2014年6月11日水曜日

出産を娯楽にする動きについて

大反響!くわばたりえの「出産動画」 ネット公開めぐり賛否両論

2014/4/11 18:10
   お笑いコンビ・クワバタオハラのくわばたりえさん(38)が次男の出産シーンを記録した映像をYouTubeに公開した。分娩室で激痛に耐えながらいきむ姿など生々しい姿も映しているため、ネットでは賛否両論の議論になっている。
   話題になったことを受けて、くわばたさんはテレビ番組で、出産動画を公開した意図を語った。

「私はあんな姿見られたくないよ~」


   くわばたさんが2014年4月6日に公開した動画は、レギュラー出演する「ハピくるっ!」(関西テレビ)が13年10月の次男出産に密着取材 して放送した映像のダイジェスト版だ。約4分に短く編集されている。全国放送ではないため見られなかったファンからの要望があり、同局に依頼してアップ ロードの許可を得たという。11日現在、動画の再生回数は170万回を超え、コメントもたくさん書き込まれた。
   動画は自宅で破水してから病院へ移動し、産まれた次男を抱きかかえるまでが収められている。長男に「お兄ちゃんになるよ。待っててよお母さん入院したら当分会えないよ」と伝えてから家を出て、病院で昼食を食べながら陣痛が来るのを待った。
   夜になって陣痛が激しくなり、夫に付き添われながら分娩室に移ると、「痛い!痛い!」と苦しそうな表情で叫びながら必死でいきみ、午前3時 38分に無事産まれた。「ありがとうね。ずっと入ってたんお母さんのお腹に。えらかった。ありがとう」と赤ちゃんに語りかける場面で終わる。
   ネットでは「自分の出産も思い出し、感動で涙が自然と流れました。つわりで大変だったけど、もう一人欲しくなりました」「私の母もこんな風に 腹を痛めて産んでくれたのだと思うと感謝でいっぱいになります…」といった感動の声が多数出た一方で、出産の様子をネットで公開することを問題視する意見 も少なくない。
「私はあんな姿見られたくないよ~。産婦人科の先生にだってあんまり見られたくなかったよ~。妊婦ヌードも然り、そんなに公開したいものなの」
「出産動画をネット公開ってなんだかなーと思う(^_^;)義理の弟に見せられてかなりひいたもん。感動どころかとにかくひいたw」
といったツイートもあった。

「みんなお母さんのお腹から産まれたことを忘れている」

   賛否の議論が盛り上がる中、2014年4月11日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)でくわばたさんが、動画をアップした理由を語った。出産経験を詳細に記録した映像を見てもらうことで、育児を頑張る母親にエールを送るのが目的だったそうだ。以前、長男を出産したときにも、ブログに一部始終 を書いた文章が反響を呼び、励まされたという母親からのコメントが多数ついた。
「みんなここに生まれていることが当たり前やと思っているけど、実はみんなお母さんのお腹から産まれてきてるってことをどっかで 忘れているんです。私も産んで思い出したぐらいなんですけどそれで(動画を)流したんですよ。見た人が何かプラスに変わってくれたらいいなと本当に思う」

 たしかにくわばたの想いは分かる。
 だが私は思う、これは時期が早すぎたのかもしれないと。日本の場合、性教育が北欧と比較して遅すぎる。そのためにまともな性教育はおざなりにされたうえ、子供が堂々と自分の下半身を披露するまでになっている。私はTwitterをやっているがそのひどいスパムTwitterを通報してもまるで竹の子のようににょきにょきと生えてくるのだから手の打ちようがない。結果として今回の行動は出産の娯楽化につながりかねない。
 何も誤解しないでもらいたいが私は性行為の低年齢化に対して強い危機感を持っている。そのためには科学的な観点から教育を行うべきだと考えている。当然科学だけではいけないので、ハラスメントの与える悪影響などを道徳の観点から伝える事やハラスメント罪の即時導入も必要なのだが、包み隠さない教育は絶対不可欠だ。
 私はこの国の教育のゆがみを感じている。それはすさまじいまでの異端への排除だ。沖縄県竹富町への文部科学省の不当介入の公権力犯罪をどう思うか。

<教科書選定>沖縄・竹富町が単独採択へ

毎日新聞 2014年4月10日(木)3時10分配信
 ◇町教委、地区協から離脱
 沖縄県竹富町が石垣市などと作る採択地区協議会の「決定」した育鵬社版と異なる東京書籍版の中学公民教科書を使っている問題で、竹富町教育委員会(大田綾子委員長)は今後、地区協から離脱し単独で教科書を選定・採択する方針を固めた。採択地区の決定権限を持つ沖縄県教委も「竹富町の判断を尊重する」としており、今後、同町単独の教科書採択に向けて協議が進む見通しだ。
  9日成立した「改正教科書無償措置法」は、今回の問題を受けて「地区協が決定した教科書を使う」ことを義務化。一方で採択地区の構成単位を「市郡」から 「市町村」に細分化した。このため同法が施行される2015年度から沖縄県教委の判断次第で法律上、竹富町は、石垣市や与那国町と構成していた「八重山採択地区協議会」から離脱し、町単独の教科書採択が可能になる。
 大田委員長は採択地区の単独化で「今の問題は消えると思う」と述べ、今後、文科省が違法確認訴訟を提起する可能性について、「単独化すれば訴えるメリットはない。訴訟はやめてほしい」と求めた。
 竹富町教委の慶田盛(けだもり)安三教育長は「採択地区の小規模化は地域の特色、文化、環境にあった教材を学校現場が選べる。県教委と連携して(単独化を)推し進めたい」と述べ、地区協からの離脱方針を示した。他の教育委員も同様の考えを示しており、10日に予定されている臨時教育委員会で議題にする方針という。
 一方、採択地区を割りふる権限がある沖縄県教委の諸見里(もろみざと)明教育長は「竹富町が独立を希望するなら尊重する。県教委で協議したい」と述べ、同町の独自採択を容認する意向を示した。
 下村博文自称文部科学相は8日の記者会見で、竹富町の離脱の動きに対し「これまでと同じ共同採択地区としてあるべきだ」と強い口調で誹謗中傷していた。【坂口雄亮、三木陽介】
*下村は日本国憲法第99条を順守していませんので正統性を認めず自称政治家として取扱い、公権力の行使を認めない観点から制裁しております。

 太田委員長のまともな判断を支持し、下村自称文科相を軽蔑する。
 きちんとしたことも書いていない極右主導の育鵬社版教科書をそもそも合格にしたことが問題で、本来なら書き換えどころか編集委員を差し替えるよう行政指導して当然なのである。育鵬社の編集委員に浅野健一や辛淑玉を委員長や編集委員として起用させるよう行政指導しないとこの問題は誰がどう見ても公平さが担保されないのである。