2013年10月9日水曜日

文字通り無責任 枝野幸男

 今回の書人両断はまさしくこのタイトル「無責任連中書人両断」にふさわしい男である。
 まずはこの記事を参考にしていただきたい。

政治こいつら信用できん! 菅・枝野・東電首脳陣の無責任極まりないアホバカ発言
掲載日時 2011年04月16日 15時00分|掲載号 2011年4月21日 特大号
週刊実話 http://wjn.jp/article/detail/9927925/

大連立は菅首相の責任逃れ
 福島第一原発から半径20~30キロ圏内の屋内退避指示が出ている福島県南相馬市の桜井勝延市長が、動画投稿サイト「YouTube」で、菅直人首相のアホバカぶりを世界に訴えた。残るべきか、避難すべきかを自分で判断しなければならない相馬市民は、見捨てられたも同然だ。

 40キロ圏の飯舘村などは、避難と主張するIAEA(国際原子力機関)と、安全と言い張る原子力委員会の板挟みになって、捨て置かれた状態だ。
 「自主避難という白黒はっきりつけない中途半端な指示しか出さない一方で、地元にある民間事業者には、とどまって経済活動をするよう強要している。地元業者も住民に変わりなく、官邸のこの対応は非人道的の一言に尽きます」(防災ジャーナリスト)

 記者会見などで首相は「決死の覚悟」「命がけで取り組む」などやたら威勢のよい言葉を連発している。
 首相が命がけだから国民が犠牲になるのは当然という気持ちがあるから、こんな旧日本軍部だって使わなかった言葉が口をついて出てくるのだろう。
 実際、原発事故処理に際して、何度も信じられない言葉が発せられている。
 「原発事故の勉強に没頭中」「俺は原発には詳しい。東工大出身だからな」など。

 かつて社会主義国では、テクノクラート(技術系高級官僚)が有難がられたが、学生運動の呪文を、国難時に出されては、国民はたまったものじゃない。
 「来るな!」の声を無視し、4月2日朝からマスメディアをシャットアウトして、岩手県陸前高田市を訪れた菅首相に、案の定、大ブーイングだ。
 「首相の被災地視察は、地震発生翌日に福島第一原発などを視察して以来2回目です。原発視察は東電の初動作業を遅らせる大きな原因となった。今回も市職員は迎え入れる準備に追われ、避難所のやりくりに支障をきたしました。わざと新調されたピッカピカの作業服を着なかったとはいえ、3週間も風呂にも入れなかった住民とは対照的です。首相の視察など百害あって一利なし」(地元紙記者)

 《「安全?」って聞くと「安全」と答える。「健康被害は?」と聞くと「ただちに影響ない」って言う。詐欺師でしょうか? いいえ、枝野です》
 官邸を中心に、こんなACの大量CMをもじった戯れ歌が流行っている。
 当初は明瞭で信頼に値するように見えた枝野幸男官房長官の会見だったが、福島原発からの避難指示の範囲はなし崩しに拡大された。時の経過とともに「念のための措置」は、念のためどころか後手に回ったのは衆目の一致するところだ。
 枝野官房長官は、原発構内で高レベルの放射性物質が漏れたことを引き合いに「健康被害があるのは間違いない」と強調した。
 「これが自主避難というあいまいな処置と相まって余計混乱を招いた」と指摘するのは、ある原子力委員会専門員経験者だ。

 不用意発言で、枝野も木から落ちた。
 「原発事故をめぐっては政府、東電、原子力安全・保安院、原子力委員会の4者トップが同じ会見場で、最悪のシナリオ、最良のシナリオを提示し国民を安心させるための合同会見を開くべきです」(防災に詳しい大学教授)

 しかし、東電・清水正孝社長は“計画入院”してしまい早くもトンズラを決め込んだ。
 「それでも代わって指揮を執ることになった勝俣恒久会長は、国民に頭を下げた。ひどいのは今や“不安院”とこき下ろされる保安院です。毎日、きちんとした“髪の毛”でまるで他人事のように状況を説明している西山英彦審議官は、東電でいえば部長クラスにすぎません。トップである寺坂信昭院長は、3月12日に会見に出た後は、ほとんど蜃気楼状態で、官邸を行き来しているという噂しかありません」(経産省担当記者)

 寺坂院長は、東大経済学部卒。通産省から原発推進の司令塔ともいえる資源エネルギー庁や中小企業庁を経て、'09年7月に原発政策を監視する保安院院長に就任した。絵に描いたような事務系のエリートだが、無責任ぶりも超一流だ。

【関連タグ】菅政権 

 さらには、ネットでこんなざれ歌がはやる有様だ。

国内
国内のRSS
官邸で話題の戯れ歌「こだまでしょうか? いいえ枝野です」
2011.04.12 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20110412_17223.html

 全国民の耳に焼き付いているのがACジャパン(旧・公共広告機構)のCMに使われている金子みすゞの詩『こだまでしょうか』と宮澤章二の詩『行為の意味』。その詩を題材にした“戯れ歌”がいま官邸に出回っている。
 そのうちの2つのバージョンがこれ。
 * * *
「大丈夫?」っていうと「大丈夫」っていう
「漏れてない?」っていうと「漏れていない」っていう
「安全?」っていうと「安全」って答える
そうして、あとで怖くなって
「でも本当はちょっと漏れてる?」っていうと
「ちょっと漏れてる」っていう
こだまでしょうか?
いいえ、枝野です
 * * *
「こころ」は見えないけれど
震災利用の「下心」は透けて見える
「思い」は見えないけれど
「思い上がり」は誰にも分かる

「震災後、ぶら下がり取材を拒み続ける菅総理らを引き合いにして、番記者が待ち時間に遊び始めたのがパロディの始まりで、いつの間にか官邸全体に蔓延していた」(政治部記者)そう。最近では、菅総理や枝野官房長官に加え、「あなたは首相?」「いいえどさくさに紛れて復活した仙谷です」といった仙谷由人官房副長官バージョンの狡猾パロディまで登場している。
 ※週刊ポスト2011年4月22日号

 もう一つのパターンは以前このコラムで名指し批判した仙谷で、こうなっている。

[大丈夫]っていうと[大丈夫]っていう。
[漏れてない?]っていうと[漏れてない]っていう。
[安全?]っていうと[安全]って答える。
そうして、あとで怖くなって[でも本当はちょっと漏れてる?]っていうと[ちょっと漏れてる]っていう。
こだまでしょうか?いいえ、枝野です。
[心]は見えないけれど被災利用の[下心]は透けて見える。
[思い]は見えないけれど[思い上がり]は誰にも分かる
[あなたは首相?][いいえどさくさに紛れて復活した仙谷です]

 こんな男がまたしても原発で呆れたダッチロールをしでかしている。

枝野経産相 慎重姿勢から一転 電気料金「大幅値上げ不可避」
2012年02月28日10時00分
提供:ゲンダイネット

 開いた口が塞がらないとはこのことだ。電気料金の値上げに対し「徹底した合理化努力の後、議論の俎上に載せるべき話」と慎重姿勢だった枝野幸男経産相が、一転、「値上げは不可避」と言い出したのだ。
 枝野は24日、民放の番組収録で、原発を再稼働しなければ「電気料金が5%とか10%とか15%とかいうレベルで上がるのは間違いない」と発言。火力発電の燃料費増加による大幅な値上げが避けられないと説明した。
 電力業界はこれまで、バカ高い人件費や都合のいいコストをジャブジャブ乗っけた料金設定を当たり前としてきた。先に徹底的な合理化をしないで電気料金を上げるのはおかしい。
 家庭向け電気料金は経産相の認可が必要。枝野は値上げを簡単には容認しない姿勢を見せ、改革者ヅラしてきたが、やっぱり単なるポーズだった。大幅値上げをブラフに原発再稼働へもっていく魂胆も見え隠れする。
(日刊ゲンダイ2012年2月25日掲載)

 いい加減にしてもらいたい。
 枝野はいい加減な政治家だと言うことを自ら露呈したではないか。この前説明が足りないと東京電力に文句をつけたようだが、それなら一貫性のある姿勢を示せといいたくなるではないか。枝野のいい加減さは我慢がならないではないか。
 その程度の人格に国を操られては我々は混乱するだけだ。だから、官僚主導になってしまうのである。少しは矛盾をつつかれないようにしろ!!

2012-03-22 21:44