2013年10月19日土曜日

地方百貨店を考える~甲府市・中込百貨店の場合~

 今回取り上げる地方百貨店である中込についても、またしても不完全な内容であり、もううんざりする。山梨日日新聞及びWikipediaより引用する。

1948年 中込百貨店(資本金5000万円)創業。




1951年 株式会社中込(資本金5000万円)及び株式会社中込不動産(資本金1000万円)設立。山梨県庁舎の南側に木造店舗を建設し、百貨店として本格的な営業を開始した。チェーン店としても山梨県に23店舗を持っていた。
1954年 松林軒デパート跡地に甲府松菱が出店、後の山交百貨店になる。
1958年 オギノがスーパーマーケット事業に進出。
1970年 甲府市で大型店の拡張競争が始まり、岡島百貨店が三越と提携。
1971年 木造店舗を解体、総工費25億円で大型店を建設する。 
1973年 道路側に面するガラス張りのエレベーターを設置した建物(地下3階、地上8階)を築き、アーバンなかごみとして3月にリニューアルオープン。また、その頃に中込享氏が社長に就任。



1974年 ダイエーの進出やオイルショックによる経営不振のため、西友と提携、15億円の融資を受ける。また、中込百貨店の建物を借りて西友80%、中込百貨店20%で中込西友(資本金1000万円)を設立。
1975年 3月7日に会社更生法を3社で申請、倒産。53億円の負債が残った。事実上清算手続きにはいる。4月、西友が甲府店を開店。
1979年 中込西友が改装を実施し、甲府西武としてリニューアルオープン。
1998年 2月15日をもって甲府西武を閉店し、セゾングループは山梨県からの百貨店事業から撤退した。

 あまりにも不完全な記事で私はWikipediaに不満を感じる。
 インターネットは地方こそ、実は適している。というのは、都会の間違った認識に地元で反撃する事ができるツールであり、何より、敷居が極めて低い。だから、インターネットは使い方次第である。
  同じようないらだちを私は日本国内にひしめいていると思う。もっと、地方の人達は自信をもってネットで情報を発進したらいい。例えば、小学生の地元の教材 を一度見直し、地元の図書館などで調べてもらい、その結果をネットにアップデートすればいい。それを別の角度でも行うのだ。
 小さい時からネットに親しむことは、ネットジャンキー対策やネットリテラシー教育にも繋がる可能性をもつ。