2013年10月8日火曜日

極右に足元をすくわれた 谷垣禎一

 今回の書人両断の前に、このニュースを取り上げる。

 維新の会:谷垣・自民総裁「ヒトラー台頭時を想起」 - 毎日jp
 自民党の谷垣禎一総裁は18日、橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」の国政進出に期待が高まる政治状況について、戦前に日本軍部やヒトラー、ムソリー ニが台頭した際を想起させるとの観点から警鐘を鳴らした。京都府内で講演し「政党政治が駄目だということで昭和10年代に日本で軍部が出てきた。ヒト ラー、ムソリーニが出てきた時もそういう雰囲気だったのだろう」と述べた。

 谷垣氏は、維新の会について「(事実上の次期衆院選公約である)維新八策はいろいろ問題点があり、方向性が明らかな政党になるかは未知数だ」と指摘した。同時に「既成政党に期待しても無理との気分があるから、第三極が期待を集めている」と分析。(共同)

毎日新聞 2012年3月18日 19時25分(最終更新 3月18日 19時41分)
 
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120319k0000m010022000c.html

 この批判は確かに正しいのだが、2月25日に極秘会談を野田自称首相としていたのは一体どういうことか。
 民主党の失政を批判している割には矛盾しているとしか思えない。そうしたことが極右政党の助長につながるのではないか。これでは足元をすくわれるのだ。
 私は以前「キーキーガイコツマン」呼ばわりしたが、そのキーキーわめく体質はさらにひどくなった。

他人の悪口を言っている場合か、馬鹿!(小野哲)
2011/04/17 07:49

 ジミントーの忘れ去られたキーキーガイコツマン2世・谷垣某が菅違い直人に自主的な辞任を要求した。
 東京電力の福島第一原発における対応のまずさを理由に挙げているが、私は『お前が言うか、馬鹿!』と思った。そもそもの原因は危険な原発を導入したジミントーにあるではないか。

負の遺産。自民党の原発推進議員に渡った東電からの“隠れ献金”
掲載日時 2011年04月08日 17時00分|掲載号 2011年4月14日
週刊実話
http://wjn.jp/article/detail/9247859/
 震災と原発対応で後手、後手に回る菅政権に、同情の声が上がりだしている。
 政治部デスクがこう語る。
  「地震と津波は天災だが、『人災』と言われる原発を推進してきたのは自民党。『菅政権は尻拭いをさせられている』『自民党が内閣に手を貸さないのは無責 任』との声が国民から出始めているのです。このため、対岸の火事と見ていた自民党も、『いずれ批判に晒される』との見方が強まっているのです」
 ちなみに、今ではこうした声は被災地でも聞かれるほど。原発危機が収まれば、一転自民党が国民批判で被災する可能性も高いのだ。
 だが、その自民党にさらに国民感情を逆撫でするような騒動が起こりだしている。実は、永田町では福島第一原発の事故を起こした東京電力とのズブズブの関係が追及され始めたのだ。
 政治部記者がこう語る。
  「東電が、長らく自民党の票田だったことは知られているが、永田町では同社の隠れ献金がクローズアップされ始めたのです。電力会社は企業献金を自粛してい るが、『関西消費者団体連絡懇談会』という市民団体の発表によれば、06年~08年の間に東電の役員たちは、毎年、自民党の政治資金団体『国民政治協会』 に個人献金をしていたのです。これが事実上の企業献金だと話題になっているのです」
 実際、この献金の悪質さは目を見張るほどだ。
 というのも、指摘される役員らの献金額は会長と社長が30万円、副社長が24万円、常務12万円、執行役員が7万円と職位ごとに差がつけられており、申し合わせがあったことは確実。巧妙な“企業団体献金”だったことが指摘されているのである。
 もっとも、こうした隠れ献金は、東電に限ったことではないとの指摘もある。
 実は前出の市民団体の調査によれば、同期間には国内の電力会社9社の役員が自民党に同様の個人献金を行っており、その総額は1億2300万円にも上っているのだ。
 ただし、その中でも東電の悪質さは「群を抜いている」とも評判なのだ。
 「突出した献金額を誇った東電は、過去にも様々な原発データを改ざんしていたのです。その不正は07年までで233件が報告されている。要は、自民党と官僚が手心を加えてきたことは明らかで、今回の原発事故も起こるべくして起こったと言える状況なのです」(同)
 これが事実なら、原発事故はまさに「人災」。東電、自民党はどう弁明するのか。 さて、この指摘に谷垣はどう答えるだろうか。

  弟は『野党は批判することが仕事だ』と言うが、私は過去の失敗の責任を質し、反省することが健全な野党への近道だと考えており、ジミントーでもみんなの党 でも創価学会でも批判すべきと考える。クリーンさを強調するなら、まず身内から質せと言いたい。それがないから、迫力不足である。
 むしろ、植草一秀氏や村野瀬玲奈女史、井上静氏の追及が厳しい。そこまでやるかと思うほど言葉が鋭い。具体的な数字は時事通信より引用する。

1700万円を自民側に献金=東電役員、07年から3年間-「組織ぐるみ」の指摘も
  東京電力の役員の大半が自民党の政治資金団体「国民政治協会」に対し、2007年から3年間で計1703万円の政治献金をしていたことが8日、明らかに なった。組織ぐるみの「事実上の企業献金」との指摘が出ている。福島第1原発の事故をめぐり東電と経済産業省の「もたれ合い体質」が問題視される中、これ まで原子力政策を推進してきた自民党と東電との関係も問われそうだ。
 現在、閲覧可能な政治資金収支報告書は07~09年分。国民政治協会の収支報告書によると、東電役員は、07年は42人が543万円、08年は50人が591万円、09年は47人が569万円をそれぞれ献金した。
 献金額は職位ごとにほぼ横並びで、例えば09年は勝俣恒久会長と清水正孝社長が30万円、6人の副社長は全員が24万円、9人の常務は1人を除き12万円だった。
 役員の献金は07年以前も行われていたとみられる。官報によると、勝俣会長に関しては00年と01年に各24万円、社長に就任した02年以降は毎年30万円献金していた。
 09年分の献金は12月に集中しており、同年8月の衆院選で敗れ、野党に転落した後も自民党への資金提供が続いていたことになる。一方、民主党の政治資金団体「国民改革協議会」の収支報告書には、役員からの献金はなかった。
  政治資金団体は、政党が1団体に限り届け出ることができ、企業・団体献金の受け取りも認められている。ただ、東電は石油ショック後の1974年、電気料金 引き上げへの理解を得るため、政治献金の廃止を決めた経緯がある。東電役員の献金について、同社広報部は「あくまで個人の判断で役員が名を連ねた。会社が 指示したり、強制したりしたことはない」と説明。また、国民政治協会事務局も「純粋な個人献金として受け取り、収支報告書に記載している。企業献金との認 識はない」としている。(2011/04/08-21:33)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201104/2011040801039
 これはあからさまな隠れ企業献金である。
 絶対にやってはいけない。悪意ある行為であることは明確だ。個人献金ならば、少額でしかるべきなのだが、高額ということから明確に企業献金である。
  東京電力は今すぐ、原発推進を断念すべきだ。今すぐ止めることは無理だが、確実に止めていき、節電やLED電球(これとても2年後に現在の半分以下の電力 で動くものを開発することが必要だが)の普及に力を注ぐべきだ。地熱発電でもだいぶ改善されてきており、寂れた温泉街でも発電所が出来るようになった。後 は電力会社の意識改革だけだ。

 このことに谷垣は未だに改善もしていなければ政治献金も返却していない。
 これだから、ハシゲの 横暴を招くのだ。そして一緒になっていびつな愛国心を押し付ける。それもそうだろう、谷垣は七光りで議員になったわけだから苦労もあったもんじゃない。兄 や父の七光りがあったとはいえ自分の力で見事に高知県知事を勤め上げた橋本大二郎氏以下なのは言うまでもない。
 さらに際立って重いのは思想的に 破綻したネオコンの極端に小さすぎる政府を思考すること。これでは話にならない。極右の躍進を阻止するためにやるべきはポルポト石原、ハシゲを切り捨てて 共産党と手を組むことしかない。そうでもしなければネオコン・ネオリベは自己改革を起こせない。

 2012-04-06 22:07