2018年6月30日土曜日

日本のプロスポーツの改革には地域が足りない

 今回取り上げるのは、日本のプロスポーツ改革である。
 Bリーグというバスケットボールのプロリーグがある。気になったのは東京に8チームもあるということだ。詳細を見てみよう。

B1・B2
アースフレンズ東京Z 東京都大田区
(大田区総合体育館)
アルバルク東京(トヨタ自動車グループ) 東京都渋谷区
(国立代々木競技場第二体育館)
日立サンロッカーズ東京・渋谷 東京都渋谷区
(青山学院記念館)
東京エクセレンス  東京都板橋区
(板橋区立小豆沢体育館)
B3
大塚商会アルファーズ 東京都
東京海上日動ビッグブルー 東京都
東京サンレーヴス 東京都
東京八王子トレインズ 東京都八王子市

 あまりにも多すぎるのではないか。
 例えばアルバルク東京を浜松市に移転させ、浜松アルバルクとすれば、浜松市民のチームになるわけだ(他のチームのサブフランチャイズになっているが)。神戸市についてもバスケットボールのチームがないので、サンロッカーズを移転させて神戸サンロッカーズにすればいいまでのことなのである。
 東京都にはあまりにもチームが多すぎる。まず、過疎地域に分散するように迫らねばならない。更に2018年までにスポーツ名から企業名を排除することも急がねばならない。

 これから分かるのは、あまりにも競争と共生のバランスが取れていない。
 プロ野球を見れば分かるように、今や金権野球部のわがままによって地域はもちろん選手ですらも翻弄される。いわゆる『北海道日本ハム』が札幌ドームの他に球場を持とうとしているようだが、その前に彼らはコンプライアンスを守るべきなのではないか。大谷翔平自称選手(アナハイム・エンジェルスとプロ契約締結)を詐欺同然で『契約』した犯罪行為(国際法上無効)といい、山口裕次郎さん(大阪の私立高校出身の投手・JR東日本所属)が事前に「4位以下ならJR東日本に入社します」宣言を無視して強引な指名を行った犯罪行為など、この球団は法律をあまりにも舐めている(山口さんは毅然とした姿勢で強行指名犯罪を拒否し、日本ハムは受け入れざるを得なかった)。
 また、堂々と相手の額を札束で殴り飛ばす傲慢な『東北楽天』・『読売巨人軍』・『横浜DeNA』なる現実知らずの愚か者どもも困ったものだ。こういう愚か者どもがヒヤヒヤするためにも、地域にもっと独立リーグは根ざすべきなのである。そして独立リーグとプロ野球の入れ替え戦を行うべきだ。それも、2018年からだ。
 バレーボールのVリーグにも同様のことが言える。今のVリーグはあくまでも実業団の延長線上にすぎない。地域に以下に根ざすかということが欠落しているため、人気がいまいち伸びないのではないか。男子の堺ブレイザーズを手本に、サガン鳥栖も参考にして地域密着型のプロチームへかじを切るべきではないか(ただ、急激なプロ化だとダメなので親会社の福利厚生システムは維持する必要もあるが)。
 また、何でもかんでも本場のものを持ち込みすぎてはいけない。Japanization(日本の文化にも融合する)も必要なのである。例えばフーリガンなんて持ち込んだ結果、浦和レッドダイヤモンズやアビスパ福岡、柏レイソルは大変困った状況にあるもしくはあった。プロ野球の人気が落ち始めているのは、金権野球の横行、そしてメジャーリーグブームが大きい。本気で改革したいと思うのなら、野茂英雄氏をプロ野球コミッショナーにして、一任で改革をお願いするしかない。