2014年2月23日日曜日

犯罪を見世物にする鬼畜野郎 野島伸司

 またしても煽り屋が馬鹿なことをやらかした。
 しかも今回の場合は数段悪質なやり方だ。断固として批判し、断罪の場に引きずり出さねばならない。



    テレビウォッチ
    てれび見朱蘭

物議屋・野島伸司にんまりか?鬼面人を驚かす安直手口で「子どもいじめ物語」騒動
<明日、ママがいない 第1回」>(日本テレビ系)
2014/1/23 11:59
http://www.j-cast.com/tv/2014/01/23194829.html

   また、野島伸司がやった。彼が脚本を書いているのではないが、監修だから当然、彼の意図が絡んでいるのは確かだ。大昔、「高校教師」というドラマで、教室内での性交を描いて大騒動になった。彼はトップ脚本家のように言われてきたが、筆者は彼を評価してない。エキセントリックな設定や人物で話題を起こす物議屋である。
   今回は施設に預けられた子供たちの描き方が酷すぎると問題になっている。ボス格のポスト(赤ちゃんポストに捨てられていたからこの綽名)(芦田愛菜)は9歳のガキなのに醒めていて、新入りの真希(鈴木梨央)に母親なんか迎えに来ないと冷や水を浴びせる。施設長の佐々木(三上博史)は「お前らは犬と同じ」と突き放す。予想されたように児童養護施設などから猛反発が起きている。
   局は話題になってにんまりだが、BPOに訴えられたら放送し続けられるかどうか。筆者の考えはPTA的ではない。この種の内容は難病ものドラマと同じで、鬼面人を驚かす過激な設定で視聴者を引き付ける安易な手である。細やかに普通の人々を描くのは至難の業なので、激しい差別や穏やかに育っている子供にはありえない超過激な行動や発言で場面を繋ごうとする禁じ手使いなのである。局は「子供たちの視点から『愛情とは何か』を描く趣旨のもと、子供たちを愛する思いも真摯に描いていきたい」といっているが、綺麗事だ!第1回を見た限りでは子いじめ物語だと断罪出来る内容である。(放送2014年1月15日22時~)

(黄蘭)


 この野島という傲慢な男は過去にも悪事を繰り返している。
 たとえば「家なき子」。これで勘違いした安達某がアホな振る舞いをやらかしたが、私は「こいつはろくな大人にはならないな」と見た。案の定私の見方は正しかったようで、芸ではなくスキャンダルでしか売れない三流芸能人に成り下がった。そんな程度の女優もどきを送り込んだ罪が野島の第一の罪である。
 第二の罪は障害などのマイノリティへの不理解の罪。「星の金貨」シリーズは違うのではないかと皆さんは反論するだろうが私は批判に値する代物だと思っている。手話への興味を集めたとは言っても興味本位であって、そこに本当の意味で支えたいという人がどれだけいたのだろうか。支えようとする熱意ある人たちを侮辱する興味本位のブームを引き起こした意味では障害などへのマイノリティへの不理解につながる。
 今回の「明日、ママがいない」にしても、両親に捨てられた子供を描くという意味ではマイノリティだ。発達障がい当事者というマイノリティである私にとってこれだけ不快感を覚える話はない。
 そして第三の罪は過去の作品のタイトルをコピーするしか能のない表現者失格の罪。「人間失格」なるドラマ(いじめで子供を失った父親による復讐劇)では太宰治氏の遺族から猛烈な抗議を受けて「人間・失格」でごまかしたが、「家なき子」はマロのタイトルを盗作した。作家として恥ずかしいと思わないのか。
 世間は野島を「社会派ドラマの名手」と勘違いしているが、私に言わせると単に犯罪を見世物にしている鬼畜野郎としか思えない。 そんな勘違い男に厳しく諌める者がいなかったことが、野島の不幸である。