2013年10月19日土曜日

地方百貨店を考える 松山・伊予鉄百貨店の場合

 今回取り上げる地方百貨店はいよてつ髙島屋である。
 この百貨店ほど、提携先を変更して成功した百貨店はない。

 1969年 9月1日に伊予鉄道がターミナル型百貨店計画の受け皿会社として「伊予鉄百貨店」を設立。
 1970年 5月、(株)いよてつそごう設立(伊予鉄道とそごう子会社・広島そごうの合弁)。当時地方展開を積極的に図ろうとしていた大手百貨店・そごうが適当という判断から。



 1971年 7月5日、いよてつそごうを23517平米の売上面積で開業。その後コミュニティショップを多数開店させる。
 2000年 12月、そごうの経営破たんに伴い廣島そごうとの提携を解消。その後半年間は社名を変えずに営業を続ける。この時点で伊予鉄道と三菱電機の合弁となる。
 2001年 6月「伊予鉄百貨店」(通称:ローズナード伊予鉄百貨店)に社名変更、同時に高島屋ハイランドグループと提携。



  2002年 3月1日、高島屋ハイランドグループながら、「いよてつ百貨店」として独自のブランドで営業を続けていたが、贈答品などにおいて全国的な知名 度が不足していたため、より明確なかたちでブランド力を構築する必要性を認識、より一層のブランド力強化、仕入れ・営業力強化のため、2002年に高島屋 との資本提携を行い、社名も「株式会社伊予鉄髙島屋」とする。店名は「いよてつ髙島屋」。

 だが、百貨店といえども進化していかねばならない。
 あのイオングループはパルコを買収した場合、関係の深い三菱グループ系の成城石井を積極的に出店させる可能性がある。また、イオンとローソンの経営統合もありえるのだ。食品ストアが積極的な再編に乗り出しているのに百貨店の動きの鈍さは問題がある。
 さらに問題なのはこの場に及んで相変わらずブランドに固着する姿勢。しかし、今の時代はあの東武百貨店ですらもユニクロを誘致するほどなのだ。危機感が全くない。しっかりして欲しいのが本音である。