今回取り上げる第百生命保険も､戦前の老舗保険会社の一つである｡
いみじくもこれにも国の歴史を見ることができる｡
1894年 1月「京都生命」設立
1906年 8月｢万歳生命保険｣設立
1908年 4月､京都生命は「博愛生命」に改称｡
1912年 2月､｢同胞生命｣設立｡
1913年 3月､｢八千代生命｣設立｡
1914年 8月､川崎金融財閥により，日華生命保険（株）として設立｡
1914年 9月､同胞生命を｢福徳生命｣に改称｡
1917年 8月､博愛生命が｢万歳生命保険｣と合併｡
1922年 7月「国華徴兵保険」設立
1929年 8月「萬歳生命」は「日華生命」と合併｡「日華萬歳生命」に改称
1930年 4月､八千代生命は「日華萬歳生命」に包括移転し、解散｡10月に「日華生命」に改称｡
1941年 11月､「日華生命」と「福徳生命」､「国華徴兵保険」が合併｡12月に「第百生命徴兵保険」に改称｡
1945年 10月､「第百生命」に改称｡
1947年 9月「第百生命(相)」設立｡
1948年 3月､「第百生命(相)」に包括移転し、解散
1999年 2月､株式投資などによる含み損による経営不振を打破するべくカナダのマニュライフ・ファイナンシャルコーポレーションと第百生命保険(川崎眞次郎社長/東京都調布市)との各50%合弁で資本金409億円でマニュライフ・センチュリー生命保険（株）設立。同年3月30日第百生命保険より800億円で営業権譲受。第百生命は既契約の管理会社に移行した｡
2000年 5月31日､第百生命は自主再建を断念｡金融庁長官より業務の一部停止命令を受ける｡
2001年 1月25日､生命保険契約者保護機構から1450億円の資金供与を受けて、マニュライフセンチュリー生命保険に契約を包括移転することで合意｡4月2日に移転を実施｡
2001年 9月1日「マニュライフ生命保険株式会社」に改称｡
2007年 第百生命の清算が完結｡
今回､いろいろと情報を解析させてもらった｡
Wikipediaはあまりにも役立たずで､今回はGoogleで検索をかけさせてもらい､まとめたのがこのコラムである。私は思う､金融ビックバンは誰のためにあったのか｡
