2013年11月4日月曜日

まさしく張子の虎 有吉弘行

 有吉弘行という男を一言で言うなら、張子の虎という言葉しかない。
 なぜこの言葉がふさわしいのか。簡単だ。この男がかつて「猿岩石」なるお笑いコンビだったからだ。この輩どもは日本テレビと共謀し視聴者をだましたのだ。
 ユーラシア大陸横断ヒッチハイクなる企画を1996年4月、「進め!電波少年」のオーディションに参加した当時無名のお笑いコンビ芸人猿岩石が、土屋敏男プロデューサーに香港で番組の前説をするように頼まれて連れて行かれた。しかし、番組の放送中に突然呼び出されて、そこで「ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断、ロンドンがゴール」という壮大な目的を果たすよう告げられる。猿岩石が選ばれた理由は、むこう半年間のスケジュールが全く白紙だから、という理由だった。
 連中は「苦労して」全行程をヒッチハイクだけでゴールしたとされていたが、道中で3回ヒッチハイクでない飛行機を使っていたことが判明した。ルートの途中には国境での外国人入国禁止となった国や内戦や治安が悪いところがあり、大事をとって飛行機に乗ったものとしているが、番組では判明するまで全く触れていなかった。日本テレビの氏家齊一郎社長(当時)は「(バラエティという)番組の性質上、倫理とか道義的な責任はないと考える」とコメントした。
 土屋と氏家の罪は重いがそれを差し引いてもこのことを悪用して悪乗りした有吉の罪は重い。ずるいとしか言いようがない。
 二つ目の罪は口先だけの毒舌の罪。これについては自称「毒舌」の北野武を厳しく批判した辛口評論家の佐高信氏のこの言葉を引用する。

 自分は「安全圏」に入ってエラクなったのだから、特別扱いしてくれ、と言っているだけなのだ。
 たるんだ心根から、金平糖のようなドクゼツが出てくる。形はとがっているが、中はむせるほどに甘いお菓子のような言葉。ゴキブリのガキ語。「世紀末毒談」でカゲキに見えるのは、コーマンとか、ウンコとか、猥雑な言葉が乱発されている部分だけ。要するに下ネタのみの「危険性」。世紀末のゴキブリ。

1992年2月 月刊「噂の真相」連載・「タレント文化人筆刀両断!」より

 過去、不正なヒッチハイクをしてきた過去をひた隠したいために毒舌でごまかしているのにしか過ぎないのだ。

 そんな空っぽ頭の芸人なんぞ相手にする価値はない。張子の虎としか言いようがない。

有吉某(ズルと詐欺でテレビの人気者になった悪)、