2014年2月17日月曜日

何故フィギュアスケートはつまらなくなったのか-高橋大輔の罪と罰-

 ソチ体育祭が始まっているが、私はロシアにおける人権状況の改善がない事や、ロシアが全千島列島の無条件返還に応じない限りこの五輪の正統性は認めない。
 そのうえで、今回のコラムを書く。この前高橋大輔を名指し批判したが、私のこの批判は正しかったことを証明した記事がある。


高橋、木原組が大健闘8位 結成1年で確かな成長

ソチ「五輪」 フィギュア 団体ペア (2月6日 スポニチ)


 結成1年で「五輪」のリンクに挑んだペアの高橋成美、木原龍一組(木下ク)。夢のようなデビュー戦を終え、木原は「ここまで来られて心の底から良かったと思う」と余韻に浸った。
 横に並びタイミングを合わせて跳ぶ3回転ジャンプや、木原が高橋を空中に放り投げる3回転サルコーで息が乱れたが、リフト、ステップではミスなく健闘の8位。貴重な順位点3を獲得した。
  昨年2月、練習拠点の米デトロイトで初めて一緒に氷に乗った。木原は経験のないペアに転向したばかり。世界選手権で銅メダルを獲得したカナダ人マービン・トランとのペア を、五輪出場を目指して解消した高橋も手術明け。不安の船出から2人は確かな成長を示した。高橋は「認めてもらえてうれしかった」と笑った。
 団体の順位で日本は3位中国に2点差の4位につける。高橋はフリーに向け「少しでもプラスになれたら」と意気込んだ。

 もし、高橋がペアダンスで高橋成美選手と手を組んでいれば、すべては丸く収まったのだ。
 織田信成氏や小塚崇彦選手が実力上でも人格でも明らかに上なのに政治力だけで選ばれたのが高橋だった。それでメダルは二度とれたもののこれも審査という人の目から見て正確度の欠いたものである。それで本当にいいと言えるのだろうか。
 あまりの酷い不公正さに織田氏は事実上の抗議を示して潔く引退した。小塚選手は不満を押し殺しているが不快感だっただろう。私は高橋を絶対に許すわけにはいかない。高橋が償うべき罪償いは、ただちに引退して10年間ボランティア活動に従事し、その後地方でつぶれたスケートリンクを買収してそこでゼロから寄宿生の男子フィギュアスケートスクールクラブを立ち上げて、第二の織田氏や小塚選手の育成に生涯をささげるべきだ。
 氷のないスケートリンクもあるのだから、メンテナンスの問題はそれほどない。後は寄宿生で高校に生徒を通わせるだけでもいい。そこに道徳に厳しい人たちを置けば、暴走しなくて済むのである。
 もしこの私の指摘に高橋成美選手や織田氏、浅田真央選手、小塚選手、鈴木明子選手や金妍児選手が反論しようが私は撤回する必要性を感じていない。彼らはまだ若いのであって、年を重ねて経験したわけではないのだからだ。