2013年9月25日水曜日

いかなるハラスメントに反対します

<ニーメラーの警句>

ナチ党が共産主義を攻撃したとき、
私は自分が多少不安だったが、
共産主義者でなかったから何もしなかった。

ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。
私は前よりも不安だったが、
社会主義者ではなかったから何もしなかった。


ついで学校が、
新聞が、
ユダヤ人等々が攻撃された。

私はずっと不安だったが、
まだ何もしなかった。

ナチ党はついに教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した
―しかし、それは遅すぎた。
マルティン・ニーメラー(1892―1984)

 1945年秋、妻とともにダッハウを訪れた彼は、「ここで33年から45年までに238756名の人間が殺された」と書かれた掲示を見て、「自分はもう他人の罪について云々することはできないと感じた」といい、罪の自覚の上に、西ドイツの再軍備や核兵器に反対していきます。

 1946年1月、ゲッチンゲンでの説教では次のように語っています。

 「私には罪がある。なぜなら私は1933年になっても、ヒトラーに投票したし、また正式な裁判なしに多くの共産党員が逮捕され投獄された時にも、沈黙を守っていました。そうです。私は強制収容所においても罪を犯しました。なぜなら、多くの人が火葬場にひきずられて行った時、私は抗議の声をあげませんでした」(喜)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-27/20060427faq12_01_0.html より引用


 2013年9月23日(月)
あらゆる差別やめよう
差別撤廃東京大行進
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-09-23/2013092301_03_1.html
 あらゆる差別への抗議と多様性を持つ社会のすばらしさを日本政府や社会にアピールする「差別撤廃東京大行進」(主催・People’s  Front of Anti-Racism)が22日、東京都内で行われ、約2800人が参加しました。人種差別撤廃条約の誠実な履行を、政府に求める決議文を採択しました。

 黒人差別の解消を求めた「ワシントン大行進」を模した黒いスーツの集団が力強く先頭を行進。マーチングバンドや性的マイノリティーなどの隊列が続き、参加者は「差別をやめよう」とコールしながら歩きました。

 東京都内にすむ2人で参加した女性は「『韓国人は殺せ』と言うようなヘイトスピーチ(憎悪表現)がまかり通るような状況は怖いし、悲しい」「いろいろな差別につながっているこの問題を同世代にも知ってほしい」と話しました。

 3歳と1歳の子どもと参加した女性(39)=東京都内=は「差別をする側の人も仕事がなかったり、貧困層だったり抑圧されているのだと思います。でも怒りの矛先が間違っている。一緒に歩こうというメッセージを届けたい」。

 コリアンタウンのある新大久保も行進。韓国料理店の店先から手を振っていた韓国人男性(28)は「いままで差別を(助長)するデモしか見たことがなかったが、きょうは、国境を越えて一緒に歩んで行けるという、新しい可能性を感じた」と笑顔で語りました。

 大阪で行われた「仲良くしようぜパレード」の運営に携わった男性(28)は「感動しました。歴史の一ページに『差別をやめよう』と書き込めたと思う」と話しました。

 日本共産党の小池晃副委員長・参院議員、徳留道信都議、新宿区議5人も参加しました。


 今回のムーブメントで危惧すべきことがありました。
 レイシストしばき隊と 「ヘイトスピーチに反対する会」の対立です。彼らは思想が違いますが、差別を何とかしたいという思いでは一致しています。要するに中核派と民族右翼の対立なのでしょう。しかし、今はそんな問題ではありません。
 このヘイトスピーチはもはや日韓外交問題になっているほか、世界中にも問題になっています。しかも女性レイシストへのセクハラ発言が見られるなど問題は深刻となっております。私はブログ運営者の一人としまして、いかなるハラスメントに反対します。
 性的差別や障がい者差別、民族差別など出生に基づく差別やセクハラ、パワハラ、モラハラなどを絶対に受け入れるわけにはいきません。そうしたものに断固としてNoを突き付けることを私は宣言します。
 最後にユニリーバ・ジャパンがいいCMを流していましたので引用いたします。これは女性という部分をマイノリティに置き換えてもいいのです。