2013年10月20日日曜日

地方百貨店を考える 熊本・県民百貨店の場合


 今回は熊本市にある県民百貨店を取り上げる。
 この百貨店は伊勢丹の流れをくむ。そして今は高島屋との関係が深い。





県民百貨店

1973年 福岡の老舗百貨店・岩田屋と東京の伊勢丹の合弁で岩田屋伊勢丹ショツピングセンターが開業。
1974年 百貨店「岩田屋伊勢丹」になる。



1993年 3月、伊勢丹の資本撤退に伴い、伊勢丹・熊本交通センター所有株式を引き取り岩田屋の完全子会社「 熊本岩田屋 」になる。
2002年 岩田屋本体が経営難により伊勢丹の傘下に入る。その経営再建計画に熊本岩田屋撤退が決定。存続に向けての署名が13万6500人分集まる。
2002年 10月25日、地元有力企業を中心に株式会社県民百貨店を設立。
2003年 黒字が続いていたが、予定通り2月11日に閉店。阪神百貨店との業務提携により「 くまもと阪神 」として2月23日に再スタート。




2009年4月16日 社長が丸本文紀から取締役常務の松本烝治に交代し丸本は相談役に就任(同年4月20日で退任)。
2010年4月20日 決算発表。売上高は減額となったものの、経営開始以来初めてとなる1500万円の黒字を計上。
2010年12月22日  記者会見を開き、阪神百貨店との8年間の業務支援契約が切れる2011年2月23日付で店名を「くまもと阪神」から社名でもある「県民百貨店」に変更し、高島屋が主催するハイランドグループに同年12月20日付けで入ったことを発表。
2011年2月23日 店名を「県民百貨店」に変更。




 今回取り上げた熊本県民百貨店にしても、それなりの歴史もあるわけだ。
 私達は地域の誇りある文化を尊重すべきだと思う。今回はこれで〆ておきたい。