2013年10月6日日曜日

チープな愛国心は通用しない 森英介


 カルデロン一家不当強制送還事件について、「みっちゃんの、俺達正直サガン鳥栖」ブログで日本政府の硬直した態度を厳しく批判するコラムがあった。
http://mitsuyamablogs.blog36.fc2.com/blog-entry-588.html

 その際の「法務大臣」だったのが今回書人両断の槍玉にする森である。
  この男も典型的な七光り議員である。父は環境庁長官、衆議院議員を務めた森美秀で三木武夫元首相の妻の三木睦子は伯母にあたる。さらにはあの森一族の祖 父・森矗昶で、典型的なお坊ちゃま君に過ぎない。そんな彼に庶民の現実が分かっていたのだろうか。さらに、「法務大臣」在任中にDNA鑑定の未熟さから冤 罪の可能性があるといわれつづけ、終始一貫して犯行を否認し無罪を主張して再審請求の準備をしていた飯塚事件の死刑囚の執行命令書に捺印し、2008年 10月28日に福岡拘置所で死刑執行させた。これは公務員として断じて許されない業務上過失致死罪では済まされない、悪意なき殺人罪である。
 違 法執行から1年後の2009年10月28日、この元死刑囚の遺族である妻が、「有罪の証拠とされたDNA鑑定は誤りで無罪だ」として福岡地裁に再審請求し た。さらには平野貞夫元参議院議員によると、森が「法相」在任中、「西松建設事件の指揮権を発動した」と発言していたことをある財界人から2009年5月 13日に聞いたと発言した(朝日ニュースター「ニュースの深層」2009年5月18日放送)。
 こんな人物を「法務大臣」にしたアホータローの不見識はひどいのは言うまでもないのだが、叔父の三木武夫はあの世で本田宗一郎氏ともども憤っているだろう。
 森はこれから取り上げるコラムをどう思うのか。

虚しい世界 改定版(小野哲)
テーマ:ブログ
2011-02-19 07:50:14
 今回のコラムは以前我が盟友に託したが、詳細が分かった為書き直したものである。

テレビウォッチ私見「クローズアップ現代」
小児がん完治しても障害や後遺症-お笑い芸人断念した23歳の自殺
2011/2/ 1 18:00

 昨年夏、1人の若者が自らの命を絶った。上野將人さん23歳。だが、写真を見るとまだ少年のように見える。幼い頃の小児がん治療の影響で、身長が伸びなかったのだ。残されたパソコンには、「不公平だ。ボクのせいじゃないのに」とあった。
  子どもの死因で一番多いのが小児がんだ。白血病、脳腫瘍、リンパ腫など、かつては不治の病だったが、治療法の進歩でいま10万人が克服している。しかし、 その半分が何らかの障害や後遺症に苦しんでいるという。抗がん剤などの影響が成長とともに現れるのだ。「晩期合併症」という。
●晩期合併症の主な症状
・低身長
・不妊
・二次がん
・骨粗しょう症

「晩期合併症」で低身長や骨粗鬆症
  將人さんは1歳のとき神経芽腫と診断された。神経のがんの一種だ。当時は2人に1人は死ぬとされ、強い抗がん剤や放射線治療が使われた。5年後、再発しな かったため医師から完治したと告げられた。小学生時代の活発な男の子の映像が残る。高学年になって異常が出た。身長が伸びないのだ。同級生と並んだ写真 で、將人さんの頭は同級生の胸のあたりまでしかない。本人も親も治療の影響だとは思わなかった。
 国が晩期合併症の追跡調査をしたのは昨年が初め てである。年齢と治療内容によって、ホルモン異常からくる低身長や不妊、二次のがん、骨粗鬆症など症状も様々だが、調査では女性の50%、男性の64%に 晩期合併症があった。10年、20年前に治療した医師たちにも想像できないことだった(当然、対応策が取れなかったわけだ)。
 將人さんはその後 定時制高校に入学し、アルバイトを探したものの、外見が子どものようであるため、採用してもらえなかったという。そこでお笑い芸人へと踏み出す。低い身長 は武器になる。18歳で養成所に入ったが、19歳のとき白血病を発症する。骨髄移植で克服するが、 副作用に苦しみ、お笑いの道を断念した(なお、お笑いコンビの名前は『マカロニグラタン』という)。
 遺書には「これ以上家族に負担をかけたくな い」とあった。父親は涙で「生まれてきてよかった」という。必要なのは継続してケアしてくれる医療体制だったのだが、国の専門委員会の初会合はやっと先月 (2011年1月)開かれたところだ。將人さんが知らずに背負っていた代償は大きかった。

英国はがん登録制度で長期ケア
 元国立がんセンター総長で厚生労働省がん対策推進協議会会長の垣添忠生さんは「晩期合併症が起こる可能性をはっきり伝え、ケアする必要がある。数が少ないから、集約化して専門的な対応をすることだ」という。
  その実例が、10年以上前から実施しているイギリスだ。中部の拠点病院「バーミンガム小児病院」では、地域の小児がんのこどもを集めている。治療が終わる と晩期合併症のリスクをきちんと伝え、一人一人に合わせて長期フォローアップに入る。これを可能にしているのががん登録制度だ。成人・子どもを問わず、が ん患者1370万人のデータが蓄積され、データを分析することでリスク予測ができ、一人一人の長期的ケアにつながっている。「子どもたちが自分らしく生き られるように国が支えるべきだ」と医師は言う。
 ある若い女性の話がよかった。小児白血病の治療の合併症で低身長のうえ、17歳で脳腫瘍を発症した。しかし、フォローアップのお陰で早期発見・治療に成功。今月から看護師として小児病院で働く。彼女はこう語る。
 「やりたいことができて幸せです」
  がん登録は日本では可能だろうか。垣添さんは「日本のがん医療は全国どこでも一定レベルのがん医療が受けられる、主に成人のがんを対象とした 均てん化 をこれまで目的としてきたが、小児がん患者を専門病院に集約して経験豊かな医師が長期的に治療する必要がある」と語り、「個人情報の問題もあり、日本には がん登録制度がないが、行政・医療従事者・本人・家族にとって、がん登録制度は地味だが重要な政策なので国が率先してまとめるべきで、2012年度以降の がん対策推進計画に生かしたいと考えているが、社会の理解を得ることもポイントになる」と話す。
 医療の技術では日本は最先端だと思っていたが、哲学の構築では10年以上の遅れがあるとは驚いた。自殺した青年が本当に痛ましい。
ヤンヤン
*NHKクローズアップ現代(2011年1月31日放送「小児がん 新たなリスク」)
http://www.j-cast.com/tv/2011/02/01086951.html?p=all
 なお、一部記事に追加情報を加え、修正させてもらいましたが著作権はあくまでもJ-Cast及び著者にありますことをここに明示します。
 また、追加情報は以下のサイトより引用しました。感謝申し上げます。
http://topicsnow.blog72.fc2.com/blog-entry-1214.html

 1月31日のクローズアップ現代(NHK)は小児ガンの後遺症として晩期合併症(がんに対する治療が終了して、数か月、あるいは数年が経過してから生じる健康上の問題)を取り上げていた。
 番組で取り上げていた青年は「生まれた時から、僕は少しずれていた」「ずれたのは僕のせいじゃない」という言葉を残した。我々は自らの無力感を感じる。生きる事に罪悪感を与えるような政策では、意味はないのだ。
  何も、金を出せとかそんなことじゃない、こうした人達に政治に何を託したのか、また託された人達は何を為したのか、なのだ。民主党や自民党の地方の若手、 共産党の下部で頑張っている人達はこの事を真っ向から受け止め、党派を超えた建設的な議論をすべきだ。また、ネットに閉じこもっていて外に出ない人にも動 くよう呼び掛けようではないか。そこから彼等が立ち上がると、それなりの社会的な財産になる。
 最後に、マーチン・ルーサー・キング牧師の言葉で締めよう。

最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。沈黙は、暴力の陰に隠れた同罪者である。(Martin Luther King)

それでもダメなものはダメ(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-11-27 20:34:02
ニュース
「非実在青少年」を削除、再提出へ 都条例改正案
 東京都は青少年育成条例改正案を修正した上で、11月30日開会予定の都議会に再提出。「非実在青少年」を削除した上で、刑法に触れる性行為や近親間の性行為などを「不当に賛美しまたは誇張」した表現を条例の対象にすると修正。
2010年11月22日 18時36分 更新
  東京都の青少年育成条例改正案問題で、都は改正案を修正した上で、11月30日開会予定の都議会に再提出する。当初案で18歳未満のキャラクターについて 「非実在青少年」などとした部分は削除した上で、刑法に触れる性行為や近親間の性行為などを「不当に賛美しまたは誇張」した表現を条例の対象とし、内容に よって「不健全図書」に指定して18歳未満への販売を規制することができるとしている。
 修正案の全文は、山口貴士弁護士(@otakulawyer)がWebサイトで公開している。谷分章優(@himagine_no9)さんも公開しているほか、@beniuoさんは修正案の変更部分を分かる形で公開している。

石原都知事、再提出に意欲
  都が今年2月に都議会に提出した条例改正案では、漫画やアニメなどの登場人物のうち「18歳未満として表現されていると認識されるもの」を「非実在青少 年」と定義。非実在青少年による性交などを「みだりに性的対象として肯定的に描写」し、かつ「強姦等著しく社会規範に反する行為を肯定的に描写したもの」 を不健全図書に指定し、18歳未満への販売を規制できるようにした。
 これに対し、「あいまいな内容で拡大解釈され、事実上の表現規制につなが る」と反対する声が高まり、6月議会で継続審議になったが、反対する民主党などと、賛成する自民党、公明党が対立し、否決された。だが石原慎太郎都知事は 条例案を修正した上での再提出に意欲を見せていた。

「不当に賛美しまたは誇張」
 修正案では、批判が相次いだ「非実在青少年」という文言を削除。その上で、条例の対象を定義する第7条に追加するものを以下のように定義した。
漫 画、アニメーションその他の画像(実写を除く)で、刑罰法規に触れる性交もしくは性交類似行為または婚姻を禁止されている近親者間における性交もしくは性 交類似行為を、不当に賛美しまたは誇張するように、描写しまたは表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を妨げ、青少年の健全な成長 を阻害するおそれがあるもの
 当初案は、キャラクターながら18歳未満という年齢を定義の1つとしていたが、修正案は刑法に触れる性行為や近親相姦などを「不当に賛美しまたは誇張」した表現を対象にしており、キャラクターの年齢は関係がなくなっている。
  また、当初案では児童ポルノについて、都民は「何人もみだりに所持しない責務を有する」と定め、単純所持規制に踏み込んだ文言が盛り込まれていた。修正案 ではこれを削除し、都民に対し「児童ポルノを根絶することについて理解を深め、その実現に向けた自主的な取り組みに努めるものとする」とした。当初案の 「青少年性的視覚描写物のまん延防止」といった文言や、「まん延」の防止に向けた事業者と都民の活動を都が支援するよう努めるとした部分なども削除した。
  一方、「13歳未満の者であって衣服の全部もしくは一部を着けない状態または水着もしくは下着のみを着けた状態」の写真などについて、「青少年が性欲の対 象として扱われることが青少年の心身に有害な影響を及ぼすことに留意し」、13歳未満がこうした写真や映像の対象にならないよう保護者と事業者に求め、都 知事はこのうち「著しく扇情的なもの」に対しては保護者と事業者に必要な指導ができるとしている。
 修正案に対し、山口弁護士は、「不当に賛美しまたは誇張」の部分があいまいで不明確だと指摘。またTwitter上では、「キャラの年齢ではなく描かれた性行為で判断されるため、より広範な表現規制につながるのでは」といった批判が多い。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/22/news081.html

 ハッキリ言いたい。
 これではかえって違法な猥褻図画を持つことがカッコイイという事になりかねない。私はアメリカの禁酒法を思い出す。禁酒法が出来て儲かったのは皮肉な事にギャングどもだったではないか。そのほかに抜け道があるなど、矛盾も多かった。
 フランコ石原にハッキリ言いたい。まず、隠さない性教育を行うなどして、無責任な事には大きなリスクがあると青少年に教育してからにしてほしい。それなくして、児童ポルノはなくならない。そうした取組を猥褻だと決め付けて不当な処分を行うのだから、全く笑ってしまう。
  また、この条例以前にコンビニを見てもらいたい。そこであからさまに過激な性表現の見出しの書籍がどれだけあるのか。そればかりじゃない、ネットではアメ リカが特にひどい。石原はアメリカ大使館にお得意の抗議でもすればいい。かつて『NOと言える日本』なる屑本を書いて反米ぶりを誇示したのだからそれぐら い朝飯前であろう。
 むしろ、販売するスペースの規制だけに留めることが効果的であり、そこから包み隠さない性教育と現役の母親を学校に招いてトーキングさせるなどすれば、無秩序な性表現は自然に廃れていくであろう。

日本の司法は国際法レベルから相当引き離された(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-11-17 08:20:42
2人殺害の強盗殺人で死刑判決、裁判員裁判で初めて
2010年11月16日 17:57 発信地:千葉

【11月16日 AFP】男性2人を殺害し、遺体を切断して遺棄したなどとして強盗殺人などの罪に問われていたA被告に対し、横浜地裁は16日、求刑通り死刑判決を言い渡した。前年5月に始まった裁判員裁判で死刑判決が出たのは初めて。
  A被告は2009年、マージャン店の元経営者で、覚せい剤の密輸にも関与した男(強盗殺人容疑などで国際手配中)からの依頼を受け、この男とトラブルに なっていたマージャン店経営者(当時28)と会社員(当時36)の男性2人を監禁して殺害した。時事通信(Jiji Press)によると、被害者の1人は生きたまま電動のこぎりで首を切断され、もう1人は首を刺されて殺害された。2人の遺体は、切断された状態で横浜の 海で発見された。
 NHKによると、横浜地裁の朝山芳史(Yoshifumi Asayama)裁判長は、犯行は「あまりに残虐で、非人間的であり、極刑はやむをえない」と述べ、A被告に死刑を言い渡した。
 しかしこの後朝山裁判長はA被告に「重大な判断になったので、裁判所としては控訴することを勧めたい」と述べた。判決言い渡しの直後に裁判所が控訴を勧めるのは極めて異例で、裁判員の感情に配慮した発言だった可能性もある。
 主要先進民主主義国で死刑制度が存続しているのは米国と日本だけで、日本政府は、しばしば死刑制度の廃止を主張する欧州諸国や人権団体から批判されている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2775842/6471468?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
(犯罪報道は原則として匿名報道です。御了承ください。被告人の名前は検索をしないようお願い申し上げます)

 この判決もどきを私は認めない。
 まず、『市民感情』だけを通して厳罰で処すやり方はフェアと言えるのか。感情的なこの判断は大きな禍根を残す可能性が高い。例えば、大阪府池田市の小学生殺傷犯の宅間某を見てもらいたい。彼は死刑をいわば自動自殺装置として『活用』したわけだ。
 その悪影響は明らかに荒川沖駅近くの連続殺傷犯の金川某にも見られる。こんな愚か者を生み出さない保証は厳罰化ではまずありえない。アムネスティ・インターナショナルは今回の愚かな判決もどきを厳しく批判している。

NGO共同声明 : 市民が死刑判決に参加する社会に反対し、死刑廃止に向けた議論を求める
 私たちは、すべての人びとの人権を保障するという観点から、いかなる場合においても、国家が市民の名の下に死刑という判断を下してはならないと考えます。
  そして、死刑制度について十分な情報公開や議論もなされないまま、市民が直接関与して多数決で死刑を言い渡すことができる現在の裁判員制度が進んでいくこ とに対し、改めて強い懸念を表明します。そして、日本政府および国会に対し、ただちに死刑執行を正式に停止し、死刑廃止に向けた公的な議論を進めるよう要 請します。
 死刑は、生きる権利の侵害であり、残虐で非人道的かつ尊厳を傷つける刑罰です。いまや、世界の7割の国ぐにが、この死刑という刑罰を 拒否し、法律上あるいは事実上の廃止に踏み切っています。死刑は、暴力を制圧するために暴力を用いるという、憎しみと報復の文化を広げるだけです。そし て、このような制度への協力を市民に求めることは、暴力の文化を社会のすみずみに広げることに他なりません。国家がなすべきことは、あらゆる人びとの人権 を尊重しつつ、犯罪が起こりにくい社会を作ることであり、死刑という国家の殺人によって、悲しむ遺族を増やすことではないはずです。
 日本の死刑 制度は、依然として秘密主義のベールで隠されています。例えば、死刑確定者の日々の処遇状況や健康状態、死刑執行命令を出すに至る一連の手続き、さらに死 刑執行に関わる刑務官や医務官にのしかかる精神的な負担など、死刑制度の現実は不透明なままです。裁判員に選ばれる市民に対して、死刑制度の問題性や残虐 さなどを十分に認識した上で、量刑を適切に判断することができるような情報はほとんど提供されていません。
 また、日本の刑事司法制度では冤罪事 件が相次ぎ、捜査取調べ中の自白強要や捜査当局による証拠改ざん事件など、数多くの問題が明るみに出ています。国連などからも、再三にわたって日本の刑事 司法が国際人権基準を満たしていないとして、強い懸念表明や改善勧告がなされています。死刑制度についても、戦後4件の再審無罪事件があり、無実を叫びな がら死刑を執行された飯塚事件のように、死後再審の請求も申し立てられています。
 私たちは、日本政府に対し、ただちに死刑執行を正式に停止する よう要請します。また同時に、人の命を奪うという重大な判断と責任を裁判員に負わせることで死刑制度を社会に広げるのではなく、今こそ立ち止まって、死刑 制度の現実についてきちんとした情報公開を行い、死刑廃止に向けた公的な議論を進めるよう要請します。
2010年11月16日
呼びかけ団体
死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90
社団法人 アムネスティ・インターナショナル日本
NPO法人 監獄人権センター
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=873

 私は死刑よりも、終身懲役刑(22時間連続労働刑による過労死)こそが、真の極刑であると前々から指摘してきた。これについては、非常にすぐれた指摘がネットで見つかった。

日本の無期懲役と世界の終身刑の実態
○死刑あり×無し△地域によって廃止
○日本      -最小で10年。上限無し。少年にも適用可能※07年度平均は約31年
△アメリカ     -10年で仮釈放あり。絶対終身刑もあり。少年にも適用可能。
×イギリス     -最小で6年。少年にも適用可能。(少年の場合は7年~)
×カナダ      -15年で仮釈放あり。25年仮釈放無しの終身刑もある。
×イタリア     -10年立てば社会復帰可能(刑務所に暮らしながら、外の仕事が出来る)
×ドイツ      -15年で仮釈放あり
×フランス   -最大で22年
×オーストリア   -15年で仮釈放あり。21歳未満には適用できない。
×ニュージーランド   -10年で仮釈放あり。最長で33年。
×フィンランド -12年で仮釈放あり。
×ギリシャ   -16年で仮釈放あり。最大で25年。
×オランダ   -20年で仮釈放あり。(しかしほとんど認められない実質絶対終身刑)
×ベルギー   -原則30年。10年で仮釈放あり。
×ノルウェー  -最高21年。
×デンマーク  -最高16年。(凶悪犯罪の場合は延長可能)
http://2chcopipe.com/archives/51315703.html

 もし、今の日本で出来るなら私は無期懲役をオランダ型に切り替えることも一つの提案と考える。ただし、条件がある。冤罪を発生させないことだ。植草一秀氏や菅家和夫氏のような犠牲者を増やすなと強く言いたい。冤罪関係者の責任追及もあるべきである。
  だが、ア然とするオマヌーな暴言が産経新聞から飛び出した。元最高検検事で中央大法科大学院・奥村丈二教授(刑事法)なる人物で、「裁判員が真摯(しん し)に考え、結論として『死刑』といういちばん重い決断をしたというのは、一般の裁判員の人でも事件に真摯に向き合ってきちんとした判断ができるというこ とを示した」と初っ端から呆れた賛美である。実態は涙を流した裁判員もいたのだ。いい加減にしろと奥村を怒鳴り付けたい。「裁判員の判断は重みがあり、控 訴を勧める発言はしないほうがよかったと思う」とまで暴言しているのだから、話にならない。何度でも繰り返すが、刑罰の厳罰化は犯罪の凶悪化に結び付く。
 奥村には2年間アムネスティでボランティア活動することをお勧めする。

今回の参照記事
【初の死刑判決】元最高検検事の奥村丈二中央大法科大学院教授「控訴の勧めは不要」
2010.11.16 13:17
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101116/trl1011161318011-n1.htm
 他に参考にした記事は参照元アドレスを記載しています。

Neutralizer加筆:今回の裁判は私としても非常に残念だ。
だが唯一の救いは裁判長が控訴を勧めたことであろう。
問題なのはその控訴を被告がするのか、あるいは高等裁判所が控訴を受け入れるかというところであろう。
何度も言うがもう死刑は犯罪抑止にはならない。むしろ犯罪を促進させる有害な古い制度でしかない。

韓国人にも指摘されてどうする(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-10-21 14:51:32
李大統領「司法ポピュリズム警戒すべき」
 李明博(イ・ミョンバク)大統領は26日、韓国司法60周年記念式の祝辞で「司法のポピュリズム(大衆迎合主義)は警戒しなければならない」とした上で、「国民の信頼は人気と世論ではなく、正義と良心の声から生まれる」という認識を示した。
李大統領はこの日午前、最高裁判所で行われた同式典の祝辞で「『法律を守り実践する人は堂々として不屈だ』と言った。より毅然(きぜん)たる姿勢で、時流にのまれず、時代の正義と良心のともし火になってほしい」と呼びかけた。
青瓦台(チョンワデ)当局者は李大統領の発言について「国民にもっと近づくという努力は望ましいが、司法府が世論の動きや政治攻防に振り回されてはならず、確固たる原則に基づき法と秩序を確立していくべきだとの点を強調したものだ」と説明した。
祝辞で李大統領は「国の先進化には何よりも法と秩序の順守が必要だ」と述べ、「法と原則が崩れれば、国民の生命と財産も、国と社会の安全も、決して保障することはできない」と力説した。
李大統領はまた「国家間の競争で勝ち、世界の中心国家を目指すためには、司法のグローバル化と先進化が避けられない課題となる」とし「先進国レベルの司法サービスを提供することで、海外から投資を誘致できる」と強調した。
2008.09.27 11:33:09
中央日報 Joins.com

 この言葉を、去年8月当時21歳だった耳かき店店員(実態は風俗ビジネス)の女性とその祖母2人を殺害したとして、殺人罪などに問われた会社員A被告の裁判員裁判にあたって遺族、カスゴミ、裁判員たちにささげよう。
  感情で、人は裁いていけないのだ。私が裁判員による刑事裁判を批判し続ける理由はそこにある。裁判は真実を明らかにする場所であると同時に、被告人に効果 的な量刑を出し、犯罪者の更正を計ると同時に被害者及び遺族の支援も行われて初めて意味がある。今の日本の裁判はそれが実現されていると胸を張って言える のか。
 私には植草一秀氏の不当冤罪・服役押し付け事件や足利事件でそれに対して不信がうずまいているとしか思えない。韓国大統領に指摘されてど うするのかと言いたくなる。被害者の遺族は被告に対して「家族を惨殺された心の痛みを想像できるのですか。犯人のことは考えたくありません。許すなんて論 外です。自分自身を惨殺してください。できないのなら死刑にしてください!」と感情的な発言を行ったが、私はこの発言をした遺族にはっきり言う。
  死刑はアカポンタンにとって最高の福音に等しい。茨城・土浦市の連続殺傷犯を見よ、大阪府池田市の小学生通り魔殺人犯を見よ、彼等は全く反省していないで 死刑を望みそのようになったではないか。まず、被害者の遺族は事件の真相がはっきりするまでは黙るべきだ。これは、もし我が盟友が犯罪に巻き込まれても私 はそう言い続ける。あくまでも罪と人格は切り離せというのが私の信条だ。「ペナルポピュリズム」という言葉がある。直訳すると大衆厳罰主義とでも言うのだ ろうか、民衆は常に犯罪に対して厳罰を望む。だが、民主主義に基づく司法があればそれに沿って裁く事がルールである。我が盟友は事あるごとに死刑は無意味 と指摘してきた。
 いや、更に問題点がある。21歳と若い被害者がなぜ事実上のセックスビジネスに就職せざるを得なくなったのか。そこに私は今回 の問題の本質があると考える。ただ最初に申し上げるがこれは被害者の落ち度ではない。自民党の失政が生んだ悲劇である。格差社会を拡大させた小泉ヒトラー 内閣がポピュリズムであったことは今や証明されているが、ポピュリズムは独裁政治につながりやすいのだ。イタリアのムッソリーニを見よ、ナチスドイツのヒ トラーを見よ、旧ソ連のスターリンを見よ、極右中国の毛沢東を見よ、北朝鮮の金一族を見よ、彼らのやった暴走が後々とんでもない後遺症になったではない か。ベネズエラのチャベス、ロシアのプーチンなど今でもこの種の愚か者がいるではないか。今、日本でも菅違い直人がヒトラー小泉と同じ過ちを犯そうとして いる。
 格差社会はセックスビジネスという手っ取り早い金儲けを生み出した。それを見据えて、被告人に対しては効果的な量刑が出されることを望みたい。裁判員たちには決して死刑判決を出さないように警告したい。もし、死刑判決を出すなら、残忍な犯罪に拍車がかかるだけだからだ。
 なお、事件に関する感想は判決確定後に申し上げるので、今はコメントいたしかねる。これは推定無罪の原則に従う為である。賢明な読者の皆様にはご理解を賜りたくお願いしたい。

最低裁、お前も事業仕分けものだ(小野哲)
テーマ:国家、人権
2009-12-01 08:07:15
今日、世界中からまたしても日本が物笑いになる情けない「判決」がたれ流された。
 最低裁の連中は一体どうやって国際法にも整合しないこんな非科学的な事ばかりやれるのだろうか。これでは足利事件の菅家利和氏も呆れて失望するだけだ。
http://www.asahi.com/national/update/1130/TKY200911300144.htmlasahi.com
ニュース
社会
裁判記事
葛飾ビラ配り事件、罰金5万円確定へ 最高裁が上告棄却
2009年11月30日11時8分
  政党のビラを配布するために東京都葛飾区のマンションに立ち入ったことで、住居侵入罪に問われた住職の荒川庸生(ようせい)さん(62)の上告審判決が 30日、あった。最高裁第二小法廷(今井功裁判長)は「表現の自由の行使のためとはいっても、管理組合の意思に反して立ち入ることは管理権を侵害する」と 述べて弁護側の上告を棄却した。一審・東京地裁の無罪判決を破棄して罰金5万円を言い渡した二審・東京高裁判決が確定する。
 関与した4人の裁判 官全員の一致。判決は、マンションの入り口に「チラシ・パンフレット等広告の投函(とうかん)は固く禁じます」などの張り紙があったことを挙げ、「張り紙 の内容や立ち入り目的などからみて、立ち入りが管理組合の意思に反するものだったことは明らかで、荒川住職もこれを認識していた」と判断。荒川住職がマン ションのドアを開け、7階から3階までの廊下に立ち入ったことを考えると「法益侵害の程度が極めて軽微とはいえない」と述べた。
 そのうえで、ビ ラ配布のための立ち入りを罰することが、憲法で保障された表現の自由を侵害するかどうかについて検討。「表現の自由は無制限に保障されるものではなく、公 共の福祉のために必要かつ合理的な制限を受ける」というこれまでの最高裁判例を引用し、「表現そのもの」でなく、「表現の手段」を処罰する今回のケース は、憲法に反しないと結論づけた。
 二審判決などによると、荒川住職は2004年12月23日午後2時20分ごろ、共産党の「都議会報告」などを 配るためにマンションに入り、各戸のドアポストにビラを投函していたところ住民に通報されて逮捕され、23日間の身柄拘束の後に起訴された。マンションに はオートロック方式の玄関はなく、管理人も常駐していなかった。(中井大助)
(C)朝日新聞社
 一部、荒川さんの名誉を守るため記事の内容を訂正しました。

 はっきり言おう、最低裁には失望した。
 今までも論理的にお粗末な判決ばかり垂れ流し、その内部も科学の目が通じない閉鎖的な環境である。植草一秀氏の痴漢冤罪事件でもどうみても無罪であることは科学的に立証されているのに、自民党の面子を守るためだけに無理やり有罪とでっち上げた。
  今回の「判決」も、結局自民党の面子だけのためだけだった。このことに類似した事件でアムネスティインターナショナルは懸念を表明している。立川反戦ビラ 配布事件という、日本共産党の反戦ビラを支持者が自衛隊の宿舎に配ったことだけで法的根拠のない逮捕処分を受け、世界中の物笑いになった不当有罪判決が垂 れ流されたことである。反戦ビラを配布するため公務員宿舎の共用部分及び敷地に立ち入った者を住居等侵入罪で処罰しても憲法21条1項に反しないとした最 低裁の凡例は明らかに国際法違反であり、断固として受け入れないし受け入れられない。
 この事件で不当に逮捕された三人にアムネスティは3人を日 本初の“良心の囚人”と認定した。これは民主国家としてきわめて不名誉なことである。また国際連合自由権規約委員会は国際人権規約(B規約)に照らし懸念 を表明している。最低裁は猛反省を求められていたのにも関わらず、今回の暴挙である。
 そこで、私は最低裁を事業仕分けの対象に追加すべきであると提案したい。どうみても科学的にも論理的にも無罪なのに有罪としている裁判官に年間国会議員に匹敵するような給料を払うのはおかしい。こんな「判決」なら、子供でも裁判官が務まる。
  今井には「あなたの代わりにスーパーコンピューターに裁判をさせようか」と皮肉っておきたい。逆に言ってしまうとこの「判決」を盾にして自民党や統一協 会、公明党やエホバの証人などを取り締まる口実をプロ市民に与えただけであり、大間抜けな奴だと言うしかない。立川市の事件でも非論理的な不当有罪判決を 垂れ流したこの男なんかを見れば、即刻事業仕分けの対象にしてスーパーコンピューターに裁判をさせて人権を踏みにじる最低な判決を垂れ流した愚か者は給料 の2倍を国に返納させるべきだろう。
 裁判官も、医者や教師、政治家と同じようにリスクプレミアムによる説明責任がある。今回の「判決」はリスクプレミアムを明らかに遂行していない。リスクプレミアムから逃げている奴らは任務不執行である。
立川反戦ビラ配布事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E5%8F%8D%E6%88%A6%E3%83%93%E3%83%A9%E9%85%8D%E5%B8%83%E4%BA%8B%E4%BB%B6
 

コメント


1 ■立川反戦と共産党は別
 立川反戦ビラは共産党とは無関係で、むしろ対立する左翼。
 これについて、ビラで同様の攻撃を受けている共産党は、警察の手口を批判していた。
 しかし立川テント村の人たちは、共産党の批判が手ぬるいと非難しながら、共産党が弾圧されていることには嘲笑をしていた。
 悪い権力と戦うため力を合わせるべきところなのに、これではいけないという意見も多いのだが、しかし自分たちだけが偉いという威張った態度であった。
 知人が、最初は憤って支援の集会に行ったけれど、その態度に失望したといっていた。
 こんなことばかりしているため、権力はやりたい放題できてしまう。
 佐高信も、よくこのような態度であり、それで週刊金曜日はどんどん売れ無くないっている。
  同誌に知人がいて、先行きに希望が無くて退職を考えているそうだが、都知事選挙でも、石原の公費不正使用などを赤旗が追求して、共産党が対立候補を立てた ところ、石原ではなく共産党に猛攻撃し、佐高は「共産党が支持を伸ばすくらいなら石原再選してほしい」という態度だったそうだ。
 こんなまがいものが幅を効かせてきたため、自民党は最高裁まで抱き込んで不正のし放題してこれたというべき。力のある批判勢力があれば、ここまで不正は続けられなかった。
いのうえ 2009-12-02 01:17:17

 確かに、井上静さんの指摘通りだ。
  私たちは今まで、森のような非常識な政治家たちを野放しにしてきた。その点ではあの佐高信氏も同罪だった。共産党へのアレルギーがひどいことは前から知っ ていた。しかし、共産党も批判されて当然のこともやってきたのは事実で、森のようなバカモノを追い出すには自身の進化から始める。

 男なら潔く負けを認めろ(小野哲)
テーマ:無責任連中書人両断!!
2009-10-11 17:42:02
2016年の五輪誘致を巡ってあのフランコ石原がとんでもない暴言をしでかした。
 今回は佐賀新聞ホームページより引用させていただく。

リオが“石原発言”に抗議 /「ブラジルを侮辱」
  【コペンハーゲン共同】2016年夏季五輪開催都市に選ばれたリオデジャネイロは、東京都の石原慎太郎知事に不適切な発言があったとして、国際オリンピッ ク委員会(IOC)に正式抗議すると発表した。リオ招致委員会のマイク・リー顧問は「IOCの手に委ねることになるが、彼は謝罪するべきだと思う」と6日 に語った。

 石原知事は帰国した4日の記者会見で、IOC総会での開催都市決定には「目に見えない政治的な動きがある。これは歴然としている」などと発言した。海外メディアがこれを「石原知事が、舞台裏の取引があったため、招致に失敗したと非難した」などと伝えた。

 リー顧問は「リオは公正でクリーンなレースをして勝った。(マドリードとの決選投票は)66票―32票で勝ち、最高の招致だったことは明白だ。ブラジルは誇り高く、大きな自尊心を持った強い国だ。ブラジルを侮辱したことになる」と批判した。

 IOCの猪谷千春副会長は「僕も言いたいことはいろいろあるが、ぐっとこらえている。そうしないと次に(招致に)立つ時に影響する。ここはグッド・ルーザー(潔い敗者)にならないといけない」と話した。

2009年10月06日 19時41分 佐賀新聞より

 はっきり言わせてもらう。
  このニュースを聞いて、私は「東京がオリンピック誘致に失敗して良かった」と確信した。私は石原の極右的手法を前々からスペインの独裁者だったフランコに なぞらえて厳しく批判してきた。フランコは死ぬまで権力を手放さなかった。その上、ナチスドイツに接近したかと思えば、戦後はいつの間にかアメリカに接近 するハエ男ぶりを発揮した。
 このフランコと、石原は全く同じなのだ。しかも、自信がないから男勇ましいことばかり繰り返す。そういう奴こそ実は 弱いのだ。井上静氏からもコテンパンに論破され、カナダde日本語の美爾依さん、植草一秀氏や我が盟友から徹底的にボロボロにされており、石原は普段から の言動に沿って潔く引退することを命じたい。
 元々私は石原を自称東京都知事と呼んでいるように、知事とは全く認めていない。石原がやめても全然 困らない。なぜなら、吉田万三氏や浅野史郎氏が後に控えているからだ。浅野氏は現在、白血病と闘っているので吉田氏に東京都知事を譲れと言いたい。石原は 存在意義そのものがない。新銀行東京では自民党や創価学会の紹介した融資でめちゃくちゃな結果に終わり、築地市場の移転問題では世界中から反対の声が殺到 する始末。
 都民は五輪如きより、日々の生活の改善を求めているのだ。その事を無視してきた石原には潔く引退するよう命令する。私は何様かと言われようが、断固そういうしかない。

 彩 さまへ
 植草一秀氏の冤罪事件については、完全に自民党・官僚政権によるねつ造事件です。
  植草氏はもちろん、その家族に2ちゃんねるをはじめとするネット珍走族どもは誹謗中傷を浴びせ、傲慢なメディア産業も植草氏の反論の声に全く耳を傾けませ んでした。その中で週刊金曜日が植草氏の反論を堂々と掲載しているほか、エコノミストとしてもコメントを掲載しています。日本のメディア産業は週刊金曜日 に学ぶべきです。花王エコナ事件でもいち早く報道したのも週刊金曜日です。
 私や我が盟友が2ちゃんねるをはじめとする無責任投稿に厳しい姿勢で臨むのは、発言に対する社会的責任の有無があります。井上氏や美爾依さん、神戸俊樹さんのブログに信頼性があるのは、そうした責任を持った発言をしているからです。
  検察・警察の腐敗には私は以前から提唱していますが、『公権力乱用査察監視機構』を設置して、悪質極まりない公権力による犯罪には全資産没収・終身懲役刑 など、厳罰を伴った強力な捜査機関を設置すべきです。そこで冤罪事件を取り扱い、菅家利和氏や防衛医科大のいい加減な手術で後遺症に苦しむ井上氏、植草氏 など権力に厳しい人が幹部になって自民党の過去の悪事を容赦なく裁く必要性があります。
 佐高信氏は『権力必腐』と指摘しています。今まで一時期 をのぞき50年以上も自民党の独裁が続いてきた結果、日本はめためたにされています。独裁に伴う腐敗は権力犯罪として裁くことが、国家にとっては幸せな結 果になるのです。ただ、この提案は過激な部分があります。その暴走を掛けるブレーキ装置が課題になるかと思われます(アメリカではCIAとFBIは対立関 係にあるのは双方の監視機能が働いている為ですよ)。

五輪を国威発動に用いる愚か者(小野哲)
テーマ:スポーツ
2009-10-03 13:54:40
国際:五輪開催地はリオに決定 南米初の開催へ
2016年夏季五輪開催都市を決めるIOC総会で、日本時間3日未明に行われたIOC委員による投票の結果、開催都市はブラジル・リオデジャネイロに決定。南米で初の五輪開催となる。東京は2回目の投票で落選し、1964年以来2度目の五輪開催はならず。
(C)日テレNEWS24
2009/10/03 02:49:
政治:鳩山首相「東京チームはベストを尽くした」
2016年夏季五輪開催都市がブラジル・リオデジャネイロに決定したことを受け、鳩山首相は「東京での開催が実現しなかったことを大変残念に思う。リオとブラジル国民に祝福を申し上げる」と述べた上で「東京チームはベストを尽くしたと思う」とコメント。
(C)日テレNEWS24
2009/10/03 03:22:00
 はっきり言わせていただく。
 これは、圧倒的多数の日本国民の良識の勝利だ。そもそも、今回の五輪誘致が東京の大規模開発を狙ったものであることは五輪誘致反対派のホームページで明らかになっている。
 また、フランコ石原の整合性のないゆがんだ政策と、築地市場の強引な移転構想もこの計画が大資本のための五輪であると明らかになった。「カナダde日本語」(アドレス:http://minnie111.blog40.fc2.com/ )でも指摘されていたように最初からリオデジャネイロの有利は明らかだった。
  鳩山由紀夫首相は内心ほっとしているだろう。明らかに効果対費用のない開発と、呆れた借金の山を避けることが出来たからだ。鳩山は今は自民党政権の悪質極 まりない負の遺産を処理することが優先で、消費税5パーセントはそのままで、財界向けの法人税と所得税を早く1985年にさかのぼり40パーセントに上げ るべき義務が残る。そうすると、政府の財政再建に大きな近道になる。
 また、メディア産業の連中にも警告したい。今回の五輪騒動を本当の意味でと らえていたのは広告費を取らず、読者の購読費だけで運営する週刊金曜日だけだった。週刊金曜日にできて、それより大規模なメディア産業に出来ないはずがな い。何故出来ないのかは電通タブーなのだろうが、そんなことをすればするほどメディア産業への不信感は大きくなる。
 井上静氏も今回の五輪騒動に 冷めて見ているはずだ。これを機会に、自称東京都知事のフランコ石原には辞職を勧告する。今まで五輪誘致に名を借りた行政の私物化ばかりした。その上、新 銀行東京でも責任は重大なのに責任をとらない。後に続く未来の世代に対するせめての責任をとれと言いたい。いつもビックマウスを叩くのだからこれぐらい簡単でしょ!?

 さあ、ネトウヨと称する諸君は今の日本の行き詰まりの原因を「左翼」「ミンシュトー」のせいにするつもりか。
 君達が今まで政治に無関心で、森のような愚か者を放置してきたからに他ならない。靖国神社に訪問する運動に現を抜かし、アジア諸国の民衆の怒りを買う行為を繰り返したこの男こそ、小沢一郎氏以上に糾弾され、断罪されなければならない。
 真の保守主義者とは、庶民の歴史に寄り添い、事実を受け入れて真っ向から向き合い問題を解決する勇気ある人たちのことをさすのである。私はそのような保守主義者なら、一番になりたいと願う。今の日本の自称保守主義とは保身主義がほとんどである。
 

2012-02-09 21:38