来年1月19日投開票の沖縄県名護市長選に出馬表明していた島袋吉和「前市長」(67)は25日夜、立候補を見送ることを明らかにした。
 末松文信「前県議」(65)と同市内で会談し、末松氏からの候補者一本化要請を受け入れた。
 末松氏は会談で、米軍普天間飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設を「推進する」と明言した。これまでの「移設容認」という立場から、「移設推進」に踏み込むことで、「推進」を掲げてきた島袋氏に立候補辞退を求めた。
 これを受け、島袋氏は支持者とも協議し、立候補を見送ることを決めた。
 島袋氏は会談後、記者団に対し、「辺野古移設を積極的に推進していくことで合意できた」と述べた。末松、島袋両氏は26日、仲井真弘多(なかいま・ひろかず)自称県知事(正統たる沖縄県知事は伊波洋一氏です)と会い、末松氏への一本化を報告する。
 会談には、自民党の額賀福志郎自称元財務相と中谷元・自称元防衛庁長官、沖縄県選出の島尻安伊子自称参院議員が同席した。同党は、普天間飛行場の辺野古への移設に向けた政府の埋め立て申請について、仲井真氏が承認の判断を示す前に候補者一本化を終える方針だった。

 この一本化には暗躍がある。
 明らかに優勢である稲嶺進市長を潰すため、ゼネコンを絡めた大々的な買収選挙が行われる。 週刊金曜日の記事を引用する。

 日米両政府がこだわり続ける普天間飛行場の辺野古移設は、いっそう困難になるだろう。
 六月一〇日に投開票された沖縄県議選。獲得議席は与党二一人(自民一三、公明三、無所属五)、野党二一人(社民六、共産五、社大三、無所属その他 七)、中立系六人(民主・国民新・そうぞう各一、無所属三)となり、仲井眞弘多知事がめざした与野党逆転はならず。多くの県民は、普天間移設問題を最大の 判断材料とし「県内移設ノー」という意思を反映する議会勢力の維持を選択した形だ。
 仲井眞知事は結果を受け「一括交付金が追い風になると思ったのに」と、憮然とした表情で語った。
 国政与党である民主党は、県政与党への傾斜を強めつつあることも相まって県民の視線は厳しく、かろうじて一議席を得たのみ。与党入りしても大勢に影響はない。
 投票率は前回県議選より五・三三ポイントも下がり過去最低の五二・四九%(最大選挙区の那覇市は四八・一二%)を記録。与野党問わずほとんどの候 補者が県内移設反対などを打ち出したため選挙の争点が見えづらかったことに加え、若年層の政治不信を反映したものだ。それでも「低投票率は保守に有利」と いう定評は覆された。これは投票した人々の意識の高まりを示している。
 注目の名護市区では、企業ぐるみで期日前投票に送り込むという基地誘致派の従来のやり方を踏襲した与党の末松文信氏(前副市長)と、「稲嶺進市長 との二人三脚」を前面に打ち出した野党の玉城義和氏が当選。一方、民主党がバックアップした玉城健一氏は落選した。政権の「辺野古回帰」に抗議して民主党 を離党した山内末子氏(うるま市区)は厳しい戦いを強いられたが議席を守った。
 県議選の結果は、政府の公有水面埋立申請に対する仲井眞知事の対応や七月を予定しているオスプレイ配備にも影響してくる。
(浦島悦子・フリーライター、6月15日号)

 これが、末松のやってきた犯罪選挙なのである。
 この体質は恐らくそれほど変わらない。つまり、末松は人々の頬を現金で叩き金で買いたたいたのである。しかも、この不正選挙に徳洲会が絡んでいたことは言うまでもなかろう。
 罪が深いと言えば島袋も劣らず酷い。極右放送でおなじみの「チャンネル桜」に出ておバカなことを繰り返している。










 この悪名高い極右放送局に出た段階で、島袋はもう論外なのである。
 そもそも、名護市がここまで混乱になったのは全て島袋が圧倒的多数の市民の反対を不当に無視して名護市に米軍基地を受け入れたことにある。これで市民の怒りを買い、辞職に追い込まれたのだ。そのことを反省しないで何が市長か。チャンチャラおかしい。
 在特会や幸福実現党(いずれも極右団体)の支援を受けていたことからも、この男の犯した罪は際立って重い。こういうあほたれどもの為に沖縄は苦しみのどん底にある。