2017年1月31日火曜日

最低の商法:炎上商法もマルチ商法と同じアコギな金稼ぎだ


アニメアニメ http://animeanime.jp/article/2016/12/02/31591.html
「聲の形」興収22億円突破 上映も拡大、極上音響上映も決定ニュース 2016.12.2 Fri 11:00

 映画『聲の形』が11月30日付けで興行収入22億円を突破したことが発表された。動員数は170万人を超え、12月からは新規上映劇場でも興行が行われる。さらに極上音響上映の開催も決定した。
 『聲の形』は大今良時が描いたベストセラーコミックだ。「このマンガがすごい!2015」や「手塚治虫文化賞」などに選ばれ、高い人気を誇る。映画では『けいおん!』や『響け!ユーフォニアム』を手がける京都アニメーションが制作し、2016年9月17日より公開を迎えた。
 今回極上音響上映の開催も決定し、12月31日から立川シネマシティで行われることとなった。音楽にもこだわった本作とあって、また違った楽しみ方ができる上映となるだろう。
さらに22億円の大ヒットを受けて、上映劇場を拡大。12月3日からはイオンシネマを中心とした17劇場でスタートし、1月にかけてさらに増えていく。さらなる伸びが期待されそうだ。

【新規上映劇場】
12/3(土)~: イオンシネマ日の出、イオンシネマ銚子、イオンシネマ春日部、イオンシネマ天童、イオンシネマ高崎、イオンシネマ県央、イオンシネマ多摩センター、イオンシネマ米沢、イオンシネマ戸畑、イオンシネマ佐賀大和、岡谷スカラ座、横浜ニューテアトル109 シネマズ佐野、フォーラム那須塩原、飯田センゲキシネマズ、MOVIE ON やまがた、フォーラム東根、鶴岡まちなかキネマ
12/9(金)~: イオンシネマ長久手
12/10(土)~: ルミエール秋田
12/23(金)~: シネマアイリス
12/31(土)~: 立川シネマシティ※極上音響上映
1/7(土)~: プラット赤穂シネマ、延岡シネマ
1/14(土)~: 福地山シネマ、塚口サンサン劇場、ジストシネマ南紀、ジストシネマ伊賀上野

 月刊創ではこの作品もどきが増刷になるなど『反響』らしい事を取り上げていた。
 しかし、この作品は私が何度も口を重ねて批判しているようにおぞましい優生思想がプンプン漂うひどい代物である。この批判はここで何度も繰り返してきたので、口にするのも面倒なぐらいだ。更に、嫌なことを堂々とやっているアコギな企業が2社出てきたのは残念だ。

2017年1月20日(金) しんぶん赤旗
デマ・差別放送流した東京MX
DHC(化粧品製造販売)が最大スポンサー
「ニュース女子」制作も子会社

 沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド建設に反対している人は「金で雇われている」などとデマを放送して批判が殺到している東京の地上波テレビ局・MXテレビの最大のスポンサーが、デマを流した番組「ニュース女子」を提供した化粧品・健康食品製造販売のDHC(ディーエイチシー、吉田嘉明自称会長(以降被告と呼称))で、同局の売り上げの1~2割超にのぼっていることが19日、本紙の調べで明らかになりました。
 MXテレビの有価証券報告書によると2015年(16年3月決算)での総売り上げは164億7千万円。主な相手先ではDHCが23億5900万円(14・3%)で1位、2位のテレビ通販会社・インターワールド11億1100万円(6・7%)を大きく引き離す大口スポンサーになっています。
 10年には総売り上げ75億300万円で、大口先は1位が東京都8億5700万円(11・4%)、2位DHC8億2400万円(11%)、3位インターワールド8億600万円(10・8%)と横並びの状態でした。
 ところが11年にDHCが18億300万円(19・2%)へと急激に増やし、それ以降不動の1位に。もはやDHC抜きのMXテレビはありえないほど、いびつな収益構造になっています。

極右論客登場番組作り続け
 吉田被告は14年3月、当時みんなの党代表だった渡辺喜美氏(維新の会所属の自称参院議員/国際法では正統性がないため自称国会議員と指摘しておきます)に8億円を提供したと暴露して大問題になりました。
 吉田被告は同年、CSチャンネル「シアター・テレビジョン」を子会社とし、翌15年には「DHCシアター」と改称。「日本最高クラスの知性を結集した日本国民のテレビ局」(通販顧客向けパンフレット)とうたい、極右論客を登場させる番組を作り続けています。
 このうちの一つである「ニュース女子」が、MXテレビの時間枠をDHCが買いとる形で地上波でも放映されています。
 MXテレビは自主的に定めている「放送番組の基準」で「すべての人の人権を守り、人格を尊重する。個人、団体の名誉、信用を傷つけない。差別・偏見の解消に努め、あらゆる立場の弱者、少数者の意見に配慮する」としています。
 2日放送の「ニュース女子」のデマ、差別表現がこれに抵触することは明らかであり、MXテレビは訂正、取り消しの放送、再発防止に取り組むべきだと批判があがっています。

 しかも吉田被告はホームページで堂々と在日コリアンへのヘイトスピーチを喚いている有様だ。「DHC会長メッセージ」と称された計5ページのPDF(2016年2月12日付)で吉田被告はそのなかで、まず、なべおさみの著書『昭和の怪物』(講談社)のエピソードを出しながら、「社長には本物と似非ものが混在している」とし、「創業社長は痩せても枯れても本物ですが、時々とんでもない悪がいたりしますので、この点は注意が必要です。純粋な日本人でない人も結構います。本物、偽物、似非ものを語るとき在日の問題は避けて通れません。この場合の在日は広義の意味の在日です。いわゆる三、四代前までに先祖が日本にやってきた帰化人のことです」とやらかす。更にこのおぞましい在日コリアンへのヘイトスピーチは、こうも続く。
 「そういう意味では、いま日本に驚くほどの数の在日が住んでいます。同じ在日でも日本人になりきって日本のために頑張っている人は何の問題もありません。立派な人たちです。問題なのは日本人として帰化しているのに日本の悪口ばっかり言っていたり、徒党を組んで在日集団を作ろうとしている輩です。いわゆる、似非日本人、なんちゃって日本人です。政界(特に民主党)、マスコミ(特に朝日新聞、NHK、TBS)、法曹界(裁判官、弁護士、特に東大出身)、官僚(ほとんど東大出身)、芸能界、スポーツ界には特に多いようです」
 『じゃあ、あんたがどの世界にどれだけの人が在日なのか責任を持って証明しろよ』と突っ込めばすぐにこの妄想は破綻するのだが、吉田被告はこうもやらかす。「芸能界やスポーツ界は在日だらけになっていてもさして問題ではありません。影響力はほとんどないからです。問題は政界、官僚、マスコミ、法曹界です。国民の生活に深刻な影響を与えます。私どもの会社も大企業の一員として多岐にわたる活動から法廷闘争になるときが多々ありますが、裁判官が在日、被告側も在日の時は、提訴したこちら側が 100%の敗訴になります。裁判を始める前から結果がわかっているのです。似非日本人はいりません。母国に帰っていただきましょう」
 吉田被告の頭の悪さには呆れて話にならない。DHCとは大学翻訳センターの略称らしいが、本当に吉田被告は大卒にふさわしい知性を持っているのかと疑問すら思える。DHCが胸スポンサーを務めるサガン鳥栖では、尹晶煥元監督、金民友選手(現サムスン所属)等、韓国とのつながりが深いのだが、吉田被告はサガン鳥栖すら否定したいのだろうか。
 更に悪質なのは歴史修正主義のクズ本を客室に堂々と置くアパグループである。

アパホテルに南京大虐殺否定の本、中国で批判の声
2017年1月19日 19時8分 BBC News

 ビジネスホテル大手のアパグループが客室内に日中戦争中の南京大虐殺を否定する本を置いているとして、同社を非難する声が上がっている。
 問題となっている本はアパグループの元谷外志雄自称代表(以降被告呼称)の著書。グループが運営するホテルのさまざまな場所で置かれていることが今週明らかになり、中国政府が批判したほか、中国国内の予約サイトがアパホテルをボイコットするなどしている。
 しかし、アパグループは本の撤去を拒んでおり、元谷被告も主張は変えないとしている。
 本はホテルの各客室に置かれ、ホテル内のギフトショップでも売られているという。

なぜ大問題に発展したのか
 「レイプ・オブ・南京」とも呼ばれる南京大虐殺は、中国にとって非常に敏感な問題で、日本でも議論が絶えない。
 1937年12月に旧日本軍は中国東部の南京に侵攻。中国は、当時30万人が虐殺されたとしているが、数字には一部の歴史家からの反論もある。日本の一部のナショナリストたちは虐殺自体を否定している。
 南京大虐殺をめぐる論争は、戦時中の行いに対する日本の謝罪や償いが十分でないと中国が非難する理由にもつながっている。
 中国では2014年に、南京大虐殺が起きた12月13日を「国家追悼日」と定めており、事件は国民にとって愛国心がかき立てられる象徴的な存在になっている。

どんな本なのか
 問題となっている本の題は「本当の日本の歴史 理論近現代史学Ⅱ」。元谷被告がアパホテルのニュースレターで連載していたコラムをまとめたもので、南京大虐殺の歴史資料への疑問を述べ、中国側によって捏造(ねつぞう)されたもので、実際は起きていない、と主張している。
 本には、旧日本軍兵士らが女性を強制的に性奴隷にした事実はないと主張する部分もある。
 「従軍慰安婦」をめぐる問題も、中国が敏感になる問題だ。韓国もこの問題をめぐって日本と対立している。
 
中国の反応は?
 中国外務省は、「日本の一部勢力がいまだに歴史を直視しようとせず、さらには否定し、歴史を歪めようとさえしていることが、またもや示された」と述べた。
 アパグループは400以上のホテルを運営しており、中国の団体観光客から人気を集めている。
 しかし、日中の報道によると、中国のホテル予約サイト「Ctrip」などではアパホテルを除外する対応を取っている。
 
アパはどう説明しているのか
 アパグループは発表文で、多数の「意見」や問い合わせを受け取ったものの、本は撤去しないと表明した。本については、「あくまで事実に基づいて本当の歴史を知ることを目的としたもの」としている。
 同社は、「国によって歴史認識や歴史教育が異なることは認識しているが、本書籍は特定の国や国民を批判することを目的としたものではない」と述べた。
 日本経済新聞によると、元谷被告は同紙に対し「事実だと信じることを書いた」と語ったという。
 菅自称官房長官は、「過去の不幸な歴史に焦点を当てるのではなく、日中両国は未来志向で取り組む姿勢が重要」だと述べた。

非難の声はどのように広がったのか
 本がアパホテルの客室にどのくらい以前から置かれていたのかは不明だが、「katAndSid」というハンドルネームのカップルが中国のミニブログサイト「微博(ウェイボ)」に15日に投稿した動画で紹介されていた。
 米国人女性と中国人男性のこのカップルは、ニューヨーク大学の学生で、日本を旅行中にアパホテルに滞在し、部屋に置かれていた本に気が付いたという。
 2人は、本の存在を広く周知し、中国人を含む宿泊客に情報を提供できればと考えたと説明した。
 動画は70万3000回以上共有された。
(英語記事 Japan hotelier's Nanjing massacre denial angers China)

 元谷被告の不誠実極まりない姿勢には日本人として大変怒りを覚える。
 『聲の形』、DHC、アパグループに共通しているのは明確な優生主義である。その優生主義を見逃すのであるなら、ナチスドイツが日本に復活するおぞましい展開になるのは間違いない。
 ならば、この3社に改革のレシピを出してやろうではないか。炎上商法は人の心を傷つけるという意味ではマルチ商法と同じで、見逃す訳にはいかない。厳しい断罪は当然不可避と言わざるをえない。

□講談社
1.以前出した経営改革案に追加し、新親会社として株式会社金曜日及び株式会社七つ森書館に現オーナーが無償で株式を譲渡すること。
2.経営陣にカルデロン不当強制送還犯罪被害者のアラン・カルデロン氏をフィリピンから講談社は責任を持って招くこと。この狙いは在特会などのバカウヨ共への宣戦布告にもなると同時に、講談社が極右と闘う良識ある出版社に立ち戻るきっかけになる。更に正統沖縄県知事を務めた大田昌秀氏(元参議院議員)、オウム真理教と戦った滝本太郎弁護士、横浜銀行のパワハラと戦ったマネー評論家の横田濱夫氏を経営陣に追加し、国家・企業犯罪とも闘う企業へ脱皮させる。
 なお『聲の形』作者の大今良時被告・下半身漫画を垂れ流す流石景被告については悪質な『ネオナチコスプレ=ハロウィンジョーク』犯罪をやらかしたAKBグループメンバー全員(OG・スタッフ末端も含む)を含めて内橋克人氏・奥村宏氏・浜矩子氏・鈴木邦男氏の弟子にさせて全員勉強させ、宇都宮健児・正統東京都知事の教えも請わせる。大今被告が反省の色を示さない場合、カルデロン氏の元で勉強させる。悪質なハロウィンジョーク犯罪の再発防止の観点から、AKBグループの人権面監督として、カルデロンのり子女史(カルデロン氏の長女)を抜擢し、秋元康被告等を行動面も含めて厳しく指導監督させる。
 アニメ『聲の形』作成を手掛けた京都アニメーションについてはソフトバンクに買収してもらうが、映画『やがて…春』の脚本を手掛けた下島三重子・横田与志両氏と監督を手掛けた中山節夫氏に経営陣に入ってもらい、人権面での監視を強化する。聲の形については今後一切クレジットに出さないこと。
 講談社は金曜日・七つ森書館との提携を行い、人権面で優れた出版物が両社にあるなら、それを優先して販売すると同時に、ヘイトブックについては売上を問わず全面的に排除すること。他者への版権譲渡も認めない他、回収も辞さない姿勢で行く。
3.七つ森書館と読売新聞社の紛争和解案に講談社は協力すること。
 読売新聞社が行っている七つ森書館への嫌がらせ訴訟犯罪に対して広告の掲載を講談社は今すぐ取りやめること。金権野球部を批判する以上、徹底的に戦うべきだ。
 読売新聞社が七つ森書館に無償で読売新聞英字版を譲渡する他、新聞事業からの完全撤退をさせると同時に、嫌がらせ訴訟を謝罪し、七つ森書館が被った不当な損害を3倍にして支払うまで講談社は読売新聞社をボイコットすること。
4.青林堂を買収し、ヘイトブックを全面的に回収させると同時にヘイトスピーチ犯罪者については懲戒解雇処分にし、告訴すること。『ガロ』については週刊誌マガジンの上位ブランドとして再生させる。青林堂はコミック専門出版社として再生させる。
□DHC
1.吉田被告の持ち株分をすべて無償で三菱商事・イオン・実業家の辛淑玉氏・佐賀銀行に譲渡させる。
2.DHC社長を辛氏に変更し、吉田被告関係者は全員解任処分とすること(債務は吉田被告関係者全てが担うこと)。ホームページからヘイト記載を全面的に削除、ヘイトを書いてきたことを吉田被告は謝罪すること。また吉田被告の責任でヘイトブックを回収させ、世の中に出させないようにするNPOを立ち上げさせる事。吉田被告はもちろん、ヘイトメディアに関与した加害者共は辛氏の命令に全て従うこと。
3.DHCシアター及びメディア事業部を株式会社金曜日に無償譲渡すること。DHCシアターについては筑紫哲也ニュース23を手本にした闘うジャーナリズム放送局に転換すること。場合によってはフリーアナウンサーの吉田照美氏を新生『テレビ23』の社長に迎え入れること。
4.アムネスティ・インターナショナル、サイモン・ヴィーセンタール・センターの監修による人事教育の改正と、人事部・総務部を外部から引き抜くこと。
□アパグループ
1.孫泰蔵氏(ガンホー創業者/新社長)と三菱地所、ピーエス三菱に創業者が持つ全ての株式を無償で譲渡すること。
2.孫氏の社長就任と同時に元谷一族の完全追放を行う。経営責任として債務は全て元谷一味が背負うこと。
3.元谷一族の責任で南京大虐殺を不当に否定したジャンクブックは全て回収し、社会に一切出さないこと。古本屋に売却することも許さないし、ネットオークションでもヘイトブックが出ていたら吉田被告と共同で責任を持って回収させること。
4.アパグループは歴史修正主義者との関係を全面的に断ち切ること。
5.アムネスティ・インターナショナル、サイモン・ヴィーセンタール・センターの監修による人事教育の改正と、人事部・総務部を中小企業との経営統合により、外部から引き抜くこと。
□アパグループ・DHCの改革が進行している時の改革案
1.DHCとアパグループは双方の合意に基づき、資本参加を行うと同時に、三菱商事・イオン・佐賀銀行・金曜日・三菱地所・ピーエス三菱・七つ森書館と共同で共通化出来る箇所については共通化するコンソーシアムを立ち上げる。講談社はその後で参加すること。
2.三菱東京UFJ銀行はコンソーシアム設置に際し、資本面や経営面、人員面等での助言を行う。
3.コンソーシアムは三菱グループとの連携をすすめる。また、DHC・アパグループの旧経営陣共はソフトバンクと中国アリババの合弁会社の平社員として中卒レベルの最低評価から出直すこと。
4.コンソーシアム参画企業はNYSEレベルの情報公開を行うことを義務化する。

2017年1月30日月曜日

日本が今すぐ取り組むべき法律改正

【社説】 東京新聞
共謀罪 内心の自由を脅かす
2017年1月14日

 話し合っただけで罪に問われる-。それが共謀罪の本質だ。準備行為で取り締まりができるテロ等組織犯罪準備罪の法案が通常国会に提出される予定だ。内心の自由を脅かさないか心配になる。
 「行為を取り締まるのではなく、思想を取り締まるものだ」-。戦前の帝国議会である議員が治安維持法についてこんな追及をしたことがある。明治時代に刑法ができたときから、行為を取り締まるのが原則で、例外的に共謀や教唆、未遂なども取り締まることができた。
 治安維持法はこの原則と例外を逆転させて、もっぱら思想を取り締まった。共謀罪も原則と例外の逆転の点では似ている。
 犯罪の準備段階で取り締まる罪は実に六百七十六にものぼる。詐欺や窃盗でも対象になる。道交法違反なども含まれる。では、それらの犯罪の「準備」とは具体的にどういう行為なのだろうか。六百七十六の罪でその定義をするのは、ほとんど困難であろう。
 むしろ、共謀罪を使って、捜査機関が無謀な捜査をし始めることはないのか。そもそも共謀罪は国際的なマフィアの人身売買や麻薬犯罪、マネーロンダリング(資金洗浄)などをターゲットに国連が採択した。
 それら重大犯罪には既に日本の法律でも対処することができる。政府は新設を求めるが、もう国内法は整っているのだ。日弁連によれば、国連はいちいちそれらをチェックすることはないという。つまり共謀罪を新設しなくても条約締結は可能なのだ。
 政府はむしろ二〇二〇年の東京五輪を念頭にテロ対策強化の看板を掲げている。だが、この論法もおかしい。例えばテロリストが爆弾を用いる場合は、企んだ段階で処罰できる爆発物使用共謀罪が既に存在する。テロは重大犯罪なので、法整備も整っているわけだ。政府は「テロ」と名前を付ければ、理解が得やすいと安易に考えているのではなかろうか。
 合意という「心の中」を処罰する共謀罪の本質は極めて危険だ。六百以上もの犯罪の「準備」という容疑をかけるだけで、捜査機関は動きだせる。「デモはテロ」と発言した大物議員がいたが、その発想ならば、容疑をかければ、反政府活動や反原発活動のメンバーのパソコンなどを押収することもありえよう。
 共謀罪は人権侵害や市民監視を強めるし、思想を抑圧しかねない性質を秘めているのだ。


2017年1月14日(土) しんぶん赤旗
徹底批判「共謀罪」
「内心処罰」変わらず
「個人の尊厳」に重大な脅威

 安倍極右独裁政権が、20日から始まる通常国会に提出を狙う「共謀罪」法案に、法律家や市民、メディアから批判が強まっています。
 安倍晋三自称首相や菅義偉自称官房長官は、「一般人は対象にならない」などとして批判をかわそうとしています。しかし、「一般人は対象にならない」という法的な保障が示されたわけではありません。「運用」上のことなら、結局、政府や警察の恣意(しい)的権力行使の歯止めにはなりません。
 何より、共謀罪の最も危険な本質は、犯罪は行為であり、思想や言論は処罰しないという近代刑法の根本原則を覆すことです。共謀罪という特別な犯罪類型を新たに創出するものではなく、幅広く一般犯罪について「共謀」段階から処罰の対象にするものです。そのため700近い犯罪について共謀罪が成立すると指摘されているのです。

国民を監視
 犯罪の計画や相談、合意をしただけで処罰することは、警察をはじめ国家権力が日常的に国民を広く監視することになります。
 「個人の尊厳」と基本的人権が国家権力によって不断に脅かされる状況となります。共謀罪は、憲法の基本的人権の尊重との関係で、重大な問題をはらみます。とりわけ、市民運動団体や政党の活動に重大な侵害、萎縮的影響をもたらす恐れがあります。

処罰の対象
 突発的に犯罪が発生することもありますが、犯罪は通常、何らかの原因で動機がつくられ、決意をもたらし、相談と犯罪の合意(共謀)、計画、準備を経て、実行され、結果が発生します。刑法は、そのすべてを処罰の対象とはせず、殺人罪であれば生命という法益の侵害結果の発生(既遂)を処罰し、現実的危険の発生(未遂)について個別に処罰します。
 準備や相談では、実際に実行に移されるかもわからず、危険があるといっても抽象的で、重大犯罪(殺人など)について例外的に予備罪が処罰される体系になっています。そこにいきなり大規模に「共謀罪」処罰を持ち込もうというのですから、まさに大転換です。未遂罪や予備罪が処罰されない罪について、共謀罪を処罰する理由を説明できるのでしょうか。

資金だけで
 『政府』は、相談=共謀のほかに「準備行為」を必要とすれば限定になるとしています。しかし、「準備行為」とは非常に漠然と幅広いものです。
 「予備罪」ならば、犯罪の実行にふさわしい危険を備えたものであることが必要とされます。例えば、殺人罪なら、包丁や拳銃を調達するなどです。
 しかし「準備行為」は、昨年9月の共謀罪法案の政府資料で「予備罪の予備のように一定の危険性を備えている必要性はなく」とされ、「資金又は物品の取得」で足りるとされています。
 これでは共謀に加え「ATMでお金をおろす行為」があれば処罰されます。お金をおろすこと自体は犯罪ではありえず、客観的危険性もないので、結局は、共謀に基づき犯罪をする意思を持っていることで処罰することになるのです。(中祖寅一)
※安倍極右政権を厳しく批判し、その正統性を認めない観点から記事を一部訂正しております。


 最近の日本はネオナチジャパンによってひどい政治に苦しめられている。
 そこで、2017年に即時取り組まねばならない課題として以下の提案を行う。


*賭博規制法の制定
 カジノ設置そのものに大きな規制をかける。交換できる金額を大幅に抑制。
 パチンコの換金で100ポイントにつき1円しか認めない。オンラインでも同様の規制を課す。商品の換金についてはリサイクルショップへの買い取りも含めて全面禁止。
 宝くじ売り場・TOTO販売スペースについては売り場の全体の8割を介護福祉及び障がい当事者の支援施設にし、出来ないのなら設置そのものを認めない。同様の規制をパチンコ施設、競馬場、競輪場、ボートレース場、カジノにも仕掛ける。この規制を出来ないなら開業・営業は認めない。2020年には全体の9割を介護福祉及び障がい当事者の支援施設にして、売上の大半を費やすことを義務化させる。

*死刑執行規制法の制定
 日本の冤罪率は極めて高く、死刑執行された人物が冤罪だったことや、法廷で異常な裁判が行われるなどして裁判の平等性が完全に破壊されている。司法の民主化を図る一環として、死刑については過去に遡り、精神疾患当事者(被告人弁護士が選んだ医師が証明した場合)・再審請求者もしくはその意志を示そうとしている者についての執行を完全に禁止し、速やかに終身懲役刑への転換を行う。
 裁判においては被害者やその遺族の参加及び法廷傍聴を禁止にする(ただし、モニターでの傍聴は認める)。参加する場合は供述書のみを検察側が読み上げるものとする。また、メディアは被害者や遺族、加害者やその関係者への取材を全面禁止にする。

*国家人権侵略罪
 国際法を守らないロシア、アメリカ、アジアにおける独裁国家、タイ、シリアへの制裁の一環として該当する国の製品に日本国内で高額の消費税を導入し、購入を規制する。その分障がい当事者が創るものをどんどん広める。日本企業が該当する国で作り輸入する場合でも同様の規制を実施する。

*皇室典範改正
 皇室典範の全面改正が日本国民の意志であることは誰の目からしても明白なので、これを機会に抜本的な改正を行う。原案は共産党案に民進党、日本弁護士連合会が追加する形で提案し、ネオナチジャパンは無条件で受け入れること。
1.皇室は第二次世界大戦の際に昭和天皇が主体的になって海外派兵や植民地支配など侵略戦争を推し進めた事実がある。そのことを明確に示す形で皇室にも戦争責任があることを明文化し、冒頭に謝罪する。そのことにより日本とアジアの和解を一気に加速させる。
2.高齢・病気によるやむを得ない事情での天皇の退位を認める。その際には国会の承認と国民投票で決めること。
3.女性天皇制を認めること。イギリスやオランダでは女性が国王になっているし、日本でも過去の歴史では女性が天皇になっていた。柔軟に対処するべきである。
4.皇室の緩やかな縮小を進めること。秋篠宮家については縮小対象にすること。その代わりに、環境にやさしいビジネスを行う企業を認証するなどするロイヤルファミリービジネスを推し進めること。

*刑法改正
 ヘイトスピーチ罪、ハラスメント罪の追加を行う他、被害者遺族が法廷で明らかに不適切な発言を行い、裁判の秩序を破壊するケースが後をたたないため、法廷侮辱罪を追加する。これらは過去に遡り適用し、裁判で罰金をどんどん請求する。
*商法改正
 タックスヘイブンへの企業の設置を禁止し、設置した企業には日本に企業及びその機能を移転するまで過去に遡り罰金を科す。また、納税を不当に免れた企業には免れた額の三倍の罰金を科す。これにより楽天、新生銀行などの『朝青龍』企業を厳しく懲らしめる。

*公権力濫用査察監視機構設置法の制定
 公安調査庁を廃止し、ネオナチジャパンなどによって異常な実態にある権力の正常化を図るべく、権力を私物化した政治家や財界人を取り締まる公権力濫用査察監視機構を2017年12月までに設置し、2012年12月に遡り権力犯罪者を次々に摘発すること。

*年金基本法の制定
 大企業で内部留保が100億円の企業については一切の遠慮はせず過去に遡り派遣社員・請負社員を全員強制的に正社員化させ、全従業員の年金を満額負担させること。
 年金カット法によって改悪された年金の正常化を図る。
 過労死及び過労自殺が起きた大企業についても同様の規制を実施し、不可避に追い込む。

*協同組合転換法の制定
 大企業で過労死など労働者の人権を踏みにじる犯罪、政治家と癒着して経営権を強奪する行為、正当ではない整理解雇が行われた場合は、該当する企業に対して証券取引所の上場を廃止するよう期限を定めて勧告し、受け入れない場合は強制的に上場廃止にした上で協同組合への組織の改組を命じる。
 改組後、地方の企業に運営権を譲渡させ、協同組合法人は地方の企業の窓口になる。
 協同組合法人は中小企業と対等の関係である。また、派遣・請負企業が加盟することは認めない他、直接採用の比率が全体の8割を超えていなければ協同組合への加入を認めない。
 電通、日本航空、全日空、楽天、東京電力、トヨタ自動車、小学館、佐川急便、オリックス、セブン&アイグループ、明和地所、読売新聞、産経新聞、オリンパス、ファミリーマート、沖電気、ソニー、ワタミ、日立製作所を想定。
 協同組合はあくまでも営業部門と共済組合としての機能、協働総務部、協働業務部しか残さない。

2017年1月28日土曜日

人を感情で断罪していいのか

【社会】介護殺人その後:加害者も心に大ダメージ 「そうか、あかんか」の母親殺害事件の加害者長男もその後、自殺
2016/01/06 毎日新聞社


 介護殺人事件の加害者が事件から時間を経て自殺したり、体調を悪化させたりするケースが後を絶たない。
 介護疲れによってうつ状態だった人も少なくないとされており、社会復帰に向けた加害者の心のケアが課題として浮かび上がる。
 2006年に京都市伏見区で起きた認知症の母殺害事件。承諾殺人罪に問われ、有罪判決を受けた長男(62)が14年8月、大津市の琵琶湖で命を落とした。親族によると、自殺とみられる。
 確定判決によると、長男は06年2月、伏見区の桂川河川敷で車いすに座る認知症の母親(当時86歳)の首を絞めて殺害した。自らも刃物で首を切り自殺を図ったが、助かった。
 長男は母親の介護のために会社を辞めて収入が途絶え、生活苦に陥ったとされた。デイケアなどの介護費や約3万円のアパートの家賃も払えなくなった。役所に生活保護の相談もしたが、「まだ働ける」と断られていた。
 「もう生きられへん、ここで終わりや」と言う長男に「そうか、あかんか。一緒やで」と答える母親。
長男の裁判で、検察側は犯行直前の2人のやり取りを詳しく明らかにした。被告の心情に寄り添うような検察側の姿勢もあり、事件は大きく報道された。
 京都地裁は06年7月、長男に懲役2年6月、執行猶予3年(求刑・懲役3年)を言い渡した。
裁判官は「裁かれているのは日本の介護制度や行政だ」と長男に同情した。長男も法廷で「母の分まで生きたい」と約束した。
 それから約8年。長男はどう生活していたのか。親族らによると、長男は裁判の後、滋賀県草津市の家賃約2万2000円のアパートで1人暮らしを始め、木材会社で働いた。
 部屋には母親と事件前に病死した父親の位牌を安置する仏壇を置いたが、事件のことを口にすることはなかった。勤務先の同僚は「真面目に黙々と仕事をこなした」。近所の男性は「誰かが訪れるのを見たことがない。孤独だったのでは」と話した。
 13年2月、「会社をクビになった」と親族に伝えたのを最後に、連絡が取れなくなった。自宅にも帰らず、行方が分からなくなった。親族が警察に行方不明者届を出したが、14年8月1日に遺体で見つかった。その日の朝、長男とみられる男性が琵琶湖大橋から湖に飛び降りるのを目撃した人がいたという。

 「彼は最後まで孤独から抜け出せなかった」。親族の男性は毎日新聞の取材に無念さをにじませた。男性によると、長男が亡くなる際に身に着けていたカバンには、自分と母親のへその緒、そして「一緒に焼いて欲しい」というメモ書きが入っていた。所持金は数百円で預金はなかった。
 「事件について何も語らず、誰も頼ることもなく逝ってしまった。彼にとって何が必要だったのか最後まで分からなかった」。男性は唇をかんだ。
 病気の妻を殺害した大阪府の男性(70)も昨年、事件から約3年半後に自殺した。家族によると、男性は事件を引きずった様子で、家でぼんやり過ごすことが多かったが、カウンセリングなどを受けたことはなかった。14年に寝たきりの母親を殺害した大阪府の女性も保釈された後、睡眠薬を飲んで自殺を図ったが一命を取りとめた。精神鑑定では「うつ病」と診断された。
 一方、心身の不調で裁判が中断したケースもある。昨年12月16日、大阪地裁の法廷に車いすで出廷した被告の女性(81)は裁判長の呼びかけに何も反応せず、ただ、ぼーっと前を見つめていた。
 大阪市旭区の女性は昨年3月に知的障害の長男(当時54歳)を殺害したとして殺人罪に問われている。検察側は介護疲れで将来を悲観したとみているが、事件の経緯を見つめようと、傍聴席には多くの人が詰めかけていた。
 しかし、裁判長は「被告の訴訟能力に疑いがある」として審理を打ち切った。今後、精神鑑定で訴訟能力が否定されると、公訴棄却となり、事件の審理がなくなって、法廷で詳細が明らかにされないままとなる。

古川隆司・追手門学院大准教授(社会福祉学)の話
 介護殺人事件は社会保障制度の問題を内在しており、加害者の証言や心理分析を再発防止に生かすことが不可欠だ。しかし、日本では司法手続きで罪を裁くのが主眼で、事件を検証したり、加害者の社会復帰を支えたりする機能に乏しい。再発防止につなげるためにも、精神的に追い詰められた加害者の心をケアする公的な仕組みを作るべきだ。




 私自身は、犯罪そのものを許す気はない。
 そこはハッキリ伝えねばならない。しかし、身内にそういった人がいたらと言えばなんとも言えない。だからこそ、私は何度も繰り返す、『感情で人を断罪するな』と。
 犯罪の構造そのものを厳しく批判しなければ意味は無いのだ。今回取り上げたこの事件は明らかに介護福祉をネオナチジャパンが破壊した結果生み出された。ネオナチジャパンは自らの罪として感じ、受け止めねばならない責任がある。それは権力を持ったすべての人達、そして彼らを選んでしまった有権者たちにも同時に当てはまるのだ。
 政治というのは常に生活と直結している。そのことを絶対に忘れないでほしい。
 


2017年1月26日木曜日

電通改革論~搾取から共存への革命的転換が迫られている~

電通過労『自殺』(電通による明確な殺人)・高橋まつりさんの母と電通が合意「娘は帰ってこない。今働いて、苦しんでいる人、逃げて欲しい」
The Huffington Post  |  執筆者: 泉谷由梨子
投稿日: 2017年01月20日 21時27分 JST 更新: 2017年01月20日 21時49分 JST

 電通(以降被告人企業)の新入社員だった、高橋まつりさん(当時24歳)が2015年に『過労自殺した』(倉野修正:被告人企業により殺された)ことに関して、1月20日、母、幸美さん(54)と被告人企業の間で謝罪や再発防止策などについて合意した文書が調印された。都内で開かれた記者会見で、幸美さんは合意書を交わした現在の心境について、涙をこらえながら「娘に報告ができたらいいのに、どこかで見ててくれたらいいのにという、それだけです」と語った。
 合意書は、まつりさんの死が労災として認定される以前、2016年2月から交渉が進められてきたという。被告人企業側はこの合意書で、まつりさんの死の原因が過労であると認めて正式に謝罪した。また、18項目の再発防止策を約束し、慰謝料や支払われていなかった分の残業代などの支払いをすることが定められた。
 幸美さんは、記者会見でゆっくりと、口を開いた。

 長い...といっても1年ですが、事細かく会社側に要求してきて今日の合意に至りました。娘に報告ができたらいいのに、どこかで見ててくれたらいいのにという、それだけです。
 (まつりさんが被告人企業で働く事を誇りに思うと語っていたことについて)入社した当初はそうでした。今は...一言では言えませんが。「あの時こうすればよかった」と思うことはたくさんあります。娘も(忙しい仕事に)耐えられると思って入社しました。仕事をしている数カ月の中でもがんばってきました。どうしてこういう選択をしてしまったのか、本当の心境は本人しか分かりませんが、原因は会社が今まで改善しないで放置したことにあると思っています。このことについては、誇りに思わないです、今は。悔しいと思います。

 合意に盛り込まれた18の再発防止策のうち、「実労働時間と異なる時間が就業時間として記録されないように」「(会社側が労働時間を少なく見せるために利用していた)私事による在館を原則認めないように」「ゲート通過時刻と残業申告時間との差がある場合には調査をする」「新卒社員には過剰な残業をさせない」などについては、幸美さん側から積極的に要望したと明かした。
 また、再発防止策の実施状況について、被告人企業は毎年12月1日、幸美さんに報告することも盛り込まれた。

■今、過労で苦しんでいる人々へ
 幸美さんは今、過労で苦しんでいる人に対するメッセージとして、以下のようにも語った。

 働いている若い人、就職活動中の学生さんたち、まつりのようにがんばってきた世代だと思います。デジタル社会で生きていかないといけない世代。まつりは「ゆとり世代」と言われていますが、ゆとりなんてなかった。本当に努力してきた世代です。
 成果を求められて、答えようとしてがんばっていると思うんですが。無念です。
 頑張りすぎないでどこかにSOSを出して欲しいし、逃げて欲しいと思います。どこか戻るところがあれば戻って欲しい。
 「いくらでも私たちの人生はやり直しできる」。娘は高校生の時に(入学式の生徒代表として読み上げた文章で)書いていました。本当にそうだと思います。
 働いて苦しんでいる人には、周りが手を差し伸べて欲しいし、自分からも逃げて欲しい。
 病院に行く、お休みする。本当にお休みして欲しいと思います。

■母、幸美さんが公開した2つの文章
 幸美さんは記者会見に寄せて2つの文章を公開した。

 1つは調印の場で謝罪した被告人企業の石井直自称社長(以降石井被告と呼称)に語った内容、もう1つは合意に至った心境を明かしたものだ。2つの文章を紹介する。

石井被告に話した内容
 本日、合意しましたが、娘は二度と生きて帰ってこないし、抱きしめることはできません。
 娘が死ぬほど辛かった、死の原因となった連続の深夜残業・休日出勤。
 これらの業務が私的情報収集・自己啓発などの名目で業務として認められていなかったこと。
 このことが原因で、娘の残業申告時間は月70時間に収まっていました。
 そのため、娘は産業医との面談も受診もしていませんでした。
 これらが業務として認められていたら、残業時間を正確に申告することが許されていたら、娘はどこかで誰かに救われていたかもしれません。娘は死なずにすんだかもしれません。
 「ハラスメントや長時間勤務に関する相談が本人からなかった。」といわれていますが、彼女のメールにはくり返し「会社にいくのが恐い。」「上司が恐い」「先輩が恐い」「相談したことがわかったら恐い」とありました。被告人企業における社風「体育会系レベルではない異常な上下関係」「年次の壁は 海より深い」と娘が言っていた社風であるのに、新入社員が相談できる相手は年のごく近い先輩だけしかいなかったのです。人事に相談しても有効ではなかった。
 12月には特別条項まで出されていました。
 11月に勇気を出して、人事や上司に相談していたのに、誰も娘を助けてくれなかったのです。
 娘が生きていたら、誰かが娘を助けてくれていたら、娘は今でも被告人企業のために働いていたでしょう。
 娘の希望どおりに英語や中国語を活かして仕事をしていたかもしれません。
 そして、娘の描いていた夢のとおり、将来は母と弟を招いてハワイで結婚式を挙げ、子どもを産み、母を東京に呼んで一緒に住んでいたかもしれません。私は、娘と一緒に孫を育てていたでしょう。
 日本の発展に貢献するために教育を受けてきた娘は、それを実現することができたでしょう。
 私は今でも娘を抱きしめることができたでしょう。
 (被告人企業に所属する)みなさんはこのことをしっかりと心に刻んでください。
 彼女の配属希望では、デジタル部門は7部門中一番希望しない7番目でしたが、娘は被告人企業の仲間として迎えられたことを誇りに思っていました。
 世間では、彼女は被告人企業に入社しなければよかったのにと言われています。
 こう言われていることを返上できるよう、ひとり残らずすべての社員が幸せにいられる会社に変えてください。

 記者会見中に握りしめていたマスコットを見せる幸美さん。まつりさんがいつも携帯電話につけていたものだという。

会社と合意書調印にあたって
 本日、会社(被告人企業:電通)との合意書調印に踏み切りました。
 調印を決意した理由は、
 娘が業務により亡くなったことについて、会社が責任を認め、謝罪したこと、
 被告人企業の社風・過重労働の象徴であった鬼十則を、会社が社員手帳から削除したこと、
 娘が死ぬほど辛かった、死の原因となった深夜残業・休日出勤について、会社側はこれまで私的情報収集・自己啓発などと扱い業務として認めていなかったが、会社はこれを改め、サービス残業をなくすことを約束したこと、
 会社が、深夜残業の原則禁止など、改革をすでに始めていること、
 会社が、パワハラ防止のために全力を尽くすことを約束したこと、
 会社が、業務の改善と改革の実施状況の報告を、今後、遺族側に定期的に行うことを約束したこと、
 業務の改善と改革に向けて、役員・管理職が研修会を行い、遺族側の話を直接聞く場を設けることを約束したこと、
 などです。
 石井被告が昨年末(2016年末)に辞任の発表をされましたが、社長交代・役員交代が行われたとしても、二度と同じ悲劇を繰り返さないように、改革に向かってほしいと思います。
 以上、会社との合意には至りましたが、会社側がどんなに謝罪を述べたとしても、再発防止を約束したとしても、娘は二度と生きて帰ってくることはありません。
 しかし、まつりが今でも東京のどこかで元気に暮らしているような気がしてなりません。
 テレビに映る娘の姿を見る度に「ああ、本当にまつりは死んでしまったんだなあ。。。」と茫然とします。
 まつりに会いたい。
 まつりを抱きしめたい。
 でも二度と叶うことはないのです。
 娘を失った悲しみが癒えることは決してありません。
 しかし、娘の尊厳を守るためにした労災認定の発表で、娘は労働問題のシンボルになり、日本中の働く人に大きな波紋を投げかけることになりました。
 娘や、これまで過労で亡くなった多くの人たちの死を無駄にしないためにも、日本に影響力のある被告人企業が改革を実現してほしいと思います。
 深夜残業禁止令を出しても、業務量や人員の調整・コントロールをしないと、時間規制は実現できません。業務量などの現状を改革していくことに対しては、企業の中に反対する人もいるでしょうが、強い決意をもって改革を実行していただきたいと思います。
 政府には「働き方改革」についての真剣な議論によって、36協定延長時間の上限規制、サービス残業に対する罰則も含む規制の強化、サービス残業を助長するような固定残業制の禁止、勤務間インターバル制度の導入など、働く人を守るために法律改正をしてほしいと強く希望します。
 最後になりましたが、私どもを励まし、支援して下さったすべての方々に心より感謝いたします。


 今回の『和解』について。
 被告人企業は高橋女史の大高徳にまず感謝感激し、すべての社員は心から涙を流して反省すべきである。私はこの企業犯罪を断じて許す気はないので、被告人企業と呼び捨てることにした。
 更に高橋さんを殺した上司や同僚共は実名顔出しでテレビの前で土下座謝罪した上で、私財を提供すべきである(当然刑務所でその罪を償わせるべきだし、出来ないのなら懲戒解雇の上で福島第一原発の放射能除去を死ぬまでパンツ一丁でさせて、いわゆるDASH村で共同生活させるべきである(DASH村での生活が彼らの給与になり、放射能除去は無償でやらせるべきだ))。
 ただし、ネット関係者に警告するが、私は罪に対して厳しく批判するが、どこかの未開人共のように『電通は在日企業だ』とレッテルを貼るような愚かなことはしない。くれぐれもこういった批判にならない誹謗中傷は絶対にしないでもらいたい。罪を憎んで人を憎まずという原則をネット世論でも守らなければならないのだ。
 だが、私はこの『和解』でも不十分だと見ている。
 被告人企業には以下の改革がもはや待ったなしと言わざるをえない。被告人企業に欠けているのは共存であり、搾取だけの企業のままでは汚れた下着を裏返すようなものだ。それでいいわけがない。これらの全てを実現しない限り、第二の高橋まつりさんは必ず出てくると警告せざるを得ない。

 1.被告人企業の東証上場廃止を2017年5月末までに行うこと。
 2.法人株主については救済には応じないが、個人株主については被告人企業が責任を持って株式を買い取ること。
 3.上場廃止後、被告人企業は2017年9月末までに協同組合に転換し、直接運営している事業のすべてを地方の中小企業に分割譲渡する。
 4.分割を受けた中小企業は電通を改組して立ち上げる『協同組合日本広告協同組合』に加盟し、共同で出来る業務箇所については共同化する。
 5.過去被告人企業が起こした『過労死』『過労自殺』という名目の企業殺人について、第三者による査察調査機関を立ち上げる。委員長にはワタミ『過労自殺』(事実上ワタミに娘を殺された)被害者遺族の森豪さんと森祐子さんのご夫妻とし、川人博弁護士、佐高信氏、奥村宏氏にも監査委員として加わってもらい、過去の犯罪行為を厳しく断罪させる。2017年4月から2017年10月末までに実行し、過去の案件について全て犯罪性を厳しく断罪の上、懲戒解雇処分を行うこと。自主的に告白した場合は、遺族への謝罪と退職金の提供を条件に依願退職で済ませる。被告人企業が団体生命保険を被害者にかけていた場合は全て遺族に引き渡すと同時に、かけていた額の3倍を社会貢献活動に回すこと。
 6.歴代の被告人企業経営陣の経営責任を厳しく追求する市民法廷を2017年8月までに設置し、裁判を2017年10月末から2017年11月末までに行い、民事上の判決を2017年12月23日に言い渡すこと。
 7.アムネスティ・インターナショナルに社訓などを決めてもらうこと。

2017年1月24日火曜日

"この世にはいくら考えてもわからない、 でも、長く生きることで解かってくる事がたくさんあると思う 君たちも大人になればわかるさ。 ある意味で、大人は子どもよりももっと子どもみたいになることがあるんだよ。"(スナフキン)

 今回はスナフキンの言葉から、ネットの歪んだAll or NothingにNoを突きつける。
 このスナフキンはムーミンシリーズでは自由と孤独と音楽を愛する放浪の吟遊詩人だ。セリフに対して私なりのコメントを書いていこうと思う。

「この間も話したように、僕は孤独になるために旅をするんだ。 長い間の孤独の生活から、 春、このムーミン谷に帰って来た時の喜びは… なにものにもかえがたいものだよ」


"大切なのは、自分のしたいことを自分で知ってるってことだよ"
 この言葉、今のネットの使い方をわからない人達にはぴったり当てはまる。
 ネットというのは目的を持って使わなければ意味は無い。それはいかなる万物にも言える。そして今の日本人はいわばネットの奴隷に成り下がっているのである。


"「そのうち」なんて当てにならないな。いまがその時さ"
 グズグズしていたら置いてけぼりになるということはある。
 物事を踏まえた上で決断しないと意味は無い。

"いつもやさしく愛想よくなんてやってられないよ。理由はかんたん。時間がないんだ。"
 これも上記と同じ。
 シンプルにやらないといけない時だってあるのだ。

"人の目なんか気にしないで、思うとおりに暮らしていればいいのさ"
 ネットに振り回されている、ネトウヨになっている連中、そしてそのネトウヨに罵詈雑言の悪循環で迫る人達はみんな当てはまっている。
 私はある意味疲れて、ネットに対してある程度の距離をおいた。


"この世にはいくら考えてもわからない、でも、長く生きることで解かってくる事がたくさんあると思う。君たちも大人になればわかるさ。ある意味で、大人は子どもよりももっと子どもみたいになることがあるんだよ。"
 この言葉、最近の政治家共を射抜くにふさわしいのではないか。堂々とヘイトを吐くようでは終わっている。まさに、奴隷の主人は奴隷だったという笑えない話だ。その世界観に関係しているのが次の話だ。

"その奥さん、親戚は多いし知り合いも沢山いたんだ。でもね、言うまでもなく”知り合いが沢山居たって友達が一人も居ない”って事は有り得るんだよ"
 ヘイトによって結ばれた者達の絆は非常に脆いということだ。
 更に突っ込んで言えば、最近の人付き合いは表面でしか見ない傾向がある。だから、まともな人は馬鹿らしくて一線を画すのである。

"ムーミン「義務って何のこと?」
スナフキン「したくないことを、することさ」"
"自由が幸せだとは限らない"
"何か試してみようって時には どうしたって危険が伴うんだ"
 自由と権利、義務を語るにはこれほど適した言葉はない。

"人と違った考えを持つことは一向にかまわないさ。でも、その考えを無理やり他の人に押し付けてはいけないなあ。その人にはその人なりの考えがあるからね"
 これは説明するに値しないほどいい。

"それはいいテントだが、人間は、ものに執着せぬようにしなきゃな。すててしまえよ。小さなパンケーキ焼きの道具も。ぼくたちには、用のなくなった道具だもの"
"何でも自分のものにして持って帰ろうとすると難しいものなんだよ。ぼくは見るだけにしてるんだ。そして立ち去るときにはそれを頭の中へしまっておくのさ。そのほうがかばんをうんうんいいながら運ぶより、ずっと快適だからね。"
"ありがとう。でも、いまも考えたんだけどもちものをふやすということは、ほんとにおそろしいことですね"
 ものに対する執着心はこれで捨ててしまえばいい。

"人間もみんなにこわがられるようになると、あんなにひとりぼっちになってしまうのさ。有名になるなんてつまらないことさ。はじめはきっとおもしろいだろう。でもだんだんなれっこになって、しまいにはいやになるだけだろうね。メリーゴーランドにのるようなものじゃないか"
"人の涙をもてあそんだり、人の悲しみをかえりみない者が涙を流すなんておかしいじゃないか。"
 ネットでヘイトを吐いて有名になっているネトウヨにはこの言葉がぴったり当てはまる。

"生きるっていうことは平和な事じゃないんですよ"
 だからこそ、他人への思いやりを忘れてはいけない。私は基本としては干渉しないという思想を強く持つようになった。


 世間では『稀勢の里』と称する力士が『優勝した』と騒いでいるが、私には興味がわかない。
 彼は姑息な手法で大関の地位を汚し、反省すらしなかった姑息漢にすぎない。そんな男のどこに横綱を張れる資格があるのか。せいぜい、今のうちにふんぞり返っているがいい。メッキが剥がれて、その姑息ぶりがまた顕になるのは目に見えている。

2017年1月18日水曜日

言葉の怖さを自覚できていない 山田尚子ら

 今年一発の書人両断は、無自覚なヘイトを喚く愚か者どもをターゲットにする。


「聲の形」山田尚子と原作者、声優陣のコメント到着、新場面写真も解禁

2016年7月27日 16:00 ナタリー

「映画『聲の形』」から、監督の山田尚子、原作者の大今良時、声優陣のコメントが到着。また、新たな場面写真が公開された。
本作は、主人公・石田将也と聴覚障害を持つ少女・西宮硝子の交流を描くヒューマンドラマ。将也を入野自由、硝子を早見沙織が演じ、悠木碧、小野賢章、金子有希、石川由依、潘めぐみ、豊永利行、松岡茉優がキャストに名を連ねる。
山田は入野について「台詞の意味と将也という人間を咀嚼しながら丁寧に丁寧に世界を作ってくださいました。そのおかげでもうずっと前から石田将也という青年を知っていたような、ふしぎな感覚を味わいました」とコメント。また早見については「硝子として第一声を発した瞬間、ひたむきで、頑固で、むきだしの西宮硝子はこれなんだ!と感じました。早見さんは、硝子になるために、きっとものすごいバランスで主観と客観を行き来されていたのだろうな……と思います」と述べている。
「映画『聲の形』」は9月17日より全国ロードショー。

入野自由(石田将也役)コメント
監督と最初にお話しした時に言っていた、人と人とが繋がりたいのにそうなれない、伝えたいけど伝えられないという部分の“人の内側にある葛藤”を大切にしていきたいと考えながら演じさせていただきました。最初は指針を決めるまでが大変でした。

早見沙織(西宮硝子役)コメント
硝子にはいっぱい面白いところがあると思いますが、人間味があるところに惹きつけられました。声は入れてないんですが、誰かが会話している後ろでも結構動いているんです。家族の会話の時にドヤ顔をしていたりして「普段こういう顔をしているんだ」とかわいく思いました。しゃべり方や声の出し方など技術的な面も難しかったですし、アフレコ現場は静かな湖畔みたいな澄み切っている空気で、わずかなものの動きとかがすごく伝わってくるんです。でも硝子として聞こえていないはずのものを1つ1つ気にしてしまうと、まったく思っていたものと違う声をあててしまうこともありました。

山田尚子 コメント
石田将也を演じた入野自由について
じっくり、台詞の意味と将也という人間を咀嚼しながら丁寧に丁寧に世界を作ってくださいました。そのおかげでもうずっと前から石田将也という青年を知っていたような、ふしぎな感覚を味わいました。アフレコ中、入野さんは将也と同じ速度で、同じ高さで、同じ温度で彼の世界を観ようと、じっと寄り添っていらっしゃるように感じました。そんな入野さんに対して、もう信頼しか生まれない状態でしたので、「ここの将也はどんな気分なんですか?」とか逆に質問してしまうようなこともありました。私の目にはもう入野さんが将也にしか見えなくなっていましたので……。等身大の、なんだかほっとけない魅力のある最高の将也が誕生したと思います。
西宮硝子を演じた早見沙織について
他の役者さんたちが揃った中での収録でした。周りの音を聞かない事に集中されていたように思います。早見さんが硝子として第一声を発した瞬間、ひたむきで、頑固で、むきだしの西宮硝子はこれなんだ!と感じました。早見さんは、硝子になるために、きっとものすごいバランスで主観と客観を行き来されていたのだろうな……と思います。硝子を、しっかりとした思いのあるひとりの少女として存在させてくださいました。きっと、この映画を観終わった後にまたじんわりと硝子に会いたくなるんじゃないかなぁと思います。すこし、恋に近い感じ。なんだか硝子の体温とか匂いとかまで感じられるようなところまで早見さんはやりきってくださいました。

大今良時 コメント
石田将也を演じた入野自由について
入野さんは将也をちゃんと主人公にしてくれました。将也がどんな声をしているかは実は正直わからなかったんですけど、聞いた時はかなりしっくりきました。ストレスを感じない声というか、演技というか、もしかしたら漫画の読者の人たちが脳内再生していた声ってコレだったのかもしれないなあと思うくらいでした。
西宮硝子を演じた早見沙織について
早見さんの演じる硝子の声を聞くたびに感じる緊張感、それはまさに本当の聴覚障害者の方の声を聞く時に感じる緊張感でした。ものすごくリアル。もうすこし、アニメ用というか、演技っぽく感じるのではと思っていたので、とても驚きました。その上で、アニメとして普通に聞いていられる声だったので本当にすごいと思いました。自分の中にいなかった新しい硝子がそこにいた、という感じでした。

悠木碧(西宮結絃役)コメント
とにかく我慢強くて優しい人です。でも、彼女の若くて不器用な部分が、そんな優しい所を必死に隠そうとしていて……そこがなんとも人間くさくて……。どうしようもなく可愛い子だなと思いました。
また、アフレコ内で、「一番イケメンにして下さい」と言われ、あまりイケメンを担当した事が無かったので、精一杯背伸びしています(笑)。
小野賢章(永束友宏役)コメント
永束君はお調子者だけど仲間想いで真っ直ぐ。愛されキャラなので良いやつだなぁ~と思ってもらえるように気を付けて演じました。
金子有希(植野直花役)コメント
人間生きていると、「嬉しい!」「悲しい!」だけじゃなくて、「嬉しいけど……」「悲しいけど……」と一度にいくつもの気持ちを持つことは多いと思います。そういう気持ちをどのキャラクターも持っていて、とても人間らしい繊細な作品になっています。それ故の難しいところもあって、「このシーンはこういう気持ちでやってます」と言葉で言うのが私には難しかったです。例えばですが、私は責める気持ちのほうが強いと思っていたけど、ここは思いやりの気持ちがもっとあるんだよ、というようなシーンとかもあって、少しの違いで全く違うので、そういうところが難しいなと思いました。
石川由依(佐原みよこ役)コメント
佐原は、優しくて、とても強い女の子です。でも決して初めからそうだったわけではなく、悔しさや辛さをたくさん経験し、自分の弱さを克服しようと必死に考え乗り越えてきたからこその、強さであり優しさだと思います。だからこそ、ふいに弱い部分を突かれると、急に弱気になってしまう脆い部分もありますが、そんなところもまた、私は好きです。佐原の根底にある弱さに似ているものを私も持っていますが、私は同じ境遇に立ったら、逃げてしまい、自分を直視できないのではないかと思います。常に自分と向き合っていて、困っている人がいたら迷わず助けようとする、そんな優しくて強い心を持つ佐原は、私にとっての憧れです。
潘めぐみ(川井みき役)コメント
誰かのせいにしたい、訳じゃない。自分の思う正義を振りかざした結果、人を傷つけてしまう。彼女の言葉や気持ちに嘘がないからこそ、えぐられるものがあるというか。その不器用さが愛おしくもあり、難しかったところですね。
豊永利行(真柴智役)コメント
真柴くんも他のキャラクターと同じ様に、過去に大きな闇を抱えている子なので、表にどれだけその要素を含めるか、また隠すか、そこのバランスをリアルに演じる事が難しかったです。あざとくならないよう心掛けたつもりではいますが……いかがだったでしょうか? 闇を抱えてはいますが、それでも前を向いて一生懸命生きている様は非常に好感が持てます。

http://natalie.mu/eiga/news/195996

 はっきり言ってやろう。
 どいつもこいつも、現実をわかっていない。全く話にならない。まず、いじめの問題が社会的構造そのものにあることを見て見ぬふりをしている段階でアウトだ。ネットのスラングで悪名高いものの一つ『アーアーアーキコエマセーン』の現実逃避者そのものである。

「(∩ ゚д゚)アーアーきこえなーい」とは耳を塞ぎ、聞こえないふりをするAAである。
掲示板において自らへの批判や荒らし行為をするユーザーに対して使用される。
AAは手で耳を塞いでいる様子を表しているもの。
http://netyougo.com/aa/6388.html

 更に私が憤ったのは映画の世界観ばかりにのめり込んでいて、その結果もたらされる社会的影響へのリスクをみんな見て見ぬふりをしていることだ。そんな姿勢で、何が障がい者の問題を取り上げているのか。ふざけるなと言いたくなる。この根底に有るおぞましい思想、優生学をごまかすために『ヒューマンドラマ』『ディスコミュニケーション』という呆れた言い逃れを弄りだしたのにしか過ぎない。ふざけるなと一喝するしかない。私の知っている障がい当事者支援関係者の知り合いの殆どが私の説明を聞いて怒りだしたり、呆れ返ったり、憤慨するほど内容はひどいと言わざるをえない。
 石田将也という主役は、描写からして明らかな発達障碍の可能性が濃厚だし、西宮硝子に関して言えば時期からして人工内耳が保険適用で使える。そのことを把握しない、もしくは知っていて逃げている大今の不見識も論外なのだが、更に信じがたいのはそういう愚か者どもに協賛した企業がソフトバンクやエースコック、シーメンスだったというのだから驚きだ。しかも、文部科学省までもがこのアニメを使う不見識ぶり。文部科学省には「お前ら、本気でいじめを無くす気あるのか」と憤慨したくなる。私がソフトバンクのスマホの開発部に関係するなら、障がい当事者が使いやすいスマートフォンアプリの開発にこそ力を注ぐ。エースコックの営業部なら、『この商品を買えば障がい当事者へこれだけ支援します』という商品を開発すればいいまでのことなのである。
 彼らの行為は大今や山田らの不見識にお墨付きを与えてしまったのである。そんな彼らには、山本おさむ氏の『どんぐりの家』を教えてやろう。『聲の形』よりも重複障害を取り上げるなど数段過酷な設定だが、私はこの作品にこそ高い評価を与えている。ましてや今回の『作品』は1986年に上映された『やがて…春』にも劣っている。これらの作品に共通しているのは過酷なまでの現実を直視し、そこから解決しようとする前向きな姿勢だが、『聲の形』は不幸を煽るだけで意味は無いのだ。ネットでも厳しく批判され、多くの市民団体からの批判にたった一ヶ月で上映を打ち切り、この『作品』は完全に『どんぐりの家』や『やがて…春』にボロボロに負けてしまったのである。
 山田らが自覚できていない言葉の怖さは、相模原の障がい者施設襲撃殺人事件で明らかになったではないか。その怖さを自覚できていない山田らには、呆れて話にならない。大今についてはこの場で名指しで批判したが、今回は全員まとめてようやく一人前という本当に情けない雑魚ぶりなので、『山田尚子ら』としてやろう。
 ただ嵐が過ぎ去るのを待つのでは、私達は何も見えないまま終わってしまう。この程度の愚か者に表現者を名乗られるから、レイシスト共にやりたい放題されてしまうのだ。

2017年1月17日火曜日

血の神秘的迷信というカルトの信者であるバカウヨ ドナルド・トランプら

「戦争の気配がふたたびただよいだした。ナチスが隆々と伸びていた。
 それにしても、第一次大戦のあの死の苦しみの4年間を、なんと早く忘れたものか。
 身の毛もよだつような人間の残骸 - 腕をもがれ、脚を失い、両眼を盲い、あごは吹っ飛び、けいれ んでもするかのように脚をひきずる・・・、そうした・・・なんと早く忘れられてしまったことか。
 死ななかったものも、傷つかなかったものも、決して被害者でなかったわけではない・・・」

「そしていまや、また戦争がはじまろうとしているのだ。
 わたしはポーレットのために脚本を一本書きかけていた。だが、仕事はちっとも進まなかった。 
 あのあそるべき醜怪な化け物、アドルフ・ヒットラーがせっせと狂気をかきたてているとき、
 どうして呑気に女の気まぐれに心をつかったり、甘いロマンスや藍の問題を考えたりしていることができるものか!」

「『チャップリンの独裁者』の製作が半分ほど進んだころから、しきりにいやな情報が入り始めた。
 ・・・・(中略)しかしわたしは、断然すすめることに決めた。
 ヒトラーという男は、笑いものにしてやらなければならないのだ。
 もっとも、そう言うわたしも、もしあのナチス強制収容所の実態を知っていたら、
 あるいは『独裁者』はできていなかったかもしれないし、またナチどもの殺人狂を笑いものにする勇気も出なかったかもしれない。
 だが、それはともかく、なんとしてもわたしは、血の純潔民族などという彼らの神秘主義的迷信を笑いものにしてやりたかったのである。」

チャップリン自伝より

 世界中がバカウヨ共のオンパレードである。
 アメリカ、フランス、ハンガリー、ジンバブエ、タイ、ロシア、ニッポソ…。上げれば上げるほどキリがない。
 トランプ自称大統領の障がい当事者へのヘイトスピーチに、女優のメリル・ストリープ氏が毅然として否の声を上げた。

メリル・ストリープ氏、ゴールデン・グローブ賞でトランプ『次期大統領』を批判。
2017.01.10
 メリル・ストリープ氏(67)がゴールデン・グローブ賞の受賞スピーチでドナルド・トランプ『次期大統領』(アメリカ合衆国憲法遵守違反に伴い、自称大統領とし、以降被告表記)を批判した。

 メリル・ストリープ氏(67)がゴールデン・グローブ賞の受賞スピーチでドナルド・トランプ被告を批判した。8日(現地時間)に開かれた同式典で特別功労賞に当たるセシル・B・デミル賞を贈られたメリルは、その受賞スピーチで名指しこそしなかったものの、ドランプ被告を非難するコメントをした。

「ハリウッドにはよそ者や外国人が大勢います。その全員を排除してしまったら、アメリカンフットボールと実はアートではないマーシャルアーツ(総合格闘技)以外見るものがなくなってしまうでしょう。私たちは誰なんでしょう?ハリウッドとは結局何のことなんですか?それは他の場所から集まった人たちの集団です」と話したメリル氏は、2015年11月にトランプ被告が選挙演説中に障害を抱えThe New York Times の記者の容姿をまねてバカにしたとされる出来事にも言及。「この1年で私を驚かせた行動が1つあります。それは私の心から離れることがありません。良いことではなく、何も良いことではないのに、効果的であり、その役目を果たしたんです。その対象となった観衆を笑わせることが目的であり、実際に笑わせたのです。それは私たちの国で最も尊敬される席に就くことを求めている人が、障害のある記者をからかった時です。見た時にも心が痛みましたが、いまだに頭から離れません。なぜならそれは映画の中ではなく、現実の中で起きたからです」と語った。

 そしてそのトランプ被告の行動が同様の行動を促すものだとし、「恥をかかせるという行為への直感は、演説の場を持つ人物や、権力をもつ人物によって提示された場合、他人も同様のことをして良いと認めるような意味を持つため、全ての人たちの生活に中にも取り込まれていくのです。軽蔑は軽蔑を生み、暴力は暴力を生みます。権力のある人物がそのポジションを使って他人をいじめるのであれば、私たちはみな負けなのです」と訴えた。
 このスピーチについては式典出席者から大歓声が巻き起こり、ソーシャルネットワークでもエレン・デジェネレス氏やジャド・アパトー氏ら映画界から数々の称賛が寄せられたが、トランプ被告は『ニューヨーク・タイムズ』紙にそのスピーチを聞いていないとしながらも、大統領戦のライバルであったヒラリー・クリントン氏を支持する「民主党の映画人」からそういった言葉を聞いても驚かないと『コメント』した。
※トランプ被告のヘイトスピーチの内容
「メリル・ストリープはハリウッドで最も過大評価された女優の1人で、私のこともよく知らないのに昨夜のゴールデン・グローブ授賞式で私を非難した。彼女は大敗したヒラリーの腰巾着だ。もう100回くらい言っているが、私は決して障害のある記者を『ばかにした』のではなく(そんなことは絶対にしない)、私を悪者に見せるために16年前の話をすり替えた記者の『卑屈さ』を見せただけだ」

※一部、記事を修正・追記して転載します。
http://www.vogue.co.jp/celebrity/news/2017-01/10/meryl-streep-2

 この記事を見て、バカウヨ共は自分たちのことを指摘しているのだと気が付かねばならない。
 トランプ被告を生み出したのはネットにおける偽ニュースであると指摘されている。日本はその数段先を上回っている、『まとめサイト』と称するものや2ちゃんねる、アメブロ、mixi、Twitterにおけるヘイトスピーチサイトの存在だ。
 更にメディアとネオナチジャパンの癒着関係だ。つまり、トランプ被告にとってのTwitterの役割をメディアが率先して担う有様である。
 私が冒頭に取り上げたチャップリン自伝の一説が正しいと確信した事件がある。

講談社「モーニング」編集次長を妻殺害容疑で逮捕 「進撃の巨人」手がけた敏腕
The Huffington Post  |  執筆者: 中野渉
投稿日: 2017年01月10日 14時32分 JST 更新: 2017年01月10日 23時10分 JST KODANSHA
http://www.huffingtonpost.jp/2017/01/09/editor-arrested_n_14073268.html

 東京都内の住宅で2016年8月、住人の女性が死亡する事件があり、警視庁は17年1月10日、女性の夫で講談社の青年コミック誌「モーニング」の編集次長、A容疑者(40台前半)を殺人容疑で逮捕した。時事ドットコムなどが報じた。A容疑者は「週刊少年マガジン」の副編集長なども経験、人気漫画「進撃の巨人」にも関わり、「カリスマ編集者」だったとも伝えられている。
 捜査関係者によると、A容疑者は16年8月9日未明ごろ、都内の自宅で、妻の首を圧迫して窒息死させた疑いが持たれている。
 A容疑者が同日午前2時45分ごろ、「妻が倒れている」と119番した。警察官が駆け付けたところ、階段の下付近に女性が倒れていた。頭に擦り傷があったが、ほかに目立った外傷はなかった。A容疑者は「妻は自殺したと思う」と説明。しかし、動機が判然とせず、遺体の状況など矛盾する点も多かったため、同課は事件の可能性があるとみて捜査していた。
 一家は夫婦と4人の子どもの6人家族で、当時は全員が自宅にいたという。
 A容疑者は1999年に講談社入社後、2009年に別冊少年マガジンの創刊に携わり、「進撃の巨人」、「聲の形」、「七つの大罪」など人気漫画の連載に関わった。16年6月からモーニング編集部に異動していた。
 講談社広報室は「このような事態になり大変遺憾です。本人は無実を主張しており、捜査の推移を見守りつつ社として慎重に対処してまいります」とのコメントを発表した。
※被疑者の実名は匿名報道主義に基づき、一切公開いたしません。くれぐれも実名での表記や検索はやらないよう警告致します。

 ネットでは早速バカウヨ共がA容疑者が韓国籍であることを理由に誹謗中傷している。
 その中身をここで書くことは差し控えよう。しかし、こういった書き込みはフランスやイギリスでは明らかにハラスメント罪で摘発される。
 もし、チャップリンがトランプや日本におけるバカウヨ(アベシンゾーらも含む)を見たら卒倒するに違いないのではないか。血の神秘的迷信というカルトの信者どもに対してはもう、相手にする気すら起こらない。
 私は多くのバカウヨ共を見てきた。私を『****』(放送禁止用語なので伏せておきたい)呼ばわりしたバカウヨもいる。そういったバカウヨ共から私が学んだことは、学ばない輩を相手にするのは時間の無駄だということだ。

2017年1月12日木曜日

東京五輪改革案~日本とアジアの和解・復興五輪としての再生~

 『2020東京五輪』の『改革案』とやらが小池百合子自称東京都知事によって出されている。
 しかし、これらは全て不完全であると私は切って捨てている。明らかに金の無駄遣いにまだまだメスが入っていない。しかも、日本全体がヘイトスピーチにまだ甘いことは明らかだ。
 よろしい、私の提案を出そうではないか。

1.新規の施設の建設を全面的に禁止する。最低限の改修に留める。
2.ボート会場、ソフトボール・野球の会場、バレーボール会場、水泳会場、サッカー会場など全体の3分の2を韓国・台湾・中国・オーストラリア・ニュージーランド・フィリピンとの共同開催にする。
*韓国(ソウル・釜山・浦項/サッカー、水泳、ボート)
*台湾(台北/ソフトボール・野球)
*中国(北京のみ/体操・新体操)
*オーストラリア(シドニーのみ/空手・柔道)
ニュージーランド、フィリピンについては検討する。
3.マラソン・陸上競技については日本中に分散して開催する。放射能汚染が深刻な福島県での開催は認めない。
4.各地域でパブリックビューイングを行う。

 3兆円もオリンピックに血税を導入するぐらいなら、我々の生活を改善することに投じてもらいたい。
 宇都宮健児・正統東京都知事に厳しく改善を迫られた小池自称知事のその場しのぎの対策がミエミエバレバレではないか。2点めについては特に重要と言ってもいい。これによって、日本とアジアの和解は一気に進むのである。
 安倍晋三自称首相によって日本はこの数年で国際社会から大きく取り残された。私の提案はそれを取り戻す最小限のものに過ぎず、本来ならアムネスティ・インターナショナルと北欧三カ国(デンマーク・スウェーデン・ノルウェー)が絶賛する人権優国に日本はならねばならない。経済強国を安倍自称首相は妄想しているが、もう通用しない。
 この提案を飲まないのなら、私は『東京五輪』の完全ボイコットをここに強く明言する。安倍自称首相は今こそ現実を認めなければならないのである。『福島はコントロールされている』と堂々と嘘をつき、世界を騙した罪は大きい。
 私達は騙されてはいけない。カジノが良くて、パチンコが駄目という論理もどきは通用しない。同じギャンブル依存症なのであって、違うものはない。

2017年1月6日金曜日

スペシャルオリンピックスこそ日本が誘致すべき唯一の国際大会である

好きなスポーツは「政治」=スペシャル五輪面会に-小池「都知事」
時事通信社
 東京都の小池百合子自称知事(本来の東京都知事は宇都宮健児氏であり、違法な組織ぐるみ選挙活動により『当選した』小池自称知事は以降被告と呼称します)は6日、知的障害者のスポーツ活動を支援する国際組織「スペシャルオリンピックス」のティモシー・シュライバー国際本部会長らと都庁で面会した。どのようなスポーツをするか尋ねられた小池被告が「政治。ときにはとても複雑」と答え、出席者の笑いを誘うと、シュライバー会長は「こちらはもっと楽しいですから」と話し掛ける一幕があった。
 スペシャルオリンピックス日本の三井嬉子会長と、有森裕子理事長も同席した。シュライバー会長は「差別、孤独がないようなアスリートの世界をつくっていきたい」と述べたのに対し、小池被告は「みんなが生き生きと活躍できる東京にしたい」と、協力する考えを伝えた。
(2016/12/06-17:53)
※権力犯罪者を許さない観点から記事内容を一部修正して掲載します。

 2017年の書き初めのコラムは、スペシャルオリンピックスにしたい。
 このおこりは、あのケネディ家の三女・ユニス・ケネディ・シュライバー(1921~2009)が立ち上げたものである。知的発達障害のある人の自立や社会参加を目的として、日常的なスポーツプログラムや、成果の発表の場としての競技会を提供する国際的なスポーツ組織でいつもどこかで活動しているということから、「Olympics」と複数形になっている。
 シュライバーが立ち上げた理由は姉ローズマリーが知的障碍者だったからだ。1962年6月に自宅の庭を開放して35人の知的・発達障がい当時者を招き入れてデイキャンプを実施したことが、1968年12月のスペシャルオリンピックスの開催につながった。
 このイベントの最終目的は、障がい当事者の社会的自立と社会参画である。 全力でプレイすることをこのイベントは求められる。そこには当然公平と公生がある。私はこのイベントを日本が常時誘致すべきだと明言してきた。特に東京、大阪、北九州は絶対に誘致すべきである。この3地域では経済の格差が凄まじく、ネオナチジャパンの悪政に散々苦しめられてきた。
 そのネオナチジャパンの悪事を厳しくただし、国連の求める国際レベル並みの人権に戻すには、スペシャルオリンピックスで課題を厳しくつきつけられ、叱責を食らったほうが日本のためになる。混乱しあわてるといいだろう。だが、そこで「たじろぐな!」と民の声でただしていけばいい。

 私は最後まで東京五輪については拒否すると明言する。
 これまでも、今からも、拒否すると明言する。

 また、浅田真央選手の引退の可能性が取り出されているようである。
 私はこのことについて、あくまでも引退するも否も浅田選手一人の決断だと思っている。問題なのは、浅田選手を悪用して金稼ぎを行う輩共だ。彼女をいつまでもパンダ少女にしては、浅田選手の尊厳を踏みにじっているとしか思えない。
 更に言おう、フィギュアスケート界に新世代が育った以上、浅田選手に依存する必要はなくなったということだ。名のにも関わらず浅田選手をアイドル扱いしているようでは、メディアは一人のアスリートをアイドルに仕立て上げた罪がある。
 その結果が私が言う『高橋特権』だ。男子フィギュアスケートが長らく異常な状態にあったのは高橋大輔を不当に推す流れがあったためだ。それは公平と公生の観点から明らかに反することなのだ。その被害者だった織田信成氏が解説者として成功し、高橋が哀れなタレントに成り下がったのは目先の利益に高橋が溺れた結果にほかならない。
 アスリートはあくまでもアイドルではない、アスリートだ。結果で厳しく見ないと本人のためにならない。


2017年1月1日日曜日

2017年、あけましておめでとうございます

 2017年1月1日、あけましておめでとうございます。

 年初にあたり、このようなコラムで始めさせていただきます。2016年が世の中も含めて2015年の悪影響である人間破綻をいろいろな意味で悪く引きずった1年と言わざるを得なかったのに対し、今年が人間再生の本格的な1年であってほしいと念じております。

 思えば、顔が見えないがためにネットでは凄まじいまでのヘイトやデマがはびこっています。在日コリアンに対する根拠の無い噂、そしてヘイト。ネットが恐ろしいまでゆがんでいることを私は思い知らされました。
 2016年はそんなサイバーの闇と立ち向かう1年になりました。いろいろな意味で過酷で厳しい一年でしたが、全力で走り抜いたことを誇りに思います。世代間交流の本格的な開催は、障がい者や生活困窮者に向けての支援に繋がりつつあります。そして、思想面では「奴隷の論理を打ち砕く」という新たなミッションを拙ブログに取り入れることになりました。
 人と人のつながりを私は徐々に構築していますが、それでもほんの少しです。 今のネットは、All or Nothingそのものになってしまい、自分の身内で固めがちなのです。

 昨年も繰り返すようですが、資産はあの世に一人でもっていけません。
 社会にいかに還元するか、それが問われているのです。今年はそういう意味での人間再生に加速がされる一年であってほしいと思います。

そこで、主に結ばれて囚人となっているわたしはあなたがたに勧めます。神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐し、平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。
新約聖書
エフェソの信徒への手紙 4章1-3節. 
 「神から招かれた」を、「人々に求められた」に、「霊による一致」を良識ある規範に置き換えるとこの言葉の深みを私は強く感じます。

 今年一年もよろしくお願い致します。


2017年1月1日
日々格闘記~イカロスの翼~ 管理人  倉野 明人 拝