2014年5月9日金曜日

日本語を勉強しなさい:ハジモト自称市長

2014年3月24日(月) しんぶん赤旗

大阪「出直し市長選」 橋下 大幅得票減

「都」構想見放す民意明確

投票率23・59% 過去最低を更新

大阪市を解体する「大阪都」構想の破綻に直面した橋下徹(日本維新の会共同代表)の身勝手な辞職に伴う「出直し市長選」が23日投開票され、橋 下が前回票を大幅に減らし再選されました。投票率は過去最低だった28・45%(1995年)を大幅に下回る23・59%となりました。任期は来年12月までで「選挙」前と変わりません。
 日本共産党大阪府委員会の山口勝利委員長は開票結果について「『出直し選』への批判、都構想を見放す意思が明確に示された」と指摘。「都」構想は「きっぱり断念すべき」であり、橋下氏が主張する法定協の委員入れ替えは「到底許されない」と強調しました。
 今回の「出直し選」は、「都」構想が行き詰まるなか、橋下が議会側との議論を一方的に打ち切り、約6億円の税金を使って仕掛けた大義も道理もな い暴挙でした。実施自体に市民多数が反対し、自公民各党が候補者擁立を見送るなか、日本共産党は「大阪都ノー・維新政治打破」を目指す共同を重視する立場 から独自の候補者は擁立しない方針でのぞみ、「都」構想の害悪や「維新政治」の実態などを告発する取り組みに「大阪市をよくする会」とともに力を尽くしま した。
 山口氏は、こうした方針と運動が市民の共感と理解をえて、政治的立場をこえた共同が広がったことを踏まえ、今後も一致するすべての政党・団体・個人と共同を追求し、新たなたたかいを前進させる決意を表明しています。

 ハジモト自称大阪市長の主張する「大阪都」妄想は完全に破たんした。
 そのことは誰の目からしても明らかである。しんぶん赤旗より引用する。


2014年3月25日(火)

見放された「橋下劇場」 大阪「出直し市長選」

「都」構想断念が民意

得票数半減 無効票は最多

「冷めた民意」(産経)「橋下流に白票の山」(朝日)―。23日投開票の「出直し大阪市長選」の結果は、筋違いの「市長選」で「橋下劇場」の再現 を狙った橋下徹(日本維新の会共同代表)が、「民意の後押し」を受けるどころか、多くの市民から見放されたことを鮮明にしました。(藤原直、大阪府・生 島貞治)

 今回の「市長選」は、橋下が議会側との「大阪都」構想の議論を一方的に打ち切って強行したもの。市民多数が実施自体に反対し、他党も候補者擁立 を見送りました。そのなかで「選挙」を強行した橋下は、「再選」されたものの、投票率は23・59%と同市長選で過去最低となり、橋下の得票数も2011 年の約75万票から約38万票へと半減しました。また、無効票が6万7506票(13・53%)となり、うち白票が4万5098票(9・04%)といずれ も過去最多を記録しました。
 日本共産党大阪府常任委員会は24日、結果についての声明を発表。橋下の主張と大阪市をつぶす「都」構想が「民意を得る」どころか、「いかに民意とかけ離れたものかが鮮明になった」と指摘しました。

批判広がる

今回の「出直し選」は、「都」構想への批判の高まりのなか、来年4月の構想実現に固執する橋下による区割り案の絞り込みが、府市の議員と「都」 構想の制度設計を議論してきた法定協議会で退けられたことに端を発しています。これに腹を立てた橋下が「わがまま」で起こしたものです。
 それは、「市長選」に勝てば、維新が過半数に及ばない法定協の委員を入れ替えるという主張など「選挙」を議会封じの道具に仕立て上げるものでした。
 しかし、二元代表制のもとで、議会と首長はともに民意を代表しています。また、法定協は規約で委員の大部分は議会の推薦と決まっています。「都」 構想は設計図(協定書)の承認を議会で受ける必要がありますが、「市長選」では「都」構想に反対または批判的な議会の構成は変わりません。何の道理も大義 もない「選挙」に対して、「もっと議会と話し合うべきだ」「選挙費6億円の無駄」という市民の批判は告示後もさらに広がり、「毎日」24日付は「筋違いの 選挙に対して、有権者は過去最低の投票率で応え」たとまとめました。
 選挙結果に照らしても、法定協委員入れ替えは到底許されず、「都」構想はきっぱり断念すべきだ―。前出の府党常任委員会声明はこう主張しています。

新たな共同

今回、日本共産党は「大阪都ノー・維新政治打破」を目指す共同を重視する立場から、独自の候補者を擁立せず、参加する「大阪市をよくする会」とと もに、「大阪都」のペテンをあばく取り組みで奮闘しました。橋下は「市長としての実績」として市民向けサービス379億円を削ったことを「改革」と称しましたが、そうしたウソの一つひとつが見抜かれ、議会内外で橋下・維新に終止符を打つ土台となる新たな共同が広がりました。

市民の意思 示された

市議会の共・公・自・民が会見

写真
(写真)「出直し市長選」の結果についてそろって会見を行った(左から)日本共産党の山中智子市議団幹事長とOSAKAみらい、自由民主党、公明党の各市議団幹事長=23日夜、大阪市
「出直し大阪市長選」の結果について、市議会の日本共産党、公明党、自民党、民主党系の4会派の幹事長が23日、市役所内でそろって会見に臨み、記者団の質問に答えました。
 日本共産党の山中智子幹事長は、選挙結果の受けとめについて、「橋下の考え通りにいかなかったら、選挙をやればいいんだという橋下の主張に対して、それは許さないという市民の意思が示された」と指摘。
 「橋下は自身のやり方について反省してほしい。選挙に行かない、白票を投じるという異例の選択も、たたかいだった」と述べました。
 公明党の待場康生幹事長は「橋下が選挙をしたことに市民が否定的な態度を示した。私たちが訴えてきた大義なき選挙と言うのが市民の民意だ」と語りました。
 自民党の柳本顕幹事長は「『大義のない選挙』と言うことに、多くの有権者が同調した結果だ」と指摘。「OSAKAみらい」(民主系)の奥野正美幹事長は、過去最低の投票率、白票の激増など「大阪市民の一定の意思があらわれた」と述べました。
 次の市長選に関して、日本共産党の山中幹事長は「橋下に退いてもらおうと思えば、堺市長選のような選挙ができなければならない」と話し、公明党の待場幹事長も「4会派が足並みをそろえられる候補者を擁立したい」と語りました。

橋下 「都」構想手続きに固執

開票日の維新党本部での会見に姿を現さなかった橋下自称市長は24日、市役所で記者会見し、選挙結果について「堂々と僕自身が市民の多くから信任を得 たといえる状況でないことは認識している」と述べる一方、「直近の歴代市長よりも多くの票を得た」と述べ、前回票を半減させたことには言及しませんでし た。
 「大阪都」構想については、「『都』構想がこの選挙で信任されたわけではないが、完全に反対されたわけでもない」「『都』構想に限っていえば住民投票で決めるべきだということが明らかになった選挙だ」と強弁し、自らのスケジュールにこだわる姿勢を示しました。
 また、行政側に「都」構想の区割り案を一案に絞り込んで制度設計を進めるよう指示したと述べ、選挙で示された民意や議会の意向をまともに顧みず、「都」構想づくりの作業を進める姿勢を示しました。
大阪市長選の結果
「当」 橋下 徹   44 大阪維新前 377472
    藤島 利久  51 無新  24004
    マック赤坂  65 諸新  18618
    二野宮茂雄  37 無新  11273
(投票率23・59%)

 しかも、あろうがことに藤島氏と赤坂氏に部下に命じて暴行させるなどハジモトはヤクザであることをこの選挙で露呈したのである。
 そんなに大阪都構想ならぬ妄想にこだわりたいのなら、せいぜい東京都に住むがいい。はっきり言ってちっぽけな男だとしか言いようがない。あの自民党ですらもハジモトを市長とは認めないのだから、重症である。今すぐ政界を引退すべきであることはもう明らかだ。
 それか、彼が貢献できる方法があるというなら、ビルマにレイシストや安倍晋三などの極右政治家などを引き連れて「ニッポソ国」でも作ればいいのである。