2014年7月24日木曜日

そもそも、芸能人のプライベートまでのぞく権利はあるのか

きゃりーが盗撮者を晒した? ネット上で賛否

2014年06月16日 16:20  RBB TODAY 
 歌手でモデルのきゃりーぱみゅぱみゅが一般のTwitterユーザーに無許可で撮影された写真をTwitterで公開された件をめぐり、ネット上では芸能人の肖像権やTwitterの利用の仕方などについて議論が巻き起こっている。

 きゃりーは15日、街中で一般のファンに写真撮影を求められ、断ったにもかかわらず無断で撮影されてTwitterに公開されたことを受け、 「話しかけてもらえるのは凄く嬉しいし、時間がある時はサインも握手も大丈夫です。でも写真は全員にお断りしてるので、、、それで撮られてるの悲しい」と 苦言を呈した。

 芸能人が写真を無断撮影されたりネット上に個人情報を公開されるといったケースはこれまでにも多数あり、その度に芸能人の「有名税」などとして 盗撮した側を擁護するような声も起きる。加えて今回は、きゃりー自身が盗撮した一般ユーザーのアカウント名を公開した上で苦言を呈したことから、「芸能人 が一般人を晒しあげた」などと、きゃりーのとった行為を非難する声もあがり、賛否両論が渦巻いている。

 この騒動を受け、自身もTwitter上でユーザーたちと論争を繰り広げることの多いはるかぜちゃんこと女優の春名風花は、Twitterで 「どれだけ芸能人の人権を軽く見ているのか知らないけど、相手が誰であれ承諾なくカメラを勝手に向けちゃだめだし、勝手に写真を撮っておいて逆切れするな んて、もってのほか」と盗撮行為を厳しく批判。また、「有名税」だとして容認を求める一般ファンの意見については、きゃりーさんみたいにたくさんの企業と CM契約中だと、ひとたびイメージを損なう写真が出回れば賠償問題になります。タレントの肩にたくさんの責任が乗っかってる。有名税なんかでは、とうてい 支払えないくらいの損害が出るんです」と芸能界の事情を説明し、「みんなファンに写真や握手を求められたら嬉しいし、こたえたいと思ってるとおもいます。 でも立場的にできない事情もある。分かってもらえたら嬉しいです」と理解を求めた。

 また、かねてより芸能人の肖像権やプライバシー問題に関して度々ユーザーたちと議論を重ねてきた作家の乙武洋匡氏も、芸能人の写真(肖像)をお 金にたとえ、「『撮られる事自体ではなく、その使い方が問題』という考え方だと、『お金を盗まれる事自体ではなく、その使い方が問題』という論理が通って しまいます。盗んだ時点でアウトでしょ」と、ネット公開という行為以前に盗撮行為そのものが許されないことだと断じている。


 私はそれ以前にあえて関わらないようにしている。
 理由は簡単だ、彼ら芸能人だって一私人に過ぎない。私は埼玉県のある都市に住んでいたことがあるが、佐々木健介夫妻が買い物をしているのを目撃している。だが撮影もしなかったしサインも求めなかった。そのことに対して今でも後悔していない。
 なぜなら彼らは親なのである。その親の時間に土足で踏みにじるのは以ての外だろう。目の前にきゃりーぱみゅぱみゅがいても私は「ふうん」である。彼女が買い物をしているというのなら、なおさらだ。サインを欲しがる動きに対しては「やめなさい」と窘める。きゃりーにしても春名にしても乙武にしてもどこかずれているのではっきり言うが、そもそも有名人だって一私人に過ぎない。
 その一私人のプライベートに土足で踏みにじって何の得になるのか。 芸能人のプライバシーに何の価値があるのだろうか。それがまだしも安倍晋三や竹中平蔵のような政治屋どもの悪行を暴くのならまたいいが、芸能人のスキャンダルには何の価値もない。
 それで売ろうとしている商品も問題で、商品の中身で売ればいいのにやらないから間違っている。そこに日本の恐ろしい歪みがある。
 最近ではこんなとんでもないことがあった。



フィフィ、「お詫び」されても激怒収まらず 「水着姿の子供盗撮は許し難い」

2014/6/ 3 15:27
   在日外国人批判などの過激なツイートでおなじみだったエジプト人タレントのフィフィさん(38)周辺で、久々に炎上騒ぎがぼっ発している。
   あるプールの監視員のツイートに噛み付いたことがきっかけで、監視員はアカウントを削除、プール施設も公式サイトに謝罪を掲載する事態に発展したからだ。

「プールのお客さんにフィフィの父親いてわろた」

フィフィさんのツイート
フィフィさんのツイート
   発端となったのは、あるツイッターユーザーが2014年6月2日12時頃に投稿したこんなツイートだ。
「うちのプールのお客さんにフィフィの父親いてわろた」
   ツイートには、プールサイドに座って何かしている、水着姿の成人男性と男児の写真が添付されていた。
   フィフィさんはこのツイートを見つけ、同日19時過ぎに、
「これ、かなりマズイですよね?名古屋の市民プールの監視員が利用客の男性と子供の画像を隠し撮りしてTwitterにUPしちゃいましたか。大問題」
と、該当のツイートを引用して投稿した。
   これを見たフィフィさんのフォロワーは、プールの監視員とされたユーザーに「職務上知り得た個人情報を不特定多数に公開するのはアウトでしょ う」「ばかったー!!事務所へ電話ですな!!相応の処置を求めないといけませんね」「肖像権侵害 個人情報の漏洩 あんた 終わったね」などとリプライを送り付けた。

フィフィの息子ではないが「盗撮は犯罪です」怒りおさまらず

   ユーザーは問題とされたツイートを削除したが、その後もフィフィさんが、
「名古屋市守山スポーツセンターでプールの監視員に子供が盗撮され、画像をTwitterにUPされた件で、愛知県警に被害届けを提出しました」
などとツイートしたため騒ぎはおさまらず、ユーザーはアカウントも削除してしまった。
   フィフィさんに名指しされた守山スポーツセンターは14年6月3日、公式サイトに「当施設の職員によるツイッターへの不適切な書き込みについてのお詫び」という文章を掲載した。
「当施設の職員が6月2日に、携帯電話からツイッターへ職員として不適切な書き込みがあり、市民からの通報で明らかになったもの であります。市民の皆様をはじめ、関係者の皆様の信頼を著しく失墜させたことについて、大変申し訳なく、深くお詫び申し上げます。このような不祥事が起こ らぬよう、皆様から再び信頼を得られるよう、職員一丸となって取り組んでまいります」
   なお、フィフィさんの6月3日のツイートによると、写真に写っていたのはフィフィさんの子供ではなく、全く無関係の男児だったらしい。しかし 「職員が施設で水着姿の一般の児童を盗撮し、私の情報と共に下品なツイートした行為は大変許し難い。また盗撮は犯罪です」と怒り心頭の様子だ。
   愛知県警にも実際に相談したが、「盗撮は県の迷惑防止条例に触れるのに、警察は市が相手なので、我々に泣き寝入りを勧めるのみで動く意志がないとのこと」と報告している。

 とんでもない事である。
 私はこのフィフィを厳しく批判しているがあくまでも思想だけであって、プライベートまではやってはいけない。そこを踏まえてほしい。