2013年10月5日土曜日

チキンが会社を経営できるか 一澤信太郎


 やはりゲスはどこまでも年とってもゲスらしい。
 京都市の人気かばん店「一澤帆布(いちざわはんぷ)工 業」の先代会長・一澤信夫氏(2001年死去)が残したとされる 遺言書の有効性を巡り、長男一澤信太郎(65)が三男・一澤信三郎社長及び恵美夫人らを相手取って起こした訴訟の判決(京都地裁・2011年8月27日) で松本清隆裁判長は、長男を主な株式相続者とした遺言書を偽物と指摘して認定し、 会社に対する株主権の確認など長男の請求の大半を退けた。長男側は控訴する方針だ。
 この長男というのが今回書人両断の牙にかける一澤である。そ もそも三男の一澤信三郎氏が1980年に朝日新聞記者をやめて赤字経営に苦しんでいた会社で一から父親のもとで職人の修行を積み重ね、職人からも認められ て社長になったのに信太郎はそんな信三郎氏が苦労して築いた会社を目先のブランド力に溺れて乗っ取ろうとした。経営不振なのに当時東海銀行に勤務していた 慎太郎は家業に見向きもしなかったのだ。
 信三郎氏は会社の形態を整えながら、売上を高めた。そして1983年9月に信三郎氏は地上げ騒動を収拾 したことを評価されて社長に就任した。1996年12月には四男・喜久夫氏は「もう仕事はしたくない、好きなことをして暮らしたい」とみんなの前で宣言 し、退社した。信夫氏は晩年脳梗塞を患い、信三郎夫妻の介護もむなしくご逝去された。その信夫氏は元気な頃はもちろん、晩年も信太郎の住む愛知県岡崎市に は行こうとしなかった。
 信太郎は絵画や骨董、株取引が趣味で、金を貸してくれと何度も信夫氏や信三郎氏に頼んでいた。「銀行員なのに、どうしてそんなに金がないんや」と信夫氏は心配していたそうだ。
 そして会社を奪う際になんと信太郎は偽物の遺言状をでっち上げ、会社を乗っ取ったのだ。信太郎はこんなお間抜けな暴言を吐いている。
  2006年1月16日、会社の乗っ取りを不安がる仲間たちが立ち上げた「信三郎氏を応援する会」のメンバーと信三郞氏が話していると、四男喜久夫氏と弁護士、新聞記者も引き連れた信太郎が現れ「私が一澤帆 布の代表取締役になった一澤信太郎です」と騒ぎ立てた。その内容をそっくりそのままここに掲載する。いかに信太郎がお間抜けかよく分かるではないか。
一「裁判で勝ったのは私です。経営権は私にあります。カルロス・ゴーンは日産を立て直した。経営能力が長けているものが外から来るのは、おかしなことではない。私に会社を任せて欲しい」
 そこに従業員は激怒して反論した。
*「うちの会社は経営に困っているわけではありません」
*「カルロス・ゴーンは社員に信頼されているかもしれないけど、私たちはあなたのことを信頼していません」
*「私たちは新三郎社長と一緒に鞄を作ってきたんです。出て行ってください!!」
三「あんたらが会社に来たら、職人がおらんようになってしまう。なんとか私に続けさせてくれんか」
 そこに信太郎はとんでもない暴言を吐いた。
一「信三郎がここに居座るのなら、次々訴訟を起こさざるを得ない」
 そうして従業員からの厳しい追求に何も言えない信太郎に今も現役の鞄職人であり、信夫氏の弟である一澤恒三郎氏が現れ、信太郎の顔を見るなりこう一喝した。
「信太郎、恥を知れ!あの世で兄貴が泣いとるぞ」

 そうして厳しい従業員の感情を逆なでするように信太郎はとんでもない悪事を次々と重ねた。
  信三郎氏が従業員全員を引き連れて一澤信三郎帆布を設立した際にはさんざん誹謗中傷した上に、2007年2月14日には信太郎を代表者として会社が、信三 郎氏を類似の商標を使用して競業行為を行なった商標権侵害と、株主総会の決議を経ずに役員報酬を受け取った等濡れ衣を着せて13億円の不当提訴を行った。 まさに恥の上塗りとはこのことではないか。
 だが、そうはいかなかった。2008年11月27日、大阪高等裁判所(大和陽一郎裁判長)は、信太郎 の遺言書は偽物で無効と確認すると同時に、遺言が無効になると、信太郎らの保有する株式だけでは株主総会の定足数を欠き、手続に瑕疵(問題)があることに なるため、信三郎氏らの取締役解任を決定した2005年12月16日の臨時株主総会の決議を取り消す、原告側逆転勝訴の判決を言い渡した。この判決は 2009年6月23日、最高裁判所第三小法廷(藤田宙靖裁判長)でも変更されず確定した。
 そのあと信三郎氏らが会社に復帰したらなんと骨董品の 山だったというのだ。一体何を経営していたのかと思うと唖然とした。いや、まだしも四男の喜久夫氏が立ち上げた「帆布カバン 喜一澤」ならフェアなのだなとは思うが泥棒猫そのものの信太郎のやり方には甚だ怒りしかない。
 信三郎氏が会社に戻ってきた際に信太郎は引きこもっていたというのだから、チキンだ。チキンには覚悟などなく、会社を経営する資格などない。
 
 2012-10-19 20:06