2013年10月5日土曜日

パワハラを奨励しているお前に言われたくない 渡邊美樹

ワタミ会長の渡邉美樹さん「給与5割カットが嫌な議員は辞めればいい」 ネットでは全く同感という声も
2012年1月18日

 政治についてコメントをすることや教育者としても知られる、ワタミ株式会社創業者で実業家の『渡邉美樹』さん。
 彼は以前自身のブログで、「生活保護は現物支給にするべき」とのコメントをし、Twitterなどで多くのネットユーザーたちの話題となった。
 また、渡邉さん自身もTwitterをしているのだが、そこで議員たちへの報酬についても的確な突っ込みをし、今回も多くの人々からの支持を得ているようだ。
 その発言については、以下の通り。

「議員給与削減 5割カットを希望します。震災財源の為に歳費を一部カットするも10月からは、満額に戻す無神経さ お金が要らない人こそ政治家になるべき 5割カットが嫌なら辞めればいい」
(Twitterより引用)

 確かに消費税や法人税の増税を検討している割に、高額な議員報酬についてはすぐに元通りにするとは虫が良すぎるだろう。数字については賛否あると思われるが、国民だけが痛い思いをし政治家たちの懐はホクホクのままというのはなかなか納得しづらいところである。
 この意見に対し、Twitterユーザーたちからは「無給でしてもらいたいぐらいですよね。」や「全く持って同感です。私欲がなく、義のある善良な人に政治をして欲しい。」など、賛同の声があがっているようだ。
参照元:Twitter @watanabe_miki

ワタミ会長の渡邉美樹さん「生活保護は現物支給にするべき」 / ネット上ではおおむね賛同の声
2012年1月15日

 美味しくてリーズナブルな料理とお酒を提供することで人気の居酒屋チェーン『和民』を経営するワタミ株式会社創業者で実業家の『渡邉美樹』さん。
 彼は東京都知事選に立候補するなど、政治にも目を向けていることが知られており、自身のブログでもそういった内容が書かれていることがある。
 現在1月13日の渡邉さんのブログ「生活保護について」がインターネット上で話題となっているようなので、その内容をご紹介しよう。
 ブログに書かれていた渡邉さんの意見をまとめると、以下のようになる。
・強い者が弱い者を守るのは当たり前。
・それが前提で(生活保護受給者が)生きるために必要な衣食住全てを提供し、生活をしてもらう。
・余ったお金(現金支給から削減できた金)を職業訓練や就職の斡旋に利用し、生活保護受給者を減らしていく。
 確かに渡邉さんの言うとおり現在生活保護受給者は増える一方で、それにかかる税金はかさむばかりである。
 もし現金支給から現物支給にすることで税金の削減が出来、仕事ができる人たちは仕事に就くことができれば素晴らしいことだ。この意見にはインターネット上でも多数賛同の声がある様子。
 もちろん受給者の人権や本当に税金が削減できるか、お年寄りの受給者はどうするのかなどの声もあるが、大前提としてあげている「強い者が弱い者を守るのは当たり前」という言葉を見るかぎり、若くして職につくことができず仕方なく生活保護を受けている人たちを早く就職させ、弱い者(お年寄りや病気の方)を助ける力とすることが渡邉さんの考えの基本的なところなのだろう。
 一代でワタミ株式会社を大企業にのし上げた渡邉さんの経営手腕が政治の世界でも活きるのか? 多くの国民が期待しているようだ。

参照元:渡邉美樹オフィシャルブログ

いずれもロケットニュースより引用

 だが、私は以前このような批判をワタミに対して行った。

ブラック会社を改善できずして何が東京都再生か(小野哲)
テーマ:ブログ
2011-02-27 20:42:31
「ワタミ」会長の渡辺美樹氏、髪切りパワハラ? 理事長務める学校の元教師が提訴へ
2009年09月14日
 学校法人「郁文館夢学園」(東京都文京区)に教師として勤務していた男性(50)が、「上司からいわれのない中傷を受け解雇された」として、同校を相手取り地位保全と慰謝料300万円の支払いを求める訴訟を近く東京地裁に起こすことが13日、分かった。
 「—夢学園」は居酒屋チェーンを展開する「ワタミフードサービス」の渡辺美樹会長(49)が、理事長を務めている。
 訴えによるとこの男性は、2005年4月から09年3月まで同校で体育教師として勤務。学校の備品を購入した際、金銭管理の不備を一方的に責められ、解雇されたという。
 また男性は陳述書などで、渡辺理事長によるパワーハラスメントを指摘。08年10月24日、渡辺氏が同校で行われた職員会議後に、40代の男性教師の髪形が気に入らないとし、ハサミを持ってくるよう部下に命じ、教師の髪を切らせたとしている。渡辺氏自身も、ハサミを手に髪を切り「これは断髪式だ」と言ったという。
 渡辺氏らによるパワハラは、校内で日常的に行われていたとしている。
 この件について、複数の教師が当時の校長に事情説明を要求。校長は複数の学校関係者にメールを送り「断髪式」の事実を認めたという。メールでは「(断髪は理事長と教師の間で)合意がとれていたとはいえ、理事長に『話を知らない人から見れば、理事長の権威を示すような印象のよくない行為である』と意見できなかったことを悔やんでいます」などと説明している。

<スポ-ツ報知>
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090914-OHT1T00054.htm
 なお、その当時の記事はなかったため以下のサイトを参考にしています。
http://bulkbone.blog.shinobi.jp/Entry/1055/

 このワタミ、みなさんご存知のように介護・外食でトップクラスの企業である(東証一部上場)。
 だが、ワタミに買収されたアールの介護という会社では退職者が増えたという。これはなんだかの改善策を施す必要がある。そんな渡邉氏と関係がどういうわけか深いのが佐高信氏であるのだから私にはちんぷんかんぷんだ。ヤマト運輸(クロネコヤマトでお馴染み)でもパワハラが横行しているのだが、これは佐高氏の人権重視の思想と逆行している。
 その渡邉氏が東京都知事選挙に立候補する。だが早くも国際法違反の東京都の漫画販売規制に賛成していたかと思ったら反対に回るダッチロールぶりだ。立候補するなら最初から勉強しなさいと言いたい。
 更に週刊金曜日にノロウイルス食中毒事件で7日間営業停止処分を受けていた事をスクープされていた。外食事業を展開するワタミフードサービス(桑原豊社長)の居酒屋「語らい処 坐・和民」三軒茶屋駅前店が、二〇名の発症者を出すノロウイルス食中毒事故を起こして九月三〇日から七日間の営業停止処分を受けていたにもかかわらず、処分期間中を「改装工事」とする隠蔽工作を謀っていたことが明らかになった。しかも「お店がつぶれちゃうから、家族、友人には(事故の事実を)言わないでほしい」と従業員に対して口止めをした。
 グループ全体では、今回で五度目の食中毒事故、発症者は累計一〇〇名を超えたという。そんな渡邉氏には今回の事件に対して説明責任があるのだが週刊金曜日の取材要請に全く答えていない。渡邉氏は佐高氏や作家の高杉良氏には答えているがこれはダブルスタンダードではないか。
 また、従業員へのパワハラが横行しているのは問題である。政治を語る以前にハラスメント体質を抜本から改善しないのは大いに問題ではないか。また、佐高氏が渡邉氏を評価するというなら、率直にハラスメント体質への抜本改革を迫るべきである。2ちゃんねるでいう、ブラック会社そのものであり、そのブラック会社を改善できずして何が東京都再生か。ちゃんちゃらおかしい。
 それとも、佐高氏は二重人格であり、渡邉氏を評価する人格と他の企業への評価は別人格というのだろうか。そうも疑いたくなってくる。
 
今回の資料引用元
居酒屋ワタミが事故を隠蔽工作——ノロウイルス食中毒事故で7日間の営業停止処分
2010 年 11 月 16 日 2:00 AM
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?tag=%E6%B8%A1%E9%82%89%E7%BE%8E%E6%A8%B9

議論が不透明な規制緩和(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-09-16 19:55:40
「その教育改革、待った」、ワタミ社長が提示した規制緩和の欠陥
2004年12月22日
 株式会社による学校経営を認める議論には、その前提条件に重大な欠陥がある——。
 ワタミフードサービスの社長で、昨春から中学校と高等学校の計3校を運営する学校法人の理事長を務める渡邉美樹氏の主張だ。内閣府が学校教育の規制緩和を議論するために設置した審議会の委員を今年10月に事実上 解任 されてから約2カ月。これまで沈黙してきた渡邉氏は、本誌の取材に対して解任されるに至った争点の詳細について初めて明らかにした。

 新たなタックスイーターが出現
 それは、新たなタックスイーター(税など公的な資金を貪る者)の出現に対する警告だった。
 この審議会の名称は、規制改革・民間開放推進会議。その名の通り、規制緩和の議論を行う審議会で、教育関連では、株式会社やNPO(非営利組織)による学校経営の是非などに関する議論を3年前から行っていた。審議会の委員候補として渡邉氏に声が掛かったのは今年8月のことだ。
 渡邉氏はもともと、株式会社やNPOによる学校経営に対しては、「様々な考え方を持った教育主体が増えれば、学校教育の多様化が促進される」(渡邉氏)という賛成論者。しかし、審議会で議論が進んでいた参入の前提条件に対して猛烈な反対意見を唱えた。
 それは端的に言えば、株式会社立の学校に対しても補助金の支出を認めるという趣旨の規制緩和についてだ。
 「株式会社と学校法人では利益の使い道が全く違う。このままでは、税金を使って私有財産を増やす人物が出現する仕組みを許してしまう」と渡邉氏は憤る。一体、どういうことか。
 それには、学校法人と株式会社の成り立ちの違いを知っておく必要がある。私立で中学校や高校を運営する学校法人は、事業を学校運営に特化した財団のようなもの。利益を外部に流出させることは認められておらず、教育施設の充実など、学校の内部だけに利益を還元するよう義務づけられている。
 一方の株式会社は、事業で出た利益は内部留保以外に、配当として出資者に還元できる。「私は学校法人の理事長としては生徒のことだけを考えて運営をするが、ワタミフードサービスの社長としては、出資者である株主への利益還元を強く意識する。学校法人と株式会社は、この点が決定的に違う」(渡邉氏)。
 加えて、私立の学校法人には中学校なら生徒1人当たり換算で30万円前後の補助金が私学助成金という名目で国や地方自治体から支給されている。原資はもちろん税金だ。「今や私学の大半が赤字経営。黒字でも、補助金がなければやっていけない学校が多い」(渡邉氏)のが実態だ。
 そんな中で、株式会社立の学校を認め、そこに補助金を与えると何が起きるか。渡邉氏は例として、以下のような事態を危惧する。
 誰かが株式会社を資本金1円で設立する。その株式会社が学校を経営し、土地や建物を取得するために30億円の借り入れを行ったとする。その学校は補助金を事実上の原資として借入金の返済を続ける。そして借入金の完済後に残った土地や建物は誰のものか。株式会社である以上、1円を出資をした人のものだ。利益が出れば、補助金が原資となった配当も手にできる——。既存の学校法人にはできない、補助金という名の税金を合法的に個人の懐に導くシステムが完成するというわけだ。

議論の場は日本経団連へ
 内閣府は、この指摘を「渡邉氏が参画する前に議論が終わったこと」(事務局)として退けた。年内にも、株式会社立の学校にも補助金支給を認める方向での答申が出そうな気配だ。
 渡邉氏は今、日本経済団体連合会(日本経団連)の教育問題委員会に問題提起の場を移し、事務局に事態の深刻さを訴えているところだ。「議論はまだ入門編。難しい各論の話はまだ先」(日本経団連の教育問題委員会事務局)だが、その分、教育改革のあるべき姿をじっくりと議論できると渡邉氏は見ている。
 「これは私自身が株式会社と学校法人の両方の実態を知っているからこそ見えた問題。これを放置すると教育改革が机上の空論になりかねない」(渡邉氏)。思いは通じるか。(田中 成省)

http://www.nikkeibp.co.jp/archives/350/350015.html

 この話は佐高信氏のコラムで知った事なので、詳細を把握してみた。
 教育の世界にも競争原理が持ち込まれてしまっている。そして一度落ちこぼれたら、徹底してつるしあげられる社会になっている。落ちこぼれとは失敗も含める。すなわち、一度失敗したら糾弾などして徹底してつるしあげられるとも言える。私は罪を償い、自らを厳しく裁いた者にまではつるしあげることはしない。だが、酒井法子保護観察囚や小室哲哉保護観察囚のような口だけ反省は全く信用しない。
 自らを裁いた者をつるしあげて何の効果があるのか。それでまた再犯に走れば意味はない。田代まさしのような人間をこのままでは再生産するのは明らかだ。ハラッサーどもはそれを平然と行い、罪の自覚すら乏しい。そうした輩ほど、正義だの会社のためだのとさもありなんの口先の口実に逃げる。しかし、誰も納得しない。
 私は渡邉氏をあまり信用しない。というのはあの2ちゃんねるですらも彼の経営するワタミなどは『ブラック企業』という悪名高い企業で知られているのだ。そうした企業ほど、精神力と団結だけで成り立っているのだ。言うならば、オウム真理教の『彰晃マーチ』がお似合いな企業とも言える。だが、この考えには賛同はしたい。村野瀬玲奈氏の指摘とやや重なっている。
 おそらく、佐高氏は盟友の高杉良氏から渡邉氏を紹介されて高い評価を与えているのだろうが、それでは社民党で犯した失敗を繰り返すことになる。今回のコラムのベースは佐高氏のコラムからだが、私ははい、そうですかと受け売りはしない。そうすると言うことは佐高氏にも良くないのだからだ。

 私は渡邊をここまで批判せざるを得なかった。
 本業のワタミではパワハラが横行している。利益優先を目指さんとするあまりに過剰なノルマが横行し、店の名前をパクるなど問題が多い(モンテローザも人のことは言えないが)。そして学校でもパワハラをやらかす有様だ。
 さらに、こんなおバカな暴言を連発している。

2009年1月11日に出演したテレビ番組「TheサンデーNEXT」において、派遣切りにあった若者たちに対し「人のせいにしちゃ駄目。被害者意識が強い」「何故貯金持ってないの、おかしいでしょう」「今まで税金払わないで何考えて生きて来たのか!?」「マスコミは(若者に)過保護すぎる」と発言した。
渡辺は、自社ビルの高層階での会議で部下を叱責する際、「ビルの8階とか9階から、『今すぐここから飛び降りろ!』と平気でよく言う」「どれだけきつく叱っても大丈夫かというのが信頼関係のバロメーター」という趣旨の発言を雑誌「プレジデント」でのインタビューで述べた。そして、部下を暴行するなどし退職に追い込んだエピソードを美談の一部として紹介している。インタビュー内容はロイター通信社のウェブサイトにも掲載された。
テレビ東京の番組『日経スペシャル カンブリア宮殿』にて近年の若者の態度を批判して「よく『それは無理です』って最近の若い人達はいいますけど、例え無理な事だろうと無理矢理にでも1週間やらせれば、それは無理じゃなくなるんです」「そこで辞めてしまうから『無理』になってしまうんです。全力で走らせてそれを1週間続けさせればそれは『無理』じゃなくなるんです」と述べている。

 だが、これらは全てハラスメント罪であることは言うまでもない。
 そんな渡邊をなぜか不可解なことに佐高信氏や高杉良氏が持ち上げているのだから、全く理解できない。私は絶対に納得できない。
 渡邊は陸前高田市への支援を行っているようだが、その前にパワハラをやめさせ、自身の行動も反省すべきであろう。それが人間としてのルールではないのか。

2012-01-25 22:34