2013年8月3日土曜日

日本の選挙制度はゆがんでいます

 こんばんわ、小野 哲です。
 新生日々格闘記ですが、第2弾は選挙制度を問いかけます。

2011年11月27日

おかしいぞ、小選挙区制こそ欠陥制度だ

衆院選比例80削減案 徳島市で前原氏講演、協議不調なら提出 2011/11/27 10:18
 徳島新聞

  民主党の前原誠司政調会長は26日、徳島市のホテルクレメント徳島で講演し、衆院選挙制度改革の与野党協議が進まず関連法案の今国会提出が見送られる可能 性も出ていることに対し、協議が不調に終わった場合は現行の小選挙区比例代表並立制の下で比例定数を80削減する法案を出すべきだとの認識を示した。
  前原氏は、民主党が2009年の衆院選や10年の参院選における政権公約で、衆院の比例定数80削減1 件と参院の定数40削減などを挙げていたことを説明。社会保障と税の一体改革による消費税増税の必要性に言及して「国民に新たな負担をお願いするなら、ま ず自ら身を削る努力をすべきだ」と強調した。
 一方で、選挙制度改革の協議の現状を「(制度を変えれば)自分の党はこれだけ増える、減るという議論をしているから進まない」と指摘。私案として、比例定数80削減の法案を国会に提出して「国民がどう判断されるか耳を傾けるのが大事だ」と話した。
 衆院の「1票の格差」是正先行に反対し、抜本改革の同時実施を求める中小政党をけん制したとみられるが、比例削減に反対する公明党などの反発を招く可能性もある。
 前原氏は仁木博文衆院議員の政治資金パーティで講演した。

 何を考えているのだろうか。
 相対多数派を優遇し死票を大量に発生させる「小選挙区制」または「多数代表制」の対極にあり、有権者の民意を最大限正確に立法府に反映させる制度が比例代表制であり、むしろ小選挙区制は中選挙区制に変換すべきである。
 むしろ、こんな呆れた高額がお粗末極まりない前原程度の愚か者に支払われているのだ。


名古屋トリプル投票で民意が示したもの
2011年02月10日 00:29
藤沢数希
http://blogos.com/article/9873/

  2月6日日曜日、愛知県知事選、名古屋市長選、同市議会解散の是非を問うトリプル住民投票が行われた。結果は、「市民税10%減税」と「市会議員報酬半 減」を公約した河村たかし前名古屋市長の圧勝であった。66万票という過去最多得票でほかの候補を圧倒し、名古屋市長に返り咲いた。また同じマニフェスト をかかげる盟友の前自民党議員の大村秀章氏も愛知県知事選に圧勝した。河村氏が主導した市議会解散の直接請求(リコール)に基づく住民投票も賛成票が有効 投票の過半数を圧倒的に上回りリコールが成立した。議会は即日解散し、出直し市議選が行われる。リコール成立で議会が解散するのは政令市では初めてであ る。まさに日曜日に「名古屋革命」が起こったのである。
 筆者はこの河村陣営の大勝利が示唆するものは大きいと思う。菅内閣は高額所得者層への増 税、相続税の増税を早々に決定し、来るべき消費税増税に向けて邁進している。筆者も日本の財政が苦しいことはよく理解している。しかし政治家や官僚、公務 員が全く身を切ることなく、我々国民はそんなにやすやすと増税を許すべきなのだろうか? 議員報酬を半分にカットすることを公約した河村陣営の大勝利はそ んな安易な増税は決して許さないという民意に他ならない。一部に議員報酬のカットはポピュリズムだという意見もあるが、それは間違っている。なぜならば半 分でも議員報酬は高いぐらいだからだ。

 河村氏の「この国は議員にいくら使うのか」に次のように書いてあった。
 私を含めて国会 議員には衆議院も参議院も年間1561万2000円の歳費(国会議員の給料)が入る。ボーナスもあって、だいたい632万円が2回に分けて支給される。国 民のみなさんはこれだけでも高給と感じるであろうが、ここからさらに様々な「議員特権」による手当がつく。全部をありがたく頂戴すれば年間の収入はだいた い3500万円、これに政党からの支部交付金が500万円ほど加わるのだから、驚きだろう。

 しかもこの政治家の手当の中で大きいのが 「文書通信交通滞在費」というもので、これはなんと領収書の全くいらないなんでも使える経費で、税金もかからずに毎月100万円がそっくりそのまま議員の ポケットに入るのである。その上に豪華な議員宿舎、運転手付きの黒塗り公用車。なぜこんなに日本の政治家は高待遇なのかというと、それは官僚が自分たちの 給料を上げるためにまず政治家の給料を上げる必要があったからだ。嫉妬深い政治家が、政治家より高い官僚の給料を認めるわけはない。だから政治家の給料を まず上げないとだめなのだ。
 また相続税の増税を決定した菅内閣だが、政治家は自分の子どもに無税で莫大な財産を相続させているそうだ。上杉隆氏 の「世襲議員のからくり 」によれば、政治家は政治資金管理団体を作りそこへの寄付金という形にして同じく政治家を目指す子息に無税で財産を相続させるのである。日本の相続税法に はそういった特権的な穴がポッカリと空いているのだ。
 日本という近代的な資本主義国家にあって、このような馬鹿げた特権を温存していいのだろう か? そんなおかしな制度を残したまま、我々国民は増税を素直に受け入れなければいけないのだろうか? 民間企業なら売上が落ちれば、当然リストラしてコ ストを削減する。そうでないと生き残れないからだ。日本国政府は税収が落ちても、明らかに無駄になっている膨大な役人の天下り団体をひとつもつぶすことな く、国民に負担を強いようとしているようである。本当に呆れる他ない。

 もし、この話をそっくりそのまま計算すれば500人の国会議員で、年間200億円が無駄遣いされていると言うことになる。
 福島県矢祭町では議員報酬を日当制にした。私はこの改革に賛成である。中選挙区制比例代表制度にして、同一政党から複数候補の立候補を禁止、イギリス並みの厳しい腐敗防止法を導入し、政党助成金は領収書がないと使えない制度に厳格に変更するなどすればいい。
 現に議員報酬一人当たり年額340万円が90万円程度に削減されただけ借金返済や教育福祉に使うわけだ。一日3万円が報酬として払われるわけだ。その金額で計算すると500人の定数で150日議会があったとしたら22億5000万円の費用で済む。
  さらに宗教団体が政治に不当に介入する現在の実態は法律で厳しく取り締まるべきである。統一協会、創価学会、幸福の科学などの反社会的カルト団体は法人税の優遇など不要であり、がっぽり取り立てて迷惑布教活動を厳しくハラスメント罪で取り締まるべきである。さらに天理教などには警告を出して、政治家の支援をやめさせるべきだ。
 そんな提案が素人の私でもできるのに、前原にはできないのだからいかに日本の政治がしがらみに満ちたものなのかが良く分かる。


http://www.kagaribi.co.jp/GeneratedItems/122genkou.html






2012年01月08日

政治家は何のためにあるべきなのか

あらためて分かった 日本の国会議員のベラボー歳費
【政治・経済】
http://gendai.net/articles/view/syakai/134513

2012年1月6日 掲載
イタリアでも批判噴出
 やっぱり日本の国会議員の歳費はベラボーだった――。イタリアのモンティ政権が国会議員の月額の平均収入を調査したところ、諸手当を含めて1万6000ユーロ(約160万円)超に上ったという。
 フランスやドイツと比べて約5~6割も多く、スペインに比べると約4倍。欧州ではケタ外れに高いと批判が噴出している。確かに、とても債務危機に直面している国とは思えない厚遇ぶりだが、これをはるかに上回っているのが、日本の国会議員だ。
「日 本の国会議員の歳費は月額129万円で、これに年間635万円のボーナスが加わり、給料だけで年収は約2200万円にもなります。さらに『文書通信交通滞 在費』で年間1200万円が支給されるほか、JR無料パスや無料航空券、格安の豪華宿舎、公用車も付く。公設秘書の給与なども含めると、議員1人につき年 間1億1000万円以上の税金が使われている。1000兆円もの借金を抱え、財政危機でイタリアになる――と国民に大増税をあおりながら、自分たちはイタ リア議員の何倍もの税金をふんだくっているのです」(政治ジャーナリスト)
 3月の震災で、いったんは毎月50万円の歳費カットを決めたが、9月でアッサリ終了。冬のボーナスも満額支給(約290万円)というから国民をバカにしている。
 野田ドジョウ首相が「ネバー、ネバー」なんて叫んだところで、国民はシラけるばかりだ。

 私はこういう現実を知っているので、消費税増税に大反対している。
 さらに、政治家の質をもっと上げていくべきだ。

田中秀征 政権ウォッチ
【第105回】なんと「94年政治改革の失敗」を細川・河野両氏が認めた! 
2011年10月13日
細川・河野両氏がいま、
現行選挙制度導入を悔いている理由

 細川護煕元首相と河野洋平元衆議院議長が対談し、初めて1994年1月の政治改革法に関する2人の合意をテーマにして語った。(10月8日朝日新聞)

  全国区比例250、小選挙区250とする政府提出の衆議院の選挙制度改革案は、93年11月に衆議院で可決されたものの、翌年1月に参議院で否決されて暗 礁に乗り上げ、細川、河野(当時自民党総裁)両氏のトップ会談で自民党案を丸呑みして修正合意。ブロック比例200、小選挙区300の現行制度が決まっ た。

 今回の対談で河野氏は、この制度が「政治劣化の一因」となったとし、率直に「忸怩たる思い」を述べた。

 一方、細川氏も「小選挙区に偏り過ぎた」ことを悔いてこの制度の失敗を認めた。

 河野氏の現行制度に対する評価は、既にメディアでも伝えられてきたが、細川氏がそれを公然と語るのは初めてだ。

 現行制度をトップ会談で決めた2人の発言だけに格別の重みがある。

  細川氏は10年以上前から私には、この制度が失敗だという認識を示してきた。ただ、この制度導入の最高責任者であるだけに失敗を認めることには大変な男気 が要る。公然と反省するのは政権交代の成果をみてからということだったのだろう。だが、せっかく実現した政権交代後の政治があまりに劣悪だったためについ に発言する気になったのではないか。

 この対談での2人の共通認識は、小選挙区制がそれほど良質な人材を生まなかったこと、少数の貴重な意見が排除される流れとなったことだろう。

 しかし、現在の民主党や自民党の現行制度の改革論は、「議員定数の削減」を大義として比例区の大幅な削減という逆の方向に走ろうとしている。これでは今まで以上に政治の劣化を加速させることになってしまう。政治家エゴ、政党エゴがここに極まったというべきだろう。

なぜ現行制度はかくも政治を劣化させたか
現職・既成政党優先主義が招いた弊害

 私は、93年以前は、細川氏と同じように「中選挙区連記制」を支持していた。93年の細川政権樹立に際して、政府案となった前述の「小選挙区と全国比例代表の並立制」に妥協したのである。

 それは、全国区比例250の中に少数政党の居場所を確保し、また有力な国家的視野を持つ人材の登場が期待できると信じたからであった。

 だから、2人の合意による2つの大きな修正、すなわち「ブロック比例」と「小選挙区定数の拡大」にはどうしても賛同できなかった。首相官邸の自室のテレビでこの合意を知ったときは、背筋が寒くなったのを覚えている。

 私はそのとき、小選挙区制の熱病が冷めた頃、また制度を変えればよいと自分に言い聞かせたのである。

 その後も「実施する前に改善を」と発言する私に対して、本会議でも確認の質問があったが、私は「間違っているなら実施する前に改めるべきだ」と明確に答えた。

 現行制度には、陰に陽に、現職優先主義、既成政党優先主義が貫かれている。「二大政党制への流れをつくる」ために、新党の進出を阻み、無所属の人材の登場を封じ込めている。

 だが、そのことが政治の著しい劣化を招いてしまったのである。

新たな選挙制度改革案を
細川・河野両氏に委ねてはどうか

 中選挙区連記制にするか、それとも比例区(ブロックではなく全国区)を小選挙区と同数程度にするか、細川、河野の新たな合意はそこにあるように思われる。

 定数を300まで削ってもよい。その場合は小選挙区150、全国区比例150だ。選挙に当っては政党候補も無所属候補も差別せず、供託金をより高額にすればよい。助成金制度も廃止できればそのほうがよい。

 定数不均衡の是正が緊急課題となっている今、細川・河野両氏が主導する第三者機関を設置して、新しい衆参の選挙制度案の作成を委ねたらどうか。

 日本の政治と経済は、今からなら立ち直れるが、10年後にはそれが不可能になるかも知れない。
(C)ダイヤモンド社

 私は中選挙区制全国比例制度の導入を提案する。
 金のかからない選挙を実現できるほか、政党による政策論争の活発化に繋がる。そして、節操のない新党ごっこに終止符を打つメリットがある。

http://kaze.fm/wordpress/?p=164
http://kaze.fm/wordpress/?p=317

 そもそも中身のない政治家があまりにもでかい顔をしている。こんな男を我々はなんと思うのか。


まず、自らを厳しく断罪してみろ(小野哲)
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2010-12-21 00:35:39
小沢氏の政倫審出席巡り論議
12月19日 11時55分
  NHKの「日曜討論」で、民主党の枝野幹事長代理は、小沢元代表は衆議院政治倫理審査会にみずから出席して、国民の不信を解く努力をすべきだという考えを 示したのに対し、自民党の石原幹事長は、小沢氏が出席しないとしているなかで政治倫理審査会で議決をする意味がないとして、議決には応じない考えを示しま した。
 この中で、民主党の枝野幹事長代理は、小沢元代表の衆議院政治倫理審査会への対応について、「本人が積極的に国民の不信を解く努力をする べきだ。記者会見などで努力しているつもりなのかもしれないが、国会議員だから国会の場でみずから説明するのが一番望ましい形だ。『反小沢』で何かをやっ てきているつもりはなく、政治とカネの問題について、きちんと説明すべきだという筋論をやってきているだけだ」と述べました。
 これに対して、自 民党の石原幹事長は「民主党が決めれば、何の問題もなく証人喚問は行われる。小沢氏は、政治倫理審査会に出席しないと言った以上、どんなに議決をしても出 てこない。議決はナンセンスであり、われわれはアリバイ工作の片棒を担ぐつもりはない。鳩山前総理大臣は、議決しても出てこなかった。それと同じことが起 きる」と述べました。
 また、枝野氏は、いわゆる「ねじれ国会」への対応について、「変な数あわせは、やってはいけない。政策ごとに、できるだけ 建設的な議論を国会の中で行い、私たちが目指す大きな方向性の範囲内で、柔軟に対応して、政策を前に進める努力を地道に積み重ねていくしかない」と述べま した。
 これに対して、石原氏は「問責決議が可決された仙谷官房長官と馬淵国土交通大臣を代えなければ、参議院は動かない。民主党から出ている西 岡参議院議長も、『問責決議の重さが分かっていない』という発言をしており、参議院としての意思の表示だ」と述べました。また、石原氏は、民主党と自民党 のいわゆる大連立について、「与党の側が、にっちもさっちもいかなくなって申し込むものだ。われわれは野党であり、民主党に抱きつくようなことはしない」 と述べました。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101219/t10015941881000.html

 お話は結構。
 さて、ジミントーは人の事が言えますかな?今回取り上げる町村自称衆議院議員のオマンガな行為こそ、政治倫理審査会、いや証人喚問でしょうな。笑えますなぁ。

【ゲンダイ】自民・町村議員も政治資金で土地購入「何で政治資金団体というものをわざわざ通すのか」という言葉、ソックリお返ししたい。
2010/01/28(木) 12:38:23

●アンタが言えた義理か
 予算ホッタラカシで鳩山献金、小沢問題の追及に血道を上げる野党・自民党。
 利権とカネまみれだった過去を棚に上げ、久しぶりの晴れ舞台とばかり国会でエラソーに話す姿にはウンザリだ。なかでも見逃せないのは町村信孝・元官房長官だ。
 「小沢幹事長に、政治倫理審査会や予算委に出て説明をするように勧めるべきだ」。
 25日の衆院予算委で鳩山首相にこう迫った町村。前日のテレビ番組でも、 小沢の資金管理団体「陸山会」による不動産取得について「自分のお金で、 自分の名前で登記すればいいんですよ。何で政治資金団体というものをわざわざ通すのか」なんてシタリ顔だった。
  ところがだ。この男、自分も小沢と 同じこと をやっているのだ。町村が代表を務める 資金管理団体「信友会」は01年、北海道江別市の不動産(建物)を1000万円で取得。 登記上の所有者は町村にした。しかし、収支報告書をみると、この建物は01年12月の新築なのに、 取得の時期がズレている。さらに、この物件は07年に町村本人に600万円で売却されているのである。
 「収支報告書を読む限り、町村は1000万円の政治資金で自分名義の建物を新築。その後、 400万円安く 買い戻した と見られてもおかしくはありません」(政界関係者)
 町村事務所は「建物は運転手の事務所に使っていた。07年の改正政治資金規正法で、 政治団体が不動産を持てないと分かり売却した。売却価格が下がったのは減価償却した」と説明している。
 「信友会」はほかにも、政治資金で東京・六本木の高級会員制クラブ「ヒルズクラブ」の 年会費(25万円)などを払っている。「何で政治資金団体というものをわざわざ通すのか」という言葉。 ソックリお返ししたい。

http://gendai.net/news.php?m=view&g=syakai&c=020&no=44445

 小沢一郎氏を追求する前に、ジミントーは町村自称衆議院議員の証人喚問を申し出るべきである。それぐらいやれば、ジミントーは自浄能力をわずかでも取り戻すことになる。やる気がないなら、自浄能力ゼロだ。
 ジミントーの再生には護憲保守への回帰、生活者の視点からの政策、腐敗からの徹底した決別とネオコン・ネオリベ思想からの卒業が欠かせない。財界人どもには利益誘導ばかりしてきた傲慢な過去を猛省することが欠かせない。
 まず、自らを厳しく断罪する姿勢を示すことだ。小手先の付け焼き刃では意味がない。

陽気なスケベが陰気なスケベを批判できるか(小野哲)
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2010-12-03 14:53:06
 アホくさい事で国会が騒いでいる。
 こんなために我々の血税が使われているというのだから、がっかりする。

非礼の極み 民主・中井前国家公安委員長が秋篠宮ご夫妻に不平 「早く座れよ」 議会開設120年記念式典
2010.11.30 21:09 夕刊フジ
 ただし、一部記事を修正しています(小野 注)。

  11月29日の議会開設120年記念式典で、民主党の中井洽前国家公安委員長が、来賓の秋篠宮夫妻が天皇・皇后夫妻のご入場まで起立されたのを見て「早く 座れよ。こっちも座れないじゃないか」と不平を漏らしていたことが30日、分かった。自民党は「懲罰の対象になりうる著しく品を欠く発言だ」と問題視して いる。西岡武夫参院議長も事実関係を調査する意向を示した。
 複数の国会議員によると、秋篠宮夫妻は式典会場の参院本会議場に入場、天皇・皇后夫 妻の入場まで約5分間起立していた。国会議員も立っていたところ、中井氏は1分半ほどで「早く座れよ」などとぼやき始めた。それほど大声ではなかったが、 議場は静まっており、周囲に響き渡ったという。
 みんなの党の桜内文城参院議員は30日にブログで「想像を絶することが起こった。これでは国会崩壊だ。1人の国民として今回の野次は決して許すことはできない」と批判した。
 中井氏は30日、産経新聞の取材に「『早く座らないとだれも座れないよ』と言ったかもしれないが、秋篠宮さまに向けて言うはずがない。副議長らに言った」と釈明した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101130/plc1011302110030-n1.htm


自民など、中井氏の懲罰動議提出 秋篠宮「座れ」発言(12/01 19:47)
 自民、みんな、たちあがれ日本の3党は1日、議会開設120年の記念式典で、秋篠宮1件ご夫妻に対し「早く座れよ」と発言したとされる中井洽衆院予算委員長について「極めて非礼な振る舞いで国会の権威を著しく汚した」と懲罰動議を衆院に提出した。
 一方、民主党は、記念式典の最中に携帯電話が鳴った自民党の逢沢一郎国対委員長について「本会議場の秩序を乱し国会の品位を傷つけた」として懲罰動議を衆院に提出した。
 自民党は1日の衆院議院運営委員会の理事会で「秋篠宮1件ご夫妻に極めて失礼で、衆参両院の権威を著しく汚す」と批判。民主党側は「議員本人に確認する」とした。
 これに関連し、みんなの党の渡辺喜美代表は国会内で記者団に「中井氏は土下座しておわびすべきだ」と強調。共産党の穀田恵二国対委員長は記者会見で「コメントに値しない」と述べた。
 民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は1日の記者会見で「私語を慎むのは当たり前だ。しっかり陳謝する必要がある」との認識を示した。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/262697.html

 大人なのは日本共産党だけである。
  後は子供同然であり、皇室ごときで馬鹿騒ぎである。迷惑なのは秋篠宮一家であり、天皇・皇后夫妻である。たかがそんな事で騒ぎ立てるのでは、国会の運営費 用をジミントー、ミンシュトー、みんなの党、たちあがれ日本に政党助成金で払ってもらおうじゃないか。穀田氏のコメントには皇室一家も内心さぞかし同感で あろう。
 私が懸念するのは、そこからファシストどもや極左連中が生み出される懸念だ。この国を変えるには議論ではなく力しかないと暴走すれば、 結果はヒトラーやスターリン、フランコのような独裁者の出現になる。独裁者でろくなことがないのは北朝鮮やかつてのソ連を見ればよく分かる筈だ。
  この国を変えるには、今までの対米追従を捨ててこと始まる。ウィキリークスでおののくのはおバカな利権集団だ。やり方にはあまり賛同しがたいが、おバカな 利権集団のやり方はあまりにもひどかった(その為に支持されているのだろう)。真の沖縄県知事である伊波洋一氏にオマヌケな菅違い直人は潔く地盤を譲って 引退すべきだろう。政策論争力、理念、リーダーシップから見ても伊波氏こそが日本の首相に相応しいのは明快である(その他にも正統足立区長の吉田万三氏も 適任である)。
 そして、この空騒ぎの結果は絶望感と結び付き、一見は勇ましい事をほざくが実は問題が多い独裁者に結び付く。日本でもつい最近ヒ トラー小泉が出てきたではないか。そういう愚か者は最後に派手な煙幕を張ってごまかす。小泉の『郵政民営化(郵政米営化)解散』が分かりやすい。
 政治は漢方薬のように目に見えない形でしか進歩しない。目に見えるだけ、振り返しもひどいからだ。今回の騒動を私は陽気なスケベが陰気なスケベを批判している程度でしかないと見ている。

 政治家の中身を私たちは厳しく追及すべきだ。
 政治家ごっこで、あの「杉村たいぞークーン」のようなだらしない男がブラウン管で無様な面をさらしていること自体が恥だと思わなければならない。彼は政治家として、何をしてきたのだろうか。何もしていないではないか。
 難波の毛沢東・ハシゲらなども自称政治家だ。彼らはただ壊して、見せ掛けだけの成果を上げているだけ。そんな男に何の期待もできない。

 蟹は自らの甲羅に合わせて穴を掘る(小野哲)
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2010-11-19 20:30:02
 改造内閣発足時点でゲームオーバー内閣と私は菅違い直人内閣をこき下ろしていた。
 しかし、こんなに脆い発言とは唖然呆然だ。

 柳田稔法相が14日、広島市内で開かれた自身の法相就任を祝う会で発言した内容は次の通り。
  法務大臣というのはいいですね。二つ覚えておけばいいですから。「個別の事案についてはお答えを差し控えます」とね。これはいい文句ですよ。これを使う。 これがいいんです。分からなかったら、これを言う。(この言い回し)で、大分切り抜けてまいりましたけど、実際の話はしゃべれないもんで。あとは「法と証 拠に基づいて適切にやっております」。この二つなんです。何回使ったことか。使うたびに野党からは責められる。「何だそれは。政治家としての答えじゃない じゃないか」。さんざん怒られます。ただ、法務大臣が法を犯してしゃべることはできない。当たり前の話なんですけどね。
(2010/11/18-17:47) 時事通信ホームページより
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010111800707

 詳細は植草一秀氏のブログ『知られざる真実』でここまで出ている。こちらがもっと詳しい。今回取り上げる放言は菅違い直人オマヌー(もしくはゲームオーバー)内閣の無能ぶりを物語る。

「9 月17日(の内閣改造の際)新幹線の中に電話があって、『おい、やれ』と。何をやるんですかといったら、法相といって、『えーっ』ていったんですが、何で 俺がと。皆さんも、『何で柳田さんが法相』と理解に苦しんでいるんじゃないかと思うが、一番理解できなかったのは私です。私は、この20年近い間、実は法 務関係は1回も触れたことはない。触れたことがない私が法相なので多くのみなさんから激励と心配をいただいた。」 
「法相とはいいですね。二つ覚 えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と。これはいい文句ですよ。これを使う。これがいいんです。分からなかったらこ れを言う。これで、だいぶ切り抜けて参りましたけど、実際の問題なんですよ。しゃべれない。『法と証拠に基づいて、適切にやっております』。この二つなん ですよ。まあ、何回使ったことか。使うたびに、野党からは責められ。政治家としての答えじゃないとさんざん怒られている。」
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-0f30.html

 この柳田、一体何者か調べたら、案の定旧民社党出身だった。
  頭は決して悪くはない(東大工学部卒業)。しかし、政治家としての器に足る人物なのかを私達は考えるべきだろう。この流れを組む政治家たちはチリにおける 『新自由主義』を絶賛しているのだが、実態は大失敗であった。この事に対して柳田は反省すらしていない。こうした洞察力に欠けた人間にそもそも法相を頼ん だ段階で大失敗である。
 あの中谷厳氏ですらも失態を認め、新自由主義を厳しく批判しているのだ。しかも、問題なのはスターリン仙谷自称官房長官 と菅がこんな愚か者を法相に選んだ事だ。ゲームプレイする前からゲームオーバーとは情けない。どんなに冷静に考えても、こんな愚か者を法相に選んだ事がひ どい。ジミントーの柳沢某の『女性は子供を産む機械』暴言に匹敵するお粗末ぶりだ。
 民主党の人材はお粗末そのものだと今回の騒動は明らかにし た。トイプードル前原、パペット北澤、単細胞岡田、単純王枝野(浅美裕子作のワイルドハーフの主人公岩瀬健人も気絶か真っ青請負)を切れない菅の無策ぶ り、更に北京原人並に『先祖返り』したスターリン仙谷となにやらきな臭い話には事欠かない。むろん、ジミントーやみんなの党、創価学会(公明党)は論外な ので相手にする価値はないが、あまりにもひどい話である。
 蟹は自らの甲羅に合わせて穴を掘るという。この程度の発言しかしない柳田にしても、仙谷にしても、菅にしても植草氏や故筑紫哲也氏、井上静氏と比較しても小さい器の人であろう。私は柳田らのような人間は哀れな奴としか思わない。


分かりやすいワルより分かりにくいワルを追求しろ(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-10-29 11:45:40
 小沢一郎という政治家はある意味、分かりやすいワルである。
  政治献金という名前の賄賂を堂々と受け取るその態度には唖然とする。だが、彼はまだしも分かりやすいワルだからマシである。問題は、分かりにくいワルが日 本中にひしめいていることである。例えば日本経団連の米倉という男やトイプードル前原(ヒトラー小泉、イギリスのブレアに次ぐアメリカのポチ3号とも言え る)、仙谷はかなりのワルなのだが、分かりにくいのだから困る。
 こうした分かりにくいワルで身近なのがハラッサー(ハラスメント加害者)であ る。こうしたワルどもは攻撃対象者に全ての責任をおしつけ、自らは独善としか断じえない歪んだ思想で『理論武装』しているのだから始末に負えない。今ま で、日本の社会は分かりにくいワルへの追及が甘かった。
 しかも、始末に負えないことに、ハラスメント被害者への攻撃がひどい。ハラスメント被害 を告白した被害者に『あいつはいいやつだよ』とかと言うのを、セカンドアビューズ(二次攻撃)という。しかもこれは被害者に『ああやればよかったのに』と いうケースも傍観者としての態度をとることも含まれる。これで苦しめられるのは被害者で、孤立をどんどん深めるだけである。
 そうした被害を断ち 切るには、ハラスメント罪を直ちに制定し、加害者に適切な刑罰を課し、傍観者には警告を発することだ。ハラスメントは全ての犯罪の入口である。こうした犯 罪にはいかなる時効は要らない。ソフト闇金などの犯罪を蔓延らせないようにするには、ハラスメント罪で犯罪の温床を徹底して断ち切ることである。また、被 害者への支援も必要である。
 分かりにくいワルを厳しく追及し、そこから教訓を得るべきだ。責任転嫁も、分かりにくいワルを生み出す温床である。まず、分かりにくいワルにとことんこだわるべきではないか。

羊頭狗肉(小野哲)
テーマ:国家、人権
2010-07-30 11:48:00
羊頭狗肉(ようとうくにく)
肉屋が看板に羊の頭を出しておき、実際には犬の肉を売ること。 表面と内容が一致しないことのたとえ。 見せかけだけで内容が伴わないこと。
出典
以心伝心の故事における釈迦を、「羊の頭を看板に飾っておきながら、実際に売っているのは狗(犬)の肉であるようなものだ」と批判した故事「羊頭を懸げて狗肉を売る」の略。(南宋時代の禅書『無門関』より)
別例では
 春秋時代、斉の霊公は男装の麗人を好んだ。 すると、国中の女性が男装をするようになった。 霊公は官吏に命じて、一般女性の男装を禁じる令を出し、
「もし男装をしている女子を見つけたならば、すぐさまその衣を裂き、帯を切れ」
と命じた。 ところが、男装をした女性が官吏に衣を裂かれ、 帯を切られるということがたびたびあったにもかかわらず、男装の風潮は一向に収まる気配がなかった。
 霊公がその理由を晏子(あんし)に尋ねた。
「わしは女子の男装を禁じさせ、違反した者の衣帯を裂いているというのに改まらぬのは如何なるわけであろうか」
晏子は、
「君 は宮中では女子に男装をさせる一方で、外ではこれを禁じておられます。 これではまるで、表に牛の首を懸けておいて、中では馬の肉を売っているのと同じではありませんか。 どうして宮中でも男装をお禁じにならないのですか。 そうなされば、市井でもあえて行おうとする者はなくなりましょう」
と進言した。
「わかった」
 霊公が、宮女の男装を禁じたところ、間もなく国中で男装をするものはいなくなった。  
【晏子春秋・内篇雑下】

http://ja.wiktionary.org/wiki/%E7%BE%8A%E9%A0%AD%E7%8B%97%E8%82%89

  「みんなの党」なる新自由主義(市場原理主義の経済思想に基づく、小さな政府推進、均衡財政・福祉・および公共サービスの縮小、公営事業の民営化、経済の 対外開放、規制緩和による競争促進、労働者保護廃止などをパッケージとした経済政策の体系。競争志向の合理的経済人の人間像、これらを正統化するための市 場原理主義からなる、資本主義経済体制)を掲げる極右政党については私は自民党などと十把一からげで切り捨てていた。
 だが、今回の躍進で連中の政策をひとつひとつ突き止め、適格な批判をする必要がある。慶大教授の金子勝氏が指摘しているように、市場任せの政策では極右中国などの国家資本主義には絶対に勝てない。
 Wikipedia日本語版でのみんなの党の政策概要を掲載する。なお、その後に私から()という形で問題点を明らかにする。


 基本理念は脱官僚、地域主権、生活重視。
(理想は結構、あとはどうするかの方法を示すことである)
 国家公務員数の削減・給与カット、天下りの全面禁止、規制緩和による競争促進、公営事業の民営化による「脱官僚」
(国 家公務員の配置の問題である。今まで審判員としての仕事ばかりか、選手・監督までやっていたわけで、例えばハラスメント罪を創設して取締に当たらせれば、 社会の改善につながる。また、国家事業の会社化で失敗したのがJRと日本郵政グループである。このことへの反省と統括がないまま無節操な民営化路線を続け るのはおかしい)
 「ひも付き補助金」と地方交付税の廃止による地方への財源移譲および地域主権型道州制の導入による「地域主権」
(北海道夕張市の失敗は確かに紐付き補助金があるが、それ以上に自民党と財界の国家私物化という大きな歪んだプラットレールの存在を無視してはいけない。また、体力のない病人をわざわざ追い出すような政策より、療養・回復させてから退院させるのが筋ではないか)
 経済成長による雇用創出およびセーフティーネットの構築による「生活重視」
(国 家資本主義が極右中国や韓国で蔓延っており、アメリカですらもその路線に切り替えた。日本が市場任せの政策をとっていればいるほど一人負けだ。セーフ ティーネットというなら、日本共産党の提案する派遣労働者規制に賛成すべきだし、法人税も1984年レベルに最低でも上げるのが基本である。そこから個人 の財力を改善させることが、経済全体の活性化になる。また、ハラスメント罪を創設して悪質なハラッサーを取り締まる、残業規制を行い、それだけ正規労働者 の雇用創出につなげるだけでも大きな効果を生み出すのであり、わざわざ大袈裟な仕掛けを用意するのは時間と経費の無駄である)
 財源に関しては、「埋蔵金は30兆円あり、今後3年間は増税をしない」「その後の恒久財源については要検討」としている。
(民 主党政権でも仕分けで分かったように、まずやるべきは日米韓の3か国による安全保障条約であるが、あくまでも防御に徹するものでなければならないのであ り、3か国の国益のみを追求してはいけない。それが出来るのは外交である。それで防衛費を最低5割、最高8割カットすべきである。それだけでも大幅に無駄 は減る。増税はしないというが、それは信じがたい。法人税の値下げをみんなの党はほざいている限り、財源に大きな穴が空く。それで消費税の10%値上げに なるのだから、少し現実的になれといっておきたい)
 「アジアの中の日本」を重視した外交を目指しており、ODAの戦略的運用や温室効果ガスの削減目標を、1990年比で2020年に25%減、2050年80%減としている。
(温 室効果ガスの削減を、2018年に40%と前倒しで野心満々の目標で世界のリーダーシップをとるべきで、欧州連合程度では意味がない。私はその観点から民 主党の高速道無料構想に反対しており、交通の主役を鉄道・バス・自転車を中心にして自動車税を大幅に値上げする一方、鉄道・バス会社のコスト削減などを条 件に最大5割の運賃を政府が肩代わりする提案をしている。アジアの中の日本というなら、小泉ヒトラー内閣時代に小泉が靖国神社を訪問したことを止められな かったことを反省し謝罪すべきである)
 永住外国人に対する地方選挙権付与(外国人参政権)には反対の立場をとっている。
(私は基本的に永住外国人への地方選挙権付与に賛成するが、みんなの党は後ろ向きの反対論でしかない。出生地主義への国籍法の意識転換など以前私が提案したことが受け入れられたら、私は地方選挙権付与の必要はないと考える)
 「小さな政府」路線を政策の基本とし、規制緩和による競争促進や公営事業の民営化、地方分権、経済の対外開放、トリクルダウン理論(景気が良くなれば個人の収入がよくなるという理論だが実際は裏付けがない)を重視するなど小泉構造改革と同じ政策をかかげている。
(残念だが、私のような程度の者にここまでボロボロこき下ろされるようでは意味がない。経済の対外開放について言えば、今まで指摘したようにこのままでは勝てない。人材育成、創業支援、失敗を許す社会、公平・公正の原則の維持と徹底への転換があって初めて成り立つ)

 その一方で、雇用対策に関しては
 非正規を含む全ての労働者への雇用保険の適用
 同一労働同一賃金の実現
 労働者派遣法の改正(日雇い(スポット)派遣の廃止・製造業派遣の見直しを示唆)
(これら3つについては非正規労働者を強制的に正規労働者に切り替えさせ、派遣・請負は2015年4月の段階で労働者全体の0.8%にまで減らすべきだ)
 経済成長に伴う最低賃金の段階的な引き上げ
(それがなくとも、内部留保があるのでこれは今すぐ実現できる)
 といった公約があったり、所得再分配に関しても
 低所得者層への「給付つき税額控除方式」の導入
 生活保護の「母子加算」の復活
 高額所得者に対する所得税・相続税などの課税強化
(これらは日本共産党の政策を盗用したものであり、共産党の提案に賛成すればいいまでのこと)
 基礎年金や生活保護を統合した「ミニマムインカム」の導入
 など、リベラル寄りの公約もある。

 ところがどっこい、そうは行かない。これらの思想の下敷きがあったのだ。
   だが、これのお手本というべきものをWikipedia日本語版で知った。あのナチズムの25カ条綱領である。1920年2月24日、ミュンヘンでアド ルフ・ヒトラーとアントン・ドレクスラーが定めたナチ党(国家社会主義ドイツ労働者党)の党綱領であり、党員獲得のために当時の社会で求められた政治的要 求の最大公約数が盛り込まれている。その特徴として、社会主義・ナショナリズム・反ユダヤ主義などが挙げられる。
 特徴的なのは土地・産業の国有 化を求める11条から17条である。これらの条項はのちにグレゴール・シュトラッサーらナチス左派古参領袖の主張の根拠となり、シュトラッサーらは社会主 義色を強める綱領改定案を出した。既成勢力との関係は党勢の拡大に重要と考えたナチス主流(ヒトラー派)は「指導者原理」の立場からイデオロギーよりもヒ トラーの決定を優先し、反対派を粛清した。その一方で綱領の文言に手を加えることはなく、「指導者原理」により綱領を有名無実化していった (Wikipedia日本語版より)。
 それでは、25か条の綱領をみてみよう。実にみんなの党の主張と似ていて、寒気がする。

国家社会主義ドイツ労働者党 25か条の綱領
1 我々は、民族の自決権を根拠として、全てのドイツ人の1つの大ドイツへの合同を要求する。
2 我々は、他国に対するドイツ民族の同権、ヴェルサイユ条約およびサン=ジェルマン条約の廃止を要求する。
3 我々は、我が民族を扶養し、過剰人口を移住させるための土地(植民地)を要求する。
4 民族同胞のみが国民たりうる。宗派にかかわらずドイツの血を引く者のみが民族同胞たりうる。ゆえにユダヤ人は民族同胞たりえない。
5 国民でない者は、ドイツにおいて来客としてのみ生活する事ができ、外国人法の適用を受けねばならない。
6  国家の指導と法律によって定められた権利は、国民のみがこれを有する。ゆえに我々は、いかなる公職も、それが国家のものであるか州のものであるか市町村 のものであるかを問わず、国民のみによって占められる事ができるようにする事を要求する。我々は、人格や能力を考慮せずにただ政党の視点のみによって占領 されている腐敗した議会の体たらくに対して闘争する。
7 我々は、国家がまず第一に国民の生活手段に配慮する事を約束する事を要求する。国家の全人口を扶養する事が不可能であれば、外国籍の者(ドイツ国民でない者)は国外へ退去させられる。
8 非ドイツ人の今以上の移民は阻止される。我々は、1914年8月2日以降にドイツに移住してきた非ドイツ人が、直ちに国外退去を強制される事を要求する。
9 国民は全て同等の権利と義務を持たねばならない。
10 全国民の第一の義務は、精神的または肉体的に創造する事であらねばならない。各人の活動は公共の利益に反してはならず、全て全体の枠において利益をもたらさねばならない。ゆえに我々は、以下の事を要求する:不労所得の撤廃、寄生地主の打倒。
11 あらゆる戦争において民族が払わされた財産や血の莫大な犠牲を考慮すれば、戦争による個人的な利得は民族に対する犯罪とみなされねばならない:ゆえに我々は、全ての戦時利得の回収を要求する。
12 我々は、(今までに)すでに社会のものとなった(トラスト)企業全ての国有化を要求する。
13 我々は、大企業の利益の分配を要求する。
14 我々は、老齢保障制度の大幅な強化を要求する。
15 我々は、健全な中産階級の育成とその維持、および大規模小売店の即時公有化、小規模経営者に対するその安価な賃貸、全小規模経営者に対して最大限考慮した国家・州または市町村に対する納品を要求する。
16 我々は、我が国民の要求に適した土地改革、公益目的の為の土地の無償収用を定める法の制定、地代徴収の禁止と土地投機の制限を要求する。
17 我々は、公共の利益を害する活動に対する容赦ない闘争を要求する。高利貸し、闇商人等の民族に対する犯罪者は、宗派や人種にかかわらず全て容赦なく処罰される。
18 我々は、唯物主義的な世界秩序に奉仕するローマ法に代わるドイツ一般法を要求する。
19  高い教養を身につけ、それにより指導的な地位に就く事のできる有能で勤勉なドイツ人については、国家が我が民族の教育制度全般を賄うよう徹底的に拡充す る。全ての教育機関の授業計画は実生活に即している事を必要とする。国家思想の理解はすでに学校(公民科)を通じて理解を始めねばならない。我々は、貧し い両親の特に素質のある子弟に対する、その地位や職業にかかわらず国費で行われる職業教育を要求する。
20 国家は、民族の健康を向上させるために、母子の保護、少年労働の禁止、体操とスポーツを義務として法的に定める事による肉体鍛錬をもたらす事、肉体的青少年専門教育に従事する団体による最大の援助を行わねばならない。
21 我々は、傭兵部隊の廃止と国民軍の形成を要求する。
22 我々は、故意の政治的虚言およびその報道による流布に対する法的な闘争を要求する。我々は、ドイツ的報道機関を創造する事を可能にするため、以下の事を要求する:
a. ドイツ語で発行される新聞の全ての編集者と従業員は民族同胞でなければならない。
b. ドイツ以外の新聞はその発行にあたって国家の明確な許可を必要とする。それらをドイツ語で印刷する事は許されない。
c. 非ドイツ人によるドイツの新聞に対する出資または影響は、法律によって禁止される。違反に対する罰として、そのような新聞企業の閉鎖、および関与した非ドイツ人の即時国外追放を要求する。
d. 公共の福祉に反する新聞は禁止される。我々は、我が民族生活に退廃的な影響を与える芸術・文学的傾向、および行事の閉会、上述の要求の違反に対する法的な闘争を要求する。
23  我々は、それが国家の存続を危うくせず、またはドイツ民族の公序良俗および道徳に反しない限りにおいて、国家における全ての宗教的信条の自由を要求す る。党自体は、特定の信条に縛られる事なく、積極的なキリスト教の立場を支持する。積極的キリスト教は我々の内外のユダヤ的・唯物論的精神と戦い、根本的 に内面からのみ達成される我が民族の永遠の救済を確信させる。
24 公益は私益に優先する。
25 我々の要求をすべて実行するために:国家の強力な中央権力の確立。中央議会の国家全体および組織一般に対する絶対的な権威。公布された国家の大綱的法規を連邦各州において実施するための階級・職業別の団体の形成。
党の指導者は、上記の条項が各人の生活に必要であるならこれを実行することを約束する。

  この綱領には社会主義の要素が巧みに含まれ、これにすっかり騙されたドイツ人がナチスに投票した結果、恐るべき戦争に結び付いた。しかもアメリカですらも ファシズムを利用した。チリにおけるファシスト・ピノチェトの独裁政権樹立にアメリカは協力した。更にスペインのフランコ体制は1975年まで続いた。
  しかも、皮肉な事に共産主義がファシズムの母親のような存在でもある。ベニート・ムッソリーニは、青年期にレーニンと出会い、1904年にイタリア社会党 に入党したマルクス主義者だったが、次第にコーポラティズムの立場から国家主義的な社会主義を主張した。第一次世界大戦では参戦を主張して社会党を除名さ れ、1919年には「イタリア戦闘者ファッシ」を結成して、王政廃止、労働者の経営参加、最低賃金制、農民への土地分配などの急進的な綱領を掲げた。 1921年には組織をファシスト党に改め、1922年にはローマ進軍によって国王の組閣命令により政権を獲得し、更に1924年の総選挙で独裁権力を獲得 した。
 川田龍平が極右にすりよった事はこれで大体見えたではないか。つまり、みんなの党の実態はナチスの日本再構築版でしかない。しかも、ナチスが出現した時期と今の日本は驚くほど似ている。これ以上危険なことはない。
 日本共産党はこの事を克服し、21世紀に相応しい信念を掲げなければならない。なお、誤解のないよう申し上げる。共産党の政策はそれなりに評価できるが、その過程に問題がある。それを正せばいいまでのことであり、政策の全否定ではないのだ。

万害あって一利なし(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-10-16 05:30:03
 今回は日刊ゲンダイより引用する。

米国と官僚の代弁者 北沢防衛相をとっとと辞めさせろ!
【政治・経済】
2010年10月13日 掲載
懲りずに、再び「武器輸出3原則」見直し発言

 “最も官僚に取り込まれた大臣”と永田町で嘲笑されている北沢俊美防衛相(72)の暴走が止まらない。
 北沢は11日、訪問先のハノイでゲーツ米国防長官と会談し、原則すべての武器輸出を禁じている武器輸出3原則について「年末にまとめる防衛大綱でぜひ見直したい」と意欲を示したのだ。
 北沢は訪米直前の1月にも3原則見直しの発言を行い、鳩山首相(当時)から「日本が世界に向けて平和国家として発言しているさなかに、北沢氏は口が軽すぎる」とたしなめられたばかり。
 学習能力のない再びの暴走発言に菅首相も12日、「3原則の基本的な考えを変えるつもりはない」と即座に否定した。
 「北沢氏は防衛問題のシロウトだからなのか、官僚の意見を丸のみしてしまう。今回の発言も官僚から“3原則の存在で国内防衛装備企業の売り上げが伸びず、撤退するところも増えている”などと入れ知恵されたのでしょう」(防衛省担当記者)
 昨年9月の政権交代後、同じポストにとどまる唯一の大臣だが、“官僚と米国の代弁者”としての存在でしかなかった。
  鳩山が当初掲げた普天間基地の移設の見直しについて、北沢はいち早く「県外移設は不可能、辺野古へ移すべき」と表明。時の首相より、米国とケンカをしたく ない官僚の意見を優先させ、その後の鳩山政権の迷走を招いた。また事業仕分けで“思いやり予算の削減”がテーマとなると北沢は「第一義的には防衛省が米軍 と話をする。いきなり刷新会議が入って削るのは乱暴」と反発するなど、官僚に洗脳されたとしか思えない発言のオンパレードだ。
 「今回の菅改造内閣で北沢氏は代わる予定でした。しかし代表選で菅首相を支持したことなどを理由に北沢氏は粘りに粘った。また外務大臣が前原氏に代わったことで、防衛大臣は留任させたほうがいいのではとの意見が出て“棚ぼたの留任”となったのです」(民主党幹部)
 政治主導とは最もかけ離れた大臣の留任。11月の沖縄県知事選で、再び普天間問題が焦点になる。この男が閣内迷走の発火点となり、菅政権の致命傷となる可能性さえささやかれている。国民にとってもこんな大臣は百害あって一利なし。とっとと辞めさせろ。

http://gendai.net/articles/view/syakai/126909

 ここでは百害あって一利なしと使っているが、私はこの北沢については万害という言葉を使って罵っても罵り足りない卑劣輩と言い切る。
 日本国憲法第九条をこの北沢は深く読みこなしていないようで、防衛庁(国民の反対が多かったのに当時の自民党の私物化悪政で省に格上げとなったため、防衛庁と私は言い続ける)の官僚や三菱重工業や川崎重工業などの軍事産業体、アメリカの代理人に成り下がっている。
  国民はアメリカへの不当な『思いやり予算』の8割カットを求めているのは明白だ。その声に応えない北沢には以前フランコ石原をこき下ろした際に用いた台詞 『コンピューターにお前の代わりでもさせてコスト削減させようか』とでも言っておこう。ついでに今まで受け取っていた国会議員や閣僚としての給料は3倍に して政府に返納しろと言っておこう。これでは、野良猫に防衛庁長官をやらせたほうが数段マシだ。武器の輸出規制を緩和することは、日本が戦争に加担する事 を意味し、明確に日本国憲法違反であると同時に、国際法からも大いに懸念されることだ。
 民主党に政権交代した意味を北沢は分かっていない。それ は今までの自民党による金権・私物化悪政、アメリカ主体の悪政から脱却を望む声であって、アメリカや財界に服従する姿ではない。私は菅違い直人の失敗は明 白だと断言している。沖縄県の思いを踏みにじった愚か者であるトイプードル前原、鈍感の岡田、パペット(操り人形)北沢を優遇しているようでは、沖縄県は 反発するだけだ。沖縄県知事選挙では最有力候補として、伊波洋一・宜野湾市長がこのままなら当選確実だ。
 では、どうすればいいのか。北沢ら3ボ ケ野郎(もしくは自民党ダッシュ)の追放は当然だが、彼らの歪んだ発想そのものであるネオコン・ネオリベ思想を民主党が捨て、護憲保守・独立精神・過去の 戦争責任を直視する真摯な姿勢を取り戻すかにある(そうすることは小沢一郎氏の引退にも結び付く為、ぜひやらねばならない)。菅は潔く、日米間で交わされ た違法な基地に関する合意を撤回し、アメリカに無条件で基地を撤収させることだ。そうすれば、人気はうなぎ登りにはなると言うことだ(ついでに思いやり予 算も8割カットすればいい)。アンクル・サムは日本を守るというより、利用価値だけで行動しているにすぎない。
 誰でも分かるこの常識を菅は出来ないようで、愚かである。もしくは、あの野心にみちあふれたマニフェストは菅にとっては権力獲得の手段だったのだろう。そうして権力を獲得すれば、後は裏切って平然とする。それでは話にならない。

小沢一郎よ、今こそチャーチルになれ!!
テーマ:ブログ
2010-10-10 08:58:31
 検察審査会の不可解な強制起訴で小沢一郎氏の献金問題が司法の場に取り上げられる事になった。
  これについては本人が話すように、裁判で白黒をつければいい。だが、日本の裁判の有罪率が9割を超える異常な事態がまかり通る。公正・公平な裁判はあまり 期待できない。有力なコラムニストである村野瀬玲奈氏が小沢氏に企業・団体献金の禁止などで動く事を勧めているが、私も賛同する。
 また、小沢氏 には次に取り上げる事でも動いて欲しい。以前私は小沢氏にチャーチルになるよう勧めた。そう、第二次世界大戦でイギリスを勝利に導いた名宰相である。彼と 小沢氏には失言癖など似ているが、それを抜き差しで今、この国家の危機を再生するにはこうしたやり方で国民の支持を集めることだ。
 チャーチルはナチズムを倒す為に嫌っていた共産党とも組んだ。それぐらいの思い切った行動力が小沢氏にはある。

1 衆議院の選挙制度を中選挙区比例ブロック制度に転換。
 小政党潰しが目的の小選挙区制度は直ちに取りやめるべきである。この制度は議論の活性化を妨げた上、ヒトラー小泉を生み出した。弊害だけで効果は乏しい。

2 企業・団体献金の全面禁止及び政党助成金の大幅縮小。
 企業・団体献金の為に疑いが持たれるなら、ここは思い切り禁止して、それだけ課税で社会貢献してほしい。そして、新党ごっこの温床となっている政党助成金は今すぐ半額にして、掛かった分だけ領収書添付でやってほしい。そうすると、会計監査が発展する。

3 国会議員の経費削減に、給料を日当制にする。また、国民年金に制度を一元化すること。
 そうすると、政治屋はまず辞める上、アマチュア政治家による透明な議論が活性化する。経費は大幅削減され、腐敗も減るわけで、一石二鳥である。そうすればその場限りの議員定数削減よりも効果は抜群である。

4 政教分離の徹底。
 宗教団体から支援を受けている議員には、それだけハンディキャップはいらない。政党助成金は極力辞退してもらう。それがない議員には支援をすべきだ。また、選挙供託金の没収はやめるべきだ。

5 二世議員の立候補規制。
 二世議員は地盤・看板などと恵まれているわけで、それなら、オーディションで選出してみるべきだ。実力で勝ち取った地位とは言えないので、本人も辛い筈だ。

6 政治家専用の銀行を設立し、そこが金銭の管理を一括で行う。
  ここはひとつ、提案だが新銀行東京を全株式1円で国有化し、一般口座を民間銀行に譲渡する一方で、政治家専用の銀行口座を開設し、そこに住民や支持者から の政治献金を受け付ける、決済口座として活用するのはどうか。日本政治銀行という名前が相応しい。なお、この銀行口座を解約するのは政治家を引退する時 だ。落選中は手数料を払えば維持できる。
 逆に言うならば、民間の銀行口座に口座を開設することを禁止するのだ。

7 ボランティア登録制度の導入。
 選挙運動には、プロはいらない。政策論争でなければならないのであり、ボランティアが行うのが望ましい。

 これらはあくまでもごく一部の提案である。
 小沢氏に何か素晴らしい提案があるなら、ぜひとも声をあげて欲しい。絶望よりも、前向きな改善策でこそ、社会は良くなる。

 さらに、こんなずさんな金の使い方をしている政治家がいる。

政治資金でアルマーニ 民主党問題議員の趣味はワイン
(日刊ゲンダイ2011/11/30)

「みんな、おしゃれに飲もうよ」が口グセ

 ゴルフクラブの購入や高級クラブでの飲食、駐車違反の反則金……。国会議員の2010年分の政治資金収支報告書が公開され、政治活動費のズサンな使われ方が次々と明らかになっている。
 イタリアの高級ブランド「ジョルジオ アルマーニ」を購入していた議員も現れた。民主党の勝又恒一郎衆院議員(48)。資金管理団体「湘南政策研究会」が昨年8月、2万3100円で買っていた。項目は交際費、「誕生祝い」となっている。
金額から推定するとネクタイだが、なぜ自腹で購入しなかったのか。誰の誕生祝いだったのか。
  「1年前のことでハッキリ覚えていないのですが、秘書に『買ってきてくれ』と頼み、秘書が私に金を請求せず政治活動費として計上してしまったようです。な ぜ誕生祝いとしたのかは分からない。私はアルマーニのネクタイは一本も持っていないので、誰かに贈ったのかもしれません。当然、個人的な支出なので、収支 報告書の訂正をしました」(勝又議員)
 なんだかよく分からない説明だ。
 「勝又議員は松下政経塾の出身。同期には前原誠司政調会長や玄 葉光一郎外相がいますが、『一番優秀だった』と自慢げに話すこともあります。神奈川県議を3期務めた後、衆院選は2回続けて落選。一昨年も神奈川15区で 自民党の河野太郎議員に敗れましたが、比例復活で初当選した。県議選を手伝ってくれた縁で、井戸まさえ衆院議員と結婚しましたが、後に離婚しています。外 交、アメリカ通で、趣味はワイン。酒に強く、『みんな、おしゃれに飲もうよ』が口グセです」(民主党関係者)
 この顔でアルマーニとかワインとか……、ようやるワ……。

天理教への「お供え」も 血税流れる政治活動費
(日刊ゲンダイ2011/11/29)
やっぱり変だよ!!「誠司とカネ」

 自民・民主両党の幹部に宗教問題が浮上だ。自民党の石原伸晃幹事長が代表の政党支部が、“手かざし”で有名な宗教法人「崇教真光」(本部・岐阜県高山市、信者数・国内外100万人)に09~10年の2年間で計36万円以上を「会費」として支出したことが発覚した。
 政党支部は政党交付金=血税の受け皿だ。そのため、政治資金に詳しい政治学者は「宗教団体への会費は個人で払うべき」と指摘するが、民主党の前原誠司政調会長の政党支部「民主党京都府第2区総支部」も同じ問題を抱えている。
 本紙が京都府選挙管理委に09年分の政治資金収支報告書に添付された少額領収書(1件1万円以下)の写しを情報公開請求したところ、写真の領収書が見つかった。
 09年1月7日に前原が奈良の宗教法人「天理教」(信者数・国内外250万人)の教会本部に1万円を払ったことを意味する「謝状」である。
 前原事務所の関係者は「当該月日に賛助会費として1万円を納めました。宗教法人との付き合いも政治活動の一環」と説明したが、天理教側は「前原さんは天理教の信者なのです」と打ち明け、こう答えた。
  「謝状は前原さんが参拝した際に払った“お供え”の印として渡しました。私どもは例年1月5~7日に『お節会』(おせち)という年始の恒例行事を行ってお ります。全国から本部神殿にお供えされた鏡餅を雑煮にして振る舞う行事で、前原さんも例年お見えになっています。今年のお節会には当日に大臣公務が入って 来られませんでしたが、日にちをズラして年始の参拝に来ていただきました」
 政治家個人がどんな宗教を信奉しようが自由だが、政治家の立場を利用して「お供え」のカネまで血税が流れた政治資金で賄うのは話が違う。政治資金に詳しい日大の岩井泰信教授(政治学)も「宗教団体に対する会費であれば個人で支払うべきだ」と指摘する。
 前原もカネに困っているわけではないのだから、信奉する宗教の「お供え」くらいは自腹を切れよ。本当にセコイ男だ。

 これに、キャバクラ代やら、ヘアメーク代に政治資金を使うのだから唖然とする。
 こんな連中を我々は黙って見過ごしてきた。大いに恥ずかしい。中身に厳しく追及すべきで、顔に振り回されるなといいたい。顔だけでは先入観に振り回されるのだ。


感情は脇に、成果と信念で選べ(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-07-05 20:33:03
『投票したくない』候補者で当選しそうな人、しそうでない人
2010年06月14日15時00分 / 提供:リアルライブ
 7月11日の投開票でほぼ日程が固まった参院選だが、「週刊文春」が有権者2000人に「この人には投票したくない」候補者のアンケートを行った。
  その結果ワースト5は1位がダントツで谷亮子氏(民主党・比例)、2位が池谷幸雄氏(民主党・比例)、3位が三原じゅん子氏(自民党・比例)、4位が杉村 太蔵氏(たちあがれ日本・比例)、5位が福島瑞穂氏(社民党・比例)。以下、11位が蓮舫氏(民主党・東京)で20位までに比例区に出馬予定の各党の タレント候補 が名を連ねた。
 まず、谷氏だが、柔道五輪金メダリスト、夫はプロ野球選手、二児のママなど天は二物も三物も与えたうえ、ロンドン 五輪を目指しての現役続行を宣言。政治家・柔道家・子育ての三足のわらじをはこうとしたために反発を買ったようだが、「比例名簿はかなり上位になるはず。 民主党が大敗しても当選する」(政治部記者)という鉄板ぶり。
 体操五輪メダリストの池谷氏は体操教室を経営しているため子育て政策に力を注ぎたいようだが、「バツ2で不倫の過去あり。女性票は厳しいし、名簿順は当然のボーダーラインぐらい。五分五分か」(同)とされ、同じような理由で投票したくない人も多く微妙。
 三原氏は芸能活動を休止し、お金のかからない選挙をアピールしているが、不良キャラのイメージ&過去の男性スキャンダル史が不評。「自民党が大勝しないと難しい」(政治ジャーナリスト)というから厳しい。
 前々回の衆院選で自民党が大勝し奇跡的に比例区で当選を果たした杉村氏だが、衆院時代に何もしなかったことを有権者はしっかり見ており、「誰か出馬を止めなかったのか? よく公認をもらえた」(同)というだけに再びバッジをつけることはなさそうだ。
 普天間基地移設問題をめぐって連立与党から離脱した福島氏だが、基地問題の見識について疑問視する有権者が多く、「民主党との選挙協力なくして社民党はピンチ。比例区だが厳しいのでは」(同)というから自らと党を窮地に追い込んでしまった。
 蓮舫氏は有権者の圧倒的支持を受けているため、「東京選挙区ではかなりの得票数が予想され谷氏以上に鉄板」(同)。
 「アイツには投票したくない」と思う候補者がいる方は同誌の結果をじっくり見てみよう。
http://news.livedoor.com/article/detail/4826334/

 選挙はタレントの人気投票ではない!
  私は腹が立って怒っている。今回のタイトル「感情は脇に、成果と信念で選ぶ」ことが選挙民には求められる。パラリンピック選手だの、金メダリストだの、女 優だのでがたがた騒ぎすぎる。源純香批判の時に発したように、政治家としていかなる信念を携え、いかなる手段で実現するか。それを候補者に問い掛けねばな らない。
 佐藤ゆかりも今回の選挙で自民党から出ているがすっかりヒトラー小泉におんぶにだっこだ。情けなくて呆れてしまう。浮かれ新党に人気者でごまかすとは言語道断だ。あくまでも政策論争のみで勝負を決せよといいたい。



まずは己の首を切れ(小野哲)
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2010-07-01 08:58:10
 我が盟友が呆れて「子供以下市長」とバッサリ切り捨てた鹿児島県阿久根市の竹原信一自称市長がこんな呆れた放言をしでかした。いずれも毎日新聞より引用する。

阿久根市長:「目の前の相手の首切りも平気」ブログで
2010年6月28日 10時49分 更新:6月28日 12時19分
  議会を招集しないまま専決処分を乱発するなど、特異な市政運営を続ける鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、27日付のブログ(日記様式のホームページ)に 「環境が許せば、目の前の相手の首を切り落とす事も平気で出来る」などと記述した。不穏当な表現は、波紋を広げそうだ。
 竹原市長はブログに「政治家や公務員が、専決での議員の日当制ぐらいで騒ぐのはバカバカしく甘い」と書き込み、知事の助言を一蹴(いっしゅう)。さらに「議員や特権階級の連中に、残酷とも見えるような事をする時、私の気持ちが揺らぐ事はまったく無い」などと挑発した。
 竹原市長は、伊藤祐一郎知事から市政運営の改善を求められ、市職員も正常化を求める上申書を提出している。【馬場茂】


鹿児島・阿久根市長:とどまらぬ「独裁」 臨時議会招集拒否/職員上申書「裁断しろ」
  議会を招集しないなど特異な市政運営で混迷を深める鹿児島県阿久根市。知事や市職員らが事態正常化のために動き出したが、竹原信一市長(51)は意に介さ ず、適正な行政運営を求めてほぼ全市職員が署名した上申書さえも28日、受け取りを拒み、裁断を命じた。またこの日は議会側が求めた臨時議会の招集期限 だったが市長は応じていない。一方、市民団体は解職請求に向けた説明会を始めた。【福岡静哉、馬場茂】
 28日朝の市課長会。竹原市長は「私たち 職員は阿久根市民と苦労をともにし痛みを分かち合います」との言葉を出席者に3回唱えさせた。さらに「固定資産税を引き上げると言えるか」などと激怒した という。会の終了後、上申書2通を手渡そうとした市総務課長に竹原市長は「シュレッダーにかけてしまえ」と怒鳴ったという。
 上申書は、市職員労 働組合(市職労)と課長職約20人の2通。「逆らう職員は処分する」と公言した竹原市長の報復を恐れつつ、勇気を振り絞って出しただけに、ある職員は「ま さに独裁。恐怖政治だ」。別の職員も「クビは怖いが、覚悟を持って署名した。それだけの思いが詰まっていることを全く分からない人」とやり切れなさを口に した。
 28日は臨時議会の招集期限。招集しないと地方自治法違反となるため、伊藤祐一郎知事は22日、同法に基づく異例の「助言」に踏み切り、 25日には説得を試みた。しかし竹原市長は28日の課長会で「知事はしょせん役人」と言い放ち、招集を拒否。知事は是正勧告や是正要求もできるが、「対応 を検討したい」と述べた。
 こうした状況に、反市長派議員12人はこの日「緊急性もなく専決処分を行うのは地方自治法に反する」として、専決処分無効確認を求め鹿児島地裁に近く提訴することを決めた。提訴に踏み切る浜之上大成議長は「法的手段に訴えるしか手がない」と嘆く。
 一方、市民団体が参院選後、リコール署名を始める構えで、28日、第1回の住民説明会を開き、活動を本格化させた。
毎日新聞 2010年6月29日 西部朝刊


 後者のニュースは我が盟友がコラムで書いた事の裏付けである。
 私は庶民受けする政策をぺらぺら話す輩を基本として信用しない。まだ日本共産党がシンクタンクを通じて分析研究して立ち上げた政策が信頼に足るそれなりのものなのに対して竹原には何の裏付けがない。これを大衆受けばかりを狙った媚び、英語で言えばポピュリズムだ。
  それなりの納得するものなら、きちんと話し合いを重ね、議論を経て政策は実施される。だが、阿久根市は今や議会が開催されないまま専決処分という名前の独 裁政治がまかり通る。日当制による議員の経費節減には基本としては賛成する。政治の基本は分かりやすい、透明であること、公平であること、公正なルールに よって行われることである。
 だが、話し合いがないまま突っ走るのでは極めて問題だ。東京都の青少年育成条例「改正案」がことごとく否決されたの はフランコ石原が前述した4つの原則を無視したからだ。議会と市長はチェック&バランスの関係でなければならない。ファシズムホンジェラスの正常 化を求める市民のデモが起きたが、極右政権は無実の市民を弾圧し、国際社会から厳しい批判を受けている。竹原や石原はホンジェラスに移住しろと言っておき たい。それともビルマがいいのかな?
 他人の首を平然と切れるなら、まずは己の首を切ってからにしろといいたい。それとも、自らの給料をある程度減らしながら減税を言う河村たかし名古屋市長を見習ってただで市長を勤めるつもりか。竹原は阿久根市を新興宗教並の手段で私物化している。
  そんな竹原が支持しているのがみんなの党だと知って、なるほどと思った。渡辺喜美もある意味ポピュリズム政治屋だからだ。そうじゃなければ攻撃しても反撃 できない弱者ばかり攻撃する真理が一致しない。渡辺が本物の政治家足るなら、アメリカ・財界を厳しく批判してナンボではないか。

 また、「唯一の野党」という日本共産党にも私は注文をつける。

自縛(小野哲)
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2010-07-27 11:37:25
 今回の参議院選挙で日本共産党はなぜ伸び悩む結果になったか。
 私は日本共産党の政策が現実化という工程を得ていない事に大きな問題があると考える。それがはっきり分かったのが、1992年に起きた関東鉄道列車衝突事件である。
  ディーゼル列車がブレーキ故障で暴走,取手駅ビルに突っ込み乗客1人が死亡、250人以上が重軽傷を負ったこの事件は1992年6月2日に発生した。茨城 県取手市の取手駅から下館駅(筑西市)まで関東鉄道は常総線を運営しているが、その当時顧客の増加に対応できず、国鉄事業清算団を通じて中古車を購入して いた。
 だが、それでも追いつかず、5両編成の運行もあった。それで安全策として自動列車停止装置の設置工事もしていたのだ。電化の検討もあった が、つくばエクスプレスの開業で客足が減ると予想されていた上、地震観測所の存在で交流でないとダメだという制限もあって難しい状況だった。そこへこの事 故である。
 事故の原因は運転手と車掌のミスに加え、運営上の構造ミスが重なった。それであのような最悪の事態になってしまったわけだ。だが、関 東鉄道の状況を無視したかのような暴論をした政党があった。日本共産党である。彼らは関東鉄道の運賃が他私鉄と比較して高いことを根拠に「大金持ち」だと 決め付けて攻撃した。しかも、関東鉄道の駅前でやらかしたのだ。これにはさすがに私もカチンときて攻撃した男めがけて「おかしいじゃないか」と食ってかか らざるを得なかった。ちなみにその男は市議会議員だったが飲酒運転で捕まって辞職した。共産党は何事もなかったかのように不祥事には臭いものに蓋の除名処 分だ。
 今回、民主党が致命傷を喰らって共産党にはチャンスがあった。だが、共産党が伸び悩んだのはこうした無神経な事、更には井上静氏がブログ で指摘したように有名大学を出たエリートが汗を流して頑張っている現場の人の上で踏ん反り返るような体質が敷居の高さに繋がったのではないか。こうした自 らを縛るような行動が、共産党の硬直化を招く。だからちょっとでも疑問を感じたら除名につながる。
 それでは、政党としての成長性に欠けるのは明 白だ。私は共産党の政策のある程度は支持する。だが、それ以上支持するかと言えば出来ない。相手を攻撃するだけではなく、相手の懐に飛び込んで正々堂々と 戦い、違いを認め、求められる想いを実現するのが政治ではないか。共産党は今こそ、自己改革を始めねばならない。21世紀に共産党の担う役割は何かを自ら はもちろん、護憲保守・護憲リベラル、中道左派にも問い掛け、社民党と新社会党を吸収合併しなければならない。その場合共産党の名前にこだわる場合じゃな い。
 そこで、民主党および国民新党とセッションがある。その中でアンチネオコンと自民党護憲リベラル派も取り込み、愛国心をほざく危険極まりな いネオコンどもを抹殺するのだ。小異を捨てて、大同団結しなければこの国に今ある危機を乗り越える事はできない。それを何よりも分かっている筈だ。自らの 良心に従い闘って欲しい。
 現状をどのように変えたら、最大限の効果を得られるかが今後問われる。そこに、共産党の可能性を見出だした時、共産党は本当の実力を発揮する。そこまでに到るプロセスを再構築しない限り、共産党には明日がない。

 さらに私はこの提案に「新党きづな」との連携を提案したい。
 共闘することで、政党としての幅を広げる利点がある。現実、共産主義も資本主義も滅び去ろうとしているのが今の時代だ。そこで、新たな価値観をともに模索していくと言う意味で、新党きづなと政策論争を交わしていくべきだ。
 自分たちが全て正しいと言うのではない、それでは誰からも相手にされなくなる。

2012年01月28日

自民党よ、この最終通告を受け止めよ

今回はしんぶん赤旗より引用する。
 この国の政治の劣化は凄まじい。特に自民党にはその自覚はない。

2012年1月23日(月)
“定数削るから増税”は誤り
NHK討論 穀田氏、民主の議論を批判

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は22日、NHK番組「日曜討論」に出席し、24日召集の通常国会でテーマとなる消費税増税や議員定数削減などについて各党の国会対策責任者と討論しました。
 民主党の城島光力国対委員長が「議員定数削減なくして増税なし」と衆院比例定数80削減と消費税10%への増税をセットで打ち出したのに対し、穀田氏は「“無駄を削るから増税をお願いする”という論理は間違っている」と正面から批判しました。
 穀田氏は改造後の野田内閣について、「暮らしと経済を破壊する消費税の大増税を強行するための布陣だ」と強調しました。
  消費税率が5%上がれば、被災地の3県だけでも5300億円の負担増になり、3県の住民税(約4000億円)を大幅に上回る規模での打撃となると指摘。 1997年の消費税率3%から5%への2%増税(5兆円の負担増)でも経済が大きな打撃を受けたが、今回の5%増税の負担増は13兆円にものぼり、「日本 経済を奈落の底に突き落とす」と増税に反対を表明しました。
 小選挙区の比重を高める比例定数の削減については、小選挙区制を導入した細川護熙元首相と河野洋平自民党元総裁も政治の劣化を嘆いていることを語り、「多様な民意を反映するための選挙制度の抜本改革が必要だ」と強調しました。
 国家公務員賃金を平均7・8%引き下げる法案も議論になりました。穀田氏は、憲法で保障された国家公務員の労働基本権がはく奪されているもとで、その「代償措置」とされる人事院勧告すら無視するのは「二重の意味で憲法違反だ」と批判しました。
  穀田氏は、高級官僚などの問題のある処遇は改革する必要があるが、被災地3県でも2500人の公務員が足りないという事実もあると指摘。かつては民間の賃 金が「公務員より高すぎる」といって引き下げられ、今度は公務員の賃金が「民間より高すぎる」といって引き下げられていると述べ、「『賃金下げ競争』で国 民の懐具合と日本経済を冷たくするというやり方は根本的に間違っている」と話しました。
 その上で、「本気で無駄を省くなら、まず政党助成金をやめるべきだ」と強調しました。

自民党よ、いい加減にしろ!!(小野哲)
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2010-02-12 12:48:53
 この前の元女優立候補の話に続いて今度はメダリスト立候補の話である。
 今年の参議院選挙でまたしても自民党がバカな事をしでかした。このニュースを見て欲しい。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/02/10/01.html

  00年シドニー五輪の競泳女子400メートルメドレーリレー銅メダリスト、源純夏氏(30)=徳島市=が、自民党徳島県連が実施している夏の参院選徳島選 挙区(改選数1)の公募に、近く応募する。50メートル自由形の日本記録保持者でもある水泳界のエースが、政界を目指す。
 源氏は9日、インストラクターを務めている大阪市の長居プールでスポニチ本紙の取材に応じ「年齢を重ねるうちに自然と政治に関心を持つようになった」と説明。自民党の公認候補に応募することについては「徳島といえば自民党の地盤で身近に感じていた」と話した。
 近く県連に届け出る予定で「女性が抱える問題やスポーツ文化の向上に取り組みたい。水の中で裸に近い状態でいろいろな人から話を聞いているので、そういうことをどんどん反映していきたい」と意欲を見せた。
 シドニー五輪では中村真衣(背泳ぎ)、田中雅美(平泳ぎ)、大西順子(バタフライ)とともに、五輪の日本女子リレーで初のメダルをもたらした自由形のエース。01年の日本選手権では、50メートルで25秒14の日本記録を樹立した。
 02年に徳島市に戻り、スイミングスクールや小学校での水泳教室などでインストラクターとして活動、生涯水泳の普及にも力を入れている。近年はサッカーJ2・徳島ヴォルティスのサポーターとしても熱心に活動している。
  昨年4月から長居プールで週3日、子供向けから大人向けまで計9クラスを担当。長居プールの担当者は「明るくて教え方もうまく、生徒から人気がある」と話 した。最近、源氏から「3月いっぱいまで続けられるが、4月以降はできなくなるかもしれない」との申し出があったという。
 県連は先月26日に公募の受け付けを始め、締め切りは今月13日。今月中に候補者を決める方針だ。公募には現職の小池正勝氏(58)が既に届け出たほか、昨年夏の衆院選で落選した前衆院議員七条明氏(58)も9日に応募した。

  ◆源 純夏(みなもと・すみか)本名小松純夏。1979年(昭54)5月2日、徳島市生まれ。小学1年から水泳を始め、中学時代に自由形短距離で頭角を現 し、県立城南高2年時にアトランタ五輪、中央大3年時にシドニー五輪に出場。日本選手権では50メートルで8回、100メートルで4回優勝した。大学卒業 直前の02年2月に幼なじみの会社員小松義典さんと結婚。同4月にテレビ朝日に入社したが、同9月に退社し地元に戻った。01年9月に現役を引退、翌年6 月に復帰した。
http://ameblo.jp/sumikaminamoto/ 源のブログ
[ 2010年02月10日 ] スポーツニッポン

 徳島県を地盤としていた元首相で護憲派の良心だった三木武夫氏がもしこのニュースを聞いたら呆れてライバルの後藤田正晴氏と頭を抱える事請負だ。私はそういうしかなかった。
 そもそも、自民党の敗因は大企業や大資産家にしか顔を向かない弱肉強食社会を目指したという事だ。そこで圧倒的多数の庶民の経済をさんざん破壊した責任があるのに責任を全くとらなかったではないか。源は自称知事の飯泉嘉門と同じ無責任でしかない。
 そもそも、どんな信念を政治家として持っているのか。自民党のお間抜け議員どもにはその信念はない。あってもみんなで寄ってたかって奪い取る。そんな政党に理念はないと言うしかない。
 こんな程度の候補者を使うのなら、私は日本共産党にもごぼう抜きを食らうと警告しておくしかない。自民党は現状維持を図ろうとしているがこのままなら自民党本部は民主党に売却せざるを得ないはずだ。
  因みに源が応援している徳島ヴォルティスだが、飯泉が正統知事の太田正氏を誹謗中傷し、超金権選挙で「当選」した際に「公約」として当時大塚製薬サッカー 部だったこのチームのプロ化をぶちあげ、県民の血税を私物化した。これで大塚製薬からの支援を得たのであり、いわばスポーツを政治利用したのだ。これは倫 理的に許されない。言ってしまえばニイウスコーと同じ粉飾決算に等しい犯罪である。
 こういう経緯を知ってそれでも徳島ヴォルティスを応援できるのか。私はあまり応援する気持ちにはなれない。源はサガン鳥栖についてもう少し知ってから徳島ヴォルティスについて論じろといいたい。それだけでも失格候補なのは明確だ。
 源は太田氏の弟子になり、5年間出直しなさい。それがいやなら、三木氏の未亡人である睦子氏を通じてハト派の論客の元で勉強しなさい。私にはそういうしかない。


あなたのところの問題児買い取ります(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-01-28 08:09:07
 某金権野球部の選手買いあさりではないのだが、最近の自民党をもし言うとしたらこう言うしかない。
 この前の自民党大会について新聞報道を見てくると、中身が全くない。誹謗中傷だけで、政策論争という政党の原点が全く欠落している。日本共産党党大会と比較すると中身がすかすかであると言うしかない。そして、人気者を買いあさり、呆れた売名行為を続けている。
  その典型例は小泉進次郎なるポンコツ坊や、青森県八戸市の市議会議員でグラビアアイドルまがいの仕事をしている自民党員の藤川えりを自民党大会に招いたこ とだ。彼らはどんな仕事をしているのか。全くしていないに等しいではないか。どういう仕事をしているのかが全く見えない。ただ有名なだけで、杉村泰三と中 身が同じ空っぽ頭である。
 司会役にポンコツアナウンサーの丸山珠代だの、未熟の小泉だのでいい加減な中身だった。そして野村克也を呼ぶお粗末 さ。野村はチームを私物化しただけで最後は自らの保身を図っただけではないか。呆れて話にならない。これでは野中広務氏も開いた口がふさがらないのではな いか。
 自民党は本気で再建の道を歩みたいと願うのなら、新自由主義を完全に放棄して護憲保守に回帰すべきである。弱者の痛みを忘れた政党には再 生は無理だ。公明党創価学会や統一協会などの破廉恥なカルト団体とも決別し、企業団体献金も返上する覚悟を示すべきだ。大企業やカルト団体の利益ばかり優 先し、生活者の視点を忘れた自民党には未来はない。

 名護市へ米軍の普天間基地を無理矢理移す暗躍は、稲嶺進氏の当選で完全に破綻した。
  はっきり言ってしまうと、鳩山内閣がすべきは無条件返還の要求だ。それが出来ないなら存在意義はない。今までアメリカは日本からさんざん利益を搾取した。 搾取され続けた沖縄の民の痛みを真っ向から受け止め、日本政府は普天間基地の無条件返還をアメリカに迫るべきだ。何も日米安保条約そのものを否定する気は ない、だがアメリカにとっても名護市に米軍基地を移すことは明らかに損である。沖縄の民を味方につけるためにも、普天間基地は無条件で返還すべきだ。

性懲りもないオマヌケども(小野哲)
テーマ:国家、人権
2011-06-08 08:51:45
2011年6月6日(月)「しんぶん赤旗」

蕨市長に頼高氏再選
埼玉 自民推薦候補を大差で破る
「あったか市政」市民が評価
  埼玉県蕨(わらび)市長選は5日投開票され、2期目をめざす頼高(よりたか)英雄氏(47)が、保守系前市議の三輪一栄氏(64)=新、自民推薦=を破っ て再選を果たしました。頼高市政1期目の「あったか市政」の成果と今後のビジョンが幅広い市民の支持と共感を得ました。蕨市は、日本共産党員が首長をつと める全国9自治体の一つです。
 選挙戦で、頼高氏は▽JR蕨駅へのエレベーター設置▽中学卒業まで医療費無料化▽市立病院の経営黒字化▽市の借金 削減―などの成果と、「安全安心・にぎわいと活力・子ども、高齢者、障害者にやさしいまち」の三つのビジョンを掲げてたたかいました。頼高氏の訴えが市民 に伝わるなか、多くの市民から「やっぱり市長は頼高さんだ」との信頼の声があがりました。
 地元の自民党前衆院議員らが支援した三輪氏陣営は「共産党だからダメ」との反共攻撃を続けましたが、保守層からも「どこの党だからとの批判は的外れで失礼だ」などの反撃の声があがり、頼高市長の勝利となりました。
  2度目の挑戦となった三輪氏は「みんなの蕨をつくる会」を選挙母体に、市議選の保守系候補と連携。公明市議団からも支援を受けるなど組織選挙を展開。「こ の4年間、市政が停滞、将来展望も見えない」と現市政を批判。「蕨を躍動感、活力のあるまちにしたい」と訴えたが、出遅れも響き、浸透し切れなかった(埼 玉新聞記事)。

■蕨市長選開票結果(開票率100%=選管最終)
   10622 三輪 一栄 64 無新
 当 19365 頼高 英雄 47 無現
   無効 522 
   持ち帰り 0
  市長選の当日有権者数は5万6989人(男2万9108人、女2万7881人)。投票者数は3万509人(男1万4548人、女1万5961人)。投票率は53・53%(男49・98%、女57・25%)で、前回(59・24%)を5・71ポイント下回った。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-06-06/2011060601_01_1.html
(なお、一部記事は補足しています)
(C)日本共産党

 至極当然の結果である。
  三輪については悪質な誹謗中傷があったため、関係者サイトについては全面的にインターネットホットラインセンターに通報した。三輪は自身のサイトで頼高市 長を『議会の意見を無視し、自身のマニフェスト偏重主義におちいった結果、近隣市に比べ市政運営に明るい展望がなく、市民からは『行政デフレ』である』と 暴言を連発した。
 これで何が建設的な政策論争か。ちゃんちゃらおかしい。逆にジミントーの長期独裁によって日本が歪んだ事実をどう見ているの か、私は聞きたい。逆に財政再建などで共産党の政策が充分通用することを三輪は皮肉な事に証明してくれたのである。前市長の息子で元衆院議員の田中良生 (自民)は「前回は共産党との対立構図に持っていけなかったことが敗因。今回は色分けをしっかり打ち出した戦いをする」とした。
 こんなオマヌケ田中を国会に送り込んだ選挙民の頭の中身はどうなっているのか。田中も通報しておいたが、保守派の悪意が今回も牙をむいた。彼らの犯罪にはしかるべき法の裁きが下ると思うが、私は左翼サイドにも釘をさしておきたい。ペルーにもこんな歪みがある。

ペ ルー ウマーラ候補 勝利宣言 6月6日 14時13分  南米ペルーの大統領選挙の決選投票は、選挙管理委員会が行った開票結果の中間発表で左派のウマーラ候補がフジモリ元大統領の娘のケイコ候補をリードして おり、ウマーラ候補は「出口調査などの結果はわれわれの勝利を示している」と述べ、事実上の勝利宣言を行いました。
 ペルーの大統領選挙は、フジモリ元大統領の娘のケイコ・フジモリ候補と、左派で元軍人のオジャンタ・ウマーラ候補の間で、5日、決選投票が行われ、現在開票が進んでいます。
  選挙管理委員会が発表した開票結果によりますと、開票率81%で、ウマーラ候補の得票率が50.7%、ケイコ候補が49.3%となっています。地元の報道 機関は、ウマーラ候補の地盤となっている地方での開票が進めば、得票差が広がるとみられることや、出口調査の結果などから、ウマーラ候補が優勢だと伝えて います。
 こうした状況を受けて、ウマーラ候補は日本時間の午後1時すぎに首都リマ市内で会見し、「出口調査や選挙管理委員会の発表などはわれわ れの勝利を示している」と述べ、事実上の勝利宣言を行いました。一方、ケイコ候補はリマ市内のホテルで支持者を前に演説し、「ウマーラ候補の優勢が公式票 で裏付けられれば、速やかにその結果を受け入れたい」と述べ、劣勢を認めたうえで、いましばらく開票を見守る姿勢を示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110606/t10013339471000.html

 このウマーラ自称次期大統領だが、かなり問題が多い。
 強権的なフジモリ体制に反発してクーデターを起こした過去がある他、過剰に国家が経済に介入すべきという発想を持っている。それではいけない。しかも、選挙戦でフジモリ元大統領とケイコ候補を絡めて誹謗中傷した。それでは、政策論争ではない。
 ウマーラ自称次期大統領を私は断じて承認しない。頼高市長と比べると、その政治家としての質は断然劣る。三輪といい勝負ではないか。あくまでも、政策論争に徹するべきである。
 また、日本共産党は『アカ』攻撃などに構ってはいけない。あくまでも愚直に政策論争を貫くべきだ。日本はアメリカでも、中国でも、ロシアでもないのだ。

 その他に参考にした記事
埼玉・蕨市長選、共産党籍の首長座守る 頼高氏再選
2011年6月6日 朝日新聞社
http://mytown.asahi.com/areanews/saitama/TKY201106050417.html
2011年5月27日(金) 埼玉新聞
現新一騎打ちの公算 蕨市長選告示直前情勢
http://www.saitama-np.co.jp/news05/27/04.html
2011年6月5日(日) 埼玉新聞
蕨市長に頼高氏 元市議新人破り再選
http://www.saitama-np.co.jp/news06/05/12.html


1 ■頼高市長再選はうれしいです。
 私は、頼高市長を前回に続き応援しました。
 三輪陣営の1人の人物からは、「ババア」だの「治安悪化の有害物体」、「カルデロン擁護の中心人物」と集中攻撃されました。
 蕨市は頼高さんに頑張ってほしいです。
川口市上青木 稲垣幸子 2011-07-13 12:37:40

 このことについては私も当然の結果であると歓迎している。
 できれば、国政の場に出ていただき、日本の再建に活躍願いたい。それほど頼高氏の政治手法は優れている。逆に言えば、共産党から評価される保守政治家はいるのだろうか。三木武夫氏くらいしか居ないのではないのか。

 政治はリカちゃん人形じゃない(小野哲)
テーマ:国家、人権
2011-05-25 00:46:17
地方選で民主党が大敗したが、これは当然の結末である。
  政権就任後のマニフェストからの後退に、ネオコン・ネオリベ偏重政治(これを人は私物化というのである)が重なった結果、選挙民は失望した。そこに、東日 本大震災での東京電力への指導力不足だ。もっとも、この失態は自民党・公明党創価学会がやった事なのであり若干配慮はするが、あまりにも鈍い。党利党略に 愛想を尽かせて一人離党したようだ。
 タカラトミーから出ているリカちゃん人形という女児向けの玩具がある。要するに着せ替え人形であるが、菅違 い直人やスターリン仙谷、ロべスピエール岡田、トイプードル前原、パペット北澤、パフォーマンスお姉ちゃんレンホー、クロムウェル枝野、スハルト渡部に とって、2009年マニフェストはリカちゃん人形の延長線上にすぎなかったのである。つまり、マニフェストを手段としか捉えていないのだ。着せ替えても選 挙民は騙せるとたかを食っていたのではないか。
 この程度の小物を生み出したのはやはり小選挙区制度だと私は断罪できる。オールオアナッシングの 選択しかないのだ。そうした意味では小沢一郎氏や河野洋平氏の罪は重い。政治家は利権を地元に誘導するのが仕事ではなく、この日本を10年、いや20年後 にどうするのかというのを考え、議論する職業ではないのか。そのための政策提言ではないのか。
 それがどの政党も欠けていた。だから、失望感を覚 えた選挙民に絶望感が浪速の毛沢東橋下が率いる『大阪維新の会』なる極右ポピュリストどもの躍進に繋がったのだ。不振に終わったが名古屋のゲッペルズ河村 率いる『減税日本』、鹿児島県阿久根市に拠点を持つ竹原一派と併せて危険性は極めて高い。耳障りのいいことばかり並び立てた結果、ナチスの独裁を招いたド イツ共和国と同じ結果になる。その橋下と一体化しているのがあの首都圏連合のだらしない自称知事ども、そうフランコ石原や松沢らだったのではないか。
 ポピュリストは独裁を招く。我が盟友は『ヒトラー再誕』なるコラムでポピュリズムの危険性を厳しく指摘した。今回の選挙結果は、公明党創価学会による選挙違反がまかり通った。宗教と政治は分離させろと私が指摘してきたことが正しい事を又しても証明した。
  東日本大震災クラスの地震が来た場合、まずこうした小物どもは対応できない。確実にあわてふためく。なぜなら、危機感が薄く、自分の周囲にイエスマンばか り揃える事が多いからだ。歴代ジミントー・ミンシュトー政権は共産党の吉井英勝氏(衆議院議員)の原発の危険性の警告を軽く見ていた。それはフランコ石原 も毛沢東橋下も同じだ。まだしも、フランコ石原の場合美濃部善政時代の幹部がいたから救われたが、幸運にはそうそう恵まれない。オールオアナッシングの思 想では政は出来ない。
 しかも、重症なことに賄賂まで受け取っているのだ。前原なんかやくざと交際している事を日刊サイゾーに暴かれ、東京電力と 汚い関係をミンシュトーネオコン一派の仙谷がしている。今回の震災で被災者や犠牲者に我々が出来ることがあるというなら、こうした不正を暴き立て、厳しく 衿を正させる機会にしなければならない。
 そこから、どういう理念で日本を再構築し、どう考えるかが我々に問われている。タレント上がりの東国原 某がフランコ石原に次ぐトクヒョー率だったということは、選挙民が劣化していることの顕れだ。私は石原も東国原も公職失格と断じている。むしろ小池晃正統 知事を支持せざるを得ない。それほどポピュリズムがひどいし、うんざりしている。
 なのに相変わらず媚びばかり並び立て、カスゴミどもは軽薄な事 ばかり並び立てる。その失敗がドイツにおけるナチズムになったのだ。解を間違えているのに、正解を誤解とし、本来の誤解を正解として書き換える非現実的な 発想転換がまかり通っている。間違いは間違いなのだ。かつてのニュースステーションの久米宏氏を批判する前に、我々はその軽率な思想を自己批判すべきであ る。

だからカスゴミは狼少年だ(小野哲)
テーマ:ブログ
2011-01-08 06:23:02
小渕優子は非難せず 大メディアの「小沢献金」批判は支離滅裂
2010.12.08 10:00
http://www.news-postseven.com/archives/20101208_7517.html
 それにしても、大メディアの陸山会献金報道は論理が支離滅裂という他ない。読売新聞は、〈「小沢部隊」カネで形成〉(12月1日付)と、小沢氏が昨年の総選挙前に91人の候補に4億4900万円を配ったこと自体を批判した。
 しかし、選挙時には、自民党各派の領袖が所属議員に選挙資金を配り、民主党でも、小沢氏だけでなく菅首相はじめ各グループが傘下の候補者に資金を配って支援している。小沢氏だけが選挙でカネを配れば悪になり、受け取った側まで批判されるのはなぜか。
 最も倒錯している批判は次のくだりだろう。
〈通常、「表に出ないカネでやる」(自民党関係者)と言われてきた、有力政治家から議員、候補者への軍資金提供。なぜ、小沢氏は今回、表に出したのか〉
 小沢氏が寄付を政治資金報告書で公表したことさえ批判の対象なのだ。社会の木鐸なら、むしろ「裏金でやっている」と語る自民党関係者を追及するのが当然ではないのか。
  大新聞は、先の北海道補選で「クリーン」を掲げて当選した町村信孝・元官房長官が政治資金で不動産を購入していたことは批判しなかったし、西松建設の政治 団体から寄付を受けた自民党議員の問題には口をつぐんでいる。また、小渕優子・代議士の政治資金収支報告書に記載の日付間違いが判明したが、これは大メ ディアがこぞって批判してきた小沢問題の「期ずれ」と全く同じ“重大犯罪”なのに、批判する報道は何もない。
※週刊ポスト2010年12月17日号

 私はメディアがこうした視点を忘れていることに驚きすら通り過ぎて呆れている。
 私はだから、読売新聞は見ていないし、朝日新聞でも信頼しない。新聞の社説とやらを見れば、ネオコン・ネオリベ思想にズブズブと洗脳され、腐っていることは明快だ。私はこれらを斜説と言っている。
  むろん、私は小沢氏の説明には納得はできない。大手カスゴミどもではなく、週刊ポスト、週刊金曜日、ハンギョレ新聞社(韓国大手)、しんぶん赤旗などの独 立系のメディアによる共同インタビューを行って、そこできちんと説明を願いたい。そうした率先した行動が小沢氏には欠けているので問題なのだ。
 以前、私はあるブログで小渕を芳香剤と皮肉った。女性だからという理由で大臣になっただけで、能力はないと見ていたが、案の定、その通りになった。実務では小沢氏に負け、理念では志位和夫(共産党委員長)氏に負けたのだ。
 町村については以前我が盟友がコテンパンにこき下ろしたので、ここで言うまでもないが、是非ジミントーは町村と小渕の疑惑について率先して証人喚問を申し出てもらいたい。それぐらいは天下の大ジミントーだから出来る度量があるだろう(もしあれば、国民は大喝采である)。



1 ■同じ事だけを書き続け、報道し続けること
これは、ジャーナリズムでもないし、
公正な報道でもないですね。

事実を、客観的な視覚・視点で捉えて
報道するのが
マスメディアの本来の姿ですね。

今の日本のマスメディアは
逸脱し切ったデマゴーグと成り果てています。

社会をいよいよ悲惨な方向へ煽っています。
国、社会にとって
畢竟、害を成すだけの存在です。
この
マスメディアをなんとしてでも排除、猛威のそぎ落としすることなしには
日本の未来には希望が持てないと感じています。
ktnpo 2011-01-09 09:38:03

 だから、既存のメディア産業は不信感だけになるんですね。
 小沢一郎氏は自身にかけられた疑惑に説明する義務があります。ですが、バイアスがあまりにもかけられすぎていて、信用できないのでしょう。ですから、ニコニコ動画などを使っているのでしょう。それはそれでいいのですが、他にも手立てはある筈です。
 例えばしんぶん赤旗(政敵そのものですが)や週刊金曜日、ハンギョレ新聞社(韓国大手の新聞)、週刊ポスト、ジャンジャン(インターネット新聞)を招いて共同インタビューにお答えすることで、小沢氏が懐の大きい政治家であることを証明する絶好の機会になります。
  今の大手メディア産業には下に『廃棄物』でもつけたらどうかと皮肉ってやりたいほどお金儲けだけは得意なんですね。本業は小林よしのりやアホータロー、ア メリカなどをいかに出し抜き、懲らしめるかじゃないですか。それをしないで『強きを助け弱きをくじく』わけですから、『ふざけんじゃねぇ!』と怒鳴りたい 思いです。
 ハッキリ言ってしまえば、メディアは本来ジャーナリズム、それも権力者を監視し、出し抜く事が本業であって、ウィキリークスがその役目を果たしているのは大いなる皮肉ではないでしょうか。彼らはメディア産業が権力者と一体化して癒着している実態を暴いたのですから。
 これからもどんどん、コメントお待ちしております。お体ご自愛を。

 本当に『政権交代』だけなのか(小野哲)
テーマ:国家、人権

今日の『新聞』を見てくると一面に『政権交代』ばかりの見出しだ。
 今の自民党の堕落は私も腹立たしいし、政策とは言い難い無責任なことばかりしているのは許せない。そして公明党創価学会もそんな自民党の悪事をアシストしてきた許し難い共犯者である。地方自治ではあの顰蹙ばかり買った定額給付金の為によけいな支出ばかりさせられる始末。
  だが、民主党に政権交代することで全てがバラ色に変わるのだろうか。私は否定的であると申し上げたい。理由は1993年の選挙区改訂を巡る政治混乱で出来 た日本新党をはじめとする連立政権が短命で終わったことにある。その時も公明党創価学会は連立政権に参画していたが、中身が全く問われなかった。つまり、 「新党」と名乗れば免罪されるかのようなブームだったではないか。
 二階某の贈収賄事件であることが判明しながら、創価学会と癒着を深める警察が起訴をわざと見送った西松建設の事件といい、その逆にヒトラー小泉の政策批判を行って冤罪で逮捕された植草一秀氏への不当有罪判決を鵜呑みにするメディアはいったいなんだろうか。
  政権交代ばかりがクローズアップされているが、本当に今回の選挙のテーマはそれだけなのか。差し迫ったテーマで言えば生活再建、長期のテーマで言えば公平 と公正の回復が必要ではないか。そして今までトヨタ自動車、キヤノン、読売新聞社などのあくどい連中を野放図にしてきた事への民主党の反省も同時に示され なければならない。公平と公正の関連からしたら明らかにおかしいし歪んでいる。これが派遣切りやあくどいレイオフ、パワハラによる不当退社強要などの犯罪 につながっている。私は「頑張ったら頑張った分だけ利益を還元する」事がフェアであることを信じている。それは共産主義でも資本主義でも担保されない限り その国家は成り立たないのだ。そして貧困に追いやられた結果大阪市のパチンコ店に放火した(容疑で)逮捕された男や我が娘のフルヌード写真を販売目的で所 持していた女が出てくる。
 このままの実態では皆既日食ブーム、一つ前のプリクラブームのようにアッサリポイ捨てされるようなものだ。足下をしっ かりとらえて報道すべきだろう。テレビ朝日のワイドスクランブルの佐々木某は皆既日食ブームに際してモラルのない連中を批判していたが、そもそもあおった のは己等であるという事実をどう思うのか。それを人は二枚舌と言うのである。
 メディア産業は表紙ばかり騒いでいるが、問題はそもそも中身である。最近の民主党の政策の六割方は共産党の政策のコピーであることは明らかではないか。政権交代という表層にとらわれて、どう変わるのかという中身を問わない我々の問題でもあるのだ。
 どう変わるのか、私たちはそこにこそ重点を置くべきであろう。

  因みに、インターネットでは創価学会について様々なことが取り上げられている。その全てが事実とはいえないにせよ、部分的に当てはまる事もある。故藤原弘 達氏が生涯をかけて闘った創価学会の闇を、創価学会は印象操作で隠し、フレンド票なる形で友人に学会員が働きかけて投票させる。このことはインターネット 掲示板阿修羅などで取り上げられている。
 不在者投票や三ヶ月前に住民票を移動させるなど創価学会の脱法行為は目に余るものがある。だが、それを織田信長のようなカリスマの力でねじ伏せるのではなく、民衆の一致結束により封じ込める手がいい。

 私は政治はあくまでも中身にあると考えている。
 たとえば発達障がい者でも気兼ねなく働ける場所が日本には必要だが、全く日本はそれが考慮されていない。自民党は政党としての誇りがあるのなら、以下の提案を今すぐ受け入れるべきだろう。


2009-09-03 18:09:36
自民党再建の鍵(小野哲)
テーマ:国家、人権

  今回の衆議院選挙で惨敗を喫した自民党をもし、再建させてくれというなら私は大きなハードルを要求する。これが実現されない限り自民党の再生は断じて無理だ。

1 財界人に媚びる政策を廃棄すること。媚びる事が選挙民の侮辱につながる。脱「新自由主義」に踏み切り、新党きづなおよび日本共産党と提携すること。

2 自主憲法創設という非現実な目標を放棄し、護憲派に脱皮すること。憲法を守ることこそが自主憲法創設の基本であって、自分の都合に合致しないからとだだをこねるのでは意味がない。

3 世襲議員については次回の選挙で政治家を全員引退させる。この世襲議員には娘婿、旦那の妻も含める。
4  アムネスティインターナショナルの元で麻生太郎、森喜郎、福田康夫、小泉純一郎、安倍晋三をはじめとする歴代総理大臣は研修を受けること。無論、議員は 辞めた上無給で12年間最低でも受けてもらう。自民党の党方針はアムネスティインターナショナルのチェックを受けて全面的に書き直させる。またいわゆる小 泉チルドレンについても、ボスニアでボランティア活動を12年間おこなってもらう。

5 自民党本部を民主党に売却し、倒産した東京都内の企業のビルもしくは東京近郊の工場跡地に本部を移転すること。民主党本部の老朽化対策になる他、自民党は永田町から移ることでナマの経済と向き合うきっかけになる。

6 歴代総理によるモラハラ政策の被害者に謝罪し、責任者を厳しく罰すること。

7  事実上の沖縄県知事の太田昌秀・伊波洋一両氏、前長崎市長の本島等氏、コラムニストの大橋巨泉氏、事実上の足立区長である吉田万三氏、福島県矢祭町前町 長の根本良一氏、社民党前党首の土井たか子氏、反新自由主義の継承者である内橋克人氏、植草一秀氏、中谷厳氏、日本共産党元参議院議員の筆坂秀世氏を党顧 問に即刻起用すること。

8 河野談話を更に強化して昭和天皇の戦争責任を認めた上、第二次世界大戦の被害者に率直に謝罪すること(その際 には「遺憾である」という紛らわしい言葉より、率直な言葉で罪を認めること)。そして靖国神社への訪問をしないこと。今後、戦争責任を不当に認めない政治 家は公認を取り消すなどの厳しい姿勢で臨むこと。
 また、副総裁には加藤紘一氏を必ず選ぶこと。

9 中選挙区全国比例代表制度に 選挙制度を改正し、その上で金権選挙を行った議員は過去にさかのぼって被選挙権を没収する制度を確立させること。また、国会議員の給与を矢祭町に倣い日当 制にしておくこと。矢祭町ですら議員経費は日当制では4分の1に減っている。小選挙区制比例代表の削減は民意を軽んじるものである。

10 公明党・創価学会をはじめとするカルト団体と絶縁すること。政教分離を厳粛に守ること。

11 財界などからの政治献金は過去にさかのぼり返還すること。国際法違反であることは明白であり、政治献金はあくまでも一個人が自主的に行うことが筋である。会社の命令での献金も含めて企業による政治献金は禁止する。

12 政策決定の過程を透明化させること。

 これぐらいやる気がないと、自民党なんて再生はまず無理だろう。格差拡大、クリーンなファシズムに国民は愛想を尽かしたのだ。
  有力ブロガーにも見透かされてしまった自民党は今後、国家主義的かつ新自由主義と決別できるかが問われている。現に埼玉県のある街では、中堅ストアの撤退 で買い物がしにくくなっている。このことについては近々コメントをさせていただくが、自民党では自由競争主義という名前の無秩序な経済が暴走していた。そ して、全ては金で決まってしまい、その結果凄まじい被害を受ける人が後を絶たない。
 今回、民主党はどこまでその暴走を止め、そして法秩序で管理していくのだろうか。私はそこをずっと見ていきたい。

 さらに、こんな痛打を私は行った。

赤飯を炊いて祝いたい(小野哲)
テーマ:国家、人権
2009-11-03 08:04:37
故中川昭一氏:正三位に 旭日大綬章も贈る
  政府は27日の閣議で、故中川昭一元財務・金融担当相を3日付で正三位に叙するとともに、旭日大綬章を贈ることを決めた。中川氏は先の衆院選で落選し、4 日に自宅で死去しているのが見つかった。83年の衆院選での初当選以来、8回連続当選し、農相、経済産業相、自民党政調会長などを歴任した。
毎日新聞 2009年10月27日 19時34分

 今回の勲章授与は、中川への皮肉であることは明らかだ。
 毎日新聞の記事の次は北海道新聞の記事を引用させていただく。

Oh!さっぽろ
勲章って何!? 城山さん、戸田さん、武井さんは“拒否” (2007/04/24)

  長年、社会に貢献した人を、国が毎年春と秋にたたえる叙勲と褒章。今春も二十九日、全国で約五千人がこの栄誉を受ける見込みだ。ところが、三月に七十九歳 で亡くなった作家の城山三郎さんは、褒章を断っていたという。調べてみると、道内にもそんな名誉を「いらない」と、拒んでいる人がいた。考えてみれば、勲 章って一体、何だろう。(鷲見浩二)
「人の格付け」の面も
 「本人の強い意思で、表彰や勲章は一切、辞退していたんです」
 北海道電力広報部の加藤潤一郎さんは故人をしのびながら、言った。
 昨年十月、八十四歳で亡くなった戸田一夫さん。同社の社長や会長を務め、道経連会長などを歴任した道内経済界の重鎮だった。
 北電によると、同社の歴代社長では、戸田さん以前の四人がいずれも勲一等などを受けている。受章は戸田さんと同様、経済団体のトップなどを務めた功績が認められた。戸田さんも対象になっていたのは間違いない。
 だが、「そろそろどうかと、国から内々に打診が来たこともありましたが、本人の希望ですから、会社として推薦しなかったんです」と加藤さんは言う。叙勲は関係団体などが候補者を推薦して国が決める仕組み。その推薦を戸田さんは拒み続けたわけだ。
 理由は何だったのか。故人の戸田さんにじかに聞くことはできないが、加藤さんは「経済人が仕事をするのは当たり前。それで表彰なんておこがましいと思っていたようです」と代弁した。
 もう一人、道内経済界で「勲章はいらない」と言って、はばからない人がいる。北洋銀行相談役の武井正直さん(81)だ。武井さんも同行頭取や会長、北海道経営者協会会長を長く務めるなど、その経歴は華々しい。
 その思いを聞こうと、取材を申し込んだが、同行広報を通じ、「勲章を受ける人もいるし、受ける、受けないは個人、個人の考え方。コメントは差し控えたい」と、やんわり断られた。ただ、過去の北海道新聞のインタビューでこう言っている。
 「人が人に対して『おまえは勲何等だ』なんて格付けするのは失敬千万」(一九九八年五月八日朝刊)
 どうやら勲章にかなり抵抗感があるらしい。

 ところで、そもそも叙勲・褒章って何なのか。
 制度を所管する内閣府賞勲局に聞いてみると、「国または公共に対し、功労のある人、社会の各分野で優れた行いのある人を表彰するもの」だそうだ。つまりは、国や社会に貢献した人を、“お上”である国が、「あんたはエライ!」とたたえる制度なのだ。
 どんな人が対象かというと、政治家や自治体の首長、公務員をはじめ、大学教授や経済団体役員などさまざま。札幌市民に身近な人でみると、元札幌市長の板垣武四さん(故人)は勲二等旭日重光章、前札幌商工会議所会頭の西尾長光さん(同)は旭日小綬章を受けている。
 さらに、保育園長や国勢調査員、民生・児童委員、文化財保護に寄与した人など、どこの町内にもいる市民に身近な人も対象になっている。確かに、何らかの形で社会に貢献している人たちだ。
 だが、こうした職に就かなくても、社会に貢献している人は多いはず。国はこうした人も評価し、対象者を決めているのだろうか。
 札幌市内のある経済団体幹部は言う。「本当に地べたで汗をかいた人なら、当然、たたえるべきだ。でも、議員や公務員が優遇されている」
 例えば昨年秋の叙勲。全国の受章者は四千二十八人だったが、このうち民間人は千六百五十人と、全体の41%しかいない。要するに、六割近くはもともと「官」側にいた人だ。
  そもそも、戦前、勲章授与の大権は天皇にあり、対象者は軍人と官僚が中心だった。戦後は内閣の助言と承認を受けた天皇の国事行為となり、対象も広がった が、いまだに「官尊民卑」の印象はぬぐえない。ちなみに、昨年秋の受賞者のうち女性は三百三十六人で、わずか8%だった。

 そう言えば、政府は二○○三年、叙勲制度で「勲一等」など数字によるランクや男女区分などを原則廃止した。きっかけは二○○○年、当時の自民党政調会長、亀井静香さん(現・国民新党代表代行)が「人間の一生を等級に分けて評価するのはおかしい」と発言したことだ。
 まさにその通りで、人の人生に等級があるはずがない。叙勲はそれをわざわざランク付けする制度とも言える。
 こんな気になる面もある叙勲・褒章。有名人でも受章を拒否し、話題になった人が少なくない。文化勲章を拒否したノーベル賞作家の大江健三郎さんや、女優の故・杉村春子さんらがそうだ。
 紫綬褒章を断った城山さんは、九二年に著した詩集「支店長の曲り角」で、「勲章について」と題し、褒章を断ったエピソードをつづっている。
 その詩の中ほどで、城山さんは妻にこう言う。
「読者とおまえと子供たち、それこそおれの勲章だ。それ以上のもの、おれには要らんのだ」
 そう、勲章を受けるも、受けないも、個人の考え方。武井さんの言う通りなのだ。

叙勲・褒章
  叙勲は1875年(明治8年)に政府が公布した「勲章従軍記章制定ノ件」、褒章は81年公布の「褒章条例」が始まり。終戦後、生存者への叙勲は一時取りや めになったが、1964年に再開され、2003年秋に、それまでの一等、二等などの等級を廃止し、現行の制度となった。
 現在の叙勲は公共的な業 務が対象の「瑞宝章」と、さまざまな分野の「旭日章」の二本立てを基本に、それぞれを大綬章、重光章など6つに分類。その上位の大きな功績には、最高位の 大勲位菊花章と桐花大綬章がある。警察官や自衛官など、危険性の高い業務に精励した人には「危険業務従事者叙勲」が設けられている。
 褒章は特定分野の民間人を表彰する制度で、学術などの「紫綬褒章」や人命救助などの「紅綬褒章」など6分野に分かれている。


  北海道新聞での記事でもふれられていたが大江健三郎がなぜ文化勲章を辞退したかを私はWikipedia日本語版で検索した。大江は天皇制や国家主義への 批判が強い。ノーベル文学賞は“スウェーデン国民から贈られたと言えるもの”として賞を受けたが、その直後に文化勲章と文化功労者の授与が決
定した際、「私は、戦後民主主義者であり、民主主義に勝る権威と価値観を認めない」として受章を拒否した。
 それが真っ当な考えなのは明らかだ。私自身、徹底した合理主義者であり、無駄なものはいらない。中川への皮肉であると私がこき下ろしたのは、勲章程度をもらって満足しているのでは所詮は子供そのものの精神年齢であるというしかない。
 問題は、その人の中身だ。中川の実態がファシズムそのものを体現していた。そんな馬鹿と比較されることを大江や城山たちはいやがったのだろう。
 ある会社のワンマン会長が病死して、従業員が社葬の準備をしていた。その際にある若手の従業員が「なんでそんなにど派手な葬式にするのか」と聞いたら、聞かれた従業員は「それぐらいやって安い、むしろ赤飯を炊いて祝いたい」と言い放ったわけだ。
 中川のファシズムぶりに迷惑を被った市民たちはみんな赤飯を炊いて祝いたいほどだろう。

今回参照元
Wikipedia日本語版 大江健三郎の項目
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B1%9F%E5%81%A5%E4%B8%89%E9%83%8E

Oh!さっぽろ
勲章って何!? 城山さん、戸田さん、武井さんは“拒否” (2007/04/24)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/oh-sapporo/9905.html

故中川昭一氏:正三位に 旭日大綬章も贈る
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091028k0000m010052000c.html


1 ■粗にして野だが卑ではない
 城山三郎の代表作に「粗にして野だが卑ではない」という本があります。
 石田禮助の伝記ですが、彼は勲章の話があったとき拒否し、財界人として多大な功績によるものなのに、社会主義者でもないのに、どうしていらないなんて言うのかと疑問を呈されたところ
「だって私はマンキー(山猿)だよ」
 彼は自分のことを、粗っぽくて野性的で、とても上品とは言えないが、しかし卑しくはないぞ、が信条だったそうです。
 そうありたいものです。
いのうえ(井上静さん) 2009-11-04 04:55:17

 私は以下のように返答をさせていただいた。

あ なたがお話された「粗にして野だが卑ではない」(城山三郎著・文春文庫)ですが以前私は佐高信氏の著作を通じて図書館で借りて読ませていただきました。石 田禮助氏の無給での国鉄総裁の仕事(最終的にはブランデー12本が給料!!)には今の国会議員や無責任経営者と比較しても、すごみがありますね。
  それほどのリーダーシップがあって、初めて動くわけです。その姿勢が乗客にいやな思いをさせてはいけないとして「一等車」「二等車」の呼称もやめさせて 「普通車」「グリーン車」としたり客に切符を持たせたまま鋏を入れる事をやめさせたなどのサービスの改善につながったんですね。
 政府から勲一等 叙勲の申し出があったが「俺はマンキー(山猿)だよ。マンキーが勲章を下げた姿を見られるか」と辞退したのも、ある種の哲学を保っていたのでしょう。問題 は、今の日本に石田氏のような哲学を持った人がいないということです(政財界も含めて)。石田氏がもし、今の財界人連中を見たらびっくりして腰を抜かすこ と請負です。私の皮肉である「コンピューターに会社を経営させたらどうだ」に同調しかねないでしょうね。
 そのほかにも有名な人で勲章を拒絶した 人に「電力の鬼」といわれた松永安左エ門氏がおられます。戦後、生存者叙勲制度が復活した際の、最初の勲一等瑞宝章叙勲者に選ばれた際、池田勇人首相が、 松永氏を候補者に挙げ、誰からも異論はなかったのにも関わらず「人間の値打ちを人間が決めるとは何ごとか」と激高したそうです。結局周囲の説得に渋々受け 取ることになったのですが、抗議の意志を示すため、叙勲式典を欠席し、栄典の類は反吐が出るほど嫌いだとして、死後を含め全ての栄典を辞退すると公言し、 死後佐藤栄作内閣が政府叙勲を即日決定したものの、遺族は松永氏の遺志を尊重して辞退したそうです。
 この人についても、私は佐高氏の著作から知 りました。旭日大綬章には読売新聞グループ本社会長で主筆の渡辺恒雄や、トヨタ自動車会長や日本経団連会長を務めた奥田碩らがアホータロー時代の2008 年秋に選ばれているそうですが、渡辺は政商として福井・九頭竜ダムを巡る暗躍で知られるなど悪名高いほか、奥田はミサワホームの乗っ取りや非正規雇用拡大 など悪事三昧です。こんな人間として下品な奴らと比べられること自体反吐がでますね。ファシストの中川昭一や小林よしのりの顔を見るだけでも私にはジンマ シンが出てきそうな感覚になりそうなくらい嫌いです。
 そういう子供みたいな連中の言うことを聞いていたらきりが全くないんです。「これ欲しい、 あれ欲しい」とたかるだけたかって最後はポイです。そんな奴らにとって勲章はおもちゃに等しいんですね。因みに武井北洋銀行元会長と佐高氏は知り合いだそ うです。何度も対談していますよ。
今回のコメント回答に際しては以下の文章を参考にさせていただきました。
http://bunshun.jp/bunko/e-otoko/report/read/sonishite/
文藝春秋 城山三郎「粗にして野だが卑ではない」 感想文
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%B0%B8%E5%AE%89%E5%B7%A6%E3%82%A8%E9%96%80
松永安左エ門 Wikipedia日本語版

 あの村野瀬玲奈女史いわく「ジミンシュトー」を裏付けるにふさわしいコラムもここに掲載する。

ライスカレーとカレーライスはどう違うのか(小野哲)
テーマ:国家、人権
2009-09-10 09:10:17
 自民党と民主党の中身はどう違うのか。
 自民党と密着して癒着してきたトヨタ自動車は大慌てしていると私は思っていたが、夕刊フジではそうではないというのだ。今回はこの記事を引用する。

自民と蜜月トヨタ、政権交代で大打撃と思いきや…
民主“あの人”がいるから大丈夫の声
2009.09.07
 自民党政権に働きかけてエコカー減税を実現させるなど、同党とべったりだったトヨタ自動車。政権交代で落ち込んでいると思いきや、民主党との間にも「太いパイプ」があるようなのだ。トヨタが期待する民主幹部の名とは-。
 トヨタと自民党政権の関係は、小泉純一郎政権(2001年4月26日~06年9月26日)の時代に急速に深まった。
  それは、自民党政権で政策決定の司令塔となった「経済財政諮問会議」のメンバーの顔ぶれにも表れている。諮問会議のメンバーは議長役の首相を含め11人。 経済界からは2人がメンバーとして入り、これまでに累計で6人が委員に選ばれているが、トヨタからは奥田碩元会長(76)と張富士夫会長(72)の2人が 就いている。
 「トヨタは日本を代表する企業だが、諮問会議のメンバーに2人も選ばれているということは、それだけトヨタと自民党が深い関係にあったことの表れ。そして、トヨタは政権の政策に影響を与えられる立場にあった」(永田町関係者)
 例えばエコカー減税。新車購入時の自動車取得税と重量税が、ハイブリッド車(HV)なら免税となり、ガソリン車なら最大75%の減税が適用されるというもので、自動車の需要喚起に一役買っている。
 そのエコカー減税は実は、「低燃費車を普及させる目的もあって、トヨタの奥田碩さんの長年の肝いりで組まれた」(日本自動車工業会幹部)という。
  さらに、6月からスタートした、環境適合車に買い替えた場合の最大25万円の補助金にいたっては、「構想が出てから閣議決定に盛り込まれるまでわずか数週 間しか要していない。これもトヨタが水面下で働きかけた結果」(業界関係者)なのだ。いかにトヨタが自民党政権に政策をうまく提案し、実現してきたかが分 かる。
 ただ、トヨタ肝いりのエコカー減税も政権交代によって廃止される可能性がある。
 というのも民主党はマニフェスト(政権公約)の なかで、ガソリン税や自動車取得税、重量税、地方道路税などに上乗せされている暫定税率を廃止し、本則の税率に引き下げるとしている。そうなれば、取得税 は4割、重量税は約6割の減税となる。ガソリンも1リットル当たり約25円安くなる計算だ。
【暫定税率廃止で】
 暫定税率廃止によって2兆5000億円の税収減が見込まれる。
 エコカー減税も取得税と重量税を対象にした減免措置。暫定税率の廃止で新たな財源をひねり出す必要があるなか、エコカー減税が実施期間である3年間続くかどうかは微妙な情勢だ。
 「エコカー減税は自民政権時代の政策であり、暫定税率廃止の民主方針との整合性がない。そのため、廃止となる可能性が極めて高い。しかし、新たな自動車販売促進策が検討されることになるはずだ」(関係者)
  政権交代に伴うトヨタへの悪影響も限定的なものになりそう。というのも、民主党政権のキーマンがトヨタとのパイプ役になってくれるのではないかとの期待が あるからだ。同党のマニフェストをまとめた直嶋正行政調会長(63)がその人で、トヨタ労組専従から自動車総連をへて政界入りした。
 「基幹産業の自動車が再生しない限り雇用や内需の回復はあり得ないということで、直嶋氏も自動車業界も認識が一致している」(業界関係者)
 直嶋氏は民主党政権のなかで政策面のキーマンの1人。トヨタともつながりがあるだけに、自動車販売が再び落ち込むような政策はとらないだろうとの期待は根強い。

 トヨタ自動車は小泉純一郎の郵政会社化選挙でこんな暗躍をしていた。本来ならば元の記事を貼りたいのだが、ないので阿修羅掲示板より引用させていただく。

自民躍進に”トヨタ効果”?─「東京新聞」
http://www.asyura2.com/0505/senkyo14/msg/422.html
投稿者 天木ファン 日時 2005 年 9 月 13 日 16:09
自民躍進に”トヨタ効果”?
  地元愛知 選挙活動リード
    一転肩入れ、下請けに戸惑いも
  自民党が圧勝した衆院選。トヨタ自動車のおひざ元、愛知県でも15ある小選挙区で自民党が9議席を獲得する躍進を見せ、財界トップ企業の面目を保った格好 となった。ただ、政治姿勢を鮮明にしなかったトヨタが一転、自民党に肩入れする形となった今回の選挙に、傘下の下請けメーカーや労組からは戸惑いの声も漏 れた。
 トヨタは今回の選挙で役員クラスが手分けして自民党の各陣営を応援。下請け企業や系列の自動車販売店にも支援を要請するなど組織をフル活 用した選挙運動を展開した。愛知県尾張地方の自動車部品メーカー社長は「『コストを下げろ』という指示は何度も受けたが、選挙の依頼は初めて」と驚くほど だ。 
 構造改革の推進に期待する地元経済界はこれまでも自民党を支持してきたが「今回はトヨタが動いたことで、運動がやりやすくなった」(財界 筋)。大手メーカー社長は「支持を要請するため初めて受話器を取った」と話す。「経済への影響力が大きいことから『乗り遅れてはいけない』と追随するとこ ろも少なくなかった」(同)と、”トヨタ効果”を指摘する声もある。
 トヨタは「自分の城は自分で守れ」という中興の祖、故石田退三氏の言葉に従い、労組が民主党支持を鮮明にするのに対し、会社側は政治と一定の距離を置いてきた。
 しかし、奥田碩会長が財界総本山の日本経団連会長を務めるほか、グループの豊田自動織機の豊田芳年名誉会長が中部経済連合会長に就くなど地元財界でもトヨタの比重が高まる中、政治に無関心を通すことは難しくなってきた。
  小泉純一郎首相が選挙期間中「応援してくれるのは心強い」と演説。トヨタが国内で”独り勝ち”の様相を強める中、政治側からのラブコールも目立ってきた。 「好むと好まざるとにかかわらず(自民党に)祭り上げられた」とある部品メーカー首脳。トヨタ労組幹部は「注目されるからこそ、行動をもっと自覚すべき だったのに…」と戸惑いを隠せなかった。
「東京新聞」9/13朝刊

 暗躍していたトヨタ自動車は、フィリピンでこんなこともして いる。2006年4 月1日、工場メンテナンス部門職場での夜勤の就業時間内に、会社持ちのPT会議を開始すると言って、就業時間内にもかかわらず外部からプロの1人の女性が 呼ばれていて、全裸ストリップショーも含めた飲み食いパーティーが行われていた。
 日本本社と比較して20分の1の激安給料で働かされている事へ の待遇改善を求めるまともな労働組合であるTMPCWAや全トヨタ労働組合を破廉恥なまでにトヨタ自動車は弾圧する。ILOからもトヨタ自動車へ厳しい批 判が突きつけられているのに相変わらず反省しない。子ども店長などで扮している加藤清志郎ですらも真っ青請負だ。その上、ミサワホームを違法な手で強奪 し、制裁すら受けていない。
 もし、民主党がトヨタ自動車への厳しい制裁をしないのなら、それは自民党と同じでしかなく、カレーライスとライスカ レーの違いを問うのにしかすぎない。国民はハヤシライスやシチューを求めている。つまり多様性であることは明らかなのに、このままでは一つのカラーでしか ない。
 次回の参議院選挙では民主党の一人勝ちを許してはいけない。無論自民党も論外だ。一定の第三者勢力を躍進させる必要がある。それは公明党 創価学会ではなく、護憲派を強化させる必要がある。そうすることで、カレーライスだけの食堂がハヤシライスやシチュー、カツライスなど様々なメニューをそ ろえることになる。本来の議会政治はそうした多様性によって成り立つのだが、二大政党制ではカレーライスとライスカレー程度の違いに終わってしまう。衆議 院の選挙制度を変えたのでは政治改革にはならない。あくまでも、政治家にレッドカードを出すシステムや以前から私が提唱している公権力乱用監視査察機構を 立ち上げて悪質な政治屋を刑務所にぶち込む、福島県矢祭町の議会のように議員の日当制を導入するだけでも違う。
今回参照にした記事
http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/
フィリピントヨタ労組を支援する会
http://www.katch.ne.jp/~atunion/
全トヨタ労働組合
http://www.m-int.jp
ミサワインターナショナル ミサワホーム創業者であり、トヨタ自動車の不正を告発した三澤千代治さんが創業した200年住宅メーカーです。この中のブログに一部トヨタ自動車の悪事について触れられています。
http://himagine.cocolog-nifty.com/himagine/
 ひかりごけ氏のブログ ここからもトヨタ自動車の不正が触れられています。この方は奥田碩を人間界のネズミ男と痛烈にこき下ろしています。私から言わせるとハエ男そのものでしょう。
http://www.asyura2.com/0505/senkyo14/msg/422.html
自民躍進に”トヨタ効果”?─「東京新聞」 阿修羅掲示板
http://www.zakzak.co.jp/economy/company/news/20090907/cmp0909071618000-n1.htm
自民と蜜月トヨタ、政権交代で大打撃と思いきや…
民主“あの人”がいるから大丈夫の声
2009.09.07 夕刊フジ


時代遅れのランナー(小野哲)
テーマ:国家、人権

 国のあり方がいま、どうあるべきかが問われている最中、アホータローがまたしてもやらかした。
 広島であった原爆投下の虐殺被害者慰霊式典の後でアホーは北朝鮮の核武装について触れ、アメリカの核の傘で守ってもらうしかないと発言した。これは被爆地広島市民を侮辱する発言ではないか。
  北朝鮮の核武装については私は前々から批判してきた。核武装は言わば愚かなチキンレースそのものであり、そんな事を日本国民は望むはずがない。外交手段を 尽くしていると今の日本が言えるのだろうか。海外派兵でソマリアの平和維持作戦(日本のバカメディアは「平和維持活動」と誤訳しているが、正しくは作戦が 正確である)に自衛隊を送ることが平和貢献と言えるのか。
 こうした時代遅れのランナーである日本が厳しく問われている。アメリカの声ばかりでは なく、日本はアムネスティインターナショナルの声にもっと耳を傾けるべき義務がある。たとえば、今年4月に国際法違反の強制帰還を押しつけたカルデロン一 家にしても、日本は強制帰還を押しつけた以上、残された一人娘に対する育児と保護の責任を背負っているのだ。時代遅れのランナーである日本はアムネスティ インターナショナルの助言を受け、今まで自民党が犯してきた誤った判断を正すべき義務がある。
 裁判員制度にしても指摘できる。私や我が盟友が重 ねて警告したように、8月5日の東京地裁の裁判員制度による「裁判」は検察側の主張をほぼ丸呑みした法律的常識を逸脱したお間抜けな「判決」がたれ流され た。そもそも、人を感情的な価値観だけで断罪する危険性が強いと私が指摘したように裁判員制度には大きな欠陥がある。裁判員制度以前に日本の裁判が抱える 問題を解決しない限り、どんな制度で裁かれても意味はない。
 酒井法子が覚醒剤を服用した疑いが強まっているようだが、感情で人を裁くことは有名 人であればあるほど免罪の可能性がある。犯した罪に対して公平に裁くのが裁判の責務だが、残念ながら日本の裁判にはそれが担保されていない(覚醒剤に関係 する事件は裁判員制度の対象ではないのだろうが)。
 我が盟友は日本人の民俗性を正さない限り無理だと警告していた。その言葉は正しい。

Neutralizer 加筆:これは今まで働いてきた職場での経験談だが我々日本人は単純にしかも感情的に物事を見たり批判したりする傾向が見られる(無論、私自身も含めて)。 だから何かトラブルがあるとその原因と思われる人物を一方的に非難する。今回我が親友が取り上げた酒井法子の事件にしても初の裁判員裁判の判決にしてもこ の傾向の結果でしかない。再三言うが我々の民俗性を変えるにはかなり長い時間を要する、もう一度戦争を賛美する雰囲気に突入する前に…、なってからではも う遅いのだ。

2009-06-28 00:51:22
『自民党に誤謬なし』(小野哲)
テーマ:国家、人権

今回は『文化大革命』(共産中国による知識人の大虐殺)で学生どもがほざいた「毛沢東に誤謬なし」というせりふをもじってタイトルにした。
 昨日、以前から申し上げているように身の覚えもない痴漢容疑をでっち上げられて裁判になっていたスリーネーションネットワーク代表の植草一秀氏に「最高裁」は有罪判決を押しつけた。
 植草氏は裁判の中で無罪を決定づける証拠を出した。誰から見ても納得する動かない証拠を裁判所が認めなかったという事は政治家の意図が強く滲んだ判決であることは明白だ。裁判官はいわば「自民党に誤謬なし」とほざいたのである。
  植草氏がなぜ冤罪を押しつけられたかというと、りそな銀行のインサイダー取引を自民党がしていたことを暴いたことや小泉純一郎の経済失政を厳しく批判した 事への報復である。二度も丁寧にでっち上げ痴漢にされたのだから、公権力の歯止めの効かない暴走がはっきり分かる。私はそれ故に無駄な外出はしないなどの 対処をとっている。これもまた、国家によるモラハラであることは明らかだ。
 そして、自民党発偽造改革派による新党ごっこがまたしてもはびこる。 『地方分権』という新しいメッセージだけにだまされていいのか。東国原英夫にしても、靖国神社を訪問し第二次世界大戦を賛美する不見識だし、橋下徹は大阪 府知事選に立候補した際極右政党から支援を受けていた。そういう輩の言う改革は、どう見ても弱肉強食社会を思考しており、市民を潰すだけだ。チャーチルが 犯した失態にムッソリーニの危険性を見抜けなかったことがある。それはレーニンも同じだった。植草氏はその危険性を何度も叫んだために冤罪で苦しめられ、 政治家に売り込むだけしか能のない竹中平蔵は森高千里の『ハエ男』も真っ青のハエ男ぶりを発揮している。私たちが見るべきは中身であり、外見ではない。
 私たちは物事を検証し、慎重に見なければならない。定額給付金は誰の為なのかその意図を厳しく検証する必要がある。その厳しさが、ジャーナリズムの復活につながる。

 自民党は今こそ、中身ある政党に成長しなければならない。
  金に振り回されて政策を変えるのではなく、50年先の未来を視野に護憲思想へと転換すべきである。何もヌーディズムを認めろなどと要求するつもりはない、 せめて事実を素直に認めてそこから前進する政党に脱皮すべきであるのに、石原某らは相変わらず戦前の日本にあこがれているらしい。
 それではダメなのは明らかだ。自民党は現実政党に生まれ変わらねばならない。天皇制だの皇室だのに振り回されるのではなく、隣人であるアジアとせめて近所づきあいは積極的にして欲しい(もっとも中華大陸における独裁政権には民主化を要求するのは当然だが)。



2012年08月11日

国会議員の給与は日当制に変更し、中選挙区制全国比例代表制に改正してから解散せよ

 今回の提唱は国会議員の歳費に関するものと、選挙制度である。
 日本の政治を悪くしたのは国会議員への過 剰な歳費だ。ジミントーはもちろん、ミンシュトー、ナンミョーガッカイコーメートー、ミンナノトーなどいずれも仕事を全くしないでいい加減な政局ごっこに 終始した。それによる政治不信は深刻で、極右ハシゲを躍進させかねない危険性すら湧いている。
 そこで、政治不信を払拭するべく以下の提案を行いたい。

1.国会議員の給与を全面的に日当制に変更し、一日1万5000円に抑制する。秘書への給与も同様に一日1万円に抑制し出席しただけ仕事しただけしか出さない。
  この制度を実現するには、国会議員の給与を払う銀行を国が設立する必要がある。そこで、新銀行東京を国有化し、リテール部門はイオン銀行か三菱東京UFJ 銀行に譲渡する。残った部門は政治家に口座を開設させそこからしか資金を振り込まないようにする。そして当然ながら情報公開も行う。
2.衆議院の選挙制度を中選挙区制全国比例代表制に全面変更する。
  小選挙区制の導入は金のかからない選挙を実現するという触れ込みだったが実際は金権選挙が続いたではないか。そこで、政党による主体的な選挙を実現させる ためにも中選挙区制全国比例代表制を導入する。そうすれば中選挙区制で見られた同一政党による複数候補の出馬を抑制することが可能である。
3.国会議員の情報公開を政策秘書にまで拡大する。
 政策秘書にも利権が絡んでいる危険性が有りそれを防ぐ手法の一つである。

 消費税の不当増税を沖縄タイムスが厳しく批判しているので最後に社説を引用させていただく。

消費増税法成立 政党不信だけが残った
2012年8月11日 09時23分
 消費税の税率を引き上げるための法律が10日、参院本会議で民主、自民、公明などの賛成多数によって可決、成立した。現行5%の消費税率は、2014年4月に8%、15年10月に10%へと、2段階で引き上げられる。
 財政も社会保障も、このまま推移すれば、いずれ立ち行かなくなる。それは、否定しようのない現実だ。だからこそ「税と社会保障の一体改革」だったはずである。
 だが、社会保障改革も税制改革も、ふたを開けてみれば、いずれも中途半端。社会保障の明確な将来像が示されたとはいえない。国会で成立した一体改革関連法は「増税先行 課題先送り」というほかない内容だ。
 消費税は、生活必需品にも幅広く課税されるため、収入が少ない人ほど実質的な負担が重くなる、という逆進性を持つ。増税の影響を強く受けるのは、地域経済を支えている中小零細業者や、ただでさえ家計を維持するのが困難な低所得者である。
 法律では、税率を10%に上げた段階で「給付つき税額控除」や、生活必需品などの税率を軽くする「軽減税率」などを今後、検討することになっているが、低所得者対策についての民主党と自民党の隔たりは大きい。
 各地の地方公聴会で噴出したのは、デフレ不況下の増税に対する懸念の声である。
 消費税が上がっても、それが直ちに国の税収アップにつながるとは限らない。実際、過去には経済が悪化し、税収が減るケースもあった。
 社会保障の将来像が示されないまま増税だけが先行すると、将来不安から消費者のサイフのひもが固くなり、消費が落ち込むおそれがある。
 中小業者は増税分を価格に転嫁できず、経営が悪化することも予想される。増税が地方経済を直撃する事態もありうるのだ。
 消費税増税を断行するのであれば、将来不安を解消するための仕組みづくりが欠かせないが、一体改革が中途半端になったため、将来不安と政治不信を高める結果になってしまった。
 増税とセットで、歳出改革の必要性を語るのはいい。ただ、歳出改革を主張するのであれば、官僚の天下り規制や、特殊法人改革などの「身を切る改革」を進めることが先決だ。
 野田佳彦首相は09年総選挙の応援演説で「シロアリを退治して天下り法人をなくし、天下りをなくす。そこから始めなければ消費税を引き上げる話はおかしい」と力説した。シロアリ退治は進んだのか。答えはノーである。
 法案成立後の記者会見で野田佳彦首相は、消費税増税が2009年総選挙のマニフェスト(政権公約)に明記されていなかったことを認め、「深くおわびしたい」と語った。首相自ら公約違反を認めたのである。何を今さら、と反発した人が多いのではないだろうか。
 増税に賛成する人はほとんどいない。だからこそ選挙で増税の必要性を説き、民意を問い、有権者の信認を得た上で実施すべきなのだ。「任期中の4年間には消費税増税はしない」と約束しながら、政権獲得後に手の平を返すのは有権者への裏切りである。
  マニフェストに書かれていないものを強行し、書かれているものは取りやめか、棚上げか、先送り。目を覆いたくなるような政権運営の結果、民主党政権は、政 権交代に託した有権者の期待を打ち砕き、政権が長く続いていれば可能だったはずの諸改革を水泡に帰させ、政治に対する国民の不信を高めてしまった。
 こうなってしまったからには、国民生活上重要な法案を通した上で、一日も早く国民に信を問うしかない。
 参院での採決をめぐって、与党民主党と野党第1党の自民党は、党利党略の駆け引きに終始し、増税採決が政争の具にされてしまった。その節操のなさ、主張の分かりづらさは、空前絶後と言っていい。
 消費税増税法が成立したため、国会は、早期解散に向けた仁義なき政局が始まる。
 政党政治の危機がどのような結果をもたらしたかは過去の歴史がもの語っている。日本政治の岐路というべきだろう。

 大手メディアはこれぐらいの見識を持つべきだ。
 
この記事へのコメント
>リテール部門はイオン銀行か三菱東京UFJ銀行に譲渡する。


全く同感です。バブル崩壊(不良債権処理)で多額の国民の血税の投入により救済してもらったにもかかわらず、恩を仇で返す、ボンクラ経営陣率いる、アマタ のメガバンクの中に於いて、UFJの前身である旧三菱銀行は、都市銀行の中では断トツに不良債権が少なかった点を視ると、金融機関本来のあるべき姿勢を貫 き、お客様の大切な預金を死守したことは、わたしも小野哲さんと同じく、三菱を評価するものです。あと付け加えるなら、東京の城南信用金庫の経営理念も素 晴らしいと思います。

>衆議院の選挙制度を中選挙区制全国比例代表制に全面変更する。


同感です。護憲政党抹殺を謀った、小選挙区制度がある限り、まともな政治家の出現が期待できないばかりか、大多数の庶民が生きてゆけない社会になり果てますよ。社会が崩壊してしまいます。
しかし、小野哲さん…、わたし日頃つくづく思うんですけどね…どうして日本の政治家は、こうも低レベルなんでしょうかねぇ…、まず第一に庶民がまともな暮 らしができる様に、再分配機能を強化させるべきではないでしょうか?。 昨日もEテレのハートネットという番組で、若者が生活保護に頼わざるを得ない現状を放送してましたが、今の若者が気の毒でしようがない…、 わたしは51歳で、わたしが社会人になった1979年頃は、正社員が当たり前の世の中で殆どの主権者の暮らしが安定してましたもの…。
次期総選挙が実に“怖い” 極右ハシゲやポル・ポト石原などの勢力が国会を侵食し、日本国憲法がズタボロに改悪されそうで…。
まずは、小野哲さんが仰る通り選挙制度をまともなものに変えない限り、日本の政治は良くなりっこありませんね…。
全く同感です。
Posted by 青い鳥 at 2012年08月14日 10:41
ばれないことを祈りつつちょっと意見をば…

選挙制度については、全国区で良いような気がします。た だしこれには条件があって「全有権者÷議席数の票を獲得できなかった候補者は落選、投票率が50%を切った時点で全員落選で再選挙(再選挙への立候補認め ず)」という条項を加えると1票の格差が~とかがなくなると思われます。
後、議員の投票行動に関して、他の議員からの働きかけの禁止(党議拘束の禁止ともいう)が有れば多少まともになるかと…
Posted by こっぱなお役人(北方在住) at 2012年08月15日 02:35

2012年12月19日

自称政治家たちへ



 【社会】
「一票の格差」一斉提訴 弁護士ら 衆院選無効求める
2012年12月18日 朝刊

 人口比例に基づかない選挙区の区割りで「一票の格差」が是正されないまま行われた十六日の衆院選は違憲だとして、弁護士グループが十七日、東京1区など計二十七選挙区での選挙無効を求め、全国十四の高裁・高裁支部すべてに一斉提訴した。
 最高裁は昨年三月、格差が最大二・三〇倍だった二〇〇九年の衆院選を違憲状態と判断。国会は先月、小選挙区で格差を是正する「〇増五減」の法律を成立させ、衆院選挙区画定審議会が区割り改定作業に取り掛かったが、衆院選には間に合わなかった。
 その結果、有権者の数が最も少なかった高知3区と最も多かった千葉4区で格差は二・四三倍に広がった。グループは、公職選挙法の規定に基づき、高裁と最高裁は百日以内に速やかに無効判決を出すべきだと主張している。
 十七日は、中心メンバーの升永英俊弁護士らの呼び掛けに応じた全国の弁護士たちが東京や名古屋など地元の高裁、高裁支部を訪れ、訴状を提出した。
 東京高裁に提訴後、記者会見した升永弁護士は「違憲状態の選挙で選ばれた正当性のない議員が法律をつくり、首相を選ぶなど国家権力を行使するのは許されない」と語った。
 一方、別グループに属する広島県の弁護士らも同日午前、今回の衆院選の無効を求める訴訟を広島高裁に起こした。
◆「無効判決あり得る」識者
  「違憲状態」のまま行われた今回の衆院選を、識者はどう考えているのか。元最高裁裁判官の泉徳治弁護士は「違憲状態とした昨年の最高裁判決から一年半以上 たっており、是正のための合理的期間は過ぎている。最高裁は次のステップとして主文で違憲と宣言すべきだ」と主張する。
 過去の判例では、格差が著しく不平等な場合が違憲状態、その状態が相当期間続いている場合が違憲と判断されてきた。衆院選ではこれまでに違憲二回、違憲状態三回の最高裁判決が出ているが、選挙無効を認めた判決はない。
  国会は衆院解散直前に小選挙区定数を「〇増五減」する選挙制度改革関連法案を成立させた。格差是正に向けた努力との見方もあるが、今回の衆院選には間に合 わなかった。泉弁護士は「会期末にドタバタやったという印象はぬぐえない。判決後、すぐに取り掛かれば、間に合ったはず」と手厳しい。「利害関係者である 国会議員たちは自ら抜本的に変えようとはしない。違憲立法審査権を与えられている最高裁がやらないと直らない問題」と断じる。
 無効判決が出る可能性を指摘する憲法学者もいる。上智大法科大学院の高見勝利教授は「最近の判例の傾向を見ると最高裁は国会へのいら立ちを募らせており、無効にまで踏み込むことはあり得る」と話した。


 だから、小手先の対策では意味がなかったのだ。
 中選挙区全国比例代表制度への抜本的転換を図らない限り、日本の民主政治は守れないし金権選挙がまかり通る。この比例代表制こそが民意を一番反映しやすい制度である。
 そこに、政党及びNPO(政党関連団体のみ)以外の選挙活動を禁止し、宗教団体や財界(軍事産業)による政治介入を完全に断ち切る必要がある。行った段階で強制落選を命じて公職につくことを10年間禁止する措置を出すだけでも腐敗型選挙は断ち切れる。
 冤罪に屈しなかった勇気ある植草一秀氏はこう指摘している。

今回の総選挙の投票率は59.32%で戦後最低記録を更新した。
自民党の比例選での得票率は27.62%だった。
全有権者のなかで、比例選で自民党の投票した人の比率は16.4%だった。
他方、衆議院議席数480のうち、自民党は294議席を占有した。占有率は61.3%だ。
自民党が日本政治を支配することになる。
全有権者のわずかに16.4%の意向が日本政治を支配することになる。
これが現行選挙制度の特性、怖さである。
逆に言えば、全有権者の2割の支持を獲得して、一致結束した行動を取れば、政権を奪取することが可能になる。

2012年12月18日 (火)
みんな・維新は偽装CHANGE=「毛ばり政党」だ

 この恐ろしさを深刻に受け止めるべきは保守派である。
 次回の参議院選挙では絶対に自民党・日本チキンの会(自称日本維新の会)・創価学会公明党・みんなの党・新党改革・国民新党を敗北に追い込み、共産党・日本未来の党を躍進させる必要がある。何故か?
  今のままでは日本はアジアからもアメリカからも見捨てられるからだ。アメリカは今までも「分断と統治」という形でアジアを苦しめてきた。その気になればア メリカは日米安保条約など廃棄して中国と米中安保条約を交わすことぐらい屁とも思わない。逆に言えば戦争産業がそれだけアメリカを支配してきたからだ。そ れが一時期揺らいだのがあのアイゼンハワー大統領による退任時のペンタゴンへの警告、ベトナム戦争の実態だ。
 こうした認識の一つもなく、自民党 は日米の絆を取り戻すとかとほざいている。TPPにも参加したがっているのだろうし原発も当然再稼働なのだろう。だが、これらが軍事産業のためのみという のなら国民はもうだまされないということだ。そうした連中にとって現在の平和憲法は邪魔なのだろう。
 だが、ネウヨ諸君にも言うが現憲法があるか ら諸君も救われているのである。諸君はそこに甘えてすべきことをしていないだけだ。だから批判されるのだ。私はネウヨ諸君から「左翼」呼ばわりされている がそうは思わない、例えば下半身ビジネスについては容赦なく取り締まるべきだという考えである(その代わりにきちんとした性教育が必要だが)。その他にも 朝鮮のロケット打ち上げに対しては莫大な費用を要するのならそれだけ国民の生活にお金を回すべきという立場から反対している。
 分断と統治に振り回されている諸君のおそまつさに警告する、諸君は自らこの国を破滅へと導いているだけだ。今諸君に必要なのは現実を見て、何をすべきかを真摯になって考えるべきである。


2013年03月25日

中選挙区全国比例代表制・日当制導入こそが選挙制度改革だ


1票の格差:昨年の衆院選「無効」 初司法判断 広島高裁
毎日新聞 2013年03月25日 16時12分(最終更新 03月25日 19時47分)

  「1票の格差」が最大で2.43倍だった昨年12月の衆院選を巡り、弁護士グループが選挙の無効を求めた訴訟で、広島高裁(筏津順子裁判長)は25日、広 島1区・2区の選挙を違憲としたうえで、選挙を無効とする判決を言い渡した。混乱を避けるため、無効の効果は今年11月26日を経過して発生するとした。 1票の格差を理由に、選挙のやり直しを求める司法判断は初めて。被告の広島県選管は上告するとみられる。

 筏津裁判長の勇気ある判決をここに褒めねばならない。
 だがこのような判決は本来日本国憲法の常識であり、そもそも小選挙区制度そのものが日本国憲法違反なのは明快である。ましてや日本国憲法擁護を99条で義務付けられた政治家たちが憲法を軽視する暴挙を繰り返してきたことに多くの人々は怒りを覚えてきたのである。
  安倍自称首相は25日夕の自民党役員会で、2012年12月の衆院選を無効とした広島高裁の判決に関し、「区割り法案を一日も早く成立させられるよう努力 しなければならない」と述べ、「0増5減」を含む格差是正法案の早期提出に全力を挙げる方針を示し、首相官邸で記者団に「判決をよく精査していきたい。適 切に対処していく」と語った(時事通信報道)ようだがあまりにも認識が甘すぎる。
 共産党の市田書記局長の「高裁段階とはいえ、単なる違憲ではな く、無効という判決が出た意味は重い。小選挙区の区割りを若干変えただけでは、同じような問題が出てくる。1票の格差を是正し、民意を本当に反映させてい くには、比例代表のみとする制度に抜本的に変えていくことを急がなければならない」(NHKニュース報道)という厳しい指摘こそを真摯に受け止め、以下の 提案を行いたい。

1.中選挙区全国比例代表制に現在の衆議院選挙制度を改革する。民意の多様性を反映させるには比例代表制及び中選挙区制が一番望ましい。
2.企業団体献金の禁止を実施すると同時に、政党助成金も廃止する。理念なき新党ごっこに歯止めをかける。
2.衆参両院の報酬を日当制に切り替え、ボーナスも現在の3分の1に削減する。

 これぐらいの覚悟なくして、国民に痛みを求めるのは無理な話というものだ。
 そもそも、消費税増税の根拠となった財政再建にしても、なぜ大企業向けの法人税が減税されねばならないのか。その根拠が全くない。まずは1984年レベルの課税を行い、消費税も3%にもどせばいいのである。後は富裕税、金融取引税、環境税だ。
 環境税は今の自動車・バイク・スクーター関連税制を一本化し今の基準に15%上乗せし、車からバス・電車・自転車に人々の交通手段を変えるようにするのである。これぐらいの覚悟がないと、政治は迫力を失う。今の政治家に覚悟や信念はあるのだろうか。
 私にはわからないのである。


 「政治改革」と称して行われたのは単なる制度改悪であった。
 だが、利権に大きなメスを入れることが真実の政治改革なのである。