2013年9月28日土曜日

モラルのない傲慢乗車

 最近の鉄道会社にはモラルが欠けている。
 こんな呆れた判決を見てほしい。


【私説・論説室から】
家族が720万円負担とは!

2013年9月2日 東京新聞


 なぜ家族にすべての責任を負わせるのか。八月に名古屋地裁で出た賠償命令は、認知症の人の介護にかかわる家族や事業者に、大きな衝撃を与えたに違いない。

 判決はこうだ。二〇〇七年十二月、愛知県内に住む認知症の男性(91)が線路内に立ち入り、電車にひかれて亡くなった。JR東海は遺族に「監督責任を怠った」として列車遅延に対する七百二十万円の損害賠償を要求。同地裁は認め、妻と長男に全額支払いを命じた。

 男性は八年前から認知症状が出始めて、事故当時は「要介護度4」。徘徊(はいかい)もあるため、介護は週六日のデイサービスと、八十五歳の妻と県外から引っ越した長男夫婦が協力していた。事故は妻がまどろんでいた間に男性が外出して起きた。

 判決は医師の診断書などから事故を予見できたとし、「安全対策や注意義務を怠った」と断じた。線路への侵入防止策を十分にとっていなかったJR側の責任は問わなかった。

 遺族は怒りでいっぱいだろう。認知症の男性を部屋に閉じ込めておけばよかったのか? 自宅でも、施設でも、ヘルパーに頼んでも、一瞬の隙もなく見守るなんてできないはずだ。

 認知症の人が人生最期までよりよく生きるために、家族や事業者たちは日々、悩んでいる。老老介護。介護のあり方。みんなで考える時代に逆行しない、もっと温かな視点を込めてほしかった。 (佐藤直子)


 更にJR西日本尼崎脱線事故では言語道断のとんでもない判決もどきが押し付けられた。

福知山線脱線事故、JR歴代3社長に無罪判決/安全問題研究会

2005年、乗客・運転士あわせて107名が死亡したJR福知山線脱線事故について、神戸地検が不起訴とした後、神戸第1検察審査会による2度の「起訴相当」判決を受けて強制起訴されていたJR西日本の井手正敬、南谷昌二郎、垣内剛の3被告(いずれもJR西日本の「元社長」)に対する裁判で、9月27日神戸地裁(第101号法廷、宮崎英一裁判長)は「事故を予見できなかった」として、3人全員を無罪とする判決を言い渡した(当研究会速報のとおり)。遺族は「全く納得できない」「故人に報告できない」と判決を強く批判しており、控訴する見込み。JR史上最悪の列車事故の刑事責任を問うJR歴代3社長の裁判は、今後、大阪高裁に移ることになる。

当研究会は、昨夜から休暇を取って神戸入りしており、傍聴券抽選に並んだが、45人の傍聴席に対し690人が並んだ。倍率15倍を超える狭き門であり、当研究会は残念ながら傍聴席の確保はできなかった。

判決言い渡しは午前10時から行われ、10時3分頃、詰めかけていたメディア各社が「全員無罪」と叫びながら飛び出してきた。判決理由の朗読は1時間半にわたり、午前11時半頃閉廷した。

閉廷後、直ちに神戸地裁正門前で遺族らの会見が行われた。以下、遺族の声をお伝えする。

●奥村恒夫さん

ひとことで言えば不当判決。私たちが予想していた中で最も悪いもの。指定弁護士の主張はすべて退けられ、弁護側の主張のみが丸ごと聞き入れられた。「ATSを設置すべき」と公判で誰も主張しなかったが、裁判の段階で供述調書を覆すこともできる。

(企業犯罪に対して)組織罰を問うことができる法律がないまま個人の責任だけを問うとこうなる。組織罰(を裁ける新たな法律)を制定してもらいたい。それがなければ、これから先も企業犯罪が起きるたびに、同じ苦しみを味わう人がどんどん出てくる。明治40(1907)年制定の古い刑法が、基本的な枠組みは変わらないまま現在まで来ていることそのものがおかしい。裁判長も、判決言い渡しの最後に「今の法ではこのような結果にしかならない」と言った。ねぎらいの言葉もかけてはくれたが、もっと遺族の気持ちに寄り添い、自分の考え方をきちんと打ち出す裁判長であってほしかった。判決はあまりに腹立たしく、このままでは娘に報告できない。

井手被告は、法廷でもニヤニヤ笑い、上を向いていた。ナイフでも手元にあったら投げつけてやりたい気持ちだ。控訴して、長く(闘いを)続けることが大切だと思っている。そうすることによって、世論が高まり、組織罰を裁く新法がなければダメだという気運が盛り上がってくる可能性がある。

●上田弘志さん

山崎被告の判決よりもずっと酷い。JR側の主張をすべて鵜呑みにし、指定弁護士の主張はすべて退けられた。判決を全く理解できない。どう気持ちを整理すべきかわからず、頭の中がぐちゃぐちゃだ。

●大森重美さん

これでも誰も責任を取らない。法の限界は明らかだ。(組織罰を設ける方向に)根本的に考え方を変える時期に来ている。

●藤崎光子さん

これほどの不当判決はない。JRの主張を鵜呑みにしているだけ。これではJR西日本は何も変わらない。事故当時、常に列車が遅れる状態で、当日も遅れていたにもかかわらず判決はそれには何も触れなかった。判決は容認できず、直ちに控訴する方向で指定弁護士と協議する。

私が井手「元社長」を(テレビでなく)生で見たのは、事故から8年も経っているのに今日が初めて。「衷心からお詫びしたい」とのペーパーで謝罪こそしているが、裁判所の心証をよくするためだけの謝罪にしか見えず、遺族は誰も信じていない。井手被告は国鉄分割民営化最大の功労者と言われているが、もう少し遺族の気持ちを考えてもらいたかった。



遺族の声を聞いて思うことは、経営者、関係者を含むそれぞれに少しずつ責任が分散し、それゆえに誰も責任を問うことができない、個人には職務権限や組織上の責任がなく、法人は責任主体になれない現行法では、もはや企業犯罪には全く対処できないことが明らかにされたことである。会見に応じた遺族全員が、組織を処罰することができる新たな立法措置の必要性に言及したことがそのことを象徴している。

少し前に話になるが、山崎元社長の判決を前にした2012年1月に、毎日新聞が遺族を対象に行ったアンケート調査によれば、「法人も刑事罰の対象にすべきだ」と答えた人の割合は裁判に参加・傍聴した被害者の8割以上にのぼっている。英国では、経済界の強い抵抗を退け、2007年、労働党政権が「法人故殺法」を制定した。人を死亡させた法人に対し、裁判所が「無制限の罰金」を科することができるものである。日本でもこのような新法の制定が強く求められているといえよう。

赤レンガ造りの神戸地裁は、職員によれば明治時代に建てられた歴史ある建物だという。歴史ある建物を保存することはすばらしいことだが、明治時代の古い建物の中で、明治時代に作られた古い法律を基に出された古色蒼然とした判決。少しは時代の流れに合わせて進歩することも覚えないと、司法はいよいよ国民意識から乖離し、社会から取り残されるだろう。

(報告・黒鉄好/安全問題研究会)
*なお被告3つとも「」つきにしています。いずれも経営者として最低であることを考慮し、厳罰に処すべきと考えます。
井手正敬 芦屋市在住 芦屋市のみなさん、この恥知らずの家を通りがかったらののしってください。
南谷昌二郎 神戸・東灘区在住 神戸市の恥知らずです。
垣内剛 住居地も公開できないチキン野郎です。



 遺族はみんな激怒している。

 これで鉄道会社はこんな利用者にマナー向上を訴えられるのだろうか。

 私の過去書いたコラムをここに公開する。

2011年12月14日
電車の中のモラルハザード
 私は昔東京まで電車で通勤していたので、混雑電車のひどさを知っている。
 その中で平然としていたことに七人掛け座席を六人で堂々と座る傲慢乗車がまかり通っていたことをあげたい。そのことについては以前から批判を加えてきた。しかも、携帯電話での通話を禁じているのにもかかわらず堂々としているケースもあった。
 今月初旬、私が所用である病院に向かっていたときだった。その日は雨が振っていた。電車はどんどん込んでいき終点になってラッシュになっていった。そして電車が止まりドアが開いて私は改札口に向かっていた。その時に中年の男性と若者が取っ組み合いのけんかになっていた。どうやら、どちらかがぶつかってきたらしい。その片方が駅の事務所で事情を聞かれることになったが、私は両方とも悪いと思う。
 なぜなら、売った喧嘩も悪いが買った喧嘩も悪いのだからだ。私は駅員に連絡して仲介を頼んだが、処分までは求めない。それが人としてのモラルだからだ。また、ちょっとぶつかったからとてもキレるのもみっともない。それならば公約違反ばかりするトップにキレたらどうか。


 それで、こんなことでいいのだろうか。

2012年08月19日
地方経済の崩壊を意味するイオンモールの旭川駅ビル開発
 JR北海道とイオンモールは旭川ターミナルビルを共同で建替えすることになった。
 2012年08月17日の報道によると、JR旭川駅周辺整備開発計画「北彩都あさひかわ」の進捗にあわせ、既存の旭川ターミナルビルを9月までに営業を終え、新たに1~5階にSC商業施設「イオンモール」と6~11階はJR北海道のグループ会社のホテル「JRイン」200室規模が入る11階建ての駅直結複合ビル(延べ床面積約7万6000平方メートル)を開発するもので、2014年度開業とのことだ。イオンモールにとって全国初の「駅直結型」大型店で、施設は地上11階建てで、総事業費は未定だが、早ければ来春に着工し、2014年度の開業を目指す。
 ターミナル駅前に魅力的な商業施設を再整備することで、旭川駅と買物公園通り間に賑わいを創出し、中心市街地を活性化する。

http://ryutsuu.biz/store/e081724.html を参照。

 だが、この計画は間違いなく地方都市の崩壊を意味する。
 理由は駅前にある百貨店や店舗の閉鎖が予想されるからだ。イオンモールは別名「百貨店キラー」と言われ、百貨店レベルのブランドを取り揃える一方で価格競争力でも優れたものを持つ。そうなれば、旧丸井今井旭川店跡地のフィール旭川、マルカツ、西武百貨店は厳しいと言わざるを得ない。
 では、どうすればいいのか。私は地元商店街の共同参画をこの開発計画に義務付けさせることを提唱する。そうすることでイオンにとっても地域密着になれるのだ。今のイオンの言う地域密着はイオンの形に合わせた地域密着であり、それは地域と大きな軋轢を招くケースもある。
 そんなことでは誰も納得しない。今のイオンは地域を甘く見ていると言わざるを得ない。週刊ダイヤモンドより以下の記事を引用したい。

【第498回】 2011年10月6日 週刊ダイヤモンド編集部
イオンとヨーカ堂の両雄激突
岡山と倉敷の流通地図はどう変わるか
http://diamond.jp/articles/print/14306

 全国18番目の政令指定都市・岡山と、年間約320万人が訪れる観光都市・倉敷。隣り合うこの両市でスーパー業界の両雄、イオンとイトーヨーカ堂の大型ショッピングセンター(SC)が直接対決を繰り広げようとしている。
 岡山市約70万人、倉敷市約48万人、これに周辺の総社市などを加えれば岡山・倉敷都市圏で150万人の人口を抱えるが、近代的な大型SCといえば、現状では1999年9月に倉敷市内のクラレ工場跡地に開業した「イオンモール倉敷」しかない。
 このため、総合スーパーを核店舗にさまざまな専門店や飲食店、映画館など約150のテナントを集積したイオンモール倉敷は、「土日になると4500台分の駐車場はいつも満杯で、ひとり勝ちの状況」(地元小売業関係者)となっている。推定年商390億円に達する、まさにドル箱店舗だ。
 そのイオンの牙城に、イトーヨーカ堂が三井不動産と手を携えて乗り込む。場所は倉敷駅北口駅前の倉敷チボリ公園跡地。イオンモール倉敷とは直線距離で2キロメートルと離れていない。
 全体で約10万平方メートルを超える広大な敷地に、ヨーカ堂は直営食品スーパーを核にベビー用品専門店や家電量販店、そして食品・飲食系のテナントを多く集めた「アリオ倉敷」を、三井不動産は内外のファッションブランドが在庫放出品を格安で販売する「三井アウトレットパーク倉敷」をそれぞれオープンさせる。
 開業日はアリオが11月25日、三井アウトレットパークが12月1日。混雑を予想して敢えて開業日をずらした。
 岡山県内の事情に詳しいアパレル系専門店幹部は、「岡山の人間はアウトレット好きが多く、兵庫県のアウトレットモールにまで足を伸ばしていた。地元にできればかなりの客が集まるのではないか」と予想する。
 中国地方で初の本格的なアウトレットモールだけに、三井不動産が想定する商圏はクルマで90分圏内の約335万人、年間来場者は500万人以上を見込む。
 ヨーカ堂側はアウトレット目当てで来場した客を飲食系テナントで取り込むと共に、足元商圏の日常生活ニーズを吸い上げていく。
 三井・ヨーカ堂の共同戦線に対抗するため、イオンモール倉敷は1万1000平方メートルの増床棟を新設、既存の商業棟も改装してテナント数を約1.5倍に増やして、10月28日に全館改装オープンする。
 果たして両者の戦いのゆくえはどうなるのか。前出の専門店幹部は「すでに地元にしっかり浸透しているイオンモールの優位は揺らがないのではないか」と見ている。
 ただ、岡山市方面からイオンモール倉敷に向かう国道は週末ともなると慢性的な渋滞で、その途中に三井・ヨーカ堂連合のSCが誕生する。やはり一定の客を奪われるのは避けられそうにない。
 年末商戦で両陣営がどれほどの集客力を見せるかが見物だ。

イオンモールが岡山駅前の一等地を取得
ヨーカドーと天満屋に深刻な打撃か
 倉敷駅と岡山駅は電車に乗ればわずか18分の距離。その岡山駅近くでイオンモールは先ごろ、4万6000平方メートルの土地を取得する契約を結んだ。糖質「トレハロース」や抗がん剤「インターフェロン」の生産で知られる地元大手企業、林原グループの所有地だが、会社更生手続き中の同社が資産整理のため売却を決めたものだ。
 イオンモールは2012年1月以降に土地の引き渡しを受け、早ければ13年中にも大型SCを開業する計画。
 倉敷とは攻守ところを変えて迎え撃つのはヨーカ堂。「イトーヨーカドー岡山店」がアミューズメント施設などを備えたSC「ジョイフルタウン岡山」の核店舗として出店しているのだ。
 ジョイフルタウンは岡山駅から南に約800メートルの場所にあるが、駅からの中間地点にイオンモールが取得する林原の土地がある。「イオンが新たなSCを作ったら、ヨーカ堂は大きな打撃を受けるだろう」というのが地元小売業関係者の見方だ。
 ヨーカドー岡山店はオーソドックスな総合スーパーで、「岡山市民にとっては別にめずらしくもない」。これまで週末になれば岡山市内からイオンモール倉敷までわざわざ出かけていたが、「岡山駅前にイオンモールができれば、地元では大歓迎されるだろう」というのだ。
 ただ、4万6000平方メートルという敷地面積はイオンモール倉敷の3分の1の規模で、大型SCを作るには十分ではない。さらにイオンモール側にとって悩ましいのは、岡山市がこの土地にコンベンションセンターを併設する意向を示していることだ。
 高谷茂男市長は、「(林原の土地は)岡山の玄関口ともいえる位置にあり」、売却先が決まり次第、「土地の一部にコンベンション施設を市が整備することを働きかけたい」と記者会見で言明している。
 市は第三セクター方式で岡山駅西口にもコンベンション施設を運営しているが、「閑古鳥が鳴いている状況」(地元関係者)。駅を挟んだ至近距離に新たなコンベンション施設を市費で作ることには地元でも疑問の声が多いが、SC開発においてさまざまな許認可権を持つ市の意向をイオンモールは無視することもできない。
 もともと広くない敷地であるうえに、コンベンション施設を抱え込まされたのでは、イオンモールとしては満足なSC開発ができず、頭の痛いところだろう。
 じつは、ヨーカ堂以上にイオンモールのSC開発に神経を尖らせている企業がある。地元百貨店の天満屋だ。天満屋岡山店がある表町は岡山駅から1キロメートル余り離れた繁華街だが、最近では商業地としての地盤沈下が著しい。
 天満屋と接する表町商店街にあった映画館はすべて閉鎖され、商店も歯抜けが目立つ。若者を中心として買い物客は、高島屋やファッションビル「ビブレ」などがある駅前に流れている。
 イオンモールのSC新設で駅前の商業集積度がさらに高まれば、地方百貨店の中では優良企業といわれる天満屋も存亡に関わるほどの深刻な打撃を受けかねない。
“地方百貨店キラー”として成長してきたイオンモール。同社の岡山駅前進出は、イオンvs.ヨーカ堂という構図と同時に、イオン対地方百貨店の雄という二重の意味で、その動向が注目される。
(「週刊ダイヤモンド」委嘱記者 田原 寛)

 おそらく旭川の西武百貨店はアリオ旭川にして、大半を専門店と食品ストア、ブランド店の集積体にするのではないか。
 だが、マルカツとフィール旭川にはそんなことは無理だ。だからこそ、私は言う。地元の意向をきちんと踏まえた開発が必要なのだと。失敗して空きビルになったケースだってあるのだ。例えば空きビルにならずに済んだケースとして石巻にあったさくら野百貨店を取り上げたい。もともとはマイカルグループだったが、民事再生法申請で独立を果たし高島屋の指導下で経営再建を果たしたのだが、仙台本店と青森店、弘前店、八戸店、北上店だけにさくら野は経営資源を集中させた。石巻店は閉店にしたが、石巻市に寄付して市役所にした。
 だが、なかなか後継テナントが見つからなかったケースもある。福島店である。ようやくダイユーエイトがテナントとなったがそれでどれだけの時間が無駄になったのか。もう少し考えて欲しい。地域の人口が減少しているのに無理に新店舗を立ち上げればそれだけ歪みはそのままの過剰供給になる。
 それでいいのだろうか、私には理解しがたい。




 井出らはこんなひどい言い逃れに終始している。

 これも何もかも自民党の悪政の結果そのままが通っていいと思い込んでいるのだろう。

 こんな体たらくでは、堀江貴文にもJR西日本の社長が務まると自白しているに等しい。


JR福知山線脱線:JR西・歴代3「社長」に無罪 3被告の談話

毎日新聞 2013年09月27日 大阪夕刊

 3被告の談話(要旨)は次の通り。
 ◇井手正敬元会長という名前の詐欺師1号

 この事故でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、おわび申し上げます。
 ◇南谷昌二郎元会長という名前の詐欺師2号

 事故を引き起こしたことにつきまして、事故当時の経営責任者の一人として誠に申し訳なく思っております。
 ◇垣内剛元社長という名前の詐欺師3号

 事故で多数のお客様のお命を奪い、またおけがをさせてしまいましたことにつきまして、当時の社長としておわび申し上げます。

 私が井出らにいえる事は唯一つ。

 「ハシゲらを道連れにビルマで死ぬまで贖罪の日々を過ごしなさい!当然、全私産は遺族や被害者に無償で渡しなさい!!」

 むろん、混雑時の酷い傲慢乗車は許せない。

 JRの場合特にひどく、混雑時の遅延がひどい。それなのにもかかわらず、発車ベルをちゃんと流す酷さ。

 普通だったら10秒でも長すぎるというのが乗客の感覚だ。

 だがこれで怒っていたらまだ甘い。ラッシュ時になるともっとひどい。ちゃんと並んでいる乗客の背中を突き飛ばす老婆がいるから驚く。

 私はそのひどさに怒りで駅員に怒鳴り込んだほどである。

 そもそも、経営者はリスクプレミアムを含めて高給取りが許される。

 この4つ(山崎正夫自称元社長という詐欺師4号も含めて)にはそうした覚悟もないくせして、でかい給料をもらう傲慢ぶりを発揮している。

 私はこういう連中が高給取りというのには驚くし呆れる。

 では、JR西日本の非正規労働者はどれぐらいいるのか。契約社員ではあるが1600人いるというのだ。

 おかしいではないか。無条件で正規雇用すべきなのは明らかだ。

 こういう実態だから、サービスがおかしくなり、目先の効率化に走るのだ。

 こうして今日も、ゆがんだ電車は日本中を駆け巡る。

 一刻も早くあるべきサービスの基本に戻って欲しい。

 新幹線やセレブ向けの車両や特急を圧倒的多数の顧客は求めていない。

 足元の基本を守った鉄道に戻って欲しいのである。