2018年10月24日水曜日

お前が言うな2018 池坊保子

池坊氏、日大会見をズバッと斬るも... ネットに止まぬ「ブーメラン」の声
2018年5月28日 19時31分 J-CASTニュース
池坊保子・評議員会議長(画像はNPO萌木の公式ウェブサイトから)
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「自己弁護のみで、曇りだらけ。反面教師だと思います」――。日本大アメフト部・内田正人前監督らの会見にそんなダメ出しをしたのは、日本相撲協会評議員会の池坊保子議長(76)だ。

生放送の情報番組で教育者のあり方を語ったのはよかったが、日馬富士の暴行問題をめぐる協会の対応を蒸し返されることに。「相撲協会も曇りだらけ」「『お前が言うな感』が凄くある」との反応が相次いで寄せられている。

相撲協会は「一点の曇りもない」のか
中京大学の理事も務める池坊議長は、2018年5月27日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に生出演、日大アメフト部の悪質タックル問題に持論を展開した。

「(日大の加害選手は)20歳ですよ。カミングアウトされたから、皆が知ることになったんでね、それがなかったら、自殺していたかもしれない」
池坊氏は日大選手の会見を「一点の曇りもない」「真摯に自己弁護もしなかった」と評価した一方、内田前監督と井上奨(つとむ)前コーチの会見には「自己弁護のみで、曇りだらけ」と指摘。「反面教師だと思います」と批判した。

指導者側の説明は「曇りだらけ」だと言ってのけた池坊氏。ただ、この発言にツイッターなどインターネット上では「相撲協会のことですか?」「相撲協会も曇りだらけ」と冷ややかな声が相次いでいる。かねてから日本相撲協会をめぐっては、「隠蔽体質」の指摘が後を絶たなかった。

元横綱・日馬富士による平幕(当時)・貴ノ岩への暴行事件が、その最たる例だ。事件発生3日後の17年10月29日、貴ノ岩の師匠・貴乃花親方は鳥取県警に被害届を提出。11月1日に県警から協会へ事件の連絡が入り、翌2日に八角理事長ら執行部の耳に届いた。

協会は翌3日、日馬富士と貴ノ岩の両親方から電話で事情を聞いた。だが11日の臨時理事会で、事件の報告は議題に上らなかった。14日付のスポーツニッポン記事をきっかけに、メディアの報道で一斉に明るみに出ることになる。まさにこの「カミングアウト」がなければ、「皆が知ること」もなかったかもしれないわけだ。

情報番組「スッキリ!」(日本テレビ系)では当時、司会の加藤浩次さんが「もともと協会に隠蔽体質があると思う。一番大事なところが何もクリアされず、それぞれの処分で幕引きというのでは...」と批判していた。

「愛情がなければいけない」と教育論語る
「(指導者が選手を守ろうとする姿勢が)全然、伝わってこなかったんですね」。池坊氏は「サンジャポ」で、内田・井上両氏の会見にそんな感想を述べた。そして、教育者のあり方をめぐるこんな持論も披瀝している。

「教育者は全面的に愛情がなければいけないんです、情愛が。子育てと同じでね。子どもを育てる、指導する、それは基本に愛情があってこそできるんであってね、だからこそ信頼関係が生まれるんですよ。愛情がなかったらね、指導しても、勝ちが目標なんですね。それじゃあ学校の部活にはならないんですよ」
「教育者は愛情がなければいけない」――。日馬富士の暴行事件など不祥事に揺れていた角界で、弟子への「愛情」の深さが話題を呼んだのは、なんといっても貴乃花親方だろう。

貴乃花親方は暴行事件をめぐる協会の対応を問題視し、内閣府に告発状を提出するなど、当初から「反協会」的な対立姿勢を示していた。弟子・貴公俊の暴行問題で結局、告発状を取り下げる意向を示し、協会に「全面降伏」、その行動には賛否両論があったとはいえ、貴ノ岩ら弟子を「第一」にする姿勢を貫いたことは、一定の評価を得た。

一方の池坊氏は、その貴乃花親方に「NO」を突きつけ続けた。巡業中に起きた日馬富士の暴行問題を、巡業部長(当時)の親方が協会に報告する義務を怠ったことなどを「明らかに『礼』に反している」と批判。貴乃花親方が弟子の暴行問題で態度を一変させ、2階級降格の処分を下されると、

「天知る、地知る、人知る。やっぱり神様というのはね、いろんなことを見てらっしゃるんだなと、まず思いました」
とコメントしていた。

「貴乃花が許せない?」質問に、池坊氏は...
池坊氏が日大アメフト部の悪質タックル問題を受け、番組で皮肉にも貴乃花親方を彷彿とさせるような「教育論」を語る光景に、視聴者からは

「貴乃花の弟子へ愛情を踏みにじっといてこの詭弁は許せない」
「貴乃花をさんざん批評しておいてこの期に及んで...」
「池坊がアメフトに物申すのどんなブーメランやねん」
「本日の『お前が言うな』大賞はコチラです」
といったツイートが続出していた。

「許せないと思っています」。池坊氏がそのように内田・井上両氏の会見を批判すると、司会の「爆笑問題」太田光さんは

「貴乃花が許せない?」
と質問。スタジオが爆笑に包まれる中、池坊氏はただただ、笑って受け流していた。



 今回の書人両断はまさに『お前が言うな』としか言いようのない醜態の名誉男性を血祭りにあげる。
 今回の『貴乃花』こと花田光司氏『引退』=嫌がらせ排斥は最初から日本相撲協会によるハラスメントであることは第三者の目から明白になっていた。花田氏は「引退届」を提出した理由について、弟子の幕内貴ノ岩(28)に対する元横綱日馬富士の傷害事件を巡る協会からの「圧力」を指摘し、断腸の決断と明らかにした。
 それに対して協会広報部長の芝田山親方(55)は書式に不備があるため届けを受理していないと言い逃れ、圧力を否定したというが、その根拠が全く乏しいのは誰の目からしても明白だ。
 そんな虚しい相撲協会を池坊は「いつどのような形で圧力がかかったのか。私も知りたいと思いますから事実を知りたいと思います」と言い逃れをしたが、まさしく臭いものに蓋を自ら実行したに等しい。
 花田氏は盟友だった元貴闘力こと鎌苅忠茂氏に政界入りを勧められて「おまえ、またそんな苦しいところに俺を入れようとするな」と話したという。その言葉を信じたいが、元政治家の池坊の暗躍から花田氏は政界を嫌っているのだろう。
 自業自得としか思えない。