2013年11月2日土曜日

日中関係を案じる(パブロン中毒)




 パブロン中毒さんから今回このコラムをいただきました。
 本当におろかなことを安倍自称政権はやらかしてくれましたね。本当に怒りを覚えます。


 さて、大阪で人命救助をした、中国人留学生の厳俊さんが、紅綬褒章に決定いたしました。
 これはまあ、安倍の二枚舌だと思います。陳健一さんも同時受賞ですから、中国へのサービスということでしょう。同時にロシアとの2×2会談をやって、中国包囲網を固めているわけですから、それを大目に見てくれという意味でしょう。
 本当にまあ、中国包囲外交の露骨さというのは、すごいですね。
 本当にやめてもらいたいですが、日本国民が「やめてくれ」と思っていないので、もうダメでしょう。
 私としては、ここまで来ればもう、日本の自衛隊に損害が出ないで、中国の兵隊さんが1人でも死ねば、もう、日本が悪いということで、尖閣を引き渡して、共同のガスプロジェクトも「なし」になって、開発資金だけは約束どおり出すようになるでしょうが、それで日中関係が冷え込んだ状態のまま、20年~30年くらいは待つしかないのではないかと、思います。
 実際に、最近では、英語のフォーラムでは、戦闘行為が避けられないという記事やコメントがひんぱんに見られるようになり、これは中国政府の意を受けた人たちが書いているはずですが、むこう20~30年間は、日本との友好関係を回復することはできないというふうな判断に、なってきているようです。
 20~30年というのは、中国人のスケールからすると、「ほんの少しの間」なのです。
 ですから、それくらい「待つ」というのは、別に平気なのです。
 それに、中国に投資したがっている外国の投資家はほかにもたくさんいるはずですし、日本企業だけを大事にする必要も、あんまりないはずです。
 イオンなんかも、日本企業として存続を続けるのではなくて、どこかに登記を移してしまって、グローバル企業ということで中国展開することになるのではないでしょうか。
 なにかもう、Awesomeさんと、日中間の外交ニュースを見ては一喜一憂していたころとは、外交の状況が全く変わってしまいまして、もう後戻りはできないなあというのが、実感です。
 最近では、「日本人を皆殺しにするために、命をかけよう」という中国人のコメントを、短期間に3つか4つ、立て続けに見ました。
 要するに、中国政府としては、そういうふうに自国民に覚悟をさせておけば、いざ人民解放軍に死傷者が出た場合にも、あまり慌てずに済むと、その地ならしなのではないでしょうか。
 日本の自衛隊に死者が出ないということが肝心でして、中国の兵隊さんだけが死ぬということになればもう、日本は完全に「詰み」なわけです。
 中国政府は賢いですから、それを狙っているはずだと思います。
 この争いに決着をつけるためなら、自国の兵隊さんを死なせるということを、すると思いますね。
 そもそも安倍だって、ちょっとくらい自衛隊員が死んでもいいと思っているから、ああいうことをしているわけです。死亡者が出たほうが、領土争いが有利になるくらいにしか、思っていないでしょう。
 両国間はすでに、そういう段階だと思います。
 日本国民だけがそれを知らない、なぜなら日本のメディアが報じていないからです。
 ですから日本では、ほとんど誰も「戦争の危機を実感していない」ということです。
 山本太郎は、どうせならば、原発問題よりも喫緊な、「中国との戦争を回避するために、領土問題の話し合いに応じてください」ということを、天皇に言うべきだったのです。
 そもそも天皇に言うべことではありませんが、そしてそれは完全にルールを破った行為ですが、どうせやるならば、順番としては、戦争回避が何よりも先です。
 原発問題を後回しにしてでも、戦争回避を訴えるべきだったのです。
 誰もそれに気がつかず、「やっぱり原発問題は重要だよね」と言っているという「平和ボケもすさまじい」というこの状況はもう、救いようがないと思います。
 外交上の約束を破っているうえに、「約束なんかしていない」と言い続けているという、はなはだ異常な状況であるのに、誰も「異常だと思っていない」「ただ中国が意地悪なだけ」と思っているというのは、すごいことです。
 「もともと中国のやることは、なんでもかんでもおかしいから」とか、そう思っていますね。
 果たしてその「中国政府のやることなすことおかしい」というその情報は、「何」から得たものなのでしょうか。

 私ももう、戦闘行為になったほうがいいと思いますし、中国の兵隊さんが1人でも死んで、そしてとっとと安倍が謝って、尖閣を差し出せばいいと思っています。
 それくらいにひどいことをしているんですから、当然です。
 そうなれば、「安倍のやり方が悪かったから領土を取られた」というふうになって、退陣せざるを得なくなるでしょう。
 そのあとは、つなぎで、山口那津男にやらせたらいいんです。
 今の現役政治家で、中国の覚えがなんとか目出度いのは、彼くらいのものです。
 最重要課題は、自衛隊員に死者が出るか出ないかという、それだけだと思いますね。
 安倍は当然、「人民解放軍に死者が出ないで、自衛隊員が何名が死ねばいい」と、考えているはずですよ。
 そうでなければどうして、アメリカの言いなりになって、せっせと中国に敵対的な外交ばかりを行い、フィリピンやベトナムに船を差出し、中国包囲網などを作りますか。
 自衛隊員が死んでもいいと思っているからです。
 ほかに理由なんかありません。
 菅義偉に通夜に来てもらえば満足だという、そういう自衛隊員の方々は、がんばってください。
 安倍も菅も、あなたがたの命なんか、とっくに見捨てています。

 結果的に尖閣を取られたとすればそれは、「約束を破っていることに気がつかないほどバカだった日本国民全体」の責任です。
 70年代のフランスでも、そういうことがあったそうですね。
 ちゃんと約束を守っていさえすれば、どちらのものということを決めないで、仲良く共同でガス開発ができたというものを。