生活保護制度が改悪されようとしている。
片山さつきという、現実を知らない愚か者によって日本がめちゃくちゃにされ、このままでは貧困社会へまっさかさまである。
私は過去このコメントを書いた。
2011年11月26日
着せ替え子供で楽なのは橋下徹だけである
以前、私は新生活日記でこのようなコラムを書いた。
着せ替え子供
テーマ:ブログ
2006-10-21 21:02:20
大人の中に着せ替え人形で遊ぶ人がいたら、その人にすまないがちょっと引いてしまう。
だが、親で自分の子供を着せ替え人形みたいに扱っているとしたらそれこそおぞましい。子供は一定の条件下で人としての社会的ルールを学ぶが、最近の子供はなすがままの理不尽だ。理不尽が余りに過ぎる。
それを正すべき親が着せ替え人形ならぬ着せ替え子供に夢中なら、日本はこれこれヤバい。
もっと雷を落とせ!
だが、大阪府でその4年後にこんな悲しい事件が起きてしまった。
<2児放置死>逮捕の母「自分の時間欲しかった」
7月31日15時1分配信 毎日新聞
(なお、起訴されていないので匿名で報道させてもらいます)
大阪市西区のワンルームマンションで30日未明、幼児2人の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された母親の風俗店従業員、A容疑者(23)が「昨年5月の離婚後、子育てが面倒くさくなった。自分の時間が欲しかった」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。離婚後のA容疑者は交友関係が派手になっていたとみられ、大阪府警西署捜査本部は子育てを放棄した背景などについてさらに追及している。一方、捜査本部は31日午前、現場のマンションで現場検証を始めた。
◇離婚後、夜遊び増え
捜査関係者によると、A容疑者は06年12月、同じ三重県四日市市出身の男性と結婚し、大阪市内で生活していたが、昨年5月に離婚した。下村容疑者は、長女のBちゃん(3)と長男のCちゃん(1歳9カ月)を夫の籍に残したまま引き取った。
しかし、離婚を機に、A容疑者の夜遊びなどの交友関係が派手になっていたという。今年1月からは、大阪・ミナミの風俗店に勤務し、子ども2人と暮らし始めた。
「このころから子どもにご飯をあげたり、風呂に入れることが嫌になった」と話しているという。
A容疑者は今年6月、Bちゃんら2人を部屋に置き去りにして出て行った。2人は間もなく死亡したとみられる。捜査本部への供述で、A容疑者は「出て行ってから1週間ぐらい後には『子どもはもう死んでいる』と思った」と振り返っている。その間、知人宅などを転々としていたとみられ、「途中で帰って子どもを助けなければという気持ちにはならなかった」とも話しているという。
◇「会えるかと…」元夫の両親が涙
死亡した幼児2人の祖父母で、A容疑者の元夫の両親が31日、三重県四日市市の自宅で取材に応じた。BちゃんとCちゃんについて、祖父(49)らは「元気でいるよう祈っていた。また会えると信じていたのに……」と声を詰まらせた。
祖父母によると、A容疑者と元夫は06年12月の結婚後、約半年間、祖父母宅で暮らした。その後、引っ越したが、A容疑者は生まれたばかりのCちゃんを週に何度も連れてきた。子育てに熱心で、祖母(47)から離乳食の作り方を学んだ。
離婚時、祖母はA容疑者に「BとCのことで何かあったら連絡して」と頼んだという。しかし、連絡はなかった。祖父母は「2人は寄り添うように死んでいたと聞いている。言葉も見つからない」と涙を流した。
ちなみに被告人は殺人罪で起訴されているが、彼女の父親も育児放棄の被害者とされている。その彼も被告人を二度の離婚で放置した。結局、着せ替え子供だったのだ。
要するに悪循環なのだ。これにはさまざまな要因がある。二つあり、「積極的ネグレクト」は、親に養育の知識や経済力の不足など、子供を育てられない明確な理由がないのに育児を放棄することであり、「消極的ネグレクト」は、親の経済力が不足していたり、精神的疾患を抱えている、知的な障害があるなどの理由で育児ができないということだ(Wikipedia日本語版より)。
そして、そんな状況に拍車をかける自称政治家が馬鹿なことをしでかしている。
評論家・佐高氏らが平松氏の応援に…大阪市長選
平松氏の応援には23日、野中広務・元内閣官房長官(86)、片山さつき参院議員(52)、評論家の佐高信氏(66)らが駆け付けた。
佐高氏は「誰がダメな教師だと判定するのか。橋下や、その友人の島田紳助には判定されたくない!」と、 暴力団との交際で芸能界を引退した島田の名前を引用し橋下が掲げる教育基本条例を厳しく批判。劣勢が伝えられる平松氏は各所で「あと3日間、市内24区を走り回る。必ず追いつき、並び、追い抜いてゴールする」と繰り返した。
◆大阪市長選立候補者
平松邦夫〈62〉市長 無現
橋下徹〈42〉前知事 諸新
※届け出順。数字は年齢。
スポーツ報知 2011年11月24日
なお、橋下は自称政治家のため社会的制裁の一環として敬称では呼びません。
ネットではネットファシストによって劣化運営されている2ちゃんねるで佐高氏への誹謗中傷が横行していたが、私は佐高氏の指摘に同感である(ちなみにアクセスしたくてもアクセスできないように手は打ってある)。
橋下は二児放置殺人事件の原因をなんとも思わないから、こんな人でなしの暴言を吐ける。
橋下知事、女子高生を泣かす…意見交換でマジ反論
夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/top/200810/t2008102403_all.html
大阪府の橋下徹知事は23日、府の財政再建の一環で断行した私学助成削減をめぐる意見交換で女子高生らにマジで反論して、泣かせてしまった。先日、麻生太郎首相もホテル豪遊に関する女性記者の質問にマジ切れしたばかりだが、最近の日本のリーダーたちは余裕がないのか…。
府庁内での意見交換会。橋下知事は、男女12人の生徒を前に、冒頭から「僕も反論します」と本気モード。母子家庭の私立高男子生徒が、助成削減による不安を訴えると、「いいものを選べば、いい値段がかかる」とやり返した。
生徒「公立に行ける人数は限られている」
知事「保護されるのは義務教育まで。高校からは壁が始まる」
生徒「そこで倒れた子はどうなる」
知事「最後は生活保護がある」
過熱するバトル。知事が「高校は誰でも入れる仕組みになっていない」と畳み掛けると、女子生徒数人が「そんな簡単に言わないで」と泣きだす場面も。
知事は「私学助成はゼロにしていない」と理解を求めたが、女子高生の1人は会終了後、「思いが全然伝わらず、悔しい」とうつむいていた。
ZAKZAK 2008/10/24
こんな男はもちろん、松井とかと言う程度の低いバカモノを大阪府知事にしてはいけない。
不動産賃貸業の高橋正明氏以下であり、せいぜいスマイル党のマック赤坂と同じ程度のパッパラパーは日本からアメリカに出て行けと怒鳴りたい。それが嫌なら、しなの鉄道や埼玉高速鉄道の経営再建を果たした杉野正氏の台詞である「貴様は今すぐ死ね」を謹まずに贈ろう。
我が盟友は今までも橋下をモラハラ政治屋と批判してきた。私はこの橋下を人の屑として許すわけには行かない。橋下を当選させないためにあの日本共産党は独自候補の立候補を見合わせた。
さらに、着せ替え子供とは上からの言いなりである。言いなりになれば、橋下のような権力者のペットである。そして、そこには異端はない。というよりは排除される。そんな社会でいいのだろうか。そして、次に取り上げる事件は通り魔事件であるが被告人は異端として排除された結果このような悲劇を招いたのだ。
A容疑者は「友人のいない孤独な男」 取手駅・無差別襲撃 2010年12月17日22時44分 提供:産経新聞
「友人のいない孤独な男だった」。殺人未遂容疑で逮捕されたA容疑者(27)と小学校と高校で同級生だった男性(27)はA容疑者のことを振り返る。
茨城県取手市内の県立高校の卒業アルバム。クラスメートたちは手をつないだり、肩を組んだり、同じポーズでレンズに笑顔を向けていた。A容疑者はただ1人笑わず、ほかのクラスメートとも絡んでいなかった。
高校の休憩時間には教室で1人座り、夏目漱石や太宰治の本を読んだ。小学校の卒業文集に私の宝物を「本」、趣味を「本よみ」と記し、将来の夢を「小説家」と書いていた。
高校で副担任によく「声が小さい」としかられるほど、物静かな青年だった。男性は「容疑者の名前を聞き、すぐに、あいつだと思った。おとなしい男なのになぜ」と絶句した。
Copyright c 1996-2010 livedoor Co.,Ltd. All rights reserved.
取手通り魔 1年前リストラ、自室に引きこもる:茨城新聞ニュース
JR取手駅前で路線バス乗客の中高校生らを無差別に襲ったとして逮捕されたA容疑者(27)は、守谷市内で父親と暮らしていた。
約1年前に当時勤務していた会社をリストラされて以降、自分の部屋に引きこもるようになったという。父親によると、A容疑者は3人きょうだいの末っ子で兄と姉がいる。母親は約3年前に亡くなり、現在は父親と2人暮らし。
地元の小中学校を経て、取手市内の県立高校を卒業。その後、就職して会社員など約10の仕事を転々としてきた。A容疑者は約2年前に倉庫会社に就職し、梱包作業に従事していたが、約1年前、同社と親会社の合併の都合で、リストラされたという。それから、A容疑者に変化が表れた。父親は「リストラされてから急に元気がなくなった」と明かした。
一日中、部屋に引きこもり、父親が部屋に入ろうとすると怒り出し、会話も避けるようになった。食卓を2人で囲むこともなくなった。父親は「(A容疑者は)最近イライラすることが多くなった」と振り返った。数カ月前、自宅を訪れた姉がA容疑者の部屋に入り、声を掛けると、「うるせえ」と怒鳴り声を上げた。 犯行前日の16日朝、父親が起床すると、自宅にA容疑者の姿はなかった。父親は「今は(けがをした)相手の方の状況がどうなのかで頭はいっぱい」と話した。「小さいころから厳しいことを言わなかった。自分が甘やかし過ぎた」と自分を責めた。
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12925945217257
取手事件容疑者に「事件起こしそうな人」 波紋呼ぶ「卒業文集アンケート」
2010/12/21 20:21
「一生独身そうな人」1位、「ストレスがたまりそうな人」1位――。取手駅通り魔事件を起こしたA容疑者(27)が、高校時代の卒業文集でこのように紹介されていたことが波紋を呼んでいる。
JR取手駅前で路線バスに乱入して女子高生ら14人に重軽傷を負わせたA容疑者だが、周囲からは「そんなことをするようには見えなかった」との声が出ているとも報じられている。
「どうみても公開イジメ」
性格はおとなしく、物静か。読書が好きで、将来の夢は小説家だったとも。とても粗暴な振る舞いをするタイプではないということのようだ。
ところが、茨城県立高校時代の卒業文集アンケートで、意外な一面も指摘されている。民放各局のワイドショーによると、このアンケで「ストレスがたまりそうな人」の1位に選ばれていたというのだ。また、「事件を起こしそうな人」のアンケも行われ、こちらは4位だったという。さらに、「一生独身そうな人」でも、1位に選ばれていた。
報道によると、高校時代のA容疑者は、友だちもなく孤独で、休憩時間には教室で1人座り、夏目漱石や太宰治の本を読んでいた。こうしたことから、ストレスの発散相手がなさそうで、考えていることが分からず暗くて怖いというイメージが作られたのかもしれない。
これに対し、2ちゃんねるなどネット上では、生徒の見る目が確かなことに感心する声が上がる一方で、「どうみても公開イジメだろw」「多感な時期にこんなんされたら歪むわ」といった批判も相次いでいる。
過去には、児童連続殺害事件を起こした女性容疑者が、高校時代の卒業文集アンケでひどい結果になっていたと話題になったことがある。「墓場入りが早そうな人」「すぐに仕事を辞めてしまいそうな人」でともに1位だったというのだ。また、福井県内の市立中学校では2008年5月、卒業文集に「将来ホームレスになってそうな人」「ヤンキーになってそうな人」などの順位が実名で記されていたと報じられ、学校側が謝罪して文集を回収する騒ぎになっている。
専門家「日本中のクラスでありうる」
こうした卒業文集アンケが、全国の学校でどこまで広がっているのかは定かではない。しかし、事件を起こした少年らの卒業文集を分析している新潟青陵大学の碓井真史教授(社会心理学)は、日本中のクラスでありうると指摘する。
「昔は、サザエさんなどの世界のように、いろんなタイプの子がいても、みな友だちでお互いの個性を尊重していました。ところが、今は、クラスに馴染めないおとなしい子が集団から疎外されています。普通の感覚とズレている子を『物知り』などと一目置くのではなく、『本ばっかり読む変なヤツ』などとみなすわけです。豊かで便利な社会の副作用で、人間関係が作れず心の余裕が失われているからでしょうね」
A容疑者について、碓井教授は、卒業文集アンケの結果からみると、疎外されるタイプに当てはまるとみる。そして、重大な事件を起こすのは、おとなしそうな人で優等生タイプが多いと言う。
「乱暴な人は、ストレスの解消相手がいますが、こうしたタイプは違います。社会で活躍できないとまず自分を責めるのですが、それがどこかで『悪いのは世の中だ』と矛先を向けるようになります」
そのうえで、卒業文集アンケなどで疎外するのは問題だとする。
「確かに、ふざけっこが全部よくないと学校側が禁止すれば、人間関係そのものが作れなくなってしまう危険はあります。しかし、ふざけられた方が嫌がっていれば、してはいけませんね。今は笑えても大人になって文集をどう読めるのか、先生もアドバイスするべきでした」
A容疑者の出身高校の教頭は、取材に対し、卒業文集は生徒会が編集・発行したことを明かしたうえで、こう説明している。
「文集については、学校の事業ではなく、当時のことは分からないので、コメントする立場にはありません。いじめかどうかについても、何とも申し上げられません。現在は、文集を見て、誤解を招く内容はきちんとチェックしています」
私はこうしたアンケートをとった連中と橋下は同じだと思うのだが、どうだろうか。
9月12日の水戸地裁の判決では懲役3年6月の実刑判決だったが、おそらく控訴せず判決は確定したのだろう。しかし、私は今でも怒りを覚えている。被告人ばかりではない、このようなモラハラアンケートをとった連中に対して抑えきれない憤慨を覚える。
同時に、橋下にも怒りを覚える。人間として劣化した彼らには何度もNo!を突きつけるべきである。これは左翼右翼問わずやらねばならない。
我が盟友のブログ
http://ameblo.jp/tetsuono123/
http://www.daikyoso.net/wp-content/uploads/2008/11/bw-uploadsi7sjupjtjpacxo2cjvqqtolmlsqsa4kpgucucgrm.pdf
あるサイトでは橋下は高校生に大敗北したと指摘している。URLを張り、案内させていただきたい。
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/haibokusita-hashimoto.html
2012年05月03日
珍妙なことばかりいうから足元をすくわれる
【社会】
被災地 幸福追求・生存権どこへ 今こそ憲法の出番
2012年5月3日 07時11分
一人一人が尊重され、人間らしく平和で安全な社会に生きる。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故以降、だれもがその願いを切実にしていることだろう。六十五年前のきょう、日本国憲法が施行された。一三条と二五条が保障する権利の実現に国は努力しているのか。大震災の後、千六百十八人が関連死で亡くなっている。もうこれ以上、悲しみと苦しみを広げてはいけない。
◇
被災した約百世帯が入居する宮城県石巻市東部の万石浦(まんごくうら)仮設住宅。今年一月の深夜、救急車のサイレン音が響き、八十五歳の女性宅前に止まった。
女性は心臓を患っていた。この夜、女性は助けを求めて部屋の壁をたたいた。「コンコンコン」。その音に異変を察した隣部屋の主婦が通報し、女性は一命をとりとめた。
女性は以前にも発作を起こしたことがあった。助けを呼ぶときは、壁をたたいて知らせることが合図になっていた。仮設住宅の薄い壁が命綱なのだ。
「うまく隣人が気づいてくれてよかったが…」と自治会長の後藤嘉男さん(71)。いつも気になるのは入居者の様子。高齢の単身者十九人には特に気を配っているという。
県内一の被災者を抱える石巻市は、七千二百戸の仮設住宅の入居先を決める際、公平を期すため原則抽選とした。このため、同じ地域の住民がバラバラに分かれて入居。見知らぬ人が隣人になった。
「周りは田んぼ、何にもないべ」。市中心部から離れた桃生(ものう)町の仮設住宅で、一人暮らしの木村勝夫さん(70)がこぼす。町までの巡回バスは一日二便。五十一戸ある仮設住宅は空き部屋が多く、日中も人の気配がない。
木村さんは足が不自由で出歩けず、買い物はヘルパーに頼むが、調理に苦労する。昼すぎ、テーブルの上には卵かけご飯の残りと焼酎。三年前まで建築業をしていたが、今は生活保護に頼る。「マッチ箱に入れられたような生活。おかしくなる」とコップに焼酎をついだ。
同じ仮設住宅で一人で暮らす亀井洋さん(45)は震災後に職を失い、今年に入ってようやく、仙台港での荷揚げのアルバイトを紹介してもらった。日当は一万二百五十円だが、仕事があるときだけの臨時アルバイト。「少ないと月に五日程度、十日働けたらいい方。朝晩自炊して食べていくのがやっと。全く先が見えない」と話す。
四月半ば、市内の田んぼの中に立つ仮設住宅で、五十二歳の男性と知人の三十六歳の女性の遺体が見つかった。死後一~二週間。男性が先に病死し、女性が後で亡くなったとみられる。
「死」のニュースは、仮設住宅で暮らす被災者にとって人ごとではない。「ドキッとするんです」と万石浦の後藤さんは話す。昨年九月にも別の仮設住宅で一人暮らしの男性が刃物で腹を刺して命を絶っている。
炊き出しなどで被災者を支援するNPO法人「フェアトレード東北」の佐藤大知さん(26)は「仮設住宅の規模や場所によって支援の届き方に格差が出ている。市中心部から離れた仮設住宅には支援が行き届かず、孤立している人が点在している」と訴える。
(東京新聞)
今日は憲法記念日ということで、ジミントー、ミンナノトー、たちあがれ日本なるバカな極右政党どもが日本国憲法破壊を画策したとんでもない憲法改悪案を垂れ流している。
特に悪質なのはミンナノトー。完全に極右であることを証明した内容で、皇室を盾にして己らの野望を陰で行う姑息極まりない姿勢だ。護憲保守主義者として許せない内容だ。情けないのは東日本大震災の復興の遅れを日本国憲法のせいにするばか者の多さ。
2012年5月2日(水) しんぶん赤旗
改憲へ「行動起こす」
新憲法制定推進大会開く
衆参両院で憲法審査会が始動し、各党が改憲草案を相次いで発表するなか、改憲派の国会議員らでつくる「新憲法制定議員同盟」(中曽根康弘会長)は1日、国会内で「新しい憲法を制定する推進大会」を開きました。
採択された大会決議は、東日本大震災からの「復興の遅れの根本原因は現行憲法にある」と決め付け、憲法審査会の始動を「喜ぶ」とともに、改憲に向けた「行動を起こしていく」としています。
あいさつに立った自民党の谷垣禎一総裁は「自主憲法の制定は自民党の結党の原点だ」とし、天皇の元首化などを盛り込んだ同党の改憲草案を紹介。「憲法審査会のなかで各党と協力して議論を進めたい」と表明しました。中野寛成・民主党憲法調査会長は、同党幹事長室の要請にもとづき政権党を代表して出席したことを強調。「現実的に憲法改正を実現するプログラムをつくらないといけない段階だ」「具体的に憲法改正の第一歩を踏み出しているという前提で真剣に、静かに、しっかり進めていきたい」などと語りました。
公明党、みんなの党、たちあがれ日本も代表あいさつしました。
財界3団体の代表者も壇上に立ち、「憲法審査会が動きだしたことを産業界として歓迎している」(日本経団連)、「来年は、改正実現の何らかの目に見える成果がほしい」(日本商工会議所)などと改憲を迫りました。
おいおい、おバカもいい加減にしろといいたくなる。
ここに加わっているおバカどもについては次回の選挙で落選させてやらねばならない。この動きは国際法違反であることはいうまでもない。ここで、日本国憲法から反撃させてもらおう。
〔憲法の最高性と条約及び国際法規の遵守〕
第98条 この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
2項 日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。
〔憲法尊重擁護の義務〕
第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
第99条に新憲法制定議員同盟のメンバーは完全に違反している。
その段階でも、公職失格であると断言されるべきなのはいうまでもない。さらに、日本は国際法を尊重し擁護すべき義務がある。これでカルデロン一家不当強制送還事件が完全に国際法違反であるほか日本国憲法違反であることが鮮明になった。
このことをネウヨと称する人たちは理解しているのだろうか。今こそ、日本国憲法の理念が必要とされている時代はない。共存・共栄・共生の思想に私たちは回帰すべきなのである。
http://www.kyodo-center.jp/ugoki/kiji/sinkenpou-kaiin.htm
2012年07月08日
共生主義と孤立死
久々の共生主義に基づくコラムである。
「引きこもり」するオトナたち 【第102回】 2012年3月29日
池上正樹 [ジャーナリスト]
「孤独死」を他人事とは思えない! 引きこもる家族が直面する壮絶な生活苦
孤独な晩年を過ごした作家の永井荷風は、引きこもりがちだった自宅の畳の上で、ひっそり亡くなっているところを発見されたという。
永井は晩年、自宅を訪ねてくる人に「本人はいません」などと門前払いしていたというエピソードも残されているが、まさに、周囲が気づかないまま亡くなる「孤立死」の先駆者だったともいえる。
東京・立川市や横浜市、さいたま市、さらに最近では原発の旧避難準備区域だった福島県南相馬市でも、「孤立死」が相次いで見つかった。
しかし、永井のように孤独のまま放っておいてほしいという人もいる一方で、「死にたくない」「生活ができない」「どこに相談すればいいのかわからない」と、助けを求めている人たちの声は切実だ。
「孤独死」は自分と家族の未来か 40代、引きこもり男性の葛藤
「孤立死は、他人事とは思えない」
こう明かすのは、ある地方都市の実家で、両親と3人暮らしをしている40歳代のAさん。
一時、豊かな山の自然を切り開いて、宅地開発が進められたこの地域でも、いまは所々に空き家や空き地が広がる。駅前の商店街も歯が抜けたようにシャッター通りと化していて、かつての活気は見られない。
Aさんは大学を卒業後、都会で会社員生活を送っていた。ところが、遊んでいるわけでもないのに、勤務中にウトウトと眠くなる日々が続き、ついに体調を崩して退職。バブル崩壊後の雇用環境の悪化によって、その後の再就職もうまく行かず、やがてこの故郷の実家に戻った。
気づいてみたら、社会とのつながりもすべて喪失。以来、近隣の目が気になるようになり、10数年にわたって、引きこもり状態に陥っていた。
地方の町には、なかなか仕事がない。
この2ヵ月の間にも、Aさんはアルバイトの求人に3件応募した。
その中に、観光施設で飼育する動物の世話や清掃などを行うアルバイトがあった。
元々、動物の好きな優しいAさん。実家でもずっと動物を飼ってきて、いまも猫と一緒に暮らしている。
「年齢制限もなかったし。僕にとって、いちばんできそうな仕事だと思っていたんですけど…」
しかし、面接に行く前の書類選考で落とされた。
「これでダメだったら、もうキツイのかなって…」
他の2件については、不採用の返事すら来なかった。
「このままでは、家族と共倒れになる。そうなると、テレビでよくやっている“孤立死”が、現実に僕の家族の未来の姿に重なって見えてきて、何とかしなきゃいけないって、ますますあせるんです」
一家の収入は母の年金8万のみ そして今、キャッシング地獄へ…
家庭の収入は現在、唯一、母親の年金のみで、月に8万円ほどだ。
しかし、母親は、3枚のクレジットカードからのキャッシングの返済のため、ここ何日も、次のカードの支払いに追われている状態。支払日に払えなければ、どんどん利子が増えるだけでなく、カード会社の信用情報も悪くなる。
Aさんの母親は、こう説明する。
「2年くらい前までは、キャッシングの限度額が3枚とも数十万円ずつありました。枠いっぱいに借りれば、3枚で百数十万円借りられたのです。ところが、貸金法の改正によって、融資の限度額が年間収入の3分の1までに制限がついたんです」
父親はすでに、カードで事故を起こし、借りられない状態にあった。
大手企業に勤めていた父親は、退職金を先物取引に注ぎ込んだあげく、多大な借金を背負いこんでしまったのだという。
Aさんの一家は、数年前まで暮らしていた自宅の土地を売却。そのときの貯金を切り崩して、生活してきた。つまり、カードでキャッシングすることもなかったのである。
ところが、生きていくために必要な生活費が二進も三進もいかなくなり始めたのは、2011年に入ってからのこと。
「カードを使い始めたときは、カード会社も把握できなかったのか、限度額を超えて借りてしまったんです。その後、限度額を超えているとのお知らせが次々に来て、一斉に融資可能額がゼロになってしまいました。いまは、3枚のリボ払い分を返済するだけで、ひいひい状態です。私は国民年金なので、年収はせいぜい90万円。そこから容赦なく健康保険や介護保険料、光熱費なども取られて…。私も、もうくたびれました」
現在、現金は家にまったくない。食料や生活のための最低限の買い物は、カードが使える店でショッピング。綱渡りのような生活を続けている。
それでも、母親は息子をこう思いやる。
「家を出て、当面の生活ができるようになるまで、どうしたらいいのか。どなたかに現状を知ってもらわないと、不安で仕方がないんだと思います。お金を工面してくれとか、そういうことではないんです。私にも息子にも、そんな気持ちは一切ないんです。でも、どなたに相談すればいいのか…」
苦労をかけた母親のために自立したい そんな気持ちを裏切る「40歳の壁」
すでに40歳を超えるAさんの場合、国が定める支援のセーフティーネットから外れている。
近くの公的機関のサポートセンターにも相談に行った。
「いちばんの悩みは、お金がないことなんです」
Aさんが、自立するためのノウハウをそう聞くと、
「それは仕事を見つけて、働かないと、ダメですね」
と返され、ああ、言わなければ良かったと思った。
「そこまでしか行かない電車みたいなものだ」
終着駅から先は元々、線路がないんだから、仕方がないと、Aさんは自分の中で処理している。
「うちが経済的に破たんしてしまったのは、僕と父親のせいなんです」
と、Aさんはいう。
「母は一生懸命、生活費をやりくりして、家を守ってきました。それを僕と父が食いつぶしてきてしまったんです」
Aさんが都会へ仕事を探しに行きたくても、その交通費さえままならない。
「僕が家を出るだけでも、相当な生活費が浮きます。そういうやり方しか、いまの僕にはできない。それに、僕自身、物心ついたころから、父親を『父親』だと思ったことは一度もありません。そういう意味でも、一緒に暮らしていれば、気持ちもすさんでいきます」
家族3人は現在、古ぼけた民家を借りている。Aさんは、その家の3畳間に暮らしている。
この地域では、近所付き合いがほとんどない。隣の住宅まで適度に離れている。
「家の中にまったく逃げ場がありません。僕も、事件の被疑者になるのではと思ったことが何度もあるんです」
だから、Aさんは狭くても1人で生活できるような住居を探しているという。
「精神的にも相当参っています。でも、家の中で、そういう話をするわけにもいかない。お金がないという話をこうやって外部にお話しするのも、家族は嫌がるんです」
相談できるのは遠くの他人だけ さらなる孤立にあせる当事者たち
ここまで追いつめられている状況で、この期に及んでもなお、恥ずかしがるのは、別にAさんの家族だけの話ではない。
地方へ行くほど、「家の恥」だと思い込んで隠し続ける。困ったことがあっても、なかなか周囲に「助けて」と言えない。わざわざ知らない町へ出かけていって見知らぬ相手に相談したり、遠い町の相談機関に電話したりすることは、日本ではよくあることだ。
「うちには固定電話がない。クレジットカードが止められたら、携帯もつながらなくなり、池上さんとも連絡がとれなくなる。携帯がなくなってしまうと、周囲からますます孤立する。だから、あせっているんです」
生活保護を申請しようにも、年金暮らしの親と同居している限り、難しいらしい。Aさんが独立して、住所がなければ、申請することができないというのである。
このように、長期にわたる引きこもり状態によって、これからどのように生活していけばいいのか。途方に暮れているのは、Aさんの家族だけではない。
前回の連載でも触れたように、制度の谷間にこぼれ落ちた人たちのセーフティーネットをどう構築していくべきなのか。本当に助けを求めている弱者に、余裕のある人たちが、いかに手を差し伸べたり、支えたりできるかどうかが、いま問われている。
全国で相次いでいる孤立死・孤独死はこの構造と重なっているのではないか。
今年2月20日昼過ぎ、さいたま市北区のアパート1階の部屋で死後2ヶ月ほどして発見された一家のケースを取り上げる。当事者は以下の通りである。
父親 64歳 1947年6月、青森県西目屋村出身。父が早くに亡くなったため、中学を卒業するまで母の手で育てられ、卒業後は二つ上の兄(67歳)と同じく、弘前市内の職業訓練校で左官技術を学んだ。その後は兄の後を追うように秋田県大館市に移り、兄弟そろって弘前出身の親方のもとに身を寄せ、住み込みの左官職人として働き始めたという。1992年に左官職人をやめ、長男と一緒に内装工事会社に就職していた。
弟弟子(60歳)の証言によると父親はパチンコにはまっていたほか青森まで競輪に行っていたと言う。その金額はかなりのものであったとの事。大館市中心部の住宅街にある木造平屋の一軒家で暮らしていたが1998年か1999年頃に妻の父親と家や土地を巡っての揉め事の裁判で家を取られた。10年秋ごろ、体を壊して仕事ができなくなったため生活苦に陥った。 社長は男性からと聞いたことがある。その1、2年後の2000年暮れ、父子は退職、兄の知人の紹介で就職先を見つけたものの体を壊して退職。
母親 63歳。幼なじみの男性(62歳)「おとなしく、遠慮がち。自分から話すタイプじゃない」。元自宅の向かいにある妻の実家は地主の資産家だったが、結婚に反対だった妻の父親と、一家は折り合いが悪く疎遠だった。父親とはその後、一家の自宅や土地の所有権を巡って裁判になった。裁判との関係は不明だが、一家は数千万円の借金があったという。
長男 39歳、高校卒業後、就職先をすぐにやめ父親と同じ内装会社に勤務していたが01年2月に「借金取立てでいられなくなって東京方面に向かう」として内装会社を辞めた。埼玉に引っ越してきてからも、一家は周囲の人とは一切交わらず、あいさつを交わす仲だったのは、同じ階に住んでいた主婦だけだという。
男性社長(62歳)によると、父子とも仕事ぶりはまじめで腕も良かったが、男性は忘年会などには参加せず、職人の間で孤立して見えた。体格のよい長男はおとなしく、父親の言葉に従順だった。父親は現場で長男をそばから離そうとしなかった。社長は「(長男を)独り立ちさせるため、『息子と離れて仕事しろ』と言った事がある。でも最後まで離さなかった」と振り返る。
2008年か2009年の夏に長男が母親の実家を訪ねた。髪は乱れ、何日も風呂に入っていない様子だった。玄関先で祖母に「向こうではもう暮らせない。大館で働きたいんだけども」と告げたが、祖母は父親の元で働くよう諭して帰した。
さあ、片山自称国会議員よ、この一家の親族にあんたはなんと言うのかね?
しかも、家賃、水道、ガス、電気と次々に滞納し、昨年末にはガスと電気が止められていた段階で怪しいとみんな思うのではないか。申請したくてもできない「死の効率」に基づく呆れた行政がまかり通ったではないか。
こんな呆れたケースがある。
【生活保護を受けられず、死に至った例】
◆京都・母親殺害事件(’06年2月)
認知症の母(86歳)の介護と貧困に追い詰められた無職の男性(54歳)が心中を図り、母親を殺害。男性は行政に相談していたが、生活保護について十分な説明を受けていなかった。
◆北九州・門司区餓死事件(’06年5月)
市営住宅に住む障害者の男性(56歳)が、役所に生活保護の申請書を交付してもらえず餓死。前年にはライフラインが止められており、栄養失調で病院に搬送されていた。
◆秋田・練炭自殺事件(’06年7月)
強い睡眠障害で働けず車上生活を送っていた男性(37歳)が2回生活保護を申請するも却下。「俺が犠牲になって福祉をよくしたい」と市役所の駐車場に停めた車中で練炭自殺。
◆北九州・「おにぎり食べたい」餓死事件(’07年7月)
生活保護を打ち切られた元タクシー運転手(52歳)が直後に餓死。「(辞退届を)書かされ、印まで押させ、自立指導したんか」「おにぎり食べたい」などと日記に書き残していた。
◆北九州・男性孤立死事件(’09年6月)
生活保護の相談に訪れた無職男性(39歳)に対して、福祉事務所が「健康状態は良好」と判断し仕事探しをするよう説得。申請できなかった男性はその後に孤立死した。
◆札幌・姉妹孤立死事件(’12年1月)
失業中の姉(42歳)と知的障害のある妹(40歳)がガスも電気も止められたマンションの一室で病死・凍死。姉は3度も生活保護の相談に行っていたが、申請ができなかった。
いずれもきちんと正規雇用させるか、生活保護の対象にすべきなのは言うまでもない。
それをしないで個々の自助努力にゆだねるとは行政の恐ろしさは話にならない。まずは異常な非正規雇用を厳しく正すことを優先すべきだろう。彼らは自助努力の末に生活保護にたどり着いたに過ぎない。北九州市の場合は悪質度が極めて高い。
秋田のケースも殺人示唆罪とも言われかねないような事だ。それでいいのだろうか。私には疑問が残る事ばかりである(誰か無知な私に教えてほしいほどだ)。
この記事へのコメント
本当に悲惨ですね…、貧困と多重債務…、申告な問題ではありますが、まずは弁護士や行政書士に相談することを第一にしなければ、再スタートがきれませんね…。多重債務は、放置すればする程、事態が悪化し最悪、自身を自死に追い込んでしまいます。まずは、専門家に相談し、法的整理(自己破産や任意整理、民事再生手続きなど)をして、まず身軽にするべきですね。弁護士報酬は、法律扶助制度がありますので、弁護士に相談すれば心配はありません。
片山さつきは、鬼畜です。
日本国憲法第2 5条を行政は遵守しなければいけない。
Posted by 青い鳥 at 2012年07月16日 16:11
2012年12月16日
セルフネグレストを生み出すもの
セルフネグレスト=自分の身は自分で始末するとし生活保護を受けず、行政の支援を拒否して最終孤独死になってしまう人。
まず、しんぶん赤旗より二つ引用する。
あまり望ましくはないが、適したものはなかったのが残念だ。
2012年5月18日(金)
札幌姉妹孤立死 生活保護申請権を侵害
再発防止へ調査団が提言
札幌市白石区の姉妹孤立死事件を現地調査していた全国「餓死」「孤立死」問題調査団は17日、3日間の調査を終え、餓死や孤立死の根絶のための「提言」を発表しました。
調査団は白石区役所で、孤立死した姉妹の生活保護申請時の相談状況を調査、同区などの保護受給者12人からも聞き取りました。
同保健福祉部への調査で区側は、申請を受け付けなかったのは「申請意思を示さなかったから」との回答に終始。調査団は、区側が姉に「懸命な求職」を求めていたことも示し、「誤った教示で保護要件を欠くと誤信させ、申請を断念させたもので、申請権侵害は明らか」としました。
調査後まとめた提言では、「生活保護制度の利用によって、経済的な生活の基盤が確保されていれば最悪の事態は防げた可能性が高い」とし、事件の根絶のために違法な申請権侵害を認め、生活保護を必要とする人が漏れなく受けられること、ライフライン業者などとの連携強化、ケースワーカー職員の十分な配置と専門性の向上―など5点を強く求めました。
調査を終えて、団長の井上英夫金沢大学教授は「25年前にも同様の事件があり、白石区では根深い問題がベースにあって、事件はそれを象徴するもの。保護費の財源の問題など国の問題も構造的にある」と述べました。
悲劇を繰り返すな 札幌で党市議団が懇談会
2012年02月03日 「しんぶん赤旗」より
日本共産党札幌市議団(井上ひさ子団長)は1日、市民ホールで市政懇談会を開き、第1回定例議会(14日から3月28日)に向けて各界の代表らと意見交換しました。
井上団長のほか、宮川潤、坂本恭子、伊藤理智子、小形香織の各市議が参加しました。
宮川市議団幹事長は、札幌市が1月31日に発表した2012年度予算案の特徴を説明。特養ホームや保育所の増設など前進面はあるものの、市民の命とくらしを守る点では不十分と問題点を指摘しました。
宮川氏は、1月20日に発見された、市内白石区の姉妹が行政の支援を受けられずに孤立死した事件について「食糧が尽きた姉妹が3回目の相談に行ったが、区役所は『生活保護の申請をしますか』と確認せず、非常食入りの缶を手渡しただけ」と報告。姉妹が渡されたというパン入りの缶を示しながら「そういう(冷たい)市政を正す議会審議をしていきたい」と厳しい表情で詰りました。
参加者からは「高齢者の生活を守る市政を望む。議会の論戦に注目したい」という意見や、市政への質問が次々と出されました。
市議団は、21日(午後2時30分ころ)に行われる代表質問=伊藤議員=や特別委員会の傍聴を呼びかけました。
懇談会には、田中啓介西区くらし・福祉対策委員長、吉岡ひろ子清田区市政相談室長、紙谷恭平南区雇用・くらし対策委員長も参加しました。
本来、こうしたことを取り上げねばならないのは産経新聞であり読売新聞ではないか。
愛国心を強調するなら、弱者への思いやりがあってしかるべきだ。それを踏みにじるとは言語道断としか思えないのだ。
こうした行政への不信感がセルフネグレストという、なんともやるせない事態を生み出すのである。信頼出来る行政は信頼出来る政治というべきものだ。今の政治ごっこではそれは期待できまい。
2013年02月12日
誰も賛同しないマイナンバー制度という名前の管理社会
マイナンバー ネットでは高支持?
R25.jp 2013年02月07日13時00分
税や社会保障に関する情報を一元化するために、国民一人ひとりに個別の番号を割り振る「マイナンバー制度」。昨年、野田内閣は同制度導入に必要な「マイナンバー法案」を国会に提出し、協議が進められていたが、年末の解散総選挙によって廃案になっていた。そんななか、政府・自民党が「マイナンバー法案」を来月にも国会に提出する見込みであると、NHKが報じた。法案は野田内閣のものとほぼ同じ内容で、成立に向け、民主党や公明党に協力を呼びかけているという。
これまで、国民を「マイナンバー」という“番号”で管理すること対して、様々な議論が重ねられてきたが、今回の法案提出で、いよいよ制度化に現実味が帯びてきたという状況だ。実際に“番号”で管理される側のネット住民たちはどんな印象を抱いているのだろうか。2ちゃんねるの「国民一人一人に番号を割りふる『共通番号制度(いわゆるマイナンバー)』、来月にも提出へ」というスレッドでは、こんな意見が寄せられている。
「真っ当に生活している人には便利になって良いと思う
反対してる人は後ろめたい部分があるんだろうね」
「(上記意見に対し)そういうあんたみたいのが犯罪に巻き込まれる可能性が高まるね
セキュリティの問題がどうしても残るからね」
「一元管理するとクラッカー(編集部注:悪意を持ってハッキングをする人のこと)がやりたい放題になるので情報は分散しといたほうが良い」
「一番のメリットは管理コストを低減することができるかもしれないこと。
デメリットは導入費用が高くなり低減分をペイできないかもしれないこと。
要するに試算を出してみるまでわからない」
「いいんじゃね?
社会保障ということで、
●病歴(健康保険分野)
●逮捕歴(社会安全保障分野)
●職歴も(雇用分野)
も確実に、記録対象に入るだろうし。
分かりやすくていいよ」
「税の徴収が主目的なんだが
反対してる奴は脱税でもやってんのか」
「ナマポの不正受給
ナマポの親族の所得の把握
良いことずくめ」(編集部注:ナマポ=生活保護のこと)
情報漏えい、改ざんなどの、セキュリティの部分を心配する声はあったが、おおむね賛成意見が多かった。また、たとえば脱税や生活保護の不正受給などといった不正行為を防止できるのではないかとの意見もあった。
ちなみに、2012年2月にYahoo!みんなの政治で実施された、マイナンバー法案の賛否に関するアンケート調査では、総投票数1996票のうち58%(1160票)が賛成、37%(737票)が反対、残りの5%(99票)が「わからない」という結果となっている。ここでもやはりマイナンバー導入に賛成するネット住民が多かった。
未知の制度ということで、いろいろな不安を感じている人も少なくないが、導入することのメリットもそれなりに理解されている模様。制度導入に向けての下地はできつつあるようだ。
(R25編集部)
私はこの制度に前から反対してきた。
理由は不正が暴かれることなどそんなくだらないことではない。国立市の正統市長であられる関口博氏はジミントーなどからの妨害されていない時代に住基ネットからの切断という勇断を継続した。当時のホームページから引用する。
住基ネットは高コスト
住基ネットを接続したら、初期投資に約5000万円、また5年毎のシステム入れ替え時にも約5000万円がかかります。また、毎年1300-2000万円の管理保守費用がかかり、費用対効果として高コスト体質のシステムです。
未だに住基カードの発行数も住基人口の3%程度に留まっています。コンビニでの住民票取得は、一枚あたり6000円近い税金を投入さらに、「コンビニで住民票取得」がメリットとして最近言われますが、例えば座間市の場合、
初期費用6875万円、年維持費用580万円がかかります。
一年1000人程度の利用が見込まれ、住民票一枚あたりの経費は5920円と計算されています。住民票一枚に約6000円もの税金が投入されるシステムの導入は大変な問題ではないでしょうか。
住基ネットに自治体が感じる負担感と費用対効果
愛知県下59自治体への住基ネットに関するアンケートでは、
「業務効率化されたか」→
「さほど効率化されているとは言えない」64.1%、
「逆に非効率になった」7.7%
「費用対効果は」→
「ほとんど変わらない」24.1%、
「逆に税金の支出は増えている」55.2%
という結果でした。
効率化が見えない自治体が7割強で、税金支出が増えた自治体が過半数です。セキュリティと漏えいコスト住基ネットは36条2項(*注)で市区町長に漏えいの防止等が義務づけられており、確実な安全を首長としては確保しなくてはなりません。
住基ネットですらも役立たずなのに、マイナンバー制度を導入すればもっと機能しない。
問題はそのまま引きずることを意味するのだ。さらにこれで儲かるのは日立だの日本IBMだの、富士通だののIT大手だけ。それでいいのだろうか。
私は何度も繰り返す。マイナンバー制度に断固反対する。住基ネットですらも日本国憲法違反であることは明らかなのに二重の違憲を犯すのでは国としての機能は不全だ。
国は「生活保護には金がかかる」という。
確かにそうだ。だが、きちんと考えてほしい、たとえば今は査察官がいる。その査察官や事情聞き取りを行う人などを使えば生活保護を受ける期間はある程度減らせる可能性もある。
生活保護を受けている人たちの中にはやむを得ず受けている人が多い。そういう人を何でもかんでも一律に厳しく見るのはいかがなものである。また、生活保護の法人版というべき法人税の現在の話を政府は持ち上げているがこれは以ての外だ。
むしろ1984年レベルに戻し、金融取引税・富裕税・環境税・派遣労働税を導入すべきなのがまっとうな市民の声であることを自覚すべきだ。
2013年8月1日より、日々格闘記はGoogleという新たな世界に打って出ます。なお、熊本大震災・東日本大震災・鳥取大震災の被災者の方々にお見舞いの言葉を、亡くなられた方々には冥福を祈ります。拙ブログは社会的マイノリティとともに歩むブログです。よってレイシズム(極右・極左)及び優生学及びエコテロリズムなどの反人道的な行為や思想を許しません。
2013年8月31日土曜日
2013年8月29日木曜日
このままでは命の崇高さが壊される
インターネットのわいせつ図画には目を背けるものがある。
正当性のおおよそないわいせつな図画が海外経由で流される。そんなことはあっていいのだろうか。
だが、私は児童ポルノの単純所持禁止には反対している。それには理由があり、ポルノそのものが貧困ビジネスであることを知っているからで、その貧困問題を政治がどう解決するかが問われているのである。
2011年11月20日
日本ユニセフ協会・この歪んだ組織に
日本ユニセフ協会 国連機関ではない。政・官・報と癒着 知られざる〝裏の顔〟「被災者に渡らない募金」が暴かれた 週間ポスト
http://www.asyura2.com/11/senkyo111/msg/365.html
2011年4月4日発売
小学館
日本ユニセフ協会(国連機関ではない。政・官・報との癒着──知られざる〝裏の顔〟)「被災者に渡らない募金」が暴かれた
───
「被災者を助けたい」との思いから全国で募金活動が行なわれている。それは、世界から称賛された「日本人の助け合い精神」の一場面でもある。
しかし、その浄財を巡って怒りの声が上がった。
批判の対象は、日本ユニセフ協会(日ユニ)が呼びかける「東日本大震災緊急事金」だ。募金額はすでに約7億円にのぼる──。
───
「これでは〝ユ偽フ〟だ」
問題の発端は、日ユニが震災発生3日後(3月14日)にHP上で「1億円の緊急支援」を告知したことにある。その告知には、以下の「但し書き」があった。
〈必要な資金を上回るご協カをいただいた場合、ユニセフが実施する他国・地域での紛争・自然災害などによる緊急・復興支援に活用させていただくことがあります〉
募金が被災者に渡らないと気づいた募金者から、次のような声が上がるのは当然だった。
「俺の募金はアフリカに行ってしまうのか」
「これでは〝ユ偽フ〟じゃないか」
批判が殺到した日ユニは、24日にHP上で「東日本大震災の募金は、通常の募金とは別の口座で管理しています」と掲載し、[全額を被災者に渡す」と釈明した。
方針転換の理由を日ユニ広報室はこう説明する。
「ユニセフ(国連児童基金)は開発途上国の子供たちへの支援を目的としており、日本への支援は64年で終了しました。しかし、震災後にユニセフが日本支援を決めたので、募金の全額をお渡しできるようになった」
当初から「大震災支援」を謳いながら、破災者に募金を渡すことを表明したのは10日後だったのである。
世界の子供たちへの支援が悪いわけではない。それが日ユニの目的である以上、日本の子供たちが対象とならないことにも問題はない。だが、被災者に届かないのであれば、「東日本大震災の緊急募金」などやるべきではない。10日間にわたって、被災者支援を口実に募金を掻き集めていたと見られても仕方ないだろう。
同様の問題は、95年に発生した阪神大喪炎や、05年の福岡県西方沖地震の際にも起きていた。多くの企業やボランティア団体が集めた募金を日ユニに寄託したが、その浄財の一部は披災者には届いていなかった。
たとえば、「楽天銀行」は過去に自社で行なった社会貢献活動を公開しているが、そこには「福岡県西方沖地震」義援金124万円)の最終寄付先として「日本ユニセフ協会」とある。
阪神大寅災の時に募金活動を展開した兵庫県内のボランテケア団体代表者もこう証言する。
「私たちの団体は毎年、日ユニと日本赤十字に募金を寄託してきました。当時の帳簿が残っていないので金額はわかりませんが、この時のお金も使途も含めて日ユニさんにお任せした」
日ユニは「阪神や福岡の時は私たちが呼びかけたわけではない」(広報室)と、〝勝手に寄託してきた〟という立場を強調した。
しかし今回ばかりは、日ユニ自身が呼びかけた募金ということもあって「多くの方にご不信を抱かせたことは申し訳なぐ思います」(同前)と平身低頭だ。ただし、それで一件落着というわけにはいかない。
20年間で募金額は8倍に
日ユニは「国連ユニセフの活動む支援することを目的とした財川法人」であり、ユニセフ本部直轄の駐日代表部は別に存在する。「ユニセフ」という名称を含むことから、ユニセフの「日本友部」と思われがちだが、国連機関ではない。しかし、多くの国民や篤志家、そして日ユニに寄託するボランティア団体でさえも「国連組織」と誤解し、日ユニもそれを周知させていない点に、今回の騒動の根がある。
国連の冠を掲げて募金を集める日ユニは「超金満団体」でもある。 日ユニはユニセフと協力協定を結んでいるが、協定には「集めた募金の最大25%までが運営経費として認められる」とある。
09年度の収支計算書によると、事業活動収入は約190億円。うち90%以上が募金収入だ。支出はユニセフ本部への拠出金が約163億円(業務分担金約11億円を含む)。つまり、約27億円が日ユニの〝利益〟である。公益法人と認められているため、法人税はかからない。
では、その大金を何に使っているのか。内訳は募金活動事業費(約14億5000万円)、啓発宣伝事業資(約5億円)、管理費(約3億円)など。職員わずか36名の団体が募金を右から左に動かすだけで、30億円近い活動費を使うことには違和感もある。職員の給与は「地方公務員並み」(日ユニ広報室)というから人件費だけでは数億円だろう。
金満経営が槍玉に拳がったこともある。日ユニが01年に東京・高輪時地上5階地下4階、延べ床面積1100坪の本部ゼル(ユニセフハウス)を建設した時、25億円の建設費用は日ユニの活動余剰金が充てられたが、「その金で何人の子供たちを助けられるのか」と批判が巻き起こった。
90年代初めには日ユ二に集まる募金額は年間20億円程度だった。20年間でそれを8倍に増やした「功労者」とされ右のが東郷良尚・副会長である。元日本航空社員で、東郷平八郎の遠縁にあたる。退職後に日ユニの専務理事に就任。遺産の寄付控除を政府に積極的に働きかけたほか、ダイレクトメール(DM)による寄付呼びかけなど、「効果的な募金システム作り」を掲げ、〝収益拡大〟に結びつけた。
だが、このDMキャンペーンにも「同一人物に何通も届く」「募金者が亡くなった後も延々と送られてくる」といった苦情が相次ぎ、「協賛企業の顧客リストを流用している」「募金で名簿を買い集めている」との疑惑が取り沙汰された。
(写真)高給住宅街の東京・高輪にあるユニセフハウス
大マスコミとの〝共存共栄や〟
しかしながら、そうした日ユニの「裏の顔」は、ほとんど報じられない。日ユニが数多くの大マスコミ幹部を役員に迎え入れていることと無関係とはいえないだろう。秋山耿太郎・朝日新聞社長、朝比奈豊・毎日新聞社長ら、全国紙のトップが評議員に名を連ねる。
日ユニの役員は常勤の専務理事以外は無給だが、大マスコミの旨味は大きい。
日ユニは大新聞に頻繁に広告を掲載し、新聞社が主催するイベントを協賛する形でサポートしている。
反対に、ハイチやスマナラの大地震など、海外で大災害が発生すると大マスコミは自社媒体で募金を呼びかけ、集めた金を日ユニに寄託する。それが広告や協賛金として戻ってぐる構図は、まさに持ちつ持たれつの関係といえる。
霞が関から文部省や郵政省の次官経験者らを理事に招聘しているほか、芸能人の抱き込みにも力を入れている。特に有名なのが、「日本ユニセフ協会大便」として講演活動で東奔西走するアグネス・チャンだ(なお、「ユニセフ親善大便」として知られる黒柳徹子は、国連機関であるユニセフ本部から任命を受けている)。
「日ユニとしての活動はほとんどノーギャラ(年俸1㌦)ですが、〝大使〟の肩書きで講演などの依頼が増える。この種の講演料は一般的に1回80万~100万円といわれます。ここ20年近く日ユニ関連以外の活動が目立たない彼女が、テレピなどで豪邸生活を自慢できるのも、大便の肩書きと無関係とはいえません」(アグネスに近い芸能関係者) 彼女は先述の〝疑惑の10日間〟に、自ら1000万円の募金をした上で、日ユニのHPで支援を呼びかけた。13年間も大便を務めている彼女が、「日ユニへの募金が国内の被災地には届かない」ことを知らなかったはずはない。「被災者のために」と募金を呼びかけたことはミスリーディングといわざるを得ない。
大マスコミと並んで見逃せないのが、日ユニの政界との密接な関係である。
もともと、日ユニの活動を主導したのは、橋本龍太郎・元首相の母、橋本正(まさ)氏(日ユニ元専務理事)だった。
「正さんが 〝募金がなかなか集まらない〟と龍太郎氏に訴えたことがきっかけで、龍太郎氏は『ユニセフ議連』を設立した。日ユニに賛同する企業から献金を集めていたため、日ユニは〝橋龍利権〟と呼ばれた」(政界関係者)
だが、龍太郎氏と正氏をよく知る元秘書に聞くと「それは違う」と反論する。
「正さんが専務理事の時代は、日ユニの活動は慎ましいものだった。しかし、東郷さんが入ってきてからビジネス化した。東郷さんが運転手付きの車を使っているのを知った龍太郎先生は、生前に〝母がやりたかった活動と全然違うものになってしまった〟と、一度ならず嘆いていた」
現在の議連会長は谷垣禎一。自民党総裁で、公明党の坂口力氏、民主党の小宮山洋子氏ら与野党の政治家が幹部に名を連ねを前出の政界関係者がいう。
「政治家がユニセフ議連に参加するメリットは、まずはイメージアップ。また、日ユニには多くの大企業や新聞社が協賛しているから、票やカネを持つ企業との接点にもなる。
近年は特に野田聖子・元消費者相との関係が深い。野田氏が会長を務めるNPO法人の理事を東郷氏やアグネスが務めている。かつて岐阜県庁の裏金問題(06年)で、一部が日ユニの献金に流れていたことが判明したが、これも岐阜県政に強い影響力を持つ野田氏との繋がりがあるのではないかと囁かれた」
裏金の件は推測の域を出ないが、野田氏のライフワークである「児童ポルノ規制」でアグネスが広告塔を務めることも、日ユニ人脈の深い関係をうかがわせる。
協会の設立主旨や目的は立派だが、募金の集め方と使われ方には、もう少し疑惑をもたれないための改革が必要ではないか。そうでなければ、「美しすぎる宣伝文句」や「煌びやかすぎるメンバー」は、かえってうさん臭さを感上させてしまうだろう。
私は以前から児童ポルノ規制に関して日本ユニセフ協会を厳しく批判してきた。
だが、全く懲りていないのがこの連中だ。そもそも、児童ポルノと言う木を見ていて、発生源そのものであるセックスビジネス、さらには貧困社会そのものに日本ユニセフ協会は批判の声を上げるべきなのに、政治家と癒着しているのだからおぞましい。
日本ユニセフ協会ボイコット運動宣言(小野哲)
2010/11/30 08:10
今まで私はアグネス・チャンを目先の問題に溺れて真の問題を見逃す輩と指摘して批判してきた。
しかし、日本ユニセフ協会が一体化して児童ポルノの規制という美名の思想弾圧に加わった上、批判を圧力で封じ込める権力犯罪を犯したならば、もう容赦しない。今回、日本ユニセフ協会をボイコットする事をここに宣言する。
残念だが、彼らに支援する企業にも日本ユニセフ協会と絶縁するまで、購入を控える事を勧めよう。
事実上のスポンサー企業
アイエヌジー生命保険、明石被服興業(富士ヨット学生服)、イオン、イオンモール、イケア・ジャパン、伊藤ハム、インプレスジャパン、フジテレビジョン(FSNグループ全体)、王子ネピア、オムロンヘルスケア、キャドバリー・ジャパン、GUCCI、B-Rサーティワンアイスクリーム、サラヤ、JCB、シュガーレディ、スターウッド ホテル &リゾート、スタージュエリー、住友生命、ソニー、ダノンウォーターズオブジャパン、日本航空、日本製粉、白元、P&G、日比谷 松本楼、VJA(VISAカード日本協会)、本田技研工業、三井住友銀行、三ツ星ベルト、モンブラン、ゆうちょ銀行、ライオン、リクルート
この犯罪は今年8月に名古屋のケーキバイキングを網羅した情報サイト「名古屋ケーキバイキング・アラモード(http://my.reset.jp/~yuhto-ishikawa/viking/)」を運営するアラモード北原氏に対して行われた。訴訟のきっかけになったのは、サイト内の「日本ユニセフ協会 及びTAP PROJECTには応じないで下さい」というページ。以前よりマンガやアニメの規制を呼びかけたり、寄付金の中の経費の多さなどに疑問を持っていた氏が、TAP PROJECTへの疑問から、抗議のメールを送信し、その顛末をサイトで公開した。これに対し8月、協会は東京地裁にページの削除と100万円の損害賠償を求めてきたのである。
北原氏はなくなく謝罪を押し付けられた上、批判文を消す羽目になった。こんな犯罪を許しているのでは、本田技研工業の創業者である故本田宗一郎氏がソニーの故井深大・故盛田昭夫氏共々あの世で嘆いているのではないか。今の日本ユニセフ協会は政治団体そのものに成り下がった。一般人を相手にした"恫喝"? 日本ユニセフ協会批判サイトが訴えられた!2010年09月04日11時00分 / 提供:日刊サイゾー(取材・文=昼間たかし) では、政治団体と成り下がった日本ユニセフ協会にはどうすればいいのか。
女優の黒柳徹子氏に募金を託すしかない。彼女はユニセフ親善大使であり、受けた募金は全てユニセフ本体に回しているそうだ。そんな彼女を商業左翼の田中康夫は誹謗中傷してきた。こういう愚か者がいるから、日本ユニセフ協会の不自然な運営にメスが入らない。
間違った思想には毅然と拒絶しなければ、歪みはそのままで突っ走る。
みずほ銀行六本木支店普通 1546555
ユニセフ親善大使黒柳徹子
郵便局からも振り込み出来ます。
郵便口座 00130-5-8060
ユニセフ親善大使黒柳徹子
そこで、私から以下の提案を行う。
*理事長に不破哲三、西部邁を副理事長、橋本大二郎・前高知県知事、秋葉忠敏広島市長、香山リカ各氏を理事に抜擢。
*国際法に精通した弁護士を一気に入れて、今までの児童ポルノ問題への取り組みを再検証する。
*不透明な資金の流れにメスを入れる。
*アグネス・チャンとの関係を完全に断絶する。講演会活動などで資金が流れている疑いがあり、第三者による厳密な捜査の結果、場合によっては起訴も辞さない。
*イオン、ソニーなどの余剰人員を転籍させ、日本ユニセフ協会の本部を東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス(建設費用25億円 3,702平方M)から売却移転させる。移転先は後述する。
*評議員を50人から25人に大幅削減。政治家・天下り関係者は就任を認めず、評議員は日本ユニセフ協会の職員および外部からの選挙で選抜する。
*本部を東京都港区から茨城県筑西市の旧下館サティ跡地に建物ごと移転する。購入費用は2億円程度。同ビル床面積25680平方メートルなので、地元の筑西市に市役所の昨日の一部を、栃木県のかましんに店舗を移転してもらうことで、テナント費用が得られる。
ちなみに移動費は下館駅前からなので、JR水戸線で小山(1,620円)、JR東北本線・上野行で大宮を経由して新幹線で2500円にて東京に到着する。守谷経由つくばエクスプレスなら2170円だ。差額の22億円は恵まれない子供たちに寄付すべきである。
*日本ユニセフ協会の会員費用を一口5000円から10000円に値上げする。
*評議員は一般会員およびそれに準じた会員、サポーターにより投票して選抜する。そこから会長・議長を投票で決める。
*児童ポルノ問題から全面撤退し、セックスビジネス規制および派遣・請負問題に真剣に向き合うこと。貧困問題が児童ポルノに繋がるのはアメリカから明らかだ。
これらの提案が受け入れられない限り、日本ユニセフ協会は信頼を勝ち取ることは到底難しいと断言せざるを得ない。
私は今後、チャン女史については出演したテレビ番組に抗議するメールを出すと断言する。木を見て森を見ないのでは児童ポルノの悪夢は絶対になくならないのだ。なお、児童ポルノ問題については近々コラムにさせていただくので今回は伏せておきたい。
2012年01月01日
貧困社会は日本の未来すらも奪い去る
35歳過ぎると結婚はほぼ不可能 できたのは「男性で3% 女性で2%」
J-Castニュース 2011年12月30日
「35歳過ぎて結婚できた男性はわずか3%」。2010年の国勢調査でこんな衝撃的な結果が出た。ネット上では「身を持って感じている俺…」「昔ほど結婚生活にメリットがなくなっているんだから当然」など、さまざまな意見が飛び交っているが、なぜこうも「結婚できない(しない)大人」が増えてしまったのか。
「みんな自分の相場が分かっていない」
2010年の国勢調査によると、2005年に35~39歳だった男性の未婚率は30.9%、5年後、40~44歳になったときの未婚率は27.9%で、未婚男性の9.7%しか結婚に至らなかった。5年間で「3%」でしかないということになる。
女性も同様で、05年に35~39歳だった人の5年後の結婚率は、未婚女性の10.8%、2%しかゴールインできなかった計算だ。40歳を超えると、状況はますます悪化する。男性は全体の0.4%、女性は0.5%で、45歳以上では、男女とも全体の0.1%しか配偶者を見つけられなかった。晩婚化というより、35歳14 件を過ぎてからの結婚は、男女ともに不可能に近いことが分かる。
結婚コンサルタントの大橋清朗氏は、結婚氷河期に至った理由について「昔に比べて独りでいることに世間も寛容になったなど、時代の影響も大きい」としたうえで、最近の35歳以上の未婚男女には大きな特徴があると話す。
「35歳を過ぎて結婚していない方の多くは、20代に恋愛よりも趣味や仕事に没頭した方です。いままで交際した経験が少ない分、自分が見えていない方が非常に多い。男性なら、若くてかわいい女性を、女性なら、年収が高くてイケメンなど、自分よりスペックの高い方を求める傾向にあります。結局は『自分の相場が分かっていない』のです」
彼らの多くは自分を過大評価する傾向にあり、なかなか「妥協」をしない。うまく交際に発展するときは、お互い釣り合いが取れている場合が多いが、「この人と結婚するくらいなら1人でいい」と、せっかくのチャンスを放棄するそうだ。
すべては、趣味など個での楽しみに時間を費やした経験不足が招く「勘違い」だが、自分の価値に気付き焦って婚活をスタートしても、男性の場合、こんどは「年収」がネックになる。
男性で「収入が平均以下」はかなり厳しい
結婚相手を見つける場合、お見合いや婚活パーティーが近道だが、そもそも「知らない人の中から相手を選ぶ」システムなので、どうしてもスペック(年収など)が重要視されてしまう。「35歳以上&平均年収以下」となると、条件的にかなり厳しい。
反対に、ハートや人間性で勝負しようとした場合は、それこそコミュニケーション力がモノを言うので、経験が少ないと、どうアプローチしていいか分からず結局最初でつまずいてしまうのだ。
「いつか結婚できるんじゃないかというのはもはや幻想です。データを見ても分かるように、35歳を過ぎて結婚するのは超難関大学に入るより狭き門だと早く気付くべき。夢のない言い方ですが『就活』と一緒なんです」
大橋氏のご託宣はにべもない。
ネットでは「そもそも結婚なんてしたくない」という意見もたくさん出ているが、2010年の「結婚と出産に関する全国調査」によれば「いずれ結婚するつもり」と答えた人は、男女とも86%を越えている。「したい」と思っている人は多いのだから、35歳を越えたら、一刻も早く動き出すことが結婚への近道のようだ。
無責任な結婚は犬猫以下だ(小野哲)2010-12-14 08:48:38
テーマ:人生
「できちゃった婚」1位は沖縄 最下位は東京と神奈川
2010.12.9 22:09
平成21年に両親のもとに生まれた第1子のうち、いわゆる「できちゃった結婚」など婚前妊娠のケースの割合は、沖縄県で最も高く4割以上であったことが9日、厚生労働省の調べで分かった。全国平均でも4人に1人が婚前妊娠。10代では8割を超えた。
調査は厚労省が人口動態統計をもとに、5年ぶりに行った出生に関する統計分析。調査によると、婚前妊娠は沖縄県や福島県など九州、東北地方で高い割合を示した。東京都や京都府など大都市圏では低い割合にとどまった。
全国平均では18年まで増加傾向だったが、その後は微減傾向で推移。21年は前年比0・9ポイント減の25・3%だった。
年齢別では15~19歳が81・5%、20~24歳63・6%、25~29歳24・6%、30~34歳12・1%、35歳以上10・8%となり、年齢が高くなるにつれ婚前妊娠の割合が低くなっている。
30歳の女性(昭和54年生まれ)が子供を産んでいない割合は53・9%。5年前の前回調査より2・4ポイント増で、晩産化の傾向が進む実態も明らかになった。40歳の女性(44年生まれ)でも4・7ポイント増の27・0%に上った。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101209/trd1012092224016-n1.htm
不況直撃、親と同居が増加
2010.12.10 16:40
20~39歳の人が親と同居する割合が2009年、前回調査(04年)に比べ増え、特に35~39歳の男性は41・6%と8・2ポイント増加したことが10日、国立社会保障・人口問題研究所の世帯動態調査で分かった。
結婚後も親と同居している人も含まれるが、研究所は大半が独身者とみており「晩婚化の進行に加え、08年のリーマン・ショックによる不況が直撃し、失業者が急増したため」と分析している。
年齢別の親との同居率は、男性は20~24歳が79・4%(2・9ポイント増)、25~29歳64・2%(0・2ポイント増)、30~34歳47・9%(2・5ポイント増)。35~39歳は41・6%(8・2ポイント増)。
女性は20~24歳が83・4%(5・9ポイント増)、25~29歳60・3%(4・2ポイント増)、30~34歳36・5%(3・4ポイント増)、35~39歳24・3%(4・5ポイント増)。
ハラッサーに厳罰を下すべき根拠とは(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-22 10:37:40
最近、アメブロ独自の機能である足ぺたからモラハラ被害者応援をされておられる澤田郁さんのブログ(http://ameblo.jp/morahara-net/)を見せていただいた。
そこで私は寒気のするような話を知ってしまった…。今回取り上げる男は我が盟友でもおそらくはゾンビ呼ばわりするのではないか。
2010年04月20日(火) 22時26分08秒
posted by morahara-net
モラオが書いた離婚届
こんばんは。
モラハラ被害者応援~澤田郁です。
読者登録を沢山して頂きまして有難うございます。
今日は少し体調を崩しておりますので、
明日にはお礼に伺わせて頂きます。
今後とも宜しく御願いいたします。
さてさて。
とあるモラオが書いた離婚届を預かり。
知人とそのご家族と、区役所に届出に行きました。
区役所の職員さん、離婚届をみるなり
「プッ、なにこれ~~~~~???о(ж>▽<)y ☆」
その言葉に、職員さんたちも皆さん寄ってこられ、見た途端、皆さんが大爆笑でした。
「こんな離婚届を見たの初めてですーーー!」
>と笑っていましたが、
離婚する側の女性とご家族は
「いくら離婚するからとはいえ、あんな馬鹿にした態度とらなくても」
と、ちょっと落ち込んでおられました。
でも、私も実はびっくりしていました。
その離婚届は・・・
ほとんどローマ字で書かれていたのです
モラオのママが必死で修正したものの、修正だらけのみっともない姿。
これには、さすがに驚きました。
ローマ字の意図はわかりませんが、
モラオのせめてもの抵抗と、
逃げられた結果の、ヤケの行動だったのかしらね('-^*)/
その女性は、そんなモラオと別れて大正解、ですね。
人生は何歳からでもやり直しができます。
支配下で奴隷のような生活を送るより、経済的に苦しくても
自由に息を吸える環境の方が、とても楽になれますよ!
モラハラ被害者応援します~澤田 郁
http://ameblo.jp/morahara-net/entry-10513497648.html より引用
いやはや、心身共に寒気がする。
はっきり言って、日本はハラスメントにはメチャクチャ甘すぎる。他にも強烈なハラッサーが彼女によって告発されているのだ。だが日本社会はセクハラやパワハラを罪として取り締まらない。よくて内容により民法・刑法の適用しか選択肢がない。
加害者に適用される民法
民法709条「不法行為による損害賠償」
民法710条「被財産的損害に対する賠償」
民法723条「名誉毀損における現状回復」
加害者に適用される刑法
刑法204条「傷害罪」
刑法208条「暴行罪」
刑法209条「過失傷害」
刑法222条「脅迫罪」
刑法230条「名誉毀損」
刑法231条「侮辱罪」
会社に適用される民法
民法715条「使用者の責任」
民法415条「債務不履行による損害賠償」
これしかないのだから、被害者には絶望感しかない。
これがフランスなら、フランス刑法で「モラル・ハラスメント罪」がある。
「他人の権利もしくは尊厳を毀損(きそん)し、身体もしくは精神的健康を悪化させ、または職業的将来を害するおそれのある、労働条件の破損を目的としもしくはその効果を有する反復的行為により他人をハラスメントする行為は、1年の拘禁(こうきん)および1万5千ユーロの罰金に処する」
さらに新入生いじめに関しては、「暴力や脅迫、性的な暴行の場合を別として、学校や社会教育の場において、相手が望むかどうかにかかわらず、侮蔑的で卑劣な行為を行ったり、あるいは人にさせた場合、それを行った者、あるいはさせた者は、禁固6ヶ月の刑と7500ユーロの罰金を科す」(刑法223-13条)とあるのだ。
さらにはフランス労働法「ハラスメント」ではこう規定される。
「自己もしくは他人のために性的待遇を得ることを目的とするすべてのハラスメント行為をこうむったことまたはこうむることを拒絶したことを理由として、いかなる労働者も、採用応募者、研修応募者もしくは企業教育期間応募者も、懲戒(ちょうかい)され、解雇され、とくに、報酬、教育、配置、配属、資格、格付け、昇進、配置転換または契約更新について、直接的または間接的な差別措置(そち)の対象とされない」
ベルギーやポルトガルでもモラルハラスメントを法律で罰するようになったほか、イギリスでも1997年に「ハラスメント罪」を設け、適用範囲が広いので、仕事に関係するハラスメントにも十分対応できるそうだ。それで、私は日本にこそハラスメント罪を導入すべきであると提案している。基本としては罰金と接触禁止を言い渡す程度でいいのだが被害者が破産に等しい被害を受けたり心身ともに大きな打撃を受けた悪質なケースについては最高懲役20年と罰金2000万円(ただし、これは最低レベルで被害金額が大きければ大きいほど罰金は増やす必要がある)で裁くべきである。
ヨーロッパは人権への取り組みが非常に優れている。日本は今まで、アメリカばかりまねてきた。しかし、アメリカのシステムは完全に歪んでいるという事が明らかになった今、日本は人権面でも、ルールでも、ヨーロッパから学ばなければならない(ただし、ポピュリズムファシスト首相が大きい顔をしているイタリアや選挙で不明朗な投票が明らかになっているサルコジ自称大統領のフランス、新自由主義なる搾取主義に突出して依存していたサッチャー以降のイギリスはまねてはいけない)。
教育面でも、ヨーロッパから日本は学べる(たとえば性の早熟化を防ぐには北欧タイプの隠さない性教育が適切である。現にキチンと教えた結果、北欧では性の商業が禁止され、取り締まられるようになったほか、若年者の妊娠や中絶が大幅に減ったそうだ(Wikipedia日本語版他))。ルールある経済には、政治家自身がルールを守らねばならない。残念ながら、舛添某らの「改革クラブ」旧党や「日本創新党」、「たちあがれ日本」、「みんなの党」にはそうした基本は全くない。
マインドファッカーという名の怪物が日本をうろつく(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-14 12:37:59
マザーファッカー(mother-fucker,motherfucker)とは英語の侮蔑用語。
文字の原意は母親と息子の近親姦を表す。それから派生して嫌な奴、臆病者、クソ野郎などの意味がある。その用語は元来北米の俗語である。最も早期の形式としては、1889年にテキサス高裁において形容詞的使用の"motherfucking"が記録される。ちなみに親しい人にむかって「Hey mother fucker !」(おいきみ!)などと冗談も含め呼びかけることも可能である。だが侮辱的に捉えることも可能なので多用するのは避けるのがよい。
引用元 Wikipedia日本語版
「ファザーファッカー」とはイロケジジイのオヤジの意味
さて、今回新たに私が造語する言葉、マインドファッカーをここに紹介する。
精神的に他人を搾取しずたずたにするというのが私の定義したこの言葉だ。精神的に話したくないことを話させるよう強要し、それを悪用してさらにゆすりたかりをやらかされ何もかも奪われ私は外出できにくくなってしまった。さらに面会も傍観者への不信感からしにくい状況だ。
塩谷智美という作家が書いた『マインド・レイプ』 自己啓発セミナーの危険な素顔[三一書房刊]ではこの言葉に類似した言葉が使われている。主に新興宗教団体や自己啓発セミナーなどによる、人格への攻撃→団体への依存→利益の吸い上げという構造により、精神的なダメージを受けることをこの本では「マインドレイプ」と呼ぶ。
当然、モラルハラスメント、パワーハラスメントなどはその序の口にすぎない。そして、最悪の場合は私が経験したようなマインドファッカーによるマインドレイプが堂々と行われ、被害者は死ぬまで泣き寝入りである。最悪になると、漫画家である内田春菊の自伝的小説「ファザーファッカー」で出てくるようなおぞましい近親相姦が堂々と行われてしまう。ゆがんだ支配欲を持っている養父による性交の要求に実母が人身御供として差し出した結果、彼女はさんざんな苦しみを受けた。そして、家庭は完全に崩壊してしまった。
その後内田は漫画家として成功し実母は妹と一緒に内田の稼ぎを当てにして東京に来たのだが内田は彼らに絶縁を言い渡した。内田にとってみれば彼らは傍観者にすぎない。傍観者になればもはや他人同然である。ハラスメント被害者にとってみれば傍観者も加害者と同意である。
家庭がゆがんでしまい、何もかもおかしくなって最後は孤独死だったケースもある。タレントの飯島愛である。実家はそこそこ富豪だったが、子ども時代の彼女に虐待としか思えないような躾(いくつもの習い事をさせたり、文学などの本を丸ごと書き写させようとしたり)を強要していた。これで反動がきたのか、中学校の時に家出を繰り返し、グループ間抗争で暴行被害を受ける、万引きまでして、高校も一ヶ月程度しか通えず中退している。成人してからは、若い本命の男に貢ぐために、複数の年上の男性から貢がせていた。さらには友人の女性からも借金をして、その本命の男に貢いでいたようだ。そうして作った借金を返済するために、AV女優になったのだという。
問題を起こす人間には育ちの環境になんだかのモラルハラスメントが絡む確率が高い。内田の私生活だって、ここでは触れないが決してほめられるようなものではない(ただし昔の家庭論に固着する人にとってだが)。だが、マインドファッカーによるマインドレイプを受けた結果、ここまで悲しい犠牲者が出る。私はハラスメント罪を一刻も早く制定し、厳しく取り締まることが社会の安定には欠かせないと考える。
ウーマンリブを叫ぶ前に、Human Liveを叫ぶべきだ。マインドファッカーが堂々と大手を振って歩けるからゆがむ。
合理性と情(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-07 08:03:45
今回は合理性と情について、考えてみたい。
パワハラ被害を受けて分かったことがある、というのはうわべだけの言葉では被害は癒せない。傍観者どもはうわべだけの言葉は上手でも、問題に対処できるだけの能力は皆無である。
私が図書館通いをやめたのはいわば、効率性の観点である。資源・財の配分について無駄のないことを意味するこの言葉が、今の私を支えているに等しい。傍観者どもとコミュニケーションをとることは無駄な時間を費やすことに等しいと気がついたからだ。
さらに、小中学校からのアルバムを燃えるゴミに出したのは合理性である。三省堂からでている大辞林ではこんな意味がある。
(形動)(1)論理にかなっているさま。因習や迷信にとらわれないさま。「 な考え方」(2)目的に合っていて無駄のないさま。「 な作業手順」
アルバムは過去を懐かしむものだが、私はいじめ被害を受けていた。懐かしむべき過去は苦々しい過去であり、振り返る必要性は皆無だ。この事に気がつけばアルバムはいらない。加害者連中は何とも思わないのだから、私は存在そのものを意識から消せばいい。
親は「そこまでしてもったいない」と言っているが私はぜんぜんそうは思わない。何故なら、ハラスメント被害が発覚した後の対応は真の加害者への制裁がないままその場しのぎの対処に終わったからだ。ハラスメント被害では真の加害者への制裁が伴ってこそ被害者の再生に初めてつながる。
そこで、私はスウェーデンにならって徹底した合理主義、無駄を排除することにした。ハラスメント被害者が傍観者との面会を断ることは理にかなう行動である。面会規制を今後も続けると決めているのは、面会して何が得られるかだ。得られない面会なら意味はないのだ。
傍観者どもは「ひがんでいる」とほざくだろうが、私はそう思わない。私は無駄な時間を費やすことに嫌悪感を感じているだけである。嫉妬におぼれる時間に身をゆだねるぐらいなら金稼ぎにこそ時間を費やしたいほどである。
人生の価値観は一つではない(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-04 09:29:02
NHKの朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」(原作・武良布江 水木しげる夫人)が始まったが、一つ不愉快なシーンがあった。
当時の時代背景も考慮すればやむを得ないとは思うが、ハラスメント被害者にとっては不愉快この上ない。
主人公の父親である源兵衛(大杉漣)は姉のユキエ(足立梨花)に見合いをさせるために、ユキエの勤める学校に乗り込んで、無理やり教員の職を辞めさせる始末だった。
これは、もう立派なハラスメントである。当然反発したユキエは家出して抗議したが最後に源兵衛の意向を受け入れた。それしか選択肢がない、無理に納得させているような印象だ。
これを、以前取り上げたラブハラ(ラブハラスメント)の事例でいえばこうなる。
結婚・お見合いのしつこい強要。
性交経験のないまたは少ない男女を、侮蔑・罵倒する。
相手の見た目やイメージによって恋愛経験の有無を決めつける。
恋愛経験のない人あるいはそのように見える人に、公共の場で故意に恋愛経験を尋ねる。
恋愛に価値を認めない人に対し、恋愛の素晴らしさをしつこく語る。
NHKの人権感覚には背筋が寒くなる。ハラスメントというのはユーロでは立派な犯罪として取締対象だ。我が盟友がハラスメントについては「人間アレルギー」「殺人奨励社会」という造語をつくって説明したが、ハラスメントを悪化させるのは周囲の傍観者どもである。
ドメスティックバイオレンスやセクハラだけが取締対象では、残念だが日本はまだまだハラスメントの持つ悪影響を理解しがたい。
私はこの結果を当然であると考えている。
まあ、最初から私は結婚する気はない。私は合理主義者で、結婚の意味とは何かを考えたためである。しかも、ハラスメントの社会そのものを解決しない限り他人への嫉妬が増すのが今の日本である。そうした社会にはハラスメント罪を導入して裁けばいいのである。
私は結婚式には出ない宣言をしているので、誰それが結婚しただので聞く必要はないし聞きたくもない。だから、誰が結婚しようとも興味はない。問題はその人物の中身に尽きるのである。例えばDV被害者が結婚しで幸せになったかといえば、それは相手によりけりで難しい。この種の話はゴマンとある。
私は中身のない人間を相手にしたくないのである。例えば北野武のような有名無実の手合いよりは無名有実の人なら話になる。お金持ちであっても、わいせつビジネスで稼いでいるのなら私は軽蔑する。無秩序の自由は犯罪の自由であり、例えば「冬のソナタ」でペ・ヨンジュン氏扮する主人公のライバルを演じたパク・ヨンハ氏が体調不良で徴兵に応じられなかったことを疑ったり、日本で売れたことを妬んで「日本人になれ」と誹謗中傷した輩など、立派な罪人ではないか(その結果、様々なトラブルに苦しんだ彼は自殺に追い込まれた)。
こうした誹謗中傷した輩と結婚しても幸せにはなれない。むしろ、むしろに座らされているに等しいのである。そして、ストレスが貯まれば弱者にそのうっぷんを晴らすなどしてその場しのぎの解決に走るのが今の日本の実態である。
それならば、根っこから断ち切るべきだろう。また、単に机の上に座って勉強してキャリアを磨くのではなく、仲間と共に学び歩む姿勢に転じるべきで、そこから人としての広がりを作っていけばいいのであり、絆は底から生まれてくるのだと思う。そうしたものこそが大切にされてこそ、結婚へとなるのだろうと思う。だが、私は様々な事情により出来ない。
私は徹底的に情を封じ込めてきたのは人を動かすのは理であると知っているためだ。ハラッサーに対して戦うには徹底的に連中はものとしか思わないことだ。
また、私は援助交際するサイドも厳しく嫌悪している。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100824/crm1008242102022-n1.htm
甲子園常連校の教諭も逮捕、少女500人に金も払わず…児童買春クラブの実態
2010.8.24 21:00
小学生から高校生までの少女を中学校教諭などの客に買春目的で斡旋したとして神奈川県警少年捜査課は児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で、東京都八王子市の無職、A容疑者を逮捕した。A容疑者は5年前から首都圏と関西圏で大規模な会員制援助交際クラブを運営していたが、約500人の少女がヤリ逃げされていたというからア然とするばかりだ。(夕刊フジ)
A容疑者の逮捕容疑は昨年9月~今年5月、同容疑で逮捕された横浜市こども青少年局職員(40)や山梨市立中学教諭(50)、甲子園にも出場した兵庫県西宮市の私立報徳学園中学・高校教諭(49)ら5容疑者に当時14-17歳の少女らを紹介し、現金2万6000円-5万7000円を支払わせ、ホテルなどでエッチさせた疑い。
同課によると、大学卒業後に職を転々としたA容疑者は、5年前、得意のパソコンを使って社会問題だった児童買春で「ひと稼ぎできる」と思いついた。携帯電話向けサイトで少女のメールアドレスを見つけては「いいバイトがあるよ」と誘い、応じた少女にプロフィルと写真を登録させた。
一方で援助交際相手を探す掲示板に書き込みをした男らに「かわいいJ(女子高生)やC(中学生)がいる。会員制なので安心して遊べますよ」とメールを送り、返信した男らに買春クラブのアドレスとパスワードを送っていた。
客の男らには前日までに架空口座へ買春代を振り込まさせて、待ち合わせ場所をセッティングしていた。少女らに報酬は「4~5回分まとめて支払う」と説明しつつ、音信不通になる手口で全額を横取り。県警に別の事件で補導された少女が、ヤリ逃げ被害を訴えたことから被害が発覚した。
捜査幹部は「被害者の多くは女子中学生から高校生で、『12歳の小学生もいた。これまでに500人を紹介した』と供述している。A容疑者の連絡手段はすべてメールで済ませ、客と少女には一度も直接会うことはなかった」と話している。
Copyright 2010 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
勝った方も悪いが、売った方の罪はもっと悪いではないか。
彼らが売るのだから、需要が生まれるのだ。供給を絶つしかない。中身を私たちはシビアに要求しなければ、社会は腐敗したままである。無論、それは私たちにも鋭い要求になって戻ってくるがそれでもいいほうだ。要求するだけ答えねば民主主義の意味はないのだからだ。それを放棄するものは生きることへの責任を果たしたといえるのだろうか。果たしていないのなら、あの宅間某や金川某のような犯罪者や瞬間湯沸かし器の欠陥をそのままにしたパロマグループと同一視されても文句は言えまい。
こうした現実を踏まえれば、真の被害者には時間をかけることで治療を行うことは欠かせない。ちなみに私は徹底的に過去を捨て去った。アルバムも捨て、傍観者の状況も一切聞かないようにした。そうすることで徹底的に合理主義へと自らを導かせるようにした。そして、将来のシュミレーションを繰り返すようにした。
それしか、自分を徹底的に磨くすべはないのである。
2012年02月09日
誕生論
今回は誕生論ということで。
足下をきちんと見据えて(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-03 06:05:47
【イタすぎるセレブ達】スーザン・ボイルさんついに豪邸購入か。しかし本人はあくまでも 。2010年3月29日 11:10
デビュー・アルバム『夢やぶれて/I Dreamed a Dream』の大ヒットにより、今や世界中で引っ張りだこ。ここまで売れてしまっては、スコットランド・ブラックバーンにある市営住宅でのつましい生活とは、やはりお別れしなければならないようだ。スーザン・ボイルさんは今、豪邸を購入しようとしているのだが 。
2007年に母を亡くし、今は賃貸契約の市営住宅に一人暮らし。今年1月の空き巣被害には心底震え上がったボイルさんだが、周囲の住民も驚くような最新セキュリティ・システムをそこに設置するのは考えもの。彼女は新築の一軒家への引っ越しを考えていた。そんな彼女が今まさに契約しそうだと言われているのが、この写真の物件。現在の住まいからも近い所の5ベッド・ルームの新築で、裏手には小川が流れているという静かな環境。値段は日本円で4000万円ちょっとのようだ。4月1日の『読売日響グランドコンサートfeaturing スペシャル・ゲスト/スーザン・ボイル』のため、間もなく来日するボイルさん。49歳の誕生日は東京で迎え、その後はオーストラリアに向かう。世界の一流ホテルを転々とし、グルメなレストランにばかり招待されるセレブな生活が続いているが、「どうにも贅沢には不慣れで困っています」と苦笑するボイルさん。本音を言えば、住み慣れた市営住宅のわが家の香り、雑然とした雰囲気が一番好きなのであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
COPYRIGHT 2007-2010 MEDIAPRODUCTSJAPAN CO,LTD.
http://japan.techinsight.jp/2010/03/yokote2010032910360.html
テレビ朝日「ワイドスクランブル」で取り上げられていたので、私も取り上げることにした。
スーザン・ボイル女史の足下を見据える姿勢には大いに拍手したい。この姿勢、石井慧や高橋大輔は大いに見習わなければならない。二人とも我が盟友がこの前のコラム・「アイドル狂想劇」で痛烈に批判をかましている。二人のファンには申し訳ないが、私からはこう言っておきたい。
まだ批判されるだけ花であり、朝青龍や国母某のように誰からも相手にされなくなればもうおしまいなのだ。私自身、高橋について言えば、まだ進化すると考えている。だからこそ、心も進化してもらいたいのだ。ちなみにボイル女史に所属先のソニーミュージックはロサンゼルスへのメイド付きの豪邸引っ越しの申し出をしたそうだが、この事については次のニュースでお答えする。
中年歌姫スーザン・ボイルが、愛猫のために豪邸への引っ越しを拒否(ペットオフィス) 2月13日配信 カテゴリ:海外
イギリスの おばさん歌姫 ことスーザン・ボイル(48)が、レコード会社の用意した1000万ポンド(約14億円)の豪邸への引っ越しを、愛猫の将来を考えて断っていたことがこのほど判明した。
昨年大晦日の第60回NHK紅白歌合戦にゲスト出演したことで日本でも高い知名度を誇るスーザン・ボイルだが、じつは世界的な名声を得た後もスコットランド中部のウェスト・ロージアン州の生家で、愛猫ペブルスと つましく 暮らしている。
生家は政府助成の公営住宅で、10歳になるペブルスはもちろんスーザン自身もこの家を離れたことがない。
「デイリー・エクスプレス」等が伝えるところによると、1月26日にスーザン宅に不審者が侵入。ちょうど帰宅したスーザンと鉢合わせし、あわてて逃げ出すという事件が起きた。
スーザンの身辺の安全を重視した所属レコード会社ソニー・ミュージックの米国幹部は、カリフォルニアに大邸宅を用意し、このほどスーザンに提供を申し出たが、意外にも断りの返事がきたという。
「ペブルスは生まれてこの方、ずっとこの家で暮らしてきたので、引っ越しはしたがらないと思うんです。ペブルスを置いてカリフォルニアに移り住むなんて考えられません。たとえ飛行機の旅に耐えられたとしても、ペブルスは海のそばには住みたがらないでしょうし 」
そう語るスーザンに、ソニー・ミュージック幹部は「家政婦と専任アシスタントと運転手もつけるから」とさらに説得を試みたが、彼女の考えは頑として変わらなかったという。
さすが信念の人。愛猫の命は豪邸より重い 。
(C)ペットオフィス
http://pets.yahoo.co.jp/news/n2010021301.html
ボイル女史の信念は長い間苦労を重ねてきたことから生み出されたものである。
おそらく、浅田真央選手やキム・ヨナ選手、織田信成選手には彼女の思いは理解できると思う。彼らは様々な困難を乗り越えてきたのだ。さて、この前我が盟友から残念な話を知らされた。tetuなる捨てハンドルネームを使った違法投稿者からの「回答」が来たそうだが、我が盟友があきれるほど、我々の見解を踏まえた回答とは言い難かったそうだ。
今回、ボイル女史のエピソードを引用させてもらったが、ここから鋭い感性の持ち主の人は傲慢な姿勢や思いやりのないやり方を私が批判しているのだと言うことを見抜く。tetuなる投稿者もどきに警告する。インターネットから潔く撤退し、図書館で毎週10冊以上のノンフィクションの書籍を借りて読むこと。それからコメントするなら大いに結構だが、感情的な「コメント」は毒でしかない。なので、今後tetuなる人物の「コメント」は一切受け付けない。
最後に警告する。潔くメールフォームを通じて謝罪文を出すこと。それしかかの人物に残された選択肢はない。さらに、警告しておこう。このまましらを切ればIPアドレスやアクセス元、アクセス地域も含めて公表された上、忍者バリアなるアクセス制限ツールでアクセスを禁止する。それがいやなら、謝罪するしかない。我々は違法投稿者の犯罪には厳重に対処する、そしてその処分の結果は違法投稿者が責任をとらねばならない。
いずれにせよ、違法投稿者には責任をとってもらう。
誕生と言うことは、幸せと同時に苦しみが生まれるわけだ。そのことについては以下のコラムで示している。
2011-05-09 07:35:34
他者との比較は劣等感に繋がる(小野哲)
テーマ:人生
今回はアメンバー限定コラムとさせていただきたい。
こどもの日に、実に嫌な話を聞かされた。母親のしりあいで私より一歳年下の娘さんが母親と出会い、現状を話したらしい。何人子供がいるだの、家を新しく買っただのと自慢話もどきを散々聞かされて、思わず心の底で耐え難い不快感や嫌悪感を覚えた。俗に言う、『勝ち組・負け組』である。
まず、この心境は客観的にいえば確実に嫉妬の感情である。それと同時に、比較による劣等感をかなり刺激されてしまった。現在、私は心の事で様々な行動に出ている。その対策をしている最中にやられたのだから、激痛である。また、ハラスメントにより心身共になにもかも奪われた私にはかなり堪えられない苦痛を感じた。その喪失感は未だに癒えない。しかも、ハラスメント加害者どもは何の贖罪すらしていないのだ。
香山リカ氏(立教大学教授)の『しがみつかない生き方』という本を読んで、ホッとした直後にこれでは、もうダメだ。他者との比較は劣等感に結び付き、それが暴発すれば取り返しのつかない犯罪になりかねない。その劣等感は憎悪になり、憎悪は更に雪だるまのように拡大し、暴走するものでもある。未だしも暴走を食い止めているのは、ブログによるコラムという場所があるからだ(ただ、秋葉原殺傷事件の被告(控訴中)みたいなケースもある)。
私は必要最小限の面会にしているのは、ハラスメント加害者や傍観者との関わりを拒み、実用性を重視することで傷の回復に向けて動こうとしている狙いがある。自慢話も聞いているだけ時間の無駄だと思っている。徹底的に効率性を重視した行動に切り替えて傷の回復を計っている努力の最中にそれをぶっこわしたのだから、ガッカリした。さすがに、私は『その人は今や関係ないし、興味もない』と突っぱねたが怒鳴ってその場を壊すつもりはなかった。
私と同世代の周辺で未だに独身なのは私達兄弟だけだ。だが、私はある疑いに気がついてから、『死ぬまで独身でいい。お一人さまの人生で結構だし充分だ』と居直る事が出来た。独身を貫く意向は前からあったが、その疑いを知ってから、精神的に楽になった。
これはある意味、独善そのものかもしれないが、そうすることしか、改善する術はなかったのだ。抜本的な解決法とはハラスメント加害者に厳罰で対処し、被害者に与えた被害額と精神的苦痛への損害賠償だけしかない。それしか現実的な解決法はない。それをマンガと決め付けるサイドがマンガそのものでしかない。いえば『黙って泣き寝入りしていろ』と発言していることと同義であり、加害者と同義でしかない。
傍観者どもには『せいぜい幸せになってくれ』としか言いようがない。私が負った傷は私自身にしか痛みは分からない。痛みと向き合わない人に言われても、何にも関係はないのだからだ。冷たいと言われようとも、心の問題と向き合っている最中に口は出される筋合いはない。むしろ幸せを祈られているだけありがたく思えといいたくなる。
アメンバー限定コラムを読んでおられる方々にはわかるかもしれないが、記憶は記録に格下げしやすいが、その逆は稀なことである。記録はやがて砂丘の中にうもれていくオアシスのように人々の中から消えていく。ハラスメントを連想させかねない為、小学校から大学までのアルバムを全て容赦することなく処分した私には、過去の出来事とやらは記録以下にすぎない。そこに心がなくなれば、記憶は記録に格下げし、最後には消えて跡形もなくなるだけだ。
やがて私にとっては傍観者のいう事はおろかその存在など、真昼の幽霊としか思わないことになりそうだ。それはそれでいい。私の記録から、傍観者は全て次々と排除しているだけである。記録する価値すらないのだから、せいぜい幽霊の如く、さ迷っていたらどうかとしか思えない。
それとも、皮肉屋でもある我が盟友の皮肉でも浴びてもらおうか。
2011-03-23 17:36:50
色のない鮮やかなもの(小野哲)
テーマ:モラハラ
今回は久々にアメンバーコラムとさせていただきたい。
記憶について、皆さんはどう考えるだろうか。ハラスメント被害者である私はこの事を考えているが、それが色のない鮮やかなものだと言うことに気がついた。色のない鮮やかなものだから、心にずっと残るのだ。
では、ハラスメント被害を色で言うならば、おどろおどろしい、もしくはまがまがしい色そのものである。そういう被害者にとっては、記憶とやらは苦痛そののであり、凄まじい闇であることは言うまでもない。だが、そうした人達に要求するのは無理な論理である。
ハラスメント被害者には3つの選択肢がある。戦う、泣き寝入りして閉じこもる、それが最悪の場合は自殺という3つだ。泣き寝入りして閉じこもるというのは、色のない世界に逃げ込むということであり、そこには人の温もりは感じられない。戦う場合は、傷つくことも承知でないとならない。そして、最悪の選択肢は何もせずに自ら死を選ぶことだ。
これで、ハラスメント罪が日本に必要であることが分かるだろう。ちなみに私は記憶とやらは頼りにしない。ハラスメント加害者に善意で対応する事は、ゴキブリにモラルを期待するに等しいのであり、ハラスメント加害者は物体にすぎないと考えている。また、傍観者もハラスメント加害者の一部にすぎず、私は『せいぜい幸せになってくれ。俺には関わるな』としか思わない。
言うならば、私の世界の色ではない人に関わられても、結果は出ないだけだからだ。だから、誰其が結婚した、出産しただので騒ぐ暇は私にはないし、興味もない。言ってしまえば、宇宙人の世界を眺めているだけなのかもしれない。そうした意味では私は合流主義であり、否定はしない。
誕生と言うことは、喜びと同時に苦しいこととも闘っていかねばならない側面がある。
また、快楽におぼれやすい側面もある。
2009-07-07 21:17:28
道徳的自主教育(小野哲)
テーマ:国家、人権
ネットサーフィンをしていたら目も耳も疑いたくなるような話を知った。韓国の小中学生を中心にウェブカメラで信じがたい場所を撮影して世界中にさらすことがはやっていたというのだ。詳細についてはあまりにも生々しすぎるため伏せることにしたい。
ともかくこれでは児童ポルノはなくなるわけがないと納得した。保護しようとする人の目をかいくぐって自らしでかすのだ。言わば送り手そのものをどう封じ込めるかが児童ポルノ封印の最大の鍵なのであって、受け手はその送り手の誘惑に負けるのが落ちだ。だが、負けた方にも非があることは確かだ。
そこで私は道徳的自主教育をお勧めしたい。これを思想の念頭に置くことが大切で、「人が嫌がることを他人に押しつけるな」「人が顔をしかめるようなまねはしない」を念頭にすれば全くと言っていいほど違う。二宮尊徳という思想家はトップに対して責任を率先して取れば下が姿勢を改めると指摘している。一番効くのは親子ごと罰金を取る方法だろう。これは親の躾に明らかな問題があるからだ。
だが、この思想を完成させるには二つの視点が必要だ。文化的な違い、宗教的な倫理とギャップをどう埋めるかが鍵だ。我が盟友の中国の故事からだが、言葉までは忘れてしまった話がある。ある国で国王の一族の娘たちが男装し、それが下々まではやってしまったことから国王は男装禁止令を出した。だが、下々の人々は男装禁止令を無視した、それは国王一族の娘たちがやっているからだということを家来が指摘したことから国王は自身の一族の娘から禁止令を率先し、漸く男装禁止令は徹底されたわけだ。
このことから、人の上に立つものが率先してルールを守ることが求められるわけだ。
昨日7月6日夜7時、テレビ朝日系列で放映された報道ドキュメント宣言という番組で痴漢冤罪を取り上げていた。
この中で思ったのだが科学的な視点が求められる裁判の場所に屁理屈だけ持ち込む間抜けな裁判長たちの姿が見えた。植草一秀氏が科学的に無罪であるのにも関わらず国家のねつ造した証拠だけに基づいて懲役刑を支持した最低裁をみれば、無法な連中はおろか一般市民も法律を無視するのは目に見えている。
司法の場の民主化を求めたい。まずは科学的知見に基づいたフェアな判決を出すことだ。そこには社会学、心理学などの様々な知見に基づいて判決を出してほしかった。
Neutralizer加筆:因みに我が親友が取り上げた故事には逸話がある。その国には当時仕官したばかりの有名な貴族がいた。彼は当時の王に向かって「王が外で禁止令を出しておきながら一族には許可しているのは牛の頭を看板にして馬肉を売るような詐欺をする肉屋と同じです」と諫言した。その結果は我が親友が挙げた通りである。更に彼の言葉が周囲に伝わったが途中で牛の頭が羊の頭に、馬肉が狗肉と間違って伝わってしまった。即ちこれが『羊頭狗肉』の語源である。(宮城谷昌光氏の小説より引用)
報道ドキュメント宣言は私も見たがそれ以前に他の報道番組で警察のごり押し的な証拠や証言を一方的に信じ込んでしまう裁判官はちゃんと自分の信念で判断し、判決を下しているだろうか?むしろ政治家や官僚と同じで象牙の塔に篭って放漫な判断をしているとしか思えない。裁判官も現場主義を採用し、外に出て自分の目で確かめた方がいいのではないか。
また、誕生から成長に伴い、持つものが増えてくると思う。そこで私は以前、このようなコラムを書いた。
2011-01-28 11:46:57
断捨離を考える(小野哲)
テーマ:ブログ
今回は、最近ブームになっている断捨離という事を取り上げる。
「断捨離」
電通 電通総研 ヒューマン・インサイト部長 四元正弘
2010/12/14
http://adv.asahi.com/modules/keyword/index.php/content0035.html
断捨離(だんしゃり)とは、物理的・精神的な意味で、自分にとって不要な対象を切り捨てて身軽になって、シンプルなライフスタイルを目指すこと。
もともとは、外から不要なものが入ってこないようにアクセスを断つ「断行」、身の回りの不要なものを捨て去る「捨行」、不要な執着から離れて精神的に自由である状況を生む「離行」というヨガの用語を元に、ヨガ・インストラクターをしていたやましたひでこ氏が生み出したキーワードである。
最近になって、女性誌やテレビ番組で特集されるなど一気にブレーク。今や、やました氏の断捨離関連書籍は計30万部超に達し、セミナーなどでもひっぱりだと聞く。
モノの過剰、情報の過剰、人間関係の過剰、観念の過剰など、現代人の生活は多種多様な「過剰」で充満しているが、皮肉なことに表層的には豊かであるがために、その内実はむしろ貧弱になっているのではなかろうか。断捨離が支持されている背景には、そのような現代人の反省がありそうだ。
加えて、エコロジー意識の高まりを背景に強まりつつある、大量生産・大量消費を良しとしない風潮も、断捨離人気の追い風となっているようだ。
ただし、何でもかんでも捨てて世捨て人のように暮らしたいというわけでは、もちろんない。あくまで、不要なものだけを捨てるのであって、自分にとって重要なものはむしろ大切にしようという気持ちも、この断捨離には込められている。
電通総研では「消費気分調査」と題して、リーマンショックが冷めやらぬ2009年3月を皮切りに四半期ごとに生活者の消費意識を定点観測しているが、それによるとこれまで一貫して増え続けているのが「消費のメリハリ志向」である。すなわち、こだわりの対象には支出を惜しまないが、そうではない対象には節約を徹底するという、1人の生活者の中で消費の二極化が起きているが、これもまた断捨離の一形態と言ってよいだろう。
従ってマーケティング的には、「断捨離=消費離れ」と簡単に決め付けずに、こだわり志向・本物志向・エコ商品志向などへ誘引する心理的パスとして、断捨離というキーワードを上手に活用する知恵が求められる。
さて、改めて考えてみると、この断捨離の意味するところは決して目新しいものではないことに気付く。シンプルライフやスマートライフというおなじみのキーワードとも重なる部分が大きいし、2000年に話題になった新書「捨てる技術」もほぼ同様の主張である。それにもかからず、今これほど注目されているのは、以下の二つの要因があるように思われる。
ひとつは、ヨガ思想を背景にしているという物語性があること。ヨガの精神的イメージが断捨離というキーワードに思想的深みを付与しており、それが結果的に悩み多い現代人への癒やしにつながっているようだ。
そして、どちらかと言うとネガティブな意味合いの漢字3文字を並べた見た目と、そして口に出して読んだ際の語感の、二重のインパクトも見逃せない。情報が過剰にあふれている現代においては、このように言葉自体のインパクトが重要であることを示唆する。巧みなキーワードを作るノウハウとしても、この断捨離は注目に値しよう。
その後、記事は抜けていたのだが趣旨を述べて言えば私自身、過去を捨てる作業をしている。
旧ブログから今のブログに移転する作業もこの種の行動と同意である。また、過去の写真やアルバムを捨てたこともこの行動と同じであり、今の私は過去に振り回されなくなりつつあるとは思う。記憶と記録はあくまでも別のものに過ぎないのである。
そうしたことも、誕生から積もり重なったことである。そうしたことを捨てていくこともまた、人生の一つに過ぎない。
2012年02月18日
著作権の悪用は権力者の願ったり適ったり
今回のコラムは著作権法について取り上げる。
規制をかけても無国境では通用しない(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-03-18 10:27:56
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2710172/5502485
トップ > ライフ・カルチャー > ライフ > 記事
東京都の児童性描写規制案に反対、漫画家らが共同声明
2010年03月16日 16:20 発信地:東京
【3月16日 AFP】東京都が漫画やアニメ、ゲームソフトにおける児童の性行為描写規制を強化するため都議会に提出した青少年健全育成条例の改正案をめぐり、ちばてつや(Tetsuya Chiba)さんや里中満智子(Machiko Satonaka)さんら漫画家が15日都庁で記者会見を開き、改正案に反対する姿勢をアピールした。
都議会の与党・民主党(Democratic Party of Japan)議員に向けた共同声明の中でちばさんらは、改正案が表現の自由を侵害する恐れがあると指摘している。
19日の都議会総務委員会で採決される改正案は、18歳未満と判断される子供を「非実在青少年」と規定し、こうした子供の性的行為を描写した作品を青少年に販売しないよう業界に規制強化を求めている。さらに、性暴力などの描写を含む著しく反社会的な作品は不健全図書に指定し、青少年への販売・閲覧を禁止するという。(c)AFP
この条例改定案には私も反対する。
理由は「殺人事件を起こしかねないから包丁を取り上げろ」と言っているに等しいからだ。確かに、我々の目からしても「これは少年少女誌にそぐうのか」と思いたくなるような作品はある。だが、それは表現者自身のモラルに任せるべき事だ。
たとえば藤子・F・不二男のドラえもんなんか、それこそ某キャラクターの入浴シーンがでている。それすら隠せと言うのか。これではおかしな話ではないか。児童ポルノ問題で問題になるべきは、受け手への徹底した教育が不在のまま禁止ばかりが突っ走ったことだった。
たとえば少女のヌード写真は20年前までは自由だった。そこをいきなり禁止ではおかしな話で、徹底した生物学的な知識を教え込むことだ。そうすれば、マトモな感覚を持った人は馬鹿げた事をしないだろう。スウェーデンの性教育を一度日本で実践してみる必要はある。そうしてから、考えてみるべきだ。
それと、規制をかけても今は国境のないインターネットによりボーダーレスの時代になった。規制の緩い国からの情報が流れるのがオチである。それでは、単独規制をかけても意味がないのだ。おそらく、ドラえもんで修正された個所を著作権者に無断でアップデートする動きが出てくるではないか。児童ポルノが規制された際にもインターネットに情報が流れてかえって意味がない結果になっただけだ。
それすら気がつかないとはフランコ石原のオツムもかなりボケている証拠なのだろう。いずれにしても、この程度の「知事」を選べなかった東京都民を哀れに思うしかない。
Neutralizer加筆:因みにこの規制案、都のPTAは賛同している。この事で思い出したのだが、戦後に『漫画を読むと馬鹿になる』という根拠の薄い考えがあり、『悪書追放運動』なる運動が当時の親世代で起こった。その時、今は亡き漫画家の手塚治虫が「活字がご飯なら漫画はおやつである」と反論したのは有名である。
その後運動は終極したが、今またこの運動が復活しようとしている。だが我が親友が言ったとおり、インターネットが普及している今日では無意味である。だが猥褻な表現が暴走していることも確かだ。だからただ規制するのではなく、遅れている性教育を充実させることが先決ではないのか。
ネットで悪事を伝授することが表現の自由か!?(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-07-04 07:27:04
児童ポルノでこの前1億円の利益をあげていた輩どもが逮捕された。
この児童ポルノ問題は公序良俗に反する動画や画像でオマンマが食べられるようになっているのが問題であり、そこから断ち切る必要がある。そのためには包み隠さない性教育で性交を道徳面で規制させる必要がある。更に児童ポルノ(特に援助交際・未成年相手のわいせつな行為に限定)についてはインターネットホットラインセンターに援助交際サイトと同様に積極的に通報し、彼らを通じて警察に動いてもらうのが現実的である。
だが、更なる問題がある。ネット犯罪の特徴である模造犯の続出である。この前のマツダ連続殺傷事件では秋葉原連続殺傷事件、荒川沖連続殺傷事件とも共通している面があまりにも多い。被疑者もしくは被告人が周囲から何だかのハラスメントを受けていたことだ。
その果ては殺傷事件である。被疑者・被告人にハラスメント攻撃をしていたハラッサーは何とも感じないだろう。だがハラスメント攻撃を受けた被害者は復讐を伺う。その手段は図書館、ネットなどにごろごろ転がっている悪事伝授サイトの存在だ。児童ポルノ(特に悪質なケース)ではyourfilehostを悪用した原版で保存されている。
つまり、ネットに違法行為の手引があるのだ。それで爆弾を作って逮捕された高校生もいる。一時期、YouTubeに著作権違反のビデオが投稿されていたが、今や極右中国のyouku.comやtubou.comにアップデートされている。結局、モグラ叩きになっているのだ。YouTubeではヘイトスピーチが相変わらず蔓延る始末。
ショスターコーヴィッチの「室内交響曲」が現実に、一般化しているわけでたまったものではない。しかも無防備である時を盗撮して商業ビデオで販売しているんだから、社会が監視社会に移行しているのだと言うしかない。ザ・コーブなる盗撮映画の負の成果は明らかにネット極右を活性化させた。ネット極右は監視社会のツールでしかない。そんな連中を許していいのか。
要するに、ネットで悪事を伝授することが表現の自由の一つと言っているに等しいのだ。それは本当に表現の自由なのか。我々は自由を貪るだけではなく、ルールに従い行使する義務がある。
児童ポルノ問題にしても、ファイルのオンラインストレージサービスや動画サイトに逃げ込むケースが後を絶たない。
これが漫画などの著作物ならなおさらだ。
無断電子化の悪夢(小野哲)
テーマ:media
2011-02-05 02:55:46
書籍の違法コピーDL損失額が30億ドル近くに、米国書籍市場の1割
書籍や雑誌、新聞の違法ダウンロード対策サービスを提供している米Attributorは14日、25の主要ダウンロードサイトにおける書籍の違法コピーのダウンロードによる潜在的損失額が、27億5000万ドルから30億ドルに上るとの調査結果を発表した。これは、米国の書籍市場の年間売り上げの約1割に相当するという。
Attributorでは2009年10月から90日間にわたり、統計を公開している4つのダウンロードサイト(4shared.com、scribd.com、wattpad.com、docstoc.com)における、書籍913作品の違法ダウンロード状況を監視。計320万回のダウンロードがあったことを確認した。
一方、2009年7月から12月の間に寄せられた5万3000件を超える削除通知の比率に基づき、25のダウンロードサイトについて、書籍の違法ダウンロードに占めるシェアを算出。上記4サイトのシェアが合計36.4%であることから、全25サイトにおいて違法ダウンロードされた回数が約900万件を超えると推計した。さらにAmazon.comの小売価格に基づき、合計損害額を3億8000万ドルと見積もっている。
ジャンル別でダウンロード数と損失額も大きかったのは、「Business and Investing」分野だった。この分野には例えばSteven Levitt著の「Freakonomics」などが含まれている。また、技術書が含まれる「Professional and Technical」部門と、科学書が含まれる「Science」部門でも損失額は大きかった。
特に「Business and Investing」では、1冊当たり1万3000回の違法ダウンロードが行われていた。また、上記3分野では、1冊当たり100万ドルの損失があったとされる。
さらに、調査のサンプルとした913作品が米国の書籍市場に占める割合が13.5%であることから、市場全体における違法ダウンロードの潜在的損失額を約28億ドルと推計した。
なお、今回の調査では、違法ダウンロード行為が行われなかったと仮定した場合に、購入されたはずの書籍数についての推計は行われていない。
電子書籍市場が注目を集める中で、これまでの音楽、映画だけでなく、書籍の違法ダウンロードにも注目が集まりつつあるだけに、今回の調査結果は興味深いたたき台となりそうだ。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100119_343268.htm
この前話した山花典之氏の被害については私のほうからACCSに正式に通報した。
恐らく何だかの刑事上の責任追及が行われるであろうが、初めに断っておきたい。書籍を所有する個人が『自炊』する程度なら構わない。また一定の法律上の条件を満たしてJコミ、青空文庫などにアップロードするならまだしもフェアだが、それを著作権者に無断で広く大衆に配布するため便利なネットを悪用するとは言語道断ではないか(しかも著作権者には一銭も入らないわけだ)。
Jコミ社長の赤松健氏(『魔法先生ねぎま』の作者)がネットの暴走に危機感を抱いたように、ネット犯罪によってネットは自由きままに暴走する。日本におけるキム・ヨナ選手への誹謗中傷などその一端にすぎない。それらによって結果、権力者によるネット統制が承認されてしまう危険がきわめて高い。
それで迷惑なのは植草一秀氏や井上静氏などの良識あるジャーナリスト達や藤枝氏ではないか。権力者にとって彼らは目の上のこぶであるからだ。表現の自由もそうなのだが、自由には説明可能な説明責任がある。求められると応えられるのがフェアウェイではないか。
応えられないなら、それはフェアウェイとは程遠い代物だ。無断電子化で苦しめられているのは山花氏ばかりではない、赤松氏もそうだったし声を上げられない漫画家や原作者もいる。だから、赤松氏は『ラブひな』(アニメにもなったヒット作品)を電子化して提供した。無断電子化する輩には、そんなケチな犯罪を犯すぐらいなら出版社を通じて原作者にJコミにて公開を要請すればいいのである(それも絶版になったもののみが条件)。
もはや事態は安易なことじゃ済まなくなってきている。そこで、出版社がJコミを活用し、Yahoo!やGoogle対応のサービスを提供するべきだ。また、配布チャネルにブックオフ各店を使い、ダウンロード料金(この場合原作者5割、ブックオフ2割、出版社3割)で稼ぐ手法もある(ただ、インターネットに接続している人には通用しないのだが)。
今後も、この問題を取り上げる事になると思う。何しろ、人気者がすぐに人気作家として祭り上げられる時勢だ。その一方で、こつこつ頑張る人が見捨てられる有様だ。これは徹底的に取り上げる事にしようと思う。
2012年03月04日
目先の規制で闇の世界がなくなるか
今回取り上げるのは児童ポルノ問題である。
私は一貫して児童ポルノ問題の根底にある貧困問題を解決すべきだと指摘してきた。そうじゃないと、こんなおバカが出てくる。
猫にスルメ(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-07-25 18:52:36
今回、日刊ゲンダイより引用する。
性教育の強化がますます重要になっているのは明白である。
世界中で子供たちに広まる性のイタズラ
【政治・経済】
2010年7月20日 掲載
全裸タマゴ投げ 乱交ゲーム 妊娠協定
●「裸メール」は氷山の一角
岐阜県可児市の私立中学校でイジメが立て続けに起きた。男子生徒が腹を殴られたのはもちろん、女子生徒が裸の動画を撮影され、十数人にメール送信された性的イジメには、衝撃を受けた親も多いのではないか。
しかし、イジメとまではいかなくても、子供たちの“性のイタズラ”はエスカレートの一途だ。世界を見渡すと、とんでもない事態になっている。
例えば、韓国のある中学校では今年、生徒たちが卒業式後にスッポンポンで生卵をぶつけ合う遊びを行った。女子もア○コ丸出しの全裸だったから、何者かに大量の写真を撮られ、ネット上に出回る騒ぎになった。
こんなハレンチな写真やスケベな遊びを、世界中の子供がマネしないとも限らない。ネット社会は怖いのだ。
「ポーランドの中学校では最近、『太陽と月』という遊びがはやりました。大勢の女子生徒が横たわって輪(太陽)を作り、男子(月)が次々に挿○する乱交ゲームです。5人が妊娠、2人が出産して大きく報じられました。また、2年前に米マサチューセッツ州の女子高生の間で流行し、社会問題になったのは『妊娠協定』です。16歳の少女たちが『みんなで一緒に赤ちゃんを産もう』と約束し合い、片っ端から男たちと性交渉を持った。結果、17人が妊娠。ホームレスの赤ちゃんを身ごもった少女までいたから、全米が震撼しました」(海外教育事情に詳しいジャーナリスト)
うちの子に限って、なんて甘い考えは捨てた方がいい。
http://gendai.net/articles/view/syakai/125314
まあ、その通りである。
ネット社会は人の視線を気にかける必要がない。それゆえ、無秩序になりやすく、悪質な場合は暴走までする。この前成敗された「ドブスを守る会」の悪質な動画があったので私から即刻インターネットホットラインセンターに通報しておいたが、あまりにもひどい。
だが、これらはあくまでも一部であって、ちゃんとしている人はそこまではめを外さない。だが、そうした人を嘲笑うような事がまかり通るのだからビックリだ。まず、こうした愚行を減らすには包み隠さない性教育と、子供を育てる事の大変さを知っている子育て中の主婦に授業に参加してもらい、クロストーキングしてもらうのはどうか。そうして、考えさせて自由気ままな発想に歯止めをかける必要がある。
フランコ石原ならきっと「けしからん、性教育の強化は逆にセックスフリーだ」とほざくだろうが、私はそう考えない。規制を強化すれば逆にスリルを味わおうと危険を冒すことに拍車をかけるに等しく、猫にスルメを与えるに等しい。井上静氏も呆れているだろう。
警告(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-03-28 20:04:33
以前、カルデロン一家強制送還問題で私たちは日本政府の硬直的な姿勢を厳しく批判した。
その際に根拠のない誹謗中傷が行われたが、投稿規定に違反した結果を自ら受け入れる覚悟があるから書き込んだのだとして我々はアクセス禁止処分などを言い渡した。だが、連中が運営する残念なスパムブログが発見された。日本政府の硬直的な姿勢を絶賛し、国際法をかるんじる根拠無き暴言でこれらは成り立っている。しかも、我々の正統な処分に不当な文句を重ねている。
残念ながら、彼らは人ではない。投稿規定を受け入れて投稿した訳だから処分を甘んじて受け入れねばならない義務があるのにかかわらず私たちの説明を受け入れず、暴走行為を重ねている。これを珍走団(俗に言う暴走族)といわずして何というのか。既に、私からはアムネスティ・インターナショナル及びインターネット・ホットラインセンターにも通報をさせてもらった。彼らの査察を厳しく受け入れてもらうしかない。国際社会から彼らは権利の乱用に際して厳しく制裁を受けるとだけ警告しておく。
私たちは何も、検閲をしろというのではない。しかし、国際法に沿った振る舞いをしろといいたいだけだ。それすら分からないとは、情けない。アクセス禁止処分を受けた連中を見てくると哀れみすら感じてくる。イソップ寓話に「牛と蛙」という話がある。子供のカエルから初めて見た牛の話を聞いた父親のカエルが自らの腹をふくらませて「そいつはこれぐらい大きかったのか」と聞く。「いやもっと」といわれ、無理に腹を大きくしているうちに等々破裂する話だが、彼らのいっている話はそれと同じではないか。
日本国内の概念で問題は解決できなくなりつつあるグローバル社会、だからこそ国際法を重視する比率はますます大きい。国際法に則ってこそ、こうしたカルデロン一家の問題は安易に解決できた。児童ポルノ問題にしても、日本が単純保有を禁じてもそれは二重の犯罪を犯す事になる、というのは著作権法違反の違法コピーがネットで横行したほか、かえって我々の目を背けるような画像がはびこるだけだ。それなら、スウェーデンのように科学的な立場による性教育と道徳教育を徹底させるしかないのだ。
こうした現実を直視してからコメントをしてほしい。私はカルデロン夫妻の犯した罪は許す事はできないが、その背景にある貧困問題は日本政府にも責任がある。こうした問題を解決する事が、カルデロン一家の悲劇を減らす事に繋がる。
抜本的な問題の解決がなければ、こんな漫画のような組織になってしまう。
閉鎖的体質がある限り(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-02-10 12:44:32
安治川親方慰留に一転20時間後に撤回会見
20時間のドタバタ劇だった。
退職表明から一夜明け、安治川親方は連夜の会見を行った。前夜の「すがすがしさ」はない。冒頭に頭を下げ「一門のご厚意で協会に残らせてもらいます。また一から勉強して残らせていただきます」と明かした。3日午前0時に1度は角界を去ることを発表した。同午後8時。一転しての残留宣言だ。
1日の日本相撲協会理事選挙で、所属する立浪一門の意向に反して貴乃花親方(元横綱)に投票し、退職意思を表明していた宮城野部屋付きの安治川親方(36=元前頭光法)が3日、わずか20時間で「撤回」を発表した。深夜の退職会見から一夜明け、親方の退職に発展した「造反者捜し」に、協会を所管する文科省やファンから選挙の公正性を問う声が上がり、一門の長になる友綱理事(元関脇魁輝)らが慰留した。貴乃花親方が逆転当選した理事選は、支持者の退職騒動という「お騒がせ」まで生んでしまった。
別れを告げたはずの一門の長が慰留した。朝、立浪一門ただ1人の理事となった友綱親方が、宮城野部屋を訪れた。「どうして早まったことをしたんだ」。同理事は事前に「退職」の連絡がなく、報道を通じて初めて知ったという。「昔から知ってるのにね。何も聞かされなくて、悔しいよ」。目に涙を浮かべ、再考するよう説得した。
安治川親方は、同世代の貴乃花親方(元横綱)に共鳴。1日の理事選挙では一門が推す大島親方(元大関旭国)ではなく、貴乃花親方に1票を投じた。その結果、8票だった大島親方が落選。選挙後は連日、一門の「反省会」で“犯人捜し”が行われ、2日に造反したことを告白した。
一門内から糾弾され、責任を感じての退職表明に、この日、協会には「なんで辞めさせるのだ」の電話が止まらず、“犯人捜し”への批判が相次いだ。選挙の公正性に疑いが出るため、監督官庁の文部科学省からも事実関係の確認があった。文科省担当者は「事実関係の確認の後、対処をどうするかとなる」と話していた。
強烈な逆風に「立浪から追い出したと思われる」と友綱理事。一門にはもう1人、貴乃花親方に投票したと思われる親方がいるが「捜すとかはない」と、造反者割り出しの終息を宣言した。ただ協会関係者によれば、今回は伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の意向に反したため、安治川株と時津風一門のある株との名跡交換を進めているという。
立浪一門の残留宣言をしても、安治川親方は「一門の枠を超えて、貴乃花親方を支持した気持ちは変わらない」と言い切った。友綱理事は「きついことを言われるかもしれないが、それを超えて勉強してほしい。これも責任の取り方」。辞める意思を撤回した先には、一門の「いばらの道」が待つことになる。【近間康隆】
[2010年2月4日9時7分 紙面から]nikkansports
この呆れた騒動で私は考える、今回の理事選で落選すべき候補者が一人いたと言わざるを得ない。
北の湖前理事長である。彼は時津風部屋でおきた暴行虐殺事件の真相究明に消極的だった上、朝青龍を横綱に推挙した道義的な責任がある。その責任を認めずしてどうして理事再任を許すのか。日本相撲協会の救いようのない閉鎖性を感じる。その中で改革を叫ぶのなら、貴乃花には勧めたい事がある。
相撲学校(高校併設)設置は大いに賛成する。たとえ相撲に進まなくても、相撲が持つ人の育成という趣旨に大いに合致するからだ。だが、それには朝青龍を解雇してから行うべきだ。また、小錦(現KONISHIKI)への名誉回復を即刻行うべきで、彼には相撲学校の校長もしくはそれに準じるポストで待遇すべきだ。また、相撲学校立ち上げの際には曙太郎氏(第六十九代横綱)にも協力をもらうことだ。
闇世界との関係根絶も行うべきだ。これはこの後述べる朝青龍問題に密接に関わってくる。この事について私の見解を述べておきたい。まずは事件の経過については日刊スポーツ、時事通信の記事を引用する。
朝青龍引退表明…暴行騒動の経緯
<朝青龍の騒動経緯>
▼1月21日 22日発売の写真週刊誌「フライデー」掲載の記事で、場所中の16日未明に泥酔して暴れ、警察が出動する騒ぎを起こした事が発覚。取組後に記者から事実関係を聴かれた朝青龍は「いつもの事」と笑い飛ばす。 ▼同22日 被害者に朝青龍の個人マネジャーの一宮氏が名乗り出て、高砂親方は武蔵川理事長に報告。
▼同25日 25回目の優勝を飾った初場所千秋楽翌日に高砂親方と共に協会へ呼ばれ、武蔵川理事長から口頭で厳重注意。
▼同27日 「週刊新潮」の報道で、暴行した相手は一宮氏ではなく、別人の一般男性と判明(ただし、ネットの報道では闇世界の関係者であると指摘されている 小野注)。
▼同28日 被害者男性が警視庁麻布署に被害相談に訪れていた事が判明。
▼同29日 横審の鶴田委員長が自ら協会へ足を運び、武蔵川理事長に朝青龍への厳罰を求める。
▼同30日 朝青龍が元幕内皇司の若藤親方の引退相撲で5日ぶりに公の場に登場も無言。高砂親方が「示談成立」を報告も、麻布署は朝青龍から事情を聴く方向で検討を開始。
▼同31日 被害者が一転「暴行されたのは嘘だった」と記した書類が、協会に提出されると判明。2人の個人マネジャーが警察から事情聴取された。
▼2月1日 武蔵川理事長が「調査委員会」を発足。
▼同2日 「調査委員会」の友綱委員長が会見。事情を聴いた個人マネジャー2人の「暴行はなかった」という証言に同調。
▼同4日 理事会に朝青龍を暴行問題の聴取のため招集。朝青龍が引退を表明。
[2010年2月4日15時34分]
(C)2010,Nikkan Sports News.
師匠らの責任問わず=朝青龍には退職金-相撲協会2月4日20時51分配信 時事通信
日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は4日記者会見し、横綱朝青龍の引退について「多くの相撲ファンの皆さまにご心配、ご迷惑を掛けた事をおわび申し上げます。申し訳ありませんでした」と謝罪した。その上で引退届提出に至った経過などを説明したが、報道陣からの質問は受け付けず、自身の責任にも言及しなかった。師匠の高砂親方(元大関朝潮)にも処分はなかった。
不祥事の場合は引退届よりさかのぼって処分を科す事も可能だが、自ら決断した形となったため、懲罰的な扱いはしなかった。規定通り力士養老金(退職金)などが支払われ、両国国技館で引退相撲も行われる見込み。
横綱の引退では他に特別功労金も支払われるのが通例で、貴乃花は1億3000万円、武蔵丸は9000万円を受け取っている。
人ごとのような師匠=朝青龍引退表明2月4日19時49分配信 時事通信
朝青龍の記者会見に同席した師匠の高砂親方(元大関朝潮)は、何か人ごとのようなたたずまいだった。冒頭で謝罪の言葉も述べず「本日を持ちまして横綱朝青龍が引退を表明いたしました」と報告しただけだった。
協会から指示された暴行問題の調査についても「すべてにメディアが先行し、追い掛けて調査委員会に資料を提出する事しかできなかった」と弁明した。
「詰め襟を着て、当時の若松部屋に入ってきた事を思い出す」と、まだ朝青龍が素直だった頃を懐かしむような口調。弟子の出世につれて希薄になった師弟関係を象徴するようだった。「どんな弟子だったか」と聞かれて「こんな弟子です。このまんま」。
指導力不足を指摘され、サッカー騒動でものんきな発言が目立った親方。今回も騒動の最中に「俺は悪くない」「あんな弟子を持ったのだから仕方ない」と話し、歩くのも困難なほど泥酔した事があった。最後まで変わらなかったのは師匠も同じだった。
はっきり言おう。
朝青龍の引退はあまりにも遅かった。普通他の世界なら退職ではなく、懲戒解雇だ。日本相撲協会は、引退届を却下した上で解雇処分を言い渡すべきだった。露鵬や白露山にも示しがつかないではないか。そして、横綱に選んだ当時の横綱審議委員会のメンバーからも事情を聞き取るべきで、彼らの責任も重大だ。
高砂親方も重大な責任がある。朝青龍への指導が出来ないから、指導者として失格だ。親方を引退しろといいたい。いっそのこと、安治川親方に高砂親方の後継者になってもらえといいたい。そもそも、相撲が闇世界との持ちつ持たれつの腐敗した関係を長年にわたって続けてきたのが問題だ。だからと言って、警察権力との腐敗関係も我々は拒絶せざるを得ない。そこで、日本相撲協会に一般市民の資本を一定の割合で入れるといい。そうすることで、相撲の閉鎖性は一定のレベルでなくなる。
Neutralizer加筆:今の角界はまさに土俵の上で『踊っている』としかいいようがない。一体『伝統』とは何なのか頭を抱えたくなる。
伝統とは新しい物事を継ぎ足したりするから価値が輝くのではないか。ただ『守る』だけでは朽ちていくだけだ。
因みに引退した朝青龍はハワイで何事もなかったかのようにのんびりゴルフをやっているそうだ。その上、彼の故郷モンゴルではこの引退騒動で非難の声が挙がる始末。この事をチンギス・ハーンはどういう顔しているのだろうか…。
いっそのこと、DeNAに日本相撲協会を買収してもらおうではないか。
横浜ベイスターズなんか買収を断念して横浜財界が出資する新会社に経営権を譲渡すればいい。そして日本相撲協会の運営を引き受ければいいのである。
また、自分たちの考えを相手に無理やり飲ませる今のやり方は批判されねばならない。事実なら受け入れる義務があるが思想は押し付けてはいけない。
読み方次第では物事は異なる(小野哲)
テーマ:スポーツ
2010-01-18 08:02:40
サガン鳥栖にU-20韓国代表の金民友選手が加入した。
このことでYahoo!の聯合ニュースでは歓迎する声が圧倒的だった。だが、非常に残念な誹謗中傷の声が一つあった。韓国人にとって極めて侮辱的な言葉で加入を罵るひどい言動である。こうした言動には憤りを覚える。あくまでもプレーして振るわない成績ならプレーに対して批判は仕方がないが、その前からの誹謗中傷はルール違反でしかない。
韓国のメディアでもこうした呆れた誹謗中傷があふれかえっている。たとえば去年まで中日ドラゴンズでプレーした韓国人選手が韓国球界に復帰した際の韓国のメディアでは彼に対する卑劣な発言が目立っていた。こうした輩どもにはっきり申し上げておきたい。読み方次第で物事は違ってくるのだと言うことを。韓国人はつい65年前まで日本の植民地とされているのだ。だから最近の世代はそれほど過激なことは言わないがその当時に生きていた人たちにとっては激しく生き抜かねばならない事情があった。
それを支配してきた層には理解できないのだろう。だが、被支配層にとっては待望の独立なのだ、それで支配層へのライバル意識を強めるのは当然のことなのだ(南米と欧州のライバル関係もそれで見える)。要するに読み方次第で物事は異なってくる。サッカーは欧州にとっても、南米にとっても代理戦争のような存在だった。地域間紛争のあるスペインではFCバルセロナとレアルマドリードのライバル関係が過酷なのも、地域のバスク人とスペイン人との間の歴史的紛争の関係があるからだ。それを知らないで仲良しだと思ったらとんでもない。
今年は韓国人のプロ選手が多く日本に進出した。福岡ソフトバンクホークスや千葉ロッテマリーンズはWBC韓国代表選手を獲得している。京都サンガFCでも韓国代表DFを、鹿島アントラーズはその京都から韓国代表DFを獲得した。ジュビロ磐田では韓国代表を主に獲得した。J2では徳島ヴォルティス、FC岐阜でも韓国人選手を獲得している他、ファジアーノ岡山でも元U-20韓国代表の選手を獲得した。ちなみに鳥栖は今年J1昇格を目指していることもあって韓国人選手二人を金選手以外に補強している。
そもそも韓流という言葉に振り回されて、ペ・ヨンジュンだの東方神起だので慌てふためくのではなく、地に足を着けた真の友好こそ、日韓両国の和解に結びつく。その過程で竹島の不法占拠の問題も逃げずにきっちり解決しなければならない。スポーツや芸能はあくまでもその補助にしかすぎないのだ。スポーツ選手に国を重ねてみる見方はいただけない。そうした意味では金妍児(キム・ヨナ、韓国)も哀れなものだと私は思う。私はあくまでもスポーツはスポーツと割り切ってみる。
私がこの見方を持に至ったきっかけは元中日ドラゴンズの投手だった宣銅烈選手(現在韓国のクラブチームの監督をしている)の一年目の不振と、二年目の活躍についての韓国のメディアのゆがみを感じたことからだった。それと同じゆがみを私はフィギュアスケートでも感じている。金妍児(キム・ヨナ)選手と浅田真央選手のライバル関係にしても、単にフィギュアスケートだけで見ていればいいのを無理に国と結びつける歪んだナショナリズムがはびこっている。このやり方が日韓両国でまかり通っているのだから浅田選手も金選手も精神的につぶれる危険性がある。
同じような危険性を私達は排除しなければならない。結果が良かったら拍手する潔さを持てばいい。それが私の考えだ。
目先の規制では闇の世界を絶つ事はできない。
私たちは10年、20年先のこの国をどうしたいのかを問いかけねばならない。事実を踏まえてどうしたいのかを考えるべきだろう。その事実を隠す悪趣味が日本人にはびこっている。
冷徹な事実を受け入れてこそ一流だ(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-27 12:05:11
テレ東社長、映像差し替え「問題ない」
テレビ東京島田昌幸社長(65)の定例会見が23日、同局で行われた。
一部週刊誌で、同局が11日に放送した「スターズ・オン・アイス2010」で、浅田真央選手のトリプルフリップを、本番では転倒したが成功した映像に差し替えて放送したと報じられた件で「問題はない」とコメントした。
同公演は東京・代々木第一体育館で3日間4公演開催され、浅田選手のほか、小塚崇彦、羽生結弦両選手についてもジャンプ映像の差し替えを行っており、いずれも9日の滑走をベースにジャンプ部分を10日に成功した映像に差し替えた。
島田社長は「採点競技であればありのままを見てもらう必要があるが、トップレベルの選手たちの一番いい姿を見てもらうショーなので編集上の工夫が入っていいと思う」と話した。
[2010年4月23日17時20分] 日刊スポーツ
はっきり言うが、島田の言っている事は独善的でしかない。
今回の行為は浅田選手に対する冒涜であることはもちろん、小塚・羽生両選手への侮辱ではないか。サガン鳥栖にぼろ負けしまくっている現実を受け入れられないお間抜けなアビスパ福岡のフーリガン連中(特にウルトラオブリ)と同じではないか。恥ずかしい。サガン鳥栖は今や選手層もスポンサーもアビスパ福岡を上回っている。有力外国人選手を獲得できるのはユン・ジョンファンヘッドコーチ(日韓W杯でベスト4になった韓国代表)の存在である。彼が声を掛けた結果、韓国で将来はあのパク・チソンを越える逸材と言われた金民友選手の獲得に繋がった。彼と韓国大学で逸材のDFを獲得し、DFラインを整備した結果、横浜FCの選手引き抜きにも十分対応できる選手層になった。
それだけきっちりやっているのだ。なぜやるのか。経営不振を乗り越えて新しい会社になったサガン鳥栖は弱かったから強くなるためにユンヘッドコーチ(以前、セレッソ大阪に在籍していた)を選手として雇い、引退後はチームのフロントに入れて育成していったではないか。浅田選手だってそうではないか。バンクーバーでキム・ヨナ選手に負けたから強くなるために泥を飲むような努力をしているではないか。転倒することは決して恥ではない、むしろがんばっている証拠ではないか。
そうしたことを隠すとは、フィギュアスケートを芸術ではなく、スポーツでもなく、一種のエンターテイメントショーにおとしせしめる行為でしかない。これは織田信成選手や安藤美姫選手にとっても侮辱ではないか。今後、こうした編集はしないでもらいたい。そんなにスポンサーが大切なのかとテレビ東京には文句を言いたい。テレビ東京はサガン鳥栖から学んでもらいたい。地道に努力すれば、J1を伺う成績になれるのだ。
文字通り、人間動物園にしてしまった(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-29 05:20:05
ついにやってしまった。
週刊現代が2010年5月15日号で「キム・ヨナ「奇跡のビューティ」-美しすぎる金メダリスト」と題打って、セミヌードを掲載してしまったのだ。これには私もビックリを通り越して呆れるしかない。あるブログでは胸が見えるギリギリまで激しく肌が見えていると報道している。
キム選手のフィギュアスケートの美しさはもう、言うまでもなく一流だ。これは誰も否定しない。しかし、裸で表現するというのはおかしな話ではないか。あくまでも、芸で魅せるべきであって、セックスアピールでやるべきではない。私はがっかりしてしまう。
我が盟友は浅田真央選手との関係などを巡って煽る日韓のメディア報道を厳しく批判し、「スポーツ報道には『BOSS』がよく似合う」というコラムでコテンパンに皮肉ったほか、最近では『アイドル狂想劇』で私よりも厳しく批判した。実際、「上海万博」で最近クローズアップされている万博だが、昔普及していなかった際、「人間動物園」として一時期言われていたことがあった。
だが、残念だがキム選手を日本のマスゴミは完全に動物園の見せ物そのものにしてしまった。私が懸念を示さざるを得ないのは何か一つ目だったことを大げさに拡大してしまえば取り返しのつかない悲劇を招きかねないことだ。織田信成選手が入籍したそうだが、これだってマスゴミはフィーバー材料に使いかねない。これでは文字通り、人間動物園ではないか。
だが、あくまでも芸だけにしか私は興味はない。私生活でルール違反を犯せば社会的制裁などで罰せられると考えている。だから、酒井法子保護観察囚や小室哲哉保護観察囚には執行猶予期間中は最低限謹慎すべき義務があり、免罪符ではないのだ。そうした割り切りが万事必要であり、ヌードなどの興奮ごとで話題を作るなと強く警告しておきたい。今回のキム選手の行動は極めて軽率だ。今後、ギャラ次第でフジテレビの『とんねるずのみなさんのおかげでした』の『食わず嫌い王選手権』に出場する事だってしゃれではすまされなくなるだろう。まだしもNHKの『鶴瓶の家族に乾杯』程度ならかまわないが、今回のグラビアは今後ヘアヌードにまで拍車を掛けかねない。
今回の行動にはきわめてがっかりした。以前、合成ヘアヌード騒動でキム選手は抗議したようだが、みすみす自分からその効果をそいでしまったに等しいのである。今回の企画を考えた週刊現代には猛反省を促したい。何故なら、この行為はフィギュアスケートのブランドを低下させるだけだ。ライバルの浅田選手は今回のグラビアに困惑しかねない。
今回のコラムは、キム選手への私なりのイエローカードである。金メダルの重みを甘く見ないで欲しい、水泳の柴田亜衣選手は金メダルをとった後その重圧に苦悩したという。金メダルの価値はそれほど重大である。
こんな軽率な人間が目先の規制に賛同してしまえば、これから取り上げるこのような軽率な政治家が出てくる。
矛盾(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-07-14 08:57:39
参議院選挙は極右の躍進という、最悪の結果に終わった。
日本の場合、強い奴らに取り入って自らの保身を維持しつつ、一部の利権関係者から賄賂を受けとっている。そういう連中に改革を叫ばれて、我々はナメられていると自覚できないのか。
民主党の敗因は、マニフェスト違反が大きい。ことごとくマニフェストを破りまくって、責任を全く取らない。臭いものには蓋と言わんばかりに小沢一郎氏などをかくしている。更に、メディアと自民党時代の癒着・腐敗した関係が問題をさらにひどくした。徹底した印象操作が行われ、極右の「みんなの党」や自民党があたかも改革派のように報道された。
だが、改革派というなら「みんなの党」や自民党の政策を見てから言うべきだ。小泉ヒトラー内閣時代に渡辺喜美は一緒になって新自由主義に基づくルール無視の経済づくりに邁進したではないか。その結果は非正規労働者とパワハラの急増になったうえ、事件の悪質化に拍車をかけた。そのうえ、猥褻な児童ポルノなどのセックスビジネスに人々が走る原因をつくったではないか。
それにたいする痛切な反省なくして、改革という言葉は口にしないでもらいたい。自民党なんかもっとひどくなった。護憲リベラルの思想を投げ捨て、愛国心というその場限りのカンフル剤で逃げているだけだ。そんな連中の政策はあくまでも偽物であって、信頼に値しない。
だが、私は日本共産党にも不満である。それは議論をしない姿勢である。理論を一方的にまくしたてても、そこには意味はない。違うのは構わないが、相手に理解を得る為には相手の考えを認めた上で議論を交わす必要がある。そこに、共産党がお粗末なところがある。私は取手駅に関東鉄道の車両が突っ込んだ際の共産党の異常な関東鉄道攻撃に疑問を持ち、それ以来着かず離れずで対処している。そうした事への不満・不信が今回の不振になった。
そこで、私が前から言うように護憲リベラル・護憲保守・革新勢力の結集がこの国の危機に対して欠かせない。共産党のボランティアはある意味で有能だ。だが、上がコチコチで威張っていて何もしないと井上静氏のブログで指摘されている。そうした愚か者には強烈な危機意識を植え付けて自己進化させるきっかけが必要なのだ。そこで、日本共産党が主導権を握る形で社民党・新社会党を吸収合併し、共産主義を社民主義と融合させて、理想を現実化させていく工程を身につける必要がある。更に植草一秀氏を党に招き、経済政策担当に据えるなどして似ている人達にウィングを広げるべきである。労働組合だけじゃなく、中小企業の経営者にもこの新党に参加を促すべきだ。保守を論破するにも、保守を把握する必要がある。元自民党の野中広務氏、武村正義氏、田中秀征氏を顧問として招き、議論を積み重ね、成長させていくべきだ。
共産党の政策はシンクタンクがあるだけあって本物だ、だが、政策は現実化されていくには多くの声があって洗練されていく。その作業が共産党にはない。だから「インテリっぽい」と引かれてしまうのだ。こうした作業をしないから、「この世で一番の矛」と「なんでも防げる最高の盾」を売る商人に「あんたの矛であんたの盾を突いたらどうなるの」と質問した一人がいた。その男に商人は何も言えないまま、逃げていったという。みんなの党や自民党はそれで突っ込まれたが共産党はその作業すらたどり着いていない。
それがある意味不幸な事である。
共産党にしても、ある意味当たっているところはあるのだが目先の規制におぼれる傾向もある。
その滑稽さを笑っているメディアも共産党と同じほどこっけいなものである。
腐敗・墜落のメディア産業へ(小野哲)
テーマ:media
2011-04-16 14:34
今回の東日本大震災で、トンデモ報道をやらかす愚か者がいる。
伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が取材したニュースによると、「週刊新潮」(新潮社/4月7日号)で報じられた共同通信福島支局の現場放棄事件だ。爆発事故をテレビで見た東京の社会部幹部が、福島支局員たちの県外退避を指示、一時、福島市にある共同の福島支局が不在になる異常事態となったというものだ。
これには週刊新潮が批判し、共同上層部が『すぐに戻れ』と指示を撤回し、支局長以下支局員たちは福島に戻った。だが同業他社に福島支局長は首にガイガーカウンター(放射線量測定器)をぶら下げながら謝罪したというのだ。その支局長は左遷されたが、東京に戻れると喜んでいた上に脱原発のデモに参加したというブラックジョークもある。
週刊新潮に至っては東京電力批判の記事を載せないばかりか、『広告費』欲しさに東電社員の美談を掲載する始末。東京電力だけで年間220億円以上なのだから、おかしい話ではないか。だから、週刊新潮を廃刊すべきと私は断言している。
せめて、共同通信社と週刊新潮は只の野球好きの人さんが私に反論した如く、権力者に容赦なく噛み付く精神を持ってほしい。私は週刊新潮の態度を見てパナソニックを思い出した。あの天安門前で圧倒的多数の市民のデモを極右中国の軍部どもが虐殺した天安門虐殺事件で、一時期日本の企業が撤退していたがすぐに戻った話がある。
だが、松下電器産業(当時、現パナソニック)は戻らなかったという。極右中国の幹部連中はパナソニックを絶賛したというが、この話をあの佐高信氏は『極右中国の軍部の友人であっても、市民の友人ではない』と痛烈に批判している。このパナソニックと週刊新潮はそっくりそのままではないか。もっとも、弱者イジメの天才週刊誌をボイコットしている私には眼中にもない。
今回の参考記事
"噂の女"神林広恵のナイショの一説
現場放棄、東電批判を"自粛"......震災であぶり出される大手メディアの素顔
http://www.cyzo.com/2011/04/post_7025.html
現実と言うならば、この世界も強烈なものだ。
ドラマの世界と現実(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-11 19:03:16
フジテレビで今度から放映される木村拓哉主役の「月の恋人」というドラマがある。
様々なことで話題になっているようだが、残念であるが日本のマスゴミ連中には連想能力が欠けている。たとえば今回のドラマの舞台はインテリア業界となっているが、物流部門は全体としては派遣か請負に切り替わっており、請負の人達は待遇にしても正社員雇用されるべきなのにも関わらず9時近くまで残業せざるを得ない実態である。
今回、もう一つ取り上げるリリースがある。帝国データバンクのものである。
TDB企業コード:985849880
「東京」 (株)ヨコタ(資本金2億円、台東区上野5-7-2、代表若井政明氏、従業員215名)は、3月30日に東京地裁へ自己破産を申請した。
申請代理人は平出晋一弁護士(中央区京橋2-3-3、電話03-3517-7007)ほか。
当社は、1932年(昭和7年)4月創業、56年(昭和31年)12月に法人改組したインテリア製品の製造販売業者。カーテンレールを中心にブラインドやロールスクリーン、クローゼットドア、アコーディオンカーテンなどを扱い、これまで埼玉、滋賀、新潟、静岡、宮城などに工場を建設するほか、全国の主要都市に物流センター、営業所を設置するなどして、卸売業者やサッシメーカー、ホテルなどのほか、海外向け販売も行い事業を拡大。97年7月期には年売上高約91億4400万円をあげていた。
しかし、近年は改正建築基準法の影響や素材価格の高騰などに伴う値下げ要請などで業績は低迷。新製品の発売や既存品のリニューアルなどによりシェアの確保や大手ブラインドメーカーとの業務提携(2009年5月)などで競争力の向上に着手したが、2009年7月期の年売上高は約52億6700万円にダウン。拠点の統廃合に伴う費用の発生、資産売却損などから約3億8500万円の最終赤字となっていた。
負債は約36億円。
(C)帝国データバンク
ヨコタという会社は立川ブラインド工業と提携していた。だが、ガリバーというべきトーソーなどに負けてしまったわけだ。これがインテリア業界の現実である。トーソーや立川ブラインド工業、ニチベイなどはそれこそ、カーテンやブラインドなど枠を広げて競争を続けているではないか。
ドラマに描かれるであろう世界と、現実は全く違うと言ってもいい。たとえば、「おくりびと」という映画で納棺士の仕事に多くの人が殺到したがすぐにやめていったそうで、イメージと現実が異なることにショックを受けたからにほかならない。もっと足下をみてからドラマを考えるべきではないか。
現実、そして規制、その10年先の効果を慎重に見極めて物事を考えなければ、闇の世界を表に引きずり出しかえることはできないのである。
2012年03月29日
商業ヌードとヌーディズムを区別して考えよ
ヌーディズム(英語: Nudism)は、全裸でありながら服を着た状態と全く同じように過ごすこと。ただし衣服を着て生活することが規範となっている社会における活動を言う。裸体主義。
ヌーディズムは、自然との関わりを強調してナチュリズム(英 Naturism:ネイチャリズム)と呼ばれることもある。ドイツではFKK(独 Freikörperkultur)と呼ばれる。ただし、似ている語のナチュラリズム(英 Naturalism)は「自然主義」のことで全く別の概念である。
ヌーディズムを実践する者をヌーディスト(Nudist)、ナチュリスト(Naturist:ネイチャリスト)、裸体主義者という。
これらの言葉はWikipedia日本語版より引用。
日本ではこの動きがあまり盛んではない理由に儒教の思想が強いことがあると私は考えている。無論、欧州の場合では宗教上の理由から混浴を禁止するなどしているが、ヌーディズムはそうした動きへの反発が生み出したものであった。
だが、私が危惧しているのは思想上のヌードではない。商業ヌードがはびこっている現状である。コンビニエンスストアの書籍コーナーの一角ではそれこそ過激化した風俗雑誌が堂々と売られている有様だ。ちなみに赤松健氏の処女作「A・Iが止まらない」の韓国版では裸シーンはほとんど下着姿などで修正されている。それほど一般コミックでも韓国は厳しいのである。
思想上のヌードや政教育上どうしても欠かせないと言うのなら私は子供であっても写真に収めたりすることには反対しない。しかし、「関西援交」などの未成年の少女や成人女性相手にみだらなまねをするビデオ商品を売ることには強い抵抗感を感じる。彼らの体を金づるにするのはどうも私の中で強い抵抗感を感じる。
だから、私はこうしたものを配布したり販売する輩を見つけ次第インターネットホットラインセンターに通報してきた。だが、懸念すべきはこうした輩が思想上のヌードであると新たな抜け道を作り出す危険性である。
しかも、最近では大手週刊誌の週刊現代が擬似児童ポルノを堂々と掲載する有様である。だから、私は危機感を覚えている。正しい性教育で歪んだ異性感を封印すべきなのである。分娩シーンなどの動画を見ることは最低限の入り口なのだが、それ以上に心してほしいのは児童ポルノとヌーディズムの線引きの難しさである。
最近ではあの「ドラえもん」でも女性キャラクターの入浴シーンを自粛したり裸シーンを回避するなどしているが、果たしてそれでいいのだろうか。たとえば文化で裸しかない民族などどう、取り扱えばいいのか。ただ隠せばいいと言うのではないのだ。私は商業ヌードを見たくないと言う信念を尊重して欲しいというだけである。
2012年04月20日
魂の殺人を許すな
魂の殺人 児童ポルノとネット社会/上 作る側、すべて「素人」会社員
傑作(0)2005/11/4(金) 午前 8:02嗜癖・性依存メンタルヘルス Yahoo!ブックマークに登録
魂の殺人
児童ポルノとネット社会/上 作る側、すべて「素人」会社員
◇「幼いほど売れた」
ざらついた画像の中で、あどけない顔がゆがんでいく。その横で、うつろな目をした小学生が姉へのわいせつ行為を見させられている--。
鬼畜行為がマニアの間で人気を呼び、インターネット上で「関西援交シリーズ」と名づけられた児童ポルノのシーンだ。
2日、奈良家裁で開かれた児童福祉法違反の法廷に、その「製作者」がいた。「出所したらおわびの手紙を書き、働いて被害を弁済したい」。遊佐隆被告(42)は血の気のない顔で繰り返し、涙をぬぐった。検察側は「児童性愛欲の矯正は容易でない」として懲役7年を求刑した。
「おたくの生徒がビデオに出ている」。昨年7月、奈良県内の高校のホームページへの書き込みが端緒となり、6府県警の合同捜査で「関西援交シリーズ」事件が摘発された。生徒に出演料が振り込まれた銀行の防犯カメラから浮かんだのが遊佐被告だった。
◇ ◇
JR西日本の契約社員。毎朝、大阪の京橋駅でラッシュアワーのアナウンスを担当した。勤務は午前中だけで月給は約5万円。昼、同僚を誘って立ち食いそばを食べ、その後は一人でインターネットカフェへ。販売サイトに作品紹介を書き込み、注文を受けたビデオやDVDの発送を郵便局で済ませ、外車に妻と幼い息子を乗せてファミリーレストランで夕食をとる。そんな日常だった。
高校卒業後、コンビニ店員などを転々。子どものおむつも買えず、弁当屋でおかずだけを買って家族で分けた。わいせつビデオを見てストレスを解消していたが、「自分で売れば収入にもなる」と思い、6年前から携帯電話の出会い系サイトでモデルを募集した。「売るわけじゃない。モザイクを入れるから誰だか分からないよ」と少女たちをだまし、撮影に及んだ。
男優役は大手酒造会社課長(53)や車両輸送会社社員(31)。いずれも強姦(ごうかん)、強制わいせつなどで逮捕された。
シリーズは計157巻作られ、1本5000円で販売された。暴力団が関与する組織の犯行との見方もあったが、逮捕された男はみな、ネット上で知り合った「素人」だった。
「少女が幼ければ幼いほど売れた」と遊佐被告は供述した。客の一人は「女優の演技ではない、素人っぽさがいい」と言う。客の大半は20~30代の会社員。大手コンピューター会社に勤めていた男性は仕事がきつくて長期欠勤した末に解雇され、部屋にこもってビデオを見ていた。
◇ ◇
押収したテープに映っていた少女は計95人。小児科医の意見などから、79人が18歳未満と推測された。画像に映っていた計算ドリルや制服、被告のメモなどを元に、捜査本部は約10府県に住む28人を割り出す。小学生も2人いた。「うちの子を撮って」と娘を売った母親もいたが、大半は普通の家庭で暮らしていた。
撮影後、リストカットを繰り返すようになった子がいる。心療内科に通う子もいる。10代前半の少女は母親に問いただされ「もうどうでもいいと思った。前のお父さんにもされていたから……」と打ち明けた。
客が持っていたビデオは処分された。しかし、素顔の映像は今も匿名の大人たちの手でネット上に流されている。そのことを知らず、少女たちは今日も学校に通う。(連載は磯崎由美、青木絵美、矢島弓枝が担当します)
………………………………………………………………………………………………………
ご意見、情報をお寄せ下さい。〒100-8051(住所不要)毎日新聞社会部「魂の殺人」取材班へ。ファクスは03・3212・0636。メールは
t.shakaibu@mbx.mainichi.co.jp
毎日新聞 2005年11月3日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kokoro/tamashii/
この事件で摘発されたシリーズがなんと、オンラインストレージで無料でアップデートされていた。
私は驚いてインターネットホットラインセンターに通報したのだが、あまりにもひどい。いや、さらに踏み込んで言うならば児童ポルノ以前に最近の風俗関連ビジネスの過激化こそが問題である。私は以前こうした職業をセックスビジネスとして批判してきた。
あの手この手で悪質化してきたセックスビジネスは最近では貧困問題に漬け込んで新たな層にまで拡大してきた。女子高生見学クラブなるものまで作って下半身を披露させる始末。さらにはスケッチクラブと称して実際はスケッチしなくても裸を見れると言うのだからもう、重症だ。
私はやはり、包み隠さない性教育の重要性を指摘する。護憲保守派なので、私はできちゃった婚を嫌悪する。こうしたことを防ぐためにも、やはりなんだかの厳しい自己統制は欠かせない。無論、段階を踏んで教育していくことは必要である(たとえば小学生に突然マスターベーションや性行為の話をするのは論外だ)。
また、何でもかんでも隠せと言うのは問題がある。そうすると逆にルールを破ることでスリルを得られると言う歪んだ快感を味わうことになってしまう。私にはとても受け入れられない。また、児童ポルノ規制によってヌーディズム(思想の一つで文明を見直す動きの一つ)も場合によっては規制に引っかかる可能性がある。だが、彼らは信念でやっているのであり信念にまで干渉はできない。
そこで、彼らとも共闘する必要がある。魂の殺人を許すわけには行かない。私はそれで、セックスビジネスに関しては徹底的にインターネットホットラインセンターに通報することにしている。
2012年05月12日
セックスビジネスをなくすために
今回の提言はセックスビジネスの規制である。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO122.html 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律
この法律は以下の業界の規制を行っている。
接待飲食等営業
1号営業 - キャバレー
2号営業 - 料理店・社交飲食店(ホストクラブ・キャバクラなど)
3号営業 - ダンス飲食店
4号営業 - ダンスホールなど
当初はダンス教室も規制対象となっていたが、映画『Shall we ダンス?』に始まる社交ダンスの流行とともに愛好者や関連団体の努力があり、1998年に規制除外となった。
5号営業 - 低照度飲食店(バー)
6号営業 - 区画席飲食店(カップル喫茶)
その他(遊技場営業)
7号営業 - マージャン店・パチンコ店など
8号営業 - ゲームセンターなど
性風俗関連特殊営業
店舗型性風俗特殊営業
1号営業 - ソープランド
2号営業 - 店舗型ファッションヘルスなど
3号営業 - ストリップ劇場・ポルノ映画館など
4号営業 - ラブホテル
5号営業 - アダルトショップ・個室ビデオなど
6号営業 - 政令で定める(2011年1月1日から出会い喫茶が指定された)
無店舗型性風俗特殊営業
1号営業 - 派遣型ファッションヘルス
2号営業 - アダルトビデオなど通信販売営業
映像送信型性風俗特殊営業(インターネットを利用した画像配信など、風俗店を紹介する風俗情報サイトもこれに含まれる場合がある)
店舗型電話異性紹介営業(テレフォンクラブなど)
無店舗型電話異性紹介営業(携帯電話を利用したテレフォンクラブなど)
深夜(午前0時 - 日の出)における酒類提供飲食店営業
飲食店で、午前0時から午前6時まで酒類を出さない店があるのは本法33条で規制されており、深夜における酒類提供飲食店営業を行うための届出をしていない(できない)ためである。また、ファミリーレストランが午後10時以降保護者同伴のない18歳未満の青少年の入店を禁止しているのは、本法32条(都道府県によっては青少年保護条例も)の規制のためである。
Wikipedia日本語版より
だが、実態は法律の上を越えている。
パチンコ業界は政治家との関係を深めたばかりか、警察との癒着を深める始末である。その一方で福祉ビジネスへの人々の参入は少ない。以前私は売春ビジネスに関わった犯罪者を全員深夜の介護福祉に強制的に従事する罰則を導入する提案を行った。
だが、まだまだ絶対的な人員は不足している。そこで風俗ビジネスに関わる人員を徹底的に減らすと同時に、介護福祉へ大幅に人員を移す法律としてこの法律を改正することを提案する。
1.あらゆる名称であれ性的欲求を満たすビジネスもしくはその提供を行う事を違法行為として禁止する。
2.上記ビジネス(以降セックスビジネス)への新規参入は買収でも認めない。
3.既存風俗業者に関しては3年間という時限的免許を与える代わりにその間に介護福祉への大幅な業務変更を行うことを義務付ける。2年たって達成できなかった場合は免許を強制没収し罰金を徴収する。
4.ラブホテルに関しては2年以内に介護施設に改装するよう義務付ける。パチンコ施設に関しては立地制限の強化や時限的営業免許で徹底的に数を減らす。
5.パチンコや競馬などの賭博に関しては全面的に換金を禁止する。ネット上の賭博に関しても同様の措置をとる。
風俗ビジネスを抑制し、それだけ介護福祉に人々の雇用の場を回すことは社会の安定につながるのである。
たとえば私は健康マージャンまでは否定しない。金銭の賭博を目的にした行為はいけないといっているに過ぎないのである。
著作権を守る取り組みには貧困対策は欠かせない。
たとえばブラック会社に改善を命令し、雇用面で正規雇用の増加と残業およびサービス残業の禁止、ハラスメント行為には懲戒解雇を含めた厳罰で対処するなど取り組まねばならない。そうして貧困問題を解消することにより正々堂々と漫画などを購入できるようにすればいいのである。
児童ポルノについては性教育の徹底により、わいせつ物への嫌悪感を自然にはぐくむと同時に、哲学などを勉強していくようにもって行けばいいのである。それはなにも女性主体主義ではない、人間の内面を厳しく問いかけるものでなければならないのである。
2012年09月07日
性犯罪・厳罰化に抗して
政治
性犯罪者に去勢手術の刑、与党女性議員が法案発議
韓国・東亜日報
SEPTEMBER 05, 2012 06:49
性的暴力犯罪に対し警鐘を鳴らし、再犯を防ぐため、いわゆる現行の「化学的去勢」(性的衝動の薬物治療)の他に「物理的去勢」(外科的治療)を行う法案が発議される。
韓国女子医師会会長出身のセヌリ党の朴仁淑(パク・インスク)議員(ソウル松坡甲)は、矯正や更生が期待できず、再犯の恐れがあると認められる性犯罪者に対し、裁判所が専門家の鑑定を経て、「物理的去勢」の刑を与えることができる「性的暴力犯罪者の外科的治療に関する法」の制定案を5日、国会に提出する予定だ。懲役、死刑など刑罰の種類に「去勢」を含ませる刑法改正案も共に提出する。
「物理的去勢」は性器を切除するのではなく、男性ホルモンを分泌する睾丸を切除することで性的衝動を無くす方式だ。朴議員は、「薬物治療は耐性、治療断絶による強い性的衝動の発生など問題があるだけに、根本的な処方にならない」と話した。18代国会では16歳未満を対象にした性犯罪者に対する「外科的治療法」が提出されたが、人権侵害をめぐる議論の末に廃棄された。
現在、デンマーク、スウェーデン、チェコ、ドイツなど、欧州の一部国家が「物理的去勢」制度を導入している。ドイツは25歳以上の性犯罪者に限って、本人の同意を受けて去勢手術を行っているが、年平均5人が手術を受けている。ドイツ政府は今年2月、国際機関の欧州拷問防止委員会(CPT)から「物理的去勢」を中断してほしいという人権請願書を受け取ったが、「やめる意向がない」という見解を発表した。1970~1980年まで、手術を受けた犯罪者104人を長期追跡した結果、再犯率が3%に過ぎなかったという。反面、手術を受けていない場合、再犯率が46%に達したというのがドイツ政府の説明だ。
一方、政府は「科学的去勢」を受ける性犯罪者の対象を大幅に拡大する方針を決めた模様だ。現行の法律は16歳未満を対象にした性犯罪者に限って「化学的去勢」を行うよう定められているが、これを19歳未満対象の性犯罪者に拡大するという。
権在珍(クォン・ジェジン)法務部長官は4日、大統領府で開かれた閣議で、このような案を李明博(イ・ミョンバク)大統領に報告したと、出席者らが伝えた。李大統領が前日のラジオ演説で、性犯罪に関連し「電子足環制度の実効性を高め、薬物治療を含めて可能な全ての対策を積極的に検討していく必要がある」と話したことを受けた後続措置だ。
政府はまた、性犯罪者の身元公開制度の実効性を高めるため、犯罪者の写真を持続的にアップデートし、犯罪者の家の住所と地番まで公開する案も推進することにした。性犯罪者電子足環(GPSアンクレット)着用制を導入する前に発生した性犯罪に対しても、電子足環着用を遡及適用する案も検討する予定だ。
最近の日本の裁判員裁判(事実上のリンチショー)でも不当な厳罰化がまかり通っている。
常識はずれのお馬鹿な判決が堂々と垂れ流されている。静岡県内で女性を次々と暴行して逮捕された男に国際法違反の懲役50年が不当に押し付けられた。だが、私はGPSアンクレット強制着用、懲役10年、居住地域及び接近制限、カウンセリング義務付けでこの種の犯罪者を懲らしめることは充分できると考える。無論、悪質なケースに関しては物理的去勢で対処する必要もある(男性としての死を意味するのであり判断は慎重さが求められる)。
だが、やはり何よりもやるべきは教育だ。徹底した性教育と精神カウンセリングの活用で、犯罪を極力減らしていくのがいい。児童ポルノの単純所有禁止はこうしたことの積み重ねの上で実施していけば初めて効果を生み出すのである。逆に言えばこうした積み重ねがないまま規制が行われることに私は反対する。
例えば失業貧困故の強盗事件なら、ハローワークによる就業支援サービスを活用すればいい。そうしたことの積み重ねが犯罪発生率の減少につながっていく。少年犯罪に関しては精神カウンセリングと学業支援があっていい。そうしたことがあって初めて厳罰化は始まる。
安易なまでの厳罰化では問題は解決しないのである…。
2012年12月29日
柔軟性で児童ポルノを止める方法(初出 12月21日)
児童ポルノの問題に関してTwitterで私の考えることを申し上げると、問題点は2つある。性教育が甘すぎることと、ヌーディズムと猥褻の概念が曖昧であることだ。このことを最初に申し上げた上で議論を提起する。
日本の場合、性教育が甘いのは儒教の影響が大きい。江戸時代までは男女混浴がある意味容認されていたわけだ。この性教育を徹底させることは性産業の衰退にもつながるわけだ。道徳教育の強化と同時にこの性教育を徹底させる必要があるのは明らかだ。本来このことを言うべきなのは自民党である。
そして、性教育の徹底により性産業への人の参入を減らすことにもなる。あまりにも無責任な性交渉を減らすきっかけにもなる。性教育が甘いから、性交渉がある種の冒険になっていて由々しきことだ。子供を生むということは一生その子供への責任を担うことを意味するのだ。
そのために、ヌーディズム団体と日本政府は共闘する必要がある。児童ポルノを将来的になくすという目的では私もヌーディズム団体も日本政府と考えは同じだ。ならば、折り合える箇所で共闘するべきで、性教育で用いる子供の性器の写真の提供などでヌーディズム団体からの提供を受けるべきだ。
「関西援交」事件のような児童ポルノをなくすために、ヌーディズム団体と手を組めば一気に児童ポルノは少なくなる。授業でわざわざ裸にならなくてもいい。それだけメリットがあるのだから、思い切りよく行動に踏み切るべきだ。
もう一つの課題は、わいせつ行為とヌーディズム団体の主張するアート性である。ただですら警察は性器の写った週刊誌には目くじらを立てる傾向がある(私もその点では同感なのだが)。だが、ヌーディズムは近代化に対するレジスタンスから生まれた思想である。故に始末におえない。
思想故に脱ぐ彼らの思想までを弾圧することはできるのだろうか。インターネットではその気になればいくらでも情報が手に入る。抑えきる事は無理だ。故に児童ポルノがある意味残酷なものであるのは納得だ。だからこそ、ヌーディズム団体と共闘して児童ポルノの摘発に乗り出すべきだ。
ヌーディスト達はにっこり笑って自らの裸を晒している。だからこそ、摘発すべきではなく味方にして、残酷な児童ポルノという最大の闇を打ち砕くべきだ。正しい性教育と厳格な道徳教育、わいせつ性とはなにかを厳しく考えるべきだ。
最後になったが、インターネットで女性の恥ずかしいところを盗撮して公開するようなビジネスはとてもではないが容認できない。そのためにも正しい性教育・厳しい道徳教育を行うと同時に、柔軟性のある方法で猥褻ビジネスをなくすべく取り組んでもらいたい(完)。
2013年02月05日
ヌーディズムという思想と商業主義を区別せよ
AKB河西写真集がAmazon1位に、白紙報道も講談社は「修正して発売」。
ナリナリドットコム - 01月13日 08:30
男児の手で“手ブラ”している写真が問題となり、波紋を広げているAKB48河西智美(21歳)の初のソロ写真集「とものこと、好き?」(講談社)が、一時Amazon.co.jpの「本のベストセラーランキング」で1位に輝いていたことがわかった。
ランキング1位に立ったのは12日で、13日午前8時現在は「とびだせ どうぶつの森 超完全カタログ」(ニンテンドードリーム編集部)に続く2位。ただし、ランキングは1時間ごとに更新されるため、再び1位に返り咲く可能性はある。また、「新着ニューリリース」のランキングでは、現在も1位を快走している状態だ。
写真集の発売を巡っては一部メディアで「発売白紙」と報じられていたが、出版元の講談社は12日、「ヤングマガジン」公式サイトに「河西智美ファーストソロ写真集『とものこと、好き?』発売についてのお知らせ」を掲載し、見通しについて言及。
それによると、「『発売は白紙』と一部において報道がなされております。正しくは、同写真集については、内容に不適切な表現があったため、今一度内容を精査し、一部修正しながら発売日について検討しているところです」とのこと。新しい発売日については「決まり次第このホームページにてお知らせいたします」としている。
Narinari.comってどんなサイト?
http://www.narinari.com/
AKB48・河西智美の“児童に性器を触らせた”写真集に、当局「出版されるなら逮捕者が──」
日刊サイゾー - 01月12日 13:00
「出版されるなら逮捕者が出る話──」
スポーツ紙に掲載されたAKB48・河西智美の写真集の記事を手に、児童ポルノを取り締まる警視庁生活安全局の職員は強く断言した。
「社会通念とかではなく、違法行為なんです!」
2月4日に発売予定の写真集『とものこと、好き?』(講談社)が児童ポルノ法(児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律)違反だとの指摘が持ち上がった。
「河西智美 初ソロ写真集でギリギリ”ショット!」(デイリースポーツ)
「白人少年の小さな手に包まれ… AKB卒業の河西智美が衝撃の手ブラショット」(J-CASTニュース)
「河西智美、豊満バストの手ブラ披露!」(オリコン)
1月10日、この写真集についてスポーツ紙やニュースサイト、各メディアは出版元の講談社から送られた表紙写真を掲載したが、これは未成年と思われる白人男児が背後から河西の巨乳をわしづかみにしているもので、前出の同法にある「児童に自己の性器等(性器、肛門又は乳首)を触らせること」に該当していた。
これら掲載写真はあくまで“記事”であったため当局も警戒を強める材料にとどめたが、12日に発売される漫画雑誌「ヤングマガジン」(講談社)に掲載のものは広告で、写真の上に「僕の手じゃあ隠しきれません」と悪ノリした男児のセリフまでが書き加えられていた。
これは講談社の社内でも事前に異議を唱える声があったというが、発売を強行しようとした担当者の中には「これもAKB得意の炎上商法で売れる」と騒動による売り上げアップを期待する意見まであったという。
最終的に講談社は「社会通念上、読者に不愉快な感情を抱かせる」と、「ヤングマガジン」の内容を差し替えての発売延期を決めたが、法に抵触しない自主規制を意味する“社会通念”で許される話ではなかった。
11日、警視庁だけでなく児童ポルノを厳しく監視する民間団体も刑事事件としての告発準備を進めた。受理されれば「5年以下の懲役また500万円以下の罰金」に処せられる可能性もある重罪。ある団体にメンバーとして名を連ねる作家は「アイドルの味方を気取ったフリーライターがツイッターで“どこが問題なのか分からない”と抗議していたが、メディア側の人間でも男児自身が裸を晒したものではないからOKだと思っている者がいる。判断のつかない児童が卑猥な商売に利用されたことは性的虐待に等しく、その姿は大人になっても記録として残されてしまう。そんなことも分からない人間がメディアにいることも問題」と強く訴えた。前出職員も「そもそもスポーツ紙や各メディアがそのまま宣伝を垂れ流したこともおかしい」としている。
写真集の発売自体も延期または中止となる見通しで、当初から内容に異議を唱えていた講談社の編集者は「企画自体をボツにすべき。一部を差し替えて発売となったら、それこそ炎上商法だとモラルを疑われる」と意見している。ただ、写真集の担当者は「白紙にするとヤンマガの損失も含め億単位の経費が無駄になってしまう」とその責任をとらされることに怯えた様子だったという。
児童ポルノについての問題は海外でも摘発や罰則が厳しくなっている傾向があり、国内メディアの認識も改めて問われる。
(文=鈴木雅久)
今回こんなくだらないことでコメントしないといけないのかと思うとうんざりものである。
今回のヌード騒動はある意味思想上のヌードとは違う性質だ。なので私は厳しく考える。
ヌーディズム(英語: Nudism)は、全裸でありながら服を着た状態と全く同じように過ごすこと。ただし衣服を着て生活することが規範となっている社会における活動を言う。裸体主義。
ヌーディズムは、自然との関わりを強調してナチュリズム(英 Naturism:ネイチャリズム)と呼ばれることもある。ドイツではFKK(独 Freikörperkultur)と呼ばれる。ただし、似ている語のナチュラリズム(英 Naturalism)は「自然主義」のことで全く別の概念である。
ヌーディズムの歴史
19世紀末、ヨーロッパにおいて、工業生産の増大と鉄道、自動車による加速度的な近代化に反発するかたちで、自然回帰の動きが高まり、ハンドクラフト運動、禁煙・禁酒運動、健康食、健康飲料(果実ジュースなど)、ダンス、海水浴、日光浴、ワンダーフォーゲル、ハイキングなど野外活動の推奨などが声高に叫ばれ始めた頃に、こうした運動がまずドイツで始まり、続いて他のヨーロッパ各国に広がり、さらにアメリカ大陸やオーストラリアなどにも広まった。
1920年にフランス最初のナチュリズム施設「スパルタクラブ」がヴァル=ドワーズ県にでき、1950年にはフランスナチュリズム連盟(FFN)が設立された。
Wikipedia日本語版より
だから、思想で脱ぐ彼らと商業で脱ぐヌードは別に考える必要がある。
商業で脱ぐ場合は明らかにセックスビジネスである。今回の場合は書類送検が相当と思われるが、私は好きにはなれないケースだと断言する。アート目的のヌードであってもそれがわいせつになりえる可能性はある。河西智美も過去の案件からして書類送検されるのではないか。
この事件を機会に、再発防止にはどのような方法が必要なのかを真摯に考えてほしい。児童ポルノをなくすためには包み隠さない性教育が必要だという持論を持つ私はその持論の正しさをさらに確信した。そのうえでセックスビジネスに人々が流れ込まないようにするために様々な方法を考える必要がある。
また女性ばかりがわいせつの対象だと考えてはいけない。男性ヌードも私は違法であると考えている。そうした意味でいかに日本のネットの考え方は甘いことか。稲田某のお粗末さはそこにあるのだ。しっかりしんさいな!!
みなさんもぜひ考えてほしい。
そして、逃げないことからまず命と向き合ってほしい。
正当性のおおよそないわいせつな図画が海外経由で流される。そんなことはあっていいのだろうか。
だが、私は児童ポルノの単純所持禁止には反対している。それには理由があり、ポルノそのものが貧困ビジネスであることを知っているからで、その貧困問題を政治がどう解決するかが問われているのである。
2011年11月20日
日本ユニセフ協会・この歪んだ組織に
日本ユニセフ協会 国連機関ではない。政・官・報と癒着 知られざる〝裏の顔〟「被災者に渡らない募金」が暴かれた 週間ポスト
http://www.asyura2.com/11/senkyo111/msg/365.html
2011年4月4日発売
小学館
日本ユニセフ協会(国連機関ではない。政・官・報との癒着──知られざる〝裏の顔〟)「被災者に渡らない募金」が暴かれた
───
「被災者を助けたい」との思いから全国で募金活動が行なわれている。それは、世界から称賛された「日本人の助け合い精神」の一場面でもある。
しかし、その浄財を巡って怒りの声が上がった。
批判の対象は、日本ユニセフ協会(日ユニ)が呼びかける「東日本大震災緊急事金」だ。募金額はすでに約7億円にのぼる──。
───
「これでは〝ユ偽フ〟だ」
問題の発端は、日ユニが震災発生3日後(3月14日)にHP上で「1億円の緊急支援」を告知したことにある。その告知には、以下の「但し書き」があった。
〈必要な資金を上回るご協カをいただいた場合、ユニセフが実施する他国・地域での紛争・自然災害などによる緊急・復興支援に活用させていただくことがあります〉
募金が被災者に渡らないと気づいた募金者から、次のような声が上がるのは当然だった。
「俺の募金はアフリカに行ってしまうのか」
「これでは〝ユ偽フ〟じゃないか」
批判が殺到した日ユニは、24日にHP上で「東日本大震災の募金は、通常の募金とは別の口座で管理しています」と掲載し、[全額を被災者に渡す」と釈明した。
方針転換の理由を日ユニ広報室はこう説明する。
「ユニセフ(国連児童基金)は開発途上国の子供たちへの支援を目的としており、日本への支援は64年で終了しました。しかし、震災後にユニセフが日本支援を決めたので、募金の全額をお渡しできるようになった」
当初から「大震災支援」を謳いながら、破災者に募金を渡すことを表明したのは10日後だったのである。
世界の子供たちへの支援が悪いわけではない。それが日ユニの目的である以上、日本の子供たちが対象とならないことにも問題はない。だが、被災者に届かないのであれば、「東日本大震災の緊急募金」などやるべきではない。10日間にわたって、被災者支援を口実に募金を掻き集めていたと見られても仕方ないだろう。
同様の問題は、95年に発生した阪神大喪炎や、05年の福岡県西方沖地震の際にも起きていた。多くの企業やボランティア団体が集めた募金を日ユニに寄託したが、その浄財の一部は披災者には届いていなかった。
たとえば、「楽天銀行」は過去に自社で行なった社会貢献活動を公開しているが、そこには「福岡県西方沖地震」義援金124万円)の最終寄付先として「日本ユニセフ協会」とある。
阪神大寅災の時に募金活動を展開した兵庫県内のボランテケア団体代表者もこう証言する。
「私たちの団体は毎年、日ユニと日本赤十字に募金を寄託してきました。当時の帳簿が残っていないので金額はわかりませんが、この時のお金も使途も含めて日ユニさんにお任せした」
日ユニは「阪神や福岡の時は私たちが呼びかけたわけではない」(広報室)と、〝勝手に寄託してきた〟という立場を強調した。
しかし今回ばかりは、日ユニ自身が呼びかけた募金ということもあって「多くの方にご不信を抱かせたことは申し訳なぐ思います」(同前)と平身低頭だ。ただし、それで一件落着というわけにはいかない。
20年間で募金額は8倍に
日ユニは「国連ユニセフの活動む支援することを目的とした財川法人」であり、ユニセフ本部直轄の駐日代表部は別に存在する。「ユニセフ」という名称を含むことから、ユニセフの「日本友部」と思われがちだが、国連機関ではない。しかし、多くの国民や篤志家、そして日ユニに寄託するボランティア団体でさえも「国連組織」と誤解し、日ユニもそれを周知させていない点に、今回の騒動の根がある。
国連の冠を掲げて募金を集める日ユニは「超金満団体」でもある。 日ユニはユニセフと協力協定を結んでいるが、協定には「集めた募金の最大25%までが運営経費として認められる」とある。
09年度の収支計算書によると、事業活動収入は約190億円。うち90%以上が募金収入だ。支出はユニセフ本部への拠出金が約163億円(業務分担金約11億円を含む)。つまり、約27億円が日ユニの〝利益〟である。公益法人と認められているため、法人税はかからない。
では、その大金を何に使っているのか。内訳は募金活動事業費(約14億5000万円)、啓発宣伝事業資(約5億円)、管理費(約3億円)など。職員わずか36名の団体が募金を右から左に動かすだけで、30億円近い活動費を使うことには違和感もある。職員の給与は「地方公務員並み」(日ユニ広報室)というから人件費だけでは数億円だろう。
金満経営が槍玉に拳がったこともある。日ユニが01年に東京・高輪時地上5階地下4階、延べ床面積1100坪の本部ゼル(ユニセフハウス)を建設した時、25億円の建設費用は日ユニの活動余剰金が充てられたが、「その金で何人の子供たちを助けられるのか」と批判が巻き起こった。
90年代初めには日ユ二に集まる募金額は年間20億円程度だった。20年間でそれを8倍に増やした「功労者」とされ右のが東郷良尚・副会長である。元日本航空社員で、東郷平八郎の遠縁にあたる。退職後に日ユニの専務理事に就任。遺産の寄付控除を政府に積極的に働きかけたほか、ダイレクトメール(DM)による寄付呼びかけなど、「効果的な募金システム作り」を掲げ、〝収益拡大〟に結びつけた。
だが、このDMキャンペーンにも「同一人物に何通も届く」「募金者が亡くなった後も延々と送られてくる」といった苦情が相次ぎ、「協賛企業の顧客リストを流用している」「募金で名簿を買い集めている」との疑惑が取り沙汰された。
(写真)高給住宅街の東京・高輪にあるユニセフハウス
大マスコミとの〝共存共栄や〟
しかしながら、そうした日ユニの「裏の顔」は、ほとんど報じられない。日ユニが数多くの大マスコミ幹部を役員に迎え入れていることと無関係とはいえないだろう。秋山耿太郎・朝日新聞社長、朝比奈豊・毎日新聞社長ら、全国紙のトップが評議員に名を連ねる。
日ユニの役員は常勤の専務理事以外は無給だが、大マスコミの旨味は大きい。
日ユニは大新聞に頻繁に広告を掲載し、新聞社が主催するイベントを協賛する形でサポートしている。
反対に、ハイチやスマナラの大地震など、海外で大災害が発生すると大マスコミは自社媒体で募金を呼びかけ、集めた金を日ユニに寄託する。それが広告や協賛金として戻ってぐる構図は、まさに持ちつ持たれつの関係といえる。
霞が関から文部省や郵政省の次官経験者らを理事に招聘しているほか、芸能人の抱き込みにも力を入れている。特に有名なのが、「日本ユニセフ協会大便」として講演活動で東奔西走するアグネス・チャンだ(なお、「ユニセフ親善大便」として知られる黒柳徹子は、国連機関であるユニセフ本部から任命を受けている)。
「日ユニとしての活動はほとんどノーギャラ(年俸1㌦)ですが、〝大使〟の肩書きで講演などの依頼が増える。この種の講演料は一般的に1回80万~100万円といわれます。ここ20年近く日ユニ関連以外の活動が目立たない彼女が、テレピなどで豪邸生活を自慢できるのも、大便の肩書きと無関係とはいえません」(アグネスに近い芸能関係者) 彼女は先述の〝疑惑の10日間〟に、自ら1000万円の募金をした上で、日ユニのHPで支援を呼びかけた。13年間も大便を務めている彼女が、「日ユニへの募金が国内の被災地には届かない」ことを知らなかったはずはない。「被災者のために」と募金を呼びかけたことはミスリーディングといわざるを得ない。
大マスコミと並んで見逃せないのが、日ユニの政界との密接な関係である。
もともと、日ユニの活動を主導したのは、橋本龍太郎・元首相の母、橋本正(まさ)氏(日ユニ元専務理事)だった。
「正さんが 〝募金がなかなか集まらない〟と龍太郎氏に訴えたことがきっかけで、龍太郎氏は『ユニセフ議連』を設立した。日ユニに賛同する企業から献金を集めていたため、日ユニは〝橋龍利権〟と呼ばれた」(政界関係者)
だが、龍太郎氏と正氏をよく知る元秘書に聞くと「それは違う」と反論する。
「正さんが専務理事の時代は、日ユニの活動は慎ましいものだった。しかし、東郷さんが入ってきてからビジネス化した。東郷さんが運転手付きの車を使っているのを知った龍太郎先生は、生前に〝母がやりたかった活動と全然違うものになってしまった〟と、一度ならず嘆いていた」
現在の議連会長は谷垣禎一。自民党総裁で、公明党の坂口力氏、民主党の小宮山洋子氏ら与野党の政治家が幹部に名を連ねを前出の政界関係者がいう。
「政治家がユニセフ議連に参加するメリットは、まずはイメージアップ。また、日ユニには多くの大企業や新聞社が協賛しているから、票やカネを持つ企業との接点にもなる。
近年は特に野田聖子・元消費者相との関係が深い。野田氏が会長を務めるNPO法人の理事を東郷氏やアグネスが務めている。かつて岐阜県庁の裏金問題(06年)で、一部が日ユニの献金に流れていたことが判明したが、これも岐阜県政に強い影響力を持つ野田氏との繋がりがあるのではないかと囁かれた」
裏金の件は推測の域を出ないが、野田氏のライフワークである「児童ポルノ規制」でアグネスが広告塔を務めることも、日ユニ人脈の深い関係をうかがわせる。
協会の設立主旨や目的は立派だが、募金の集め方と使われ方には、もう少し疑惑をもたれないための改革が必要ではないか。そうでなければ、「美しすぎる宣伝文句」や「煌びやかすぎるメンバー」は、かえってうさん臭さを感上させてしまうだろう。
私は以前から児童ポルノ規制に関して日本ユニセフ協会を厳しく批判してきた。
だが、全く懲りていないのがこの連中だ。そもそも、児童ポルノと言う木を見ていて、発生源そのものであるセックスビジネス、さらには貧困社会そのものに日本ユニセフ協会は批判の声を上げるべきなのに、政治家と癒着しているのだからおぞましい。
日本ユニセフ協会ボイコット運動宣言(小野哲)
2010/11/30 08:10
今まで私はアグネス・チャンを目先の問題に溺れて真の問題を見逃す輩と指摘して批判してきた。
しかし、日本ユニセフ協会が一体化して児童ポルノの規制という美名の思想弾圧に加わった上、批判を圧力で封じ込める権力犯罪を犯したならば、もう容赦しない。今回、日本ユニセフ協会をボイコットする事をここに宣言する。
残念だが、彼らに支援する企業にも日本ユニセフ協会と絶縁するまで、購入を控える事を勧めよう。
事実上のスポンサー企業
アイエヌジー生命保険、明石被服興業(富士ヨット学生服)、イオン、イオンモール、イケア・ジャパン、伊藤ハム、インプレスジャパン、フジテレビジョン(FSNグループ全体)、王子ネピア、オムロンヘルスケア、キャドバリー・ジャパン、GUCCI、B-Rサーティワンアイスクリーム、サラヤ、JCB、シュガーレディ、スターウッド ホテル &リゾート、スタージュエリー、住友生命、ソニー、ダノンウォーターズオブジャパン、日本航空、日本製粉、白元、P&G、日比谷 松本楼、VJA(VISAカード日本協会)、本田技研工業、三井住友銀行、三ツ星ベルト、モンブラン、ゆうちょ銀行、ライオン、リクルート
この犯罪は今年8月に名古屋のケーキバイキングを網羅した情報サイト「名古屋ケーキバイキング・アラモード(http://my.reset.jp/~yuhto-ishikawa/viking/)」を運営するアラモード北原氏に対して行われた。訴訟のきっかけになったのは、サイト内の「日本ユニセフ協会 及びTAP PROJECTには応じないで下さい」というページ。以前よりマンガやアニメの規制を呼びかけたり、寄付金の中の経費の多さなどに疑問を持っていた氏が、TAP PROJECTへの疑問から、抗議のメールを送信し、その顛末をサイトで公開した。これに対し8月、協会は東京地裁にページの削除と100万円の損害賠償を求めてきたのである。
北原氏はなくなく謝罪を押し付けられた上、批判文を消す羽目になった。こんな犯罪を許しているのでは、本田技研工業の創業者である故本田宗一郎氏がソニーの故井深大・故盛田昭夫氏共々あの世で嘆いているのではないか。今の日本ユニセフ協会は政治団体そのものに成り下がった。一般人を相手にした"恫喝"? 日本ユニセフ協会批判サイトが訴えられた!2010年09月04日11時00分 / 提供:日刊サイゾー(取材・文=昼間たかし) では、政治団体と成り下がった日本ユニセフ協会にはどうすればいいのか。
女優の黒柳徹子氏に募金を託すしかない。彼女はユニセフ親善大使であり、受けた募金は全てユニセフ本体に回しているそうだ。そんな彼女を商業左翼の田中康夫は誹謗中傷してきた。こういう愚か者がいるから、日本ユニセフ協会の不自然な運営にメスが入らない。
間違った思想には毅然と拒絶しなければ、歪みはそのままで突っ走る。
みずほ銀行六本木支店普通 1546555
ユニセフ親善大使黒柳徹子
郵便局からも振り込み出来ます。
郵便口座 00130-5-8060
ユニセフ親善大使黒柳徹子
そこで、私から以下の提案を行う。
*理事長に不破哲三、西部邁を副理事長、橋本大二郎・前高知県知事、秋葉忠敏広島市長、香山リカ各氏を理事に抜擢。
*国際法に精通した弁護士を一気に入れて、今までの児童ポルノ問題への取り組みを再検証する。
*不透明な資金の流れにメスを入れる。
*アグネス・チャンとの関係を完全に断絶する。講演会活動などで資金が流れている疑いがあり、第三者による厳密な捜査の結果、場合によっては起訴も辞さない。
*イオン、ソニーなどの余剰人員を転籍させ、日本ユニセフ協会の本部を東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス(建設費用25億円 3,702平方M)から売却移転させる。移転先は後述する。
*評議員を50人から25人に大幅削減。政治家・天下り関係者は就任を認めず、評議員は日本ユニセフ協会の職員および外部からの選挙で選抜する。
*本部を東京都港区から茨城県筑西市の旧下館サティ跡地に建物ごと移転する。購入費用は2億円程度。同ビル床面積25680平方メートルなので、地元の筑西市に市役所の昨日の一部を、栃木県のかましんに店舗を移転してもらうことで、テナント費用が得られる。
ちなみに移動費は下館駅前からなので、JR水戸線で小山(1,620円)、JR東北本線・上野行で大宮を経由して新幹線で2500円にて東京に到着する。守谷経由つくばエクスプレスなら2170円だ。差額の22億円は恵まれない子供たちに寄付すべきである。
*日本ユニセフ協会の会員費用を一口5000円から10000円に値上げする。
*評議員は一般会員およびそれに準じた会員、サポーターにより投票して選抜する。そこから会長・議長を投票で決める。
*児童ポルノ問題から全面撤退し、セックスビジネス規制および派遣・請負問題に真剣に向き合うこと。貧困問題が児童ポルノに繋がるのはアメリカから明らかだ。
これらの提案が受け入れられない限り、日本ユニセフ協会は信頼を勝ち取ることは到底難しいと断言せざるを得ない。
私は今後、チャン女史については出演したテレビ番組に抗議するメールを出すと断言する。木を見て森を見ないのでは児童ポルノの悪夢は絶対になくならないのだ。なお、児童ポルノ問題については近々コラムにさせていただくので今回は伏せておきたい。
2012年01月01日
貧困社会は日本の未来すらも奪い去る
35歳過ぎると結婚はほぼ不可能 できたのは「男性で3% 女性で2%」
J-Castニュース 2011年12月30日
「35歳過ぎて結婚できた男性はわずか3%」。2010年の国勢調査でこんな衝撃的な結果が出た。ネット上では「身を持って感じている俺…」「昔ほど結婚生活にメリットがなくなっているんだから当然」など、さまざまな意見が飛び交っているが、なぜこうも「結婚できない(しない)大人」が増えてしまったのか。
「みんな自分の相場が分かっていない」
2010年の国勢調査によると、2005年に35~39歳だった男性の未婚率は30.9%、5年後、40~44歳になったときの未婚率は27.9%で、未婚男性の9.7%しか結婚に至らなかった。5年間で「3%」でしかないということになる。
女性も同様で、05年に35~39歳だった人の5年後の結婚率は、未婚女性の10.8%、2%しかゴールインできなかった計算だ。40歳を超えると、状況はますます悪化する。男性は全体の0.4%、女性は0.5%で、45歳以上では、男女とも全体の0.1%しか配偶者を見つけられなかった。晩婚化というより、35歳14 件を過ぎてからの結婚は、男女ともに不可能に近いことが分かる。
結婚コンサルタントの大橋清朗氏は、結婚氷河期に至った理由について「昔に比べて独りでいることに世間も寛容になったなど、時代の影響も大きい」としたうえで、最近の35歳以上の未婚男女には大きな特徴があると話す。
「35歳を過ぎて結婚していない方の多くは、20代に恋愛よりも趣味や仕事に没頭した方です。いままで交際した経験が少ない分、自分が見えていない方が非常に多い。男性なら、若くてかわいい女性を、女性なら、年収が高くてイケメンなど、自分よりスペックの高い方を求める傾向にあります。結局は『自分の相場が分かっていない』のです」
彼らの多くは自分を過大評価する傾向にあり、なかなか「妥協」をしない。うまく交際に発展するときは、お互い釣り合いが取れている場合が多いが、「この人と結婚するくらいなら1人でいい」と、せっかくのチャンスを放棄するそうだ。
すべては、趣味など個での楽しみに時間を費やした経験不足が招く「勘違い」だが、自分の価値に気付き焦って婚活をスタートしても、男性の場合、こんどは「年収」がネックになる。
男性で「収入が平均以下」はかなり厳しい
結婚相手を見つける場合、お見合いや婚活パーティーが近道だが、そもそも「知らない人の中から相手を選ぶ」システムなので、どうしてもスペック(年収など)が重要視されてしまう。「35歳以上&平均年収以下」となると、条件的にかなり厳しい。
反対に、ハートや人間性で勝負しようとした場合は、それこそコミュニケーション力がモノを言うので、経験が少ないと、どうアプローチしていいか分からず結局最初でつまずいてしまうのだ。
「いつか結婚できるんじゃないかというのはもはや幻想です。データを見ても分かるように、35歳を過ぎて結婚するのは超難関大学に入るより狭き門だと早く気付くべき。夢のない言い方ですが『就活』と一緒なんです」
大橋氏のご託宣はにべもない。
ネットでは「そもそも結婚なんてしたくない」という意見もたくさん出ているが、2010年の「結婚と出産に関する全国調査」によれば「いずれ結婚するつもり」と答えた人は、男女とも86%を越えている。「したい」と思っている人は多いのだから、35歳を越えたら、一刻も早く動き出すことが結婚への近道のようだ。
無責任な結婚は犬猫以下だ(小野哲)2010-12-14 08:48:38
テーマ:人生
「できちゃった婚」1位は沖縄 最下位は東京と神奈川
2010.12.9 22:09
平成21年に両親のもとに生まれた第1子のうち、いわゆる「できちゃった結婚」など婚前妊娠のケースの割合は、沖縄県で最も高く4割以上であったことが9日、厚生労働省の調べで分かった。全国平均でも4人に1人が婚前妊娠。10代では8割を超えた。
調査は厚労省が人口動態統計をもとに、5年ぶりに行った出生に関する統計分析。調査によると、婚前妊娠は沖縄県や福島県など九州、東北地方で高い割合を示した。東京都や京都府など大都市圏では低い割合にとどまった。
全国平均では18年まで増加傾向だったが、その後は微減傾向で推移。21年は前年比0・9ポイント減の25・3%だった。
年齢別では15~19歳が81・5%、20~24歳63・6%、25~29歳24・6%、30~34歳12・1%、35歳以上10・8%となり、年齢が高くなるにつれ婚前妊娠の割合が低くなっている。
30歳の女性(昭和54年生まれ)が子供を産んでいない割合は53・9%。5年前の前回調査より2・4ポイント増で、晩産化の傾向が進む実態も明らかになった。40歳の女性(44年生まれ)でも4・7ポイント増の27・0%に上った。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101209/trd1012092224016-n1.htm
不況直撃、親と同居が増加
2010.12.10 16:40
20~39歳の人が親と同居する割合が2009年、前回調査(04年)に比べ増え、特に35~39歳の男性は41・6%と8・2ポイント増加したことが10日、国立社会保障・人口問題研究所の世帯動態調査で分かった。
結婚後も親と同居している人も含まれるが、研究所は大半が独身者とみており「晩婚化の進行に加え、08年のリーマン・ショックによる不況が直撃し、失業者が急増したため」と分析している。
年齢別の親との同居率は、男性は20~24歳が79・4%(2・9ポイント増)、25~29歳64・2%(0・2ポイント増)、30~34歳47・9%(2・5ポイント増)。35~39歳は41・6%(8・2ポイント増)。
女性は20~24歳が83・4%(5・9ポイント増)、25~29歳60・3%(4・2ポイント増)、30~34歳36・5%(3・4ポイント増)、35~39歳24・3%(4・5ポイント増)。
ハラッサーに厳罰を下すべき根拠とは(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-22 10:37:40
最近、アメブロ独自の機能である足ぺたからモラハラ被害者応援をされておられる澤田郁さんのブログ(http://ameblo.jp/morahara-net/)を見せていただいた。
そこで私は寒気のするような話を知ってしまった…。今回取り上げる男は我が盟友でもおそらくはゾンビ呼ばわりするのではないか。
2010年04月20日(火) 22時26分08秒
posted by morahara-net
モラオが書いた離婚届
こんばんは。
モラハラ被害者応援~澤田郁です。
読者登録を沢山して頂きまして有難うございます。
今日は少し体調を崩しておりますので、
明日にはお礼に伺わせて頂きます。
今後とも宜しく御願いいたします。
さてさて。
とあるモラオが書いた離婚届を預かり。
知人とそのご家族と、区役所に届出に行きました。
区役所の職員さん、離婚届をみるなり
「プッ、なにこれ~~~~~???о(ж>▽<)y ☆」
その言葉に、職員さんたちも皆さん寄ってこられ、見た途端、皆さんが大爆笑でした。
「こんな離婚届を見たの初めてですーーー!」
>と笑っていましたが、
離婚する側の女性とご家族は
「いくら離婚するからとはいえ、あんな馬鹿にした態度とらなくても」
と、ちょっと落ち込んでおられました。
でも、私も実はびっくりしていました。
その離婚届は・・・
ほとんどローマ字で書かれていたのです
モラオのママが必死で修正したものの、修正だらけのみっともない姿。
これには、さすがに驚きました。
ローマ字の意図はわかりませんが、
モラオのせめてもの抵抗と、
逃げられた結果の、ヤケの行動だったのかしらね('-^*)/
その女性は、そんなモラオと別れて大正解、ですね。
人生は何歳からでもやり直しができます。
支配下で奴隷のような生活を送るより、経済的に苦しくても
自由に息を吸える環境の方が、とても楽になれますよ!
モラハラ被害者応援します~澤田 郁
http://ameblo.jp/morahara-net/entry-10513497648.html より引用
いやはや、心身共に寒気がする。
はっきり言って、日本はハラスメントにはメチャクチャ甘すぎる。他にも強烈なハラッサーが彼女によって告発されているのだ。だが日本社会はセクハラやパワハラを罪として取り締まらない。よくて内容により民法・刑法の適用しか選択肢がない。
加害者に適用される民法
民法709条「不法行為による損害賠償」
民法710条「被財産的損害に対する賠償」
民法723条「名誉毀損における現状回復」
加害者に適用される刑法
刑法204条「傷害罪」
刑法208条「暴行罪」
刑法209条「過失傷害」
刑法222条「脅迫罪」
刑法230条「名誉毀損」
刑法231条「侮辱罪」
会社に適用される民法
民法715条「使用者の責任」
民法415条「債務不履行による損害賠償」
これしかないのだから、被害者には絶望感しかない。
これがフランスなら、フランス刑法で「モラル・ハラスメント罪」がある。
「他人の権利もしくは尊厳を毀損(きそん)し、身体もしくは精神的健康を悪化させ、または職業的将来を害するおそれのある、労働条件の破損を目的としもしくはその効果を有する反復的行為により他人をハラスメントする行為は、1年の拘禁(こうきん)および1万5千ユーロの罰金に処する」
さらに新入生いじめに関しては、「暴力や脅迫、性的な暴行の場合を別として、学校や社会教育の場において、相手が望むかどうかにかかわらず、侮蔑的で卑劣な行為を行ったり、あるいは人にさせた場合、それを行った者、あるいはさせた者は、禁固6ヶ月の刑と7500ユーロの罰金を科す」(刑法223-13条)とあるのだ。
さらにはフランス労働法「ハラスメント」ではこう規定される。
「自己もしくは他人のために性的待遇を得ることを目的とするすべてのハラスメント行為をこうむったことまたはこうむることを拒絶したことを理由として、いかなる労働者も、採用応募者、研修応募者もしくは企業教育期間応募者も、懲戒(ちょうかい)され、解雇され、とくに、報酬、教育、配置、配属、資格、格付け、昇進、配置転換または契約更新について、直接的または間接的な差別措置(そち)の対象とされない」
ベルギーやポルトガルでもモラルハラスメントを法律で罰するようになったほか、イギリスでも1997年に「ハラスメント罪」を設け、適用範囲が広いので、仕事に関係するハラスメントにも十分対応できるそうだ。それで、私は日本にこそハラスメント罪を導入すべきであると提案している。基本としては罰金と接触禁止を言い渡す程度でいいのだが被害者が破産に等しい被害を受けたり心身ともに大きな打撃を受けた悪質なケースについては最高懲役20年と罰金2000万円(ただし、これは最低レベルで被害金額が大きければ大きいほど罰金は増やす必要がある)で裁くべきである。
ヨーロッパは人権への取り組みが非常に優れている。日本は今まで、アメリカばかりまねてきた。しかし、アメリカのシステムは完全に歪んでいるという事が明らかになった今、日本は人権面でも、ルールでも、ヨーロッパから学ばなければならない(ただし、ポピュリズムファシスト首相が大きい顔をしているイタリアや選挙で不明朗な投票が明らかになっているサルコジ自称大統領のフランス、新自由主義なる搾取主義に突出して依存していたサッチャー以降のイギリスはまねてはいけない)。
教育面でも、ヨーロッパから日本は学べる(たとえば性の早熟化を防ぐには北欧タイプの隠さない性教育が適切である。現にキチンと教えた結果、北欧では性の商業が禁止され、取り締まられるようになったほか、若年者の妊娠や中絶が大幅に減ったそうだ(Wikipedia日本語版他))。ルールある経済には、政治家自身がルールを守らねばならない。残念ながら、舛添某らの「改革クラブ」旧党や「日本創新党」、「たちあがれ日本」、「みんなの党」にはそうした基本は全くない。
マインドファッカーという名の怪物が日本をうろつく(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-14 12:37:59
マザーファッカー(mother-fucker,motherfucker)とは英語の侮蔑用語。
文字の原意は母親と息子の近親姦を表す。それから派生して嫌な奴、臆病者、クソ野郎などの意味がある。その用語は元来北米の俗語である。最も早期の形式としては、1889年にテキサス高裁において形容詞的使用の"motherfucking"が記録される。ちなみに親しい人にむかって「Hey mother fucker !」(おいきみ!)などと冗談も含め呼びかけることも可能である。だが侮辱的に捉えることも可能なので多用するのは避けるのがよい。
引用元 Wikipedia日本語版
「ファザーファッカー」とはイロケジジイのオヤジの意味
さて、今回新たに私が造語する言葉、マインドファッカーをここに紹介する。
精神的に他人を搾取しずたずたにするというのが私の定義したこの言葉だ。精神的に話したくないことを話させるよう強要し、それを悪用してさらにゆすりたかりをやらかされ何もかも奪われ私は外出できにくくなってしまった。さらに面会も傍観者への不信感からしにくい状況だ。
塩谷智美という作家が書いた『マインド・レイプ』 自己啓発セミナーの危険な素顔[三一書房刊]ではこの言葉に類似した言葉が使われている。主に新興宗教団体や自己啓発セミナーなどによる、人格への攻撃→団体への依存→利益の吸い上げという構造により、精神的なダメージを受けることをこの本では「マインドレイプ」と呼ぶ。
当然、モラルハラスメント、パワーハラスメントなどはその序の口にすぎない。そして、最悪の場合は私が経験したようなマインドファッカーによるマインドレイプが堂々と行われ、被害者は死ぬまで泣き寝入りである。最悪になると、漫画家である内田春菊の自伝的小説「ファザーファッカー」で出てくるようなおぞましい近親相姦が堂々と行われてしまう。ゆがんだ支配欲を持っている養父による性交の要求に実母が人身御供として差し出した結果、彼女はさんざんな苦しみを受けた。そして、家庭は完全に崩壊してしまった。
その後内田は漫画家として成功し実母は妹と一緒に内田の稼ぎを当てにして東京に来たのだが内田は彼らに絶縁を言い渡した。内田にとってみれば彼らは傍観者にすぎない。傍観者になればもはや他人同然である。ハラスメント被害者にとってみれば傍観者も加害者と同意である。
家庭がゆがんでしまい、何もかもおかしくなって最後は孤独死だったケースもある。タレントの飯島愛である。実家はそこそこ富豪だったが、子ども時代の彼女に虐待としか思えないような躾(いくつもの習い事をさせたり、文学などの本を丸ごと書き写させようとしたり)を強要していた。これで反動がきたのか、中学校の時に家出を繰り返し、グループ間抗争で暴行被害を受ける、万引きまでして、高校も一ヶ月程度しか通えず中退している。成人してからは、若い本命の男に貢ぐために、複数の年上の男性から貢がせていた。さらには友人の女性からも借金をして、その本命の男に貢いでいたようだ。そうして作った借金を返済するために、AV女優になったのだという。
問題を起こす人間には育ちの環境になんだかのモラルハラスメントが絡む確率が高い。内田の私生活だって、ここでは触れないが決してほめられるようなものではない(ただし昔の家庭論に固着する人にとってだが)。だが、マインドファッカーによるマインドレイプを受けた結果、ここまで悲しい犠牲者が出る。私はハラスメント罪を一刻も早く制定し、厳しく取り締まることが社会の安定には欠かせないと考える。
ウーマンリブを叫ぶ前に、Human Liveを叫ぶべきだ。マインドファッカーが堂々と大手を振って歩けるからゆがむ。
合理性と情(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-07 08:03:45
今回は合理性と情について、考えてみたい。
パワハラ被害を受けて分かったことがある、というのはうわべだけの言葉では被害は癒せない。傍観者どもはうわべだけの言葉は上手でも、問題に対処できるだけの能力は皆無である。
私が図書館通いをやめたのはいわば、効率性の観点である。資源・財の配分について無駄のないことを意味するこの言葉が、今の私を支えているに等しい。傍観者どもとコミュニケーションをとることは無駄な時間を費やすことに等しいと気がついたからだ。
さらに、小中学校からのアルバムを燃えるゴミに出したのは合理性である。三省堂からでている大辞林ではこんな意味がある。
(形動)(1)論理にかなっているさま。因習や迷信にとらわれないさま。「 な考え方」(2)目的に合っていて無駄のないさま。「 な作業手順」
アルバムは過去を懐かしむものだが、私はいじめ被害を受けていた。懐かしむべき過去は苦々しい過去であり、振り返る必要性は皆無だ。この事に気がつけばアルバムはいらない。加害者連中は何とも思わないのだから、私は存在そのものを意識から消せばいい。
親は「そこまでしてもったいない」と言っているが私はぜんぜんそうは思わない。何故なら、ハラスメント被害が発覚した後の対応は真の加害者への制裁がないままその場しのぎの対処に終わったからだ。ハラスメント被害では真の加害者への制裁が伴ってこそ被害者の再生に初めてつながる。
そこで、私はスウェーデンにならって徹底した合理主義、無駄を排除することにした。ハラスメント被害者が傍観者との面会を断ることは理にかなう行動である。面会規制を今後も続けると決めているのは、面会して何が得られるかだ。得られない面会なら意味はないのだ。
傍観者どもは「ひがんでいる」とほざくだろうが、私はそう思わない。私は無駄な時間を費やすことに嫌悪感を感じているだけである。嫉妬におぼれる時間に身をゆだねるぐらいなら金稼ぎにこそ時間を費やしたいほどである。
人生の価値観は一つではない(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-04 09:29:02
NHKの朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」(原作・武良布江 水木しげる夫人)が始まったが、一つ不愉快なシーンがあった。
当時の時代背景も考慮すればやむを得ないとは思うが、ハラスメント被害者にとっては不愉快この上ない。
主人公の父親である源兵衛(大杉漣)は姉のユキエ(足立梨花)に見合いをさせるために、ユキエの勤める学校に乗り込んで、無理やり教員の職を辞めさせる始末だった。
これは、もう立派なハラスメントである。当然反発したユキエは家出して抗議したが最後に源兵衛の意向を受け入れた。それしか選択肢がない、無理に納得させているような印象だ。
これを、以前取り上げたラブハラ(ラブハラスメント)の事例でいえばこうなる。
結婚・お見合いのしつこい強要。
性交経験のないまたは少ない男女を、侮蔑・罵倒する。
相手の見た目やイメージによって恋愛経験の有無を決めつける。
恋愛経験のない人あるいはそのように見える人に、公共の場で故意に恋愛経験を尋ねる。
恋愛に価値を認めない人に対し、恋愛の素晴らしさをしつこく語る。
NHKの人権感覚には背筋が寒くなる。ハラスメントというのはユーロでは立派な犯罪として取締対象だ。我が盟友がハラスメントについては「人間アレルギー」「殺人奨励社会」という造語をつくって説明したが、ハラスメントを悪化させるのは周囲の傍観者どもである。
ドメスティックバイオレンスやセクハラだけが取締対象では、残念だが日本はまだまだハラスメントの持つ悪影響を理解しがたい。
私はこの結果を当然であると考えている。
まあ、最初から私は結婚する気はない。私は合理主義者で、結婚の意味とは何かを考えたためである。しかも、ハラスメントの社会そのものを解決しない限り他人への嫉妬が増すのが今の日本である。そうした社会にはハラスメント罪を導入して裁けばいいのである。
私は結婚式には出ない宣言をしているので、誰それが結婚しただので聞く必要はないし聞きたくもない。だから、誰が結婚しようとも興味はない。問題はその人物の中身に尽きるのである。例えばDV被害者が結婚しで幸せになったかといえば、それは相手によりけりで難しい。この種の話はゴマンとある。
私は中身のない人間を相手にしたくないのである。例えば北野武のような有名無実の手合いよりは無名有実の人なら話になる。お金持ちであっても、わいせつビジネスで稼いでいるのなら私は軽蔑する。無秩序の自由は犯罪の自由であり、例えば「冬のソナタ」でペ・ヨンジュン氏扮する主人公のライバルを演じたパク・ヨンハ氏が体調不良で徴兵に応じられなかったことを疑ったり、日本で売れたことを妬んで「日本人になれ」と誹謗中傷した輩など、立派な罪人ではないか(その結果、様々なトラブルに苦しんだ彼は自殺に追い込まれた)。
こうした誹謗中傷した輩と結婚しても幸せにはなれない。むしろ、むしろに座らされているに等しいのである。そして、ストレスが貯まれば弱者にそのうっぷんを晴らすなどしてその場しのぎの解決に走るのが今の日本の実態である。
それならば、根っこから断ち切るべきだろう。また、単に机の上に座って勉強してキャリアを磨くのではなく、仲間と共に学び歩む姿勢に転じるべきで、そこから人としての広がりを作っていけばいいのであり、絆は底から生まれてくるのだと思う。そうしたものこそが大切にされてこそ、結婚へとなるのだろうと思う。だが、私は様々な事情により出来ない。
私は徹底的に情を封じ込めてきたのは人を動かすのは理であると知っているためだ。ハラッサーに対して戦うには徹底的に連中はものとしか思わないことだ。
また、私は援助交際するサイドも厳しく嫌悪している。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100824/crm1008242102022-n1.htm
甲子園常連校の教諭も逮捕、少女500人に金も払わず…児童買春クラブの実態
2010.8.24 21:00
小学生から高校生までの少女を中学校教諭などの客に買春目的で斡旋したとして神奈川県警少年捜査課は児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で、東京都八王子市の無職、A容疑者を逮捕した。A容疑者は5年前から首都圏と関西圏で大規模な会員制援助交際クラブを運営していたが、約500人の少女がヤリ逃げされていたというからア然とするばかりだ。(夕刊フジ)
A容疑者の逮捕容疑は昨年9月~今年5月、同容疑で逮捕された横浜市こども青少年局職員(40)や山梨市立中学教諭(50)、甲子園にも出場した兵庫県西宮市の私立報徳学園中学・高校教諭(49)ら5容疑者に当時14-17歳の少女らを紹介し、現金2万6000円-5万7000円を支払わせ、ホテルなどでエッチさせた疑い。
同課によると、大学卒業後に職を転々としたA容疑者は、5年前、得意のパソコンを使って社会問題だった児童買春で「ひと稼ぎできる」と思いついた。携帯電話向けサイトで少女のメールアドレスを見つけては「いいバイトがあるよ」と誘い、応じた少女にプロフィルと写真を登録させた。
一方で援助交際相手を探す掲示板に書き込みをした男らに「かわいいJ(女子高生)やC(中学生)がいる。会員制なので安心して遊べますよ」とメールを送り、返信した男らに買春クラブのアドレスとパスワードを送っていた。
客の男らには前日までに架空口座へ買春代を振り込まさせて、待ち合わせ場所をセッティングしていた。少女らに報酬は「4~5回分まとめて支払う」と説明しつつ、音信不通になる手口で全額を横取り。県警に別の事件で補導された少女が、ヤリ逃げ被害を訴えたことから被害が発覚した。
捜査幹部は「被害者の多くは女子中学生から高校生で、『12歳の小学生もいた。これまでに500人を紹介した』と供述している。A容疑者の連絡手段はすべてメールで済ませ、客と少女には一度も直接会うことはなかった」と話している。
Copyright 2010 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
勝った方も悪いが、売った方の罪はもっと悪いではないか。
彼らが売るのだから、需要が生まれるのだ。供給を絶つしかない。中身を私たちはシビアに要求しなければ、社会は腐敗したままである。無論、それは私たちにも鋭い要求になって戻ってくるがそれでもいいほうだ。要求するだけ答えねば民主主義の意味はないのだからだ。それを放棄するものは生きることへの責任を果たしたといえるのだろうか。果たしていないのなら、あの宅間某や金川某のような犯罪者や瞬間湯沸かし器の欠陥をそのままにしたパロマグループと同一視されても文句は言えまい。
こうした現実を踏まえれば、真の被害者には時間をかけることで治療を行うことは欠かせない。ちなみに私は徹底的に過去を捨て去った。アルバムも捨て、傍観者の状況も一切聞かないようにした。そうすることで徹底的に合理主義へと自らを導かせるようにした。そして、将来のシュミレーションを繰り返すようにした。
それしか、自分を徹底的に磨くすべはないのである。
2012年02月09日
誕生論
今回は誕生論ということで。
足下をきちんと見据えて(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-03 06:05:47
【イタすぎるセレブ達】スーザン・ボイルさんついに豪邸購入か。しかし本人はあくまでも 。2010年3月29日 11:10
デビュー・アルバム『夢やぶれて/I Dreamed a Dream』の大ヒットにより、今や世界中で引っ張りだこ。ここまで売れてしまっては、スコットランド・ブラックバーンにある市営住宅でのつましい生活とは、やはりお別れしなければならないようだ。スーザン・ボイルさんは今、豪邸を購入しようとしているのだが 。
2007年に母を亡くし、今は賃貸契約の市営住宅に一人暮らし。今年1月の空き巣被害には心底震え上がったボイルさんだが、周囲の住民も驚くような最新セキュリティ・システムをそこに設置するのは考えもの。彼女は新築の一軒家への引っ越しを考えていた。そんな彼女が今まさに契約しそうだと言われているのが、この写真の物件。現在の住まいからも近い所の5ベッド・ルームの新築で、裏手には小川が流れているという静かな環境。値段は日本円で4000万円ちょっとのようだ。4月1日の『読売日響グランドコンサートfeaturing スペシャル・ゲスト/スーザン・ボイル』のため、間もなく来日するボイルさん。49歳の誕生日は東京で迎え、その後はオーストラリアに向かう。世界の一流ホテルを転々とし、グルメなレストランにばかり招待されるセレブな生活が続いているが、「どうにも贅沢には不慣れで困っています」と苦笑するボイルさん。本音を言えば、住み慣れた市営住宅のわが家の香り、雑然とした雰囲気が一番好きなのであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
COPYRIGHT 2007-2010 MEDIAPRODUCTSJAPAN CO,LTD.
http://japan.techinsight.jp/2010/03/yokote2010032910360.html
テレビ朝日「ワイドスクランブル」で取り上げられていたので、私も取り上げることにした。
スーザン・ボイル女史の足下を見据える姿勢には大いに拍手したい。この姿勢、石井慧や高橋大輔は大いに見習わなければならない。二人とも我が盟友がこの前のコラム・「アイドル狂想劇」で痛烈に批判をかましている。二人のファンには申し訳ないが、私からはこう言っておきたい。
まだ批判されるだけ花であり、朝青龍や国母某のように誰からも相手にされなくなればもうおしまいなのだ。私自身、高橋について言えば、まだ進化すると考えている。だからこそ、心も進化してもらいたいのだ。ちなみにボイル女史に所属先のソニーミュージックはロサンゼルスへのメイド付きの豪邸引っ越しの申し出をしたそうだが、この事については次のニュースでお答えする。
中年歌姫スーザン・ボイルが、愛猫のために豪邸への引っ越しを拒否(ペットオフィス) 2月13日配信 カテゴリ:海外
イギリスの おばさん歌姫 ことスーザン・ボイル(48)が、レコード会社の用意した1000万ポンド(約14億円)の豪邸への引っ越しを、愛猫の将来を考えて断っていたことがこのほど判明した。
昨年大晦日の第60回NHK紅白歌合戦にゲスト出演したことで日本でも高い知名度を誇るスーザン・ボイルだが、じつは世界的な名声を得た後もスコットランド中部のウェスト・ロージアン州の生家で、愛猫ペブルスと つましく 暮らしている。
生家は政府助成の公営住宅で、10歳になるペブルスはもちろんスーザン自身もこの家を離れたことがない。
「デイリー・エクスプレス」等が伝えるところによると、1月26日にスーザン宅に不審者が侵入。ちょうど帰宅したスーザンと鉢合わせし、あわてて逃げ出すという事件が起きた。
スーザンの身辺の安全を重視した所属レコード会社ソニー・ミュージックの米国幹部は、カリフォルニアに大邸宅を用意し、このほどスーザンに提供を申し出たが、意外にも断りの返事がきたという。
「ペブルスは生まれてこの方、ずっとこの家で暮らしてきたので、引っ越しはしたがらないと思うんです。ペブルスを置いてカリフォルニアに移り住むなんて考えられません。たとえ飛行機の旅に耐えられたとしても、ペブルスは海のそばには住みたがらないでしょうし 」
そう語るスーザンに、ソニー・ミュージック幹部は「家政婦と専任アシスタントと運転手もつけるから」とさらに説得を試みたが、彼女の考えは頑として変わらなかったという。
さすが信念の人。愛猫の命は豪邸より重い 。
(C)ペットオフィス
http://pets.yahoo.co.jp/news/n2010021301.html
ボイル女史の信念は長い間苦労を重ねてきたことから生み出されたものである。
おそらく、浅田真央選手やキム・ヨナ選手、織田信成選手には彼女の思いは理解できると思う。彼らは様々な困難を乗り越えてきたのだ。さて、この前我が盟友から残念な話を知らされた。tetuなる捨てハンドルネームを使った違法投稿者からの「回答」が来たそうだが、我が盟友があきれるほど、我々の見解を踏まえた回答とは言い難かったそうだ。
今回、ボイル女史のエピソードを引用させてもらったが、ここから鋭い感性の持ち主の人は傲慢な姿勢や思いやりのないやり方を私が批判しているのだと言うことを見抜く。tetuなる投稿者もどきに警告する。インターネットから潔く撤退し、図書館で毎週10冊以上のノンフィクションの書籍を借りて読むこと。それからコメントするなら大いに結構だが、感情的な「コメント」は毒でしかない。なので、今後tetuなる人物の「コメント」は一切受け付けない。
最後に警告する。潔くメールフォームを通じて謝罪文を出すこと。それしかかの人物に残された選択肢はない。さらに、警告しておこう。このまましらを切ればIPアドレスやアクセス元、アクセス地域も含めて公表された上、忍者バリアなるアクセス制限ツールでアクセスを禁止する。それがいやなら、謝罪するしかない。我々は違法投稿者の犯罪には厳重に対処する、そしてその処分の結果は違法投稿者が責任をとらねばならない。
いずれにせよ、違法投稿者には責任をとってもらう。
誕生と言うことは、幸せと同時に苦しみが生まれるわけだ。そのことについては以下のコラムで示している。
2011-05-09 07:35:34
他者との比較は劣等感に繋がる(小野哲)
テーマ:人生
今回はアメンバー限定コラムとさせていただきたい。
こどもの日に、実に嫌な話を聞かされた。母親のしりあいで私より一歳年下の娘さんが母親と出会い、現状を話したらしい。何人子供がいるだの、家を新しく買っただのと自慢話もどきを散々聞かされて、思わず心の底で耐え難い不快感や嫌悪感を覚えた。俗に言う、『勝ち組・負け組』である。
まず、この心境は客観的にいえば確実に嫉妬の感情である。それと同時に、比較による劣等感をかなり刺激されてしまった。現在、私は心の事で様々な行動に出ている。その対策をしている最中にやられたのだから、激痛である。また、ハラスメントにより心身共になにもかも奪われた私にはかなり堪えられない苦痛を感じた。その喪失感は未だに癒えない。しかも、ハラスメント加害者どもは何の贖罪すらしていないのだ。
香山リカ氏(立教大学教授)の『しがみつかない生き方』という本を読んで、ホッとした直後にこれでは、もうダメだ。他者との比較は劣等感に結び付き、それが暴発すれば取り返しのつかない犯罪になりかねない。その劣等感は憎悪になり、憎悪は更に雪だるまのように拡大し、暴走するものでもある。未だしも暴走を食い止めているのは、ブログによるコラムという場所があるからだ(ただ、秋葉原殺傷事件の被告(控訴中)みたいなケースもある)。
私は必要最小限の面会にしているのは、ハラスメント加害者や傍観者との関わりを拒み、実用性を重視することで傷の回復に向けて動こうとしている狙いがある。自慢話も聞いているだけ時間の無駄だと思っている。徹底的に効率性を重視した行動に切り替えて傷の回復を計っている努力の最中にそれをぶっこわしたのだから、ガッカリした。さすがに、私は『その人は今や関係ないし、興味もない』と突っぱねたが怒鳴ってその場を壊すつもりはなかった。
私と同世代の周辺で未だに独身なのは私達兄弟だけだ。だが、私はある疑いに気がついてから、『死ぬまで独身でいい。お一人さまの人生で結構だし充分だ』と居直る事が出来た。独身を貫く意向は前からあったが、その疑いを知ってから、精神的に楽になった。
これはある意味、独善そのものかもしれないが、そうすることしか、改善する術はなかったのだ。抜本的な解決法とはハラスメント加害者に厳罰で対処し、被害者に与えた被害額と精神的苦痛への損害賠償だけしかない。それしか現実的な解決法はない。それをマンガと決め付けるサイドがマンガそのものでしかない。いえば『黙って泣き寝入りしていろ』と発言していることと同義であり、加害者と同義でしかない。
傍観者どもには『せいぜい幸せになってくれ』としか言いようがない。私が負った傷は私自身にしか痛みは分からない。痛みと向き合わない人に言われても、何にも関係はないのだからだ。冷たいと言われようとも、心の問題と向き合っている最中に口は出される筋合いはない。むしろ幸せを祈られているだけありがたく思えといいたくなる。
アメンバー限定コラムを読んでおられる方々にはわかるかもしれないが、記憶は記録に格下げしやすいが、その逆は稀なことである。記録はやがて砂丘の中にうもれていくオアシスのように人々の中から消えていく。ハラスメントを連想させかねない為、小学校から大学までのアルバムを全て容赦することなく処分した私には、過去の出来事とやらは記録以下にすぎない。そこに心がなくなれば、記憶は記録に格下げし、最後には消えて跡形もなくなるだけだ。
やがて私にとっては傍観者のいう事はおろかその存在など、真昼の幽霊としか思わないことになりそうだ。それはそれでいい。私の記録から、傍観者は全て次々と排除しているだけである。記録する価値すらないのだから、せいぜい幽霊の如く、さ迷っていたらどうかとしか思えない。
それとも、皮肉屋でもある我が盟友の皮肉でも浴びてもらおうか。
2011-03-23 17:36:50
色のない鮮やかなもの(小野哲)
テーマ:モラハラ
今回は久々にアメンバーコラムとさせていただきたい。
記憶について、皆さんはどう考えるだろうか。ハラスメント被害者である私はこの事を考えているが、それが色のない鮮やかなものだと言うことに気がついた。色のない鮮やかなものだから、心にずっと残るのだ。
では、ハラスメント被害を色で言うならば、おどろおどろしい、もしくはまがまがしい色そのものである。そういう被害者にとっては、記憶とやらは苦痛そののであり、凄まじい闇であることは言うまでもない。だが、そうした人達に要求するのは無理な論理である。
ハラスメント被害者には3つの選択肢がある。戦う、泣き寝入りして閉じこもる、それが最悪の場合は自殺という3つだ。泣き寝入りして閉じこもるというのは、色のない世界に逃げ込むということであり、そこには人の温もりは感じられない。戦う場合は、傷つくことも承知でないとならない。そして、最悪の選択肢は何もせずに自ら死を選ぶことだ。
これで、ハラスメント罪が日本に必要であることが分かるだろう。ちなみに私は記憶とやらは頼りにしない。ハラスメント加害者に善意で対応する事は、ゴキブリにモラルを期待するに等しいのであり、ハラスメント加害者は物体にすぎないと考えている。また、傍観者もハラスメント加害者の一部にすぎず、私は『せいぜい幸せになってくれ。俺には関わるな』としか思わない。
言うならば、私の世界の色ではない人に関わられても、結果は出ないだけだからだ。だから、誰其が結婚した、出産しただので騒ぐ暇は私にはないし、興味もない。言ってしまえば、宇宙人の世界を眺めているだけなのかもしれない。そうした意味では私は合流主義であり、否定はしない。
誕生と言うことは、喜びと同時に苦しいこととも闘っていかねばならない側面がある。
また、快楽におぼれやすい側面もある。
2009-07-07 21:17:28
道徳的自主教育(小野哲)
テーマ:国家、人権
ネットサーフィンをしていたら目も耳も疑いたくなるような話を知った。韓国の小中学生を中心にウェブカメラで信じがたい場所を撮影して世界中にさらすことがはやっていたというのだ。詳細についてはあまりにも生々しすぎるため伏せることにしたい。
ともかくこれでは児童ポルノはなくなるわけがないと納得した。保護しようとする人の目をかいくぐって自らしでかすのだ。言わば送り手そのものをどう封じ込めるかが児童ポルノ封印の最大の鍵なのであって、受け手はその送り手の誘惑に負けるのが落ちだ。だが、負けた方にも非があることは確かだ。
そこで私は道徳的自主教育をお勧めしたい。これを思想の念頭に置くことが大切で、「人が嫌がることを他人に押しつけるな」「人が顔をしかめるようなまねはしない」を念頭にすれば全くと言っていいほど違う。二宮尊徳という思想家はトップに対して責任を率先して取れば下が姿勢を改めると指摘している。一番効くのは親子ごと罰金を取る方法だろう。これは親の躾に明らかな問題があるからだ。
だが、この思想を完成させるには二つの視点が必要だ。文化的な違い、宗教的な倫理とギャップをどう埋めるかが鍵だ。我が盟友の中国の故事からだが、言葉までは忘れてしまった話がある。ある国で国王の一族の娘たちが男装し、それが下々まではやってしまったことから国王は男装禁止令を出した。だが、下々の人々は男装禁止令を無視した、それは国王一族の娘たちがやっているからだということを家来が指摘したことから国王は自身の一族の娘から禁止令を率先し、漸く男装禁止令は徹底されたわけだ。
このことから、人の上に立つものが率先してルールを守ることが求められるわけだ。
昨日7月6日夜7時、テレビ朝日系列で放映された報道ドキュメント宣言という番組で痴漢冤罪を取り上げていた。
この中で思ったのだが科学的な視点が求められる裁判の場所に屁理屈だけ持ち込む間抜けな裁判長たちの姿が見えた。植草一秀氏が科学的に無罪であるのにも関わらず国家のねつ造した証拠だけに基づいて懲役刑を支持した最低裁をみれば、無法な連中はおろか一般市民も法律を無視するのは目に見えている。
司法の場の民主化を求めたい。まずは科学的知見に基づいたフェアな判決を出すことだ。そこには社会学、心理学などの様々な知見に基づいて判決を出してほしかった。
Neutralizer加筆:因みに我が親友が取り上げた故事には逸話がある。その国には当時仕官したばかりの有名な貴族がいた。彼は当時の王に向かって「王が外で禁止令を出しておきながら一族には許可しているのは牛の頭を看板にして馬肉を売るような詐欺をする肉屋と同じです」と諫言した。その結果は我が親友が挙げた通りである。更に彼の言葉が周囲に伝わったが途中で牛の頭が羊の頭に、馬肉が狗肉と間違って伝わってしまった。即ちこれが『羊頭狗肉』の語源である。(宮城谷昌光氏の小説より引用)
報道ドキュメント宣言は私も見たがそれ以前に他の報道番組で警察のごり押し的な証拠や証言を一方的に信じ込んでしまう裁判官はちゃんと自分の信念で判断し、判決を下しているだろうか?むしろ政治家や官僚と同じで象牙の塔に篭って放漫な判断をしているとしか思えない。裁判官も現場主義を採用し、外に出て自分の目で確かめた方がいいのではないか。
また、誕生から成長に伴い、持つものが増えてくると思う。そこで私は以前、このようなコラムを書いた。
2011-01-28 11:46:57
断捨離を考える(小野哲)
テーマ:ブログ
今回は、最近ブームになっている断捨離という事を取り上げる。
「断捨離」
電通 電通総研 ヒューマン・インサイト部長 四元正弘
2010/12/14
http://adv.asahi.com/modules/keyword/index.php/content0035.html
断捨離(だんしゃり)とは、物理的・精神的な意味で、自分にとって不要な対象を切り捨てて身軽になって、シンプルなライフスタイルを目指すこと。
もともとは、外から不要なものが入ってこないようにアクセスを断つ「断行」、身の回りの不要なものを捨て去る「捨行」、不要な執着から離れて精神的に自由である状況を生む「離行」というヨガの用語を元に、ヨガ・インストラクターをしていたやましたひでこ氏が生み出したキーワードである。
最近になって、女性誌やテレビ番組で特集されるなど一気にブレーク。今や、やました氏の断捨離関連書籍は計30万部超に達し、セミナーなどでもひっぱりだと聞く。
モノの過剰、情報の過剰、人間関係の過剰、観念の過剰など、現代人の生活は多種多様な「過剰」で充満しているが、皮肉なことに表層的には豊かであるがために、その内実はむしろ貧弱になっているのではなかろうか。断捨離が支持されている背景には、そのような現代人の反省がありそうだ。
加えて、エコロジー意識の高まりを背景に強まりつつある、大量生産・大量消費を良しとしない風潮も、断捨離人気の追い風となっているようだ。
ただし、何でもかんでも捨てて世捨て人のように暮らしたいというわけでは、もちろんない。あくまで、不要なものだけを捨てるのであって、自分にとって重要なものはむしろ大切にしようという気持ちも、この断捨離には込められている。
電通総研では「消費気分調査」と題して、リーマンショックが冷めやらぬ2009年3月を皮切りに四半期ごとに生活者の消費意識を定点観測しているが、それによるとこれまで一貫して増え続けているのが「消費のメリハリ志向」である。すなわち、こだわりの対象には支出を惜しまないが、そうではない対象には節約を徹底するという、1人の生活者の中で消費の二極化が起きているが、これもまた断捨離の一形態と言ってよいだろう。
従ってマーケティング的には、「断捨離=消費離れ」と簡単に決め付けずに、こだわり志向・本物志向・エコ商品志向などへ誘引する心理的パスとして、断捨離というキーワードを上手に活用する知恵が求められる。
さて、改めて考えてみると、この断捨離の意味するところは決して目新しいものではないことに気付く。シンプルライフやスマートライフというおなじみのキーワードとも重なる部分が大きいし、2000年に話題になった新書「捨てる技術」もほぼ同様の主張である。それにもかからず、今これほど注目されているのは、以下の二つの要因があるように思われる。
ひとつは、ヨガ思想を背景にしているという物語性があること。ヨガの精神的イメージが断捨離というキーワードに思想的深みを付与しており、それが結果的に悩み多い現代人への癒やしにつながっているようだ。
そして、どちらかと言うとネガティブな意味合いの漢字3文字を並べた見た目と、そして口に出して読んだ際の語感の、二重のインパクトも見逃せない。情報が過剰にあふれている現代においては、このように言葉自体のインパクトが重要であることを示唆する。巧みなキーワードを作るノウハウとしても、この断捨離は注目に値しよう。
その後、記事は抜けていたのだが趣旨を述べて言えば私自身、過去を捨てる作業をしている。
旧ブログから今のブログに移転する作業もこの種の行動と同意である。また、過去の写真やアルバムを捨てたこともこの行動と同じであり、今の私は過去に振り回されなくなりつつあるとは思う。記憶と記録はあくまでも別のものに過ぎないのである。
そうしたことも、誕生から積もり重なったことである。そうしたことを捨てていくこともまた、人生の一つに過ぎない。
2012年02月18日
著作権の悪用は権力者の願ったり適ったり
今回のコラムは著作権法について取り上げる。
規制をかけても無国境では通用しない(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-03-18 10:27:56
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2710172/5502485
トップ > ライフ・カルチャー > ライフ > 記事
東京都の児童性描写規制案に反対、漫画家らが共同声明
2010年03月16日 16:20 発信地:東京
【3月16日 AFP】東京都が漫画やアニメ、ゲームソフトにおける児童の性行為描写規制を強化するため都議会に提出した青少年健全育成条例の改正案をめぐり、ちばてつや(Tetsuya Chiba)さんや里中満智子(Machiko Satonaka)さんら漫画家が15日都庁で記者会見を開き、改正案に反対する姿勢をアピールした。
都議会の与党・民主党(Democratic Party of Japan)議員に向けた共同声明の中でちばさんらは、改正案が表現の自由を侵害する恐れがあると指摘している。
19日の都議会総務委員会で採決される改正案は、18歳未満と判断される子供を「非実在青少年」と規定し、こうした子供の性的行為を描写した作品を青少年に販売しないよう業界に規制強化を求めている。さらに、性暴力などの描写を含む著しく反社会的な作品は不健全図書に指定し、青少年への販売・閲覧を禁止するという。(c)AFP
この条例改定案には私も反対する。
理由は「殺人事件を起こしかねないから包丁を取り上げろ」と言っているに等しいからだ。確かに、我々の目からしても「これは少年少女誌にそぐうのか」と思いたくなるような作品はある。だが、それは表現者自身のモラルに任せるべき事だ。
たとえば藤子・F・不二男のドラえもんなんか、それこそ某キャラクターの入浴シーンがでている。それすら隠せと言うのか。これではおかしな話ではないか。児童ポルノ問題で問題になるべきは、受け手への徹底した教育が不在のまま禁止ばかりが突っ走ったことだった。
たとえば少女のヌード写真は20年前までは自由だった。そこをいきなり禁止ではおかしな話で、徹底した生物学的な知識を教え込むことだ。そうすれば、マトモな感覚を持った人は馬鹿げた事をしないだろう。スウェーデンの性教育を一度日本で実践してみる必要はある。そうしてから、考えてみるべきだ。
それと、規制をかけても今は国境のないインターネットによりボーダーレスの時代になった。規制の緩い国からの情報が流れるのがオチである。それでは、単独規制をかけても意味がないのだ。おそらく、ドラえもんで修正された個所を著作権者に無断でアップデートする動きが出てくるではないか。児童ポルノが規制された際にもインターネットに情報が流れてかえって意味がない結果になっただけだ。
それすら気がつかないとはフランコ石原のオツムもかなりボケている証拠なのだろう。いずれにしても、この程度の「知事」を選べなかった東京都民を哀れに思うしかない。
Neutralizer加筆:因みにこの規制案、都のPTAは賛同している。この事で思い出したのだが、戦後に『漫画を読むと馬鹿になる』という根拠の薄い考えがあり、『悪書追放運動』なる運動が当時の親世代で起こった。その時、今は亡き漫画家の手塚治虫が「活字がご飯なら漫画はおやつである」と反論したのは有名である。
その後運動は終極したが、今またこの運動が復活しようとしている。だが我が親友が言ったとおり、インターネットが普及している今日では無意味である。だが猥褻な表現が暴走していることも確かだ。だからただ規制するのではなく、遅れている性教育を充実させることが先決ではないのか。
ネットで悪事を伝授することが表現の自由か!?(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-07-04 07:27:04
児童ポルノでこの前1億円の利益をあげていた輩どもが逮捕された。
この児童ポルノ問題は公序良俗に反する動画や画像でオマンマが食べられるようになっているのが問題であり、そこから断ち切る必要がある。そのためには包み隠さない性教育で性交を道徳面で規制させる必要がある。更に児童ポルノ(特に援助交際・未成年相手のわいせつな行為に限定)についてはインターネットホットラインセンターに援助交際サイトと同様に積極的に通報し、彼らを通じて警察に動いてもらうのが現実的である。
だが、更なる問題がある。ネット犯罪の特徴である模造犯の続出である。この前のマツダ連続殺傷事件では秋葉原連続殺傷事件、荒川沖連続殺傷事件とも共通している面があまりにも多い。被疑者もしくは被告人が周囲から何だかのハラスメントを受けていたことだ。
その果ては殺傷事件である。被疑者・被告人にハラスメント攻撃をしていたハラッサーは何とも感じないだろう。だがハラスメント攻撃を受けた被害者は復讐を伺う。その手段は図書館、ネットなどにごろごろ転がっている悪事伝授サイトの存在だ。児童ポルノ(特に悪質なケース)ではyourfilehostを悪用した原版で保存されている。
つまり、ネットに違法行為の手引があるのだ。それで爆弾を作って逮捕された高校生もいる。一時期、YouTubeに著作権違反のビデオが投稿されていたが、今や極右中国のyouku.comやtubou.comにアップデートされている。結局、モグラ叩きになっているのだ。YouTubeではヘイトスピーチが相変わらず蔓延る始末。
ショスターコーヴィッチの「室内交響曲」が現実に、一般化しているわけでたまったものではない。しかも無防備である時を盗撮して商業ビデオで販売しているんだから、社会が監視社会に移行しているのだと言うしかない。ザ・コーブなる盗撮映画の負の成果は明らかにネット極右を活性化させた。ネット極右は監視社会のツールでしかない。そんな連中を許していいのか。
要するに、ネットで悪事を伝授することが表現の自由の一つと言っているに等しいのだ。それは本当に表現の自由なのか。我々は自由を貪るだけではなく、ルールに従い行使する義務がある。
児童ポルノ問題にしても、ファイルのオンラインストレージサービスや動画サイトに逃げ込むケースが後を絶たない。
これが漫画などの著作物ならなおさらだ。
無断電子化の悪夢(小野哲)
テーマ:media
2011-02-05 02:55:46
書籍の違法コピーDL損失額が30億ドル近くに、米国書籍市場の1割
書籍や雑誌、新聞の違法ダウンロード対策サービスを提供している米Attributorは14日、25の主要ダウンロードサイトにおける書籍の違法コピーのダウンロードによる潜在的損失額が、27億5000万ドルから30億ドルに上るとの調査結果を発表した。これは、米国の書籍市場の年間売り上げの約1割に相当するという。
Attributorでは2009年10月から90日間にわたり、統計を公開している4つのダウンロードサイト(4shared.com、scribd.com、wattpad.com、docstoc.com)における、書籍913作品の違法ダウンロード状況を監視。計320万回のダウンロードがあったことを確認した。
一方、2009年7月から12月の間に寄せられた5万3000件を超える削除通知の比率に基づき、25のダウンロードサイトについて、書籍の違法ダウンロードに占めるシェアを算出。上記4サイトのシェアが合計36.4%であることから、全25サイトにおいて違法ダウンロードされた回数が約900万件を超えると推計した。さらにAmazon.comの小売価格に基づき、合計損害額を3億8000万ドルと見積もっている。
ジャンル別でダウンロード数と損失額も大きかったのは、「Business and Investing」分野だった。この分野には例えばSteven Levitt著の「Freakonomics」などが含まれている。また、技術書が含まれる「Professional and Technical」部門と、科学書が含まれる「Science」部門でも損失額は大きかった。
特に「Business and Investing」では、1冊当たり1万3000回の違法ダウンロードが行われていた。また、上記3分野では、1冊当たり100万ドルの損失があったとされる。
さらに、調査のサンプルとした913作品が米国の書籍市場に占める割合が13.5%であることから、市場全体における違法ダウンロードの潜在的損失額を約28億ドルと推計した。
なお、今回の調査では、違法ダウンロード行為が行われなかったと仮定した場合に、購入されたはずの書籍数についての推計は行われていない。
電子書籍市場が注目を集める中で、これまでの音楽、映画だけでなく、書籍の違法ダウンロードにも注目が集まりつつあるだけに、今回の調査結果は興味深いたたき台となりそうだ。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100119_343268.htm
この前話した山花典之氏の被害については私のほうからACCSに正式に通報した。
恐らく何だかの刑事上の責任追及が行われるであろうが、初めに断っておきたい。書籍を所有する個人が『自炊』する程度なら構わない。また一定の法律上の条件を満たしてJコミ、青空文庫などにアップロードするならまだしもフェアだが、それを著作権者に無断で広く大衆に配布するため便利なネットを悪用するとは言語道断ではないか(しかも著作権者には一銭も入らないわけだ)。
Jコミ社長の赤松健氏(『魔法先生ねぎま』の作者)がネットの暴走に危機感を抱いたように、ネット犯罪によってネットは自由きままに暴走する。日本におけるキム・ヨナ選手への誹謗中傷などその一端にすぎない。それらによって結果、権力者によるネット統制が承認されてしまう危険がきわめて高い。
それで迷惑なのは植草一秀氏や井上静氏などの良識あるジャーナリスト達や藤枝氏ではないか。権力者にとって彼らは目の上のこぶであるからだ。表現の自由もそうなのだが、自由には説明可能な説明責任がある。求められると応えられるのがフェアウェイではないか。
応えられないなら、それはフェアウェイとは程遠い代物だ。無断電子化で苦しめられているのは山花氏ばかりではない、赤松氏もそうだったし声を上げられない漫画家や原作者もいる。だから、赤松氏は『ラブひな』(アニメにもなったヒット作品)を電子化して提供した。無断電子化する輩には、そんなケチな犯罪を犯すぐらいなら出版社を通じて原作者にJコミにて公開を要請すればいいのである(それも絶版になったもののみが条件)。
もはや事態は安易なことじゃ済まなくなってきている。そこで、出版社がJコミを活用し、Yahoo!やGoogle対応のサービスを提供するべきだ。また、配布チャネルにブックオフ各店を使い、ダウンロード料金(この場合原作者5割、ブックオフ2割、出版社3割)で稼ぐ手法もある(ただ、インターネットに接続している人には通用しないのだが)。
今後も、この問題を取り上げる事になると思う。何しろ、人気者がすぐに人気作家として祭り上げられる時勢だ。その一方で、こつこつ頑張る人が見捨てられる有様だ。これは徹底的に取り上げる事にしようと思う。
2012年03月04日
目先の規制で闇の世界がなくなるか
今回取り上げるのは児童ポルノ問題である。
私は一貫して児童ポルノ問題の根底にある貧困問題を解決すべきだと指摘してきた。そうじゃないと、こんなおバカが出てくる。
猫にスルメ(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-07-25 18:52:36
今回、日刊ゲンダイより引用する。
性教育の強化がますます重要になっているのは明白である。
世界中で子供たちに広まる性のイタズラ
【政治・経済】
2010年7月20日 掲載
全裸タマゴ投げ 乱交ゲーム 妊娠協定
●「裸メール」は氷山の一角
岐阜県可児市の私立中学校でイジメが立て続けに起きた。男子生徒が腹を殴られたのはもちろん、女子生徒が裸の動画を撮影され、十数人にメール送信された性的イジメには、衝撃を受けた親も多いのではないか。
しかし、イジメとまではいかなくても、子供たちの“性のイタズラ”はエスカレートの一途だ。世界を見渡すと、とんでもない事態になっている。
例えば、韓国のある中学校では今年、生徒たちが卒業式後にスッポンポンで生卵をぶつけ合う遊びを行った。女子もア○コ丸出しの全裸だったから、何者かに大量の写真を撮られ、ネット上に出回る騒ぎになった。
こんなハレンチな写真やスケベな遊びを、世界中の子供がマネしないとも限らない。ネット社会は怖いのだ。
「ポーランドの中学校では最近、『太陽と月』という遊びがはやりました。大勢の女子生徒が横たわって輪(太陽)を作り、男子(月)が次々に挿○する乱交ゲームです。5人が妊娠、2人が出産して大きく報じられました。また、2年前に米マサチューセッツ州の女子高生の間で流行し、社会問題になったのは『妊娠協定』です。16歳の少女たちが『みんなで一緒に赤ちゃんを産もう』と約束し合い、片っ端から男たちと性交渉を持った。結果、17人が妊娠。ホームレスの赤ちゃんを身ごもった少女までいたから、全米が震撼しました」(海外教育事情に詳しいジャーナリスト)
うちの子に限って、なんて甘い考えは捨てた方がいい。
http://gendai.net/articles/view/syakai/125314
まあ、その通りである。
ネット社会は人の視線を気にかける必要がない。それゆえ、無秩序になりやすく、悪質な場合は暴走までする。この前成敗された「ドブスを守る会」の悪質な動画があったので私から即刻インターネットホットラインセンターに通報しておいたが、あまりにもひどい。
だが、これらはあくまでも一部であって、ちゃんとしている人はそこまではめを外さない。だが、そうした人を嘲笑うような事がまかり通るのだからビックリだ。まず、こうした愚行を減らすには包み隠さない性教育と、子供を育てる事の大変さを知っている子育て中の主婦に授業に参加してもらい、クロストーキングしてもらうのはどうか。そうして、考えさせて自由気ままな発想に歯止めをかける必要がある。
フランコ石原ならきっと「けしからん、性教育の強化は逆にセックスフリーだ」とほざくだろうが、私はそう考えない。規制を強化すれば逆にスリルを味わおうと危険を冒すことに拍車をかけるに等しく、猫にスルメを与えるに等しい。井上静氏も呆れているだろう。
警告(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-03-28 20:04:33
以前、カルデロン一家強制送還問題で私たちは日本政府の硬直的な姿勢を厳しく批判した。
その際に根拠のない誹謗中傷が行われたが、投稿規定に違反した結果を自ら受け入れる覚悟があるから書き込んだのだとして我々はアクセス禁止処分などを言い渡した。だが、連中が運営する残念なスパムブログが発見された。日本政府の硬直的な姿勢を絶賛し、国際法をかるんじる根拠無き暴言でこれらは成り立っている。しかも、我々の正統な処分に不当な文句を重ねている。
残念ながら、彼らは人ではない。投稿規定を受け入れて投稿した訳だから処分を甘んじて受け入れねばならない義務があるのにかかわらず私たちの説明を受け入れず、暴走行為を重ねている。これを珍走団(俗に言う暴走族)といわずして何というのか。既に、私からはアムネスティ・インターナショナル及びインターネット・ホットラインセンターにも通報をさせてもらった。彼らの査察を厳しく受け入れてもらうしかない。国際社会から彼らは権利の乱用に際して厳しく制裁を受けるとだけ警告しておく。
私たちは何も、検閲をしろというのではない。しかし、国際法に沿った振る舞いをしろといいたいだけだ。それすら分からないとは、情けない。アクセス禁止処分を受けた連中を見てくると哀れみすら感じてくる。イソップ寓話に「牛と蛙」という話がある。子供のカエルから初めて見た牛の話を聞いた父親のカエルが自らの腹をふくらませて「そいつはこれぐらい大きかったのか」と聞く。「いやもっと」といわれ、無理に腹を大きくしているうちに等々破裂する話だが、彼らのいっている話はそれと同じではないか。
日本国内の概念で問題は解決できなくなりつつあるグローバル社会、だからこそ国際法を重視する比率はますます大きい。国際法に則ってこそ、こうしたカルデロン一家の問題は安易に解決できた。児童ポルノ問題にしても、日本が単純保有を禁じてもそれは二重の犯罪を犯す事になる、というのは著作権法違反の違法コピーがネットで横行したほか、かえって我々の目を背けるような画像がはびこるだけだ。それなら、スウェーデンのように科学的な立場による性教育と道徳教育を徹底させるしかないのだ。
こうした現実を直視してからコメントをしてほしい。私はカルデロン夫妻の犯した罪は許す事はできないが、その背景にある貧困問題は日本政府にも責任がある。こうした問題を解決する事が、カルデロン一家の悲劇を減らす事に繋がる。
抜本的な問題の解決がなければ、こんな漫画のような組織になってしまう。
閉鎖的体質がある限り(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-02-10 12:44:32
安治川親方慰留に一転20時間後に撤回会見
20時間のドタバタ劇だった。
退職表明から一夜明け、安治川親方は連夜の会見を行った。前夜の「すがすがしさ」はない。冒頭に頭を下げ「一門のご厚意で協会に残らせてもらいます。また一から勉強して残らせていただきます」と明かした。3日午前0時に1度は角界を去ることを発表した。同午後8時。一転しての残留宣言だ。
1日の日本相撲協会理事選挙で、所属する立浪一門の意向に反して貴乃花親方(元横綱)に投票し、退職意思を表明していた宮城野部屋付きの安治川親方(36=元前頭光法)が3日、わずか20時間で「撤回」を発表した。深夜の退職会見から一夜明け、親方の退職に発展した「造反者捜し」に、協会を所管する文科省やファンから選挙の公正性を問う声が上がり、一門の長になる友綱理事(元関脇魁輝)らが慰留した。貴乃花親方が逆転当選した理事選は、支持者の退職騒動という「お騒がせ」まで生んでしまった。
別れを告げたはずの一門の長が慰留した。朝、立浪一門ただ1人の理事となった友綱親方が、宮城野部屋を訪れた。「どうして早まったことをしたんだ」。同理事は事前に「退職」の連絡がなく、報道を通じて初めて知ったという。「昔から知ってるのにね。何も聞かされなくて、悔しいよ」。目に涙を浮かべ、再考するよう説得した。
安治川親方は、同世代の貴乃花親方(元横綱)に共鳴。1日の理事選挙では一門が推す大島親方(元大関旭国)ではなく、貴乃花親方に1票を投じた。その結果、8票だった大島親方が落選。選挙後は連日、一門の「反省会」で“犯人捜し”が行われ、2日に造反したことを告白した。
一門内から糾弾され、責任を感じての退職表明に、この日、協会には「なんで辞めさせるのだ」の電話が止まらず、“犯人捜し”への批判が相次いだ。選挙の公正性に疑いが出るため、監督官庁の文部科学省からも事実関係の確認があった。文科省担当者は「事実関係の確認の後、対処をどうするかとなる」と話していた。
強烈な逆風に「立浪から追い出したと思われる」と友綱理事。一門にはもう1人、貴乃花親方に投票したと思われる親方がいるが「捜すとかはない」と、造反者割り出しの終息を宣言した。ただ協会関係者によれば、今回は伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の意向に反したため、安治川株と時津風一門のある株との名跡交換を進めているという。
立浪一門の残留宣言をしても、安治川親方は「一門の枠を超えて、貴乃花親方を支持した気持ちは変わらない」と言い切った。友綱理事は「きついことを言われるかもしれないが、それを超えて勉強してほしい。これも責任の取り方」。辞める意思を撤回した先には、一門の「いばらの道」が待つことになる。【近間康隆】
[2010年2月4日9時7分 紙面から]nikkansports
この呆れた騒動で私は考える、今回の理事選で落選すべき候補者が一人いたと言わざるを得ない。
北の湖前理事長である。彼は時津風部屋でおきた暴行虐殺事件の真相究明に消極的だった上、朝青龍を横綱に推挙した道義的な責任がある。その責任を認めずしてどうして理事再任を許すのか。日本相撲協会の救いようのない閉鎖性を感じる。その中で改革を叫ぶのなら、貴乃花には勧めたい事がある。
相撲学校(高校併設)設置は大いに賛成する。たとえ相撲に進まなくても、相撲が持つ人の育成という趣旨に大いに合致するからだ。だが、それには朝青龍を解雇してから行うべきだ。また、小錦(現KONISHIKI)への名誉回復を即刻行うべきで、彼には相撲学校の校長もしくはそれに準じるポストで待遇すべきだ。また、相撲学校立ち上げの際には曙太郎氏(第六十九代横綱)にも協力をもらうことだ。
闇世界との関係根絶も行うべきだ。これはこの後述べる朝青龍問題に密接に関わってくる。この事について私の見解を述べておきたい。まずは事件の経過については日刊スポーツ、時事通信の記事を引用する。
朝青龍引退表明…暴行騒動の経緯
<朝青龍の騒動経緯>
▼1月21日 22日発売の写真週刊誌「フライデー」掲載の記事で、場所中の16日未明に泥酔して暴れ、警察が出動する騒ぎを起こした事が発覚。取組後に記者から事実関係を聴かれた朝青龍は「いつもの事」と笑い飛ばす。 ▼同22日 被害者に朝青龍の個人マネジャーの一宮氏が名乗り出て、高砂親方は武蔵川理事長に報告。
▼同25日 25回目の優勝を飾った初場所千秋楽翌日に高砂親方と共に協会へ呼ばれ、武蔵川理事長から口頭で厳重注意。
▼同27日 「週刊新潮」の報道で、暴行した相手は一宮氏ではなく、別人の一般男性と判明(ただし、ネットの報道では闇世界の関係者であると指摘されている 小野注)。
▼同28日 被害者男性が警視庁麻布署に被害相談に訪れていた事が判明。
▼同29日 横審の鶴田委員長が自ら協会へ足を運び、武蔵川理事長に朝青龍への厳罰を求める。
▼同30日 朝青龍が元幕内皇司の若藤親方の引退相撲で5日ぶりに公の場に登場も無言。高砂親方が「示談成立」を報告も、麻布署は朝青龍から事情を聴く方向で検討を開始。
▼同31日 被害者が一転「暴行されたのは嘘だった」と記した書類が、協会に提出されると判明。2人の個人マネジャーが警察から事情聴取された。
▼2月1日 武蔵川理事長が「調査委員会」を発足。
▼同2日 「調査委員会」の友綱委員長が会見。事情を聴いた個人マネジャー2人の「暴行はなかった」という証言に同調。
▼同4日 理事会に朝青龍を暴行問題の聴取のため招集。朝青龍が引退を表明。
[2010年2月4日15時34分]
(C)2010,Nikkan Sports News.
師匠らの責任問わず=朝青龍には退職金-相撲協会2月4日20時51分配信 時事通信
日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は4日記者会見し、横綱朝青龍の引退について「多くの相撲ファンの皆さまにご心配、ご迷惑を掛けた事をおわび申し上げます。申し訳ありませんでした」と謝罪した。その上で引退届提出に至った経過などを説明したが、報道陣からの質問は受け付けず、自身の責任にも言及しなかった。師匠の高砂親方(元大関朝潮)にも処分はなかった。
不祥事の場合は引退届よりさかのぼって処分を科す事も可能だが、自ら決断した形となったため、懲罰的な扱いはしなかった。規定通り力士養老金(退職金)などが支払われ、両国国技館で引退相撲も行われる見込み。
横綱の引退では他に特別功労金も支払われるのが通例で、貴乃花は1億3000万円、武蔵丸は9000万円を受け取っている。
人ごとのような師匠=朝青龍引退表明2月4日19時49分配信 時事通信
朝青龍の記者会見に同席した師匠の高砂親方(元大関朝潮)は、何か人ごとのようなたたずまいだった。冒頭で謝罪の言葉も述べず「本日を持ちまして横綱朝青龍が引退を表明いたしました」と報告しただけだった。
協会から指示された暴行問題の調査についても「すべてにメディアが先行し、追い掛けて調査委員会に資料を提出する事しかできなかった」と弁明した。
「詰め襟を着て、当時の若松部屋に入ってきた事を思い出す」と、まだ朝青龍が素直だった頃を懐かしむような口調。弟子の出世につれて希薄になった師弟関係を象徴するようだった。「どんな弟子だったか」と聞かれて「こんな弟子です。このまんま」。
指導力不足を指摘され、サッカー騒動でものんきな発言が目立った親方。今回も騒動の最中に「俺は悪くない」「あんな弟子を持ったのだから仕方ない」と話し、歩くのも困難なほど泥酔した事があった。最後まで変わらなかったのは師匠も同じだった。
はっきり言おう。
朝青龍の引退はあまりにも遅かった。普通他の世界なら退職ではなく、懲戒解雇だ。日本相撲協会は、引退届を却下した上で解雇処分を言い渡すべきだった。露鵬や白露山にも示しがつかないではないか。そして、横綱に選んだ当時の横綱審議委員会のメンバーからも事情を聞き取るべきで、彼らの責任も重大だ。
高砂親方も重大な責任がある。朝青龍への指導が出来ないから、指導者として失格だ。親方を引退しろといいたい。いっそのこと、安治川親方に高砂親方の後継者になってもらえといいたい。そもそも、相撲が闇世界との持ちつ持たれつの腐敗した関係を長年にわたって続けてきたのが問題だ。だからと言って、警察権力との腐敗関係も我々は拒絶せざるを得ない。そこで、日本相撲協会に一般市民の資本を一定の割合で入れるといい。そうすることで、相撲の閉鎖性は一定のレベルでなくなる。
Neutralizer加筆:今の角界はまさに土俵の上で『踊っている』としかいいようがない。一体『伝統』とは何なのか頭を抱えたくなる。
伝統とは新しい物事を継ぎ足したりするから価値が輝くのではないか。ただ『守る』だけでは朽ちていくだけだ。
因みに引退した朝青龍はハワイで何事もなかったかのようにのんびりゴルフをやっているそうだ。その上、彼の故郷モンゴルではこの引退騒動で非難の声が挙がる始末。この事をチンギス・ハーンはどういう顔しているのだろうか…。
いっそのこと、DeNAに日本相撲協会を買収してもらおうではないか。
横浜ベイスターズなんか買収を断念して横浜財界が出資する新会社に経営権を譲渡すればいい。そして日本相撲協会の運営を引き受ければいいのである。
また、自分たちの考えを相手に無理やり飲ませる今のやり方は批判されねばならない。事実なら受け入れる義務があるが思想は押し付けてはいけない。
読み方次第では物事は異なる(小野哲)
テーマ:スポーツ
2010-01-18 08:02:40
サガン鳥栖にU-20韓国代表の金民友選手が加入した。
このことでYahoo!の聯合ニュースでは歓迎する声が圧倒的だった。だが、非常に残念な誹謗中傷の声が一つあった。韓国人にとって極めて侮辱的な言葉で加入を罵るひどい言動である。こうした言動には憤りを覚える。あくまでもプレーして振るわない成績ならプレーに対して批判は仕方がないが、その前からの誹謗中傷はルール違反でしかない。
韓国のメディアでもこうした呆れた誹謗中傷があふれかえっている。たとえば去年まで中日ドラゴンズでプレーした韓国人選手が韓国球界に復帰した際の韓国のメディアでは彼に対する卑劣な発言が目立っていた。こうした輩どもにはっきり申し上げておきたい。読み方次第で物事は違ってくるのだと言うことを。韓国人はつい65年前まで日本の植民地とされているのだ。だから最近の世代はそれほど過激なことは言わないがその当時に生きていた人たちにとっては激しく生き抜かねばならない事情があった。
それを支配してきた層には理解できないのだろう。だが、被支配層にとっては待望の独立なのだ、それで支配層へのライバル意識を強めるのは当然のことなのだ(南米と欧州のライバル関係もそれで見える)。要するに読み方次第で物事は異なってくる。サッカーは欧州にとっても、南米にとっても代理戦争のような存在だった。地域間紛争のあるスペインではFCバルセロナとレアルマドリードのライバル関係が過酷なのも、地域のバスク人とスペイン人との間の歴史的紛争の関係があるからだ。それを知らないで仲良しだと思ったらとんでもない。
今年は韓国人のプロ選手が多く日本に進出した。福岡ソフトバンクホークスや千葉ロッテマリーンズはWBC韓国代表選手を獲得している。京都サンガFCでも韓国代表DFを、鹿島アントラーズはその京都から韓国代表DFを獲得した。ジュビロ磐田では韓国代表を主に獲得した。J2では徳島ヴォルティス、FC岐阜でも韓国人選手を獲得している他、ファジアーノ岡山でも元U-20韓国代表の選手を獲得した。ちなみに鳥栖は今年J1昇格を目指していることもあって韓国人選手二人を金選手以外に補強している。
そもそも韓流という言葉に振り回されて、ペ・ヨンジュンだの東方神起だので慌てふためくのではなく、地に足を着けた真の友好こそ、日韓両国の和解に結びつく。その過程で竹島の不法占拠の問題も逃げずにきっちり解決しなければならない。スポーツや芸能はあくまでもその補助にしかすぎないのだ。スポーツ選手に国を重ねてみる見方はいただけない。そうした意味では金妍児(キム・ヨナ、韓国)も哀れなものだと私は思う。私はあくまでもスポーツはスポーツと割り切ってみる。
私がこの見方を持に至ったきっかけは元中日ドラゴンズの投手だった宣銅烈選手(現在韓国のクラブチームの監督をしている)の一年目の不振と、二年目の活躍についての韓国のメディアのゆがみを感じたことからだった。それと同じゆがみを私はフィギュアスケートでも感じている。金妍児(キム・ヨナ)選手と浅田真央選手のライバル関係にしても、単にフィギュアスケートだけで見ていればいいのを無理に国と結びつける歪んだナショナリズムがはびこっている。このやり方が日韓両国でまかり通っているのだから浅田選手も金選手も精神的につぶれる危険性がある。
同じような危険性を私達は排除しなければならない。結果が良かったら拍手する潔さを持てばいい。それが私の考えだ。
目先の規制では闇の世界を絶つ事はできない。
私たちは10年、20年先のこの国をどうしたいのかを問いかけねばならない。事実を踏まえてどうしたいのかを考えるべきだろう。その事実を隠す悪趣味が日本人にはびこっている。
冷徹な事実を受け入れてこそ一流だ(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-27 12:05:11
テレ東社長、映像差し替え「問題ない」
テレビ東京島田昌幸社長(65)の定例会見が23日、同局で行われた。
一部週刊誌で、同局が11日に放送した「スターズ・オン・アイス2010」で、浅田真央選手のトリプルフリップを、本番では転倒したが成功した映像に差し替えて放送したと報じられた件で「問題はない」とコメントした。
同公演は東京・代々木第一体育館で3日間4公演開催され、浅田選手のほか、小塚崇彦、羽生結弦両選手についてもジャンプ映像の差し替えを行っており、いずれも9日の滑走をベースにジャンプ部分を10日に成功した映像に差し替えた。
島田社長は「採点競技であればありのままを見てもらう必要があるが、トップレベルの選手たちの一番いい姿を見てもらうショーなので編集上の工夫が入っていいと思う」と話した。
[2010年4月23日17時20分] 日刊スポーツ
はっきり言うが、島田の言っている事は独善的でしかない。
今回の行為は浅田選手に対する冒涜であることはもちろん、小塚・羽生両選手への侮辱ではないか。サガン鳥栖にぼろ負けしまくっている現実を受け入れられないお間抜けなアビスパ福岡のフーリガン連中(特にウルトラオブリ)と同じではないか。恥ずかしい。サガン鳥栖は今や選手層もスポンサーもアビスパ福岡を上回っている。有力外国人選手を獲得できるのはユン・ジョンファンヘッドコーチ(日韓W杯でベスト4になった韓国代表)の存在である。彼が声を掛けた結果、韓国で将来はあのパク・チソンを越える逸材と言われた金民友選手の獲得に繋がった。彼と韓国大学で逸材のDFを獲得し、DFラインを整備した結果、横浜FCの選手引き抜きにも十分対応できる選手層になった。
それだけきっちりやっているのだ。なぜやるのか。経営不振を乗り越えて新しい会社になったサガン鳥栖は弱かったから強くなるためにユンヘッドコーチ(以前、セレッソ大阪に在籍していた)を選手として雇い、引退後はチームのフロントに入れて育成していったではないか。浅田選手だってそうではないか。バンクーバーでキム・ヨナ選手に負けたから強くなるために泥を飲むような努力をしているではないか。転倒することは決して恥ではない、むしろがんばっている証拠ではないか。
そうしたことを隠すとは、フィギュアスケートを芸術ではなく、スポーツでもなく、一種のエンターテイメントショーにおとしせしめる行為でしかない。これは織田信成選手や安藤美姫選手にとっても侮辱ではないか。今後、こうした編集はしないでもらいたい。そんなにスポンサーが大切なのかとテレビ東京には文句を言いたい。テレビ東京はサガン鳥栖から学んでもらいたい。地道に努力すれば、J1を伺う成績になれるのだ。
文字通り、人間動物園にしてしまった(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-29 05:20:05
ついにやってしまった。
週刊現代が2010年5月15日号で「キム・ヨナ「奇跡のビューティ」-美しすぎる金メダリスト」と題打って、セミヌードを掲載してしまったのだ。これには私もビックリを通り越して呆れるしかない。あるブログでは胸が見えるギリギリまで激しく肌が見えていると報道している。
キム選手のフィギュアスケートの美しさはもう、言うまでもなく一流だ。これは誰も否定しない。しかし、裸で表現するというのはおかしな話ではないか。あくまでも、芸で魅せるべきであって、セックスアピールでやるべきではない。私はがっかりしてしまう。
我が盟友は浅田真央選手との関係などを巡って煽る日韓のメディア報道を厳しく批判し、「スポーツ報道には『BOSS』がよく似合う」というコラムでコテンパンに皮肉ったほか、最近では『アイドル狂想劇』で私よりも厳しく批判した。実際、「上海万博」で最近クローズアップされている万博だが、昔普及していなかった際、「人間動物園」として一時期言われていたことがあった。
だが、残念だがキム選手を日本のマスゴミは完全に動物園の見せ物そのものにしてしまった。私が懸念を示さざるを得ないのは何か一つ目だったことを大げさに拡大してしまえば取り返しのつかない悲劇を招きかねないことだ。織田信成選手が入籍したそうだが、これだってマスゴミはフィーバー材料に使いかねない。これでは文字通り、人間動物園ではないか。
だが、あくまでも芸だけにしか私は興味はない。私生活でルール違反を犯せば社会的制裁などで罰せられると考えている。だから、酒井法子保護観察囚や小室哲哉保護観察囚には執行猶予期間中は最低限謹慎すべき義務があり、免罪符ではないのだ。そうした割り切りが万事必要であり、ヌードなどの興奮ごとで話題を作るなと強く警告しておきたい。今回のキム選手の行動は極めて軽率だ。今後、ギャラ次第でフジテレビの『とんねるずのみなさんのおかげでした』の『食わず嫌い王選手権』に出場する事だってしゃれではすまされなくなるだろう。まだしもNHKの『鶴瓶の家族に乾杯』程度ならかまわないが、今回のグラビアは今後ヘアヌードにまで拍車を掛けかねない。
今回の行動にはきわめてがっかりした。以前、合成ヘアヌード騒動でキム選手は抗議したようだが、みすみす自分からその効果をそいでしまったに等しいのである。今回の企画を考えた週刊現代には猛反省を促したい。何故なら、この行為はフィギュアスケートのブランドを低下させるだけだ。ライバルの浅田選手は今回のグラビアに困惑しかねない。
今回のコラムは、キム選手への私なりのイエローカードである。金メダルの重みを甘く見ないで欲しい、水泳の柴田亜衣選手は金メダルをとった後その重圧に苦悩したという。金メダルの価値はそれほど重大である。
こんな軽率な人間が目先の規制に賛同してしまえば、これから取り上げるこのような軽率な政治家が出てくる。
矛盾(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-07-14 08:57:39
参議院選挙は極右の躍進という、最悪の結果に終わった。
日本の場合、強い奴らに取り入って自らの保身を維持しつつ、一部の利権関係者から賄賂を受けとっている。そういう連中に改革を叫ばれて、我々はナメられていると自覚できないのか。
民主党の敗因は、マニフェスト違反が大きい。ことごとくマニフェストを破りまくって、責任を全く取らない。臭いものには蓋と言わんばかりに小沢一郎氏などをかくしている。更に、メディアと自民党時代の癒着・腐敗した関係が問題をさらにひどくした。徹底した印象操作が行われ、極右の「みんなの党」や自民党があたかも改革派のように報道された。
だが、改革派というなら「みんなの党」や自民党の政策を見てから言うべきだ。小泉ヒトラー内閣時代に渡辺喜美は一緒になって新自由主義に基づくルール無視の経済づくりに邁進したではないか。その結果は非正規労働者とパワハラの急増になったうえ、事件の悪質化に拍車をかけた。そのうえ、猥褻な児童ポルノなどのセックスビジネスに人々が走る原因をつくったではないか。
それにたいする痛切な反省なくして、改革という言葉は口にしないでもらいたい。自民党なんかもっとひどくなった。護憲リベラルの思想を投げ捨て、愛国心というその場限りのカンフル剤で逃げているだけだ。そんな連中の政策はあくまでも偽物であって、信頼に値しない。
だが、私は日本共産党にも不満である。それは議論をしない姿勢である。理論を一方的にまくしたてても、そこには意味はない。違うのは構わないが、相手に理解を得る為には相手の考えを認めた上で議論を交わす必要がある。そこに、共産党がお粗末なところがある。私は取手駅に関東鉄道の車両が突っ込んだ際の共産党の異常な関東鉄道攻撃に疑問を持ち、それ以来着かず離れずで対処している。そうした事への不満・不信が今回の不振になった。
そこで、私が前から言うように護憲リベラル・護憲保守・革新勢力の結集がこの国の危機に対して欠かせない。共産党のボランティアはある意味で有能だ。だが、上がコチコチで威張っていて何もしないと井上静氏のブログで指摘されている。そうした愚か者には強烈な危機意識を植え付けて自己進化させるきっかけが必要なのだ。そこで、日本共産党が主導権を握る形で社民党・新社会党を吸収合併し、共産主義を社民主義と融合させて、理想を現実化させていく工程を身につける必要がある。更に植草一秀氏を党に招き、経済政策担当に据えるなどして似ている人達にウィングを広げるべきである。労働組合だけじゃなく、中小企業の経営者にもこの新党に参加を促すべきだ。保守を論破するにも、保守を把握する必要がある。元自民党の野中広務氏、武村正義氏、田中秀征氏を顧問として招き、議論を積み重ね、成長させていくべきだ。
共産党の政策はシンクタンクがあるだけあって本物だ、だが、政策は現実化されていくには多くの声があって洗練されていく。その作業が共産党にはない。だから「インテリっぽい」と引かれてしまうのだ。こうした作業をしないから、「この世で一番の矛」と「なんでも防げる最高の盾」を売る商人に「あんたの矛であんたの盾を突いたらどうなるの」と質問した一人がいた。その男に商人は何も言えないまま、逃げていったという。みんなの党や自民党はそれで突っ込まれたが共産党はその作業すらたどり着いていない。
それがある意味不幸な事である。
共産党にしても、ある意味当たっているところはあるのだが目先の規制におぼれる傾向もある。
その滑稽さを笑っているメディアも共産党と同じほどこっけいなものである。
腐敗・墜落のメディア産業へ(小野哲)
テーマ:media
2011-04-16 14:34
今回の東日本大震災で、トンデモ報道をやらかす愚か者がいる。
伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が取材したニュースによると、「週刊新潮」(新潮社/4月7日号)で報じられた共同通信福島支局の現場放棄事件だ。爆発事故をテレビで見た東京の社会部幹部が、福島支局員たちの県外退避を指示、一時、福島市にある共同の福島支局が不在になる異常事態となったというものだ。
これには週刊新潮が批判し、共同上層部が『すぐに戻れ』と指示を撤回し、支局長以下支局員たちは福島に戻った。だが同業他社に福島支局長は首にガイガーカウンター(放射線量測定器)をぶら下げながら謝罪したというのだ。その支局長は左遷されたが、東京に戻れると喜んでいた上に脱原発のデモに参加したというブラックジョークもある。
週刊新潮に至っては東京電力批判の記事を載せないばかりか、『広告費』欲しさに東電社員の美談を掲載する始末。東京電力だけで年間220億円以上なのだから、おかしい話ではないか。だから、週刊新潮を廃刊すべきと私は断言している。
せめて、共同通信社と週刊新潮は只の野球好きの人さんが私に反論した如く、権力者に容赦なく噛み付く精神を持ってほしい。私は週刊新潮の態度を見てパナソニックを思い出した。あの天安門前で圧倒的多数の市民のデモを極右中国の軍部どもが虐殺した天安門虐殺事件で、一時期日本の企業が撤退していたがすぐに戻った話がある。
だが、松下電器産業(当時、現パナソニック)は戻らなかったという。極右中国の幹部連中はパナソニックを絶賛したというが、この話をあの佐高信氏は『極右中国の軍部の友人であっても、市民の友人ではない』と痛烈に批判している。このパナソニックと週刊新潮はそっくりそのままではないか。もっとも、弱者イジメの天才週刊誌をボイコットしている私には眼中にもない。
今回の参考記事
"噂の女"神林広恵のナイショの一説
現場放棄、東電批判を"自粛"......震災であぶり出される大手メディアの素顔
http://www.cyzo.com/2011/04/post_7025.html
現実と言うならば、この世界も強烈なものだ。
ドラマの世界と現実(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-04-11 19:03:16
フジテレビで今度から放映される木村拓哉主役の「月の恋人」というドラマがある。
様々なことで話題になっているようだが、残念であるが日本のマスゴミ連中には連想能力が欠けている。たとえば今回のドラマの舞台はインテリア業界となっているが、物流部門は全体としては派遣か請負に切り替わっており、請負の人達は待遇にしても正社員雇用されるべきなのにも関わらず9時近くまで残業せざるを得ない実態である。
今回、もう一つ取り上げるリリースがある。帝国データバンクのものである。
TDB企業コード:985849880
「東京」 (株)ヨコタ(資本金2億円、台東区上野5-7-2、代表若井政明氏、従業員215名)は、3月30日に東京地裁へ自己破産を申請した。
申請代理人は平出晋一弁護士(中央区京橋2-3-3、電話03-3517-7007)ほか。
当社は、1932年(昭和7年)4月創業、56年(昭和31年)12月に法人改組したインテリア製品の製造販売業者。カーテンレールを中心にブラインドやロールスクリーン、クローゼットドア、アコーディオンカーテンなどを扱い、これまで埼玉、滋賀、新潟、静岡、宮城などに工場を建設するほか、全国の主要都市に物流センター、営業所を設置するなどして、卸売業者やサッシメーカー、ホテルなどのほか、海外向け販売も行い事業を拡大。97年7月期には年売上高約91億4400万円をあげていた。
しかし、近年は改正建築基準法の影響や素材価格の高騰などに伴う値下げ要請などで業績は低迷。新製品の発売や既存品のリニューアルなどによりシェアの確保や大手ブラインドメーカーとの業務提携(2009年5月)などで競争力の向上に着手したが、2009年7月期の年売上高は約52億6700万円にダウン。拠点の統廃合に伴う費用の発生、資産売却損などから約3億8500万円の最終赤字となっていた。
負債は約36億円。
(C)帝国データバンク
ヨコタという会社は立川ブラインド工業と提携していた。だが、ガリバーというべきトーソーなどに負けてしまったわけだ。これがインテリア業界の現実である。トーソーや立川ブラインド工業、ニチベイなどはそれこそ、カーテンやブラインドなど枠を広げて競争を続けているではないか。
ドラマに描かれるであろう世界と、現実は全く違うと言ってもいい。たとえば、「おくりびと」という映画で納棺士の仕事に多くの人が殺到したがすぐにやめていったそうで、イメージと現実が異なることにショックを受けたからにほかならない。もっと足下をみてからドラマを考えるべきではないか。
現実、そして規制、その10年先の効果を慎重に見極めて物事を考えなければ、闇の世界を表に引きずり出しかえることはできないのである。
2012年03月29日
商業ヌードとヌーディズムを区別して考えよ
ヌーディズム(英語: Nudism)は、全裸でありながら服を着た状態と全く同じように過ごすこと。ただし衣服を着て生活することが規範となっている社会における活動を言う。裸体主義。
ヌーディズムは、自然との関わりを強調してナチュリズム(英 Naturism:ネイチャリズム)と呼ばれることもある。ドイツではFKK(独 Freikörperkultur)と呼ばれる。ただし、似ている語のナチュラリズム(英 Naturalism)は「自然主義」のことで全く別の概念である。
ヌーディズムを実践する者をヌーディスト(Nudist)、ナチュリスト(Naturist:ネイチャリスト)、裸体主義者という。
これらの言葉はWikipedia日本語版より引用。
日本ではこの動きがあまり盛んではない理由に儒教の思想が強いことがあると私は考えている。無論、欧州の場合では宗教上の理由から混浴を禁止するなどしているが、ヌーディズムはそうした動きへの反発が生み出したものであった。
だが、私が危惧しているのは思想上のヌードではない。商業ヌードがはびこっている現状である。コンビニエンスストアの書籍コーナーの一角ではそれこそ過激化した風俗雑誌が堂々と売られている有様だ。ちなみに赤松健氏の処女作「A・Iが止まらない」の韓国版では裸シーンはほとんど下着姿などで修正されている。それほど一般コミックでも韓国は厳しいのである。
思想上のヌードや政教育上どうしても欠かせないと言うのなら私は子供であっても写真に収めたりすることには反対しない。しかし、「関西援交」などの未成年の少女や成人女性相手にみだらなまねをするビデオ商品を売ることには強い抵抗感を感じる。彼らの体を金づるにするのはどうも私の中で強い抵抗感を感じる。
だから、私はこうしたものを配布したり販売する輩を見つけ次第インターネットホットラインセンターに通報してきた。だが、懸念すべきはこうした輩が思想上のヌードであると新たな抜け道を作り出す危険性である。
しかも、最近では大手週刊誌の週刊現代が擬似児童ポルノを堂々と掲載する有様である。だから、私は危機感を覚えている。正しい性教育で歪んだ異性感を封印すべきなのである。分娩シーンなどの動画を見ることは最低限の入り口なのだが、それ以上に心してほしいのは児童ポルノとヌーディズムの線引きの難しさである。
最近ではあの「ドラえもん」でも女性キャラクターの入浴シーンを自粛したり裸シーンを回避するなどしているが、果たしてそれでいいのだろうか。たとえば文化で裸しかない民族などどう、取り扱えばいいのか。ただ隠せばいいと言うのではないのだ。私は商業ヌードを見たくないと言う信念を尊重して欲しいというだけである。
2012年04月20日
魂の殺人を許すな
魂の殺人 児童ポルノとネット社会/上 作る側、すべて「素人」会社員
傑作(0)2005/11/4(金) 午前 8:02嗜癖・性依存メンタルヘルス Yahoo!ブックマークに登録
魂の殺人
児童ポルノとネット社会/上 作る側、すべて「素人」会社員
◇「幼いほど売れた」
ざらついた画像の中で、あどけない顔がゆがんでいく。その横で、うつろな目をした小学生が姉へのわいせつ行為を見させられている--。
鬼畜行為がマニアの間で人気を呼び、インターネット上で「関西援交シリーズ」と名づけられた児童ポルノのシーンだ。
2日、奈良家裁で開かれた児童福祉法違反の法廷に、その「製作者」がいた。「出所したらおわびの手紙を書き、働いて被害を弁済したい」。遊佐隆被告(42)は血の気のない顔で繰り返し、涙をぬぐった。検察側は「児童性愛欲の矯正は容易でない」として懲役7年を求刑した。
「おたくの生徒がビデオに出ている」。昨年7月、奈良県内の高校のホームページへの書き込みが端緒となり、6府県警の合同捜査で「関西援交シリーズ」事件が摘発された。生徒に出演料が振り込まれた銀行の防犯カメラから浮かんだのが遊佐被告だった。
◇ ◇
JR西日本の契約社員。毎朝、大阪の京橋駅でラッシュアワーのアナウンスを担当した。勤務は午前中だけで月給は約5万円。昼、同僚を誘って立ち食いそばを食べ、その後は一人でインターネットカフェへ。販売サイトに作品紹介を書き込み、注文を受けたビデオやDVDの発送を郵便局で済ませ、外車に妻と幼い息子を乗せてファミリーレストランで夕食をとる。そんな日常だった。
高校卒業後、コンビニ店員などを転々。子どものおむつも買えず、弁当屋でおかずだけを買って家族で分けた。わいせつビデオを見てストレスを解消していたが、「自分で売れば収入にもなる」と思い、6年前から携帯電話の出会い系サイトでモデルを募集した。「売るわけじゃない。モザイクを入れるから誰だか分からないよ」と少女たちをだまし、撮影に及んだ。
男優役は大手酒造会社課長(53)や車両輸送会社社員(31)。いずれも強姦(ごうかん)、強制わいせつなどで逮捕された。
シリーズは計157巻作られ、1本5000円で販売された。暴力団が関与する組織の犯行との見方もあったが、逮捕された男はみな、ネット上で知り合った「素人」だった。
「少女が幼ければ幼いほど売れた」と遊佐被告は供述した。客の一人は「女優の演技ではない、素人っぽさがいい」と言う。客の大半は20~30代の会社員。大手コンピューター会社に勤めていた男性は仕事がきつくて長期欠勤した末に解雇され、部屋にこもってビデオを見ていた。
◇ ◇
押収したテープに映っていた少女は計95人。小児科医の意見などから、79人が18歳未満と推測された。画像に映っていた計算ドリルや制服、被告のメモなどを元に、捜査本部は約10府県に住む28人を割り出す。小学生も2人いた。「うちの子を撮って」と娘を売った母親もいたが、大半は普通の家庭で暮らしていた。
撮影後、リストカットを繰り返すようになった子がいる。心療内科に通う子もいる。10代前半の少女は母親に問いただされ「もうどうでもいいと思った。前のお父さんにもされていたから……」と打ち明けた。
客が持っていたビデオは処分された。しかし、素顔の映像は今も匿名の大人たちの手でネット上に流されている。そのことを知らず、少女たちは今日も学校に通う。(連載は磯崎由美、青木絵美、矢島弓枝が担当します)
………………………………………………………………………………………………………
ご意見、情報をお寄せ下さい。〒100-8051(住所不要)毎日新聞社会部「魂の殺人」取材班へ。ファクスは03・3212・0636。メールは
t.shakaibu@mbx.mainichi.co.jp
毎日新聞 2005年11月3日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kokoro/tamashii/
この事件で摘発されたシリーズがなんと、オンラインストレージで無料でアップデートされていた。
私は驚いてインターネットホットラインセンターに通報したのだが、あまりにもひどい。いや、さらに踏み込んで言うならば児童ポルノ以前に最近の風俗関連ビジネスの過激化こそが問題である。私は以前こうした職業をセックスビジネスとして批判してきた。
あの手この手で悪質化してきたセックスビジネスは最近では貧困問題に漬け込んで新たな層にまで拡大してきた。女子高生見学クラブなるものまで作って下半身を披露させる始末。さらにはスケッチクラブと称して実際はスケッチしなくても裸を見れると言うのだからもう、重症だ。
私はやはり、包み隠さない性教育の重要性を指摘する。護憲保守派なので、私はできちゃった婚を嫌悪する。こうしたことを防ぐためにも、やはりなんだかの厳しい自己統制は欠かせない。無論、段階を踏んで教育していくことは必要である(たとえば小学生に突然マスターベーションや性行為の話をするのは論外だ)。
また、何でもかんでも隠せと言うのは問題がある。そうすると逆にルールを破ることでスリルを得られると言う歪んだ快感を味わうことになってしまう。私にはとても受け入れられない。また、児童ポルノ規制によってヌーディズム(思想の一つで文明を見直す動きの一つ)も場合によっては規制に引っかかる可能性がある。だが、彼らは信念でやっているのであり信念にまで干渉はできない。
そこで、彼らとも共闘する必要がある。魂の殺人を許すわけには行かない。私はそれで、セックスビジネスに関しては徹底的にインターネットホットラインセンターに通報することにしている。
2012年05月12日
セックスビジネスをなくすために
今回の提言はセックスビジネスの規制である。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO122.html 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律
この法律は以下の業界の規制を行っている。
接待飲食等営業
1号営業 - キャバレー
2号営業 - 料理店・社交飲食店(ホストクラブ・キャバクラなど)
3号営業 - ダンス飲食店
4号営業 - ダンスホールなど
当初はダンス教室も規制対象となっていたが、映画『Shall we ダンス?』に始まる社交ダンスの流行とともに愛好者や関連団体の努力があり、1998年に規制除外となった。
5号営業 - 低照度飲食店(バー)
6号営業 - 区画席飲食店(カップル喫茶)
その他(遊技場営業)
7号営業 - マージャン店・パチンコ店など
8号営業 - ゲームセンターなど
性風俗関連特殊営業
店舗型性風俗特殊営業
1号営業 - ソープランド
2号営業 - 店舗型ファッションヘルスなど
3号営業 - ストリップ劇場・ポルノ映画館など
4号営業 - ラブホテル
5号営業 - アダルトショップ・個室ビデオなど
6号営業 - 政令で定める(2011年1月1日から出会い喫茶が指定された)
無店舗型性風俗特殊営業
1号営業 - 派遣型ファッションヘルス
2号営業 - アダルトビデオなど通信販売営業
映像送信型性風俗特殊営業(インターネットを利用した画像配信など、風俗店を紹介する風俗情報サイトもこれに含まれる場合がある)
店舗型電話異性紹介営業(テレフォンクラブなど)
無店舗型電話異性紹介営業(携帯電話を利用したテレフォンクラブなど)
深夜(午前0時 - 日の出)における酒類提供飲食店営業
飲食店で、午前0時から午前6時まで酒類を出さない店があるのは本法33条で規制されており、深夜における酒類提供飲食店営業を行うための届出をしていない(できない)ためである。また、ファミリーレストランが午後10時以降保護者同伴のない18歳未満の青少年の入店を禁止しているのは、本法32条(都道府県によっては青少年保護条例も)の規制のためである。
Wikipedia日本語版より
だが、実態は法律の上を越えている。
パチンコ業界は政治家との関係を深めたばかりか、警察との癒着を深める始末である。その一方で福祉ビジネスへの人々の参入は少ない。以前私は売春ビジネスに関わった犯罪者を全員深夜の介護福祉に強制的に従事する罰則を導入する提案を行った。
だが、まだまだ絶対的な人員は不足している。そこで風俗ビジネスに関わる人員を徹底的に減らすと同時に、介護福祉へ大幅に人員を移す法律としてこの法律を改正することを提案する。
1.あらゆる名称であれ性的欲求を満たすビジネスもしくはその提供を行う事を違法行為として禁止する。
2.上記ビジネス(以降セックスビジネス)への新規参入は買収でも認めない。
3.既存風俗業者に関しては3年間という時限的免許を与える代わりにその間に介護福祉への大幅な業務変更を行うことを義務付ける。2年たって達成できなかった場合は免許を強制没収し罰金を徴収する。
4.ラブホテルに関しては2年以内に介護施設に改装するよう義務付ける。パチンコ施設に関しては立地制限の強化や時限的営業免許で徹底的に数を減らす。
5.パチンコや競馬などの賭博に関しては全面的に換金を禁止する。ネット上の賭博に関しても同様の措置をとる。
風俗ビジネスを抑制し、それだけ介護福祉に人々の雇用の場を回すことは社会の安定につながるのである。
たとえば私は健康マージャンまでは否定しない。金銭の賭博を目的にした行為はいけないといっているに過ぎないのである。
著作権を守る取り組みには貧困対策は欠かせない。
たとえばブラック会社に改善を命令し、雇用面で正規雇用の増加と残業およびサービス残業の禁止、ハラスメント行為には懲戒解雇を含めた厳罰で対処するなど取り組まねばならない。そうして貧困問題を解消することにより正々堂々と漫画などを購入できるようにすればいいのである。
児童ポルノについては性教育の徹底により、わいせつ物への嫌悪感を自然にはぐくむと同時に、哲学などを勉強していくようにもって行けばいいのである。それはなにも女性主体主義ではない、人間の内面を厳しく問いかけるものでなければならないのである。
2012年09月07日
性犯罪・厳罰化に抗して
政治
性犯罪者に去勢手術の刑、与党女性議員が法案発議
韓国・東亜日報
SEPTEMBER 05, 2012 06:49
性的暴力犯罪に対し警鐘を鳴らし、再犯を防ぐため、いわゆる現行の「化学的去勢」(性的衝動の薬物治療)の他に「物理的去勢」(外科的治療)を行う法案が発議される。
韓国女子医師会会長出身のセヌリ党の朴仁淑(パク・インスク)議員(ソウル松坡甲)は、矯正や更生が期待できず、再犯の恐れがあると認められる性犯罪者に対し、裁判所が専門家の鑑定を経て、「物理的去勢」の刑を与えることができる「性的暴力犯罪者の外科的治療に関する法」の制定案を5日、国会に提出する予定だ。懲役、死刑など刑罰の種類に「去勢」を含ませる刑法改正案も共に提出する。
「物理的去勢」は性器を切除するのではなく、男性ホルモンを分泌する睾丸を切除することで性的衝動を無くす方式だ。朴議員は、「薬物治療は耐性、治療断絶による強い性的衝動の発生など問題があるだけに、根本的な処方にならない」と話した。18代国会では16歳未満を対象にした性犯罪者に対する「外科的治療法」が提出されたが、人権侵害をめぐる議論の末に廃棄された。
現在、デンマーク、スウェーデン、チェコ、ドイツなど、欧州の一部国家が「物理的去勢」制度を導入している。ドイツは25歳以上の性犯罪者に限って、本人の同意を受けて去勢手術を行っているが、年平均5人が手術を受けている。ドイツ政府は今年2月、国際機関の欧州拷問防止委員会(CPT)から「物理的去勢」を中断してほしいという人権請願書を受け取ったが、「やめる意向がない」という見解を発表した。1970~1980年まで、手術を受けた犯罪者104人を長期追跡した結果、再犯率が3%に過ぎなかったという。反面、手術を受けていない場合、再犯率が46%に達したというのがドイツ政府の説明だ。
一方、政府は「科学的去勢」を受ける性犯罪者の対象を大幅に拡大する方針を決めた模様だ。現行の法律は16歳未満を対象にした性犯罪者に限って「化学的去勢」を行うよう定められているが、これを19歳未満対象の性犯罪者に拡大するという。
権在珍(クォン・ジェジン)法務部長官は4日、大統領府で開かれた閣議で、このような案を李明博(イ・ミョンバク)大統領に報告したと、出席者らが伝えた。李大統領が前日のラジオ演説で、性犯罪に関連し「電子足環制度の実効性を高め、薬物治療を含めて可能な全ての対策を積極的に検討していく必要がある」と話したことを受けた後続措置だ。
政府はまた、性犯罪者の身元公開制度の実効性を高めるため、犯罪者の写真を持続的にアップデートし、犯罪者の家の住所と地番まで公開する案も推進することにした。性犯罪者電子足環(GPSアンクレット)着用制を導入する前に発生した性犯罪に対しても、電子足環着用を遡及適用する案も検討する予定だ。
最近の日本の裁判員裁判(事実上のリンチショー)でも不当な厳罰化がまかり通っている。
常識はずれのお馬鹿な判決が堂々と垂れ流されている。静岡県内で女性を次々と暴行して逮捕された男に国際法違反の懲役50年が不当に押し付けられた。だが、私はGPSアンクレット強制着用、懲役10年、居住地域及び接近制限、カウンセリング義務付けでこの種の犯罪者を懲らしめることは充分できると考える。無論、悪質なケースに関しては物理的去勢で対処する必要もある(男性としての死を意味するのであり判断は慎重さが求められる)。
だが、やはり何よりもやるべきは教育だ。徹底した性教育と精神カウンセリングの活用で、犯罪を極力減らしていくのがいい。児童ポルノの単純所有禁止はこうしたことの積み重ねの上で実施していけば初めて効果を生み出すのである。逆に言えばこうした積み重ねがないまま規制が行われることに私は反対する。
例えば失業貧困故の強盗事件なら、ハローワークによる就業支援サービスを活用すればいい。そうしたことの積み重ねが犯罪発生率の減少につながっていく。少年犯罪に関しては精神カウンセリングと学業支援があっていい。そうしたことがあって初めて厳罰化は始まる。
安易なまでの厳罰化では問題は解決しないのである…。
2012年12月29日
柔軟性で児童ポルノを止める方法(初出 12月21日)
児童ポルノの問題に関してTwitterで私の考えることを申し上げると、問題点は2つある。性教育が甘すぎることと、ヌーディズムと猥褻の概念が曖昧であることだ。このことを最初に申し上げた上で議論を提起する。
日本の場合、性教育が甘いのは儒教の影響が大きい。江戸時代までは男女混浴がある意味容認されていたわけだ。この性教育を徹底させることは性産業の衰退にもつながるわけだ。道徳教育の強化と同時にこの性教育を徹底させる必要があるのは明らかだ。本来このことを言うべきなのは自民党である。
そして、性教育の徹底により性産業への人の参入を減らすことにもなる。あまりにも無責任な性交渉を減らすきっかけにもなる。性教育が甘いから、性交渉がある種の冒険になっていて由々しきことだ。子供を生むということは一生その子供への責任を担うことを意味するのだ。
そのために、ヌーディズム団体と日本政府は共闘する必要がある。児童ポルノを将来的になくすという目的では私もヌーディズム団体も日本政府と考えは同じだ。ならば、折り合える箇所で共闘するべきで、性教育で用いる子供の性器の写真の提供などでヌーディズム団体からの提供を受けるべきだ。
「関西援交」事件のような児童ポルノをなくすために、ヌーディズム団体と手を組めば一気に児童ポルノは少なくなる。授業でわざわざ裸にならなくてもいい。それだけメリットがあるのだから、思い切りよく行動に踏み切るべきだ。
もう一つの課題は、わいせつ行為とヌーディズム団体の主張するアート性である。ただですら警察は性器の写った週刊誌には目くじらを立てる傾向がある(私もその点では同感なのだが)。だが、ヌーディズムは近代化に対するレジスタンスから生まれた思想である。故に始末におえない。
思想故に脱ぐ彼らの思想までを弾圧することはできるのだろうか。インターネットではその気になればいくらでも情報が手に入る。抑えきる事は無理だ。故に児童ポルノがある意味残酷なものであるのは納得だ。だからこそ、ヌーディズム団体と共闘して児童ポルノの摘発に乗り出すべきだ。
ヌーディスト達はにっこり笑って自らの裸を晒している。だからこそ、摘発すべきではなく味方にして、残酷な児童ポルノという最大の闇を打ち砕くべきだ。正しい性教育と厳格な道徳教育、わいせつ性とはなにかを厳しく考えるべきだ。
最後になったが、インターネットで女性の恥ずかしいところを盗撮して公開するようなビジネスはとてもではないが容認できない。そのためにも正しい性教育・厳しい道徳教育を行うと同時に、柔軟性のある方法で猥褻ビジネスをなくすべく取り組んでもらいたい(完)。
2013年02月05日
ヌーディズムという思想と商業主義を区別せよ
AKB河西写真集がAmazon1位に、白紙報道も講談社は「修正して発売」。
ナリナリドットコム - 01月13日 08:30
男児の手で“手ブラ”している写真が問題となり、波紋を広げているAKB48河西智美(21歳)の初のソロ写真集「とものこと、好き?」(講談社)が、一時Amazon.co.jpの「本のベストセラーランキング」で1位に輝いていたことがわかった。
ランキング1位に立ったのは12日で、13日午前8時現在は「とびだせ どうぶつの森 超完全カタログ」(ニンテンドードリーム編集部)に続く2位。ただし、ランキングは1時間ごとに更新されるため、再び1位に返り咲く可能性はある。また、「新着ニューリリース」のランキングでは、現在も1位を快走している状態だ。
写真集の発売を巡っては一部メディアで「発売白紙」と報じられていたが、出版元の講談社は12日、「ヤングマガジン」公式サイトに「河西智美ファーストソロ写真集『とものこと、好き?』発売についてのお知らせ」を掲載し、見通しについて言及。
それによると、「『発売は白紙』と一部において報道がなされております。正しくは、同写真集については、内容に不適切な表現があったため、今一度内容を精査し、一部修正しながら発売日について検討しているところです」とのこと。新しい発売日については「決まり次第このホームページにてお知らせいたします」としている。
Narinari.comってどんなサイト?
http://www.narinari.com/
AKB48・河西智美の“児童に性器を触らせた”写真集に、当局「出版されるなら逮捕者が──」
日刊サイゾー - 01月12日 13:00
「出版されるなら逮捕者が出る話──」
スポーツ紙に掲載されたAKB48・河西智美の写真集の記事を手に、児童ポルノを取り締まる警視庁生活安全局の職員は強く断言した。
「社会通念とかではなく、違法行為なんです!」
2月4日に発売予定の写真集『とものこと、好き?』(講談社)が児童ポルノ法(児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律)違反だとの指摘が持ち上がった。
「河西智美 初ソロ写真集でギリギリ”ショット!」(デイリースポーツ)
「白人少年の小さな手に包まれ… AKB卒業の河西智美が衝撃の手ブラショット」(J-CASTニュース)
「河西智美、豊満バストの手ブラ披露!」(オリコン)
1月10日、この写真集についてスポーツ紙やニュースサイト、各メディアは出版元の講談社から送られた表紙写真を掲載したが、これは未成年と思われる白人男児が背後から河西の巨乳をわしづかみにしているもので、前出の同法にある「児童に自己の性器等(性器、肛門又は乳首)を触らせること」に該当していた。
これら掲載写真はあくまで“記事”であったため当局も警戒を強める材料にとどめたが、12日に発売される漫画雑誌「ヤングマガジン」(講談社)に掲載のものは広告で、写真の上に「僕の手じゃあ隠しきれません」と悪ノリした男児のセリフまでが書き加えられていた。
これは講談社の社内でも事前に異議を唱える声があったというが、発売を強行しようとした担当者の中には「これもAKB得意の炎上商法で売れる」と騒動による売り上げアップを期待する意見まであったという。
最終的に講談社は「社会通念上、読者に不愉快な感情を抱かせる」と、「ヤングマガジン」の内容を差し替えての発売延期を決めたが、法に抵触しない自主規制を意味する“社会通念”で許される話ではなかった。
11日、警視庁だけでなく児童ポルノを厳しく監視する民間団体も刑事事件としての告発準備を進めた。受理されれば「5年以下の懲役また500万円以下の罰金」に処せられる可能性もある重罪。ある団体にメンバーとして名を連ねる作家は「アイドルの味方を気取ったフリーライターがツイッターで“どこが問題なのか分からない”と抗議していたが、メディア側の人間でも男児自身が裸を晒したものではないからOKだと思っている者がいる。判断のつかない児童が卑猥な商売に利用されたことは性的虐待に等しく、その姿は大人になっても記録として残されてしまう。そんなことも分からない人間がメディアにいることも問題」と強く訴えた。前出職員も「そもそもスポーツ紙や各メディアがそのまま宣伝を垂れ流したこともおかしい」としている。
写真集の発売自体も延期または中止となる見通しで、当初から内容に異議を唱えていた講談社の編集者は「企画自体をボツにすべき。一部を差し替えて発売となったら、それこそ炎上商法だとモラルを疑われる」と意見している。ただ、写真集の担当者は「白紙にするとヤンマガの損失も含め億単位の経費が無駄になってしまう」とその責任をとらされることに怯えた様子だったという。
児童ポルノについての問題は海外でも摘発や罰則が厳しくなっている傾向があり、国内メディアの認識も改めて問われる。
(文=鈴木雅久)
今回こんなくだらないことでコメントしないといけないのかと思うとうんざりものである。
今回のヌード騒動はある意味思想上のヌードとは違う性質だ。なので私は厳しく考える。
ヌーディズム(英語: Nudism)は、全裸でありながら服を着た状態と全く同じように過ごすこと。ただし衣服を着て生活することが規範となっている社会における活動を言う。裸体主義。
ヌーディズムは、自然との関わりを強調してナチュリズム(英 Naturism:ネイチャリズム)と呼ばれることもある。ドイツではFKK(独 Freikörperkultur)と呼ばれる。ただし、似ている語のナチュラリズム(英 Naturalism)は「自然主義」のことで全く別の概念である。
ヌーディズムの歴史
19世紀末、ヨーロッパにおいて、工業生産の増大と鉄道、自動車による加速度的な近代化に反発するかたちで、自然回帰の動きが高まり、ハンドクラフト運動、禁煙・禁酒運動、健康食、健康飲料(果実ジュースなど)、ダンス、海水浴、日光浴、ワンダーフォーゲル、ハイキングなど野外活動の推奨などが声高に叫ばれ始めた頃に、こうした運動がまずドイツで始まり、続いて他のヨーロッパ各国に広がり、さらにアメリカ大陸やオーストラリアなどにも広まった。
1920年にフランス最初のナチュリズム施設「スパルタクラブ」がヴァル=ドワーズ県にでき、1950年にはフランスナチュリズム連盟(FFN)が設立された。
Wikipedia日本語版より
だから、思想で脱ぐ彼らと商業で脱ぐヌードは別に考える必要がある。
商業で脱ぐ場合は明らかにセックスビジネスである。今回の場合は書類送検が相当と思われるが、私は好きにはなれないケースだと断言する。アート目的のヌードであってもそれがわいせつになりえる可能性はある。河西智美も過去の案件からして書類送検されるのではないか。
この事件を機会に、再発防止にはどのような方法が必要なのかを真摯に考えてほしい。児童ポルノをなくすためには包み隠さない性教育が必要だという持論を持つ私はその持論の正しさをさらに確信した。そのうえでセックスビジネスに人々が流れ込まないようにするために様々な方法を考える必要がある。
また女性ばかりがわいせつの対象だと考えてはいけない。男性ヌードも私は違法であると考えている。そうした意味でいかに日本のネットの考え方は甘いことか。稲田某のお粗末さはそこにあるのだ。しっかりしんさいな!!
みなさんもぜひ考えてほしい。
そして、逃げないことからまず命と向き合ってほしい。
2013年8月28日水曜日
アメリカ一辺倒では日本の破滅につながる
オスプレイという、危険なヘリコプターをなぜ日本政府は自ら受け入れようとしているのか。
国民の生活が第一なのではないのか。
しんぶん赤旗より引用する。こんなことは本当はあってはならないのである。
26日午後3時38分(日本時間27日午前7時38分)、通常訓練中だった米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが着陸に失敗し、米西部ネバ
ダ州のクリーチ空軍基地の北西約5キロ地点で地面にたたきつけられるような着陸(ハードランディング)を行いました。米紙ラスベガス・レビュー・ジャーナ
ルが報じました。
同機は、米海兵隊が沖縄県の普天間基地(宜野湾市)に配備を進めているオスプレイと同型機です。
クリーチ基地当局は同日午後7時すぎの時点で現場を確認していませんが、公有地とみられています。また、オスプレイが所属するカリフォルニア州のミラマー海兵航空基地の第3海兵航空団によると、乗組員4人にけがはありませんでした。
海兵隊は地元当局とともに現場を確保し、事故原因を調査しています。機体の状態は現時点で明らかになっていません。
人口密度の高い沖縄では、民間地への不時着といった事故が発生する危険性は、はるかに高いといえます。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-28/2013082801_03_1.html
事故を受け仲井真弘多自称知事(本来の知事は伊波洋一氏であります)は27日、記者団に「こういう事故が起こらないようにと思ったが」と事故への懸念を示し「少し事故状況などを確認さ せてほしい」としたらしい。
だがこれは詰めが甘すぎる。又吉進知事公室長は「日米両政府はオスプレイは安全だと言うが、なぜこうした事故が起きたのか。今回の事故は衝撃を与えている」と述 べ、日米両政府に事故原因の公表を求めていく姿勢を示したそうだ。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-211681-storytopic-1.html
過去、私はこれらのコラムを書いた。
2011年12月02日
もともと、選択肢は一つしかない
「犯す前に言うか」田中防衛局長 辺野古評価書提出めぐり
2011年11月29日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-184598-storytopic-3.html
沖縄防衛局の田中聡局長は28日夜、報道陣との非公式の懇談会の席で、米軍普天間飛行場代替施設建設の環境影響評価(アセスメント)の「評価書」の年内提出について、一川保夫防衛相が「年内に提出できる準備をしている」との表現にとどめ、年内提出実施の明言を避けていることはなぜか、と問われたことに対し「これから犯しますよと言いますか」と述べ、年内提出の方針はあるものの、沖縄側の感情に配慮しているとの考えを示した。
県などが普天間飛行場の「県外移設」を強く求め、県議会で評価書提出断念を求める決議が全会一致で可決された中、県民、女性をさげすみ、人権感覚を欠いた防衛局長の問題発言に反発の声が上がりそうだ。
田中局長は那覇市の居酒屋で、防衛局が呼び掛けた報道陣との懇談会を開いた。報道陣は県内外の約10社が参加した。
評価書の提出時期について、一川氏の発言が明確でないことについて質問が出たとき、「これから犯す前に犯しますよと言いますか」と発言した。
懇談会終了後、沖縄防衛局は、琉球新報の取材に対し「発言の有無は否定せざるを得ない」と述べた。
沖縄の米軍基地問題に関連し、女性をさげすむ発言は過去にも問題となった。
1995年9月に起きた少女乱暴事件後の同年11月、リチャード・マッキー米太平洋軍司令官(海軍大将)が同事件をめぐり、「全くばかげている。私が何度も言っているように、彼らは車を借りる金で女が買えた」と発言し、更迭された。
田中局長は1961年生まれ。大阪大学法学部卒。84年旧防衛施設庁入庁。那覇防衛施設局施設部施設企画課長、大臣官房広報課長、地方協力局企画課長などを経て8月15日に、沖縄防衛局長に就いた。
田中局長は非公式の懇談の席で発言したが、琉球新報社は発言内容を報じる公共性、公益性があると判断した。
(C)琉球新報社
問題なのは、この暴言以上にメディアがまともに取り上げなかったことだ。
それについては日刊現代が厳しく指摘している。
だからこの国のマスコミはダメなのだ 更迭防衛局長のレイプ暴言を黙殺した大マスコミ
【政治・経済】
2011年11月30日 掲載
報じたのは琉球新報1社だけ
<ちゃんちゃらおかしい、今になっての大騒ぎ>
防衛省沖縄防衛局の田中聡局長(50)が「レイプ発言」で更迭された。仲井真弘多・沖縄県知事は「コメントしたくもない」と吐き捨てていたし、沖縄県民の感情を考えるまでもなく、こんな暴言局長はクビが当然だが、驚くのは大マスコミのフヌケぶりだ。問題発言は大勢の記者が聞いていたのに、報じたのは「琉球新報」1社のみ。大マスコミは慌てて、後追いしたのである。
問題発言が出たのは28日夜。沖縄防衛局が県内外の報道各社に呼びかけ、那覇市内の居酒屋で開かれた懇親会の席だった。
「会合には琉球新報のほか、読売など計9社の記者が出席しました。この席で、一川保夫防衛相(写真)が県への環境影響評価書の提出時期を明確にしないことについて質問が出ました。これに対し、酔った田中局長が『これから犯す前に犯しますよと言いますか』などと口を滑らせたのです。田中局長は本省の広報課長も経験し、今年8月に沖縄防衛局長になった。記者の扱いは慣れているつもりだったのでしょう。地方のトップになって、カン違いしたのかもしれない。いずれにしたって、あまりに非常識な発言です」(沖縄県政事情通)
フツーの記者であれば、すぐに反応して当然だ。ところが、この暴言を問題視し、29日の朝刊で報じたのは「琉球新報」のみ。在京メディアは騒ぎが広がってから慌てて後追い報道する始末で、しかも「非公式の懇談会」「オフレコ発言」と付け加えた。自分のところが遅れた“言い訳”をしたのである。
これじゃあ、報道機関失格だが、大新聞・テレビがスルーした発言が後に問題化したことは過去にもある。7月に松本龍前復興担当相が宮城県庁を訪れた際、村井嘉浩知事に「国は何もしないぞ」と怒鳴った時もそうだ。松本は発言の後、「今の言葉はオフレコ。書いたらその社は終わりだから」とドーカツした。在京メディアはこれにビビった。最初に一部始終を放送したのは地元の「東北放送」だけだった。元共同通信社記者で、同志社大社会学部教授の浅野健一氏はこう言う。
「今回の発言は非常にヒドイし、こんなことを平然と言う人物が役所の幹部に就いていることも問題です。たとえ懇親会であっても、社会的影響力のある『公人』なのだからメディアは報道しなければなりません。しかし、今の記者クラブメディアは弱腰だから、オフレコと言われると報じない。ジャーナリズムとは何かを理解していないのです」
ふだんから役人にヘーコラして発表モノばかり報じているから、こうなるのだ。田中局長が泥酔して軽口をたたいたのも、記者をナメ切っている証拠である。しかも、防衛省は「記者との信頼関係が崩れた」なんて寝言を言っている。どうしようもない役所と記者だ。
http://gendai.net/articles/view/syakai/133960
田中は当然更迭されたが、そのあと一川はこんな信じがたい暴言を吐いた。
【政治】
少女暴行事件「詳細知らない」 一川防衛相に自民反発
2011年12月2日 中日(東京)新聞 朝刊
一川保夫防衛相は一日の参院東日本大震災復興特別委員会で、一九九五年に沖縄県で起きた米海兵隊員による少女暴行事件の詳細を問われ「正確な中身を詳細には知らない」と述べた。沖縄では、この事件を機に米軍基地反対運動が起こり、日米両政府による米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の全面返還合意につながった。
これに関し、自民党の茂木敏充政調会長は記者会見で「事件を承知しないのはあり得ない。責任が問われる問題だ」と批判。マルチ商法業界との関係が問題視されている山岡賢次消費者担当相と一川氏に対する問責決議案を今国会に提出する可能性に言及した。
呆れ果てて、言う言葉すらない。
メディアはハシゲの危険性をまともに取り上げない上、むしろ盛り上げる役目を担った。それで待ち受けるのは大阪の破滅である。それでいいのだろうか。
この問題を解決するにはひとつしかない。無条件で普天間米軍基地とキャンプシュワブを返還させ、日米共同でロシアと交渉して日本にロシアが無条件で全千島列島を返還すると引き換えに日米ロ三カ国による平和条約を交わすことである。その選択肢しか日米政府には残っていない。
防衛については丸裸ということはありえないので、三カ国と韓国、アセアン諸国が連携してサッカーで言うゾーンプレスを展開するほうがいいだろう。だが、戦争をするための兵力は不要である。それだけは釘を刺して言いたい。
2012年04月25日
ミサイルで大騒ぎするからお粗末な結果になる
今回の北朝鮮によるミサイル騒動について、「田中宇の国際ニュース解説」が詳しい解説をしている。
あたらないミサイル防衛
2012年3月23日 田中 宇
米政府の会計検査院(GAO)が4月20日、米欧や日本で配備しているイージス艦などを使ったミサイル防衛の迎撃システムについて、うまく迎撃できることが確認できないまま配備されているとする、批判的な報告書を発表した。国防総省が、ミサイル防衛システムの実験を続ける一方で、実験段階が終わらないまま実戦配備を始めているので無駄が多く、予算超過の状態が続いていると、報告書は指摘している。米国防総省は昨年度、イージス艦SM3などのミサイル防衛について5回の試験をしたが、いずれも失敗に終わっている。 (MISSILE DEFENSE - Opportunity Exists to Strengthen Acquisitions by Reducing Concurrency)
ミサイル防衛システムの不完全さについては、以前からあちこちで指摘されてきた。だが今回のタイミングは、4月16日の失敗した北朝鮮のロケット打ち上げに対し、日本政府が米国産のミサイル防衛システムを使って北のロケット(の破片)を迎撃しようと喧伝していた直後だった。あたるかどうか怪しいのに、日本が1兆円以上の巨額予算を米国に払っているミサイル防衛についての再考が必要になっている。 (Vaunted missile shield more for show than protection)
ミサイル防衛については昨年末、国防総省の技術顧問団である国防科学評議委員会(Defense Science Board)も、飛来した敵国のミサイルが本物の弾頭の周囲に「おとり」を飛ばしていた場合、米国側の迎撃ミサイルがおとりと本物の区別がつかず、迎撃に失敗する点などを指摘する報告書を出した。報告書では、ミサイル防衛が抱える難点を改善するのに巨額の費用がかかり、しかも改善できるめどもないと酷評している。この報告書は重要な内容を持っているが、ほとんど報じられなかった。
ミサイル防衛システムのうち艦載のイージス艦システムは、米国と日本の共同開発だが、国防総省の技術顧問団は、イージス艦のレーダーが監視できる距離が短いので、敵ミサイルを探知して迎撃ミサイルを発射するまでの許容時間が短すぎて命中させられないと指摘している。イージス艦搭載のSM3ミサイルは、おとりをともなう敵ミサイルの弾頭に命中させることが困難であると以前から指摘されてきたのに、改善が進んでいないとも指摘されている。 (European Missile Defense Program Coming Under New Scrutiny)
飛来する敵のミサイルに対してミサイルを発射して命中させて迎撃を試みるミサイル防衛システムは、実現が困難で、当初から、長期の時間と巨額の資金がかかると予測されていた。そのため米国防総省は、実験が終わって技術が確立してから実戦配備するのでなく、一方で実験を続けつつ、他方で実戦配備を開始する二重の開発の構図を続けている。この構図が、実は命中率が低いのに、政治的・プロパガンダ的な歪曲を使って、命中率が高いかのように米日などの国民らに思わせ、巨額の開発費を出し続ける状況につながっている。 (カナダもアメリカ離れ)
最近では、2010年に地対空の迎撃システムについて、南太平洋から打ち上げた敵のミサイルを米西海岸から打ち上げるミサイルで迎撃する試験が2回行われたが、いずれも失敗している。米西海岸には、すでに30基の迎撃ミサイルが配備されているが、これらが役立たずであることがわかってしまった。迎撃に失敗した原因を究明して対策を講じたら、次回の試験をすることになっているが、試験は10年末以来行われていない。 (U.S. missile-defense test fails over Pacific)
日本の防衛省も、ミサイル防衛の意義は、実際の命中率の高さと別に、ミサイル防衛システムが日本に配備されている現実が国民に安心感を与えることにあると表明し、間接的に、命中率が低いことを認めている。命中率が低いことが国民にばれると、国民に与えていた安心感が消し飛んでしまうので、日本のマスコミは米国産の自国のミサイル防衛システムの命中率が低いことを報じない。 (米ミサイル防衛システムの茶番劇)
安心感を与えるのが目的なら、米国に1兆円以上も払わなくても、日本政府が自国の技術で迎撃ミサイルを作りましたと言って、張りぼてのシステムを公開すればすむ。しかし対米従属の国是の悲しさで、日本は1兆円を米国に払っている。もし日本が国産の張りぼて迎撃ミサイルを用意したら、米当局は日米マスコミに「日本政府の迎撃ミサイルは張りぼてだ」とリークしてスキャンダルを起こし、高価な米国産を買うよう仕向けるだろう。日米同盟は、足抜けを許さない、たちの悪い暴力団と似ている。
命中率が低いのだから、先日の北朝鮮のロケット発射に際し、日本政府が発射を確認するのが30分以上遅れたことは、むしろ望ましいことだった。北の発射を日本側がすぐに探知して迎撃ミサイルを発射したが命中しなかったとなれば、なぜ命中しなかったのかの方を問われてしまう。命中率が低いことを日本人に悟らせないことが重要なのだから、民主党政権や防衛官僚の無能さが問題になった方が良い。
韓国も米国産のミサイル防衛システムを持っているが、韓国軍は「北は予定どおりのコースで打ち上げるだろうから迎撃は必要ない」とあらかじめ表明していた。日本より韓国の方がスマートだ。とはいえ日本では、国民に北朝鮮に脅威を感じさせ「日米同盟が重要だ」と思わせることが国策だ。だから、本当に北の脅威と隣接している韓国と違って、日本は空騒ぎでかまわない。
▼法外に高価で信頼性の低い兵器を同盟国に売りつける
米政界でミサイル防衛システムが問題になっているのは、日本や北朝鮮に関してでなく、欧州やロシア、イランに関してだ。米政府は前ブッシュ政権時代に、イランが米国に向けて弾道ミサイルを発射したら途中で迎撃するためと称し、ポーランドやチェコといったロシア近傍の東欧諸国に、迎撃ミサイルや高精度レーダー施設などのミサイル防衛システムを配備する計画を開始した。ところがイランから米国に弾道ミサイルを飛ばす場合、ポーランドやチェコの上空を通らない。
迎撃ミサイルは飛ばす方向を変えるだけでロシアを攻撃できる。そのためロシア政府が脅威を感じ、配備をやめるよう米国に求めたが聞き入れられず、米露関係が悪化した。イランは近年、何度も人工衛星を打ち上げるロケットを発射し、衛星を軌道に乗せることに成功しているが、米国は一度もイランのロケット発射を非難したことがなく、黙認している。衛星用ロケットは、技術的に弾道ミサイルと同じだ。北朝鮮の出来損ないのロケット発射は許されないが、イランの成功する発射は許されるという茶番劇が続いている。 (What's good for Iran is bad for Pyongyang)
これらのことから考えて、東欧諸国への米国のミサイル防衛の配備構想は、冷戦型の戦略に基づいてロシアを怒らせることが隠れた真の目的だろう。09年にブッシュのあとを継いだオバマは、ロシアとの緊張緩和と、米政府の防衛費の削減のため、東欧に配備するミサイル防衛システムを縮小し、ブッシュ時代に新たに開発しようとしていた地対空迎撃ミサイルのシステム構築を廃棄し、既存のイージス艦を地中海に配備する計画に替えた。 (White House Scraps Bush's Approach to Missile Shield)
オバマ政権は、新システムの開発をめざしたブッシュ時代の計画と異なり、自分らの計画が、すでに実戦配備されている既存の技術を使った確実なものだと自慢していた。だが国防総省の顧問団は、昨年末の報告書で、イージス艦を使ったオバマのミサイル防衛システムも信頼性が低いと指摘した。オバマ政権は昨年末の報告書を無視し、イージス艦搭載のミサイル防衛システムを、陸上用に改造した「陸上型イージス」(Aegis Ashore)を、2015年からルーマニアやポーランドに配備すると、4月18日に発表した。システムの信頼性の低さを指摘した報告書を無視してオバマ政権が新計画を発表したので、会計検査院(GAO)が動き出し、2日後の4月20日に、ミサイル防衛システムの問題点をあらためて指摘する報告書を発表し、警鐘を鳴らした。 (Inside the Ring: Aegis Ashore moves ahead)
米国製の兵器は、イージス艦などミサイル防衛システムだけでなく、新型戦闘機のF-35も不具合が多いうえに法外に高価だと指摘されている。米国防総省自体、防衛費削減の一環としてF-35の購入数を減らそうとしており、生産者であるロッキードが不満を表明している。米国との同盟関係を使って世界を間接支配して戦略が潰えている英国も、F-35の購入をやめることを検討している。米英がF-35を買わない分、日本や韓国への売り込みが激しくなっている。総会屋の押し売りに近いものがある。 (U.S. slowdown on F-35 jet buy to raise cost: Lockheed) (Ministers discuss U-turn on F-35 fighter planes)
予算削減を迫られる国防総省は、全米各地で基地の閉鎖や縮小を検討している。欧州大陸でも、米陸軍が、ドイツのバンベルグ基地からの撤退を2年前倒しして早めることを決めた。NATOはアフガニスタンからの撤退も前倒ししている。アフガン撤退後、NATO内部で欧米間の亀裂が深まるだろう。米軍は日本でも、沖縄からグアムなどに転出する流れだ。 (Army to transfer Bamberg airfield to Germans two years earlier than planned) (Pentagon call for US base closures a political move, lawmakers say)
このように米軍が予算難で縮小撤退していき、各国が米国との軍事同盟に頼れない・頼らない傾向が強まる中で、ミサイル防衛など、法外に高価なうえに性能に疑問がある米国製の兵器に対する疑念が発生している。日本の自衛隊が米軍の傘下から抜け出すのは、暴力団からの足抜け以上に困難だろうが、日本の防衛を本気で考えるなら、しだいに自衛隊が米国の傘下から出て自立した方が良い状態になっている。
http://tanakanews.com/120423aegis.htm
これは、一つの解釈なのだが米軍はあくまでも日本を利用しているに過ぎないという見解で私と一致している。
また、アメリカでも米軍基地のテニアン移設を前向きに検討している。米軍の準機関紙である「スター・アンド・ストライプス紙」が、21日付で、普天間飛行場のテニアン移設に好意的な内容の記事を掲載した。記事では、初めに「日本ではすべての場所が海兵隊普天間飛行場の移設を受け入れられないと言っているが、テニアン島では議員らが誘致のための推進運動をしている」と書かれ、北マリアナ諸島の上院議会で「沖縄の米国海兵隊航空部隊の移転先としてテニアンが最善の場所である」という決議を全会一致で可決したことを報じている。そして、テニアンの3分の2の土地がすでに米国防総省に賃貸されていることや、第二次世界大戦の時にテニアンがB29爆撃機の主要飛行場として利用されていたこと、海兵隊の司令部が置かれるグアムからわずか80マイルの距離であること、北マリアナ諸島の人々にとって海兵隊の誘致が大きな経済的利益につながることなどをあげている。一方、日本国内に関しては、当初の案であった辺野古が住民の反対によって実現不可能になったことや、水面下での政府案とされていた徳之島も住民の反対によって実現不可能になったことなどから、日本国内で移設先を探すことは極めて難しくなったと書かれている。
アメリカは膨大な国防費の削減で頭を痛めている。だが、既得権を確保したがるネオコン・ネオリベ(当然カスゴミも含めておくが)によってこの動きは潰された。当然、ハシゲ一派はポルポト石原と同様にその一派に過ぎない。ハシゲの使い走り程度のみんなの党の出した憲法改悪案など、実に虚しい。
そうしたことを北朝鮮に見られているから、挑発行為にまんまとやられてしまうのである。我々は大いに恥ずかしい。軍事的手段ではなく、外交で相手をねじ伏せる必要がある。たとえば、北朝鮮に25万台の中古テレビと太陽光発電施設(その代わり核開発の全面断念が必須)の供与と引き換えに拉致問題と戦争問題の決着を行うことだ。そこから、徐々に北朝鮮を国際社会にソフトランディングさせていくのだが問題は北朝鮮の背後にある中国の存在である。
中国における独裁政権が民主化しない限り問題は解決できないのが現状である(ただ、欧米型の民主化ではそのままうまくは行かない。トルコのように軍部が主導権を一定握った上で議会の意向を尊重する形の政権が今のところは望ましい)。
なお、神戸俊樹氏もこのことでコメントを寄せている。そのことについてはブログを参照願いたい。ちなみに外交力はセオドア・ルーズベルトの「棍棒外交」が分かりやすい。西アフリカの諺である「言葉は穏やかに、ただし大きな棍棒を持ち運んでいれば、成功できる(Speak softly and carry a big stick, you will go far)」からだが、日本では「片手に棍棒、片手で猫なで声で握手」が分かりやすい。だが、極度な軍事力ではアジアからの警戒感を与える。そこで、東アジア共同体の実現を急ぐ必要がある。経済力で相手を飲み込むことが重要な策略になるのである。
神戸氏のコラム
http://ameblo.jp/kanbe49/entry-11223434805.html
引用もと
米軍の準機関紙がテニアン移設案を好意的に報道(世田谷通信、4.23)
2010 年 4 月 23 日
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20100423
この記事へのコメント
北朝鮮で何か動きがある度にバカ騒ぎしておりますが、その辺も北にとってみれば想定内ですね。
いつまでこんな国にお付き合いするのか知りませんが、北は日本を本気で相手にしてはいないようですね。
Posted by 俊樹 at 2012年04月26日 20:01
2012年07月03日
戦争の痛みを知らないからオスプレイをのんきに配置する
遅くなったが、東京新聞より以下の記事を引用したい。
【社会】
米軍機墜落「繰り返すな」 沖縄戦を指揮 牛島中将の孫
2012年6月29日 夕刊
五十三年前の六月三十日、米国占領下の沖縄県石川市(現うるま市)に米軍ジェット機が墜落、宮森小学校の児童ら十七人が亡くなった事故を、小学校教諭牛島貞満さん(58)=東京都内=が講演などで語り継いでいる。沖縄戦を指揮した牛島満中将の孫。墜落事故が相次ぐ米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄配備を前に「宮森小と同じことが繰り返される可能性が大きい」と訴える。 (早川由紀美)
牛島中将は、沖縄守備隊「第三二軍」の司令官だった。
激しい地上戦で県民約十五万人が犠牲になった沖縄戦を指揮し、一九四五年六月二十三日に自決。日本軍の組織的戦闘は終結し、この日は「沖縄慰霊の日」に指定されている。
孫の牛島さんは、四十歳になるまで、沖縄に関わることは避けていたという。「祖父のことがあるので、行くのが怖かった」。心の整理をするつもりで同僚と沖縄に行った際、現地で平和運動をしている女性から「おじいさんのことを自分で調べたらどうですか」と言われた。
沖縄戦について調査を続ける中で九九年、「基地と暮らし」について社会科の授業で取り上げた。
宮森小へのジェット機墜落から四十年がたっていたが、米軍機が訓練する爆音の中で子どもたちが授業を受ける状況に変わりはなかった。
二〇〇九年、小学校名と事故のあった日から名付けた「宮森630を伝える会」をつくり、講演会や出張授業などの活動を始めた。
オスプレイは今月も米フロリダ州で墜落したばかり。だが、米政府は沖縄県宜野湾市の普天間飛行場に八月に配備する計画に変更はないとされる。
「沖縄戦で、日本軍が住民を守らなかったのと同様、米軍も住民の役に立つものではない。そういうもののために、危険と隣り合わせの生活を強いてはならない」
伝える会は、三十日午後六時半から、東京都の文京区民センターで、沖縄大学名誉教授の新崎盛暉さんを招き「構造的沖縄差別を問う」と題した講演会を開く。資料代千円。
牛島司令官は「最後まで敢闘し、悠久の大義に生きるべし」という命令を発した。
その言葉は戦争が終わった9月まで、兵士と、兵士に強制された、あるいは敗戦を知らされなかった住民が壕に立てこもり、抵抗したので米軍の砲撃銃撃、火炎放射、手榴弾攻撃により軍人を上回る犠牲を出すこととなってしまった。
牛島氏はこうした事に苦しんだのだろう。オスプレイ配置に反対する姿勢に私も賛同する。そもそも、戦争とはかくも残酷なものである。
大田実海軍中将も自決したがこの時に本土の大本営宛に打電された文が残っている。
「(前略)・・・本職の知れる範囲においては、県民は青壮年の全部を防衛召集に捧げ、残る老幼婦女子のみが相次ぐ砲爆撃に家屋と財産の全部を焼却せられ、わずかに身をもって、軍の作戦に差し支え無き場所の小防空壕に避難、なお砲爆下をさまよい、風雨にさらされつつ乏しき生活に甘んじありたり。
しかも若き婦人は率先軍に身を捧げ、看護婦、炊事婦はもとより、砲弾運び、挺身斬込隊すら申出るものあり。看護婦に至りては、軍移動に際し、衛生兵すでに出発し身より無き重傷者を助けて共にさまよう、真面目にして一時の感情に馳せられたるものとは思われず。
さらに軍において作戦の大転換あるや、自給自足夜の中に遥かに遠隔地方の住民地区を指定せられ、輸送力皆無の者、黙々として雨中を移動するあり。これを要するに陸海軍沖縄進駐以来,終始一貫、勤労奉仕、物資節約を強要せられ(中略)本戦闘の末期を迎え、実状形容すべくもなし。一木一草焦土と化せん。糧食六月いっぱいを支えるのみなりと謂う。
沖縄県民かく戦へり。県民に対し後世特別のご高配を賜らんことを」
http://azurmer.exblog.jp/60288/ より引用
これが戦争の実態だった。
長男の大田英雄氏は反戦運動に携わっているが今回の米軍のオスプレイ強行配置にどう思っているだろうか。私は彼らとの共闘を共産党が率先して行なう事を熱望している。
オスプレイを配置しても意味はない、むしろ外交によって中華大陸における独裁政権を封じ込める事が効果的で、私は環太平洋安全保障条約機構(最低限の武装で各国の軍縮を進めると同時に外交により独裁国家を孤立させる)の設立を提唱している。
当然、私はユーラシアも視野に入れている。民主化回復が条件ではあるがウクライナ・ロシアについては参加すべきと考えているし、モンゴル・オーストラリア・フィリピンなどの環太平洋国家、ベネズエラ・イランとの連携もあるべきだと考えている(ベネズエラとイランに関しては外交で国策を確実に代えていけばいいと考えている)。戦争の現実を知らない政治家に、平和外交を求める事自体無茶な話なのだろうがあえて繰り返して言わねばならない。
では、このような戦争の悲劇を食い止めるにはどうすればいいのか。日本国憲法を愚直に守り続け、いかなる形での海外派兵を拒絶する厳しさを持たねばならない。それが、日本にできる海外貢献である(そのほかには原発の輸出をやめて風力発電や太陽光発電、地熱発電を輸出する事も立派な海外貢献だ)。
2012年10月04日
日米政府と軍需産業だけがアジアの混乱を歓迎する
日米政府と、軍需産業に私は猛烈に怒りを覚える。
この暴挙は、沖縄県民のナショナリズムを刺激したばかりか、アジアにとってとんでもないことになってしまった。沖縄タイムスより引用する。
首相「全国で負担 努力」
政治
2012年10月2日 09時34分
【東京】野田佳彦・自称首相は1日、内閣改造のため開いた会見で、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが配備先の普天間飛行場に飛来したことを受け「日本政府として安全性を十分確認できた。本土への訓練移転を具体的に進め、全国で負担を分かち合うよう努力する」との姿勢を表明した。
会見に先立ち、藤村修・自称官房長官が野田自称首相のコメントを発表し「オスプレイは米海兵隊の中核を担う優れた装備であり、配備は日本の安全保障にとって大変大きな意味がある」と配備の意義を強調。同時に「安全性、地域住民の生活に対して最大限の配慮が行われることが大前提」として安全確保策の日米合意を尊重するよう米側に期待した。
沖縄の負担軽減については「普天間の一日も早い移設・返還をはじめ、負担軽減や振興に一層力を入れて取り組む」と述べ、具体策としてオスプレイ訓練の本土への分散を挙げた。
藤村氏も安全性を強調した上で「地元にさまざまな意見があることは十分承知しているが、地元の声に耳を傾けながら説明していく」と述べた。
オスプレイ:経済界反発「言語道断」
経済
2012年10月2日 09時35分
米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが1日、米軍普天間飛行場に飛来したことについて、県内経済界からは「県民無視の強行配備は言語道断」などと日米両政府の対応を批判する声が相次いだ。また、日米地位協定の抜本見直しや自立経済に向けた、早期の基地返還を求める意見も上がった。
オスプレイ配備に反対する県民大会の共同代表も務めた県商工会連合会の照屋義実会長は「県民の総意を日本政府にアピールしていることを承知の上で、配備ありきで着々と進めた政府の姿勢は言語道断だ」と憤った。県民の意向を無視したアメリカ追従の政府の姿勢を批判した上で、「これまでの要請の形から一段と抗議の姿勢を強め、あらためて反対の意思を訴えたい」と強調した。
県経営者協会の安里昌利会長は「県民大会で示された県民意思が無視された形での配備は残念」と述べた。過去にも米軍機による事故が発生している事例を指摘し「安全性が担保されない機材の配備は不安。配備の根底にある日米地位協定の抜本的な見直しを日米両政府で検討してほしい」と求めた。
県民大会に足を運んだ県建設業協会の下地米蔵会長は「日米安全保障が重要なことは理解しているが、配備反対を訴えている県民の気持ちや心を無視したやり方は強引すぎる。反発は一層強まる」と日米政府の対応を批判。
県中小企業団体中央会の津波古勝三会長も「県民の意思を一顧だにせず、強行配備する神経が理解できない。新沖縄振興計画がスタートし、今後は自立経済の確立が必要。県経済を活性化させるための場を確保するためにもいち早く基地返還してほしい」と主張した。
「オスプレイ反対の県民大会に対する答えが、今回の予定通りの配備だったとすれば、極めて残念」。沖縄観光コンベンションビューローの安里繁信会長は、政府の県民意思の受け止め方を疑問視。さらに「観光への風評被害が起これば、国として責任を取るよう求めていく」と訴えた。
JA沖縄中央会の小那覇安優会長も、県民の意向を無視した形での強行配備に憤りを示し「いつ墜落するか分からない危険な機材を持ち込むことは決して容認できない」とあらためてオスプレイの配備反対を表明した。
オスプレイ:恐怖の機影 初目撃の市民、息のむ
社会
2012年10月2日 09時43分
島ぐるみの反対を強行突破して、米軍のオスプレイが1日、普天間飛行場に着陸した。「気味が悪い」「今にも落ちそう」。子どもからお年寄りまで、恐怖を運ぶ機影に固唾(かたず)をのみ、険しい視線を注いだ。県民の頭上を飛び越えることはできたが、全ゲート封鎖に至った激しい反発が取り巻く。「きょうの日を忘れない」。それぞれが撤去へ動き続けることを誓った。
【宜野湾】騒音の最も激しい上大謝名区では1日、6機のオスプレイが区の上空や周辺を飛行した。午前11時5分、金城清子さん(64)は自宅屋上で、沖国大方向から目の前で旋回し、滑走路に入る2機を目撃。「重たい音。わじわじーする。許せん」と何度も繰り返した。
金城さんの自宅は飛行場に隣接し、爆音に苦しんでいる。「何で普天間なの。十分虐げられてきた。もういいんじゃないの」と、やりきれない様子で話した。
「市街地は避け、極力海を飛ぶと約束したじゃないか」。同11時20分すぎ、那覇市方面から次々と姿を現したオスプレイ4機は、いずれも同区の玉城政嗣さん(64)の頭上を通過した。真下から機体を見上げ「みんなでこんなに反対しているのに…。日米両政府はおかしすぎる」と吐き捨てた。
この日、住宅地と接するフェンス際には、拳銃を携行した兵士の集団が軍用犬を連れ、警戒していた。玉城さんが英語で「ここは市街地のど真ん中。オスプレイなど飛ばさないで」と問い掛けると、若い兵士は「私もそう思う」と、金網越しに答えていた。
真志喜区の森川公園で、上大謝名自治会の老人会がグラウンドゴルフ後、休憩していると、オスプレイ2機が上空に姿を見せた。公園に接した基地内では、米兵8人が初飛来に雄たけびを上げた。
持参したビデオカメラを回した山城賢栄さん(73)は「世界一危険な普天間に、危険なオスプレイがやってきてしまった」と肩を落とした。「ハワイでは、希少動物の保護が優先される。私たちの命は軽視されているのか」と首をかしげる。映像は、基地被害を尋ねる訪問者に見せる予定だ。
滑走路北側の喜友名区で、マンション3階に住む知念綾乃さん(32)がベランダで洗濯物を干していると、オスプレイが前を横切った。「プロペラ同士がぶつかりそう」と、初めて見る実物に息をのんだ。
ヘリが沖国大に墜落した時は在学中。恐怖が頭から離れない。長男の颯真ちゃん(2)を外で遊ばせるときは、西原町辺りまで必ず出かける。「オスプレイの下なんて、もっと遊ばせられない。早く、怖くない空になってほしい」と願った。
「アイヤー、まったくよー」。野嵩区のフェンス際に住む赤嶺和伸さん(58)は、オスプレイを自宅屋上から見て声を上げた。家の上をなめるように飛ぶ米軍機に、オスプレイが加わる。「岩国基地は、飛べば海。ここは海まで喜友名、伊佐、大山…。何万人が住んでるか。今日は敗北の日ではなくて、新たな市民運動の出発の日。これからです」。前夜、野嵩ゲートでのもみ合いで腫らした右目には、涙があふれていた。
「日米はジコチュー」周辺の中学生ら憤る
社会
2012年10月2日 09時41分
滑走路北側の延長線上にある緑ヶ丘保育園=宜野湾市野嵩。大人たちの会話を聞いているからか、多くの子どもたちがオスプレイについて知っていた。竹馬で遊んでいた女の子(5)は「沖縄に来てほしくないのは台風とオスプレイ。悪い飛行機だから」ときっぱり。
午前11時すぎ、上空からプロペラ音が聞こえ始めた。機影は見えなかったが、保育士の名護タケさん(72)が「あれかねえ」と目を凝らす。しばらくして着陸の情報が伝わると、子どもたちから「運動会のときに落ちたらどうするの」という声も上がった。
朝の座り込みにも参加した園長の神谷武宏さんは「頭上すれすれを米軍機が通る。ここまで人権が踏みにじられた状況を許してはいけない」と力説した。
新城の普天間中学校では、すぐそばを降りてくるオスプレイに、女子生徒6人がフェンス越しに「オスプレイはんたーい」と声を合わせた。生徒たちは「汚い、危ない、ダメ」「日本もアメリカの政府もジコチュー(自己中心的)すぎる」「人の意見を聞くべきだって学校で習ったのに、沖縄の反対は聞いてくれない」と怒った。
普天間第二小学校では、児童の登校時に保護者の女性(40)が「怖いですよ。来る前に海に沈んでほしいくらい」と不安そうな様子で子どもを送りに来た。校門であいさつ運動をしていた根路銘安正さん(70)は「いくら声をからしても配備してくる。元気もなくなるよ」と残念そうだった。
運動会の練習が行われていた普天間小学校では、1、2機目の飛行が遠目に確認できた。
「いつもはもっと近くを飛ぶ。子どもたちの将来に危険なものは残したくないのに」と、教頭の桃原修さんは顔を曇らせる。隣接する幼稚園に子どもを迎えにきた市野嵩の松田由紀さん(35)も「娘がヘリの音を聞いてしがみついてくることもあるのに、さらにオスプレイなんて」と嘆いた。
オスプレイ:県民大会実行委が抗議集会
社会
2012年10月2日 10時59分
【宜野湾】オスプレイ配備に反対する9・9県民大会実行委員会は2日午前、宜野湾市野嵩の米軍普天間飛行場第3ゲート(野嵩ゲート)前で抗議集会を開いた。市民や共同代表、国会議員、県議、市町村長、議員ら約300人が引き続き、配備の撤回を日米両政府に強く求めていくことを確認した。
共同代表の喜納昌春県議会議長は「県民の我慢は限界を超えている。オスプレイを米国に返し、普天間飛行場の閉鎖・返還と辺野古に基地を造らせないようはね返していこう」と呼び掛けた。翁長雄志那覇市長は日米両政府の配備強行を「平成の銃剣とブルドーザー」と批判し、米軍の土地強制接収から「島ぐるみ闘争」に発展した1950年代の抵抗運動に重ねた。その上で「普天間の固定化も嘉手納統合論などもってのほか。県民が力を合わせてがんばろう」と訴えた。
実行委員会主催の集会後も、6日目を迎える市民団体主催の抗議集会が開かれ、普天間飛行場の早期返還や日米両政府の対応に抗議の声を上げている。
さらに、正統沖縄県知事及び正統宜野湾市長であられる伊波洋一氏は自身のツイッターでこのように日米政府を痛烈に批判している。
伊波 洋一 (いは よういち) @ihayoichi
ゲート封鎖解除で排除された市民が水も与えられずトイレにも行けない状態が3時間も続いている。おかしい。排除なら市民を解放すべきだ。IWJのボランティア報道員は40人以上が拘束されていると話している。本当の敵はアメリカだ。アメリカの指示で国が動いている。本当の黒幕はアメリカだ。
9月30日付
市民はオスプレイ配置反対のため正当な権利として普天間米軍基地の入口を閉鎖した。
それに対して日本政府は話し合うことなく不当排除の暴挙を行った上デモを行った市民を違法監禁した。アメリカ様のためなら無法も許されるということだ。これが司法国家というならお笑いものだ。アベチンゾーが「(基地の)ごう音の下に生活する沖縄のおかげで日本の安全は守られており、あらためて感謝する」とほざいたことに「アメリカは日本防衛のためでなく自国の戦争のために米軍基地を置き使ってきた」と見事に論破した伊波氏は次のようにも指摘している。
「日本国民は恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚し、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」との憲法前文のように中国、ロシアなど近隣諸国との信頼醸成で平和を築く道を進み、軍事国家アメリカと距離を置くべきだ。
https://twitter.com/ihayoichi
伊波正統知事及び正統市長・公式Twitter 野田自称首相よりも有能な政治家です。その言葉には参考にすべき箇所が大いにあります。
このオスプレイ、アメリカ合衆国のベル・ヘリコプター社とボーイング・バートル(現ボーイング・ロータークラフト・システムズ)社が共同で開発した軍用機で開発費用に8500万ドル(約67億円)もかかっておきながら欠陥だらけのために事故が8件起きている。それで付けられた名前は「未亡人製造機」。なるほど、軍事のためなら何でもやるアメリカらしい。
さらに本音はオスプレイを自衛隊(事実上の日本軍)に押し付けることだ。この記事を見て欲しい。
米軍2兆円回収の悪巧み ウソ八百並べ宙に飛ぶ オスプレイ配備
http://gendai.net/articles/view/syakai/137771
2012年7月26日 日刊ゲンダイ
<言いなりの日本に売りつけ元を取る>
防衛省は25日、「MV22オスプレイ」の事故調査チームを設置、8月に米国に派遣することを決めた。調査といっても、米軍から説明を聞き、操縦シミュレーターで確認する程度だから、とても期待できない。
だいたい、オスプレイについての日米両政府の説明はデタラメばかりだ。特にヒドイのは「事故率は低い」というウソ。防衛省は米側の言い分をうのみにし、10万飛行時間当たりの事故率を「1.93」と説明。普天間基地の現行機「CH46」の事故率(1.11)と同レベルか、むしろ「老朽化するCHを使い続ける方が危ない」(森本防衛相)と強調しているが、イカサマだ。
「この数字は、損害額200万ドル(約1億5600万円)以上か、死者発生の『Aクラス事故』に限ったもの。200万ドル未満やケガ人発生程度の『B、Cクラス事故』は含めず、意図的に低く見せている疑いが濃厚です」(沖縄県政担当記者)
フザケたことに、同型機の「CV22オスプレイ」の事故率は「13.47」と突出して高い。MVは海兵隊、CVは空軍が使用。CVは特殊作戦機のため、事故が多いのはやむを得ない――というのが、日本政府のスタンスだが、両機の違いは「CVだけには夜間飛行に備えた地形追随レーダーが装備されている程度。もちろん、レーダーの有無と事故は関係ありません」(軍事ジャーナリストの神浦元彰氏)
こんなポンコツCVを米軍は2016年までに嘉手納基地に9機も配備する計画なのだ。
「『騒音は低い』という説明もマヤカシです。あくまで、固定翼モードで高度飛行している際の話で、周辺住民に影響する着陸時の最大騒音は現行機よりはるかに大きい」(前出の県政担当記者)
米軍はなぜ、ウソ八百を並べ立てて「オスプレイ」を日本に配備したいのか。
「すでに米国は80年代からオスプレイ開発費に2兆円以上を費やしています。この間、カネだけでなく、多くの兵士が命を失った。今さら、製造、配備を中止するわけにはいかないのです」(神浦元彰氏=前出)
自分たちに言いなりの日本に持っていけば、開発費を回収できる――。米国の魂胆はそんなところだろう。事実、7月上旬に英国で開かれた航空ショーで、米海兵隊幹部は海外の通信社に「日本の海上自衛隊はオスプレイを買う」と漏らしたという。日本が欠陥ヘリ購入なんて悪夢である。
さらに田中宇氏も自身のホームページでアメリカの悪だくらみを見抜いていた。
http://www.tanakanews.com/20120620osprey.htm
在日米軍問題を再燃させるオスプレイ
2012年6月20日
安全安全とほざくなら、まずは政府専用機にして首相・皇室が体で安全性を証明してからにしなさいと私は突っ込んでおいたが、できないから弱者の沖縄に押し付けて泣かせる傲慢さなのだろう(同じツッコミは共産党の近畿ブロックから次期衆議院議員選挙に立候補が確定している清水ただし氏(ハシゲよりも有能であることは明らか)もされておられる)。
ちなみに米国では野生動物保護の観点からオスプレイの訓練が禁止されているところもある。ならば、野生動物よりも大切なのは人の命だろう。日本政府は毅然とした姿勢でオスプレイ配置に反対し、日米安保条約を環太平洋安全保障条約にする代わりに軍縮条約化して外交力でアジアとの緊張緩和に臨めと言いたい。アジアの混乱で儲かったのはアメリカの軍需産業だ。
それなのに鈍感なのはペンタゴンだ。、「米国でも、我々の家の上空でオスプレイを飛ばしている。どの軍用機でも安全性は最大の関心事だ」とかと言うなら、欠陥軍用機のオスプレイの運用を潔くやめるべきだ。テリー伊藤はこんなノー天気なことをほざいている。
「中国や北朝鮮の問題もあり、オスプレイを配備したいという米軍、日本政府の気持ちも一部は理解できる。しかし、全部の責任を沖縄に押し付けている。私たちは沖縄の皆さん、かわいそうだといいますよ。でも、テレビも新聞もそこで終わっている。普天間の近くに住んでいる人たちに何ができるか。辺野古にも移転できないとなると、オスプレイ基金みたいな形でお金を渡して引っ越してもらうとか。そういうことをしないと、かわいそうだけでは状況は変わらない」
オスプレイ沖縄配備「基金作って周辺住民引っ越し費用出そう」日本テレビ・スッキリにて
2012/10/ 2 12:00
http://www.j-cast.com/tv/2012/10/02148533.html?p=all
この幼稚な言い逃れに私は呆れた。これに対して香山リカ氏は鋭い意見で日米政府を厳しく批判した。
「沖縄の人たちはオスプレイに対する不信感というより、日本政府に対する不信感が強い。最初から配備ありきの姿勢で方針をまったく変えない。安全というのは建前で、尖閣問題もあって日米同盟を強化しなければならないので、多少危険かもしれないが目をつぶって下さいという本音が透けて見えています」
だからこそ、外交力の改善がますます必要になっている。アメリカ一辺倒ではなく、ヨーロッパ・オセアニア・南米・東南アジアと日本の関係を緊密化し、アメリカを一つの選択肢に過ぎないまでに下げねばならない。ユーラシアに関しては反ロシアを中心にする一方、民主制を取り戻し無条件で全千島列島を返還することを条件にロシアと平和友好条約を交わす必要がある。
沖縄県の中学生にまで論破されるようでは野田自称首相も終わったというしかない。昨日は内閣改造とやらが行われたが、もはや賞味期限切れ内閣としか言い様がない。
2012年11月29日
事実に即して見る視点が政治を正しい方向へ導く
今回引用するのはしんぶん赤旗である。
2012年10月20日(土)
志位委員長、オバマ大統領に書簡
女性暴行事件・オスプレイ配備に抗議
米軍基地の全面撤去を
日本共産党の志位和夫委員長は19日、アメリカのバラク・オバマ大統領に書簡を送り、米兵による集団女性暴行事件と米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイの配備強行に抗議し、米軍基地の全面撤去を求めました。書簡の全文は次のとおりです。
アメリカ合衆国大統領
バラク・オバマ殿
(1)
この間、沖縄で引き起こされた、米兵による集団女性暴行事件は、女性の尊厳を踏みにじった卑劣きわまりない蛮行です。これまで「綱紀粛正、再発防止」を繰り返し言いながら、凶悪犯罪の再発を防げなかった米国政府の責任もきびしく問われています。私は、強い憤りをもって抗議するものです。
沖縄における米兵犯罪は、本土復帰以降だけみても5790件、このうち性的暴行事件は127件にのぼります。しかも、これらは氷山の一角であり、被害者が声をあげられず、泣き寝入りを強いられたケースも多数あります。
「米軍基地がある以上、悲惨な事件はなくならない」、「事件をなくすには、基地の全面撤去しかない」、「日米安保条約を見直すべきだ」――沖縄では、こうした声が高まっています。沖縄の激しい怒りの声を、真剣に受け止めるべきです。
日本共産党は、米軍基地の全面撤去を求めます。日米安保条約を廃棄して、日米友好条約に代えることを、強く求めるものです。
(2)
オスプレイ配備の強行も、沖縄県民と日本国民の強い怒りを引き起こしています。
9月9日に開催されたオスプレイ配備に反対する沖縄県民大会には、10万人をこえる人々が参加し、オスプレイ配備反対、普天間基地の閉鎖・撤去は、揺るがない島ぐるみの意思となっています。それを踏みにじった配備強行は、沖縄を植民地であるかのように扱う暴挙というほかありません。
とりわけ、激しい怒りの声が集中しているのは、9月19日、日米合同委員会が、「安全対策」なるものを合意したにもかかわらず、実際には、それすら無視した飛行が行われていることです。
「飛行は人口密集地を避けること」、「ヘリモードでの飛行は基地内に限定すること」、「転換モードでの飛行をできる限り限定すること」などの「安全対策」は、ことごとく無視されています。那覇市、浦添市、宜野湾市、金武町、宜野座村、東村などで、人口密集地・住宅地上空の飛行が常態化しています。ヘリモードで住宅地上空をお構いなしに飛行するという事態が続いています。
もともと「安全対策」は、「できる限り」などの但(ただ)し書きがありますが、文字通り「空手形」以外の何ものでもなくなっています。
日本共産党は、オスプレイ配備の撤回、普天間基地の無条件撤去を求めるものです。
(3)
もともと1996年に日米両国でかわされた普天間基地の返還合意は、1995年に引き起こされた少女暴行事件に対する沖縄県民の怒りの高まりのなかで、それにこたえる形でかわされたものでした。
しかし、日米両政府が、普天間基地の「県内移設」に固執したため、16年たっても普天間基地問題は解決していません。それどころか、「世界一危険」といわれるこの基地に、こともあろうに墜落事故を繰り返すオスプレイを配備するという計画が、沖縄県民の怒りをいよいよ高めました。
その矢先の今回の事件です。沖縄県婦人連合会の会長は、「危険なオスプレイが縦横無尽に飛んで、危険な米兵が地上にうようよしているのが今の沖縄か。人権蹂躙(じゅうりん)も甚だしい」とのべていますが、これはすべての県民の気持ちとなっています。
米国政府が、沖縄の深刻な現状を直視し、日米安保体制を根本的に見直すことを、重ねて要求するものです。
2012年10月19日
日本共産党幹部会委員長
志位和夫
さあ、いわゆるネウヨ諸君、この行為を売国奴と決め付ける根拠はどこか。
まさか中国嫌いだから沖縄が中国に乗っ取られると思っているのだろう。だが、それはない。中国とても大国であり暴走することでアメリカとの全面衝突を回避することは間違いない。なぜなら共産党の独裁体制を維持したいのが彼らの本音であり、民主化を回避したいのが彼らの希望だ。
民主化されることはイコールアメリカに資源を持ってかれるのにすぎない。それを中国は南米諸国やイラクで知っている。アメリカは和解したカダフィ大佐を切り捨ててでも利権を優先する国なのだ。そのことを共産党はズバリと指摘したということだ。
同じ事はTPPにも言える。原発にも言える。命を尊重する思想こそ、大切にされるべきでメンツを大切にする国は滅びるものなのだ。何もネウヨ諸君に言うが私は沖縄をもし中国が侵略するというならその時は強い態度で出るべきだと考える。だが、今は無理をする必要はない。
更に今回の米軍兵士による女性強姦事件で被害者がハニートラップだったというとんでもないデマを流したネウヨたちに言いたい。被害者の尊厳を踏みにじるとんでもない暴言であり、沖縄への差別である。私は絶対に許さない。たとえ女性であっても許さない。
事実に即して見る視点が政治を正しい方向へ導くのである。
アメリカに依存する時代はもう捨てるべきだ。
日米安保条約より、環太平洋安全保障条約機構で事実上軍縮に舵を切るべきなのは明らかだ。
アメリカは自由というがセレブになる機会は限りなく少なく、今や貧困がほとんどだ。
だから、99%運動が始まったのではないか。
いい加減に考えてほしい。
国民の生活が第一なのではないのか。
しんぶん赤旗より引用する。こんなことは本当はあってはならないのである。
2013年8月28日(水)
オスプレイ着陸失敗
米西部 沖縄配備と同型
同機は、米海兵隊が沖縄県の普天間基地(宜野湾市)に配備を進めているオスプレイと同型機です。
クリーチ基地当局は同日午後7時すぎの時点で現場を確認していませんが、公有地とみられています。また、オスプレイが所属するカリフォルニア州のミラマー海兵航空基地の第3海兵航空団によると、乗組員4人にけがはありませんでした。
海兵隊は地元当局とともに現場を確保し、事故原因を調査しています。機体の状態は現時点で明らかになっていません。
人口密度の高い沖縄では、民間地への不時着といった事故が発生する危険性は、はるかに高いといえます。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-28/2013082801_03_1.html
事故を受け仲井真弘多自称知事(本来の知事は伊波洋一氏であります)は27日、記者団に「こういう事故が起こらないようにと思ったが」と事故への懸念を示し「少し事故状況などを確認さ せてほしい」としたらしい。
だがこれは詰めが甘すぎる。又吉進知事公室長は「日米両政府はオスプレイは安全だと言うが、なぜこうした事故が起きたのか。今回の事故は衝撃を与えている」と述 べ、日米両政府に事故原因の公表を求めていく姿勢を示したそうだ。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-211681-storytopic-1.html
過去、私はこれらのコラムを書いた。
2011年12月02日
もともと、選択肢は一つしかない
「犯す前に言うか」田中防衛局長 辺野古評価書提出めぐり
2011年11月29日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-184598-storytopic-3.html
沖縄防衛局の田中聡局長は28日夜、報道陣との非公式の懇談会の席で、米軍普天間飛行場代替施設建設の環境影響評価(アセスメント)の「評価書」の年内提出について、一川保夫防衛相が「年内に提出できる準備をしている」との表現にとどめ、年内提出実施の明言を避けていることはなぜか、と問われたことに対し「これから犯しますよと言いますか」と述べ、年内提出の方針はあるものの、沖縄側の感情に配慮しているとの考えを示した。
県などが普天間飛行場の「県外移設」を強く求め、県議会で評価書提出断念を求める決議が全会一致で可決された中、県民、女性をさげすみ、人権感覚を欠いた防衛局長の問題発言に反発の声が上がりそうだ。
田中局長は那覇市の居酒屋で、防衛局が呼び掛けた報道陣との懇談会を開いた。報道陣は県内外の約10社が参加した。
評価書の提出時期について、一川氏の発言が明確でないことについて質問が出たとき、「これから犯す前に犯しますよと言いますか」と発言した。
懇談会終了後、沖縄防衛局は、琉球新報の取材に対し「発言の有無は否定せざるを得ない」と述べた。
沖縄の米軍基地問題に関連し、女性をさげすむ発言は過去にも問題となった。
1995年9月に起きた少女乱暴事件後の同年11月、リチャード・マッキー米太平洋軍司令官(海軍大将)が同事件をめぐり、「全くばかげている。私が何度も言っているように、彼らは車を借りる金で女が買えた」と発言し、更迭された。
田中局長は1961年生まれ。大阪大学法学部卒。84年旧防衛施設庁入庁。那覇防衛施設局施設部施設企画課長、大臣官房広報課長、地方協力局企画課長などを経て8月15日に、沖縄防衛局長に就いた。
田中局長は非公式の懇談の席で発言したが、琉球新報社は発言内容を報じる公共性、公益性があると判断した。
(C)琉球新報社
問題なのは、この暴言以上にメディアがまともに取り上げなかったことだ。
それについては日刊現代が厳しく指摘している。
だからこの国のマスコミはダメなのだ 更迭防衛局長のレイプ暴言を黙殺した大マスコミ
【政治・経済】
2011年11月30日 掲載
報じたのは琉球新報1社だけ
<ちゃんちゃらおかしい、今になっての大騒ぎ>
防衛省沖縄防衛局の田中聡局長(50)が「レイプ発言」で更迭された。仲井真弘多・沖縄県知事は「コメントしたくもない」と吐き捨てていたし、沖縄県民の感情を考えるまでもなく、こんな暴言局長はクビが当然だが、驚くのは大マスコミのフヌケぶりだ。問題発言は大勢の記者が聞いていたのに、報じたのは「琉球新報」1社のみ。大マスコミは慌てて、後追いしたのである。
問題発言が出たのは28日夜。沖縄防衛局が県内外の報道各社に呼びかけ、那覇市内の居酒屋で開かれた懇親会の席だった。
「会合には琉球新報のほか、読売など計9社の記者が出席しました。この席で、一川保夫防衛相(写真)が県への環境影響評価書の提出時期を明確にしないことについて質問が出ました。これに対し、酔った田中局長が『これから犯す前に犯しますよと言いますか』などと口を滑らせたのです。田中局長は本省の広報課長も経験し、今年8月に沖縄防衛局長になった。記者の扱いは慣れているつもりだったのでしょう。地方のトップになって、カン違いしたのかもしれない。いずれにしたって、あまりに非常識な発言です」(沖縄県政事情通)
フツーの記者であれば、すぐに反応して当然だ。ところが、この暴言を問題視し、29日の朝刊で報じたのは「琉球新報」のみ。在京メディアは騒ぎが広がってから慌てて後追い報道する始末で、しかも「非公式の懇談会」「オフレコ発言」と付け加えた。自分のところが遅れた“言い訳”をしたのである。
これじゃあ、報道機関失格だが、大新聞・テレビがスルーした発言が後に問題化したことは過去にもある。7月に松本龍前復興担当相が宮城県庁を訪れた際、村井嘉浩知事に「国は何もしないぞ」と怒鳴った時もそうだ。松本は発言の後、「今の言葉はオフレコ。書いたらその社は終わりだから」とドーカツした。在京メディアはこれにビビった。最初に一部始終を放送したのは地元の「東北放送」だけだった。元共同通信社記者で、同志社大社会学部教授の浅野健一氏はこう言う。
「今回の発言は非常にヒドイし、こんなことを平然と言う人物が役所の幹部に就いていることも問題です。たとえ懇親会であっても、社会的影響力のある『公人』なのだからメディアは報道しなければなりません。しかし、今の記者クラブメディアは弱腰だから、オフレコと言われると報じない。ジャーナリズムとは何かを理解していないのです」
ふだんから役人にヘーコラして発表モノばかり報じているから、こうなるのだ。田中局長が泥酔して軽口をたたいたのも、記者をナメ切っている証拠である。しかも、防衛省は「記者との信頼関係が崩れた」なんて寝言を言っている。どうしようもない役所と記者だ。
http://gendai.net/articles/view/syakai/133960
田中は当然更迭されたが、そのあと一川はこんな信じがたい暴言を吐いた。
【政治】
少女暴行事件「詳細知らない」 一川防衛相に自民反発
2011年12月2日 中日(東京)新聞 朝刊
一川保夫防衛相は一日の参院東日本大震災復興特別委員会で、一九九五年に沖縄県で起きた米海兵隊員による少女暴行事件の詳細を問われ「正確な中身を詳細には知らない」と述べた。沖縄では、この事件を機に米軍基地反対運動が起こり、日米両政府による米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の全面返還合意につながった。
これに関し、自民党の茂木敏充政調会長は記者会見で「事件を承知しないのはあり得ない。責任が問われる問題だ」と批判。マルチ商法業界との関係が問題視されている山岡賢次消費者担当相と一川氏に対する問責決議案を今国会に提出する可能性に言及した。
呆れ果てて、言う言葉すらない。
メディアはハシゲの危険性をまともに取り上げない上、むしろ盛り上げる役目を担った。それで待ち受けるのは大阪の破滅である。それでいいのだろうか。
この問題を解決するにはひとつしかない。無条件で普天間米軍基地とキャンプシュワブを返還させ、日米共同でロシアと交渉して日本にロシアが無条件で全千島列島を返還すると引き換えに日米ロ三カ国による平和条約を交わすことである。その選択肢しか日米政府には残っていない。
防衛については丸裸ということはありえないので、三カ国と韓国、アセアン諸国が連携してサッカーで言うゾーンプレスを展開するほうがいいだろう。だが、戦争をするための兵力は不要である。それだけは釘を刺して言いたい。
2012年04月25日
ミサイルで大騒ぎするからお粗末な結果になる
今回の北朝鮮によるミサイル騒動について、「田中宇の国際ニュース解説」が詳しい解説をしている。
あたらないミサイル防衛
2012年3月23日 田中 宇
米政府の会計検査院(GAO)が4月20日、米欧や日本で配備しているイージス艦などを使ったミサイル防衛の迎撃システムについて、うまく迎撃できることが確認できないまま配備されているとする、批判的な報告書を発表した。国防総省が、ミサイル防衛システムの実験を続ける一方で、実験段階が終わらないまま実戦配備を始めているので無駄が多く、予算超過の状態が続いていると、報告書は指摘している。米国防総省は昨年度、イージス艦SM3などのミサイル防衛について5回の試験をしたが、いずれも失敗に終わっている。 (MISSILE DEFENSE - Opportunity Exists to Strengthen Acquisitions by Reducing Concurrency)
ミサイル防衛システムの不完全さについては、以前からあちこちで指摘されてきた。だが今回のタイミングは、4月16日の失敗した北朝鮮のロケット打ち上げに対し、日本政府が米国産のミサイル防衛システムを使って北のロケット(の破片)を迎撃しようと喧伝していた直後だった。あたるかどうか怪しいのに、日本が1兆円以上の巨額予算を米国に払っているミサイル防衛についての再考が必要になっている。 (Vaunted missile shield more for show than protection)
ミサイル防衛については昨年末、国防総省の技術顧問団である国防科学評議委員会(Defense Science Board)も、飛来した敵国のミサイルが本物の弾頭の周囲に「おとり」を飛ばしていた場合、米国側の迎撃ミサイルがおとりと本物の区別がつかず、迎撃に失敗する点などを指摘する報告書を出した。報告書では、ミサイル防衛が抱える難点を改善するのに巨額の費用がかかり、しかも改善できるめどもないと酷評している。この報告書は重要な内容を持っているが、ほとんど報じられなかった。
ミサイル防衛システムのうち艦載のイージス艦システムは、米国と日本の共同開発だが、国防総省の技術顧問団は、イージス艦のレーダーが監視できる距離が短いので、敵ミサイルを探知して迎撃ミサイルを発射するまでの許容時間が短すぎて命中させられないと指摘している。イージス艦搭載のSM3ミサイルは、おとりをともなう敵ミサイルの弾頭に命中させることが困難であると以前から指摘されてきたのに、改善が進んでいないとも指摘されている。 (European Missile Defense Program Coming Under New Scrutiny)
飛来する敵のミサイルに対してミサイルを発射して命中させて迎撃を試みるミサイル防衛システムは、実現が困難で、当初から、長期の時間と巨額の資金がかかると予測されていた。そのため米国防総省は、実験が終わって技術が確立してから実戦配備するのでなく、一方で実験を続けつつ、他方で実戦配備を開始する二重の開発の構図を続けている。この構図が、実は命中率が低いのに、政治的・プロパガンダ的な歪曲を使って、命中率が高いかのように米日などの国民らに思わせ、巨額の開発費を出し続ける状況につながっている。 (カナダもアメリカ離れ)
最近では、2010年に地対空の迎撃システムについて、南太平洋から打ち上げた敵のミサイルを米西海岸から打ち上げるミサイルで迎撃する試験が2回行われたが、いずれも失敗している。米西海岸には、すでに30基の迎撃ミサイルが配備されているが、これらが役立たずであることがわかってしまった。迎撃に失敗した原因を究明して対策を講じたら、次回の試験をすることになっているが、試験は10年末以来行われていない。 (U.S. missile-defense test fails over Pacific)
日本の防衛省も、ミサイル防衛の意義は、実際の命中率の高さと別に、ミサイル防衛システムが日本に配備されている現実が国民に安心感を与えることにあると表明し、間接的に、命中率が低いことを認めている。命中率が低いことが国民にばれると、国民に与えていた安心感が消し飛んでしまうので、日本のマスコミは米国産の自国のミサイル防衛システムの命中率が低いことを報じない。 (米ミサイル防衛システムの茶番劇)
安心感を与えるのが目的なら、米国に1兆円以上も払わなくても、日本政府が自国の技術で迎撃ミサイルを作りましたと言って、張りぼてのシステムを公開すればすむ。しかし対米従属の国是の悲しさで、日本は1兆円を米国に払っている。もし日本が国産の張りぼて迎撃ミサイルを用意したら、米当局は日米マスコミに「日本政府の迎撃ミサイルは張りぼてだ」とリークしてスキャンダルを起こし、高価な米国産を買うよう仕向けるだろう。日米同盟は、足抜けを許さない、たちの悪い暴力団と似ている。
命中率が低いのだから、先日の北朝鮮のロケット発射に際し、日本政府が発射を確認するのが30分以上遅れたことは、むしろ望ましいことだった。北の発射を日本側がすぐに探知して迎撃ミサイルを発射したが命中しなかったとなれば、なぜ命中しなかったのかの方を問われてしまう。命中率が低いことを日本人に悟らせないことが重要なのだから、民主党政権や防衛官僚の無能さが問題になった方が良い。
韓国も米国産のミサイル防衛システムを持っているが、韓国軍は「北は予定どおりのコースで打ち上げるだろうから迎撃は必要ない」とあらかじめ表明していた。日本より韓国の方がスマートだ。とはいえ日本では、国民に北朝鮮に脅威を感じさせ「日米同盟が重要だ」と思わせることが国策だ。だから、本当に北の脅威と隣接している韓国と違って、日本は空騒ぎでかまわない。
▼法外に高価で信頼性の低い兵器を同盟国に売りつける
米政界でミサイル防衛システムが問題になっているのは、日本や北朝鮮に関してでなく、欧州やロシア、イランに関してだ。米政府は前ブッシュ政権時代に、イランが米国に向けて弾道ミサイルを発射したら途中で迎撃するためと称し、ポーランドやチェコといったロシア近傍の東欧諸国に、迎撃ミサイルや高精度レーダー施設などのミサイル防衛システムを配備する計画を開始した。ところがイランから米国に弾道ミサイルを飛ばす場合、ポーランドやチェコの上空を通らない。
迎撃ミサイルは飛ばす方向を変えるだけでロシアを攻撃できる。そのためロシア政府が脅威を感じ、配備をやめるよう米国に求めたが聞き入れられず、米露関係が悪化した。イランは近年、何度も人工衛星を打ち上げるロケットを発射し、衛星を軌道に乗せることに成功しているが、米国は一度もイランのロケット発射を非難したことがなく、黙認している。衛星用ロケットは、技術的に弾道ミサイルと同じだ。北朝鮮の出来損ないのロケット発射は許されないが、イランの成功する発射は許されるという茶番劇が続いている。 (What's good for Iran is bad for Pyongyang)
これらのことから考えて、東欧諸国への米国のミサイル防衛の配備構想は、冷戦型の戦略に基づいてロシアを怒らせることが隠れた真の目的だろう。09年にブッシュのあとを継いだオバマは、ロシアとの緊張緩和と、米政府の防衛費の削減のため、東欧に配備するミサイル防衛システムを縮小し、ブッシュ時代に新たに開発しようとしていた地対空迎撃ミサイルのシステム構築を廃棄し、既存のイージス艦を地中海に配備する計画に替えた。 (White House Scraps Bush's Approach to Missile Shield)
オバマ政権は、新システムの開発をめざしたブッシュ時代の計画と異なり、自分らの計画が、すでに実戦配備されている既存の技術を使った確実なものだと自慢していた。だが国防総省の顧問団は、昨年末の報告書で、イージス艦を使ったオバマのミサイル防衛システムも信頼性が低いと指摘した。オバマ政権は昨年末の報告書を無視し、イージス艦搭載のミサイル防衛システムを、陸上用に改造した「陸上型イージス」(Aegis Ashore)を、2015年からルーマニアやポーランドに配備すると、4月18日に発表した。システムの信頼性の低さを指摘した報告書を無視してオバマ政権が新計画を発表したので、会計検査院(GAO)が動き出し、2日後の4月20日に、ミサイル防衛システムの問題点をあらためて指摘する報告書を発表し、警鐘を鳴らした。 (Inside the Ring: Aegis Ashore moves ahead)
米国製の兵器は、イージス艦などミサイル防衛システムだけでなく、新型戦闘機のF-35も不具合が多いうえに法外に高価だと指摘されている。米国防総省自体、防衛費削減の一環としてF-35の購入数を減らそうとしており、生産者であるロッキードが不満を表明している。米国との同盟関係を使って世界を間接支配して戦略が潰えている英国も、F-35の購入をやめることを検討している。米英がF-35を買わない分、日本や韓国への売り込みが激しくなっている。総会屋の押し売りに近いものがある。 (U.S. slowdown on F-35 jet buy to raise cost: Lockheed) (Ministers discuss U-turn on F-35 fighter planes)
予算削減を迫られる国防総省は、全米各地で基地の閉鎖や縮小を検討している。欧州大陸でも、米陸軍が、ドイツのバンベルグ基地からの撤退を2年前倒しして早めることを決めた。NATOはアフガニスタンからの撤退も前倒ししている。アフガン撤退後、NATO内部で欧米間の亀裂が深まるだろう。米軍は日本でも、沖縄からグアムなどに転出する流れだ。 (Army to transfer Bamberg airfield to Germans two years earlier than planned) (Pentagon call for US base closures a political move, lawmakers say)
このように米軍が予算難で縮小撤退していき、各国が米国との軍事同盟に頼れない・頼らない傾向が強まる中で、ミサイル防衛など、法外に高価なうえに性能に疑問がある米国製の兵器に対する疑念が発生している。日本の自衛隊が米軍の傘下から抜け出すのは、暴力団からの足抜け以上に困難だろうが、日本の防衛を本気で考えるなら、しだいに自衛隊が米国の傘下から出て自立した方が良い状態になっている。
http://tanakanews.com/120423aegis.htm
これは、一つの解釈なのだが米軍はあくまでも日本を利用しているに過ぎないという見解で私と一致している。
また、アメリカでも米軍基地のテニアン移設を前向きに検討している。米軍の準機関紙である「スター・アンド・ストライプス紙」が、21日付で、普天間飛行場のテニアン移設に好意的な内容の記事を掲載した。記事では、初めに「日本ではすべての場所が海兵隊普天間飛行場の移設を受け入れられないと言っているが、テニアン島では議員らが誘致のための推進運動をしている」と書かれ、北マリアナ諸島の上院議会で「沖縄の米国海兵隊航空部隊の移転先としてテニアンが最善の場所である」という決議を全会一致で可決したことを報じている。そして、テニアンの3分の2の土地がすでに米国防総省に賃貸されていることや、第二次世界大戦の時にテニアンがB29爆撃機の主要飛行場として利用されていたこと、海兵隊の司令部が置かれるグアムからわずか80マイルの距離であること、北マリアナ諸島の人々にとって海兵隊の誘致が大きな経済的利益につながることなどをあげている。一方、日本国内に関しては、当初の案であった辺野古が住民の反対によって実現不可能になったことや、水面下での政府案とされていた徳之島も住民の反対によって実現不可能になったことなどから、日本国内で移設先を探すことは極めて難しくなったと書かれている。
アメリカは膨大な国防費の削減で頭を痛めている。だが、既得権を確保したがるネオコン・ネオリベ(当然カスゴミも含めておくが)によってこの動きは潰された。当然、ハシゲ一派はポルポト石原と同様にその一派に過ぎない。ハシゲの使い走り程度のみんなの党の出した憲法改悪案など、実に虚しい。
そうしたことを北朝鮮に見られているから、挑発行為にまんまとやられてしまうのである。我々は大いに恥ずかしい。軍事的手段ではなく、外交で相手をねじ伏せる必要がある。たとえば、北朝鮮に25万台の中古テレビと太陽光発電施設(その代わり核開発の全面断念が必須)の供与と引き換えに拉致問題と戦争問題の決着を行うことだ。そこから、徐々に北朝鮮を国際社会にソフトランディングさせていくのだが問題は北朝鮮の背後にある中国の存在である。
中国における独裁政権が民主化しない限り問題は解決できないのが現状である(ただ、欧米型の民主化ではそのままうまくは行かない。トルコのように軍部が主導権を一定握った上で議会の意向を尊重する形の政権が今のところは望ましい)。
なお、神戸俊樹氏もこのことでコメントを寄せている。そのことについてはブログを参照願いたい。ちなみに外交力はセオドア・ルーズベルトの「棍棒外交」が分かりやすい。西アフリカの諺である「言葉は穏やかに、ただし大きな棍棒を持ち運んでいれば、成功できる(Speak softly and carry a big stick, you will go far)」からだが、日本では「片手に棍棒、片手で猫なで声で握手」が分かりやすい。だが、極度な軍事力ではアジアからの警戒感を与える。そこで、東アジア共同体の実現を急ぐ必要がある。経済力で相手を飲み込むことが重要な策略になるのである。
神戸氏のコラム
http://ameblo.jp/kanbe49/entry-11223434805.html
引用もと
米軍の準機関紙がテニアン移設案を好意的に報道(世田谷通信、4.23)
2010 年 4 月 23 日
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20100423
この記事へのコメント
北朝鮮で何か動きがある度にバカ騒ぎしておりますが、その辺も北にとってみれば想定内ですね。
いつまでこんな国にお付き合いするのか知りませんが、北は日本を本気で相手にしてはいないようですね。
Posted by 俊樹 at 2012年04月26日 20:01
2012年07月03日
戦争の痛みを知らないからオスプレイをのんきに配置する
遅くなったが、東京新聞より以下の記事を引用したい。
【社会】
米軍機墜落「繰り返すな」 沖縄戦を指揮 牛島中将の孫
2012年6月29日 夕刊
五十三年前の六月三十日、米国占領下の沖縄県石川市(現うるま市)に米軍ジェット機が墜落、宮森小学校の児童ら十七人が亡くなった事故を、小学校教諭牛島貞満さん(58)=東京都内=が講演などで語り継いでいる。沖縄戦を指揮した牛島満中将の孫。墜落事故が相次ぐ米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄配備を前に「宮森小と同じことが繰り返される可能性が大きい」と訴える。 (早川由紀美)
牛島中将は、沖縄守備隊「第三二軍」の司令官だった。
激しい地上戦で県民約十五万人が犠牲になった沖縄戦を指揮し、一九四五年六月二十三日に自決。日本軍の組織的戦闘は終結し、この日は「沖縄慰霊の日」に指定されている。
孫の牛島さんは、四十歳になるまで、沖縄に関わることは避けていたという。「祖父のことがあるので、行くのが怖かった」。心の整理をするつもりで同僚と沖縄に行った際、現地で平和運動をしている女性から「おじいさんのことを自分で調べたらどうですか」と言われた。
沖縄戦について調査を続ける中で九九年、「基地と暮らし」について社会科の授業で取り上げた。
宮森小へのジェット機墜落から四十年がたっていたが、米軍機が訓練する爆音の中で子どもたちが授業を受ける状況に変わりはなかった。
二〇〇九年、小学校名と事故のあった日から名付けた「宮森630を伝える会」をつくり、講演会や出張授業などの活動を始めた。
オスプレイは今月も米フロリダ州で墜落したばかり。だが、米政府は沖縄県宜野湾市の普天間飛行場に八月に配備する計画に変更はないとされる。
「沖縄戦で、日本軍が住民を守らなかったのと同様、米軍も住民の役に立つものではない。そういうもののために、危険と隣り合わせの生活を強いてはならない」
伝える会は、三十日午後六時半から、東京都の文京区民センターで、沖縄大学名誉教授の新崎盛暉さんを招き「構造的沖縄差別を問う」と題した講演会を開く。資料代千円。
牛島司令官は「最後まで敢闘し、悠久の大義に生きるべし」という命令を発した。
その言葉は戦争が終わった9月まで、兵士と、兵士に強制された、あるいは敗戦を知らされなかった住民が壕に立てこもり、抵抗したので米軍の砲撃銃撃、火炎放射、手榴弾攻撃により軍人を上回る犠牲を出すこととなってしまった。
牛島氏はこうした事に苦しんだのだろう。オスプレイ配置に反対する姿勢に私も賛同する。そもそも、戦争とはかくも残酷なものである。
大田実海軍中将も自決したがこの時に本土の大本営宛に打電された文が残っている。
「(前略)・・・本職の知れる範囲においては、県民は青壮年の全部を防衛召集に捧げ、残る老幼婦女子のみが相次ぐ砲爆撃に家屋と財産の全部を焼却せられ、わずかに身をもって、軍の作戦に差し支え無き場所の小防空壕に避難、なお砲爆下をさまよい、風雨にさらされつつ乏しき生活に甘んじありたり。
しかも若き婦人は率先軍に身を捧げ、看護婦、炊事婦はもとより、砲弾運び、挺身斬込隊すら申出るものあり。看護婦に至りては、軍移動に際し、衛生兵すでに出発し身より無き重傷者を助けて共にさまよう、真面目にして一時の感情に馳せられたるものとは思われず。
さらに軍において作戦の大転換あるや、自給自足夜の中に遥かに遠隔地方の住民地区を指定せられ、輸送力皆無の者、黙々として雨中を移動するあり。これを要するに陸海軍沖縄進駐以来,終始一貫、勤労奉仕、物資節約を強要せられ(中略)本戦闘の末期を迎え、実状形容すべくもなし。一木一草焦土と化せん。糧食六月いっぱいを支えるのみなりと謂う。
沖縄県民かく戦へり。県民に対し後世特別のご高配を賜らんことを」
http://azurmer.exblog.jp/60288/ より引用
これが戦争の実態だった。
長男の大田英雄氏は反戦運動に携わっているが今回の米軍のオスプレイ強行配置にどう思っているだろうか。私は彼らとの共闘を共産党が率先して行なう事を熱望している。
オスプレイを配置しても意味はない、むしろ外交によって中華大陸における独裁政権を封じ込める事が効果的で、私は環太平洋安全保障条約機構(最低限の武装で各国の軍縮を進めると同時に外交により独裁国家を孤立させる)の設立を提唱している。
当然、私はユーラシアも視野に入れている。民主化回復が条件ではあるがウクライナ・ロシアについては参加すべきと考えているし、モンゴル・オーストラリア・フィリピンなどの環太平洋国家、ベネズエラ・イランとの連携もあるべきだと考えている(ベネズエラとイランに関しては外交で国策を確実に代えていけばいいと考えている)。戦争の現実を知らない政治家に、平和外交を求める事自体無茶な話なのだろうがあえて繰り返して言わねばならない。
では、このような戦争の悲劇を食い止めるにはどうすればいいのか。日本国憲法を愚直に守り続け、いかなる形での海外派兵を拒絶する厳しさを持たねばならない。それが、日本にできる海外貢献である(そのほかには原発の輸出をやめて風力発電や太陽光発電、地熱発電を輸出する事も立派な海外貢献だ)。
2012年10月04日
日米政府と軍需産業だけがアジアの混乱を歓迎する
日米政府と、軍需産業に私は猛烈に怒りを覚える。
この暴挙は、沖縄県民のナショナリズムを刺激したばかりか、アジアにとってとんでもないことになってしまった。沖縄タイムスより引用する。
首相「全国で負担 努力」
政治
2012年10月2日 09時34分
【東京】野田佳彦・自称首相は1日、内閣改造のため開いた会見で、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが配備先の普天間飛行場に飛来したことを受け「日本政府として安全性を十分確認できた。本土への訓練移転を具体的に進め、全国で負担を分かち合うよう努力する」との姿勢を表明した。
会見に先立ち、藤村修・自称官房長官が野田自称首相のコメントを発表し「オスプレイは米海兵隊の中核を担う優れた装備であり、配備は日本の安全保障にとって大変大きな意味がある」と配備の意義を強調。同時に「安全性、地域住民の生活に対して最大限の配慮が行われることが大前提」として安全確保策の日米合意を尊重するよう米側に期待した。
沖縄の負担軽減については「普天間の一日も早い移設・返還をはじめ、負担軽減や振興に一層力を入れて取り組む」と述べ、具体策としてオスプレイ訓練の本土への分散を挙げた。
藤村氏も安全性を強調した上で「地元にさまざまな意見があることは十分承知しているが、地元の声に耳を傾けながら説明していく」と述べた。
オスプレイ:経済界反発「言語道断」
経済
2012年10月2日 09時35分
米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが1日、米軍普天間飛行場に飛来したことについて、県内経済界からは「県民無視の強行配備は言語道断」などと日米両政府の対応を批判する声が相次いだ。また、日米地位協定の抜本見直しや自立経済に向けた、早期の基地返還を求める意見も上がった。
オスプレイ配備に反対する県民大会の共同代表も務めた県商工会連合会の照屋義実会長は「県民の総意を日本政府にアピールしていることを承知の上で、配備ありきで着々と進めた政府の姿勢は言語道断だ」と憤った。県民の意向を無視したアメリカ追従の政府の姿勢を批判した上で、「これまでの要請の形から一段と抗議の姿勢を強め、あらためて反対の意思を訴えたい」と強調した。
県経営者協会の安里昌利会長は「県民大会で示された県民意思が無視された形での配備は残念」と述べた。過去にも米軍機による事故が発生している事例を指摘し「安全性が担保されない機材の配備は不安。配備の根底にある日米地位協定の抜本的な見直しを日米両政府で検討してほしい」と求めた。
県民大会に足を運んだ県建設業協会の下地米蔵会長は「日米安全保障が重要なことは理解しているが、配備反対を訴えている県民の気持ちや心を無視したやり方は強引すぎる。反発は一層強まる」と日米政府の対応を批判。
県中小企業団体中央会の津波古勝三会長も「県民の意思を一顧だにせず、強行配備する神経が理解できない。新沖縄振興計画がスタートし、今後は自立経済の確立が必要。県経済を活性化させるための場を確保するためにもいち早く基地返還してほしい」と主張した。
「オスプレイ反対の県民大会に対する答えが、今回の予定通りの配備だったとすれば、極めて残念」。沖縄観光コンベンションビューローの安里繁信会長は、政府の県民意思の受け止め方を疑問視。さらに「観光への風評被害が起これば、国として責任を取るよう求めていく」と訴えた。
JA沖縄中央会の小那覇安優会長も、県民の意向を無視した形での強行配備に憤りを示し「いつ墜落するか分からない危険な機材を持ち込むことは決して容認できない」とあらためてオスプレイの配備反対を表明した。
オスプレイ:恐怖の機影 初目撃の市民、息のむ
社会
2012年10月2日 09時43分
島ぐるみの反対を強行突破して、米軍のオスプレイが1日、普天間飛行場に着陸した。「気味が悪い」「今にも落ちそう」。子どもからお年寄りまで、恐怖を運ぶ機影に固唾(かたず)をのみ、険しい視線を注いだ。県民の頭上を飛び越えることはできたが、全ゲート封鎖に至った激しい反発が取り巻く。「きょうの日を忘れない」。それぞれが撤去へ動き続けることを誓った。
【宜野湾】騒音の最も激しい上大謝名区では1日、6機のオスプレイが区の上空や周辺を飛行した。午前11時5分、金城清子さん(64)は自宅屋上で、沖国大方向から目の前で旋回し、滑走路に入る2機を目撃。「重たい音。わじわじーする。許せん」と何度も繰り返した。
金城さんの自宅は飛行場に隣接し、爆音に苦しんでいる。「何で普天間なの。十分虐げられてきた。もういいんじゃないの」と、やりきれない様子で話した。
「市街地は避け、極力海を飛ぶと約束したじゃないか」。同11時20分すぎ、那覇市方面から次々と姿を現したオスプレイ4機は、いずれも同区の玉城政嗣さん(64)の頭上を通過した。真下から機体を見上げ「みんなでこんなに反対しているのに…。日米両政府はおかしすぎる」と吐き捨てた。
この日、住宅地と接するフェンス際には、拳銃を携行した兵士の集団が軍用犬を連れ、警戒していた。玉城さんが英語で「ここは市街地のど真ん中。オスプレイなど飛ばさないで」と問い掛けると、若い兵士は「私もそう思う」と、金網越しに答えていた。
真志喜区の森川公園で、上大謝名自治会の老人会がグラウンドゴルフ後、休憩していると、オスプレイ2機が上空に姿を見せた。公園に接した基地内では、米兵8人が初飛来に雄たけびを上げた。
持参したビデオカメラを回した山城賢栄さん(73)は「世界一危険な普天間に、危険なオスプレイがやってきてしまった」と肩を落とした。「ハワイでは、希少動物の保護が優先される。私たちの命は軽視されているのか」と首をかしげる。映像は、基地被害を尋ねる訪問者に見せる予定だ。
滑走路北側の喜友名区で、マンション3階に住む知念綾乃さん(32)がベランダで洗濯物を干していると、オスプレイが前を横切った。「プロペラ同士がぶつかりそう」と、初めて見る実物に息をのんだ。
ヘリが沖国大に墜落した時は在学中。恐怖が頭から離れない。長男の颯真ちゃん(2)を外で遊ばせるときは、西原町辺りまで必ず出かける。「オスプレイの下なんて、もっと遊ばせられない。早く、怖くない空になってほしい」と願った。
「アイヤー、まったくよー」。野嵩区のフェンス際に住む赤嶺和伸さん(58)は、オスプレイを自宅屋上から見て声を上げた。家の上をなめるように飛ぶ米軍機に、オスプレイが加わる。「岩国基地は、飛べば海。ここは海まで喜友名、伊佐、大山…。何万人が住んでるか。今日は敗北の日ではなくて、新たな市民運動の出発の日。これからです」。前夜、野嵩ゲートでのもみ合いで腫らした右目には、涙があふれていた。
「日米はジコチュー」周辺の中学生ら憤る
社会
2012年10月2日 09時41分
滑走路北側の延長線上にある緑ヶ丘保育園=宜野湾市野嵩。大人たちの会話を聞いているからか、多くの子どもたちがオスプレイについて知っていた。竹馬で遊んでいた女の子(5)は「沖縄に来てほしくないのは台風とオスプレイ。悪い飛行機だから」ときっぱり。
午前11時すぎ、上空からプロペラ音が聞こえ始めた。機影は見えなかったが、保育士の名護タケさん(72)が「あれかねえ」と目を凝らす。しばらくして着陸の情報が伝わると、子どもたちから「運動会のときに落ちたらどうするの」という声も上がった。
朝の座り込みにも参加した園長の神谷武宏さんは「頭上すれすれを米軍機が通る。ここまで人権が踏みにじられた状況を許してはいけない」と力説した。
新城の普天間中学校では、すぐそばを降りてくるオスプレイに、女子生徒6人がフェンス越しに「オスプレイはんたーい」と声を合わせた。生徒たちは「汚い、危ない、ダメ」「日本もアメリカの政府もジコチュー(自己中心的)すぎる」「人の意見を聞くべきだって学校で習ったのに、沖縄の反対は聞いてくれない」と怒った。
普天間第二小学校では、児童の登校時に保護者の女性(40)が「怖いですよ。来る前に海に沈んでほしいくらい」と不安そうな様子で子どもを送りに来た。校門であいさつ運動をしていた根路銘安正さん(70)は「いくら声をからしても配備してくる。元気もなくなるよ」と残念そうだった。
運動会の練習が行われていた普天間小学校では、1、2機目の飛行が遠目に確認できた。
「いつもはもっと近くを飛ぶ。子どもたちの将来に危険なものは残したくないのに」と、教頭の桃原修さんは顔を曇らせる。隣接する幼稚園に子どもを迎えにきた市野嵩の松田由紀さん(35)も「娘がヘリの音を聞いてしがみついてくることもあるのに、さらにオスプレイなんて」と嘆いた。
オスプレイ:県民大会実行委が抗議集会
社会
2012年10月2日 10時59分
【宜野湾】オスプレイ配備に反対する9・9県民大会実行委員会は2日午前、宜野湾市野嵩の米軍普天間飛行場第3ゲート(野嵩ゲート)前で抗議集会を開いた。市民や共同代表、国会議員、県議、市町村長、議員ら約300人が引き続き、配備の撤回を日米両政府に強く求めていくことを確認した。
共同代表の喜納昌春県議会議長は「県民の我慢は限界を超えている。オスプレイを米国に返し、普天間飛行場の閉鎖・返還と辺野古に基地を造らせないようはね返していこう」と呼び掛けた。翁長雄志那覇市長は日米両政府の配備強行を「平成の銃剣とブルドーザー」と批判し、米軍の土地強制接収から「島ぐるみ闘争」に発展した1950年代の抵抗運動に重ねた。その上で「普天間の固定化も嘉手納統合論などもってのほか。県民が力を合わせてがんばろう」と訴えた。
実行委員会主催の集会後も、6日目を迎える市民団体主催の抗議集会が開かれ、普天間飛行場の早期返還や日米両政府の対応に抗議の声を上げている。
さらに、正統沖縄県知事及び正統宜野湾市長であられる伊波洋一氏は自身のツイッターでこのように日米政府を痛烈に批判している。
伊波 洋一 (いは よういち) @ihayoichi
ゲート封鎖解除で排除された市民が水も与えられずトイレにも行けない状態が3時間も続いている。おかしい。排除なら市民を解放すべきだ。IWJのボランティア報道員は40人以上が拘束されていると話している。本当の敵はアメリカだ。アメリカの指示で国が動いている。本当の黒幕はアメリカだ。
9月30日付
市民はオスプレイ配置反対のため正当な権利として普天間米軍基地の入口を閉鎖した。
それに対して日本政府は話し合うことなく不当排除の暴挙を行った上デモを行った市民を違法監禁した。アメリカ様のためなら無法も許されるということだ。これが司法国家というならお笑いものだ。アベチンゾーが「(基地の)ごう音の下に生活する沖縄のおかげで日本の安全は守られており、あらためて感謝する」とほざいたことに「アメリカは日本防衛のためでなく自国の戦争のために米軍基地を置き使ってきた」と見事に論破した伊波氏は次のようにも指摘している。
「日本国民は恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚し、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」との憲法前文のように中国、ロシアなど近隣諸国との信頼醸成で平和を築く道を進み、軍事国家アメリカと距離を置くべきだ。
https://twitter.com/ihayoichi
伊波正統知事及び正統市長・公式Twitter 野田自称首相よりも有能な政治家です。その言葉には参考にすべき箇所が大いにあります。
このオスプレイ、アメリカ合衆国のベル・ヘリコプター社とボーイング・バートル(現ボーイング・ロータークラフト・システムズ)社が共同で開発した軍用機で開発費用に8500万ドル(約67億円)もかかっておきながら欠陥だらけのために事故が8件起きている。それで付けられた名前は「未亡人製造機」。なるほど、軍事のためなら何でもやるアメリカらしい。
さらに本音はオスプレイを自衛隊(事実上の日本軍)に押し付けることだ。この記事を見て欲しい。
米軍2兆円回収の悪巧み ウソ八百並べ宙に飛ぶ オスプレイ配備
http://gendai.net/articles/view/syakai/137771
2012年7月26日 日刊ゲンダイ
<言いなりの日本に売りつけ元を取る>
防衛省は25日、「MV22オスプレイ」の事故調査チームを設置、8月に米国に派遣することを決めた。調査といっても、米軍から説明を聞き、操縦シミュレーターで確認する程度だから、とても期待できない。
だいたい、オスプレイについての日米両政府の説明はデタラメばかりだ。特にヒドイのは「事故率は低い」というウソ。防衛省は米側の言い分をうのみにし、10万飛行時間当たりの事故率を「1.93」と説明。普天間基地の現行機「CH46」の事故率(1.11)と同レベルか、むしろ「老朽化するCHを使い続ける方が危ない」(森本防衛相)と強調しているが、イカサマだ。
「この数字は、損害額200万ドル(約1億5600万円)以上か、死者発生の『Aクラス事故』に限ったもの。200万ドル未満やケガ人発生程度の『B、Cクラス事故』は含めず、意図的に低く見せている疑いが濃厚です」(沖縄県政担当記者)
フザケたことに、同型機の「CV22オスプレイ」の事故率は「13.47」と突出して高い。MVは海兵隊、CVは空軍が使用。CVは特殊作戦機のため、事故が多いのはやむを得ない――というのが、日本政府のスタンスだが、両機の違いは「CVだけには夜間飛行に備えた地形追随レーダーが装備されている程度。もちろん、レーダーの有無と事故は関係ありません」(軍事ジャーナリストの神浦元彰氏)
こんなポンコツCVを米軍は2016年までに嘉手納基地に9機も配備する計画なのだ。
「『騒音は低い』という説明もマヤカシです。あくまで、固定翼モードで高度飛行している際の話で、周辺住民に影響する着陸時の最大騒音は現行機よりはるかに大きい」(前出の県政担当記者)
米軍はなぜ、ウソ八百を並べ立てて「オスプレイ」を日本に配備したいのか。
「すでに米国は80年代からオスプレイ開発費に2兆円以上を費やしています。この間、カネだけでなく、多くの兵士が命を失った。今さら、製造、配備を中止するわけにはいかないのです」(神浦元彰氏=前出)
自分たちに言いなりの日本に持っていけば、開発費を回収できる――。米国の魂胆はそんなところだろう。事実、7月上旬に英国で開かれた航空ショーで、米海兵隊幹部は海外の通信社に「日本の海上自衛隊はオスプレイを買う」と漏らしたという。日本が欠陥ヘリ購入なんて悪夢である。
さらに田中宇氏も自身のホームページでアメリカの悪だくらみを見抜いていた。
http://www.tanakanews.com/20120620osprey.htm
在日米軍問題を再燃させるオスプレイ
2012年6月20日
安全安全とほざくなら、まずは政府専用機にして首相・皇室が体で安全性を証明してからにしなさいと私は突っ込んでおいたが、できないから弱者の沖縄に押し付けて泣かせる傲慢さなのだろう(同じツッコミは共産党の近畿ブロックから次期衆議院議員選挙に立候補が確定している清水ただし氏(ハシゲよりも有能であることは明らか)もされておられる)。
ちなみに米国では野生動物保護の観点からオスプレイの訓練が禁止されているところもある。ならば、野生動物よりも大切なのは人の命だろう。日本政府は毅然とした姿勢でオスプレイ配置に反対し、日米安保条約を環太平洋安全保障条約にする代わりに軍縮条約化して外交力でアジアとの緊張緩和に臨めと言いたい。アジアの混乱で儲かったのはアメリカの軍需産業だ。
それなのに鈍感なのはペンタゴンだ。、「米国でも、我々の家の上空でオスプレイを飛ばしている。どの軍用機でも安全性は最大の関心事だ」とかと言うなら、欠陥軍用機のオスプレイの運用を潔くやめるべきだ。テリー伊藤はこんなノー天気なことをほざいている。
「中国や北朝鮮の問題もあり、オスプレイを配備したいという米軍、日本政府の気持ちも一部は理解できる。しかし、全部の責任を沖縄に押し付けている。私たちは沖縄の皆さん、かわいそうだといいますよ。でも、テレビも新聞もそこで終わっている。普天間の近くに住んでいる人たちに何ができるか。辺野古にも移転できないとなると、オスプレイ基金みたいな形でお金を渡して引っ越してもらうとか。そういうことをしないと、かわいそうだけでは状況は変わらない」
オスプレイ沖縄配備「基金作って周辺住民引っ越し費用出そう」日本テレビ・スッキリにて
2012/10/ 2 12:00
http://www.j-cast.com/tv/2012/10/02148533.html?p=all
この幼稚な言い逃れに私は呆れた。これに対して香山リカ氏は鋭い意見で日米政府を厳しく批判した。
「沖縄の人たちはオスプレイに対する不信感というより、日本政府に対する不信感が強い。最初から配備ありきの姿勢で方針をまったく変えない。安全というのは建前で、尖閣問題もあって日米同盟を強化しなければならないので、多少危険かもしれないが目をつぶって下さいという本音が透けて見えています」
だからこそ、外交力の改善がますます必要になっている。アメリカ一辺倒ではなく、ヨーロッパ・オセアニア・南米・東南アジアと日本の関係を緊密化し、アメリカを一つの選択肢に過ぎないまでに下げねばならない。ユーラシアに関しては反ロシアを中心にする一方、民主制を取り戻し無条件で全千島列島を返還することを条件にロシアと平和友好条約を交わす必要がある。
沖縄県の中学生にまで論破されるようでは野田自称首相も終わったというしかない。昨日は内閣改造とやらが行われたが、もはや賞味期限切れ内閣としか言い様がない。
2012年11月29日
事実に即して見る視点が政治を正しい方向へ導く
今回引用するのはしんぶん赤旗である。
2012年10月20日(土)
志位委員長、オバマ大統領に書簡
女性暴行事件・オスプレイ配備に抗議
米軍基地の全面撤去を
日本共産党の志位和夫委員長は19日、アメリカのバラク・オバマ大統領に書簡を送り、米兵による集団女性暴行事件と米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイの配備強行に抗議し、米軍基地の全面撤去を求めました。書簡の全文は次のとおりです。
アメリカ合衆国大統領
バラク・オバマ殿
(1)
この間、沖縄で引き起こされた、米兵による集団女性暴行事件は、女性の尊厳を踏みにじった卑劣きわまりない蛮行です。これまで「綱紀粛正、再発防止」を繰り返し言いながら、凶悪犯罪の再発を防げなかった米国政府の責任もきびしく問われています。私は、強い憤りをもって抗議するものです。
沖縄における米兵犯罪は、本土復帰以降だけみても5790件、このうち性的暴行事件は127件にのぼります。しかも、これらは氷山の一角であり、被害者が声をあげられず、泣き寝入りを強いられたケースも多数あります。
「米軍基地がある以上、悲惨な事件はなくならない」、「事件をなくすには、基地の全面撤去しかない」、「日米安保条約を見直すべきだ」――沖縄では、こうした声が高まっています。沖縄の激しい怒りの声を、真剣に受け止めるべきです。
日本共産党は、米軍基地の全面撤去を求めます。日米安保条約を廃棄して、日米友好条約に代えることを、強く求めるものです。
(2)
オスプレイ配備の強行も、沖縄県民と日本国民の強い怒りを引き起こしています。
9月9日に開催されたオスプレイ配備に反対する沖縄県民大会には、10万人をこえる人々が参加し、オスプレイ配備反対、普天間基地の閉鎖・撤去は、揺るがない島ぐるみの意思となっています。それを踏みにじった配備強行は、沖縄を植民地であるかのように扱う暴挙というほかありません。
とりわけ、激しい怒りの声が集中しているのは、9月19日、日米合同委員会が、「安全対策」なるものを合意したにもかかわらず、実際には、それすら無視した飛行が行われていることです。
「飛行は人口密集地を避けること」、「ヘリモードでの飛行は基地内に限定すること」、「転換モードでの飛行をできる限り限定すること」などの「安全対策」は、ことごとく無視されています。那覇市、浦添市、宜野湾市、金武町、宜野座村、東村などで、人口密集地・住宅地上空の飛行が常態化しています。ヘリモードで住宅地上空をお構いなしに飛行するという事態が続いています。
もともと「安全対策」は、「できる限り」などの但(ただ)し書きがありますが、文字通り「空手形」以外の何ものでもなくなっています。
日本共産党は、オスプレイ配備の撤回、普天間基地の無条件撤去を求めるものです。
(3)
もともと1996年に日米両国でかわされた普天間基地の返還合意は、1995年に引き起こされた少女暴行事件に対する沖縄県民の怒りの高まりのなかで、それにこたえる形でかわされたものでした。
しかし、日米両政府が、普天間基地の「県内移設」に固執したため、16年たっても普天間基地問題は解決していません。それどころか、「世界一危険」といわれるこの基地に、こともあろうに墜落事故を繰り返すオスプレイを配備するという計画が、沖縄県民の怒りをいよいよ高めました。
その矢先の今回の事件です。沖縄県婦人連合会の会長は、「危険なオスプレイが縦横無尽に飛んで、危険な米兵が地上にうようよしているのが今の沖縄か。人権蹂躙(じゅうりん)も甚だしい」とのべていますが、これはすべての県民の気持ちとなっています。
米国政府が、沖縄の深刻な現状を直視し、日米安保体制を根本的に見直すことを、重ねて要求するものです。
2012年10月19日
日本共産党幹部会委員長
志位和夫
さあ、いわゆるネウヨ諸君、この行為を売国奴と決め付ける根拠はどこか。
まさか中国嫌いだから沖縄が中国に乗っ取られると思っているのだろう。だが、それはない。中国とても大国であり暴走することでアメリカとの全面衝突を回避することは間違いない。なぜなら共産党の独裁体制を維持したいのが彼らの本音であり、民主化を回避したいのが彼らの希望だ。
民主化されることはイコールアメリカに資源を持ってかれるのにすぎない。それを中国は南米諸国やイラクで知っている。アメリカは和解したカダフィ大佐を切り捨ててでも利権を優先する国なのだ。そのことを共産党はズバリと指摘したということだ。
同じ事はTPPにも言える。原発にも言える。命を尊重する思想こそ、大切にされるべきでメンツを大切にする国は滅びるものなのだ。何もネウヨ諸君に言うが私は沖縄をもし中国が侵略するというならその時は強い態度で出るべきだと考える。だが、今は無理をする必要はない。
更に今回の米軍兵士による女性強姦事件で被害者がハニートラップだったというとんでもないデマを流したネウヨたちに言いたい。被害者の尊厳を踏みにじるとんでもない暴言であり、沖縄への差別である。私は絶対に許さない。たとえ女性であっても許さない。
事実に即して見る視点が政治を正しい方向へ導くのである。
アメリカに依存する時代はもう捨てるべきだ。
日米安保条約より、環太平洋安全保障条約機構で事実上軍縮に舵を切るべきなのは明らかだ。
アメリカは自由というがセレブになる機会は限りなく少なく、今や貧困がほとんどだ。
だから、99%運動が始まったのではないか。
いい加減に考えてほしい。
登録:
投稿
(
Atom
)