2013年8月27日火曜日

究極の欺瞞:24時間テレビを廃止せよ


 ただ、だらだらやっても価値はない。

 24日から25日にかけて行われた日本テレビ系24時間テレビに対する私の感想である。

 私はこの番組の募金には今全く応じていない。

 なぜなら西友のレジでも1円単位で募金ができるようになっているからだ。

 故に究極の欺瞞と私が軽蔑するのはこういうことだからだ。




2011年12月08日
伝統は否定と肯定の間で磨かれる
 「"親の七光り"の極み」神田沙也加がNHK『紅白歌合戦』出場の不可解さ

 先月30日に発表されたNHK『紅白歌合戦』の出場者発表で最大のサプライズだったのが、初出場組として会見に登場した松田聖子の愛娘・神田沙也加だ。

「聖子は大みそかに毎年恒例のカウントダウンコンサートを行うので、『紅白』出場はないといわれていた。だが、NHKは来年の大河ドラマ『平清盛』で聖子を1人2役のVIP待遇で迎えることもあり、是が非でも聖子には『紅白』に出てほしかった。そこで聖子がNHK側に突き付けた条件が、娘・沙也加の出場だったんです」(スポーツ紙デスク)

 各スポーツ紙の報道によると、NHKがまず出演をオファーしたのは聖子。10年ぶりの出場となるにあたって、聖子は「何か意味のある出演の仕方であれば」という申し出をし、「今年は日本人が親子、家族の絆を意識した1年だった。そんな空気に応えるような出演の仕方はできないだろうか」という意向を伝えた。それを受け、NHKが「では、沙也加さんとの共演では?」と具体的に提案したと伝えられているが、「実質的には聖子側のゴリ押しですよ」(同デスク)という。

「沙也加は芸名・SAYAKAとして2002年5月にシングル『ever since』(ソニー・ミュージックエンタテインメント)で歌手デビュー。いきなりドラマの主題歌に起用されるなど注目を浴びたが、歌手としては鳴かず飛ばず。ドラマ・映画と女優業に挑戦したものの、こちらもパっとせず、現在ではミュージカルなどの舞台が主な活動の場となっている。場慣れしてきたのか、関係者の評価は徐々に高まっているが......」(女性誌記者)

 一時期は沙也加の交際相手をめぐって、聖子と冷戦を繰り広げたこともあったが、現在は母子ともに同じ事務所に所属。それでも、歌手としての実績は乏しく、今回の『紅白』出場は「親の七光りの極みですよ」(同記者)とのことのようだ。

 最近では、バラエティー番組に進出するなど新境地を模索している沙也加。いつの日か、独り立ちできる日が来るのだろうか。

 http://www.cyzo.com/2011/12/post_9273.html

 紅白歌合戦 出場歌手決まる 11月30日 16時48分

 ことしで62回目を迎える大みそか恒例のNHK紅白歌合戦の出場歌手が決まりました。ことしは初出場の7組を含め、紅白合わせて55組が出場します。
 紅組で出場が決まったのは次の方々です。(敬称は省略し、カッコ内は出場回数を表しています)
▽aiko(10)▽芦田愛菜(初)▽絢香(5)▽アンジェラ・アキ(6)▽いきものがかり(4)▽石川さゆり(34)▽AKB48(4)▽KARA(初)▽川中美幸(24)▽神田沙也加(初)▽倖田來未(7)▽伍代夏子(18)▽小林幸子(33)▽坂本冬美(23)▽椎名林檎(初)▽少女時代(初)▽天童よしみ(16)▽夏川りみ(6)▽西野カナ(2)▽Perfume(4)▽浜崎あゆみ(13)▽平原綾香(8)▽藤あや子(17)▽松田聖子(16)▽松任谷由実(2)▽水樹奈々(3)▽水森かおり(9)▽和田アキ子(35)。

 白組で出場が決まったのは次の方々です。▽秋川雅史(4)▽嵐(3)▽五木ひろし(41)▽猪苗代湖ズ(初)▽EXILE(7)▽NYC(3)▽北島三郎(48)▽郷ひろみ(24)▽鈴木福(初)▽SMAP(19)▽千昌夫(16)▽東方神起(3)▽TOKIO(18)▽徳永英明(6)▽AAA(2)▽長渕剛(3)▽西田敏行(4)▽氷川きよし(12)▽平井堅(7)▽FUNKYMONKEYBABYS(3)▽福山雅治(4)▽flumpool(3)▽細川たかし(35)▽ポルノグラフィティ(10)▽森進一(44)▽ゆず(4)▽L’Arc~en~Ciel(5)。

 ことしの紅白歌合戦は、東日本大震災や相次いだ台風災害からの復興の意味も込めて、「あしたを歌おう。」をテーマに、大みそかの午後7時15分から、総合テレビとラジオ第1で放送されます。

 紅白歌合戦に史上最年少の7歳で出場する芦田愛菜さんは、30日昼に出場の知らせを受けたということで、記者会見では「お歌をがんばって歌います。みんなに元気をあたえられるよう、がんばります」と話していました。同じく7歳の鈴木福さんは「日本じゅうのみなさんといっしょに歌ったり、おどったりできるように、愛菜ちゃんといっしょにがんばりたい」と話していました。母親の松田聖子さんも出場する神田沙也加さんは「大震災のことし、人と人とのつながりや家族の絆の大切さをとても強く感じました。今回は母と心を合わせて歌わせていただきたい」と話しました。福島県出身の4人でつくるロックバンド「猪苗代湖ズ」のメンバーで、郡山市出身の箭内道彦さんは「福島から避難した人、避難できない人、各地でいろんな状況におかれている福島の人たちが、とにかく福島が好きだという一つの思いにまとまれるように歌いたい」と話しました。韓国の5人組の女性グループ「KARA」のリーダーを務めるギュリさんは「デビューしたときから紅白には出たかったので、とてもうれしいです。メンバーみんなで力を合わせて悔いのないステージをつくりたい」と話しました。同じく韓国の女性グループで、9人組の「少女時代」のスヨンさんは「BoAや東方神起といった先輩と同じように、すてきなパフォーマンスを見せたい」と意気込みを語りました。連続テレビ小説「カーネーション」の主題歌でも人気の椎名林檎さんは、ビデオを通じて「とてもありがたいお話で、紅白の当日は、ふだん、ライブで行っているようなパフォーマンスをコンパクトに持ち込みたい」というメッセージを寄せました。

NHKより

 私は最近紅白歌合戦に興味がなくなっている。
 そのきっかけになったのがDJオズマなる人物の暴挙である。これについては過去のコラムで批判しているので一覧願いたい。


人格の大安売り(小野哲)
2011/03/04 08:55

 エイベックスには前から批判を継続してきた。
 しかし、個人の誹謗中傷を社長が堂々とやるなら、我々は毅然とした姿勢で制裁を下すべきである。リーガル・ハラスメントと同じ卑怯な犯罪であり、エイベックスは中国電力、日本ユニセフ協会と同じ犯罪組織に成り下がった。夢を売るビジネスではなく、悪意を拡散するだけで嫌悪感を感じる。

「高城氏哀れ」松浦社長つぶやく
 エイベックス松浦勝人社長(46)が28日、沢尻エリカ(24)の離婚問題での夫高城剛氏(46)の反論について「うそはいつか必ずばれるものさ」とツイッターでつぶやいた。14日に「エイベックスとの契約は離婚が前提と言った覚えはない」とつぶやいた件について、高城氏が27日、離婚が条件と弁護士もエリカも言ったと反論していた。松浦社長は「説明しなければ理解してもらえない人が、いくら言い訳じみた事を話しても、理解されないものさ。それを僕は哀れだと思うし、相手にしたくないね(笑い)」と、手厳しくつぶやいた。 
[2011年1月29日6時8分]
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20110129-730126.html

 では、お前にそのまま反撃しよう、松浦。
 高城氏はお前の呆れた実態を容赦なく暴くことは確実だ。お前は暴力団との闇の関係を説明すべきなのにしていない、更に大手芸能事務所・バーニングとの不可解な関係まで指摘されているのに説明していない。お前はこれらを全て説明すべきだ。

 高城さん エリカ操る黒幕の実名挙げますよ 2011年3月2日
 ハイパーメディアクリエーターの高城剛氏(46)が、妻で女優の沢尻エリカ(24)の会見から一夜明けた1日、「エリカがもし(離婚騒動の)事実を公表しないのであれば、5月16日以降に僕が実名を挙げ、エリカから聞いたすべてのことを公表します。未練は全くない」と訴えた。そして「離婚の意思合意を翻す可能性は?」と聞かれると「当然です。すべて公開する条件付きで、サインしてスペインの公証役場に預けたから」と強調した。
 高城氏はこの日、都内で著書「私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。」(マガジンハウス)の出版記念パーティーを開いた。席上、同氏は沢尻が前日に否定した「黒幕」の存在も強調した。09年1月の結婚後、「高城は金に汚い」などと、沢尻に伝えた人物がいるとし、「そのうちの1人は俳優」とした。その人物からは同年末に謝罪されたというが、年が明けた10年1月以降には、沢尻のCM製作に関わった別の人物も「黒幕」になったという。
 沢尻からは「黒幕」の実名と、誹謗(ひぼう)中傷の内容も聞いたという。高城氏は「僕自身が営業妨害されて一番困っている。去年1年、日本で断られた仕事の総制作費は億単位になる。安易に離婚してしまうと…。これは単純な離婚の問題じゃない」と憤った。その上で「できればすべてを話して、卒業シーズンに卒業していただきたい。彼女が公表しないと、僕が言わなくていいことまで言わなければいけなくなる。そうしたら、彼女は退学になってしまう」と話した。http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201103020025.html

 沢尻の功績はメディア産業の歪みを暴いた事だ。
 これは大いに認めようではないか。しかし、高城氏を悪役にしたてあげて芸能界復帰を画策するやり方は断じて許されない。そのまま沢尻の復帰を許してはいけない。
 その沢尻と契約するエイベックスはDJ OZMA(氣志團の綾小路翔(本名・馬場直)と同一人物)というとんでもない問題人物を抱えているほか、5億円詐欺をしでかした小室哲哉もいる。小室については以前我々が批判したが、氣志團及びDJ OZMAがやらかした犯罪は放置できない。
 氣志團の暴挙は早速我が盟友が批判したが、私はそれ以上に見逃すつもりはない。綾小路はNHK紅白歌合戦2006の際に一緒に演じた女性バックダンサーが、カーニバル風衣装の下の水着まで脱ぎ、裸体の描かれたボディースーツで踊るという演出を行った。また自身はブリーフ姿になり、ブリーフの股間部分に、男性器を模した模型をつけていた。しかもこの時使用されたボディースーツは、WAHAHA本舗が舞台で使用していたものからアイデアを得たものであった。WAHAHA本舗に所属しているタレントである久本雅美は、このパフォーマンスを賞賛した(Wikipedia日本語版より)。
 このワハハ本舗は1994年元旦に日本テレビにてアイヌ民族侮辱事件をやった梅垣義明の所属事務所であるから、社会的犯罪を絶賛する事が堂々と行われている。こうした倫理に違反する愚か者をエイベックスが契約するとは何事か。氣志團所属先のソニーミュージックアーティスツは即刻氣志團との契約を解除し、ワハハ本舗の連中共々芸能界を追放させろと怒鳴りたい。
 また私から次の要求をエイベックスに行う。 

1 松浦は直ちに高城氏に土下座謝罪し、沢尻との契約を破棄し、高城氏の受けた億単位の社会的損害を即刻補償しなさい(小室に5億円融資できるんだからこれぐらい簡単だ)。 
2 松浦は前社長である依田巽氏(ドリーミュージック会長)に保有株を無償譲渡し、全資産を社会に寄付して元山口組の後藤忠政に倣って即刻出家し、余生をボランティア活動に勤しみなさい。 
3 エイベックスは暴力団との関係を完全に断絶し、ギャガの子会社(すなわちドリーミュージックの孫会社)になりなさい。 
4 エイベックスは氣志団、小室哲哉、DJ OZMAとの契約を即時白紙撤回し、反社会的行動を行ったアーチストへの厳罰を含めた契約を行い、酒井法子のような輩との契約は絶対にしない事。 
5 著作権に関する取り組みを強化すること。 
6 今後、一切猥褻関連ビジネスには参入しないこと。北野武やワハハ本舗のような輩とは関係を断絶すること。

 これらが1ヶ月以内に実現されないなら、我々もエイベックスボイコットに踏み切る。我々は蟻のように小さいが、その蟻が一斉に襲い掛かれば巨象を倒すことだってある。侮るなと言いたい。それでミドリ十字、マイカル、川畑、そごう、雪印食品・雪印乳業が潰れた事実を見くびるなともいっておこう。

 そのあとエイベックスは不誠実な態度に終始し、私はボイコットに踏み切った。この種の愚か者が紅白歌合戦で厚かましい顔をして出てくるのかと思うと私は蕁麻疹すら沸いてくる。

 日付: 2008/10/01 11:24 タイトル名 自由と責任

 今回のタイトルは自由と責任とした。
 私は久本雅美はもちろん、柴田理恵も大嫌いだ。なにも創価学会の信者だからと言う理由ではない。
 私は彼らの所属するワハハ本舗そのものを軽蔑している。その理由は北海道に先住しているアイヌ民族を中傷する出し物をやらかした梅垣義明がいるからだ。
 この男の芸にもならない芸はひどい。有名歌手の歌にあわせて鼻から豆を出す下品な芸はともかく、最近では美空ひばりの歌を歌いながら股にホースを挟みながら舞台にその水をぶちまげるその下品。これを芸というのは余りに下品ではないか。
 映画監督の山田洋次が見たら顔をしかめるに決まっている。そもそも、芸人というのは元々は河原乞食が食べていくための見せ物だった。故に彼らは芸は売っても身は売らぬ誇りをもっていた。梅垣はアイヌ民族を中傷し、その場しのぎの「謝罪」に終始した。
 もし、ワハハ本舗が反省しているのならDJオズマの無神経極まりない紅白歌合戦の下半身ヌードににせたレオタードをレンタルしていないはずだ。やっていいこと悪いことを自覚しないワハハ本舗にはいい加減にしろと怒鳴りたい。自由には責任が伴う。筒井康隆は毅然と立ち向かった。ワハハ本舗には全くない。


 ついでに24時間テレビ批判をここに乗せる。

効果対費用(小野哲)
2009/09/04 11:49

 この前、24時間テレビを厳しく批判したら多くの方々より足ぺたをいただいた。
 コメンターとして誇りに思う。で、今回はカンボジアで起きたとんでもない悲劇と、日本テレビの倫理観のなさを批判したい。
 J-CASTというサイトで去年10月28日に放映されたある事件があった。内線に苦しんでいたカンボジアに世界中の人々が井戸を掘って地元住民の支援を行おうとした。だが、赤痢などのチェックは出来ても決定的なチェックは出来なかった。そう、飲み水そのものの安全性までは調べなかったNGOがいた。そのために砒素中毒に苦しむ住民が後を絶たない。
 アジア地域のヒ素汚染の実態を調べている谷正和・九州大学准教授は「川の水や雨水で暮らせる地域にたくさん井戸をつくる」ような、安易な支援が見受けられると言う。「現場の人たちは善意でやっているが、善意なら何をしてもいいのではない。使える水が地表にあるのに、わざわざヒ素の入った水を地下から掘り出すことはない」と批判する(J-CASTより)。
 カンボジア政府の調査では、国内1万7000の井戸のおよそ半数から基準を超えるヒ素を検出。谷准教授がある井戸を実際に調べてみると、WHO基準の280倍という高濃度のヒ素が検出された。なお、政府によって使用中止にされた井戸には、日本のテレビ局が大々的なキャンペーンで集めた寄付(日本テレビ「24時間テレビ 愛は地球を救う」である)で掘った井戸も含まれるそうだ。現在判明している井戸水のヒ素中毒患者は311人。しかし、調査が十分ではなく、実態はまだ不明だ。番組はヒ素中毒に見舞われたある村を訪れた。井戸水汚染が原因と疑われるヒ素中毒で、深刻な皮膚の炎症を起こしたり、癌に進行して、歩けなくなったり、寝たきりになった住民の姿をカメラは捉えていた。井戸掘りの数を優先した善意のなかで、「井戸水質調査がおざなりになった」(NHK記者)状況があると見られている。水質調査をしないでつくるケースもままあり、下痢やコレラなどはチェックしたが、ヒ素は念頭になかった、と話す団体もあったという(J-CASTより)。
 ボランティアにも効果対費用という観点が必要で、目的を果たすためだけにボランティアをしているというなら、それは意味がない。煽動した日本テレビの罪は際だって重大であり、かつてTBSがオウム真理教に坂本堤氏のインタビューVTRを見せたことを「人殺し」と決めつけて誹謗中傷した自身が、ただボランティアすればいいという煽動行為をしたことで立派に人殺しに荷担したのである。
 海外ではチャリティー番組に出演したタレントにギャラは出ない。だが、かつて91年の司会に起用された帰国子女の西田ひかるが、「まさか出演料が出るとは思わなかった」と、"日本式チャリティ"のやり方に唖然としたという。それなら、浅田真央や安藤美姫をつかってまたセッセセッセとパンダ商法をしでかすおバカさんが彼女たちを出させたのも無理はない。当然、肖像権も絡んでくるのだろう。また、売名目的のマラソンもチャリティーの意味を逸脱したものであることは明らかだ。
 24時間テレビの元になったというアメリカで40年以上続いている超老舗チャリティ番組『レイバーデイ・テレソン』は、コメディアンの大御所で発起人のジェリー・ルイスが毎年司会を務めているが、ギャラは1ドルも支払われない。豪華ゲストも同様で、最近ではセリーヌ・ディオンやテルマ・ヒューストンなどの大物がノーギャラで歌っている(アメリカ人に言わせると「ギャラを受け取ったらスキャンダルになる」とか)。
 これについて日本テレビはどう考えるのか。質問状を送ったところ、極めて短い以下のような回答がファックスで送られてきた。
「貴社から書面でご質問を受けましたが、弊社では番組の契約や編成に関するご質問については一切お答えしておりません」(総合広報部・日刊サイゾー記事より)
 それなら、カンボジアでの悲劇も彼らにとっては他人事なんだろう。しかし、問題は地元住民の環境がどう改善したかという長期的な視点が軽視され、ただボランティアすればいいという目先の満足感だけが一人歩きした結果、砒素中毒という悲劇を招いたという事だ。このことへの責任を置き去りにしたこの番組には責任をとってもらわねばならない。
 おりしも今年から、メイン会場が武道館からお台場の東京ビッグサイトへ変更。キャパシティは武道館の約半分に縮小される。
 「徹底した制作費の削減が厳命されている。控え室のお菓子代まで削られた。そこまでしてやる意味あるのかという声もある」(日テレ関係者)と、現場から聞こえてくるのは嘆き節ばかり(日刊サイゾー記事より)。
 それなら、24時間テレビなんてやめてNHK「歳末助け合い運動」に参画してしまいましょうよ。コマーシャル費用?ACジャパンに頼んでしまえばいいでしょう。「愛は地球を救う」?それなら、日本テレビが率先して深夜放送とワイドショーから撤退しなさいと言いたい。それと、TBSが地雷ゼロキャンペーンでやったように、印紙収入源をNGOに寄付するCDシリーズを日本テレビ子会社のバップで売ればいい(例えば浅田が選んだクラシック音楽など売れると思うのだが)。


引用元
私見「クローズアップ現代」
「日本の寄付」井戸からも毒物 善意なら何をしてもいいのか
2008/10/29
http://www.j-cast.com/tv/2008/10/29029470.html

外国人も呆れる"エセチャリティ"『24時間テレビ』最大の過ちとは
2009年08月23日08時00分 / 提供:日刊サイゾー


「善意」を装った傲慢(小野哲)

2009/09/02 00:51

 今年もまたウザい日本テレビの24時間テレビ 「愛は地球を救う」なる番組があった。
 1978年8月26日に放送されて以来毎年必ずこの番組は行われ、32回を迎えたのだが、私はこの番組を去年批判した。この番組が歪み始めたのは視聴率至上主義に染まったからだ。五味一男なる視聴率を稼げるプロデューサーが関わっていることもあり、かつてはきちんとした地道な報道中心の番組が、視聴率一辺倒となってしまった事もあり、私はダイアナ・ウェールズ后の死去の際にエルトン・ジョンのチャリティーソングを買って以来、2年間行ってきた募金から撤退した。日本テレビはアイヌ民族を誹謗中傷した番組をやるわ、その悪事を棚上げしてオウム真理教で手痛い失敗をしたTBSを中傷した。そんな悪事をしているテレビ局が人権向上を謳うのは羊頭狗肉でしかない。
 私はそうした悪事に厳しい制裁を課すべきだと判断した。1992年から番組の形がバラエティーに変質した事もあり、私は違和感を強く覚えていた。初代プロデューサーだった都築忠彦さん(深夜のワイドショー番組『11PM』のスタッフだった)がアメリカのラスベガスで毎年開催しているジェリー・ルイス司会のチャリティーテレソン(レイバーデイ・テレソン)を見て日本でもやれると考え企画、当時制作局長だった井原高忠さんを口説き落として実現したこの番組が今や、視聴率稼ぎのために過酷なハードルばかり掲げる。
 チャリティーマラソンなる企画など、その典型例ではないか。萩本欽一、エド・はるみやイモトアヤコ、アンガールズ、山田花子みたいな素人に100km以上一晩で走らせるのはいったいどう言うことか。これぞ、立派なモラルハラスメントではないか。まだしも、間寛平のようにトライアスロンなどで基本が出来ているなら構わないにせよ、素人にやらせてその過程を視聴率稼ぎでやるのだから破廉恥にもほどがある。イモトに126.585km走らせるのは、いくらなんでもヒドいの一言に尽きる。第5回(1982年)の放送では、漫画家の故赤塚不二夫とコメディアンのタモリによる「SM鞭打ち合戦」が行われたそうだが、内容が番組と矛盾していると視聴者から苦情が殺到してそのフィルム映像が封印処分とされた。これとやっていることが全く同じで、恥ずかしいと思わないのだろうか。番組はもはや、感動を視聴者に押しつけているにしかすぎない。それは裏返せば傲慢そのものであり、おぞましいの一言に尽きる。感動、善意を押しつけた結果、カンボジアではヒ素汚染された井戸が掘られる始末だ。この責任をどうとるのか、伺いたいのだが、日本テレビにはそんな事への罪の意識は希薄のようでコメントがないようだ。
 大橋巨泉さんというタレントでもあり筋を持ったコラムニストがいる。この人が第1回の総合司会を務めておりフィナーレで、カメラに向かって「確かに人々の好意でこれだけの金額が集まりました。しかしテレビの前の政治家の皆さん、自民党の皆さん、これは本来あなた達がやらなければいけなかったのですよ!」と政治家の福祉政策を批判した。これぐらいの筋をもった人が司会をしないのでは、番組に込められた社会的な意味がない。今や自民党と一緒になっていい加減な事ばかりやらかす老害経営者の氏家斉一郎(読売新聞の独裁者・渡辺恒雄の盟友)がのさばり続ける限り、この番組の精神は死んでいる。
 明石家さんまは、番組から出演依頼が来た際、ノーギャラ出演の意向を制作者に拒否され出演辞退となった経緯があるそうだ。明石家の姿勢こそが、本来の番組の思想そのものである。海外のチャリティー番組ではノーギャラが当たり前だそうだ。なのに今ではジャニーズなどに払うギャラで2億と言われる。チャリティー番組でありながら番組スポンサーからの広告費を利益として受け取っていることや、出演者にギャラが支払われている事についての批判について日本テレビは放送倫理・番組向上機構を通して「基本的にはボランティアで、拘束時間が長い人など一部の人のみ謝礼として通常の数割程度の額を渡すが当人から辞退される事もある」と言い逃れ
している。
 あのモラルハラスメントの塊そのもののビートたけしに『オールナイトニッポン』で「ヨダレ垂らした芸能人どもがめちゃくちゃ高いギャラ稼ぐくせに、これ以上貧乏人から金巻きあげんな。チャリティーっていうくらいならお前ら全員ノーギャラで出ろよ!」と発言され、偽善番組ともこき下ろされてはもう終わりだ(2009年08月23日/日刊サイゾー)。
 スポンサー企業にも警告しておきたい。24時間テレビのスポンサーになる以前に、まずは派遣切りにあった失業者を積極的に正社員採用しろといいたい。特に日産自動車。不況で失業者を出し、内部留保金も高額というのは見逃すわけにはいかない。カルロス・ゴーンCEOが自腹でやるなら文句は言わないが、会社の金でやるなら、即座に派遣切りを止め、派遣切りにあった被害者も含めて過去にさかのぼって正社員に採用する事こそが、社会貢献なのだ。これは今回新たにスポンサーになった東洋水産(カップラーメン大手)にも言える。
 イオンにもいっておきたい。24時間営業を即座に中止してもらいたい。新店舗に太陽光発電を入れたとしても、環境に負荷をかける24時間営業をするのがもっともったいない。そんな金があるなら日産に言ったように正社員を積極的に採用する義務がある。現場でどれだけの従業員にサービス残業を強いさせているのか、手に胸を当てて考えて欲しい。
 JCBにもいっておきたい。24時間テレビに金を出すなら、クレジットカードで無理なサービスをやるのはやめて欲しい。KDDIには子会社のKDDIエボルバでの不法労働行為で問題を起こしている。まず、その問題で労働組合の要求に全て従い、希望者全員を正社員採用する事が社会貢献ではないか。
 読売新聞には押し紙行為を即座にやめることを要求したい。発行数の水増しを図るための不法行為であり、即座にやめることが環境負荷を抑えるほか、現場で働く労働者の負担軽減にもつながるのだ。過剰なノルマが彼らの生活環境を歪ませている。
 普段から違法行為ばかりして弱者から巻き上げた結果、大半の弱者が経済的に追い詰められ、彼らの消費を当てにしたら逆に安い方へ流れていく落ち。茨城県ではイオングループのカスミによるフードオフストッカーが拡大している。逆に言えば、GMSですらも高ければ客が入らないのだ。だから水戸にあった西友が経営していたリヴィンが閉鎖したのではないか。そうした格差拡大への批判が自民党の惨敗につながった。その事実を何とも思わないのなら、最初の頃の24時間テレビのスタッフたちが泣いている。
 コスト削減で日本テレビは汲々としているようだが、私は24時間テレビと深夜放送の即刻中止をお勧めしたい。そんな事に金を出すぐらいなら、NHKの歳末助け合い運動に参加することだ。ACジャパンを通じて募金の広報活動をすればコスト削減にもつながる。

今回参考にした記事
Wikipedia日本語版 24時間テレビ
外国人も呆れる"エセチャリティ"『24時間テレビ』最大の過ちとは
2009年08月23日08時00分 / 提供:日刊サイゾー


締め出されるべきは北野武だ(小野哲)
テーマ:media
2011-07-15 00:02:20
山本太郎 佐賀県庁突入「知事出てこい」

 福島第1原発事故後、放射能汚染の危険を訴えている俳優山本太郎(36)が11日、佐賀県庁で行われた反原発デモに参加し、九州電力のやらせメールなどで揺れる玄海原発(佐賀県玄海町)の廃炉化を訴えた。佐賀は映画のロケや友人が被災地から避難している地。ネット上でデモの情報を集め、恩に報いたいと仕事先の四国から駆けつけた。熱い思いは“庁内乱入”に発展し、県庁史上初の大騒動となった。
 反原発の熱意を抑えられなかった。山本はしばらく約150人の市民団体メンバーらの動向を見守っていたが、1時間後に自ら拡声器を持った。
 「原発はいらない」「子供を守れ」「知事は出てこい」と叫びながらデモ隊を先導して佐賀県庁に乗り込んだ。だが、県庁職員やガードマンが玄関や通路を封鎖して行く手を阻もうとしたため、1時間ほどもみ合いに。それでも必死に食い下がり、古川康「知事」に玄海原発再稼働中止の請願書を渡そうとした。
 知事が出てこず目的は達せられなかったが、山本は「佐賀に来て、みんなどれだけ追い詰められている状況か分かった。来て良かった。交渉を続ければ、きっと(廃炉の)扉は開かれるはず」と希望を口にした。国のストレステストについて「疑わしい。すぐ稼働させるための単なるアクション」、九電のやらせメール問題を「失望した」とぶった切った。
 佐賀は05年に映画「佐賀のがばいばあちゃん」のロケで訪れて以来だが、当時は日本の原風景が残るのどかな町並みに心を洗われたという。しかも、被災地の宮城から避難してきた友人も住んでいる。身近な存在だけに、ツイッターでデモ情報を知って仕事先の徳島から恩返しの意味もあり駆けつけた。「福島の件で原発をコントロールできないことがはっきりした。安全が保証されないのに、(原発を)再稼働してはいけない」と熱っぽく語った。
 山本は5月25日にツイッターで反原発発言が原因でドラマを降板になったとコメントし、同27日に事務所を自主退社している。原発の是非を問う国民投票を訴える団体の呼び掛け人でもあるが、今後も全国各地で反原発デモがあれば参加する意向だ。【菊川光一】
 [2011年7月12日9時32分 紙面から]

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20110712-803766.html
 山本氏の勇気を讃える。
 彼こそ、菅違い直人やアホータローよりも立派な護民官であり、是非とも衆議院議員に選びたい逸材である(その他にも井上静先生、植草一秀氏、内橋克人氏も)。
 山本氏は東芝などからポアされたようだが、東芝がもしこのような暗躍をしたというなら、山本氏の先見の明を自ら証明したわけである。否定するならば、東芝には是非とも、風力発電、地熱発電、太陽熱発電へ本格的に参入してもらい、原発の売上の割合を2年で10分の1以下にしてもらい、自然エネルギーの売上割合を原発で最高の売上高の3倍にこの2年でしてもらうくらいの意気込みで臨んで欲しい。家電については積極的に低エネルギー社会に対応した商品を出すか、修理で対応願いたい。
 山本氏は締め出される世界の人ではない。むしろ、原発持ち上げ暴言を繰り返した北野武、所ジョージこそ悪質度はひどい。我々はこの両者に厳しいボイコット運動をおこすべきと考えている(出演した番組には抗議もしくは降板要請のメールを出す、コマーシャルに出した企業には降板を働き掛けるメールを送るなど。同じ手法は政治団体に成り下がった日本ユニセフ協会の看板塔であるアグネス・チャンにも使える。彼女の場合は講演会を中心に運営団体に降板を働き掛けるメールを理路整然と出せば、効果抜群である)。その他にも幸田真音など、原発御用達文化人どもは謝罪して被害者に私財を提供するまで即刻締め出すべきだろう。
 冤罪なのにも関わらず不当にメディアから締め出されている植草氏は原発廃止と、高校野球のテレビ実況の中止を呼び掛けている(植草氏こそ、山本氏共々取り上げられて当然の人達である)。前者をすぐに実施するのは難しいが、後者ならばできる。日本テレビの24時間テレビ、フジテレビの27時間テレビの中止と併せて実行すれば、テレビは節電に貢献できるのである。
 また、ワイドショーと称する芸能人ばかりを取り上げた無駄な番組もやめてしまい、ラジオも含めて深夜放送も中止すべきだろう(やりたいなら、YouTubeかUSTREAMがある)。本来、芸能とはこじき(言葉は悪いのだが)が日常生活に欠かせないお金を得るために見世物として始めたものであり、芸人と言われるのはそこにある。北野はその芸人ではなく、権力者のパペット(指人形)にすぎない。
 北野こそ、徹底的に締め出し、謝罪を迫るべきだろう。今まで北野は人権上、許しがたい暴言を吐き続けてきた。そんな男を『世界的な映画監督』と持ち上げるとは以っての外である。もし、そのような世界的な映画監督というなら、宮崎駿氏を誹謗中傷するコメントなど、するはずがない(この事については我が盟友が痛烈にこき下ろしている)。
 北野の映画作品も、これを機会にボイコットすることを呼び掛ける。宮崎氏の作品と比較して軽薄、見るだけ時間の無駄遣い、そんな作品なぞ、映画とは言わない。せいぜいYouTubeにアップデートしているがいいとしか言いようがない。まあ、もっとも北野の汚い本質を知っている我々には通用しないのだが(笑)。


24時間テレビ論(小野哲)
Date: Sat, 30 Aug 2008 18:00:10 +0900

 今日明日とあのテレビ局で24時間テレビが放映される。
 だがこれで集まるのはわずか4億円。私はもうこの番組はいらないと思う。
 テレビ局にはジャーナリズムとしてできることがある。それはトヨタ自動車の不正を報道で暴き立てる、そのほかにも海外メジャーの横暴などを摘発することが本来あるべき姿だ。
 環境保護というスローガンに飲まれて、人権無視を行うイオンなどの大企業にできることがある。それは今までの経営方針を改め、環境にも人権にも優しい企業への変革である。当然、地域社会への貢献として行き過ぎた出店攻勢をやめ、フランチャイズ契約としての出店でいくなどの選択肢を選ぶしかない。
 トヨタ自動車にしても地域破壊ばかり繰り返す。地元の豊田市では工場周辺に時間きっちりに部品を届けようとする取引先の行列で工場周辺は渋滞だ。まさしく道路を倉庫代わりにしているわけである。また、ミサワホームの創業者に濡れ衣を着せてでたらめなやり方でミサワホームを乗っ取った。こういう会社こそもっと世間に貢献する義務があるわけだ。
 読売新聞社にも文句がある。傘下の金権野球部に人を集めようとスカウトを使って金を貸したりする。それで泣きを見たのがあの高橋由伸である。彼は埼玉西武ライオンズか東京ヤクルトスワローズに入団したかったのに父親が会社の経営不振につけ込んだ読売新聞社の不正融資で無理やり入団させられた。そのほかにも中曽根康弘との癒着など報道機関とは思えない癒着ぶりを働いている。
 まだしもソフトバンクや三菱UFJフィナンシャルグループなどみたいに静かな社会貢献を果たしているならかまわない。だが普段阿漕な金稼ぎをやっている連中の免罪符に今や24時間テレビは変質した。ちなみに私はTBS中傷に抗議してそれから日本テレビをグループ全体でボイコットしている。

ヤクザにも笑われる(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-07-31 08:18:03
 24時間テレビがまたやられようとしているが、私は呆れて日本テレビを見捨てている。
 以前、カンボジアに井戸を贈る運動を行った際に安全性を軽視した為、カンボジアではなんとヒ素が多く出てくる有様だ。このことに対してボランティア団体を推薦した日本テレビはどのような責任を感じているのか(この事についてはコメントがないのだから高慢無恥である)。また、地球環境を考えるなら、自ら24時間放送を中止し、5時半から真夜中の12時までに放送時間を縮小すべきだ。「ぐるぐるナイティナイン」なるイジメ推奨番組みたいな浅ましいもんは問答無用でぶっ潰してしまえと言いたい。ただダラダラ時間を浪費しているだけで無駄の極みだ。
 あまり取り上げたくはないが、元後藤組組長、後藤忠政(得度名:忠叡【ちゅうえい】)という人がいる。現在は上部団体の山口組と訣別しており、出家しているそうだ。この人は創価学会が墓地ビジネスで地域とトラブルをおこした際に創価学会の依頼でトラブルを収めた過去がある。この後藤、カンボジアの田舎に小学校を建てたり、タイの山奥やフィリピンの離島の小学校に、パソコンとか机とか椅子とかを贈るようになったそうだが、過去後藤も貧困家庭で育ったこともあり、支援すればするほど充実感を感じているそうだ。
 更に援助の品が、本当に必要な然るべき所に届くようにするため東南アジア諸国の小学校に文房具等をプレゼントする時でも、病院に車椅子を贈る時でも、必ず現地政府の厚生大臣など然るべきルートを通すようにしている。支援物資を途中で抜き取るなんてマネは、断じて許されないし、いくら金があるからって、現地にも行かないで、ポイッとよこすようなマネは相手の国や国民にとっても失礼として物を贈る時には必ず、後藤が現地まで足を運ぶか、どうしても行けない場合だったら、信用できる人間に行ってもらうようにしているそうだ。
 この後藤、島田紳助を「自分の『善意』を見せびらかす奴で、所詮チンピラにもなれない小物、小チンピラだ」と痛烈に喝破しているが、この言葉、そっくりそのまま日本テレビにも当て嵌まる。島田は自身が司会を務める「行列の出来る法律相談室」なる日本テレビ系の番組で、「チャリティー・オークション」として、自分やタレントの描いた絵を500万前後で売り、その売上1億円以上を元手にカンボジア小学校なるものを建てたという。
 だが、後藤がカンボジア政府高官と会った際に日本テレビに不愉快だったそうで「自分たちの国が貧しいことを、笑いものにされているようだ」と高官は不満をぶち上げ、現に小学校も閉校寸前とまさしく漫画そのものである。後藤は更にカンボジアヒ素井戸事件では心を痛めているそうで、ボランティア団体にも苦言をていしていた。慈善事業やボランティアは人知れず行うべきだとも元ヤクザに指摘されて、日本テレビは恥ずかしくないのか。
 赤星憲広氏(元阪神)は自分が盗塁を決めた分だけ、車椅子を寄贈していた。ボランティアといっても、有名人の場合この方法ならまだしも救いはある。だが、ボランティアした後、受けた人がどう変わるのかが問題である。ただ施せばいいのではない、例えば漁師になりたいという人に釣竿と針、糸だけ与えて何も教えないなら、それは意味がない。
 だから、私は24時間テレビには全く期待しない。与えるだけじゃなく、どう動くかが問題である。よって、日本テレビには放映を中止する事を勧告する。

 なお、詳しいことは後藤が書いた「憚りながら」(宝島社)にのっています。今回の話は佐高信氏の島田批判で知りました為、24時間テレビ批判にもなると考えてコメントさせていただきました。

 27時間テレビは24時間テレビのアンチテーゼとして生み出されたものであるが、今やただだらだらやるだけに成り下がっている。
 そんな彼らに電波を預けるのは無駄であると私は思う。また、紅白歌合戦であの松田聖子親子が出てくるがくだらないの一言に尽きる。そんなばかげたことをするから、どんどん番組の質が落ちてくる。それなら他にも方法があるのではないか。
 伝統は否定と肯定の間によって磨かれるのである。だが、そこにはそれなりのモラルが伴ってくるのだ。

 ちなみに秋原葉月氏も別の角度からこの偽善番組を厳しく批判している。


http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-752.html
24時間TVに思う

2012年08月29日
24時間テレビという名前の究極の欺瞞
 今月25日から26日にかけて『日本テレビ』系列による24時間テレビと称する番組が放映された。
 このことについては以前触れる程度で批判したが、鋭い批判をしたジャーナリストがいる。『五体不満足』の乙武洋匡氏である。乙武氏のツイッターから引用する。

乙武 洋匡
http://twitter.com/h_ototake
1.今年も24時間テレビが終わった。放送前、「24時間テレビを放送するのと、パラリンピックを24時間放送するのと、どちらが障害者理解が進むのか」とつぶやいて、みなさんから多くの反響をいただいた。だが、まだ僕自身の考えを述べていない。僕は、「どちらも一方では進まない」と考えている。
2.もう十年以上前の話だ。「24時間テレビでメインパーソナリティーを務めてほしい」という話があった。今年で言えば、嵐のポジションだ。「ビジネス」として考えれば、それはオイシイ話だったのかもしれない。だが、断ってしまった。あの番組では、障害者の扱いが一面的であるように感じたからだ。
3.もちろん、意義はあると思っている。募金による寄付額には無視できないものがあるし、何より「知ってもらう」ことのきっかけにもなる。だが、それでも、「かわいそうな人たちが、こんなに頑張っている」と障害者を扱ってしまうことに違和感を覚えたし、その番組の“顔”となることに抵抗があった。
4.僕が子どもの頃は、番組もいまより「貧困」に焦点を当てていたように思う。当時は僕も貯金箱の中身を持って、コンビニまで募金しに行った。だが、いつからかずいぶん番組のテイストが変わってきた。そこに登場する障害者は、あきらかに憐憫の情で見られている気がした。僕は、番組を見なくなった。
5.だが、パラリンピックを放送すれば障害者理解が進むとも思えない。彼らは、日々の研鑽を積み、大舞台で活躍する権利を得たアスリート。一般的な障害者像を体現しているわけでは、けっしてない。だから、「障害者ってこんなにすごいんだ!」という感想は、全体像を見誤らせる危険性をはらんでいる。
6.「健常者とはこういう人」とひとくくりにできないように、障害者だって様々な人がいる。いまだ苦しみのなかにいる人もいれば、障害を受け入れ、克服し、まわりに勇気を与えるような生き方をしている人もいる。どちらが「いい」「悪い」という話ではない。どちらも「いる」という“現実”が大事。
7.僕に対して、「あなたのように恵まれている障害者ばかりではない」「おまえは特別だ」との批判もある。そのとおり。僕だって、あくまで“ほんの一例”だ。だから、僕の生き方、考え方が障害者を代表しているとは思ってほしくないし、ましてや「乙武さんは…」と他の障害者に押し付けてほしくない。
8.これまで「乙武さんは24時間テレビが嫌い」という言説が流布しているけが、「嫌い」という感情とも違う。ただ、障害者に対する扱いがあまりに一面的だとは思う。だから、何とか異なる手法でプレゼンできないかと、ずっと考えてきた。それが、『五体不満足』出版にもつながった。いわば、原動力。
9.みなさんがこれまで抱いてきたであろう障害者に対する固定概念を、何とか打ち破ってやろう、違うスパイスを加えてやろう、そんな思いで出版した『五体不満足』。あまりに多くの人が読んでくださったおかげで、今度は「乙武のような障害者ばかりじゃない!」と批判される“逆転現象”に困惑もした。
10.とかく、人はレッテルを張りたがる。日本人はこういう人、女性とはこういう性格、障害者とはこういう存在――それが無意味なことは、わかっているくせに。障害者だって、同情されたくない人もいれば、同情されたい人もいる。泣きたい人もいれば、泣きたくない人もいる。本当に、いろいろいる。
11.24時間テレビを見た方には、ぜひパラリンピックも観てほしい。NHKの『バリバラ』という番組も観てほしい。そうして、いろいろと知ってほしい。感じてほしい。考えてほしい。もちろん、そこでの感じ方、受け取り方は、各自の自由。ずいぶん長くなってしまったので、このへんで。長文失礼。完

 乙武氏のこの批判に私もそう感じる。
 私自身もアスペルガー症候群を抱えて生きにくい状況下で自分の出来ることを自分なりにしているが、ひとり歩きされてもたまったものじゃない。それに24時間テレビに関して百歩譲ってそのままの概念でやったとしよう、ではそこに芸能人はどう言う意味があって出ているのか。
 メンズサイゾーがこんな鋭い批判を噛ましてくれた。引用させていただく。

自然破壊、悪天候無視、巨額の制作費…『24時間テレビ』に批判集中
2012年08月27日17時00分
提供:メンズサイゾー
 8月25~26日に放送されたチャリティー番組『24時間テレビ35 愛は地球を救う』(日本テレビ系)の是非をめぐってネット上で議論が噴出している。同番組は嵐や新垣結衣らがパーソナリティーを務め、平均視聴率17.2%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)、計2億8,240万4,461円の募金額を記録した。
 メイン企画の一つだった、義足の少女が屋久島の縄文杉を目指すというチャレンジは、台風による悪天候の影響で全行程の9割を歩きながらも途中で断念という残念な結果だったが、ひたむきな姿に多くの視聴者が感動させられた。
 ところが、この企画に異を唱える声が上がっている。屋久島のガイドを務める男性が、自身のブログで「約30名の日本テレビスタッフが縄文杉裏の立ち入り禁止の場所にキャンプ村を設営した」と告発。これは許可を得たうえでのキャンプだったようだが、番組で「屋久島の自然環境に細心の注意を払っています」とテロップを出していたにもかかわらず、自然保護よりも番組を優先した姿勢に疑問を投げかけている。さらに、番組放送時には80名を超えるスタッフが屋久島に入っており、本来は立ち入り禁止の場所から撮影したと思われるアングルの映像があったと指摘した。
 また、この男性は台風接近中に義足の少女に縄文杉アタックを強行させた局の判断も批判しており、「日本テレビは自然を馬鹿にしているのか、私には理解できません」と綴っている。
 屋久島は手つかずの自然が残っていることが魅力だが、それだけに縄文杉までの道のりには数多くの難所がある。雨が降ればツルツルになった木の根っこや石で滑る危険性が高まり、強風によって橋を渡れなくなることもある。生放送にこだわった制作側が、ただでさえ登山に困難が伴う義足の少女に無理をさせたともいえるが、これは障害者を支援しようとする番組の主旨と真逆の行動ではないだろうか。
 これだけでなく、チャリティー番組でありながら出演者がギャラを受け取っていることに対する批判も起きている。今回は3億円近くの善意の募金が集まったが、番組制作費は一説には40億円といわれている。当然、これだけの巨額の制作費をかけるのは、それを上回るスポンサー収入を期待してのことだ。視聴者の善意を集めて寄付することだけがチャリティーで、制作側や出演者にとってはお金のための「仕事」なのだとしたら、番組の存在意義に疑問が沸いてくる。
 その一方で、フリーライターの赤木智弘氏は自身のTwitterで「24時間テレビをノーギャラにしろとか言っている奴がいるが、 そうなったらテレビに映りたいだけの貧乏芸人しか集まらんぞ。そんな24時間テレビ、誰が見るんだ?」と発言。ノーギャラにすることで番組のクオリティーが下がるという考え方のようだ。
 また、同番組のスタッフと思われる男性は「出演者やスタッフにギャラや給料が払われていることは否定も肯定もしない。でも、全員にノーギャラを強制することはとても難しいし、それ自体が偽善だと思う。ちなみに俺は24時間テレビ分の給料は毎年寄付してます。そんな意識が少しずつ拡ればそれでいいと思うし」 とTwitterで主張している。
 さまざまな意見があるが、海外では出演者はノーギャラが当たり前なチャリティー番組。障害者を憐憫の対象として描き、困難なチャレンジをさせて同情を誘うという近年の演出方針も含めて、24時間テレビのチャリティー精神がいびつな形になっていることは否めないようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)

 さらにとんでもない告発があった。

http://blog.goo.ne.jp/fuwa_toshiharu/e/b4f4710a2d9fc0f22a6e3e044b4d2a09#comment-list

24時間テレビはインチキ (ケロンパ)
2011-09-30 12:42:32
24時間テレビの地方会場のスタッフとしてアルバイトしました。黄色いTシャツは、終了したらそのまま貰えるんですよ。おまけに日当も貰ってます。
ずいぶんお金をかけてやってますね。
寄付もこういった経費に使われるんですね。

 ケロンパ様、コメント引用お許し下さい。
 管理人の不破利晴様、この記事を引用お許し下さい。

 これこそ究極の欺瞞というべき代物だ。
 もし、やる気があるのなら24時間テレビを直ちに中止し、40億円の制作費をそのまま国連に寄付したらどうか。嵐がデザインしたTシャツをイオングループで販売したり、チャリティDVDを販売してその収益を障がい者向けの福祉施設に寄付したらどうか。
 それとも電波利用料3億7100万円を維持したいがためにいじめ番組や金権野球部のクズい実況中継、どうでもいいアイドルや犬、CMで時間を埋めていればいいというのか。実際にアメリカで40年以上続いているチャリティー番組『レイバーデイ・テレソン』は出演者は全てノーギャラ。フランスで行われている『テレソン』も同じくノーギャラ出演だ。しかしショボイタレントが出演するかと思いきやセリーヌ・ディオンなど大御所が、忙しいスケジュールの中、無償で出演するという豪華さだ。この清々しさと比べて日本テレビの姑息さは甚だしい。佐々木健介氏一家を悪用した金儲けでは話にならない。見ていていやらしいと思ったのは私だけか(私は馬鹿げていると思っていたので見ていない)。
 NHKの『おかあさんといっしょ』の制作費は320万円、『きょうの料理』に至っては170万円、さあ、AKB48を卒業するとかで大騒ぎしていた前田敦子よ、この数字をなんと思うのか?日産のカルロス・ゴーンCEOは自身の給与の8割を直ちに寄付したらどうか。住友生命、KDDI、東洋水産、サンスターはイオン、日産共々正規雇用を大幅に増やすことと同時に障がい者を積極的に雇用することだ。そうすればわざわざ『愛は地球を救う』なんかを使った売名は不要だ。
 もはや24時間テレビは当初の趣旨を完全に踏みにじりクズい芸能人を悪用した金儲けの場所に成り下がった。

 それでは、西友のやっているレジ募金については以下の通りにある。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20130104/241788/?ST=pc