2013年10月6日日曜日

所詮幼稚だった 小林よしのり

 ここまで無責任とは思わなかった。
 もう、呆れて話にならないバカタレとしか思えない。


小林よしのり「フジデモ」痛烈批判 「ネトウヨ」は年収200万円以下の下層でしょ?
2011/10/ 4 19:26
 漫画家の小林よしのりさんが、ネットのインタビュー記事の中でフジテレビデモへの参加者や「ネトウヨ」を批判する発言を行い、2ちゃんねるを中心に話題になっている。
 小林さんは『戦争論』『天皇論』などを通じて時代状況や現代史について活発に発言、若い世代を中心にカリスマ的な人気を誇ってきたが、今回の発言はこれまでとはやや論調が違うと受けとめられ、戸惑いが広がっている。

国家を持ち出して「自意識を底上げ」する人間増えた
 インタビューは2011年10月3日、ライブドアが運営する言論サイト「BLOGOS」上に掲載された。9月に『国防論』を発表したばかりの小林氏にその思いを聞くというのが趣旨で、9ページにもわたるかなり長い記事だ。
 小林さんはまず原発事故含め、3.11以降に起きたことを漫画家として『国防論』で記録して残したかったことや、取材で行った被災地が「ソフト無法地帯」だったことなどについて話した。
 その後、最近の若者について聞かれる中で、
「昔はみんな若者は左翼だったんだけど、今は保守か、なんか『ネトウヨ』みたいな感じになっちゃって、切り替わっちゃったかなという感覚はしますよ」
「国家というものを持ち出しさえすれば自分自身の自意識を底上げできる、という人間が増えた」
と指摘。立場の異なる人を「左翼」だとか「売国奴」などと非難しつつ、自分は尊大に振る舞う、そのために国家や日の丸が利用されてきていることに、「わし自身は嫌悪感を覚えることがある」とまで言い切っている。
「なんかもう国家論やめたくなった」
 さらに、韓流を強く推すフジテレビへの抗議デモについても、「韓流ドラマがいっぱいあるっていったって、いや、どうせ商売で やってるんだからとしか思わない」
「怒る気もしない。まあ見なきゃいいんじゃないとしか思えなくなってくるんだよね」と受け流し、「ネトウヨ系のヤツは、強硬なことを言っておけば保守なんだ、愛国者なんだと思っている」と突き放している。
「しかも、君たち年収200万円以下の下層でしょ?・・・それでいいわけ?」
「自分の立場に対して満足してないって、そこをちゃんと怒れよって言いたくなるよね」と手厳しい。
 このインタビューはネットで大きな関心を呼んでおり、
「なんか宮台真司みたい」
「年収とフジデモは直接関係無いと思うんだ」
「他に怒れじゃなくて、全方位に怒ってもいいだろ」
「『ネトウヨ』とかいうレッテルを貼ればそれで安心ができるのかもしれないが、代わりに真実は見えなくなる」
 と批判的なものが少なくない。小林さんの言葉がこれまで2ちゃんねらーの思想的な拠り所となっていた側面もあり、「よしりんももう大人になっちゃったのかねぇ 残念」とがっかりする声もあった。
 一方で、「正論じゃん。ネット右翼のように人種差別してる奴らに右も左も味方するわけないな」
「同意見だわ。ネトウヨは卑小な自己を国家という権威によって補完しているにすぎない」と小林氏に賛同する見方もある。10月4日現在、2ちゃんねるには約7000もの書き込みが寄せられている。
 小林さんは記事の中で「なんかもう国家論やめたくなったなみたいな(笑)」とも語っている。10年以上にわたって国家論に取り組んできたが、「効果」がないと感じることもあるようで「わしだってやっぱりもっといろんな表現をしたいよ(笑)」
「フィクションも含めて、違う漫画も描きたいなという欲望もあるよね」と話している。
http://www.j-cast.com/2011/10/04109057.html?p=all

 では、大いに突っ込んでさしあげましょうか(笑)。
 まず、アイヌ民族を存在しない民族と断定した段階でお粗末この上ない。国家を唱えるには、まず異端を受け入れる事が先決であり、昭和天皇の戦争責任を認めない『自由主義主観』なるお粗末な論を押し売っていた罪をどう統括するのか。
 それを抜きに議論をしようとは、まさしく議論ごっこでしかない。また、核武装と脱原発を両立できると小林は思い込んでいるようだが、それは所詮漫画そのものであり、無理がある。独りよがりの正義を振りかざして、何がまともなのかともいいたくなる。
 歴史をひもとけば、原発は核兵器とリンクしているのである。あの北朝鮮を見よ、イランを見よ、イスラエルを見よともいいたくなる。それで儲かるのは戦争産業でしかない。アジアへの蔑視に対して痛切な反省の意識も彼にはない。
  米軍の『トモダチ作戦』が大失敗に終わったのも、結局は原発の放射能漏れがひどかったからだ。そんな現実から小林は目を背けて逃げている。それこそが現実 逃避のあらわれでしかない。また、自衛隊という名前の日本軍による一部の勢力への監視活動をどう思うのか。タブーに挑戦するというなら、それこそやってみ ろと挑発したくなる。
 まだまだある。冤罪なのに不当有罪を押し付けられた植草一秀氏と対談してみろとも言いたい。さぞかし小林のお粗末さがボロボロ出てくるだろう。こんな程度のおぼっちゃまくんを褒めていた事をさぞかし佐高信氏は恥じているだろう。

小林よしのり氏「もう国家論やめたくなった。わしだってもっといろんな表現をしたいよ」
BLOGOS 編集部 10月4日(火)16時37分配信(9月29日、東京・渋谷にて)
最終更新:10月4日(火)18時59分
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111003-00000000-blogos-pol

 小林のかつての代表作は「おぼっちゃまくん」。世間知らずのセレブを通してガタガタした世間を皮肉っていた。
  だが今の小林の作品は見る価値はないのが現実である。「ゴーマンかましてよかですか」の「ゴーマニズム宣言」は最初良かった。権力者の犯罪を厳しく批判し ていたのだ。それがいつの間にか権力者サイドに変貌しての第二次世界大戦の責任居直りである。彼はチョンマゲを自分からゆったのである。
 その小 林と田中康夫が友人と聞いて納得した。現実から逃避する小林と理念のない田中なら互いに腐敗している。市民にのっかかり媚びを売ってきた田中と権力者の無 責任絶賛に走る小林は似ている。田中は長野県で理念なき破壊ばかり繰り返した。鎌田慧から「ヒガミ隆」と皮肉られた日垣隆を私物化した審議会の一員にし た。
 田中は石原慎太郎を絶賛していたが所詮、媚びを売るだけ。まあ、石原とグルの小林に頼んでコネを作ろうとしたのだろう。
 小林は韓国の従軍慰安婦の聞き取り調査に参加すべきだ。如何に机の上でしか物を見ていなかったのかが良く分かる。
 更にお粗末なのは日本が格差社会にあらずとかという金美齢の間抜けな暴言を支持した事。これで小林はボケ漫画家に成り下がった。根拠なき暴走批評は最後己に返ってくる。

 今回は小林を批判してきたまとめコラムをここに載せる。
 私達は小林程度の「知性」に騙されてはならない。彼のものは幼稚の「稚性」にすぎないのだ。だから核武装と脱原発なる矛盾したものいいができるのだろう。
 ああ、お粗末…。

2011-12-20 22:50