2013年10月13日日曜日

共産党改革は社民党吸収合併から始めよう

 今回は過去書いたコラムを引用する。

 2012年06月01日
部分肯定・部分否定がないから、焚書坑儒で思想を抑制する
 今月から古代中華の秦王朝で将軍になった李信の若い頃を描いた「キングダム」(原作・原泰久、集英社)というアニメが放映を始める。
 私が秦王朝で腹が立っている事は「焚書坑儒」である。中華大陸統一の目的のために領土を法で統一し、法をもって治めた法治主義を徹底する為に「焚書坑儒」が行なわれた。
 これは紀元前213年、古の殷周の制度、封建性を薦める学者に対し中央集権制を採用しようとした当時の丞相李斯の進言で実行された。
 焚書は、字の如く医学書、農業書、占い関係以外の書物を法治主義を徹底させる為に挟書律(医学・占い・農業以外の書物の所有を禁じた令)を制定させた。民間人が所持していた書経・詩経・諸子百家の書物は、ことごとく郡の守尉に30日以内に提出させ、焼き払うことが命じられた。この焚書令を守らず、提出しないものは死罪、それを見逃した役人も死罪という過酷なものだったのだ。
 李斯は、秦の歴史家によるものを除いてすべての史書は燃やすべきであると主張し、各諸派によって書かれた書物は、地域の官僚に処分をするよう命令が出された。儒教の経典である六経のうちの『楽経』はこの時失われ、漢代に五経として確立された。
 その翌年には秦都咸陽で、政治を批判したり、妖言の類を使った者を生き埋めにした坑儒が行われた。生き埋めにされたほとんどが儒者であったという。この焚書坑儒事件に対し反対意見を言ったのは始皇帝の長男扶蘇(ふそ)だけで、始皇帝の逆鱗に触れ、北方で匈奴討伐をしていた蒙恬将軍のもとに紀元前212年流された。その反動は秦帝国の崩壊後、大陸を統一した「漢」が儒教を国教化したことで秦王朝の悪評判につながりすべてを否定される事になった。法治主義と文字、貨幣の統一と秦王朝はそれなりにいい事はしているのだが、現実にあわせて理想をアレンジする柔軟性がなかった。
 歴史を紐解けば、決して甘くはない現実が見えてくる。この事は最近の左右双方の論客に共通して言える事なのである。たとえば日本共産党の理念は悪くはないのだが、査問制度と民主集中制によってその思想は宗教そのものともいえる。
 私はちなみに昔を懐かしむつもりはない。それは進化する事を忘れる事になるからだ。それでも、昔を懐かしむ人たちを否定するつもりもないし、そうした人の思いにも耳を傾けていきたいと思っている。

posted by 小野 哲 at 22:42

2013年03月09日
社民党が選ぶべきは日本共産党への吸収合併申し入れだけだ

社民「三宅坂」:半世紀の役割終え 党本部引っ越し
毎日新聞 2013年01月26日 10時53分(最終更新 01月26日 12時22分)

 社民党本部が入る東京・永田町の「社会文化会館」が老朽化と耐震性不足のために解体されることになり、26日午前、党本部の引っ越し作業が始まった。旧社会党の本部として1964年に完成して以来、半世紀近く政治の動きを見守ってきた建物が役割を終える。社民党の福島瑞穂党首は記者団に「(今後の)新しい社民党を見てほしい。憲法を変えさせない要として踏ん張りたい」と語った。
 文化会館が面する坂にちなんで「三宅坂」とも呼ばれてきたビルは地上7階、地下1階で延べ床面積は約2000坪。このうち約400坪を党本部として使ってきた。5~7階の688人収容の「三宅坂ホール」は外部のコンサートや集会にも貸し出された。しかし、東日本大震災で一部が壊れたホールが閉鎖されるなど、耐震性不足が露呈し、昨年11月に移転方針を決めた。移転後は1億数千万円かけて解体して更地にして、国有地の土地を国に返還する。
 社会文化会館は、江田三郎社会党書記長(江田五月元参院議長の父)の主導で、国有地を借り上げて建てられた。1階ホールには60年に刺殺された浅沼稲次郎元委員長の胸像を置き、党のシンボルとした。ただ、今回の移転では台座の石だけで1トンに達する重さのために新本部に持ち込めず、胸像のみを移す。
 社民党は、昨年末の衆院選で公示前の5議席を2議席に減らし、現在の所属議員は参院4人と合わせて計6人だけ。移転先は首相官邸近くの民間ビルで約200坪のフロアを借りる予定だ。【田中成之】


 だから言ったではないか。
 私は社民党の時代遅れな硬直性にいら立ちすら覚えている。急いで日本共産党に吸収合併を申し入れなければならない。それにより党本部移転問題はもちろん、党の政策決定方針もきちんとしたものになる。そもそも社民党は大きな決定的なミスをことごとく犯した。
 1991に湾岸戦争が起こり、アメリカは日本に対して、「金を出すだけではなく、人も出せ、血も流せ」という要求をつきつけ日本政府自民党は屈従して、自衛隊の海外派兵を進めようと暗躍。その年の4月に九一年の四月には、ペルシャ湾の機雷除去を名目に海上自衛隊の掃海艇を派遣、史上初めての自衛隊海外派兵が強行された。翌年6月には自民・公明・民社三党によって、史上初めての自衛隊海外派兵法案、PKO法案が強行された。
 1994年9月、村山内閣発足後の社会党臨時大会で自衛隊合憲、安保堅持、PKO積極参加など基本政策の根本的転換を決定して翌年1月の日米首脳会談で村山首相は、日米安保の地球的規模の拡大に全面協力を約束し、安保「堅持」から「強化」に踏み込んだ。これで共産党の不信感を決定的にしたのである。政党助成金(税金から出る補助金みたいなもの)についてです社民党は1億円以上貰っているのに対し、共産党はもらっていない。
 社民党がやるべきはこうした暴挙を潔く謝罪し、日本共産党への吸収合併を申し入れることだ。そうすれば護憲勢力による真の第三極が誕生する。私は護憲保守、中道、リベラル護憲という三極による日本再構築が必要だと考えている。ハシゲや今のジミントーでは期待できない。生活の党やみどりの風にはまだしも期待できる要素はあるが、護憲保守が育っていないことに強い危機感を感じている。
 野中広務氏のような政治家が残念だが今の日本にいないのだから問題なのだ。そのためにも共産党が社民党を飲み込むことが必要だ。

*また、新社会党は社民党と今回の衆議院選挙で共闘した。そのことは悪くはない。しかし、共産党に歩み寄りを不当に要求するのはお門違いというべきものだ。
 むしろ、社民党と一緒に日本共産党への吸収合併を即刻申し入れて解党することだ。それで、真の第三極を生み出すことになる。現実無き発想をする限り、社民党およびその亜流は崩壊する。

posted by 小野 哲 at 00:00


2013年01月02日
日本共産党の改革を急がねばならない(初出 2012年12月17日)
総選挙の結果について
2012年12月17日 日本共産党中央委員会常任幹部会

(1)
 12月16日に投開票がおこなわれた衆議院選挙で、日本共産党は、議席倍増をめざして奮闘しました。議席倍増という目標は、長年続いてきた古い政治が崩壊的危機に陥るもとで、日本共産党の躍進を勝ち取ることは、国民に対する責任であるとの立場から掲げたものでした。残念ながら、結果は、改選9議席から8議席への後退となりました。
 情勢が求める躍進を果たせなかったことに対して、常任幹部会として責任を痛感しています。党内外のみなさんのご意見に耳を傾け、自己検討をおこない、今後のたたかいに生かす決意です。
 日本共産党にご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、寒さのなか、ご支援をいただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに、心からお礼を申し上げます。

(2)
 総選挙では、自民・公明両党が、320を超える議席を獲得し、自公政権が復活する結果となりました。しかし、この結果は、3年4カ月の民主党政権の失政への国民の怒りがもたらしたものであり、自民党の首脳自身が認めているように、自民党への国民的期待が広がった結果とはいえません。
 何よりも、自民・公明両党は、いま国民が緊急にその解決を求め、選挙でも争点となった多くの問題に対し、明確な解決策を示してきませんでした。大不況のもとでの大増税が何をもたらすか、原発問題をどう解決していくのか、TPP問題や米軍基地問題、領土紛争など外交の諸懸案をどう解決していくのか。選挙戦のなかで、国民から提起されたこれらの切実な問題に対して、答えも展望も持たなかったのです。
 「公約」として持ち出されたことはいくつかありました。しかし、最大の重点とされた「デフレ・不況対策」にしても、これをそのまま実行しようとすれば、矛盾と危機はいっそう深刻にならざるを得ないでしょう。憲法改定を公然と掲げる自民党政権が生まれることはきわめて危険な動きですが、この道を強行しようとすれば、平和を願う広範な国民世論、アジア諸国民の世論と、激しい矛盾を引き起こさざるを得ないでしょう。
 どの問題についても、その帰趨(きすう)をきめるのは、これからの国民のたたかいです。そして、日本共産党が示してきた各分野の改革ビジョンは、国民のたたかいにとって、いよいよ重要な意義をもつものとなると、私たちは確信しています。私たちは、総選挙で掲げた公約の実現のため、新しい国会で、また国民運動と共同して、全力をそそぐ決意です。

(3)
 議席を後退させたことは残念な結果ですが、全党と後援会員のみなさんの奮闘によって、一歩ではありますが、前進への足がかりをつかんだことは、重要だと考えます。
 日本共産党は、「私たちが出発点とすべきは、2010年参院選比例票の356万票(6・10%)」(4中総決定)であることを銘記して、このたたかいにのぞみました。この出発点にてらすと、総選挙で、わが党は、比例代表で369万票(6・13%)に、得票・得票率をわずかですが前進させました。小選挙区での「全区立候補」に挑戦し、選挙区選挙で470万票(7・89%)を獲得したことも、積極的意義をもつものでした。とりわけ、比例票を参院比例票の約1・2倍に増やして議席を守り抜いた東北ブロックでの勝利は、被災地復興の今後を考えても、きわめて重要なものとなりました。
 古い自民党政治が崩壊的危機にあるにもかかわらず、また、党員と支部、後援会のみなさんの燃えるような奮闘があったにもかかわらず、この選挙でそれを議席の前進に結びつけることができませんでした。私たちは、その最大の理由が、党の自力の問題にあることを、選挙戦の全体を通じて痛感してきました。党の力の根源は、何よりも、さまざまな困難に直面しその解決を求める各層の広範な国民に溶け込み結びつく力にこそあります。日本共産党が持つ「草の根の力」は、他党と対比するならば、抜群のものがあります。しかし、それも、いま情勢が求めているものに比べればまだまだ小さいし、これまでより弱まっている面も少なくないのです。
 行き詰まった古い政治のもとで、苦しめられている多くの国民と結びつき、その苦難を軽減するために活動し、現状を打開する展望を語りあう――国民に根を張った不抜の党をつくりあげるうえでは、私たちの取り組みは、まだまだ不十分です。
 どこをどう改善すれば強く大きな党をつくれるかについて、中央自身も、苦労して奮闘しておられる現場のみなさんの実態をふまえた方策を探求し、開拓と努力をはかる決意です。

(4)
 現状を、大局的な視野で見れば、60年間続いた自民党型政治がいよいよ行き詰まり、日本が新しい政治を求める、新しい時代に入っていることは疑いありません。
 新しい政治を求める国民の探求も、さまざまな政治的体験を積み重ねるなかで、発展しています。この総選挙で、最後まで、「どの党に入れたらいいか、迷っている」との声が、たくさん聞かれ、実際に、投票率は戦後最低を記録し、前回よりも1千万人もの多くの人々が棄権しましたが、ここにも、国民のあいだでの、新しい政治を求める模索の過程があらわれています。
 どんなに古い政治が行き詰まっても、それは自動的に崩壊し、変わるわけではありません。政治を変えるためには、国民と深く結びつき、日本の前途について展望を示す力をもった、強大な日本共産党の建設が不可欠です。来るべき東京都議会議員選挙、参議院選挙での躍進をめざして、全党の知恵と力を総結集して、この仕事にとりかかることを、心からよびかけるものです。


 はっきり言って、私はこの認識に絶句した。
 共産党には明らかに危機意識がない。このままでは日本チキンの会やアメリカの党(自称みんなの党)にやりたい放題にされてしまい穏健護憲保守も潰されてしまう。そこで、以下の提言をTwitterで行った。

 数カ月前に「国民の生活が第一」、「新党きづな」、「減税日本」、「みどりの風」、「反TPP党」とこれだけ出てきて、「日本未来の党」に統合する。いったいこの政党はなんだろうかと疑問に思う。
 いや、「日本未来の党」(みどりの風を除けば)はマシかもしれない。問題は旧態第一極が第三極を偽造する動きだ。ハシゲ日本チキンの会、自民党、幸福実現党、公明党、民主党、みんなの党、新党改革はその一端に過ぎない。そして楽な方向ばかりに走って弱者イジメをやれば民主主義は潰される。日本未来の党が本当の第二極となるには、自ら率先して日本共産党と共闘する勇気が必要なのである。相手に共闘しろと言う前に自分たちから申し出る勇気が必要だ。この国を何とかしたいという意味では同じ同志なのだから。
 国民の生活が第一の議員の中には統一協会などの反社会的カルト団体との関係が深いとされている人物がいる。そのために共産党の不信感を買っている。そうした不信感の解消には何が必要なのかを考えて欲しい。小沢一郎氏が全てではないし、日本共産党が全てとでも言えない。足りないものをお互いに認め合って補足することがオリーブの木連合の本質である。
 共産党は今回の選挙で「8議席」となっているが、中選挙区制全国比例代表制であった場合は大幅な議席増であることは明らか。しかし、現実に伸び悩んでいることも確かだ。やるべき選択肢は社民党、みどりの風、緑の党、新党日本を吸収合併した上で外部から党幹部を招くべき。問題は、革新勢力のばらばらぶりである。社民党の体たらくには心のそこから怒りを覚える。死に体政党の社民党は今からでも遅くはない、日本共産党への吸収合併を申し出て、共産党の一組織になるべきだ。そうすることで共産党も査問制度や民主集中制を放棄せざるを得ない。
 共産党と社民党の統合に加えて行うべきは、みどりの風、新党日本との統合である。勢力を確実に集め、共産党の政策を現実路線に確実に修正し、建設的な議論を行う穏健護憲勢力の結集こそが日本を守るものである。その上で日本未来の党とも建設的な議論は行うべきだ。
 なお、新生共産党の代表には正統東京都知事の宇都宮健児氏を推薦する。副代表には佐高信氏、植草一秀氏、共産党の志位和夫氏を据え、幹事長には共産党の小池晃氏を推薦する。みどりの風の代表四人を副幹事長などの重職に据え、社民党の福島みずほ氏をマイノリティ対策委員会委員長に据えるべきだ。
 なお、新生共産党は民主集中制と査問制度を直ちに廃止しなければならない。これがある限り共産党はいつまでたっても良くならないのだ。その上で日本未来の党と真っ向な議論をかわしつつ、提携できるところは提携してオリーブの木連合を実現させるべきである。代表に宇都宮氏を推薦したのはそこだ。
 また、共産党は自衛隊の将来的な解消を目指しているようだ。そこで、自衛隊のメンバーとの対話は絶対に欠かせない。そうした建設的な議論も新生共産党には必要だと考える。
 共産党は天皇制についても誤解されている箇所があるようだ。そこでも逃げない姿勢を示す必要がある。媚びろと言っているわけではないが、現実ここまで皇室制度が根付いた以上、最小限度の関与に抑えることが大切なのであり、過去犯した過ちをどのようにして解消するかを考えるべきだ。
 今回の意見はあくまでも一私案にすぎない。しかし、今の状況では共産党だけでは極右体勢の暴走を止めることは難しい。手を組める箇所を一つでも増やして見方を増やさないと第二のネウヨになりかねない。共産党の奮起を促したい。(結)

posted by 小野 哲 at 00:00

この記事へのコメント
小野哲さん…、明けましておめでとうございます。 今年も宜しくお願い申し上げます。

>足りないものをお互いに認め合って補足することがオリーブの木連合の本質である。
>問題は、革新勢力のばらばらぶりである。
>共産党も査問制度や民主集中制を放棄せざるを得ない。
>みどりの風の代表四人を副幹事長などの重職に据え
>今の状況では共産党だけでは極右体勢の暴走を止めることは難しい。

どれも、的を射ており、賛同します。 わたしは、今回は、日本共産党に入れず、“みどりの風”が参加する“未来”に投票しようか、寸前まで迷いに迷いました。 日本共産党には、“日本版オリーブの木”樹立の努力を見せて欲しいものです。 故宮本顕治元日本共産党議長は、1970年代、“民主連合政府”を提唱し、旧日本社会党との革新共闘を実現させ、革新首長誕生を現実のものにしました。東京・美濃部、名古屋・本山、大阪・黒田、京都・蜷川…所謂、“太平洋革新ベルト地帯”です。 わたしは当時、学生でしたが、日本共産党には“魅力”がありましたもの…。 小野哲さんご指摘通り、革新・護憲陣営のバラバラぶりを目の当たりにすると、日本の右傾化に歯止めがかからず、日本国憲法はじめ、人権・平和・人間の尊厳など大切なものことごとくが、吹き飛んでしまいます。以前、小野哲さんもご指摘されましたが、日本共産党には、“異端”を受け入れる“寛容”と“度量”が今こそ必要です。 様々な価値観を持つ主権者を振り向かせる、“魅力”や“政権奪還の本気度”を示してもらいたいものです。いつまで経っても、建設的野党と喜んでいる様では、じり貧は止まらないでしょう。まず党より、主権者の暮らしと、命のことを第一に考えるべきです。
このままでは、わたしたち主権者は、石原慎太郎や橋下徹らにより、殺されてしまうと確信します。
Posted by 青い鳥 at 2013年01月05日 15:58

2013年01月21日
政治改革の本質とは政治の利権を奪い取ることだ
 選挙区制度を変えても日本の政治腐敗は悪化しただけだった。
 そればかりかゆがんだポピュリストどもを生み出してしまった。それを一掃するには以下の提案を行いたい。

1.衆議院の選挙区制度を中選挙区全国比例制に即座に切り替え、定員を500人に戻す。
 日本の場合は議員数が人口と比較して少なすぎるのである。このブログではその矛盾点を厳しく指摘している。ぜひともご参照願いたい。
http://ameblo.jp/kablogsan/entry-10104262364.html

2.国会議員の報酬を福島県矢祭町のように日当制に切り替え、大幅な歳費の削減を実現する。
 日本の場合はあまりにも報酬がやっている仕事と比較して高すぎる。これが日本共産党やみどりの風の国会議員へのリスクプレミアムならまだしも、図体だけがでかいジミントーや日本チキンの会、ナンミョーガッカイ、ミンシュトーなら論外だ。政党助成金と合わせて大幅な削減は待ったなしである。

3.立候補者名簿については3人以上の場合は無作為くじで当選番号を決める。
 これは政党の思惑でポピュリズム選挙を生み出させないようにするための策である。

4.古代ローマのように独裁者を生み出さないような仕組みとして陶片追放制を導入する。
 これには欠点がある。デマゴーグ政治家を生み出す可能性があるためで最終的にローマ帝国になっていったのである。そこで3回連続で一定の基準に達した場合は追放とし一定の期間は公職につけない仕組みにすればいい。

5.ネット選挙と選挙公報以外の選挙活動を禁止する。
 金のかからない仕組みはこの二つ以外にない。また訪問については禁止すべきだ。

6.公職を悪用して投票を働きかけた場合はそれで当選した落選したにかかわらず失格とし、10年間公職につけない仕組みにする。
 こんなあきれた公権力犯罪があった。みなさん見てほしい。

公選法違反:呉市消防局長ら、容疑で県警が書類送検 職員、一様に沈黙 市長謝罪も /広島
毎日新聞 2012年12月29日 地方版
 衆院選広島5区で当選した寺田稔氏(自民党)の陣営を巡る公職選挙法違反の疑いで、呉市消防局の幹部職員3人が書類送検された28日、呉市では小村和年市長が謝罪のコメントを発表するなど対応に追われた。渦中の消防局では職員が一様に「何も話せない」と沈黙し、衝撃の大きさを物語っていた。
 小村市長は同日午前、書類送検を受けて「市民の皆様に深くおわび申し上げる」とするコメントを発表。午後には市役所で報道陣の取材に応じ、「中立である公務員が(嫌疑をかけられる)事態を招いたことは大変遺憾。検察庁の処分がはっきりした時点で厳正に対応する」と謝罪した。さらに「選挙になると、後援会用紙への記入をお願いしたり、されることはよくある。公選法の『地位の利用』に当たるという認識がそれほどなかったのでは」と見解を述べた。
 一方、消防トップの局長が選挙違反の疑いをかけられるという異例の事態にも関わらず、同市は詳細な説明を拒否。消防局は一切の取材に応じなかった。局長は今後も通常通り勤務するという。
 ある消防関係者は、疑惑浮上後に局長から「やましいことはない」と連絡を受けたという。「まじめな人。なぜこんなことになったのか」と驚いていた。
 広島5区は返り咲きを狙った寺田氏が、次点の民主党前職、三谷光男氏に約5万票差を付けて3選を果たした。【吉村周平、石川裕士】

 この場合、局長らは逮捕されて実刑を受けるべきである。
 当然、連帯責任として寺田も逮捕され、懲役20年を甘んじて受け入れねばならない。公権力を悪用した犯罪は断固断罪されるべきなのである。
 政治からいかに利権といううまみを奪い取るかが政治改革の本質なのだ。

Even if it changed the election district system, political corruption of Japan only got worse.
It or the distorted populist party has been produced.
I would like to perform the following proposals for sweeping it away.
1. Change the election district system of the House of Representatives to a national [ medium-sized constituency ] proportional system immediately, and return 500 persons a capacity.
In the case of Japan, there are too few lawmakers as compared with population.
In this blog, those contradictions are pointed out severely.
Please refer to it very much.
http://ameblo.jp/kablogsan/entry-10104262364.html
2. Change a Diet member's remuneration to a daily allowance system like Yamatsuri-cho, Fukushima, and realize reduction of large annual expenditure.
In the case of Japan, as compared with the work which remuneration is doing too much, it is too high.
If this is a risk premium to the Japan Communist Party or the Diet member of a green wind and it is a meeting of the Liberal Democratic Party and the Japanese Restoration only with a large body, the Komei Party, and the Democratic Party better, it is out of the question.
Together with political-party-subsidies money, drastic reduction is no waiting.
3. In the case of three or more persons, decide a winning number by a random lot about candidate list of names.
This is a plan for making it not make the Populism election produce on political party expectation.
4. Introduce a vote banishment system as structure which does not produce a dictator like the Roman Empire.
This has a fault.
It is because a demagogue politician may be produced and, finally became the Roman Empire.
Then, what is necessary is just to make it the structure which is considered as banishment and is not given to a public office for a fixed period, when the fixed standard is reached consecutive three times.
5. The election activities of those other than an election campaign on the Web and an election bulletin are forbidden.
The structure which does not require money is only these two.
Moreover, you should forbid about a visit.
6. When a public office is abused and vote is influenced, make it the structure which won and which is considered as disqualification in spite of having been defeated, and is not given to a public office for ten years.
Such a horrible governmental authority crime occurred.
I want you to see.
Violation of the Public Offices Election Law: Prefectural Police send the police report to the prosecutor on the heads of Kure National Fire Prevention and Control Administration, and suspicion. It becomes silent to the personnel and 1 appearance. Also mayor apology /Hiroshima
Mainichi Newspapers December 29, 2012 Local edition
Mayor Kazutoshi Komura was [ when the police report / senior officials / three / of Kure National Fire Prevention and Control Administration / was sent to the prosecutor on suspicion of the violation of the Public Offices Election Law involving the camp of Mr. Minoru Terada (Liberal Democratic Party) elected in the 5th divisions of Lower House election Hiroshima ] busy with correspondence, such as announcing an apologetic comment, in Kure on the 28th.
In National Fire Prevention and Control Administration of the vortex, the personnel became silent uniformly, saying "It can speak about anything", and were telling the size of the shock.
Mayor Komura announces in the morning the comment which it supposes "Is deeply apologized to you, citizens," in response to report to the prosecutor on the same day.
In the afternoon, respond to reporters' coverage in a city office. "it is very regrettable that the government official who is neutrality caused the situation (suspicion can be applied).
It apologized, "When disposal of the Public Prosecutor's Office clarifies, it corresponded strictly."
Furthermore, when it becomes "election, you are sometimes often asked for the entry to a supporters' association paper.
The view was expressed if there was no recognition of being in charge of "use of a status" of the Public Offices Election Law, so much."
On the other hand, the city refuses detailed explanation in spite of the exceptional situation where doubt of election irregularities of the bureau chief of the top of fire fighting can be applied.
National Fire Prevention and Control Administration did not respond to all coverage.
A bureau chief says that it usually passes and he continues to work.
A certain fire-fighting persons concerned say that they received "there is no guilty thing" and connection from the bureau chief after doubt surfacing.
"A serious person.
He was surprised in why it became such a thing."
Mr. Terada who aimed at the comeback distinguished [ about 50,000 ] between the runner-up's Democratic Party previous occupation and Mr. Mitsuo Mitani, and the 5th divisions of Hiroshima achieved the 3rd election.
[Shuhei Yoshimura, Yuji Ishikawa]
In this case, bureau chiefs are arrested and should receive the prison sentence.
Naturally, Terada is also arrested as joint liability, and you have to accept penal servitude 20 years resignedly.
It should be decisively condemned for the crime which abused governmental authority.
It is the essence of political reform how the taste of rights is taken from politics.

 선거구(選擧區) 제도를 바꾸어도 일본의 정치부패는 악화되었던 것 뿐이었다.
 그것뿐만인가 비뚤어진 【포퓨리스토】들을 만들어 내버렸다. 그것을 일소하기 위해서는 이하의 제안을 하고 싶다.

1.중의원의 선거구(選擧區) 제도를 중선거구전국비례제에 즉석에서 변경, 정원을 500명에게 되돌린다.
 일본의 경우는 의원수가 인구와 비교해서 지나치게 적은 것이다. 이 블로그에서는 그 모순 점을 엄격하게 지적하고 있다. 반드시 참조 바라고 싶다.
http://ameblo. jp/kablogsan/entry-10104262364.html

2.국회 의원의 보수를 후쿠시마현(福島縣) 야마쓰리마치(矢祭町)와 같이 일당제에 바꾸고, 대폭적인 세비의 삭감을 실현한다.
 일본의 경우는 매우 보수가 하고 있는 일과 비교해서 지나치게 높다. 이것이 일본 공산당이나 미도리의 바람의 국회 의원에의 리스크 프리미엄이라면 그런대로, 덩치만이 커다란 【지민토】나 일본 치킨의 모임, 【난묘갓카이】, 【민슈토】라면 논외이다. 정당조성금으로 맞춰서 대폭적인 삭감은 기다린 없음이다.

3.입후보자명부에 대해서는 3명이상의 경우는 무작위 제비로 당선 번호를 정한다.
 이것은 정당의 의도로 포퓰리즘(populism) 선거를 만들어 내지 못하게 하도록 하기 위한 책이다.

4.고대 로마와 같이 위대한 독재자를 만들어 내지 않는 것 같은 구조로서 스에(陶)편 추방제를 도입한다.
 이것에는 결점이 있다. 데마고그(Demagog) 정치가를 만들어 낼 가능성이 있기 때문에에서 최종적으로 로마제국이 되어 간 것이다. 거기에서 3회연속으로 일정한 기준에 달했을 경우는 추방으로 해 일정한 기간은 공직에게 붙이지 않는 구조로 하면 좋다.

5.넷선거와 선거 공보이외의 선거 활동을 금지한다.
 돈이 들지 않는 구조는 이 둘이외에 없다. 또 방문에 대해서는 금지해야 한다.

6.공직을 악용해서 투표를 제의했을 경우는 그래서 당선한 낙선 밑에 관계 없이 실격이라고 해서 10년간 공직에게 붙이지 않는 구조로 한다.
 이런 어이없어했던 공권력범죄가 있었다. 여러분 보아주었으면 싶다.

공선법 위반:구레시(吳市) 소방국장들, 용의로 현 경찰서(縣警)가 서류송검 직원, 한결같이 침묵 시장사죄도 /히로시마(廣島) 마이니찌신문(每日新聞) 2012년12월29일 지방판 중의원 선거 히로시마(廣島) 5구에서 당선한 데라다(寺田) 미노루(稔)씨 (자민당)의 진영을 도는 공직선거법위반의 의혹으로, 구레시(吳市) 소방국의 간부직원 3명이 서류송검된 28일, 구레시(吳市)에서는 고무라(小村) 가즈토시(和年) 시장이 사죄의 코멘트를 발표하는등 대응에 쫓겼다. 와중의 소방국에서는 직원이 한결같이 「아무 것도 이야기할 수 없다」라고 침묵하고, 충격의 크기를 가리키고 있었다.
 고무라(小村) 시장은 같은 날 오전, 서류송검을 받아서 「시민 여러분에 깊이 사과 말씀 드린다」로 하는 코멘트를 발표. 오후에는 시청에서 보도진의 취재에 따르고, 「중립인 공무원이 (혐의를 채워진다) 사태를 초대한 것은 대단히 유감. 검찰청의 처분이 명확히 한 시점으로 엄정하게 대응한다」라고 사죄했다. 더욱 「선거가 되면, 후원회용지에의 기입을 부탁하거나, 되는 것은 자주 있다. 공선법의 『지위의 이용』에 맞는다고 하는 인식이 그다지 없고서는」이라고 견해를 진술했다.
 한편, 소방 톱의 국장이 선거 위반의 의혹을 채워진다고 말하는 이례적인 사태에도 관계 없이, 같은 시는 상세한 설명을 거부. 소방국은 일절의 취재에 응하지 않았다. 국장은 앞으로도 통상대로 근무한다고 한다.
 어떤 소방관계자는, 의혹부상후에 국장에게서 「꺼림칙한 일은 없다」라고 연락을 받았다고 한다. 「성실한 사람. 왜 이렇게 된 것인가」라고 놀라고 있었다.
 히로시마(廣島) 5구는 다시 핌을 노린 데라다(寺田)씨가, 차점의 민주당 전직, 미타니(三谷) 미쓰오(光男)씨에게 약5만표 차이를 붙여서 3선을 다했다. 【요시무라(吉村) 슈헤이(周平), 이시카와(石川) 히로시(裕士)】

 이 경우, 국장들은 체포되어서 실형을 받아야 한다.
 당연, 연대책임으로서 데라다(寺田)도 체포되어, 징역 20년을 만족해서 받아들이지 않으면 안된다. 공권력을 악용한 범죄는 단호히 단죄되어야 하는 것이다.
 정치로부터 아무리(어떻게) 이권이라고 하는 감미로움을 강제로 빼앗을지가 정치개혁의 본질이다.

posted by 小野 哲 at 03:00