2015年8月30日日曜日

虚礼を排す勇気が日本に必要だ

「バレンタインデー粉砕デモ」に海外も共鳴!? 「非モテ」は日本社会の問題とも…

  • カテゴリー:社会

「バレンタイン粉砕デモ」と題されたデモが、2月14日の渋谷で行われる。デモを行うのは、革命的非モテ同盟(革非同)というグループだ。彼らは 「チョコレート資本の陰謀に血塗られた」バレンタインデーの粉砕と恋愛資本主義の反対を訴えてデモを行う。ワシントン・ポスト紙やガーディアン紙など複数 の英米メディアがこれを取り上げた。
◆「非モテとは階級問題だ!」
 過激な言葉が並ぶが、革非同の設立には理由がある。創設者の古澤克大氏が女性に振られた時に、カール・マルクスの『共産党宣言』の一節に共鳴し、「非モテとは階級問題だ!」と開眼。グループが結成されたのだ。
 彼らの主張は、マルクス主義のレトリックとアンチ・恋愛が入り混じったものだが、「大部分は、”酸っぱいブドウ”(負け惜しみ)なんですよ」とい う、日本の社会トレンドなどについて執筆しているマーク・シュライバー氏のコメントを、英ガーディアン紙が引用している。そして、革非同のメンバーの多く は、恋愛関係以外は、いたって普通なのだと。
◆過剰に商業主義化するバレンタイン
 実際、英ガーディアン紙の記事には、商業主義化するバレンタインへの批判が展開される。同紙は、革非同の「街中でイチャつくのはテロ行為」という主張に はほとんどの人は賛同しないだろうが、バレンタイン・デーの過剰な商業主義への批判には共感が持たれるだろう、と述べる。
 特に日本のバレンタイン・デーは、愛情を表明する日というよりも、「義理チョコ」などの習慣で、チョコレート産業の稼ぎ時になっている、とガーディアン紙は指摘する。
 さらに米タイム誌は、アメリカでもバレンタインが商業主義に走っていることを痛烈に批判。人々は、純粋に義務感からチョコレートだのバラだのアク セサリーだのを買っているとし、結局はマーケティングと金儲けの日になっているのだと指摘。さらには、バレンタインだけでなく、サンクスギビング・デーで もハロウィーンでも、イベントはすべて一儲けしようとする誰かに利用されているのだ、と語る。
 
 そしてタイム誌は、革非同を設立した古澤克大氏は、洞察力のある視点を示すことでも知られているとして、次の言葉を引用する。「マスメディアは恋愛して いない奴は人間としての価値がないと言わんばかり。でもその恋愛は、実は商業的恋愛。恋愛の名で消費に追い立てることなんですよ」。
◆少子高齢化する日本社会を移す鏡?
 一方で、ガーディアン紙とワシントン・ポスト(WP)紙は、革非同のスタンスは極端ながらも、日本社会のより大きな問題を反映させているとも述べている。少子高齢化問題だ。
 ガーディアン紙は、日本家族計画協会の最近の調査を引用。調査対象者のうち49.3%が過去1ヶ月にセックスをしていないと答えていることを伝え た。WP紙は、2011年には、18歳から34歳までの日本人男性の64%が「交際している異性はいない」という調査結果を述べている。
 「非モテ」は、一部の人間の問題ではなく、日本社会全体が抱える問題なのだ、と両紙は示唆しているようだ。

街で最初に会った異性と一日過ごせる地域も!? 各国の異なるバレンタイン事情

  • カテゴリー:エンタメ
2月14日はバレンタインデーである。日本では最近は女性が恋人だけでなく色々な人にチョコレートを贈るようになった。しかし、この習慣も国によって異なる。インドメディア「Jagran Post」が各国のバレンタインデーの習慣を紹介している。
【韓国】
 日本と同じく、2月14日に女性が男性にキャンディやチョコレートを送るという習慣がある。3月14日にホワイトデートがあるのも同じである。贈り物を 受け取ることができなかった人はこの日は一人で過ごす。さらにブラックデーという日もあり、この日は贈り物を受け取れなかった人が集まり、ジャージャー麺 という黒い色のヌードルを食べる。
【スコットランド】
 見知らぬ二人がこの日を一緒に過ごす習慣がある。町でこの日最初に会った男女がこの日を一緒に過ごすのである。それをバレンタインデートと呼ぶ。
【デンマーク】
 主に若者の日で、若者はバレンタインカードを送る。この恋人にカードを贈るのがこの国で最もポピュラーでロマンチックな習慣である。昔はこのカードは透 明で、光に当てるとプレゼントを贈る恋人の写真が映った。今ではカードは「恋人のカード(Lover’s Card)」と呼ばれている。さらに白い花を贈る習慣もある。これに詩やメモ書きを添える。送り主は名前を全て書く必要はない。もらった女性が送り主を当 てれば、イースターでイースターエッグをもらうことができる。
【ルーマニア】
 バレンタインデーは2月24日である。バレンタインデーはダラゴベテ(伝説上の神の名)と呼ばれ、ルーマニアの若者が熱気あふれるお祝いをする。
【オーストラリア】
 豪華なお祝いを行う。人々は花やカラフルな貝殻で装飾が入ったサテンのクッションを送る。中にはハチドリの羽毛が入っているものもある。チョコレートやカードではないのがこの国の特徴。
【南アフリカ】
 1週間のお祭りがこの日に始まる。若い女性はLupercalia(ルペルカーリア祭)といわれる伝統的祭りでこの日を祝う。女性は自分の洋服の袖に恋人の名前をピンで留める。
【「お花を贈りましょう!」】
 一方、近年日本ではバレンタインデーの習慣も変化しつつある。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、日本の生花業界がフラワー・バレンタイン・キャンペーンと名付けた、男性が女性に花をプレゼントするという企画に乗り出したことを報じている。
 このキャンペーンの公式ウェブサイトにはプロサッカー選手の三浦知良選手らが赤いバラの花束を手に登場している。また店頭にはハート形のオブジェ、花を贈る男性のポスター等が飾られ盛んに宣伝されている。
 しかしバレンタイン関連の出費のうち約半分がチョコレートであり、依然としてチョコレート人気は根強い。この企画の発起人の小川典子氏は同紙に対し、「まだチョコレートにはかなわない。バレンタインデー以外にも新しい顧客を開拓中だ」と胸の内を明かしている。

記事

革命的非モテ同盟が渋谷で「バレンタインデー粉砕」デモ実施 今年は海外メディアの取材殺到!


バレンタインデーに沸く2月14日の東京・渋谷で、「恋愛資本主義反対」を掲げる団体、革命的非モテ同盟(通称:革非同)が毎年恒例の「バレンタインデー粉砕デモ」を実施した。
今回の参加者は15人ほど。昨年12月に行われたクリスマス粉砕デモとは違い、ほとんどが男性で、アラサー以上の世代が多いようだ。渋谷の宮下公園からスタートし、警察に誘導されながら街中を20分かけて練り歩いた。

「モテない人は努力しても無理。モテへの累進課税が必要」


渋谷を練り歩くデモ隊。ヘルメット姿がマーク・ウォーター氏。
「お菓子会社の陰謀に踊らされるな!」
「非モテへの人権蹂躙を許さないぞ!」
「もらったチョコの数で人間を評価するな!」
拡声器を使いながら参加者たちがシュプレヒコールを上げる。「リア充爆発しろ!」「カップルは自己批判せよ!」といったお馴染みのフレーズも叫んでいた。
 革非同の革命評議会議長、マーク・ウォーター氏はデモの趣旨について、「バレンタインは非モテを苦しめる恋愛資本主義の象徴。なんとしてでも粉砕しなければいけない」と説明。今年は2月14日の当日にデモを行うことができ、気合いが入っているようだ。
 キャリコネニュースは参加者にも取材した。今回が初参加だという30代の独身男性は、今年は義理チョコをもらうことができたが「モテには程遠い」と語る。
「モテない人が努力しても限界があって、モテる人との格差は広がるばかり。ピケティ流にいうと、モテへの累進課税と再分配が必要です」
ただ、沿道から見ている人はいつも通り冷ややかだ。友達と遊びに来ていた女子高生は「見てて恥ずかしい」とバッサリ。女性と一緒にいた30代男性は「デモ隊の人数が少ない。盛り上がってないんじゃないか」と語っていた。

英メディア関係者「こんなエクストリームなデモは日本だけ」

一方で、今回特筆すべきは海外メディアの取材の多さだろう。ワシントン・ポスト紙などが事前にデモの紹介記事を配信していたことを受けて、ロイター やAFPを始めとした海外メディアのクルーが殺到。ざっと見ただけで20人以上おり、参加者よりも取材する人の方が圧倒的に多い、という印象だ。
 英メディア関係者はデモの開催を英ガーディアン紙で見て、取材にやってきたという。
「バレンタインに反対するという気持ちは分かるけど、普通デモはしない。こんなエクストリームなことをするのは日本だけ」 
ニュージーランド出身の英文記者も「海外のネットでは、日本を『おかしな国』として楽しむ風潮がある」と説明する。バレンタイン粉砕デモもそうした文脈の中で注目されているという。また、今回初めて革非同のデモを見て、警察が付き添っていることが気になった。
「バレンタイン反対という変わった主張だけど、きちんと警察が見守っていて平和だなと思った。日本は言論の自由が保障されている」

「これまでの活動が世界でも認められてきている」


 デモ終了後、革非同メンバーは渋谷ヒカリエのカフェで反省会を行った。今回はデモ開始前に「ヘイトスピーチや卑猥な言葉で沿道を煽る行為は禁止」とアナウンスしたこともあり、「非常に統制が取れたデモだったと思う」とマーク・ウォーター氏は語る。
 海外から取材が殺到していることについては、「我々のこれまでの活動の成果が世界でも認められてきている」とコメント。
 ただ、今回は取材陣があまりに多く、対応がスムーズに行かない面もあった。今後は、3月のホワイトデー粉砕デモに向け広報態勢を整え、チームでメディア対応できるようにしていくという。「次回は日本の4大新聞にも是非取材に来てもらいたい」と話していた。
 帰り道では、革非同メンバーがヒカリエのバレンタイン特設コーナーの前を通りかかる一幕も。カップルたちと一触即発、と思いきや、一部メンバーが試食用のチョコを美味しそうに食べている。「スイーツは大好き」だといい、意外とバレンタインを楽しんでいる様子だった。


 私達は、今までの虚礼から身を切り離す厳しい決断をしなければならないと思う。
 私はすでに年賀状を送らない宣言をここでしている。メールでだいたい済む話なのだが、それ以上にその礼儀をして何の意味があるのかということなのだ。
 交際相手もいない、今後も絶食系男子として結婚もしないとはっきり明言した以上、バレンタインデーであってもホワイトデーであっても、私にとって意味は無いのである。「革非同」の話によると、2007年に結婚相手の身辺調査などを行っている「探偵事務所」の「相沢京子 結婚調査室」(京都市、瀬戸啓一郎「代表」) が「メールで知り合った娘の婚約者の身辺調査」で明らかな内省干渉犯罪をやらかした。
商号 株式会社アイザ
本店 : 京都市中京区四条大宮上る錦大宮町130番地 アミービル11F

 




 内容は30歳の女性が、メールで知り合った35歳の男性と結婚しようとしていたところ、女性の父親(58)が、男性の身辺調査を依頼した、という事例だ。 調査によると、男性の勤務態度は真面目で、金銭トラブルや女性問題もなかったという。ここまでは普通だが、以下の部分が「アキバ系」の人々の反発を呼んだ。
 「かなりのアニメマニアのようで、軽度の少女愛好志向があるらしいことも判明しました。お嬢さまも相手の趣味は知っていたようで、犯罪性もないものと考えられましたが、ご依頼主のご希望から女性調査員による工作を行って2人を別れさせました」

 これは立派な犯罪行為であることは誰の目から明確だ。
 このことに反発した「革非同」は質問状を突きつけた。

 公開質問状

冠省

 我々は革命的非モテ同盟という全てのモテない人々のために闘う団体として、あらゆる差別と抑圧からの解放を目指して活動しております。このなかでもオタクに対する差別と抑圧に対しては近年のアキバ系ブームもあり、力を入れて活動をしているところです。
 つきましては、貴室のホームページに書かれた「結婚調査事例集」中の「メールで知り合った娘の婚約者の身辺調査」(http://www.web-chosa.com/marriage/instances/09.html)に関して、我々は社会的に多大な問題があると懸念しております。
  貴室はここで、結婚をしようという当事者間については承知の事項であり「犯罪性もないものと考えられ」るにも関わらず「かなりのアニメマニアのようで、軽度の少女愛好志向がある」ことを理由として別離工作を行い別れさせたと書いてあります。これは、幸せを奪われた当事者だけの問題ではなく、全てのオタクに対する思想信条の自由を保障した基本的人権の侵害ではないかと我々は考えますので、反対の表明をすると共に、以下の通り質問をさせていただきます。

1.犯罪性の無い個人の趣味嗜好について、それを理由とした差別をすることは正統な行為であるとお考えですか? 正当な行為であるとお考えの場合は、理由を含めてご回答下さい。
2.当事者間での承知があり、かつそれが犯罪性もないにも関わらず、個人の趣味嗜好による別離工作をすることは正当な行為であるとお考えですか? 正当な行為であるとお考えの場合は、理由を含めてご回答下さい。
3.オタクであることは差別の対象になるとお考えですか? なるとすれば、どのような理由でなるとお考えですか?
4.オタクに対して差別的な取り扱いをすることが正当だとお考えですか? 正当な行為であるとお考えの場合は、理由を含めてご回答下さい。
5.仮に当事者が、被差別部落出身者、あるいは在日韓国/朝鮮人である場合についても同様の対応を取りますか? またそれを公表しますか?
6.今後も同様の事例があったばあい同様の対応をとりますか?

 恐れ入りますが、本状到着後一週間以内にご回答ください。
 また、本質問状は公開質問状としておりますので、ご回答内容についても公開させていただきます。あらかじめご了承下さい。

草々



 これだけきちんとした指摘に対して相沢京子調査室はJ-Castの取材(2007年3月30日16時半)に以下の言い逃れでごまかそうとした。
「こんなの答える必要があるんですか?(質問状の差出人は)マトモな人だとは思っていません。何か言いたいのであれば(京都のオフィスまで)お越しになってみたらいかがでしょうか。こんなことは初めてです。大変失礼な話。何が内容証明ですか!」
と呆れた対応に終始していたが、立派な犯罪行為に対する反省の念がない。アイザは犯罪行為を認め、今すぐ被害者男性に損害賠償を払い謝罪するべきである。しかもこの団体は他にも疑惑があり、探偵業界の信頼を著しく逸する行為ばかりを繰り返している。
 だが、私は差別で苦しむのなら、誇りある孤を選んだ方がマシだと思ってもいる。故に私は徹底的な虚礼を拒否することを鮮明にしたのである。その一歩として「絆のネットワーク」を立ち上げたのである。

 次回の更新ですが、原則として9月6日にさせていただきます。