2013年10月10日木曜日

剣で殺すものは自らも剣で殺されなければならない 本村洋

 今回は宗田理氏の名作「13歳の黙示録」にも用いられた新約聖書ヨハネの黙示録 第13章10節を引用する。
 皆さんは山口県光市で母子が未成年社会人によって暴行され殺された事件をご存知だろうか。その被告人に対して本村は死刑を要求してきた。
  しかし、その要求は不当なものであることは国際法で明快である。北京ルールズという、日本が加入している国際条約の「17.2 死刑は、少年が行ったどのような犯罪に対しても、これを課してはならない。」と定められている。すなわち、少年というのは青少年も含められるのである。
 だが、本村はその現実を認めないでただ感情に任せて死刑要求をしてきた。それでは、裁判の役割を阻害したばかりか、人を感情で裁くようなものを追認したに等しい。過去、本村についてはこのような批判を私はしてきた。

非常識や(小野哲)
テーマ:国家、人権
2008-09-20 16:54:40
 拝啓 本村洋様

 全くあなたの倫理観のなさには本当に呆れますね。
 拙ブログではあなたが受けた傷に対しては同情します。山口県光市の母子傷害致死事件で当時少年だった男にあなたのご家族は奪われたことに対しては私は同情します。
  ですが、あなたは被告人に対して死刑を要求し、今年国際法違反の判決がまかり通ってしまいました。そして、あなたは奥さんとのラブレターまで新潮社で出 し、その上映画化までしてしまったのですね。いくら何でも非常識ではないかといわざるを得ません。国連が1989年に日本政府まで賛同した子供の権利条約 の前文で青少年への死刑は禁じられているのです。日本政府は様々な詭弁でごまかしていますが、国際法では違反です。
 あなたには今年8月20日に福島地裁で出た福島県立大野病院医療過誤事件の非常識な判決を見ましたか。
 私は被告人を拙ブログで厳しく批判し続けていますが、被害者の遺族の方はきわめて冷静でした。被告人を持ち上げた連中には冷静に鋭い反撃を繰り出し、被告人たちはぐうの音も出ませんでした。
  この事件ですが被告は平成16年12月17日、子宮と胎盤が異常な形で癒着した「癒着胎盤」の症例だった女性の帝王切開手術を執刀し子供は無事に生まれた が、女性は子宮から胎盤をはがす際に大量出血し、死亡した。また女性の死亡を24時間以内に警察署に届けなかったそうです。しかも、裁判の中で助産師がほ かの病院へ送るべきだという助言を行っていたり同様の事件があったなど被告人には危機を回避するチャンスはありました。
 拙ブログは結果責任とし て被告人に医療現場への復帰を断念し、医師免許を即座に返上するように勧告しました。これは国際法にも十分筋が通っているのですよ。あなたはこの事件の被 害者の遺族の方と比べて冷静さを欠いた妄言ばかり繰り返し、あなたの愛する家族の魂まで引き裂く暴挙までした。
 結果として、あなたもあの少年とやっていることは変わりませんよ。罪を悔やみ、反省してください。それがあなたのため、愛する家族のためですよ。

冷静なる日本のゾマホン 小野哲

Neutralizer氏の硬骨に学ぶ事(小野哲)
テーマ:ブログ
2007-09-24 22:35:22
本 村洋氏を私は批判した。そこに私の友人であるNeutrilizer氏が呼応し、名古屋の拉致殺人鬼について死刑を求める遺族に諫めるメールを送った。こ れこそ実は大切な事である。なぜなら、ファシズムは多様性を奪い取るのが歴史の真実。そうした危険性を彼は察知し、警告したのだ。ファシズムは異端者の静 かなる弾圧から始まる。
司法は遺族や被害者の感情や被告人の更正の機会というものや、社会的な影響も配慮して刑罰を示し、定める。被告人の減刑とか期間が問題ではない。要は更正出来るか、なのだ。
 そもそも被告人は更正出来るかを判断するのは裁判官であるがその裁判官も最近はひどいミスリードばかり。裁判員制度導入で更なる混乱は避けられない。
ま ず、裁判はお金がかかる仕組みを改める必要はある。光市の母子虐殺事件の被告人は一審二審ともに弁護士から詳しい説明を受けていないという事実からも、裁 判の仕組みを改め国選弁護士を民事裁判でも使えるよえにする、容疑者の取調段階から弁護士をつける、被害者や遺族には民事裁判を起こしたいなら、緩やかな 支援を行うなどの改革がない限り、無理な話ではないか。

無責任連中書人両断! 権力者のペットに成り下がった 本村洋(小野哲)
テーマ:無責任連中書人両断!!
2007-07-04 00:18:40
 1999年に山口県光市であった妻子殺人事件の被害者である本村は感情に任せた危険な言動を繰り返してきた。
  今回の無責任文化人書人両断の批判のやり玉にするに当たり、僕自身の死刑論を明かしたい。僕の死刑論は命を奪う事ではない。香港やアメリカの一部の州では 何百年という懲役刑があり、決して死刑とは言わないにせよ、事実上の死刑がある。僕自身はそうした方向に死刑をもっていくべきだと思う。また、収容所もガ ラス張りの監視の元で労働させるべきだ。北海道の鉄道は収容犯がつくったモノである。
 そもそも、少年が死刑になれない理由は北京ルールがあるからだ(後述)。イギリスでは犯罪を犯した少年の実名がメディアで暴露されていて問題になっている。
  僕自身、被告人サイドには不満がある。「ドラえもんの四次元ポケットで何とかしてくれると思った」と赤ちゃんを致死に至らしめた後に押し入れに入れた理由 を被告人は明かした。更なる精神鑑定を弁護団が求めない筈がない。これでクリスチャンと言うならビックリだ。罪を認め、もしくは真実を伝える義務に反する と思う。ただ、弁護団中傷はおかしい。あくまでも被告人の利益に従って弁護団は動いているのであり、司法も従わざるを得ない。
 それと同時に本村 は感情に任せた危険な言動を繰り返してきた。あらゆる法律に従っても過剰な量刑を求めている。これは断じて許されない。まず、北京ルールという国連の条約 で青少年の死刑を抑制するように定めている。本村はそれを知らないと言うなら、国際法を勉強してから発言したほうがいい。
 何も再婚など再出発の勧めをしようとしているわけではない。僕は他人の人生に介入はしない。そこまで責任をとるだけのリスクはないからだ。だが、己の発言がどのような影響を与えているのか、自覚に乏しいこの男が国家の思うままに動いて発言するのは異議申し立てをしたい。
 本村はいつになれば己の誤りに気がつくのだろうか…。己の発言で人の運命が変わったと喧嘩をされても責任をとる覚悟はあるのだろうか…。

 更に、被告人については発達障がいだったことも明らかになった。
 実の母親が自殺、実の父親から暴行を受けていたわけだ。それは、「13歳の黙示録」の升本幸雄のような人間を生み出すことにつながる。それで死刑にしろというのだから、私は驚いている。あの亀井静香氏ですらも死刑反対派だという意味をなんと思うのか。
 私は被害者サイドには心の傷のケアとサポートが必要だと思っているが、被告人への過剰な厳罰では断固反対する。必要なのは、被告人がどう罪と向き合い反省するかなのである。感情という名前の剣で人を裁けば、自身もまた同様に裁かれるのである。
  本当にそれでいいのだろうか…。本村は死刑反対派の原田正治氏に弟子入りすることを勧告する。そうして、自身の歪みと向き合うことが真の再生の一歩につな がる。無論、被告人の罪は見逃す訳にはいかない。しかし、死刑では被告人の罪を皮肉な意味で免除するのであり、許しがたいというのならあえて命を奪わない ほうがいい。それこそが真の厳罰主義である。

北京ルールズ 翻訳
http://www.kodomo-hou21.net/_action/giffiles/Beijing_Rules.pdf

2011-12-28 22:16