2016年3月18日金曜日

弱かったなら上を目指してあがけばいい…強かったならさらなる上を目指せばいい… 過去ばかり振り返り現状に安住しているてめえらに未来はねえ… ただ…堕ちていくだけだ―(鬼眼の狂/SAMURAI DEEPER KYO)

弱かったなら上を目指してあがけばいい・・・・
強かったならさらなる上を目指せばいい・・・・
過去ばかり振り返り現状に安住しているてめえらに未来(さき)はねえ・・・・
ただ・・・・堕ちていくだけだ―・・
by.鬼眼の狂(SAMURAI DEEPER KYO/
上条 明峰


 週刊少年マガジンでまだしもマシだった作品の一つに、私はこの作品を上げたい。
 強さばかりを追い求めるキャラクターもいれば、弱さも受け入れてそれでも強くなろうとする人もいる。
 今、世界は残念なことにAll or Nothingの世界観に成り下がった。全てがデジタル化され、1か0かの世界観になってしまった。その結果、対人関係は薄っぺらいものになってしまった。全てが本音丸出しの世界観になってしまい、とてもなんとも言えない異様な世界観になってしまった。
 だから、「あたしの考えが全て」「ここは俺が正しい」という独善的なものの言い方が最近ではネットで支配的になってきた。レイシストどもはその世界観そのものなのだが、そのカウンターにもそんな雰囲気が最近漂ってきた。
 この種の考え方は、白黒テレビの世界に戻ろうとしているのと同じことではないか。今の時代はカラーテレビ、いや液晶テレビなのだが、思想の世界ではそうではない、民主主義の考え方の一つである多様性がいつの間にか白黒テレビの世界観に戻ろうとしている。
 そんなことでいいのだろうか。私にはとても信じがたい。

 なぜこんな事態になってしまったのか。
 私は現代社会の労働のあり方にも問題があると考えている。つまり、搾取する政治だ。今のネオナチジャパンの独裁政権は法人税を不当に安くし、消費税を不当に高くして庶民の生活を破壊しているが、それに加えて労働者の権利も不当に踏みにじる犯罪までしでかす。
 そのことに対して庶民はなぜ怒りの声を上げないのか。ここに奴隷の論理という日本人が至っている問題点がある。もっともっと日本人は自分の頭で考え、行動する力を身につけるべきだ。