2014年7月6日日曜日

諦めるのはまだ早い~安西ひろこ~

 今回の「諦めるのはまだ早い」はタレントでモデルの安西ひろこを取り上げたい。
 彼女はつい最近芸能活動に復帰したそうだが、パニック障害との戦いについて告白している。

13年ぶり芸能界復帰の安西ひろこ、地獄の生活激白で「涙がとまらなかった」「励みになった」と反響

2014-07-02 13:59:16 配信 提供:モデルプレス
 地獄の闘病生活を激白し、13年ぶりに芸能界復帰を果たしたモデルでタレントの安西ひろこ。すべてをさらけ出した彼女に大きな反響が寄せられている。
 1 日放送の「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系)に出演した安西は、2001年末に突如芸能界から姿を消した空白の13年間の生活を初告白。(90年代後半、ファッション誌のモデルとして活躍していた当時はほとんど休みがなく、朝4~5時から深夜2~3時まで働いていたというから、殺人的なスケジュールだったようだ。さらに当時、結婚まで考えた恋人と破局したことで、多忙と孤独に一気に襲われた安西。01年、ドラマの撮影中に「天と地がひっくり返った感じ」で倒れてし まい、病院へ緊急搬送され、医師からパニック障害の可能性があると告げられたという。「自分の人生を仕事にかけていた」という安西は、それをきっかけに芸 能活動を休業、実家に戻ることになるが、数カ月はまともに食事がとれずに体重は30キロ台にまで落ちてしまうなど、心身ともにボロボロだったようだ。)ギャルの カリスマ的存在として多忙な生活を送っていたが『パニック障害』と診断され、入浴やトイレにまで歩くことすらできなくなってしまい部屋から一歩も出れなく なるまで悪化していたそうで、「小さい部屋で尿とか垂れ流し状態で…動けなくて…地獄みたいな生活でした」と当時の状況を赤裸々に明かした。(
「床がゼリー状になっているみたい」と正常に歩くことができなくなり、「トイレまでほふく前進で行っていた」という安西。そのうち、部屋から一歩も 出られなくなり「尿とか便とかを全部垂れ流し状態」にまでなってしまったという。また、「いいじゃんもう、死んじゃいなよ」という“悪魔の声”が毎日のよ うに聞こえてきたといい、幻聴にも苦しめられていたようだ。安西は当時のことを「自分の中では地獄みたい」と振り返っていたが、母の支 えもあって発症から3年目にはようやく外に出る練習を始められるようになる。しかし、「人がいると怖くなる」ため、人がいない時間帯に外に出たり、あまり 人通りのない道を選んでおり、めまいに襲われるたびにしゃがんで休むなど、本来なら5分で着く駅まで1時間以上かかっていたという。駅に 着いても、どうしても電車に乗れなくて見送ったり、電車の中で「胸がドキドキし始めて、呼吸が荒くなって」1駅で降りてしまうこともあったという安西。当 時のことを、普通の景色が「一歩一歩超えなきゃいけない壁に見えた」と語っており、2駅離れた母の職場まで行けるようになるには、ようやく電車に乗れるよ うになってから2年もかかったという。)
番組で闘病生活をすべてさらけ出した安西は「当時、何もしないでお休みしてしまいましたが、今でもファンでいるみなさんに喜んでもらいたい」と復帰の理由を説明し、「私復帰することを、この番組で宣言します」と笑顔で宣言。13年ぶりに芸能界に復帰することになった。

◆地獄の闘病生活を激白した安西に大反響
 放送終了後、自身のブログを更新した安西は「沢山のコメントに勇気を頂きました!本当にありがとうございます」とファンに感謝し、「7月1日より復帰させていただきますのであたたかく見守ってくだされば嬉しいです」と呼びかけた。
 番組では13年間の生活を激白した安西。ブログのコメント欄には「おかえりなさい。私もひろこちゃん大好き♪」「復帰されてものすごく嬉しかったし涙がと まりませんでした。これから無理なさらずひろこちゃんのペースでゆっくりお仕事頑張ってください!」「また、復活してくれてありがとう。いつまでも、私の 憧れです。ずっーと、応援しています」など、復帰を喜ぶ声が続々寄せられている。
 その一方で「私もパニック障害で現在投薬中です。頑張って一歩ずつ乗り越えていかれた姿をみて、とても感動し気づけば泣いておりました。私も前向きに頑張 ろうと励みになりました」「同じ病気ですので自分と重なりました。元気になったひろこちゃんを拝見できて自分のように嬉しかったですよ」と同じ病気をもつ ファンから“励みになった”といったコメントも寄せられている。
  
◆「等身大35歳の安西ひろこの日記」別ブログを開設
 復帰を機に、別ブログも新たに開設した安西。「等身大35歳の安西ひろこの日記のような…肩の力を抜いたゆるーい感じのBlogにしていこうと思ってます」とブログの方針を明かした。(モデルプレス)
※追加記事
http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0702/mcz_140702_4423004386.html

「尿とか便とかを全部垂れ流し」安西ひろこ、パニック障害に悩まされた13年間の闘病生活を告白

メンズサイゾー7月2日(水)16時40分

 
 このパニック障害は「突然起こる激しい動悸や発汗、頻脈(ひんみゃく:脈拍が異常に多い状態)、ふるえ、息苦しさ、胸部の不快感、めまいといった体の異常と共に、このままでは死んでしまうというような強い不安感に襲われる病気」であり、最近では心の病気というよりは発達障害と同じ脳機能障害として扱われるようになっている。
 ちなみに全国パニック障害の会という団体もある。MCを務めるナインティナインの岡村隆史は、2010年7月から4カ 月半にわたり、体調不良で休養した経験があり、「よう分かるわ。オレも人目につくから、夜、散歩とかしてたもん。(療養中の)1日長いよな。何した らええんやろ、って」と安西に寄り添うように語りかけ、「地獄の日々やったもん」と吐露したという。
 岡村については私は批判的なのでここで取り上げる気はさらさらない。だが、同じような苦しみを持っていることに変わりはないことは確かだということは認める。
 諦めないで、前に進むことを恐れてはいけない。このシリーズを私が行う決心をしたのは私自身がアスペルガー症候群という脳機能障害と向き合う中でこうしたことを繰り返すことが同じ境遇の人にとってプラスになるのではないかという思いがあるからに他ならないのである。