2014年3月11日火曜日

東日本大震災に思う


 2011年3月11日で多くの東北の人たちの心の時計はいまだに止まっている。
 そのことを今回は取り上げたい。


 
「公共の足守る姿勢見えない」 JR東に厳しい目 岩手日報社
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20140201_5

 東日本大震災で被災し、運休が続くJR山田線の一部宮古―釜石間(55・4キロ)について、JR東日本は31日の復興調整会議で、運行を第三セクター三陸鉄道(本社宮古市)に移管する案を提示した。JRは赤字路線の「切り捨て」ではなく、南北リアス線との一体運営によるメリットを強調したが、具体的な支援策は示されず、地元では不安が広がる。
 JR東日本復興企画部の山口保幸担当部長はこの日、「(運営が)厳しい中での活路を提案した」と説明。JR発足時に比べ、利用客が約6割減少した―との数字も示し「復旧してお客さんが乗ればわれわれは役割を果たすが、(乗客は)相当少なくなっている」とし、赤字路線「切り捨て」の意向が見え隠れした。
 こうしたJRの姿勢に、住民は厳しい目を向ける。宮古市千徳町の飲食店経営者(64)は「今回の提案からは公共の足を守るという姿勢が見えてこない。都会の路線の利益を地方に回して助けることは考えられないのか」と疑問を呈する。
 住民有志でつくる「JR山田線の早期復旧を求める山田町民の会」代表の同町長崎の自営業松本龍児さん(61)は「民間企業だし営利を追求するのは分かるが、交通インフラを担う企業として、責任を持って復旧とその後の運行を行ってほしい」と求める。
(2014/02/01)

 JR東日本はいまだに真の復興ができていないのである。
 復興というのは単に状態を元に戻すことではない。人の心に寄り添うことで初めて成り立つ。だがJR東日本にはそうした言葉は無縁のようだ。出なければ第三セクターの三陸鉄道に赤字路線の山田線を押し付けないはずだ。
 では、切り離すべき路線がJRにはある。信越線の篠ノ井-長野間で、今すぐしなの鉄道に譲渡すべきである。これはしなの鉄道とJRの約束なのだがJRは不当に約束を破っている。おかしいではないか。で、山田線は押し付けるのだから筋が通らない。
 だから、JR東日本分割を私が提案せざるを得ないのである。そして赤字路線で苦しむ第三セクターの経営再建にJR東日本はいそしめばいいだけの話なのである。
 東日本大震災は、新自由主義者の愚かな論理をことごとく打ち砕いた。だが、彼らはいまだに過ちを認めていない。そうして「愛国」とやらに走っている。一言で言えば馬鹿としか思えない。この彼らが過ちを認めて反省しない限り、日本は本当の意味で再出発したとは言えない。
 そういう連中に限ってお祭り騒ぎでごまかす。「東京五輪」という名前の東京体育祭だ。そんな金があるなら、住めなくなった福島の人たちに復興住宅を八ッ場ダム建設予定地に建設して絆福島市を立ち上げればいいまでの事なのである。



 http://wing-of-icarus.blogspot.jp/2013/09/blog-post_6.html