2013年9月5日木曜日

金権野球が日本のスポーツを破滅に追い込む

 さて、レイシスト諸君。
 君達は私についていろいろなデマを流しているようだが私は忙しいので君達を相手にする暇はない。24時間自由な身分の君達に色々と言われても私は相手にしないのでその点あしからず。


 某金権野球部批判を私はしている。
 その過去の記事をここに掲載する。

2012年07月22日
WBC改革試案・このままでは野球は衰退する

「WBC不参加、納得できる」 ファンは選手会支持多く
J-CASTニュース 7月21日(土)18時52分配信
 プロ野球の労組にあたる日本プロ野球選手会がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への不参加の方針を決議したことが、論議を呼んでいる。スポーツ紙は否定的な論調が多いが、ファンの見方は必ずしもそうではないのだ。
 選手会は2012年7月20日、大阪市内で臨時大会を開き、13年3月に開かれる3回目のWBCへの不参加の方針を決議した。米大リーグ機構などで大会主催者に対して、不均衡な収益配分の改善を求めてきたが、これが改善されなかったためだ。06年と09年の行われた過去の大会ではいずれも日本が優勝しており、3連覇がかかっていただけに、波紋を呼んでいる。

■サンケイスポーツなどは「大会に参加」を主張
 濃淡の差はあるものの、スポーツ紙の論調は、この決議に否定的なものが多い。
 12年7月21日の在京スポーツ紙6紙は、いずれもこの話題が1面トップ。1面または2面に、「記者の目」と題した論説記事が載っている。6紙のうち3紙が、決議への違和感を比較的ストレートに表明している。例えばサンケイスポーツは、条件改善に向けての交渉が進んでいることを理由に、「選手会も今回の決議を、不参加の最終決定にすべきでない。大会に参加しつつ、強豪国として将来への発言力を確保する道をとるべきだ」と主張。
 スポーツニッポンは、 「国民には金銭で計れぬ価値があるはず」との見出しを掲げ、「野球人気の低下が叫ばれてきた中、2度の世界一はシーズンの観客動員や視聴率に少なからず波及効果を残した。しかし、その舞台を放棄してしまったらファンの失望は容易に想像できる」と、プロ野球人気の低下に歯止めかかからなくなることを懸念している。
 スポーツ報知は、「本当に不公平か NPBは説得を」
 「MLB関係者は、『選手1人当たりに換算すれば、配分を25選手で分ける日本の方が多くなる』と主張している。もちろん、簡単な割り算の問題でもないが、単純に日本ばかりが損をしているとも言えない。『選手会はこの構図をよく理解していない可能性がある』と話す大会関係者もいる」
 と、すでにWBCへの参加を表明している日本野球機構(NPB)に対して、問題の構造を丁寧に説明した上で選手会の説得にあたるように求めた。

■東京中日などは選手会に理解示す
 他3紙は、より選手会側の立場に理解を示す形の論説となった。東京中日スポーツは、「加藤コミッショナーの行動力のなさが今回の事態を招いた」として、「不参加が現実味を帯びてきた元凶はこの問題を前回大会以降、ずっと『放置』してきたことにある」と指摘。デイリースポーツも同様に、権利関係をめぐる問題が放置されたことを批判しながら、「プロ野球だけの問題ではないからこそ、大会に出場して戦う道はなかったのか」と嘆いた。
 日刊スポーツは、「米国側との交渉を考える前に、まずは『国内問題』を解決した方がいい」と説く。「今回の不参加決議は、選手会の主張が置き去りにされたまま、日本の出場を前提とした準備が着々と進められている。その不信感が積もり積もった結果ともいえる」と、NPBと選手会とが密にコミュニケーションをとって一枚岩になるように求めた。

■ヤフーアンケでは3分の2が「決議に納得」
 一般の野球ファンは、比較的選手会側を支持しているようだ。たとえば、ヤフーが「あなたは選手会の方針についてどう思いますか?」との設問でアンケートを行ったところ、、現時点で投じられた約17万票のうち、約66%が「納得できる」と回答。「納得できない」との声は28%にとどまっている。
 この問題をめぐっては、すでに参加を表明している日本野球機構(NPB)が、早急に選手会側と話し合いの場を持ちたい考えだ。

 昨日私はこの話題で選手会の決断を支持する表明を行なった。
 だがWBC主催者のWBCIが「WBCにチームを送ることを決めている日本野球機構(NPB)と(日本が参加することで)合意している。2013年WBCへの日本選手の参加はNPBと日本プロ野球選手会の間の問題で、しかるべき相手と連絡を取り合いながら、NPB、日本プロ野球選手会とともに事に当たる。第1、2回大会優勝者の日本が、ファンが誇りにするチャンピオンにふさわしいチームをまた送ってくれることを期待している」なる声明もどきを発表した。
 選手会はWBCIの傲慢な姿勢に毅然とした姿勢をとった。7月21日に所属チームの阪神タイガースのホームグラウンド・甲子園球場での練習に参加した労組日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(35)は「(前日20日に第3回のWBCの不参加を決議した)選手会が決めたことは変わらない。自分も選手会のみんなも覚悟を持って決めたことだからWBCIが何と言おうと、選手会で決めたこと。(NPB側が話し合いを求めていることには)NPBもコミッショナーも、選手会と一緒になって戦って欲しい」ときっぱり言い切った。
 さらには野球評論家で元プロ野球選手会長の古田敦也氏(46)は「僕個人の意見ですが選手会の考えに賛成です。よく(不参加を)決断したと思います。自国のスポンサーが自国にお金を落とし、球界発展に生かされるのが当たり前のスタイル。サッカーのW杯でも五輪でもそうでしょ?(WBCは)世界的に見てもナンセンスなシステム。自国の利益を損なっているわけですから。コミッショナーは選手会を説得するとお話ししてますが、やらなくちゃいけないのはMLBとの交渉」と指摘した。
 加藤良三コミッショナーは「06年、09年とやってきて、日本のあがり(利益配分)が13%。これは少ないと認識している。だがWBCの持っている意味や2回連続チャンピオンである意味は金目では換算できない。日本の野球ファンの夢であり、大きな期待がかかっているWBCに出ないという影響を考えてもらいたい」と放言ばかりだが、加藤のこの傲慢な態度こそが日本の野球を衰退させるだけだ。選手会が主張するスポンサー料帰属について、加藤は「これまで交渉を重ねて、WBC期間以外は日本の好きなようにできるという確約も受けた。前進がないという認識はない」としているが選手会にどう説明したのかが問われている。
 そもそも加藤は何をやってきたのか。何もやっていない、金権野球部のいいなりではないか。それでは仕事を全くしていない、それを人は給料泥棒と言うのだ。地域密着の横浜ベイスターズを散々いびった金権野球部を厳しく指導しなかった罪は重い。古田氏をコミッショナーに据えるべきであるのは明らかだ(それが嫌なら野茂秀雄氏)。
 さらには野球解説者の張本勲氏(72)は22日、で「今まで選手会のことは嫌いだったが、『あっぱれ!』だ。よく決断したと思う。分配が13%というのは低すぎて理不尽すぎますよ。私は(WBCを)やめてもいいと思ってんだ。日本のファンも日本の選手会を応援してほしい」と話した。もはやNBCやWBCIは追い詰められている。さらにこれは日本だけの問題ではない、利益の分配比率がアメリカ66%、日本13%に対して、韓国は9%というのだ。こんな事でいいのだろうか。これではアメリカ栄えて他国滅びるではないか。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)にしても、事実上の日米無関税協定であり、それで他のアジア諸国が滅びるほか日本の農業や中小企業が潰される。アメリカの暴走に歯止めをかける必要はますます高まっている。そんな事よりは正規雇用による最低賃金の値上げと徹底的な内部留保規制が必要である。
 私は国際野球連盟がWBCを運営するスタイルに変更すべきだと考えている。
 WBCIは即刻解散させ、国際野球連盟が運営する。そして開催地をアメリカだけではなく、台湾や日本、韓国、イタリアなどサッカーのワールドカップのようにしていくべきだろう。利益配分に関してはアメリカ偏重の仕組みを全面的に改めるべきだ。プロ野球に関してはJリーグのような100年構想を練って、地域密着型のスポーツにしていくべきだろう。
 サッカーのクラブチーム世界一を決めるクラブワールドカップですらも、日本が開催地を独占する時代は終わった。WBCも同じ発想に立つべきだろう。


2012年09月05日
WBCよりもプロ野球活性化を優先せよ
プロ野球選手会、WBC参加発表 監督人事など焦点に
2012年9月4日 17:40 カテゴリー:プロ野球 西日本新聞社

 日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)は4日、選手会役員で協議した後に記者会見し、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への不参加決議を撤回して出場することを決めたと発表した。日本が3連覇を目指す大会は来年3月。今後は12球団の選手を主体とした代表チーム編成や監督人事が焦点になる。
 日本代表のスポンサー権などが日本側に帰属することを求めた選手会は、7月20日の臨時大会で不参加を決定した。すでにWBCへの参加を決めていた日本野球機構(NPB)は8月、WBC開催期間中でも日本代表独自のスポンサー権などが日本側にあることを大会主催者に確認した。
 新井会長は記者団との記者会見に臨んだ。
 -決断について。
 選手会が主張していたことが、おおむね実現した。日本でライセンスを持つ仕組みを(主催者側が)認めてくれ、NPBがそれをビジネスとして構築していくと約束してくれた。この2点が不参加の決議を撤回した理由となった。
 -このタイミングで参加を決断した理由は。
 「試合の日程が発表されるということだったので」

 -ロンドン五輪の盛り上がりが参加決断の背景にあったのか。
 「直接の要因になったかというとそれは違う」

 -7月20日の不参加決議の意義は。
 「全会一致で未来のことを考えて決議してくれた選手を誇りに思うし、これからのことを考えると、やってきたことは間違ってなかったと思う」
 -交渉の中でNPB側と共感できたことは。
 「(日本ハム球団代表の)島田さんとは何度も折衝したし、この問題に関して頑張っていただいたなと思う」
 -結論に至っての思いは。
 「選手会が当初から主張してきたことは実現した。ここからがスタート」
 -参加へと流れが変わったのはいつ頃か。
 最近になってからのことだと思う。
 -これまでの経緯をどう思うか。
 (7月に)全会一致で決議した選手を誇りに思う。今後の野球界を考えれば、間違いではなかった。WBC不参加の決議をしてファンには心配をおかけした。でも、当初想像していた以上の方が理解してくれて、支持してくれるファンが半数以上いたことに感動した。
 -加藤コミッショナーの「参加すべきだ」発言を問題視しているが。
 「加藤コミッショナーがイニシアチブを取ってMLBと戦わないといけないのに、役目を果たしていない。その中で野球界のことを考えず『出るべきだ』と言ったのは筋違い。理解できない」
 -今後もWBC運営について要求するのか。
 「本来は選手会がやることではなく、NPBが先頭に立ってしっかりと交渉すべきこと」
 -第3回WBCについて。
 いい大会になるようにしたい。

 私はそれでもWBCに反対する。
 そんなことよりやるべきことはたくさん日本の野球にある。私は今までくちずっぱく提案を重ねてきた。
 今回で最後にさせてもらうが、もう実現できないと私は見ている。

 1.リーグ数を現在の2つから4つに拡大。東西南北に区分けする。
 2.それに合わせて24チームに参加数を増やし、チーム名から企業名を排除し地域密着型運営に徹する。
 3.金権野球部に関しては6分割した上でジャイアンツの名称に関しては福島県に新たに創設する新球団福島ジャイアンツにそのまま譲渡する。福島県民球団としてかつて原発推進をやってきた罪を償うこと。また、仙台に堀江貴文氏をオーナーとする仙台フェニックスを立ち上げ、楽天に関しては神戸ブルーウェーブとしてヴィッセル神戸と経営統合して神戸市に戻すこと。
 残る4球団に関しては萩本欽一氏がオーナーを事実上務める茨城ゴールデンゴールズ、新潟アルビレックス、沖縄県民球団、長崎セインツにする。
 4.オリックス・バッファローズに関しては大阪財界に株式を無償譲渡し、大阪バファローズに球団名を変更する。同様に横浜DeNAベイスターズに関しても横浜財界に株式を無償譲渡し、球団名を直ちに横浜ベイスターズに戻すこと。
 5.東京ヤクルトスワローズは直ちに東京スワローズに球団名を変更し、球場を東京ドームにも広げること。
 6.今後、独立リーグで基準を満たした場合は上部リーグを立ち上げ、イースタン・ウェスタンリーグに分けて下部リーグとの入れ替え戦を行う。
 7.サラリーキャップ制を導入する。

 これは最低限の提案だ。
 だが、旧時代のおバカさんはこんな寝言戯言をほざくのであろう。以前戦争賛美のプロパガンダ映画『プライド』を作った自称俳優の津川雅彦が悪名高い極右の読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」で脱原発を訴えるゲストの俳優、山本太郎氏に「役者が政治的発言をするというのは、やっちゃあいかんことだよ。特に若いうちはね。役を演じる上でニュートラルであるべき。いろんな役をやるので色がついてない方がいい。ぼくの歳になると、体制に対する反抗は色がつくものじゃないし、自分で処理ができる(けれど)。(反原発発言がきっかけで、自ら所属事務所をやめるなど役者生命の危機にあることに)同情申し上げる。(でも)自業自得だね」と暴言したが加藤自称コミッショナーはこのレベルとどう違うのか?
 加藤と津川こそ恥知らずというべき代物だ。ハシゲに対してもっと厳しい発言をすべきをしないのだから太鼓持ち以外の何者もない。植草一秀氏どころか、井上静氏に悠々論破されるのがオチである。逆に佐高信氏や山本氏への信頼は強くなった事実をなんと思うのか?
 もう、時代遅れの発想から卒業しようではないか。

2012年10月31日
嘆くのではなくなぜそうなのかを考えよ

【スポーツ】
日ハム、大谷1位指名へ 25日にドラフト会議
2012年10月24日 23時48分
 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)は25日、東京都内で開催される。米大リーグ挑戦を表明した岩手・花巻東高の大谷翔平投手を日本ハムが1位指名する方針を示しており、注目される。複数球団が大谷を1位候補に挙げていたが、日本ハム以外は指名を回避するとみられる。
 甲子園大会春夏連覇を達成した大阪桐蔭高の藤浪晋太郎投手には既にヤクルト、阪神、オリックスが1位指名する方針を決定。東都大学リーグで歴代最多の通算420奪三振を記録した亜大の東浜巨投手には西武、ソフトバンクなどが1位で競合しそうだ。
 金権野球部は昨年、交渉権を逃した東海大の菅野智之投手の1位指名を確認。
(共同・中日新聞社)

【プロ野球】
日ハム、花巻東の大谷を強行指名 ドラフト会議、藤浪は阪神
2012年10月25日 18時59分
 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)は25日、東京都内のホテルで開かれ、米大リーグ挑戦を表明している岩手・花巻東高の剛速球右腕、大谷翔平投手を日本ハムが1位で強行指名した。甲子園大会春夏連覇を達成した大阪桐蔭高の藤浪晋太郎投手は4球団が競合の末、甲子園球場を本拠地とする阪神が交渉権を獲得した。
 昨年日本ハムへの入団を拒否して“浪人”した東海大の菅野智之投手は、相思相愛の金権野球部から1位指名を受けて2年越しの夢をかなえた。東都大学リーグで歴代最多の通算420奪三振を記録した東浜巨投手(亜細亜大)は3球団で抽選を行い、ソフトバンクが交渉権を手にした。
(中日新聞社)

【スポーツ】
花巻東の大谷投手が大リーグ挑戦 
2012年10月21日 20時15分
 最速160キロを誇る高校球界屈指の右腕で、25日に開催されるプロ野球ドラフト会議で1位指名が確実視された岩手・花巻東高の大谷翔平投手(18)は21日、花巻市内の同校で記者会見を行い「迷ったが、最終的に米国でプレーすることを決めた」と米大リーグへの挑戦を表明した。
 大谷投手は昨夏の全国選手権大会、ことしの選抜大会と甲子園に2度出場した。7月の全国選手権大会岩手大会で球速160キロをマーク。18歳以下世界選手権の日本代表にも選出された。米球界への挑戦を決断した理由について「入学当初から(大リーグで)やりたい気持ちがあった。自分の夢だと思う」と説明した。
(共同・中日新聞社)

 今回のニュースから見えるように、25日にドラフト会議があった。
 去年北海道日本ハムファイターズは勇気ある決断をした。菅野智之投手を金権野球部との競合の末勝ち取ったが周囲の暗躍でダメにされてしまった。しかし、今回の決断には大いに疑問を感じる。栗山英樹監督は「大谷君と聞いたときは正直、驚いた。2年連続で1位指名選手に入団してもらえない可能性もあるわけですから…。高校生で夢を語るのは大変。本音を言うと、申し訳ない思いが強い。夢を持って前に進もうとしている大谷君に、迷惑をかける可能性はあるが一番いい選手を指名するのが日本ハムのチームの形。日本ハムの選手と一緒にやるのは将来、大谷君にも絶対プラスになると信じているから、ぜひ来てほしい。私もそうだった」と強調したほか山田正雄ゼネラルマネジャーは、交渉権を得た場合の説得について「(勝算は)今のところ分からないし、自信もない」としつつ、「(ダルビッシュを育成した実績など)そういうアピールをしていきたい」と話したがはっきり言って無理な決断だ。
 強行指名に大谷投手は「びっくりした部分もあり、動揺もした。栗山監督は情熱があるし、チームカラーもいいイメージがある。評価はうれしいが、メジャー挑戦の気持ちはかわらない」とはっきり拒絶の姿勢を示した。今回は前回の菅野の指名と違って性格が違ってくる。つまり、メジャーという要素が入ってくることで交渉は複雑化するのだ。
 今回の強行指名はどう考えても失敗に終わることは明らかだ。傲慢の菅野は論外だが、大谷投手は様々な情勢を踏まえて今回の決断に至った。おそらく「大谷くんの気持ちを考えると、申し訳ないというか、そういう想いがすごくあります。改めてウチの選手たちと野球をやってくれることによって、必ず大谷くんのプラスになるんだと思って今日も指名させて頂いたんで。交渉権は話を聞いてもらうチャンスをもらえたととらえてるんで、これから誠意を尽くしながら話ができるチャンスをもらえればうれしいです」とかと言う栗山監督が直接説得に行っても本人は首を縦に振ることは考えにくい。話を聞いてもおそらく本人は「お断りします」と言うのがオチだ。
 そして、はっきり言いたい。これは日本のプロ野球全体の問題として聞いて欲しい。
 日本のプロ野球は金権野球部という、時代遅れの勢力に牛耳られている。それに引き換えJリーグが出来た結果日本のサッカーは海外に有力選手を送り出すまで急成長を遂げた。日本のプロ野球でメジャーに行こうとしている選手がやりにくいように呆れた規制ばかりかけているから、大谷投手に見捨てられるのである。
 だから、私は独立リーグからNBPの下部組織を立ち上げ、そこと入れ替え戦を行う形で活性化させるべきだと何度も指摘してきた。そうすることで金権野球部は衰退する。既に北海道は北海道日本ハムファイターズの牙城となった。あとは北海道ファイターズとチーム名を変更すればパーフェクトだ。コミッショナーを野茂英雄氏にするくらいの劇薬を使わない限りダメなのだと私は実感した。
 最後に日刊ゲンダイの記事で締める。
 
 ニッポン球界 度し難い島国根性
日刊ゲンダイ 2012年10月24日(水)10時0分配信
<「5年くらいにすべき」>

「金融機関に就職したいという優秀な高校生や大学生が、日本の銀行に行かずにアメリカの銀行に職を求めた。それを日本の銀行業界が『けしからん、クビになっても当分は雇ってやらん』と言っているようなものです」
 プロ野球か大リーグかで悩んだ末、21日にメジャー挑戦を決断、表明した大谷翔平(18=花巻東)に対しての球団幹部の反応をこう例えるのはスポーツライターの工藤健策氏だ。
 ドラフト1位指名候補の高校生が日本の球団を経ずに大リーグ入りするのは今回が初めて。それだけに球界の反応はヒステリックとさえ思えるほどだ。
「(ドラフトを拒否してメジャーに行く選手は)大学生、社会人は2年間、高校生は3年間、プロ野球と契約できないが、短いし甘い。5年くらいにすべきだ。相当な覚悟がないと行けないようにしないと。それでも行くという選手は結果を出そうと必死になるはず」(楽天・星野監督)
「空洞化していく危険性を感じる。今のルールが機能しているのか、米国を目指す人たちに対して、日本のプロ野球がどう訴えていくかの議論のきっかけにすべきだ」(金権野球部・桃井社長)
 一見、もっともらしい発言だが、お門違いもはなはだしい。必死になろうがどうしようが、星野監督にとやかく言われる筋合いはない。いや、日本球界を経ずにアメリカに渡るのだ。選手に石にかじりついてでもやる、という強い意志、必死さがないはずはない。
 空洞化ウンヌンも同様だ。そもそもプロ野球に入れば活躍し、大金を稼げることが確実視されている若手が、それでもリスクを承知で海を渡るのは、それだけ日本の野球に魅力がなくなっている証拠でもある。

<「空洞化」ではなく「活性化」>
 もともとスポーツ選手が、より高いレベルで自分の力を試したいというのはごく自然な欲求だ。そうした向上心や意欲がさらなる技術や精神のレベルアップにつながる。もちろん、志半ばで夢が破れることもあろうが、その意気やよし、として組織全体でカバーすることこそ、業界の発展につながるというもの。それを復帰に制限を付けるのは、嫌がらせ以外の何ものでもない。同じプロスポーツのJリーグにはこんな規則はない。
「アメリカ帰りの選手は2、3年間、日本の球団と契約ができないこと自体がおかしい。そんな足かせになるようなルールは撤廃すべきです。また、そんなルールのためにメジャー挑戦をやめるような気持ちの選手なら、プロ野球に入ってもたいして活躍できないでしょう。高校生、大学生がいきなりメジャーに挑戦したからといって、すべてが成功するわけではない。それならむしろプロ野球が受け入れ、活躍できる態勢をつくる。ドラフトにかけて獲得する球団を決めればいい。例えば大谷が1、2年でメジャーをクビになるとする。そうしたら大谷だけのドラフトをやってもいい。話題にもなるし大谷も救われる。もっと門戸を広く開放すべきです」(スポーツライター・戸部良也氏)
 スポーツには国境がない。日本人選手が海外で活躍すると、それが日本のスポーツをより活性化することが少なくない。かつてゴルフでも、青木功やジャンボ尾崎が海外でJ・ニクラスやT・ワトソンなどと戦い、ゴルフファン、ゴルフ人口の増加につながった。
 野球も同様だ。各種の「もっとも好きなスポーツ選手のランキング」でイチロー(ヤンキース)が1位に君臨しているのも、大リーグの第一線で長く活躍しているからこそ。イチローや松井秀喜がメジャーリーグで打って走る姿が多くの少年の野球をやるきっかけになったり、野球少年の励みにもなっている。それは日本の野球にも大いにプラスになっているはずだ。
 大谷が高校から直接アメリカに渡って働けば大きな話題になるし、野球に対する興味、関心もいっそう高まる。
「今回の大谷のメジャー挑戦とドラフト制度とはまったく別の問題です。ドラフト制度なら、むしろ東海大の菅野智之と金権野球部の関係の方が問題です。金権野球部以外ならメジャーに行くというのは現行の制度の否定にもつながりかねない。金権野球部はこれまでも希望枠とか自由枠とか、欲しい選手に金権野球部を指名させることをやってきた。菅野を高く評価している球団は1位指名すべきです。そうしないとドラフトはあってないようなものになってしまう」(前出の戸部氏)

<大リーグの各種システム>
 工藤氏(前出)もこう言う。
「日本球界は大谷のように有望な高校生がいきなり大リーグに行くことは想定していなかった。だから慌てているのです。これをいい機会と捉えて、プロ野球を魅力あるものにするにはどうしたらいいのかを真剣に考えるべきです。選手の育成や保護、球団の経営、球界全体のシステムなど、もっと競争原理を導入して改革をし、各チームもプロ野球全体も魅力あるものにする。それが先決でしょう」
 大リーグでは拡大策で球団を増やした。東、西の2地区から東、西、中の3地区に変えた。ア・リーグとナ・リーグの入れ替えもやる。球団の戦力格差解消のために年俸総額抑制など各種のシステムを導入する。あの手この手で選手にも、ファンにも魅力あるものにする努力を絶えず続けている。
 今回の事態を受けてこの日(22日)、加藤コミッショナーはこう言っている。
「個人の意思が尊重されるべきだ。(2、3年間を長くするルール改正に関しては)提起されれば討議されると思うが、基本的には日本の野球の魅力を高めることが大事。将来に向かって魅力を高める英知を12球団が出すべきだ」
 まさにその通り。12球団だけではない。各球団の利害から離れて、加藤コミッショナーは率先して英知を出すべきだ。

日刊ゲンダイ

2012年11月11日
偽物の日本一など相手にしない
 金権野球部の「優勝」で今年の日本シリーズは終わったらしいが、ここに改めて正統たる日本一の球団を表彰する。

 表彰状
 北海道ファイターズ

 あなた方はこの一年にわたり誰よりも誠実に勝利めがけて努力されました。
 その結果、パ・リーグ王者となり、審判団の卑劣な反則攻撃にも屈することなく正々堂々と戦いました。
 よってその勇気をたたえ、真の日本一として心より表彰いたします。

 反金権スポーツ監視団 小野 哲

 絶対に金権野球部を認めてはいけない。
 阪神の場合、新人集めにどうしてもやむを得ない箇所がある(新人や中堅の見本)。だが、金権野球部の場合はその新人ですらも金で引っこ抜く。高橋由伸など、父親の会社の経営不振につけこんで不正融資を行って本人は埼玉西武ライオンズか東京ヤクルトスワローズに行きたかったのを圧力をかけて金権野球部に引きぬいた。
 阿部慎之助も違法な契約金が朝日新聞によって暴かれたのだ。絶対に許されない犯罪者であるということだ。以前広島ファンが「虚塵は永遠に不潔です」とこき下ろしたがその悪癖は相変わらずのようだ。だから私は日本シリーズの実況中継がやられていた際にはほとんど下を向いてボイコットしていたことをお伝えする。そんなものだから、高校生にメジャーに進みたいと痛烈にやられるのだろう。
 私は絶対に読売新聞を許さない。

この記事へのコメント
僕は土地柄阪神ファンですが、まあ読売と似たようなもんです。
ツインズの西岡を5億とか6億とか・・
いらんちゅーネン!(怒)
Posted by 金魚 at 2012年11月11日 09:19

 ここで、金魚さんからのコメントに回答します。
 金権補強といえば、西岡の阪神移籍もそうですが自称DeNAもひどいもんです。今度はボストン・レッドソックスの松坂大輔投手を獲得しようとしているとか。もっと地道に新人育成や戦力外の選手で補強しなさいよと言いたいですねぇ。
 私はコラムで明かしているように元韓国代表だった尹晶煥(ユン・ジョンファン/元セレッソ大阪)監督率いるサガン鳥栖のサポーターです。サガン鳥栖はJ1最小の予算でなんと7位。J1平均のチーム予算30億円と比較して10億円の予算でここまで成果を出しています。今の阪神タイガースもサガン鳥栖のような凄まじいまでの練習をしたほうがいいのかもしれませんね(鳥栖の場合今年までクラブハウスや専用練習場すらなかったのです)。
 いっそのこと、タイガースの選手全員鳥栖のキャンプに参加してもらい名物の三部練習(早朝6時50分から!!)、鳥栖名物の朝日山(鳥栖市近郊の山/標高133m)の早朝クロスカントリー(これがエースストライカーの豊田洋平選手いわくメンタルのトレーンングで5kmくらいの280段の階段のある山の中腹から、石段を登って山頂の展望台へ行き、坂道を駆け下りて再び石段を登る10周コースでヘタすれば怪我するかもしれないほどきついがその成果はリーグ一の脅威の粘りに生かされ、どこのチームにも走り負けない選手を育てる)でも体験したら自分たちが甘やかされていることを思い知ると思いますよ。
 ちなみにこの環境で成長したのがあのハーフナー・マイク選手なんです。J2鳥栖時代に得点王になり、そこでヴァンフォーレ甲府に移籍してJ1昇格に貢献しています。私はプロ野球よりは地域密着のJリーグのほうに魅力を感じていますね。サガン鳥栖の他にも水戸ホーリーホック、FC町田ゼルビア、ガイナーレ鳥取、松本山雅FC、下部組織で2014年に創設が予定されていると言われているJリーグ3部への参加チームとして予測されるFC琉球、SC相模原、Vファーレン長崎、長野パルセイロなどサッカーチームにもこれだけ魅力のあるものはあります。
 サッカーにできて野球に出来ないわけがない。だから、プロ野球は意識を改革すべきなのです。

 また、こんな絶望的なお間抜けなことをやらかしていますよ。

【プロ野球】
ハムが大谷両親と交渉 分厚い資料渡して説得
2012年11月11日 中日スポーツ
 メジャー挑戦を表明している花巻東高・大谷翔平投手(18)をドラフト1位で強行指名した日本ハムは10日、岩手県花巻市内のホテルで両親と入団交渉。分厚い資料を渡し、アマ球界から直接のメジャー挑戦がいかに厳しいかを約1時間半にわたって訴えた。
 大谷も同席した2日に続く、2度目となった両親との面談。この日は大谷本人は同席しなかったが、父・徹さん(50)と母・加代子さん(48)に対し、山田正雄ゼネラルマネジャー(GM)と大渕隆スカウトディレクター(SD)が、「大谷翔平君 夢への道しるべ 日本スポーツにおける若年期海外進出の考察」と題した資料を渡し、日本ハム入団を勧めた。
 球団側によれば、渡した資料にまとめたことは(1)大谷選手の夢の確認 トップの世界で、長期にわたって活躍したいということの確認、大谷の夢に日本ハムが適合できる(2)日本野球と韓国野球、メジャー挑戦の実態 過去の成功、失敗例など実例を列挙。メジャー挑戦した韓国人選手の結果(3)日本スポーツにおける競技別海外進出傾向 若いうちから海外へ渡るメリットについて卓球、スキーなど他競技と比較(4)世界で戦うための日本人選手の手法 いきなり世界へ飛び込むより、形をつくってから海を渡ることが成功への近道、日本で基礎を築いての世界進出の成功例――の4点など。山田GMは「韓国のドラフト1位級の高校生が5人ほど渡米したが、成功例は少ない。日本で形をつくってからの方がいい」などと説明。特に韓国アマ球界からメジャー挑戦した選手が厳しい状況に置かれていることなどを例に挙げながら、まずは日本でやった方がいいと話したという。
 交渉を終えた徹さんは「びっくりした部分もあった。大変いいお話でした。細かく本人に伝えたい」と語り、進路について「最後は本人の意志を尊重するが、大事な人生の分岐点。時間をかけていかなければならない」と話した。
 次回の交渉は未定で、日本ハムは大谷側からの連絡を待つ形になる。大谷が資料にどんな反応を示すか注目される。 (後藤慎一)
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/npb/news/CK2012111102000152.html
*同業他社の情報を追加して補足しています

 要するに、ネガティブキャンペーンですな。
 こんな程度の低いことをやればやるほど、大谷投手は反発して大リーグ入りの意思を固めるだけです。日本ハムは潔く、大谷投手との契約を断念すべきです。プロジェクターまで大渕が呆れたことをしでかしたようですが、どう考えても日本ハムには今回の行為に正当性がないことは誰の目からしても明らかです。
 プロ野球はJリーグに倣うべきなのです。経営破綻にならないようにすることが条件ですが、チーム数を4チーム程度増やし地域に根ざしたチーム名に変更すること(チーム名から企業の名前は排除することは当然)くらいはすべきです。「高校生からは初めてなのでパイオニアとしてやっていきたい。メジャーで長くやりたい」と言わせるまで今の日本のプロ野球は金権野球がまかり通る始末です。これでいいのでしょうか?理解に苦しむのは私だけではないはずです。
 
2012年12月21日
罪深い金権野球がプロ野球を滅ぼす
加藤コミッショナーの正体見たり
【野球】

2012年11月21日 日刊ゲンダイ掲載
日本一祝賀会で巨人賛辞の噴飯!
 どうかしている。
 20日に都内ホテルで行われた巨人の日本一祝賀会。そこへ、のこのことやってきた加藤良三コミッショナー(71)が渡辺恒雄球団会長(86)、白石興二郎オーナー(66)、原辰徳監督(54)に続いて壇上にまで上がり、こんな挨拶をしたからぶったまげた。
「今年は日米でジャイアンツの年でした。ワールドシリーズではサンフランシスコ・ジャイアンツが4戦全勝。読売ジャイアンツは4勝2敗。もし読売ジャイアンツが4勝0敗なら、私がいるNPBは赤字になる。2試合(多く)やれば、数億円儲かるだろうといわれている。いろんな配慮をいただいたという説がないことはないのであります。御礼申し上げます」
「阿部選手は捕手で首位打者、100打点以上。もし、最高殊勲選手に選ばれなかったら、地球が三角になるんじゃないかと思います」
 巨人サマサマという態度を隠しもせず、21日に発表される今季のMVPにもフライング気味に言及。そして、渡辺会長をこう持ち上げるにいたっては、さすがに報道陣からも失笑が漏れるほどだった。
「読売ジャイアンツには世にもまれなる発信力と影響力を持つ球団会長がおられます。サンフランシスコ・ジャイアンツにはおられません。米国の30球団にもいない。それも読売ジャイアンツの強みではないかと。今回の読売ジャイアンツの見事な完全優勝を日本には嫌がる人もいるけれど、より多くの野球ファンは喜んだのではないか。日本野球全体の活力につながる完全優勝だったと思います」
 コミッショナーが一球団の祝賀会に出席すること自体に違和感を抱くファンも多いだろうが、そこで歯の浮くような賛辞を並べ立てる。これで、公平性が保たれるのか。昨年の開幕延期騒動を例に取るまでもなく、加藤コミッショナーはなにかと「巨人寄り」だというイメージを持たれている。他球団やファンはどう思うか。
 正体、見たり。

 オエッ!
 一言で言うと嫌悪感しかない。加藤自称コミッショナーとナベツネのあの油ギトギトの傲慢な面には吐き気すら覚える。原とまとめて以前私は書人両断の牙にかけたが、もう書人両断の価値もない愚か者であることは言うまでもない。
 こんな愚かなことを繰り返せば繰り返すほど、子どもたちは野球への興味を失い、良くてメジャーへの興味をもつことになる。大谷翔平投手のようなケースは今後続出することは避けられないのではないか。現に町田市ではJFLに降格したFC町田ゼルビアが来年から始まるとされているJリーグ3部への参加もしくはJリーグ2部昇格を目指している。
 更に地域のクラブチームがJリーグ3部への参加を目指しているのだ。これで野球が太刀打ちできると思ったらとんでもない。では、どうすれば再生を果たせるのか?脱読売しかないという現実を受け入れるしかないのだ。WBCなんぞに参加して優勝すれば人気回復なんとかいう寝言戯言はいい加減にしろと言いたい。
 要するに大切なのは、地域の草野球クラブチームである。独立リーグにこそ可能性があり、プロ野球には可能性はなくなったというしかない。