2013年10月5日土曜日

胡座椅子で安易な評論をするな 大坪正則

 素人に論破される大学教授というのは驚きである。
 さらにこんな呆れた記事を書くとは一体なんなのだろうか。


【スポーツ経営放談】帝京大経済学部教授・大坪正則
2012.8.8 05:00  
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120808/cpd1208080501000-n1.htm
 ■市民と疎遠なサガン鳥栖の不可思議

 先週、佐賀県鳥栖市を訪ねた。人口は約7万人。Jリーグのホームタウンの中で最も小さい都市だ。だから、「サガン鳥栖」に声援を送る市民たちがサッカーに熱狂的と思われがちだが、そうではないところが面白い。
 プロモーションとして、JR鳥栖駅の改札口と駅前通りの電信柱に小旗が差し込んであるが、旗の色調が「ねずみ色」なので目立たない。ポスターはスポンサーの銀行店舗やスポーツ用品店に1、2枚貼ってあるだけ。プロサッカーチームを擁する街の風景とは思えない。
 今季初めてJ1に昇格したにもかかわらず、2万4000人の収容能力を持つ「ベストアメニティスタジアム」の平均観客動員は約1万人。しかも、観客の多くは福岡県久留米市など鳥栖市周辺の街に住む人で、商店街とタイアップしたチラシは佐賀県と佐賀市が作成して配布しているそうだ。
 浦和レッズが来たときはスタジアムの半分以上がレッズファンで埋まり、「どちらのチームのホームスタジアムで試合が行われているのか分からないくらいだった」と、古い友人が笑いながら話をしてくれた。

 ◆何とも奇妙な関係
 鳥栖市民の大多数は、サガン鳥栖に全く興味をもっていないか、あるいは興味は持っていても全くその素振りを示さない。クラブと市民の疎遠さはクラブ創立以来20年近く続いている。時が過ぎて人が変わると「こだわり」は風化するものだが、そうなっていない。何とも奇妙な関係が続いている。その間、クラブは市民との融和をなぜ最優先しなかったのだろうか。また、市民のクラブに対する「冷たさ」は何が原因なのだろう。
 不和の原因と経緯がはっきりしない。友人たちは詳しく知っているはずだが、何度聞いても良く理解できなかった。当時の市長が、市議会に相談せずに市の一部職員を使って極秘裏にクラブの組成を進めたことが発端のようだ。だが、既に市長は変わり、市の職員も相当入れ替わった。市民はクラブが経営破綻に陥ったときもオーナーが変わったときも冷ややかだった。その態度は一貫している。すさまじい執念と頑固さだ。
 対極にあるのが、米プロフットボール(NFL)のグリーンベイ・パッカーズ。グリーンベイはウィスコンシン州にある約8万人の街で、パッカーズはNFLの中でも長い歴史を誇る強豪チームの一つだ。最初のクラブオーナーが製缶会社の創業者だったので「パッカーズ」(缶詰工)がチーム名となり、創業者の名がスタジアム(Lambeau Field=ランボー・フィールド)に残っている。
 パッカーズは製缶工場の倒産後、何度も存続の危機に直面したが、その都度、市民の寄付金で解散を免れた。テレビ放送権収入がコミッショナーから配分されるようになってクラブ経営が徐々に安定して、今日に至っている。
 パッカーズは絶対的権限を有するオーナーがいない。市民が株を有する唯一のクラブとして知られる。市民は、議決権と配当がない「株」を祖父の代から引き継いでいることを最大の誇りとしている。この組織は会員の会費で運営される「ソシオ」でもなく、ファンクラブでもない。だが、チームが解散の危機に陥ったとき、チーム存続の方法として「パッカーズ方式」は検討に値するような気がする。

 ◆クラブ側次第
 サガン鳥栖は外では弱いものの、ホームで強いのが特徴。市民の心を捉えていないが「内弁慶」なのだ。4日も鹿島アントラーズ相手に完封勝ちを収めた。だが、鹿島との対戦にもかかわらず観客は約1万3000人。スタジアムが満杯になる日がいつ来るのか想像すらできない。
 友人たちに、市民の誰かがクラブの運営方法を提案したことがないかと尋ねてみた。彼らは、クラブが市民の提案をことごとく無視したと言っていた。クラブと市民の対話がなければ融和は難しい。一方的な判断かもしれないが、ボールを打ち返すべきはクラブ側のようだ。

                   ◇

【プロフィル】大坪正則
 おおつぼ・まさのり 西南学院大学商学部卒。1970年伊藤忠商事入社。同社退社後、99年に株式会社ニッポンスポーツマネジメントを設立、ヤクルト球団やニッポン放送などとコンサルタント契約を結んだ。2004年に帝京大非常勤講師となり、現在は経済学部経営学科教授。専門はスポーツ経営。近著は「パ・リーグがプロ野球を変える」(朝日新書)。ブログはhttp://blog.nippon-sports.com

 この暴言にサガン鳥栖のサポーターたちは激怒した。
 ねずみ色の旗云々とはアビスパ福岡のことである。その時点で全く取材をしていないことを自ら露呈した。さらに会社が変わっていないというが経営危機のあと新会社サガンドリームスになってからサポーターや地域の意見を重視するようになり、ぐっと良くなった。
 そうした事実を不当にスルーする段階でアウトである。これではミンジコーの談合と全く本質は同じで事実を見ていないで己の意見が全てと言わんばかりの独善的な姿勢だ。川崎フロンターレのサポーターにTBSラジオの番組でこてんぱんに論破された上、素人である私にバッサリ切り捨てられる。
 サガン鳥栖と鳥栖市が冷ややかな関係にはないことはクラブハウスの建設に鳥栖市が動いていることからも明らかだ。あまりにも事実誤認が多すぎて話にならない。机の上ではいくらでも言えても現場はそうじゃないということを大坪は思い知る。

2012-08-09 06:38