2013年10月13日日曜日

わいせつな世界観よりも命と向き合え


左翼版ハシゲよ、寝ぼけたわ言はいい加減にしろ!!
2012年07月07日 posted by 小野 哲 at 23:10

 この前秋原葉月さんのコラムでひどい荒らし投稿をしでかした愚か者が別のブログで暴れている。
 私やフリスキーさん、青い鳥さんを散々またしても誹謗中傷し ている。この管理人の頭の悪さに私は呆れている。完全な極左であり、私は絶対に共闘を拒む。この管理人も私を変人呼ばわりするなど我慢ならない暴言を繰り 返している。制裁として該当ブログからのアクセスを完全に遮断する事にした。もし、ここで荒らし投稿をしたら問答無用でIPドメインを強制公表し、即時ア クセス禁止処分を下すので覚悟するがいい。
 私の指摘に違うとわめく心理状態を、心理学の立場から言うと心理的リアクタンスという。私はこの言葉をある本で知った。この本に関しては近々書評で取り上げる事になる。私はブログコラムを書くときもできるだけ資料を集めてからエントリーを出すようにしている。ブログといえども言葉であり、その言葉は時として凶器になるためだ。

  これは人が自分の自由を外部から脅かされた時に生じる、自由を回復しようとする動機的状態のこと。ブレーム,J.W.により提唱された。説得者の意図した 方向とは逆の方向に被説得者の意見や態度が変わることを、ブーメラン効果と言うが、この現象の生起メカニズムを説明するものとして、心理的リアクタンス理 論は最も有力なもの。つまり、高圧的な説得を受けると被説得者は自分の自由が迫害されたと感じる。その結果、自由を取り戻そうとする行動として、説得方向 とは逆の方向に態度を変えるというものである。
http://www.1-ski.net/archives/000212.html より引用

 あの荒らし投稿者どもやブログ運営者はこの言葉にほとんど該当する。
  きちんと読めば、私でも極左や極右との共闘を拒んでいる事は見えている。なのに私を変人と決め付ける段階で完全に腐っている。私は猛烈に憤慨している。私 が尊敬している政治家に三木武夫氏がいる。アメリカに媚びないクリーンな政治家だった(あの鳩山由紀夫より数段上)。保守政治家でも良識のある人はいる。
 その三木氏は護憲派で知られている(妻の睦子氏も護憲派であるほか小選挙区制の強行導入に佐高信氏らと反対した事もある)。三木氏は今回の呆れた炎上劇にさぞかし呆れているに違いない。私はあの投稿を見てきて「連合赤軍の自己批判とリンチ」そのものだとぞっとした。
 ハシゲの「何かを強く憎む」姿勢はあくまでも、本当に憎い奴を攻撃する代わりに弱者や無抵抗な人間を攻撃する事で不満を解消しようとする置き換え行為(正式には防御機能)に過ぎない。かの荒らし投稿者どもも、この事が言えるのだろう。その事によって自己の崩壊を一時的に食い止めているに過ぎないが抜本的な問題解消ではなく問題はずるずると引き延ばされている。そのお粗末さを私は嗤うしかない。
 
件のFさんのようなネトウヨは沢山いますが、
今回こじれた原因は、彼がウヨではなく、
左の人間だったというところで余計にこじれがエスカレートしたのでしょう。Fさんは、実は臆病でもあると思います。私は弊ブログで彼を論破したエントリーをあげてあちらにトラックバックしておきましたが、おそらくはスルーされるものと思います。
Posted by フリスキー at 2012年07月08日 12:17
生きる事はきれいごとじゃない
2012-07-08 14:05

 フリスキー様からのコメントをいただきました。
 お世話になっています。
 確かに、F某は臆病なんですね。精神医学に関わっているもの同士ピーンと気がつきましたね。おそらく奴は逃げまくるんでしょう。でなかったらぽむ氏のようにお互いの立場を尊重しているはずですよ(私ならばF某とぽむ氏どっちを選ぶかといえばぽむ氏を選ぶでしょうね)。
 今後もコメントお待ちしております。いろんなどがありましたらどんどん書き込んでいただけると私自身の成長につながります。よろしくお願い申し上げます。

 生きる事ははっきり言ってきれい事じゃない。
 出産一つとってもこれだけきつい
  出産のきつい部分をメディアは隠している。これを元共同通信記者で作家の辺見庸氏は「メディアは、あらゆるものを、コーティングし醜い本質を見えなくして いる…、“愛”や“地球環境”でさえも、金儲けの道具にして…」と指摘している。この悪癖の代表格が政局報道なのは言うまでもない。生と死は背中合わせの 存在である。
 我々人間は動物や野菜の命をいただいて生きているが、死ねば昔はハイエナに遺体を食べてもらっていた。そうした事が連鎖してつな がっているのが今の社会なのだ。そうした原理をわかっていなかったのが麻原彰晃だった。そんな彰晃を持ち上げたのがなんとあの北野武である。みなさん、お どろくことなかれ、北野は彰晃と対談までしているのである。
  滝本太郎弁護士(54)にこの話を伝えたらさぞかしびっくりして驚くだろう。オウム真理教被害対策弁護団とオウム真理教家族の会(旧称・被害者の会)、日 本脱カルト協会の方々にお願いしたい。今すぐ北野の出演している全ての番組に抗議を行うようお願いする。不見識もはなはだしい北野にオウム真理教事件を拡 大させた戦犯責任がある事は明快だ。
 私は12人の死刑囚(そのほかに彰晃も含める)の死刑執行に反対している。滝本氏は「死刑囚を許すものでは ないが、12人にはまだやるべきことがある」と指摘し、家族の会会長の永岡弘行さん(73)も「死んでしまいたいという信者もいるが、おまえたちにはまだ 義務があるといいたい」と語った。私はその中に彰晃も含めるべきだと言う考えである。
 私が懸念しているのは彰晃が死刑を執行された場合アーレフ やひかりの輪で彰晃を神聖化する危険性が高いと言うことだ。彼らの活動を封じ込めるもしくは社会に開かれたものにするには地道な形での啓発活動以外にマイ ンドコントロールを解き放つ方法はない。当然、北野の罪はただですら原発で事実誤認の暴言を吐いたわけだから、テレビ業界、出版業界、新聞業界、雑誌業 界、ショービズ、映画界から追放されて当然だが、最低限でも私財を提供して福島第一原発の後片付けに一生を捧げろと怒鳴りつけたい。もしくは菊池直子被疑 者の弁護費用をたけし軍団なるチンピラ連中に全額負担させるつもりか。
 
 いや、オウム真理教事件を後もう一つの角度から見てみようと思う。
  清潔なファシズム、すなわち原理主義からである。この前の荒らし投稿者を私やフリスキーさん、青い鳥さんは宮崎学氏の清潔なファシズムという視点から批判 した。かの人物は「脱原発は反ナショナリズムでなければならない、反歴史修正主義でなければならない」という絶対的な思想に基づく原理主義者だった。
 極右と原理主義は同じ世界の持ち主に過ぎない。つまり、融合性はきわめて高い。通常は「極右」と呼ばれる、ファシズムを提唱したベニート・ムッソリーニは 愛国主義的な社会主義の出身で、ナチスは社会主義政策を含む国家社会主義を掲げた。これら以前にも黄色社会主義は、マルクス主義を批判して階級協調、コー ポラティズム、排外主義、反ユダヤ主義などを掲げ、ファシズムやナチズムの先駆と呼ばれている(Wikipedia日本語版・極右より引用)。
 共産党の中にも残念ながらそうした歪んだ思想はある。でなければ長谷川慶太郎や猪瀬直樹、渡邊恒雄、藤岡信勝、のような危険極まりない愚か者どもが大手を振って歩いていない。西村修平な どもその典型例だ。あの極右で悪名高い渡部昇一も、「天皇制廃止さえ取り下げれば、日共は一番いい政党だ」とほざいている。共産党はそうした意味でもっと 融通の聞く組織に生まれ変わらねばならない。極右や極左から嫌われる政党になってほしいが、己らの考えが全てと言う原理主義に陥ってはいけない。
  また、私は反児童ポルノ運動にも注文をつける。子供を食い物にする下半身ビデオを販売する事を私は絶対に許せない。だが、個人としてヌードを撮った場合、 そこまで規制していいのだろうか。無論、おおっぴらに販売する事は規制すべきなのだがそこまでしてでも児童ポルノを攻撃する必要はあるのだろうか。
  児童ポルノがダメと言うなら私は風俗ビジネスそのものが間違いだと考える。これはある種の原理主義なのかもしれない。私は風俗ビジネスそのものを規制すべ きと言う考えを持っている。だが、完全になくす事はできない。でも減らすよう努力は必要だと思う。仕事がないからやむなく風俗の世界に飛び込んだ人だって いるのだからそうした人には再チャンスを出すことが必要なのであって、逮捕するとかの手段はしてはいけない。そうした柔軟性がないから、日本ユニセフ協会 などの団体は原理主義と同一化され世間から不信感を買われているのである。さらには統一協会と手を組んでいるとも言われて何が言えるのだろうか。
 私は運動の柔軟性がないものは不信感を買っていくのだと指摘している。


この記事へのコメント
>私が懸念しているのは彰晃が死刑を執行された場合アーレフやひかりの輪で彰晃を神聖化する危険性が高いと言うことだ。


1970年代に起きた赤軍派による“浅間山荘事件”の解決に向け、当時の警察庁長官後藤田正晴氏は、現地指揮官であった佐々淳行氏に対し、次の様に命令し た…、「篭城している犯人を死亡させるな、生きて逮捕しろ、神格化させてはならない。」と…。小野哲さんのお考えは正しいです。麻原をわたしも憎みます し、断じて許せませんが、生きさせて、命尽き果てるまで、痛烈なる反省と、償いの日々を送らせるべきであるとわたしは考えます。
やはり、Afternoon-Cafeさんのブログを荒らし回った奴は、まさに赤軍派などの極左、または、「解同」の暴力一派である朝田・丸尾派の流れを 組む輩ではなかろうかと見ています。わたしは、以前から部落解放同盟のある一時期に於ける暴力体質や、同和利権を貪り、同和行政を歪めてきた体質などをし ばしば指摘・批判するコメントをしたことを根に持っての、あの理不尽極まる、わたしに対する暴言に表れたものと、わたしは見ています。そう言った意味から も、大変にご迷惑をお掛けした、小野哲さん、フリスキーさん、ブログ主様の秋原葉月さんには、あらためまして、心からお詫び申し上げます。
小野哲さん…ありがとうございます。頑張ってくださいね…。
Posted by 青い鳥 at 2012年07月08日 15:05
-  ここで青い鳥さんよりコメントがありましたので回答とさせていただきます。
 麻原彰晃を死刑にする事は奴を神聖化し、犯罪を正当化させてしまう危険性が高まってしまいます。
 「Afternoon-Cafe」を荒らし回った奴に関して我が盟友と話をしましたが呆れていましたよ。あなたが極左もしくは「解同」一派の批判をしていたから荒らしたのではないかと話したら荒らし連中に対して「何を考えているのか」と憤慨していましたよ。
 ただ、私も対処が稚拙な部分もあったと思います。そうした意味ではあなたや風鈴草さん、ぽむさん、フリスキーさん、秋原葉月さんには迷惑をおかけしたほか、多くの方々を巻き込んだ事を恥じています。この場を借りてあらためまして、心からお詫び申し上げます。
 今後もコメントお待ちしております。

臆病である故に、同じ土俵に上がろうとしないんです。だから何が何でも自分を一段高いところに置き、相手への罵倒、 誹謗中傷という手段でしか対論できないし、それが叶わないとなると、今度は自分のお里に引きこもってそこで延々、見えない相手に向かって同じことを繰り返 しているのです。つまり彼は人と向かい合うことを恐れているのです。しかし、人と関わりたいという欲求自体は如何ともしがたく、何が何でも自分を上位にお くことで、その恐れから目を背けようとしているのかもしれません。だからちょっとした意見の違いにあたかも自分が全否定されるような恐怖を覚え、ああいう 反応になるのかもしれません。
Posted by フリスキー at 2012年07月08日 23:39
 -最初にフリスキーさんからのコメントが来ていますので回答させていただきます。
 
 確かにあなたのかの人物の評はいえますね。
 私も臆病なところはありますよ、ですがかの人物と対話をしようとしてもああやられたらお手上げですよ。
  逆に私自身臆病であり脆弱だと分かっているから、その弱点を指摘される事で新たな問題を考えられるのだと思っています。私のブログにも以前似た輩がいまし た。あまりのネチケットを守らない姿勢や、自分と100%合わないと見るや否やの排他的体質に私はうんざりしてコメントやアクセスを遠慮していただきまし た(その際の顛末に関してはコラムで示唆する形で書いています)。この輩は井上静氏のブログでも暴れまくっていて井上氏も呆れている有様でした。
  私自身、以前述べているように発達障がい当事者です。精神科医のカウンセリングを受けているため心理学にも若干興味があります。かの人物は威張れるところ がないと自覚しているから、自分をでかく見せるために北野武のようにでかく見せたがるだけなんでしょう(佐高信氏は北野を「臆病な陰獣」とこき下ろしてい ますがこれはかの人物にも当てはまります)。
 今回の議論は私自身のブログコラムでも大きな影響を与えています。差別という問題を改めて角度を変 えてみる事ができるようになったわけです。これは今までとは全く違います。バリアフリーの欺瞞を批判したコラムは障がい者を持ち上げているように見せて実 は差別している現代社会への疑問点です(ですがあなたの角度のあるフォークと比べるとへっぽこストレートなんですけどね)。
 私は良く言うんです が「違っていていいんだ、だけど相手を尊重して議論していけば見えてくる」と言う事なんですね。私はその言葉の意味をようやく最近少しずつ理解できるよう になっていますが、諸先輩方である秋原さん、フリスキーさんや青い鳥さんたちにはまだまだ追いついていません。
 これから一歩一歩歩いて追いつけるよう頑張っていこうと思っています。


 独身論

『平成幸福論ノート』著者・水無田気流氏に聞いた
男性の生涯未婚率"驚異の16%!" その裏にあるのは「年収600万円の壁」と「一夫多妻制」!?http://www.cyzo.com/2011/06/post_7743.html

 世の独身男性にとって、将来の不安は多い。仕事、結婚、子ども、老後、孤独死......。そんな不安だらけの要因は「孤立」と「枯渇」に求められるという。この「孤立」というキーワードと共に種々の社会問題を取り上げ考察したのが社会学者であり、詩人の顔も持つ水無田気流氏こと田中理恵子氏著の『平成幸福論ノート 変容する社会と「安定志向の罠」』(光文社)である。今回、水無田氏に、当サイト読者の中にも身につまされている人も多いだろう「現代の結婚をめぐる状況」をテーマに話を聞いた。
――『平成幸福論ノート』というタイトルですが、幸福論について書こうと思った経緯を教えてください。
水無田気流氏(以下、水無田) 現在、幸福論というものが錯綜していること、またGNH(グロス・ナショナル・ハッピネス:国民総幸福量)のような形で幸福像や幸福指標の見直しが進んできている、という事態についてもっと根本的な問題から検討すべきだと思ったんですね。以前、「若者不幸社会」というテーマで『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)に出演した際、どうも「主観的な幸福感」と、世代会計や若年層に不利な雇用環境のように、「制度的な不平等」の問題が、混同して考えられているなと感じました。この混乱は本当に問題です。解決の糸口すら、つかめなくしてしまう。主観的に幸福か不幸かという問題と、制度上の不平等の問題を、今一度整理して考え直す必要がありますね。
――制度上、不平等な立場にある若者に対して書かれたということですか?
水無田 日本では、ある意味誰もが「明るく楽しい消費者」であることを強要されているところがあります。とくに若い人たちはそれ以外あまり考えないし、何か真剣に社会の問題について考える人は、むしろ「特殊で異常」なことにされてしまいますね。でもそのツケが回ってくるのが30代からです(笑)。若年男性の場合、結婚なども含めた家族関連行動を考え出すのが30歳を過ぎてからで、20代だとほとんど考えない。ところが、30歳をすぎて結婚、パートナーの出産、そして育児に直面して、初めて制度の不備などに直面することになります。もう少し前から、こうした問題を考えてもらいたいなと。もうひとつは、年齢層が上の人たち、「今の若者は草食化して、自分から女性にアプローチしないからけしからん」と言うような人たちは、この晩婚化・非婚化、それに少子化などを「若者の自己責任の問題」として捉えているところがあります。そうではなく、問題の背景に何があるのか、ということを分かっていただきたいなと。つまり不平等に気づかない若年層、問題を若年層の自己責任で済ます中高年層、どちらにも向けて書いています。
――結婚をめぐる現代の状況ということについて詳しく聞かせてください。昨今では、ほとんどが恋愛結婚です。そうすると、まず異性にモテなければ、結婚相手を見つけることができません。男性の間の"モテ格差"は拡がっているんでしょうか?
水無田 これはかなり拡がっていますね。経済的な問題が大きいですが、人口動態的な理由もあります。人口動態的な問題というのは、元々男性のほうが出生性比率は高いのですが、昔は乳幼児死亡率も高かった。ですが、医学が進歩したため男性の乳幼児死亡率が低下しました。人口性比で見ると1995年から2005年にかけて結婚適齢期の男性のほうが、3%程度女性人口を上回っています。おのずと、男性のほうがパートナー獲得のための競争率は高まります。
――経済的な問題というのは?
水無田 経済的な問題としては、ここ10年の間に30代の男性の年収は、「最も多い層」で見ると500万円台から300万円台へと移行しています。一方、女性はと言えば、いまだに結婚相手の男性の年収にこだわります。よく参考にする山田昌弘先生(社会学者、中央大学文学部教授)の調査結果によると、都内の20代半ばから30代半ばの未婚女性の4割が「年収600万円以上の男性」との結婚を望んでいますが、該当する同年代の未婚男性は3.5%しかいません。
――かなり高条件の男性を求めていると思いますが、それはどうしてでしょうか?
水無田 年収が600万円程度ないと、女性は安心して子どもを産めないのです。女性は出産して育児をしながら仕事を続けることが難しいので、その期間無職になる可能性が高い。そのため、一般に「自分の年収の倍」ぐらい稼ぎのある男性を求めます。ちなみに「民間給与実態統計調査」を見ても、年間を通じて給与所得のある女性でも7割は年収300万円以下です
――共働きをすることも考えられると思うのですが。
水無田 実はすでにサラリーマン世帯であっても、専業主婦のいる世帯よりも共働き世帯のほうが多数派です。現実的にも、男性一人の稼ぎには頼りきれなくなってきている。でも、一方で20代など若年女性ほど専業主婦志向が強まっています。景気低迷や少子高齢化など諸々の条件を鑑みれば、今後パートナーとなる若年男性の昇給なども鈍化は避けられないでしょう。はっきり言えば、男性に家計負担を完全に依存した人生設計を行うのは、リスクが高いのです。女性はこの点をきちんと認識すべきです。ただ、社会環境の未整備の問題も大きいですね。今後は「共に働き、共に育てる」というのが理想的で一番リスクも低いライフスタイルなのですが、今なお女性は仕事と出産・育児がなかなか両立できません。ご存じのように、子どもを産んでからも十全に働くためには保育所の確保が必須ですが、現在、待機児童は約4万8,000人おり、潜在需要は80万人を超えるとも言われています。言い換えれば、実質的にそれだけの女性が就労できずにいるということです。さらに、育児環境はまだまだ専業主婦前提のため、仕事と育児を両立させようと思うと、苦労もストレスもきわめて大きい。若年女性が上の世代の苦労を目の当たりにして、そんなことはしたくないと考えるのも当然かもしれません(笑)。だから、女性の意識と社会環境、両方変えていく必要があります。また女性は現在、全従業員のうち過半数が非正規雇用です。正規雇用の女性でさえ、育休や産休は取りづらい状況ですが、非正規雇用は最初からそんなもの取得できません。すると子どもを望む場合は、身分が保証されていて年収が高い男性でないと、女性は安心して結婚には踏み切れない場合が多いんです。
――そうなると男性の未婚率も当然上昇しますよね?
水無田 男性の生涯未婚率(50歳時で一度も結婚をしたことがない人の割合)は、近年ものすごい勢いで上がっています。1970年で1%台だった生涯未婚率が、90年代に5%台になり、2005年には約16%にまで上がっています。これはおおよそ女性の倍です。この男性と女性の未婚率の格差はなんだろうと考えると、この予感は外れてほしいのですが、実質的な一夫多妻制のようになっている。つまり、一度も結婚できない男性がいる一方、十分な収入など高い「モテ資源」があり、生涯に何度も結婚できる男性がいるということです。事実、再婚率は女性より男性のほうがずっと高くなっています。

■経済力、魅力、コミュニケーション能力......どれかがゼロでもダメ
――本書の中で、結婚力点数は、「経済力×魅力×コミュニケーション能力」と書かれていますが。
水無田 それは、私が次に書く予定の女性の保守化の問題について取材する中で出た結論です。
――若年男性の賃金がかなり下方に移動している現状で、男性は経済力以外のどこを磨けば結婚点数が高くなりますか?
水無田 私が結婚力点数を「経済力×魅力×コミュニケーション能力」と掛け算にしたのは、どれかが「ゼロ」だと、他が高くても結果がゼロになってしまうということなんです。女性の側からすると、いくら経済力があっても、人間的にダメな人はゼロじゃないでしょうか(笑)。もちろん、女性にもよるでしょう。たとえば年収も、300万程度稼いでいる男性を「プラス」と考える女性も、十分な稼ぎがない、つまり「ゼロ」と評価する女性もいるでしょう。これは女性自身の就労状況や、パートナーに求めるものの優先順位によります。ただ、どれかひとつでも「1」以上なら、ゼロにはなりません。ですから、どれかを磨けばいいんじゃないのかなと思うんです。経済力が「ゼロ」でないなら、あとの2つでなんとか頑張ってほしいという願いがこもっているんです。
――本書の中では、結婚力点数の中でもコミュニケーション能力について言及されていましたが。
水無田 コミュニケーション能力というと、うまく会話をすることや相手の望みを聞き出すなどに目が行きがちですが、家族生活は言語外のコミュニケーション能力が必要とされます。たとえば、女性数人で誰かの家で話をしていると、必ず誰かが黙ってお茶の片付けをしたり、横に行って手伝ったりしますよね。そういうことを一切できない男性があまりにも多い。女性は、男性が口で言うだけじゃなく、体を使ってできるか、きちんと見ています。自分が子どもを産んで忙しいのに、口だけで何もしないタイプか、それとも一緒にさりげなくサポートしてくれるタイプか。
――3月の震災後、結婚を考える男女が増えていると言われていますが。
水無田 やはり不安の高まりの表れだろうと思います。今回の震災では、日本社会の脆弱さが明らかになりました。公的機関が何もしてくれないことが分かったので、身近な家族を増やすことで自己防衛しようという意識が高まったんじゃないでしょうか。これは悪いことではないと思います。今まで、相当の経済力があって身分も保証されている男性ばかりを求めていた女性たちが、若干条件を修正する可能性もあるので、たとえ経済力に自信がない男性であってもチャンスではないかと思います。
――本書の出版後の反響はいかがですか?
水無田 身につまされたという30代の男性の意見が多かったですね(笑)。でももっと、今後この問題に直面する20代や、「今どきの若者批判」で済ましている中高年の方々にも、ぜひ読んでいただきたいと思っています。
***
 今年で34歳、独身の著者も今回の話を聞いて身につまされた。20代、30代の独身男性は必読の書ではないであろうか。
(文=本多カツヒロ)
●たなか・りえこ
1970年神奈川県生まれ。詩人・社会学者。主な筆名は水無田気流(みなした・きりう)。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。現在、東京工業大学世界文明センター・フェロー(非常勤講師兼研究員)。桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部、日本大学経済学部非常勤講師。主な著書に、『音速平和』『Z鏡(ぜっきょう)』(共に思潮社)、『黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望』(光文社)、『無頼化する女たち』(洋泉社)などがある。

 経済力、魅力、コミュニケーション能力のうちのどれかが欠けてもダメだという問題ではない。
 私のように、取り返しのつかない持病や決定的なトラウマを抱えてしまい、その持病を後世に伝えないためにあえて独身を選ぶ男性もいるということをこのコラムでは書いていない。また、3つが揃ってもドメスティックバイオレンスの存在すらも有るのだ。
 そうした事実をきっちりと見据え、この問題と真摯に向き合って欲しい。無論、暴力は男性サイドばかりではない、女性サイドからもだ。女性の場合は言葉でやり込めるのだから始末が悪い。私はその被害を実際受けているために合理主義者になった。「レディファースト」ではなく、ルールに沿って対処するとしか言いようがない。だから、ヘイトコメントやヘイトスピーチに対しても私は厳しい。
 最近、バラク・オバマが同姓婚を容認すると表明したが私はそのことに特段コメントはしない。その人が同姓婚を選ぶのならそれで尊重すればいい。ただ、私は保守的なので否定的だが、それを彼らに押し付けることはしたくはない。同性愛のために独身を選ぶ人だっている。
 だが、日本のテレビは相変わらずのモノクロ的発想、いやアナクロ的発想だろう。浅野連続ドラマ小説なんかの登場人物を見るとほとんど頑固親父に優しいお母さんといったところか。発想がその時点でお粗末なのである。そんなものだから、夫婦別姓なんかも否定的にされてしまう。
 しかし、中身を見るべきなのである。夫婦として成立しているのなら法律を満たさない結婚をしている人も居るわけだ。そうした人に不利益を与えるのは法の下の平等が許されないではないか。私は合理主義者の立場からこの問題を今後も考えて生きたいと思う。
2012-05-15 22:29

子供は親の着せ替え人形ではない
 最近の結婚や子育てを見てくると、親の自覚だの夫婦の覚悟だのそうした物が抜けているような気持ちがする。
 その事を踏まえて週刊ダイヤモンドのこの記事を参照願いたい。

「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?
【第25回】 2012年2月27日 宮崎智之 [プレスラボ/ライター]
晩婚未婚化を止める新潮流「親のお見合い」も流行!?
“親のプレッシャー”は結婚へのアクセルかブレーキか
「結婚は家族の問題でもある」とよく言われる。1960年代の後半以降は、お見合い結婚より恋愛結婚の方が主流となり、親や地域を介さなくても当事者間で結婚を決めるケースがほとんどとなっているが、やはり家族をまったく無視した結婚はなかなかできない。
 一人暮らしをしている社会人にとっては、普段は家族のことを気にせずに恋愛することが当たり前だろう。しかし、結婚となれば話は別である。両親や親戚にあいさつをしに行かなければならないし、場合によっては結婚を反対されることだってあり得る。
 また、内閣府の「結婚・家族形成に関する調査」(平成22年度)によると、地方に住む未婚男性(30代)の9.6%が「親との同居」を結婚相手に求めていることが分かっている。連載8回でも指摘したとおりだが、彼氏がUターン就職して都市部の彼女と遠距離恋愛をしているパターンでは、「親との同居問題」がネックになって破局に至ることも珍しくない。
 一方、晩婚化が進むなか、親が「推進力」となって結婚に至ることも当然ある。今回は結婚支援サービスを展開する「パートナーエージェント」が2月2日に発表した「子供の結婚に対する親の意識調査」を参考にしながら、「イマドキ親」の実態を探ってみよう。

9割近くの親が子どもの結婚を希望
“無言のプレッシャー”に耐える息子・娘たち
 この調査は独身の子ども(30代~40代)を持つ親(50代~70代)に対して行われたもので、男女601人が回答した。
 昔で言えば30代、40代の結婚は相当な晩婚だ。同調査でも「子供に結婚してほしい」と思っている親は57.9%、「できれば結婚してほしい」を含めると87.5%にも及んでいる。当然、息子や娘に対してプレッシャーをかけてくる親もたくさんいるであろう。
「実家に帰るたびに『いつになったら結婚するの?』としつこく聞かれますよ。もちろん自分自身も焦っていますが、周りにはまだ結婚していない友達もいますし…。毎回、『もうそろそろ結婚する』と言って誤魔化していますが」(30代男性)
「弟が結婚したのに姉である私が結婚していないので、家族の間で微妙な空気が流れています。弟の子供をあやしながら『孫は本当に可愛い』と言う母親の笑顔に、無言のプレッシャーを感じます」(30代女性)
 一方、さらに調査結果を詳しく見ていくと、親が子どもの結婚に焦る理由が浮き彫りになってくる。
 それを如実に表しているのが、「子供が結婚していないことで、親戚や知人からプレッシャーを受けたことはありますか?」の質問に対する解答で、「ない」と答えた親は84.0%。さらに、「親戚や知人などに子供の結婚相手を紹介してもらったことはありますか?」の質問に対しても83.0%の親が「ない」と回答しているのだ。

「お見合いおばさん」がいなくなった今、
親たちが未婚化を防ぐ“ゲートキーパー”に
 これは、どういう現状を表しているのか?
 つまり、こういうことだ。親世代の結婚では、まだまだお見合いが多く、親戚や知人から結婚の世話をしてもらうことが多かった。「あなたも、そろそろいい年だから」なんて言われてお見合い写真を持ってきてくれる、かつてはおせっかいな「お見合いおばさん」が近所にたくさんいたのだろう。なかには迷惑がっていた人も多いと思うが、良くも悪くもそれが結婚に対する「推進力」として働いていた。
 しかし、今はそれがない。他でもない親自身の周囲にいる人たちが、他人の子どもの結婚に興味を示さなくなってきていることに対して、危機感を覚えているのは当然だと言える。
 しかも、息子や娘に「良い人はいないの?」と聞いてもはぐらかされるばかり。いつまでも独身でいる息子や娘を心配して、いてもたってもいられなくなる親も多く、同社では子どもの代理でお見合いを行う「親御さま交流会」を開催するまでにいたっている。結婚支援サービスに対する親からの問い合わせが多かったことがきっかけで企画し、好評を得ているというのだ。
「親同士のお見合いパーティー」と聞いて辟易してしまう人も多いかもしれないが、答えのない結婚という「ゴール」に至るためには、ある程度、外からのプレッシャーが必要だと、多くの経験者が証言している。
「親から彼氏と一緒に食事をしようと誘われ、その場で親からの猛プッシュがあり、その後すぐに結婚することになった」(30代女性)というケースもあるようだ。
 結婚は当事者同士が愛し合い、将来を誓い合って決めるもの。ただ、前出の「結婚・家族形成に関する調査」では、未婚者の今まで結婚していない理由の断トツ1位は「適当な相手にめぐり合わないから」である。この「適当」の基準が曖昧なため、「まだ、自分にとって『適当』な人がいるんじゃないか」と考えて、決断することを躊躇してしまう。
 そういう意味では、「落としどころ」を決めるのは、自分ではなく、案外親だったりするのかもしれない。そして「親御さま交流会」が好評を得ている背景には、親戚やご近所などからの「協力」が得られなくなっているぶん、「我が子のために自分が頑張らなきゃ」との自覚が親に芽生えていることが考えられる。まさに、未婚化を防ぐ「ゲートキーパー役」を親自らが買って出ているのであろう。

40%の親が300万円以上の結婚資金を用意
親が求める過剰な条件で結婚が遠のく恐れも
 そんな「気合」を象徴するように、パートナーエージェントの調査によると、子どもの結婚資金を貯めている親(全体の45.9%)のうち、最も多い39.1%の親が301万円以上を用意していると回答している。ちなみに、この質問は選択制で「301万円以上」より上の回答項目がないため、さらに多くの額を結婚資金のために貯めている親がいることも予想できる。
 結婚式の資金など経済的な理由により、結婚を思いとどまっているカップルも多いと思うが、そんな状況を見透かしているかのように親は粛々と貯金してくれていたということだろうか。まったくもって、親の存在はありがたく、頼もしい限りである。

●ロス婚の福音
 さて、最後に親が子どもの結婚相手に、どんな人物を求めているかを見ていこう。
「結婚相手に対して、許容できることは何ですか?」の質問には、「職業」が60.2%でトップ。つまり、実は結婚相手の職業について気にする親は少ないということである。続いて「容姿」「家柄」「子ども夫婦との同居」「離婚歴」「国籍」と続き、ここまでが30%以上。
 それより下、つまり「比較的、許容できない」項目を順に挙げていくと、「15歳上の年齢差」、「前夫・前妻との子供がいる」、「所得が妻(自分の子供)より低い」「主夫」となっている。「所得が妻(自分の子供)より低い」「主夫」については、それぞれ12.5%、8.0%と許容できる人の割合が目立って低い。
 しかし、若年層の可処分所得については、女性が男性を上回ることも多い昨今。ある程度、妥協しなければ子どもの結婚を阻害しかねない。「男は女性よりも稼いで一家を支えるべし」という思いも分からなくはないが、すでに専業主婦が当たり前だった時代は終わっているため、親世代も頭の切り替えが必要だ。そうしないと、一生懸命バリバリ働いているキャリアウーマンほど、結婚相手の選択肢が狭くなってしまうことを忘れないでほしい。
 ちなみに、同社の調査ではこれらの結果を総括して「結婚相手に対する許容範囲は広い」と分析しているが、筆者はむしろ「いずれも許容できない」と答えた親が、8.5%もいたことに注目したい。職業、容姿、家柄…。上記に挙げた項目にすべてこだわっていたら結婚が遠のいてしまう。
 子どもにとって親の「推進力」を利用して結婚に漕ぎ着けることも重要だが、その「推進力」の行き先がとんでもない方向を目指していないかについては、当然十分な考慮をした方がいいだろう。
 あと、これは余談だが、「子どもの理想の結婚相手ベスト5」には男性では加山雄三さん、三浦友和さん、女性では吉永小百合さん、山口百恵さんが入っていた。「加山さんや吉永さんのような方が、結婚のあいさつにきてくれることはまずない」ということだけは、念のため付け加えておく。

内閣府の
 「若者の結婚・家族形成に関する調査」(2011年5月17日公開)によると
 ・2010年9月27日~10月18日、インターネットアンケート
 ・20~30代未婚男女と、同世代結婚3年以内男女計1万人対象、未婚男女81%

☆今までに恋人として交際した人数
・2.9人
  既婚平均 男性4.1人、女性4.2人
  未婚平均 男性2.4人、女性2.9人

☆未婚者の恋人
・恋人あり   36%
・恋人なし   38%
  男性非正規雇用40.7%
・交際経験なし 26%、
  20代未婚地方男性39.3%、20代未婚地方女性26.2%、
  男性非正規雇用39.3%

☆同・恋人は(恋人なし、交際経験なし)
・恋人が欲しい   68.4%
・欲しいと思わない 31.6%

☆欲しいと思わない理由(複数回答、欲しいと思わない人)
・趣味に力を入れたい     56.2%
・恋愛が面倒         55.3%
・仕事、勉強に力をいれたい  36.5%
・交際するのがこわい     16.2%
・興味が無い         15.5%、女性22.2%
・友人との時間を大切にしたい 13.2%、女性17.2%
・過去に恋愛で失敗した     4.8%

☆配偶者、恋人としりあうきっかけ
・職場や仕事関係   24.5%
・学校        17.4%
・友人・兄弟を通じて 17.0%
・インターネット    9.8%
・合コンやパーティ   7.8%
・アルバイト先     7.4%
・学校以外のサークルや習い事 6.8%

☆結婚しない理由(複数回答、欲しいと思わない人)
・適当な相手にめぐり合わない 56%
・結婚後の生活資金が足りない
・自由や気楽さを失いたくない

☆結婚したい理由
・好きな人と一緒にいたい 61%
・家族を持ちたい
・子どもが欲しい
・経済的な安定を得たい (女性43%、男性16%)

☆異性との交際(男性)
・どのように声を掛けていいか分からない 38%
・恋愛交際の進め方が分からない     32%

☆20代男性の年収と既婚率
・300万円未満  8.7%
・300~400万円 25.7%


☆結婚相手に求める条件
《男性》
1.性格   91.9%
2.恋愛感情 47.0%
3.容姿   46.4%
4.家事能力 41.2%
5.趣味   39.3%

6.健康   35.8%
7.自分の仕事への理解 33.1%
8.年齢   27.4%
9.親の同意 14.7%
10.経済力  12.4%


《女性》
1.性格   95.0%
2.経済力  67.2%
3.恋愛感情 53.6%
4.健康   52.4%
5.趣味   42.6%

6.親の同意 33.9%
7.容姿   33.8%
8.自分の仕事への理解 32.2%
9.年齢   27.9%
10.職種   26.9%

★当然、性格重視。
 一緒に生活しないとなかなか分からないけど。
 女性は2位経済力、男性は3位容姿と、明確。


☆交際から結婚までの期間
・~半年  6.1%
・~1年  16.4%
・~2年  23.0%
・~3年  16.9%
・~4年  9.2%
・~5年  7.9%
・5年以上 20.4%

★3分の2は3年以内、2割が5年以上。
 個々の諸事情で。


☆配偶者の年齢差
・10歳以上年上  3.6%、男性 1.3%
・7~9歳年上   5.0%、男性 2.2%
・4~6歳年上  10.9%、男性 5.8%
・1~3歳年上  26.7%、男性21.7%
・同い年    19.2%、男性20.6%
・1~3歳年下  23.4%、男性29.8%
・4~6歳年下   7.6%、男性12.6%
・7~9歳年下   2.5%、男性 4.1%
・10歳以上年下  1.1%、男性 2.0%

※7割が3歳以内。高齢になるほど平均年齢差が大きい
http://questionnaire.blog16.fc2.com/blog-entry-2803.html より

 さて、これらを踏まえて皆さんは次のニュースをなんと思うのか。
 J-CASTニューストピックスエンタメ
坂上みき、53歳で妊娠8か月
2012/7/17 13:02
 ラジオパーソナリティー・ナレーターの坂上みきさん(53)が2012年7月17日、現在妊娠中であることを自身のブログで発表した。
 ブログでは、高齢ということもあり静かに出産の時を迎えたいと思っていたが、「日々せり出してくるお腹は、隠しようもなく、ここに、ご報告させていただくことにいたしました」と書いている。
 坂上さんは17日放送の情報番組「PON!」(日本テレビ系)に生出演し、妊娠8か月であることを明かした。視聴者に対しては「高齢ですので、出産するまで何があるかわからないというのが正直なところで、手放しで喜びたいんですけどそういう感じでもなく、粛々と受け止めて、そっと見守っていただければ嬉しい」とコメントした。
 坂上さんは06年に12歳年下のニュージーランド人男性と結婚し、不妊治療に取り組んでいた。

 私が知っている高齢妊娠・出産ではルーマニアの66歳だが、最初に断っておきたい。
 妊娠した事を批判するつもりはない、問題は金がかかる不妊治療でないと子供ができないことから貧困社会ならなおさら妊娠する機会は減ると言うわけだ。私はこのブログでも公表しているように遺伝する可能性が高い発達障がい当事者のため結婚を断念している。半分嫉妬もあるのだろうけど、強い違和感は残る。
 つまり、生まれてくる命が丸で親のステータスに使われているとしか思えないのだ。たとえば貧困でも妊娠して出産するケースだってある。幸せになる可能性だってある。だが、たいていは貧困で結婚すら諦めているケースがほとんどなのだ。そうした人たちにとっては結婚はセレブのする事に過ぎないし出産も同様ではないのか。私にはそう感じてくる(半分以上野暮な嫉妬だとは思うのだが)。
2012-07-24 22:17


わいせつ小説はなぜむなしいのか
 今回、取り上げるのはわいせつ小説やわいせつな写真集などである。
 私は基本的にこうしたものは見ないわけではない、だが金を出してでもほしいとは思わない。その動機というのはこういうことなのだ。

1.男が挑発、女が煽る
2.女が誘惑、男が乗る

 つまり、男性主眼でしか見られていないのだ。
 女性を単に陣取りゲームのように扱っているかのような気がしてむなしい。私がそう思うのは出産の瞬間をとらえた動画を多く見てきたこともある。この前AKB48の某メンバーが変な写真集を出したがそもそも水着姿でしか売れないおネーちゃんが何を言っているのかとしか私には思えなかった。こうした連中が女性の社会的地位を下げるだけだ。
 そもそも芸人というのは昔でいう河原乞食だった。彼らがその日のお金を稼ごうと芸を売っていたわけで彼らは「芸は売っても身は売らぬ」という誇りがあった。今はそれらがないのだから唖然だ。 
2013-03-05 01:00