2018年8月7日火曜日

聲の形抗議について

 今回、『聲の形』についてNHK担当者に出した抗議文をここに公開し、見識者の見解を問いたい。
 作家の伊藤浩士さんは理解をいただけたので、ここでは論を問わない。しかし、この作品に隠された巧妙な優生学を黙って見逃す訳にはいかない。
 また、講談社についても厳しく抗議を行ったが返信がなかったことを公表する。つまり、売上のためなら人権を踏みにじって平然としているこの両者に対しては厳しい批判を今後も突きつけねばならないことは明らかになった。

『聲の形』 概要
 若手漫画家の大今良時氏が『別刊少年マガジン』にて2011年2月に掲載、リメイク版を『週刊少年マガジン』2013年12号に再掲載。
 その結果の反響を踏まえ、2013年36・27合併号から2014年51号まで掲載された。
あらすじ
 聴覚障害で嫌がらせを受けるようになった西宮硝子といじめの主導権者だったのが原因でいじめ共犯者から切り捨てられて孤立していった石田将也の交流を描く。
 主に人間の持つ孤独や絶望、純愛を描いているとされる。作者の大今氏は母親が手話通訳者だったため、この着想を得たという。

問題点
 1.いじめ加害者のうち、共犯者の責任がおざなりにされている。また、登場人物のうち担任だった竹内に至っては傍観者として振る舞っている。
 ※この場合、教育委員会が介入することは不可避である。
 2.西宮硝子の障害の場合、スマートフォンの登場時期から逆算すれば、人工内耳手術を受けられることは十分可能であるのにも関わらず、そのことが触れられていない。
 ※話を盛り上げるがためにわざと取り上げなかったのは明らか。もし登場人物が知らなかったとすれば、難聴当事者への侮辱なのではないか。
 3.登場人物を批判的に描いていると大今氏は言うが、その問題点をおざなりにした結果、一部登場人物の優生学の論理を野放しにしている。
 ※硝子の離婚した父親とその両親は優生学の論理を顕にしていた。
 4.石田将也の描写の内容から、発達障害の可能性が極めて高い。いじめの描写は明らかに発達障害当事者を侮辱するものであり、容認できない。
 ※自罰的傾向が強い、共犯者に騙されやすい等。
  なお、2016年アニメ映画ではいじめの描写については大幅にカットされているものの、他の問題点は全く解決できていない。
 5.連載に対しては弁護士や全日本ろうあ連盟の助言を受けているというが、他の団体の意見を受けていない。
 ※全日本ろうあ連盟を己の防御にして、他の障害の問題点を回避しているのは明らか。

倉野 NHK抗議文 内容
 なお、一部個人情報が入っていたため原文を変えています。ご了解ください。

『聲の形』担当者 各位

 私は発達障害当事者、いわゆるアスペルガー症候群・ADHD当事者で、社会人として仕事をさせていただいております。
 今まではメールにおける問い合わせ番号『A』『B』『C』で質問をさせてもらってきたのですが、私の問い合わせに対して全く回答にならない回答に終始しているため、キチンと答えてもらいます。

 あなた方は「『聲の形』は、人と人とのつながりやコミュニケーションの難しさを描いているアニメですが、その作品性については各方面から高い評価を受けています」と最初の段階で答えているようですが、市民カウンセリングメンバーに聞かせたところ、呆れ返っていました。
 まず、高い評価の根拠はどこにあるのでしょうか?有名雑誌だの有名人が評価したから高い評価だというのなら、とんでもない間違いだと言わざるを得ません。せめて、宮崎駿氏が高い評価を出すのなら初めて私は納得するのですが、宮崎氏はこの作品についてなんの評価もしていません。その事実を踏まえると、厳しい評価である事は明らかです。『プロフェッショナル仕事の流儀』で取材する等して宮崎氏の思想を把握している筈のあなた方が、それぐらい忖度する事は出来る筈です。また、手塚治虫氏が生存の場合、自身の著作『漫画の描き方』で述べていたように『どんなに強烈な、どぎつい問題を漫画で訴えてもいいのだが、基本的人権だけは、断じて茶化してはならない。戦争や災害の被害者をからかうようなこと、特定の商業を見下すようなこと、民族や国民、そして大衆をバカにするような事はいけない』という言葉を残している事からも厳しい評価なのは明らかでしょう。
 漫画家の山本おさむ氏の『遥かなる甲子園』、『どんぐりの家』はメールでお知らせしたように、障害当事者に関して取り上げた作品です。ディスコミュニケーションの問題という観点で手話を使うがためにプレイに支障が出るなどしています。更に障害当事者の高校球児たちはアメリカ軍人とのハーフが大半だったそうです。ちなみに1989年の『愛は地球を救う』のドラマになっていますので、『愛は地球を救う』のライバル番組としてはうってつけかと思われます。ただし、著作権法に一部抵触していますので、山本氏の許可を頂いた上で著作権者に入れることが望ましいかと思います。
 また、『どんぐりの家』は難聴当事者に加えて精神疾患など重複障害の問題を取り上げています。この作品もアニメ映画化されており、障害問題について考えるには優れたものです。こういった作品を知っている私に言わせれば、『聲の形』における美少女難聴当事者といじめ加害者が恋に落ちるという加害者にとって都合の良い設定は明らかに現実逸脱と指摘せざるを得ません。
 更に突っ込んで言えばディスコミュニケーションの問題については1988年に上映された『やがて…春』もあります。この場合は方弁が理由で少女がいじめられていますし、ノロノロとした主人公が優等生と思われている少年からいじめられてその挙げ句に障害者になった設定ですし、日本で未上映なのですが、海外の差別の問題として、『ジェイン・エア』の登場人物で精神疾患当事者のバーサがなぜ精神疾患に陥ったのかを描いた『サルガッソーの広い海』(ジーン・リース著)もあります。『サルガッソーの広い海』については日本語版はありませんので、吹き替えをするなり字幕をつけるなりして放送するといいかもしれません。
 あなた方は最初の回答で「今回、あらゆる角度から検討し、放送することを決めました。原作漫画の連載時から様々なご意見があるということは承知しておりますが、総合的に判断して番組を編成したということをご理解いただければ幸いです」と述べていましたので、『その根拠、放映に際してどのような議論があり、どのような合意形成があったのかせめて情報公開してもらわないと理解できません』と指摘したのですが、私の質問に何一つ答えず『理解してくれ』の一点張りでは回答になっていません。
 優生学の問題から放映する事自体が取り返しのつかない失態になる恐れがあるから、私は時期尚早だと考えます。代わりになる作品はこれだけたくさんあるのですから、『聲の形』にこだわる根拠は皆無であると指摘します。それでも放映するというのなら、あなた方は『聲の形』放映によって引き起こされた事件に対する責任を取れる覚悟があると言うのですね?その結果の損失は、私達の視聴料で穴埋めするという事です。これはどう考えても、納得できるものではありません。
 よって再々回答を求めます。

1.放映にこだわるのなら、『聲の形』放映時間を深夜2時にして青少年に与える影響を最小限にする事。本来ならこの作品は未成年への年齢制限をかけるべき、デコーダーをかけて放送すべき内容である事は明らかである。
2.上記提案ができない場合、放映に伴う悪影響を最小限に留める観点から、『どんぐりの家』『遥かなる甲子園』と、ディスコミュニケーション・障害の問題を取り上げた『やがて…春』(1988年、日活配給)、『サルガッソーの広い海』を8月から9月の21時台に放映する。もし、それ以外でいい作品があるのなら、あなた方の提案も出して構いません。
 後述しておりますが、講談社に向けた抗議文でも放映中止と代替案を出しております。
3.『聲の形』に対する批判・反論をNHKの責任で新たに取り上げる事。過去の放送の再放送に内容を追加するものでも構わないが、優生学の問題について真剣に取り上げる事。放映時間はゴールデンタイムにする事。また、障害を面白おかしく見世物にする事は受け入れられない人もいる事も配慮に入れ、『バリバラ』内で取り上げず、総合テレビで取り上げる事。
 なお、こちらに付きましてもあなた方で代替案があるなら提案して構いません。
4.『聲の形』放映を決めた過程について明確な情報公開を8月上旬までにNHKホームページで行う事。また、同様の事態が再発しないように、放映決定の再検証を社外の第三者が主導権を持った委員会で行い、中間部門も含めて2018年内までにホームページで公開する事。
5.今後、このようなケースの再発防止として何を行うのかを社外第三者が主動する委員会の助言を受けて明確にNHK全体で方針を確定し、2018年内に誰もがわかり易い言葉でNHKホームページで公開し、報道等でも改善の取り組みを行う事。
6.NHKは今後いかなるレイシズムと関係を持たない事を明確に宣言する事。韓国へのヘイトスピーチを繰り返す百田尚樹氏については完全に決別すると宣言する事。

 なお、回答期限は7月20日、17時までとします。
 誠意ある回答を期待しております。ちなみに抗議は講談社『少年マガジン』編集室にも出しております。NHKが、多くの人から愛される優しい放送局になる事を私は強く望みます。
 時間を与えていますので、全ての質問に対して『セクションが違う』という口実で回答を拒否するような真似は容認できません。逃げないで回答してください。
 不十分な場合は何度でも回答を促します。

以上

2018年7月9日
倉野 明人 拝

なお、回答につきましては、内容証明郵便ではなく普通の郵便にして下さい。
内容証明の場合は回答の受け取りを拒否します。

 その後、NHKからの『回答』が届いたが、明らかに傲慢極まりない0回答だったため、下記の質問状を突きつけた。
 私の思いは差別そのものを厳しく批判するのであって、言葉狩りではない。ただ、相手が嫌な言葉ならば使わない思いやりの精神で言葉を選んでいるのにすぎないのだ。


『聲の形』担当者 各位

 7月20日にあなた方の『回答』とやらを見せていただきました、倉野でございます。
 はっきり言って『回答』には値しない、むしろ侮辱していると厳しく言わざるを得ません。7月9日付抗議で私の求めた指摘と改善提案は以下のとおりです。
 なお、指摘は問題点をあなた方が十分理解できるよう、更に追加させてもらいます。

指摘
1.『聲の形』は単に有名人の評価ばかりが先行しているが、難聴当事者へのいじめや主人公の描写から見受けられる発達障害の特徴からしても、優生学の論理が克服できていないのは明らか。宮崎駿氏や故手塚治虫氏は『聲の形』に対して厳しい評価であることは明らかで、今までのNHKの障がい当事者への理解を求めるキャンペーンに対して重大なマイナス面を及ぼす。
2.『聲の形』よりも漫画家の山本おさむ氏の『遥かなる甲子園』、『どんぐりの家』、『サルガッソーの広い海』(ジーン・リース著)、『やがて…春』(1988年、日活配給)という、数段優れた作品があるのになぜ『聲の形』に固着する必要があるのか。
3.三度メールで『聲の形』を放映する過程についてきちんとした情報公開を求めたのに対して何も答えないため、このような形態で回答を求めている。なぜ答えられないのか。
4.加害者にとって都合の良い障がい当事者像をでっち上げている作品を流すことでもたらされる弊害は明らかなのに、そのことに対するリスクをあまりに甘く見ているのではないか。その結果被害を受けた人から万が一訴訟を起こされて損害賠償を支払う場合、視聴料での負担になるのは明らかで、最終的に視聴者に負担を掛けることは明らか。
5.倫理面においても共犯者への処罰がない、教師に対する情報不足など明らかにEテレの求める放送品質基準が満たされていない。
6.あなた方は最初の回答で「今回、あらゆる角度から検討し、放送することを決めました。原作漫画の連載時から様々なご意見があるということは承知しておりますが、総合的に判断して番組を編成したということをご理解いただければ幸いです」と述べていた為、『その根拠、放映に際してどのような議論があり、どのような合意形成があったのかせめて情報公開してもらわないと理解できません』と指摘したが、私の質問に何一つ答えず『理解してくれ』の一点張りに終止しているのはおかしい。なぜなのかということを普通は説明するのではないか。

改善提案
1.放映にこだわるのなら、『聲の形』放映時間を深夜2時にして青少年に与える影響を最小限にする事。本来ならこの作品は未成年への年齢制限をかけるべき、デコーダーをかけて放送すべき内容である事は明らかである。
2.上記提案ができない場合、放映に伴う悪影響を最小限に留める観点から、『どんぐりの家』『遥かなる甲子園』と、『やがて…春』、『サルガッソーの広い海』を8月から9月の21時台に放映する。もし、それ以外でいい作品があるのなら、あなた方の提案も出して構いません。
3.『聲の形』に対する批判・反論をNHKの責任で新たに取り上げる事。過去の放送の再放送に内容を追加するものでも構わないが、優生学の問題について真剣に取り上げる事。放映時間はゴールデンタイムにする事。また、障害を面白おかしく見世物にすること事は受け入れられない人もいる事も配慮に入れ、『バリバラ』内で取り上げず、総合テレビで取り上げる事。
 なお、こちらに付きましてもあなた方で代替案があるなら提案して構いません。
4.『聲の形』放映を決めた過程について明確な情報公開を8月上旬までにNHKホームページで行う事。また、同様の事態が再発しないように、放映決定の再検証を社外の第三者が主導権を持った委員会で行い、中間部門も含めて2018年内までにホームページで公開する事。
5.今後、このようなケースの再発防止として何を行うのかを社外第三者が主導する委員会の助言を受けて明確にNHK全体で方針を確定し、2018年内に誰もがわかり易い言葉でNHKホームページで公開し、報道などでも改善の取り組みを行う事。
6.NHKは今後いかなるレイシズムと関係を持たない事を明確に宣言する事。韓国へのヘイトスピーチを繰り返す百田尚樹氏については完全に決別すると宣言する事。

 上記の指摘と改善提案に対して、あなた方は以下の『回答』でごまかそうというのですか。

平素からNHKの番組をご覧いただきましてありがとうございます。
お問い合わせの件について、お返事申し上げます。
重ねての說明になり恐縮ですが、Eテレでの『聲の形』の放送は、様々な角度から検討し、総合的に判断して放送を決定しております。また、ご質問にありますような、編集判断に関わる個別の番組編成決定のプロセスについてはNHKとしてはお答えしておりません。
ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

2018年7月17日

 今回の『回答』は私の求める回答になっていませんね。
 上記の指摘と改善提案に対して一つ一つ回答するのが最低限かつ普通の回答基準なのにもかかわらず、上記の『回答』で済ませようという時点で、後ろめたいことがあるのは明らかです。後ろめたいことがないのなら、きちんとした情報公開ができるはずです。私は番組編成決定に介入する気は皆無ですが、あなた方が人権を踏みにじろうとするから厳しい姿勢で対応せざるを得ません。
 すでにあなた方の『回答』については、傾聴ボランティアや就労支援施設の担当者に報告済みです。その他にも社民党愛知県連幹部の方にも報告済みです。いずれもあなた方の不誠実、無責任ぶりに呆れ憤慨していましたよ。
 あなた方は自民党の質問には泡を食って対応する割には、視聴者からの素朴な質問にはまともに答えないとはどうなっているのですか。私の言う日本語の意味はわかりますか?
 こんな事をやるから、『NHKから国民を守る党』のやりたい放題になるんです。
 自業自得と言わざるを得ませんね。
 よって本当の回答を求めます。

質問
1.『聲の形』放映にこだわるのなら、『聲の形』放映時間を深夜2時にして青少年に与える影響を最小限にする事。本来ならこの作品は未成年への年齢制限をかけるべき、デコーダーをかけて放送すべき内容である事は明らかである。それができないのはなぜかをきちんと情報公開する事。自民党の問い合わせに対して答えるのに一市民の質問に答えられないのはおかしい。
2.上記提案ができない場合、放映に伴う悪影響を最小限に留める観点から、『どんぐりの家』『遥かなる甲子園』と、『やがて…春』、『サルガッソーの広い海』を8月から9月の21時台に放映する。それができないのは著作権の問題以外になぜか。
3.『聲の形』に対する批判・反論をNHKの責任で新たに取り上げる事。障がい当事者の尊厳を侮辱するような今回の作品を何故放送する必要があるのかの說明を求められているだけなのに答えられないのは何故か。
4.『聲の形』放映を決めた過程について明確な情報公開を8月上旬までにNHKホームページで行う事ができないのはなぜか。できないのなら、その理由を明確に示す事。言えないのなら、それほどあなた方が後ろめたい事をしているのは明らかなのではないか。
5.相模原事件では起訴された被告人が優生学論者でレイシストだった事が明らかにされている。そのような背景で、なぜ『聲の形』に固着する必要があるのか。
6.今回から回答者の実名、またその上司の連名において責任を持って全て答える事。ただし、個人の名前については一切伏せる事を約束させてもらう。

提言
1.今回の同様の事態が再発しないよう、『聲の形』放映決定の再検証をのりこえネット・在日コリアンの差別反対団体等の社外の第三者が主導権を持った委員会で行い、中間部門も含めて2018年内までにホームページで公開する事。委員会メンバーには既存メディア関係者は一切入れない事。
2.今後、『聲の形』放映についての問題の再発防止として何を行うのかを上記委員会とは別途、弁護士などの社外第三者が主導する委員会の助言を受けて明確にNHK全体で方針を確定し、2018年内に誰もがわかり易い言葉でNHKホームページで公開し、報道等でも改善の取り組みを行う事。
3.NHKはいかなるレイシズムと関係を持たない事を明確にする事。籾井『会長』や百田尚樹のような差別主義者については今後一切関係を持たないと宣言する事。
4.人権上懸念を持たれかねない作品については、今後デコーダーをかけてBSだけで放映する事。デコーダー導入がない時点での放映はしない事。

 なお、回答期限は8月3日、17時までとします。
 前回の『回答』が落第だったため、本当の回答を求められている事を自覚してください。今度こそ誠意ある回答を期待しております。NHKが、多くの人から愛される優しい放送局になる事を私は強く望みます。
 前回回答期限について十分な時間を与えて、あのような『回答』に終始した罪は重大ですので、結果については個人情報を除き今後ネット等の場で公開させてもらいます。この行為に対する責任はNHKが全て負担してもらいます。全ての質問に対してゼロ回答で逃げようとした代償です。
 回答が不十分な場合は何度でも回答を促します。また、同様の問い合わせがあなた方の元に来るのは不可避であると警告しておきます。

以上

2018年7月30日

倉野 明人 拝

なお、回答につきましては、内容証明郵便ではなく普通の郵便にして下さい。
内容証明の場合は回答の受け取りを拒否します。

 それに対して、傲慢な回答もどきをNHKは出した上で『回答はしない』と公然と暴言したため、私は以下の厳しい内容を突きつけて回答もどきごとNHKに送り返して厳しく批判した。
 私の求めることは人権という概念を理解していれば分かることなのだ。それがわからないとは一体どういうことか。


各位

8月4日付の『回答』、確認しました。

回答期限が3日なのにもかかわらず1日遅れはともかく、
あなた方の『考え』を一読した結果の感想として、
日本国憲法はもちろん、国際法にも違反する独善的な発想であるとわかった以上、
私からは平和的に然るべき措置を講じると警告しておきます。
その結果、受けた損害についてはあなた方が無条件で感受すべきものであると警告します。
今回の『回答』は回答とはみなしませんので、前回の『回答』共々今回の文書で返しておきます。
PDFファイルにして収めてありますので、半永久的に残ります。
あなた方の傲慢な姿勢に対し、心の底から猛反省するよう強く求めます。
なお、私の指摘した文書についてはやり取りをしないというあなた方の『判断』を尊重し、
返却は不要です。

あなた方の姿勢が人権番外地そのものであると『回答』で示した以上、
私は障がい当事者支援団体にあなた方の『回答』をPDFにて公開させてもらいます。
その結果、あなた方の独善性に対して厳しい批判を浴びせられ、
マイナス評価になっても不服なしということでよろしいですね。
既に障がい当事者支援団体の一部からは『聲の形』ボイコット表明があります。
また、私が通うメンタルクリニックの院長も厳しい懸念を表明しています。
ここまで『聲の形』が厳しい評価なのは明らかなのに、
目をそらすあなた方の現実逃避には、呆れてものすら言えなくなります。

私の指摘は人権の観点からごく自然なものばかりです。
なのにも関わらずあなた方が何一つまともな回答をしなかった事実から、
私の指摘が無条件で全て正しいと自ら証明した事が明白です。
普通の回答ならば、私の指摘や疑問に一つ一つ誠実に答えるのが筋です。
それができずに『ただ納得しろ』では話になりません。
あなた方は私の指摘に何も答えられず、逃げたのは第三者の目から明白です。
日本語がわからないあなた方には心の底から失望しました。
今回の指摘であなた方の他人の褌で相撲を取るアコギさもあらわになったという事です。
私の指摘がなければ、
『やがて…春』や『サルガッソーの広い海』も知らなかったのは情けないと言わざるを得ません。
政治道楽にかまけて、本来やるべき取材能力が落ちていると厳しく指摘せざるを得ません。
あなた方の取材レベルは『ニューヨーク・タイムズ』『CNN』『BBC』、
『週刊金曜日』や『しんぶん赤旗』、韓国の『中央日報』に劣っているのは明らかです。

既にあなた方の暴挙については、
極右政党『NHKから国民を守る党』にも把握されています。
その結果、どうなってもあなた方の自己責任です。
障がい当事者をおもちゃのように扱うあなた方の姿勢が、
厳しく批判されている事実をあなた方が受け入れない限り、
私の後に続く人が多く出てくるのは明らかです。

なお、この件についての返信は不要です。
あなた方の『日本語』と私の考えている日本語が大きく違っている以上、
時間の無駄です。
あなた方の『日本語』は私達の常識を絶していると指摘せざるを得ません。
視聴率稼ぎの為なら人権蹂躙が当たり前なあなた方には、
怒りしかないという事です。
最後に、視聴率稼ぎのためなら人権無視を強行する体質に対し、
心の底から恥を知るよう強く警告し、このやり取りを終了させてもらいます。

倉野 明人 拝

 最後に皆さんに呼びかけたい。
 BPOに『聲の形』を事前通報しておくべきだ。BPOに知られることで、NHKの人権番外地ぶりを指弾されるべきだ。東京MX『ニュース女子』事件をNHKはなんとも思っていなかったことを今回の件はあらわにした。

https://www.bpo.gr.jp/