2013年10月26日土曜日

元々ジャーナリストと名乗るべきではなかった みのもんた


みの会見「責任は父である私にあります」
日刊スポーツ - 2013年10月26日 16:30

 タレントみのもんた(69)が26日都内で会見し、次男が窃盗容疑などで逮捕されたことや、TBS系報道番組「みのもんたの朝ズバッ!」を降板したことについて説明した。
 冒頭で長時間頭を下げ、神妙な表情で「わたくしごとで、大変世間をお騒がせし、申し訳ございません」と謝罪した。次男逮捕から時間がたち、気持ちの変化が出てきたことを険しい表情で明かした。
 「ことがことだけに、最終的な結論が出てからお話をしたほうがいいのではないかという私個人の思いがあり、あらゆる取材にお断りを入れてまいりました。その間約2カ月、ことが刑事事件ということで、報道番組への出演を自粛という形をとらせていただいていました。私の気持ちの中で何でこんなことが起きたのか、なかなか整理がつきませんでした。30過ぎた、家庭を持った、仕事を持った、社会人であるわが子を何で、という気持ちが大変強かった」
 そして次男を「バカ息子」と言い切った。
 「しかし2週間、3週間、4週間たっていくうちに私の気持ちの中に少しずつでありますが、思いの変化が出てまいりました。自宅に引きこもるような状態の中でいろいろ考えて、時間の許すままに書斎の整理をしてみたり、本棚の整理をしてみたり、無為な時間を過ごす日々でありました。その中で、何であのバカ息子が、という気持ちが、いったいおれはどうしたらいいんだ、という迷いも生じてまいりました」。
 そして次男逮捕について「父親の責任」を認めた。
 「(次男を)女房と懸命に育ててきて社会に送り出したはずなのに、何かが狂ってきた。どこかがおかしかった。そんな思いが強くなりました。確かに、あの子は私の子です。しかし成人して社会人になったはずなのに、こんなことをしでかす、どこかが子育ての中で間違っていたのではないか、不完全な形で世の中に送り出してしまったのか。だとしたら父親としての責任があるなと、思い至りました」
 そして続けた。「親子の縁は切れない。間違いなくわが子だ。どこかが狂ってて社会に送り出した。その責任は父親である私にあります。申し訳ございません」とまた頭を下げた。次男の心情について「多くのものを彼は失いました。苦しんでいると思います」と話した。
 そして、報道番組を降板することが、一番苦しい判断だったことを明かした。
 「親としての責任を感じた時、私はどうやって、その親の責任をとるべきなのかと、必死に考えました。私も苦しみました。しゃべるという世界、報道の番組から降りるということが、私にとって一番苦しい判断でした。私も自分にとって一番つらい道を選ぼうと思います。TBSさんには大変ご迷惑をおかけしました」
 ただ今後も、しゃべる世界で生きていきたいと強調した。「私の方から降板を申し入れました。これから大いにマスコミの世界でも、この問題を議論していただきたいと思います。私はやはり、しゃべるという世界を、これからも命がけで追求していきたいと思います。一体、自分がどこまで立ち直れるのか、どこまで強い男なのか、挑戦してみたいと思います。場を与えられたら、私はさらに自分を磨いてみたい。さらに自分を突き詰めてみたい。そう思いました。私は、しゃべる仕事は天職だと」。
 みのもんたは、親の責任論についても語った。
 「最初、(次男が)30過ぎた自分で責任をとればいいと思ってました。でもバカヤロウという気持ちがだんだん強くなってきた。何でこんなことするんだろうと。そのうち、どこか間違ってたのかなあと思うようになりました。育て方に接し方、私という人間に問題があったのかなあと。やはり責任という言葉が、親子の縁が切れない限りはついてまわるものだと」
 そして昔からのあこがれでもあった報道番組を降板することについて「悔しい」と目を潤ませつつ明言した。
 「報道系の番組は、私の憧れでもあります。『朝ズバ』は年金の問題にも、汚染の問題にも真剣に取り組む番組です。こういう番組ができるということに私は誇りと喜びを感じておりました。久米宏くんの番組や古館(伊知郎)くんの『報道ステーション』みたいに、昔、私が若いころ憧れたジャーナリストという言葉に、もしも僕もその一員になれるんじゃないかという喜びを感じた。それをまっこうから否定しなきゃならないような、今度の事件で降りるしかないと感じた。悔しいです」。
 みのもんたは会見で、釈放された後、次男宅を自ら1度だけ訪れたことを明かした。次男は正座して謝罪したが「会話」はなかったという。
 「彼とは話してません。1度だけ自宅に会いに行きました。(僕からは)何もしゃべりませんでした。顔だけ見て5分で出ました。彼は玄関口で正座して、板の間で僕の顔を見て『ごめんなさい』と。僕は顔だけを見て」。
 そして、報道番組以外の番組は、降板を要求されなければ継続して出演する意向も明かした。
 「他の番組も辞めてくれと言われれば辞めるつもりでいます」取材陣から、他の番組は続けるということか聞かれると「はい」と答えた。
 みのもんたは会見で、8月30日放送のTBS系「みのもんたの朝ズバッ!」で、同局吉田明世アナウンサーに対しセクハラをしているかのような映像が流れた疑惑について、否定した。
 「あのお嬢さん(吉田アナ)は本当によくとちるお嬢さん。とちるたびに背中や肩をたたいたりしていた。あの一件の時、私は腰をたたいたつもりでした。私はセクハラをするつもりも何もありません。ですから彼女にきいてもらったほうがいいと思います。私は朝の打ち合わせも放送中も厳しいです。それが、いかにも女性の体をまさぐるように書かれていたのは残念です」
 昨年5月に66歳で亡くなった妻靖子さんの話になると、また涙をにじませた。
「娘と子供たちの強い意向で、亡くなった家内の骨を納骨しておりません。家内が好きだったキッチンの棚に(お骨を)置いてこの2カ月、ブツブツしゃべりながら飲んでおりました。ある朝、お骨の前のじゅうたんに線香が1本落ちて燃え尽きておりました。よく発火しなかったなあ、よく火事にならなかったなあと思いました。女房だったらセガレと刺し違えて責任をとってたんじゃないかなと思いました」
 そして出演番組があるすべての局にいったん降板を申し入れた経緯を語った。
 「僕も、自分にとって一番つらい道はと思った時に、全ての局に降板を申し入れました。そして現在残していただいたのが読売テレビの『秘密のケンミンSHOW』、私のふるさとの文化放送です。特に文化放送はスポンサーが自粛という道を…つらいです。でも何としてでも、与えられる限り、しゃべる場というのを私は離したくないんです」
 みのもんたは会見で、逮捕された次男を厳しく育てていたことを強調した。中学2年生くらいの時期まで、時には殴ったという。
 「うちのセガレもバカです。大バカです」
 そして、子育てで間違っていた点を聞かれると、語気を強めて語り出した。
 「育て方が厳しすぎたのかなと思います。お小遣いにしても外出にしても大変厳しかったです。何十万(円)も与える人もいるかも知れませんが、私は女房の決めたとおりにしか渡しませんでした。悪いことをやった時には悪いことだと。私は殴るタイプなんです。嫌なら出て行け、そういうタイプの父親です。父親としての『ええカッコしい』が悪い結果につながった。何か起きてもオヤジに分からないようにしちゃおうと。何でも話せる親じゃなかった」
 そして、取材陣から「報道番組を降板しなければいけないのか?」と聞かれると、言葉を選びながら答えた。
 「辞めなければ収まらない風潮(のよう)に、僕は感じました。今度のことで収入、住む家…そこまでたたかれるとは思いませんでした。しょうがないでしょうね」
 みのもんたは会見で、次男を「バカ」と繰り返した。
 逮捕や容疑事実についてどう考えているか聞かれると「ああ、バカな野郎だなと。バカだなと」と斬(き)って捨てた。
 犯行動機について聞かれると「(お金に)困っていたと思います。財布を落として、女房の入院のお金が入っていて、必死になって探したのは事実だと思う。飲んで財布を落としたのは事実らしいんで。警察から(そのように)聞いています」と答えた。
 今まで、今回のような犯行をしたことがあるか聞かれると「いいえ」。(犯行は)突発的な行動なのかと突っ込まれると「そうとしか思えません」と話した。
 また、会見中盤で明かした、釈放後に次男宅を1回だけ訪れた時の心境をあらためて聞かれると「言うべき言葉がありませんでした。怒りよりも悲しかった」。
 次男の今後については「法を犯すというのは、社会人として強烈な報いを受ける。1人でどうやって立ち直るのか見てみたい。0歳と2歳、孫が2人。嫁さんも若いし、嫁さんの実家にも申し訳ない」。
 被害者との示談も進めていることも明かした。
 「申し込んであります。弁護士さんから月曜日あたり連絡あると思う」
 次男からはしばらくしたら話を聞きたいという。
 「落ち着いたら聞きたいと思います。今は彼も心が整理できてない。すべての決着が出てからだと思う」
 取材陣から、大きな迷惑を父親みのにかけていることを聞かれると、「(次男は)大変なプレッシャーだと思います」と厳しい表情を浮かべた。
 TBSに降板を申し入れた時期について「(会見をこの日にした理由は)昨日TBSさんとお話しして番組降板を決めてくれたので。あまり長引かせたくなかった。(降板申し入れは)3、4日前だと思います。僕の(事務所の)事務方が『TBSさんの本当の意向をおうかがいしたい』と(TBSサイドに)言いに行った。(現在は)大変厳しいみのもんた個人の攻撃になっていて、TBSの『朝ズバ』のタイトルにも傷がつくということで(申し入れた)」。
 将来的に、報道番組の出演依頼が届いたら出演の意向があるか聞かれると「あります」ときっぱり。「こないかもしれないけど、あります。その時は今よりも厳しくやろうと思います」と続けた。
 次男逮捕以降、降板に至ったことについてあらためて思いを聞かれると、涙を浮かべ、感情をあらわにした。
 「そりゃ悔しいです。気持ちとしては悔しいです。皆さんにこういう質問をされなきゃいけないということが悔しい。女房に申し訳ない。(『朝ズバ』出演時)午前3時に起きてつらいですか? と言われるが、私はつらくないんです。みんなと一緒にいいものはいい、悪いものは悪いと言える番組をもし、少しでも楽しみにしていたのになあという方がいたら、本当に申し訳ない」
 最初から「親の責任です」と謝罪していたら、違う展開になっていたのでは? と取材陣から突っ込まれると、苦笑しつつ答えた。
 「それはそうだと思いますね。それが、あの時はできませんでしたね、正直に言いまして。どこかで思い上がって、どこかで突っ張ってたんだじゃないですかね。でも、完膚なきまでに自分の考えが間違っていたと分かりました」
 また、みのがTBSホールディングスの大株主になっていたという報道について聞かれると、笑いながら「それはスポーツ紙に聞いてください」と明言を避けた。
 最後に「親の立場から息子さんに一言」と水を向けられると、会見場に響き渡る大声で「バカ野郎!」
と絶叫し、約1時間10分にわたる会見は終了した。


 そもそも、私はみのがジャーナリストぶるのはおかしいと思う。
 なぜなら、みのは過去水道メーター談合にかかわっていたからだ。みのの所属事務所・「オフィスモンタ」が1999年10月、実父の御法川正男(ニッコク元会長・2005年1月29日没)が経営していた水道メーター製造販売会社「日国工業」(御法川易蔵、恒蔵、倉蔵の3兄弟により1940年に設立)を吸収し「ニッコク」となったわけだ。
 この会社は2003年に水道メーター談合疑惑で談合に関わったメーカーとして家宅捜索を受けたほか過去にも談合を繰り返していたとして公正取引委員会から排除勧告を受けている。2005年には東京都水道局の入札に関する水道メータ談合事件に係る課徴金納付命令に伴う談合企業として指摘されて東京都から1394万円の損害賠償請求を受けた。さらにはその翌年川崎市水道局でも談合をやって摘発されている。
 こんな輩にニュースキャスターだなんてブラックジョークではないか。みのは植草一秀氏に対して「痴漢」事件で明らかに植草氏が冤罪なのにもかかわらず嘘を垂れ流し誹謗中傷を行った。そのみのが子育て一つもまともにできてないことが明らかにされるとは皮肉ではないか。
 潔く植草氏に謝罪し、メディアから引退すべきだ。