今まで､このコラムではありとあらゆる無責任経営者を血祭りに上げてきたが今回は際立って悪質なケースである｡
絶対に私は見逃すわけには行かない｡北海道にかつてあった最大手の百貨店･丸井今井を破産に追い込んだ最大の戦犯が､柴田であることは明らかである｡そのことを以下のブログが厳しく指摘している｡
ちょっと、何で、丸井今井に税金使うんだ
2005.05.17 Tue. 17:36
(前略)
★ 丸井今井税金使うなら、整理しろ。 ★
明治５年創業の北海道の老舗百貨店。「百貨店は人の為になる事をしろ」との創業者、今井藤七さんの言葉も虚しく、道民に迷惑を掛け始めた。
百貨店のお客さんで、「さん」付けで呼ばれている百貨店は有るでしょうか。
小さい頃から、丸井さんと呼んでいました。札幌の市民はみんな、大多数が何か、楽しかったり、安く商品を売ってくれたり、大変なとき助けてくれたり、それぞれの時代で「お互い様の」精神で。「さん付け」で呼ぶようになったのでしょ。
思いでは、お出かけ服を着て、ちょっとおしゃれをして、丸井さんに行くのです。大食堂のお子様ランチ、屋上の遊具、ゴム風船。楽しい思い出を作ってくれた。だから、丸井さんだった。
今井道雄さんの時代を経て、春雄さんの時代。春雄さんの時代に何か、歯車が、ずれて来たのでは有りませんか？
札幌市民を蔑ろにした経営姿勢は無かったか？多分大いにあったと云えるであろう。美術館・不動産とう等、凡そ札幌市民は欲しいとは思われない物に手を染めて行き対には、経営危機に至り、拓銀の倒産と相まって今の状態へ。
現在の柴田さん(社長)は、丸井今井の大番頭として道雄さんの頃より活躍していた。丸井の企業体質は、昔ながらの呉服屋気質であり、現在の経営手法から行
けば相容れないのでしょう。しかし、全部を否定できないでは無いか否定してしまえば、日本の老舗など無くなってしまう。京都の呉服屋、墨屋、ロウソク屋、
和菓子屋、漬物屋。全部否定しなくては成らないと、思わないのです。有っても良いのです。
楽しくお買い物が出来て、良い品物、安全な品物、知らなかったことが判ったり出来ればよいのです。
この思いから、現社長は、４代目春雄さんの教育を間違ったのだと云われても仕方がないではあるまいか。
ご自分が、教育を間違えた責任も取らず、緊急取締役会にて、解任動議を出し、今井家の排除を行った。なんと言う無責任体質だろうか。大番頭とは、今井家の存続、商売の存続に尽力するべきです。番頭とはそう云うものです。
以上の事から、現在の企業のあり方から見れば、税金を使うのなら、整理してしまえ！です。丸井が無くても良いのです。困る人は少しは居るでしょうが。大多数の消費者は困りません。
釧路の市長は、税金を使い、アーケードを作り、近隣のアパートを借り上げて人口も増やすから、撤退は止めてくれと要望書を出した。
バカも大概にしないと、益々、釧路は衰退するでしょう。釧路フィッシャーマンズワーフＭＯＯだって失敗して多額の税金を使って居るのに、まだ懲りないのか、学習能力が無いのか。馬鹿につける薬は無い。釧路市民は、何故あの懲りない市長を選んだのか、不思議である。
行政・税金を使った商売は、絶対に失敗する。第３セクター方式の商売など有り得ないのである。
http://kazuaki.blog9.fc2.com/blog-entry-97.html
『おとなのビジネス塾』 Kazuaki氏ブログより引用
このコラムで柴田批判は大体当たっている｡
私が柴田を許しがたい理由に3つの罪を挙げる｡1つ目の罪は今井氏のせいにして自分飲む濃霧先を隠してごまかした無責任の罪である｡Kazuaki氏の指摘でこれらは言い尽くしているので私から言うことはしない｡
しかし､二つ目の罪は許すわけには行かない｡小樽･釧路･苫小牧の3店を地元の反対を押し切って強引に閉鎖した罪である｡苫小牧店閉鎖だけで苫小牧公共職
業安定所が把握する離職者の数は少なくとも203人というのだ｡柴田は203人の運命を狂わせたことへの責任がない｡小樽､釧路ではそれ以上ではないの
か｡
3つ目は面子ばかりにこだわった罪｡もし､丸井今井がイオンと手を組んで不振店舗だった室蘭･小樽･釧路･苫小牧･旭川の5店舗をイオンと
の合弁子会社にしてしまえば､失業者は少なくなっていたし､イオンも百貨店部門に進出できていたわけだ｡現にイオンも札幌本店への買収に関心があったと言
う噂がある｡いや､さらに言ってしまえばこのことは柴田だけの罪ではない｡
伊勢丹ばかりに依存してきた経営陣に大きな責任がある｡髙島屋の申し出を受けていたら､札幌･函館ばかりか旭川･室蘭店は存続できていたのだ｡柴田だけを責めるわけにはいかないが､部下の指導を怠ったと言う意味では柴田の罪は際立って重い｡
2012-04-29 23:10
