2017年7月30日日曜日

名古屋グランパスがJ2降格した理由

問われる小倉前監督任命責任…J2降格名古屋社長が進退伺「末代までの恥」
ゲキサカ 2016.11/3(木) 18:35配信

[11.3 J1第2ステージ第17節 名古屋1-3湘南 パロ瑞穂]

 名古屋グランパスは初のJ2に降格した。ホームで戦った湘南ベルマーレとの最終戦。結果的には引き分け以上の成績であればJ1残留を決めることが出来たが、1-3で惨敗し、はかない夢と散った。
 試合終了直後に行われた名古屋の今季最終戦セレモニー。謝罪の言葉を述べる久米一正社長の言葉は、サポーターのブーイングにかき消されて、しっかりと聞き取ることが出来なかった。「私の責任だと感じている」。記者会見に臨んだ久米社長は反省の言葉ばかりを並べた。

「J2に落としたことは、私の人生は一代で終わりますけども、名は末代まで残る。名古屋を落とした社長は誰だ、久米だと。オリジナル10のメンバーでこれまでJ2に落ちていなかった名古屋を落としてしまったことは末代までの恥だと思っています」

 まずは早急な責任の追及が求められる。昨季までの2シーズン、西野朗元監督も下で10位、9位という成績を残した。中位に低迷したことで、クラブは新監督招へいに舵を切り、GM補佐だったクラブOBの小倉隆史氏を迎え入れた。
 しかしチーム 第1ステージから出遅れると、夏場はクラブワーストの未勝利記録を更新するなど、全く勝てない状況に陥ってしまった。当初、小倉監督の続投を明言していた久米社長も8月末にようやく重い腰を上げ、監督交代を行った。しかし一度空中分解したチームがわずか数か月で修復するはずもなく、結果、最悪の結末を迎えてしまった。
 明らかな低迷の原因となってしまった小倉前監督については、「小倉くんを招聘したのは私です。選手を決めていく、選手の見極めも含めて、GM職をやっていたので、そのまま監督になったほうがスムーズにいくと思った」と招へい理由を改めて説明。
 自身の進退については「時間を頂きまして、みなさんに話をしたい。任命責任がありますし、サポーターの前でJ1に残れなかったらという話はしているので、進退伺は出そうと思う」と話す一方で、「年も年という考えもあるが、J2に落として逃げるようにして出ていくのもどうかというのはあります。少し、自分自身の中で考えたい」と続けた。
 そしてチーム再建への意欲も示す。「J2リーグを昇格するのは簡単ではない。1年で戻って優勝争いをするチームにするには、選手たちに残ってもらいたい。残していくべき選手は残したいと考えている。選手たちは監督の問題、補強、社長はどうなるんだというところまで考えて選んでいくと思う。その時までに結論を出さないといけないと思っている」と表情を引き締めた。

 ハッキリ言おう。
 責任を取らない無責任な組織ほどもろいものはない。ボスコ・ジュロヴスキー監督(当時)が「グランパスの歴史にとって今日は本当に残念な日です。本当にごめんなさい。本当に厳しかったが、サポーターの皆さんありがとうございます。私が来年このチームにいるかわかりませんが、本当にJ1に戻ってきたい。できるだけ早く、強くなってJ1に戻ってきたいと思っています」というほど、親会社になったトヨタ自動車の無責任ぶりがハッキリしたではないか。
 トヨタ自動車は企業の再建が出来たのか。健全な企業だったミサワホームを竹中平蔵と共謀して国民の血税で強奪した挙句に何も出来ない醜態を発揮し、正統オーナーの三沢千代治氏のミサワインターナショナルに品質の高さと地方の企業との提携関係でボロ負けする有様ではないか。
 結局何もかも他人の技術でしか生き残れない『他人の褌で相撲を取る』みっともない企業であるとハッキリしたではないか。工場周辺を倉庫代わりにするいわゆるかんばん方式といい、スズキとの提携交渉はその証明だ。トヨタ自動車の真の再生は、トヨタグループそのものの解体から始まると私は確信せざるを得ない。

 また、FC東京にも私は返す刀で苦言を呈する。
 最近のFC東京は危険な金権補強を悪用しすぎている。サガン鳥栖から水沼宏太選手や林彰洋選手を0円移籍で強奪するなど、みみっちい真似を繰り返している。そこで、私から以下の提案を行っておこう。

1.東京ベルデーを吸収合併し、ユースチームを町田ゼルビア、グルージャ盛岡に譲渡する。
2.吸収合併後の余剰人員については4/3を町田ゼルビア、サガン鳥栖、グルージャ盛岡、ガイナーレ鳥取に競争入札によって譲渡する。

 この吸収合併によって二重投資を減らす利点がある他、経営不振に苦しむベルデーの経営再建を一気に行える。
 今のベルデーはカルト教団がスポンサーになるなど、極めて異常な運営が行われている。その実態をただすには、FC東京への吸収合併以外の選択肢はない。