2013年10月6日日曜日

北野武批判への反応

 北野武を批判した際このようなコメントが付きました。
 お二人の見識の高さに敬意を表します。

この記事へのコメント
小野哲さん…、ありがとうございます。“たけし”は、とんでもな芸人なんですね…、わたしの認識の甘さ…恥じ入るばかりですよ…。
佐高(信)さんは、わたしも尊敬する方のおひとりです。氏に教えてもらった「逆名利君(逆命利君)」…、この言葉は、現在の政官財に於いて、著しく欠落している大切な精神のひとつですね。
一度、伺いたかったのですが、小野哲さんの“護憲保守”の“保守”…、この“保守”の貴殿がお考えになる小野哲さんにとっての“保守”とは何ぞや?と疑問をもちましたので…、、、一度伺えたらと思いまして…。
Posted by 青い鳥 at 2012年06月27日 18:55
 
コメント回答
  北野武のとんでもない実態については佐高氏やおすぎ氏の批判をメディアが隠してきた事もあったので認識の甘さを悔やむ必要はありませんよ。私がもっと世 の中に厳しく言うべきだったなと思っています(北野タブーというものがありますから)。私自身まだまだ未熟な箇所が多く、人生経験の豊富なあなたには適わ ない箇所がまだ多いと自覚しています。多くの忌憚なき意見を伺いたいと思っています。


秋原様の所でも、コメントしたですが、たけし=ポピュリズムというのは、盲点でしたが改めて考えると肯けます。
「暴力」を表現と言い切ることで、反権威を装っているが、実際、権威のおもねっているのですね。
カンヌやら、ベネチュアやらに熱心なあたり、スノップだなとは思ってましたが。
(カンヌやベネチアなんて、単なる見本市です。いいかえれば「権威のあるコミケ」みたいなものです。)
一見、気骨があるように見ていたのですが、正直、化けの皮が剥がれたら、某大阪市長とよく似てます。

私 は、映像の編集をやっていて、たまたま、衛星放送むけに北野武の映画「BROTHERS」のタイアップ番組を作らされた時、カット単位・フレーム単位で細 かく分析すると「ああ、この人はヘタウマと誤解されているヘタヘタなんだな」と、認識しました。「ソナチネ」はそれなりに面白かったのですが、じゃあ、い わゆる「映像派」、「暴力描写に定評のある作家」に比べると、足元にも及ばないので、結局、「ソナチネ」と「BROTHERS」くらいしか見てません。
特 に、「BROTHERS」は暴力をテーマにしながら、ただ、血しぶきが飛び散っているだけの、緊張感のかけらもないゆるゆるの映像で、番組がどうも面白く ならず苦労しました。(おまけに放送倫理的に問題とい事で「血しぶき」一滴、一滴にモザイク処理をして、軽くトラウマになってます。)

結 局、北野武の評価って、「芸人の描いた絵・小説」と同じで、超一流の作家から見て、「あ~あ、芸人の割には頑張っているね、ボクらと違って、映像理論や ら、主義哲学、セオリーや、映画的文脈に縛られないから自由奔放にでいいよね。」的な評価で、一般の観客からも「エライ人が褒めているからスゴイんだ」と 評価されているだけでしょう。

だけに、宮崎駿批判はいただけないですね。
日本において、彼ほど緻密に映像を組み立てる作家はいません。だからこそ、「ポニョ」のある種の奔放さが成立するのであって、ピカソの晩年の絵画を、ジミー大西が批判するようなものです。

いずれにせよ、マイノリティに近い環境に育ちながら、彼らを蔑視するスノビズムも某市長似てますね。

以上、長文失礼しました。
Posted by ohdede at 2012年06月27日 23:23
  ohded様、コメント感謝します。
 映像に携わっているあなたの経験からのコメントに納得です。北野武は佐高信氏にことごとく論破されてい て、今やぼろぼろです。それでもそんなマヌケに頼っている連中がいるんですね。映画評論家のおすぎ氏にばっさりこき下ろされていて、筑紫哲也氏のニュース 23の定期コーナー(推薦する映画を紹介する)でもはやっているだけ程度でスルーされていました事を報告します。
 私の言葉はあなたの経験と比べて軽いものです。あなたの言葉の重みに敬意を表明します。北野が宮崎駿氏を誹謗中傷した事に我が盟友もカンカンになっていましたよ。
>日本において、宮崎駿ほど緻密に映像を組み立てる作家はいません。だからこそ、「ポニョ」のある種の奔放さが成立するのであって、ピカソの晩年の絵画を、ジミー大西が批判するようなものです。
 この言葉、言い得て妙です。今後もコメントお待ちしております。