2013年9月17日火曜日

レイシズムといじめ・ハラスメントの構造 その2



 後半部とさせていただきます。

2011年12月13日
これでは文化暴走だ
 メディア批判として、新たに文化放送を加える。
 この放送局はきわめて重大な暴挙を過去に行った。一アナウンサーの髪型を勝手に指定し、わいせつな内容を堂々と放送した。この批判を最初に載せる。

サイコガルバノメーター(嘘発見器 小野哲)
テーマ:国家、人権
2007-11-26 21:36:02
 神戸俊樹さんのブログ「プールサイドの人魚姫」で山田洋行と政治屋連中の呆れた接待を批判するコメントが出た際、私は皮肉を込めて「嘘発見器を国会に導入せよ」とコメントした。この国の政治家は言い逃れがうまいため、嘘発見器を四六時中つけさせない限り、証言で嘘をつき続けるし信用がなくなるのだ。
 今回のタイトルがずばり、嘘発見器の英訳「サイコガルバノメーター(PSYCHOGALVANOMETER)」であるが、このタイトルは元CoCoの羽田恵理香、宮前真紀が文化放送のアナウンサーの斉藤一美とコンビを組んで歌ったラップユニットである。そのデビュー曲の名前も「USSO!」(ソニーミュージックエンタテインメント)!
 日本の政治家はそれこそ、めいめい勝手に嘘をつき続けるという不信感をもたれている。まあ、謳った斉藤も相当な目立ちたがり屋で、その後さだまさしのバックコーラスに参加するなどしている。そのあつかましい性格を鋭く批判したのが佐高信だった。斉藤の呆れた先輩とでも言うべき吉田照美の担当していた番組にピンチヒッターとして出た際のゲストが佐高で、ズバッとそのあつかましい性格を厳しく指摘したのだった。メディアがここまでお間抜けなら、政治家もお間抜けになるのは言うまでもないし、それを求める国民もお間抜けになる。
 お間抜けな嘘をつく額賀某にはそれこそ、斉藤と一緒にラップデュオを組んでもらったらどうか。それに下半身問題を起こしたDJオズマがすぐに喜んで参加してくるだろう。


Just did it(やっちゃった… 小野哲)
2010/10/13 06:08

 今回、このようなタイトルで苦言をしなければならなくなった3人がいる。
 SMAPの木村拓哉、香取慎吾、草なぎ剛の3人だ。この3人に共通するのは24時間耐久生活で安易な金儲けに走ってしまったことだ。特に香取と草なぎはア然とする事をしでかした。
 木村がまだしも、宇宙戦艦ヤマトに出た事をひっかけてトマトだけしか食べたり飲むことしか出来ない生活だったのに対し、香取は24時間原人生活、草なぎに到っては24時間戦国時代生活と4日間草しか食べられない生活だ。それをテレビ朝日が放映するこのあくどさ。
 こんなくだらない事を繰り返すから、極右中国や韓国の動画投稿サイトに堂々と流されるのだ。言うならばその程度なのだ。草なぎとユースケ・サンタマリアがやっている『ぷっ』すまに到っては極右中国の違法動画投稿サイトで北京語の字幕なしでそのままながされる有様。フジテレビの場合は『逃走中』で浅田真央や浅田舞、小塚崇彦、四元奈生美などの逃走劇をYouTubeに放映される有様だ(今は削除されているが)。
 私はやることについては介入する気持ちはない。しかし、電波がイジメ番組に使われているのは非常にもったいない。SMAPのメンバーと一時期一緒に仕事をしていたアナウンサーで、文化放送に所属する斉藤一美に到っては『とんかつワイド』で髪型まで規制され、放送内容もイジメそのものだった。その放送作家が悪名高い『ダウンタウンのごっつええ感じ』で売れて、『笑う犬』シリーズなどでもヒットしている。
 結局、『とんかつワイド』のようなイジメ番組がヒットしてしまった結果、あの気持ち悪い『クイズヘキサゴン2』が蔓延ったように、社会の知が低下した。それは、ハラスメントの横行にもつながり、まともな人にとってはやってられなくなるのは言うまでもない。社会の活性化どころか、衰退に拍車をかけるだけである。
 電波に関わる人間は、その発する言葉そのものが社会に大きな影響を与える。絶対に、今後このようなイジメ番組の企画は各局共々やめてもらいたい。イジメ番組は万害あって一利なしであると強く言いたい。木村らは、斉藤及び浅田らを引き連れてせめて井上静氏や植草一秀氏に弟子入りしろと言いたい。

 週刊コミックバンチが廃刊となり、新潮社が月刊@バンチを立ち上げるのに対して、発行元のコアミックスは提携しているノーススターピクチャーズの販売で月刊コミックゼノンを立ち上げる。
 これについては、新潮社の閉鎖体質にコアミックスが耐えられなかった結果であると私は思う。鮮やかな『離婚劇』とも言え、コミックゼノンの成功を祈る。新潮社は新潮45を一刻も早く週刊新潮と同時に廃刊するよう願っている。

テレビはなぜおかしくなったのか(小野哲)
テーマ:media
2009-04-24 13:54:10
またしても不祥事が起きてしまった。
 人気タレントユニットのSMAPの一員である草なぎ剛が昨日午前3時、泥酔して自宅近くの公園で裸になっていたところを逮捕された。
 この種の話はテレビ局でうんざりするぐらい聞いているが、ラジオもひどい。文化放送で昔放送されていた『とんかつワイド』という番組がある。このDJだった斉藤一美のやらかした暴挙はあの鶴瓶やセクシィー課長の沢村一樹ですらも絶句請負だ。
 ある時は髪型を中途半端にメチャクチャにするわ、さらに篠原涼子が番組をもっていたときの打ち合わせに入り込んでイチモツを披露するていたらく。このモラハラ番組の中にあったのがstop the smapというタイトルでSMAPの番組がある。これで斉藤と草なぎは関係があったのだ。
 そんな斉藤の毒を草なぎ等は引き継いでいたにしかすぎない。逆に言えば、テレビの中身が空っぽであることは明らかだ。テレビの番組はどんどんチープになり、草なぎのやっている『ぷっすま』なんて一時期水着女性を出す始末。一体、アダルトビデオと何が違うのか分からない。このままではアダルトビデオが堂々と地上波で流されかねない(もちろんノーモザイクで…)。
 総務省は地上デジタル放送の切り替えに邁進しているが、逆に言えばテレビ番組でレベルの高い内容は流されているのだろうか。何もNHKみたいにやれとはいわない、だがモラルをしっかり守ってほしい。民放での『ワイドショー』という名前の視野閉鎖番組・エンクロージャーショーはいつになったら芸能人のケツばかり追いかける姿勢を改められるのか。
 何も私はバリバリの愛国心を掲げろといっているのではない、それでは話にならない。せめて権力者と一定の距離を置いてほしい。今の放送は権力者のマイクを果たしているにすぎない。もう少しまじめにやってほしい。


Neutralizer加筆:草なぎについては言うことはない、ただこの事件で鳩山法務相までもが怒っていたがこれは筋違いもいいところだ。自分の『死刑推進発言』を棚にあげておきながら、彼のことを批判できるだろうか。更に言うならば我が親友が言ったとおり、権力者がメディアを自分達の道具にしてしまっていることに胡坐をかいているご時世だ。そこの所は江戸時代から何も変わっていない、いやこれからもそうあるべきだと思っているのだろう。

 今の文化放送は知らないが、私が知っている限りではひどい内容だった。
 「吉田照美のやる気満々」など、それこそお下品そのものだった。下半身放送そのものである。その上、斉藤に至っては人気絶頂の篠原涼子の支度部屋に入ってお下品なことをしでかす有様。上方なんかも会社が管理するのだから、一体なんだろうか。
 斉藤はスポーツアナウンサーとして実力抜群だったのだからそこを伸ばせばよかったのにお下品なことばかりさせたために斉藤は大きな貧乏くじを引く羽目になった。それでは野蛮放送そのものか、もしくは文化暴走ではないかと皮肉ってやりたいほどだ。
 そんなものだからブラウン管から、ラジオから視聴者が引いていくのである。まさしく自業自得ではないか。

2011年12月23日
結婚論
 私は基本的に結婚する意志はない。
 それにはこうした思想があるからだ。


結婚は勢いでするだけ、冷めるのも早い(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-06-29 22:37:01
 サミュエル・ジョンソンには結婚に関する格言がある。
 彼は20歳年上の女性と結婚したこともあり、さすがに冷静だ。既婚者には強烈な戒めになるだろう。また、バカップルにもかなり堪える筈だ。


愛は愚者の知恵、そして賢者の狂気。

たいていの人々は、都合と好みの混ざり合った動機によって結婚する
「サー・トマス・ブラウンの生涯」より

 できちゃった婚にもこの言葉はかなり堪える。結婚は互いの責任をとる契約である。だから押尾某と別れたからはいそこで終了というわけにはいかないのが某女優である。彼女は一度語っただけで、後は逃げている。その図太い無神経ぶり、フジテレビの逃走中に是非推薦したいほどだ(笑)。某女優は特に後者の言葉がずばっとお似合いである。
 まだしも、中学時代の同級生と結婚した織田信成がマシに見えてくる(これとてもできちゃった婚だからある意味気に食わないが)。それでも、できちゃった婚がある意味、リスクの極めて高いものであることは明らかだ。それを覚悟の上で入籍したのなら、幸せになるかもしれない。
 後はもうひとつ。派閥の世界にしか浸かっていない愚か者にとっては、異端児というのは邪魔でしかない。派閥という言葉は組織の成長を妨げるばかりか、組織破壊をもたらすだけである。派閥からいろいろ言われても、派閥の歪みに染まる気持ちはない。派閥は組織を崩壊させるだけである。前者のセリフである「愛」を派閥に変えればどんぴしゃりである。


結婚活動という贅沢主義(小野哲)
テーマ:ブログ
2008-09-16 05:52:47
Date: Mon, 15 Sep 2008 23:27:58 +0900

 より良いパートナーを求めて結婚相手を捜す結婚活動なるものがある。
 だが、パワハラ被害を受け、目の前でモラハラ不倫を堂々とやらかした卑劣な店長の姿、モンスター客に散々ひどい目にあった私には「贅沢主義にも程がある」と思っている。
 今の結婚適齢期は三十代前半だが、私にはもはや結婚の意思はない。だから仕事探し以外の外出は一切控えているし、外客が来ても一切会わないと両親に言い渡している。ましてや海外旅行にも出ないし国内旅行もお断りだ。こうして私は自らの傷と向かい合うことでしか何も出来ないわけだ。
 それほどの傷なのだから、他の人か受け入れるのは到底無理だろう。今回のパワハラ被害では親類は見て見ぬ振りをした。だから私は一切面会には応じないと決心した。結婚の話にも耳を傾けないことにした。
 結婚活動でもモラハラパートナーは見抜けない。何故ならいい人を装っているから。私自身は前から何度も話しているように卒業アルバムの類は全て捨てている。過去と決別するにはそれぐらいは必要だからだ。その他にも大学時代のテキストもデジタル化している。それぐらいの思い切った手を打ってパワハラ被害と向き合わなければ、立ち直ることは無理だと思う。
 すでに要らなくなったものはブックオフに売り飛ばしたり、捨てたりしている。おかげで実家に戻って以来かなりの不要品が無くなっている。結婚活動も結婚話も私には要らない。私は死ぬまで一生独身を貫くことにした。パワハラ被害によって子育てするにせよモラハラ風の子育てをしてしまいかねない。そうなってしまうと私自身がモラハラ被害者を拡大してしまうからだ。故に、結婚はしないし面会もしない。また、手術を受ける際には私は実家以外の見舞いは不要と思っている。


現実と理想のギャップに踊った挙句(小野哲)
テーマ:ブログ
2011-01-19 08:55:49
 結婚活動、いわゆる『婚活』について今回取り上げる。
 私は結婚する意志はない。30歳までに結婚できなければ結婚はしないと決めていたのもあるのだが、結婚に対してさほど期待はしていない。なぜなら、結婚というものにたいする考え方が違ってきている事を敏感に感じたからだ。結婚というのは、私のように古い発想では絆、更に相互に連帯保証人としての責任を負う事を意味する。
 だが、今の結婚は単なる契約(ちょっとカッコつければ契約社員、普通の言葉でいえばパート、アルバイトとほとんど意味は同じ)になっている。言ってしまえば、結婚の意味が薄れてきているのだ。だから、後先も考えないでできちゃった婚なんてのが多いわけである。単なる契約なのだから、一生涯相手に誠意をもって責任を負うという思想はそこにはない。あるのは強烈なまでの欲望と下心、言い換えてしまえば『欲と金だけで結ばれている』わけだ(これにかなり強烈と思ったら失礼)。
 婚活のスタイルといえば、インターネットで交際相手を探し、会社を通じて交際するわけだが、そこにあるのは効率的な世界である。人と人の絆など、最初から期待出来ない。それから本物の絆にしていく人もいるが、私には確信が持てない。アルバイト夫婦でしかないのだからだ。それは本物の夫婦とは程遠い存在であるのは言うまでもない。
 そうした単なる契約なのだから、不倫に対して罪悪感はないのだろう。仕事中に不倫相手と堂々とリゾート施設に行くような事を許している時代なのだから、新自由主義、いや効率至上社会の冷酷さを思い知る。そうした認識の上で、結婚相手の紹介サービスを使って欲しい。相手に自分の思想を語るだけじゃなく、相手の思いを受け入れる事から、絆は静かに育まれる。一度に育まれるものじゃないのだ。
 理想を掲げる事は大いに歓迎する。しかし、現実は理想とは掛け離れていているのだ。その結果、理想と現実のギャップに悩んだ結果婚活疲れという言葉すら出てきている。それが今の現実である。どうも男というのは肩に力を入れすぎるようだが、それでは意味はない。昔3K(高学歴、カッコイイ、背が高い)というくだらない概念が薄く広く伸びただけにすぎないのが結婚活動である。今や逆に女性が図々しくなってきていて、『肉食系女子』なる言葉すらもあるのだ。馬鹿馬鹿しいとしか思えない。逆に自分は自分だという強烈なアイデンティティを持てと叫びたい。
 そもそも、結婚できなくても困らないと思う。今は独身者向けのサービスが充実してきているのだ。独身者でも家を買う人はいる。私は資金をきっちり貯めながら、次の戦いに備えようと思っている。また、葬式ですらもNPOに依託するケースがある。恐れるに足らずだ。最後に、以前私が述べ、我が盟友がコラムのタイトルに用いた言葉で締めよう。

 理想(ネット)は現実の延長線上でしかない。私の言葉が強烈であると反発しようとも、事実は事実でしかない。理想が現実に取って代わるなどありえない。もしそれが現実になるならば、それはたゆまぬ努力の上にのみ成り立つものであり、決して楽な道ではない。
 ただ、夢を現実にした人の強さは認める。

精神的貧困という病(小野哲)
テーマ:国家、人権
2008-09-22 16:52:07
福岡・小1殺害 男児の母親逮捕 「育児に悩んでいた」
9月22日15時53分配信 産経新聞・Yahoo!

 福岡市西区の小学1年、A君(6)が殺害された事件で、福岡県警捜査本部は22日、殺人と死体遺棄の疑いでA君の母親(35)を逮捕した。調べに対し、母親はA君の首を絞めて殺害したことを認めた上で、「育児に悩んでいた。自分の病気のこともあり将来を悲観し、子供を殺して自分も死のうと思った。衝動的にやった」などと供述。捜査本部は犯行前後の行動など全容解明を急ぐ。
 調べでは、母親は18日午後3時20分ごろ、自宅近くの公園トイレの障害者用個室でA君の首を絞めて殺害、トイレの裏に遺棄した疑い。A君の携帯電話を首にさげるためのひもが凶器に使われたとみられる。携帯電話は殺害直後、近くの雑木林に捨てたという。
 母親は「死体はトイレの裏に隠し、被害者を装うため周囲の人に捜してほしいと頼んだ」としている。
 関係者によると、A君は一つのことに集中できなかったり、突然走りだすなど予想できない行動を取ったりすることがあり、通学先の小学校では特別支援学級に在籍。登校をいやがることもあったといい、母親は自分の体調不良もあって悩んでいる様子だったという。
 A君は18日午後2時半ごろに下校。母親は当初、捜査本部に「子供と2人で公園へ行き遊んでいたが、トイレに入り2、3分後に戻るといなくなっていた」などと説明。近くにいた人らと一緒にA君を捜すなどしていた。
 捜査本部は説明内容に不自然な点が多いことから任意で聴取。A君の葬儀があった21日午後の聴取で、殺害を認めたという。
(一部引用はしません。また、裁判前なので実名は報道しません。ご了承ください)

 この事件を分析するのにはマザーハラスメントという言葉が鍵になるかと思われる。
 これは保育園に通わせると「可愛そう」と言われ、美容院に行くだけで「母親は育児が第一」と非難されたり子どもの成績が母親の評価に直結したり、不登校の相談をしたら「母親の愛情不足」と責められる社会風潮を指す。だが、この歪みの背景には核家族とかつての大家族という異なったものの見方がある。「母親でしょ?」「母親のせい」「母親なんだから」で片づけられるともう話にならない。
 他人とちょっと違うからと言って差別するのは明らかにおかしい。あくまでも母親と子供は別人格なのだ。それを割り切ってみることができないからこのような歪みが生まれる。家庭カウンセラーの中尾英司さんはこうしたマザハラを含めたモラルハラスメントとも闘っている。
 今回の事件は裁判が始まっていないのでコメントは差し控えたい。ただ、前回のコメントで指摘したように精神的貧困という病が日本を確実にむしばんでいるのは明らかなのだ。

 現在、旧ブログのコラムを大幅に削減中である。
 昔のコラムと組み合わせたりして、書評を書いたりしている。なのでどこかで見たことがあると思うのも無理はない。200以上あった記事を100にまとめる作業や処分する作業で時間はかかる。
 その中で人生論を書いていこうと思う。私の思想はややキリスト教の教えもあるのだが、中身を重視する思想そのものである。だから天皇制とやらには興味がない。皇室など、我々の生活に何の影響もないものは衰退していくのだ。私自身、徹底的な合理主義に徹している。要するに中身で見ることに徹し、現実社会で徹底的な取捨選択をしていけばそれほど損はしない。
 その中で私は結婚は損するものでしかないと思っているだけだ。それもそう、最初の所属先でおバカな「上司」の不倫に巻き込まれ、その挙句の果てにクレーム処理まで押し付けられたのだから。その処理に5年以上かかった上、持病まで発覚した。これでは無理なものだと判断して、徹底的に合理主義に徹するようになった。フリードリヒ・ニーチェやサミュエル・ジョンソンは私の思想にそれなりに根付いている。


2011年12月23日
虚礼論
 今年もいよいよ、年賀状とやらで騒がしい時期になっている。
 ちなみに私は過去、このようなコラムを書いて断っている。

虚礼辞退宣言(管理人・小野哲)
テーマ:ブログ
2008-09-14 15:05:57
 管理人として、今後一切の虚礼を辞退します。
 今回のパワーハラスメント被害で私は一切のむなしい礼儀を辞退することにしました。パワーハラスメントで私は誰の支援も受けられませんでした。そのことで私も自分なりに考え、一切の虚礼をしないことを決めました。何も欲望のまま突っ切るつもりはありませんが、いろいろ考えて辞退を決めました。

 そのコラムを書いた翌年から、私は一切の虚礼をしていない。
 ブログで「新年の挨拶」程度なら問題はないと思う。だが、今の私は徹底的に合理主義を通している。サミュエル・ジョンソンの「今から一年も経てば、私の現在の悩みなど、およそくだらないものに見えることだろう」程度に過ぎないのが人生である。
 虚礼を断ってからは年賀状を書くことも、もらうことも期待しなくなったことでだいぶ楽になった。「人生には、友情よりも気高い快楽はない」というジョンソンの言葉もある。いわば中身で問いかけるようになったおかげである。そして、持病が分かった今、その実利主義の正しさを私は確信している。

2012年01月23日
ハラッサーだったフーバー長官
 今度上映されるクリント・イーストウッド監督の「J・エドガー」で描かれているFBIのJ・エドガー・フーバー長官はかなりのワルだった。


 「 J・エドガー=ジョン・エドガー・フーバーとは、日本ではなじみが薄いが、アメリカでは誰もが知る、そして存在を恐れられていた人物である。

 29歳でアメリカ連邦捜査局FBIの局長に就任し、死去するまで約半世紀にわたって局長を務め上げた、まさに"FBIの顔"。現場検証、指紋採取、筆跡鑑定、そして捜査情報のデータ化と、現在の犯罪捜査の基礎を築いた功績を残し、国民的英雄と賞賛される一方で、圧倒的な権力と情報収集力で政治家や活動家の言動を監視。そうした秘密情報をファイルにまとめ、ハリー・トールマン、ジョン・F・ケネディ、リチャード・ニクソンなど、実に8人の大統領に向かってファイルの存在をちらつかせて、"Mr.アンタッチャブル"として彼らを従えるまでの存在にのし上がる。

 イーストウッドは、語るのもタブー視される彼の軌跡のみならず、母からの常軌を逸した愛情、FBI幹部クライド・トルソンとの関係、そして、苦悩を抱えながらも、威厳ある長官であらねばならないことから生じる重圧にまで、エドガーというひとりの人間に肉迫する。それに応えるように、ディカプリオはフーバーの青年期から死を迎えるまでの"経年変化"を、特殊メイクを駆使して見事に体現。イーストウッドとディカプリオ2人の才気が、本作を単なる実録劇では片付けられない、光と影が交錯する至高の人間ドラマへと昇華させている。

 アメリカ史のタブー、そして誰もが恐れたフーバーという"怪物"を、初めて真正面から取り上げたこともまた"事件"なのだ。」
http://eiga.com/official/hoover/ より引用

 そこでグーグルを検索した結果、日本経済新聞にこんな面白い映画評論があった。引用したい。

J・エドガー はなやかな米国の影の部分
2012/1/20付

 クリント・イーストウッド監督の最新作は、FBIをつくりあげ、半世紀近くその長官の座にあった、ジョン・エドガー・フーヴァーの人生をえがく。



ジョン・エドガー・フーヴァーを演じるレオナルド・ディカプリオ
(C)2011 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
 「アビエイター」(2004年)でハワード・ヒューズを演じたレオナルド・ディカプリオが、20世紀アメリカの巨人像にまた挑む。

 1960年代前半、公民権運動の先頭に立つキング牧師を、目の敵にし、ノーベル平和賞受賞を妨害しようと手をまわす、60代後半のフーヴァーから幕をあける。公式の回想録をのこすため、広報担当官に過去の業績をかたるという形式で1919年、24歳のころにさかのぼる。まだFBIが創設される以前の司法省につとめはじめた彼は、爆弾テロをうけた司法長官邸の現場にかけつけ、共産主義者の脅威を確信。長官の信任もえて、アカ狩りに邁進する。

 やがて、わかくしてFBI長官となったフーヴァーは、32年のリンドバーグの愛児誘拐殺害事件の犯人逮捕や、マシンガン・ケリー、ジョン・ディリンジャー等のギャングの逮捕・射殺で名を上げる。

 かたられる過去の時間がすすむ一方、かたっているフーヴァーの時間もすすみニクソン大統領の70年代にいたる。

 フーヴァーが活躍した半世紀は、アメリカの最もはなやかだった時代である。その影の部分が、この人物を通して見えてくる。

 母親(ジュディ・デンチ)への固着、腹心の部下とした男(アーミー・ハマー)との生涯にわたる同性愛関係も重要な要素としてえがかれ、複雑な性格への興味をかきたてる。

 しかし、あまりに多くの要素をつめこみすぎて、イーストウッド監督のかたりくちに、いつものような流麗さと情感が、やや欠けている感がある。2時間17分。

★★★

(映画評論家 宇田川 幸洋)

[日本経済新聞夕刊2012年1月20日付]

 私はこの映画だけでフーバーを評することはできない。
 しかし、これだけで言うとすれば、まずフーバーは典型的なハラッサー(ハラスメント加害者)であることは明らかだ。母親への絶対的な固着(マザコン)、結婚しなかったこと(結婚できなかったと言うべきか)などを踏まえると、他人を支配して優越感を感じる奴隷根性そのものである。
 こういう輩に強く出るには唯一つ。自信を持って居直ることだ。相手は臆病だから、秘密を探ろうとする。そして恐喝するのだ。
 こうした輩を論破するにはこの方法が一番抜群だ。

モンスター社員の弱点

2012.01.16 ライフスタイル
 尊大な部下に、必要以上に権力を振りかざす上司。ここ数年、“上から目線”を標準装備したモンスター社員の取り扱いに頭を抱える声が後を絶たない。ただ、上から目線のモンスター社員には、共通して脆いところがあると心理学博士・榎本博明氏は指摘する。

「最初から実力や経験に見合わない高レベルな仕事をしたいという部下や、理不尽に押さえつけてくる上司はどちらも自分に自信がないことが多い。部下の場合、自分の未熟さを自覚していれば、何か注意されても自分のパワーアップの糧になると喜べるはず。自信がないのにそれを認めたくないから、つい尊大な態度をとってしまう。逆に、上司の場合も上の立場にいるけど、自分の能力に自信がない。だから虚勢をはって上から目線になるわけです」

 さらに、榎本氏はドキリとすることを付け加えた。

「皆さん、周りの上から目線な困った社員に腹を立てているわけですが、腹を立てる側にも問題があると考えるのも大事なことです。腹が立つ、ということは、自分にも余裕がない証拠。ゆったりとした気持ちでいれば、『あの人は自信がなくて不安だから、上から目線で偉そうにすることで自分を保ってるんだな』と受け流せる。広い心で見ていれば、偉ぶっている人たちが滑稽にすら思えてきます。こちらの心構え次第で、受け取り方はいくらでも変わるものです」

 耳の痛い話だが、職場の半径3m以内で偉ぶる輩には、つい腹を立ててしまうのが人間というもの。一朝一夕でそんな仙人のような心持ちになれれば苦労はしない。

【榎本博明氏】
心理学博士。MP人間科学研究所代表。『ビジネス教養としての心理学入門』(日本経済新聞出版社)ほか著書多数
http://nikkan-spa.jp/103955

 そこに私は胸を張ってどっしり構える姿勢に徹している。
 そうすれば、相手の傲慢さすらも哀れに思えてくる。フーバーに勝つには、自分から懸念になる情報をさらけ出しておくことだったのだ。そうした意味ではフランクリン・ルーズベルトも愚か者だったのである。

2012年01月24日
ナショナリズムが日本を覆いつくす
 今回、実に危惧する記事を採用する。

 外国人留学生の新卒採用がますます増加か?――リクナビが「グローバルキャリアLIVE」開催 - 12/01/17 | 16:37
 1月7日、8日にリクナビが東京ビッグサイトにて合同企業説明会「リクナビLIVE」を開催した。2日間で出展企業は622社、参加学生は2万7575人。
 この「リクナビLIVE」で注目されたのは、7日にリクナビとしては初めて外国人留学生や日本人バイリンガル人材を対象とした「グローバルキャリアLIVE」コーナーを設けたこと。「グローバルキャリアLIVE」コーナーへの来場者は1709人で、出展企業は30社だった。
 会場で企業の採用担当者の声を聞くと、「新卒採用の半分を外国人にしたい」というルネサスエレクトロニクスのように日本企業のグローバル採用意欲が強い。
 以前は海外展開に備えて外国人留学生を採用するというケースが多かったが、最近では「とにかく優秀な人材が欲しいから」という理由で外国人留学生を採用するケースが増えている。海外売上高比率の低い企業でも、外国人採用に力を入れているのは珍しいことではない。
 一方、留学生に話を聞くと「親も日本での就職望んでいる」(芝浦工大:中国出身)、「夏までに内定が取れなくても日本で就職活動を続けたい」(津田塾:韓国出身)など日本での就職意欲が強い。
 2009年現在で、日本国内の外国人留学生は13万2720人だが、政府は2020年をメドに留学生を30万人とする「留学生30万人」計画を進めている。すべての留学生が日本企業に就職するわけではないが、日本に就職する外国人留学生が今後増加することは間違いない。あと数年すれば新卒採用のメンバーに外国人が含まれていることが珍しくなくなるだろう。
(東洋経済HRオンライン編集長 田宮寛之)

 東洋経済新報オンライン
http://www.toyokeizai.net/business/management_business/detail/AC/c6594559d7f2f08dd66c6ec87b14ecb6/


就活ニュース◆就職戦線に強力ライバル 外国人留学生に日本人学生はなぜ勝てない?
出典:Sankei Biz 2012.1.15 07:00

大学生の就職活動が昨年12月に例年より2カ月遅れてスタートした。長引く不況の影響で、平成25年卒の大学生求人倍率も低迷するとみられる中、外国人留学生が企業の採用担当者の熱い視線を集めている。ただでさえ就職難の荒波にもまれている日本人学生は過酷な競争を強いられている。
 20年以上前から外国人留学生の採用を進めてきたパナソニックでは、平成12年ごろ約30人だった外国人社員が23年12月時点で約250人に増加。中国をはじめアジア諸国の採用が増えており、「変化への対応力を高めるため」(担当者)とその狙いを説明する。
 外国人留学生の採用については、パナソニック以外にも「国内の労働人口減少に備え、国籍を問わず高度な人材を確保する」(サントリーホールディングス)、「売り上げの約8割が海外という中で、母国と日本の架け橋を担ってほしい」(大日本スクリーン製造)など前向きな企業は少なくない。各社の狙いはさまざまだが、採用条件における外国籍をプラス材料ととらえるむきが増えているようだ。
 就職情報サービスのマイナビが昨年9月、国内1757社から回答を得た平成24年の新卒内定状況調査によると、外国人留学生を採用した(する予定)と答えた企業は10・7%。上場企業では27・1%と日本人留学生の18・1%を9・0ポイント上回り、採用者の評価のポイントが語学力だけでないことを示す結果となった。
 「外国人留学生のほうが積極的で、キャリア志向も高い」。東京や大阪などで就職セミナーを主催するマイナビの広報担当者は、日本人と外国人学生の差をこう指摘する。
大阪市内で1月7日に開催された「外国人留学生のためのマイナビ就職セミナー」に参加した中国人留学生の鄭潔(てい・けつ)さん(21)は「就職活動をするのは日本だけ。マーケティングの仕事に就きたい」と話す。
 学生時代の研究などとからめ、就きたい仕事を念頭に1人で動く外国人留学生に比べ、日本人学生には就職セミナーに友達同士で訪れ、企業規模を重視して同じブースを仲良く回るケースも少なくない。企業の説明が終わった後も積極的に人事担当者へ話しかけるのは外国人留学生だ。「友達でもしたい仕事は違うはずなのに、なぜ同じブースを回るのか」(マイナビ)と首をかしげる。
 マイナビの調査によると、平成25年卒の外国人留学生採用を予定または検討中と答えた企業は32・8%で、上場企業では58・6%と前年を大きく超えた。メーカーが中心だった採用は小売りや外食など非製造業でも進み、競争の場は広がる一方だ。
 少子化や大学の乱立で成績が振るわずとも大学生になれる時代に突入し、「大学生全体のレベルが低下したことも外国人の積極採用を招いている」(マイナビ)。グローバル競争の真っただ中にある企業にとって内向きで安定志向の強い日本人学生は物足りず、外国人留学生と比べると見劣りするという。企業の求める人材像と大きなギャップを生じてしまった今どきの日本人学生に、生き残る道はあるのだろうか。(田村慶子)

 私はこのニュースを聞いて、大きな危機感を覚えている。
 まず、何故留学が減ったのか。私はインターネットの普及が大きいと考えている。若い世代はコンピュータなどにのめり、それを現実社会であるかのように思い込む。

詐欺で稼ぐが勝ちってやつなのかい、ホリエモンさん(小野哲)
テーマ:ブログ
2011-01-07 11:57:04
お粗末おせち料理を販売した社長がウハウハ発言「おせちで一店舗分の売り上げ。次も仕掛ける」
【社会ニュース】 2011/01/03(月) 07:52

 共同購入することでオトクな価格で品物を購入する事ができるクーポンサイト『グルーポン』で、10500円(通常価格21000円)のおせち料理を500セット売ったものの、内容があまりにもお粗末だったためインターネット上で大問題になっている騒動で、新たな情報が入ってきた。
 このおせち料理を販売したのは『バードカフェ』という飲食店で、その代表取締役社長・水口憲治氏(2011年1月1日に責任をとって辞任)が昨年末「おせちで、一店舗分の売り上げになった(^^)次も仕掛けますd(^_^o)」と『Twitter』で発言していたというのだ。『グルーポン』と提携しているので色々と諸費用がかかっていると思われるが、単純計算で約500万円の売り上げがあったわけで、社長としてもウハウハだったわけだ。
 おせち料理の内容があまりにもお粗末だった事に関して社長は「500セットの調理と詰め込みに予想以上の時間がかかり納品が遅れるという事態が発生してしまいました。出来ないと判断しキャンセルの依頼をするべきところを、出来ないものを無理に行ったことがこのような事態を招きました」とコメントしている。
 ウハウハ状態から一気に失墜した社長だが、消費者として許せないのは「社長が売り上げ金額だけを見て歓喜し、もっとも重要視すべき客へ提供するものをまったく見ていなかった」という点である。インターネット通販や外食は売れればいいというものなのだろうか? 売れる仕組みを作るのは楽しい事かもしれないが、客の事をまったく考えない飲食店のおせち料理を正月早々あてがわれた客はとんだ災難である。
(情報提供:ロケットニュース24)

 以前、堀江貴文は『稼ぐが勝ち』なる本で、「女は金について来る」と豪語していた。
 それに従えば、今回の稼ぎ方は正統だというわけだろう。しかし、これを人は詐欺と言うのだ。インターネットを使った新手の詐欺がこれで出来てしまったのである。これこそ、『やるやる詐欺』(日本テレビの「ぐるぐるナイティンナイン」の『ゴチになります』のおマヌケMCの羽鳥某と同等)である。
 コンビニエンスストアのおせちでも2000円はしない簡素なものはあるわけで、消費者も今回教訓になっただろうとおもう。うまい話には裏があるのだということを。堀江に私は問いたい。今回の稼ぎは正当なものだったのかということを。
 サービス業に関わっている人なら、こんな利益は歪んだ利益と言うではないか。ただ、質素な正月だっていいじゃないか。贅沢な正月では現実から逃げているような思いを感じる。それでも水口氏はアーバンエステートの経営陣とどう違うのか、説明してもらいたい。また、食品衛生上、不手際も疑われている。
 恐らく、この会社は破産するかもしれない。それで迷惑なのは何も知らずに働いていた従業員であって、経営陣には同情の余地はない。責任をしっかり負ってもらい、責任を果たしてからデカイ口は叩いてもらいたい。それは堀江や三木谷某、宮内某、ナベツネにも言える事だ。
 サービス業のお手本は、堤清次氏のように、やるべき事をなし、責任をきちんと取ることである。それが出来ないなら、農業か漁業に行くべきだろう。

虚構に振り回されるのではなく(小野哲)
2011/01/02 09:49

 今年も私は一切の年賀状は出していない。
 それには理由がある。ハラスメント被害で一般的な常識が通用しないハラッサーや傍観者を相手にしているようでは時間の無駄遣いであると分かったからだ。それなら、効率化の観点からも年賀状は出さないほうがいい。現に年賀状が現金ショップで45円にて販売されている時代だからだ。
 そうした行動をしても、全く損はない。むしろ、コスト削減にも繋がった。ちなみに家計簿は100円ショップのものを使っている。更にネットを活用して無駄なものは買わないようになったことで、情報力が改善できた。だが、あくまでもネットというのは日常の延長線上にあるのであって、ネットの延長線上としての日常はありえない。
 だから私はネットによる結婚相手紹介サービスは信用しないし、ネットオークションやネットショッピングも信用しない。あくまでも現実社会の延長線上にネットがあり、補足されるべきものなのだ。
 虚行に振り回されるのではなく、自分のカラーを鮮やかに打ち出すかが、必要だと私は考えている。だから髪型も坊主頭同然にしたのも、効率化の観点からだ。それに、しがらみから解き放たれたとも言える。ちなみに最近の人はブログで新年の挨拶を行っているそうだ。時代はひとつひとつ確実に変化しつつある。
 ブログひとつ取っても、信頼性も重視されている。決して甘くはないのだ。現実、単なる詐欺師だったと分かった木村某なんかニフティでやっていたが日本振興銀の不正が暴かれる直前、ブログを閉めて逃げようとしたではないか。逆に植草一秀氏のように説明を尽くせば信頼性が高まる。既存のメディアはそうしてどんどん信頼を失っていくのである。

現実と理想のギャップに踊った挙句(小野哲)
2011/01/19 08:55

 結婚活動、いわゆる『婚活』について今回取り上げる。
 私は結婚する意志はない。30歳までに結婚できなければ結婚はしないと決めていたのもあるのだが、結婚に対してさほど期待はしていない。なぜなら、結婚というものにたいする考え方が違ってきている事を敏感に感じたからだ。結婚というのは、私のように古い発想では絆、更に相互に連帯保証人としての責任を負う事を意味する。
 だが、今の結婚は単なる契約(ちょっとカッコつければ契約社員、普通の言葉でいえばパート、アルバイトとほとんど意味は同じ)になっている。言ってしまえば、結婚の意味が薄れてきているのだ。だから、後先も考えないでできちゃった婚なんてのが多いわけである。単なる契約なのだから、一生涯相手に誠意をもって責任を負うという思想はそこにはない。あるのは強烈なまでの欲望と下心、言い換えてしまえば『欲と金だけで結ばれている』わけだ(これにかなり強烈と思ったら失礼)。
 婚活のスタイルといえば、インターネットで交際相手を探し、会社を通じて交際するわけだが、そこにあるのは効率的な世界である。人と人の絆など、最初から期待出来ない。それから本物の絆にしていく人もいるが、私には確信が持てない。アルバイト夫婦でしかないのだからだ。それは本物の夫婦とは程遠い存在であるのは言うまでもない。
 そうした単なる契約なのだから、不倫に対して罪悪感はないのだろう。仕事中に不倫相手と堂々とリゾート施設に行くような事を許している時代なのだから、新自由主義、いや効率至上社会の冷酷さを思い知る。そうした認識の上で、結婚相手の紹介サービスを使って欲しい。相手に自分の思想を語るだけじゃなく、相手の思いを受け入れる事から、絆は静かに育まれる。一度に育まれるものじゃないのだ。
 理想を掲げる事は大いに歓迎する。しかし、現実は理想とは掛け離れていているのだ。その結果、理想と現実のギャップに悩んだ結果婚活疲れという言葉すら出てきている。それが今の現実である。どうも男というのは肩に力を入れすぎるようだが、それでは意味はない。昔3K(高学歴、カッコイイ、背が高い)というくだらない概念が薄く広く伸びただけにすぎないのが結婚活動である。今や逆に女性が図々しくなってきていて、『肉食系女子』なる言葉すらもあるのだ。馬鹿馬鹿しいとしか思えない。逆に自分は自分だという強烈なアイデンティティを持てと叫びたい。
 そもそも、結婚できなくても困らないと思う。今は独身者向けのサービスが充実してきているのだ。独身者でも家を買う人はいる。私は資金をきっちり貯めながら、次の戦いに備えようと思っている。また、葬式ですらもNPOに依託するケースがある。恐れるに足らずだ。最後に、以前私が述べ、我が盟友がコラムのタイトルに用いた言葉で締めよう。
 理想(ネット)は現実の延長線上でしかない。私の言葉が強烈であると反発しようとも、事実は事実でしかない。理想が現実に取って代わるなどありえない。もしそれが現実になるならば、それはたゆまぬ努力の上にのみ成り立つものであり、決して楽な道ではない。
 ただ、夢を現実にした人の強さは認める。


 ネット社会はあくまでも現実社会の延長上にすぎない。
 それを自覚できない人たちはサイバー空間を当然の空間のように思い込む。しかも、そこはとんでもないほど居心地がいい。自分の中に閉じこもっていいのだから。だが、それは自閉症同然の空間になってしまう危険性すらある。
 
http://wired.jp/wv/2008/04/09/%E3%80%8C%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E4%B8%AD%E6%AF%92%E8%80%85%E3%81%A8%E9%AB%98%E6%A9%9F%E8%83%BD%E8%87%AA%E9%96%89%E7%97%87%E3%81%AE%E9%A1%9E%E4%BC%BC%E6%80%A7%E3%80%8D%E7%A0%94%E7%A9%B6/ 「ゲーム中毒者と高機能自閉症の類似性」研究

 何もネット社会と言うのはネットサーフィンばかりではない。携帯電話を使ったゲームも含めていい。そうした社会では人と人の温かい絆は結びにくい。その結果、人間関係は構築しにくくなるのである。韓国では深刻で殺人事件がおき、昨年真夜中の12時に16歳未満の少年がネットゲームに接続することを禁止する法律ができた。
 そうした閉鎖空間で育てば、世界のことなどまともに分からない。いや、日本の教育に求めていたものが全くお粗末だったのだ。携帯電話との付き合い方をまともに教えないでおいて、普及してから教えろと言うのだから恐ろしい。それではネットファシストを生み出すのも無理はない。
 そんな温室育ちのお坊ちゃまお嬢様では、留学生に負けて当然だろう。留学生は最初からハングリーなのだから。だが、手をこまねいてみているわけには行かない。これが、留学生や移民、在日外国人への不当な排外主義につながってしまうことが怖い。
 私がこのことを懸念しているのは「在特会」なる極右団体の存在がある。連中は不当な主張を繰り返し、日本の腐敗した原因を弱者に押し付けている。その動きを野放しにしていたらナチズムの復活につながる危険性が高い。私が一切のナショナリズムを嫌うのはそうした思想ゆえである。日本のゆがみを認め改善すべきと認識した上で、それでも愛すると言うのなら誰も文句は言えまい。
 だが、現実を無視した愛国心は間違っている。最後に、韓流についてのコラムを一つ寄せてこのコラムを締めたい。

韓流だのに振り回されるのではなく(小野哲)
テーマ:media
2011-03-16 06:08:01

 ネットファシストどもは『韓流』を嫌っているようだ。
 それはそれで構わない、私はなんとも思わない。例えばサムスンのように長持ちするなら買っても構わない程度なのであって、韓国だので騒ぐつもりはない。逆にネットファシストどもが韓国に振り回されているだけだ。アホくさい。
 今回の太平洋大震災で分かったことがある。

ヨン様、日本ファンを慰労 「お役に立てる最善の方法を探したい」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=138188&servcode=700§code=700
 ペ・ヨンジュンは14日午前、自身の日本公式ホームページに「東北太平洋海沿岸地震の被災者の方々へ」というタイトルのコメントを掲載した。
 ペ・ヨンジュンは「いつもさせていただいている『こんにちは、ペ・ヨンジュンです』というご挨拶を今日は気軽には差し上げにくいです。さる11日に発生した東北太平洋沿岸地震のニュースを拝見し、家族の皆様の安否はもちろん、被災されたすべての皆様の安否がとても心配で、テレビの前を離れることができません」と始めた。
 続いて「被害の規模が大きくなっており、余震が続いているニュースに心を痛めております。ニュースをただ見守るしかできず、無力さを感じております」と付け加えた。
 引き続き「何をしても傷と痛みを癒して差し上げることはできないですが、今回の地震や津波で被災された方々やそのご家族の方々に哀悼の意を捧げます。これから2次災害や事故による被害が起きないことを願っております」とした。
 そして「過去にもこのような困難な状況にあっても、すばやく冷静に乗り越えられてきたことと思います。全世界の方々の関心と支援の中で、一日も早くこの困難な状況を乗り越え、安心して過ごせる日を迎えられることをお祈り申し上げます。同時に、私に何ができるのか最善策を考えていきます」と結んだ。
 一方、ペ・ヨンジュンは2004年、日本新潟地震と南アジア津波被害復旧のために3億ウォンを寄付して慰労を伝えていたことがある。

 ネットファシストどもに告ぐ。
 お前達は率先してボランティア活動に参加したまえ。お前達の嫌いな韓国人俳優達が立ち上がっているのだ。お前達も出来る筈ではないか。俳優のリュ・シウォンも支援を考えているのだ。
 お前達は何もしないで好き嫌いだけで発言してきただけであって、そこには責任を負う意識は皆無だ。何が『嫌韓流』だ。ちゃんちゃらおかしいお粗末な論理であって、相手にされないだけだ。
 フランコ石原と同じ暴言を吐いている程度のお前達は即刻ネットから退場しろ。第二次世界大戦中に日本に強制連行され重労働を強いられた勤労挺身隊の女性たちを救済する活動を行っている市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)とともにする市民の集まり」でも哀悼の思いを伝えている。ネットに引きこもる前にすべきことは多い。
 お前達はそれでも人間なのか。今回の地震でお前達はアジアへの差別意識を根底から改め、事実を受け止める度量を持たねばならない。それが出来ないなら、今すぐボランティア活動に参加しろ!特に『たかしズム』でコテンパンにされているネットファシストども、お前達だ!!

今回の参考資料
03/14 14:14
リュ・シウォン「僕の家族が被った被害 支援を検討中」
http://www.wowkorea.jp/news/enter/2011/0314/10081282.html
勤労挺身隊支援団体も、大地震被害の日本に哀悼の意
2011年3月13日13時5分配信 (C)YONHAP NEWS
http://www.wowkorea.jp/news/Korea/2011/0313/10081244.html

2012年01月29日
正しいことでもモラルがなければ意味はない
追い詰められた海の狂犬どもへ告ぐ(小野哲・管理人N)
テーマ:ブログ
2011-08-03 10:46:26
「シー・シェパード」の抗議船を差し押さえ 漁網切断で英裁判所決定
2011.7.21 01:23
 海洋環境保護を掲げる反捕鯨団体「シー・シェパード」にマグロ漁船の網を破られたと地中海の島国マルタの漁船側が同団体を訴え、これを受けた英スコットランドの裁判所の決定で団体の抗議船「スティーブ・アーウィン号」が差し押さえられていることが分かった。マルタ紙タイムズ(電子版)が20日までに伝えた。
 同紙によると、シー・シェパードは昨年6月、クロマグロ漁中の漁船の網を、魚を逃がすために切断。被害に遭った漁船側が損害賠償請求訴訟を起こしていた。
 同団体代表のポール・ワトソン容疑者=傷害容疑などで国際手配中=は同団体のウェブサイトで、アーウィン号がスコットランドのシェトランド諸島の港で差し押さえられていると説明。預託金約140万ドル(約1億1千万円)を納められなければ、同号が売却される可能性もあると訴え、支持者に寄付を求めた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110721/erp11072101250000-n1.htm
 環境テロリスト・シーシェパードに告ぐ。
 今すぐ、組織を解散し、犯罪の数々を各国の法律に沿って償い、そこから平和的な言論集団として再結成するよう勧告する。諸君にはその道しかないのは明快だ。ワトソンの罪は人道に反する重大なものであり、死ぬまで刑務所で罪を償う責務がある。
 諸君は平気で嘘をつく集団と暴かれている。嘘つきのレッテルを返上したいと願うなら、今すぐ環境テロ犯罪をやめて各国の法の下で正義の裁きを受けるべきだ。

戦場カメラマン渡部氏がシー・シェパード代表に直撃 「日本に行く」と代表が明言
2011.7.2 12:00
 国際指名手配犯、ポール・ワトソン容疑者(60 以降、ワトソンと略)率いる米国の反捕鯨団体、シー・シェパード(SS)が6月、地中海に抗議船2隻を展開させ、地元のクロマグロ漁に過激な妨害を加えた。身勝手な論理と暴力で活動をPRし、「今すぐ寄付を」と呼び掛けるSS。地中海の後は、デンマーク・フェロー諸島の伝統捕鯨を標的にするという。その一方で、南極海調査捕鯨妨害を継続することも公表し、ワトソンは2日放送のフジテレビの番組で、戦場カメラマン、渡部陽一氏のインタビューに対して、ついに「日本にも行く」と言い出した。(佐々木正明)
 SSの地中海クロマグロ漁妨害は今年で2回目となる。昨年は洋上でクロマグロを養殖している巨大いけすに船ごと体当たりして網を切り裂き、700-800匹の魚を大洋に逃がした。地元の漁師らは経済的な打撃をうけたほか、小競り合いの際に負傷し、ヘリコプターで緊急搬送される事態にまで陥った。
 今年は抗議船、スティーブ・アーウィン号(全長53メートル、オランダ船籍)とブリジット・バルドー号(35メートル、オーストラリア船籍)を北アフリカ・リビア沖に派遣。リビア政府軍との戦闘が続く北大西洋条約機構(NATO)軍の艦船が付近洋上を警戒航行する中、6月上旬から漁船の監視活動を開始した。
 法的根拠はまったくないのに、「国連世界自然憲章により、違法操業を監視する権利がある」と勝手に主張し、漁船が少しでも不審な動きをすれば、妨害を加えるという(小野注 これは、シーシェパードの独善ぶりを自ら証明している)。
 日本たたきの姿勢は、ここでも変わらず、ワトソンは、個体数が激減しているクロマグロの取引で、「ミツビシが数十億ドルの利益を稼いでいる」と根拠のない出任せの批判をふりまいた(小野注 残念ながら、三菱グループが本気になればワトソンごときは抹殺されるとだけ、警告しよう。三菱UFJはモルガンスタンレーを事実上傘下にしているという意味をワトソンは知らない)。
 6月11日には、チュニジア船籍の漁船と衝突。SSは、チュニジア船を違法操業と決めつけ接近し、漁船に放水砲を噴射したほか、割れると強い異臭が漂う酪酸弾を投げ入れた。
 チュニジア船が防御のため反撃すると、今度は自らが被害者といわんばかり、その様子を写真や映像におさめ、ネット上で公表した。そのページには「海での私たちの仕事をサポートしてください。今すぐ寄付を」とするメッセージがついており、過激な妨害や派手な宣伝が資金目的であることがわかる。
 抗議船2隻は6月下旬、リビア沖からスペインのバルセロナに寄港。今後、北大西洋に浮かぶデンマーク領・フェロー諸島に向かい、現地で行われている伝統のゴンドウクジラ漁の妨害に乗り出す。ブリジット号は7月上旬に国際捕鯨委員会(IWC)年次総会が開催されるドーバー海峡の英領チャネル諸島へ寄港し、示威行動を行う。
 一方、ワトソンは空路、米国へ帰国を果たし、フジテレビ系列で7月2日放送の番組「渡部陽一が撮った!これが世界の『戦場』だ。突撃!サムライジャーナリスト」のテレビ収録に臨んだ。
 この番組は、渡部氏が、世界のニュースの現場を直接取材し、お茶の間に「日本人の知らない真実」を伝えるという内容で、その内の1つの企画として、渡部氏がSSのワトソンに直撃するコーナーが組まれた。
 インタビューは、米国と東京のスタジオをネット回線で中継して行われ、渡部氏は近年の捕鯨船に対する暴力行為の数々を厳しく追及。ワトソンは「われわれが行っているのは、『攻撃的な非暴力』であり、クジラを殺す日本の方が暴力的だ」と自説を展開し、渡部氏の批判をけむにまいた。
 ワトソンはこれまでも、反捕鯨国のテレビ局でトーク番組に何度もゲスト出演を果たしているが、今回のように、批判や追及一辺倒の局面はほとんどなく、収録が進むにつれ、次第に苛立ちを見せ始めた。
 渡部氏が独特の口調で「嘘と暴力はいけない」と諭し、「日本を訪れ、日本であなたの主張を述べればいい」などと促すと、ワトソンは当初、「あなたの方が南極海に来たらいいではないか」と反論していたが、最後には「では、日本に行く。ただし、今年、日本が南極海の調査捕鯨をやめたらだ」と明言した(小野注 ワトソンが無条件で日本に自首しなければならない。それは指名手配者に義務づけられたことなのだ)。
 日本では海上保安庁が傷害容疑でワトソンの逮捕状を用意しており、実際に来日すれば、刑事訴追される可能性が濃厚。そのため、来日の実現性は不透明だが、渡部氏の気迫に、ワトソンが“根負け”するという形になった。
 先月30日、SSは公式HPで、年末の調査捕鯨妨害を予定していることを公表した。キャンペーン名を「カミカゼ(神風)作戦」と名付けて、敵対姿勢を鮮明にし、日本側を挑発した。
 かつて、ワトソンは捕鯨国アイスランドに対して、同様の発言を故意に仕向けたことがあり、今回の「日本に行く」発言の真意をめぐり、今後、日本の捕鯨関係者や治安関係者をやきもきさせそうだ。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110702/mds11070212010002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110702/mds11070212010002-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110702/mds11070212010002-n3.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110702/mds11070212010002-n4.htm
 思い知ったか、ワトソンよ。
 渡部氏にコテンパンに論破され、我が盟友に痛烈にボロボロにこき下ろされる始末では、そちらさんの言う『正義』とやらはメッキが剥げたわけだ。私程度の辻斬り小僧にバッサリやられてどうですかな?単なる金稼ぎだけで、人々の怒りと善意に甘える貴様など、人で無し以外の何者でもない。
 ただですら、東日本大震災の被災者に向けて放った天罰なる暴言はポルポト石原と同類である。断罪されて当然である。それとも、石原と刺し違えるつもりかな。そうすれば、今までの環境テロリストとしての大罪はやや許されるのだが、そこまで私は期待はしない。
 ワトソンは今すぐ日本に来るがいい。来たら警察が手錠を携えて捕まえ、死ぬまで刑務所で罪を償う事になるが、自業自得であって同情はない。鯨に対して熱い想いはあることは認めて差し上げるが、それは言論でのみ主張すべきことだ。暴力で訴えるとは言語道断であり、テロリストと断罪されて当然である。

海の狂犬共に地獄行き決定(小野哲)
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2011-02-25 20:34:13
【社会】
捕鯨妨害、激化の一途 支援受け船の能力向上
2011年2月18日 東京(中日)新聞・夕刊
 日本が南極海での調査捕鯨の打ち切りに追い込まれたのは、シー・シェパードの装備の向上などで妨害行動が激しさを増し、対抗するのが難しくなったためだ。 
 反捕鯨国の船舶が調査船の位置をシー・シェパードに通報しているとの指摘もあり、南極海での日本の捕鯨に包囲網が強まっている。
 シー・シェパードによる妨害は、海中に投げ込まれたロープが母船以外の一隻のスクリューに絡み、航行に支障がでたケースはあったものの、これまで影響は小さかった。だが、パチンコで液体の入った瓶を投げられたことがあり、乗員に当たる危険性もあった。
 甲板上でクジラの解体を行う母船がシー・シェパードに発見された九日以降は、安全に解体作業をできないと判断し、捕獲を見送っていた。
 過去には妨害船の追跡を振り切ったこともあるが、オーストラリアや米国などの反捕鯨派からの寄付でシー・シェパードの装備は年々充実。船脚が速い最新の妨害船が導入されており、一度母船が見つかってしまうと、逃げるのは困難になっている。
http://www.tokyo-np.co.jp

 ここまで悪質な手法でテロリストどもである海の狂犬どもが暴走するなら、我々も制裁を提案する。

 1 テロリスト対策関連法をフル活用し、日本赤軍やその亜流に対してやっている取締をそっくりそのまま海の狂犬どもやその亜流、支援団体に行うべきだ。言うなら、死刑以外の無期懲役、あれば22時間連続強制労働刑10-30年(過労死刑)、絶対的終身懲役刑(精神抹殺刑)、2億円以上の罰金刑を使って抹殺すべきだ。
 ポール・ワトソンとオサマ・ビンラディンは同じ穴のムジナであり、同情の価値はない。ワトソンを死刑(絶対的23時間連続強制労働刑150年)にすることは賛成せざるをえない。テロリストに厳しい姿勢を示すことで言論で戦う市民からの信頼を勝ち取ることになる。
 ちなみにこの輩どもを管理させるに相応しいというなら、荒川沖の殺傷事件をやらかした金川某を推薦する。これは大いなる皮肉である、何故なら極悪犯罪者にテロリストが服従しなければならないのだから。ちなみに連中の作業所は鮮魚の缶詰工場が相応しい。

 2 海の狂犬どもの資金源を絶つ為、経済面での制裁も行う。具体的には海の狂犬どもを支援した芸能人どもへの入国制限と所属する国の法律に従い最大限の訴訟攻撃を行い、事実上の圧力をかけるべきだ。これは法的による精神的嫌がらせ攻撃であるSLAPPではないので、日本政府は事実に基づき堂々とやればいい。和解条件にはエコテロリストどもへの支援を行わない事を必ず盛り込む事。
 ちなみに連中の使っていた船は海の博物館でテロリストによる犯罪を紹介し、やらないようにする負の展示場にし、犯罪を憎む教育に使うべきだ。それぐらいやらないと、日本はテロリストからなめられる。

 3 捕鯨関連団体への官僚OBの天下りを全面禁止し、それだけ新卒・30代の雇用創出につなげる。これはグリーンピースなどの問題提起もあるが、アンフェアではないことを日本政府が示すことでエコテロリストどもの不当ぶりをクローズアップさせる狙いがある。
 また、鯨肉の窃盗事件については再捜査を行うこと。捜査機関は大阪府警察をオススメする。なぜなら、冤罪で大きな汚名を負ったわけだから彼らに汚名挽回のチャンスをだせばいい。

 私からも海の狂犬どもには対抗措置を講じた。
 すでにインターネットホットラインセンターに全関連サイトを犯罪など違法・脱法行為への扇動を行うものであると指摘し、フィルタリング措置を講じて戴いた。ちなみにグリーンピースのように平和的な手段で論争をするなら我々は堂々と応えればいい(ただし、窃盗罪は窃盗罪として裁かれて当然だ)が、テロにははっきり拒絶し、厳しい姿勢を示すべきであり、批判される筋合いはない。こういう愚か者どもには『お前ら地獄行き決定!』と突き付けてやらねばならない。
 ハッキリ言っておくが、自衛隊が侵略や国家への批判にたいする弾圧組織として使われるなら私は断じて許さない。あくまでも防衛のひとつであり、今後これらはアメリカからの脱却には欠かせない。だが、あくまでも防衛であって、アジアから警戒されないようあくまでも護民官としてでなければならない。アジアの護民官でないかぎり信頼はされないのだ。これはきっちりと認識する必要がある。


Neutralizer加筆:因みに狂犬共の新たな船の名前は『ゴジラ』号という。それならこちらも捕鯨船もしくは自衛隊艦船の名前に『メカゴジラ』とか『キングギドラ』、いっそのこと『キングコング』とつけたらどうだろうか。アメリカに奴等を支援する輩がいるので揶揄するのにもってこいだ。

 クロマグロを奪う前にすべきは(小野哲)
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2010-03-15 05:46:44
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100313ddlk04020110000c.html

毎日新聞社 トップ?>地域ニュース?>?宮城?>?記事

クロマグロ:取引禁止問題 「輸入量制限で管理すべきだ」遠洋漁業関係者反発 /宮城
 大西洋・地中海産クロマグロの国際取引禁止を討議するワシントン条約締約国会議が13日からカタール・ドーハで始まる。欧州連合(EU、加盟27カ国)と米国が支持する取引禁止が可決されれば、日本の遠洋船は現地でクロマグロを漁獲できなくなり、国内最多の遠洋船を抱える県内の水産業界にも大打撃となる。県内の遠洋漁業関係者は「クロマグロは絶滅危惧(きぐ)種ではない」としてワシントン条約の適用に反発。世界最大の消費国の日本が輸入量を厳しく制限することで資源を管理すべきだと訴えている。【比嘉洋】
 クロマグロへの条約適用に関し、県内の遠洋漁業関係者は「絶滅に瀕(ひん)しているのなら、はえ縄漁法で安定的に釣れるはずがない。ジュゴンやシーラカンスと同列に扱うのはおかしい」と口をそろえる。
 環境保護団体やEUが、ワシントン条約を持ち出して資源を保護しようとする背景には、日本の輸入量が国別に割り当てられた漁獲枠を合わせた総枠を超えており、漁獲枠による規制が有名無実化している現実がある。
 財務省貿易統計などによると、日本は08年に大西洋クロマグロ1万8177トンを輸入。輸入品はえらや内臓、尾びれが取り除かれているため、漁獲された時点のマグロに換算すると3万922トンになる。これに対し、大西洋マグロ類保存国際委員会(ICCAT)が定めた08年の漁獲枠の総枠は2万8800トン。世界全体での漁獲枠を超える量のクロマグロが、日本に輸出されている計算だ。
 大西洋で遠洋船2隻を操業する勝倉漁業(気仙沼市)の勝倉宏明社長は「日本がまず輸入量を漁獲枠の総枠以下に制限する必要がある」と指摘する。漁獲枠の総枠を超えて輸入している限り、日本政府がいくら「ワシントン条約ではなくICCATによる漁獲枠で資源を管理すべき」と訴えても説得力を持たないとの考えだ。
 ◇巻き網漁原因か
 県北部鰹鮪(かつおまぐろ)漁業組合(気仙沼市)によると、漁獲枠を超えて輸入されている現象は、04年ごろから顕著になった。地中海諸国で、巻き網漁で生け捕ったクロマグロを巨大いけすに放ち、餌を与えて太らせて出荷する「蓄養」が盛んになったころに当たる。最高級のクロマグロのトロが回転すし屋などで安く手に入るのは、蓄養クロマグロが日本の商社を通じて輸入されているからだ。
 巻き網は周囲の魚群を一網打尽にする効率的な漁法である一方で、一本一本釣り上げるはえ縄と違い、漁獲量を正確に量ることができない欠点がある。このため常に漁獲量が漁獲枠を上回っている恐れが生じるという。
 同漁業組合に所属する遠洋マグロ漁船は、安い輸入マグロによる漁価の低迷や燃料費の高騰、減船の影響で最盛期の132隻から現在は29隻に減少した。日出英美専務理事は「いったんクロマグロの取引禁止が認められたら、他のマグロにも波及する恐れがある。そうしたら宮城の遠洋漁業は立ち行かなくなる」と不安そうに語る。
毎日新聞 2010年3月13日 地方版

http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100224c6c2401n24.html
完全養殖のクロマグロ、本格出荷を開始 ブリミー、海外市場開拓
 水産加工のブリミー(熊本県天草市、浜忠臣社長)は24日、近畿大学から導入した人工ふ化した稚魚による完全養殖クロマグロの本格出荷を始めたと発表した。当初は米国中心に供給し、2012年以降には年7000~1万匹、10億円規模を出荷する計画だ。同社によると、出荷できるまで完全養殖マグロを育てたのは近畿大関連以外の企業で初めてという。
 ブリミーは07年、世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した近畿大水産研究所から、人工ふ化したマグロの稚魚1500匹を同大関連の企業以外では初めて導入。生き残った約900匹のマグロは体長1.2~1.3メートル、重さ40キログラム程度まで育っており、他社に先駆けて出荷することを決めた。
 天然モノ志向が強い日本より、まず米国など海外市場を開拓する。昨秋から米国の水産物商社を通じて西海岸を中心に試験出荷を始めており、3月以降は東海岸にも営業活動を展開する予定。
2010年2月24日 日本経済新聞

 ワシントン条約にクロマグロを入れて規制しようとする動きに対して私は条件付き賛成派である。
 理由は一気呵成に規制を行っても無用な混乱を招くだけだ。今回二つのニュースを取り上げたが、完全養殖マグロの量産技術を地域の漁業組合に普及させる事が出来れば、わざわざ重油をつかって地中海に行かなくてもすむ。そして完全養殖クロマグロの実用化も時間の問題なのだ。完全養殖クロマグロから二世三世が生み出される技術も確立されつつあるのだ。
 クロマグロ規制で儲かるのはまたしても牛肉・豚肉・鶏肉などの畜産業を主要産業としている国家である。この歪んだ実態をそのまま放置することは出来ない。その歪みがクジラをめぐる騒動につながっている。この前、我が盟友曰く「海の狂犬ども」のメンバーがテロ行為で逮捕されたが、こうした勘違いバカどもの好き勝手な解釈で国際法を歪ませてはいけない。連中はまたしてもクロマグロ漁業への妨害活動をもくろんでいるが一刻も早く連中を取り締まることが必要不可欠だ。
 完全養殖技術の確立と漁業組合への技術普及がワンセットになれば、クロマグロ規制は大きな効果を発揮する。頭ごなしに禁止を言い渡す前に、もっと柔らかい策を出すべきだ。クロマグロ規制無条件賛成派にはそんな柔軟性はない。私は完全養殖技術の確立がなされた際ならクロマグロ規制に賛成する。今は時期早々であり、徹底した輸入規制と漁獲割当制度の厳格化で対応可能だ。
 なお私は以前、カルデロン一家問題を日本国内問題に矮小化する動きを批判した。同様に児童ポルノ問題も日本で厳罰を出してもヨーロッパの国家の中に緩い動きがあると指摘した。日本での価値観が世界の価値観そのものではないのだ。唯一共通した価値観の集積体が国際法である事は明らかだ。それはアメリカでもヨーロッパでも言えることだ。

蟷螂の斧(小野哲)2010年07月07日 22:37

元船長、国民的英雄に=SS捕鯨妨害有罪で団体代表
 【シドニー時事】
 反捕鯨団体シー・シェパード(SS)代表のポール・ワトソン容疑者は7日、調査捕鯨船妨害事件でニュージーランド国籍のSS小型高速船元船長、ピーター・ベスーン被告が同日、東京地裁で有罪判決を受け、強制退去の見通しとなったことについて、「国民的英雄としてニュージーランドに帰国することになるだろうし、そう迎えられるべきだ」と語った。時事通信の電話取材に答えた。
 ワトソン容疑者は今回の裁判について、調査捕鯨船「第2昭南丸」船長の責任が問われておらず「日本の法制度の一貫性に疑念がある」と主張した。SSは、小型高速船が今年1月に第2昭南丸と衝突、大破した責任は第2昭南丸側にあると訴えている。
 ワトソン容疑者は、ベスーン被告に妨害行為を指示したとして国際指名手配されている。(2010/07/07-17:57)

加国ブログ】シー・シェパード代表逮捕、カナダでは「刑務所に服役すべき」
【社会ニュース】 2010/05/01(土) 09:26
 東京海上保安庁は、傷害や威力業務妨害の容疑で、反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」の代表でカナダ人のポール・ワトソン容疑者(59)の逮捕状を取得した。
 この事件は2月に、南極海で日本の調査捕鯨船への違法行為で、抗議船アディ・ギル号の元船長ピーター・ベスーン被告が逮捕・起訴された。その後の取り調べで、ベスーン被告は一連の妨害行為がワトソン容疑者の指示で行われたと供述したから、逮捕状の取得に至った。
 カナダのCTVニュースは、この事件をトップニュースとして報じている。記事のコメント欄には、「日本に犯人を引き渡すことを望む」「この変わり者は刑務所に服役したほうがいい」といった、逮捕に賛同するコメントが多く寄せられた。
 また、必要以上に鯨を捕獲し、生態系が破壊されるのは好ましくないが、そういったことが起こらないように法律がある。シー・シェパードはテロ行為で妨害を行っている。このようなグループを見て見ぬふりをしている社会にうんざりしている。ポール・ワトソンはテロリスト以外の何者でもない、といったコメントも見られる。
 ワトソン容疑者は、逮捕状については「政治的な動機によるもので、気にしていない」とし、今後も鯨を救うため南極海での活動を続けると述べているという。(編集担当:桐山真帆子・山口幸治)


http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0501&f=national_0501_005.shtml

捕鯨妨害 元船長に有罪判決
7月7日 16時37分
 反捕鯨団体のシー・シェパードが日本の調査捕鯨を妨害した事件で、傷害の罪などに問われた抗議船の元船長に、東京地方裁判所は「独善的な考えで妨害行為に加わった」と指摘し、執行猶予の付いた懲役2年の有罪判決を言い渡しました。
 シー・シェパードの抗議船「アディ・ギル」号の元船長で、ニュージーランド人のピーター・ベスーン被告(45)は、ことし2月、南極海で日本の調査捕鯨団の船に無断で乗り込んだほか、強い酸性の薬品が入った瓶を発射装置を使って撃ち込み、乗組員1人に軽いけがをさせた罪などに問われました。
 判決で、東京地方裁判所の多和田隆史裁判長は「シー・シェパードは、調査捕鯨は違法だという主義主張に基づいて、IWC=国際捕鯨委員会の決議や声明を無視して、危険で悪質な妨害行為を繰り返していたもので、独善的な考えで妨害行為に加わった被告の刑事責任は重い」と指摘しました。そのうえで「被告は、被害者の一部に被害弁償を行ったほか、今後は南極海での反捕鯨活動に参加しないという意向を表明している」と指摘し、ベスーン被告に懲役2年、執行猶予5年を言い渡しました。
 弁護士によりますと、ベスーン被告は法廷で、ノートに「早く家族や友人に会いたい。判決の内容を妻に伝えてほしい」と書いて弁護士に示したということです。ベスーン被告は控訴しない方針で、判決のあと身柄を入国管理局に引き渡され、近くニュージーランドに強制送還されることになります。一方、裁判所の周辺では、市民グループのメンバーたちがシー・シェパードの活動に抗議するシュプレヒコールを繰り返し、ものものしい雰囲気となりました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100707/t10015593601000.html

 環境テロリスト集団・シーシェパードの一員だったピーター・ベスーンなる愚か者が日本の捕鯨船に侵入したり、妨害船を体当たりさせたりした暴力行為で残念ながら執行猶予つきの有罪判決(事実上の無罪)が出た。
 今回の判決は残念ながら私は賛同しかねる。最低でも懲役20年の刑にして、21時間連続懲役を課して過労死させ、遺った体は全て臓器移植に用いることが、この恥ずべき独善テロリストどもに対して国際社会からの厳しいメッセージになると考えているため、この判決に検察が毅然と控訴して厳罰を求めてもらいたい。小沢一郎よりもこっちにもっと執念を見せてもらいたい。刑罰は公平かつ公正でなければ、意味はない。初犯であっても、しかるべき刑罰があってこそ人は犯罪再発をやめる。また場合によっては犯罪を阻止する方に回る筈だ。そういう意味で私は今回の判決は納得しがたい。
 シーシェパードの気違いキャプテンのポール・ワトソンは「彼はニュージーランドの英雄になる」と独善ぶりを発揮しているがとんでもない。ベスーンにはこれから驚愕の民事責任が襲い掛かる。恐らく、共同船舶(捕鯨船所有会社)から億単位の民事訴訟をおこされ、毎回日本に来なければならない。ベスーンは自らの愚行を嫌というほど思い知り、苦しむだろうが自業自得である。また、共同船舶がこの行動を「リーガルハラスメント(法的嫌がらせ)」と言われる筋合いはない。
 更に、ワトソンにはそれ以上の阿鼻叫喚が待っている。すでに私からはインターネットホットラインセンターに彼等の運営するサイトの違法行為を通報した。もっとも私は極右団体や公序良俗に反するサイトも発見次第片っ端からどんどん通報する方針なので、連中から嫌がらせだとほざかれようともなんと言われようとも相手にしない。間違っているのは己らでしかないのだ。こうした形での声がどんどん積もり重なれば彼らは活動を縮小せざるをえない。
 またワトソンに待ち受ける地獄は、国際手配と民事訴訟のダブルパンチだ。すでにワトソンの母国であるカナダ国民は今回のコラムで引用した記事のようにワトソンの悪事に批判的だ。もはや四面楚歌でしかない。なのに強がるとはまあかわいそうなもんで、文字通り蟷螂の斧でしかない。「風の谷のナウシカ」の言葉でコテンパンにあしらわれるのがオチである。それとも、我が盟友に散々論破されますかな。
 せいぜい強がっていたまえ、ワトソン君。君はカナダ政府から逮捕され、日本で極右団体の厳しい視線を浴びながら、日本の心やさしき国民に軽蔑されながら裁かれる。君が行く刑務所はどこがいいか、今から楽しみにしているがいい。シャーロック・ホームズはいないけどね。
 捕鯨について批判的である事は私は決して否定しない。しかし、暴力で阻止するとなれば話は別だ。すでに暴力を伴った妨害工作の動かない証拠はある。オーストラリア政府はその事実を認め、シーシェパードに厳しい対応をする義務が生じている。連中を厳しく取り締まり、終身懲役刑に処す一方で日本と捕鯨について建設的な議論をするなら、我々も考えよう。それは、オランダ政府にも言えるメッセージである。


自業自得(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-07-03 10:48:51
 ハリウッド公認盗撮映画・「ザ・コーブ」の上映が強行されたが、もはや制作者達は追い詰められている。
 なぜなら、本来の興行収益は当てにならなくなったからだ。しかも、悪名高いあの「ニコニコ動画」に無料で全編アップロードせざるをえないまで追い詰められたからだ。主演男優は相も変わらずKY(空気が読めない)お粗末で、私は哀れみすら感じている。

『ザ・コーヴ』主要人物、日本で何者かに尾行される?「ここは北朝鮮でもキューバでも中国でもないはず」
2010年6月18日 20時06分

 [シネマトゥデイ映画ニュース] 日本のイルカ漁を描いた映画『ザ・コーヴ』が度重なる抗議活動や街宣予告を受け、東京での上映が相次いで中止されるなか、本作でナビゲーターを務めるリック・オバリー氏が来日。単独インタビューで複雑な胸中を語ってくれた。
 取材部屋に現れたオバリー氏の表情には、少し疲れも感じ取れた。数多くの取材に応じたせいもあるが、最大のストレスは「今回の来日でも、常にだれかがわたしのことをストーカーのようにつけているから」だという。それだけに、本作の上映が中止に追い込まれている事態に深いため息をつき、「ここは北朝鮮でもキューバでも中国でもないはず。日本には表現の自由を保障した憲法第21条があるのではないのですか?」と肩を落とす。
 今回、オバリー氏が出会った日本人ジャーナリストのなかには、本作を否定的に受け止め、イルカ漁の反対活動に潜む矛盾を手厳しく指摘する者もいるそうだ。「批判や反論があって当然。大いに受け入れたい。現時点での大きな問題は抗議の結果、一般の観客がこの作品を観ることができなくなったことなのです」とオバリー氏。イルカ漁への関心を高めたいという思いが突如、封じ込められたことが残念でならないという。
 一方、イルカ漁が日本人にとって非常に繊細(せんさい)なテーマであることも十分に承知していたとも語る。かつてはイルカの調教師を務めて、その後30年以上、イルカ保護をライフワークとしてきたオバリー氏は、過去にも数回来日し、日本の報道機関にイルカ漁の実態を取材するように申し入れてきたという。しかし、「どこの新聞社もテレビ局もそっぽを向いたよ。皆、この問題はデリケート過ぎると口をそろえたんだ」とオバリー氏は振り返り、「本来はメディアが報じるべき問題。だれもやらないから、この映画が作られたのです」と作品の意義を語った。そして、問題になっている撮影方法についても「漁村の方々と、何回も話し合いの場を設けようとしたがその度に断られ続けてきたので、仕方なかった。世間の人に実状を知ってほしいと強く思ったんです。目の前で死んでいくものから目をそらすことなどできませんでした」と感情を吐露した。
 そんなオバリー氏は、今回の事態に対して、明るい側面も見出している。「不本意ながら、こうした形で注目を浴びたが、これを機に日本の方々、特に若い世代の方たちがインターネットやDVDといった手段でこの作品にアプローチしようとするなら大歓迎です」とオバリー氏。同時に、「みなさんから映画館に『ぜひ上映してほしい』と激励の言葉をいただきたいのです。そういった声が劇場を勇気づけるのですから」と訴えた。
 現在、映画『ザ・コーヴ』は東京都内での上映を目指し、劇場との交渉を続けている。
http://www.cinematoday.jp/page/N0024928

 オバリーよ、お前は都合が悪ければ日本国憲法に逃げるのかね。
 そちらさんのお粗末な言い逃れには、「公共の福祉」で切り返そう。表現の自由は尊重に値するが、それを実現させるにも、違法行為で実現させるのでは意味がない。おたくの言い逃れは言い換えるなら、外陰部をドアップしたアダルトビデオも表現の自由、児童ポルノで悪名高い関西援交も表現の自由であると言っているに等しい。
 アビスパ福岡という、もはや東京ベルデーと並んでJリーグのお荷物チームの一つがある。そこはかつては九州屈指のチームだった。だが、サポーターの一部で悪質極まりないフーリガンどもががライバルのサガン鳥栖を南米アルゼンチンを見習った応援として「飛ばない奴はサガン鳥栖」「博多でも田舎でもサガン鳥栖は弱い」と誹謗中傷チャントをやりまくり、ベストアメニティスタジアム(旧鳥栖スタジアム)で試合結果に腹を立ててペットボトルや傘をフィールドに投げ込み、暴行までやった。オバリーはこれですらも守ると言っているに等しいのだ。言い換えてしまえば、犯罪の自由も表現の自由だと言うようなもので、犯罪はあくまでも表現の自由ではない。ちなみにアビスパ福岡は社長が代わっているがフーリガンは相変わらずであり、サガン鳥栖の試合にこのところ負けばかりだ。更にスポンサーが去る悪循環だ。
 ザ・コーブはもはや四面楚歌である。見る権利があるというなら、YouTubeやUStream Japanにもアップデートしてしまえばいい。そうすれば上映する必要はない。一段階更にはっきり言えば、偽善そのもののパックスアメリカーナの延長線上で環境保護を叫ぶのでは意味がない。マイケル・ムーアと比較しても切れ味は全く薄い。
 フェアとは言い難い手段で得られたものは時と場合によって認められることもあるが、これは全く認められない。一発レッドカードであることは世界中が認識しているのだという事をオバリーは自覚しなければならない。そして、盗撮被害者に土下座で謝罪しなければならない。これは人間としての筋である。
 文化と文明の違いを認め、その上で議論をする事が充実した議論につながるがオバリーは最初からその努力を放棄した。これでは、ネット極右に好き勝手にやられるのがオチだ。
コメント
1 ■無題
コーブDVDあります。
藤枝俊一郎 2010-07-03 16:50:52

真意としての『蟷螂の斧』(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-07-11 00:00:32
 前回、とんでもないトラブルを起こすきっかけになってしまった「蟷螂の斧」を、あの後のニュースを交えて別の角度からコメントさせていただくことにしました。
 なお、コメント回答は最後にさせていただくことにしました。


元船長、反捕鯨活動継続の意向 SS「除名は法廷戦略」
2010年7月10日18時54分 朝日新聞社
 【シンガポール=塚本和人】日本の調査捕鯨船に侵入し、東京地裁から執行猶予付き有罪判決を受けて強制送還された反捕鯨団体シー・シェパード(SS)のピーター・ベスーン元船長(45)が10日、ニュージーランドに帰国した。
 地元メディアによると、ベスーン元船長は空港で報道陣の取材に対し、南極海での妨害活動に復帰するかどうかについては明言しなかったが、日本の捕鯨を阻止するための活動は続ける意向を示した。
 東京地裁は7日の判決で、執行猶予の理由として、元船長が南極海での反捕鯨活動に参加しないと明言したことを挙げていた。元船長は6月にSSから除名されたが、SSのポール・ワトソン代表は判決後の地元ラジオ局の取材で、元船長の除名は「公判中の法廷戦術だった」として除名撤回の可能性も示した。

 案の定、私が「事実上無罪」で意味がないと指摘しました通りです。
 犯罪再発を防止するには確実に刑罰を与えるべきであり、ベスーンは反省していないんです。現に産経新聞の記事によりますと、被害者に慰謝料を払っていないようです(これとても怪しいのでコメントは慎重にせざるをえないんですけどね)。
 更に「事実上無罪」では被告ばかりか被害者にも大きな災いをもたらします。麻薬で捕まった元光genjiの赤坂晃なんか、執行猶予の時に麻薬に手を出しています。私は執行猶予つきの有罪判決を否定はしませんが、刑罰の実効性は考え直す必要があると思います。この観点からベスーンの反省は口先だったといわざるを得ないわけです。同じ事は1995年10月に茨城新聞により暴かれたアカス紙器事件です。水戸市にあるこの企業は知的障がい者を多く雇っていたのですが、障害者を雇うと1年にわたって国が賃金の半分を補助するという「特定休職者雇用開発助成金」制度を社長だった赤須正夫が悪用し、一人に月10万円ぐらい賃金を支払った事にしてこの助成金を受け取り、実際に支払われていたのは3000-5000円。しかもそこから食費だの何だのと名目をつけて、実際の支払いはほとんどゼロだったといいます。その上、知的障がい者に対して悪質なハラスメントが行われ、従業員に「おまえらは一人前の人間じゃない。国が認めたバカだ!」などと言い、また腐りかけたバナナを大量に食べさせて「こいつらはバカだから何でも食べる」と言っ
てせせら笑っていた他、取引先相手の下半身接待などレイプまでやっていたのです。
 こんな男に1997年3月28日に水戸地裁で出されている判決は絶句請負です。判決は懲役3年ですが、「被告は知的障害者の雇用に貢献した」という理由で執行猶予4年がついているんです。これに怒った被害者達が赤須の乗った車を取り囲み謝罪を求め、被害者の暴走を止めようとした支援者3人が不当に逮捕され冤罪で不当な有罪を押し付けられました(ですが、赤須への民事訴訟では赤須の悪事が全て認められ、慰謝料を払うよう命令されましたが赤須は最後まで逃げまくり、裁判終了後被害者の代理人に厳しく迫られてようやく慰謝料を払う不誠実ぶりです)。つまり、ベスーンも赤須と同根だと私は見ていたのですが案の定そうなってしまいました。
 更に、私も井上さんも共通して恐れているのは極右連中がこの事件を自らの売名行為に使い、愛国心を煽ることです。その果ては第三次世界対戦になりかねません。現に、911事件をきっかけにアフガニスタン侵略をしたアメリカですが、逆に中東から強い反感を買ってしまっています。
 私は環境問題を取り上げる事にはいくらでも応じるべきだと考えます。しかし、それには文化の違いを認める事が必要です。オーストラリアやニュージーランドなどではクジラなどへの考えは違うんですけど、日本は食文化としてなっているんですね。そこへ土足でやめろ、肉を食えじゃ内省干渉で反発します。それを実力でやろうというのは断じて許されない行為であり、テロも辞さない姿勢は大変危険です。それゆえに事実上の終身刑などの厳罰で対処すべきと考えています(ネット極右連中の暴走を押さえ込み、更にテロリズムには厳しい姿勢を示す為であり、感情的ポピュリズムとは一線を画します)。
 なおザ・コーブで示された事実はインターネットでも出せるわけで、盗撮してでもやる必要はなかったんですね。結果、ザ・コーブ制作者は大きな失敗を重ねてしまったんです。まず和歌山県の反発に加え、ネット極右の売名行為をアシストしたんですから。これで極左を煽る結果になってしまいます。
 私は最近、インターネットホットラインセンターに極右・公序良俗に反するサイトやシーシェパードのサイトをどんどん通報していますが、これをやられたらもう、モグラ叩きにも限度があります。
 更に、最近日本企業でも増えている新手のハラスメントとしてリーガルハラスメントがあります。Wikipedia日本語版よりそのひとつであるスラップを取り上げます。

スラップ(英: SLAPP, Strategic Lawsuit Against Public Participation、恫喝訴訟)は、訴訟の形態の一つで、原告が判決そのものの勝訴ではなく被告に対するいやがらせを主な目的とした訴訟である。
経済的に力のある団体が原告となり、対抗勢力を被告として恫喝的に行うことが多い。被告となった反対勢力は法廷準備費用・時間的拘束等の負担を強いられるため、仮に原告が敗訴しても、主目的となるいやがらせは達成されることになる。そのため、原告よりも経済的に力の劣る個人が標的にされやすい。表現の自由を揺るがす行為として欧米を中心に問題化しており、スラップを禁じる法律を制定した自治体もある。日本でも近年企業と個人ジャーナリストの間でこの形態の訴訟が見られ、この用語と共に概念を浸透させる動きが見られている。

 なお、これで一番わかりやすいのが日本振興銀行がやった民事訴訟です。

■木村剛元会長らは、自らに批判的な雑誌、ジャーナリストらに関する民事訴訟を連発しています。今はほぼ取り下げ、法廷闘争の場からも「フェードアウト」しているようです。
・原告=木村剛/被告=ジャーナリスト佐高信氏の「損害賠償等」訴訟(3000万円)
・原告=日本振興銀行/被告=会員制情報誌「FACTA」を発行するファクタ出版に対する「損害賠償等」「謝罪広告等」訴訟3件(3000万円+3000万円+1億1000万円)
の計4件です。

 これとおなじことは恐らく、ベスーンやワトソンに襲い掛かるでしょう。そうなると泥沼状態に陥ります。私が恐れているのは、ニュージーランドやカナダの人達が罪という事実から逃げてしまう危険性です。罪は罪として償ってもらわねばなりません。

 なお、コメント回答をさせていただきます。

 藤枝俊一郎様 http://ameblo.jp/kanbe49/
 いやはや、すみません。
 私も悪質な書き込みに神経をぴりぴりさせていたところに我が盟友のミスです。ですが私にも責任はあります。成り済ましコメントは本当にこまりますね。

 井上静様 http://ruhiginoue.exblog.jp/
 改めて、我々の失態をお詫び申し上げます。
 今回、前回の「蟷螂の斧」を別角度からコメントさせていただきました。まさにあなたがブログで指摘されているように、今回の犯罪をシーシェパードにしろ、極右連中にしろ売名行為に悪用していますね。連中には心身共に迷惑極まりないといわざるを得ないわけです。

それを人は『独善的』というのだ(小野哲)
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2010-12-26 16:55:36
シー・シェパード:イルカ漁の太地町を「我々が変える」

2010/12/15(水) 09:38
 米環境保護団体シー・シェパード(SS)のウェブサイトによると、SSの米国人女性メンバーであるリビー(Libby Katsinis)氏らが、和歌山県太地町でのイルカの虐殺を止めさせるため、コーブ・ガーディアン(入り江の守護者)を結成し、活動の指揮を行っていると12日、公表している。
 太地町では、伝統的にイルカの追い込み漁が行われており、イルカ漁を題材にしたアカデミー賞受賞作品でもあるドキュメンタリー映画『ザ・コーブ』(入り江)の舞台ともなっている。 
 太地町に12月8日から訪れているSSのメンバーで、カナダ人女性のジャニス(Janice)氏は、コーブ・ガーディアンとしてイルカ漁をウォッチしており、自身のブログ「oceanactivism.blogspot」で、太地町のイルカ漁についてつづっている。 
 ジャニス氏らはまず初日に、太地町の立ち入り禁止区域を確認したという。漁業組合の所有地、魚市場には立ち入り禁止、イルカの追い込みがされる入り江を眺められる道もふさがれていたと記している。地元住民はその道を歩いてよいが、同氏らは落石の危険があるので、横切ることが許されなかったという。 
 また太地町立くじらの博物館は、一般公開されているにもかかわらず、同氏らは立ち入れないと言われ、これも奇妙な話だと不満げな様子で語っている。もし自分たちの文化を誇りに思うなら、なぜそれを共有したがらないのか不思議だとつづっている。 
 10日のブログでは、10頭のイルカが殺されたと記している。筆者らは漁師がイルカを入り江に追い込むために、棒で船縁や海面を叩いている音を聞き、イルカたちがどんなに恐れたかを想像したとつづっている。 
 ようやく禁止区域以外でイルカが見える場所を探し出し、イルカ漁を観察したところ、小さなイルカが10頭程度いたが、すべてが殺されたのを目撃したという。漁師たちは死んだイルカを青いシートで覆い隠し、食肉処理場までボートで引いて行ったが、ひれがシートからはみ出ていたと語っている。 
 ジャニス氏は、せんさくが好きで太地町を撮影しているわけではないとし、映画『ザ・コーブ』は、日本でほとんど上映されることがなかったため、大部分の日本人はイルカ漁の現状を知らないが、自分たちがこの入り江で撮影をしている限り、漁師はイルカの虐殺を隠すことはできないと述べている。また、コーブ・ガーディアンの存在が太地町を変えることを願っていると語っている。
(編集担当:田島波留・山口幸治)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1215&f=national_1215_024.shtml

 残念ながら、シーシェパードの行為を人は独善的というのである。
 海洋生物への思いは尊重しよう、しかし、訴えるにも言葉で堂々と訴えればいいのであって、ハイテク機器を駆使したテロリズムは許されない。太地町の住民は卑劣な隠し撮りで心身共にダメージを受けているのであり、自己防御として厳しい規制をかけざるをえなくなった。それを人はハラスメントというのだ。我が盟友に最悪のモラハラ団体と糾弾されたシーシェパードは潔く撤退すべきである。
 またホルスト・クラインシュミット(元IWC副委員長)、イアン・キャンベル(元オーストラリア環境相)、リチャード・ディーン・アンダーソン(俳優)、クリスチャン・ベール(俳優)、オーランド・ブルーム(俳優)、ピアース・ブロスナン(俳優)、ダリル・ハンナ(女優)、エドワード・ノートン(俳優)、マーティン・シーン(俳優)、ユマ・サーマン(女優)、ヘイデン・パネッティーア(女優)、アディ・ギル(実業家)、ボブ・バーカー(司会者)、レイラーニ・ミュンター(NASCARの女性レーサー)、ミシェル・ロドリゲス(女優)の行為はオサマ・ビンラディンを絶賛するに等しい暴挙であり、断じて許されない。彼等は良心を悪魔に投げ売ったのかとも言いたい。
 この独善的な愚か者どもがまたしてもテロリズムを画策し、動き出した。

新たな抗議船 南極海へ出港
12月20日 23時38分
南極海での日本の調査捕鯨を妨害するため、反捕鯨団体「シー・シェパード」がことし新たに導入した抗議船が20日、南極海に向けてオーストラリアの港を出港しました。
 出港したのは、シー・シェパードの抗議船「ゴジラ」です。今年1月、日本の調査捕鯨船団の船と衝突して大破した「アディ・ギル」の代わりとして新たに導入しました。「ゴジラ」は20日午後、オーストラリア・タスマニアの港を出港し、一足先に港を出た2隻の抗議船に続いて南極海に向かっています。「ゴジラ」は、長さ35メートルの細長い船体をしていて、日本の船団の船よりも速い24ノット=時速およそ44キロで航行できるということです。
 出港前にNHKの取材に応じたロッキー・マクリーン船長は「そのスピードを利用して、南極海での捕鯨をやめさせることが目的だ」と述べました。船長は、さらに「ことしは捕獲されるクジラの数をゼロにしたい」と述べ、これまで以上に激しい妨害行為を行うことを示唆しました。
 これに対して日本政府は、今回の調査捕鯨に、3年ぶりに銃を携帯した海上保安官を乗船させるなど、妨害への対策を強化することにしています。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101220/t10015970741000.html

 ハッキリ言おう、私は自衛隊を警備隊に加える事も辞さない姿勢でやるべきだと断言する。
 マクリーンなるテロリストどもを全員残らず逮捕し、日本赤軍と同じ厳罰で死ぬまで刑務所にぶち込まないと、この種のテロリストどもは日本を甘く見るのは明らかだ。世界中がこのテロリストどもに迷惑なのだから、厳罰で裁いていい権利が日本政府にはある。これはもはや戦争そのものなのだから。
 また、支援者にも警告する。まだしもハリソン・フォード氏のように非暴力かつ平和的な市民活動なら私は立場は違えども支持するが、テロリズムを支援するなら、日本に入国する時大きなリスクを負うことを警告しておきたい。まだしも拳銃がないからマシなのだと言っておこう。

テロリズムは断じて許さない(小野哲)
テーマ:ブログ
2009-12-09 06:49:23
世界的な環境テロリスト・シーシェパードがまたしても日本の調査捕鯨の妨害テロを企み、オーストラリア・シドニーを出航した。
 調査捕鯨については、天下り官僚などの不明朗な動きがあり、その事については見直すべきであると私は考える(山のカモメ氏の指摘しているとおりであり、天下り官僚については過去にさかのぼりかかった不当な経費の三倍を罰金として取り上げなければならない)。これらを厳しく見直すことで、調査捕鯨に対する信頼性を確保しなければならない。だが、国際法上許されている権利を不当に妨害するなら、それは断じて許し難い犯罪である。連中は正当性のない武装を行い、日本の調査捕鯨を強引な手法で妨害しようとしている。
 因みに捕鯨反対国に共通しているのは、牛肉や豚肉、鶏肉などの輸出で稼いでいることだ。いわばライバルの鯨肉を環境にそぐわないとして巧妙な手口でなくしたのだ。そして、都合が悪ければ相手に無理やり無理難題を押しつける。マグロの乱獲だって、本気で取り締まらないからはびこっているのだ。まずは出来ることからしろと言いたい。アメリカの都合につきあっていられるわけにはいかない。
 我が盟友は鯨の生態調査について調査しにくいのではないかと指摘しているのだ。要するに商業捕鯨の維持を狙ったものであることは明らかだが、国際法に則り得た権利である。国際法に則り行動するべきである。
 その上で、私や我が盟友ははっきり言わせてもらう。シーシェパードはイスラム教の名を借りた恥ずべきテロリスト集団・アルカイダと全く同じであるという事だ。アルカイダはイスラム教のためという主張をしているのだが、シーシェパードはそれが環境に変わっただけ。他者の主張を受け入れない独善体質では全くうり二つなのだ。閉鎖性の極めて強い団体には理論なんてクソ食らえなのだ(この種の発想はこの前の右翼左翼論でもどこでも言える)。
 シーシェパードに警告する。国際法違反を繰り返していたら、いつか大きな代償を払うことになると言うことだ。日本人でも、織田信長みたいな人間が出てきたら取り返しがつかない。織田信長は延暦寺を焼き討ちしたが、このままではお宅らを撃墜・撃沈させることやむなしという世界中の声が増えるだけだ。法律に則り、正々堂々と言葉で戦えと言いたい。

 今回は極左団体であり、反捕鯨の為ならテロ攻撃を繰り返すシーシェパードを批判する。
 彼らの主張は一見正しいかのように見える。しかし、日本は国際法に則って捕鯨をしているのである。それも最小限の割当量で。
 正しいからテロも辞さないと言うのは完全に間違った論法であり、言論に則って正々堂々と戦えばいい。日本はどうであれこうであれ、言論の自由を有した国である。言論に則り、日本語で論戦を張ればいいのである。

2012年02月06日
晩年論
 まず、今回は結婚論ともやや重なるとは思うが久しぶりにアメンバーコラムから採用する。

 2009-07-01 19:57:03
婚活に振り回されて本質を失うな!(小野哲)
テーマ:ブログ

婚活が特に30代を中心に増えているらしい。
 私はパワーハラスメント被害のトラウマの関係上、婚活には一切参加しない。死ぬまで独身を宣言する関係だから、揺らぐことはない(そういう意味で言えばセサミストリートのオスカー・ザ・グラウチを地で行っているのかもしれない)。だが、土日になると東京都の神社には婚活の為にとお参りに来る人が多いらしい。
 昔で言う、三高(年収が高い、背が高い、ルックスがいい)という奴が所詮形を変えただけで、中身がない。それは裏返せば劣等感でしかない。自分を見失った人たちは婚活で相手探しという贅沢をしているにしかすぎない。そうした人に信念を問いかければ果たして、どれだけの人が答えられるのか。ある意味、イヤミな問いかけだがこれは重要なのだ。
 結婚した後中身が違っていたという話があちらこちらにあるのだ。現にDV(精神的なものも含めて)で離婚したという話もネットではある、モラルハラスメントがそのいい例ではないか。長い人生を共に歩く相棒をたった数日程度で見つけられるほどこの世は甘くはない。
 私は婚活ブームに批判的なのは、その刹那的な判断を煽る事で儲けている連中によって造られているのではないかという事だ。私は独身だがそれで困ったことはない。今、しっかりしている女性では死後の対応や墓場までをカバーするNPOがあるのだ。結婚しなくても困らない。
 単に寂しいというなら、教会に行くのも一つの選択だろうし、近所と知り合うのも一つだ(もっとも私はパワーハラスメントの後遺症でそれすらもできないのだが)。ちなみに私は傍観者に我が身を委ねることはできない。そういう輩のためにパワーハラスメントの後遺症は拡大し、人への不信感は更に強くなり土曜日の市民講座と平日の仕事以外は用事がない限り一歩も家から出ていないのだ。
 だから、婚活に振り回されている人達に言いたい、あなたの信念は何ですか、結婚だけが幸せの本質なんですかと。

 セサミストリートで思い出したが、浅田真央は何だか、エルモに似ている印象がある。私はセサミストリート(NHK時代)を見ていたので、懐かしく思う。そういってしまえば、バートが織田信成、アーニーが安藤美姫(アーニーは男の子なのだが)に似ていると言ったところか。まあ、これは小話程度にとどめておこう。


Neurtalizer加筆:私も昨日のニュースの特集でこの事を見ていたのだが私から見れば『婚活』の為の『婚活』をしているとしか思えない。以前、結婚のことについて書いたのだが婚活に参加している男女共に結婚の意味について真剣に考えているのだろうかと首をひねざるをえない。何かただ誰かに寄り添いもしくは甘えたいだけになっているのかもしれない。その行動例をテレビで見て陳腐に感じているのは私と我が親友だけなのだろうか?

 肉食系・草食系(小野哲)
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2010-02-16 08:12:11
 最近はやっている草食系男子や肉食系女子について、考えてみたい。
 草食系男子が出てくる背景には、今までのものの見方が現在社会に対応できなくなってきていることがある。それもそうだろう、パワハラやセクハラなどのハラスメント社会に生き延びるには男は嵐を起こすことを避ける一方で女性は女性でがっつくしか道がなくなったのだろう。言ってしまえば女性の男性化と男性の女性化が同時進行してしまったのだ。
 だが、今までの概念がハラスメントである事もある。何とも言いようがない。例えば人とリズムが合わないとして「指導」しても、受けた方は「何でやねん」と反発するのがオチだ。なぜならチームの色を必要以上に押しつけたからだ。そして、押しつけられたサイドは大概が顔色には出さないにせよ反発してチームから去っていく。その結果自滅するのはチームである。去っていった人たちが実力者であればあるほど悲劇は拡大する。
 私は前所属先の企業が自滅していく過程をじっくりと見てきた。馬鹿なトップがマトモな現場をつぶし、その結果現場はやる気をなくしていく。草食系を肉食系は求めているが、それは肉食系のわがままかつ自分勝手な論理でしかない。それでつぶれたのはどこか。草食系にならざるをえなくなった人たちは声すら上げられず隠れ肉食系を含めた肉食系につぶされている。そうではないというなら「出る杭は打たれる」ということわざはこうした発言を射抜く。隠れ肉食系と肉食系が草食系を踏みにじっているのだ。
 こうした事をメディアは自覚すらしていない。何も昔に戻れと言っているのではない。だが、人としてのおもいやりが欠落しているのが草食系・肉食系ブームではないかと私は危惧している。草食系や肉食系に振り回されているのは馬鹿げている、所詮はハラスメントという狭い世界を全ての世界であると思いこんでいるのだ。
 こうした輩を「ヤドカリは自らの甲羅にあわせて穴を掘る」という。なので私は関係ないと思っているし肉食系人間には流すように対応している。肉食系人間は他者を支配したい欲望だけで動いているだけで、信念や覚悟なんてないか紙切れ程度の軽さにすぎない。あの魯迅は「他人を奴隷にしたがる輩ほど他人の奴隷になるのだ」と論破している。


 ちなみに、私は前から述べているように結婚願望はない。なので肉食系だの草食系だので騒いでいるのには「馬鹿馬鹿しい」と冷ややかに見ている。問題はあくまでもその人の内面でしかない、表面だけで「イケメン」と騒いでいるのは馬鹿げている。茂原某がまたしても破廉恥な容疑で逮捕されたが、この男はサッカーは一流であっても人間としては未熟だったのだろう。中身をもっと問いかけるべきだった。
 それと、自民党もかなり焼きが回っているようで今度は元あみんのメンバーの元旦那を秋田県の参議院選挙で候補者として擁立するようだ。だが、前々から述べているように新自由主義との決別と、護憲保守への回帰、企業団体献金の受け取り辞退と新自由主義という名前の国家私物化を推進した輩どもを容赦なく切り捨て、反省することが自民党に求められているのだ。元プロ野球選手です、元女優です、元水泳選手ですという肩書きに戸惑ってはいけない。問題は彼ら彼女らの政治家としての信念ではないか。


 結婚活動の次は妊娠活動とやらで動いているようだが、私は晩年論という一つの論で聞きたい。
 「一体あなた方はどのような人生を全うしたいのですかな」と。将来への不安というのは私も他人事ではないので、派遣請負から正規雇用を目指しているのだが、一つ一つの懸念を解決しながら前に進んでいるのが現状だ。
 結婚活動は急にジャンプアップを図ろうとしているかのような感じを受ける。それで、どのような晩年をすごしたいのか。私は問いかけたい、私自身も不確かな晩年や将来に不安を覚えて問題を解決しようと動き出している。持病の存在もその中で明らかになったが、それもまた自分なのだと受け入れて前に進むことにした。それでいいのではないか。
 また、私は30歳までに結婚のめどが立たないのなら結婚はしないと決めていたのでこだわろうと言う気持ちなどない。私は「ネットは所詮現実の延長線上」と指摘してきたが、結婚活動をネットに置き換えてしまえば、むなしいものであることは明らかだろう。
 皆さんはそれでも、理想を追いかけ続けるのだろうか。それは、政治に対して追い求めて欲しいものだが日常生活については現実を踏まえて欲しい。


2012年03月06日
一つの思想にまとめると危険…

 今回は作家のC.W.ニコル氏(本名 ニコル・シーダブリュー)のカナダ時代の話をしたい。
 厚生省(現厚生労働省)の無責任な実態を暴いて見せしめに解雇された(これは当然国際法に違反する暴挙)宮本政於氏、筑紫哲也氏との対論集「自分の問題、他人の問題」(講談社文庫)の後書きでニコル氏は日本籍を取る手続きをしていることを明らかにし、その後日本国籍を取得している。
 その中で彼は捕鯨の際の出来事を回想している。
 彼はスコットランドからカナダに国籍を変更したのだが、その動機は公的身分の保証のためだった。その中で彼はある日系カナダ人を知っている。90歳なのにカナダの公用語である英語もフランス語も全く話せない(しかも生涯の大半はカナダで過ごしている)。だが、周囲は「英語もしゃべれないのにカナダ国民の資格はない」と言わない。そしてニコル氏がカナダ政府の視察官として日本の捕鯨船に乗り込んでいたとき、命の危機を救ってくれた操舵手のことをニコル氏は描いている。特にそれほどの関係ではない人を彼は身を挺して救った。ニコル氏は彼のように他人の命を救うために躊躇わずに身を投げ出す人間こそを真の日本人だと考えている。私はそれこそが愛国心なのだと思う(だが、このことばかりではないことも知っている)。
 ニコル氏は「同じような肌をし、同じような行動や考え方をしないと、日本人として認めないような生き方はそろそろ捨てた方がいい」と指摘している。彼が国籍を取得した後の講演会で「私は日本人のニコルです」「私は日本人ですけど、英語のうまい日本人です。ただし、日本語は下手ですけども」と言えばどっと笑うというあきれた風潮と言い、全くその通りだ(ちなみにアメリカでそんな事を笑う人はいない)。
 あのチャップリンの名作「独裁者」は皆さんご存知のようにファシズムをコケにしている。チャップリンはこう自伝で語っている。

「『チャップリンの独裁者』の製作が半分ほど進んだころから、しきりにいやな情報が入り始めた。
 ・・・・(中略)しかしわたしは、断然すすめることに決めた。
 ヒトラーという男は、笑いものにしてやらなければならないのだ。
 もっとも、そう言うわたしも、もしあのナチス強制収容所の実態を知っていたら、
 あるいは『独裁者』はできていなかったかもしれないし、またナチどもの殺人狂を笑いものにする勇気も出なかったかもしれない。
 だが、それはともかく、なんとしてもわたしは、血の純潔民族などという彼らの神秘主義的迷信を笑いものにしてやりたかったのである。」

 この神秘主義的迷信を私たちは卒業できずにいる。
 分かりやすい形で言えば政治家の世襲が多いのはこの典型的な形だろうし、会社の経営者の世襲も多いのもそうだ。本田技研工業の創業者・本田宗一郎が一族を本田技研に入社させず、その役員たちも自分たちの子息を本田技研に入社させていないケースなどごくまれである。
 そうしたゆがみを維持したいが為、小手先の理論で武装したのがファシズムだった。皮肉なことに、その魁であったイタリアのベニト・ムッソリーニの師匠はスイス時代に知り合ったあのレーニンだったのである。その影響を受けたムッソリーニはもともと持ち合わせていたナショナリズムなどを組み合わせ、国家社会主義なる思想を組み込んだ。それが最悪のファシズムになってしまったのだ。
 私はそうしたことを恐れている。もし、そうなってしまえば目も何もかも当てられなくなるのだ。私は反極右・反極左であることを何度も明言している。言うならばこの社会の政治を食堂にたとえればラーメンやカレーライス(ライスカレーも含める)、オムライスや牛丼、中華丼など多種多様の需要があるのは当然だ(たとえば保守主義もあれば中道保守、中道左翼、共産主義などとたとえればいい)。
 それを無理やり二つにくくろうとするから、無理が出てくる。二大政党制が日本で成功しないのもそうしたものがあるからだ。
 

2012年03月11日
若者論
 今回は30代のオッサンとしての保守的コラムである。
 笑って読んで欲しい。だが、自分たちの行動が他人にとって不愉快な思いをさせていることを同時に認識願いたい。

デタラメな風潮に振り回されたくない(小野哲)
テーマ:国家、人権
2011-04-30 06:42:00
私が保守的な思考なのもあるのかもしれないが、腹立たしい光景に出くわした。
 もし、これに納得するならそれはそれでいい。しかし、私は納得できない。仕事を終えて、自宅に列車で戻る途中で、ある駅に列車は止まった。ところが、そこで乗ってきたギャル二人が実にひどかった。恰好はともかく私が介入する筋合いはないので言う必要はない。しかし、列車の中で携帯電話の通話をやめるよう注意されているのに平然と電話していたのだ。
 しかも、声がメッチャデカい。うんざりしておもわずしかめっつらになったが、さてこれを皆さんどう思うのか。私はご存知のように三十代半ばのオッサンでもある。そのオッサンのぼやきととらえられてもいい。しかし、ルールを破っていいわけがない。
 こうしたデタラメが日本をおおいつくす有様だ。選挙で反省のないジミントーが復活しているのも、選挙民が目先の事を優先している証だろう。だが、それでは政治は良くならない。小選挙区制度の弊害がそこにある。この制度が導入されて以降、まともな政策は実行されたか。されていない、むしろ悪くなる一方ではないか。住基ネットという名前の国民総背番号制度、米軍支援、盗聴法、教育基本法改悪、後期高齢者医療制度、労働者派遣法など、これほど日本を劣化させてきたではないか。
 その象徴があのギャルだというなら、何も言う気持ちになれない。目先の快楽を優先している意味では同じ世界の人間だからだ。

 ついでに返す刀で日本共産党にも苦言をていす。
 今回の地方選挙で伸び悩んだ原因を『みんなの党』やらミンシュトー隠し、アカ攻撃のせいにしてはいけない。政党としての見解を改善し、政策で堂々と勝負すればいいまでのことである(ただポピュリズムに陥ってはいけない)。
 逆に警察に児童ポルノや極右、極左など反社会行為を通報し、取締に協力するなど、したたかさがあっていい。批判しつつも協力する柔軟性を持てば、それだけ政党としてのしたたかさを得る。創価学会よりは伸びて欲しいのだ。筋は通っている、ならば柔軟性を身につければいい。それと、世田谷区長にあの保坂氏(元衆議院議員)が当選した。故三木武夫氏以来の正統政治家としての活躍を期待する。
 それと、ミンシュトーオマヌケネオコン・ネオリベ一派とみんなの党の愚か者どもに告ぐ。お前達の代わりはいくらでもいる。さっさと極右在特会の馬鹿どもを道連れにビルマかホンジュラスに移住しろ。お前達の思想は机上の空論にすぎない。特に国立市長と自称する佐藤某、お前は一番愚か者だ。お前程度なら、渋谷のセンター街をたむろするギャルに市長を代わってもらえといっておこう。

1 ■証拠とって曝してやれば
おひさしぶり。
http://ruhiginoue.exblog.jp/15210944/
このように証拠をとって曝してやればいいのです。大人それも老人がこれだから、若い人のこと言うまえに大人がちゃんとしろ、ですよ。
inoue 2011-04-30 22:01:13

 井上静さんがこのようなコメントを寄せていただいた。
 確かにそうだ、このブログを見たが大の大人がこの体たらくなのだから、ギャルも腐敗して当然だ。


コメント回答(小野哲)
テーマ:ブログ
2011-05-01 10:51:36
 今回、コメント回答させていただきます。

 井上先生、お久しぶりです。

 顔写真をとって曝しものにしてやりたかったのですが、こういう手合いほど、なまじっか悪知恵に長けています。肖像権を盾にして逃げを打ってくると思いましたので顔写真は撮りませんでしたが、コラムで恥をかかせてやれば拡散の広いサイバー空間でギャフンとなると思い、最近の自称政治家と合体させてこき下ろした次第です。若い奴でしたからボディーブローになってきいてくると思います。

 コラムは以前見せていただきましたが、『最近の若い奴は』とは言いたくないですね。それじゃ、『あんたどうなんよ』とつっこまれちゃオシマイですよね。何しろ、加藤鉱さんの『再生したる』(ビジネス社)ではマイカル再建について書かれていましたが、無責任経営者のひどさには呆れる限りです。しかも、クーデターで一時期シャチョーになっていた山下某は投資ファンドにスカウトされているというそうじゃないですか。責任を取っていない奴が人の上に立つ事がおかしいという警鐘だなと私は思っています。

 それと、共産党の呆れた小チンピラ(元後藤組組長で出家した後藤忠俊氏の言葉)が当選してしまいましたね。ああいう手合いが共産党を劣化させるだけなんですね。以前、関東鉄道の列車が取手駅に突っ込んで死傷者を出した事件があった際、関東鉄道の駅前で関東鉄道を攻撃するビラを市議がばらまいていた事がありました。私はその男に突っ掛かってやりましたが、その男は飲酒運転で逮捕され、市議を辞職した上で離党です。共産党は知らぬ顔の半兵衛です。

 これでは劣化するのも当然じゃないですか。

 若い人たちの乱れを私は批判する一方で自分も批判される立場にあるとは認識もしている。以前新約聖書の一節を使って戒めにしていると告白しているのはその一端に過ぎない。
 倫理学の立場や聖書を自分の思想の道しるべとして用いる立場上、今の社会を厳しく見続けねばならない。

2009-09-19 10:49:07
後に続く者達のために(小野哲)
テーマ:media

酒井法子が保釈された事について、メディア産業はワイワイガヤガヤと騒いでいる。
 今回、徳島新聞より引用させていただく。
 
http://www.topics.or.jp/worldNews/worldDetail/2009/09/2009091701001023.html
酒井法子被告会見の発言全文 2009/9/17 20:33
 覚せい剤取締法違反の罪で起訴され、17日に保釈された女優酒井法子被告の記者会見の発言は次の通り。
 このたびは、一社会人として、人として、決して手を出してはいけない薬物というものに、自分の弱さ故に負け、そして今このように、世間の皆さまを騒がし、多くの皆さまにご迷惑を掛けました。
 これまで私を支え、応援してくださった皆さまにどれほどの残念さと…、私の無責任な行動に幻滅なさったことかと。このことは本当に計り知れない、決して許されることではありません。
 この罪を今後どのようにして償っていくのか。まずは自分の罪を悔い改め、二度とこのような事件に手を染めることのないよう、一生の約束として、固く心に誓います。
 私が犯しましたこのたびの出来事は、皆さまの信頼をすぐに回復することができるものではないことは、よく分かっております。
 日々感じております後悔の念…。取り返しのつかないことをしてしまった自分の弱さを戒め、反省をし、もう一度生まれ変わった気持ちで心を入れ替え、日々努力していきたく思っております。そして、このような日々に、支えてくださった方々の温かいお気持ちに深く深く感謝しております。
 決して二度とこのようなことで、皆さまの信頼を裏切ることはありません。この気持ちを決して忘れることなく、皆さまのお気持ちに恩返しをしていきたいと思います。至らぬ点を厳しく指摘していただき、私自身、素直に拝聴して、新しい一歩を踏み出していきます。
 今まで応援してくださった、日本や海外のファンの皆さま、お世話になった会社の皆さま、そして、今まで支えてくださったスタッフの皆さま、このたびは、本当に、本当に申し訳ありませんでした。

 はっきり言わせてもらう。
 もう、その言葉は信用しない。後に続く者達のため、潔く引退しなさいと言いたい。元光GENJIの赤坂晃も違法薬物を用いていた為、逮捕されて引退した。酒井は赤坂以下だと言うしかない。私は酒井の言葉を信用できないし、芸能界にも法令遵守を求める立場から芸能界復帰は断固反対する。
 また神戸俊樹氏から風邪薬から覚せい剤をつくれるという指摘があったので検索をかけたらサーチチャイナというサイトからあった。情報をいただけてありがたい。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1111&f=national_1111_013.shtml

風邪薬は1人5箱まで 覚せい剤密造阻止が目的―北京
【社会ニュース】 2008/11/11(火) 18:16
 風邪薬の成分、エフェドリンを抽出利用した覚せい剤密造を防ぐ目的で、北京市内の各薬局は9日、同成分を含む「新康泰克」、「白加黒」、「日夜百服嚀」など数種類の総合感冒薬、咳止め内服液などの商品に対し、1人5箱までの販売制限を開始した。新京報が10日付で伝えた。
 薬局の販売制限は、国家薬品監督管理局の報道官は9日、『エフェドリン配合の薬剤に関する管理強化の通知』に基づく。同局は北京市のすべての薬局に対して、同成分配合の薬品の販売規制と、即日実施の旨を文書で通達した。
 今回の販売規制には、エフェドリンを利用した覚せい剤の密造を防ぐ狙いがある。同局は、風邪薬に配合された同物質は微量のため、大量購入を規制すれば麻薬密造のリスクが低下すると見込んでいる。
 通達を守らない業者には販売停止の措置に加え、所轄の薬品監督管理機関や公安機関の調査が入るという。
(編集担当:金田知子)

 その事を裏付けるニュースが二つある。2007年5月に韓国で市販の風邪薬を覚せい剤に密造した事が摘発されたほか、2003年6月には日本でも同様の事件があった。いずれもインターネットや書籍で把握した素人が行った。
 そのために最近ではエフェドリンを使わない風邪薬がアメリカで出てきている。しかもこの薬は鼻炎治療薬にも用いられているため、始末に負えない。酒井が犯した罪は覚せい剤取締法であり、覚せい剤の製造・流通・販売・所持・使用全てが厳しく禁じられている。
 ただ、正当な使用までは規制されない。たとえば風邪薬は極微量であり、一箱二箱程度では覚せい剤は作れない。そういう意味で言えば購入量の規制が覚せい剤製造にとってきついのは間違いない。
 今回参照した記事は以下の通りです。

http://nagaraja.at.webry.info/200705/article_9.html
http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/DRamph.htm

【赤城高原ホスピタル】
 覚せい剤には手を絶対出さないで欲しい。断じて許されない。風邪薬などは正当な使用なので問題はない。だが病気の治療以外の使用は認められない。くれぐれも分かって欲しい。

2009-09-18 01:32:40
ハラッサー=赤ちゃん(小野哲)
テーマ:モラハラ

 今回話す男は、極めて最悪この上ないモラハラ男である。
 問題はこうしたモラハラ体質はどこで生まれたかだ。なので同時に哀れな奴としか思わない。
 私は派遣先で商品の出荷に関係する仕事をしている。
 その男は私より後に入ってきたがデカい口をたたいた上挨拶もしない、私に暴言ばかり吐いてきたので「黙れ」と一喝した。とにかく身の程知らずなのだ。自分より弱い奴にはでかい態度をとり、強い奴には森高千里のハエ男を身でいくような行動をする。
 何故こんな幼稚な行動しかできないのかと思い考えてみると、ハラッサーが赤ちゃんそのものであると気がついた。そういう意味で言えばこの種の幼稚なバカは絶えず他人を支配したがっているのだ。支配欲ばかりが先行し、堅実な仕事をすると言う原点がないのだ。
 モラハラについては我が盟友が何度も言及している。彼はモラハラの恐ろしさを知っており、何度も厳しく批判する。私に迷惑をかけておきながら謝罪の一言もない。これで信頼関係を構築しろと言うのはどう考えても無理な話だ。だから無視されるのに人のせいにして逃げる。赤ちゃんそのものでしかない。
 こうしたモラハラ男は徹底して面倒なことをしない。そこに問題がある。そうした愚か者が職場環境を劣化させ、しいては力ある社員の退社へとつながる。一言で言えばベイビーそのものなのだ。自己主張ばかり強くて、周囲への気配りなんてこれっぽっちもない。
 そのドラ小僧がまたしてもでかい態度をとり、私の怒りを買った上に先輩ワーカーからも怒鳴られた。当然だ。私は信念を貫いたまでであって、ドラ小僧には信念のかけらすらもない。

 こんな幼稚な社会を構成している私たちは厳しい意味で自分を省みなければならない。その結果はこんな恐ろしい結末になってしまう。

モンスター化する社会(小野哲)
テーマ:モラハラ
2009-11-01 22:39:25
まず、一つお詫びがあります。
 本質を捉えないから沈没請負だ(小野哲)で、プラスチックで出来たアイスリンクを三菱レイヨンが販売していると私はコメントしましたが、調べましたところ三菱樹脂です。スペインの会社の代理店になって販売しているとのことです。また、10年に1度で交換するとのことです。詳細については三菱樹脂とアイスリンクをキーワードにGoogleで検索をかけていただけるとおわかりになるかと思います。
 読者のみなさまに間違ったコメントを行ったことをお詫び申し上げます。


 さて、今回コメントするのはモンスター化する社会だ。2009/10/02(金)の夕刊フジでこのような記事がでた。

「謝罪文張れ!」セブンイレブンにモンスタークレーマー (夕刊フジ)
 コンビニエンスストア最大手セブン-イレブンの神奈川県内の店舗内に、従業員の実名と写真入りの謝罪文が張り出され、それを何者かが撮影してネットにアップ。ネット上では「店側のいじめではないか」などと話題になり、抗議の電話が店舗にかかるなどの騒ぎが起きている。一体何があったのか。調べてみると、その裏にはクレーマーの存在があった。
 9月28日夕、大手掲示板「2ちゃんねる」に、ある写真が掲載された。セブン-イレブンの店舗内に張り出された紙が写っており、そこには「私○○(実名)は、お客様に対してふざけた態度を取りました。誠に申し訳ありませんでした。以後、このようなことがないように気をつけます」と手書きで記載されていた。
 問題の店を直撃すると店長が応対。「たしかに、うちの店で間違いない。(謝罪文を)張り出したのはお客さまの要望です」と真相を明かした。
 セブン-イレブン本社広報と同店店長によると、“事件”があったのは8月30日の深夜。店員の接客態度を巡ってクレームをつけた30代の男性客の強い要望により、約3日間にわたって謝罪文を店内に張り出したという。
 「お客さまが商品を購入した際、『レシートはいらない』と言ったにもかかわらず、うちの従業員がレシートを渡したようなんです。それでトラブルになってしまいました」(店長)
 トラブルはいったん収まったが、客が店を出た直後に従業員同士が話を始めたため、その光景を見た客は「反省がない」と激怒。謝罪文の掲示を強く要求したのだという。従業員は事態収拾のため自ら謝罪文を作成。店長の許可を取ったうえで張り出した。
 今回の騒動についてセブン-イレブン広報は「従業員には、レシートとお釣りを同時に渡すよう教育指導しています。マニュアルに基づいた行動がお客さまにご理解いただけなかった」と回答。そのうえで、「ある意味、恐怖心のために、やらざるを得ないところまで追い込まれたということでしょう。終わった話ではありますが、アルバイトや店へのフォローは継続していきます」と話している。
(C)夕刊フジ
 これはもう、立派な犯罪だ。このクレーマーをセブンイレブンは従業員の安全を脅かし、企業の立場を破損した犯罪者として損害賠償請求訴訟を遡及速やかに起こさねばならない。また、刑法上の責任としては脅迫罪もしくは強迫罪が当てはまる可能性が高い。
 これは完全なモラルハラスメントである事は論を待たない。セブンイレブンはクレーマーの被害を受けた従業員に謝罪し、慰謝料を払わねばならない。今までセブンイレブンはモンスター客に対してその場しのぎの対応をしてきた。それが私のようにモンスターに人生を翻弄されつぶされる被害者を多く生み出す。
 病院でもこうしたモンスター患者が多くなってきている。こうした手合いには厳しい措置を執るべきなのは当然だろう。今までこうした被害に自民党政権が見て見ぬ振りをしておいて、日本国憲法違反の児童ポルノ規制法改悪案を押しつけようとしたのは何なのか。如何に経済的効率だけしか見ない政策が国民の視野からはずれていたかを物語る。
 それと、負け犬のようなコメントを今回載せる。
 
「まるでヒトラー・ユーゲント」 議場での民主声援を揶揄 自民・谷垣氏 [10/26]
 「ヒトラー・ユーゲントがヒトラーの演説に賛成しているような印象を受けた」。自民党の谷垣禎一総裁は26日、鳩山由紀夫首相の所信表明演説について記者団から感想を求められた際、民主党議員が衆院本会議場で演説に合わせ声援を送る様子を、ナチス党の青少年組織ヒトラー・ユーゲントになぞらえて皮肉った。
 同日の首相演説では、民主党新人議員が拍手とともに整然と「そうだ!」と声援を送った。演説前に議場で先輩議員から「盛り上げて」と求められたためだが、自民党からは「ちょっと異様」「北朝鮮みたい」との声が出た。
 もっとも昨年8月には、麻生太郎自民党幹事長(当時)がナチス台頭を引き合いに民主党に審議復帰を促して同党の反発を買い、「ナチスにたとえたのではない」と釈明した経緯がある。谷垣氏の発言は不用意との指摘も出そうだ。 (2009/10/26-20:53 時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009102600828


 まあ、精々負け犬は負け犬らしくしっぽ巻いてお家に帰りなさい。もっともあなたのお家はないんですけどねぇ…。
 そう私は谷垣に言っておく。前の幹事長という細田某をあるブログではキーキーガイコツマンとからかっていた(私は麻生太郎をアホータローと呼んでからかっていたので笑ったが)。それは言えるだろう。谷垣もどうやら、そのキーキーガイコツマンとほとんど変わらない。公明党やみんなの党もそのメンバーとほとんど変わらない。「迷子の子猫ちゃん」の歌が谷垣にはお似合いだ。
 これでは民主党の小沢幹事長は嘲笑するだけだと思う。むしろ、共産党の志位和夫氏のように「建設的野党として言うべき時はいう」とどんと構えている方が恐ろしいのではないか。自民党はまず、今までのゆがみを猛反省しないと再出発はない。そもそも、本家本元のヒトラー政治家とは小泉純一郎だったではないか。その小泉の企業の儲け・経済的効率優先、社会的弱者切り捨ての体言者の一人が他ならぬ谷垣ではないか。それを忘れてヒトラー呼ばわりとは自民党の思考は子ども店長やはにかみ店長(石川遼)も呆れること請負だ。
 経済的効率が優先された結果、モンスター化する社会の犠牲者には負け犬としてレッテルを貼って追い出す。そして犠牲者を更に増産した上でそして彼らに「変われ」と迫る視野の狭さ。これでいいとは私には思えない。まずは強者が優先された経済構造を改める必要がある。モンスター化する社会には規則と審判が必要なのは論を待たない。
 ちなみに私はモンスター化する社会に対処する一つの対案としてハラスメント罪の創設を求めている。2000年にさかのぼって時効なしとし、金銭が動いたり生命の危険につながったケースを中心に上司や部下のパワハラや不当な要求を行い悪徳利益を得たモンスター客・患者などを懲役30年などの刑罰で厳しく裁いて、被害者には刑事裁判と同時並行で加害者に対して国が被害者に成り代わって裁判を行い、慰謝料を立て替えて取り立てるなどしないとこうした犯罪の撲滅は無理だ。
 本来こうした提案を自民党政権がすべきだったのにしなかった。だから、被害者は泣き寝入りなのだ。これでいいのだろうか。私にはおかしいとしか思えない。被害者に努力を求めるのはとてもおかしな話である。


Neutralizer加筆:今回我が親友はこの二つの話を取り上げたが実はもう一つ夕刊フジの記事にとんでもないニュースで載っていたと彼から聞かされた。それがこの記事である。


女性社員に“コマネチ”強要 人材派遣会社でセクハラ訴訟

 石川県金沢市の人材派遣会社で昨年2月、営業部長の男性が当時部下だった20代の女性に対し、職場内でビートたけしのギャグ「コマネチ」のポーズを強要。さらに、事実無根の性的なうわさを流布したセクハラ行為で、金沢地裁に提訴されていたことが分かった。女性はすでに退職しており、精神的苦痛の慰謝料として同社に約360万円を請求。会社側は請求棄却を求め、争う姿勢を示している。

 訴状などによると、女性は昨年2月、勤務先の人材派遣会社の営業部長から「恥やプライドを捨て職務にあたるために机に上がれ」と命令され、男性社員3人とともに30回以上の「コマネチ」ポーズと大声の発声を強要された。

 さらに、スカート姿にもかかわらず脚を広げた格好で机上に立たされ、男性社員の前で10回にわたり、大きな声で「コマネチ!」と絶叫させられた、としている。

 「コマネチ」は、1976年のモントリオール五輪や、80年のモスクワ五輪で活躍したルーマニアの女子体操選手、ナディア・コマネチさんのレオタード姿をちゃかしたビートたけしのギャグ。“がに股”スタイルで、レオタードの食い込みを強調するように股間に両手をあて、両ひじを広げながらのけぞるように「コマネチ!」と叫ぶもので、このギャグは80年代前半に大流行した。

 原告によれば、この営業部長は昨年4月以降も、女性に対して性行為を求める卑猥な言葉をかけたうえ、事実無根の男性関係のうわさを社内で広めた。そのため女性は今年3月、退社せざるを得なくなったという。

 夕刊フジの取材に対し、人材派遣会社の担当者は「(女性の訴えは)まったくの事実無根。退職理由も自己都合であり、なぜこのような訴訟を起こしたのか理解に苦しむ。営業部長は、まだ会社に在籍しており、全力で潔白を証明していく」と話している。(夕刊フジ10/30付けより引用)


 我が親友も憤っていたがこういう事が今の社会では日常茶飯事なのである。しかも我々日本人は集団を中心とした社会なので例え倫理的に正しいことを言っても社会がそれを認めなければ徹底的に迫害されるという悪習慣を持っている。この事件も女性の言っている事が正しければ人材派遣会社の担当者の発言は事件を闇に葬る暴言であるといえる。何度も言うがもはやセクハラを含むモラハラはまさしく克服すべき『文明病』なのである。

1 ■ほんとうに客が悪い?
 客が悪いと本当に言えるか疑問もあります。
 掲示物を見た客の多くは、お客様尊重ではなく従業員の卑屈さと職場の殺伐とした雰囲気を感じたはずです。
 横暴な少数の客がいたとしても、そのことで他の多くの客に不愉快な思いをさせるのは商売として間違いでしょう。
 客からの苦情を口実とした従業員同士のイジメ、パワハラ正当化、であった可能性も疑ったほうがいいかと思います。
 
いのうえ 2009-11-04 04:46:14


コメント回答(小野哲)
テーマ:ブログ
2009-11-06 07:56:26
 モンスター化する社会にも井上静氏よりコメントが寄せられていました。
 今回、そのことについて回答をさせていただきます。若干、感情的なコメントになってしまいますがその点お許しいただけますようお願いします。

 井上様、ありがとうございます。
 まず、あなたの指摘通りですね。私はセブンイレブン事件を知った際、他人事とは思えませんでした。私自身もその事件をそのまま描いたような被害を受けています(しかも、警察に相談するほど数段悪質なものです)。このことについては基本的にはアメブロ会員限定のアメンバーコラムに告白しています(最近ではMLサービスもしています)。
 しかも、始末に負えないことにモンスター客を悪化させたのはほかの従業員でした。店長や副店長が最初から弁護士を呼ぶなどの対応をとればよかったのに採らなかったため、事態は雪だるま式に悪化し、私はなにもかも失う羽目になりました。従業員による金銭窃盗などが横行し、しかも犯人が分かっているのに解雇しない、ズル休みを繰り返して接客でミスを犯したのに注意した人に逆ギレする従業員が大手を振っていたのですから、その当時の従業員の顔を見るのはいやです。ちなみにその会社、川畑株式会社は今年3月に民事再生法を申請し、ホームセンター事業から撤退して家具事業に専念しています(これについては今年コラムで書いています)。
 店長はその後ほかの会社で経営陣になって逃げています(その会社は以前コンピューターウイルス騒動を起こした会社です。名前はあえて伏せます)。しかも副店長はギャンブルで借金をしていたほか、お気に入りのパート従業員と不倫までしていました。その本人は他人の恋愛を切り裂いたのです。これだけルーズな従業員では、クレーム処理は逆立ちしても無理です(これが原因で私は結婚しない決心をしています)。
 しかも、被害者のトラウマを刺激するのは周辺の不理解です。私の場合警察に相談し、弁護士にも介入してもらいましたが、周辺は未だに事の本質を理解していません。私が説明しても独善的な見解ばかり押しつけます。それでは、全く話にならないのです。ですから、私は人付き合いを最小限にしています。また、過去に逃げることを封じるために小中高大のアルバムも燃えるゴミに出さざるを得なかったほか、写真もすべてシュレッターにかけてからゴミに出しています。ですから、最近では過去の出来事の記憶がなくなりつつあります(ハラスメント被害者特有の自己防衛本能)。
 これで、私がハラスメント罪の早期導入を求める理由がお分かりになられたかと思います。フランスではモラルハラスメント罪、イギリスでは幅広くハラスメント罪として導入され、禁固1年、罰金刑と幅広く対応できます。日本ではハラスメントが野放しにされており、その数段厳しい処分は必要です(最低でも懲役10年から40年及び罰金最低でも2000万円(被害者及び政府へそれぞれ払う))。当然、セブンイレブン事件でも店内でパワハラが横行している可能性が高い筈です(2ちゃんねるでもセブンイレブンはブラック企業として悪名高く、人の定着率は非常に低いのです)。もしハラスメント罪が導入されれば真っ先に川畑やセブンイレブン、不正を告発した従業員に不当な扱いをしているオリンパスの犯罪者どもを厳しく裁く必要があります。今回の事件についてはもう少し深く掘り下げる必要がありますね。
 ちなみに今回の不況は、人々の労働に対する考え方を考え直すきっかけにしなければなりません。ハラスメント罪の導入、正社員採用義務づけ、サービス残業規制による仕事の割り当てなど今まで自民党が怠ってきたことを直すだけでも、個人の景気回復につながるほか、労働意欲の改善にもつながります。そしてそれは国家の活性化にも結びつくのです。

GENOウイルス(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-02-11 08:48:06
 ガンプラーというコンピューターウイルスが大暴れしている。
 詳細についてはこのウイルスについてまとめているサイトから参考にして説明したい。

GENOウイルスって何?
 Adobe ReaderやJava、Windowsの脆弱性を突いた新種のコンピュータウイルスです。
 日本での最初の感染が通販サイトのGENOだったため、2ちゃんねるその他でそう呼ばれました。
 このwikiでは2009年4~5月頃に話題となったウイルスを「GENOウイルス」と表記します(名前が名前なため、一般的には、攻撃元のURLより 「Gumblar」と呼ぶことが多いようです)。
 これの何が怖いって、 普通にホームページを見ただけで感染するから大騒ぎしたのです。しかし、2009年5月、攻撃元がなくなったため、次第に事態は収束していきました。2009年10~11月頃、「GENOウイルス」と非常によく似たウイルスが猛威を振るい始めました。
 これはKasperskyのウイルスニュースより「Gumblar.X」と呼ばれています(似てはいるものの、基本的に「GENOウイルス」とは別物と考えてください)。そして、2009年12月頃、通称 「8080」 と呼ばれるウイルスが流行し始めました。2010年1月現在話題となっているのはこちらです(似ているようですが、「GENOウイルス」とは全く別物です)。
http://www29.atwiki.jp/geno/ より引用

 コンピューターの販売ECサイト運営のGENOという会社で引っかかった際に会社が杜撰な対応をしていたことからガンプラーはGENOウイルスという名前を付けられている。このウイルスは亜種でもハウス食品、京王電鉄、洋菓子販売のモロゾフ、JR東日本、信越放送などに襲いかかっているのだ。
 GENOと私には遺恨がある、パワハラ加害者の一人がGENOに在籍しているのだ。しかも、パワハラの罪を一言も謝罪しない上、私に責任を未だに擦り付けて逃げている。私はネットでの買い物を極力避けている、というのはビックカメラやケーズデンキなどのある地域での価格破壊を知っているからだ。GENOでなくてもソフマップ(ビックカメラ子会社)がある。
 ハラッサーを見逃す事は犯罪者の逃亡を手助けしている行為そのものであり、立派な犯罪だ。それを許すのでは話にならない。商売はコストも大切だが、信頼が何より大切だ。それを軽く見ている会社は社会からかならず淘汰される。

 私たちは他人を批判する以上、己も厳しく見つめなければならない。


2012年04月13日
アルコールハラスメントもハラスメント罪で裁ける
 最近問題になりつつある一つにアルコールハラスメントがある。
 アルコールハラスメント(通称アルハラ)とは、アルコール飲料に絡む嫌がらせ全般を指す言葉で、アルコール類の多量摂取の強要など対人関係の問題や、酩酊状態に陥った者が行う各種迷惑行為などの社会的なトラブル(迷惑行為)を含む。日本では、アルコールハラスメントが原因での死亡者がでたことをきっかけとして1980年代以降に急速に問題視されはじめた。
 これで実際殺人事件まがいに等しい犯罪があった。同志社大学テニス同好会新歓コンパ溺死事件である。1995年5月13日、同志社大学グリーンテニス同好会の新入生歓迎コンパで、新入生の同志社大1年生(当時19歳)が先輩によって酒を大量に飲まされた挙げ句、部長らから名前を連呼されるなどして、入水を煽られた挙げ句、先輩に大雨で増水した京都市の鴨川に落とされて溺死した。遺族は提訴したが、1997年10月15日、京都地裁にて和解が成立。学生側は「酔いにまかせて事故に巻き込み、反省している」と謝罪し、両親に500万円を支払った。
 私はこれこそ立派な殺人罪だと考えざるを得ない。私はこうした犯罪を抑止するためにはハラスメント財が必要だと持論を唱えているが今回の事件もその持論の正しさを裏付けるだけだった。警察が動くべきは3分の2以上の資産が加害者によって失われた場合と、命に関わった場合に基本的には限定する(法的措置を下すべき場合)。それ以外は啓発活動と警告書送付で十分効く。
 で、加害者を処分する場合は私は23時間連続強制労働刑5年(最低でも)からの刑罰を推薦する。無論、そこには一切の執行猶予はない。人の運命を狂わせた責任は重大なのであり、緩慢な絞首刑というべき過労死でもって罪を償わせるべきであろう。
 ちなみに私は男女関係なくこのコラムを書く。男尊女卑でも女尊男卑でもない、私は人間だ。非常識なポルノなど嫌悪感すら持っている。

2012年04月28日
人を粗末にするから見捨てられる
 今回のコラムはとんでもないブラック企業批判である。

「退職で損害」と訴えられた会社員 逆に会社を訴えて1100万円
2011/11/ 2 20:31 J-Castニュース(一部同業他社より情報追加)

退職を申し出ると、会社から「損害賠償請求するぞ」と脅され、退職したら本当に約2000万円の賠償請求訴訟を起こされた会社員がいたことが2011年5月、話題になった。
その後、会社はこの社員から反訴され、残業代未払いで逆に1100万円余の損害賠償を命じる判決を言い渡されていたことが分かった。

過労死レベルの労働だったと反訴
ツイッターで判決報告
元社員男性(34)の代理人をしている塩見卓也弁護士のツイッターによると、京都市中京区のシステム開発会社「エーディーディー」は、賠償請求の理由について、「従業員モチベーション低下数値」という数字を挙げていた。
真意は不明だが、男性が辞めて会社に残った社員のモチベーションが下がったということらしい。
これに対し、男性は、過労死レベルの労働だったにもかかわらず、残業代などが支給されていなかったとして、会社に未払い分など約1600万円の支払いを求め、京都地裁に反訴していた。男性は2001~09年まで会社のSEとして顧客が開発したソフトウエア改修などを担当をしていたが、裁量は限定的で営業など制度対象外の仕事もあった他一定時間を「働いた時間」とみなし、残業代が支払われない裁量労働制を不当に適用されていたというのだ。
そして、報道などによると、京都地裁の大島真一裁判官は11年10月31日、会社の請求はすべて棄却。会社側は仕事の進め方を男性に委ねる一方で、1日の労働時間を8時間ととみなし、残業代を支給しなかったとし、会社に未払い分1136万円を男性に支払うよう命じる判決を言い渡した。

「退職の自由」の侵害は認められず
大島裁判官は、男性の仕事には、裁量労働制対象外の営業・プログラミング業務や本人の裁量でないノルマなどがあったと指摘した。男性が手元に持っていた日報などから、07年から時間外手当の未払いが568万円あったと認定。さらに、休日・深夜手当も同額あったとして、付加金の支払いも認めた。
ただ、塩見弁護士はこの日のツイッターで、退職の自由の侵害であるとの主張や、会社の請求自体が濫訴で不法行為だとの主張は退けられたことを明らかにした。
会社側は、請求がすべて棄却されたことなどをどう考えるのか。
ADDでは、取材に対し、担当者が出張中で連絡もつかないとし、回答は得られなかった。

 この種のパワハラにあまりにも今の私たちは寛容すぎる。
 私はいい場所があれば移籍すると言う考えを持っている。それはいつまでも派遣で働くのは無理だろうと言う考えだからだ。問題は会社側にある。何故、従業員に見捨てられるのかだ。己に大きな原因があるからだ。それを認識して、従業員を大切にする会社にして欲しい。

 ついでに追加して述べておきたい。
 市川市で起きた英会話教師暴行および致死事件で国際法違反の不当無期懲役刑を押し付けられた被告人はこの国に絶望して上告をしないと決めた。さらに、支援していた本山直樹氏との面会も事実上拒絶するなど、事実上の精神的ハンガーストライキに入った。
 このような状況に落としせしめた父親の市橋正嘉および母伸子には「お前たちはとんでもないことをしてくれたな」と怒鳴りつけたい。罪を償おうとしていた実の息子を拒むとは言語道断だ。甘やかしておいて、事件が起きたら突き放すとは身勝手もはなはだしい。私は犯罪の関係者については原則として匿名でやってきたがここまで傲慢な人間ならば断じて容赦情けはしない。
 それから返す刀でこの事件の被害者遺族であるウィリアム・ホーカー、ジュリア・ホーカー、リサ・ホーカー、ルイーズ・ホーカー、私はお前たちも断じて許さない。お前たちが感情で被告人を苦しめ、精神的ハンガーストライキに追い込んだ最大の要因であり、お前たちは被告人に反省させるどころか法廷で卑劣な私的制裁を言葉でかました。その罪は聖書でも厳しく断罪されるとお前たちには通告しておこう。お前たちのやったことは立派なハラスメント罪であり、法廷侮辱罪である。お前たちは愛する家族の魂を被告人と一緒になって引き裂いたのだ。絶対に許しがたい。
 私の意見については以下のサイトが分かりやすく説明してくれているので御参照願いたい。この最後の言葉が実に鋭い。
 「不道徳的な人間を正しい人間に矯正してゆく権利はすべての人間がもっている権利だけれども、懲罰する権利はもっていないということです。きびしく重い刑罰もサーカー(インドの哲学者)は肯定するけれども、その厳しさが「正しい人間」に矯正するために必要であるからであって懲罰という位置づけではありません。だから死刑にしてしまっては、頭痛を治すのに頭を切り取るようなものだということです。」

http://universal.raaq.jp/theory/theoryofsarkar/8shihouron.htm
サーカーの『犯罪と司法制度』論 吉見道夫氏より引用

 この言葉の意味をホーカー一家はじっくりかみ締め、己の法廷でしでかした暴言の数々を猛反省してもらいたい。そして、そのことに対して率直に謝罪すべき義務がある。
 さらに許しがたいのは被告人ファンクラブを立ち上げた愚か者どもだ。ネットと言う匿名の世界で姑息なことをして被害者の魂をここまで傷つけるとは全く恥知らずもはなはだしい。お前たちはネットを使う資格はない。お前たちはケンタッキー・ゴキブリ騒動を知っているか!?ある高校生がバイト先でゴキブリを揚げたと虚偽の書き込みをMixiにして大騒ぎになった事件だ。その結果高校生は高校を退学に追い込まれ、精神的な打撃を受けた事件だ。お前たちは高校生と同じような結末を迎えるぞ!!

2012年06月08日
心の病としてのハラスメント
パワーハラスメント 職場において、職権や人間関係上の優位さを背景とし、相手の人格や個人的尊厳を傷つける言動を繰り返し行い、精神的(時には肉体的)な苦痛を与える事。
*否認・否定タイプ
相手の仕事や能力を不当に低く評価。正当な評価を与えない。人格・個人の尊厳を否定。
「お前はバカだ」「お前なんて・・」「どんな教育を受けてきた?」「給料泥棒!」
*強制・強要タイプ
相手の意思や希望を認めず、自分の考えや仕事のやり方を強要。相手の意見を全く聞き入れない。違法行為を強要。自分や他の人が取るべき責任をなすりつける。
「黙ってやれ!」「俺の言う事が聞けないのか!」「君の責任だぞ!」
*邪魔・妨害タイプ
正常な就業環境を与えない。業務・情報を与えない。休日・休息を与えない。解雇や異動をほのめかす。
「君は外れてくれ」「君はもういいから」「辞めてもらってもいいんだよ」「この成績でよく有給を申請できるね」
*激情・攻撃タイプ
大声で怒鳴りつける。人前で叱責を繰り返す。机や壁を叩いて力を誇示する。直接的暴力。
「このヤロー!!」「全くダメじゃないか!!」「もう帰れ!!」「死んでお詫びしろ!!」
*パワーハラスメントの成立要件
どちらかが従わざるを得ない縦の力関係
明らかに業務とは関係のない事柄に言及*嫌悪感情の有無
暴行・傷害・脅迫を伴うもの
違法行為(サービス残業の強要・正当な理由のない解雇etc)
被害者側の申し立て・客観的に確認可能な病気や怪我の存在
威圧的表現
http://skill.c-goto.com/harassment.html より引用

 なお、ハラスメントの心理テストに関しては次のサイトをお勧めします。
http://www.morahara.com/form/form-free.html
 あくまでも目安です。

 最近、この種の被害が日本中の職場に増えてきている。
 私もよくこの種の被害を受けているのでその痛みはわかる。よってハラスメント罪の導入を提案している。しかも発達障がい当事者であることも判明した。この事が原因である病院に通院を余儀なくされる結果になってしまっている。
 ちなみに上のテストでは「レベル1「深刻領域」」として出ている。要するに「かなり危険な状態です。今すぐ対処が必要で、未だであれば、精神科の受診をお勧めします。既になんらかの心身不調があると思いますが、このまま放置すると、その不調はさらに悪化します。今の職場を退職したとしても、このトラウマを引きずってしまう可能性が高く、職場復帰できないほどのダメージになるかもしれません。すぐにトラウマ消去のための専門トレーニングを始めてください。」というわけだ。
 そこまで深刻な結果だからこそ、私はハラスメント罪の導入を要求している。金銭が動いたりした場合に限り親告罪とし、被害額の10倍を被害者に弁済することと、高額の罰金を所属企業に命じる、加害者は介護福祉従事刑20年を言い渡して介護福祉施設の人手不足を解消させるというのはどうだろうか。
 この刑罰はちなみに村野瀬玲奈氏の以下の記事から参考にした。

http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-3266.html

 ぜひとも、参照願いたい。
 また、ハラスメントと言うのはあくまでも心の病である。被害者が加害者に転じる事だってありえるのだ。悲劇を食い止めるにはハラスメント罪の導入と同時に被害者のカウンセリングや加害者への厳罰および精神的なカウンセリングが必要なのは言うまでもない。
 ハラスメントは全ての犯罪の入り口である。山口県光市の母子暴行致死事件の被告人は父親からハラスメント攻撃を受けていた。大阪二児遺棄殺人事件の被告人(一審で懲役30年を受けたが控訴)も実の母親からネグレスト(育児放棄といい、ハラスメントの一種)を受けていた。こうした事実を踏まえて、ハラスメントを犯罪と認識させる必要がある。これは児童ポルノの単純所有規制よりも何より急がねばならないことだ。
 ハラスメント罪を導入して厳しく取り締まれば、ストレスから来る犯罪は大幅に減っていく。当然、児童ポルノだってなくなる。暴力団に走る若者だって減る。それと同時に社会は活性化していくのだ。マイナス面は全くないといっても過言ではない。
 課題もある。冤罪が出てくる可能性があるからだ。そこで、身柄を拘束し裁く場合は金銭が動いたり命に大きな影響を与えた場合に限ってと言う制限をつけ、それ以外に関しては警察からの警告で対処する程度にとどめておけばいい。


 そして、このハラスメントやいじめが最悪の形になって出てくるのがレイシズムである。


2012年07月30日
通称左翼の衰退
 今回は秋腹葉月さんのブログでコメントした内容をそのまま引用する。

議論がかなり沸騰しているようですが
2012.07.28 ( Sat ) 22:00:24 | 小野哲 | URL | Edit
 定番のフリスキーさん、青い鳥さん、mimosaさん、こっぱなお役人(北方在住)さんの意見が揃った印象なので私も言います。
 はっきり言って連合系の労働組合はほとんど御用組合ですね。賃金を上げろばかりで現場の頑張っている人たちに報いる事は全くしていませんでした。さらにパワハラにも非力でした。こうした連中の政治道楽や天下り体質を今の若い人たちは見透かしているのです。さらにそごうの労働組合の執行委員長について皆さんご存知でしたか?

http://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/sogo1.html
http://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/sogo2.htm

 これは青い鳥さんの指摘と重なっています。なんとドンペリを銀座のバーで飲むほど豪遊しています。そんな連中の言う事に私は信用できませんでした。
 そこに共産党は学ぶべき要素があるのだとおもいます。自分たちだけが戦っているのではないと言う自覚を持ってほしいのです。
 また、労働組合は意識を変革すべきでしょう。これはフリスキーさんのブログでも知った事ですが一部左翼が「汚染とともに生活する」という住民主体の活動を攻撃しているようですがそうした度量の狭さが左翼そのものへの不信感にもなるでしょう。
 私は護憲保守と名乗っているのですがしんどいと思います、正直に言って。「0か1」でもない、「白か黒か」じゃなく、カラーのある多様性の社会を支持する一人です。ですから、共産党を無条件に支持しているわけでもないんですね。
 問題は運動が社会にどれだけ日常化することです。つまり、秋原さんが言うように「参加しても誰も後ろ指をさされない」社会にしなければならないんです。

反原発デモに思うこと

 一部左翼という言い方に関しては秋原さんから「早川教授の環境原理主義的な暴言のことでしょう。 早川教授は反原発だから左翼だ、反原発を唱える者は皆左翼だ、とわざわざ位置づける必要があるのですか?と聞きたいのです。 そうでなければ早川教授の暴走を「一部左翼」の暴走とは言わないので。 早川教授のような事例は「一部左翼の暴走」ではなく「一部反原発派の暴走」でいいんじゃないんですか? 」との指摘があったのでこれには受け入れたい。
 その上でこれを見て欲しい。

補足
2012.07.29 ( Sun ) 16:13:12 | 秋原葉月 | URL | Edit
 なぜ日本では「連帯の原則」だけで連帯できないのか
 その理由として本文中に
「民主主義社会では、労働組合のように自分たちの人権のために団結して闘うのは当然のことなのに、日本ではそれが政治的だと忌避されます。政治色を示して主張することは特殊なことだという偏見が広く浸透し、関わり合いになりたくない、と感じる人が多いです。」
 と書きました。これは要するに草の根レベルでの民主主義の未成熟です。
 それについてもう少し補足したいと思います。
 なぜ「政治色を示して主張することは特殊なこと」「関わり合いになりたくない」と感じるのでしょうか?
 ヨーロッパでは国民的な市民運動やデモは全然珍しくありませんが、日本では久しく存在しませんでした。いつからなかったかというと、安保闘争のときからではないでしょうか。で、安保闘争は確かに一般の普通の人から見れば怖いです(私も怖いです)。
 過激派なんかもいて、いくつものセクトに別れ、プロばかりいて、ちょっといい加減なこと言えば糾弾される、みたいなイメージがあります。 団旗がたくさんあがるような大規模なデモからイメージされるのは、そういう安保闘争の時代だと思います。だから多くの一般市民はデモと言えばなんとなく怖いし、ノンポリな自分は場違いで入りづらいと感じるのだと思います。
 あのころの日本の民主主義勢力は言ってみればフランス革命直後、分裂、粛正が吹き荒れた頃と似ているのではないでしょうか。つまり、民主主義を担うべき担い手もまた「民主主義が未成熟」な段階だったのです。 日本の場合、民主主義勢力となるべき担い手自身が民主主義的に未成熟な段階で市民運動が下火になってしまったので、政治運動、市民運動、大規模デモといえば、いつまでもあの頃の独特の怖いイメージがトラウマのように焼き付いているのだと思います。
 これを払拭するには一朝一夕では行きません、息の長い努力が必要でしょう。
 私が思うに、ひとつは労働組合がきちんとその役割を果たすことだと思います。
 ヨーロッパの組合は産業別で、非正規労働者も当然組み込まれています。公務員と民間が対立することもありません。連帯すべき者同士がきちんと連帯しているのだと思います。
 しかし、日本は基本的に企業別で御用組合化しやすいです。青い鳥さんが仰るように「労働貴族」がいたり、非正規は組合からはずされていますからは、非正規からすれば組合なんて正規の既得権を守る団体に見えたりするでしょう。
 かなり息の長い話となりますが、やはり労働組合を産業別にし御用組合の温床をなくすこと、ヨーロッパのように連帯すべき労働者同士がきちんと連帯できる組合が生まれる土壌に作り直す事だと思います。
 もう一つはもっとも大事なことだと思うのですが、やはりヨーロッパ並みに学校で人権教育、民主主義教育をみっちり行うことだと思います(もう3つシリーズを書きました)
 デモは国民の大事な権利であるという民主主義と人権の基礎中の基礎が日本では教えられていないので、まずそこからきっちり教育するカリキュラムを取り入れてほしいです。
 労働者の権利を憲法の基本からみっちり教えれば、労働組合のデモに偏見を示すこともなくなってくるでしょう。
 それが草の根民主主義を成熟させるための「国民の不断の努力」(憲法12条)の一端だと思います
 今の日本でこれを実践しようと思うと途方もない困難が待っていますけど。

 中日新聞のこの社説を見て欲しい。

【社説】
山口県知事選 地域の選択 曲解するな
2012年7月30日

 山口県知事選で原発再稼働、オスプレイ搬入への反対を訴えた候補が敗れた。しかし、勝った新知事も賛成とは言えない状況にこそ注目すべきだ。地域の選択を政府の都合で曲解してはならない。
 ここしばらく無風が続いた「自民党王国」山口県の知事選。今回も二井関成知事が後継指名し、自民、公明両党が推薦する元官僚、山本繁太郎氏が盤石とみられていたが、NPO法人所長、飯田哲也氏の立候補で一転して激しい選挙戦となった。
 事実上の一騎打ちに敗れたとはいえ、飯田氏が選挙戦に一石を投じることになったのは、飯田氏が最近まで橋下徹大阪市長のブレーンを務めていたことに加え、脱原発の立場で「エネルギー維新」を訴えたからにほかならない。
 山口県では中国電力上関原子力発電所(上関町)が建設途上にあり、東京電力福島第一原発事故の影響で工事が中断された。公有水面埋め立て免許は今年十月に失効するため、工事継続の可否は新知事の判断に委ねられている。
 飯田氏が勝利すれば原発建設計画は白紙撤回されていたに違いない。とはいえ、県民が山本氏に原発推進を委ねたわけではない。
 飯田氏を警戒する山本氏は「3・11以降、脱原発依存は当たり前、上関原発建設計画は凍結」と工事再開に含みを持たせながらも、計画推進を打ち出すことはなかった。加速する脱原発の流れには抗(あらが)えないということだろう。
 選挙戦期間中に米海兵隊岩国基地(岩国市)に搬入され、十月に沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に配備される垂直離着陸輸送機MV22オスプレイも同様だ。
 開発中から事故が相次ぎ、飯田氏は「安全性が確認されない限り岩国に置いておくべきではない。撤去を政府に求める」、山本氏も「搬入は誠に遺憾。安全が確認されない限り飛行しないよう要請すべきだ」とそれぞれ訴えた。
 原発やオスプレイをめぐる本格的な論戦を避けたのは、山本陣営による「争点隠し」の選挙戦術と言えなくもないが、原発推進やオスプレイ配備容認はそもそも選択肢になり得なかったということではないか。野田佳彦首相は原発再稼働やオスプレイ搬入に対する国民の厳しい世論を素直に受け止めるべきだ。
 消費税増税で手を握った自公両党推薦の山本氏が勝利し、次期衆院選での躍進を警戒する「大阪維新の会」につながる飯田氏敗北に安堵(あんど)している場合ではない。

 問題は極右政党・大阪維新の会が脱原発に加えて脱貧困の偽造受け皿政党になってしまうことだ。
 問題なのは今回の選挙で共産党や社民党が飯田氏を水面下で支援したことだ。飯田氏は「大阪維新の会」と決別する表明をしているわけではない。こうしたことへの積み重ねがあまりに甘い私たちが山本自称知事を生み出す結果になってしまった。
 最後に中日新聞から。思想を超えて脱原発の動きは止められないことを私たちは実感する。

【社会】
脱原発デモ、国会を包囲 
2012年7月29日 22時17分
 東京電力福島第1原発事故を受けた抗議行動「脱原発 国会大包囲」が29日夜、東京・永田町で行われた。参加者はろうそくやペンライトを手に「原発反対」「子どもを守れ」などと訴えた。
 首相官邸前での抗議を呼び掛けてきたネットワーク「首都圏反原発連合」の主催。参加者は、東電本店前やJR新橋駅周辺をデモ行進した後、移動。人波は国会議事堂を取り囲み、集会があった正門前は一時、歩道からあふれ道路を埋め尽くした。参加人数は主催者発表で、デモと国会包囲合わせて20万人。警視庁関係者は1万2500人程度としている。
 家族5人で霞が関の日比谷公園からのデモに加わった横浜市の団体職員Aさん(30代前半)は「デモに参加したことがないので、興味があって来た。原発はそもそも危険なもの。東京で使う電気を他県で作っているのがおかしい」と話した。
 集会では、ルポライターの鎌田慧さんが「大成功です。原発に賛成の議員は国会を去ってほしい」と声をからした。与野党の国会議員ら十数人がマイクを握り、「われわれ政治家にも責任がある」「再稼働の流れを止めたい」などと述べた。
 これに先立ち、同日午後3時半から日比谷公園で行われた集会では、作家の落合恵子さんが「この猛暑でも電力は不足していない。原発をゼロにし、再稼働も輸出も止めましょう」と呼び掛けた。
(中日新聞)

司会:藤波心
○首都圏反原発連合挨拶
○山本太郎(俳優)
○小島敏郎(青山学院大学教授)
○長瀬文雄(原発をなくす全国連絡会/全日本民主医療機関連合会・事務局長)
○吉岡達也(脱原発世界会議/ピースボート代表)
○落合恵子(さようなら原発1000万人アクション/作家)
民主党 首藤信彦衆議院議員または川内博史衆議院議員
自由民主党 河野太郎衆議院議員
国民の生活が第一 森ゆう子参議院議員
みんなの党 山内康一衆議院議員
日本共産党 志位和夫衆議院議員
緑の風 谷岡郁子参議院議員
社会民主党 阿部知子衆議院議員
新党日本 田中康夫衆議院議員
亀井静香衆議院議員
上原公子(「脱原発をめざす」首長会議事務局長、前国立市長/今の「国立市長」と称する人物は金権選挙で関口博・正統市長を不当攻撃してデマまで流した犯罪者のため認めていません)
海外 緑の党 オーストラリア スコット・ラドラム議員他

 次回の選挙では脱原発の流れは動かないとだけ明言しておかねばならない。デモで20万人参加したという事実はもう、動けない。だが、これが左翼の復活にはならないというのが大半の流れだ。なぜならないのかを私たちは冷静に考え、新たな時代にふさわしい左翼の方向性を考えていかねばならないと思っている。

 ロンドン五輪でテレビが連日騒がしいことなのだが、今回の左翼論はそうしたこととも若干関わる。
 マラソンのカンボジア代表としてわざわざ日本国籍から特例でカンボジア国籍を取得してロンドン五輪に出場する夢が国際陸連の裁定によって潰えた猫ひろし(34)のことで、ネットは今さんざんバッシングがされている。イギリスでもつまらないことでぎゃあぎゃあ騒ぎ立てているようだ。
*ロンドン五輪イギリス代表の女子ハードル選手、ティファニー・ポーター(24/アメリカ出身でナイジェリア人の父とイギリス人の母をもち、アメリカで選手活動をしていた帰化選手)に英大衆紙記者は、「イギリス国歌を歌ってくれ」との質問を浴びせたのに対して「もちろん国歌は知っているわ。だけど私は歌唱力で代表になったわけではない」と切り返して難を逃れた。
*女子三段跳でメダル候補に挙げられているヤミレ・アルダマ(キューバ出身、アテネ五輪にスーダン国籍で出場し、2011年にイギリス国籍を取得してロンドン五輪にも出場)
*ハンドボールの女子チームでは14人中なんと8人、男子では14人中6人がフランスやスウェーデンなどからの帰化選手。バスケットやバレーボールのチームにもアメリカやブラジルの出身者がごろごろいる。
 イギリスでは彼らをプラスチック・イングリッシュ(エセ英国人)呼ばわりしている。

 私はその批判を最近の脱原発運動のなかにも感じている。猫のやらかしたことは決していいことではない。私は一日本人として決していい思いを感じないが本人が国籍を捨ててでも五輪に出たいというのならそれも一つの人生であり介入すべきではない。
 例えば脱原発で最近福島エートスという運動がある。放射能汚染の福島に住み続け、自分の周りの放射線量管理とホールボディーカウンターで体内の放射線を測定しつつ、汚染地帯に生き続けるという運動だ。私はそうした運動も否定はしない。
 逆に八ッ場ダムの建設を断念してもらいそこに被災者向け復興団地を作って群馬県南福島市という新たな街を立ち上げるのも一つの手なのだがそうした動きに一部の脱原発派は警戒感を示している。

きむらとも‏@kimuratomo
「汚染とともに生活する」という住民主体の活動が「汚染とともに生活させたい」勢力に利用されることを大変危惧する。
「汚染地域」にあっても、今まで通りの生活できると信じる実践者が増えれば増えるほど、「加害者」にとって喜ばしいこと。
「エートス実践者」には、是非ともそこを騙されずに欲しい。
http://twitter.com/kimuratomo

 最初から決めつけて最初から受け付けない姿勢だから、疑問を持たれてしまうのだ。
 私は左翼も右翼もあまり好きではない。確かにある意味左翼的な要素もないわけではないにせよ、基本は護憲保守主義である。弱者を踏みにじるハレンチなことはしたくはない。科学的にどうなのかこうなのかもそうだが、本人たちは科学的なデータや、本人の思いなどを総合してエートス運動に動いたのだ。
 それを批判するのはちょっと考えものではないのか。ある意味、自己責任の要素があることは彼らが十分理解しているはずだ。私は脱原発派の中に過激な政治運動を持ち込まれることを好まない。あの共産党ですらも志位和夫氏は個人の立場でデモに参加している。
 ただ、日刊ベリダの懸念材料は私も承知だ。

【編集長妄言】脱原発運動にもちこまれた差別・排外主義、レイシズム   大野和興

 私は白でも黒でもない立場で、色のある社会を求めている。
 だから、先住民族に関しては好意的だということだ。日本という国はあくまでも色のある国である。だが、極左や極右にはそうした常識は通じない。私は日本共産党をそれなりに評価はしているが全面的に評価はしていない。それは自己批判や査問制度など、閉鎖性のある仕組みへの疑問ゆえだ。こうした政党は異端というものは排除され金太郎飴のような人材しか来ない。そこに共産党の問題点がある。
 私はコラムを書くにせよ提案型をできるだけ増やしている。そうして、共産党でも保守派でも誰でも議論できるステージにしていこうと思う。だから、私の立場が「左翼」と言われるのには疑問に思う。加藤紘一氏や本島等・前長崎市長(伊藤一長なる男は自称長崎市長のため拙ブログでは認めていません)の立場に近いとだけ明言したい。要するに、事実を認めてそこから一番最適な方法で解決しようということに過ぎない。

参考・「福島のエートス」への不当なバッシングについて など
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/25c020f1a3ebd3d4735d08c77dc6cbef/d0

この記事へのコメント
秋原葉月さんのブログに連投しましたが、わたしは脱原発運動を実のあるものにすべくの模索として、日本共産党と社民党などの左翼政党の脱皮についてコメントしました。秋原葉月さんに、ご理解頂けたか否かは疑問ですが、今、国民的連帯ができそうな脱原発を実現するためには国会で原発禁止法なる法律を制定する必要があると考えます。政党の枠を超え、脱原発を信念とする国会議員を過半数にすべきであると思います。そうしないといつまでたっても脱原発なんか実現しません。いったい政党は別にして現職の議員で脱原発を信念にしている議員は日本共産党と社民党の議員のほかに何人存在するんでしょうかね…。しかし、フクシマの過酷事故を受けて、脱原発を国是にしたドイツは2025年を目処に原発の解体作業に計画的に着手しているというのに、当時国である日本が危険極まりなき再稼働をする始末…、、、日本の棄民政治屋どものツラをみるたび、腹ワタが煮え繰り返る思いです。
Posted by 青い鳥 at 2012年08月01日 00:58

 コメント回答
 青い鳥さん、メタンハイドレードの可能性は確かにありますね。ただ、あくまでも今までの大量消費の前提で考えてはいけません。経済モデルの抜本的な改革を図る必要があり、原発という旧時代モデルは水俣病のチッソともども卒業していかねばならないシロモノです。
 メタンハイドレートもそうですが、私は完全なる自然再生エネルギーで再生を図るべきという考えです。
 ですが、既存政党の頭は硬直しているんですね。私は秋原さんとの論争を見ていましたけど、護憲保守派として今の革新勢力の衰退には危機感を覚えています。あのミヒャエル・エンデさんは生前こう語っています。

ミヒャエル・エンデ@Michael_Ende_jp
 共産主義と資本主義は双子のようなものだと考えています。お互いの存在を証明する、敵対する双子とでもいいましょうか。共産主義が消滅した今、資本主義は突然独りでその存在の妥当性を証明しなければならなくなりました。そしてそれが不可能なために危機が訪れるというわけです。『筑紫対論』
 資本主義というのは、ほんとうに病気の温床だ。誤解のないようにいっておけば、共産主義的色彩のこい国家資本主義も、私的資本主義もね。未来に存在できるのは、非資本主義社会だけだ。でなければ、社会なんて存在しなくなる。 『オリーブの森で語り合う』

 つまり、共産党がしっかりしないと保守派も堕落するんですね。
 あなたの思いはよくわかります。ですけど国会で原発禁止法の制定はおそらく無理でしょう。あの亀井静香氏に関しても鳩山由紀夫氏ともども地下原発推進連盟の一員です。
 また、日本の緑の党がついに立ち上がったことをお伝えします。ただ、かつてあった緑の党が環境極左政党になってしまったことを考えるとそうならないようじっくり見守るしかないでしょう。私個人としては「みどりの風」が早く政党として立ち上がって欲しいと思っています。