2015年7月8日水曜日

手段を選ばぬFC岐阜のあざとさを問う

中日新聞 2015年4月2日

大分に6失点で最下位 J2・FC岐阜


 サッカーJ2のFC岐阜は一日、大分市の大分銀行ドームで、大分トリニータと対戦。
 前半だけで5失点を喫して、2-6で大敗した。勝ち点を伸ばせず、最下位に順位を落とした。
  岐阜は相手の早いプレッシャーにリズムをつかめず、前半は防戦一方の展開。9分にCKから相手選手にフリーでヘディングシュートを決められると、32分、36分にもセットプレーから連続失点。さらに2点を奪われ、0-5で折り返した。

◆守備崩壊「どうしたら…」
 よく6失点で済んだ、とさえ思う。
 岐阜の守備のマークは甘く、大分の選手たちはほとんどフリーで、次々とシュートを放つ。実に気持ちよさそうだ。
 前節の金沢戦もふがいない惨敗。ラモス瑠偉監督は、悪い流れを断ち切ろうと先発五人を入れ替えた。結果だけをみれば、効果は薄かったのだろう。
 試合後のあいさつ。ラモス監督も選手と一緒に、サポーターの近くまで頭を下げにいった。サポーターから「説明してくれよ。どうしてこうなったんだ」と罵声が飛んだ。
 監督が言い返した言葉が、チームの今をよく表している。
 「どうしたらいいんだ。教えてくれよ」

 この言葉は誤解で、実際はサポーターが「どうしてこうなるんだよ、説明しろよ」と問いかけたのに対してラモス監督は「選手は一生懸命やってるんだヨ!お前らはブーブー言ってばかりで一緒にチーム育てる気は無いのかヨ。説明してやるから、明日練習場でも事務所にでも来いヨ!」といったわけだ。
 だが、この発言は本当に恥ずかしい。現蔚山現代監督のユン・ジョンファン(尹晶煥)氏はサガン鳥栖監督時代の不振について一切の言い訳をしなかった。そのユン監督の足元にラモス監督は及ばないのだからお粗末だ。
 私はこの男については全く信用しない。カネで何でもかんでも集めこんだ初年度のツケを払っているのが今の実態なのだ。指導者としての能力はゼロ、人の上に立つ者としての責任感もゼロなのだから、海外経験豊富な
中村祐輝選手を解雇してしまった結果、ジュビロ磐田の躍進につながってしまった。この失態はまさに笑えない。
 そんなFC岐阜が12日の横浜FC戦で某漫画家の作品とコラボを決めたようだが、私はかえって意味はないとみている。そもそも、成績できちんと出していないのだから漫画に逃げ込もうというのがミエミエだ。まさに漫画的発想で物笑いである。しかも、この作品のアコギさは拙ブログで何度も批判を重ねてきたが残念なことに批判から作者は逃げ続けているのだから救いようがない。そんな作品のどこに正当性があるのか。
 ここまで現実をごまかそうとするFC岐阜のあざとさにはもはや、呆れてくるとしか言いようがない。 難聴当事者を侮辱する真似はやめてほしい。

 読者の皆様方にお知らせいたします。
 私はFacebookをやっているのですが、この度新たにFacebookのグループとして、絆のネットワークなるものを開設いたしました。主に精神疾患や発達障がい当時者を対象にしておりますが、ダイバーシティ(多様性)の実現のため、全力を尽くします。