2015年6月10日水曜日

絶食系男子:なぜ生み出されたのかを新自由主義はわからない

http://www.news-postseven.com/archives/20141203_289679.html

草食系男子 「断食系男子」→「絶食系男子」に進化する例も

2014.12.03 07:01 週刊ポスト
夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回は寄せられたのはご主人(38歳)が商社勤務の奥様(36歳)。「草食系男子」のご主人に少々、ご不満気味です。

 * * *
 結婚して10年。1年ほど前から、私が「今晩どう?」と誘うと「オレ、草食系男子だからなぁ」。「草食系」って、単に「精力が弱い男」というより響きがカッコイイし、「それなら無理強いできないわ」となってしまいます。
 友達に相談すると「うちの旦那は『ロールキャベツ男子』で、外見は草食系で中身は肉食系。それとは逆の『アスパラベーコン男子』っていうのもあるらしいけど、ただの『草食系』が一番タチが悪いわ。夫婦円満を望むなら、きっちりといわなきゃダメよ」。
 そのアドバイスに勇気をもらい、誘ってみると「ごめん。オレ、今、草食系から変化して『断食系男子』なんだ」。何それ? 再び友達に聞くと「仕事が忙し かったりして、欲がわかない男性のことよ。それがもっと酷くなると『絶食系男子』になっちゃうから、あまり迫らない方がいいかも」。
 主人に「セックスレスでもいいわよ」というと「そういってくれて安心したよ。そのせいかお腹すいてきた。おかわり!」。「断食系男子」なら、メシも我慢しろ!
※週刊ポスト2014年12月12日号

 まず、この種の男性であるなら難しい。
 理由はひとつ、今の価値観が完全にパンドラの箱のように壊れてしまい、溢れかえるようになってしまったからだ。それは単にネットだけではない、社会全体がカオスのようになってしまったからだ。その中で人はAll or Nothingの価値観にすぐに逃げこむ。それがある意味楽だからだ。自ら思考することを放棄し、安易な道へと自らを導く。これは言い換えてしまえば奴隷の論理そのものなのである。
 その権化がレイシズムなのだ。私は世代間交流が今後必要になってくると思うのはこういうことで人との関係が希薄化することを恐れてだからだ。



【年代別「Hしてる率」】20代男子は「絶食化」!その2倍以上しまくってるのは?


コラム - しらべぇ
【年代別「Hしてる率」】20代男子は「絶食化」!その2倍以上しまくってるのは?

 恋愛や女性に対してガツガツしない男性は「草食男子」などと呼ばれるが、最近は恋愛そのものに興味がない「絶食男子」まで出現しているという。
 たしかに、デュレックス社が全世界26000人を対象に行なっている調査でも、日本は「エッチの頻度/満足度」ともに世界最低。
 若者世代は、本当に絶食化しつつあるのだろうか? 全国の20~60代男女500名を対象に、「最近1ヶ月間にエッチしたか?」を調査してみた。



■50代男性の「1ヶ月エッチ率」は20代の1.5倍!


・20代男性:22.9%
・30代男性:26.0%
・40代男性:32.0%
・50代男性:34.7%
・60代男性:26.0%

 年代別に見ると、もっとも性を楽しんでいるのは50代ということが判明! 20代は全年代でもっとも低く、60代をも下回っている。
 中年男性がこれほどお盛んだとしたら、彼らが若者たちを「絶食呼ばわり」するのも、理解できるだろう。


■2~30代女性の「1ヶ月エッチ率」は20代男性の約2倍!


・20代:43.8%
・30代:46.0%
・40代:26.0%
・50代:11.6%
・60代:14.0%

 すべての性別・年代で、もっともエッチしまくっているのは30代女性と判明。20代がそれに続く。2人に1人は、1ヶ月以内に少なくとも1回はエッチを楽しんでいるのだ。
 

■女子は誰としてるの? 「おじモテ」? 二股?
 男性のエッチ率が、もっとも高くても3割強なのに対して、4割を超える女性が「してる!」と答えるのは、なぜなのだろうか? 1人ではできないもの、必ず相手がいるはずである。
 いくつかの仮説を考えてみよう。
 ①あらゆる年代の男性のお相手が、2~30代女性に集中してる?
 最近は、おじさんにモテる若い女性を「おじモテ」と呼ぶらしい。肉食系の若者はもちろん、20代よりお盛んな60代男性まで、若い女性とよろしくやっている可能性もある。
 女性も、絶食系の同世代より、経済力や経験などに魅力を感じるのだろうか。
 ②一部のモテまくり男が、複数の若い女性とお付き合いしてる?
 けしからん想像であるが、一部の肉食男子が、絶食系に飽きた若い女性を何人も囲っているのかもしれない。本人たちが納得のうえでなら、自由恋愛なのだろうが。
 ただ、ひとつ気をつけてほしい。50代以降、女性のエッチ率は激減。今は同世代の2倍くらいリア充している若い女性たちは、早めの将来設計が賢明かもしれない。
 なお、こちらのデータはBSジャパンで毎週金曜午後2時~の情報番組『オンナの解放区』でも、くわしく取り上げられる。

(文/しらべぇ主筆・タカハシマコト)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月31日~2015年2月1日
対象:全国20代~60代  男女計500名

 私は敢えて絶食系男子宣言したことを後悔していない。
 私の負の遺伝子を後世に継がせるのはとてもではないが耐えられない。障がい者であればあるほど、自らに対して劣等感を抱えて生きているのだ。それが、取り返しの付かない大きな障がいであればあるほどだ。
 私は宣言した後は優先順位を世代間交流に切り替えた。それが正しいと確信できたのは、市民カウンセリングでの対話を重ねていくうちだった。




フジ・とくダネ「絶食男子」特集が話題 「秋葉原で聞くなw」「強烈な意図を感じる」


トレンド - キャリコネニュース
オンナにキョーミない?
朝の情報番組「とくダネ!」(フジ系)で2015年2月9日、若い男性のセックス離れを「絶食男子」と特集し、ツイッターなどで話題になっている。番組では街頭取材として、若い男性の声を紹介しているのだが…。
 ”「正直に言っていいですか? したことがないです。さほど、あんまり興味ないかな」(20代学生)
 「セックスとかいらないなって。友達といっしょにいるだけでも十分楽しいかなと思って」(20代学生)
 「二次元があれば、それでいいというのはありますけどね別に…アニメとか…」(20代会社員)”

 若者の「絶食男子化」を裏付けるこの取材。しかし、答えている男性はみな若干オタク風。さらに周囲の町並みは、どう見ても「秋葉原」だ。ツイッターなどでは、これにツッコミを入れているユーザーが相次いだ。
 
■ 渋谷センター街で聞けない時点で…
 ”「取材場所を秋葉原から変えなさいw」
 「インタビュー場所が秋葉原というところに強烈な意図を感じる」”
 ”「そりゃ秋葉原の見るからにオタ系男子にきいたら童貞だとか興味ないだの二次元があればいいだの答えるでしょ」
 「渋谷センター街にいるような連中にセックスしてますかって聞けない時点で絶食男子などというのはマスコミが作り出しただけのもの」”

 制作側からすれば「秋葉原に行けば面白いインタビューが撮れる」と思ってやっただけのことかもしれない。しかし「秋葉原のオタクが今の若者を代表しているのか」と違和感を持った人が多いようだ。
 番組で紹介された若年男性の「絶食化」は、日本家族計画協会が6日までに発表した「男女の生活と意識に関する調査(2014年)」の結果によるものだ。
 これは、全国の16歳~49歳の男女1134人の回答をまとめたもので、性交経験率が5割を超える年齢は「29歳」。08年は「23歳」で、10年・12年の「26歳」から3歳も「高年齢化」している。
 
■ セックス離れは「恋愛にお金を使えない」ことも原因?
 さらにセックスについて「関心がない」と「嫌悪している」を合わせた男性の割合は、16歳~19歳で「34.0%」、20~24歳で「21.1%」、25~29歳で「21.6%」。
 他の年代で2割を超えているのは40~44歳(20.9%)だけで、10代20代のセックスへの関心のなさは、30~34歳(8.8%)、45~49歳(10.2%)を大きく上回っている。
 番組では30代前半になって「関心がない」と「嫌悪している」が8.8%に減ることについて、司会の小倉智昭さんがこんな独特の持論を展開していた。
 ”「10代20代で関心を持ってなかったから、30代になって『俺やっぱ損したな』と思って(関心がない割合が)減るんですよ。そのあとに『やっぱりなー、つまんねーや』と思って、(40代前半で関心のない割合が)増えてる」”
 また産婦人科医の宋美玄さんは若者男性が「絶食化」している原因について、「恋愛にお金を使えない」「メールやLINEなどの普及によるリアルなコミュニケーションの不足」「スマホの普及によりアダルトコンテンツが気軽に手に入る」という3点を挙げていた。

  残念だが、小倉も宋も何もわかっていない。
 私はこの数年間の格差経済が、決定的な打撃をもたらしたと見ている。その中で価値観のAll or Nothing化が一気に加速してしまったのではないか。それがわかりやすくなって今、若者たちは合理的な考えを身につけてしまったのである。
 しかも、Twitterではすさまじいまでの性情報が横行する有り様である。しかも小学生が自分で下半身まで晒す有り様である。こんな事態になったのは、ある意味過剰なまでの仕事、更に目先のコストダウンで日本全体が疲弊した結果で、子供に対して興味を持てなくなって当然なのだろう。









原因は“劣化”!? 二十歳の若者たちが恋愛をしなくなった理由3つ


コラム - パピマミ
原因は“劣化”!? 二十歳の若者たちが恋愛をしなくなった理由3つ

【パパからのご相談】
 50代。欧米のアロマ製品を輸入販売する会社を経営しています。21歳の娘と19歳の息子がいますが、恋愛の“れ”の字も縁がないような暮らしをしており、スマホとゲームが恋人のような感じです。
 彼らの人生なので文句を言うつもりはないのですが、私の会社も長引く円安による輸入コスト高騰の影響もあって最近は経営が厳しく、従業員に再就職先を紹介し終えたら会社は畳み、アロマ評論家として再出発する予定です。でもここまで頑張ってこれたのは妻と恋愛し結婚して子どもたちを授かり育てる中で、「家族のために踏ん張らなければ」という思いがあったからで、“恋愛を知らない子どもたち”ばかりになってしまったら、彼ら自身の将来もこの社会の先々も、大丈夫 なのでしょうか。
 “恋愛を知らない子どもたち”が増えた理由を教えてください。

●A. 由々しきことですが、子どもたちのせいばかりではありません。
 ご相談ありがとうございます。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。
 結婚情報サービス会社であるオーネットの意識調査によると、2015年の新成人600人のうち、男性の50.0%、女性の45.7%が、今までに、「交際し た相手は1人もいない」と回答したそうです。さらに特筆すべきこととして、「交際相手がほしい」と回答した人も全体の62.6%と過去最低を記録し、 2000年の90.0%から大幅に減っていることが明らかになりました。
 どうして子どもたち・若者たちは恋愛をしなくなったのでしょうか。都内でメンタルクリニックを開業する精神科医師にお話をうかがってみると、子どもたちのせいばかりでもない、さまざまな問題が見えてきました。
 
●若者が恋愛をしなくなった理由3つ

●(1)男性も女性も劣化して、“交際したい”と思えるような尊敬できる異性と出会えない
 『ク リニックを訪れる患者さんたちの話を聴いていると、男性・女性関係なく“人としての劣化”がここ数年の間で急速なペースで進行していることを痛感させられます。派遣で働く人から見れば圧倒的に恵まれている正社員の人が職場の中で口汚い言葉をわめき散らしながら行動しているといった話を何人もの患者さんから聴きますし、そうかと思うと本来は正々堂々とした爽やかさがウリであるはずの体育会系スポーツマンの男子学生から半ば“力ずく”的な方法で交際を迫られた というような話も、複数の女子学生から聴いたことがあります。
 テレビをつければ本当なら子どもたち・若者たちのお手本になっていただかなければ困るような地位にある人々の口から少数派の人たちに対して、「そっちはどうなんだよ」「犯罪者集団の味方をするのか」「女のくせに子どもも産めないのか」といったような趣旨の、聞くに堪えない野次が飛びまくっています。
 こういった“劣化”の傾向は私がクリニックを開業している地域でもここ数年特に顕著なものですが、若者が異性と交際したくても、交際しようと思う相手がこのような劣化の風潮に毒された人格では、とてもそんな気にはなれません』(50代女性/都内メンタルクリニック院長)

●(2)世の中が“経済的な価値尺度でしか物事を測れない”雰囲気に逆戻りしつつある
 『恋愛しない子どもたち・若者たちの増加を“草食系”“絶食系”“断食系”といった言葉でもって単なるライフスタイルの変化であるかのように片づけてしまう態度にも問題があります。若い人たちが恋愛をしなくなったことには、それなりの理由があると考えるべきです。昭和30年代の前半に生まれた私から見ると、戦後およそ70年という長い時間をかけてそれなりに価値観が多様化し、思想的にも自由化してきたこの社会が、ここ数年は“経済的な価値尺度でしか物事を測れない”雰囲気に逆戻りしつつあるように映っております。
 これでは男性と女性がお互いに畏敬の念をはらい合い、“異性”として“人”として大切にする姿を、子どもたちや若者たちに見せられないのではないかと危惧するのです。
 一つ例を挙げてご説明しましょう。山田洋次監督による国民的人気映画であった“男はつらいよ”シリーズの主人公である渥美清氏(故人)扮する“フーテンの 寅”こと車寅次郎は、気が向いたときにするテキヤ業の僅かな収入しかないにもかかわらず、年に何回か葛飾・柴又の実家に帰りながら、旅に出ると必ず自立したステキな女性に恋をして、また女性の方も寅さんの利害や損得を度外視した純粋な気持ちに惹かれ、恋愛関係に陥っていました。寅さんシリーズの映画があれほどまでに愛されたのは、経済成長最重視という時代の価値観に対して、「世の中お金が全てじゃないさ」という“もう一つの価値観”が、広く私たちの精神の 根底に根を張ってきていたからに他なりません。
 今はどうでしょうか。気の毒にも若い人たちは、みんな「経済的な価値尺度」という“物差し”の前で、委縮してしまっているように見えます。

・「年収100万円台や200万円台の人間に、人を好きになる資格などあるものか」
・「恋愛して結婚して子どもができたとして、アンタに育てられるの?」
・「ブラック気味とわかっていたって、一定の収入を得るためには今居る職場で頑張るしかない。午前6時に起きて午前2時まで働く日が何日も続くような環境では、土日なんか寝るだけ。恋愛なんかする時間もなければ、する気力もない」

 悲しいかなこれらはみな、実際に私が患者さんの口から出た言葉をカルテに記したものなのです』(前出・都内メンタルクリニック院長)

●(3)そこにきてネットやSNSの発達が、若い人に固有の“嫉妬心”の膨張に拍車をかける
 『男性も女性もすべからく劣化し、世の中の風潮は経済最優先のところにきて、ネットやスマホやSNSといった情報通信手段の発達が、若い人たちが本来持ってい る“嫉妬心”や“猜疑心”といったものの膨張に拍車をかけています。若者や子どもは中高年のようには経験が多くないため、好きな異性の人間くさい諸行動を どうしても“許せない”ときがあります。
 たとえばAくんとお付き合いしているBさんが、同じゼミのCくんから、「卒論中間発表の練習をし たいんだけど、コーヒーごちそうするから学食のカフェテリアで聴いてくれないかな」と頼まれたとします。ネットがない時代だったら別に気にせずそうしてあげればいいだけですが、今はその一部始終をCくんがSNSにアップしたりするため、Bさんとステディな気持ちでおつき合いしているAくんとしては若者らし く余計な嫉妬心・猜疑心が胸をよぎり、「こんなに心をかき乱されるくらいなら、異性とつき合うのなんかやめておこう」となってしまうのです』(50代女性 /前出・精神科医師)
 私どものような孫もいる年代の者からしたら、妻が取引先の方から、「おいしいコーヒーをごちそうしますので、もう一案件ほど商談お願いします」と言われたら「よかったねえ。高そうなコーヒーが飲めて。俺も飲んでみたいよ」となるだけなのですが、若い人はそうはいきません。その一途さが、若い人たちの財産でもあるのですから。

●愛する人と2人で生きていれば、いざというときに“片肺飛行”でも飛ぶことができます。
 『精神医学会の大先輩にあたる方で若い頃フォークのシンガーソングライターとして活躍していた人が、その昔“戦争を知らない子どもたち”という楽曲の作詞を手がけ、大ヒットしました。曲が発表された1970年当時の若者たちをそう呼ぶことによって、その時代の空気を見事に表現したものですが、それにならって言うならば、現代は“恋愛を知らない子どもたち”の時代と言えます』(50代女性/前出・精神科医師)

 恋愛を知らない子どもたちへ老婆心ながら申し上げます。いま世の中全体を覆っている“一にも二にも経済最優先”の風潮に、あんまり左右されないでください。人生にはお金も大事ですが、既に7 割がた人生を生きてしまった者として言わせていただけるのなら、人生で大事なことは“どんな異性を好きになったか”(人によっては“どんな同性を好きに なったか”もあり)、“その好きになった人とどんなものを食べ、どんなお酒を飲みながら、どんな話をしてきたか”、といったことなのです。
 「男はせめて年収300万円は稼がなければ男とはいえない」だとか、「経済力のある男と一緒になれば専業主婦でいられる」だとか、そんなセレブリティ-に負い目を感じたような物言いをしていてはダメです。行政のせいだとか大企業のせいだとか学校のせいだとか言ってみたところで何にもなりません。
 好きになった人といつも力を合わせて2人で生きていれば、片一方にもし不測の事態が起きたときでも、軌道を取り戻すまでの間を「片肺飛行」で飛びつづけることができるのです。
 ご相談者さま、“恋愛を知らない子どもたち”へ言ってさしあげてください。あんまり傷つくことを怖れないで、好きになった人へ素直におつき合いを申し込んで みましょう、と。スマホやゲームといった2次元の世界ではけっして得ることのできない充実した幸せが、きっと待っています。おじいさんは、胸を張ってそう 申し上げます。

【参考リンク】
・第20回新成人意識調査 2015年新成人(全国600人)の生活・恋愛・結婚・社会参加意識 | 株式会社オーネット
●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)

 ある意味途中までは共感できるのだが、最後は余計だ。
 私が結婚しないと決めたのは私の持つ障がいが原因なのだが、様々な人間不信になるようなトラブルで、精神的に疲れ果てたというのが何よりも大きい。
 その決定的なことについては、2014年8月にあった。詳細は敢えて伏せるが、そこでネットで見えない人の他人ごとのような発言への不信感を強く感じた私は、ネット活動の見直しに踏み切り、地元のカトリック教会に通うようになった他、市民カウンセリング、地域活動支援センターや生活支援事業所にも通うようになった。
 その中で、様々な声がかかるようになり、「やはり「バーチャルからリアルへ」回帰を目指していた私の活動は正しかった」と確信した。

 何が何でもがむしゃらに挑戦するという強い決心だけの私に「70点とれていい」と励ましてくれた双極性障がいの人の言葉は今でも私の心の励みになっている。
 だから、100点の人生にこだわることはない。私は今、全盛期と比較して2割しか戻っていない。今後はこれを5割に戻すのが今の目標なのである。


若い男性で進む「性の絶食化」背景を考察

DATE:
ガシェット通信
女性と交際することが煩わしい「絶食系男子」
NHKや新聞社の調査によって、若い男性における「性の絶食化」が進んでいると報じられ、話題になりました。「草食系」に続いて生まれた「絶食系」 という言葉は、恋愛に興味を示さず、女性抜きで人生を楽しむことができるタイプの若い男性のことを指します。「絶食系男子」の2人に1人は女性との交際経 験も性体験も無いそうです。もちろん結婚についても、大半は「したい」と思っていません。 このような「絶食系男子」は、単に女性が嫌いであったり苦手であったりするわけではなく、友だちとして付き合うことには何の抵抗も無いといいます。ただ、性愛を含む異性のパートナーとして交際することは煩わしく、むしろ同性との交際を好むようです。
「性の絶食化」は女性でも。男女の経済格差の縮小が要因
このような傾向が若い男性にはっきりと認められるようになって来たために注目を集めることになったと思いますが、新聞社の調査でも明らかなことは、 16歳~19歳、20歳~24歳、25歳~29歳のどの年齢層でも、そもそも性関係に「関心がない+嫌悪している」としている割合は「女>男」です。つま り、絶食化が進んでいるのは男性ばかりでなく、女性の側でも同様で、相互的な現象なのです。
 あるブログが分析をしている通り、性的魅力を別にすれば、結婚において女性が男性に求めるものは、まず経済力です。複数の調査において、自分より収入が低い男性との結婚について、「考えられない」とする女性が6割~7割という結果は頷けます。
 一方、政府の調査によれば、1980年以降、今日に至るまで、給与の男女比(男/女)は如実に低下し、それと並行して30歳~35歳の女性の既婚率も激減しています。特に30歳女性では、90%弱から60%弱へと30%も下がっているのです。すなわち、働く女性が増えた結果、女性の経済力も徐々に強くなり、男性にとって恋愛、ひいては結婚の対象となる女性を獲得することへのハードルがとても高くなっているのも事実です。
本当は女性が欲しいのに…「酸っぱいブドウ」の心理が影響?
女子の絶食化の心理は、上記のように経済力の絡みから自然と想像され、特に女性の感じ方が変わったとは思えませんが、男性の方の心理となると複雑 で、現時点では推測の域を出ないと言わざるを得ません。ひとつには、社会進出する女性の心の中で「男性性」が強く働いていると考えられますが、それに対応 して、男性の中の「女性性」が増している(例えば、状況によっては女性がそうであるように「性関係がなくても平気」といった傾向)と言えるかもしれませ ん。
 次に考えられるのは、「認知的不協和」すなわち「酸っぱいブドウ」の心理が働いているということ。本当は女性が欲しいのですが、余りにもハードルが 高いので、「面倒くさいから」「好きなことをする時間がなくなるから」「同性との関係の方がずっと楽しいから」と考えて、「女なんてどうせつまらないよ」 と欲望を打ち消してしまうことによって心の葛藤状態を無くしているという可能性です。
 「絶食系男子をなんとか落としたい」と一生懸命になる女性も珍しくないそうです。このような女性たちに頑張ってもらって、「絶食系男子」の世界観を変えてもらうと、世の中がまた一段と面白くなるかもしれません。
(池上 司/精神科医)


  私は後数年もすれば40代である。
 それに、障がい当事者であることもわかった以上、もう遠慮する必要はない。そこで絶食系男子宣言したことを後悔していない。そのおかげで今は新たな一歩へと突き進んでいるからだ。更に私はこの数年でさらなる合理主義に突き進むことになる。
 様々なしがらみから私はある意味解き放たれた。小中時代の関係とやらは今は殆ど私の頭にはない。むしろ、今はすっと消えていくだけだ。
 私は所詮、踏み台にされるだけの人生だとこの数年の出来事で分かった。
 ならば、それほど人には期待しない。自分で自分の世界を守りぬくだけだと悟った。
 他人ごとのような時代では、絶対に人は良くならない。 だから、徹底的な合理主義に踏み切ったのだ。