2013年11月10日日曜日

しょせん哀れな棚上げ人間 樹木希林

 まず、樹木という愚か者を批判するには元オセロの中島知子へのこの傲慢な振る舞いから始めたい。

 中島知子 謝罪の手紙も…樹木希林の“苦言”に「正直、ショック」
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/05/04/kiji/K20130504005739440.html
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 お笑いコンビ「オセロ」を解散した中島知子(41)が4日、自身のブログを更新。家賃滞納をめぐり、女優の樹木希林(70)に謝罪の手紙を送ったが、樹木が自身に苦言を呈していることをネットニュースで知り「正直、ショックでした」と心境をつづった。

 手紙は本木雅弘(47)と樹木の娘・内田也哉子(37)夫妻が大家の都内マンションの家賃滞納に関する謝罪で、樹木あてに郵送された。

 樹木は前日3日「自分の中から出てきた言葉というより、人に書けって言われたから書いたような手紙が来ました。(中島の状態は)前のまま。変わっていないと思う。変わったと思えないので(返事は)書きません。変化がない時は関わりません」と話していた。

 この樹木の“苦言”について、中島は「あの謝罪の手紙は、前の事務所のスタッフと相談しながら書いたものです。文面を考えていただいたところもあります。樹木さんにご迷惑をおかけしたのが解雇される前だったので、私が自由に書くことは望ましくないと判断されたからです。拙い私の文章で、失礼があってはいけないとも思いました」と謝罪の手紙が“淡白な文面”になってしまった経緯を説明。

 投函したのは4月27日で「手紙は私の手書きではありましたが、そのような考えの中で書かれた文面であることを、感性豊かな樹木希林さんに見抜かれてしまい、お気を悪くさせてしまったのだと思います。そんな手紙を送りつけてしまい、大変申し訳なかったと思ってます」と心苦しい胸中を明かした。

 さらに「樹木さん、鶴瓶さん、大御所さんからの苦言が続いて、正直つらいです。でも、自身が引き起こしたこと。本当に、嫌な気持ちにさせてしまい申し訳ありませんでした。それでもまだ気にしていただいてること、本当にありがたく思ってます。いつか私が女優に向いているとおっしゃってくださったこと。嬉しかったです」と続けた。

 「自分は芸能人として暮らしてきて、何か甘えた考えがあったのなら、諸先輩方を見習っていく必要があると思いました。いろいろなことをマネージャーさんや会社任せにする癖をただす機会です。頑張ります」と気持ちを入れ替える構え。

 最後は「不快な気持ちにさせてしまい申し訳ありませんでした」と再度、樹木への謝罪で結んでいる。

 中島に対して樹木は批判する資格はあるのか。
 そもそも樹木もカルトで知られる希心会(法華経系統)の信者で知られる。その己を振り返らずにこんな傲慢な振る舞いとはもってのほかだ。それに宗教というのはそもそも質素でなければならないが己の欲だけに走っているだけで話にならない。
 しかもこの団体は霊友会という極右を生み出してきた団体の流れをくむと言えば愕然とするではないか。笑福亭鶴瓶の批判はそれなりに納得はできるが樹木は論外ではないか。
 更に、女優の原点というのはいわば河原乞食のようなもの、つまり「芸は売っても身は売らぬ」という誇りがあるが、樹木は紫綬褒章を2008年に受け取っているが、要するに国から「あんたは偉い」と言われて有頂天になっているに過ぎない。それでは話にならない。
 樹木には城山三郎氏の話をしてやろう。 作家として知られるこの方は大江健三郎氏の文化勲章辞退をこう擁護した。

「文化勲章は、政府、文部省といった国家権力による『査定機関』となっている。言論、表現の仕事に携わるものは、いつも権力に対し距離を置くべきだ」

 城山氏自身も叙勲を断った。
 それに対して奥さまが不満を漏らしたところ、こう城山氏は答えた。
「おれには国家というものが、最後のところで信じられない。少年兵のとき、おれは・・・・」
 と述べた後絶句したそうだ。国を憂い予科練に志願したものの、そこで待ち受けていたのは、リンチといじめ、そして強要される無意味な死。最後の最後まで、心の中での、国家との和解が出来なかったのだ。その悲しみを樹木は全く分かっていない。
  「読者とおまえと子供たち、それこそおれの勲章だ。それ以外のもの、おれには要らんのだ」 とまで言い切ったこの度胸に樹木は完全に負けている。しょせん哀れな棚上げ人間だとしか思えない。