2017年2月24日金曜日

信仰以前に法律を知らない ホセ・ゴメス












 今回の書人両断はカトリック教会の恥さらしを断罪する。
 この男の呆れた強欲を見逃す訳にはいかない。
 彼の『管理する』ロサンゼルス地区で、『アーチスト』のケイティ・ペリー被告が約18億円で修道院を購入しようと暗躍し、ゴメス被告を現金で騙しこんだ。
 この時点で、本来清貧であるべきカトリックの教えにゴメス被告は著しく反したことを意味する。
 これでは国際法上明確かつ正統たる所有者である以前居住していた修道女たち(40年間「汚れなきマリアの御心修道会」のカリフォルニア支部として使われていた)から反対を受けて当然だ。修道女たちは「彼女に売却することは、神との誓いに反する」と指摘しているが、私もその点では納得できる。本来、教会などの施設は社会的弱者のためのインフラとしてあるべきものだが、ゴメス被告はペリー被告の私物化を許した段階で終わったのである。
 86歳のキャサリン・ローズ修道女は「彼女が表現することはすべて、私たちの信条とは異なります。ポップスターになった動機は『悪魔に魂を売り渡した』と述べている彼女に売却することは、神との誓いに反するになるでしょう」とペリー被告を厳しく批判した。「サタンに魂を売ったと話すことだけで十分、私たちの主義や信念に反します。ケイティ・ペリーに売却をすることについては、私たちはカトリック教会への誓いを破ることを強制されているように感じます」とも論破しており、ペリー被告はぐうの音も出なかった。
 ただあったのは金とその場しのぎの弁舌と強欲だけである。これがまともなクリスチャンとしての振る舞いなのか。恥を知れとペリー被告を一喝したいほどだ。修道院を乗っ取って何が嬉しいのか。私は軽蔑の眼差しでしか見ない。
http://nme-jp.com/news/7189/

 善管注意義務によって明らかにローズ修道女たちに所有権は移った。
 その事実から目をそらし、その場しのぎの金銭に飛びついているから、エホバの証人や統一協会、オウム真理教などの破滅的カルトのやりたい放題を許しているのではないか。
 ゴメス被告の強欲によって、真面目な信仰を持っている人たちが大変迷惑を受けている。
 ゴメス被告には恥を知ってもらいたい。信仰も大切だが、社会的な規則、すなわち国際法を勉強してからローズ修道女たちと会ってもらいたい。どちらが信仰心が上なのか、手に胸をおいて考えなさい。
 ゴメスさん、あなたの信仰上の良心、曇っていないといえますか?