2017年2月28日火曜日

危険ドラッグ化する社会:刺激を求めて現実を見ない危険性

 講談社の「週刊少年マガジン」で連載されていた「聲の形」批判から、最近のメディアの危険性を私は何度も指摘してきた。
 連載開始から性的な暴走の傾向が伺えると警鐘を鳴らしてきた流石景の『ドメスティックな彼女』に至っては少年誌でありながらあからさまな性交を袋とじながら2016年11月16日に販売された51号で掲載するなど暴挙を繰り返している。この作品の本質はあくまでも青年誌向けなのであり、明らかに危険としか言いようがない。
 世間では危険ドラッグを危険視している。まさに脱法ドラッグなのは言うまでに及ばず、私も同感なのだが、同じような危険な実態になりつつあるのが今の私達の社会そのものなのだ。ヘイトスピーチも、加害者にとっては刺激を求めているのにすぎないのではないか。今の世間が気に食わないから、成功したマイノリティへの悪口を言うことで自らのうっぷんを晴らしているのにすぎない。
 だが、そんなやり方はおかしいのは言うまでもない。とあるレイシストは「中国人が日本の紙おむつを買った」とばかみたいに騒いでいるが、それなら中国に自ら乗り込んで紙おむつを製造する会社を立ち上げて売ればいいまでの話だ。そんな単純でわかりやすいやり方があるのにもかかわらず、レイシストどもは「僕にはデキッコナーイ」の連発だ。実に惨めで馬鹿げた醜態ではないか。
 「聲の形」でビビっているようでは話にならない。最近では堂々と『少年マガジン』に性行為を堂々と描く流石のような輩がいるのだから驚く。刺激を追いかけてその結果が危険ドラッグなのは明らかだ。まさに、社会が危険ドラッグ化していると言わずしてなんというべきか。このままでは、「危険ドラック」の合法化を主張する人間が出てきてもおかしくない時代になってしまう。

 またヘイトスピーチに対して、最近危惧すべきはそのカウンターの手段を選ばぬ強引さだ。
 彼らはネットの奴隷にまで成り下がっていることを知らない。そして、深刻なまでの泥仕合になってしまっている。 精神科医でもないのに、発達障がい当事者でも精神障がい当事者でもないもしくはその家族でもないのに勝手に認定する言動となるともう重症だ。
 それがまともといえるのだろうか。もちろん、そこまでひどいヘイトを吐くレイシストどもの罪は重い。だが、カウンターもこんな手段を選ばないやり方はいいとは思えない。憎悪がまさに新たな憎悪を呼び、最悪の遺恨を招きかねない。
 理を以って批判するのが本当の民主主義を体現するやり方だ。レイシストどもを懲らしめるにはただひとつ。そのブログの運営権を没収すること以外にない。そのためには私は民主主義とは何かを今、真剣に考えている。
 その中でほんとうに有り難い人達がいる。苦言を呈する人がいるということは、まだ私は「君は成長することが出来るんだよ」と言われているのだと。そう思うことに今はしている。

2017年2月27日月曜日

トランプ君はドバイがお好き~大統領失格を露呈した男へ警告する~

 迷惑大統領のドナルド・トランプがやらかす『政策もどき』は殆どがアメリカ国民を迷惑と混乱に落とし込んでいる、
 それなのに相変わらずトランプは妄想を繰り返す。これではトランプ君はドバイがお好きということになる。大統領というより皇帝になりたい男なのだろう。

2017/02/09 11:30
トランプ大統領、イヴァンカ製品扱い中止の百貨店を攻撃
Maggie McGrath , FORBES STAFF/フォーブスジャパン

 ドナルド・トランプ『米大統領』は、長女のイヴァンカ・トランプが手掛けるブランドの取り扱い中止を先週発表していた大手百貨店ノードストロームに対し、ツイッターの個人アカウントと公式大統領アカウントの両方で批判を展開した。
 イヴァンカ・ブランドの衣服や靴などの販売をめぐり不買運動の対象となっていたノードストロームは2日、同ブランドの取り扱いを中止すると発表。ただ、販売中止の理由は売上不振にあるとしていた。
 だがこの説明にもかかわらず、トランプは8日、ツイッターの個人アカウントで「娘のイヴァンカはノードストロームからとても不公平な扱いを受けた。彼女は素晴らしい人物だ。いつも私に正しいことをするよう促してくれる!ひどいことだ!」と投稿。数時間後、『大統領』の公式アカウントでこれをリツイートした。
 ショーン・スパイサー『大統領報道官』は同日午後の記者会見で、「人々は彼(トランプ)の行動や大統領令に対する懸念を彼の家族に向けており、彼には家族のために立ち上がり、家族の事業活動を称賛する権利がある」と擁護した上で、ノードストロームの決定を「イヴァンカの名の下でのトランプの政策に対する直接攻撃」と『批判』した。
 一方のノードストロームも、スパイサーの誹謗中傷に反論。「繰り返しになるが、わが社はこの決定を売り上げに基づいて下した。同ブランドの売り上げはここ1年間、特に2016年後半に継続的に減少し、わが社にとって販売を継続するメリットがないほどになった」と説明。イヴァンカに対しては1月上旬に販売中止を通知していたと述べている。
 なお、イヴァンカは1月中旬、トランプが『大統領』に就任する20日を契機に、自身の事業から正式に身を引くことを発表している。
 トランプの攻撃を受けたノードストロームだが、株主の評価には大きく影響しなかったようだ。株価はツイート後に若干下落したものの、その後回復し、8日午後現在は前日比3.3%増となっている。
編集・翻訳=遠藤宗生
※トランプの悪事に否の声を示すため、記事を一部訂正しています。

 スパイサーが『報道官』になってから、ホワイトハウスはレイシスト共の巣窟に成り下がった。
 ニューヨーク・タイムズやCNNなどモノを言うメディアは記者会見に入れても実質的に排除され、極右メディアばかりが優遇されており、公平性が担保されていない。しかも、トランプ被告が堂々と公共の場を悪用して誹謗中傷を繰り返している。
 トランプ被告の正体は排外主義だった。そのことはかねてから指摘され、『大統領就任』直後から多くの市民によるトランプ被告批判・追放要求デモが後を絶たない。しかも、トランプ被告は不完全とはいえ国民総保険を目指したオバマケアの改悪までやらかし、アメリカは更に混乱している。
 その結果は多くの移民がアメリカからカナダへ移住する結果を招いている。トランプ被告が愚かなのは自分に都合の悪い批判を一切受け入れず、『フェイクニュース』に逃げる現実逃避者そのものだ。それでよくビジネスができているものかと思うと吐き気がする。そんなものだから、日本の独裁者であるアベシンゾーと仲良くなれたのだろう。
 私はトランプ被告一味のブランドは買いたくない。せいぜいアメ横で売られている商品か、しまむらのような庶民的なブランドを買っていたほうが数段いい。なぜならトランプ被告は子離れ出来ていないのだからだ。
 そして日本が見習うべきはカナダのトルドー首相と北欧三カ国、ノルウェーとアムネスティだけだと厳しく指摘しておこう。トランプ被告の舎弟に成り下がるようでは、沖縄の民どころか、日本中から反感を買うのは確実だ。ただですら日本会議を通じて癒着した森友学園に9億円の土地を無償譲渡する権力犯罪をやったアベシンゾーと、『大統領令』を悪用して排外主義を推し進めるトランプ被告は醜一体そのものでしかない。

2017年2月24日金曜日

信仰以前に法律を知らない ホセ・ゴメス












 今回の書人両断はカトリック教会の恥さらしを断罪する。
 この男の呆れた強欲を見逃す訳にはいかない。
 彼の『管理する』ロサンゼルス地区で、『アーチスト』のケイティ・ペリー被告が約18億円で修道院を購入しようと暗躍し、ゴメス被告を現金で騙しこんだ。
 この時点で、本来清貧であるべきカトリックの教えにゴメス被告は著しく反したことを意味する。
 これでは国際法上明確かつ正統たる所有者である以前居住していた修道女たち(40年間「汚れなきマリアの御心修道会」のカリフォルニア支部として使われていた)から反対を受けて当然だ。修道女たちは「彼女に売却することは、神との誓いに反する」と指摘しているが、私もその点では納得できる。本来、教会などの施設は社会的弱者のためのインフラとしてあるべきものだが、ゴメス被告はペリー被告の私物化を許した段階で終わったのである。
 86歳のキャサリン・ローズ修道女は「彼女が表現することはすべて、私たちの信条とは異なります。ポップスターになった動機は『悪魔に魂を売り渡した』と述べている彼女に売却することは、神との誓いに反するになるでしょう」とペリー被告を厳しく批判した。「サタンに魂を売ったと話すことだけで十分、私たちの主義や信念に反します。ケイティ・ペリーに売却をすることについては、私たちはカトリック教会への誓いを破ることを強制されているように感じます」とも論破しており、ペリー被告はぐうの音も出なかった。
 ただあったのは金とその場しのぎの弁舌と強欲だけである。これがまともなクリスチャンとしての振る舞いなのか。恥を知れとペリー被告を一喝したいほどだ。修道院を乗っ取って何が嬉しいのか。私は軽蔑の眼差しでしか見ない。
http://nme-jp.com/news/7189/

 善管注意義務によって明らかにローズ修道女たちに所有権は移った。
 その事実から目をそらし、その場しのぎの金銭に飛びついているから、エホバの証人や統一協会、オウム真理教などの破滅的カルトのやりたい放題を許しているのではないか。
 ゴメス被告の強欲によって、真面目な信仰を持っている人たちが大変迷惑を受けている。
 ゴメス被告には恥を知ってもらいたい。信仰も大切だが、社会的な規則、すなわち国際法を勉強してからローズ修道女たちと会ってもらいたい。どちらが信仰心が上なのか、手に胸をおいて考えなさい。
 ゴメスさん、あなたの信仰上の良心、曇っていないといえますか?

2017年2月22日水曜日

アニメの世界は笑えなくなってきている

 最近のアニメは笑えなくなってきている。
 コメディと言いながらも実態は完全にいじめのトラウマなのが『政宗くんのリベンジ』、ネット依存症のおぞましさを描いているのが『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』ではないか。前者は過去太っていて『豚足』と悪口を言われた少年がダイエットして悪口を言った少女の彼氏になって振ろうと暗躍する内容だし、後者に至ってはヒロインが現実とネットの区別が全くできず、主人公の名前を本名ではなくネトゲのハンドルネームで呼ぶ有様である。
 これらをまともな人はブラックジョークというのだが、そのことの深刻さをネット傀儡は理解できていない。ただ単に売れれば何でもかんでもいいという歪んだ数値主義がはびこっているだけではないか。
 そしてこういったものに傾斜する人達にも問題がある。
 いわばヴァーチャル彼氏にヴァーチャル彼女である。『艦隊これくしょん』がそのいい例ではないか。更に突っ込んで言えば『戦国BASARA』だ。こうしたもので現実逃避を繰り返し、ネットに引きこもる輩が増えてくるのも無理はない。
 仕事が無いなら、自分たちで作る努力も必要だ。現実は常に厳しく怖いものだが、シビアに見続けて、反吐が出るような努力をしたものにしかその喜びは来ない。いわば人生に『竜宮城』はないのだ。ただあははあははと言っているだけでは物事の問題点は見えてこない。
 名古屋市議会議員選挙に立候補した作家の伊藤浩士氏に対し、バカウヨのロキエルなるものが公認を出した社民党愛知県本部に抗議の電話をしたらしいが、その際に『私はロキエルですが』と名乗り、社民党本部がびっくり仰天したという。それほどネットと現実の区別がまともにできていない人達が増えてきている。しかも引きこもっているので結婚相手もいないのも当然だ。
 しかも厄介なことにネットでのヘイトが現実になるというわけだ。ドラえもんの道具で『入りこみミラーII(はいりこみミラーツー)』(『小学四年生』1988年6月号に掲載、藤子・F・不二雄大全集第16巻に収録)なるものがある。
 鏡面世界に入ることができるが、鏡面世界での行動が現実世界にも反映されるという特徴を持つ。使用方法によれば非常に画期的といえるが、物を破壊してしまえば現実世界でも同じものが壊れてしまう(例えば鏡面世界で車を運転して交通事故を起こし、車や塀に傷でもつければ、現実世界でもそうなる)ために隠密性などは格段に劣っているという設定だが、ネットではそれがもはや現実になってしまっているのだから厄介この上ない。
 私の知っている限りにおいてはネットの書き込みが原因で精神疾患を引き起こしたケースも有るのだ。ネットの良さも悪さも私たちは見て行動すべきなのだ。

2017年2月18日土曜日

ネットの反知性が生み出される構造

 最近の『ネトウヨ』が生み出される構造、過激左翼の暴走を生み出す構造を見てくると、私はリアルとヴァーチャルの区別がつかない事にその原因があると見ている。
 しかも、その被害はヴァーチャルからリアルにダイレクトにつながってくる。以前問題になった女児連続誘拐殺人事件の被告人については、身体に障害を抱えており、それがきっかけで小学時代にいじめられたことがきっかけで二次障害として精神疾患を抱えたことが明らかにされている。私自身は犯した罪については許す気にはなれないが、彼を死刑にするのは未だに疑問に残っている(死刑の執行についてはアムネスティ・インターナショナルによって批判されている)。
 インターネットの民間への開放で、私達はネチケットというルールを厳しく問われることになった。ブログを運営するにしても、ヘイトを見逃さないという当然のルールが暗黙知として厳しく求められている。
 旧約聖書より引用させていただこう。

(シラ15・15~17)
その意志さえあれば、お前は掟を守り、 しかも快く忠実にそれを行うことができる。
主は、お前の前に火と水を置かれた。 手を差し伸べて、欲しい方を取ればよい。
人間の前には、生と死が置かれている。 望んで選んだ道が、彼に与えられる。

 この言葉の意味は、残念ながらインターネットの世界でも当てはまる。
 発言するにしても、私達はヴァーチャルの情報であたかも経験したかのような錯覚に陥ってしまっている。その結果、ヴァーチャルの世界観が正しいと思いこんでいまう。だが、リアル=現実はそれを数段上回る厳しく辛い世界観なのは言うまでもない。傷つくことだって何度もあるし、辛さゆえに泣いてしまうことも、命を落とすことだってある。
 インターネットの世界では、Googleのストリートビューに代表されるように日本に居ながらにしてパリの光景を見ることも出来る。その世界の凄さに溺れ込み、リアルの世界観を軽蔑する。その結果、リアルの世界観を知らない空っぽ頭が増えてきている。
 いわゆる『アベシンゾー=朝鮮人論』だってその世界の延長線にすぎない。そして彼らに共通していることは自分で積み上げた経験がまるでなく、付和雷同であることだ。その結果、いわゆるネトウヨブログでネトウヨにゴマをすりながらアンチレイシズムブログでアンチネトウヨであることをアピールする奇妙な現象が見られるのである。
 そこに、ネットの反知性が生み出される構造があると私は見ている。自分の頭で考える努力がまるでない。それでいいのだろうか。

 私はLINEを使っているが、そこまで深い人間関係の構築はできないことも知っている。いわばリアルの積み重ねがないからだ。
 それでいて、ヴァーチャルのダメージがリアルでは現実になる。それでいいのだろうか。

□拙ブログにおいてはレイシストのメッセージ送信、コメントへの引用などを固く禁止します。

2017年2月14日火曜日

人を感情で断罪したかわいそうな人達に~被害者を被告人と一緒になって傷つけた~

 今回取り上げる『裁判』の結果は、私としては何も言うことはしない。
 判決としては置かれた状況からしてもかなり被害者サイドに配慮しつつ、被告人が精神疾患であることも踏まえると、決して軽くはないということだ。
 むしろ私が強い怒りを覚えるのは被害者遺族の独善性だ。国際法上一切許されない被害者参加制度で参加して法廷の秩序をことごとく破壊し、国際法で言う法廷侮辱罪を犯した。そして、己等の犯した最大の失態、ネチケット教育の不徹底の罪に対して反省がないというのは恐ろしい。
 それでいて何が死刑を求めるのか。聖書の言葉で一蹴できる。

ヨハネによる福音書 8章3~11節
そこへ、律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、イエスに言った。「先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。 こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか。」イエスを試して、訴える口実を得るために、こう言ったのである。イエスはかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」そしてまた、身をかがめて地面に書き続けられた。これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。イエスは、身を起こして言われた。「婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。だれもあなたを罪に定めなかったのか。」 女が、「主よ、だれも」と言うと、イエスは言われた。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」

 「ここは日本だ」という死刑賛美派の屁理屈はこれで完全に破綻した。
 今回取り上げる被害者遺族の『言葉』から、私達は彼らの犯した重大な罪を学び、反面教師にすべきであると言っておくしかない。なお、被告人も含め、実名検索も書き込みもしないよう警告する。そして、事件で得られた教訓を今後の社会の問題の解決に向けて活かすことが被害者に対する償いになると指摘したい(私達は忘れられる権利を尊重すべきだ)。
 また、被害者遺族に指摘しておこう。判決が不満なら、被告だけを対象に民事訴訟を行い、慰謝料と居住制限などを課せばいいまでのことなのだ。
 最後に言おう、被害者遺族が被害者の犯した罪を受け入れると同時に、失われた未来が被告人への憎悪なしに安らかな形で癒やされることを心より望む。感情的断罪では、被害者遺族が被告人と一緒になって被害者を冒涜するようなものである。
 そんなことを、被害者は求めているわけがない。


毎日新聞 2/8(水) 16:00配信
<東京都内ストーカー事件>「懲役22年は軽すぎる」両親が心境
 東京で2013年に女子高校生(当時10代後半)を刺殺したとして、殺人罪などに問われた無職の被告(20代前半)に対する懲役22年の実刑判決が8日までに確定した。差し戻し後の東京高裁判決に対して検察、被告側がいずれも上告しなかった。判決確定を受け、女子生徒の両親が心境をつづった談話を公表した。(以下は全文。※は毎日新聞による注釈)
※倉野注:尚、被告人の実名も伏せます。くれぐれも検索しないよう、警告します。

◇「長かった裁判を終えて」
2月8日
被害者両親
 長かった裁判がようやく終わりました。今回の裁判についての私たちの思いは色々あり、いまだ、整理できていませんが、その一端を述べさせていただきます。
<1> 量刑のこと
 被告人は懲役22年に決まりました。この刑では軽すぎるという私たちの考えは今でも変わりません。
 何の落ち度もない娘の命が奪われた犯罪に対して、判決が懲役22年というのは、被害者という立場を離れても、軽すぎるのではないでしょうか。裁判員裁判でありながら、司法の判断は普通の人の良識とはかけ離れている、と私たちは感じています。この間色々考えましたが、その理由の一つは、量刑分布表の問題があり、もう一つは有期懲役刑の上限が20年である、という点にあると思います。
 裁判員裁判では量刑分布表が裁判員に示され、裁判所、検察官、弁護人の三者がこの量刑分布表をベースにしています。分布表は、動機が男女関係、凶器の有無などの検索条件を設定して量刑分布が表になっていると聞いています。個別の事実は表からは全く分かりません。加害者と被害者の関係性は、それぞれの事件で違うにも関わらず、男女関係にあったという一事で、「付き合ったから仕方ない」と被害者に責任の一端を負わせていると思えます。付き合ったことで、刑を軽くするのは、加害者を利するだけで全く不公平です。量刑分布表に裁判員が大きく影響されていると思います。これらの資料に誘導されて判断するというやり方では厳正な裁判とは言えないと思います。
 殺人罪の有期懲役の上限は20年です。有期と無期、死刑の間に隔たりがありすぎます。最初の1審の裁判所は、本件は、住居侵入罪、銃砲刀剣類所持の罪と併せて有期懲役刑の上限を選択しても懲役22年でした。
<2> 最初の第1審の判決について検察官が控訴しなかったこと
 最初の第1審で検察官は無期懲役を求刑しながら、懲役22年の判決に対して控訴しませんでした。控訴しなかったため、差し戻し審1審は殺人罪等について懲役22年を変更することはできなくなりました。被害者の立場を十分に代弁し尊重すべき検察に対しては、大変悔しく、残念です。それは自分たちの使命を放棄したとしか思えないからです。
<3> 破棄差し戻しした東京高等裁判所の判決について
 驚きと怒りの気持ちが起きました。同時に新たに闘いなおすしか方法がないと思い、児童ポルノ画像配信に関して追起訴するしかないと即時に判断しました。(※画像をネット投稿したいわゆる「リベンジポルノ」の行為については、遺族から告訴を受けた検察が児童買春・ポルノ禁止法違反などで追起訴した)
<4> 被害者参加制度のこと
 私たち被害者の意見がどの程度裁判に反映されたのかは、本当のところよく分かりません。もっとも、弁護人は懲役15年が相当であると主張していましたから、参加しなければもっと軽い処罰に終わったのかもしれません。被害者参加したことは無駄ではなかったという気持ちもあります。
 また、差し戻し審の東京高等裁判所が、児童ポルノ画像配信に関する追起訴の経過について、被害者の意向を尊重する判示をされたことは、評価しています。

 また、もう一つ苦言で追加。
 少年法の改悪がまたしても画策されているが、私は少年法を北京ルールズに合わせて『青少年法』に抜本改正し、如何なる犯罪に関して死刑判決を許さないように切り替えるべきだと指摘する。それが国際社会が日本に求める国際貢献なのだ。
 南スーダンへの自衛隊派兵よりも、辺野古への米軍基地違法建設犯罪よりも、数段有意義なものであることは言うまでもない。死刑禁止は過去の少年犯罪(青少年はここでは0歳~25歳までとする)とし、如何なる判決に優越するものにすべきだ。
 では、遺族のケアはどうするか。当然行うべきなのは言うまでもないが、被告人に反省と償いを求める権利はある。ただ、私は感情的断罪は断じて許さないと何度も繰り返している。今回の被害者遺族も残念ながら、この私の怒りを止めることは出来ない。

2017年2月12日日曜日

鉄道会社の責任を問いかける

兵庫・北条鉄道の自由なボランティア駅長 パン屋に婚活にお寺まで?
by 南文枝 (更新 2016/7/30 07:00)

 2016年7月1日、兵庫県南部を走る第3セクター、北条鉄道(兵庫県加西市)が運行する列車内で、ある女性歌手のCDデビューを記念したコンサートが開かれた。
 白いシャツに黒いパンツとエプロン姿、頭に黒い帽子をかぶった女性が車両の中央に立ち、笑顔でアップテンポのデビュー曲「生きてるって素晴らしい」を歌い出す。両端の座席に座った観客らは、カメラやスマートフォンで撮影しながら、伸びやかな歌声に聴き入っていた。
 女性は2曲を歌い終え、観客に語りかけた。「ご乗車いただきありがとうございます。まさか自分がCDを出し、人前で歌うことになるとは思いませんでした」
 今年6月にCDデビューを果たした北垣美也子さんは、北条鉄道・法華口駅(加西市)のボランティア駅長。さらに、同駅舎内にあるパン工房「モン・ファボリ」の店長でもあるのだ。コンサートは始発の北条町駅から終点・粟生駅を折り返す貸し切り列車内で行われ、法華口駅に停車した際は、常連の男性が飼い犬と応援に駆け付けるなど、多くの人たちが窓の外から手を振っていた。
 北条鉄道は、国鉄の赤字ローカル線を引き継ぎ、1985年に営業を開始。2006年度から、駅の維持管理をしながら、特技や趣味を生かして同鉄道を盛り上げてもらおうと、ボランティア駅長の募集を始めた。今では北垣さんを含む約20人が、駅舎での婚活相談や僧侶による法話、切り絵教室、駅周辺のボランティアガイドといった個性的な活動を繰り広げている。現在も、16年8月20日まで第6期のボランティア駅長を募集中だ。
 同社によると、ボランティア駅長効果か、06年度は約31万1000人だった利用者数が、15年度には約35万人まで増加。始発から終点駅までを1往復2万2000円で利用できる「貸し切り列車」も人気を集めているほか、「応援隊」として立ち上がった地元住民の協力を得て、「おでん列車」などのイベントを成功させてきたかいもあり、2015年度 の営業収益は過去最高を記録したという。
 ボランティア駅長の中でも、北垣さんのように歌手、パン工房店長と三足のわらじをはく人は珍しい。パン工房がオープンした12年11月から店長を務めている北垣さん。オープン準備中にボランティア駅長の募集を知り、「地域のために何かできれば」と手を挙げ、12年9月に就任した。
 当初はパン工房で働きながら、時間を作って駅の清掃などをしていたが、やがて「列車に手を振ろうかな」と考えるように。上司の許可を得られたため、パン工房が営業している午前10時~午後4時の間、列車が発着するたびにホームに出て手を振るようになったという。
 ホームで右手を挙げて列車の見送り、出迎えを続けるうちに、乗客から手を振られたり、会釈されたりすることが増えた。列車の運転士も窓を開けて話しかけてくれるように。「車窓越しのコミュニケーションがうれしい」(北垣さん)。のどかな田園風景をバックに、笑顔で手を振る北垣さんの姿は話題となり、法華口駅には、いつしか鉄道ファンらが撮影に訪れるようになった。
 北垣さんは、幼いころから歌うことが好きだったという。高校時代は合唱部で活動し、卒業後、進学先の専門学校があった東京では、「新都民合唱団」にも所属していたこともある。そして16年春、たまたま訪れた姫路市内のカラオケ喫茶で、音楽プロデューサーの小谷繁さんからCDデビューを持ちかけられた。
 北垣さんは最初、「ボランティア駅長とイメージが違うのでは」と戸惑ったという。周りからは「それって大丈夫?」と心配された。しかし、「やってみたい」という思いが強くなり、「マイナスにはならないはず。自分を信じてやろう」と、デビューを決めた。16年5月に緊張しながらレコーディングに臨み、6月にCD「生きてるって素晴らしい」(税込1300円)が発売された。
 7月1日のコンサートは、顔見知りの利用客やファンらでにぎわった。よくパン工房を利用するという40代の会社員男性は「CDを買って聴いたが、生歌も普段と違った雰囲気で良かった。またこういうイベントをやってほしい」とうれしそう。小谷さんは「彼女の魅力である、素直な人間性がにじみ出るような、癒やされる歌声を多くの人に知ってもらえればうれしい」と話す。
 北垣さんは、「大好きな歌を歌うことで、自分も癒やされている。『人生で行き詰っていいても、自然が癒やしてくれる』という曲の世界観を伝えたい。ボランティア駅長やパン工房との三足のわらじは大変だが、一生懸命、真剣に取り組みたい」と意気込む。
 CDはパン工房などで販売されている。1915(大正4)年に建てられた法華口駅の木造駅舎は趣があり、国の登録有形文化財にも指定されている。北垣さんの笑顔の出迎えを受けに、訪れてみてはいかがだろうか。(ライター・南文枝)

http://dot.asahi.com/dot/2016072800312.html


 ローカル線の経営危機は深刻である。
 しかし、本来の鉄道路線は赤字が基本で、その赤字を埋めるためにサイドビジネスを行うことが許されているのにすぎない。東武鉄道の住宅地開発などはその一部にすぎない。そもそも、JR西日本は北条鉄道の存続にどれだけ努力したのだろうか。私はそこに厳しく問いかけたい。
 その一方で口約束に終わっているケースも有る、しなの鉄道にJR東日本は篠ノ井-長野の区間の分離の約束を果たしていない。そのことをおかしいと指摘したしなの鉄道サイドに詭弁で逃げている。それなら、しなの鉄道はそもそもJR東日本から分割する必要はないということだ。
 努力不足も甚だしい大手鉄道会社にもっと政府は自助努力を迫るべきなのである。JR北海道は赤字を理由に地方路線の廃止を画策しているが、それならまず、会社更生法を申請した上で北海道民が出資する形で北海道民鉄道として再生すべきなのは明白だ。
 JR東日本なんぞは特にひどい。特急ばかりに傾斜し、圧倒的多数が使う各停についてはお粗末な対応に終止している。『3分遅刻』とアナウンスでいつも横行しているが、乗り換え時間も含めると事実上その10倍のリスクを弱者は押し付けられているのだ。


□ブログへコメントや意見を寄せたい場合、メール欄からお願い致します。
 ただし、拙ブログは如何なる形であれどもレイシズムを一切受け入れる余地はありません。その基準に沿ってコメントとして公表するかしないかは判断致します。

2017年2月9日木曜日

ハーグ条約と民法のズレをそのままにするな

 
2017年1月26日、弁護士ドットコム
親権裁判、逆転不当敗訴の父「私が先に連れ去れば良かったのか」苦悩語る、母側は安堵の声

両親が子どもの親権をめぐって争っていた裁判で、東京高裁(菊池洋一自称裁判長)は1月26日、母親を親権者と『判断』した。一審の千葉家裁松戸支部は昨年3月、長女(当時8歳)と6年近くも会っていない父親(官僚)に親権を認め、母(元国連職員/埼玉県内在住)側が不当控訴していた。
高裁は、親子がどれだけ多く会えるかという「寛容性」を重視した建設的な一審判決を退け、従来通り、同居している親に親権を認める「継続性」重視の判断を下した。
判決後、司法記者クラブで両者がそれぞれ会見。母親は代理人を通じ、「子どもにとって、どちらが親権者にふさわしいか的確に判断していただいた」と『コメント』した。対する父親は、「私が先に連れ去ったら良かったのか」と険しい表情で不当判決を厳しく批判、最高裁に上告することを明かした。
●父側「両親の愛情を感じて育ってほしい
一審判決によると、夫婦は2009年ごろに関係が悪化し、10年に母親が長女を連れて埼玉県内の実家に戻った。別居は6年以上。父と長女の面会は10年9月を最後に途絶えている。一審では、母親が父側に月1回の面会しか認めなかったのに対し、父側は離婚した場合の面会についてまとめた「共同養育計画案」を示し、「年間100日程度の長女との面会を妻に認める」とした建設的な提案を重視し、長女を父に引き渡すよう妻に命じていた。長女が「両親の愛情を受けて健全に成長することを可能とするため」に、父親に親権を認めた。判決は「フレンドリーペアレントルールを採用した判決」として、注目された。
しかし、今回の高裁判決では、両家の距離の遠さや長女の心身の負担などが『考慮』され、面会が多いことが「必ずしも長女の健全な生育にとって利益になるとは限らない」と決めつけ、改めて継続性が重視された。
不当判決に対し、父側代理人の上野晃弁護士は「子供を突然連れ去られ、会えずに苦しんでいる人が多い現実を無視し、従来基準に沿っただけの判決だ。この判決では、夫婦喧嘩が起きたら、仲直りするより、連れ去りをした方が有利になる。連れ去りを助長する不当な判決だ。子供を連れて出て行けば親権者になれるという従来の家事司法の運用に、高裁がお墨つきを与えた」と東京高裁を痛烈に断罪した。判決が子供の意思に『触れた』ことについても、上野弁護士は「判決も『今後もお母さんと暮らしたい』という長女の『意思』は母に影響されたと推認されると指摘した。フレンドリーペアレントルールは、両方の親から愛されたいという子供の意思を尊重したもの。子供にどちらかを選ばせるのは適切ではない」と指摘した。父は「パパが必ず迎えに行くという約束を果たせると思ったのに、娘に申し訳ない。何も言えない娘と自分の人生をつぶされた」と東京高裁を厳しく批判。
父側が母親に対し、面会などで寛容な条件を提示したのは、「娘に両親の愛情を感じて育ってほしい」という思いからだという。
不当敗訴した父親は、上告する意思を明かし、「最高裁は迅速に審議してほしい。子どもの成長は1年1年がものすごく大切。娘は父親を知らないまま、どんどん大人になってしまう」と思いを語った。
長女は今年4月から小学4年生。最高裁の判断が出るまでは、1〜2年程度かかる見通しで、仮に父親が親権者になっても、長女はより「難しい年頃」になってしまう。最後に会ったのが2歳のころなのだから、なおさらだ。
それでも、父親は、「最初は怖がるかもしれないが、数カ月すれば、分かってくれると信じている。『子の意思』というと、美しい言葉で正しいように思うけれど、『学校行きたくない』という子の意思を尊重するのか。子の健全な成長を考えるのが親の責務」と話した。
●母側は「親の利益ではなく、子どもの利益に立った判決」と『評価』
一方、『勝訴』した母親側『弁護団』は、安堵の表情で記者会見に臨んだ。判決について、斉藤秀樹『弁護士』は、「親の権利とか利益ではなく、子どもの利益に立って、親権者や面会を考えるべきだという裁判所の判断が示された」と『評価』した。
また、母側代理人の萩原得誉『弁護士』は、父親側が指摘する、「連れ去り」について、育児はほぼ母親が行なっていたことから、置いていけば「置き去り」になる、と母親の思いを代弁した。
母親は弁護士を通じて、「夫にも穏やかな気持ちで娘に再会してほしいと願っています」と『コメント』。条件が折り合わず実現しなかったが、もともと母側は父親に対し、複数回、面会交流を『提案』していた。
今後は、東京家裁で続いている面会交流審判の中で、父側と面会条件の『協議』を進めたい考え。父子が何年も会っていないことから、第三者機関の力を借りながら、徐々に父子の信頼関係を築いてもらいたいとしている。
ただし、父側は「これまで『甘い罠』に釣られて、引き離されてきた親が何人もいる」と指摘して、最高裁の決定が出るまで、長女と面会しない考えを示している。
※母親の犯罪行為を厳しく批判する観点から東京高裁の『判決』を国際法により無効とし、ハーグ条約に沿った建設的な千葉家裁の判決を国民の最終判決として採用します。また、母親のサイドに立った弁護士たちの弁護活動については一切認めません。

 私は基本的に女性のサイドも見ながら物事を見ている。
 しかし、今回の行為は絶対に許す訳にはいかない。母親サイドの上から目線の傲慢な姿勢は断じて許す訳にはいかない。これでは喧嘩が起きれば連れ去って金だけ頂戴の世界になってしまい、極めて不公平と指摘せざるを得ない。
 国際結婚については国境が絡んでいる以上、極めて難しい為、国際法によるルールが有る。そこでハーグ条約があるのだが、以前私はアメリカのケースについては誘拐と決めつけたサイドに問題があると指摘した。しかも、罪を上から目線で押し付けるやり方も問題だと指摘した。その結果母親は極めて罪ではないことを罪と押し付けられる不健全な状況に置かれる悲劇にあり、アメリカ政府は一刻もこの状況を正常化し、謝罪すべきなのは明らかだ。
 だが今回のケースでは明らかに連れ去りという名前の誘拐だ。しかも、後から洗脳する巧妙なやり方で父親と娘の信頼関係を破壊したという意味で母親の罪は極めて悪質だ。裁判で母親は『夫からDVを受けていた』と嘘をついていたことも明らかになっている。
 法廷上で嘘をついて、法廷の権威をことごとく壊したこの女が国連職員だったことに私は寒気すら覚える。そしてわがままで嘘つきな母親の弁護をさせられている弁護士たちが哀れに見えてくる。なぜなら彼らは母親の悪事を正当化させられているからだ。
 民法とハーグ条約のズレを今国会で正すべきなのは明らかなのではないか。共謀罪なんぞやっている暇はない。今すぐ民法を国際法のスタンダートに引き上げるべきで、選択的夫婦別姓制度の導入と合わせて改正すべきだ。


2017年2月6日月曜日

新潮社再建案~ヘイトメディアから世界のメディアに回帰せよ~

 ここまでも新潮社を私は厳しく批判してきたが、腐敗があまりにもひどい。
 あの池波正太郎さんが冥府で嘆いている。私は池波作品のファンだが、ここまで池波作品を汚すヘイトで金稼ぎするはしたなさ。
 では、私が新潮社に再建の提案をしてやろう。これでも最小限なのだ。

1.会社更生法を申請し、韓国の中央日報社が30%出資する他、「ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク」(通称のりこえねっと/東京都新宿区)が「新潮社株式会社」として30%出資する。残る40%は早川書房・ポプラ社・花伝社・ファクタ出版とし、4社の経営統合を前提に共同で販売新会社として「新潮販売株式会社」を立ち上げさせ、旧社の債務については日本会議及び在特会、ネオナチジャパン(いわゆる自民党・日本維新の会・日本のこころを大切にする党・公明党)等のヘイトスピーチ関係者共に処理させる。つまり、毎日新聞社再建の方法を使う。
 新会社は債務が解消でき次第、旧社を除き新株主が対等の精神で経営統合し、旧社(新日本地域再生機構と社名変更する)については関係者が全員定年退職もしくはソニー・オリンパス・イオン・ソフトバンクOBが主導的になって立ち上げ、地方再生を目指すNPO法人「新潮ソーシャルコミュニティ財団」への転籍(復帰は絶対に認めない)が実現するまでは経営統合せず、全員退職後に簡易株式交換方式で経営統合する。当然彼らの株式は社会的制裁の一環で新社の株式の2000分の1以下の価値で計算する。
2.本社は東京から関東近郊の空きビルもしくは関東近郊の廃校に移転させる。新宿区矢来町にある広大な土地については社会的企業及びグリンピース・ジャパンに格安で売却させる。そこで出た損失についてはヘイトスピーチで稼いでいた犯罪者共に一族郎党含めて負わせる。
3.週刊新潮を事実上廃刊し、FACTAに内容を書き換えさせる。週刊新潮関係者は過去にさかのぼり全員出版・メディア関係から事実上追放処分にし、社会的企業を設立させて退社させる。
4.以下の雑誌については見直す。新・新潮社は文芸に回帰すること。
月刊誌
    新潮 - 純文学文芸誌(1904年 - ) 存続
    小説新潮 - 小説誌(1947年 - ) 存続
    芸術新潮 - 総合アート誌(1950年 - ) 存続
    波 - PR誌(1967年 - ) 存続
    新潮45 - 総合誌(1982年(「新潮45+」として創刊) - ) 即時事実上廃刊。関係者は週刊新潮同様に処する。アメリカのTime社に題字と編集部、販売ネットワークを譲渡する。それにより合同会社タイムジャパンを立ち上げていただく。
  ※以下については競合他社への売却も視野に入れる。
    nicola(ニコラ) - ローティーン向け女性ファッション誌(1997年 - )
    ENGINE(エンジン) - 自動車雑誌(2000年 - )
    月刊コミック@バンチ - コミック誌(2011年 - )
隔月刊
    ニコ☆プチ - 小学生向け女性ファッション誌(2006年 - )
    ニコ☆プチKiDS - 小学1・2・3年生向け女性ファッション誌(2014年 - )
    ROLa(ローラ) - 女性誌(2013年 - )
※競合他社への売却も視野に入れる。
季刊
    考える人 - 総合誌(2002年 - ) リニューアルして残す。ヘイトスピーチは当然排除する。
    yom yom(ヨムヨム) - 文芸誌(2006年 - )
    ゴーゴーバンチ - コミック誌(2013年 - )
※ゴーゴーバンチ以外は残す。
ウェブマガジン
    Foresight(フォーサイト) - 国際情報誌 廃刊させる。場合によってはニューヨーク・タイムズへ編集部ごと譲渡し、合同会社ニューヨーク・タイムズジャパンの設立に協力すること。
    yomyom pocket - 文芸誌(2013年 - 2015年)
    くらげバンチ - コミック誌(2013年 - ) 競合他社への売却を行う。
5.ヘイトスピーチで稼いでいた関係者についてはメディア事業への一切の関与を認めず、旧・新潮社に残すこと。櫻井よしこらについてはよって版権も同業他社に譲らずに執筆を禁止し、即刻追放で処す。
6.早川書房・ポプラ社・花伝社と経営統合し、早川一族に経営を委ねること。3社の作品については人権面を重視したものを中心に新潮社作品よりも優先して残すこと。また、新・新潮社の代表取締役会長に実業家の辛淑玉氏を選ぶこと。ヘイト出版であるのなら青空文庫でも発行を認めないこと。
7.経営統合では人権面での思想を確認し、ヘイトスピーチを容認していたもしくはヘイトスピーチで稼いでいたものどもについては出版・ネットメディア部門への関与を一切認めず、社会的企業を地方都市で立ち上げさせ、社会的弱者への雇用を実現させる。
8.中央日報社の日本語版を新・週刊新潮で使うこと。
9.旧・新潮社は経営破綻の恐れの強い地方の大学及び大学院を4法人買収して経営統合させ、その運営に当たらせること。その際には積極的に障がい当事者や難民、女性など社会的弱者の雇用に力を注ぐこと。
10.新・新潮社はニューヨーク・タイムズ、しんぶん赤旗、中央日報、月刊日本、株式会社金曜日、株式会社岩波書店、有限会社創出版、株式会社新日本出版社、日刊ベリタ、ハンギョレ新聞と記事の相互配信で提携する。
11.新・新潮社はアメリカのTime社と提携し、記事の相互配信を行う。10の項目で提携関係を交わしたメディアとも提携は有効にする。
12.旧・新潮社(新日本地域再生機構)は.障がい者向けのグループホームを立ち上げ、日本の空き家や破産した障がい者就労施設の買収などを中心に参入し、日本最大のグループホーム運営会社になること。経営統合した大学のうち一つを障がい当事者・シニア向けのグループホームにする。
13.新日本地域再生機構はユニバーサル農業の会社を立ち上げ、北海道夕張市、北海道歌志内市や鳥取県内などの地方で障がい者雇用を積極的に行うこと。櫻井よしこや百田尚樹などのヘイトスピーカー共はそこでの雇用でなら検討していい。当然費用は全てヘイトスピーカー共の私財を提供させる。
14.新潮ソーシャルコミュニティ財団を立ち上げた後、障がい当事者や高齢者やホームレス向けのグループホームを地方の観光ホテル・リゾートマンション跡地、ラブホテル・モーテルもしくは破産した企業の施設を中心に立ち上げさせる。ひきこもりを中心に雇用し、障がい当事者支援員に育成させる。
15.女優のジェシカ・アルバ氏が共同で率いるオネスト・カンパニーの日本法人をNPO法人「新潮ソーシャルコミュニティ財団」とオネスト・カンパニーの共同出資によって設立させ、社会的弱者の雇用を積極的に行うこと。直営店は主に地方の商店街に出す。ただし、オネストカンパニーの商品については製造過程も含めて再確認を行い、消費者団体が問題ないと認定したものから販売していくこと。

 新潮社は今や闘うことを忘れている。
 闘うこととは誰とか。ネオナチジャパンであることは言うまでもない。闘うことを忘れて弱者やどうでもいい人たちを誹謗中傷するこのメディアもどきはもはや、歌うことを忘れたカナリアそのものでしかない。
 もっと過激に言うなら、協同組合に転換して田中龍作氏のような人が経営していかないと駄目だということになるのは言うまでもない。

2017年2月1日水曜日

トヨタ自動車にこそ『日本第一主義』を求める


<トヨタ>米に5年で1.1兆円投資

 【デトロイト共同】トヨタ自動車は9日、今後5年間で米国に100億ドル(約1兆1600億円)を投資すると発表した。豊田章男社長が米中西部ミシガン州デトロイトで開催中の北米国際自動車ショーの会場で記者会見し、明らかにした。
 雇用を重視するトランプ『次期米大統領』が5日にトヨタのメキシコ新工場建設を名指しで批判した後、豊田社長が記者会見するのは初めて。工場新設には言及しなかったが、米経済への貢献を表明することで理解を求めたとみられる。
 豊田社長は9日の記者会見で「米国には13万6千人の仲間がいる」「過去60年で米国に220億ドルを投資してきた」と述べた。

2017年01月10日火曜日 河北新報社

 私はこのニュースに大きな違和感を感じた。
 トヨタ自動車は国内で何をやっているのかと。非正規雇用8.5万人をトヨタ自動車本体で抱えている事自体がおかしい。普通なら、一般正規雇用にすべきなのだがそれをしないのだからおかしい。それでいてトランプ自称大統領にはゴマをする醜態だ。
 ソフトバンクの場合はソフトバンクBBでの情報流出事件で一般正規雇用に切り替え、アメリカでもきちんとした雇用にしたから裏付けがある(ただ、傘下のスプリントとドイツテレコム子会社のT-Mobileの買収・経営統合を画策していることから印象を上げるための投資であることは明快だが)。それでも私はソフトバンクの行動については半分支持、トランプ自称大統領へのゴマすりには否の声を上げる。
 もし8.5万人の非正規雇用者を全員正規雇用にした場合、その経済効果は極めて抜群だ。
 
非正規雇用、正規化で440兆円経済効果 ILO世界試算
2015/5/19 日本経済新聞
 【ジュネーブ=原克彦】国際労働機関(ILO)は19日発表した2015年版の「世界の雇用・社会見通し」で、正規雇用と非正規雇用の賃金格差を是正すれば世界で3兆7千億ドル(約440兆円)の経済効果があるとの試算をまとめた。非正規雇用の拡大で賃金が抑制された結果、消費が抑制され投資も冷え込んだと指摘し、各国に安定雇用の推進を求めている。
 ILOは、フルタイムで継続雇用されている労働者を正規雇用とし、それ以外のパートタイムなどを非正規と定義付けている。賃金格差の合計は2008年には1580億ドルだったが、金融危機後に急拡大し、13年は1兆2180億ドルに達した。雇用の正規化で格差を埋めれば需要不足が解消されるほか、投資を刺激するなどの乗数効果も生まれ、世界の国内総生産(GDP)を3.6%押し上げるとしている。税収増にも貢献する。
 ライダー事務局長は非正規雇用の正規化について「理想論ではない。この分野で(政策の)行動の余地はある」と訴えた。特に不安定な雇用形態のしわ寄せが女性に向かいがちであることを問題視している。
 世界の労働者に占める正社員の比率は26%にとどまる。所得水準の高い国では64%だが低い国では6%で、中間所得国でも14%だ。世界で最も多いのはフリーランスのような雇用形態で働く人で、全体の35%を占める。さらに家業のために無給で働く人が11%いる。途上国では労働契約をしていない労働者も多いという。
 正規雇用と非正規雇用の賃金格差は欧州連合(EU)全体を含む先進国で8890億ドルにのぼり、途上国ではアジア太平洋が1490億ドルで最大だ。途上国では経済発展に伴い徐々に正社員が増えつつあるものの、増加のペースは鈍っているという。

 トヨタ自動車がやるべきは、グループや取引先も含めて全ての非正規雇用者を無条件で直接採用の正社員に2018年1月1日までに切り替えることだ。
 イケア・ジャパンが人気なのは働いている店員の殆どが正規雇用であることだ。そこからきちんと正規雇用にすれば、ワタミのような反社会的ブラック企業に人は行かなくなり、確実に滅亡に追い込むか改革させるきっかけになる。トヨタの改革が日本のためになるのは誰の目からしても明白だ。
 また、フィリピントヨタで悪質な労働環境を改善しようとした心ある労働組合への嫌がらせ行為を謝罪し、彼らへの不当な待遇を改めて経営幹部に抜擢するよう命じる。また、共謀して嫌がらせに加担した自称労働組合については傘下の部品メーカーに工場を作らせてその幹部に降格するよ命じる。
 次にトヨタ自動車が犯した罪は欠陥自動車を流した罪だ。

2016年12月14日(水) しんぶん赤旗
ブレーキ痕なし プリウスで何が?
病院にタクシー突入の死傷事故 福岡
国交省に苦情 「制動装置」264件

 福岡市の病院に個人タクシーが突っ込み10人が死傷した事故から11日。原因はいまだに解明されていません。なぜこのような事故が起きたのか徹底究明が必要です。(遠藤寿人)

徹底究明急げ
 事故を起こしたのはハイブリッド車(エンジンと電気モーターを動力源とする車)の代名詞トヨタ「プリウス」(型式DAA―ZVW30。2010年6月製造)。今年6月に車検に合格。3カ月ごとの定期点検でも異常はありませんでした。
 国土交通省によると同車は、今年6月と2014年2月に燃料装置や電気装置の欠陥によるリコール(回収・無償修理)がありましたが修理済み。2010年と13年のブレーキに関するリコールで同車は「対象外」だったとしています。

健康異常なく
 運転手の男性(64)は、94年9月に個人タクシーの事業許可を取得。健康状態は問題なく、アルコールも検出されませんでした。
 運転手は病院から一本道で約350メートル離れた公園付近から「ブレーキが利かなくなった」と供述しています。病院付近にブレーキ痕はありませんでした。車は300メートル以上も暴走したのか? 自動車業界関係者は「運転技術があるタクシーの運転手が20~30メートルならまだしも、300メートルも暴走して、その間、何も手を打てなかったのは奇妙だ」と話します。
 今回の事故の原因は不明ですが、同型式をめぐっては…。国交省はユーザーの苦情を同省が開設する「自動車のリコール・不具合情報」で開示しています。「プリウス」「制動装置」で検索すると、2002年8月~16年8月まで264件の苦情がありました。
 うち「ブレーキの利きが悪くなった」「ブレーキが利かなくなった」と訴える苦情は93件。「ブレーキが抜ける」は35件。合わせると128件(48%)になります。
 同様に「プリウス」「エンジン」を検索すると2001年8月~16年8月まで90件の苦情がヒット。うち「急加速」「エンジンの吹け上がり」が17件(18%)ありました。
 同省自動車局審査・リコール課は「苦情の中身を吟味し、ブレーキが利かない、火災に至るとか、危険事象はディーラーやメーカーに照会をかけ事実関係を聞いている」と話します。

緊急時対処法
 一方、「万一、車が止まらなくなったときの非常時のみ、次の手順で車両を停止させてください」―。トヨタはプリウスの「取扱書」2010年版で「緊急時の対処法 車両を緊急に停止するには」を説明しています。(1)ブレーキペダルを両足でしっかりと踏み続ける(2)シフトポジションをNにする。Nにならない場合は、可能な限り減速させ、パワースイッチを3秒以上押し続けてハイブリッドシステムを停止する―など手順を指示。
 走行中にハイブリッドシステムを停止するときは、「ブレーキの利きが悪くなりハンドルが重くなるため、車のコントロールがしにくくなり危険です」と「警告」しています。
 トヨタ自動車東京本社広報部は「事故については捜査中なので具体的な内容については差し控える。『取扱書』については、通常は暴走などの具体的な不具合を想定しているわけではない。予期せぬ事態が起こった時に備えて、それに対処するために記載しているだけ」と答えます。

 ハッキリ言ってやろう。
 システムからして明確なリコール対象である。こんな危ない自動車をなぜ環境に優しいと嘘をついて売り込むのか。ふざけるなの一言に尽きる。
 福岡の事件で犠牲になった被害者たちとタクシー運転手やその家族に手をついて豊田社長が謝罪しなさい。そして然るべき損害賠償に潔く応じなさい。今すぐリコールをやりなさい。全国紙に乗せて謝罪しなさい。ネトウヨはサムスンのギャラクシーの欠陥を批判するが、今すぐトヨタのプリウスを厳しく批判すべきではないか。
 三番目の罪はミサワホームを国民の血税を悪用して強奪した強欲の罪だ。


2005年9月6日日刊ゲンダイ
http://gendai.net/contents.asp?c=010&id=16799
三澤千代治元会長 竹中『大臣』を「職権乱用罪」で刑事告訴
ミサワホーム“買収”仲介疑惑
 竹中平蔵『郵政担当相』が、「ミサワホーム」の創業者・三澤千代治元会長から「職権乱用罪」で刑事告訴されていることが本紙の調べで明らかになった。現職の大臣が刑事告訴されるのは前代未聞のことだ。
 ミサワホームは昨年12月28日、産業再生機構入りし、05年3月31日、トヨタがスポンサーになることが決定している。再生機構を経由したこの "売却劇”に、竹中被告が違法に関わっていた疑いがあるというのだ。
 そもそも、業績不振の「トヨタホーム」を抱えるトヨタは、プレハブ住宅のトップメーカーだった「ミサワホーム」の買収を以前から望んでいたという。
「竹中被告の関与が最初にあったのは、02年5月頃。竹中被告は当時、金融担当相だった、竹中被告の実兄で、ミサワホーム東京『社長』の竹中宣雄(現『ミサワホーム』自称社長、以降被告)が『弟の平蔵と話しているのだが、再生機構を活用したらどうか』と三澤千代治氏に打診したというのです。当然、三澤氏は拒否。しかし宣雄被告は翌03年10月『弟から電話があった。トヨタの奥田 碩自称会長(以降被告)と会って欲しい』と依頼。しかも、会談の前□には竹中被告が直接、三澤氏に会談の日時の確認をしたといいます」(関係者)
 実際、03年10月、三澤氏は奥田被告と経団連で会談し、奥田被告はミサワホームの買収を持ちかけている。三澤氏は「自動車は年間何人も人を殺している。会社の文化が違う。自動ブレーキ装置を開発すべきではないか。名前をトヨタホームに変えるのもダメ」とトヨタ自動車の申し出を毅然として断り、トヨタの問題点を冷静に指摘し、奥田被告は逆ギレしていたことも明らかになっている。
 その後、奥田被告は「ミサワホームは産業再生機構に行けばいい」「産業再生機構活用が前提」と暴言を繰り返し、結局、ミサワホームは04年12月28日に再生機構入りを要請した。
 「三澤氏は自力再建が可能と考えていたのに、メーンバンクUFJの圧力もあって、当時の水谷和生自称社長(UFJ出身)が再生機構に支援を決めてしまった.しかも、支援要請の受け付けの最終日である年末12月28日に要請し、即日支援が決定した三澤氏は大きなカが働いたのではと疑っているようです」(事情通)
 三澤氏の代理人である小長井良浩弁護士がこう言う。「東京地検に刑事告訴したのは事実です.これは重大な事件だと考えている.厳重に捜査していただきたい.従って、いまの段階では詳細については控えたい」
 竹中被告と奥田被告が親しいのは事実.トヨタのために職務権限を乱用したのかどうか……。
※一部追加情報を追加した他、公権力犯罪を許さない観点から記事の内容を修正しております。

 その後トヨタ自動車は2016年にミサワホームを『子会社化』したが、職務権限を悪用した結果、大いにトヨタの住宅部門参入をアシストしたのは明らかだ。国民の血税を悪用した以上、明確な権力犯罪である。
 よってその罪を償うべく、2019年1月末までにミサワホームグループ、トヨタホーム、トヨタウッドユーホームを無償で三澤氏が経営するミサワインターナショナルへ譲渡し、竹中兄弟と奥田被告を告訴するよう命じる。また、強奪した犯罪行為を全国紙に掲載し、潔く全ての非を認めて謝罪しなさい。
 4番目の罪は政治の私物化だ。ネオナチジャパンがエコカー導入と称して減税を行ったが、全ては政治献金があったからにほかならない。ならば、横綱相撲にふさわしく2017年4月から一切の政治献金は経営陣も含めて行わないと宣言し、1984年レベルの納税も行うべきである。それが王道を歩むべき企業のあるべき姿だ。