2013年12月16日月曜日

どちらにカネをつぎ込むべきか

中期防:オスプレイ17機、18年度までに導入

毎日新聞 2013年12月13日 22時03分(最終更新 12月13日 23時01分)

政府は13日、陸上自衛隊の装備品として垂直離着陸輸送機オスプレイを2018年度までに17機導入す る方針を固めた。17日に閣議決定する「中期防衛力整備計画(中期防)」に盛り込む。オスプレイは通常のヘリの2倍の速度で飛行できるなどの特徴を持って おり、輸送力強化とともに、国内各地に拠点を設け在日米軍のオスプレイが沖縄以外での訓練を行いやすくする狙い。また、離島防衛を担当する部隊向けに水陸 両用車を52両、高高度から警戒監視を行う無人偵察機グローバルホークを3機導入する。
 中期防では、14年度から5年間の防衛力整備の所要経費を約24兆6700億円に設定。10年に策定された旧中期防(23兆4900億円)から約1兆2000億円増と大幅に増額し、防衛力整備を着実に進めるとともに、同盟国や周辺国へのアピールも狙う。
 5年間で整備する装備品は▽戦車並みの火力を持ち空輸が可能な機動戦闘車を99両▽次期主力戦闘機F35を28機▽空中給油機3機▽早期警戒機か早期警戒管制機4機−−など。イージス艦も2隻、潜水艦も5隻を新たに建造する。
 中期防とあわせて17日に閣議決定する「防衛計画の大綱」では、陸自の23年度末時点の定数を現状と同 じ15万9000人とする一方、各地に固定的に配置してその場所を防衛する「地域配備部隊」は削減。海上自衛隊の潜水艦部隊は現状の5個潜水隊から6個 に、航空自衛隊の戦闘機部隊は12個飛行隊から13個に増やし、海上・航空優勢の維持を図る。【青木純】


 この計画には断固として反対する。
 軍事力による国家防衛ではかえって東アジア全体に無用の摩擦をもたらすのである。しかも、このオスプレイは一機につき350億円もかかるうえに墜落事故も多い代物であることも明らかになっている。
 それよりは外交力の強化をやるべきで、歴史教科書の大幅改善は待ったなしなのだ。これだけでも外交の緊張をかなり緩める事になる。私は尖閣諸島は日本の固有の領土であることは明らかだと考えるが話し合いを否定することはできないしやらない。
 24兆円もの血税があるなら、それをなぜ生活保護当事者の支援に回さないのか。生活保護を受給している人たちに支援しつつ適した仕事の紹介や定着を行うのは社会にとって後々利益になる。なのにそれにはケチるのだからお金の使い方を間違えていると指摘せざるを得ない。
 その他にもこんな問題が障碍者にもある。重複障がい問題だ。視覚・聴覚に加えて知的障がいや身体障がいを重ねもった障がいのことだ。知的障がいを併せ持つろう重複障碍者が知的障がいの施設に通っても、そこで手話のできる人はいないわけで、孤立してしまい引きこもりになってしまう悪循環になってしまう。
 そうしたことに千葉県ろう重複障害者施設をつくる会が立ち上がっているが、これとても募金に頼らざるを得ないのである。こうした施設にこそ政府が出資すべきなのは明らかではないか。この団体は就労継続支援B型「らいおん工房」、地域活動支援センター「らいおん千葉」、地域活動支援センター「らいおん香取」を有しているがまだまだ足りないのが現実だ。
政府は間違った減税政策を今すぐ中止し、間違ったお金の使い方を改めるべき義務がある。どちらにカネをつぎ込むべきかはだれの目から見ても明らかだ。