは非常に問題です。

 共産党についてはじっくりと変革していく手法こそがベストなのだと思いますよ。

tetsuono123(小野 哲) 2008-09-24 08:41:45

 今回のコメントでわかって欲しいように、日本だけの世界ではない。

 海外も踏まえてみて欲しいのである。著作権保護の取り組みが日本だけでは無理なのは明らかで、中華大陸などに「ゴッドハンド輝」の単行本が丸ごとスキャンされてアップロードされている現実を見てくると国境を越えた取り組みは不可欠なのである。

 それには、日本が過去犯した戦争責任を償うことが不可欠なのは言うまでもない。今日は「建国記念日」とやらでまがい物の保守派と称する連中が騒いでいるが事実を見据えた愛国心こそが日本に必要なのは言うまでもない。

 真の保守派は渡辺や小泉純一郎、ハシゲのような極右どもを嫌悪するべきである。

2012年02月18日

サガン鳥栖 J1定着には何が必要なのか

 J1元年 サガン鳥栖

定着目指し知恵絞れ 松本育夫・前監督

2012年01月13日 朝日新聞・佐賀版

 J1昇格を果たせたのは、尹晶煥(ユンジョンファン)監督の采配がうまくいったからだ。2010シーズンは監督就任に必要なライセンスを持っていなかったので、私が指揮したが、実際は尹ヘッドコーチ(当時)に任せていた。

 継続性を大事にし、11シーズンもスムーズに入れた。尹監督は地味な基礎練習を徹底させ、単純なことを正確にできるように選手に課した。コンディションを見抜く力も優れていた。

 昨季の良い点は「守備」と「11人でやるサッカー」。守備面では16戦無敗を達成した。9月のジェフ千葉戦(3―3)や10月のFC岐阜戦(4―4)など、土壇場で追いつき、勢いを維持したことが大きい。

 11人でやるサッカーについては、ボールを取られたら早く取り返し、ボールと人が動くサッカーがうまくいった。J2得点王のFW豊田選手も良くなり、動きながら頭で合わせるゴールが増えた。MF金選手らサイドからのクロスの精度が上がったし、MF藤田選手のロングスローも武器になった。

 しかし、現状の戦力ではJ1は戦えないだろう。現実的な目標は「残留」だ。J2は、速い攻めだけで十分だが、J1は遅い攻めも必要。個々の能力も違うから、苦しい試合が続くのではないか。

 前線、中盤、守備に最低1人ずつJ1経験者の補強が必要。豊田選手に加え、もう1人センターFWが欲しい。DFも木谷選手はよくやったが、よりスピードと高さのある選手が要る。

 フロント面の体制強化、意識改革も必要。常勤の役員が不在で、現場と営業に責任を負う役員がいない。さらに他のクラブに顔の利く人材もいない。移籍交渉には必要な要素で、不安がある。クラブが目指すコンセプトも伝わってこない。

 12シーズンを戦うのは名古屋や鹿島など日本代表選手がいる強敵ぞろい。J1定着という目標に向かって知恵と工夫を重ね、それを1年間継続してほしい。

                            (聞き手・上山崎雅泰)

 この松本氏は鳥栖を再建させた立役者である。

 このことは以前このブログで取り上げている。まず、鳥栖は地域密着型のクラブチームとして生まれた。その精神を忘れないで欲しい。選手の補強では成果を上げているものの、問題はFWである。その課題を確実に解消した場合、鳥栖は本当の再出発を迎えることになる。

 また、地域に密着する精神をさらに強化する必要がある。たとえばユースチームを強化するのはその一環だが、工場跡地やパチンコ店跡地を活用するのはどうか。たとえばトレーニング事務設備を備えたトレーニング施設をパチンコ店跡地に作れば、ギャンブル経済に歯止めをかけられる。

 練習場については整備が進んでいるので、そのことについてはコメントはしない。だができるだけ早く急いで欲しいのが本音である。そして、J1で歓喜に包まれているイレブンを私は見たいと願う。

2012年03月11日

サガン鳥栖・新たな旅立ちを祝して

トップ |サガン鳥栖ニュース

J1初戦はC大阪と引き分け

 20年目を迎えたサッカーJ1が10日開幕し、初参戦のサガン鳥栖は、鳥栖市のベストアメニティスタジアムで、リーグ屈指の攻撃力を誇るセレッソ大阪と対戦し、0-0で引き分けた。チーム創設から16年目でようやくたどり着いた国内最高峰の舞台。守備陣が高い集中力で強豪相手に最後までゴールを許さず、開幕戦で勝ち点1を挙げた。

 1万1283人が詰めかけたJ1初陣。鳥栖は前半立ち上がりから押し気味に試合を運んだ。FW池田圭選手らが何度も決定機をつくったが、相手GKに阻まれ無得点。守備では危ない場面はほとんどなかった。

 後半は、選手交代でフォーメーションを変えてきたセレッソ大阪に主導権を握られる時間帯が続いたが、守備陣が体を張ってゴールを阻止。終了間際にはGK赤星拓選手のスーパーセーブも飛び出し、日本代表MF清武弘嗣選手らタレントをそろえるセレッソ大阪相手にスコアレスドローでしのぎきった。

 試合前のセレモニーで古川康知事らが「私たちも九州の代表として戦います」と九州唯一のJ1クラブとなったサガン鳥栖との“共闘”を宣言。今季の飛躍を期待させる堂々とした戦いぶりにサポーターからは、試合後の選手に温かい拍手が送られた。

2012年03月11日 更新

http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=10469&blockId=2168587&newsMode=article

 今回は私が個人的にサポートしているサガン鳥栖についてコラムにさせていただく。

 今年はJリーグが立ち上げられて20年と言う節目の年である。鳥栖フューチャーズの経営破たんなど、このサガン鳥栖は多くの苦しみを背負いながら見事にJ1昇格を果たした。チームの由来になった砂岩石のようにじっくりとチームを作り上げた結果、佐賀県中と筑後地域のフラッグシップチームになった。

 同じことはJ2昇格を果たした町田ゼルビアにも言える。昇格したばかりでチームの進化は難しいのだが、あのオズワルド・アルディレス横浜Fマリノス元監督を監督に据えるなどやる気に満ちている。それに引き換えあのアビスパ福岡は衰退がひどくなっている。スポンサーの撤退など、チームの存続にも大きな問題をもたらしている。

 Jリーグは今年からアジア戦略も進めているのだが、私は韓国も含めて取り込む必要があると考えている。たとえばKリーグとJリーグの上に日韓両国のリーグを立ち上げればいい。イングランドのサッカーリーグ一部をプレミアリーグと言うが、イングランド一国に過ぎない。こちらは日韓両国で形成されたプレミアリーグでありこちらが本当のプレミアリーグだと自信を持って言えばいい。

 鳥栖は今回の引き分けでそれなりの手ごたえを手にしたとはいえ、これからである。J1もKリーグも両方とも活性化されなければならないのである。Kリーグは八百長の後遺症で苦しんでいる。だが日韓両国が切磋琢磨しない限りアジアのサッカーは強くなれない。そうでもしないと両国の閉鎖的な空気も解き放つことはできないのだ。

 J1での鳥栖の大活躍を心より祈りたい。今はそう思う。

 

2012年03月20日
金よりも知恵で、サガン鳥栖のJ1初勝利を祝して

 2009-06-08 05:49:29
金と知恵(小野哲)
テーマ:スポーツ

 スポニチなどの報道によるとスペインのサッカー1部レアルマドリードがセリエAの強豪ACミランからブラジル代表のカカーを日本円で88億円をかけて獲得するようだ。今回はこのことについてコメントする。
 レアルマドリードが焦る理由には宿命のライバルでもあるFCバルセロナがスペインで3冠を達成したことにある。だがバルセロナが強いのは徹底したユースチーム強化に他ならない(そのほかにもアトレティコ・マドリードがそうだが、フロントに哲学がないためいまいちなのだ)。有名選手はあくまでもユースチームへの若手を厚め育成するソテーにしかすぎない。それを怠った結果、ヴァレンシアは自滅した。日本でもガンバ大阪みたいにユースチームを強化した結果、強豪になった話は多い。ファン・ハーン元監督(バイエルン・ミュンヘン監督)の要求通りオランダ人を中心にムチャクチャな補強をした結果、ズルズル崩壊したかつての失敗から学んだ結果である。また、バルセロナのバスク人のアイデンティティであるFCバルセロナと支配者サイドのレアルマドリードでは思想がそもそも異なる。スペインの歴代政権がレアルマドリードをひいきにした結果、バルセロナはレアルマドリードに強烈なライバル意識を覚えるようになった。この関係は日韓戦にも当てはまるとも言えるしキム・ヨナと浅田真央のライバル関係にもつながる。ただ、その関係が人生に大きな黒い影を落とすようなことにしてはいけない。試合以外は仲良しというフェアな関係でなければならないのだ。
 このレアルマドリード、銀河系というあだ名があるように超一流選手ばかりそろえたが、そんな選手に隠れてコツコツと働く選手は軽視されている。たとえばベッカムを獲得した後に当時フランス代表でチームのピンチをつみ取るディアラという選手が給料を上げろといったのに対して反乱分子と見なしてチェルシーに放出した。その結果チームのバランスは見事に崩れ、チェルシーの躍進につながった、獲得したベッカムは3年ほどでアメリカへ渡るわ、一度不人気で首にしたカッペロ監督(現イングランド代表監督)が就任して初めてもとに戻るおまけ付きである。そんな監督をまたもや放出した結果チームはまたしても崩壊の悪循環だ、これではどんな有能な選手でもやる気をなくしてしまう。皮肉なことにスペイン1部のマラガCFというチームはレアルマドリードから若手選手を獲得して今年1部に復帰してなんと8位という結果だ。金で選手を集めるのではなく、サガン鳥栖や水戸ホーリーホックのように知恵で選手を集める方法もあるのだ。笑えることなのだが、マラガCFのオーナーはレアルマドリード元会長のサンスで、会長はその息子でレアルマドリードでオウンゴールをして追い出された元選手(DF)なのだから、皮肉なものである。ネーミングバリューだけで選手は来ない、地道な育成がああって初めて強くなれる。
 レアルマドリードは選手の入れ替わりもひどい。若手選手がどんどん他のチームに追いやられていくわ、ゴールを欲さんと他のチームから皮肉なことにけが人まで補強するのだから笑ってしまう。その上に去年フロントは大失敗を犯した、ブラジル代表のドリブラーであるロビーニョをプレミアリーグのマンチェスター・シティに高額で売却したのだ。その後ロビーニョはプレミアリーグで18得点の荒稼ぎである。このようにレアルマドリードは基本的なマネジメントが全く出来ていない。日本の某金権野球チームよりはマシとはいえ、強烈な違和感を感じる。J2の勘違いばかりしているアビスパ福岡も同様のミスを犯している。鳥栖の場合は無理な補強はしない、ロアッソ熊本の選手を強奪するまねはしないのは地域間の切磋琢磨という信念があるからだ。
 監督選びもそうとうバタバタしたものだった、同じリーグのビジャレアルからチリ人の監督を選んだがあのベンゲルなど大物を呼ぼうとしていたのだからいかに一貫性がないのか伺い知ることが出来る。成績だけでずばっと解任するのでは愚かな話だがチームに信念がないのは困った話ではないか。ナショナリズムを超えた友好的な民族のアイデンティティを我々は尊重すべきだろう。ナショナリズムに基づいたフーリガンなど愚かなものはない。良き切磋琢磨に基づく競争は真の友好、そして真の友情へとつながる。

もう馬鹿騒ぎはたくさんだ(小野哲)
テーマ:ブログ

2010-12-31 09:23:10
勝算と誤算 疑問残るタラソワ・コーチの姿勢
 【フィギュア女子】過去に男子、ペア、アイスダンスを制したタチアナ・タラソワ・コーチ(63=ロシア)の五輪完全制覇の夢はかなわなかった。
 08年6月に指導を開始。2年計画で金メダルを目指した。1シーズン目の昨季、フリーの「仮面舞踏会」では2度のトリプルアクセルを含め高難度の要素を詰め込み限界に挑んだ。09年3月の世界選手権で4位に終わったもののGPファイナルでキム・ヨナを撃破して手応えを得た。
 当初、五輪のフリーにはフランツ・リスト作曲の明るい楽曲が候補に挙がったが、浅田の成長を見てきたタラソワ・コーチが「物足りない」と判断。荘厳な調べの「鐘」を選んだ。五輪で勝つため、プログラムも曲もあえて難しいものを選んだ。勝算があった。
 しかし誤算が生まれる。ロシアに呼んで指導したいタラソワ・コーチと、日本で調整したい浅田サイドの思惑がかみ合わずに直接指導する機会がほとんどなかった。高血圧、腰痛などもあり同コーチは昨年10月のロシア杯以降1度も来日しなかった。浅田は最後までタラソワ・コーチを信頼した。しかし、難しいプログラムにもかかわらず直接指導しなかった姿勢に疑問は残る。
 中学時代まで指導していた山田満知子コーチは「大人の魅力という点はタラソワさんによって引き出されていた。けれど、ダイナミックでパワフル、スピーディーで軽やかな、風が吹くようなスケーティングという方向で進めていたら とも思う」と分析。方向性を変えたことで浅田本来の持ち味が消えてしまった可能性を指摘している。銀メダルという結果にもやもやは晴れない。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2010/02/27/16.html

 さて、その評論は正しかったのか。
 私は否定的である。例えタラソワ女史でなくても、浅田選手のメンタルは改善しえない。まだしも19歳(当時)だったからムラがあるのは当然ではないか。今シーズンの不調はコーチの選択に手間取ったからというが、織田信成選手が早めにコーチを決め、手際良く動いた結果グランプリシリーズのファイナルステージ2位になったのと比べても浅田選手の動きがおかしいのは明らかだった。
 シーズン前にそれもそうだろう、フジテレビの『逃走中』だの『ヒミツの嵐』だのに出ているんだから、本業はタレントなのかと勘違いしてしまう。同じことは高橋大輔選手にも当て嵌まったではないか。織田選手が原則としてバラエティ番組に出ないという姿勢を取っているが、それぐらいあっていいのではないか。
 シーズン前は練習、ボディケア(とは言っても体の疲労を取る)にあててこそ、プロである。結果を出した小塚崇彦選手には文句は言うまい、しかしあくまでも本業は何なのか、じっくり考えてもらいたい。カスゴミどもは浅田選手が銀メダルになったのはタラソワ女史の指導力不足としたいのだろうが、残念ながら浅田選手本人にこそ原因がある。
 なお浅田選手のファンには誤解なきよういうが、私は浅田選手の才能を信じている。コーチが不在の時でも諦めないで世界女王になった実力は本物なのだと思う。だからこそ、敢えて厳しい言葉も投げかけるべきである(ただ2ちゃんねるのような下品な言葉はいらない)。本物ならば、その厳しい言葉から何が足りないのか考え、はい上がるだけの力を秘めているのだからだ。
 ようやく待ちに待った公式戦初勝利である。
 厳密にはヤマザキナビスコカップではあるのだが、スポニチより引用させてもらう。

鳥栖 川崎Fに逃げ切り勝ち
ナビスコ杯予選リーググループA (3月20日 ベアスタ)
 【鳥栖2―1川崎F】鳥栖は0―0の後半8分、岡田が決めて先制。20分には、後方からの縦パスに反応した野田が、落ち着いて加点した。川崎Fは優勢だった前半に決めきれなかった。後半33分に、矢島が1点をかえすのがやっとだった。

 今回コラムを二つ取り上げたが、金の力でスポーツはできないのである。
 確かに優秀な選手は集まるかもしれない。しかし、継続性で大いなる疑問がある。鹿島アントラーズの場合はジーコというコアをたくみに生かしながら、ユースチームの強化などでJ1の強豪になっている。鳥栖の場合、前身の鳥栖フューチャーズが借金を重ねながらの補強を繰り返した結果自壊した。
 そこで、鳥栖は着実な補強に徹した。資金不足というハンデを克服するために韓国人中心のサッカーにしたのもうなづける。ただ、大切なのは地元密着である。いかに筑後地域のフラッグシップチームとして生きていくかを鳥栖は実行した。そして、佐賀県全域にもそのフラッグシップを広げつつある。それには地道な一歩が必要なのは明らかである。
 ちなみに浅田選手サイドへの苦言の「もうバカ騒ぎはたくさんだ」にこんな呆れた投稿をした輩がいる。

もう馬鹿騒ぎはたくさんだ(小野哲)

何を信じるか・・・ by 通りすがりです…
12月31日 20:11
IPアドレス 211.132.52.219
ホスト名 g052219.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp
IPアドレス割当国 日本 ( jp )
市外局番 該当なし
接続回線 光
都道府県 奈良県
表面的なニュースだけを鵜呑みにせず、もう少し裏を見た方が良いですよ。

例えば織田選手・・口ではタレントじゃないんでといいながら、地元ニュースではパパアピールに私生活をタレ流し。(五輪前出既婚である事実をお忘れなく)

ロシアの記事で、モロゾフコーチに、彼女に子供ができた、母親に怒られるどうしようと泣きつき、その動揺が五輪結果や世界選手権でのSP落ちであることをはっきり暴露されてます。

ロシアの記事で検索すれば出てきますよ。

コーチを変えたのはモロゾフとの関係が悪化したからです。

同じリンクで練習してる先輩に一言も事前に言わす、強奪同然で得たコーチだったのにね。

当時、世界でもその件は選手やフィギュア関係者の間でも問題視されてます。

日本ではなぜかそういったことは明るみにされないんですよね。母親コーチがスケ連幹部の城田女史と懇意だからでしょうか。

 私から遅くなったが反論させてもらう。
 我が盟友は以下のコラムで鋭く反論した。
http://ameblo.jp/tetsuono123/entry-10754197687.html

 根拠のおよそない妄想ばかりを並び立てても、説得力は全くない。
 私はサッカーを取り上げて金がなくてもここまでできると言うケースを出している。フィギュアスケートにしても工夫次第で改善できる。たとえば修理の徹底などだ。政治力に翻弄されるなら、ルールに対応して以下にルールを越える演技をすればいいかに徹すればいいに過ぎない。
 汚いルール改悪をすればかえってスポーツ人口は減るのは明らかだ。また、織田選手の場合は強奪したのではない、モロゾフ氏が接近したと言う事実をこの名無し投稿の愚か者は故意に隠している。いい加減にしろといいたい。
 事実誤認もはなはだしい愚か者にはIPドメインを晒す程度の制裁にとどめておくが、次回やらかしたらそれこそ厳罰で処すとだけ明言しておこう。

2012年04月01日
サガン鳥栖対ヴィッセル神戸 BS観戦評 2012年3月31日

 サガン鳥栖のサポーターである私にとっては夢のような瞬間だったと思う。
 NHKのサガン鳥栖対ヴィッセル神戸の試合を観戦しての感想をここに述べたい。入りだしのキックオフを見ていると両チームとも中盤がやや間延びした感があった。その中でチャンスをつかんだのは鳥栖だった。前半8分のシュートで神戸は動きにくくなった。
 確かに、神戸も吉田選手のシュートなどあったことはあったが中盤がぼろぼろと言う印象があった。そこで神戸らしい攻撃ができなかったのではないのか。前半21分の磯崎選手のアクシデントにもU-23韓国代表の金民友選手(代表ではFWもこなせる!)がサイドバックに回る対応があった。だが、その磯崎選手の代わりに入った野田選手が池田選手との連係プレーで得点を前半28分にあげた。
 そして、前半43分の豊田選手のゴール。これは神戸にとってかなりの痛手になった。神戸は後半に選手を相次いで代えてきた。茂木選手と都倉選手だ。だが、これは和田監督の焦りの裏返しだった。確かに彼らの能力はすごいものがあった。鳥栖の守備陣を釘付けにしたと言う意味では大きかったのだが、鳥栖にはタイトなまでのハードワークを敢行する能力がある。松本-岸野時代からのトレーニングをチーム全体が維持しているのだ。
 このサッカーはけが人を多く出す欠点がある。現にこの試合でも磯崎選手やGKの赤星選手の負傷があった。このことについては改善すべきことは明らかだが、このサッカーを否定するものではない。だがこのサッカーをさらに発展させるには動きの質を高めることだ。尹晶煥監督のことだから、すでにこのことに対しては着手はしているだろう。
 そして、後半50分の決定的な池田選手の3点目のゴール。荒っぽい神戸のラフプレーにも助けられ、鳥栖は2連勝を収めた。私は神戸に大きな課題があると見ている。大型補強したチームには連携や連動が明らかに欠けている。一時期の京都パープルサンガを見ればそれは良く分かる。昇格組で大型補強を敢行したコンサドーレ札幌が苦戦していることはそれと同じ原理に過ぎない。
 この試合で鳥栖は5位になった。鳥栖のサポーターとしてうれしいが次はあの名古屋グランパスである。名古屋は鳥栖にとって恩人のようなチームでもある。その恩人の胸を借りて戦うことに喜びを感じているサポーターたちが多い。尹監督は一戦一戦を大切にする姿勢を貫けば、鳥栖はJ1残留どころか、7位近くに上り詰めるだけの力はある。
 また、鳥栖は今後の指導者としてA級ライセンスを所有する吉田恵コーチにS級ライセンスを取得させる方針である。それと同時に、高碕理貴GKコーチ(現B級ライセンス所有)のA級ライセンス取得を行うべきだし、B級ライセンス取得に挑戦中の新居辰基スクールコーチを支援すべきだろう。積極的に次世代の指導者を育成すると同時に、FCバルセロナのようにユースを強化していく必要はある。
 ただ、こんな選手は反面教師にしてもらいたい。

日本代表FW原口元気(浦和)の悪評
【サッカー】日刊現代
2011年12月12日 掲載
左肩を蹴り、同僚に全治3週間の大ケガ負わせて謹慎処分
<こんなクソチーム負けろ!>
 Jリーグ浦和に所属する日本代表FW原口元気(20)が、1週間の謹慎処分を受けた。10日の練習後に同僚のDF岡本拓也(19)の左肩を蹴り、全治3週間のケガを負わせたのだ。ふざけて至近距離からボールをぶつけられたことに激高。執拗に追い掛け回し、もみ合いになって倒れた岡本の左肩を蹴って脱臼させた。
 原口は埼玉・江南南小時代から天才ドリブラーとして知られ、全日本少年サッカー選手権優勝の後、浦和ジュニアユースに進んだ。同ユース時代の08年、17歳でJリーグ公式戦に出場し、年代別代表の常連となって11年7月に日本代表デビューを果たした。
 天才にありがち――と言えばそれまでだが、小学校時代から悪童ぶりは筋金入りだった。
 年長者を平然と呼び捨て、試合中にミスをすれば口汚く罵倒し、あまりの傍若無人ぶりに監督がピッチの外に引きずり出すと、ベンチの前に仁王立ちして「こんなクソチームなんて負けてしまえ」と叫んだこともあるという。
「江南南小同級の司令塔も浦和ジュニアユースに誘われたが、原口にイジメもどきのいたずらをされ、アイツとは一緒にプレーしたくない! と浦和に進まず、遠くの横浜Mのジュニアユースに進んだ」(関係者)
 某サッカー記者が「クラブの対応もお粗末だった」と続ける。
「原口がしでかしたことは“傷害事件”も同然です。罰金を科すなど毅然とした対応をとるべきだった。あとは対スポンサー。公になる前に各スポンサーに報告すべきところを怠り、あるスポンサー企業は“成績不振(今季15位)でイメージダウンなのに原口の一件も事前連絡がなかった。クラブは選手教育もビジネス的ケアもロクに出来ないのか”と呆れていた」

 1週間の謹慎でいいのか。
 これは、明らかに浦和の指導不足である。
 あの新居スクールコーチもひどかったが、松本育夫元監督との出会いですっかり変わった。でなかったら鳥栖のフロントに入らないわけがない。鳥栖は今後もさらに進化を続けて欲しいと思う。

2012年04月19日
地域を無視して金儲けに走ればこうなる

シャルケが今シーズン限りでのラウール退団を発表
【社会ニュース】 2012/04/19(木) 18:33
 日本代表DF内田篤人が所属するシャルケは、元スペイン代表FWラウール・ゴンザレスが今シーズン限りでチームを離れることが決まったと発表した。退団後の去就についてはまだ決まっていないとしている。
 今シーズン終了後に契約が切れるラウールの去就については、多くの注目が集まっており、シャルケとラウール間で契約延長交渉が行われていたが、2年契約を望むラウールに対し、シャルケは単年契約を提示しており、両者の間にズレが生じていると言われていた。
 2010-11シーズンにレアル・マドリードからシャルケに加入したラウールは、ここまでブンデスリーガ63試合に出場し27ゴールを記録している。
(情報提供:SOCCERKING)

 サッカーが盛んな欧州で、債務に苦しむクラブチームが出ている。
 今回取り上げるシャルケもその一つで、多額の債務を抱えて経営再建を優先している。あのオランダ代表で活躍したルート・フリット氏がかつて所属していたHFCハールレム(120年の伝統を誇っていたクラブチーム)も2010年に2億円近くの債務を抱えて破産した。その結果当時所属していたオランダ2部リーグから除名された。今はHaarlem Kennemerlandという後継チームがアマチュア2部に所属している。
 また、イングランド1部プレミアリーグに所属していたポーツマスFCは二度破産している。また、JリーグではFC岐阜が予算管理団体に指定された。選手獲得などにJリーグの指導を受けると言う。山形、横浜M、京都、神戸、札幌、水戸、草津、熊本、大分、さらには町田、湘南も債務超過というのだからまさしく野戦病院そのものである。
 我々はクラブチームの喪失をいやと言うほど知っている。あのサガン鳥栖も前身の鳥栖フューチャーズが債務超過で経営破たんした後に後継クラブとして誕生した。そして、苦労を重ねてJ1に昇格し、今やサガン旋風を巻き起こしている。今、やらねばならないのは地域密着であって、派手なスター選手を集める時代ではない。
 

2012年05月18日
再掲載 アビスパ福岡の真の復活には何が必要か
 今回のコラム再編成に伴い、一番最初に掲載したコラムなどに関しては管理人のいわばブログ運営の方針を掲載する箇所に変更することになりました。
 そこで、あらためてそのまま最初にシーサーブログで書いたコラムをここに転載することにしました。なお、ブログですが完全にコメントに関しては承認制に切り替えましたことをここに明言します。

 2011年11月01日
アビスパ福岡の真の復活には何が必要か

アビスパ福岡に求められる財務情報の積極発信
クローズアップ2011年8月 5日 11:38
 アビスパ福岡の監督交代について、「時期が遅い」「監督だけの問題ではない」「編成の問題」という批判があった。伏線に開幕前の補強状況がある。昨年(2010年)大活躍した永里選手らが移籍した一方で、獲得は日本人の限定された人数に止まった。
 アビスパ福岡の09年1月期の経常収支は6,050万円の赤字。10年1月期1億886万円の赤字で自己資本額は5,426万円。11年1月期に過去2期までと同じ状況なら債務超過転落の危機だった。福岡市や『七社会』以外から初となる大塚唯史代表ら新経営陣はそうした最中(2010年3月)に就任した。11年1月期は減収となったが3.410万円の経常黒字回復となった。J1復帰はそうした過程で実現した。
 永里源気選手を止めきれず永井謙佑選手を獲得できなかった要因は明らかになっていないが、状況などを鑑みれば年俸は無関係ではあるまい。すなわち、経営陣が責められるとすれば冒頭の指摘よりもスポンサーなど営業面を含めてそうした資金を獲得できなかったことになるだろう。
 ところが、新スポンサーふくやと西日本新聞社のロゴ入りのユニフォームを7月24日に初めて着用した。ハマゾッチ選手の加入が決定したのが7月27日。そして今回の浅野新監督が就任したのが8月3日である。経営陣はシーズン前に間に合わなかったが営業面で結果を出した。現在の状況を考えれば来年(12年)J2で力を蓄え、昇格後には陥落しないチーム作りの資金に充てる考え方もあった。しかし、すぐに資金は現場に投下された。ロマンとソロバンの難しさが浮き彫りとなっている。
 財務状況を積極的に発信することで、サポーターの獲得にもつながる。即座に「博多の森」に足を運ぶかは不透明だが理不尽な批判がなくなることは間違いない。
 J1復帰に際して浅野新監督の人柄や力量が大きく寄与したことは関係者から指摘されていた。交代への批判を超える期待が集まっている。
【鹿島 譲二】
http://www.data-max.co.jp/2011/08/post_15839.html
(C)データマックス社

 はじめまして。
 というより久しぶりと言うべきでしょうか。小野哲です。以前はアメブロでコメントをしていましたが今回からシーザーブログでコメントすることになりました。
 さて、アビスパ福岡がわずか1年でJ2に降格することになりましたが私は当然だと思いました。なぜなら以前から迷惑な応援を繰り広げるウルトラオブリなるフーリガン集団が大手を振っているのですから。彼らは他のチームの悪口を言いまくっています。その悪態ぶりはネットに拡散しており、関係する被害者企業に通報しているのですが対応しきれていないのが現実です。
 また、実力選手の獲得にも苦戦しているのが現実なのは過去の指導者に問題があったためです。その指導者を選んだフロントには最大の責任があるのは確かですが、ウルトラオブリはフロントに介入ばかりしていたのです。その結果はチームの混乱になったのです。
 今、J2で2位を走っているサガン鳥栖への誹謗中傷など、もってのほかの行為です。
 今、福岡はJ2でボトムクラスに低迷しているようですが、当然だと思います。
 だって、監督ですらもかろうじてOBを招くしかできないのですから。そうなれば、やるべきことは完全に法的整理して、新たな運営会社にチームを譲渡するしかないのでしょう。それで立ち直ったのがあのサガン鳥栖です。松本育夫氏という稀有な指導者(経営者としても優れていましたが)と彼に共感した多くの人々が砂岩石のように結集し、今年J1で大暴れしているのです。
 福岡の再生は以前にも述べたように、現実を認めることからです。サガン鳥栖をライバルと思い込むのではなく、尊敬する存在であるとはっきり認めることからはじめなければなりません。そこからがアビスパ福岡の再生のスタートラインです。圧倒的多数の真のサポーターはその事実を認めています。過去の過ちを率直に詫び、謙虚な気持ちで相手と向かい合うスポーツマンシップこそが必要なのです。
 

2012年05月20日
一つの挫折から学び取るか否か
 FC東京対サガン鳥栖のゲームは残念ながら鳥栖が3-2で負けた。
 だが、前半から後半にかけて2点先制していたことを考えると鳥栖の内容が悪かったとは思わない。守備に問題があったのは明らかだ掲示板では騒いでいた。だが東京のランコ・ポポヴィッチ監督も「相手は高いディシプリンと責任感を持ったチームで、守備のクオリティも高い」と称えたほどだ。決して悲観することはない。
 鳥栖は限られた資金の中で上手く選手をやりくりしている。そこに鳥栖の凄みを私は感じる。今回の敗北の原因を尹晶煥監督は「ドイス・ボランチの彼ら2人は今まで大変なゲームをこなしてきたので、そのポジションで、より動ける選手を選択して交代しました。ずっとゲームに出てきた選手に比べ、周りとの連係という点で、足並みがそろわなかったと思います」と敗因を率直に認めた。
 おそらく、この敗北を糧にさらに激しい練習を積み重ねるのだろう。鳥栖には大きな可能性がある、クラブハウスの建設が決まっているからだ。それによってユースチームへ人が集まるだろうし、有力選手獲得にもつながる。問題は、尹監督以降の鳥栖である。現在、吉田恵コーチがS級ライセンスを取得するべく講習を受けている(鳥栖の前身である鳥栖フューチャーズアシスタントコーチを務め、清水エスパルス監督も務めたたゼムノビッチ・ズドラブコ氏も取得するとの事)。
 さて、ここでがらりとコメントさせてもらいたいことがある。
 最近では静まったが、嫌韓論なる珍妙な暴言がまかり通っていた。それに関しては昨日批判を加えた。
 韓国の従軍慰安婦問題に関して言うならば、やった事実は明らかで素直に詫び、しかるべき償いをすることが肝心である。日本政府は「戦後処理は終わった」としているが軍事政権下の韓国だったときに行われたため被害者に直接資金が流れなかったのである。
 それで「謝罪して償った」とは口が裂けてもいえない。しかも、ハシゲ・石原のファシストによる愛国心押し付けにより彼ら戦争被害者に煮え湯をさらに呑ませる暴挙を行った。もし、鳥栖の尹監督や金民友選手(キム・ミヌ U-23韓国代表)、金根煥選手(キム クナン、元韓国代表)、呂成海選手(ヨ・ソンヘ、2006、2007韓国大学選抜)が韓国に戻ったら肩身の狭い思いをさせられているに違いない。
 私は彼らに恥をかかせるまねをするなといいたいのである。ハシゲをあの極右の小林よしのりは偽者の愛国者だとこき下ろしているのだから下も下である。そもそも、アビスパ福岡をにサポートしていると言うウルトラオブリなる団体は本当にサポートしているのだろうか。
 その実態はライバルチームであるサガン鳥栖への誹謗中傷だけだった。彼らは「アビスパ好きだから」としているが私に言わせると逆にアビスパの評判を落としているだけでアビスパに迷惑をかけているだけだと言うしかない。それと同じことをやっているのがハシゲであり、石原に過ぎない。オウム真理教の彰晃マーチを君が代に置き換えただけだとしか思えない。
 ふなぼりすたさん、恐縮ですが意見を伺いたいですね。
http://d.hatena.ne.jp/funaborista/

この記事へのコメント
初めにFC東京対サガン鳥栖戦について。
試合については、↓で大きくは間違ってないと思います。
(http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00137863.html)
↑にも書いてありますが、FC東京にとっての「挫折」、というより「乗り越えるべき昨日」というべきものが第7節のアウェイ仙台戦。
戦い方の是非よりも緊張の糸が切れてやるべきことができなかった0-4の大敗。
あの試合あったから、鳥栖戦は切れることなく、逆転できたんだと思います。
鳥栖は、60分過ぎからプレス→リトリートへ守備の重心を変えましたが、これは夏に向けて身に着けなければならない戦い方。
「自分たちの戦い方を貫けば・・・」とは違う意味合い。
目先の1勝よりチーム全体の力を向上させるための交代策だったと思います。
昨年、川崎がこれに失敗して、春先好調だったにもかかわらず、夏に8連敗しています。
だから、これは「チャレンジ」。「挫折」じゃないですよ。
それから「嫌韓論」周辺についてですが、韓国人Jリーガーたちは、「韓流」を世界に伝える担い手でもあるので、特に本国で「肩身の狭い思い」はしてないんじゃないでしょうか。
「肩身の狭い思い」と言えば、むしろKリーグで活躍している日本人の方が、「同じ日本人として」恥ずかしいという気持ちかもしれません。
元サガン鳥栖の選手であれば、島田裕介が今年から江原FC(10番)です。
元FC東京の選手では、馬場憂太が太田シチズン(こちらの方が「東京」の分だけ、より肩身が狭いかも)。
そして元ガンバ「大阪」の家長昭博が、ACLでもおなじみの蔚山現代。
彼らが韓国で受け入れられているということ、それを平均的日本人がもっと広く知るということが、「嫌韓流」に対する抵抗の仕方の第一歩だと考えています。
在特会レベルの「嫌韓流重症患者」は、正直私の手には負えませんw。
Posted by funaborista at 2012年05月23日 15:02

 ふなぼりすた様
 サガン鳥栖の掲示板を見たところ、サポーターから「勝てる試合を落とした」という批判が多かったので彼らサポーターにとっての「挫折」という意味合いで出しました。
 失敗から学び取ることは何事も必要です。ですから、私は今回の敗戦を「正しい挫折=チャレンジ」ととらえたいと思います。前向きな失敗から、人も組織も学び取るわけですね。
 ちなみに私は二度Jリーグの試合を見ています。一回目は大学三年生のときにJFL時代のサガン鳥栖対水戸ホーリーホックの試合(鳥栖スタジアム)、二度目は社会人一年目のユアテックスタジアム仙台(その当時は別の名前)でのベガルタ仙台対アルビレックス新潟の試合です。
 嫌韓流なるヘイトムーブメントは絶対に看過できません。欧米で言うならば、間違いなくユダヤ人の目の前で「アウシュヴィッツ収容所はなかった」と言うに等しい暴言ですから。島田選手、馬場選手、家長選手が韓国でどれぐらい活躍しているかを日本のメディアは取り上げていないのは不思議ですね(メジャーリーグに関してはこれ見よがしとうるさくやっているのに)。
 これからもコメントお待ちしております。

リトリートの意味
 「退却」「閉じこもり」の意味。サッカーでは守備戦術のひとつ。ボールを奪われたとき、ほぼ全員で自陣あたりまで下がり、そこからディフェンスを開始する。一点のリードを守ってどうしても逃げ切りたいときや試合内容が劣勢なのにスコアでは勝っているときなどの試合終了間際に使われることが多い戦術。試合終了間際ともなると体力的にも精神的にも疲労が重くのしかかってくるが、そこは集中力で補いチーム全体での守備の意識とコミュニケーションが重要になってくる。
http://www.kts-spl.net/soccer/retreat.html より引用

2012年06月01日
アスリートを芸人扱いするから、スポーツが衰退する

浅田真央が来季の構想明かす
2012年5月29日 中日スポーツ
 浅田真央(21)=中京大=が28日、来季のショートプログラム(SP)について「すごく明るくて元気が出る曲」とイメージを語った。3月の世界選手権では6位と惨敗。「前に進んでいくような」曲で復活を目指す。
 この日、東京都内で寝具メーカーの新CM発表会に水色のドレス姿で登場。カナダで振り付けを済ませたSPについて「ミュージカルのようで、かわいらしくてパワーが出る」と目を輝かせた。
 フリーも2季続けた「愛の夢」から変える予定で、ロシアで元コーチのタチアナ・タラソワ氏に振り付けてもらう。「SPは明るいのでちょっと違った感じになればいい」と話した。
 また、間近に迫るロンドン五輪では、ハンマー投げの室伏広治とレスリングの吉田沙保里に注目。特に吉田とは4年ほど前から「試合の時に“頑張って”とか“お疲れさま”とか送ってくれる」“メル友”で、「3大会連続金メダル獲得へ、パワーを送りたい」と話した。 (田中一正)

 はっきり言わせてもらいたいが、ばかげているではないか。
 すでに織田信成選手など、ソチ体育祭(私はロシアにおける五輪は独裁国ゆえに公認しない)に向けて準備を進めている。以前、私は小沢一郎信者を批判した際に金妍児選手の事を取り上げてコラムにしている。
 浅田真央・金妍児ブームがなでしこジャパンブームになっただけで、それらはあくまでも一過性に過ぎない。アスリートを芸人のように扱っていいのだろうか。
 それらは一瞬だけは高額のCM収入になって入ってくるが安定した収入には決してならない。Jリーグブームがいい例えではなかったか。1993年に開幕してリネカーだのジーコだの世界屈指のベテラン選手を呼んだものの、後が続かなかった。鳥栖フューチャーズ、福島FC、横浜フリューゲルスの解散はその一端に過ぎないではないか。
 サガン鳥栖は鳥栖フューチャーズの後継チームだが、ど派手な選手の補強はできなかった(資金繰り不足のため)。そこで戦力外通告を受けた選手や大学を卒業した選手などで補強した。FC東京は熱心なサポーター(東京ガス時代から)の存在が大きかった。彼らが地道にチームを作っていく事は、地域からの安定した収入を固めることになる。
 また、アスリートが安易にテレビのバラエティ番組やCMに出た場合、出演する以前以上に厳しい自己統制能力が求められる。浅田はそれで失敗したではないか。あの本田圭佑選手(ロシア・プレミアリーグ・CSKAモスクワ所属、日本代表)は、母校の生徒の激励などは快く引き受けても、テレビ出演はすべて断っている。フジテレビが「SMAP×SMAP」の1回の収録に、SMAPよりも高い650万円のギャラを提示したが、けんもほろろだったとかという。
 本田選手はCMで稼いでいるのだろうが、それでも厳しい自己統制能力を持っている。浅田に必要なのは本田選手のような厳しい自己統制能力であり、その事をしっかりと認識願いたい(ちなみにここで言っておきたいが私は男尊女卑ではない、人間としてのモラルの立場からコメントをさせてもらったまでだ)。

2012年06月04日
オレンジ色した冴えない奴ら、お前らJ2よく似合う(By 浦和レッズフーリガンども)

 Kの法則というものがある。
 異性を選ぶ基準というもので、10代は顔で、20代は身体で、30代は経済力で、40代は権威で、50代は健康で、60代からは心で選ぶというものだ。このことを私はある掲示板で知った。なるほど、実に面白い。
 今回「かく語りき」という不定期シリーズで取り上げるのは浦和レッズのフーリガンどもの野次をここに載せてこの法則から分析する。
 最初にJ2の水戸ホーリーホックとモンテディオ山形のサポーターたちの応援合戦(今は両チームがJ1に昇格するまでは封印する事になった)をここに見せたい。

山形サポーター(山形サポ)「FC水戸」 水戸サポーター(水戸サポ)「山形ディオ」
水戸サポ「調子はどうだい?」 山形サポ「微妙な感じ」
山形サポ「そっちはどうだい?」 水戸サポ「こっちも微妙」
水戸サポ「市陸(山形市陸上競技場)でやらせろ」 山形サポ「こっちもやりたい」

 実に面白い。その当時はあのトゥーリオ選手が水戸に所属していたのでネタにしていたほどだ。だが、大宮アルディージャに対する浦和レッズのフーリガンのお行儀の悪さにはあきれ返った。これは去年のNack5スタジアム大宮での試合の際にやらかした誹謗中傷チャントである。

埼玉には浦和だけ 埼玉には浦和だけ
埼玉には浦和があればいい
だから大宮はイラネ
オレンジ色した冴えないヤツら
お前らJ2よく似合う
リス リス リス リス リス
(大宮側がアンコール!アンコール!)
聞こえない!聞こえない!
屋根つけろ!屋根つけろ!
空気読め!空気読め!
(結局何もやらない大宮側に対して)
大宮大宮クソッタレ!
勝手に独立!勝手に独立!
(大宮側の断幕に対して)
ポーニョポーニョポニョ♪

 これはひどいの一言に尽きる。
 最後の一節はどう考えても宮崎駿氏を侮辱しているとしか言いようがない。さらにスタジアムに来ているのはなにも大人ばかりじゃない、子供たちも来ている訳だ。もちろん、「大宮独立」なんて垂れ幕もひどいのは言うまでもないが、こんな煽りでは面白くない。
 こんな大人たちを見て子供たちはサッカーから去っていきかねない。そして、Kの法則を知ってしたたかに行動するようになる。それでいいのだろうか。松本育夫氏の「全力に悔いなし」という言葉を知らずに彼らはその場しのぎで生きることを意味する。それでは社会にとって不公平な生き方を意味するのではないか。
 松本氏が全身全霊を掲げて育て上げたサガン鳥栖は今年、J1でFC東京とともに旋風を巻き起こしている。鳥栖を今まで散々誹謗中傷してきたアビスパ福岡(ウルトラオブリなるフーリガン連中ども)は今やJ2下位である。当然だろう。鳥栖から泥棒同然で選手やスポンサーを掻っ攫った上に誹謗中傷を放置するのだから、クラブチームとして最低である。
 無論、老舗のプライドに胡坐をかいだ結果自滅した東京ヴェルディなど論外だ(私はこのチームの再建には岩手県盛岡市に移転してもらい、グルージャ盛岡、FCガンジュ岩手、アンソメット岩手・八幡平との経営統合の上でFC盛岡ヴェルディとして再生して欲しいと願っている)。だが、相手を誹謗中傷する事はもってのほかだ。相手あっての試合なのであり相手を誹謗中傷する文化は絶対に海外から踏襲するべきではない、相手とエールを送って戦うべきだ。
 もう一つ言っておこう。今年のサガン鳥栖はベストアメニティスタジアムでセレッソ大阪との開幕戦を迎えた。その際にセレッソ大阪のサポーターは「J1J1サガン鳥栖」コールをしたり、祝福した。この雰囲気を浦和サポーターは学んで欲しい。「俺達は老舗だ」という胡坐をかぐなといいたい。

2012年06月14日
サガン鳥栖=日韓両国の架け橋、ニコンは鎖国社会

J1での奮闘に自分たちを重ね…CODE-V、最新曲「Shooting Star」でサガン鳥栖の夏を応援
CODE-V : 2012-06-080 0
 メジャーデビューシングル「君がくれたもの」が、オリコンデイリーランキング初登場10位を獲得したCODE-V。同シングル収録曲「Shooting Star」が、サガン鳥栖「2012サマー サポートソング」に決定した。
 CODE-Vとサガン鳥栖との出会いは、メンバーがプロモーションで九州エリアを訪れた時。元々サッカー好きだったメンバーは、元・韓国代表の尹晶煥(ユンジョンファン)監督や、ロンドンオリンピック韓国代表候補の金民友(キムミヌ)選手、金根煥(キムクナン)選手、呂成海(ヨソンヘ)選手ら母国を代表する選手が多数活躍しているサガン鳥栖に親近感を持った。
 さらに、同クラブが創設から苦節10数年の時を経て初のJ1昇格を果たしたことを知ると、チーム一丸となってJ1で戦うサガン鳥栖の姿に、必ずしも豊富な選手層を抱えるとはいえないながらも、チーム一丸となってJ1で戦っている姿に、挫折の末に日本メジャーデビューを掴み取った自分たちを重ねていき、ついには、先月味の素スタジアムで行われたFC東京とのアウェイ戦にメンバー自ら観戦に行くほどの、サガン鳥栖サポーターとなってしまった。
 そんなタイミングでリリースされる、CODE-Vのメジャーデビューシングル「君がくれたもの」。カップリング曲の「Shooting Star」は、アッパーなダンスチューンで、日本メジャーデビューに対して不安を抱きながらも、夢を信じて、あきらめないで頑張ろうというメンバーの強いメッセージが込められている1曲。
 メンバーのサガン鳥栖に対する熱い想いを知ったレコード会社スタッフ(サガン鳥栖に出資している依田巽氏率いるドリーミュージックで、かつてはチームのスポンサーだった)は、満を持して「Shooting Star」をサガン鳥栖に持ち込む。そして、両者の間で熱い想いの交換ともいえる話し合いの場が持たれ、CODE-Vの応援する想い、夢を信じてあきらめないで頑張ろうとする想いに共感しサガン鳥栖の「2012サマー サポートソング」として今回の楽曲起用に至った。夏のサポートソング「Shooting Star」は、6月30日のコンサドーレ札幌 戦より、9月1日のガンバ大阪戦までの間、サガン鳥栖のホームゲームが行なわれるスタジアムで流れる予定だ。
「サガン鳥栖では、CODE-Vの応援してくれる想い、夢を信じてあきらめないで頑張ろうとする想い等に共感し、この度、サマーサポートソングに決定しました。」── サガン鳥栖 公式コメント
 さらに、6月30日のサガン鳥栖vsコンサドーレ札幌 戦では、CODE-Vがスタジアムライヴを行なうことが決定。このライヴは、きっとメンバーの熱い想いが詰まったものになるはずだ。
http://www.barks.jp/news/?id=1000080128
http://news.music.biglobe.ne.jp/201206/article_20.html

 こうした動きを日本人として歓迎する。
 日本と韓国は不幸な関係にあった。植民地時代の搾取関係によって日本人は韓国人から反感を買われているのがいまの現実だが、サガン鳥栖の存在が韓国人の日本への好感度を上げるフラッグとなってくれるとありがたい。だが、こんな事が未だに残っているのだ。

韓国:大統領が人道的対応求める 戦時補償で日本に
毎日新聞 2012年06月11日 22時40分
 【ソウル澤田克己】韓国経済新聞(電子版)によると、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は11日、同紙および韓国紙・毎日経済新聞などとのインタビューで、元従軍慰安婦や戦時中の元徴用工に対する補償問題と関連して「法的問題か、人道的問題かというのは重要なことではない。東洋の国家の大部分は感性的だ。大抵のことは、温かい心で理解すれば解決できる。韓国や中国などの被害国家は、そこまで細かく問い詰めない。日本が本当に誠実な気持ちを持って出てくれば、受け入れる姿勢ができている。法律的なものではなくとも、人道的な措置は、日本政府が必ず取らねばならない」と述べた。
 李大統領は、「日本は慰安婦問題一つも解決できない国なのかというのが私の思いだ。加害者である日本は真心と勇気が必要であり、韓国は寛容が必要だ」と指摘。その上で、「日本との懸案の中にはすぐ解決できるものもあり、すぐ解決できないものもある。すぐ解決できるものから寛容と人道主義で解決していけば、両国関係の未来は明るい。『われわれが戦争を行ったときに起こったことなので、わが政府に責任がある。申し訳ない。本当に慰めの言葉を申し上げたい』というのが前提にならなければならない」と語った。
 李大統領は、昨年12月に京都で野田佳彦首相と行った会談で、慰安婦問題について「いろいろな提案をしたが、(日本の)内政問題のためか現在まで一歩も動いていない」と述べたという。韓国政府は、慰安婦問題は1965年の日韓請求権協定の対象外で、対日請求権が消滅しておらず、法的な補償を求めるというのが公式の立場。
http://mainichi.jp/select/news/20120612k0000m030077000c.html
一部同業他社から情報を追加

 ネット極右どもはこの発言に不当に反発しているが、私は反論できない。
 従軍慰安婦の問題は少なくとも国際法では全て事実であると証明されているからだ。事実に則り解決すべきなのに日本は軍部政権のときに行なった補償と称するもので本来被害者に渡すべき金を韓国財閥に事実上流し込みそこから日本企業に資金を流す不正を行なった。
 そんな事でいいのだろうか。私は良くないと口調を強くして言いたい。さらに、三菱系列のニコンはとんでもない破廉恥な事をしでかした。

東京で慰安婦写真展が突然中止…運営会社「理由明かせない」
2012年05月25日09時25分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/679/152679.html?servcode=A00§code=A10

「写真展ができなかった場合、東京でストリート写真展でも開きます」
 日本、名古屋在住で制作活動をしている写真作家の韓国人カメラマン安世鴻(アン・セホン/41)氏は怒りが収まらないようだった。
 彼は自身が代表として友人らが加わる「重重~安世鴻日本軍『慰安婦』写真展実行委員会」(通称・重重プロジェクト/「重重」には、元「慰安婦」が重ねた苦悩に「慰安婦」問題解決の願いを重ねたい、との思いが込められている)が主催し、来月26日から7月9日まで東京、新宿の展示場「ニコンサロン」で写真展を開く予定だった。 展示される作品はアン氏が2001年から2005年まで7回にかけて中国を訪問し、撮影した朝鮮族元従軍慰安婦のおばあさんたちの写真38点だった。昨年12月、審査委員5人で構成された主催側選定委員会の審査で作品性を認められ展示が決定した。
 だが、カメラメーカーであるニコンが運営する「ニコンサロン」側関係者は22日、アン氏に電話をかけてきて「写真展を中止してほしい。理由についてはお話しできない。(中止)決定には選考委員はかかわっておらず、ニコン上部の決定だ」と一方的に通知した。ニコン側は「名古屋に行って謝罪したい」と話しているが、アン氏は「単に中止理由を説明しないで謝るだけなら来なくていい。写真展を予定通り開催してほしい」と要求した。
 ニコン側の突然の写真展中止は日本の右翼勢力による圧迫に屈服した結果だと思われる。アン氏の展示会が差し迫るとインターネット掲示板などには、「ニコンの不買運動をしよう」「売国行為をやめさせよう」「歴史ねつ造に加担する売国行為だ」「外国の一方的な主張を代弁していいのか」などの非難コメントが相次いだ。
 写真展中止に対してニコン側は「写真展開催と関連して(右翼勢力などから)抗議があったことは事実だが、中止は諸般事項を総合的に考慮して判断したこと」とだけ明らかにした。
 アン氏は本紙との通話で「ニコン側が納得できる理由を提示しない限り展示中止を到底受け入れることはできない。世界に名の知れる大企業ニコンの対応は、表現の自由を侵し、一人の写真家の名誉を傷つけるものだ。写真展開催の再開を求める」と述べた。しんぶん赤旗、朝日新聞も関連記事を扱うなど、写真展中止に日本のメディアも関心を見せた。

 実に恥ずかしい。
 こんな事をすればするほど、隣人との関係を悪化させるだけだ。ネット極右の不当さをこの場で表明し、彼らへの嫌悪感を表明する。私はデジカメ購入でニコンを検討対象にしていたが、購入対象外とさせてもらう。東日本大震災で非正規労働者の不当解雇を撤回したソニーに関しては購入検討の対象に戻すが、オリンパスのような非常識な行為に関しては我慢ならない。ニコンの上層部の頭は鎖国しているのだろう、それともちょんまげを結っているのか!?
 人道上、やってはいけない行動で荒稼ぎしておいて、反省すらしない無責任には断じて許すわけには行かない。経済のグローバリズムよりも今こそ日本国憲法の思想を生かした人権のグローバリズムこそが必要なのであり、国際法に従って日本は韓国との和解をやらねばならない。このままの状況では金妍児選手や浅田真央選手がまたしても日韓両国の代理戦争と言う恐るべき脅迫概念の世界に追い詰められてしまう。私はそんなやり方には反吐すら覚える。
 ならば、日本は事実に従って行動をすべきだろう。加藤紘一氏や河野洋平氏を不当に攻撃する極右こそが社会から厳しい批判を浴びねばならない。それが世界の常識なのだ。ちなみに私は保守派の発言の機会は否定しない、彼らには発言する権利があるからだ。しかし、事実誤認だからこそ糾弾されるのである。事実に乗っ取って発言すべきである。

2012年06月24日
J1・コンサドーレ札幌はなめているのか

 今回取り上げるのはJ1に復帰したコンサドーレ札幌である。
 J1に復帰した札幌はJ1残留を目標にFC東京からオーストラリア代表DFのジェイド・ノース選手、サンフレッチェ広島からMF高柳一誠選手、清水エスパルスから山本真希選手、大分トリニータから前田俊介選手を獲得するなど大型補強を行なった(しかも移籍金がかかったのはノース選手と前田選手、アルビレックス新潟からの大島秀夫選手)。
 だが、ふたを開けてみるとダントツの最下位である。ネットでは石崎信弘監督の責任が取りざたされているが私は単に石崎監督の責任ではないと考える。どう考えても現役ではない中山雅史選手をグッズごときのために契約しているフロントの問題が大きいと考える。5億7300万円かけていると言うが効果がないではないか。サガン鳥栖の人件費5億3300万円とても、一貫したチーム哲学があるから成り立っている。監督の内部昇格、大学生で能力のある選手を特別指定選手として獲得する、韓国コネクションの確立とチームスタイルの確立が鳥栖のぶれないチームカラーになっている。
 鳥栖でマックスの年俸は豊田陽平選手の1500万円で、外国人選手ではキム・クナン選手の1000万円である。あくまでもこれらは推定なのであってそうだとは言えないが、札幌の体質はどうなっているのか。あのジュビロ磐田だって中山選手の契約をやめたが、それだけ新人選手を確実に雇って補強したではないか。プロサッカーは人気者だけでは成り立たない、あくまでも実力がものを言うのである。
 札幌のチームカラーは監督一人によって左右されている事が問題を深刻にしている。たとえば三浦俊也元監督の時代は徹底的な守備だったがその前に監督を務めた柳下正明氏は攻撃的だった。この監督によって左右されるチームデザインにも問題がある。鳥栖の場合は徹底的なプレスサッカー(それも相当な体力を有するもの)であり、その思想は松本育夫元監督から岸野靖之氏を経て尹晶煥監督に引き継がれた。元鳥栖の選手や戦力外などで補強した結果、昇格1年で現在10位なのだから侮れない。
 有名選手と言うならば水沼宏太選手と豊田選手、U-22韓国代表の金民友選手ぐらいだろう(特別指定選手で福岡大学の清武功暉選手も入れると一概には言えないが)。無印良品というべき選手たちを鍛えた結果このような結果を招いたのだろう。たった7万人の都市にできて100万人の都市にできない理由はないのだ。
 札幌がやるべきは、有名選手に依存しないチームカラーの確立だ。FC東京みたいにビッククラブを目指すのではなく、コンサドーレ札幌にどうなるかが問われている。

2012年06月30日
サガン鳥栖・クラブハウス建設よりもこの土地を買収せよ
 鳥栖は今年9月のクラブハウス建設に向けて動いている。
 だが、建設予定の敷地が中学校予定地と言う事もあり日本共産党からの批判を受けている。そこで、以下の提案を行ないたい。
 佐賀県鳥栖市永吉町にあった鳥栖自動車学校跡地の土地と建物を買収し、耐震補強を建物に施すと同時に16,547.26㎡の敷地を活用してグラウンドを整備するのはどうだろうか。売却予定価格が3億5000万円というのもいい。
 自動車学校跡(教習場・待合室・休憩所・車庫)のもつ延面積(1261.29㎡・382.2坪)も一つの利点である。もしくは老朽化した箇所を取り壊して選手寮も兼ねた5階建てのクラブハウスにしてしまうのもいい。5億4800万円も今の場所にかけるのなら、サガンドリームズと折半する形で土地を買収し、新たな施設を整備してほしいと思う。
 鳥栖は今や佐賀県ばかりじゃない、筑後地域を代表するフラッグシップクラブチームだ。自信をもって決断すべき時期が来ているのである。

2012年07月21日
常識はずれのNBPとWBC

【スポーツ】
選手会「WBC不参加」
2012年7月21日 朝刊
 労働組合・日本プロ野球選手会(阪神・新井貴浩会長)は20日、大阪市内で臨時大会を開き、来年3月の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加しないことを全会一致で決議した。
 同選手会は昨年7月の臨時大会で、五輪などでは認められている日本代表のスポンサー権やグッズ販売の権利などが、米大リーグ機構らで構成される主催者から譲渡されない場合の不参加を決議。
 その後、主催者(WBCインク(MLBとMLB選手会の共同設立会社))側に改善を求めていたが、交渉に進展がなく、要求が認められる可能性がないと判断した。
 記者会見した新井会長は「5年後や10年後のことを考えると、このままでいいのかと悩んだ。主催者側からは何の返答もなく、こちらから投げたボールが1年間も返ってこないことで苦渋の決断をした」と経緯を説明した。
 WBCは2006年に始まり、日本は同年と09年に連覇した。日本野球機構(NPB)は昨年12月のオーナー会議で参加を表明しており、今年から日本代表の「侍ジャパン」を常設し、増収への環境を整えていた。
 プロ野球の加藤良三コミッショナーは、「連覇したことでWBCの意義は大きくなった。ファンの期待を無視することは良くない。今後も話し合いを続けたい」と説得する意向を示し、8月1日に選手会と協議する。
<ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)> 米大リーグのトップ選手らが国・地域に分かれて野球の世界一を争う大会。大リーグ機構が中心となり、第1回大会が2006年、第2回大会が09年に開催された。日本は第1回が王貞治監督、第2回は原辰徳監督が指揮し、イチロー外野手や松坂投手らが参加した。第1回は2次リーグ敗退の危機を乗り越え、決勝でキューバを破り優勝。韓国との決勝となった第2回はイチローの決勝打で延長戦を制して2連覇を飾った。
(C)東京新聞社

 私は選手会の考えを支持する。
 そもそも、日本のプロ野球の人気は低下に歯止めがかからない状況だ。己の欲だけで有力選手を他球団から強奪する傲慢極まりない金権野球部の暴挙に地域密着を重ねていた横浜ベイスターズを己の企業のブランド価値ごときで買収して地域破壊をやっているDeNAといい、恥知らずの動きを野放しにしてきた加藤の罪はきわめて大きい。
 不参加表明に加藤はオールスター第1戦が行われた京セラドーム(ちなみに私は開催されたかも興味がないので分からなかった!!)で「野球の五輪復活のメドが立たないいま、WBCの価値は金目では換算できない。過去2度のチャンピオンで期待を寄せている日本のファンの夢を無視できない。影響を真剣に考えなければならない」と放言したが、何がファンの夢なのだろうか。東京ヤクルトスワローズの宮本慎也選手(41)は「(WBCに)出たくないとか、そういう意味ではなくて。サッカーのようにと言うとおかしいけど、第三者機関が中心になって本当の意味での世界大会をできることを選手会も望んでいる。最終決定ではないと思う。今のままでは出られないという話なので。ファンの方も、難しい問題ですけど、理解して応援していただきたいなと思います」とコメントしている。

 新井会長の記者会見の内容に関してここに掲載する。
 ――決断理由は
 新井会長 スポンサー料、(グッズの)ライセンスは本来、日本の権利であるにもかかわらず、日本に戻ってこない。それに尽きる。
 ――出たいという声は
 新井会長 出場したいという選手、意見はあったが、最終的には全会一致で決めた。
 ――ファンは3連覇を期待していた
 新井会長 ファンも楽しみにしていたし、選手も楽しみにしていた。ただ、5年後、10年後、これからの世代を考えたときに、苦渋の決断をせざるを得なかった。
 ――最終決定なのか
 新井会長 そう決まった。1年前から(主催者に)要望を出しているのに、1年たっても何にも返ってこない。今の段階で(主催者から)アクション、アプローチがあるとは考えられない。
 ――アプローチがあった場合に再考の余地は
 新井会長 仮定の話は、今この場では正確なことをお伝えできない。ただ、主催者側にボールを投げている。投げたボールが返ってこない状態が1年続いて、苦渋の決断をした。

 新井会長の熟慮を支持する。選手会側は資金難で縮小傾向にあるアマ球界の国際大会存続のためにも、スポンサー料などの権利にこだわらざるを得なかった。同時に常設された日本代表「侍ジャパン」については「プロ、アマ問わず国際舞台、新しい舞台を作っていくことは考えている」と協力していく事を明言した。金だけで動いていないのは明確だ。
 WBCに参加するには代表チームのスポンサー権などを主催者に渡すことが条件とされており、日本代表のスポンサー料なども一括して主催者に集められ、得られた大会の収益は、参加する国や地域に配分される。だが選手会がWBCの会計資料を分析した結果、大リーグと大リーグの選手会が収益の66%を受け取り、日本への配分は13%にすぎないと指摘している。一方で、WBCのスポンサー収入の半分以上は、日本の企業で、選手会では日本が貢献しているにも関わらず、収益配分が大リーグに偏っていると指摘した上で、サッカーの日本代表がスポンサー収入を得てチームの強化や育成につなげているように、WBCでも参加チームのスポンサー収入やグッズの商品化の権利を認めるよう要求し日本の取り分を増やすことで、NPB=日本野球機構に入る収入を増やし、日本球界の発展につなげたいと訴えている。
 だが、大リーグ側はこんな呆れた抗弁もどきをしている。大リーグ機構では、WBCの開催で得られる収益の配分について、具体的な数字を出すことは控えたいとしたうえで、日本はアメリカと同等の待遇を受けているとほざいている。大リーグ機構の副会長で、WBCの運営会社の副社長を務めるポール・アーチ-氏は「大会に出場する選手で、日本のプロ野球に所属する選手は日本代表を中心に25人程度なのに対し、大リーグに所属する選手はアメリカ代表だけでなくドミニカ共和国、ベネズエラ、カナダ、プエルトリコなど合わせて250人程度に上っている」とし、選手1人当たりでみれば、配分は日本のほうが4倍近くになるとして、「反論」している。そのほかにもいろいろと屁理屈を並び立てて言い逃れているのだから話にならない。
 NBPは今すぐ、以下の提案を全て呑まねばならない。

1.金権野球部を直ちに4分割し、仙台フェニックス(堀江貴文氏にオーナーに就任していただく)、福島ジャイアンツ(福島県民の象徴として)、沖縄ブルーウェーブ、新潟アルビレックスBBに再編成する事。読売新聞社はプロ野球から全面撤退する事。もしくは、独立リーグに選手を無償で譲渡し、金権野球部を解散する事。
2.東北楽天ゴールデンイーグルズに関しては青森県に移転してもらった上で青森県の企業が50%以上の出資を行なう事(もしくは青森県のクラブチームにゴールデンイーグルズの経営権を譲渡する事)。
3.オリックス・バファローズに関しては大阪バファローズにチーム名を変更した上で、神戸市民が新たに立ち上げる市民球団の創設に全面的に協力する事。オリックスの出資比率を40%未満に削減する事。
4.DeNAは横浜ベイスターズを横浜財界に無償譲渡すること。
5.他の球団は球団名から企業名を直ちに撤廃し、ユースチームを立ち上げる事。阪神タイガーズ、中日ドラゴンズに関しては地域名なので例外とするが、阪急阪神、中日新聞社以外の有力株主を集める事。ドラゴンズに関しては50%の中日の出資比率を下げる事。
6.韓国・台湾・オーストラリアの3カ国と共同で国際リーグを立ち上げ、各国のプロ野球リーグと入れ替え戦を行なう事(アジア版メジャーリーグを立ち上げる事)。

 私はそんなにWBCに参加したいとこだわるのなら、学生と独立リーグの選抜選手で構成したほうがいいと考えている。
 独立リーグの選手たちはハングリーだ。そのハングリーさをNBPや選手会に見せ付ける事で彼らの意識改革に結びつけるきっかけにしてほしい。また、選手会の人たちにはサガン鳥栖の躍進をなんと思うのかを聞きたい。前身の鳥栖フューチャーズも含めてサガン鳥栖は18年かけてJ1へ昇格した。7月21日現在で10位(J1最低の人件費でかつJ1初年で!!)なのをなんと思うのか。
 金がないからと言い訳にしているような気持ちを選手会に感じると同時に、WBCおよびNBPは猛反省願いたい。

2012年08月19日
一歩先への課題が見えたサガン鳥栖へ

 今日のサガン鳥栖対清水エスパルスは1-0で清水の勝利になった。
 だが、初年度にしてサガンの成績はすごい。今日現在で7位で、このままでは残留は余裕で達成できる。だが、課題も残った。このことは今のうちに語ったほうが今後のサガンのためになる。
 サガン鳥栖が今後問題になるのはレンタル選手の来シーズンの所属先である。MF高橋義希(仙台)、DF金根煥、MF水沼宏太(二人ともJ1横浜)、FWトジン(ブラジル・コリンチャンス・アラゴアノ)、MF岡本知剛(広島)各選手の完全移籍が来シーズンのチームの成績を向上させる最大の鍵になる。無論、現状の戦力をどう維持するかが鍵になる。レンタル選手に依存した結果J2降格になってしまったモンテディオ山形の悲劇を繰り返してはいけない。
 また、クラブハウス問題も解決していない。場所は確定しているが住民の反対があるようだ。ならばこそ、居抜きによるクラブハウスの設立が必要だ。今月3日に行われた地区住民の公聴会では参加した10人の住民からは、「元々新設中学校の建設用地のはずで、それを見越して移り住んでいる人もいる」、「周辺には大型店もあり、クラブハウス新設で更に車の流入が増えるのではないか」、「グラウンドはサガン鳥栖以外にも利用できたが、出来なくなるのでは」との指摘があった。
 日本共産党の尼寺省吾議員は「サガン鳥栖に5億円もだすなら、もっと市民生活に直結する事に使ってほしい、スポーツはサッカーだけではないという、市民の声があることも受け止めてほしい」と指摘していたが私が以前指摘した自動車学校跡地(2007年5月に閉校した鳥栖自動車学校)を転用したクラブハウス計画が一番費用がかからずに済む。

http://www.geocities.jp/jcptosu/tm1169.htm

http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&psj=1&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_qf.&biw=1280&bih=635&um=1&ie=UTF-8&q=%E9%B3%A5%E6%A0%96%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E5%AD%A6%E6%A0%A1&fb=1&gl=jp&hq=%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E5%AD%A6%E6%A0%A1&hnear=0x3541a33effaffa23:0x1d4fab999f3d051d,%E4%BD%90%E8%B3%80%E7%9C%8C%E9%B3%A5%E6%A0%96%E5%B8%82&sa=X&ei=pJkvUMTvOM2imQXRrYDYCA&ved=0CJ8BEMgT

 あとはグラウンドの整備にどれぐらいかかるかだが、それに関しては地元の建設業に格安で整備を頼むべきだろう。アスファルトを撤去し、天然芝によるグラウンドを整備する、シャワールームや選手寮に改装する費用などに費やすべきで、土地や建物を購入するだけで3億5000万円、東京都の基準の費用でアスファルト撤去費用に1平米6500円(土地の坪は5005坪なので3253万2500円)、自動車学校をクラブハウスにするコンバージョンで800-1000万円前後を想定する。

 クラブハウスには以下のものを整備願いたい。鹿島アントラーズを参考にした。
1F クラブショップ・監督室・ドクタールーム・マッサージルーム・トレーニングルーム・ロッカールーム(トップ用、サテライト用、スクール用、ビジターチーム用)・スクールスタッフ室・審判控室・サガン鳥栖記念館(前身の鳥栖フューチャーズも含めてクラブのユニフォームなどを展示する)
2F クラブオフィス・ミーティングルーム・ボードルーム・ゲストルーム・プレスルーム、スタジオ、メディアチーム本部、ボランティア事務局
 また、クラブハウスに隣接した土地に選手寮を整備した場合、2DK(建設費用1戸1050万円)で想定して3億6750万円が想定される(35戸を想定)。もしくは現在地元の建設業・篠原建設の子会社有限会社イングから借りているホテル用建物を買収し、自社物件にする選択もある。とにかく、様々な選択肢の中から自分たちにとってベストな策を取るべきで、5億円かかるのなら私はその半額を受益者負担の観点からサガンドリームスが負担するべきだと思う。

+ http://d.hatena.ne.jp/funaborista/20120818/1345301304
2012-08-18
すき家 Day

2012年08月26日
もう、金メダルで騒ぐのはやめよう

 以前、私は金妍兒選手と浅田真央選手のことで二回コラムをまとめて書いた。
 今回取り上げるのは体操男子個人で金メダルに輝いた内村航平選手である。
【スポーツ】
内村 体操個人金 日本勢28年ぶり
2012年8月2日 東京新聞夕刊
◇ロンドン五輪 体操男子個人総合
 ロンドン五輪第六日の一日、体操男子個人総合で、内村航平(コナミ)が金メダルを獲得した。日本勢の個人総合制覇は、一九八四年ロサンゼルス五輪の具志堅幸司以来、二十八年ぶり。体操での日本の金メダルも二〇〇四年アテネ五輪の団体以来、八年ぶりとなった。
 内村は六種目とも15点以上の高得点を得る安定した演技で、世界選手権三連覇の実力を発揮した。田中和仁(徳洲会)も六位入賞した。
 競泳男子200メートル平泳ぎ決勝は、この種目三連覇を狙った北島康介(日本コカ・コーラ)が四位に敗れ、立石諒(NECグリーン)が銅メダル。ダニエル・ジュルタ(ハンガリー)が2分7秒28の世界新で優勝した。女子200メートルバタフライ決勝では、星奈津美(スウィン大教)が銅メダルを獲得した。
 柔道男子90キロ級の西山将士(新日鉄)は準々決勝で敗れたが、敗者復活戦を勝ち上がり、銅メダルを獲得。サッカー男子の日本は、ホンジュラスと0-0で引き分け、1次リーグD組一位が確定した。四日の準々決勝で、C組二位のエジプトと対戦する。
 バドミントン女子ダブルスでは、藤井瑞希、垣岩令佳組(ルネサス)が準々決勝でデンマークペアに勝利。準決勝でカナダペアと対戦し、この競技日本初のメダル獲得を狙う。
 テニス男子シングルス3回戦では、錦織圭(日清食品)がスペイン選手に2-1で勝ち、準々決勝に進んだ。

■大本命自分取り戻す
 最初の種目は予選で落下したあん馬。「鉄棒で二回落ちても優勝する」とまで言われた世界王者、内村航平(23)の顔が、さすがにこわばった。
 予選や団体総合決勝では、あの美しい体操が鳴りを潜めた。「良い演技をしようと考えすぎていた」。プレッシャーを感じたことはないと言い続けてき内村が初めて感じた重圧。予選後、「オリンピックには魔物がいる」との言葉も口にした。
 見かねた森泉貴博コーチは決戦の前日、内村に演技構成の難度を下げるよう提案。内村は「考えます」とだけ答えた。「正直、迷った。これまで(その時できる)最高の演技を見てもらっていたから」
 しかし、一晩考えそのポリシーを曲げた。初めて勝つために戦おうと決めた。勝ちたい理由もあった。
 決戦の朝。隣には山室光史(コナミ)が寝ていた。高校生のころからともに歩んできた仲間。団体決勝で左足第二指を骨折し、個人の決勝を欠場した。「おまえの分も頑張ってくるわ」。山室の背中に誓い、試合会場に向かった。
 あん馬を無難に乗り切ると、波に乗る。三種目目の跳馬。足先までピーンと伸びた空中姿勢から着地を止め、金メダルを引き寄せた。この日初めて無邪気な笑みが顔に浮かんだ。
 小さいころから体操が好きで好きでしょうがなかった。高校時代は厳しい基礎練習を課されても、指導者の目を盗んでは難しい技をやってみせていた。日体大時代の恩師、畠田好章さんは言う。「体操が単に楽しい、難しい技ができることが、すごい楽しいんですよね、きっと」
 最後の床運動。途中で一度着地が乱れ、観客席に向かって「失敗しちゃった、ごめんね」と言うように二度両手を合わせた。それは優勝を確信したことの裏返しだった。
 一番大きな試合で一番よい色のメダルを手にしたが、満足はしていない。「理想の体操を表現していきたい。自分の限界に挑戦したい」と次の五輪を見据えた。 (平松功嗣)

 父・和久さん(51)も高校総体で種目別の優勝経験がある元体操選手、母の周子さん(50)も体操選手という“体操エリート”、さらには2才下の妹・春日さんも日体大の体操部所属というのだが、北京体育祭での銀メダルが本人の目の色を変えたと女性週刊誌に報道されている。
 「子ども達に重圧をかけるような言葉は掛けまい」という家族の思いとはうらはらに『金メダルが当たり前』という周囲の圧力。私はこのやり方に前から疑問を感じていた。浅田選手にしても、銀メダルで悔し涙なのだがその意味は凄まじいまでの金メダル狂想曲に翻弄された果てだった。その結果は良くて引退・自己破綻か円谷幸吉選手のように最悪自裁に追い込まれることになる。
 報道機関も少しは内村選手に配慮すべきで、取り上げることは悪くはないが選手の個人情報に関しては慎重に扱って欲しい。スポーツ選手はあくまでもサッカー選手ならフィールドで活躍していれば基本的には問題はない(ただ社会人として常識はずれの行為をすれば制裁は免れない)。そのことを踏まえてから、今後の報道を考えて欲しいと思う。
 ちなみにスポーツは金が全てじゃない。
 約5億3300万円のJ1最低の人件費ではあるが昇格1年目で7位と善戦しているサガン鳥栖(昨日のヴィッセル神戸戦でスコアレスドローの引き分け)のようなチームだってある。創意と工夫、そこにある程度の資金を組み込むことで無限の可能性は広がっていく。サガン鳥栖は今シーズンの目標を最低残留、7位を目指すとしたが新たに来季の選手補強や選手の残留の資金を確保するために今季残り5試合のホームゲームでの1試合平均1万3000人の来場者を目標にした。そうすることでサポーターたちはスタジアムに足を運ぶことになる。
 あとはクラブハウスの問題だが9月着工ということで順調に話し合いが進んでいる模様だ。ただ、もう少し工夫はあっていい。私はそう思う。特別指定選手として加入している坂井達弥選手(鹿屋体育大学・DF)の2013年シーズンからの加入も決まった。あとは特別指定選手として加入している清武功暉選手(福岡大学・MF)の加入内定などで来シーズンも歓喜の声がベストアメニティスタジアムを包み込むことを祈っている。
 私は遠い関東の地でサガン鳥栖の活躍を見守っている。できれば関東のアウェーの試合に感染したいと思っているが諸事情により来年になるかもしれない。

2012年08月30日
日韓の愚か者どもへ

韓国・朴鍾佑がフル代表入り 五輪3位決定戦で竹島メッセージ
2012年8月29日 18時55分 東京新聞
 【ソウル共同】韓国サッカー協会は29日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選A組のウズベキスタン戦(9月11日・タシケント)に臨む韓国代表メンバーを発表し、MF朴鍾佑(釜山アイパーク所属)を初めて選出した。同選手は日本を下したロンドン五輪の男子3位決定戦後に竹島(韓国名・独島)領有を主張するメッセージを掲げ、銅メダル授与を留保されている。
 崔康熙監督は、同選手の五輪でのプレーを高く評価し「フル代表でも十分にやれる」と抜てきの理由を説明した。
 オーバーエージ枠で出場した五輪でのメダル獲得で兵役忌避問題が解決したFW朴主永(アーセナル)と、代表から遠ざかっていたMF李青龍(ボルトン所属)の前回W杯の主力が復帰した。

 このことに大変失望する。
 朴自称選手(プロサッカー選手として失格のため自称選手として扱う制裁を行う)の暴挙をまさに賛美する暴挙であり、韓国にのちのち大きなダメージを与えることを意味する。私はこの暴挙に心から怒りを覚えた。バンクーバー五輪でひどい態度をとった国母和宏自称選手が厳しく批判され、2012年シーズンは欠場に追い込まれた。それと同じ結末が待ち受けるだけで、韓国人選手がさらに安く買い叩かれるだけだ。
 竹島のことに関しては国際司法裁判所でケリをつければいい。問題なのは日本が植民地支配や戦争責任に関して謝罪していないことであり、このことはきちんと謝罪するべきだろう。無論、日本の戦争責任をきちんと後世に伝えていく責務はある。
 それを差し置いて、許されないのは野田自称首相の親書を受け取らずにそのまま日本に返却する外交上の侮辱行為。それで「島は韓国固有の領土であり、解決すべき紛争は存在しないので、日本側の提案に応じる理由がないことを明確にした」としゃあしゃあと言える魂胆が分からない。正しく愚かな夜郎自大をそのまま実践しているようで世界中が韓国を笑いものにしている。
 しかも韓国サッカー協会ぐるみでこの行為をしでかした決定的証拠もある。これで赤っ恥をかかされているのは金民友選手などのサガン鳥栖所属の韓国人選手たちだ。朴自称選手はとんでもないことをやらかしたことを後に後悔するだろうが後の祭りということだ。

2012年09月02日
『サガン鳥栖を愛する全ての人へ。堅忍不抜の努力に敬意を表します。追いつき追い越すまでJ1にいてねハート(トランプ)』(ロアッソ熊本サポーター)
 『サガン鳥栖を愛する全ての人へ。堅忍不抜の努力に敬意を表します。追いつき追い越すまでJ1にいてねハート(トランプ)』
 去年の12月3日(土)J2第38節サガン鳥栖対ロアッソ熊本戦【鳥栖市・ベストアメニティスタジアム】でこのような言葉を掲げたのはロアッソ熊本のサポーター『アルデラス』たちである。
 サガン鳥栖とロアッソ熊本の関係は深く、矢野大輔選手がガンバ大阪から鳥栖にレンタルで入っていたのをやめてロアッソ熊本に完全移籍する関係にあるほか、マスコットも交流があるなど親しい。この横断幕は試合当日に作ったものである。
 このエールにサガン鳥栖のサポーターも『ロアッソ熊本』コールで答えた。今のロアッソ熊本はJ2で不振に喘いでいるがきっと再来年はJ1で活躍できると思う。すぐに追いついて追い越すと言う辺りの肥後もっこすの負けず嫌いさは熊本の方々の気質なのでいいのだと思う。
 鳥栖の場合は今J1で5位と昇格初年にしては上出来の順位で、母ですらも驚く始末である。来年は優勝を争えるかといえばそうじゃない、スポンサーがまだまだ足りないのが現実だ。そのスポンサーを確実に埋めて、確実な補強と揺るがないチームカラーでチームを作っていくと強くなれる。
 さらに現有戦力の残留、新戦力の補強など問題は山積しているがようやくクラブハウスの着工も決まった。ロアッソ熊本も鳥栖に続けと言わんばかりに活躍することを祈っている。
 それに引き換え、相変わらずアビスパ福岡のフーリガン『ウルトラオブリ』の問題行動はいつになったら終わるのだろうか。
 韓国人特有の精神疾患と言われている火病があるが、フーリガンに関してもなんだかの研究は必要だろう。それと、もう一つ。
 アビスパ福岡を更正させるにはJ2でも贅沢すぎる、JFLでJ準会員のVファーレン長崎、AC長野パルセイロ、SC相模原、カマタマーレ讃岐、ブラウブリッツ秋田、ツエーゲン金沢、藤枝MYFC、FC琉球、地域リーグのグルージャ盛岡(条件は岩手県内のクラブチームを吸収合併して一本化するほか、東京ヴェルディを吸収合併した場合はJ2での参戦を認める。この場合はつくば市にあるクラブチームを統合した形でのクラブチームの参戦を認める)、福島ユナイテッド、サウスコス福井、奈良クラブ、ヴォルカ鹿児島、静岡県社会人リーグのヴォラーレFC浜松、道北ブロックリーグのリオグージョ旭川でJリーグ3部を結成し、JFLとの入れ替え戦や上位チームのJ2との入れ替え戦を行って活性化させるべきだろう。
 このリーグは選手に関して大学生選手やアマチュア選手を中心に雇うことで経営を安定させる必要がある。つまりJリーグの経営不振のチームを降格させることで経営立て直しに役立つことを意味する。
 みなさんはどう思うだろうか。

2012年10月02日
コンサドーレ札幌とアビスパ福岡、そしてサガン鳥栖。前者と後者はなぜここまで差が付いたのか
 J2降格が確定したコンサドーレ札幌に関して言うなら、開幕前からの予想が外れなかったということなのだろう。
 だが今シーズン、J1復帰を目指していたアビスパ福岡が低迷しているのには驚いた。どんなに頑張っても中堅以上は行くと見ていたからだ。原因は前田浩二監督など様々な要因だ。だが、何より悪いのはフーリガンだ。ウルトラオブリという団体の悪質さは以前から批判してきたが、今回は両チームの再生へのレシピを示すと同時に鳥栖への来年の課題を示したい。

 札幌
*フロントの一掃。
*GM候補としてA級ライセンスを持った元サッカー選手をECヴィトーリア(ブラジル)に派遣し、フロント業務の研修をさせる。
*新会社を立ち上げ、累積債務を一掃。旧法人は清算させる。
*札幌大学との提携を強化し、法学部などの大学に選手を通わせながら学費を免除し、その代わりに240万円の年俸で四年間移籍を認めない契約を交わす。これで選手のセカンドキャリアを考える機会にすること。
*外国人もユースチームで育成すること。ブラジルのストリートチルドレンとスポンサーの関係者で養子縁組を交わし、来日して学校に通わせながら育成させる。

 福岡
*新法人の設立と旧法人の清算。
*ウルトラオブリとの関係を完全断絶。GMに関してはFC岐阜前社長の今西和男氏に就任していただくが、4年間で次のGMを3人育成してもらう。
*フランス1部のボルドーとの提携を活かしてユースチームの指導者を2年間継続派遣。育成方法やフロントに関して学んでくること。
*九州共立大学、サイバー大学、福岡国際大学と提携し、大学のサッカー部を強化することに協力する代わりにユース出身者を学生として受け入れてもらう(その代わりにアビスパ福岡と240万円で4年間契約し、移籍は認めない。卒業後は移籍を容認する)。
*地元のクラブと提携して韓国、アルゼンチン、ブラジルにサッカースクールを設立し、優秀な選手を育成すること。

 そして、残留どころか1桁の順位の鳥栖には新たな課題が見えてきた。
 まず、以前にも話したように岡本知剛、キム・クナン、高橋義希、水沼宏太、トジン選手の完全移籍だ。キム、水沼選手は所属元の横浜Fマリノスが赤字のため、難しいとは言え買い取る機会はある。高橋選手や岡本選手に関しては問題はないと見ている。
 だが、鳥栖は新世代への育成も怠っていない。福岡大のMF清武功暉選手、鹿屋体育大のDF坂井達弥選手と有力選手を確保しており、来年にはクラブハウスもできる。それでも問題はある。韓国人選手特有の事情である兵役問題だ。この問題を確実にクリアにしておく必要はある。また、スポンサーの問題もある。課題が多いものの、確実にクリアにしていく必要がある。
 また、豊田陽平選手や藤田直之選手の残留は絶対必要だろう。鳥栖に必要なのは愚直なまでの継続性だ。ユースチームの強化は絶対に必要だ。現役を引退した選手のセカンドキャリアもきちんと考える必要がある。これは鳥栖フューチャーズの破綻の教訓、前法人の株式会社サガン鳥栖(現法人のサガンドリームスは別)の教訓でもある。例えばコーチ以外にもほかの仕事を用意するなどする必要はある。
 サポーターに言いたい、ACLだの浮かれている暇はない。7位以内に入れば今シーズンは上出来だ。大分トリニータみたいに破綻するのは御免被りたい。無欲のサッカーほど、相手にとって怖いものはない。

2012年10月02日
横浜市民の真の市民クラブとして、横浜FCと横浜F・マリノスよ生まれ変われ!!
 横浜スポーツ&カルチャークラブ(以降YSCCと省略)が昇格したJFLで好調だ。
 現在4位といい成績で、一部全日空横浜クラブ(後の横浜フリューゲルス)からの選手が入ったために地域密着型にこだわっている。だが、その上にある横浜F・マリノスと横浜FCの成績のみっともなさはいかがなものか。しかも、F・マリノスに至っては赤字経営だ。だが、強引な合併劇は未だにマリノスと旧フリューゲルスサポーター(YSCC、FCサポーター)とのあいだに大きなしこりを残している。
 だが、今の経済状況はそんなことを言っている程のんきな時代ではない。1992年にできたデンマークの首都を代表するクラブチーム・FCコペンハーゲンを例に提案する。15回の国内リーグ優勝経験をもつコペンハーゲン・ボルドクラブ、同7回のボルドクルッベン1903が合併して誕生したクラブチームで、サポーターたちの反対もあったと思われる。だが強くなった結果成果は出たわけである。
 そこで提案だ。横浜市にある3つのクラブチームを統合し、真の市民クラブにすることで、日本屈指のクラブチームにする提案だ。

1.クラブの経営統合及び魅力を高める取り組みを行う。

マリノス株主
日産自動車 93.14%
相模鉄道
崎陽軒
タカナシ乳業
神奈川新聞
テレビ神奈川 (tvk)
横浜信用金庫
サカタのタネ 各0.98%

 FC株主
レオックジャパンの関連会社・株式会社フィートエンターテイメント(71.7%)、フリエ持株会 (6.1%)、奥寺康彦(4.2%)

 YSCCはNPOのため表記せず
 そこで、経営統合を提案する。チーム名はFC横浜マリノスとする。
 日産とレオックで合計50%、相模鉄道、京浜急行、崎陽軒、横浜市、神奈川県、神奈川新聞社、アマダ(金属加工機械国内トップ)、テレビ神奈川、FM横浜、マルハ、横浜銀行、セブン&アイからの出資を最大40%受け入れ、フリエ持株会を市民持株会に転換して10%出資していただく。
 その上で有力選手に関してはフルの日本代表選手を二人抱えるようなクラブチームにする。なお合併により余剰人員になった選手は移籍を容認すること。選手保有数を30人にすること。
 2.横浜FCのユースチームをSC相模原に譲渡し、選手の共同育成で提携すること。
 JFLへの昇格が有力視されている相模原と提携することで、選手の育成費用を減らすことができるほか選手の実践の場所を提供することもできる。
 3.マリノスタウンにあるクラブハウスを移転して横浜FCのクラブハウスに一本化すること。
 経費削減になるほか、重複機材をほかのクラブチームに売却できるメリットもある。
 4.フットサルチームと女子サッカーチームを立ち上げ、トップリーグへの参戦を目指す。指導者はクラブOBとする。
 5.ユースチームを強化し、3年後には選手の半数をユース出身者にすること。そのためにスポンサーである日本工学院傘下の東京工科大学、横浜国立大学、関東学院大学にユースチームの選手を通わせる(費用は大学とマリノスの折半)ことと引き換えに選手とトップ契約を交わすこと。
 6.外国人選手に関しては韓国、ブラジル、アルゼンチンにサッカースクールを立ち上げてそこでの育成を経てスカウトする仕組みにすること。資金で不足するというのならサガン鳥栖、鹿島アントラーズと共同出資する手もある。

 今のままでは、横浜にあるクラブチームに魅力はない。
 サガン鳥栖ががむしゃらなサッカーで魅力を集めているのと比べてスマートなのだが、ひたむきさがないと言われるのに等しい。これがJリーグの先輩チームなのかと思うと悲しい。

2012年横浜F・マリノス
名前 ポジション 生年月日 年俸(万円)
樋口 靖洋 監督 1961/5/5 2000
榎本 哲也 GK 1983/5/2 2500
飯倉 大樹 GK 1986/6/1 2700
六反 勇治 GK 1987/4/10 480
鈴木 椋大 GK 1994/2/10 350
天野 貴史 DF 1986/4/13 1000
栗原 勇蔵 DF 1983/9/18 7000
小林 祐三 DF 1985/11/15 1500
比嘉 祐介 DF 1989/5/15 700
中澤 佑二 DF 1978/2/25 12000
金井 貢史 DF 1990/2/5 1000
青山 直晃 DF 1986/7/18 1200
富澤 清太郎 DF 1982/7/8 1500
小椋 祥平 MF 1985/9/8 3500
兵藤 慎剛 MF 1985/7/29 3500
中町 公祐 MF 1985/9/1 900
狩野 健太 MF 1986/5/2 2500
松本 怜 MF 1988/2/25 480
森谷 賢太郎 MF 1988/9/21 480
松本 翔 MF 1992/4/4 360
中村 俊輔 MF 1978/6/24 14000
熊谷 アンドリュー MF 1993/6/6 420
谷口 博之 MF 1985/6/27 4500
喜田 拓也 MF 1994/8/23 6500
大黒 将志 FW 1980/5/4 6500
小野 裕二 FW 1992/12/22 600
齋藤 学 FW 1990/4/4 500
マルキーニョス FW 1976/3/23 10000

 マルキーニョスなんか、三浦知良選手の3000万円と比較して1億円とはなんなのか?
 まだまだ、苦言だらけだ。サガン鳥栖の豊田陽平選手は年俸が1500万円なのに対して、ここではゴロゴロいる。しかもかつその鳥栖に負けたのはどこのチームなのか!?ハングリーとはおおよそ言えないサッカーだ。

2012年10月06日

コンサドーレ札幌の本当の再出発を祈って(追記)

札幌が7戦を残して史上最速、最多タイとなる4度目のJ2降格/J1第27節
SOCCER KING 2012年9月29日(土)21時15分配信

 J1第27節が29日に行われ、川崎と札幌が対戦した。
 負ければ降格が決まる札幌は、アウェー戦に臨んだが、スコアレスで迎えた80分にレナトにゴールを奪われ、川崎に先制を許してしまう。
 その後も、同点ゴールを挙げられなかった札幌は0-1で敗戦。6連敗を喫するとともに、1年でのJ2降格となった。なお、7試合を残しての降格決定は、史上最速。4度目となる降格も京都と並び、最多となった。

 札幌の石崎信弘監督(54)は責任を感じて辞任するとのことだが、私は以下の提案を行う。

1.コンサドーレ札幌のチーム育成に5年のスパンで取り組むこと。
*ユースチームの強化。具体的には有力ユース出身の選手(アマチュア選手)を増やす必要がある。そのため、スポンサーと折半して選手の給料を払うほか、大学への進学も保証する。札幌学院大学、札幌大学、道都大学を受け皿にする。
 選手の給料は5年間で1150万円、つまり1年で230万円とする。ただ、3年以上だと480万円の縛りがあるため、Jリーグと相談した上で新制度を導入する。また、特別指定選手制度を積極的に活用する必要もある。こうすることで、日本のプロスポーツの金銭感覚のおかしさに歯止めをかけられる。場合によってはユニクロのように地域限定正社員制度をスポンサーが導入するのも手だろう。ベンツだの外車に乗り回すことは果たして青少年にいいことと言えるのか?軽自動車でも十分だろう。
 ヤオハンを再建させた岡田卓也氏は自動車で店舗移動をしていたがその車は軽自動車だったという。ヤオハンの経営再建で車まで売却して残ったのが軽自動車だったので幹部たちは恐れ恐れ話したら「これでいいやないか」と言ったという。このことをプロ選手は覚えて欲しい。
2 1000万円以内で監督を引き受ける人材を確保すること。
*なでしこジャパンの佐々木則夫監督の報酬は600万円と言われている。そこまでせめて下げる必要がある。9月14日段階でS級ライセンスを取得している人は366人である。公募でやってしまう手もありだ。スウォンジー・シティAFCというウェールズ南部の都市スウォンジを本拠地とするサッカークラブ(プレミアリーグ所属)の前監督のブレンダン・ロジャーズ氏は2部からスウォンジーをプレミアリーグに昇格させ、そしてリバプールに引き抜かれた。こうした野心家にチームを託す必要がある。
3 1軍経験のない元プロ野球選手にフロントに入ってもらい、営業を担当してもらう。
*現場での苦労を知っている彼らが札幌のフロントになることで、選手たちの勘違いを抑えられる可能性がある。

 北海道の人たちにこれ以上失望感を与えないで欲しい。
 同じ時期に昇格したサガン鳥栖が好調なのはなぜかを考えて欲しい。得られた金銭から逆算してサラリーを払っているからだ。さらにエースの豊田陽平選手の謙虚さにあるように地域との密着さを重視しているからだ。札幌には失望を与えないで欲しい。私はそう願っている。
 サガン鳥栖も来シーズンの新人選手の入団がほぼ決まった。
 平秀斗(U-17日本代表、佐賀東高校)、坂井達弥(鹿屋体育大学)、清武功暉(福岡大学)、岸田翔平(福岡大学)といずれも有力選手であり、去就が囁かれている選手の穴を埋めるにふさわしいと思われる。だが、このチームにはまだまだ足りないものがある。GMもそうだ。
 廃部が報道されているSAGAWA SHIGA FC監督の中口雅史氏をGMとして招き、いい選手もある程度は補強することも可能だろう。とにかくそうしたことで競争にならないようにするには早い段階で情報を集められるようにすることだ。そこから踏み出す手は変わってくる。

2012年11月19日
Jリーグ3部実現に賛成する

Jリーグ:J2の下部に新リーグ構想
毎日新聞 2012年11月13日 22時16分
 Jリーグは13日、東京都内でJ1、J2合同実行委員会を開き、J2の下部に日本フットボールリーグ(JFL)とは別に、Jリーグ入りを目指すクラブによる新リーグを設ける構想を示した。今後は日本サッカー協会やJFLと協議し、実現可能性を探る。
 今季からJ2が22クラブとなり、J2とJFLの入れ替え制度が導入された。JFLにはプロを目指すクラブとアマチュアクラブが混在していることから、降格の受け皿として問題があるとされた。新リーグの設立でプロ、アマの方向性をより明確化する狙いがある。関係者によると、最短で14年からの導入を目標に取り組む。
 また、入れ替え制度でJ2からJFLに降格したクラブに対し、「理念推進費用」を支給することも提案した。20日の理事会で審議する。アカデミー(下部組織)の整備や普及活動など、Jリーグを目指す過程で拡充したクラブの体制を、降格しても維持できるよう支援する。J2最下位となり、来季からの降格が決まった町田には5000万円が支給される見通し。【江連能弘、平本泰章】

 Jリーグ準加盟クラブは現在、町田ゼルビア、長野パルセイロ、カマタマーレ讃岐、SC相模原の4クラブである。
 JFLにはこのほか、将来のJリーグ入りを視野に活動するクラブが複数あるのだ。例えばツエーゲン金沢、FC琉球である。地域リーグでも福島ユナイテッド、岩手県の複数チーム、ヴォルカ鹿児島もしくはFC鹿児島(合同の話もあった)、福井県にも計画はあるし、浜松市でもある。
 こうしたチームをJリーグ3部として受け入れるべきで、規制の緩和には賛成する。以下の提案を行いたい。

1.プロ保有選手の契約数を5人までとし、後は地域の企業による正規雇用職員からの派遣とする(チームは出場費だけを払うだけでいい)。
2.ホームグラウンド及び練習場・クラブハウスの規制を緩和する。
3.税制上の優遇策を与えると同時に地域の青少年の健全な育成活動に結びつけるためユースチームの強化を行う。また、水泳クラブや少年野球クラブ、ソフトボールクラブやバスケットボールのチームと提携して共同練習を行うなどする。
4.練習場に関しては小学校や中学校のグラウンドを使うことも容認する。場合によっては共同練習を行うことでチームに選手が来る可能性もあり、地域密着へと繋がる。
5.チーム運営スタッフは全員正規雇用とする。ただし、地域限定正社員精度を導入すること.
6.徹底的な競争入札精度を導入すること。

 今までの日本のプロ野球がおかしすぎたのだ。
 例えば阪神タイガースの新人の大阪桐蔭高校の藤浪晋太郎とかという高校生に契約金1億円、出来高5000万円、年俸1500万円というのはおかしいではないか。金銭感覚が麻痺するようなものである。その結果が元プロ野球選手による犯罪になっているのではないか。ヴァンフォーレ甲府にしても、サガン鳥栖にしても、派遣選手で費用の抑制を行なってきた。
 サガン鳥栖の最高給は元北京体育祭・日本代表の豊田陽平選手の1500万円で、次にレンタルで加入している金根煥選手の1000万円だ。後はほとんど百万円台だというのをなんと思うのか。
 今の時代に合わせて、プロスポーツのあり方を考えなおすべきだろう。選手の寿命は短いということもあって高年俸になるというのもわからないわけではないが、セカンドライフをきちんと考えた上で提案すべきで、おかしな話である。
 J2への昇格はJ2が定める基準に満たされていることがひとつだが、チーム存続というのも条件の一つにし、昇格から5年とする条件も必要なのだと思う。
 コミュニティに根ざしたスポーツが成り立ってこそ日本は良くなるのである。

 ここで、大相撲について金魚さんからのコメントに回答させて頂きます。
 なるほど、伝統の中に日の丸君が代が組み込まれているということですか…。
 今まで外国籍力士やその国からの抗議がないということは日本の相撲を尊重しているわけだと私は思うんですね。モンゴル国歌云々というのはあるブログで私がコメントした際に「日本は中と外で差別する傾向がある」と指摘し、小錦(現タレント・歌手)のケースを取り上げたと思うんですね。そこでお話した際に世界から人が集まっているのに何故か国歌斉唱が君が代だけと言うのはおかしいではないかと指摘したわけです。
 まあ、これは私の一見解に過ぎません。あなたの指摘には理があります。
>外国人を問わず、優勝力士に対して日本の国民が拍手で栄誉を称える、それだけで十分ではないですか。
 このあなたの姿勢、ネットで排他的発言をする左右双方は見習うべきです。今私が戦っているネット極右はそうした温かい視点を失い、民族への排他的姿勢をあらわにしています。イチロー選手のケースも納得する引用ですね。
 あなたの意見は左右問わず優しさと穏やかさがあります。ふーくんさんからも受け入れられ、村野瀬玲奈さん、たかしさん、秋原葉月さんにも受け入れられたほどです。改めて実直さと聡明さに敬意を表します。

2012年12月04日
スポーツに政治を持ち込んだ代償

「独島メッセージ」韓国選手 出場停止に=FIFA
2012年12月03日21時55分
[(C)聯合ニュース]
【ソウル聯合ニュース】
 ロンドン五輪で日本とのサッカー男子3位決定戦後に韓国代表のMF朴鍾佑(パク・ジョンウ)自称選手(拙ブログでは五輪の政治利用を禁止した規定に則り、社会的制裁の一環として自称選手として扱います)が独島の領有権を主張するメッセージを掲げた問題で、国際サッカー連盟(FIFA)が朴選手に対し国際Aマッチ2試合の出場停止と3500スイスフラン(約31万円)の罰金を科した。大韓サッカー協会が3日、明らかにした。
 朴自称選手は日本との3位決定戦終了後、「独島はわれわれの領土」と書かれた紙を掲げたセレモニーを行った。国際オリンピック委員会(IOC)は朴選手への銅メダル授与を保留し、FIFAに調査を要請した。
 FIFAの規律委員会は、朴自称選手のセレモニーが事前に計画されたのではなく偶発的行動だったが、今後、同じような行動を慎むよう注意を喚起するため比較的軽い処分を科した。大韓サッカー協会に対しては警告処分を下した。
 FIFAの協議結果はIOCに伝えられる。IOCはこれを基に、朴自称選手に銅メダルを授与するか最終的に決定する。

 非常に残念な判定である。
 日韓両国はスポーツの対決の際にナショナリズムで両国間の対立を煽ってきた。WBCでの韓国代表のマウンドへの韓国国旗掲揚に対する日本国内の反発で、韓国も少しは対応を考えるべきだったのだが、朴自称選手の今回の暴挙はとても取り返しのつかない大きな溝を日韓両国に与えてしまった。
 当然、この場合は国際試合停止4年の処分にすべきなのは言うまでもない。フランスですらこれだけ厳しいのだ。

ムヴィラ、18カ月の代表戦出場停止処分に不服申し立て
2012年11月17日 17:41 発信地:パリ/フランス
【11月17日 AFP】18カ月間の国際試合出場停止処分を受けたU-21フランス代表のヤン・ムヴィラ(Yann M'Vila)が、この決定に不服を申し立てることが明らかとなった。
 フランス・リーグ1のレンヌ(Stade Rennes FC)に所属するムヴィラは、U-21欧州選手権2013(UEFA European Under-21 Championship 2013)予選の重要な試合の合間に夜間外出禁止令を破ったとして、フランスサッカー連盟(French Football Federation、FFF)から8日に長期の出場停止処分(2014年7月14日までフル代表に招集されないこと)を受けた。
 同連盟は、北部の港町ルアーヴル(Le Havre)からパリ(Paris)のシャンゼリゼ(Champs-Elysees)の繁華街までタクシーで出かけた首謀者をムヴィラと断定し、行動を共にした他の4選手には2013年12月31日までの出場停止が言い渡されている。
 チームはその前日に行われた本大会出場決定プレーオフの初戦でノルウェーを1-0で下したが、アウェイでの第2戦では5-3で黒星を喫した。敗退が決まり、U-21代表監督が解任されている。
 ムヴィラの担当弁護士は「不服申し立てを行う決定がなされた。来週頭にも書類が送られるだろう」とコメントした。
 22歳のムヴィラは既にフル代表でも22試合に出場しているが、欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)準々決勝のスペイン戦で交代時に当時監督だったローラン・ブラン(Laurent Blanc)氏との握手を拒んだことで既に厳重注意を受けていた。
 処分を受けた他の選手は、レンヌのクリス・マヴィンガ(Chris Mavinga)、トゥールーズ(Toulouse FC)のウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)、スペイン1部リーグ、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)のアントワーヌ・グリエスマン(Antoine Griezmann)、イタリア・セリエA、ACミラン(AC Milan)のムバイエ・ニアン(Mbaye Niang)となっている(他の選手は2013年12月31日まで)。
(c)AFP

 たかが夜遊びだなんて甘く見てはいけない。
 コンディションなどを考えればとてもじゃないけどいただけないし、ACミランなどのチームと国家代表はいわば衝突しながら選手の提供という課題を果たしているのだ。夜遊びでこれだけ厳しい代償を払う以上、政治利用ならなおさら厳しい代償を払うべきなのは言うまでもない。
 韓国サッカー連盟は処分を受け入れるというが、それなら朴自称選手に独自の厳罰を与えるべきなのは言うまでもない。謹慎1年間と、社会福祉奉仕行為従事にその間当たらせること、国際試合停止4年だ。この男のやった暴挙によって日本で活躍している韓国人選手が白い目で見られたのだ。とてもじゃないけど彼らに示しがつかないではないか。
 ただ、このコラムを書く故にみなさんは私が「嫌韓」になったのかと勘違いするかもしれないがそうではない。私はスポーツに政治を持ち込まれることが好きではないからだ。政治的発言はあくまでも、五輪の後で個人的にやればいいまでのことだ。五輪期間は政治的発言や活動は基本として自粛すべきだ(ただ人道上のことについてはある程度容認はできるのだが、それもどこまでがそうかは難しい)。
 このコラムを書くにあたっては非常に私は複雑な心境である。私自身、サガン鳥栖という韓国人選手が多く所属し、尹晶煥監督が指揮を執るサッカーチームのサポーターだからだ。このチームは昔、古賀某なる独裁者によってチームが私物化されていた恥ずべき時代があった。その際に監督だった松本育夫氏は選挙の応援に駆り出されて嫌な思いをしたそうだ。
 そういう思いがあるから、今回の処分は甘すぎると言わざるをえない。そしてそれで一人のサッカー選手の未来は確実に閉ざされたのである…。
 ネウヨ諸君に警告する。
 これで私を誹謗中傷する資格はないということだ。私は事実にのっとって批判をしているに過ぎない。韓国人だから特別扱いするつもりもないし日本人だから特別扱いするつもりもない。ダメなものはダメという原点にすぎないのである。

この記事へのコメント
お元気ですか(^O^)
サッカーに限らず、ロンドンオリンピックでの韓国選手の態度にはがっかりしました。
韓国メディアもそうでした。
話は変わりますが、大谷くん日本ハム濃厚みたいですよ。
僕は師匠と意見は異なりますが、やはり日本で無理をせず体を作ってから海を渡って欲しいです。
僕が彼の親か先輩だったらそう説得します。
それでは風邪をひかないように、良い年末をお過ごしください。
(僕は一発目の忘年会で風邪をひいちゃいました)
Posted by 金魚 at 2012年12月04日 12:48

2012年12月08日
人としてのルールを忘れるから、極論に走る

日本サッカーファン「FIFA“独島パフォーマンス”朴種佑の懲戒は理解不能」反発
中央日報 2012年12月04日15時16分 
 日本のサッカーファンが国際サッカー連盟(FIFA)の朴種佑自称選手(パク・ジョンウ、23、釜山)の懲戒処分に対して強い不満を表した。
 3日、FIFAは先月20日にスイス本部で開かれた懲戒委員会の結果を大韓サッカー協会に通知した。FIFAは、非紳士的な行為を禁止したFIFA懲戒規定57条とロンドン五輪大会規定18条4項(大会期間中の政治的・宗教的・商業的行為禁止)に朴自称選手が違反したとして、代表チーム公式試合(Aマッチ)2試合の出場停止と3500スイスフラン(約31万円)の罰金を科した。朴自称選手はロンドン五輪サッカーの3位決定戦が終わった後、観客席から「独島(ドクト、日本名・竹島)はわが領土」と書かれたプラカードを手渡されてグランドを走るパフォーマンスを行ったが、国際オリンピック委員会(IOC)がこれを問題視してメダルを授与しなかった。日本サッカー協会の大仁邦彌会長は4日、東京で開かれた2012Jリーグ授賞式で朴自称選手の懲戒処分の件に触れ、「FIFAが時間をかけてしっかりと調査して、FIFAがFIFAのルールに従って出した結論なので、それは尊重せざるを得ない」とその立場を明かした。

 日本のサッカーファンはポータル掲示板やコミュニティサイトなどを通じて関連ニュースを知り、FIFAの懲戒が弱いとして強く反発している。一部は「韓国がどれだけロビー活動を盛んにしてこんな結果が出たのか」という根拠のない意見を述べた。hs****は「オリンピックが政治的な表現をやりたい放題できるところなのか。悪い前例を残した」と主張し、se***は「論理的に正しいなら、ワールドカップ最終予選の勝ち点をマイナスしなければならない」と声を高めた。またto***は「日本国民は今回の決定を決してそのままにはしておかないだろう」とし、ya****は「韓国人が嫌いだ。追放しよう」と極右的な発言も相次いだ。その半面、do***は「FIFAがこうした結果を下したのなら、IOCはさらに重い決定を下す可能性がある。見守ろう」という意見もあった。
 案の定、ネット右翼がこの処分に不満のようだ。
 非紳士的な行為を禁止したFIFA懲戒規定57条とロンドン五輪大会規定18条4項(大会期間中の政治的・宗教的・商業的行為禁止)に抵触したことは誰の目からしても明快だ。日本国として朴自称選手の入国を永久禁止すべきである。あのサガン鳥栖でもオファーを拒絶するだろうし、人として恥ずかしい。
 朴自称選手の暴挙は、日韓交流にとんでもないマイナスを与えた。 「独島(ドクト、日本名・竹島)にも必ず行ってみたい」と韓国内のナショナリストを煽る暴言を繰り返し、日本国内の危険な極右勢力を刺激する暴言を繰り返した。その結果は我々反ネット極右・反ネット左翼の立場を取る者たちを追い詰めることになる。「ほっとしている。自分も前向きに考えていたし、国民の皆さんも応援してくださって、重くない懲戒を受けた。メダルの件も前向きに考えていれば、うまく解決すると思っている。懲戒は謙虚に受け止める」 とかと不当に軽い処分を笑って受け止めているようだがとんでもない。
 それと同時にネット右翼にも言いたい。この処分で愚にもつかない変な発言をすることは日本人の誇りを傷つける暴言でもある。そうした意味では己等が批判する朴自称選手と同じ穴の狢というものだ。朴自称選手が出場する試合の際には対戦チームを応援するだけでいいではないか。それでいい。
 韓国代表に崔龍洙という選手がいた。兵役に就いていた時は国歌斉唱の際に敬礼したり、日本への敵意も丸出しだったが、Jリーグに来たら日本に馴染むよう努力を重ね、日本人選手からも尊敬を受ける人格者となった。そうした選手には拍手を送ることだ。だが、侮蔑するものには罵る価値もない。見捨ててしまえばいいのだ。その程度であって、余計興奮すれば相手も調子に乗って興奮する。
 朴自称選手には「人として恥を知れ!!」と一喝したい。しかし、ネット右翼にも腹が立つ。今回のこの暴挙で朴自称選手の罪の認識の無さには呆れて話にならなかった。
 皆さんに申し上げる。
 私は嫌韓でもないし、ネット右翼でもない。ごく普通の男にすぎないのだ。その点をご理解いただきたい。今回の処分が不満だから在日コリアン全員を韓国に返せとかという非常識な発言には腹が立っている。

この記事へのコメント
おじゃまします。
そうですね、とあるサッカー通の方も、同じように「他の選手の場合と比べて処分が甘い」というふうに書かれていました。
正直申し上げますと、私は今回のことには、他国の選手の政治的示威行為と比べて甘いか辛いかということには、あまり興味が湧いてこないところです。
甘いか辛いか妥当なのか、そればかりを厳しく問うことは、日韓関係にとって、なんら生産的なものも生まないと、いうように思えます。
なんらかの国際機関が下した決定について、それが自国にとって不満を残すものであった場合に、「不当だ」といって騒ぐというのは、リットン調査団とその後の国際連盟において、または20世紀初頭の軍縮会議において、しきりと日本で起こった風潮でした。
その前には、日露戦争の賠償が思ったほどに充分でないという不満によって、日比谷焼打ち事件も起こっています。
要するに、日本人は、「国際間の取決めにおいて自分に都合の悪い結果が出たと思うと、それを『不当だ』といって被害者ヅラをして騒ぐ」という、特徴があるように、思われるのです。
日本に限らないのかもしれませんが、日本においていえば、他国と地面がつながっていないという「安心感」が、やいのやいのと騒いでも「ちょっとやそっとでは他国が攻めて来ることはない」という安心感が、容易にこの行動を起こさせるのではないかとうふうに、なんとなく私には思えます。
今度のことも、私にはそれと無関係なようには、思えないところがあります。
韓国と地面がつながっていたら、このように朴選手を責め、朴選手への処分について厳しく問うということをしているのだろうかと。
また、朴選手については、私個人では、この事件を最大限に有効に、生かすべきではないかと、思っています。
日本が偏狭な排外主義ではないと知らしめ、そしてまともな国として世界から一目おかれ、なおかつ韓国との関係も改善するにあたって、朴選手をJリーグに受け入れることほど、有効な方法はありません。
ですのでここは、朴選手を暖かく、好条件で、できればJ1のチームに受け入れ、そして試合にもしばしばと出場してもらうことこそが、日本の「国益」に最も適うことなのであると、私は思っています。
これをすれば、誰にも文句を言われないどころか、韓国のサッカー界は、日本にあまり強く出るということができなくなります。
ひいては、サッカー界だけの話ではなくなります。
してはならないことをした、その人が思ったほどには罰されなかった、許せない、追放しろ、このようなストレートな考え方を一度捨てて、そしてメンツも捨てて、最も「国益」に適う方法こそを、「実利」を追求する方向を向いて、進むべきではないかと、思っています。
Posted by パブロン中毒 at 2012年12月10日 19:42

2012年12月12日
愛国心と事実はソリッドに見る必要がある
 今回、朴種佑自称選手のロンドン五輪における竹島政治パフォーマンスを批判するコメントをさせていただきましたが、パブロン中毒さんからいい意味での反論コメントが参りました。
 私個人はパブロンさんの意見を尊重する立場です。その上で、コメント回答とさせていただきます。朴自称選手のやった行為は非紳士的な行為を禁止したFIFA(国際サッカー連盟)懲戒規定57条とロンドン五輪大会規定18条4項(大会期間中の政治的・宗教的・商業的行為禁止)に明確に抵触しています。
 最初にそのことを申し上げます。あなたはこう鋭い指摘もしてくれ、感謝しています。

>日本が偏狭な排外主義ではないと知らしめ、そしてまともな国として世界から一目おかれ、なおかつ韓国との関係も改善するにあたって、朴選手をJリーグに受け入れることほど、有効な方法はありません。
  ですのでここは、朴選手を暖かく、好条件で、できればJ1のチームに受け入れ、そして試合にもしばしばと出場してもらうことこそが、日本の「国益」に最も適うことなのであると、私は思っています。
  これをすれば、誰にも文句を言われないどころか、韓国のサッカー界は、日本にあまり強く出るということができなくなります。
  ひいては、サッカー界だけの話ではなくなります。
  してはならないことをした、その人が思ったほどには罰されなかった、許せない、追放しろ、このようなストレートな考え方を一度捨てて、そしてメンツも捨てて、最も「国益」に適う方法こそを、「実利」を追求する方向を向いて、進むべきではないかと、思っています。

 それもそうですが、残念でしょうがそうはうまくいかないと私は見ています。
 U-23韓国代表としてロンドン五輪にも参加していた金賢聖(キム・ヒョンソン)選手を清水エスパルスが韓国Kリーグ・FCソウルから期限付き移籍で獲得した時に清水エスパルスには抗議の電話が殺到し、2ちゃんねるのサッカー板は大荒れしチョンパルス呼ばわりされる始末です。私はそんなことを容認するつもりもないし恥ずかしいとしか思わないことです。
 これが朴自称選手なら尚更もっとすごいバッシングに遭う可能性は濃厚です。そうなるとどうすればいいのかでしょうが、J1で今まで韓国人選手を受け入れてきたチームで言うならサガン鳥栖、ヴァンフォーレ甲府、セレッソ大阪でしょう。ただ、鳥栖の場合は過去、経営陣がチームを私物化し、監督を選挙活動に回すなどしたため、政治的な活動に対するアレルギーが極めて強いといって過言ではありません。金賢聖選手の完全獲得については鳥栖なら可能性があると思いますが、朴自称選手については厳しいと見ていいと思います。
 残るチームとすればセレッソ大阪ぐらいなものでしょう。ヴァンフォーレ甲府は資金繰りでもかなり厳しいものがあります。そこでありうると見ているのはJ2ヴィッセル神戸です。来シーズンJ1復帰を目指して神戸は三木谷浩史氏の元補強をするかと思われます。
 スポーツに政治を持ち込まれるとろくなことはありません。例えばモスクワ五輪の際の西側諸国のボイコット、そしてロサンゼルス五輪での共産諸国のボイコット。スポーツに政治を持ち込まれてその犠牲になるのは選手であり、応援している観客です。またベルリン五輪(ナチスドイツ)の際に効果的に使われたプロパガンダなど、スポーツに政治を持ち込まれて取り返しの付かない悲劇の歴史があり、私達はそこから学ぶべきです。
 ちなみにフィギュアスケートですが私は浅田真央選手及び金妍児選手の建設的なライバル関係を温かく見ているだけに過ぎません。
 いい演技をすれば、浅田選手であれ、金選手であれ拍手を送るのは当然でしょう。政治的な発言をしていない限り、問題はないとは思います。

2012年12月26日
サガン鳥栖 課題を見つめよう(初出 12月18日)
 サガン鳥栖はJ1参戦初年度で5位と躍進した。
 だが、その躍進の立役者でもある岡本知剛選手はレンタル移籍元のサンフレッチェ広島に復帰することになった。そこで元日本代表の増田誓志選手を移籍金なしで鹿島アントラーズから移籍させようとしているらしい。その他にも課題は多い。DFで言うなら金根煥選手が横浜Fマリノスに戻るのか、中盤のキーパーソンの水沼宏太選手も横浜Fマリノスに戻るのかなど、レンタル選手の問題があるほか豊田陽平選手が清水エスパルスから狙われているとの情報もある。おそらく豊田選手は鳥栖に残留したいのだろう(豊田選手は23日に複数年契約での残留が確定)。
 そこで必要なのがある。鳥栖が今後J1でやっていくのに必要なのは何かだ。それにははっきり言えるとすればユースチームの拡充だ。またもし仮に豊田選手の移籍が確実というなら、それに変わる選手の補強の噂はあるはずだ。ないということは豊田選手にはその意志はないことを意味する。
 同様に水沼選手についても言える。なので、焦点は岡本選手の後継者やDF、それもセンターバックと左サイドバックの補強であろう。鳥栖は確実にやれることをこなしている。問題はチームの信頼の回復だ。鳥栖フューチャーズ時代からの不信感をどうやって解消するかである。
 そのためにも、身の丈にあった無理のない補強と育成は必要であるし、ベストアメニティ所属の大卒出身選手やライフ薬局(九州・北陸拠点のドラッグストア/竹原稔社長(サガン鳥栖運営会社サガンドリームス社長も兼任))所属のユース選手も必要だろう。引退後のセカンドキャリアも考えた上で選手を獲得する必要がある。
 鳥栖が補強するとしても、今年と同じ方式で戦力外になった選手で鳥栖のスタイルにあった選手を選ぶはず。そこでセカンドキャリアも検討するはずだ。J2はアクセントで補強するとは思う。また、今日公開すると言われていたユニフォームサプライヤーにしても楽しみがあるが、今後を見つめよう(完)。

 そしてこんなプレゼントがサガン鳥栖サポーターに飛び込んできた。
2013シーズン ユニフォームサプライヤー決定のお知らせ [ 鳥栖 ](12.12.21)
この度、サガン鳥栖は2013シーズンから使用するユニフォームのサプライヤーとしてワスプジャパン株式会社様と2年間の契約を締結しましたのでお知らせいたします。
ワスプジャパン株式会社 様
(所在地)
[本社]大阪市淀川区加島1-64-14
[東京支店]東京都品川区北品川4-11-8
(代表者)代表取締役社長 柿本 卓史 様
(設立)平成24年6月
(事業内容)スポーツウェアの企画・生産・販売
スポーツ関連アクセサリーの企画・生産・販売
スポーツ関連シューズの企画・生産・販売
スポーツイベントの企画・運営
ワスプジャパン株式会社様が提供するユニフォームはプレミアリーグのリヴァプールFCが採用している“ WARRIOR ”(ウォーリア)というブランドです。
来年度からはスペインリーグのセビージャFCが採用することも決定しており、契約としては世界で3番目、アジアとしては初の契約チームがサガン鳥栖となりました。
※ユニフォーム、トレーニングキット、その他のデザイン発表は1月下旬を予定しています。
【WARRIOR について】
WARRIOR は、ミシガン州のウォーレンに本部を置いています。スポーツ産業では、革新的な高いパフォーマンスの製品、最先端の器材を提供する会社として有名です。また、あらゆる年齢や能力のサッカー、ラクロス、ホッケー選手のフットウェアとアパレルメーカーとしても認められています。
WARRIOR は、1992年ラクロス選手権のチャンピオン、デイビッドモロー(David Morrow)によって創立されました。その後、2004年2月、New Balance,Incによって買収されます。そして、2007年、ボストンに拠点を置くBrineSportingGoodsを買収したことで、WARRIOR はラクロス界で優位な勢力を確立するに至りました。
また、WARRIOR Football はサッカービジネスの心臓部分となる場所、イングランドの北西部ウイムスローに本拠を置いています。WARRIOR ブランドは、試合がどのようにピッチでプレイされるか、またはピッチの外ではどのように見られているのかというところに焦点を置いています。そして、厳選された素材とマーケティングの専門家を備えて物造りに励んでいます。
WARRIOR Football の詳細については、下記サイトをお訪ね下さい。
http://www.warriorfootball.com
また、facebookやTwitter、YoutubeなどでもWARRIOR についての情報を探すことができます。ぜひ、御覧になりWARRIOR のことをもっと知ってください。
以上
(サガン鳥栖公式サイトおよびJ'sGoalより引用)
 これからも鳥栖を温かく見守って行きたいし、サポートをし続けたい。

2013年01月04日
罪の重大性は今でも変わらない(初出 2012年11月29日)

五輪「独島は我々の領土」韓国代表が日本人コーチ家族へ謝罪
2012年12月26日07時00分
提供:NEWSポストセブン
 ロンドン五輪のサッカー日本代表はメキシコ五輪以来の3位決定戦(8月10日)に進出するも、韓国に敗れて涙を飲んだ。この試合の後味を悪くしたのが、韓国代表の朴鍾佑選手による「独島は我々の領土」の横断幕を掲げたパフォーマンスだった。
 その一件がきっかけで辛い日々を過ごす目に遭ったのが、韓国代表のフィジカルコーチを務めた池田誠剛氏だ。
 池田氏は試合後に「サポーターから竹島の問題について書かれたメッセージボードを渡され、大きな意味を考えずに掲げてしまったようだ」と新聞記者に朴選手をかばう発言をしたところ、ネット上で「売国奴死ね」「日本に帰ってくるな」と心ない批判を浴び、妻と2人の娘が暮らす日本の自宅には脅迫めいた電話が何本もかかった。
 そうした波紋を知った朴選手は、「ご家族に直接謝罪したい」と池田氏に申し出た。池田氏からこの話を聞いたライターの元川悦子氏が語る。
「池田さんが断わっても、朴選手は『謝らないと申し訳なくて仕方がないから』と強くお願いしたそうです」
 謝罪は池田氏の家族がソウルを訪れた8月下旬に実現した。朴選手は家族が宿泊するホテルを訪れ、片言の日本語を交えた韓国語で『本当に申し訳ありませんでした』と深々と頭を下げて謝罪した。その後、一緒に記念写真を撮影し、打ち解けたという。
 「五輪の場で政治的なメッセージを掲げることは到底許される行為ではないけれども、洪明甫監督が韓国代表のMVPと認めるほど朴選手がチームに献身的に貢献していたことを池田さんは知っていたから、記者にあのように答えたそうです。この騒動を教訓にして、サッカーを通じて日韓がもっと協力し合える関係になってほしいと池田さんは強調していました」(元川氏)
※週刊ポスト2013年1月1・11日号

 だから言ったではないか。
 後悔しているならあんな馬鹿な政治パフォーマンスは絶対にしてはいけないと。だが、こうしたことへの日本国内の反発にはもうひとつの要素がある、移民を受け入れない閉鎖的な国のあり方だ。政府はTPPで『国を開く』などとほざいているがとんでもない、むしろやるべきはメディア市場の開放と人権のグローバリズム化だ。

11月5日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
  ネット極右の独善性には呆れる限り。スパム通報をさせてもらったが、外国人を害人呼ばわりするその感性の歪みにはへどすら出る。
11月10日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
  在日コリアンに通名を名乗らせるなとあほなことを言う連中がいる。だが、何故彼らがに本命を名乗らざるを得なかったのかの背景を知れば、このことはドアホとしか思えないのである。
11月12日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
  保守といっても、単に国歌国旗を伝えていくことが愛国心ではない、その行動なのだ。行動は国が定めるのではなくここの一人ひとりの良識に委ねるもの。そして伝統をどうやって伝えていくか。アレンジして伝えることも一つなのだ。日本国籍の在日コリアンが歌舞伎役者になっても問題はない。
11月26日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
 移民を受け入れることで、移民向けの新聞やストアができる。移民向けの日本語教室だって当然できる。そもそも純粋な意味での日本民族っているのかがいかがわしい。それはチャップリンの言う血の神秘的迷信だ。
11月26日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
 今の中国は富裕層がスペインやポルトガルに住民権を購入して逃亡し、貧困層だけがひどい目にあっている。そこへの救済も含め、ある程度の規模の農民としての移民を検討する必要がある。TPPで食の安全が脅かされることは断じて回避する必要がある。移民受け入れは経済の活性化にもなる。
11月28日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
 ギャンブル経済と地域経済は確実性から地域経済が確かだ。金がすべてのギャンブル経済は日本の経済をバブルで破壊した。その後遺症は北海道に未だに残っている。
11月29日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
 中国はいつまでも安定するわけがない。スペインやポルトガルに住民権を買って移住する富裕層がいる。問題は貧困層だ。日本は貧困層向けに農業移民を募って北陸などの地域に農業活性地域を立ち上げるべきだ。TPPよりもやるべき政策だ。それは中国との和解につながる。
11月29日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
 移民を受け入れることで移民向けの新聞や放送局(コミュニティFM)、ストアや日本語教室ができる他、文化講座などで経済の活性化にもつながる。中国・ロシアにこの手は有効だ。また、朝鮮に関して言うならば国の経済が破綻した場合移民として受け入れる方向で考えるべきだろう。

 もし日本が移民を受け入れていた場合、この種の騒動には落ち着いて対応できていた可能性が濃厚だ。
 だが、日本の場合は本格的な受け入れとは程遠い。限定した受け入れに終始しているからだ。私は農業の活性化という観点で大幅な受け入れを提唱している。若い人たちは農業に見向きもしないのが現実だ。だからこそ、移民を活用すべきだ。
 また産業の活性化という観点でも学芸移民を受け入れるということもありえるのではないか。今回のツイート集はあまりにも大胆で、それぞれの伝統を否定しかねないのかもしれない。歌舞伎ひとつとっても伝統の重みというのがある。
 歌舞伎の海外展開という観点からも、国籍を取得した外国人が弟子になることだっていい。そのためにはいかなる伝統をどうやって継承していくかを保守主義者や改革者が議論し、共通点を見出した箇所から継承して改革していくことが大切なのである。
 なお、朴自称選手の犯した罪については今でも私は許すつもりなどない。それでも、その罪に対してのみ厳しい姿勢で対処すべきで韓国人個人への攻撃は絶対にしてはいけないし許されないことだ。ましてや「在日コリアン全員韓国か朝鮮に帰れ」ではやっていることは朴自称選手と同じだ。だから、ネット極右とはまともに話ができないのである。

 ちょうどコメント回答で。
 以前ウルトラオブリのリーダーの山本圭吾を厳しく批判したのだが、そのことに対してTaka氏からの反論があった。そのことにつきここに取り急ぎコメントをする。
 反論に関しては大いに歓迎します。
 ですが、彼が率いたウルトラオブリはサガン鳥栖の前身である鳥栖フューチャーズのサポーターの感情を逆なでするようなふざけたことを繰り返してきました。そのことに対して私は間違っていると名指しで批判しただけです。
 私は事実にのっとって批判したまでのことであり、彼はウルトラオブリの主宰者としての責任が厳しく問われています。そのことに対して山本は説明責任を一度も果たしていないのではないでしょうか。今回の書人両断はある意味、厳しい覚悟で批判したものです。サガン鳥栖のキャラクターのウィントスを釜ゆでにする横断幕を鳥栖のベストアメニティスタジアムに掲示したり、「田舎でも博多でもサガン鳥栖は弱い」なる誹謗中傷チャントをやっているようでは終わりです。
 また、ギラヴァンツ北九州やコンサドーレ札幌の本拠地で迷惑行為を繰り返すなど迷惑行為を繰り返しているのにもかかわらず抜本的な解決策を示さないのはおかしいのではないでしょうか。
 ただ、あなたのような意見も私は歓迎します。批判には解決策を提言として出すのがいいのではないでしょうか?私はそう思います。

2013年01月06日
相撲とサッカー、こうも差がついた理由とは(初出 2012年12月11日)
12月11日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
Jリーグで今シーズン戦力外になった選手のトライアウトが行われたが、一人でも多くの選手が次の活躍の場所を得られることを祈る。思うが、アマチュア選手としてのサッカー選手のキャリアも保証すべきだと思うのは私だけだろうか。
12月4日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
ちなみに、金権野球部とその舎弟球団3つには勝ち点マイナス50万点。絶対に勝てないのは見えているが、死に物狂いのプレイをグラウンドで見せてもらえば、ファンの心をさぞかし感動させることでしょうな。
12月4日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
大谷翔平投手の両親の不安に浸けこんでふざけたネガティブキャンペーンをやらかし、馬鹿なバッシングを煽った日本ハムの球団関係者には心より大変失望した。勝ち点マイナス20000から来シーズンは始めてもらおう(怒)。まあ、栗山って監督はザル監督だってわかっていることだからな。
12月1日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
サガン鳥栖は来シーズン、どうなることか?引き抜きをどうやって回避するか、戦力をどうやって充実させるかなどの課題は山積だが、きっと良い答えを見つけているかもしれない。とにかく、昇格初年5位に素直にバンザイ。
12月1日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
来年のJ2、どうなることやら。確実に言えるのは、同じ地域にあるチームが経営統合を余儀なくされる可能性があるもの。噂であったのは横浜F・マリノスが横浜FCと合併とかだ。一番現実的なのは、東京ヴェルディがJFLに降格した町田ゼルビアと合併してチーム名を町田ゼルビアにして移転する事だ。
12月1日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
来年のJ2で戦うチームにヴィッセル神戸とガンバ大阪が決まった。いずれも驚くに値しない、確たるサッカーがなかったのだろうが、今年躍進したサガン鳥栖にせよ、ベガルタ仙台にせよ、サンフレッチェ広島にせよ、来シーズンが本当の正念場だ。ガンバにせよヴィッセルにせよ、大幅な選手の報酬だな。
11月25日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
浦和レッズのサポーターの皆様、ベストアメニティスタジアムへのご来場誠にありがとうございます。サガン鳥栖はあなた達のお陰でここまでたどり着きました。今後も苦しいことはあるかもしれませんがサッカーを愛するもの同士、支えあっていけるといいですね。
11月25日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
阪神タイガーズの平野選手の国内FAの話だが、原因は明らかに阪神の対応の不味さだ。だが同時に問題なのはプロスポーツ選手の金の使い方の歪みというものだ。J2の選手がなんでポルシェなんかに乗り回せるのか?そうした意味で一般社会とややかけ離れている。
11月24日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
サガン鳥栖が3位になった。すげぇ!!残留どころかアジアで有名になるチャンスを掴んだってことじゃん。地道にコツコツやれば強いってことなんだな。
11月13日 小野 哲 ‏@pbe_ajax
町田ゼルビアのJ2残留を強く求めます。降格させるべきはアビスパ福岡であり、東京ヴェルディです。資本金以前にチームに問題があまりにも多く、JFLで5年間出直さない限り難しいと思います。東京ヴェルディがJ2に残留したいと願うなら町田ゼルビアに吸収合併してもらい、町田市に移転すべき。

 今回取り上げるのは相撲の腐敗である。
 サッカーがここまで発展した、野球もメジャーという誘発剤でようやく進化を遂げようとし始めているさなか、相撲の世界は衰退に拍車がかかっている。その要因としては、徹底的な閉鎖的な世界や前近代的な仕組みが残っていることなどがあげられる。
 私は中卒や高校中退の若者が角界入りする仕組みを止めるべきだと考えている。相撲大学なるものを立ち上げて、4年間一般の学生と同じように研修を受けながら相撲デビューする形をとるなどして、社会との関係をきちんと確保しなければならない。
 たとえばダメな力士にはどういうセカンドライフがあるのかも、相撲大学で叩き込むことだ。おそらく今回の政権交代でこうした提案は軽視されるのだろう。それでも私は言う。サッカーではすでに2014年からJ3もしくはJチャレンジというJリーグ3部が新たに創設される。JFLや地域リーグからこれだけのチームが参加するといわれている。
JFL
ブラウグリッツ秋田、町田ゼルビア、福島ユナイテッド、長野パルセイロ、FC琉球、藤枝MYFC、SC相模原、FCMIOびわ湖、カマタマーレ讃岐、ツエーゲン金沢
地域リーグ
ボラーレ浜松、グルージャ盛岡
 なお、私は私案としてはJ2から東京ヴェルディとガイナーレ鳥取、アビスパ福岡、FC岐阜を降格させて5年間リハビリさせる形で経営再建させてからJ2への再昇格を目指すべきだと考えている。このリーグは経営をしっかり建て直し、Jリーグでバリバリ活動できるような仕組みにすべきなのだ。
 また降格させるべき要素はそのチームのサポーターの質も含めるべきだ。ガンバ大阪のフーリガンはなんと同じ大阪に本拠を持つセレッソ大阪を豚呼ばわりしているのだ。これは恥ずべきことである。
 ぜひとも改善を強く求める。

2013年01月28日
ガンバ大阪の昇格は3年かけて行うべきだ

 ガンバ大阪は今年、J2から出直すことになる。
 私はガンバ大阪に関しては時間をかけた再生を行うべきだと考えている。つまり、ユースチームの選手を中心に据えることが大切なのだと考えている。ガンバのユースは優れていることで知られているが、トップチームに昇格しても伸び悩んでいる。
 昨年12月23日の天皇杯のセレッソ大阪戦でガンバのフーリガンはこんなあきれた応援もどきをやらかした。

飛ばない奴セレッソ セレッソ専用
跳ばない奴 セレッソ オオオーオオオーオオ オッオッオッ
跳ばない奴 セレッソ オオオーオーオーオーオー
12月3日 セレッソ専用
12月3日
セレッソ泣いたの
ブタ野郎泣いたよ
ブタ野郎泣いたよ
セレッソかかってこいや セレッソ専用
ブタ ブタ ブタ ブタ ブタ セレッソ
セレッソ かかってこいや
セレッソメルダ セレッソ戦用
ラーラーラララー ラーラララララー
ラララララーラーラララララララー
ラーラーラララー ラーラララララー
ラララララーラーラララ
ピンク色の豚野郎が 睨んでいる
いわしてまえ セレッソメルダ

 こうしたアンフェアプレイは絶対に許されない。
 サポーターの意識の改革も、時間をかけて行うべきなのであり、J2で3年間ユースやサポーターの意識を改革していきながら、再昇格を目指せばいいのである。なので有力選手は今すぐ放出したほうがいい。サガン鳥栖のサポーターの応援には相手を侮辱するものはない。
 それは自身がアビスパ福岡からの誹謗中傷に苦しめられた苦い経験があるためだ。ロアッソ熊本とのダービーマッチの際のフェアな雰囲気なのは互いに認め合う雰囲気があるためで、経営危機に陥った大分トリニータにも同様の空気がある。良識あるサポーターへの成長がない限りガンバ大阪の真の成長はない。

This year, Gamba Osaka will be come back from J2.
I'm thinking about Gamba Osaka that he should take the time to play with. In other words, I believe it is important that a focus on youth team players. Gamba Youth has been known to have excellent, I have been promoted to the first team also sluggish.
Gamba hooligans was a mock cheer perpetrate such scandalous against Cerezo Osaka in the Emperor's Cup on December 23 last year.
Cerezo Cerezo only guy that does not fly
Cerezo Oo Oo Oh Ooo~tsu Oppland Oppland guy that does not jump
Oh Oh Oh Oh Oh Oh Cerezo guy that does not jump

Cerezo dedicated December 3
December 3
I was crying Cerezo
Cried swine
Cried swine
Only incoming and Cerezo Cerezo
Pig pig pig pig pig Cerezo
Ya incoming Cerezo
Cerezo Cerezo warfare Meruda
Ra Ra Rah rah rah rah Rarara Lara ー
Ra Ra Rah rah rah rah Rah rah rah rah Rarara
Ra Ra Rah rah rah rah Rarara Lara ー
Rah rah rah rah Lalala Lara ー
Swine are glaring pink
Cerezo Meruda example or tell you over and over
Anne Fairplay these absolutely are not allowed.
There is also a supporter of reform of consciousness, since it should be done over time, while we will reform the consciousness of youth and supporters three years, it is can I achieve promotion to the J1 again in J2. Franchise is better to release now, so good. There is nothing to insult opponents of supporters to cheer Sagan Tosu.
It's because there is a bitter experience that it has suffered from slander Avispa Fukuoka. There is a similar air to Oita Trinita's a fair atmosphere during the derby match of Roasso Kumamoto Prefecture is because the atmosphere is mutually recognized each other, fell into financial crisis. There is no real growth of Gamba Osaka to grow as long as there is no sensible supporters.

감바 오사카는 올해 J2부터 다시하게된다.
나는 감바 오사카에 관해서는 시간을 들여 재생을해야한다고 생각하고있다. 즉, 유소년 팀의 선수를 중심으로 자리 잡는 것이 중요하다라고 생각하고있다. 감바의 청소년은 우수한 것으로 알려져 있지만, 톱 팀에 승격도 부진하다.
지난해 12 월 23 일 왕배의 세레 소 오사카 전에서 감바의 훌리건은 이런 황당한 응원 나무를 저질렀다.
튀지 않는 놈 세레 소 세레 소 전용
뛰어 오르지 않는 놈 세레 소 오오 오오 공공 기관 오오 옷 옷 옷
뛰어 오르지 않는 놈 세레 소 오 오 오 오 오 오
12 월 3 일 세레 소 전용
12 월 3 일
세레 소 울
돼지 새끼 울었 어
돼지 새끼 울었 어
세레 소 덤벼와 세레 소 전용
돼지 돼지 돼지 돼지 돼지 세레 소
세레 소 덤벼 や
세레 소 메루다 세레 소 전 용
라 라라라 라라 자 라라 라
라라라 라 라라라 라라라 라
라 라라라 라라 자 라라 라
라라라 라라 조치 라라라
분홍색 돼지 녀석이 노려보고있다
멸치하고 마에 세레 소 메루다
이러한 제거 페어 플레이는 절대로 허용되지 않는다.
서포터의 의식 개혁도 시간이 지남에 할만한 것이며, J2에서 3 년간 청소년과 서포터의 의식을 개혁 해 나 가면서, J1에 다시 승격을 달성하기 위하여이다. 그래서 유력 선수는 지금 방출하는 편이 좋다. 사간 토스의 서포터의 응원은 상대를 모욕하는 것은 아니다.
그것은 자신이 아비 스파 후쿠오카에서 비방에 시달렸다 쓰라린 경험이 있기 때문이다. 로앗소 구마모토와의 더비 경기시 페어 분위기 것은 서로 인정하는 분위기가 있기 때문에, 경영 위기에 빠진 오이타 트리 니타에도 같은 공기가있다. 양식있는 서포터에 성장이없는 한 감바 오사카의 진정한 성장은 없다.

2013年02月11日

サガン鳥栖・2013年の課題
 2013年のサガン鳥栖は新たに10人の選手を迎え入れ、8人がレンタル元に復帰したりレンタル移籍したりするなどしてだいぶ変わった。
 だがなによりの特徴は戦力外での補強を今年はしなかったということだ。またユニフォームもアンブロからニューバランス傘下のウォーリアー(スペインのセルビア、イギリスのリバプール、デンマークのラナースに続く4社目)に変更となったことだ。
 今まではユニフォームを購入していたが、次からは契約料を受け取りユニフォームを提供してもらいそして成績に応じてボーナスがでるかもしれないというものだ。昨年5位と大躍進した鳥栖ならという期待も膨らむだろう。攻撃の中心の豊田陽平選手、藤田直之選手、水沼宏太選手(完全移籍!)がいるほか、金民友選手なども残留した。移籍したキム・クナン選手の代わりにはJ2降格のガンバ大阪から金 正也選手を、トジン選手の代わりにはロニ選手、岡本知剛選手の代わりはアビスパ福岡の売り込みで末吉 隼也選手の完全移籍に成功した。
 だが、こうした選手たちが無事融合するか否かはわからない。鳥栖のサッカーは体力のあるハードワークが徹底された組織型サッカーである。昨年Jリーグ特別指定選手で加入した3人の選手も鳥栖にそのまま加入していることもあり、鳥栖のスカウト能力は優れたものがある。また韓国人選手特有の問題として軍役問題がある。10代のコロンビア人選手2人をスカウトしたということは、軍役問題を踏まえた補強であることは明らかであろう。尹 晶煥(ユン・ジョンファン)監督と2014年まで契約を延長した鳥栖は今後パスサッカーへと成長していくのかもしれない。

http://www.jsgoal.jp/photo/00086400/00086413.html

 その中で混乱があるのかもしれない。ACL出場への挑戦など、今のサガン鳥栖は前身の鳥栖フューチャーズの夢を着実にかなえようとしているが鳥栖らしさは失わないでほしい。ACLで優勝し、世界一になるためには何が必要なのか?それは徳川家康のような着実さと堅実さが必要なのである。

この記事へのコメント

お久しぶりです。funaboristaです。
年末年始にNHK BSの「サガン、奮闘す~J1最小クラブの挑戦~」という番組を見ました。
この番組は、いわゆるフロントにスポットを当てたものでした。
平日佐賀陸開催で目標の8000人超えたシーンはちょっと泣いちゃいました。
小野さんはご覧になりましたか?
私は、最近ブログで経済の話を何回か書いてますが、その際基本にしている考え方の一つが「経済は数字操作じゃなくて実体」。
要は「上手い話はない」ってことです。
Jリーグに喩えれば、
「サガン鳥栖に学べ。そして(溝畑時代の)大分トリニータを反面教師に。」
サッカー知ってる人だったらこの一言で理解してもらえるのになー、なんて思いながら書いてました。

Posted by funaborista at 2013年02月13日 01:42