2013年10月28日月曜日

金融ビックバンの果てに 大正生命保険の場合

2012年04月28日


今回取り上げるのは大正生命保険と言うかつて存在していた生命保険会社である。
だが、Wikipediaだけでは甘かったので国会図書館で当時のロゴマークも含めて調べてきた。

1913年4月5日 金光庸夫、鈴木商店の経営者だった金子直吉(1866-1944)によって設立
1948年9月 日本教育生命保険を合併。堅実経営に徹しており業界45社中28位と優秀だった。
2000年3月 50億円の増資先を探していた際に証券会社(現ひびき証券)などを傘下におさめていた金融コングリマット・クレアモントキャピタルと48.5%の資本提携を交わし実質的な傘下に入る。
2000年8月28日 業務停止命令を受け破綻。12億円の債務超過状態になっていた。
2001年3月31日 既契約をソフトバンクと大和生命保険が合弁で立ち上げたあざみ生命保険に移転→2002年4月に大和生命保険相互会社と合併、大和生命保険株式会社になった。

 今回から、新自由主義を考えることにしておこうと思う。
  その典型的な金融ビックバンは当初金融サービスの充実が打ち出されていたものの、その実態は限りない富の集中である。ダメな会社はつぶれていっていくのは 当然なのだが、あまりにもそれがひどいのが実態である。この会社は今はアメリカのプルデンシャル生命保険の傘下にある。
 今回、ネットで手に入れた情報も含めてじっくりとこのコラムを仕上げていこうと思う。